タイトルからは、なかなか内容が想像できません。
その分、キャストも多彩。
ラブストーリーは、『ダーケスト・アワー』や『マンマ・ミーア』のリリー・ジェームズ。
カーアクションは、主人公ベイビーのアンセル・エルゴート。
そして、バイオレンスはケヴィン・スペイシー、ジェイミー・フォックスなどなど、
それぞれ違った個性で楽しませてくれます!
あらすじ・主な登場人物
主人公ベイビー(アンセル・エルゴート)は、片時もイヤフォンを耳から離さない、一見クールな青年。
彼の仕事は、映画タイトル通り「ドライバー」なのですが、なんと犯行を終えた強盗グループを、サッサと逃がせてあげる役割だったのです。
しかし、早く足を洗いたいと思っていた矢先、カフェのウェイトレス、デボラ(リリー・ジェームズ)と知り合うことに。
ただ、ベイビーのボス、ドクはしつこくベイビーを利用します。
一方、強盗グループメンバーの、バッツ(ジェイミー・フォックス)やバディ(ジョン・ハム)も、ベイビーの生意気さが気に入らず、実行グループの仲間内で次第に亀裂が…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:公式facebook
https://www.facebook.com/BabyDriverMovie/ )
◇「逃がせ」は抜群のカーテクニック!
ベイビーは寡黙だが、いつもリズミカルにイヤフォンで音楽を楽しんでいる?
いいえ、実は彼は小さい頃の事故が原因で耳に障害を持ち、耳鳴りを避けるためにイヤフォンの音楽を手放さなかったのです。
もちろん、強盗後に現場から一目散に逃走する際も、その姿は変わりません。
それどころか、そのドライビングテクニックは抜群で、追いかける警察車両を一気に突き放す姿はクールそのもの!
◇デボラとの出会いは音楽が縁!
強盗グループには元締めとしてドク(ケヴィン・スペイシー)がいました。
ドクは、ベイビーのテクニックに厚い信頼を置いていましたが、ベイビー自身はこの仕事から早く抜け出したいと。
そんな折、ベイビーは行きつけのカフェでデボラと出会います。
二人は音楽という共通の趣味で話が合い、すぐに親しい中に。
ちなみに、この映画はアカデミー賞・音響編集賞などにノミネートされるほどで、
随所に使われる音楽は、映像と相まってテンションを挙げてくれますよ。
◇しつこくつきまとう元締めドク
デボラと会ったベイビーは、これを機に最後の仕事を終えたら足を洗いたいと申し出ます。
一旦は、了解したかのように見えたドク。
しかし、二人が仲良くデートするところを見たドクは、デボラへの危害をほのめかしベイビーをゆすります。
さて、いよいよ最後のヤマである郵便局の襲撃!
ベイビーはその最中にデボラを連れて、抜け出す計画を立てるのでした。
◇銃撃の止まないバイオレンス映画へ!
一方で、気の短いバッツがドクの計画を無視し、ところかまわず発砲!
郵便局の襲撃作戦は思わぬ方向へ転がっていきます。
いよいよここから、バイオレンス映画がスタート。
怒り狂うドク、好き勝手なバッツ、凶暴なバディ…みんなが入り乱れての銃撃戦へと発展。
あの大人しくてクールなベイビーも我慢の限界へ。
デボラを守るためについに手を出してしまいます…。
クライマックスからエンディング
ベイビーは汚れ仕事に手を貸していたとはいえ、もともと養父を大事にするまじめで優しい青年。
そして、ベイビーが目指したのは現金ではなく、デボラを連れての逃避行。
しかし、せっかく立てた計画も無残に崩れた上、取り返しのできない犯罪に手を染めてしまったのです。
気になるのは、銃撃戦に巻き込まれたデボラの行方!そして、ベイビーとの今後のこと。
ハッピーエンドが待っていることを期待しつつ、最後まで気が抜けません。
感想とおススメ度
リリー・ジェームズのファンには、快活で楽しいデボラ役にハマります。
どちらかといえば『マンマ・ミーア』のドナ役に近いかも。
ぜひ、合わせて鑑賞されたらいかがでしょうか?
トリプルセットと、ポップな音楽のコーティングで、ぜひおススメしたい映画です。