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時間の陥穽61 世界に現在するが色も形もないものを我々人間は何に故に「在って且つ無いもの」と思考しないのでしょうか。人間は通常、常識的には見えないものを「在る」とは認証しません。「神」は其の代表的なもので、哲学のみならず物理科学に於いても其の存否はたえず問題視されています。「神」とはまさに「有って無い」人間思考の想像を超えた存在を問えない「有と無」」を含有します。「神」が「虚」ならば世界自体が「実」を持たない「虚」が全面を支配します。其の世界に現在するが色も形もないものの代表的なものが「時間と空間」です。然しながら、理性を賜る人間だけが時間の流れと空間の膨張収縮を認識します。アインシュタインが「神」の存在を認めていたことは、宗教的人格神を否定はするものの事実です。現代物理学は世界内物質の解明はIT技術の飛躍的発展の恩恵をもって理論物理学を実証物理学にまで高めつつあります。ところが豈図らんや、時間と空間は「無」ではないが「在る」ことを説明するのには難関が待ち構えます。アインシュタインの相対性理論がそれに答えんと挑戦します。哲学・思想ランキング
2020年01月30日
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時間の陥穽60 有史初期からの人類の古代思想を紐解けば時間と空間は其れ其れに独立したものだと観相されていたようです。其れ故、太陽と月は天上の空間を繰り返し循環、位置の移動は其れを再々永遠に繰り返すものであり、永遠の循環とは人間の時間の流れとは異相の無限サイクルと捉えられていました。即ち、太陽と月更には星々の世界は人間世界とは時制的には異相であり、時間の流れは全く異なって流れているとします。ギリシァ神話(Greek mythology)や中国古代文学「西遊記(Journey to the West)」を見ても人間の現世時間での百年は神々の世界では空間的には同一にしても、時間の流れは全く異なるとするのが古今東西の歴史が語っています。進んで深奥に眺めれば、色も形もない時間と空間は「無」ではないことは誰しもが観想しています。驚くべきことには、物理化学の恩恵なしに時間が空間的に相違し伸び縮みするかもしれないとの疑問がギリシァ神話やインド仏教を中心にして想起され、以降、現代にまで影響を及ぼしています。哲学・思想ランキング
2020年01月29日
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時間の陥穽59 宇宙誕生の秘密は従来の「ビッグバン仮説」を超え、虚時間から実時間へ量子がジャンプすることで宇宙が始まった説に近づいたのか。其れを説明するのに持ち込まれたのが「無境界仮説」に援用された「トンネル効果」論です。これは極めて大きな壁面の粒子の壁に粒子のボールを投げつけると、極く稀れには壁をすり抜けることがある。虚時間から実時間へ量子が跳躍することで宇宙が始まったとするのですが、此れが真実実相を語るのであれば、人間は過去の思想史、神を持ち出すことなく宇宙誕生を解明できるということになります。ところが、ドイツのマックス・プランク研究所のジャン・リュック・レナーズ博士等々が、ハイゼンベルグの不確定原理(Uncertainty Principle)を用いて、「トンネル効果」を取り入れた量子「無境界仮説」を数学的に厳密に精査します。結果は、トンネル効果が起こりやすい宇宙は、不規則で混沌とした様そのものな結果に至ることが多く、発生してもすぐに崩壊してしまうような極めて脆弱なものだったのです。つまりこれでは我々の知っている規則的な宇宙は発生しないし、持続的に存在することが成し得ないことになります。車椅子の天才ホーキング博士らの思弁が否定されたのです。それでは「無境界仮説」よりも、古史からある思想、端的な核(コア)からの創造や物理法則が成り立たない「特異点」を想定する従来の「ビッグバン仮説」が、現在のところ我々が知る最良の仮説ということに解釈が戻ります。神が宇宙を創造し、時間は神の永遠の瞬間に起因するのか、将又、時間の流れは人間の世界にあり、其の流れは人間が認識する独自のものなのか、今だに宇宙誕生の秘密の迷走は止(や)まりません。哲学・思想ランキング
2020年01月28日
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時間の陥穽58 極小の初期宇宙は幾何学的な「或る特異点」若しくは「在る大いさをもつもの」が量子トンネルによって無から生じ、それ以降、現在の巨大な宇宙に成長したと考察する原型、無境界仮説とトンネル効果が合一した形で宇宙の起源したとの物理学からの解明説だけでは、ビッグバンの代替理論に置き換わることには足り得ずという結論に至ります。境界仮説とトンネル効果が合一した形で宇宙の起源の物理学からの探求だけでは、平坦な宇宙はトンネル効果により無から生じることが出来得ないだけでなく、完璧性を持った世界はもとより不規則な宇宙も生まれ得ない。実際には、宇宙は不規則で凸凹(でこぼこ)であるほどに、生じる可能性も高くなる。「無境界仮説」は我々人間が現に属するような大きな宇宙を意味せず、すぐに崩壊するような小さな歪んだ宇宙を示してい」と、AEIの「理論的宇宙論」グループを率いるレーネル氏は述べるのです。レーネル氏らは現在、最も極端な環境下で大きな量子揺らぎを維持し、大きな宇宙の展開を可能にしたのはどのようなメカニズムだったのかを明らかにしようとしているのです。最も極端な環境下で大きな量子揺らぎを維持し、大きな宇宙の展開を可能にしたのはどのようなメカニズムだったのか、「揺らぎ」そのものが問われ結果は曖昧さへと再び帰します。哲学・思想ランキング
2020年01月27日
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「霊魂論」追補6 中国の古代からの霊魂思想では、人間精神の働きを齎すものを「魂」といい、肉体的生命を司る源を支える活力を「魄」といい区別され且又それを共有するのが人間が人間たる特性だとします。「魂は陽であり、魄は陰である。」人が死ねば「魂」は遊離して天上に昇って神、此処では一神教に於ける「神」なるものではなく、多神教の要素を多分に意味する神になるが、「魄」は地上に残って鬼となると考えられていました。要は、人間は聖なるたましい(魂)と、俗なるたましい(魄)とを共有しているという考え方です。魂魄は死ねば離散するわけだから、これを離散させずに体内に閉じ込めておけば不死であるとの考えも生まれます。其の代表的思考が「拘魂制魄(こうこんせいはく)」であり、魄は死ねば離散するわけだから、これを離散させずに体内に閉じ込めておけば不死であるとの考えも生まれて、「拘魂制魄」が仙術であるともされます。将又、「魂魄」は体内にあって生命活動を司り、行為の善悪を監視する体内神の一つという観念も生まれました。中国の文学に見られる霊が他人に憑依するといった怪談は、このような観念を土台にしているのであす。著者「霊魂論」の立場からすれば「魂魄」論は「霊魂論」では「魂・魄」を共に魂と考え、「霊」は人間の現世時間を超えた存在なき、言い換えれば存在を問えないものに源を発すると思考します。哲学・思想ランキング
2020年01月26日
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「霊魂論」追補5 古代中国では人間を形成する陰陽二気の神霊、天意の霊をもつが、死後には魂は天上に昇って神となり,魄は地上にとどまって鬼となると考えられていたようです。鬼は神とともに超自然的な力を有し、生者に禍福をもたらす霊的な存在であるが,特に天寿を全うすることができずに横死した人間の鬼は、強い霊力を有し、生者に憑依(ひようい)し祟(たたり)をなす悪鬼(あっき)となるとして恐れられていたのは、極東日本の古代史と共通します。中国では人間の霊力は魂(こん)と魄(はく)の二種に分かれ,魂は陽の気となって天へ,魄は陰の気となって地に還(かえ)ると信じられました。地霊は山や泉、岩や洞窟などにも宿ると考えられたのは倭国への影響が見られます。哲学・思想ランキング
2020年01月25日
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2020年01月24日
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「霊魂論」追補4 世界四大文明の発生進展、なかでも黄河文明はインダス文明とともに宗教的色彩は乏しく薄く、実利的傾向が見られた民族です。其れ故に中華民族では魂魄思想、インダス文明からはヨーガが展開しています。何れも宗教的文明が抱く「神格性を持つ人格神」を抱かず、世界の道理「天意」を至高の存在として世界の理を究明し自己を解放(霊魂の救済)しようと絶ゆらぬ努力に勤めています。チョンクオ「漢人中華」では、人間は二つの霊を持つと式部官職等々にある者は記録にとどめています。人間の精神と肉体的活動をつかさどる「魂」を、古代中国では人間を形成する陰陽二気の陽気の霊があるとし、魂魄(こんぱく)思想を展開します。魂は精神を司り、魄は肉体を司ると云い、共に霊なのですが、精神を司るのは「魂(こん)」であり、よって人間の神霊を表し、一方の「魄(はく)」は動物全般に共通する動物霊の意を持つとします。哲学・思想ランキング
2020年01月23日
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2020年01月22日
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2020年01月21日
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2020年01月20日
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「霊魂論」追補3 チョンクオは「漢人中華」、中国本土在来の種族で漢民族と称しますが、漢民族と汎称される民族の構成はきわめて煩雑であり,その言葉の持つ意味のとらえ方も多様ですが、人種的にはモンゴロイドに属して四千年以上の歴史を有し、早くから王朝を建て、漢字を発明し、独自の文化・制度を発展させた。名称自体は前3世紀に成立した漢王朝に由来するとされますが、意識的な側面から見れば始皇帝の秦王朝の絶対王政支配下に置かれた支配下地域のモンゴロイド民族を指すと思われます。中華の「華」は文化が進んでいるの義であり、世界の中央にあって最も文化の進んでいる国の意です。特に、黄河流域に古代文明を築いた漢民族が周辺諸民族を東夷(とうい)・西戎(せいじゅう)・南蛮(なんばん)・北狄(ほくてき)と呼ぶのに対して、自らを世界の中央にあって最も開化している民族であると自負していった語が狭義の「中華」でしょう。其れ故の自負から周辺民族国家には朝貢を求め印璽を賜り王権安堵を約束される朝貢外交を展開、西洋の産業革命まではシルクロードに見られるようにまさに世界の中心は中華にありました。哲学・思想ランキング
2020年01月17日
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「霊魂論」追補2 中国(China)の人々、「黒い髪の人間」漢人は史上の偉人・英雄に倣ってそれを神格化することはあっても、アフリカ大陸北部、西アジア中近東や西欧などと比しては其程多くの神話は育ちませんでした。逆に、霊魂については極めて身近かに捉えています。始皇帝の「焚書坑儒」に見られるように、「天意」を天子の意志である自己を道理としての世界を築き上げます。始皇帝こそが天意であり其処に神々は入る余地はないというのが、世界に君臨するチョンクオ、中華帝国なのです。しかし彼らは殊更「霊」に関しては、西欧の抽象的捉え方とは相違し、仮想ではなく生々しい現実と把握します。哲学・思想ランキング
2020年01月16日
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「霊魂論」追補1 霊魂を亜細亜取り分け他の地域文明世界に比して神話文化が定着しなかった世界、語源は初の統一王朝秦から始まる由来する中国(China)は、支配体制に宗教を持ち込まず独占実権体制を成立させたことが注目されます。極東日本の始皇帝的な側面を持つ織田信長の登場の遥かの古代のことです。具体的に語れば、中国はチョンクオ、中華帝国を意味し紀元前221年中国大陸最初の皇帝、秦の始皇帝(emperor qin shi huang)が七つの群雄戦国国家を統一した際に「黒い髪の人々」 漢民族が自らをチャイニーズと呼称したことからも支配技術として神を援用したことはあれども、神に殉ずる民ではありません。神権を持つのは皇帝そのものであり、他に従容する筈のない「持ち前の霊魂」を主張します。哲学・思想ランキング
2020年01月15日
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2020年01月13日
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時間の陥穽57 現在に至り、漸くトンネル効果の発見により無境界仮説とトンネル効果が合一した形で宇宙の起源が物理学から解明されようとします。無境界仮説とトンネル効果の提案からは、極小の初期宇宙は幾何学的な「点」か「在る大いさをもつもの」と考えられます。其れが量子トンネルによって無から生じ、それ以降、現在の巨大な宇宙に成長したと考察するのです。宇宙の時空の歪みは其の経緯に於いて常に大きいが、現在は言うに及ばず其の初期段階でも有限であり、空間構造は無境界で平坦で、ビッグバン理論に置き換わる代替理論の仮説でした。ところが豈図らんや、それ以降にAEIのジャン・リュック・レーネル(Jean-Luc Lehners)とヨブ・フェルトブルッゲ(Job Feldbrugge)、ペリメーター研究所のニール・テュロック(Neil Turok)等が当代のより優れた論法を以って理論を定義し、其の真相を求めるべく解析します。研究解析の結果は、ビッグバンの代替理論は真の代替となならないというものが結論付けされます。哲学・思想ランキング
2020年01月12日
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時間の陥穽56 現代物理科学が観測上、宇宙空間で今まである場を締めて存していたものが突然に空間から消滅し、空間のみで何もなかった処に或る物質エネルギーが顕出される理は「虚から実」或いは「無から有」が生じるの実証なのでしょうか。我々が通常に思考する世界では境界とされる壁を通り抜けることはできません。ところが、元来は、通り抜けられない筈の壁を、とある確率で通り抜けてしまうこと「トンネル効果」が現代では認証されつつあります。此の元来は通り抜けられないはずの壁を、ある確率で通り抜けてしまうことを、トンネル効果と呼称しています。原子や電子の持つエネルギーが不確定である瞬間には壁を通り抜けてしまうほど大きくなることがあるためです。此の「トンネル効果」を1973年(昭和48年)に日本人としては4人目となるノーベル物理学賞を受賞した文化勲章受章者、勲一等旭日大綬章受章者でも江崎玲於奈です。1956年には東京通信工業株式会社で現在ソニーに株式会社デンソーテ DENSO TEN Limited.)から移籍、半導体研究室の主任研究員として、PN接合ダイオードの研究に着手し、約1年間の試行錯誤の後、ゲルマニウムのPN接合幅を薄くすると、その電流電圧特性はトンネル効果による影響が支配的となり、電圧を大きくするほど逆に電流が減少するという負性抵抗を示すことを発見、其の発見の経緯顛末については、当時東京通信工業株式会社ソニーが製造していたゲルマニウムトランジスタの不良品解析において、偶然トンネル効果を持つトランジスタ其の時点では使い物にならない製品が見つかったことが発見のきっかけであることが、後に「NHKスペシャル」で電子立国日本の自叙伝」の中で当時の関係者により語られていることから天才の閃きには驚かされます。哲学・思想ランキング
2020年01月11日
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時間の陥穽55 現代物理科学が宇宙誕生の秘密の解明への挑戦は、ハートル=ホーキング(Hartle-Hawking boundary condition)の境界条件「無境界仮説」は、宇宙の状態を表す波動関数について、その境界条件自体が存在しないことが宇宙の始まりに必要であるとする仮説です。宇宙誕生時に虚時間という、いわば時間の前後が存在しない虚数の時間軸を導入することで、既存の物理法則が成り立たなくなる特異点を避けることができるとした宇宙無境界仮説、更にはトンネル効果を共に提案します。宇宙生成の始まりに時間の前後が存在しない虚数の時間軸である虚時間という何とも怪しげな数字の魔術をもって既存の物理法則が成り立たなくなる特異点を避けることができるとしたのです。境界のない宇宙(Universe without boundaries)とは大きさも長さを持たない「点」若しくは「永遠に膨張する宇宙空間」を思い付きますが、一方には虚時間、もう一方では実時間が在るとするならば、時間は「虚」から「実」へと変遷したことになり、「無から有」を否定する論拠ともなります。哲学・思想ランキング
2020年01月10日
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時間の陥穽54 ビッグバン仮説のあらゆる物理法則が成り立たない特異点の問題を解消しなければアレクセイ・フィリペンコの物理法則のみによってビッグバンが生じた説は成り立ちません。其の特異点の矛盾を解消する方法を述べた二人の人物が此処に登場します。Dr・ジェームズ・B. ハートルとDr・スティーブン・ホーキングです。彼ら二人は「無から有の発生」「物理法則が成り立たない「特異点」の存在」の難題解消に、この宇宙の時間や空間には境界や端が存在しないという「無境界仮説」を考案します。時間に虚数時間を導入することで、物理法則が全く成り立たなくなる特異点を避けることに成功したのです。但し、虚数は英語でimaginary number即ち「想像上の数」と翻訳されるように、本来的に在するものではありません。此処に仮想されて時間から実時間への飛躍の経緯を納得させる必要に迫られます。哲学・思想ランキング
2020年01月09日
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時間の陥穽53 現代物理科学はコア(核)のビッグバン以前には端的に「無」があったと想定されるのは矛盾的だとする指摘に対して、何も宇宙の発生に神を導入する必要はさらさらなく、只々物理法則によってビッグバンが生じたと主張するアメリカの物理学者アレクセイ・フィリペンコ教授(Alexei Filippenko)が、物理法則のみによってビッグバンが生じた理由を述べます。「なぜ無から宇宙(有)が発生したのか」ではなくて「なぜ物理法則があるのか」という問いに換言する仕法です。然し乍ら、これには物理法則即ち「無」に替わり全てに優先するというところに大きな問題が潜んでいます。現代物理学の観測から理論化された「ビッグバン仮説」では時間・質量・温度などがやがて無限大に至り、あらゆる物理法則が成り立たない「特異点」の存在、宇宙の最終形態が想定、認容されているからです。此の特異点の問題を解決しない以上、ただ単に物理法則によって宇宙が発生したとは云えない筈です。哲学・思想ランキング
2020年01月08日
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時間の陥穽52 「時間」を何の様(どのよう)に捉えるかは、其の前提として、人間の精神的な「有と無」及び「存在と非存在」更には「虚と実」、物理科学的な「有と無」及び「存在と非存在」更には「虚と実」の明証が必要になります。先ずは物理学上の「有と無」を問うてみます。現状の物理科学は、コア(核)のビッグバン以前には端的に「無」があったと想定されるのが凡的ですが、此の経緯論は我々の常識をかけ離れた直観に反する推論だと言わざるを得ません。「汚穢にウジ虫が湧く」の論で現代人には説得力がありません。さらに、此処で云う「無から有が生じる」のは、物理化学上の「無」であり、単なる「不存在」即ち可能性を秘めた「不在の無」ではなく、限りなく「虚無」に近似しています。此のことを物理化学が受け入れるとすれば、物理科学は宗教に身を売りかねない事態に陥ります。何らかの超越的な存在者が宇宙を創造したという「神仮説」側からすれば宗教の正当性、哲学とりわけ形而上哲学や唯物論からは攻撃されるのは已む無きです。此処に角砂糖一個分の大きさの「CORE(核)」からビッグバンへの経緯と其の「CORE(核)」の真相が今後の物理科学に期待が及ぶのです。哲学・思想ランキング
2020年01月07日
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時間の陥穽51 独立した粒子及びその結合物が発見できない以上は「時間」は無い、此の場合の「無い」の言い回しは「在る」に対しての「不存在」、否、抑々が存在を問うことさえ出来ない「無」だ、虚像だと断言出来得るのでしょうか。現代の宇宙物理学の観測では或る粒子が突然に消失、突然に何もなかった処への湧出が報告されています。換言すれば、此処では「有」を存在と捉え「無」を非存在と捉えての「有から無が生じ、無から有が生じ」ています。然らば、時間は観測しきれない其の「存在無」ではなかろうかとの疑問が浮かび上がります。ところが「時間」は物理的に独立したものでもなく、将又、「時空間」と呼称されるように空間が要素として何らかの働きがけ或いは其の逆が予想されます。哲学・思想ランキング
2020年01月06日
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いっぷ句-13初詣で振袖が着ておこぼ履き 愚通人気ブログランキングへ
2020年01月05日
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時間の陥穽50 素粒子とは通常的には物理学上に於いて、それそのもの以上は分割、分解できないものとして、核としてのエネルギー元の爆発後の大宇宙の誕生・生成時から姿を変えず、同じ数だけ存在し続けているものとされると思われがちですが、今時の現代科学の観測では素粒子が大宇宙世界から突如生じたり、消失したりする現象、それ以上は分割、分解できないものである筈のものが、突然に世界に現れたり、消失する、即ち無と帰したりする現象が観測され、更には、素粒子から別の素粒子が生まれたりと、とてもながら物質の最小単位とは思えない現象が観測され「物質の最小単位は素粒子である」というのも甚だ頼りないものとなっています。素粒子が宇宙から生まれたり消えたり、ふたつの素粒子から別の素粒子が生じたりと、観測科学では何でもありな現象がみられ、もはや、常識的な「物質の最小単位は物質である」という見解は通用しません。アインシュタインの有名な公式E = mc^2、つまり質量のあるものは、エネルギーでできているとも受け取れる式が頭を掠めます。何故なら、物質を何処までも々、小さく更に小さく分解していくと、やがては物質とエネルギーを判別できなくなります。それが量子であって「粒子と波の両方の性質(Wave–particle-duality)を持つ」と云われるものです。光子が代表するように其の「波動」はエネルギーであって物質ではありません。素粒子をさらに物質として分解することはできず、その先は完全に波、つまりエネルギーになってしまうということなのでしょう。仮に時間がエネルギーそのものならば「時間」こそが世界の根元だということになり「初めにに言葉ありき」は「始まりに時間ありき」に換言されます。哲学・思想ランキング
2020年01月04日
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時間の陥穽49 時間は此の世界に独立した存在で有り得るのか、将又、他の独立存在に依存した副次存在なのか、若しくは、世界の変化の何某かの実相を表象する信号的な象徴なのか、全く盲目的な人間感覚からの思考が仮想として捉えられた幻想なのかは様々に意見を異にしています。先ず第一に時間は此の世界にて独立した存在とするためには、大宇宙がコアの爆発ビッグバンから生じた以上、世界の生成を遡及すれば全ての生成と終末がエネルギーに帰すことになります。其のエネルギーから世界組成の元になる素粒子として物質の元になっている粒子んおフェルミオン類、力を伝える粒子のボソン類が生じました。其のフェルミオン類はさらに六種類のクォーク類と六種類のレプトン類に分類され、ボソン類には五種類がありますので、素粒子は全部で十七種類が生じたのです。今現在、素粒子(Elementary particle)とは物質を構成する最小単位とされるもののことで、現代物理学では十七種類あるとされています。哲学・思想ランキング
2020年01月03日
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時間の陥穽48 時間は方向性を持たないとの論に対し、我々の常識は異を唱えます。過ぎ去った過去時・今現在幅を持たない其の瞬間・未だ来たざる未来時を生活観的には親身に感ずるからです。物理学の未解決問題として、何故に空間と違い時間は一方向にしか進まないのか。何故に過去は低いエントロピー値であった宇宙が、過去と未来が区別できるようになり、熱力学第二法則を持つに至ったのか。古史ギリシァの唯物観のゼノンの飛ぶ矢「飛ぶ矢は飛ばずのパラドックス」を基にした時間の矢( Arrow of Time, Time's Arrow)は、1927年に英国の天文学者アーサー・エディントンが提唱した概念であり、時間の 「一方向性」または「非対称性」を表す言葉です。ヨハン・ロシュミットによる「時間対称的な力学から不可逆過程が導かれるはずがない」という批判もあります。空間は前後左右上下とどの方向についても対称的に移動できるのに、時間は過去から未来にむけての一方向にしか、即ち、非対称的にしか進行することがなのです。これを、一度放ってしまえば戻ってくることはない矢で例えたものであり、時間の矢はなぜ存在するのか、詰まるところ、何故に時間は過去の方向には進まないのかは、現時の物理学では実のところは未解決問題の一つであるのです。此のことが「時間」の錯綜を引き起こします。哲学・思想ランキング
2020年01月02日
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時間の陥穽47 時間の存在が本質としては有り得ざるものならば、時間の定義は大きく変貌し見直しざるを得ません。我々現代人が腕に嵌めている腕時計は一体何を表象しているのでしょう。物理学における時間は、その測定観測によって定義されます。すなわち、時間は観測系例えば時計によって読み取られるものであるとします。古典的な非相対論的物理学では、時間はスカラー量、スカラー(scalar)とは、大いさのみを持つ量のことをいう。大きさと向きを持つベクトルに対比する概念で、例えば物体が空間内を運動するときの速度が大きさと方向を含むベクトルであるのに対し、その絶対値である速さは方向を持たないスカラーである。他にも質量、長さ、エネルギー、電荷、温度などもスカラー量である。一方でベクトル量の代表的なものは力、電界、運動量などであるとしたものです。驚くべきことには時間は方向性を持たないのです。アイルランドの物理学・天文学・数学者で四元数を発見したウィリアム・ローワン・ハミルトン (William Rowan Hamilton/1805-1865) は米国科学アカデミー初の外国人会員でもあり。同系列学者とは幾何学をいかにして研究すべきかについては対立する位置に立ちながらも、ハミルトンは四元数に関する線型函数に対して、それ自身が満足するある種の方程式の存在を証明。有限大からプラス無限大までのすべてを数値として表現させます。哲学・思想ランキング
2020年01月01日
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