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いっぷ句-35タイフーン左まがりが右回り 愚通人気ブログランキング
2020年08月31日
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時間の陥穽253 WMAPは宇宙マイクロ背景放射の温度の僅かの揺らぎを精密に計測できるよう設計されていたことにより宇宙の果を観測できる筈と目論んだのですが、ところが豈図らんや、宇宙の半径と目された137~138億光年先は膨張速度が光の速さを超えるので光学観測している限りに在っては観測不可能で其の先はクモの巣状の霞となって見えません。遠い銀河ほど速く遠ざかり、光の速さを超える様態とは一体何を意味しているのでしょう。現在時において最も説得力のある説明は「空間自体が膨張している」事実の指摘です。単に銀河が相対的に遠ざかっているのではなく、空間自体そのものが膨張しているから、遠方ほど移動距離が光の速さを超えるという説明です。空間が2倍になった時、恒星Aは位置1→2、恒星Bは位置2→4、となります。移動距離は、恒星Aが2-1=1、恒星Bが4-2=2、となります。だから遠い恒星ほど移動距離が大きくなり、遠くなればなるほど、宇宙の果てに近づく辺りでは移動距離が光の速さを超えるという理屈です。哲学・思想ランキング
2020年08月30日
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時間の陥穽252 現代人が持つ宇宙内の物質運動の速度限界は、アインシュタインの相対性理論や特殊相対性理論は知らなくても光速度を超えられないことを常識としています。ところが豈図らんや、アメリカ航空宇宙局 (NASA) が打ち上げた宇宙探査機であるウィルキンソン・マイクロ波異方性探査機(Wilkinson Microwave Anisotropy Probe/ WMAP)の7年間のデータから描かれた137億年前の温度の「ゆらぎ」の全天マップ。温度のムラが種のようなものとなって、やがて銀河へと進化していったと考えられました。宇宙最古の光である宇宙マイクロ波背景放射の測定を2001年に開始、宇宙の歴史や構造に関する研究分野に大きな貢献を果たし、9年間続けてきた観測にピリオドを打つこととなりますが、COBEの後継機であるWMAPは宇宙マイクロ背景放射の温度のわずかなゆらぎを精密に計測できるよう設計されていたことにより、WMAPのミッションによって、137.5億歳という宇宙の年齢が明らかにされています。その誤差は1パーセントほどと考えられており、「宇宙の年齢をもっとも正確に計測した」としてギネス記録にも載っている程ですからかなり信憑性があります。インフレーション理論では宇宙は誕生から1兆分の1秒後に急激な膨張の時期を迎えたと考えられていますが、その後の膨張速度はアインシュタインさえ舌を巻く程の加速膨張をしており、速度は光を超えて膨張し続けています、観測の結果では遠い銀河ほど速く遠ざかり、光の速さを超えているのです。光速を超える事が出来得るならば人類の銀河間探索さえ可能となるのか夢が広がります。哲学・思想ランキング
2020年08月29日
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時間の陥穽251 宇宙の加速膨張が光速度を上まわるとはどういうことなのか、現代の天体物理学者はそれを「宇宙論の危機」と呼んだ程の衝撃です。天体観測にITの飛躍的発展技術が導入され、更には、観測衛星の長距離化に伴い、宇宙史そのものが書き換えられようとしています。今までの天体物理学者は、何10億あるいは何100億年という時間をかけて宇宙の果てから届く光は、宇宙の最古の光といえました。研究者たちは、この最古の光を調べることで宇宙の誕生と進化の謎に迫れると考え、最新の電波望遠鏡や人工衛星を使って観測に取り組んできました。ところが困ったことに、最新の観測事実が研究者の想像を超えるものばかりで、これまでに信じられてきた理論では説明がつかなくなり、宇宙論の危機が始まります。2011年ノーベル物理学賞を受賞した、サウル・パールミュッター教授、ブライアン・シュミット教授そしてアダム・リース教授は「遠方の超新星爆発の観測による宇宙の加速膨張の発見」をし、観測される星や銀河のその後退する速度が、遠い銀河ほど速く遠ざかるというものでした。宇宙は科学者の予測を上回る速さで膨張しており、今までの「光速度」で基準化されていたものが適用できなくなり、新たに開発された望遠鏡の技術とNASAのハッブル宇宙望遠鏡のデータを使った新たな研究でも、この問題が確認され、理論と測定値の間の矛盾が顕在化し、科学者の予想よりもはるかに速く速くに膨張する宇宙を「何故にか」に答えられる根拠を与えてくれる発表はありません。哲学・思想ランキング
2020年08月28日
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時間の陥穽250 アインシュタインの自ら誤りであることを認め否定した「宇宙項」でしたが、過去50億年に亘って宇宙の膨張は減衰するどころか増々加速を続けてきたことが解り「斥力」を引き起こす何らかの誘因を求めなければなりませんでした。これが現在でいう「宇宙項」を改新した現代の宇宙定数です。量子論からは予想される「真空のエネルギー」に相当するのではないかと考えられ、或いは,実に奇妙で不可思議な未知のエネルギーの存在を示しているのかもしれず、これを暗黒エネルギーと名付けます。アインシュタインが追求してやまなかった夢、重力と自然界の他の力を統一すること。現在の宇宙膨張を引き起こしているエネルギーの源に「真空のエネルギー」に相当するダークエネルギーの存在を認め究めることが「神のエネルギー」としての宇宙の秘められた絶対力を極めること。宇宙解明の基になるかも可能性が浮かび上がります。然し乍ら、単なる真空のエネルギーであるかもしれないし, 100億年の時間スケールでもほとんど変化しない、何らかのある空間で1つの量が各点の関数として一義的に与えられるとに、単にこの空間をその量の場というスカラー場というポテンシャル(位置エネルギー)であるかもしれない可能性もあります。哲学・思想ランキング
2020年08月27日
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時間の陥穽249 1917年当時にはアインシュタインも他の研究者と同様、宇宙は静的な存在に違いない、即ち、膨張も収縮もしていないと固く信じていました。何故なら世界が神であるなら定数項の美を持つに違いないと信じたからです。しかし,これでは彼自身が構築した一般相対性理論の方程式、重力の高まりにより宇宙は収縮することになり観測とは矛盾してしまう。困り果てたアインシュタインは方程式にその場しのぎの余分な宇宙項を付け加えることで重力の効果を相殺し静的な解を導いたのです。然し乍ら、其の12年後には、米国の天文学者であるハッブル(Edwin Hubble)が宇宙の膨張を発見しアインシュタインは宇宙項の考えを撤回します。ところが、其の後の観測天文科学の技術水準の飛躍的発展に伴って、宇宙の膨張が光速度をさえ上まって加速していることが近年になってわかり、長く忘れされていた「宇宙項(宇宙定数)」が物理学の世界に再度復活。宇宙項はアインシュタイン(Albert Einstein)が導入し後に否定したものに拘らずです。復活した宇宙項は、空っぽの空間を満たし,宇宙の加速膨張を引き起こす謎のエネルギーの存在を示唆していたからです。ハッブル(Edwin Hubble)が宇宙の膨張を発見し、アインシュタインが宇宙項の考えを撤回した後60年間は宇宙項は宇宙論の世界からすっかり姿を消します。宇宙は膨張しつつも、重力の効果で膨張のスピードは鈍ると考えられたからです。ところが1998年に超新星の観測結果から,過去50億年に亘って宇宙膨張は減速するどころか加速を続けてきたことが解ります。やはり,宇宙には重力の効果を打ち消すような力が働いていることになることが分かり其の解が求められたのです。哲学・思想ランキング
2020年08月26日
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時間の陥穽248 20世紀も終りの1998年にアメリカの二つの観測グループがあいついで現在の宇宙が加速的な膨張をしていることを発見。彼らのいずれもが、絶対等級すなわち本来の明るさが推定可能なIa型超新星(Type Ia supernova)の見かけの明るさと赤方偏移の観測結果の関係から宇宙が加速膨張しているとを結論を公開します。見かけの明るさから超新星までの距離が判明、赤方偏移から超新星爆発が起こった時の宇宙の大きさと現在の大きさの比が解析できるために,其の比から宇宙の大きさの時間変化が求め出してのです。此の観測結果は宇宙が膨張しても密度の減らない未知のエネルギーによって満たされていることを示唆しています。我々人間の古典力学以降の近代思考のエネルギー不変の法則を粉砕します。宇宙が膨張しても密度の減らないのは、宇宙が未知のエネルギーによって満たされていることを示唆しています。この状態では宇宙が大きくなればなるほど宇宙の全エネルギーは大きくなるので,このエネルギーは負の圧力をもっていることになります。これが暗黒エネルギー(dark energy)なのです。哲学・思想ランキング
2020年08月25日
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時間の陥穽247 現代物理科学は良くも悪くも「時間」を立ち位置に用意せざるを得ません。「変化」が「時間」を指向するからです。宇宙の生誕発生以前は物理科学的には「無」そのものであり、「時間」其のものが在り得ざるものですが、人間的思考は「時間」を基台にして思考せざるを得ないのです。さて、現在の宇宙の大半「ダークエネルギー(ダークエナジー、暗黒エネルギー/dark energy)」が宇宙に満ち満ちているとする説です。 ダークエネルギーは、物体に対して斥力の重力を及ぼし、宇宙膨張を減速させる通常の物質による引力の作用を打ち消してしまう力、斥力を自らに持つ謎のエネルギー、宇宙の質量とエネルギーに占める割合が3分の2超えるとされるものですが、実は宇宙の膨張を加速するもとになる未知のエネルギーとして引力である重力によって宇宙が潰れずに静的状態を保つ性状はアインシュタインが導入した宇宙項とよく似た性質をもっています。ところが、1929年にハッブルによって宇宙膨張則が発見され,宇宙は時間変化していることが明らかになると,「宇宙項」は無用の長物として顧みられなくります。最初に大きな膨張速度を与えられれば,宇宙は銀河や暗黒物質どうしの重力によって減速しながらも,潰れずに膨張を続けられるからです。物理科学上の理論から宇宙を鑑みれば、最初の宇宙は「虚偽」ではない「虚」或いは「無」それも実有になる可能性を持った「有と無」の中間段階である、仏教哲学に擬えれば「空」存在と化し、絶えずに膨張を続け果てしなき不可視性を押し付けてきます。哲学・思想ランキング
2020年08月24日
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時間の陥穽246 宇宙空間は可視可能天文観測からでは、其の空間は一見空(す)か々にみえますが、現代物理科学は其処に様々な要素を予想。予期しています。原子等の通常の物質であるバリオンはある程度ですが観測済み、暗黒物質として分類されるダークマター、2015年に重力波検出装置「LIGO」の観測によって太陽質量の数十倍というブラックホール同士の合体による重力波が検出されると、このようなブラックホールが宇宙に十分に存在していればダークマターを説明でき得るのではないかという期待が高まります。興味深いのは、LIGOの現象で見つかったブラックホールの質量が、ダークマターの可能性がまだ否定されていない天体の質量範囲にちょうど一致していたことです。然し乍ら、結局これは偶然の一致だったといわれていますが如何なものでしょう。更には宇宙の3分の2超を充たすとされる「ダークエネルギー(ダークエナジー、暗黒エネルギー/dark energy)」、此れは宇宙の膨張を加速するもとになる未知のエネルギーのことで「斥力」、引力である重力によって宇宙が潰れずに静的状態を保つために,アインシュタインが導入した宇宙項とよく似た性質をもつニュートンもギョッとする理論が導入されます。哲学・思想ランキング
2020年08月23日
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いっぷ句-34梅雨明けて庭木の小枝切り屑に 愚通人気ブログランキング
2020年08月22日
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時間の陥穽245 宇宙の星間物質の「赤方偏移」の観測から得られた加速膨張、現代に此の加速膨張の解明に期待されているのが。宇宙には通常知られている物質とは違う性質を持つエネルギー「ダークエネルギー(ダークエナジー、暗黒エネルギー/dark energy)」が宇宙に満ち満ちているとする説です。 ダークエネルギーは、物体に対して斥力の重力を及ぼし、宇宙膨張を減速させる通常の物質による引力の作用を打ち消してしまう謎のエネルギーです。此れは1998年の米欧及びオーストラリアの研究チームによって報告され認証されます。 Ia 型超新星の光度と赤方偏移の観測の結果,現在の宇宙は加速膨張している。此のことが其れ迄に説かれていた宇宙膨張を減速させるはずの重力が,如何なることからどのようにように膨張を後押しし加速させるのか宇宙の加速膨張の謎は,現代物理学の根幹をゆるがす大問題であることが報告され,この発見により、宙の加速膨張の謎は斥力(せきりょく)が宇宙空間にあると考えざるをえず、通常知られている物質とは違う性質を持つエネルギーは、其の後にはウィルキンソンマイクロ波異方性探査機「WMAP」による宇宙背景放射の観測や、銀河団や重力レンズの統計的研究によって不動のものとなって現代に至ります。物理科学の最新の研究成果によれば、2013年までに発表されたプランクの観測結果からは、宇宙の質量とエネルギーに占める割合は、原子等の通常の物質であるバリオンが4.9%、暗黒物質(ダークマター)が26.8%、ダークエネルギーが68.3%と算定されています。哲学・思想ランキング
2020年08月21日
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時間の陥穽244 電磁波(electromagnetic wave)は、電場と磁場の変化を伝搬する波としての波動を云うので、光や電波は、電磁波の一種です。電磁波、当然に光も波と粒子の性質を併せ持ち、散乱や屈折、反射、また回折や干渉など、波長によって様々な波としての性質を示す一方で、微視的には粒子として個数を数えることができるとされます。電磁波は量子的のは光子です。電磁放射(electromagnetic radiation)とも呼ばれます。此の電磁波などの波の波長が、何等かの原因で長くなること可視光の波長が延びて赤く変調して行くので其れを「赤方偏移」と称しています。然し乍ら、「赤方偏移」其のものは電磁波の変調を指すのですが、色相とは直接の関係はないドップラー効果、強い重力場、宇宙膨張にも此の効果が応用されて、其れ其れにドップラー赤方偏移、重力赤方偏移、宇宙論的赤方偏移と呼称されています。ドップラー赤方偏移は、波を出す波源が、観測者から遠ざかる方向に運動していたり、観測者が波源から遠ざかると生ずます。反対に波源が近づくと波長が短くなり青方偏移が生じます。近づいてくる救急車のサイレン音が高く聞こえ、遠ざかる場合は低く聞こえるのはドップラー効果のためであるのは日常生活で体験できます。電磁波の場合は、ドップラー効果は特殊相対論的効果として現れるのは少し難解となります。強い重力場環境の中では、例えば中性子星の表面においては、時間の進み方が遅れるという一般相対論的効果が知られており、体積あたりの超質量を持つブラックホールでは内部体験観測者は兎も角も、外部観測者から観ればゆっくり振動してみえるので、波長が延びる。これが重力赤方偏移であり、時間の伸長・縮短に関係してきます。膨張宇宙では空間が延びる或いは拡張拡大化する。そのため、所謂、空間中を伝わる波の波長も延びる。これが宇宙論的赤方偏移の原因です。遠方の銀河が発する光のスペクトル線が波長の長いほうにずれるのは此れが因をなします。哲学・思想ランキング
2020年08月20日
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時間の陥穽243 我々が現在観測できる領域は、光が138億年かかって到達できる距離を半径とする球の内部に限られる筈です。これを天文学では「宇宙の地平線球」と称します。そこより先で起こる事象は永久に観測できないという境界面のことですが、屡々、宇宙を表現するに観測の立ち位置を何れに取っても、中心点と思考して構わない。全ての宇宙内星雲が相互に離散していく膨張宇宙を球内宇宙と捉えると中心点の解釈が我々の常識に反駁します。但し、仮に宇宙の形体を球体若しくはラグビーボール状として捉えて球内宇宙ともいえるものを想定して中心を求めれば幾ら宇宙の膨張速度が加速化しても、宇宙がアメーバ形体を取らない限りには中心点は一つです。ところがさに非ん、宇宙は観測者が何(いず)れの観測点に立ち位置をとっても其処を中心点として差し支えなく膨張してると云います。此れは宇宙を球体内部空間と想定した場合には矛盾に映ります。譬えば縁日の夜店の球体形態の風船を宇宙に見立てて想定すれば、膨らませる風船表面の何箇所かにに黒印を付け膨張させます。膨張表面の何れの黒印も中心点である筈です。膨張宇宙とは此の形態を取らなければ矛盾は解消されそうです。さて、時間の流れに密接につながるとされる光と空間の拡大にはどのような結果を生み出すのでしょう。現代20世紀初期に観測結果が発表された頃には、この発見には疑問が投げかけられました。 当時の観測技術では宇宙空間に存在する塵などによる吸収により、光が暗くなる効果との区別がつかないという反論があったのです。 この説によれば、吸収の効果により、より遠い超新星爆発ほど、より暗くなっていくことが予測されていました。哲学・思想ランキング
2020年08月19日
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時間の陥穽242 2011年のノーベル物理学賞を受賞した三教授が宇宙の加速膨張の証拠をつかんだのは「超新星爆発」の観測からでした。 超新星爆発の中でも、Ia型(いちえーがた)超新星爆発の絶対光度、天体によって放射される単位時間当たりの全エネルギーは比較的詳しく解明されているので この絶対光度を使うと、光源までの距離を計ることができ得ます。 パールムッター教授は超新星宇宙論プロジェクト(SCP)のチームを率い、シュミット教授とリース教授は高赤方偏移超新星探査チーム(HZT)を率いました。 二つの実験チームは、遠方のIa型超新星爆発を多数観測して、その明るさがこれまで考えられていた減速膨張宇宙からの予想より暗くなっているというその事実を突き止め、宇宙が加速膨張をしている事を発見したのです。 1998年には 二つのチームがほぼ同時にそれらの研究結果を発表しています。宇宙の遠方を観測・見る行為は、光年単位の宇宙に在っては宇宙の昔の姿を見、再現するという行為になります。彼等二つの実験チームが観測したのは、現在の宇宙年齢からさかのぼること、光速にして20億年前あたりのIa型超新星爆発の光でした。 宇宙年齢が当時は137億歳とされていたので、宇宙が生まれてから約117億年後にIa型超新星は爆発したということになります。哲学・思想ランキング
2020年08月18日
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時間の陥穽241 米カリフォルニア大学バークリー校のサウル・パールムッター教授、オーストラリア国立大学のブライアン・シュミット教授、米ジョン・ホプキンス大学のアダム・リース教授の三教授は、アインシュタインの一般相対性理論から導かれるフリードマン方程式により、ここで述べる物質とは、普通の物質である原子と、正体は知られていないけれども存在が予期されているダークマター(暗黒物質)の両方を指すのですが、その膨張している宇宙の膨張の速度が、時間とともに小さくなるという「減速膨張」が今までの仮説でした。物質には質量があるから、其れ其れが相互にかかる重力で引き合い、速度は落ちていきます。 例えば、石を空に向かって放り投げると、石は重力に引っ張られるので、上昇する速度がどんどん遅くなります。 そして、重力とつりあうところで一旦は止まって、地上に落ちて来ます。更に大きな力で打ち振り上げた時も、やはり其のエネルギーも重力と釣り合う場所を過ぎれば、そこからはほぼ等速運動をしていきます。 ところが、最近の天文科学の観測結果から解った事実は、その速度は遅くなるどころか速度を増しているということでした。この不思議な観測結果が、物理科学に革命を齎します。哲学・思想ランキング
2020年08月17日
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いっぷ句-33梅雨明けてギンギラギンに燦燦と 愚通人気ブログランキング
2020年08月16日
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時間の陥穽240 古今東西いずれの哲学を踏まえても、現代最新科学技術が用いる観測に比して遥かに稚拙(ちせ)だった古史・中世の天文学は、宇宙には変化無くして「存在している」と考え、其の制約の範囲で思考を究めんとするのが常態でした。ところが、20世紀の初頭にアメリカ合衆国の天文学者エドウィン・パウエル・ハッブル(Edwin Powell Hubble/1889年-1953年)が、銀河の観測の結果から「銀河同士がお互いに遠ざかっている」ことを発見し、加えて、何れの観測点から見ても、その後退する速度は、遠い銀河ほど速く遠ざかるというもので「宇宙の膨張(The expanding universe)」と呼ばれる現象を発表、当時の宇宙の定説、宇宙には拡縮変化は無く、銀河などの天体はいつもそこに「存在している」と考えていた当時の人々にとっては衝撃を与えます。宇宙が膨張している、つまり、何れの観測点からも銀河が後退していることは「赤方偏移」の観測によってわかります。 赤方偏移とは、遠ざかる光源から発せられた光のスペクトルを測定すると、可視光で言うと赤い方である長波長側にずれる現象のことです。 我々が経験する遠ざかる救急車のピーポー音がドップラー効果で音域が低くなるのと同様に、光速に近い速度で運動している銀河から放射される光の波長は赤方に偏移するのです。 銀河の後退速度がより大きいほど、より赤方偏移も大きくなることは衆知の事実です。更に、2011年のノーベル物理学賞を受賞した、米カリフォルニア大学バークリー校のサウル・パールムッター教授、オーストラリア国立大学のブライアン・シュミット教授、米ジョン・ホプキンス大学のアダム・リース教授の三教授は、其れまでのアインシュタインの一般相対性理論から導かれるフリードマン方程式により「減速膨張」を「遠方の超新星爆発の観測による宇宙の加速膨張の発見」に至り、否定したことに尽きます。哲学・思想ランキング
2020年08月15日
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時間の陥穽239 最近の説に、宇宙の膨張スピードを光速と比べても無意味だとする説があります。拡大宇宙は138億年前に誕生して以降、今なお膨張を続けていると考えられています。現在の宇宙の膨張速度に一般相対論を導入すれば、実は宇宙の地平線球の半径が138億光年ではなく470億光年になるというものです。地平線球の半径が138億光年でなく470億光年となる理由の本質的な原理は、有限宇宙を考えれば一つの端から出発した光が、もう一つの端にいる我々に到達するまでの所要時間が138億年だったとすれば、この光る紐の長さはその時間に光速をかけた値、即ち138億光年になることが正解です。此れには現在宇宙が膨張していない仮定が導入されています。遠方から届く光はそれだけ昔に放たれたものであり、よく光子論では語られるように宇宙では「遠くを見ることは過去を見ること」になります。宇宙では「空間方向の宇宙の果て」に迫る旅は、「過去にさかのぼる宇宙の果て」に迫る旅程であるからくる制約です。一般相対論から鑑みれば、光が昔に通過した領域はその後の宇宙の膨張により引き伸ばされているので、光が通ってきた経路の長さを今の宇宙で測れば、約464億光年になるという、人間の考査する独立の時間論や便宜上の時間からくる人間思考の「ゆらぎ」とも云える課題です。哲学・思想ランキング
2020年08月14日
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時間の陥穽238 最新の資料、フランスはパリに本部を持つ「欧州宇宙機関/ESA(European Space Agency」は宇宙の年齢測定に貢献した欧州宇宙機関提供の人工衛星宇宙望遠鏡「プランク/Planck」をもって宇宙の地平線球の半径(球形半径でないことに注目)138億光年としていることから、此の立場を取れば拡大宇宙は138億年前に誕生して以降は膨張を続けていることになり、ハップル望遠鏡の観測通り今なお「超高速」で膨張していることになりますが、拡張宇宙の膨張速度に阻まれて仮に138億光年先が見通せたとしても「霞か雲か」「虚空間の壁」の様態としてしか観測できないでしょう。実際的見地から判断すればビッグバン以前の幾何学上の「大いさ」も無い「点」から直径1cm以上もの角砂糖大に発展した「宇宙の核(コア)」は見い出し得ないのは兎も角も、火の玉宇宙になり光が発生したとされる時点までは観測できそうです。それも光を超える光粒子の速度限界を突破する「何ものか」が発見でき得るならばのことですが、此の条件が充たされれば更に其の先も観測し得ることもあり得ます。哲学・思想ランキング
2020年08月13日
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時間の陥穽237 宇宙はおよそ138億年前に誕生したとされています。此れだけの時間と現在の宇宙空間の拡がり、ところが、我々人類は観測できる宇宙の大きさで宇宙の年齢を推し量って分かおり、どんな事物も光速(秒速30万km)を超えられないので、いまのところ138億年かかって光が進む距離(138億光年)までしか宇宙しか観測できないことから138億年前に始まったのだから、光の速度で到達するのに138億年かかる距離、つまり138億光年ではないのか、現在の宇宙年齢は最新の観測から138億年と推定されている。とすれば、我々が現在観測できる領域は、光が138億年かかって到達できる距離を半径とする球の内部に限られる筈です。これを天文学では」宇宙の地平線球と呼称しています。地球表面面上での地平線が地球の果てを示ししているわけではないのと同じく、この宇宙の地平線球は宇宙の果てを、原理的な観測可能限界に過ぎないのが実相なのかもしれません、宇宙の果てなどという語句を怪しげな言葉と一笑に付することさえ別段に珍しくはありません。天文物理科学上、時間が光速度に比例される以上、由々しき問題ですが、ビッグバンにしろビッグバン以前のコスミック・インフレーションにしろ空間無いところに時間がある筈もなく、人間思考が創出したものであることには注意が肝要です。「初めに時間ありき」は時間を神に昇格させます。哲学・思想ランキング
2020年08月12日
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時間の陥穽236 ビッグバン爆発以前の「無」からの「ゆらぎ」を経た生れたての宇宙は、真空のエネルギーを持っており、物理学者はこのエネルギーは急膨張する性質があると云います。しかし、急激に宇宙が大きくなるということは、それだけに密度が低くなり、温度が急冷することが我々の常識観ですが、その時、水が氷点以下になっても一時的に凍らず、水のまま持ちこたえる現象、いわゆる過冷却と同じ状態に陥った状況を想定します。その間、膨大なエネルギー、物質の相が変化するときに必要とされる熱エネルギーの総量。通常は融解に伴う融解熱と、蒸発に伴う蒸発熱二つをい云い、潜熱の概念は1750年にジョゼフ・ブラックが導入した 物質が固体から液体、もしくは液体から気体に相転移するときには吸熱が起こり、逆の相転移のときには発熱が起こる概念ですが、例えば水でしたら凍る時にその潜熱が吐き出されるわけですが、宇宙創生のインフレーションでは真空の相転移、これは素粒子物理学における真空、エネルギー零の状態というよりは、物質場の励起していない基底状態という意味である真空であり、したがって、何らかの原因によって真空の基底状態自体が変化することが真空の相転移と称するのですが、「無」からの「ゆらぎ」は「インフレーション」を引き起こし、幾何学上の「大いさ」も無い「点」から直径1cm以上もの角砂糖大火の玉宇宙になったと理論付けます。孫悟空が飛翔した釈迦の手の距離どころか御供の如意棒の先端にも充たなかったものが物理科学上の現代の宇宙の創世記となります。哲学・思想ランキング
2020年08月11日
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時間の陥穽235 物理科学技術の進捗・発展から現代以上に宇宙の観測の向上は、必然的に宇宙が持つ時間的制約に関しての何某らの解決を見い出すかも知れません。地球が誕生して45億年、対して観測によれば、宇宙はおよそ137乃至8億年前に誕生したとされています。此れだけの時間と現在の宇宙空間の拡がり、ところが実のところを云えば、現在本当の宇宙空間の大きさは正確に云えば認識されてはいません。但し、我々人類が観測できる宇宙の大きさは宇宙の年齢を推し量って分かっていますが。どんな物も光の速さ(秒速30万km)を超えられないので、いまのところ137乃至8億億年かかって光が進む距離(光年)までしか宇宙しか観測できないからくる制約です。科学技術の様々な応用から推量すると、実際の宇宙は137億光年よりもかなり大きいことを最先端科学の理論は承認しています。光速度の制約に縛られた137乃至8億光年は「有」としては存否が変化しない世界、若しくは、「無と有」を往来する世界。誕生や終焉は人間の頭脳上の空想であって「無と有」さえない「虚無としての空間」に宇宙が接触した部分があることさえ予想され得ます。無難な答えは、神の存否の如く、「世界外に神はおわす」、「世界内に神はおわす」を受け入れれば精神的安寧は望めます。一神教や仏教は此れ等を匂わせています。哲学・思想ランキング
2020年08月10日
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時間の陥穽234 SFの執筆で人類と宇宙人とのファースト・コンタクトを執筆したカール・セーガンですが、人類が直接、衛星「月」であれ惑星への有人飛行には、意外にも批判的でした。アポロ計画について「莫大な予算を注ぎ込んで得られた人類の恩恵はヒートテックとテフロン加工のフライパンだけ」即ち価値のない無駄と其れを扱き下ろし、ソビエト連邦(現ロシア)の無人探査「ルナ計画」はアポロ計画より低予算で月の情報を多く収集した点を高く評価しているのは予想外です。文才もあり流暢な話術も持ち合わせ、1968年太陽系研究の雑誌「イカロス」の編集長の職に就き、ややもすると退屈な話になりがちな科学的説明はセーガンによってより平易で身近なものとした例え話、詩的な解説、歴史的IFが大衆に受け入れられ、TVの浸透化に伴い多くの若人を宇宙に誘(いざな)いました。1983年に数名の共著の形でTTAPS理論(TTAPS研究)と名付けられたレポートを発表。核戦争は核戦争により地球上に大規模環境変動が起き、人為的に氷期が発生するという「核の冬」を起き起こすことを指摘します。更に、カール・セーガンは懐疑主義者の顔も持ち合わせ、オカルトへの反駁を含む科学評論書「サイエンス・アドベンチャー」「人はなぜエセ科学に騙されるのか」などを著し、懐疑主義者の団体サイコップの創設メンバーとしても活躍します。彼は科学を「悪霊が彷徨う闇の世界を照らす蝋燭の光と比喩して表現しています。この表現は2008年のビヨンド・ビリーフシンポジウムのキャッチコピーなど、現在でも屡々引用される一方で「頭の中で考えるだけで、コンピュータの乱数発生機構に影響を及ぼすことができる」こと、「感覚を遮断された人たちが、自分に向けられた思考やイメージを受け取ることができる」こと、「ときに幼児が「前世」の事を話し出すことがあり、調べてみると「生まれ変わり」としか思えない考えられないほど詳しい記述」があることについて「いまだ疑わしいとはいえ、何らかの実験的支持が得られている」。ために「真実だという可能性がある」とも仄めかしていることは懐疑主義者としてのの本領を発揮です。哲学・思想ランキング
2020年08月09日
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時間の陥穽233 科学啓蒙書やSF小説を執筆し、科学啓蒙書では、一部の科学者から起こった「科学を単純化し過ぎすぎている」という批判がありましたが、「科学者達が考えているより、民衆は賢い」と反論した経緯もあり。1984年と1992年には全米科学アカデミーの会員に推薦されるも、業績が足りないとして入会は認められていません。SFの執筆ではではテレビシリーズにもなった「コスモス」とその続編「惑星へ」、映画化され成功したハードSF小説「コンタクト」、「エデンの恐竜 - 知能の源流をたずねて」などに米国SFの初期の大御所三人、アイザック・アシモフやアーサー・C・クラーク及びロバート・アンスン・ハインラインにも物理科学の多彩な才能にも負けず、1980年にアメリカで放送された番組「コスモス」の司会を監修と司会をつとめたカール・セーガン氏の三番目の妻であるアン・ドルーヤンが製作総指揮にくわえ脚本も担当し、前作「コスモス:時空と宇宙」ではプライムタイム・エミー賞 脚本賞 ノンフィクション番組部門を受賞し、また1997年には惑星協会、カール・セーガンと彼の2人の仲間がカリフォルニアで1980年に創設した宇宙探査の推進団体の理事に就任している3人目の妻アン・ドルーヤンとの共著も興味を惹きます。哲学・思想ランキング
2020年08月08日
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時間の陥穽232 今はまだ観測物理科学は「地球外生命」に関しては、アメリカの天文学者、作家、SF作家。元コーネル大学教授、同大学惑星研究所所長。NASAにおける惑星探査の指導者。惑星協会の設立に尽力。核戦争というものは地球規模の氷河期を引き起こすと指摘する「核の冬」や、地球工学を用いて人間が居住可能になるよう他惑星の環境を変化させる「テラ・フォーミング」、ビッグバンから始まった宇宙の歴史を「1年という尺度」に置き換えた「宇宙カレンダー」などの持論で知られるカール・エドワード・セーガン(Carl Edward Sagan/1934年-1996年)、ユダヤ系移民の子としてニューヨーク市ブルックリン区に生まれ、幼少より空想小説を読み、宇宙に想像を巡らせていた才児でした。1951年にはシカゴ大学に入学し1955年に物理学の学士号、1956年には修士号、1960年にはジェラルド・カイパーの指導の下で天文学と天体物理学で博士号を得ています。学部時代には、ヘイケガニの人為選択説の仮説を立てた遺伝学者ハーマン・J・マラーに師事していたことが其の後の彼の進路に影響を与えたことは間違いないでしょう。圏外生物学(宇宙生物学、天体生物学)の開拓者で、一般に地球外知的生命体探索計画のSETIと科学を押し進めたとされる。このように彼の業績には生命科学とのつながりが深いものが多く、惑星探査機、マリナー、バイキング、ボイジャー、ガリレオの実験計画の企画などに携わる。最初の妻が1970年マーギュリスが提唱した真核生物細胞の起源を説明する仮説。ミトコンドリアや葉緑体は細胞内共生した他の細胞に由来すると細胞内共生説を提唱した生物学者、リン・マーギュリスであったことからも彼の探求の目的が何れにあるのかが推測されます。哲学・思想ランキング
2020年08月07日
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時間の陥穽231 「無」から生れた宇宙とその後の生命、今やその宇宙創生の謎さえ究めて認識しようとする人間、ビッグバン以前のコスミック・インフレーションの解読、ところが其のインフレーションが起きる元々の因が我々人間が思考し思想として培ってきた「無」の概念を根底から揺るがします。「無(Nothing)」は何ものもない究極的な「虚ろな無」ではなく「無は夢」の如く「在りてし無いもの」、存在しない状態を現代物理科学の天文学理論は通常では人間の認識の遥かに及ばない新たなる「夢」のような「無」概念を我々に突きつけます。其れが無の状態としての「ゆらぎ」なのです。此処で観測物理科学の帰納法的性格が顕れます。基本的には観測物理科学は「絶対無」なるものをば完全に否定します。物理科学は「在る・存する」ものを当然に全てに顕にすることに究極の目的があるのですから当然の帰結でしょう。現代の最前線を走る物理科学者は絶対無を否定して、新学論から観れば「無」を「存する無」に、言い換えれば「世界の理としての無」を我々に無理強いし、神及び絶対者を斥けます。哲学・思想ランキング
2020年08月06日
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時間の陥穽230 宇宙開闢の瞬間さえも見ることが不可能ではなくなった物理天文科学に対して、その期待に応えるべく米国では巨大観測装置「LIGO(ライゴ)」 、1995年より国立天文台三鷹キャンパス内に基線長300メートルの干渉計型重力波アンテナTAMA300を建設、検出器の高感度化と観測技術の開発巨大な質量が激しく運動・変化する天体現象から発せられる重力波を検出して、他の手段では観測することができない現象の核心に迫るのが重力波天文学。TAMA300は欧米の装置に先駆けて完成し、当時の世界最高感度達成や、大型干渉計として初の長期間観測に成功するなどの成果を挙げ、現在は岐阜県飛騨市に建設している大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)のための技術開発を行っています。其の支援を受けて9年の歳月を経て完成した日本発の重力波望遠鏡「KAGRA」が、世界ですでに稼働中の3台、2台の「LIGO」および「Virgo」)の観測体制に加わることでアインシュタインが存在を予言した重力波が初めて直接観測されることになりました。但し、完成したところで、初期では観測可能な範囲はまだ々距離的に近いところ迄で、創成期の重力波観測には現時では甚だ実現には遠く、今後に期待することになります。観測が進捗し更に展開すれば重力波だけではなく「知的生命体」、人類だけではなく「地球外生命」の発見も期待されるでしょう。「生命」が物理学の一つの研究として期待される分野として俎上に上がります。20世紀の初めまでは、まだ宇宙の成り立ちについては、哲学や神秘主義や宗教及び神話などの世界に委ねられていました。今現代の21世紀は、観測手段の発達もさることながら、世界構成の根本的理論の構築によって、宇宙の創成までもが科学の手中に収められようとしています。哲学・思想ランキング
2020年08月05日
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時間の陥穽229 インフレーション理論ではインフレーション前の大きさは、直径10のマイナス34乗cmとされていますから、物質をこれ以上には細分化できない究極の粒子といわれる素粒子よりもはるかに小さかったということになります。より幾何学的には「点」の概念に限りなく近付いた存在だとも思われます。仮に、例えば自分自身の肉体に「有・在・存」しても気付かれも知れない質量さえ未だ発生しない蜉蝣のような全き虚ろな存在、其れがインフレーション理論ではすべての世界の根元だというのです。今現在時点は物理天文科学は宇宙創成論観測の時代に突入したといいます。現代は世界創生理論が観測物理科学の結果に委ねられようとしているのです。なかでも最も期待されるのが、重力波の観測です。COBEは、宇宙が誕生した頃の状態を知るための手がかりになる「背景輻射」赤外線とマイクロ波の放射を観測するために、NASA(アメリカ航空宇宙局)がはじめて打ち上げた人工衛星ですが、その観測データが捉えるのは宇宙が創成してから30万年も経った後の電波。それでも宇宙スパン(Cismos Span)で捉えれば僅かなものとは云えます。それ以前の宇宙の生成経緯は密度の高い粒子に電波が阻まれており今の科学力では残念ながら観測することができません。重力波というのは、巨大な星が爆発を起こした時などに周囲の空間が歪み、それが波となって宇宙に伝搬するもので、非常に透過率が良く、宇宙の晴れ上がり(clear up of the Universe)、ビッグバン理論において宇宙の始まり以来、初めて光子が長距離を進めるようになった時期、宇宙の晴れ上がり前の状態も観測できるのです。ですから、より遠くの重力波を観測することで、インフレーションの瞬間、また宇宙開闢(かいびゃく)の瞬間さえも見ることができるよう物理天文科学に期待が集まっています。哲学・思想ランキング
2020年08月04日
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時間の陥穽228 「無」として或いは「虚空間」に生じる宇宙の卵、最先端の現代物理科学を似ってしても、量子力学と量子場理論の量子論は、何ら「無」から生じる宇宙の卵の発生を、論理的に認識できるように解明したのかと云えば、豈図らんや、かえって多くの難題を抱えることになります。先ずは「無」の概念の再構築です。時空間上のグラフの原点ゼロは「無」ではなく「有」です。「無」は図式化不可能な幾何学では顕れない「何ものでも無い」.而も「虚」から宇宙が生じないならば、「無」は何らかの生成作用を持つものである筈です。量子論の弱点は機能法にあります。物理科学的に結果から原因に遡及することからくる限界です。逆に、「無」から生じる「有」を他者に求めれば世界の根元に「無」は無く「無」を「有」化する何ものかの介在が予想されます。量子論の弱みは結果論からの理論的解釈にあります。言い換えれば「無」から生じた「宇宙」は「無」の背後の「夢」、此の世界の異相の「存在」の「夢」、自らが認識しない存在、自らが意識しない存在、自らが意思しない存在に覆われているのかも知れません。哲学・思想ランキング
2020年08月03日
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時間の陥穽227 通常一般常識的に考えれば、無から有の状態になった宇宙の核の前身の卵は、環境に適せず土から芽生えた植物が土に帰るように、亦すぐ無へと戻るのが必然と想いますが、消すに消せないものが、「ある確率」、此れが何の位の確率なのか、無限分の一であれば育つ卵は唯一つの宇宙になりますが、たとえ一京分の一、一兆う分の一にしても其の複数の卵が成長すれば宇宙が複数個成長することになります。「無」から或いは「虚空」に生じた複数の宇宙は、現代人類の思考を超えて複数宇宙が「虚空間」を挟んで並び立つことになります。何れにしても、消すに消せない「ゆらぎ」、物理的に可能な限りにエネルギーを抜いた状態で、そのエネルギーを抜くだけ抜き抜き去っても、「振動」いわゆる「ゆらぎ」が残るとされるのが「無のゆらぎ」です、素粒子の生成と消滅が繰り返されることにより絶えず起きていて、物理的には消すことが出来得ないもの。換言すれば、無と有の間をゆらいでいる状態を「ゆらぎ」と言い表しています。それが宇宙の始まりの瞬間で生じ、ひとたび膨張を始めた宇宙は、その誕生直後に急激な膨張期、インフレーション期を迎えて、その長い長い歴史の第一歩を踏み出すのです。然し乍ら、其の「ゆらぎ」とは「因」にして因ならず、「果」にして果ならず、大乗哲学の「空」を連想するのは私見すぎるでしょうか。哲学・思想ランキング
2020年08月02日
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時間の陥穽226 現代科学理論の主流である量子論、此の量子論には量子力学と量子場理論と呼ばれる二つの理論物理学上の領域が含まれます。量子力学は量子的対象の場の影響下での振る舞いを記述し、量子場理論は場をも量子的対象として扱うことに特徴があります。これらの二つの理論の予測では、実験結果と驚くべき精度で一致しています。但し、唯一の欠点として取り上げられるのが、現状の知識の認識状況では一般相対性理論と整合させることができないという点に課題が残ります。量子論はある物理量が任意の値を取ることができずに特定の離散的な値しかとることが出来ないもの、量子化を受けるような全ての現象と効果を扱う学問です。なかでも、 粒子と波動の二重性、物理的過程の不確定性、観測による不可避な擾乱も特徴とします。その中でも、量子力学は、一般相対性理論と共に現代物理学の根幹を成す理論として知られ、主として分子や原子、若しくはそれを構成する電子など、微視的な物理現象を記述する力学であるのですが一般相対性理論と整合させることに難儀しています。現代科学理論の主流「無のゆらぎ」から宇宙は生まれたとする説は「無と有」が、仏教哲学の大乗の縁起が如く存在するのですが、大乗の「無と有」の一方の存在否定から他方の存在を否定するのではなく、両方とも同時に、とある確率をもって存在している状態を指すとしたことは驚嘆すべき思考です。この量子論的な世界が、宇宙の始まりにあったと考えられているのです。無から有の状態に変化したものは、再度、有から無へと移行すると想われがちですが、量子論によれば、ある確率を持って無へと戻らず急激な膨張を始める宇宙があったと説きます。此れが宇宙の始まりの瞬間なのです。ひと度(たび)膨張を始めた宇宙は、その誕生瞬間直後に急激な膨張期、インフレーション期を迎えて、其の後の長い長い永久の歴史の第一歩を踏み出したのです。哲学・思想ランキング
2020年08月01日
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