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洗い物をするとき、水の冷たさを感じるようになった。それでも、まだ温水を使うほどでもない。水道水をそのまま飲むと、まだ、心地好い冷たさは感じられない。微妙な時期だ。ミネラルウォーターを買う習慣はないので、浄水器をつけた水道水を冷蔵庫で冷やしている。体の外側と内側では、感じる温度の感覚が違うことをあらためて知る。洗いものする水冷えて蛇渡る沼の波紋はゆるく拡がる
2007/10/27
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地面に籠を逆さに伏せて、その端を持ち上げるように、紐のついた木の棒をかませて立てた罠で雀を捕ろうとしたことがある。何度やってもうまくいかなかった。餌をまいても、罠の周りには集まるが、籠の下にはなかなか来ない。じっと待っていて、やっと来たと思って紐を引くと、籠が伏せる前に素早く雀は逃げてしまう。子供の頃は、そんなことを飽きずに一日中やっていた。昔からある、鳥を捕まえる罠だけれど、一度も捕まえることは出来なかった。あれで本当に雀を捕まえた人はいるのだろうか。柿の実の落ちる音して見る庭に雀鳴きつつ跳ね飛び遊ぶ
2007/10/20
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去年は紅葉することもなく散ってしまった木が多かったけれど、今年はどうだろうか。少し前に聞いた予報では、今年も紅葉が遅くなるという。この一、二週間で急に秋が廻って来たように冷えてきた。秋は、紅葉が山の頂上辺りから麓まで、日ごとに降りてくるのが楽しみなのだが、今年は紅葉が季節に追いつくだろうか。紅葉待つ山の麓に棲む人と旅する人が出会う夕月紅葉待つ山の麓に棲むものと旅するものが出会う夕月
2007/10/13
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金木犀の香る季節になった。先年亡くなった姉は、メールのニックネームを金木犀としていた。そういえば、小学生の頃の通学路に金木犀の大きな木があった。秋になると、黄色い花を落としながら、一面にあの濃い香りを漂わせていた。あのときの金木犀の香りの記憶から、この花を好きになって、姉はこの木の名前を名乗ったのかも知れない。降るごとに秋深まりて匂い立つ金木犀の夜道華やぐ踊る如く金木犀は匂い立つ風凪ぐ夜の川傍の道
2007/10/06
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