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ある歌手の楽曲が彗星の如くデビューと同時に大ヒットします。その後の作品もヒットし、音楽業界で一躍話題になる。 しかし、それに対して当時ある音楽評論家が雑誌の辛口記事で「あの音楽は底が浅い。今はブームなだけであんな軽薄な音楽はすぐに飽きられる。何年後には忘れられるさ」 しかし、それから20年が経ちまして。その人の音楽は「○○年代を代表する時代の音楽」として、歴史として語られるようになった。その歌手も未だにコンサート活動を続けているし、他の歌手の楽曲提供なども手がけている。 思うのですけど、音楽だけでなく、マンガも映画もゲームも「その時代にヒットしたもの」が歴史に残るものなんです。そこに浅いも深いも権威もなく、ただ一時を楽しませる、感動させる力があったらそれは心に残る作品で。 むしろ、雑誌の休刊と共に消えたその辛口評論家が音楽業界の歴史に何を残したのか?
2012.04.30
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いま、会社で一緒にゲーム製作をしているプログラマーさんなのですが、これがまた非常に優秀な方で。 この場合の優秀とは「ゲーム作りをわかっている」という意味です。私たちデザイナー側が欲しい機能ややりたいことを再現しやすい環境作りをしてくれる事ももちろんですが、それ以上にこっちが指摘しなくてもゲームとしての面白さを最初から作ってくれる、といいましょうか。 とにかく、さわり心地のいい、キーレスポンスの反応タイミングとか、攻撃がヒットした時の反応、移動スピード、キャンセルタイミングなど、アクションゲームを心地よく仕上げてくださる。 これが下手なプログラマーさんの場合、いちいちこちらが「もっと早くして」「もっと高く飛ばして」「このアニメからこのアニメに何フレームで移行して」といった、細かい指示を出さないといけない。 実際、ゲーム業界以外からやって来たプログラマーさんに多いのは「仕様に書いてくれないと出来ません」という・・・でも、実際アクションゲーム作りだとこういったところは作り手の「勘」に頼る部分も多く、数値で表現しにくいところがあります。代表的な例だとシューティングの弾幕とか。あれもただ単に撒き散らせばいい、というものじゃない。その軌道やタイミング、出現場所でまったくゲームバランスが異なります。 どうにもゲーム作りの技術を「映像のリアルさ」だと思っている人がいますが、実際はこういう部分の方が大切ですし、これを疎かにしたら単なる不便な動画再生ツールでしかないんですよね。ゲームなんて。
2012.04.29
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マンガ「築地魚河岸3代目」におきまして、問屋、仲買人の大切さを語るお話がありました。 ある大手スーパーが鮮魚部門で経費を安くするためにきめられた漁港の漁師さんから直接魚を買い上げる直販ルートにしまして。仲買人を通さない事によって以前より安く魚を仕入れることが出来る、これによって利益が多くなる、と・・・ しかし、魚のような自然を相手にしている市場の場合、取れ高や品質にばらつきがある。確かに仲買人を通さない分、経費が安くなるけど、魚が取れない場合、今度は漁師の側が高く売る。選択肢もそこしかない。 これが全国の市場から集まる築地のような市場であれば、その漁港以外の場所で取れた魚を選べるし、「相場」という安定価格が出るので大幅な値段の上下がない。 プロの世界で重要な「安定供給」というもののためにこういったシステムがあるのだ、と。 この辺は非常に面白いところで。市場を安定させるために、乱高下が無いようにするためにつくられた場所でもあるんですよね。 よく、この手の業者を「搾取」とか「無用のもの」と叩く人がいますが、それは「だったら究極な話、自分で海で魚釣ればいいじゃん。タダだよ」と・・・ 結局手間や技術、便利さを生み出すために、あらゆる商売があるわけで。
2012.04.29
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船越英一郎家出 妻松居一代が殴る蹴る これって・・・芸能記事のようで普通に警察沙汰の暴行傷害事件だよね? よく、夫が妻に暴力を振るう、あるいは子供に対して親が暴行を行うことは家庭内であっても度を越せば傷害罪です。 で。夫が家出してしまったほどの暴力って・・・完全に犯罪じゃないですか! 私の嫌いな描写の一つに「暴力や体罰を愛情」と表現する事。愛、なんて受け取り側が苦痛に感じたら、相手がどんなに愛情を持っていようと単なる拷問でしかありません。ストーカーの愛が伝わらないのと同じです。 名優・船越英一郎さんがサスペンスドラマのラストみたいに断崖の突端に立っていないことを祈りますが・・・ 追伸:コメント情報で「あれはドラマのPRのための話題作りだと後に本人が公表」との情報をいただきました。ありがとうございます。しかし、その本人コメント内で「殴る蹴るの暴行はあった」と認めてるんですよね・・・じゃあ、変わらないじゃん・・・
2012.04.28
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任天堂がダウンロード販売にも本腰を入れる、という話で、個人的に歓迎しているのは「小売店を通してのダウンロード販売で、価格の設定を小売店側がコントロールできる、パッケージも平行して売れる」ということ。 これって、すごく良く出来た考え方で。通常、今までのダウンロード販売というと「小売を通さない事で安く売れる」というのが消費者にとってのメリットでした。しかし、一方でパッケージソフトを売る小売店をすっ飛ばした、ある意味商売敵を作るようなやり方で。 また、ダウンロード販売の場合、中古とかワゴン、というものが基本できない。そうなるとユーザーは基本メーカーの設定した価格以下で買うことは出来ない。 また、小売店側も今まで買いきりだったので売れない在庫を抱えたり、あるいは逆に売り切れによる機会損失をしなくて済む。ユーザーも品切れに苛立たなくて良い。 ファミコンのディスクシステム構想、あるいはパソコンソフトの自動販売機「タケル」を思い出しましたが。 個人的には「店に足を運んで購入」という昔からのやり方になれた客層をちゃんと理解した上でのハイブリットな考え方だなと。とくにネットでの販売は最近amazonみたいな通販もありますし。いきなりネット課金でのDLソフト購入、というのが敷居が高い人にあわせた作りじゃないかと。 よく、消費者目線で語ると「小売店や問屋、というものが搾取する」という悪者扱いをしがちですが実際は全国に商品を同一価格で流通させるという意味で大切な存在ですし、やっぱりネットがこれだけ普及しても未だ「店先に並ぶ商品を直接手にとって」購入したいお客も多いですから。それにTVCM以外にも一生懸命売ろうとするそれらの人がいるから消費者も手に取りやすい。意外とDL販売ってすぐに数に埋もれちゃうんです。 消費者だけが一方的に得をする、という業界は中間がない分、意外と脆いものです。
2012.04.28
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先日のBlogで趣旨をわかっていない人がたくさんいるので補足。 あの内容は「ゲームを買わないユーザーが業界を悪くしている」という意味じゃありませんよ? あくまで「どんなものもやらずに全て否定だけしている人が「新しいゲームがない、最近のゲームはつまらない」というのは滑稽だ、というお話。 ゲームを遊ばず、自分の興味を引くゲームがないことを嘆いても作り手はどうにも出来ない。まさか強制的に買わせるわけにもいかない。 ただ、だったらそういう人は「遊んでいないゲームを馬鹿にするな」と。面白いゲームはたくさんある。ゲームだけじゃない。マンガもテレビも映画も音楽も、どんな娯楽もそうだ。 「何か面白いゲームない?」と問われてオススメのゲームを紹介したにもかかわらず「つまんなそう。遊ぶ気がしない」と全否定、そしてまた「何か面白いゲームないの?」というマヌケな質問を繰り返す、そんな人間は今後ずっと「最近のゲーム業界はつまらない」で終わると思う。 という趣旨の発言ですけど・・・わかってくれたかなあ?
2012.04.26
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例えば・・・ 「最近ゲームつまらないよね。なんか続編ものばっかり売れて。作り手に新しい事をやろうって気概がないんだよ。え?洋ゲー?あれ、絵がキモくて受け付けない。え?モバイル系?あんな課金でユーザーから金をむしり取るようなのはゲームじゃない。JRPGはオタクっぽいのばっかりだし。キャラクター版権モノ?あんなの元を知らないんだから面白い訳無いじゃん。スポーツゲーム?俺、スポーツ興味ないし。ギャルゲー、エロゲーなんて論外。新作アクション?中古で安くなったら買うよ。携帯の知育系?そんな手抜き遊びはゲームって言わない。大作RPG?時間が無くてやる気が起きない。レース系?車に興味ないから。あーあ。どうして最近のゲーム業界はつまらなくなったのかねえ?ここ2,3年ゲームぜんぜん買ってないや」 ・・・さて問題です。こういう人の場合、ゲーム業界を「つまらなくした」一番の原因はいったい誰にあるでしょうか?
2012.04.26
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韓国サムスンが日本人技術者引き抜き加速、人材戦略弱い国内勢 今、日本の優秀な技術者は韓国だけでなく、海外資本の企業にどんどんヘッドハンティングされています。 理由は結局、日本の大企業がそういう人間をリストラしたり、低賃金で使い続ける結果であって、技術立国日本、なんて言葉が空々しく聞こえているのですが。 最近、コンシューマ大手ゲームメーカーから有能な人が携帯ゲームの会社に破格の待遇で引き抜かれたりしています。これは当然の話で。一昔前、コンシューマゲームが盛況だった時代は例えば当時のアニメ業界やCG業界から多数の人がこの業界に引き抜かれた。理由は結局「自分を一番高く買ってくれる」から以外、ナニモノでもありません。 そしてそれは会社に対する裏切りでも、業界に対する裏切りでも、ましてや祖国日本に対する裏切りでもなんでもない。技術者は自分を一番高く買ってくれるところに行けばよい。それを止めたければその技術者を繋ぎ止める報酬や待遇を支払うべきであって。 日本には昔から「愛社精神」で繋ぎ止めるのを常識、とした思想がはびこっていますが、結局年功序列、終身雇用、給料右肩上がりの時代にしか通用しないマッチョ思想です。正社員以上に仕事の内部に携わり、働いている人を延々と派遣扱いするような企業など技術のある人はとっとと捨てましょう。 技術者の旬は短い。稼げる時に稼いでおくべき。
2012.04.25
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先週の週刊少年チャンピオンにての「空が灰色だから」は強烈に救いがないというか・・・とんでもない爆弾を見せつけられたようで背筋が寒くなりました。 元気と明るさが取り得の小学校の熱血女子教師が、クラスで地味で大人しい生徒を「もっと元気出せよ!友達と遊べよ!大きな声出せよ!」と応援するのですが、その生徒にとってはそういう体育会系のノリは単なるプレッシャーにしかならず、やがて登校拒否になる。しかし、その先生は原因が自分である事にまったく気がつかない。部屋に引きこもる彼に外から「気にの事を先生は応援してるぞ!」と大声で叫び、彼が登校拒否していることを近所の人にも聞かれ、ますます自分の殻に閉じこもっていく・・・ 読んでいて昔、保育園の保母をしていた母の言葉を思い出しました。「例えば10人子供がいたら、その中に必ず1~2人は「大勢の人間と遊んだりする事がプレッシャーに感じる子供」がいる。そういう子供は自分の世界で楽しい事を見つけて遊べる。決して孤独な訳じゃない。むしろ、無理やり大勢の人間と付き合わせることの方が対人恐怖症になることがある。要は人間同士の距離感にも個性があることを認めることだ」 世の中、体育会系のノリが全て。元気で社交的なことが正義、というばかりではない、というのと、自分が良かれと思って押し付けるこの手の「元気強要」は酒が飲めない人間に飲酒を強要するのと同じ行為なんだろうなと。 明るい人も、暗い人も社交的な人も内向的な人も無理なく共存できる。それが本当に「住み良い世界」なんですが・・・
2012.04.24
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以前、ゲーム作りの現場であった事ですが。 ゲーム中に頻繁にフリーズが起きる。特定条件が重なるとメモリオーバーが発生するらしい。 で、調べてみると一番大きなメモリを食っているのが音声データらしくて。このデータを小さくするため劣化圧縮してくれないかとプログラマーさんがサウンド担当の人にお願いしたところ、大反対される。曰く「確かにデータ圧縮すると1/10になるが、音質が劣化して聞けたものじゃない」と。 ですが・・・試しに聞かせてもらったのですが音の素人の私にとっては圧縮前と圧縮後の差がほとんどわからない。かすかに篭った感じがあるのですが、ゲーム中はBGMが鳴っているし気がつかないレベル。最初からこの音であれば誰も文句は言わないだろうと。 でもサウンド担当の人は「ね!全然違うでしょ?こんなの商品にならないでしょ?」と真顔で言っている・・・ で、思ったのは「専門家を基準に考えてはいけない」ということ。これがオーディオ機器を売っているのであれば話は別ですが、あくまでゲームでの音声であるということを忘れてはいけない。 むしろ、それによって発生するフリーズバグの方がよほど「商品にならない」ので。
2012.04.24
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みんなの党の憲法改正大綱の原案判明 改正要件緩和し「国民投票はなし」 道州裁判所・軍事審判所を新設 なんだか笑えてしまったのですが。 何がおかしいって、自分たちの主張を通すのに支持が得られそうも無いから、憲法改正をすることが今の法律では出来そうも無いからその法律を変えようという、それって独裁と何が違うのか。なにが「みんなの党」だか・・・ 少なくとも憲法改正は国民投票というシステムで変更できる以上、それを行えないのには理由があるはずですが。 で、つくづく思うのですが世の中には「戦争ゴッコしたくて仕方ない人」というのが必ずいるみたいで。危機感がない、もっと危機感を持て!と煽る癖に、結局やりたいことは自分の指で軍隊が動く姿が見たい、という、子供じみた誘惑を隠せないというか。北の将軍様と何が違うのやら・・・ 「平和ボケ」より「戦争狂い」の人間の方が厄介なんですよ。火をつけて歩く放火犯が消火器を販売するような。 誤解のないように言いますが、私は憲法改正は別に構わないと思うのです。が、そんな大きなことやるならちゃんと現行のシステムで国民に真意を問え、と言いたいのです。
2012.04.24
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未だに納得できない事の一つとして。 例えばある会社員が犯罪行為を犯したとき、その会社員の名前と共に勤め先が報道される場合とされない場合がありますよね? でも、たとえば会社による組織的な犯罪であったのであればいざしらず、あくまで個人の犯罪であった場合、わざわざ会社の名前を公表する理由はないですよね?その証拠に、同じ犯罪でも聞いたことないような中小の企業だと単に「会社員」としてしか表記されない。 この差はいったい何なのか?そもそも、個人のプライベートな犯罪を会社が謝罪する理由があるのか?(会社の立場やシステムを利用した犯罪は別ね) むしろ会社側にとっては業務に影響が出るなど迷惑を蒙った被害者のはずですが。
2012.04.23
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前にある本で読んだ言葉で。 旺盛な批評家、あるいは過去の名作や現在人気のあるものを「あんなものはたいしたことがない」と自分の奇妙な自尊心で鼻で笑う行為を続けていると、いざ、「じゃあおまえがやってみろよ」と言われた時、その前にアレだけ他人のすごいものをコキおろした結果、自らにその批判が全て撃ち返ってくることを恐れ、何も出来ない事を露呈させてしまう。 これを「高い枝から降りられない子猫」現象と名づけたそうで。 これは確かにわかる気がする。たとえば、本当の作り手の場合、その旺盛な批評精神を自らの作品に投影して、世間に見せる。たとえば「今流行っている○○みたいなマンガはつまらない!俺はもっと××みたいなマンガを描く!」と作品でもって主張するのは作り手として批評がエネルギーになる結果です。 でも、自分は何もせず、ただ偉大なもの、すばらしいものをやっかみで「あんなものたいしたものじゃない」と、こき下ろしたところで自分の価値が上がる訳じゃない。 それどころか「自分は見る目がない、モノの価値のわからない人間です」といっているようなものじゃないか。
2012.04.22
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私の祖母が以前にぽつりと語った言葉ですが。「お前のおじいちゃんはね、戦争で無駄死にしたんだよ・・・」 私の祖父は長野の山間の村で祖母と生まれて間もない母と3人暮らしをしていました。太平洋戦争で徴兵され「お国のために、お前たちを守るために」と南方へ兵員として輸送する船に乗って、現地に到着する前に潜水艦の魚雷攻撃で船ごと撃沈。帰らぬ人となった訳です。何のことはない、銃弾一発撃つ前に魚の餌になっちゃったんです。 で、祖母に言わせれば「どんなに言葉を飾ろうが何もせずに殺されたようなもの」なんだろうなと。 よく「あの戦争は仕方なかった」という意見を聞きますが、どんなに言葉を尽くし、歴史的観点から語ろうとも「祖父は無駄死にした」という事実は祖母にとってかわらないことなのでしょうし、だからこそ「軍神」とか「英霊」なんて祭り上げられる事を極端に嫌ったのも祖母でした。こんな悲劇は当時も今も世界中にありまして。 彼らの死があったからこそ今の日本はある、それは事実。しかし祖父の死が無駄死にであったことを認めない人間がまた戦争を犯し、賛美するんだろうなと。
2012.04.21
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先日ご紹介しましたマンガ「予告犯」の冒頭シーンでは、ある中学生の部屋への家宅捜索から始まります。容疑は「市販ゲームの無断配信」。いわゆるマジコンを使って遊ぶためのデータを配信していたHPを作っていた犯罪者なのですが。 大勢の捜査員に部屋の中を調べられている時、その男はブツブツと言います。中学生「クソゲーを作っている消費者を舐めたメーカーが悪い。権利権利うるさいことを言っているから日本のメーカーは遅れていくんだ!面白ければゲームは売れる!自分はそんな企業に制裁をくわえる為にボランティアで・・・」捜査員「じゃああなたがアフェリエイトで広告収入を得ているのはどう説明するの?」中学生「それは・・・自分を支持する人間からのお布施であって。現に自分は多くの人間から支持されている」 そこでスマホからこの事件に対してのツイッターの反応を見ます。そこには「ざまあ!」「犯罪者乙!」「メシウマ!」といった、今まで自分を神だのなんだの支持していたと思っていた人間より多くの罵声と嘲笑。結局、そういう誰かもわからない連中から利用され、都合よく祭り上げられていただけだったという事実を見せ付けられる。 かっこよく「社会正義のために!」とネットで叫んでいた人間も、いざ、リアルで警察に踏み込まれ、現実に「犯罪者」として自分のこれからの人生が目の前で崩壊していく姿に愕然とする。しかも、それまで自分を支えてくれていると思った人間にも裏切られる。 捜査官は冒頭にすごく簡単なことを言います。「噛み砕いて言うと 勝手にゲームのデータぶっこぬいて放流してんじゃねえよ、コノヤローって話ね」 ここなんです!一番大事なところは!四の五の理屈をつけたところでこの言葉以上の価値はない。 現在、公式HPから第一話がためし読みできますが、ぜひ読んでみてください。きっとこの思想の醜悪さと同時に「都合のいい人間は都合のいい時だけ支持され、使えなくなったら笑いものとしてボコボコにされる」という匿名社会の業、みたいなものを強烈に見せ付ける作品です。
2012.04.20
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「俺の実力はこんなもんじゃない」と思っている人は・・・ 今、日常の中心となっている事、例えば学生だったら勉強とか、社会人だったら会社での通常業務を完全に全うした上で、さらに上乗せできる特技や能力がその人の本当の「こんなもんじゃない実力」です。 だから、それが出来ない場合。例えば成績が悪いとか、仕事のノルマがこなせていない人にとっては「それがお前の実力の全てなんだ」と。ましてや、それ以上の別の評価をされる人などいない、というのを常に考えておくべきだと。 例えば、ゲーム作りの現場などでもそうですが、本当にすごい人というのは自分に与えられた課題をこなした上でさらに別の仕事や他の遅れている人の手伝いを進んでやったり。こういう人は尊敬されるし「じゃあこういう大きな仕事も任せるよ」ということになる。 このお話をしたのが、以前、業界に入って最初の期間、つまらない単純な仕事に飽きた新入社員が「こんな仕事、バイトにやらせればいいじゃないですか」と、半ばキレ気味に上司に訴えている姿を見た事があるので。 おいおい、オマエはバイトを格下扱いに語ってるけど、もし、それができてしまったら自分の評価は「社員なのに単純作業も満足にできないバイト以下の存在」になってしまうんだぞ、と・・・ 「俺の実力はこんなもんじゃない」と思っている人はまず目の前の仕事を完璧に終わらせようよ・・・
2012.04.19
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「車バウンド」の交差点→100キロ突入→同乗者死傷 なんとも遺族にとってやりきれない事故ですが。 この事件に限らず、「軽い気持ちの冗談で人殺しになった例」というのは過去にいくらでもあります。例えば数年前、友達を驚かそうと海岸に深さ数メートルの落とし穴を掘ったところ、落下した友人が首の骨を折って死亡したというケースとか。 どちらも「殺す気などなかった」んです。しかし、この手の冗談は往々にして予想外の展開をみせる。事故が起きてからでしか、人は「万が一」「まさか」を実感できない生き物なんです。 そして、時間は2度と巻き戻りません。
2012.04.17
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今年もファミ通アワードが開催されるみたいで、アンケートが始まりましたが 例によって「なお、殿堂入りのためベストキャラクターにマリオ、ベストカンパニーに任天堂、ベストクリエイターに宮本茂 氏は含まれません」って・・・ おいおい、昨年売れたソフトの1位2位は「マリオカート」と「スーパーマリオ3D」なんだぜ?それを除外したゲームアワードに何の意味があるのか? 「日本のゲームが海外で売れない(任天堂は除く)」と平気で書く記者とか、売れないことを嘆くクリエイターっていったい何なの? だったら「イチローは何の才能もない(野球は除く)」でもいいじゃん・・・
2012.04.17
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あらゆる賭け事、ギャンブルでの宿命みたいな言葉ですが。 例えば、普通に働いてお給料をもらった場合、そのお金は生活費、欲しかったものの購入、あるいは貯金として使います。が、例えば競馬で儲かっても、そのお金の大半はそういう「本来欲しかったもの」の購入費になることはなく、次のレースのタネ銭になってしまう事が多い。 これは株などでも同じで。100万円儲かったから100万円のものを買おう、という思考にならず、さらなる利益のために投資する。いつまでたっても終わりがない、だから最終的に疲れるか、あるいは破産するまで続けてしまう。 元々、お金というのは「自分の欲しいもの、やりたい事を叶える為の引換券」だったはずですが、使わないお金は紙切れと同じですよね。 ギャンブルそのものが趣味であるとした場合、最初から「お金を稼ぐ」ということは考えないほうがいいです。
2012.04.16
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最近読んだマンガの中で気に入っている・・・というか、正確には「後味の悪さがすごい、けど面白い」作品に予告犯 (ヤングジャンプコミックス)筒井哲也 という作品があります。 ネット上に突如現れた新聞を仮面に被り、ネットカフェから世の中にはびこる悪を「制裁」という正義の元に放火、暴行、拉致、といった実力で私刑を加える、通称「新聞男」と称するネットテロリストと、それを追うサイバー犯罪捜査チームの警察の攻防なのですが。 この作品が非常に「リアル」に感じるのは、実際にネット上で起きた事件、例えば就職の面接に来た人間をツイッターで中継して笑い飛ばした事件、レ○プ被害にあった女性に対して「そんなのは女の方が誘ったんだろ」という暴言を吐いて炎上したケースなど、「ああ、そういえばそういう事件あったよね」と ここで行われるのは一方的な私刑:リンチです。それをネットで流すことによって、鬱屈した匿名のストレスを溜めている人間たちに「もっとやれ」と・・・こんなヤツら、社会的に抹殺されて当然だ、みたいな正義の鉄槌を目の当たりにする感覚。 しかし実際は銀紙を奥歯で噛み潰したような、嫌な後味しか残らない。 似たテイストの作品として、昔チャンピオンに連載していた「アクメツ」という作品がありました。あちらも「正義のために悪い奴ら(政治家、官僚、天下り役人など)をノリと勢いでぶっ殺す!」というめちゃくちゃなお話の中に、この手の正義感の気持ち悪さ、後味の悪さを痛感させる作品でした。 実際のネット炎上事件などを見ていても思うのですが、酷い発言をした人間をリンチで制裁する(例えば住所の特定、勤め先、学校などへの電突)行為に加担するのは、作品中でも描かれている「正義の名の下に遠方から石を投げる娯楽」行為でしかないと。そして、結果は何も救われない。一時の溜飲が下がるだけ。さらに石を投げる相手を探してウロつく野蛮人にしかならない。 何より、このマンガの犯人も実は・・・ まだ単行本1巻しか出ていませんが、非常に気になる面白さなので、ぜひ皆さんも読んでくださいませ。
2012.04.16
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先日のソニー関連の愛国心に関する記事でふと思ったのですが・・・ 例えば、ソニーが世界的なブランドになった理由は、何と言っても高品質、優れたアイデア、先見性の高い技術など、要約すると「買って得をする商品」であったからこそ、海外の人が日本はどこにあるかは知らないけどソニーは知っている、とまで言わしめたのでしょう。 しかし、この技術的ブランドが崩れた場合、あるいは他のメーカーがよりすばらしい商品を売っている場合、私たちはわざわざ日本のメーカーだから、という理由でソニーを選ぶ理由はありませんよね? あと、日本の技術、と叫んだところで、大半の部品、組み立てを海外に依存している現在、どこにその「日本製のブランド力」があるのかと。それはつまり「どの国でも出来る技術」って事にしかならないのではないか? こういうのは家電に限らずいくらでもある。例えば「日本の味」の代表である漬物たくわんの8割が中国からの輸入品であるとか。アニメの背景画や動画の大半が中国、韓国の外注であるとか。 それなのにブランドの国産品にこだわる事が愛国心だと思う勘違い、なんとも恥ずかしい話です。昔読んだ4コマのサザエさんでハワイのお土産に買った人形が「メイドイン チャイナ」のラベルが張ってあったというお話を思い出します。
2012.04.15
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前に同業の別の会社の方に聞いたお話。 あるゲームの開発が当初予定より開発難航でえらく遅れて、予定の一年を越え、ついに3年目に突入したという状態。 理由はいろいろあるけど、結局「細部にこだわりすぎ」というのと「作ってはやり直し、作ってはやり直しの繰り返し」でどうにもならない。 ようやく完成にこぎつけたが、コレといった売りがない、単に丁寧に作ってあるだけのよくあるソフト。正直開発している側もそれほど売れるとは思えない、営業側も「どうやって売るんだ」と頭を抱える始末。事実、ほとんど話題にもならず、当然売れもせず。 で・・・恐ろしいのは結局大赤字であった、にもかかわらず「この資産を捨ててしまうのは惜しい」ということで続編が作られているという・・・ なんか・・・信じられない計算式なんですけど。「もったいない」という理由で腐った糠床でまた同じ漬物を作るようなことをするのかなあ?正直、日本式のゲーム作りで使いまわせるところなどほとんどないのに・・・
2012.04.15
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もはや妄想ポエムの記事なので笑ってみていました。ソニー、過去最大赤字の「衝撃」 ちょっと話が横にそれますが 日本だけじゃなく愛国心を他人に強要する連中の「愛」って、たいがいその時の政府であったり社会システムなんですよね。 例えば、太平洋戦争で日本軍は「愛国心で鬼畜英米を倒さなければこの国が滅びる!」と、国民を脅し、死を強要した。それで日本という国は軍人、民間人問わず、歴史上過去に類を見ない死者を出した。 しかし、その時の政府が倒れた後。日本が滅びたか?滅びたのは誰だったのか?同じ事がアメリカのベトナム戦争でも、ドイツのナチス政権でも行われていました。その政権(システム)を守る事が一番得をする人間が声高に叫ぶ。「今こそ愛国心が大切だ」と。 つまり、歪んだ愛国心強要する人間は「俺を愛せ!俺の利益になれ!」という叫びだと。 悪い意味ではなくソニーは「たかが日本の一企業」なんです。これは任天堂もトヨタもパナソニックも同じ。そんなものに愛国心を見出すのは勝手だが、「ソニーが危ないのは日本が危ないのと同じ」というのはおかしい。 私はいいものであれば日本製にこだわらない。アメリカ製だろうが、中国製だろうが関係なく買いたい。
2012.04.14
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私がアニメーション監督の宮崎駿さんを尊敬するのは、作品の面白さも当然ありますが、何よりあの年齢で「現役である」ことです。 これはアニメに限らず、ゲーム業界でも、音楽でも、現役を引退して評論家になった途端、野球で言えばフィールドから客席に移ったも同然。そこから語る言葉は結局どんな過去の肩書きがあろうとファンの「ヤジ」と差がありません。 それにその人の現役時代の知識とか技術論というのはどんどん古くなっていきます。例えば、東京オリンピックの時、体操で日本人が活躍して高得点を出した「ウルトラC」と呼ばれる技、今はなんと難易度が低い、ということで減点対象なんだそうです。 先の話の宮崎監督も、ナウシカを作り終えた時から「もうアニメーション監督は年齢的に限界だ」とグチり続けながらも、未だにその手を止めない。戦い続けている。むしろ、現役を引いた後に評論家ツラして「今の○○業界にもの申す!」みたいな人間が嫌いです。「お前ら、作り手で最近の業界に不満があるなら作品で語れよ!」と。 だから、私も今、がんばっている、最前線で戦っている作り手は尊敬するし、自分もそうありたいと思うのです。
2012.04.12
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以前本当にあったお話です。 うちの会社で開発していたある続編ゲームの情報が解禁になりました。それなりに有名タイトルの続編だったのでネットでの反響も大きかったり。 が、しばらくしてなぜか「今回は外注に丸投げした」という噂がネットで広がります。恐らく2ちゃんねる経由の匿名掲示板が発祥みたいなのですが、それをまとめサイトが取り上げ、煽る。 やがて「前作の開発者はみんないなくなっていて、ほとんど関わっていない」と。さらには中国のメーカーに丸投げした、とまで・・・けしからん!と抗議のメールまで届くようになる。 ・・・・あれ?じゃあ当時、私が作っていたこのゲームって、いったい誰が作っていたんですか? 一部外注はあります。といっても、それは音楽で、それも前作と同じ会社、同じ作曲家の人。メインスタッフはほぼ同じ。 根も葉もない馬鹿馬鹿しい噂なのですが、そんな出所不明な情報を元に勝手に不安視し、勝手に怒る人ってなんなのでしょう?
2012.04.11
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藤子A先生の自伝マンガ「まんが道」の続編にあたる「愛・・・しりそめし頃に・・・」の11巻が発売になりまして。 印象深かったシーンというと、トキワ荘で兄貴肌だったテラさんこと寺田ヒロオ先生が当時のマンガ業界に絶望して筆を折ったシーンのその後です。 それまで児童マンガ的、牧歌的な面白さをマンガに求めていたテラさんにとって、当時流行り出したアクション性の高い、銃の打ち合いとか劇画チックな世界は受け入れられず「これでは子供たちが、マンガ業界がだめになる」と憤慨。編集部に抗議に行くが当然聞き入れられず、結局、筆を折ってしまう訳です。 しかし、その後のマンガ業界がどうなったかを考えますと・・・あの当時より表現の幅も、密度も、そして面白さも作品数もよりすばらしい世界になっている。結局、あの時筆を折ってしまったテラさんと、その後もペンを振い続けた他のトキワ荘メンバーとではどちらがその後のマンガ業界に功績があったか?それは考える余地もないと思います。 で、振り返ってゲーム業界にもそういう岐路はいくつもありました。現在で言えばソーシャルゲームの台頭とか。そこで作り手が「あんなものが流行するようではゲーム業界は終わりだ」と言ったとしたら・・・それこそ、テラさんと同じ状況になってしまうのではなかろうかと。 私はあくまで「面白いゲームが作りたい」のであって、別に家庭用とか、携帯とか、モバイルとかそういうジャンルにこだわりません。というか、過去にも自分が変化に対応しきれなくなると業界終末論に摩り替えるクリエイターはたくさんいました。 テラさんと仲間で、厚い信頼を共有しあったメンバーでも当然考え方は違う。しかし、だとしたら否定するのではなく「こういうマンガはどうだ!面白いだろう!」という作品で主張したい。ジャンルは違えど、それこそが作り手の本当の主張だと思うので。
2012.04.11
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格闘技話が続きますが。 以前、ある総合格闘家のインタビューで、路上でいわゆるケンカ自慢に絡まれたときにどうしますか?という質問で「一対一であれば、ローキックに徹します」との答え。 鍛えた格闘家のローキックで弁慶の泣き所を蹴られて耐えられる素人はまずいない。大概、一発で立てなくなる。何より、頭とか胴体を殴って死に至らしめる危険性があることを考えると、ローキックで死ぬ人間はいない。その上、相手の足腰を立たなくしたらあとは一気に逃げる事が出来る、相手もまさか「ケンカ売ってローキックで地面にへたり込んだことを口外できない」という・・・ まさにプロだからこそできる相手に気遣いまでした上での必勝法なんですよね。
2012.04.11
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以前に合気道の達人の老人と総合格闘技の若者の試合を撮影したビデオを見た事があります。 合気道側は有名な流派の師範。演舞などで若い弟子をポンポン投げる、まさに達人の技を披露していた人。総合格闘技の人はここ最近伸びてきた若手のホープ。お互い、礼をしての実戦。 で、結果はどうなったか・・・これがなんとも悲惨な・・・というか・・・ 一方的な試合。若手のパンチの連打。たまらず後ろに逃れようとするところに追い討ちの飛び膝蹴り。達人は吹っ飛んで、そのまま動かなくなる。ざわつく場内、救急車!と叫ぶ声、駆け寄って心配そうな対戦相手・・・ 完全KO.合気道の良さがまったく生きなかった結果でした。 で、私は「だから合気道は弱い」なんて事を言うのではありません。異種格闘技の難しさを見た思いでした。 たとえば、この達人に素人がかかっていっても歯が立たないと思います。その辺のチンピラなら、あっという間に投げ飛ばされてしまうでしょう。 しかし、鍛えた総合格闘家の攻撃というのは、ダンプカーで正面衝突したようなもの。往なす、払いのける、逆手を取る、といった術理がまったく効かない。まさに規格外の攻撃で。 土壌の違う異種格闘技同士の戦いの難しさを感じました。
2012.04.09
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ちょっと気になったのですが・・・ たとえば、ツイッターで有名な漫画の作者とか、有名人がファンから明らかに失礼な差別的暴言を吐かれ、それに対して抗議したとします。 それをなぜか「そういうのがイヤならツイッター辞めろ」って・・・あれ、私すごく納得いかないんですよね。 なんだか暴言を吐いた側が相手に「寛容さ」を強要する傲慢、というか。万引き犯が「盗まれるのがイヤなら店を開くな!」と喚いているようで・・・ 反応すると相手が付け上がる、といいつつ、その反応を期待している薄汚さ。 さらにはそれをまとめて「今、こんな事が起きているんですよ!」と炎上を煽るまとめサイト。 「下種な人間が一番得をする世界を造ろうとしている」のがネットの常識、なんでしょうね。そういう人にとって。
2012.04.09
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マニア向け商品を作る時の覚悟、みたいな言葉です。 どんなにファンであっても、ネタ買い以外で同じゲームを10本買うマニアはいない。基本、マニアも一般客も一人一本しか買わない。 だから、オーディオとか車のように価格差をつけてマニア需要で稼ぐことができないゲームソフトはマニアックな世界に入ることはある種、死地に向う事につながりかねないということ。 しかも、マニアほど要求水準も高くなる。かといってマニアが大喜びのゲームが面白いとは限らない。 この辺のバランスが難しいのでしょう。個人的にダウンロードコンテンツを推奨する理由は、「欲しい人はもっと金を出すから追加コンテンツを」ができるからです。しかし、今までそういう販売体系に慣れていない、全部入りが基本の考え方だとそれを許さない空気すらある。 趣味というのはゲームに限らず「それを支持する人が金を出す」世界ですから。自分が支払った金額分のサービスを受ける権利はあるけど、それ以上与えられる義務は売り手側にない。 どんなに簡素なゲームでもバカ売れする場合もあるし、どんなによく出来ていてもまったく売れない場合もある。まったく売れないものを無理やり買い取る義務が客に無いのと同じですから。 マニア商品が総じて高いのはその辺の需要と供給バランスなんですけどね。
2012.04.08
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昔、NHKのBSでやっていた「BSマンガ夜話」という、毎回テーマの漫画に関して語る番組がありまして。 この番組に伊集院光が「アストロ球団」という野球マンガがテーマの際にゲストで呼ばれたとき、本人はこの漫画が大好きでいっぱい語れると期待しながら番組に望んだところ、番組内での取り上げられ方が「どうしょうもないギャグマンガ」としてしか扱われておらず、他のゲストがそういうところばかり強調しただけの雰囲気に、画面上は笑顔だったが机の下で拳を握っていた、ということをラジオで語っていました。 確かにアストロ球団という漫画はいわゆる「とんでもマンガ」としてジャンル訳されてしまうケースが多い。何しろ野球で死人が出ますので(笑)でも、それも含めて熱い展開に当時夢中だった人は多かったのでしょう。 しかし、時代がたってあくまで表層的なおかしさだけで「ギャグマンガとして」この手の描写を語るのは違和感を感じる、ってことなのでしょうね。 例えば私も「ガラスの仮面」は大好きです。が、あの漫画もパロディーによく使われるようなツッコミを入れられるスキだらけの作品です。が、それも含めて夢中になれる熱い展開、魅力的なキャラが多いからこそ、名作としていまだ続いているのですが。 もっとも、伊集院自身も自分のラジオで他人のやることを平気で表層で笑い飛ばすことを芸にしているところもありますから。 自分が好きなものを他人がバカにするのは腹立たしいのは、誰でも同じはず。その差こそ、個人の価値観なんでしょう。
2012.04.07
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前に聞いたお話。 新卒者が4月から入ってきまして、研修後最初の仕事。上司が「とりあえず簡単で急ぎでないものを最初はやらせて会社に慣れさせよう」と、データの整理の仕事を与える。手間はかかるけど単純作業なのでよかろうと。 そして、入社から半年ほどたったある日。その新人が急に会社に来なくなる。無断で数日休む事態に自宅に電話をかけると「仕事が辛い。会社を辞めたい」と涙声で訴える。 驚いて話を聞くと「毎日毎日、同じ数字と表とのにらめっこで頭がおかしくなりそうになった。会社でも自分がなにをやっているのかわからない。半年も拷問を受けているよう」と・・・ つまり、ルーチンワークにノイローゼになっちゃったんです。 これはなんともはや、のお話ですが。上司としては気を使って簡単な仕事を振ったのですが、それがかえってアダになったという。考えてみると、今までの学校生活ってそういう事はありませんからね。勉強って意外と毎日違うことをやっていますから。 しかし、仕事ってこういう「毎日毎日同じ事を延々と」ってのは結構あります。で、その行為に自分は価値が見いだせなくても、実は別の人がそれを役に立てる、ということがその人の仕事の価値でもあり。 昔、伊集院光のラジオで「青春 糞バイトニュース」という、自分が今まで経験した精神的に辛かったバイトをリスナーから募集するコーナーがありましたが。その中で流れ作業の仕事で「山崎パンの「まるごとバナナ」のパン生地にバナナを置く」だけの仕事、という仕事があり、細分化されると仕事ってここまで単純化されるんだと驚いた経験があります。 いずれにせよ「毎日同じ仕事ばかり」するのが、案外仕事の本質かもしれません。
2012.04.06
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以前にゲーム作りで実際にあったこと。 あるポリゴンキャラのモデリングで、大変厳しいディレクターにモデルの細部を何度も何度もダメ出しされる。それこそ細かいバランスとか、質感までくまなく。 で、3週間かけてようやくOKになったデータを実機に出す。そのディレクターも「うん、やはり細かいところにこだわっただけあっていいものが出来た」とご満悦。 で・・・しばらくしてそのモデルを作ったデザイナーさんがふと気になったことがある。「あれ?このデータ、昔のヤツじゃね?」 調べてみるとプログラマーさんの手違いで最新のOKの出たデータに更新されておらず(一週間前に仮に出したもののまま)。しかも、ゲーム中はキャラが激しく動き回るため細部までよく見ていなかったので、誰も気がついていなかった。 と、いうことは、あのディレクターの「こだわり」ってなんだったのか? 人間の目、というのは意外といい加減です。特に静止画でないものの場合、人間の目はモノを「色の塊」としてしか認識しない。細部の模様や細かいディティールを覚えていない。しかし、作業で一番時間がかかるのはそういう部分で。 テレビアニメキャラの髪の毛や服装が極彩色だったり、シルエットが個性的であるのは一発でどのキャラかわかりやすくするため、というのもあるそうで。 私のモノの作り方の基本は「売りになるところ以外、必要最低限のものを作って、あとは初見の人が気になると突っ込まれたところだけ直す」というやり方なのですが。全部に対して細部まで注力していたら時間がいくらあっても足りないし。上のように単なる「こだわり、という勘違い」の無意味さを知っているので。
2012.04.05
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モーニングで連載中の「宇宙兄弟」のアニメが放送になりました。モーニングのアニメって最近どれも当たりなんですよね。ジャイアントキリング、へうげもの に続く、ちょっと捻った大人向けの作品が自分の年齢的にもツボです。蒼天航路は・・・なかったことにしよう。 この作品、連載当初から楽しみに読んでいるのですが、とにかく主人公が実力はあるのにコンプレックスの塊で、ダサくて、イマイチ足りなくて。でも、オロオロ、グズグズしながらも、前に進もうとする情けないけどかっこいい、そんなところが共感できます。 一歩先に宇宙飛行士の夢をかなえた弟と、その弟に負けてはならない、と奮戦する兄。それを支える多くの人、環境・・・いろんな意味で大人になりきれない、夢を捨てられない大人へ送るエールじゃないかと。 アニメの方も非常に出来がよく、しかも、最近では珍しい48回(一年)放送する、ということでじっくり描いてくれるのかと思うと楽しみです。 日曜日の朝、という子供向けの時間帯ですが、むしろ子供よりいい年した大人に見てもらいたいアニメです。
2012.04.04
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カンボジア国籍を取得してオリンピック代表に選ばれた元日本の芸人・猫ひろし さんがいろいろ叩かれている光景を見て思い出した事があります。 それは常夏のジャマイカから冬季オリンピックにボブスレーで参加したチームの奮戦を描いた「クールランニング」という映画。あれと似ているなと。 タイムが遥かに世界基準に達していない、というのであれば、上の映画もそうだったんですよね(W.たとえばこれが彼の記録が遥かにカンボジア国内記録で劣っている、という場合、それはスポーツとしておかしい訳です。が、そういうことではなく同国人の枠を海外のオリンピックに出たい芸人が奪うという行為に非難があるわけでしょうが・・・うーん・・・ わかりやすいところだと高校野球がありますね。全国優勝した青森のチームのナインが全員、県外出身者だったり。相撲で言えば外国人力士とか。こういう例は日本にもいくらでもありますが。 個人的にはオリンピック憲章に基づくルールに違反していなくて、かつ、記録が他を上回っているのであれば何も問題ないと思います。むしろ、日本でもある代表選考会で記録が明らかに上回っているのに過去の経歴で落とされるケースもある、という矛盾の方が怪しげだったり。 国の代表、の「国」とはいったいなんだろうと、ちょっと考えてしまうお話でした。
2012.04.04
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3DSやVitaといった携帯できるゲームが従来の据え置きゲーム機より盛り上がってきていますが。 そんな中、あるゲームの開発者インタビューで「携帯とは思えない性能に画面の細部まで作りこめる」と。 ・・・なぜ早くも地獄の道を再び歩もうとするのか・・・ 前にも書きましたが、携帯ゲーム機はそのモニターの小ささで見た目の細部を作りこんでも意味がない(視認できない)んです!それをまた、従来のやり方を踏襲するってのは、例によって売り上げとコストのバランスが取れない作り方に戻るのかと。 私はそっちに行かない方向でがんばろうとつくづく思います。
2012.04.03
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ゲームアナリストの意見---------------------------Google Mapの動画が広まっているけど全然笑えない。あえて過剰反応すると米国企業が日本を、今、業績がいい企業が歴史に傷をつけているようで、侮蔑的でもある。スクウェア・エニックス、任天堂、すぎやまこういち先生の許諾を得てつくったのだろうか?http://twitter.com/#!/HisakazuH/status/186121054417190913----------------------------うわあ・・・自分が作っていない関係者ないものを勝手に脳内で想像した屈辱感感じているのは、歪んだ独占欲だよな。「俺はこのゲーム世代だ!理解者だ!だからこういうのは許さん!みんなもそう思うだろ!な!な!(強要)」 じゃあ、自分も同じゲームで感銘を受けた世代として、しかもこういう作品に触れて、触発されて今、ゲーム業界で開発している人間としての意見。 こういうお遊びは大好きだ。米国の大企業が日本の名作をリスペクトし、手間をかけてネタを作る姿勢は尊敬に値する。スクウェア・エニックス、任天堂、すぎやまこういち先生もさぞお喜びであろう。 ともできるんだよな。この人と何も違いは無いんだから。
2012.04.03
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元仮面ライダーの藤岡弘さんがこんなことを語っています。藤岡弘、危機意識が欠如している若者に喝! えーと・・・この人をいきなり街中で後ろからエアガンで射撃したら、対処できるのかね(W。怒ったらこう言うのです。「藤岡さん、今のが実弾だったら死んでますよ。危機感無さすぎです」 と・・・ 街中で携帯ゲームが出来る、というのは実はすごく幸せな、治安のいい、住み心地のよい世界である恩恵を忘れ、そんな世界がダメだと言っている。 藤岡さんは武術の達人であることはよく知ってます。しかし、業界では空気が読めない人であることも有名で(番組出演の際、なぜか居合いの演舞を見せたがり、そのために番組終了後2時間近く演舞を録画させ、番組最後に無理やり放送させる人、と前に伊集院光 氏が競演の際「変な人だ」と語ってましたが。周りが困っている空気を察する事の出来ない人間が、なぜ危機感のような空気を読み取れるのかと。 現実は仮面ライダーの変身シーンをショッカーは待ってくれませんよ。
2012.04.03
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よくいわゆる萌え系、オタク向けアニメが蔓延る事が業界を悪くする、このままでは業界を自滅させるって意見があるけど、そういうのってもう20年以上前から言ってるんだよね。で、案外そういうジャンルは時代の変化はあっても、ずっと底堅く生き残っている。 最近は中身のない萌えアニメばっかりだ、って言う人。それ以外のアニメの本数、ちゃんと数えてる?ジャンプとか超メジャー作品以外、アニメ化出来なかった時代に比べたら、今の時代の方が圧倒的に数は増えているんだよね。それこそ、マイナー雑誌に掲載されている地味な作品がアニメ化で注目されたり。 話は戻りますが、結局、マニア向けだろうが萌えアニメばかりだろうが、数が少ない時代よりはよほど恵まれている。そして欲望に忠実な作品にも当然面白さはある。偉そうに「中身がない作品ばっかり」といいつつ、その中身を見ず、絵だけで判断しているのはどっちだと。 豊かというのは選択肢が多い事だ(漫画 「もやしもん」 より)
2012.04.02
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最近、ちょっとゾッとした事に気がついたのですが。 昔、自分が子供だった頃、例えばドラマとか、漫画とか、映画の世界で「ダメな大人」の印象って「うだつの上がらない安月給サラリーマン」という描かれ方をされていませんでしたか?上司に怒られ、得意先でペコペコして、家では奥さんに粗大ゴミ扱いされ、娘や息子にダメオヤジ扱いされ・・・ ですが、今の時代だとそれが「ニート」にあたってしまうという・・・つまり、サラリーマンにすらなれない、むしろ家族が養える正社員になれることが勝ち組、みたいな時代という。ちょっと前だと考えられない状況ですよね。 以前統計で30代までの成年男子の1/3が派遣、もしくはアルバイトなど不安定な生活を強いられている、というのを聞いたことがあります。むしろ、働きたくとも仕事がなく、結果ニート生活を強いられ、その高齢化が急速に進んでいる、という状況になっているらしいです。 じゃあ、実際働いている人が手が空いているのか、というと、逆にサービス残業を強いられたり、違法な過酷労働に自殺者が出たり。コストを安く上げる事に血道を上げた結果、人手が足りないのに人を雇わない、という矛盾が負のスパイラルになって日本全体を覆っていると言うか・・・ あの頃、ダメな大人の象徴であった安月給サラリーマンが、今や安定したエリートに近い存在とは・・・
2012.04.01
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自分がデザインをある程度任せてもらっているゲーム作りですが、ある種「世界観」があってないような作り方をしてます。というか、その場の面白さ重視といいますか 例えば、部下に指示を出す時も最低限のお約束(決まりごと)以外は「あとは好きにやってよ」とだけ。で、時折、コッチが予想しなかったようなヘンなモノを作ってくる場合があります。 ですが、それをほとんど私は「あははははは!こうきたか!」と。特別問題がない限りほぼ採用します。 これが今回のコンセプトであった「細部にこだわらない」ことで。面白けりゃ世界観など無視しろ、とやってます。(それが許されるゲームでもあるので) ちなみに、これをやった理由は「自分の好きなゲームってごった煮タイプ」だからなんですが。例えば、私の大好きなICO や ワンダと巨像 の上田さんのようなゲーム全体を統一できるセンスは持ち合わせていない。どちらかというとファミコン初期のようないきなり画面に「なんでこれが?」と思うような違和感があるゲームが好きなんです。 以前の会社でデザイナーが世界観にこだわりすぎるあまり、ゲーム内で面白いものを「これは面白いかもしれないけど世界観にあわない」とボツにしたのを疑問視していたので。 私はゲームの世界観なんてあとからいくらでも言い訳が付くと思ってます。だから、ゲームが面白ければ、パットを握って楽しければどっちでもいいと。というか、わざと違和感を残す作りにしているところもありますので。 あとはユーザーが勝手に脳内で世界観を構成していただければ。
2012.04.01
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