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一年間この拙いブログを折に触れて観て頂き感謝します。来年もよろしくお願い申し上げます。
2010.12.31
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今日は平成22年の最期の日である。西日本や東北は猛吹雪で大変だと言うのに当方は朝から快晴で申し訳ないと思った。いつか当方も大災害に見舞われるかも知れないが今までのところは、台風や集中豪雨など当地も予報されていても実際にはそれから免れており、心から申し訳ないと思っている。快晴だったので窓ガラス拭きや蛍光灯の傘拭きなどいわゆる年に一回の大掃除をした。ガラス拭きは一回拭いても明るい光線を浴びると結構汚れが目立ち、その汚れは内側か外側か分からないこともあり、表と裏を何回も拭きなおしたが完全には綺麗にならなかった。何の仕事も楽な仕事は本当にないものだなと思った。それでも家内に言われるままに、ささやかながら大掃除のまねごとのようなことをしてこの今年最後の日を過ごした。夕方には滋賀県から現地は大雪だったので出発を見合わせていた息子の家族が勇気を出して大雪の中を出発してくれて無事当方に到着した。無事の到着と息子が係長に昇格したお祝いもかねて美味しいお酒を飲んだ。今紅白歌合戦を観ている。息子の子供達は昔の加藤茶の番組を別のテレビでくいいるように観ていて大笑いしたりしている。無事到着してくれてのどかな年の瀬を迎えることが出来た。あと数時間で新しい年を迎える。来年は今年の反省を踏まえてより充実した一年にしたいと思う。
2010.12.31
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今日病院に行ったら胸がつかえるようで痛苦しいという82歳の女性を紹介した病院からの返書が届いていた。胃と食道の境目あたりの痛み、不安感、焦り、不眠、気力の喪失等から間違いなくうつ病ですという返事だった。胃と食道の境目あたりの痛みとのことなので、逆流性食道炎を考えて胃酸を抑える薬を処方したが全く効果がなかった。胃カメラ検査をしてみたが異常はなかった。それでうつ病を考えて精神科に紹介した結果が上記の返書である。うつ病は神経伝達物質であるセロトニンなどの減少で起こるとされており、様々な症状を引き起こすが、その82歳の患者さんを診て思ったのは、うつ病など精神的な病気の症状は胃潰瘍などの肉体的な病気以上の苦しみになりうるということだった。胃潰瘍や腸閉塞その他の重症消化器病の患者さんを診る機会が多いが、彼らよりうつ病の人の方が苦痛が大きく、長期に渡るとの実感を持った。うつ病は若者に多いと言われているが、これまで健康で元気に農作業をしていた82歳の主婦でも突然発病することがあるので注意が肝要だと思った。
2010.12.30
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付き合いは人間生活の基本である。それにはまず自分と他人をよく理解する必要がある。他人とは家族、職場の仲間、隣近所その他である。今日は外勤務が休みになったので年賀状を印刷することにして朝からそれにかかっていたら、家内から窓ふきその他の大掃除を手伝ってくれと言われた。手伝うつもりでいたが、プリンタがハガキを送らなくなったりして、時間がかかり、修復している途中で上下逆さに入れて印刷したものが30枚くらいあり、その人達の住所を印刷しなおしたと思ったら、今度はインクがなくて薄くなってしまい、インクを買ってきて再度印刷しなおし、郵便局にも行って、5円の手数料を出して新しいハガキに替えてもらったり、焦りと困惑の中で大忙しをしていた。家内は家の外でホースで窓ガラスに水をかけたりして活躍していた。「上下反対に刷ってしまって、やり直ししたりしていて手伝えなくて悪いね」と言ったら、「この忙しいのに何を間抜けなことをしているの」と怒られた。付き合いの最初はまず家族だと思う。中でも配偶者との付き合い方が重要だと思うが、価値観が全く違うので心して対応する必要がある。間違っていると思うことをいかにものように喋っていることがあるので、「そうじゃあないよこうだよ」とでも言おうものなら何倍も反論してくる。口で言ったら言い争いになるだけなので、相手が望むことを黙ってしてやることが付き合いのこつだと思う。朝少し早く起きてごみを出してくると、「ありがとう、悪かったね」と言ってくれる。相手が喜ぶことをしてやるのがいいのだと思う。それは家族に対してだけでなく職場や近所の仲間に対しても同じだと思う。偉そうに口であれこれ理屈を述べても信頼関係が築けないこともある。相手を思いやりながら自分に出来る精いっぱいのことを行動で示していくことが付き合いの要諦だと思っている。その意味で今日大掃除を手伝えなかったのはまずかったと思っている。
2010.12.29
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自分としては今年あまりよく出来なかったこともあるが、それを心がければ素晴らしい仕事が出来たと思われる項目を列挙していこうと思う。1.人が嫌がることでも進んで行う:最初からどんなことでも喜んでやると決めてしまえばどんなにつらくて嫌な仕事でも嫌と感じなくなる。2.面倒なこと困難なことでもいらつかない:子供の時何かをしていて中々出来なかった時にいらついて投げやりになった経験はないだろうか?仕事人は子供ではないのだから焦ったり、いらついたり、泣き叫んでも誰も助けてはくれない。冷静に判断して解決の方法を模索し、どうしても自分の能力ではできない時には諦める勇気も必要である。3.人を頼りにしない:中々思うように出来ない時には誰かに助けてもらおうという気持ちが働く。ケースによっては当然それが必要なこともあるが、困難に遭遇したら何でもかんでも頼ろうとすると、自分の実力は向上しない。まず自分の全精神力を集中させて挑戦することが必要である。4.運命を甘受する:職場では同僚やコワーカーの人達と一緒に仕事をしている。仕事の多くは自分で選ぶより外から与えられるものである。こんな難しいケースは自分でなく他人に行ってくれたらよかったのにと思う事がある。与えられた仕事は自分に与えられる運命だったとして捉え、他人の所にいけばよかったなどと考えないで、それは自分の所にくる運命だったと考えれば浮ついた心はなくなる。5.仕事は殆ど人と人とのつながりの中で行われる。相棒や仕事先の相手のことを思い、彼らに尽くす気持ちで仕事を行う。6.小学生の時の男子トイレはコンクリートで出来た横に長い溝みたいなもので、その端に児童が立って小便をする方式だった。受け持ちの教師は軍隊帰りで厳しい先生で、自ら裸足になってその中に入って掃除したので、自分たちも恐る恐る裸足で入って掃除した。小便が溜まっていてぬるぬるして気持悪かったが先生に言われたのでその通りにした。あの時のことを思えばどんないやな事でも出来ると思う。今多くの失業の方がおられるが、何でもする気になれば仕事を募集しているところもあるかもしれないし、自分でも仕事が作れるかもしれない。7.字は誰でもが分かるようにきちんと書く:今の職場は人に読めないような字を書く同僚が多い。忙しくてきちんと書いてる暇がないというかもしれないが、字は仕事の一部だ。上手でなくていいから誰にでも読めるように書くべきである。
2010.12.27
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本日フィギアの全日本選手権が終了し、女子は1位安藤美姫、2位浅田真央、3位村上佳菜子で其の3人が代表に選ばれた。代表選考基準は今までのグランプリファイナルの成績なども参考にされるので、直近の2GP大会の成績がかなり悪かった浅田が選ばれる可能性は極めて低かったが見事この大会で2位に入り、その復調ぶりが評価されて代表に選ばれた。16歳の村上は怖いもの知らずで堅くならずに過去の大会でも伸び伸びと滑っており、今大会も見事な滑りで順当に代表に選ばれた。浅田は堅くなって過去2大会ともジャンプで転倒した。今大会も緊張がありありと見えたが、それを克服して見事な演技で観衆を魅了した。1か月位前までは代表を諦めているのではないかと思われる位不調で、周りの多くも立ち直れるか大変心配していた。今回最初のジャンプに成功しその後の流れも美しく完全復帰を思わせたがまだまだ先は厳しい。浅田は一つの失敗にこだわる。その失敗から次の失敗の引き金を作ってしまう。村上のような図太い神経があればと思うが、それはそれぞれの個性があり、自分の個性で勝負に勝って行くしかない。人生には日々の猛練習はもちろんだがそれ以外にも日常生活のなかで様々なことに遭遇する。落ち込んだり喜んだりの繰り返しだと思うが、落ち込んだ時こそ基本に忠実にコツコツ練習することが大切だと思う。真央さんの今回の成功は、今までの絶不調、不成績をひとまず置いて心を静めて無心に練習に取り組んだ結果だと思う。私たちも様々なことに気を使ったり落ち込んだりしている。でも落ち目の時こそじっくりした向きに練習することの重要性を真央さんに教えて頂いた。私もよく落ち込むが、そんな時には深呼吸してその時こそ冷静に努力を積み重ねていくべきだと考える。
2010.12.26
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サンデーモーニングで期待をもって迎えられた民主政権の一年を振り返っていた。寺島さんは政権をとることだけを考え、国民(選挙民)受けすることばかり打ち出して政権をとったが、国際社会や日本をどのようにリードしていったらよいかという明確で不動の理念がなかったことが、現在の迷走につながっていると指摘していた。最大の課題は沖縄の基地問題だが、民主党として県外を主張したのなら口先だけでなくアメリカと真剣に交渉してくれると誰もが思った。しかし現実問題を広く学習するなかで、言ったことを不可能と認識して方針を転換した。あらゆる努力をしても最終的に方針を転換せざるを得なかったなら、そこに至るまでの真剣な努力や行動が国民に伝わっていれば、結果として辺野古になったとしても、今ほどの失望感は味わわなかったと思われる。その努力や真剣さが伝わってこなかったから沖縄の人達は怒っているのだと思う。国の政治を動かすことは並大抵のことではない。強大な権力を与えられる代わりに、その権力を如何に行使するかを国民は注視している。その注視する国民の知的レベルは世界でも類を見ないくらい高い。政治を行っている指導者は自分達と何ら変わらないレベルと思っている国民が多い。そこで、「なるほど本当の政治家だ」と思われるには、信念であり情熱だと思う。世界平和のことを思い、日本国、日本国民のことを真剣に考え、与党員、野党員に限らず最高の意見を求めながらよりよい道を選んでいく。その姿勢が最も大切だと思う。野党も何でも反対して自党の利益だけを考える人たちばかりではないと思う。国の将来、国民の幸せは共通課題である筈だ。政権をとったら自分たちだけで政治をすると考えるのではなく、国会議員一人一人全員で政治をするのだの考えが必要だと思う。菅内閣はこの年末年始に内閣改造を行う意向らしいが、党利党略を考えるのではなく、支持率などに左右されない、本物の人物を選んでもらいたいと切に願うものである。
2010.12.26
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小中高の先生91万6,929人中平成11年度に精神疾患で休職した先生が5,458人いたとのことで、0.60%、1000人に6人いたことになる。20年前の5倍になったとのことで、最近増え続けている。都道府県別にみると沖縄は1000人に11.4人、大阪が9.4人、東京が9人と多く、少ない方では兵庫県が2.4人、山梨が2.6人で兵庫県を別にすれば一般に大都会の方が休職者が多くなっている。文部省は増えた原因を保護者の要望の多様化、長時間労働、複雑化する生徒指導などを上げているが、仕事は何でも厳しい、もっと長時間働いている職業の人もいっぱいいる。高い理想に燃えて先生になったのだと思うが様々なストレスに負けてドロップアウトしてしまった先生方を残念に思う。がっちり回復して職場復帰してもらいたいと願う。小生は「親からのDNAで人生は決まるのか?」と言う本を書いた(現在印刷中)が、その中で、「ストレスをこやしにする方法」という章を書いた。仕事が忙しかったり、上司や父兄等から色々言われると悩んでストレスがたまってしまいがちだが、考え方を変えればそれは肥やしになり、栄養になると書いた。考え方の転換というのは、こんなに仕事があって大変だととらえるのではなく、自分を鍛えるためにこなに仕事を与えてくれてありがたいと感謝の気持ちで受け取るのである。仕事が多くて大変だととらえれば自分の精神は疲労困憊して病気になってしまうかもしれないが、「こんなにトラブルや仕事を与えてもらってありがたい」ととらえれば自分の生命は生き生きしてくる。自己宣伝になって恐縮だが、今休職中の先生方もこの本が出版されたら読んで頂ければ早く回復できるのではないかと思っている。休職中の先生方、考え方をがらりと転換して頑張って下さい。
2010.12.25
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今日はクリスマスイブで当直のなり手がいなかったので私がお引き受けした。当直の時には病院の患者さんと同じ食事が出るが、今夜は柔らかい鶏肉と、カレーご飯とマカロニスープと卵とじ、それに、チーズケーキがついており、随分豪華な夕食が出るのだなと思った。これからどんな患者さんがくるか心配だが、あまり重症でないことを願った。でもそんなことを願ってもそれはこちら受け入れ側の都合であり、患者さんにとっては好んで重症になるわけではない。来た患者さんについては夜中であろうと重症であろうと誠心誠意対応しようと思う。
2010.12.24
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当院に10月から小児科の医師が赴任した。昼食事に雑談した時小児科の患者はよく診てやってもあまりありがたがらないとの話があった。現在殆どの市町村は補助金を出して、中学生までの子供が受診した場合は保険診療の自己負担分を税金で補助してくれて窓口では自分は支払わなくて良いので受診料は無料になっているところが多い。その関係か無料で診てもらってるのだから当然のことで、感謝はしない。何かミスがあったら訴える。夜間発熱したりした時は夜間救急に押し掛ける。無料なのだから診てもらわなければ損だと考える。無料といってもそれは税金で補助しているからでもともとの医療はただではないことを理解していない人が多い。子供医療費、子供手当など、国や市町村は、よかれと思ってお金をふんだんに出している。まだ子供が小さければ親の収入もそれほど多くないので、子供や親にとっては大変ありがたい補助金制度だが、無料のおかげで感謝の気持が薄らいでいるとのことだった。社会福祉政策で様々な分野にお金が配布されている。無料になればありがたいことに違いないが、自分がお金を払わない分、本当はそのことだけでも感謝しなければならないのに、当然のことと思って感謝もしない。小児科でも時に、保険採用されていない診療は実費をいただくことがあるが、その時は「無料ではないのか!!」と猛然と抗議してくるとのことである。借金で福祉政策は運営されている。福祉政策は悪いことではない。それによってどれほど経済的に苦しい人たちが助かっているか計り知れない。しかし子供手当としてお金を配付したり、医療費をただにするのは人々の心を貧しくさせる。タダほど怖いものはないと言われるが、ほんの少しでもいいからお金は徴収すべきだと考える。
2010.12.23
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今日は春日井ゴルフ倶楽部でF市医師会ゴルフコンペが行われ小生も初参加してきた。結果は最下位で惨めな思いをした。いいかげんにしている訳ではなく真面目にしているのだが、ブービーとか最下位になることが多い。コンペに備えての日頃の練習などが反映されるのだと思うが、練習量だけでなく、器用、不器用、運動神経、そして集中力などが影響しているのだと思う。自分は不器用で運動神経が鈍いので中々上達しなくていつも最下位争いをしている。悔しいと思うが、どうすることもできない。運動神経が鈍いのだから、結果のことは考えないで、とにかくもう少し上手になるよう努力していこうと思う。ブービーメーカーという賞品をもらってきて家に帰って開けてみたら、五千円の会費なのに四千円の商品券が入っていて、家内はでかしたと褒めてくれた。褒められていい気にならないで、順位が少しでも上がるようがんばろうと思う。
2010.12.23
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拡張型心筋症で心不全がひどくて今にも死にそうな重症の80歳の女性を医大に紹介したが、治療の結果快方に向かい、かなり軽快したので当院にリハビリ目的で転院してきた。家族の話では医大に転院した直後は危篤状態で「今そこに亡くなった父や母、叔父叔母がいる。車で迎えに来てくれているので、自分も乗らなければならない。着物を着ていきたいので家のどこそこにある着物を持ってきてくれ」と言われたので家族が大急ぎでその着物をもってきて風呂敷に包んだものを見せたら、着せてくれと言われたが「今具合が悪いから、あとで」と言って着せなかったとのことである。恐らく着物を着せればそれを着て車に乗ってあの世に行ってしまっただろうと家族が言っていたが、その通りだろうと私も思った。その後その患者さんは回復して元気になり、こちら側の人間に戻ってきたが、その時は生死の境目にいたのだと思う。死ぬ時は殆どの場合先に亡くなった人達が迎えに来るらしい。このケースでは危篤とはいえ、口がきける状態だったので迎えにきてくれていると家族に話したが、多くの場合、最後の時は重症で喋ることはできないので、家族にそのようなことが言えないケースが多いらしい。また迎えにきていることは分かってもそれをあえて付き添いの人達に喋らない人もいるかもしれない。人が死ぬ時はどのような気持ちでどのような状況で死ぬかは死んでしまった人は喋ってくれないので生きている人達は知らないことが多い。しかし一度死んで生き返った人達の話を聞くと上記のような状況だったと話してくれることが多い。生き返った人は果たしてその時本当に死んだのかという所に多少の問題はあるが、臨死体験は死ぬ時の状況を知る上で参考になる。迎えに来てくれる人達は単にその患者さんの頭の中だけに存在している人達なのか、実際の霊魂としてその患者さんの目の前に現れるのかは分からない。恐らく頭の中だけにあるのではないかと思うが、真実はまだ分かっていない。頭の中か大気中かどちらなのかは分からないが、既に亡くなった人達には変わりない。生きてる間に常にいい人間関係を築いておくことの重要性はいずれの場合でも変らない。
2010.12.22
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苦痛を抱えている人は「いつか良くなる」と思って苦痛に耐えながらそれぞれがんばっておられることと思う。私は今から30年位前、歯の治療で訪れた歯医者さんが虫歯を治療してそこに金属の歯を入れるのにそのスペースを広げるために仮歯とそれより奥の歯の間にゴムを挟む処置をしてくれた。結果的にすこしそこのスペースは広がり、斜めに向いてた奥の歯は垂直に近く立ち上がり、仮歯より前の歯は軒並み前に押されて乱杭歯になってしまった。奥歯が立った関係でかみ合わせが変わってしまい、手がしびれたり肩がはる顎関節症という病気になってしまった。結構つらい病気でそれを苦にして自殺した人もいると聞いたこともある。色々な歯科を受診した。北里大病院の歯科も受診した。甲府に転居してからも顎関節症の専門と言う横浜の歯科医院や鶴見歯科大学にも電車に乗って通院した。噛み合わせで高いところを削ってもらうと今度は別の所が高くなってガクガクになった。各歯科医院を受診するたびに今度こそ良くなるだろうと期待するが却って悪くなることが多く、落ち込み、悶々とする日々が続いていた。噛まない時はいいが、噛むとそのような症状が出るので辛かった。何時間もかけて横浜に通院してもだめだったので、県内の歯科医院に通ってみたが、やはり同じだった。噛みづらいだけでなく手がしびれたり、首が痛かったりするので、毎日がゆうつであった。これがよくなればどんなにいいだろうかといつも思っていたが、30年以上に渡ってあらゆる所にいったが治らなったので、半ばあきらていた。そして昨夜、数年前からあの苦しかった顎関節症から解放されて腕や肩が突っ張らないでいる自分を自覚して何とありがたいことかと神に感謝した。あれほど回復を願っていた病気が治っていたのである。数年前から県内のいくつかの歯科医院で高いところをほんの少しずつ削ってもらったり、虫歯で痛んだ歯を削って新たに型をとって新しい金属歯を入れてもらったりしているうちに徐々に治ってきたのである。あの苦しかった症状が無くなってみるとしみじみとその幸せを思った。様々な病気や事業の失敗等で苦しんでいる人たちも「いつか良くなる」と思っているであろう。でも中々よくならない。自暴自棄に陥る人もいるかもしれない。でも何十年かかっても私の例みたいによくなることもあるので、「いつか良くなる」という希望はずっと持ち続けてもらいたいと思う。
2010.12.21
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日本の食料自給率は約40%で、戦争や飢饉などで世界的な食料不足になった時に外国が輸出してくれなくなった時、お金は持ち合わせていても、食料が足りないのだから餓死することになる。などと心配されている。そこにもってきて菅総理が全ての産物の貿易の自由化であるTPPへの参加を進めていきたいと発言した。TPPに入ったら、自動車や電化製品などの工業生産物は海外に輸出しやすくなるが、安い農産物がアメリカやオーストラリアなどから入ってきて日本農業は壊滅的な打撃を受けて、衰退し、食料自給率は10%前後に下がってしまうのではないかと危惧されている。TPP推進派は自給率を下げないでむしろ日本の美味しい米や果物、野菜を海外に輸出することにより農業を振興させることになると述べているが今のままではそれは期待薄である。食料自給率と総括されているが実際には米は100%自給して、さらに余っている。米価の問題もあって減反が指導され、生産が減らされている。牛肉や小麦、トウモロコシ、大豆等は殆どが輸入品である。それらをみると殆どがアメリカ製である。日本が戦争に負けてアメリカは日本人の食生活を一気に欧米化させてしまった。上記の食品を日本人が好んで食べ、日本に不足になるように仕向けてきたのである。お米が余るのは米を食べなくなって小麦(パン)を食べるようになったからである。玄米は栄養の宝庫と言われている。米の生産を減らさないで玄米を加工してあらゆる食品分野で食べたり家畜の餌にするなりすれば、食料自給率は上がってくる。そして国民の健康も向上する。美味しい日本の米を守ることができればTPPも怖くない。日本人の食生活の革命(実際は昔に帰ることだが)によってTPPは可能になる。行く行くはTPPに加入しなくてはならなくなるだろう。それまでに日本人の食生活を正しいものに近付けておく必要がある。
2010.12.20
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税制改革法案の骨子が上記のように決まった。高額所得者の増税分は子供手当に回されるので法人税減税5%分の減収分8000億円の補充の目安はたっていない。法人税減税は諸外国、特にアジア地区での他の国に比べて法人税が高いので、低くして国際競争力をつけて雇用拡大や、従業員の給料アップにつなげてもらいたいとの希望があるが、税収の減額分はどのようにして埋めるのかの問題がある。必要なことには借金をしていいのは当然だが、果たして今この財政事情が厳しい時にその必要があるのか、またその狙ったような効果が期待できるのかは疑問である。高額所得者の増税については資本主義の原点は誰でも働いた人はそれなりの報酬を受けてもいいが、その代わりにそれに相応しい応分のお金を公共のために提供することが条件になっている。高額所得者からは遠慮なく多額の税金を頂くのは資本主義の原理から当然であるが、それはあくまで公共のために使われるという前提がなければならない。子供手当は公共の一部かもしれないが、税金が増額される高額所得者達にとって納得できる使い道であろうか?政治の基本はお金の使い方と外交手腕である。「これをやりたい」がまずあって、そのお金がなかったら借金や増税を考えるというのも一つの考え方だが、増税は国民の了解が得られなければ不可能である。したがって正常の考え方は収入がこれだけある。この中でやりたいことにそれぞれお金を分配し、どうしてもやりたいことにはお金を厚く分配する。これが経済の鉄則である。現政権はあれもしたい、これもしたい、それもしたいと思いつきで次々とマニフェストで公約し、その財源は事業仕分けで浮かせるとのことだったが、そんなに簡単にお金は浮いてくるものではない。「マニフェストで公約したことは今の財政事情では無理でした」とはっきり認めて、自国財政に見合った、新しく修正された地に足のついた堅固な政策を打ち出すべきだと考える。
2010.12.19
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庭の南天昨夜の忘年会で院長が最初に挨拶して、「おはようございます」「ありがとうございます」はソの音程で言うと最もはっきりしていて感じがよいとの話をしてくれた。実際にその練習もしてくれた。最初にドレミファソまで発音してその後ソを3回発音してそれから「ありがとうなら」アをソの音程で3回発音してから{ありがとう」と言うと最も感じのよい挨拶ができるとのことだた。以前テレビで放映したのを観て自分もソの音程で挨拶したらとても感じがよかったので、いつもソで挨拶しているとのことだった。ドやレでは低すぎてダメだし、ラ、シ、ドでは高すぎてだめだという。私は結構よく挨拶する方だが挨拶を返してもらえないことがある。どうも「ソ」の音程で挨拶しておらずドレミファあたりで挨拶していたので、聴こえなかったのかもしれない。今日は意識してソの音程で挨拶したら殆どの人が挨拶を返してくれた。音が低すぎると聴こえないことがあるし、聴こえても挨拶された方の気分がよくならないらしい。どうせ挨拶するなら「ソ」で挨拶しようと思う。
2010.12.18
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今夜の忘年会で隣に座ったN先生から郷里の偉大な平等主義者保坂嘉内の話を聞いた。盛岡高等農林で賢治の1年後輩で、賢治に多大な影響を与えた人とのことだった。保坂は山梨県駒井村(現韮崎市)出身。1915年に甲府中学校(現甲府第一高校)を卒業後、16年に盛岡高等農林学校(現岩手大農学部)に進んだ。学生寮で同部屋の宮沢賢治と親しくなり、学内で同人誌「アザリア」を創刊。寄稿文「社会と自分」が当局から危険視され、除名放校処分を受けた。次男の庸夫さんが現在、直筆の書簡やスケッチなど遺品を多数保存。このうち賢治から寄せられた書簡は73通にのぼり、研究者の関心も高い。( 2010-05-22 朝日新聞 朝刊 山梨全県 1地方 ) 宮沢賢治はその死後手帳に書かれていた「アメニモマケズ」の詩によって一躍有名になり、小中学校の教科書にも載っており、日本中知らない人がいないくらい有名だが、保坂嘉内を知る人は殆どいない。同県人でありながら、私もあまり知らなかった。N先生が言うには、保坂嘉内はその平等思想で宮沢賢治に影響を与えただけでなく、長野県佐久の農民運動の指導者若月俊一氏等にも影響を与えた本格的な人物だったとのことなので、今後、郷里の偉人なのだから、もっと調べて見たいと思った。10時半頃帰ってきてこの文章を書き始め殆ど書き終わった頃眠くなったのパソコンをそのままにしてほんの少し横になって起きて見たら全部消えていた。再度最初から書きなおしを何回かしていたら翌日になっていた。昨日のことなので昨日の内に書きたかった。
2010.12.17
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忘年会で飲んで帰ってきた。明日も、明後日も、その次の日も忘年会だ。毎日飲んでいていいのだろうか?と思う。風呂に入らないでこのまま寝てしまおうかなとも思ったが、明日も仕事で夜は忘年会なので、やっぱり入ろうと思う。少し飲みすぎたなと思う。忘年会が重なっても、飲みすぎなければ別に問題はないと思う。明日からはたしなむ程度にしようと思うがはたして・・・?
2010.12.16
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27~8年前に相模原市から今の甲府に引っ越してきた。相模原市に住んでいた頃の人と今でも家内は交流を続けているが、先日電話で相模原市の現在の様子を聞いたらしい。O洋服店のおばあさんはまだ生きているので100歳は超えていると思う。Mさんも90歳を超えた。相変わらず息子との二人暮らしで、息子はまだ結婚しなくて60歳になったという。私たちが住んでた頃の少年少女達は今では殆ど30歳代後半になっている。その人たちがまだ誰も結婚していないという。今住んでいる家の近所でも40歳近くなるのにまだ結婚していない人の話を聞く。少子化が言われ少子化対策の一環として子供手当が支給されることになったが、それよりまず結婚しなければ話にならない。なぜ若者や中年者が結婚しなくなってしまったのだろうか?昔は結婚しないと大っぴらにセックスが出来なかったが今ではその点が自由になり、さらに食事もスーパーで何でも買えるので、結婚しなくても何ら不自由は感じなくなったからと指摘する人がいるが、このままでいいのだろうか?昔は人は結婚するものと教育され認識されていたが、今は生き方の多様性が言われており、必ずしも結婚しなくてもいいとの考えが広がっている。結婚にはその相手の良しあしによる、リスクや自由が束縛されるなどの問題があり、昔ならそんなことは当然と思われたことでも、そんなリスクは背負いたくないと思っている若者が多いらしい。子供手当などという目先の姑息的手段を考えるよりも、もっと根本的なこと、若者たちがすすんで結婚できる環境作りや、教育体制、教育の基本理念の構築の方が重要のように思うがいかがなものであろうか?教育体制というのは現在高学歴化が進み殆どの子供が高校、大学と進んでいる。そこで学ぶことは経済や工学、理学どの実学が主だが、家族、結婚、子育てなどの教育機関はない。一般教養や実学を学ぶことも大切かもしれないが、卒業した後の結婚予備軍に対する人間教育機関を各県、各市町村で設立していくべきだと考える。結婚するしないは本人の問題で、国や社会がかかわるべきではないという考え方もあるが、その個人は国に住み、社会に住んでいる。社会として社会の行く末を考える義務がある。従って若者たちに対して発言する権利は当然あるのだ。それなのに「自由」を錦の御旗にする若者達に何ら発言できないでいる社会は無責任だと考える。
2010.12.15
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昨日外来にきた患者さん、30歳代の男性、96kg、高血圧で受診しているが、かって太りすぎを注意したことがある。本人曰く、痩せるのは簡単です。自分は簡単に痩せることが出来ます。10kgぐらい平気で痩せますとのことで、事実70kg台になったこともある。昨日は随分肥った感じだったので、簡単に痩せられると言っていたが、今は随分肥っていますね、簡単に痩せられないのですか?と聞いてみた。今は痩せようと思っていないからですが痩せようと思えば痩せられますよとのことだった。簡単に痩せられるとのことですがその方法を教えて下さいませんかとお願いしたら、「それは食べないことです。今は仕事の関係で1日4回食べていますが、2回なり3回に減らし一回の食事量を減らします。また酒はだめです。痩せようと思ったら酒も止めます」とのことだった。簡単に痩せられますといっていたので何か特別な方法があるのかと思ったら何もなくてただ酒を止めて食事量を減らすこととのことだった。「それは辛いことですがそれをすれば簡単に痩せられるのです」とのことで、なんだ当たり前のことではないかと思った。「学問に王道なし」と言われるように何か特別な方法で学を極めることは出来なくてこつこつ勉強することしか方法がないことのたとえとして使われるが、何事にも王道はないのだと思った。色々な人が簡単に痩せたなどと本に書いたりマスコミに発表しているが、それは簡単ではなく、地道な努力の積み重ねであり、強い意志がなければ成就できないことで読者はそのことをよくわきまえる必要があると思った。
2010.12.12
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私は3~4年前に遺伝子と人生に関する本「親からのDNAで人生は決まるのか?」という本を書き始め1年半位で書きあげた。次に印刷出版してくれる所を探さなければならない。引き受けてくれるところはまずない。半年くらいかけて探してその出版社と契約する。それからが又長い。最初に原稿を印刷してくれる。それを校正して返送する。又直したものが送られてくる。5~6回その繰り返しで約1年が経過しようとしている。書いた内容は大半はすでに過去のものになっており、読者にしてみれば今頃なんでこんな昔のことを書いているのだろうと思うかもしれない。今朝、最終の校正原稿をポストに入れてきた。表紙の図案と表紙にかける帯の文章の校正である。帯の文章は 遺伝子と人生全般に関する問題をあらゆる方面から検討し、精魂こめて書かれた最高の生き方の処方箋で、喜びと力が湧きあがってくる一書である。少し気負い過ぎているかもしれないが長い年月をかけて文字通り精魂こめて書いたものである。やっと来年初めには出版される運びになったが本が出来るまでには随分長い年月がかかるものである。出版されたら読んで頂ければ幸甚である。
2010.12.12
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人間全てが揃ってオールマイテイの人はいない。それで出来る人に頼る気持ちは当然でてくる。自分の出来ないところを出来る人に手伝ってもらったり代わってしてもらったりすることが可能な環境にいるなら、当然それを頼りにすることになる。それによってより良い仕事ができたり早く終了することができて、会社としては望むところだが、個人の能力の向上にはマイナスに働くこともある。努力に努力を重ねていても中々実力が向上しないと、止むなく出来る人の助力をお願いすることになるが何時までもその気持ちだと成長しない。どんな困難な問題があっても、自分でやり切ると決めた時、不思議な力が出るものである。他人に助力を求めることも時によっては必要だが、人に頼らないで自分でやりきると心に決めることも極めて重要である。
2010.12.11
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今受け持っている2人の女性患者さんは身寄りがないと聞いていたが、詳しく聞いてみると二人とも遥か昔に結婚して子供もいたとのことだった。しかし離婚もしくは別居によって夫と子供とは全く音信不通なので、身寄りがないのと同じであった。身寄りのない人は生活保護がもらえて病気になった時などは役所の生活保護課の人が面倒みてくれるので何とか生活はできる。でもこの狭い世間に何十年間も音信不通のままでいられるものなのかと思う。離婚して男性側が子供を引き取ったケースだと思うが、別れた夫には会いたくなくても子供に会いたいと思わなかったのであろうか。それには様々な事情があり、会わせてもらえなかったのかも知れない。音信不通なので生きているのか死んでいるのかも分からない。その大本の原因は離婚である。離婚しなければ旦那なり、子供が病院に見舞いにきてくれて、それなりの老後や最期を迎えることが出来るが、今の状況では全く一人で静かに世を去っていくだけである。「それも自らの選んだ人生です」と言われればそれまでだが、何とも切ない。何があっても子供のために離婚はしないでと思うが、実際には多くの離婚があり、増加の一途をたどっている。不幸になるのは子供だけでなく自分も不幸になるのだが、離婚しなければそれ以上に不幸な現実もあるのかもしれない。いずれにしても離婚は不幸である。印を押す前に、色々な人に相談し、相手とも何回も何回も話し合って離婚しないですむよい解決策を見出してもらいたいと思う。
2010.12.09
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今忘年会から帰ってきたところである。忘年会で隣のとなりに座った先生から私がいつも飲んでいる山梨の地酒春鶯囀の名前の由来を教えて頂いた。春鶯囀と言うのは山梨県南巨摩郡増穂町で造っている酒で、清水のごとくさらさらして美味しく冷で毎晩コップ1~2杯飲んでいたが、その名前の由来は知らなかった。昭和8年10月、与謝野鉄幹、与謝野晶子のご夫婦は萬屋酒造の社長の弟の招きで山梨にきて、昇仙峡に一泊された翌日の夕刻、増穂に到着され、その印象を親しみを込めて「わが友の増穂の村の夜の草に くるまの触れてなつかしきかな」と詠われた。翌日は早朝より富士川周辺と酒蔵を散策され、「法隆寺など行く如し甲斐の御酒 春鶯囀のかもさるゝ蔵」と萬屋の酒の優雅な味と香りを讃えた。創業より「一力」の名で知られていたが、これを機に「春鶯囀」と改め今日に至ってるとのことで、与謝野晶子が名付け親だったのだ。新潟の「越しの寒梅」や「八開山」に似たさらりとしたお酒で私好みの酒だが、与謝野晶子命名のお酒となると、さらに一味加わった気がする。忘年会もいいものだ。隣に座った外科の先生からは、難しい手術に挑戦する時の気持やスタッフへの根回し等について話をしてもらった。忘年会は9時半頃にはお開きになり10時過ぎには家に帰れた。それで今ブログを書いている次第である。忘年会を有意義とするかつまらないものとするかは参加者一人一人の心構えによると思う。私は結構楽しんで帰ってくるので、成功の部類に入るのではないかと思う。
2010.12.08
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京都の東福寺の紅葉(12/6)今夜はこれから「とりすみ」で医局の忘年会があるのでこれから出かけるところだが今までは殆ど自分の車で行って帰りを代行車で帰ってくるパターンだったが前回代行で帰った時家に入る細い道の曲がり角で代行の運転手が車を擦ってしまい、双方嫌な思いをしたので、代行を使うのが怖くなりタクシーで行こうかと考えている。忘年会は本日を皮切りに4つあり、17日、18日、19日は3日連続である。日本でいつのころから始まったのか定かではないが、12月に酒を飲み御馳走を食べてワイワイ騒いで夜を過ごす行事だが不況の影響で最近は規模がかなり小さくなり数も減っているとのことである。飲みすぎ、食べ過ぎに注意したいと思う。またあまり騒いで海老蔵さんみたいにぼこぼこになぐられないようにしたいと思う。
2010.12.08
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京都東福寺の紅葉12月5日(日)朝9時25分から午後3時25分まで第38回内科学の展望を拝聴してきた。「難治性内科疾患の克服に向けて」がテーマでパーキンソン病、特発性心筋症、難治性ネフローゼ症候群などその道の権威者9人がそれぞれ30分ずつ講演してくれた。岡山大学槙野博史教授の眼球突出、蓄膿症症状のウエゲナー肉芽腫のMRI画像は私が受け持っている患者さんの画像と全く同じで、講演終了後ロビーで槙野先生に直接お教え頂いて大変有意義な講演会だった。紅葉は3日の嵐で散ってしまったとのことで少し寂しかった。
2010.12.08
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石田健氏のメルマガ{毎日1分!英字新聞 mag2 0000046293 [mailmag@mag2.com]}の本日の記事に「人さし指が薬指よりも長い男性は、逆の男性に比べて前立腺ガンにかかるリスクが統計的に3分の1であることが、英国の新研究で明らかになった」との記事が載っていた。統計学的にきちんとした研究で明らかに有意差があったのだと思う。えらい所に目を付けた学者がいたものだと思う。テストステロンという男性ホルモンの過多が関係しているらしい。人さし指より中指が長いのは男性型で、その反対は女性型ということらしい。自分は人さし指が中指より短いので、前立腺がんに罹り易いのかなと思ったが、日本人の殆どは人差し指が短くて中指の方が長いのではないかと思う。人差し指の方が長い人は極めて少ないのだと思うが、その方々は前立腺がんにかかりずらい傾向があるということだと思う。
2010.12.03
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12月5日(日)9時25分から15時25分まで国立京都国際会館で行われる内科学会の第38回内科学の展望に参加してくる。テーマは難治性内科疾患の克服に向けてで、内容はパーキンソン病、下垂体疾患の現状と展望、特発性心筋症、肺高血圧症、ANCA関連血管炎、特発性造血障害、難治性ネフローゼ症候群の治療、劇症肝炎、と多彩、多量である。居眠りをしないで聴いてこれればいいと思う。全国から4~5千人が集まることが予想されている。おかげで明日の夜のホテルはかなり前にどこも一杯で予約が取れなかったので、滋賀県の親戚の家に泊めてもらうことにした。今、京都は紅葉の真っ盛りとのことである。内科学会は居眠りで、紅葉は目を覚まして見てきたということの無いように、勉強はきちんとして、紅葉もついでに見てきたということにしたいと思う。
2010.12.03
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勤めからの帰りの車中でNHKラジオのニュースの焦点を聴くのを楽しみにしている。今日は理化学研究所の主任研究員の話で、日本人ゲノムの解析が終了した話だった。60億個(30対)の遺伝子からなる人間のゲノムは2003年に発表されたが、その後各国で中国人ゲノム、韓国人ゲノム等が発表され、今度日本人ゲノムの解析が終了したとの報告は世界的にはかなり遅い。それは2003年以降この分野の予算が大幅に削られたことが大きな要因とのことだった。事業仕分で蓮坊さんが、「1番にならなくてはいけないのですか」と疑問を呈したが、科学技術の面では1番にならないとだめとのことだった。例えば薬を開発する場合、日本人のゲノムが既に分かっていればそれに合わせて効果が高くて副作用の少ない薬が開発できるが、立ち遅れていると、別の国でその国の人間のゲノムに合った薬が開発され、それが日本人に果たして効くのか副作用はないのか十分吟味されないうちに輸出されてくる。結果としてあまり効かなかったり副作用が大きかったりする。立ち遅れは国民の健康に関係してくる。1番になれるようにお金を出してもらいたいと思う。スーパーコンピューターもそうだ。演算速度で日本はアメリカや中国、ドイツ等に後れをとっている。最も早いスパコンを持っている国なり人が世界を支配するとも言われている時代である。お金をケチらないで一番になろうと努力している人達にも必要な金を回して貰いたいと思う。
2010.12.02
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現在の議院内閣制で総理大臣を選ぶ制度では、高い見識と強力なリーダーシップが発揮できる人を選ぶのは難しいと先日のブログに書いた。アメリカの大統領選では35歳以上の誰でも立候補できるが、政党に所属しなくてはならない。我こそはという候補者は、共和党か民主党に所属して各州の予備選挙、又は党員集会で選挙を戦い、数人に絞られた後、党大会で一人がその党の代表として選ばれ、その後民主党と共和党の一騎打ちで、各州の選挙人の数を最も多く獲得した人が大統領に選ばれる。アメリカでは州の独自性を尊重するあまり、各州で獲得した選挙人の数が最も多い候補者が大統領になることになっているが、予備選挙や選挙人など、分かりにくいことが多い。そこで、単純明快で優秀な人材を選べる我が国独自の方法について私見を述べさせて頂く。日本では、まず必ずしも政党に所属する必要はない。国難に立ち向かい、我こそは日本の国主にならむとの自覚がある人は、誰でも立候補できる。アメリカでは供託金が莫大だが、優秀な人材を選ぶのだから供託金無しで広く人材の立候補を受け付ける。何百人と言われる候補者について、見識を問う筆記試験や体力、指南力、ストレスに耐える力、会話力、情熱、等のテストをして、30人位に絞り込む。その30人が広報誌などを通じて自らの政見を発表し、大統領選挙に臨む。最も高い得票を得た人が大統領に選ばれる。選ばれた人は国会の多数政党に所属しない人かも知れない。行政は立法と同じでなければならないということはない。大統領は行政の中心者である。組閣には勿論国会議員の中からも優秀な議員を選んで大臣になってもらうが、民間でも優秀な人がいたら積極的に登用する。この大統領は菅総理や麻生総理とは首長になった過程が違う。大統領として思う存分、自らの信念に基づいて、国のため、世界のために大いに活躍してくれると確信する。
2010.12.01
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