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本日午後からは第25回山梨県農村医学会に参加して、「突然不治の病を告げられた後の対応」という演題で発表してきた。進行胃がんで手術不能と告げられた89歳の男性が6ヶ月後に大往生を遂げられた報告で、最後は1ヶ月ばかり入院したが入院期間を含め一度も痛みなどの訴えもなく本人、家族、医療者側にとって大変ありがたい経過を取った症例を発表した。特別講演2で、横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長の山本晴義先生の「ストレス一日決算主義のすすめ」という講演を聞く機会を得た。内容は勿論、声や態度も素晴らしく、近年聞いた講演の中で最高だと思った。内容は一般に週を単位にして生活している人が多いが、一日一日で決算して完結して生きなさいというものであった。その1日に何をして生活したら健康にいいかというと1)運動:1日15分でいいから汗をかく運動を毎日しなさい。2)労働:働きがいを毎日感じなさい。勤めている人は勿論家にいる人も夫のため、子供のために働いている意義を感じなさい。3)睡眠:十分取りなさい。十分と言うのは何時間かは個人差があり、決めることはできないが昼眠くならないなら3時間でも充分足りていると言える。睡眠で重要なのは起きる時間で起きてから一定の時間で眠くなる法則があるので、早く眠りたい人は早く起きる必要がある。早寝、早起きとか何時間眠らなければならないなどという迷信に惑わされてはならない。眠くならないのに寝てはいけない。早く起きれば早く眠くなる。早く眠りたければ早く起きることである。早く寝ることではない。不眠症の大部分は何時間眠らなければ健康に良くないという迷信に振り回され、早く寝ようとするからである。早く寝ても眠くならなければ眠れない。それは当たり前のことなのに不眠症だと言って病院に行くがそれは法則を理解していないからである。4)休養:作業は継続して長時間はしないで途中で休養を取るべきである。5)食事:朝食は必ず食べる。立ち喰いそばでなく、家族で食卓を囲んで食べること。6)会話:毎日必ずまわりの誰かと会話しなさい。以上の6つを1日のうちに完結させなさい。その大事なことのトップに運動が挙げられていたが、運動しなければ疲れやすいとか、何をするにも億劫だとなる。それは結果なのに、疲れるから運動しない。おっくうだから運動しないという馬鹿なことをいう人がいる。運動は健康の基本である。64歳の講師は毎日ラジオ体操し、3kmを歩いて通勤し、勤務が終わったら午後6時からスポーツクラブで5Km歩いているとのことだった。6)の会話は会社の人でも家の人でも誰でもいい。穏やかな表情で目を合わせて会話しなさい。仕事など日々の活動に生きがいを感じて自分の存在意義を感じなさい。周囲の人の役に立っていると思いなさい。その実践として隣に座っている人に向かって「私は役立っているか」と聞いて、言われた人は相手の目を見て「とっても役立っている!!」と大声で言いなさいと指示されてその様にしたら、私の隣に座っていた人は美人だったこともあってかとても気持よかった。もっともっと面白くためになる話をしてくれたが字数の関係でこれくらいしか紹介できないがまた聞きたいと思った。しかし話が面白くても実践しなければ全く意味はない。1週間単位で生活していたことを改め、1日1日完結する主義で生きて行こうと強く思った。
2013.01.31
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今放映されている朝ドラ「純と愛」は実に色々なことを見せてくれている。純の母親が若年性認知症になってしまい、今住んでいる大阪から実家があった沖縄に帰りたいというが、自己中でどうしょうもない武田鉄矢扮する夫はそんなところに帰りたくないという。彼は今失業しているので沖縄に帰って妻を介護しながら新しい仕事を探してもいいと思うが、彼には全くそのような思いやりはない。ところで今日の場面では認知症の彼女と待田愛の母親が話している場面があり、そこではお互い全くまともすぎるくらいまともな会話をしていた。今日の場面を見ただけでは母親は何か考えるところがあって認知症ではないのにわざと認知症を演じているのではないかとの疑いが生じた。沖縄に帰りたい一心で、認知症になれば旦那も一緒に帰ってくれると思ったのかもしれない。その思惑は外れてしまったが、本当の認知症なのか、ニセの認知症なのか今後の展開が待たれる。認知症の診断は長谷川式の今日は何日、何歳、100引く7は幾つなどの質問に答えてもらうテストで判定されるので、本当は分かっていてもわかりませんと言えば、認知症の診断は簡単につけてもらえる。一方、本当の認知症でも初期のうちはまとまな時と全く狂ってしまう時が混在していることがあり、愛の母親とまとまな会話をしていたからと言って認知症ではないとは断言できない。iP細胞が発明されてパーキンソン病やアルツハイマー病への応用が期待されているが、現在はまだ治す方法はなく、進行を遅らせる薬しかない。家族が様々にカバーしてやるのが現在の唯一の治療法と言ってもいいと思うが、夫の武田鉄矢扮する善行氏は、妻から何かしてもらいたい気持はあるが、彼女のために何かしてやろうという気持ちはサラサラない。これからの展開で改心するのか?あの自己中の頑固オヤジがどのように変心していくのか興味のあるところである。夫だけでなく子供たちも協力して介護していかなくてはならないが、この家族は純のみまともで2人の兄も父親に似てどうしょうもない。家族バラバラである。これでは病人は救われない。家族みんなで心を合わせて病気の母親を何とか援助してもらいたいと思う。
2013.01.30
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今夜食事中にテレビをつけたらコーヒーは健康によくて、糖尿病、心臓病、がんにかかる割合が飲まない人より少ないと報じていた。疫学調査でそれなりにきちんとした研究で有意差が出たということだと思うが、過大評価しないほうがいいと思う。それらの論文をまだ詳しく読んでいないが、コーヒーを飲めばそれらの病気にかかりにくいとまで言える内容ではないと思う。「従来はコーヒーは健康に悪いと考えられていたが最近の疫学調査によると却って健康にいいという報告もある。健康に悪いけれど美味しいからとビクビクしながら飲んでいたがそんなにビクビクしないで飲んでもいい」くらいに考えた方がいいと思う。上記番組に続いて抗がん剤の後でコーヒーに含まれるカフェインを投与すると副作用を抑え、がん細胞の再増殖を抑えるとする金沢大学の研究を放映していた。これが本当にどのガンにも有効だとするとすごい福音になると感じた。研究の発展を心より期待する。
2013.01.29
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放射線の人体への影響は多くの人が書いているが、今回産業保険21の1月号に放射線影響研究所遺伝学部の濱崎幹也さんが、分かりやすく書いているのでかいつまんで紹介しようと思う。放射線の中でも電子を放出する電離作用のあるものが人体に被害をもたらす。これにはX線、ガンマ線のように波の性質を持つ電磁波とアルフェア線、ベータ線、中性子線と行った粒子の性質をもつ粒子線の2種類がある。X線やガンマ線は鉛やコンクリートでないと遮蔽できないが、粒子線は紙1枚程度でも遮蔽することができるがこちらのほうが人体への影響が大きい。放射線の種類や被爆した体の部位によっても生体への影響が異なり、これらを加味して被ばく線量を統一して考えるためにシーベルトという単位が使われている。被爆には外部被爆と内部被曝がある。外部被曝はガンマ線などによって外から被爆するもので内部被曝はアルファ線などが体内に取り込まれてそれによって被ばくする場合である。急性被爆と慢性被曝があり、急性は1度に大量の被爆を受ける場合で慢性は少しずつ蓄積する場合で、同じ放射線量に被爆した場合は、1度に受けるより、少しずつ慢性的に被爆する方が影響は少ない。30歳で1000ミリシーベルトに被爆した場合、70歳でどこかのガンで死亡する頻度が被爆しない人の1.5倍に増加すると言われている。200ミリシーベルト以上なら受けた放射線量に比例して障害が起こるとされているが、200ミリシーベルト以下の低線量で障害があるか否かは分かっていない。障害があるとする説と低線量では却って健康にいいという説もあるが、万が一を考え、低線量でもその量に応じて障害が出る可能性があるとして被爆線量管理が行われている。低線量で遺伝の影響があったという報告はない。平成23年3月11日~24年9月30日まで現地で働いた東電及び協力会社社員24,118人を調べたところ被爆累積量は、ほとんどが100ミリシーベルト以下だが、以上の人も167人いた。以前は250ミリシーベルトまでOKとの特例省令があった関係で250ミリシーベルト以上の人も6人いた。現在はH23年12月16日以後年間50ミリシーベルト以下、5年間で100ミリシーベルト以下とかなり厳しい基準が設けられており、平成24年4月以来9月30日まで働いた9,676人中50ミリシーベルトを超えている人は一人もいない。以上は建家内作業や除染作業等に従事している人たちの話で一般住民では殆どゼロに近い被曝量で全く問題はないが、長年蓄積していくとどうなるかとの問題はある。しかし現在200ミリシーベルト以下の低線量の影響は報告されておらず、冷静に判断していく必要があると考える。
2013.01.28
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主人公ジェーン・エアは両親に死なれて幼い時に母親の兄の叔父さんの家で育てられた。しかしまもなくその叔父さんも死んでしまい、おばさんに育てられることになったが、そのおばさんはジェーン・エアの母親を嫌いだったこともあり彼女を徹底的に嫌った。10歳の時14歳の自分の息子がジェーン・エアいじめた時反抗して襲いかかったとしてあかずの間に閉じ込めてどんなに泣き叫んでも出してやらなかった。やがて彼女は遠く離れた孤児が集まる修道院に送られた。やがて住み込みの家庭教師の口があり大きな家で少女の家庭教師をしていた時、それは彼女が家を追い出されて9年後だったが、ロンドンに出ていたおばの息子が不良グループに入り、再三家にお金を要求し、挙句の果てに自殺してしまった。そのショックでおばは病気になり病床でジェーン・エアに会いたいと言っていると聞いて彼女は長い道のりをかけてそのおばに会うために帰ってきた。口では言い表すことができないくらいいじめられたおばで、もう会うこともないだろうと思っていたがおばが会いたいと言ってくれたとのことで会いに来たが、それは3年前ジェーン・エアの別の叔父が彼女を引き取って遺産も分け与えたいとそのおばのところに手紙をよこしたことを伝えたかったためらしい。なぜその時教えてくれなかったのかと訊ねたら、彼女が幸せになるのが嫌でその叔父にはジェーン・エアは死んだと伝えたとのことだった。今自分が死にそうな時を迎え、昔ジェーン・エアを散々にいじめ、手紙のことでも悪いことをしたけれど許してくれというのかと思ったら、お前の反抗的な態度、口の利き方、目つき、みんな嫌いだった。9年経った今も嫌いだ。お前は性格が悪い。と言い残して死んで行った。ジェーン・エアはあらゆることでいじめ抜かれたが9年たった今は、そのおばを許す気持ちになっていたが、いじめた方のおばは謝るどころか憎しみを募らせて死んで行った。日本では死ぬ時には悪いことを懺悔して、いじめた人には心からお詫びして死ぬことが多い。小説とはいえイギリスではこんな死に方もあるのかと驚いた。おそらく宗教の違いだと思うが、日本では死ぬ時には双方とも後悔して綺麗な気持ちで見送ったり見送られたりする。ここまで書いた時日本でも児童虐待があることを思った。虐待するのは継父、継母のこともあるが実の父母のこともある。ジェーン・エアは10歳までいじめ抜かれたが、その原因はその子の死んだ母親が嫌いだったこともあるがジェーン・エアの態度が嫌いだったとのことだった。おそらくその子供の態度を親や養育者は嫌って虐待をエスカレートするのだと思うが、相手は子供で自分は大人ということを忘れてしまっているのだと思う。そう言う人はジェーン・エアのおばのように不幸な死に方をすると思った。話し変わるが本日、大相撲の高見盛(36歳)が引退した。どんなに一生懸命しても強くなれないところに共感して大フアンだったがその人がいなくなり寂しくなってしまった。
2013.01.27
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前回のブログで「疲れは一日の生活の仕方とか気の持ちようで仕事の内容とか長期に渡ってしたとかは関係ない」と書いた。そしたらその報いなのか昨日は本当に疲れてしまった。昨日の業務は午前中内視鏡検査で午後外来だったが、外来では時間がかかる人が多くて、てきぱき進まなかった。入ってくるなり2時間待たされた、3時間待たされたと言われる。こっちもほとほと疲れきって残っているカルテをみて今日中に終わるだろうか?と思う。この調子では明日以降外来などとてもできそうもないと思った。夕方6時過ぎにやっと終わったが疲れで歩くのもやっとであった。年配の看護さんと廊下ですれ違い、私はよく誰にも肩に手をかけて話すことがあるが、その時は疲れすぎていてもたれかかってしまった。それをたまたまみた女子事務員が写真を撮る仕草をしていた。フォーカスされてしまったか?と思ったが後の祭りだった。家に帰って一杯飲んで食事したらウトウトしていたので家内が居間に毛布を敷いてくれたのでそのままねしまい、途中で風呂に入ってその後も続けて眠ってしまった。そして朝に目を覚ましたのだが、その目を覚ます直前に夢を見た。家内が肉料理の食事の準備をしてくれているのは知っていたが売店などのある見覚えのある広場に立ち寄った。そこでパンを切っているのを見て、肉料理にパンを少し食べるのもいいと思ってそれを売って下さいといったら、向こうで渡すという。お金を払ってついていくとその女性が途中で指先で何か仕事していて少しも売ってくれない。やがて待合室に案内されそこにはやはりパンを待っている人がいた。随分待っていたら私より先に待っていた人はパンを渡されて帰って行った。次は私だなと思って待っていたが一向にパンをくれない。それでパンを売っているところに行ってまだですか?と聞いたらとっくに売り切れているよと言われた。でもこれこれの女性にお金も渡してあると言ったらその女性に言ってくれと言われてその女性を広場中探したが見つからなかった。そしたらそば屋があり、家内が食事の準備をしてくれていることは知っていたがパンが手に入らなかったので月見そばを注文して食べてお金も払った。帰りが随分遅れてしまい、しかも途中で食べてしまって家内に怒られるのを覚悟してペダルがよく回らない自転車で坂道を登っているところで目を覚ました。おそらく昼間患者さんをさんざん待たせたことが今度は自分が待たされる夢を見たのだなと思った。私は待たせたが最後は診てやったのに、夢では待たされた挙句にパンがもらえなかった。夢に意味があるのかどうか分からないが昨日のことがあるので、今日は朝から気合を入れてスピードアップを心がけた。幸い時間のかかる人も少なく本日は30分も待たせた人はいなくて快調に12時過ぎには終了することができた。疲れも全く感じなかった。昨日の疲労感は何だったのかと思った。元気ハツラツで仕事の帰りにはゴルフの練習もしてきた。やはり疲れとは気の持ちようで、生活のやり方(昨日何もしないで寝てしまった)で何とでもなるものだなと確信した。
2013.01.25
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今少し前に喪中のはがきを下さった方々への返信というかお悔やみと激励を込めた寒中見舞いを30数枚書き上げた。家内が庭に咲いていたクリスマスローズの絵を書いてくれて私が文章を書き入れて仕上げたが結構時間がかかってしまった。最近年賀状を止めたという人が次第に増えてきて何年か先には今のような年賀状の形はなくなるかもしれないが、代わりに寒中見舞いが定着してくるのではないかと思った。昔は喪中のはがきは年賀状を書かなくていい人の分類にいれてそれで終わりだったが、2-3年前からそれに返事を書くようになった。年齢的のこともあると思うが、お世話になった方が亡くなってその奥さんからお葉書をいただくとそのままにしておいていいとは思えなくなった。構図から文章、住所録の確認作業など結構大変で時間もかかったが年賀状を書き上げた時より充実感がある。おそらく今後は年賀状よりこちらのほうが重要視されるのではないかと思われた。
2013.01.23
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今日ラジオを聴いていたらアナウンサーが復興関係の仕事をしている人と電話で話をしていて「長くしていて相当疲れも出てきたでしょう」と問いかけていた。仕事は長くしていれば疲れるものだろか?疲れが貯まるという言葉があり、慢性疲労が蓄積されて行くことはあるが、仕事を長く続けていれば疲れるというのはよくわからない。ほとんどの人が様々な仕事を長期に渡って夜も昼も継続的にやっている。復興関係の仕事で慣れない仕事なのでねぎらいの気持ちを込めて問いかけたのだと思うが、本来仕事は長期間したり一生懸命したりしたからと言って疲れるものではない。私の同僚と話した時、「私に先生と同じ年の叔父がいますが、先生とは全く違います。何もしていないのにいつも疲れた、疲れたと言っています」と言っていた。仕事をしていなくても疲れた疲れたと言っている人もいるのである。私は当直の時はきついと思うことがあるが、一晩寝ればもと通りになってしまう。長く当直業務を含めて病院勤務をしていて疲れがでたでしょう?と聞かれてもなんと答えていいか分からない。私は当直はせいぜい月に1回か2回だが、多い人は8~9回やっている。当直回数だけみても疲れる内容ではない。一般に疲れにはその場での疲れとその蓄積である長期的なもの、つまり慢性的なものがあると思う。その場での疲れはよく分かり、多くの人が実体験している。同じ仕事を長く続けていると疲れてきてもう止めたいと思う。しかしそれも家に帰って一杯やって風呂に入って寝ればまた新しい自分になっている。慢性的な疲れというものはよくわからない。おそらく寝て起きても昨日の疲れが残っていて、その次の日また寝て起きても疲れていてそれが蓄積されていくものだと思う。それは仕事が激しいとか神経を使うとか仕事の内容によるのではなく、その人の1日の過ごし方によるのだと思う。夜ぐっすり眠れば普通はその日の疲れは取れているものである。神経が高ぶって眠れなかったら睡眠導入剤を飲んでもいい。仕事の業種をみて疲れるでしょうと言うのは当たらない。仕事の内容ではなく、その人が疲れを除く睡眠をとっているかによって決まるのだと思う。冒頭のアナウンサーはある特定の仕事に長く従事していると疲れるとの通念を持っていたのだと思うがそれは正しくないと思ったのであえて書かせて頂いた。
2013.01.23
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先週14日の雪の降った月曜日当直で夜の間中患者さんがきて一睡も出来なかったが、次の日普通に日常業務をこなし、夜は前から決まっていた宴会に出た。眠らない時の翌日は朝方は調子が悪いが午後から夜になるにつれて全く普通と変わらなくなり、夜の宴会で酒飲んでる時などはいつもと全く変わらなかった。今夜も今月2回目の当直である。前回は1時間でも30分でも眠れると翌日にひびかないと思って、少しでも眠りたいとの気持があった。おかげでジレンマがあり疲れを感じてしまったが、別に眠らなくても、午後から夜にかけては普通と同じ感覚になり、その夜はよく眠れるのでその翌日は全く快調になったので、別に眠れなくてもどうということはないと自信がついた。世に不眠症の方は多い。中々眠れないのは辛いものである。眠れないと明日調子が悪いだろうと思ったりするとなおさら眠れない。でも大して調子は悪くならないし、その次の夜は黙っていても確実に眠れるので安心していいと思います。でも昼間寝てしまうとまた夜眠れなくなってしまうかもしれないので、昼間は眠くなっても寝ない方がいいと思います。
2013.01.21
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大鵬が亡くなった。家が貧乏で納豆売をして生計を助けていた背は高かったがやせ細った少年が、努力一筋で大横綱になり史上最多の優勝32回を達成した。大鵬の心の基本であり大好きの言葉は「忍」であった。人は心の上に刃を載せて生きているのである。あらゆる困難に耐え忍んで生きていかなければならないという自戒と弟子たちへの励ましの気持である。今朝ドラで「純と愛」をしている。両親との意見の食い違い、ホテル客のトラブル、兄の離婚など次から次に主人公純に難問が襲いかかってくる。祖父のホテルの再興を夢見ているがそれもどうしょうもない父親によって売却されてしまった。いつも出口の分からない困難な状況に置かれているが夫の「愛(いとし)」に支えられながら奮闘し、それなりの結果にたどり着いている。これらは人生そのものだと思う。思うように行かないことは一杯ある。努力がちっとも報われないこともある。いわれのない非難中傷にさらされることもある。身内の離婚や病気や死に直面することもある。強く生きよう、正しく生きようとすればするほど波風が立ってくるように思える。それが人生だと思う。朝ドラでは純がいつも大騒ぎして泣いたり騒いだりしているが、大鵬は心の中に忍を据えて柔和な顔で世間に対してきた。あの痩せた体で、柏戸よりはるかに劣った運動能力で歴史に残る大横綱になった努力とその裏に隠された困難との戦いに、心から同情、称賛し、ご冥福をお祈り申し上げる。
2013.01.20
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アフリカ諸国への経済や技術援助が盛んんに行われており、各国企業がこぞって進出している。アルジェリアにも日本人を含む多くの外国人が働いていたが、彼らはガス田近くでイスラム武装勢力によって拉致された。アルジェリア軍は人質救出作戦と称して武装勢力への攻撃を開始し、武装勢力だけでなく人質もかなりの人数が死亡したと推察されている。外国人を人質にして莫大な身代金を得ようとしていたと考えられるがその首謀者の経歴と思想を見てみたい。首謀者は、イスラム法研究者のアブドラ・アッサム師を信奉しているモフタル・ベルモフタル司令官(40歳)とみなされている。アルジェリア南部の砂漠を拠点とし、たばこ、盗難車、武器、薬物などの密輸収益で各地のイスラム過激派に資金援助してきた。また身代金目的の誘拐事件もしばしば起こし、数百万ドルの資金を得たこともある。今回の事件も身代金目的だったと思われるが、銃撃戦になってしまい、犠牲者が出た。彼ら過激派の目的はイスラムを守ること、イスラムを攻撃した人達への報復、ジハードである。ジハードのためなら人を殺してもよいとされており、殺人や自爆はあちこちで起きている。人類の願いは世界平和である。他人や他国人を殺したり、攻撃してはならない。それは人たる者の常識だと思う。それなのに過激派は、あちこちで殺人や攻撃を繰り返しており、無法状態である。イスラム国インドネシアからの留学生と親しくしていたことがあるが、個人的には人なつこくて明るく、とても集団暴徒になるような人々とは思えなかった。彼らの思想的根拠はコーランである。私は岩波文庫で3冊に翻訳されていたコーランを読了した。その時代、つまりマホメットの時代を生き抜くに必要な様々な戒律や決まりのことが書いてあったが現在にそぐわないと思えるところもあった。原理主義者はあくまでコーランの教えに忠実に行動しようとしているが、時代はどんどん変化している。その時代に即して教えを信奉し、維持していくことが大切と思われた。
2013.01.19
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中国訪問中の鳩山氏は17日南京大虐殺記念館を訪れ「多くの中国の方、特に南京の民間の方、捕虜の方々を日本兵が殺してしまったことは大変申し訳ない。お詫び申し上げたい」と館長に伝えた。前回の私のブログで太平洋戦争におけるアメリカの日本に対する非道と大戦およびそれ以前からの日本の中国、韓国に対する非道を取り上げ、アメリカも日本も心から謝罪するべきだと書いた。それに対して様々なコメントを頂いた。その中に敗戦国である日本が戦後急速に経済成長したのが悔しくて反日感情を募らせるような教育や政策を行ってきた国もあるとのご指摘もあった。南京大虐殺については規模はともかく、かなり酷いことをしたらしいと国民の大多数は認識している。しかし中国側の発表に真っ向から反対する書物を読んだことがあるが、中国側の言い分ををそのまま鵜呑みにしてはいけないと思っている。それなのに鳩山元総理はどれだけ自分で調べたのか分からないが、大虐殺を既定の事実として対外的にも、世界的に発言しており、軽率な言動と思われた。
2013.01.18
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今日、父が残した甲府大空襲の時の記録を読み直してみた。昭和20年7月6日の夜敵機60機が甲府上空に飛来し、めくらめっぽう無差別に焼夷弾を落として甲府の街殆どを焼き尽くした。甲府に住んでいた次兄を気遣って父たちが甲府に来てみたら、お寺の境内には死体が山と積まれており、食料も家財道具も全て焼かれていたが次兄家族は命だけは助かっていたので、そこに田舎から用意してきた材料で掘っ立て小屋を建ててやったと記録されていた。酷いことをするものである。甲府だけでなく東京はじめ大都市は殆ど同じような皆殺しの爆弾を投下したのである。さらに広島、長崎にはそれらより何倍も殺傷力の強い原爆を投下したのである。憎んでも憎みきれない悪魔の仕業である。ところがその悪魔を憎むどころか尊敬したり、追従している人たちがこの日本にはいるのである。韓国や中国は大戦前及び大戦中のことで日本を徹底的に憎んでいる。アメリカが日本にしたことに比べ、日本がそれらの国にしたことは殺人の数や規模では比べものにならないと思う。想像を絶する大量虐殺された日本がアメリカをそれほど憎まず、それほどの虐殺をしなかった日本が未だに憎まれている理由を考えてみた。アメリカは酷いことをしたが、日常生活で触れ合うことはなかった。韓国人や中国人には日本人がふれあい、その中で差別、強制、暴力、殺人などを目の前で行ってきたからだと思う。礼儀正しくて隣人に親切な日本人が恨まれるのが解せなくて誤解とか煽動等があるのではないかと思ったこともある。しかしこれほど根深く恨まれているのは我々の先輩がその時代によほど酷いことをしてきたのではないかと思う。大量虐殺したアメリカは恨まれず、それよりはるかに少ない虐殺なのにずっと恨まれている日本。それはその当時の振る舞いによるのだと思う。今の日本人は優しくてそんな悪いことをするとは想像できないが、当時の日本人は尊大、残虐、他民族を人間とみなさないような横柄で暴力的な人間が多かったのだと思う。今の日本人はその当時とは全く違う。それなのに未だに恨まれているのは的外れだと感ずるし、執念深すぎる。と思っている人も多いのではないかと思う。彼の国では日本の非道を忘れるなとその非道を徹底的に子供達に教えている。今の日本人にしてみれば違和感があるが、当時の彼の国の人々にしてみれば日本人から生涯忘れることのできない屈辱や虐待、暴力を受けたのだと思う。そんなことはなかった。そんなはずはない。もしあったっとしてもそれは昔の日本人で今の我々とは関係ない。と言っても始まらない。昔も今も同じ日本人である。昔の日本人がしたことには今の日本人にも責任がある。謝罪や責任をとるのは当然である。同様に人類史上空前の大虐殺をしたアメリカも昔のアメリカ人がしたのだと開き直ることなくその責任をとり、日本に心からの謝罪をするべきだと思う。
2013.01.16
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昨夜当直で翌日の今日、今昼休みになったが午前0時、1時、2時、3時、4時、6時、7時とずっと連続で救急患者さんがきて、どの時間帯でも仮眠は取れなかった。昨夜は「雪で道が閉ざされているのであまり来ないだろう。ラッキー」と思った分、通常以上に患者さんがきて、ダメージを余計に受けてしまった。本日の午前中の仕事は病棟回診と上部内視鏡検査だが足元がフラフラしていた。夜中に来る人は私よりずっと辛い状態で苦しくてたまらないからあんな雪道の中を受信したのだと思えば眠いとか疲れるとかは言っていられないと思うが、それでも今回はきつかったなと思った。救急車の要請はほとんど断らなかったが、かなり広範囲のヤケドの人と後ろに倒れて意識が朦朧としている人はお断りして医大か、県立中央病院にあたってみてくださいとお願いした。両病院とも全科目がそろっており、各科別に当直医がいるからである。前者は皮膚科、後者は脳外科の専門医に見てもらうべきだと思った。全員が上記二つの高機能病院に押しかけたらパンクしてしまうので一般諸々の患者さんは我々のような中小病院が責任を持って受け入れるべきだと思う。その代わり我々が手に負えないような症例はそれらの病院が喜んで受け入れてくれるようになったら素晴らしいと思う。現状では夜間の患者さんは大きい病院も、小さい病院も渋々受け入れている現状があると思う。私など最も喜んで受け入れるべき人間なのに、翌日の仕事や行事のことを思うとつい患者さんが来ないでもらいたいと思ってしまう。当直手当は一人も患者さんが来なくても30人来ても全く同じなので誰も来ない方がよいと思ってしまう。でも私は金のために当直しているのではないので、体調を上手に調整して笑顔で夜の救急患者さんを受け入れていこうと思っている。
2013.01.15
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今朝起きたら一面の銀世界。本日は休日だが日直、夜直なので雪を考えていつもよりやや早めに出勤した。途中ちょっと滑って危ないところもあったが無事病院に到着した。腰痛の家内が雪かきをしなくてはならないと泣きそうな顔で言っていたので、「出来ないのだかしなくていいのだよ」といったら「世間の手前共通の道は雪かきしなくてはなんと思われるかわからない」と言っていたので後ろ髪を引かれる思いで家を出たが、今頃どうしているだろうか?シャベルを持って格好だけにしてくれればいいと思う。その後寝込まれたらたまらない。腰痛の人は多い。整形外科や整体治療院は腰痛患者さんで溢れている。私の家内も何十年来の腰痛持ちである。この医学が進んが時代に腰痛位直せないものかと思うが中々進歩していない。手術もあるが成功する人もいるが、その後却って悪くなる人もいる。山梨大学の整形外科教授は手術や注射療法で結構腰痛患者さんを治していると聞いた。家内に話してみようと思うが、「何をしたって同じさ」と言っているので説得するのが大変だが、一度診察だけでも受けるように紹介手続きを取ろうと思う。
2013.01.14
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本日は成人の日である。すでに社会に出て働いている若者もいるだろうし、学生もいるし、海外に出ている人もいるだろう。全ての成人になられた諸君に心よりお祝い申し上げる。私は何十年も前にその日を迎えて今日まで生きてきたのでその体験を通じて諸君にはなむけの言葉を贈りたい。1)今の自分にはあふれる情熱と体力があり自分がなりたいようになれる状況にあることを確信して下さい。2)目標を掲げて下さい。政治家でもエンジニアでも学者でも製造業でもセールスでも最高レベルを目指して下さい。3)目標を定めたら日々挑戦して下さい。4)昨日より今日ほんの少しでもいいから前進して下さい。後退や停滞は誰にもあることなので、それはくよくよしないで今日少し前進したらいいと考えて下さい。5)人を愛してください。恋愛してください。愛されたいと思ったら自分がまず心から身近な人を愛し、尽くしてください。6)結果は考えないで下さい。人生への挑戦も恋愛も努力によって結果はついてくるもので、最初から成否を考えてはなりません。7)体を鍛えて下さい。若い時から運動の習慣をつけて、健康な体で自己の目標に挑戦し続けて下さい。8)目標が分からないという人は他人に尽くすには何をしたらいいかをまず考え、現在の社会情勢や自分の得手、不得手等と合わせて考えると、おぼろげながらも人生の目標は見えてくるものです。いずれにしても皆様方は今100%のパワーを持っています。できないことはありません。人のために尽くすにはどうしたらよいか考え、持てる力をフルに発揮して前進して頂きたいと切に願うものであります。
2013.01.13
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今朝の朝日に日野原重明先生が「ノロウイルスには手洗いが一番」との記事を書いていた。おやつや食事の前に手洗いする習慣がその感染を防ぐと述べていた。数個から100個程度でも感染するため感染力が非常に強く年末から年始にかけて大流行している。症状は吐き気、下痢、腹痛、発熱などで夜寝ている途中でお腹が気持ち悪くなり突然吐いてしまったという人が多い。実際にはノロウイルスだけでなくそれに類似のウイルスによる感染性胃腸炎によると思われる患者さんが今日の外来にも大勢来た。症状は激しいが2~3日で治っている人が多い。日野原先生がおっしゃるようによく手を洗っても防げないことがある。それは食品中にウイルスが含まれている場合である。本県でも仕出し弁当を食べた600人以上が下痢、腹痛、嘔吐の胃腸炎症状を起こした。この場合は調理の過程のどこかでウイルス混入が起こったものと思われる。ウイルスを飲み込んでも抗体のある人は発病しない。ある送別会で8人くらいで生カキを食べた。7人は翌日腹痛、下痢、嘔吐の症状に見舞われたが一人だけ大丈夫だった。その人は抗体があったのである。カキはグリコーゲン、グルタミン酸、タウリンなどを含み、美味しくてしかも滋養強精にもなる食品である。スーパーでは生食用と加熱用に分けて売られているが、生食用は大腸菌や細菌数が制限数以下の海域で採れたカキ、加熱用はそれ以外の海域で採れたカキである。新鮮か古いかの区別ではない。貝類は屎尿が流れ込む海水近くで取れたものは高濃度に大腸菌やウイルスで汚染されている。寄せ鍋やカキフライなど熱を加えた物を食べるのが安全である。でも一度かかって抗体のある人は生カキ食べても同じウイルスによるものだったら発病しない。しかしその抗体の持続期間については1年なのか2年なのかは個人差があり、詳しいことは承知していないが、一生抗体が持続していると思われる人もいるようだ。
2013.01.12
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私の甥もバスケット部員だった。県内では強い方だった。でも話に聞くと先生の暴力は日常的で鼻の骨を折ったり、耳が聞こえなくなった生徒もいたという。今時そんな暴力が許されるのかと思ったが、生徒はじっと我慢して練習していたという。恐らく入部前から噂でその厳しさは充分承知していたが、想像以上でそれに耐えられなくて自殺してしまったのだと思うが、この機会に指導者の暴力について一般人も良く知ってよく考えるべきだと思う。甥の話だと殆どどこのバスケット部でも暴力はあり、強いところほど暴力は凄まじいとのことだった。指導者のタイプに日ハム栗山監督のような人もいる。おそらく暴力は振るわないと思う。しかし暴力を振るわないおとなしい指導者では強くなれない現実があったことも事実である。楽天の星野監督は熱血指導で有名だ。叱り方も尋常ではなさそうだ。叱られるのを怖くて緊張して練習して強くなるというのがスポーツ界の常識だったように思う。桜宮高校の顧問も強くなりたい一心で想像を絶する厳しさで生徒に接していたのだと思う。ここで二つの問題を提起したい。ひとつは暴力がなければ強くなれないのか?もう一つは体育の目的は強くなることか?である。ひとつめは自分は体育会系の人間ではなかったので体験的なことは言えないが、絶対そんなことはないと思う。暴力で成功した高校があるとそれを真似してあたかもそれがないと強くなれないという迷信を産んでいるだけだと思う。栗山監督のように理論的に熱意を持って指導すれば暴力高校以上に強くなれることを示してもらいたいと思う。二つ目のことはスポーツをやる限りは強くならなくてもいいという命題は成り立たないだろう。暴力がなければ強くなれないとするなら強くならなくてもいいということで掲げた命題である。暴力がなくても強くなれるという実績を各校で示してもらいたいと強く願うものである。
2013.01.11
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毎木曜日は朝8時からラジオで月尾嘉男さんの話があるので、8時前に車に乗るようにして出勤する。今日の話は公共物の老朽化の話だった。笹子トンネル事故で一気に橋や道路やトンネルなどの老朽化が問題になりその対策が急がれている。アメリカで民主党のジョンソン大統領の時、人気取りのため福祉のバラマキをして公共工事や補修がおろそかになってしまった。結果として橋の墜落や高速道路の破損で多くの人命が奪われた。日本でも3年前民主党は「コンクリートから人へ」のスローガンを掲げて公共工事はストップして福祉に力を入れた。そして今度の笹子トンネル事故が起きた。この事故は何十年も前に作られて老朽化しているのに補修されなかったことによる事故なので3年前の民主党政権の責任とは言えないが、補修を含めた公共事業の重要性を改めて思い知らされた事故であった。月尾嘉男さんのお話によると全国の上水道は老朽化して水漏れがひどく、3分の1から半分も漏れている所があるとのことだった。下水道も老朽化しあちこちで漏れており、地盤沈下を起こしているところもあるとのことだった。上下水道の補修や道路や橋、トンネルの補修には莫大な金がかかり、新設するよりもかかることがある。公共工事というと人気取り目的の橋や道路を作ることをイメージしがちだが、実際には新設より補修工事が極めて大切で、それには莫大な金がかかる。「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズは無駄な橋や道路の建設は止めて福祉にお金を使いますというものだったが、それでは第2、第3の笹子トンネル事故が起きないとも限らない。30年以上、40年以上などの古い公共の道路や建物等は早急に補修計画と予算化をしてもらいたい。人間も大事だがコンクリートの公共物の補修も大事だ。新しい公共物は作らなくてもいいから、安全管理のためにどんどん補修工事にお金を使ってもらいたいと思う。
2013.01.10
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今朝通勤中ラジオを聴いていたら財政健全化のためにK党が従来は年収1800万以上は税率40%が上限だったが3000万以上は45%、5000万以上は50%を提言していることを知った。大賛成である。これに対してJM党は税金を上げると消費が抑えられ経済が冷え込むと難色を示しているという。高所得者はいわば成功者である。寄付などの形で社会還元している人もいるが、何千、何億と稼いでも40%以上は税金とられないで贅沢している人もいる。本来成功者は金だけでなく名誉も求めるものである。昔は金が溜まったら選挙に出る人も多く社会に尽くすことを考えている(それだけでない場合もあるが)ものである。収入が多くなったらそれに応じて税金を払うのが本当の成功者で、多くなっても出すのは嫌と言う人は単なる成り上がりものか、出来の悪い遺産相続者だと思う。アメリカでは成功者はどこまでも金持ちになり億万長者になれる。それを妨げる高額の税金は国民感情として反対される。日本人でも今の税率はアメリカに比べて高すぎると文句をいう人がいるが、開拓者から成り立ったアメリカと農耕民族として地位域社会で助け合いながら発展してきた日本では違う。高額所得者の税率は上げるべきだと思う。一方、低所得者では税金を払っていない人が多い。一定額以下では無税である。ある人はそれを当然と言って胸を張っていた。私は収入がない人は別だが、少しでも収入のある人は、国民誰でも100円でも200円でも税金を払うべきだと思っている。払わせて下さいというべきだと思う。高額所得者の税金で生活させてもらうのは不面目ではないか?自分だって少ないながらもちゃんと税金払っているのだから言うべきことをいうと胸を張ってもらいたいと思う。
2013.01.09
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朝6時に起きてペットボトル、1升ビン、新聞紙、ダンボール等を少し離れた通りの道の決められた場所に置いてきた。外は氷点下5度だった。普段でも大体6時半頃起きるので、少し早く起きるだけだが、多少その日の仕事に影響する。火曜日が多いので火曜日は午前が上部内視鏡、午後が下部(大腸)内視鏡の担当になっており、上部は問題ないがまだそれほどスキルが十分でない下部には多少影響する。以前は夜のうちに出しておいて良かったので朝早く起きる必要はなかったが、いつの頃からか夜出し禁止になりそれが長く続いている。自治会でそれがしばしば議論されるが、夜出し賛成派と反対派が拮抗しており、そのまま従来通り夜出しが禁止され朝出さなければいけない状況が続いている。朝7時半からは衛星放送での朝ドラ「純と愛」が始まる。7時半からはずっと朝ドラを見てきた。これから居間に見に行こうと思う。今は純がどうしょうもない従業員、どうしょうもないお客のホテルに就職して改革しようと試みているがことごとく反発されたり跳ね飛ばされたりしている。これからどうなるか楽しみである。
2013.01.08
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新年を迎えるたびに1年の抱負を考える。今年は何年ぶりかで風邪をひいてしまい4日の明け方寝ている間から喉が痛くて、日中の仕事はじめで鼻水がでて、5日は鼻水は少し良くなったが咳がでて、6日の今日は声がおかしいが鼻水も咳も殆ど治まった。3日で治したがその間考えに鋭気がなく、集中力に欠けていたように思う。そのため新年の抱負を書くのも遅くなってしまった。安倍内閣が誕生し、美しい日本、強い日本、尊敬される日本を目指すという。強い決意で多くの優秀な人達の意見を聴きながらその実現に向かって焦らないで着実に施策を実行していただきたいと願う。国の目標は決まったが、個人としての目標はどうか?実はこちらのほうが国の目標より身近で具体的でその人にとては影響力が大きい。私個人については時々転勤して環境が変わるが基本的には10年1日のごとく毎年毎年変化なく、生まれてから死までの長いスパンの辺縁を歩いている。年初めの抱負と言っても特別なものはない。毎年、毎年同じ決意をして年末に反省してみると殆ど達成されていない。それでも同じ決意を掲げようと思う。1)常に前に進むために勉強すること。能力のなさや怠け心などで実行されないことが多いが、めげずに前に進むこと。2)自分の利益より他人や社会が有益と思われることを優先すること。もとより根が利己主義者でさらに怠け心もあって実現できないことが多いが常にそのことを念頭に行動すること。3)勇気を持つこと。もとより小心者で発言しなくてはならないことを黙っていることが多い。云うべきことは状況を考えながらきちんと言えるようになること。4)「ラブラブ思考で世界は変る」という本を書いた。その中で述べている自分と他人をとことんラブする生活をすること。毎年同じ決意だが日々忘れないで努力していこうと思う。
2013.01.06
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大林素子さん(45歳)の恋愛が破談になったことが話題になっている。彼女は元バレーボール選手でそのプレーははつらつとして素晴らしく、今なおフアンが多い。でも恋愛運は恵まれておらず、変な男に入れあげたり騙されたりしており、今度の人は真面目でいい人で見込みがあると思われていたが結局破談になってしまった。一般に恋愛は紆余曲折、破談の繰り返しで甘いことより苦しいことの方が多く、それだけに恋の成就は得難く、素晴らしいものである。しかし一般に花形スポーツ選手は恋が下手である。一流選手になるためには特訓に次ぐ特訓で、来る日も来る日も練習である。そのような環境の中でも恋愛して見事に成就している人もいるがそれは少ない。選手としての栄冠をとるか、恋愛をとるか2者択一のような所があり、恋愛を諦めているうちに年取ってしまった人も多い。スポーツ選手は魅力的な人が多い。美男、美女達と言っていいかもしれない。外からみるとあこがれの人たちである。でも内部に入ると上述のように男女交際は御法度と心に決めている人が多い。監督も勝負にかけては指導するが恋愛問題にはノータッチである。スポーツ選手は宿命的に恋愛音痴と言っていいのかもしれない。フアンとすればスポーツ分野で大活躍してくれることを願っているが、幸せな結婚をしてくれることも望んでいる。勝負に打ち込みながらも恋愛もする男女であって欲しいと願う。
2013.01.05
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今日は仕事はじめの日、新年早々だからあまり患者さんは来ないだろうと思ったら、どうしてどうして今までが休みだったので我慢していて今日来たという人もいて、午前中の外来なのに2時過ぎまでかかってしまった。そのうち2人は重症で入院になった。入院になると検査や入力などでなおさら時間がかかり、昼食は2時20分頃で2時半からは1月1日に入院した人の家族に病状を説明した。そんな日に限って鼻水がじゃんじゃん出てこまった。マスクをつけていたがマスクの中がびしょびしょになってしまった。2時半からの説明ではマスクをつけて説明では失礼と思い、外したらぽたぽた落ちるので右手の裏側で拭いたが鼻水で光っているので、慌てて左手のひらで隠しながら拭いたが説明を受けていた家族は気づいていたと思う。その後健診室で呼ばれて乳房の触診をした。この時はマスクをしていたので鼻水はマスクの中に落ちたがマスクをしていなかったらおっぱいの上にぽたぽた落ちてしまい大変なことになるところだった。下痢の患者さんをいっぱい診たり、風邪やインフルエンザの患者さんを身近でいっぱい診ても自分は少しも発病しないのは免疫力が強いからだと自負していたが、遂に風邪を引いてしまった。早く帰って寝よう。ブログどころではないと思っていたが、今頃(夜の10時半)になったら鼻水が止まってきたのでパソコンに向かってブログを書いている。あすも外来なので、鼻水ポタポタでは困るので抗アレルギー系の薬を浴びるように飲んで寝ようと思っている。
2013.01.04
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いよいよ明日から今年の仕事始めの人が多いと思う。昨日我が家に3家族が揃った。そのうち独身の若い女性と、小学生の子持ちのアルバイトしている母親が職場でははつらつと仕事しているが家に帰ってくると仕事がきつくていつも辞めたいと言っているとの本音を聞いた。若い女性の方は卒後4年目の若手医師である。中年女性の母親の方の職業(アルバイト)は保母さんである。二人共私よりずっと若い。それなのに辞めたいと思っているとは知らなかった。職場を大変なところ、自分に苦痛を与えるところと思っているのかもしれないと思った。私は尊敬する先生から「職場は自分を成長させる人間修行の場と自覚しなさい」と教えられた。結構辛いこともあったがそれは自分を鍛えるための試練なのだと捉えて、苦しいながらも歯を食いしばってとは言わないが、押しつぶされ嫌な気持におおわれながらも耐えてきた。でも辞めたいとは思わなかった。世の明日から仕事始めの皆様に伝えたい。厳しい仕事が待っているかもしれないが「職場は自分を成長させる人間修行の場」と覚悟して挑戦していただきたいと願っている。
2013.01.03
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4年前も立候補したが惜しくも敗れ、再度立候補して本年9月7日にブエノスアイレス(アルゼンチンの首都)で行われるIOC総会で運命の決定が下される。今から45年前の1968年(昭和39年)に開催された第18回東京オリンピックは国民に熱狂的に支持され国際的にも大成功を収めた。しかし前回立候補して落選した時には国民や東京都民の支持がなく、国民の支持率が低いことも大きな要因になって落選した。国民の多くは、私も含めて「1度やってるからいいじゃないか、大阪や福岡ならともかく、また東京ではまだ一度もしてない国に失礼だ」「国威をあげたいのかもしれないが1度しているのだから他の新興国に譲ってやるべきだ」などの考えがあったと思う。昭和39年時とは時代背景も異なり、支持率は極めて低いもので、落選も当然だったし、落選したからといって国民も落胆もしなかった。しかし今回は様相が少し違う。1昨年、東北大震災があり、国民は悲しみにくれた。何か励ますもの、国民の心をひとつにするもの、国民が喜べる祭典をしたいとの機運が盛り上がってきた。昨年のオリンピックで日本選手の大活躍もあり、オリンピック待望論が持ち上がってきた。最初立候補したのはイスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)、ローマ(イタリア)、東京、バクー(アゼルバイジャン共和国主都)、ドーハ(カタールの首都)の6ヶ国だったが、昨年5月23日の理事会で開催能力があるかどうかIOC理事会で審議され、イスタンブール、マドリード、東京の3都市が1次選考を突破して、いよいよ本年9月7日の総会での投票で決まることになる。昨年5月時点での市民の開催支持率はイスタンブール73%、マドリード78%、東京47%で他都市に比べて格段に支持率が低い数字が示された。このままだと再度落選の可能性が高いが、上述した大震災、昨年の日本選手の活躍、最近の日本経済や政治の地盤沈下からオリンピックを待望する機運が盛り上がってきた。私も前回はどちらでも良かったが、今回は是が非でも当選してもらいたい気持ちになっている。人それぞれの考えがあり、賛成の人もいれば反対の人もいると思うが、第16回パラリンピックも同時に開催される、2020年夏の東京大会開催支持が爆発的に盛り上がることを願っている。
2013.01.02
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