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本日、アピオで、「ウイルス感染症を巡る最近の動向」と題する講演会があり、子宮頚がんに関係するウイルスの話、新型インフルエンザに関する話、肝炎ウイルスに関する話の3つの講演があったが、ここでは、子宮頚がんに関するウイルスについての講演内容を紹介する。講師は自治医大産婦人科教授の鈴木光明先生で、子宮頚がんはヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって起こるので、その感染を成立させないワクチンの接種で子宮頚がんは予防できるとの話であった。数字的には全員が接種した場合73.2%の女性が罹らないで済む。最近では、HPVの感染は10代から起こり、子宮頚がんの罹患率は20歳代、30歳代がピークで中でも30歳代が最も多いとのことであった。昔は子宮がんは50歳、60歳の高齢者と思われていたが、感染機会の増加とともに、発病もずっと若年化してきたので、20歳代から子宮がん検診を受けるべきである。欧米では80%の人が受けているが、日本では2.5%と低調である。子宮がんは予防できるがんである。感染機会が増える前の11~14歳の時にワクチンを打てば約20年間位抗体が持続するので、発病ピークの30歳代をカバーすることができる。ワクチンと検診で子宮がんを寄せ付けないようにしてもらいたいが日本ではまだワクチンが認可になっていないそうである。オーストラリアや欧州では公費でワクチン接種が行われているとのことだがちなみに3回接種で、3~5万円かかるとのことだが、日本の経済力をもってすれば、公費で負担してくれてもよさそなものだが、ワクチンの認可そのものがまだおりていないとのことである。日本の新薬の認定はすごく時間がかかるらしい。諸外国の実情などを早急に調べて一刻も早く認可してもらいたいと願う。
2009.01.31
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今日、昭和町のアピオ本館で行われた「新型インフルエンザ対策の問題点」と題する講演を聞いてきた。講師は神奈川県警友会警友病院小児科部長の菅谷 憲夫先生だった。新型インフルエンザで214万人死ぬなどのデマ情報に脅されて、国や市町村やマスコミが大騒ぎして感染防御対策として、防御服や非常食の準備や隔離対策など誤った対策をとっており、いざ発生したら大問題を起こしかねないと危惧していた。そもそも鳥のインフルエンザが人から人に感染するタイプに変わることはまず考えずらいが、もし発生するとすれば、誰にも免疫がないので医者をはじめ全ての人があっと言う間に感染する。感染しないようにするなどはナンセンスで感染しても死なないようにする治療にこそ力をいれるべきである。もし発生したら、日本のような経済、医療レベルでも4万~12万人が死亡する可能性があり、20万~150万人の入院患者を収容できる病院を確保する必要がある。感染防御とか、隔離とかそれから逃げることばかり考えていると、その患者を診てくれる病院や診療所がなくなる。そうではなくて、第1次発生時は、全ての人が感染することを前提に考え、発病した人に対しては日本全国の病院、診療所で診てくれる体制を整えることこそ最重要である。宇宙服のようなものを準備しているのは全くのナンセンスである。どこから出たホラだか分からないが、サイトカインストームによる多臓器不全で死ぬとマスコミなどでは報じているが、それはサーズ(SARS)や鳥インフルエンザと混同しているのだと思う。サイトカインストームなどは起る筈がなく、2次感染による細菌性肺炎で死ぬのである。肺炎ワクチンや肺炎にかかった時の治療が大事である。重症者には人工呼吸器(レスピレーター)も必要になる。それらを準備することの方が、宇宙服や非常食よりはるかに重要である。先生はインフルエンザの専門家である。その先生の意見を聞かないでナンセンスな政策を行っている政府と無責任なマスコミを怖いと思った。「感染防止などできる筈がないことに力を入れるよりも、死者を出さない医療体制の整備こそ重要である」との先生の御講演に、終了後フロアから「目からうろこのお話で感謝します」とのお礼の言葉があった。
2009.01.31
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今日の外来に12時頃来た26歳男性、38.6度の高熱と関節痛、咽頭痛あり、会社の人が昨日病院に行ってインフルエンザA型と診断されたとのことで、インフルエンザの可能性があるので、鼻から綿棒を入れて調べてみたらインフルエンザA型が陽性だった。タミフルと熱さましを処方して帰した。12時30分ごろ24歳の男性が少し咳が出ると外来に来た。鼻水も出るという。腰は痛いが関節痛はなく、熱も36.8度であった。今日会社で熱の出た同僚が病院に行ったらA型と診断されたとのことで、病院に来たとのことだ。熱も無いし、関節痛も無く、インフルエンザではないと思ったが本人の希望もあり、念のため調べたらA型だった。職場で誰かインフルエンザにかかると簡単に同僚に移るものだと思った。職場と言えば私達の仕事は毎日インフルエンザの患者さんと顔を突き合わせ、口の中までのぞいて、あーと言って下さいと息がふきかかる位置にいる。職場で誰か患者がいるだけで簡単にかかるものなら我々など真っ先にかかりそうなものだが、幸いまだかかっていない。インフルエンザの症状は、突然の発熱(38度以上)、咳などの呼吸器症状、関節痛、全身のだるさ等だが、2例目のように、平熱で、あまり風邪症状も強くない人もいるので要注意だと思った。平熱で陽性だった人は自分としては初めての症例だった。滋賀県に住む息子もインフルエンザにかかっているとのことだ。早く治ってくれることを願っている。
2009.01.31
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昨日のNHK「ためしてガッテン」で、入浴中の死亡事故を取り上げていた。年間1万4000人もの人が入浴中に亡くなり、その内1万人以上の人は溺死とのことである。それは42~3度の熱めの風呂に入ると、最初は次第に血圧が上がるがそのうちにどんどん血圧が下がり始めその人の本来の血圧よりも低くなってしまうので、もうろうとして眠くなり、がくんと頭が水中に没して水を飲み、そのショックで心臓が止まってしまうとのことである。私は寒がりなので、湯船に入ってから、かなり熱くなるまで燃やす。そうすると次第に眠くなり、頭が垂れて、がくんとお湯を飲むことがしばしばだった。たまたま気がついたからいいが、血圧が下がっているのでそのまま気がつかないでお湯を飲み、亡くなってしまう人が後を絶たないとのことだ。私の友人の産婦人科医は開業を控えてその資金稼ぎにいくつもの当直アルバイトをしていた。そして開業間近のある夜、風呂の中で亡くなっていた。疲れがたまっている時とか、酒を飲んでいる時などは、眠気に負けてしまって目を覚ますことが出来なくて溺死してしまうのだと思うが、気をつけなくてはと思った。予防法としてはあまり熱い風呂には入らないようにすることが大事だ。そして、眠くなったら風呂から出て体を洗うなり、行動を起こすことだ。そのままだと引きずり込まれるように地獄に連れていかれる。眠くなってきたなと思ったら、それに任せず、まず風呂から出てもらいたい。そして水で顔を洗って、目を覚ましてもらいたい。眠気に身を任せないこと、これが風呂場で死なない方法である。
2009.01.29
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人生は七転び八起きと言われる。順風万風の人もいるかも知れないが、多くの人は、失敗しながらそれにもめげずに立ち上がって努力して生きているのだと思う。政治家などが良く批判されるが、それは公的人間だからであって、実際には一般の人でも同じような批判をされなければならない人は大勢いるし、自分自身だって、その責めを受けなければならないことは沢山ある。政治家でも一般の人でも「間違ってた、失敗したな」と思った時どうしたらよいのであろうか?私は初心に帰ることだと思っている。もちろんそのことの反省もするが、反省は多くの場合に後ろ向き、つまりマイナス気分が付きまとうので、失敗したら「失敗したな」と割り切り、新たな気持ちで、人々のために情熱を燃やし、何が最高の「罪滅ぼし」なり「ご恩返しなのか」を考えて一から出直すことだと思っている。今日もあと少しで終わりである。今日の日はそれなりにがんばったつもりだが、だめなところもあった。明日はまた一から純粋な気持ちで最高の一日になるよう努力していこうと思う。
2009.01.28
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本日、山梨県JA会館で第21回山梨県農村医学会が開催された。その学会で、腹囲に関する演題発表があり、かねてから興味を持っていた内容なので、その発表内容について要点を紹介させて頂く。演者は山梨県厚生連健康管理センター放射線科の西村泰紀氏で、内容は835名に腹部CTにて内臓脂肪を測定し、それと腹囲、BMI(身長、体重から割り出した肥満度)、体脂肪率との相関係数を計算した発表であった。その結果最も相関が強かったのは腹囲で、BMI,体脂肪率はそれに及ばなかったとのことである。つまり内臓脂肪を最も近似的に示しているのは腹囲とのことだった。CTで100平方メートルを示す値は男性は腹囲87センチ、女性は腹囲90センチよりもっと上とのことで、現在の腹囲基準、男性85センチ、女性90センチは必ずしも正しくないが腹囲と内臓脂肪面積との相関は高いことが示された。本年夏以降、メタボリックシンドロームの国際的診断基準が示される予定である。そこでは従来は腹囲が基準値以上の者のみがメタボの対象とされていたが、新しい基準では、腹囲も一要素に格下げし、それ以外の要素も考慮しながらメタボリックの診断をすることになる見込みである。しかし、今回の発表を聞いて腹囲はメタボリックにとってかなり重要な要素なのだなということを認識した。
2009.01.27
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日経メディカル1月号に、英国留学中の冨塚太郎氏の上記題名の寄稿文が載っていた。英国の医療制度の根幹は1948年に設立された国民医療サービス(NHS)である。その制度によれば受診者の患者負担は全て無料だが、病院への受診は地元の家庭医からの紹介に限定されている。財源は税金から賄われている。1979年に誕生したサッチャー政権は、経済の停滞と不況への対策として国庫負担を抑制し、徹底的な競争原理により、経済の活性化と国際競争力の強化を目指した。その聖域なき改革は、全ての面に及び、医療も例外ではなかった。公的医療機関同士で競争させることと、民間企業の医療への参入を推進した。その結果不採算病院が潰れ、ベッド数が減少し、病院への入院待ち患者、手術待ち患者が116万人に膨れ上がり、18か月待ちの患者だけでも約70万人いる状況になってしまった。病床数36万床減らす医療費削減政策を打ち出した小泉改革はサッチャー氏の医療政策は間違いだったと英国で証明済みのことなのにあえてそれを行った。絶対多数に支えられて何でもOKの流れの中で、国民の生活を考えるよりも、経済優先で政治を行った小泉氏のしりぬぐいを安倍、福田、麻生政権がしているが、同じ政権与党内なので限界がある。英国では国民の不満が頂点に達し、1997年の総選挙では労働党のブレア氏が政権をとり、マニュフェストで公約した医療政策改革に乗り出した。医療への公的支出増加と医療従事者増員対策の2本柱を打ち出し、サッチャーおよびメージャー保守党政権の方針の大転換を図った。結果は医師や医療従事者の増加により、1997年には120万人いた入院待ち患者が80万人まで減少し、特に6か月以上の入院待ち患者は2004年には66,000人だったのが、2005年末には48人と激減した。医療には金がかかる。経済優先でそのお金をカットすれば、国民は困る。小泉氏はイギリスの事情を知っていてか知らなくてか無謀な政策を強行した。英国の医療政策の失敗を学んで、我が国の医療に温かい目を向けてくれる政権の出現を心より望んでいる。
2009.01.27
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アメリカでは被差別人種アフリカ系黒人が大統領になった。それとの関連で、日本の被差別階級、部落民についての記事が今日のジャパンタイムズに野中広務氏の顔写真と共に掲載されていた。部落民というのは、封建社会で家畜の屠殺等を業とする人達を差別して一定の地域に住まわせた名残で、明治以降そのような差別はなくなったが未だにその影を引きずって差別意識で見られている人達で、その関係者は関西地方を中心に約90万人いるという。結婚、就職、その他で差別を受け、みじめな生活を強いられた人たちも多いという。しかし現在では実業界、教育界、芸能界、政治の世界で活躍する人も出てきて様相が少しずつ変わってきている。今回の記事は、オバマ氏は大統領になれたが 野中広務氏はなれなかった。もしなれていれば日本も変わっていただろうに、という意味あいが込められたものだった。 野中広務氏というのは森内閣の時の自民党幹事長で、森氏退陣の時ナンバー2の位置にいたので、野中氏が総理、総裁になってもおかしくない情勢にあった。その時(2001年)総裁選に立候補していた麻生太郎氏が舞台裏で、「野中さんみたいな部落出身者が日本の総理大臣になってよいのか」と発言した。結果は麻生氏は落選し、小泉純一郎氏が総裁に当選したが、その時の麻生氏の発言を「絶対許さん」と野中氏は後で語っている。 野中広務氏はハンセン病患者その他の弱者に対する思いやりの深い政治家で弱者救済に多くの実績を挙げてきたきた人だが、「部落出身」の言葉に大きなダメージを受け、総理、総裁になることもなく、2003年に政界を引退している。もし野中さんにオバマ氏のような固い信念と意思があったなら、その言葉をバネにして、勝っても負けても総裁選に打って出たと思う。オバマ氏の勝利で今では野中さんの心中も変わっているかも知れないが、その当時は、「部落出身」の言葉が、政界ナンバー2の立場の人でも、その心を砕くほどの魔力を持っていたのだと思う。この記事は数日前のニューヨークタイムズにもほぼ同じ内容で掲載されたそうで、かなりのアメリカ国民も読んだはずだ。部落差別発言をした麻生氏は現在内閣総理大臣である。オバマ氏を選び差別のない国を築こうと出発したアメリカ国民にとって麻生氏はどのように映ったであろうか?人間いつでも完璧でいられるわけではない。その発言は9年前のことである。アメリカ人も過去の発言で今の総理の評価はしないだろう。昔は昔、今は今、今こそどのような立場の人たちも差別しないで皆が幸せになる政策を断固実行してほしいと心より祈っている。
2009.01.25
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今朝7時のNHKニュースで、インフルエンザの第一の予防は手洗いだとして、手洗いの方法として石鹸をつけて指の股や手首まで丁寧に洗う方法を紹介していた。本当にインフルエンザの第一の予防法が手洗いだろうか?このウイルスは気道感染で鼻粘膜や咽頭を介して感染する。ウイルスが付着した指で鼻の穴をほじったり唇に触ったりすると感染することがあるが、それが第一の感染ルートではない。第一、今日のニュースではいつ手洗いしたらいいか述べていなかった。ナンセンスこの上ない。このテレビを見る限り、四六時中、丁寧に手を洗っていればインフルエンザに罹らないような話だったがそんなことはない。低温、乾燥で猛威を振るうインフルエンザウイルスには暖房と加湿、マスク、うがい、などが有効である。湯ざめなど体を冷やすことは大敵である。普段から果物野菜などビタミン豊富な食事を心がけて体に抵抗力をつけておくことも大切である。手洗いが全く無意味という訳ではないが、それが第一の予防法などというのは欧米の論文などを読みかじって軽はずみな判断をした結果だと思う。それにしても、今回の場合、いつ洗ったらいいのか明らかにすべきであった。外出から帰った時、人に感染するのを防ぐために鼻をかんだりくしゃみをしたりした後、インフルエンザの患者さんを看病した後などに洗うのは有効だと思うが、洗う時も言わず、ただ手を洗えばインフルエンザが防げるなどとは天下のNHKとして、恥ずかしい報道で、チェック機関はないのか疑問に思った。NHKのニュースはよく見ているが、他のニュースも私の専門でない部門については大ウソをつかれているかも知れないので鵜呑みにしないようにしようと思った。
2009.01.24
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ミレー「眠れるお針子」今テレビで、山梨県立美術館に1月6日にミレー館が開館したのを記念してミレーが労働者を描き始めた最初の作品と言われている、「眠れるお針子」が新たに購入されたことを紹介し、合わせてミレーの人と作品を解説していた。山梨県立美術館は、1978年11月にミレーの「種をまく人」「落ち穂拾い」などを収蔵する美術館としてオープンし、現在ではミレーの作品約70点を収蔵し、ボストン美術館、オルセー美術館と並んで世界有数のミレー作品を収蔵する美術館である。ミレーは1814年にフランスのノルマンデー地方の農家の長男として生まれた。「自分は農民として生まれ農民として死ぬ」と言っていたように、農業や農民の姿に心の底で惹かれるものがあった。絵画の中に農業を尊く思う気持が込められており、その澄み切った静かな情熱は多くの人の心をとらえている。ミレーの絵は農場をバックに農夫達が仕事している絵が多いが、人物はアトリエでお手伝いさんや子供たちをモデルに書いてそれを風景画の中にはめ込んだとのことである。人物の配置やしぐさ、構図は、何十枚ものデッサンを重ねて書き上げたとのことで、たまたま種をまいている人を見て書いたものではない。その人物像を完成させるまでには、どれだけ描いたのか分からないくらい描き続けたと思われ、天才画家と言われる人たちもそれこそ血のにじむような努力を積み重ねて一つの作品を書き上げていたのだなと思った。名画が人の心に響くのは、表には出ていないそのような影の努力が、見え隠れするからなのであろうか。
2009.01.23
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黒人のオバマ氏がアメリカ大統領になった。あの人種差別の国アメリカの大統領になったのである。アメリカの歴史始まって以来であり、画期的なことである。私が今から15年位前、アメリカのニューオリンズ市で5か月くらい暮らした時には想像すらできなかった事である。私が最初下宿した地域は黒人地域だった。数年前までは白人地域だったが、ある時黒人が家を買って移り住んできたら、今まで住んでいた白人が次から次に引っ越してしまい、黒人地域になってしまったと下宿のおばさんが教えてくれた。私は大学で日本語講師として働いていたが、生徒はタイ系アメリカ人一人と少なかったので、大学の教授達に日本語を教えることになり毎週教えていた。その教授達は大半が黒人かアジア、中南米出身の人たちだった。その大学には教授も学生も白人はほとんどいなかった。小学校から、中学、高校、大学と差別は歴然としていた。私がいた時のニューオリンズ市市長は黒人だったし、ワシントン市の市長も黒人だったと思う。しかしまさか黒人が大統領になるとは夢にも思わなかった。今も差別は歴然としてある。しかし黒人がアメリカの最高権力者、大統領になったのである。オバマ氏の融和政策が成功し、国民の間から差別意識が消えるには「オバマ大統領がきちんとした政策を実行して実績を積み重ねることである」と今日のNHKクローズアップ現在のアメリカ人ゲストが述べていたが、その通りだと思う。オバマ氏が失敗したらやはり黒人はだめだということになってしまう。全ての黒人の願い、全てのアメリカ国民の願い、全ての世界人類の願いの実現がオバマ氏には課せられれている・自国内の人種差別を撤廃し、核兵器を廃絶して、平和な世界を現出してもらいたいと心より、願う。
2009.01.22
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アメリカ中、いや世界中の熱狂の中で、オバマ第44代大統領が誕生した。就任演説は少し長すぎて読むのが大変だが、主な主張は「核の脅威を減らし地球温暖化を食い止める努力をしていかなければならない。」「貧しい国も豊かな国も手を取り合い他国を思いやり、世界を良くして行こう。自分たちだけ栄えればいいという考えは過去のものだ」「米国民一人一人が自国と世界に義務を負うことを認識し、その義務を喜んではたしていく時に我々の心は満たされ、個性は輝く。」に尽きると思う。国民の圧倒的な支持を受けて就任したオバマ氏、国内的にも、国際的にも困難な問題は山積みされている。しかし氏の恵まれない人達への深き思い、アメリカ国民としての誇り、困難をものともしないで乗り越えていこうとするバイタリティは必ずやアメリカを変え、世界を変えていくと確信する。氏の益々の研鑽と苦労を厭わぬ行動を心より祈っている。
2009.01.21
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山梨県農村医学会が甲府市のJA会館で1月27日(火)午後1時から開催される。この学会は医師だけでなくコメディカルや農協婦人部など医学や健康に関心がある人なら誰でも参加できる開かれた学会である。私は「終末期医療における胃瘻の意義」について発表する。すでにスライドを28枚作って準備しており、昨日医局で学会発表の予行演習を行った。スライドの誤字に対する指摘や、写真が不鮮明だ、強調したい文字を色ずけしているがかえって沈んでしまって目立たない、黄色にした方がいいのでは?、結論のところをもっとポジティブにしたら等様々なアドバイスを頂いた。有難かった。いま指摘された所を直しているところである。私の発表は、脳溢血や認知症、パーキンソン病などで食事が食べられなくなった場合、家族は患者さんをそのまま静かに見守るのか、それとも胃瘻を作って人工的に長生きしてもらうのか医師と話し合って決めることになるが、それを決定する時の参考にして頂こうと9症例を報告し、考察したものである。私の結論は多少でも意思の疎通ができるならば造った方がよく、全くの植物状態では造らない方がベターではないかというものである。植物状態でも家族の要望があれば胃瘻は造るが、その後のことを考えると、あまりお勧めできない。
2009.01.20
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月に1回午後、ある工場に産業医に行っている。土曜、日曜もなく、夜8時から朝8時までの夜勤も1週間交代で行っていたところで、産業医は超過勤務者の問診と健康診断を行っていたが、今月はそれはなしだとのこと。超過勤務どころか、いまでは土日休みで、職員にもっと休んでくれと言っているとのことだった。関連の工場を3月一杯で閉鎖するとのことで、そこの従業員がこちらにくるので、その駐車場確保に頭を悩ませていた。不況の波は身近なところにもひたひたと押し寄せている。世界不況で世界中の人達が苦しんでいる。財力とノウハウと勤勉さを持っている日本がリーダーシップをとって、改善への舵取りをしてもらいたいと心から願う。
2009.01.19
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今NHKスペシャル「女と男」を観終ったところである。500万年後には男を決定しているY遺伝子が消滅してしてしまい、男がいなくなると学者が述べていた。Y遺伝子は1本しかないので修復が効かないので退化が運命づけられており、それは哺乳類共通の問題だが、人間にはさらに精子が退化し弱っているという問題がある。それは一夫一婦制で、男性同士、精子同士の競争がないからだと述べていた。でも、ここ数年でも、精子の数がどんどん少なくなっており、それは一夫一婦制だけでは説明できず、公害とか環境ホルモンの影響も考えられるとのことだった。男性がいなくなったら子孫はどうして残すのだろうか?体外受精などの生殖技術が紹介されていたが、人類があと500万年生存するか否か分かっていない現在、今からそのような問題で悩み、考え込んでしまうことはないと思う。
2009.01.18
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昨日の萬晩報 trans_g0g0g1h4fccb872a@melma.comで、萬晩報主宰 伴 武澄氏が人民日報の 「3度目の日本に学べブームが必要」というコラムを紹介している。 http://j.people.com.cn/94475/6575806.html その要点を紹介する。もし中国が将来の発展において、より選択的に外国から学ぶ必要があるとすれば、主たる目標は依然として日本であるはずだ。私たちには3度目の「日本に学べ」ブームが必要だ。(文:庚欣・日本JCC新日本研究所副所長) 中国人は過去2回、日本に学んだ経験がある。最初は100年前、甲午戦争(日清戦争)に失敗した後だ。中国人は恥じ入って果敢に敵を師と仰ぎ、その後、日本語の「外来」新概念が四書五経の言葉を圧倒した。辛亥革命、五四運動、国共両党を主導した先駆者の大部分は、これら新概念の実践者だった。次は30年前だ。トウ小平氏が日本を訪問して、オートメーションを体験し、新幹線に乗車して高速を体感したことで、「日本に学べ」ブームが国内に沸き起こり、日本の技術は「現代化」の別名とすらなった。 日本は後発の東洋の島国で、20世紀初頭に30年で「列強」の列に加わった。第2次世界大戦で失敗した後も、わずか20年余りで欧州諸国を抜き、世界第2の経済大国に上り詰めた。一方私たちは、日本より優れた「ハードウェア」を持ち、30年間の高度成長を経たが、日本などの先進国との間になお相当大きな開きがある。日本との開きを探り当て、追い越すことが求められている。結局のところ、学習上手は自信の表れでもあるのだ。 中国が日本に学ぶにあたり、基本となる2つの点がある。第1は最大の共通点、第2は最大の相違点だ。中国と日本の国情の最大の共通点は人の多さだ。そして最大の相違点は「人」の作用が異なることだ。中国において「人」は負担であり、困ったものであり、社会の財産を分割する「分母」であると見なされることが多い。一方日本において「人」は、日本の最大の財産であり、長所であり、資源を創造し、あらゆるものを創造する「分子」であると見なされることが多い。分母を分子に変えられるか否かの鍵は教育にある。 中国の3度目の日本学習の要諦は「人の教育」に概括される。日本の本来の条件は中国より劣っている。日本の底力は一流の、組織された人材にあるのだ。過去半世紀余り、日本は、教育立国を発展の柱と見なしてきた。 日本の教育の最も重要な特徴は、「普及」を重視し、「向上」に長けることだ。08年には、教育のバックグラウンドを日本に持つ4人の研究者がノーベル賞を受賞し、再び世界の人々が日本の教育に注目した。このうち物理学賞を受賞した益川敏英教授は英語が堪能でなく、パスポートすら持っておらず、日本国内で教育を受けた人々の代表と見なされている。 将来の世界で鍵となるのは人材競争であり、これは教育競争と言い換えてもいい。今日日本は省エネや環境保護などの新興分野でいずれも強い競争力を備えているが、世界の人々が最も注目しているのは、やはり日本の教育の成果だ。中日間の最大の開きはここにある。日本は戦後の廃墟の中から立ち上がり、30年後には世界一流の企業を多く擁し、自主開発した大量の先端技術によって世界をリードするまでに発展した。日本は長期間にわたった「平成不況」の際も、教育や科学技術をおろそかにしなかったばかりか、勢いに乗じてGDPからHDI(人間開発指数)への発展モデルの転換を実現し、今日もなお世界の先頭を歩んでいる。 人口大国である中国は、最大で、最も貴重な人的資源を、決してないがしろにすべきでない。教育の発展がなければ、人材を輩出できない。中国の教育はどこへ向かうべきなのか。日本を見れば、必ずその啓示を得られるだろう。
2009.01.18
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昨日からセンター試験が始まった。以前は共通一次試験と呼ばれており、各大学で実施する二次試験と合わせて合否が判定されるが、この試験での成績で志望校を変更する場合もあり、極めて重要な試験である。昨日、今日と2日間行われる訳だが、昨日の問題とその回答が新聞各紙に掲載されていた。ちらっと見てみたが、大変難しく、時間内にこれだけの分量を回答するのは並大抵のことではないと思った。今までこの日のために猛勉強してきた受験性の皆さん、精神を集中して、実力を発揮してもらいたいと願う。英語の第4問をやってみた。読解問題である。文意は、8000年前には6千万平方キロあった熱帯雨林が人間による破壊によって、3千5百万平方キロに減ってしまった。それは主として肉牛や乳牛の牧場や飼料生産のためで、その方が金になるためであった。狭くなってしまった熱帯雨林の中には少なくともこの世の全生物1千万種の半分以上が生息しているはずだが、研究者によるとその1%も見つかっていないという。熱帯雨林は現地人や生物達にとって大変住みづらい環境になりつつある。この状況の中でブラジルは今世紀始め、熱帯雨林を守るため、伐採禁止などの強力な法律を作った。それにより2004年頃から熱帯雨林の破壊率が減少してきた。というものである。熱帯雨林の減少は地球温暖化にも関わっており、それをせき止めなければならないが、牛肉が高く売れる世の中が続く限り、世界規模での熱帯雨林増加は望めない。最近アメリカ国民の肉食離れが進んできたので、それが世界に波及すれば、人類の将来も明るくなるかもしれない。受験生にとっては、熱帯雨林も、温暖化も、動植物の種族が極端に少なくなったことも、あまり関心はないかもしれない。試験問題が解けるか否かが最大関心事だと思うが、晴れて大学生になれたなら、今回試験場で読んだ熱帯雨林減少のことを思い出し、それに関する勉強をしてもらいたいと願う。
2009.01.18
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今日は土曜日で、午後1時から6時までの半日直の当直をしている。外来患者さんと入院患者さんで急変した人を診る役目だ。今大工さんらしき人が指に釘を刺して外来にきた。ペンチで抜いてやればいいようにも思ったが、骨に刺さったり神経を障害している可能性もあり、内科医の私が軽はずみに対応しない方がいいと思って事務の人に頼んでその処置をしてくれる病院を探してもらっている。中々見つからない。世に言うタライ回しだと思うが、ケースによってはやむ負えないこともある。人間は万能ではない。外科医だって内科的なことで対応できないこともある。日中なら全ての科が開いているのでいいのだが、土曜の午後とか日曜、夜間は困る。そいう時に限って厄介な病気の人が来るものだ。そしてタライ回しとなるが、電話等で責任もって次の病院を探してやることが、われわれとしてできることだと思う。幸いなことに、今事務の人が診てくれる病院を探してくれたとのことでほっとした。
2009.01.17
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全ての職業人がそれぞれ自らの仕事で苦労しているので、医者の仕事が特別ではないが、今医師不足等で関心が持たれているので、医師とはどのように仕事をしているのか紹介させて頂こうと思う。今日は外来当番の日だが、外来に出る前に病棟を回診した。重症患者を抱えているので、処置や指示出しに手間取り、少し外来スタート時間が遅れてしまった。外来には色々な患者さんが来る。30歳代と思われる男性患者さん、左目の外側が少し腫れているといい、目を閉じたりするとき違和感があるという。あまり腫れていなかったので「腫れていないですね」「涙は出ないですか?」と聞いたら「さっき言ったではないか、よく聞いてろ!」と大声で怒鳴られた。「内科というより眼科的病気ですね」と言ったら、「受付で内科へ行けと言われたからこちらに来たのだ!」とまた大声を出された。眼科に紹介状を書いて回したが、しばらくその言葉が耳に残り、次の患者さんやその次の患者さんにまで影響を及ぼしてしまった。外来をしていても病棟から電話がかかってくる。発熱しました。むくんでいます等、今連絡してこなくてもいいと思える内容だと少しイライラする。1時までが午前の外来時間だが、1時きりきりに来る人は重症が多い。入院させた方がいいと思える人が2人きたが、今日は地元の集落で1時半から「認知症の予防と心の健康」という講演をすることになっていたので、入院させないで又明日来て下さいと帰した。講演では地元のお年寄りを相手にざっくばらんなお話をして皆さんも喜んでくれたし自分もストレス発散になり楽しかった。それから帰ってまた病棟にあがり、重症患者を回診して、その後沢山溜まっていた健診受診者の総合判定結果を書いていたらまた病棟から電話。具合が悪くなったから連絡してきたのだと思うが、病気によっては具合が悪くなるのはあたりまえの場合があり、ピントの外れた上申にはむっとすることもある。でも今日思ったのだが、むっとすれば相手にそれが伝わる。どんな情報でもありがたい情報として受け止め、笑顔で応対しなくては力を合わせて患者さんに尽くしていけないと思った。怒鳴るような患者さんもくる、入院させたら看護師からこんな時間にと文句を言われることもある。どの仕事でも同じだと思うが、お客と、仕事仲間とのコミニケーションが上手くいってる時はいいが、それが崩れるといい仕事はできない。今日の反省:どんな患者がこようとも、気持ちはその患者さんのところで整理してしまうこと。看護師からどんな上申があろうとも、明るい声で応対すること。病気がよくなっていく患者さんは私の心を明るくしてくれるが、色々手を尽くしても悪くなっていく患者さんもいる。その場合は心が落ち込み、表情も暗くなる。でもその時こそ努めて笑顔をつくり、冷静な判断で適切な指示を出していかなければいけないなと思った。
2009.01.16
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何を考えているのだろうか?何となく憂いをたたえた目をしている。これから生きていく社会は大変なのかなと案じているのかな。不幸な人たちのことを漠然と感じて同情しているのかも知れない。子供たちが安心して、楽しく暮らしていける世の中を作ってやらなくてはいけないと強く思う。
2009.01.15
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水曜日の午後は隔週で超音波検査をしている。超音波というのは1万6千ヘルツ以上の振動数を有する音波で、人の耳には聞こえないがその音波を発して何かにあたって反射してきた音波をキャッチして、当たった何かを判定するのに使われている音波である。海洋で魚群がいるかいないかを探知するのに使ったり、兵器として敵の軍備状況を調べたりするのにも使われているが、近年もっとも脚光を浴びているのは、医学的応用である。超音波を体内の臓器に向かって発射し、その反射音をコンピューターで画像化し、臓器が病気か否か診断するのに使われている。超音波診断装置は大変便利な装置で、現在の聴診器とも言われるくらい普及し、痛みや苦痛を伴わないで検査できるので、検診にも、外来検査にも幅広く用いられている。超音波でみれば何でもわかると思っている患者さんもいるが、実際にはかなり盲点もあることを知ってもらいたいと思う。すい臓がんはどの機器を用いても早期診断が困難だが、超音波もその例外ではなく、すい臓は胃の裏側に位置する関係もあって胃腸のガスによってよく描出されないことが多い。今日も精力的に検査したが、肥満の人、ガスがたまっている人などで内蔵が中々描出できずに苦労した。現在超音波検査は大体は技師が行っているが、少数の医師も行っている。日本赤十字熊本健康管理センター三原修一副所長もその一人で、氏は自ら行うと同時に技師の教育にも情熱を注いでいる。超音波検診による、肝臓がん、胆のうがん、すい臓がん、腎臓がんなどの発見率は群を抜いているが、それでもすい臓がんについては早期発見によって、救命効果をあげているとはいいきれないと言っていた。午後1時半から5時すぎまで16人位検査するのだが、お年寄りの方が多く、お腹が膨らませられなかったり、脂肪やガスで殆ど見えなかったりで、心身が大変疲れる検査である。見落としのないようにと神経を集中させるのだが、もともと見えなければどうしょうもない。脂肪肝などの診断はいいが、がんを早期発見することは大変難しい。これも上手な人と未熟な人がいる。超音波には今まで述べてきたような限界はあるが、その限界ぎりぎりにせまれるような技術を身につけて少しでもお役に立ちたいと思っている。技術世界一ではないかと思っている、熊本の三原氏の所に研修に行かせてもらおうかと考えている。
2009.01.14
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私は消化器内視鏡学会の専門医である。今まで胃カメラは6万件位検査してきた。大腸鏡も20年以上前から手掛けてきた。胃カメラはずっと継続してやってきて今もしているので自信があるが、大腸鏡はしばらく実践から遠ざかっていて、昨年新しい病院に就職して再度やり始めたが大変だった。そこの病院には旧式の太い大腸鏡しかないので、その扱いに馴れていなかったこともあって、検査は困難を極めた。受診者に大変痛い思いをさせたり、大腸の最後まで到達できずに途中で中止せざるを得ないこともしばしばで、体も心もずたずたに疲れ、最後まで到着できなかった日は落ち込んで、夜のご飯も食べられない位だった。胃と違って大腸にはいくつも曲がりがあり、その曲り角をクリアするのが大変難しかった。これではだめだと強く思って、大腸鏡が上手な人がいると聞くと島根県の出雲中央クリニックにも、東京の半蔵門胃腸クリニックにも見学に行った。上手な人は受診者に殆ど苦痛を与えないで、楽々と最後まで到達している。帰ってきて、自分でやってみるととてもそのようにはできない。見るのとやるのとでは大違いである。悩んだ。何とか上手になりたいと願い、日々苦痛と反省の連続で今日まできた。今日は大腸鏡検査の日だった。79歳と76歳の女性の大腸鏡が簡単に出来た。先週も86歳の方の大腸鏡が簡単にできた。高齢者は腰も曲がっているし、大腸が長くたわんでいることが多く、若い人より難しいのに、難なくできた。受診者を苦しめて申し訳ない!上手くなりたい、何とかしなくてはと思い続けてきたが、やっとこの頃、意外と簡単にできるようになってきたのである。大腸鏡に限らず他のことでも、どんなに努力しても中々上手になれずに悩んでおられる方もいることと思うが、上手くなることを願い、諦めないで、ひたむきに努力していけばきっと結果がでるので、それを確信して努力して頂きたいと願う。
2009.01.13
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朝の通勤時間に道端に立って手を振って挨拶していた市会議員に親しみを感じて、今日そのお宅を訪問してきた。玄関を入ったら質素というのか粗末というのか、ご自分のポスターが2枚ほど張ってあったが、何となくさびしい感じで、議員さんの自宅と言えばもっと華やかなものを想像していたので少し驚いた。それでは事務所でということで、事務所に行ったらもっと驚いた。細長い畳3畳位の粗末な部屋で、自らコーヒーを沸かして、砂糖もミルクもなくて済みませんと出してくれた。議員の生活は大変なのだなと思った。初当選して2年目とのことで実力はどの位あるのか分からなかったがカーブミラーのこと、リサイクルごみを出す時間帯のこと、市立病院の医師不足のこと、新研修医制度は本当なら撤廃してもらいたいが、1年に短縮する方針が出されたことを歓迎するなどの話をしてきた。事務所は狭かったが、本人の目は輝いており、カーブミラーは明日早速点検して善処します。リサイクルについては少し時間を下さい。でも調査して何らかの解決策を見出していきたいと思います。医師不足問題については、中央の国会議員とも話しあっていきたいと思います。とのご回答を頂いた。国会議員も大変だが、市会議員、町会議員はそれに勝るとも劣らないほど大変だと思う。町内の些細な問題を陳情する人が一杯いて、こちらを立てればあちらたたずの場合もあるだろうし、結果がでないと、市民のために何もしてくれない、と批判される。大変な職業だと思う。道端で手を振っていた時、誠実な人のような感じがして、今日お訪ねしてみて、実力は未知数だが、思った通り、誠実な人と思われ、お会いしてよかったと思った。
2009.01.12
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日曜の朝はサンデーモーニングを楽しみに観ている。今の最大関心事は国内問題は失業で、国際問題はハマスとイスラエルの戦争だが、番組では、その両者を取り上げていたが、ここでは国内の派遣切り、失業問題について書く。ワークシェアアリング、つまり職員の給料をカットして、首を切らない努力をしている会社が紹介されていた。自分の給料が減るのはいやだ。派遣社員の首を切って自分の給料は守ってもらいたいと思っている社員が大部分だと思う。でも首を切られるのが自分だと想像してみてもらいたい。少し自分の給料が減っても今まで一緒に働いてきた人たちを会社に残そうではないか。首を切るかワークシェアアリングにするかは会社の上層部が決めることだが、今まで会社に貢献してきてくれた人たちのことを思い、今すぐ収入が無くなってしまう人達のことを思い、英断してもらいたいと思う。もう一つは内部留保の問題を取り上げていた。昨年は減益でも前年までに内部留保として蓄えた金がある企業があるはずである。派遣社員を雇うような大企業はかなりの額の内部留保があるはずである。それをこの緊急時に使って、職員の首を切らない方法があるはずだ。それも会社の上層部が決める問題だが、株主は内部留保の多いところ、リストラをしているところの株を買うという。会社とすれば内部留保を取り崩すと株価が下がるというリスクを抱えていることになる。リストラが会社が儲かるベストの方法らしい。ワークシェアアリングも仕事もないのに多くの従業員を抱えて運営していくのはかなり困難が多いらしい。でも会社は儲けの理論だけで動いていいのだろうか?会社の役割は何なのだろうか?人々に職を与え、いい製品を世に送り出すことではないのか。儲けはその副産物である。本末転倒しないでもらいたいと思う。国民一人一人も失業するのは自分ではないからいいとか、いつ自分に回ってくるか分からないので心配だ、など自分のことだけ考えないで、まずみんなで助け合っていこうと心に決めてもらいたい。
2009.01.11
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フィット・フォー・ライフをほぼ読み終えた。巻末に翻訳者の松田麻美子氏が現在のアメリカを紹介している。かって肉が主食と言われたアメリカで、今肉食離れが急速に進んでいるが、その理由3つを挙げている。その1は肉が健康によくないことが分かってきたためである。がん、心臓病は勿論、その他あらゆる病気になる率が肉食者は高く、非肉食者よりも平均15年も早く死ぬことが分かってきたためである。その2は肉食は地球環境の破壊に通じる点である。牧場を作るための熱帯雨林の伐採、飼料を作るための農薬の使用、河川や海洋の汚染等、地球の砂漠化の主因となっている。その3は動物愛護の精神に反するからである。食卓にのっている肉はそれほど残酷な印象は与えないが、そこにくるまでに動物達は来る日も来る日も狭い環境等に押し込められ、抗生物質を投与され、そして殺され食肉にされている。その事実を多くの子供たちが学校で教わり、それに家族が追従するケースなどが出ている。動物の肉を食べないと人間は生きていけないなら必要悪として、やむ負えないが、全くそんなことはなく、返って健康を害することが分かってきた今、アメリカで始まった肉食べない運動はやがて日本にも波及してくるものと考えられる。
2009.01.10
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朝、車で出勤する途中の道に市会議員のIさんが数日前から立って挨拶していた。今日も雪のなか手袋もしないで、立って手を振っていた。今日は私も手を振ったら相手も振ってくれた。「選挙の票が欲しいために立っているのよ。馬鹿だね」と家内は言っていた。理由はそうかもしれないが朝寒いのに、道端に立って挨拶すること中々できないことだと思う。誠実な方だなと思った。誠実な人必ずしも能力があるとは限らないが、町内のカーブミラーが不備で困っている箇所があるので、日曜日にお邪魔して相談やお願いをしようと思った。道端に立っている時は低姿勢だが、市民が陳情に伺う時には態度が変わるかも知れないが、とにかくお伺いして色々お願いしてみようと思った。誠実な人必ずしも能力があるとは限らないが、能力はあっても誠実でない人よりましだと思う。能力と誠実をはかりにかけたら誠実の方が尊いと私は思う。
2009.01.09
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この頃2階、3階、4階それぞれに敗血症の患者さん、肝がんで腹水の溜まった患者さん、尿毒症の患者さんと明日にも危ないような患者さんを抱えていて、心が重い。今日は外来の日で、外来をしながらも、病棟の入院患者さんのことを思い、心が重く垂れこめていたが、ある外来患者さんの付き添いの方の笑顔に救われた。明るい笑顔で、うち沈んだ私の心を明るく持ち上げてくれた。いくらくよくよしても死ぬ方は死ぬ。それよりも明るく振る舞う方がずっと大切だと気がついた。外来が終わって夕方も6時過ぎと遅くなり、疲れきっていたが、病棟に今日入院させた90歳の腹痛の女性を診に行った時には疲れも見せず、重症患者を抱えていることも見せず、看護師に笑顔を向けることが出来た。何はともあれ笑顔によってこんなにも人、一人が救われるのだということを学んだ。どんなに疲れていても、苦しくても笑顔ができる人間になろうと思った。家では私は戦争のこと、不況(失業)のこと、自分の能力のなさ、勉強がまったく思うように進まないこと、病院のことなどが気になって、大体苦虫を噛み潰したようなしかめつらをしている。さぞかし奥さんも不愉快な思いをしていたと思う。しかめつらをしていれば失業がなくなるわけではなく、むしろその逆だと思われるので、今日から心を入れ替えて、奥さんと面する時でも笑顔でいようと思った。今日の外来患者さんの付添いさんありがとう。
2009.01.08
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今国会で定額給付金が討議されている。鳩山総務大臣は「私は12,000円頂きますよ、鴨鍋など美味しいですからね」と言っていた。今は職がなく、住むところもなくて寒空に凍えている人たちがいる時代である。そんな時鴨鍋を食べて美味しいだろうか。2兆円のお金12,000円ずつ国民に配ってしまえばおしまいである。職がない人も貰うだろうがどんなに切りつめても12,000円なら5~6日の生活がやっとだ。そのあとはどうなるのだろうか。不安でどうしたらいいか分からない。今一番してほしいことは12,000円くれることではなく、職を与えてくれることである。麻生総理にお願いしたい。「定額給付金は生活支援と景気対策のために検討を重ねた結果なので国会で通して欲しい」などとこだわらないで、「時代状況が変わったので、この2兆円は雇用対策に使わせて頂きます。電柱を地下に埋める仕事とか、学校の耐震構造化、病院や療養施設への介護者の派遣など仕事を作って職のない人を吸収していきます」と啖呵を切ってもらいたい。そうすれば野党も渡辺喜美議員もぶったまげて麻生総理を見直すだろう。与党の人達だって心の中ではそう思っている人達が大半なのだから、「総理がおっしゃるのなら」と同調してくれるに違いない。国民だってアホ首相なんて誰も言わない。今支持率はこれ以下はないという位の最低だが、支持率がぐんぐん上昇することは間違いない。2兆円を無駄使いしてもらいたくない。鴨鍋なんか欲しくない。今一番欲しいのは職である。国の最高責任者であり、国民を最も大事にし、国民のための行政をする立場の内閣総理大臣様決断を下して下さい。
2009.01.07
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国内的には不況による職なしが大問題だが、国際的には年末、年始にかけてイスラエルとガザ地区のハマスの戦闘状態が大きな問題だ。最初はガザを支配するイスラム過激派ハマスが、イスラエルへのロケット攻撃を始めた。これに対してイスラエルは空爆と戦車による本格的進軍を開始した。空爆で500人以上が死亡し、その2割は子供たちだという。職がないのも大変なことだが、人々を苦しめ死なせることはもっとむごいことである。このむごいことがイスラエルとパレスチナの間で1948年のイスラエル建国以来何度となく繰り返され、そのつど多くの犠牲者が出ている。パレスチナには穏健派でイスラエルとの話し合いに応ずる用意があるファタハ党とイスラエルを否定してあくまで武力闘争をするハマス党があり、パレスチナ人の支持はハマス党の方が優勢な情勢にある。イスラエルはハマスを叩いてファタハに加勢したい気持があるが、国民は今回のことでかえってハマスへの肩入れを強くしている。ファタハは汚職などがあって支持を失ったとのことだが、戦闘集団の方がかっこよく見え、心情的にそちらの方を支持する気持は分かるが、それによって多くのパレスチナ同胞が殺されるのはどう思っているのだろうか。国際世論はハマスのロケット攻撃に対して何十倍もの報復攻撃をしているイスラエルが悪いというものが多い。イスラエル建国には問題があったかもしれない。しかしすでに国際的に認められユダヤ人国家として国民が生活しているのに、その国家を認めないとして執拗に攻撃しているアラブ・パレスチナ・イスラムも心を澄ませて考えてもらいたい。メンツとか、利害とか、権益とか、宗教的信条とかあるかもしれないが、仲間のパレスチナ人を自分たちの行動で殺していることに気づいてもらいたい。イスラエルを認めることはメンツにかかわるかも知れないがそんなものより人命の方がどんなに尊いか分からない。彼らに人命の尊さと平和の意義を分かってもらいたいと何時も願っているが、怨念に毒された彼らの心は中々開かない。世界中の沢山の人達が平和と人命の尊重を願っているが、一部のかたくなな人達の心には届いていない。でもくじけずに今年も皆で平和を祈り続けて行こうではないか!
2009.01.06
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1985年(今から24年前)にアメリカのハービー・ダイアモンドとマリリン・ダイアモンドご夫妻(アメリカ健康科学カレッジ卒業、栄養学講師、講演者)が、書いた本で、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで40週連続1位の快挙を達成した本である。内容は今までの常識を全くくつがえすような内容で、ショッキングな記述が続く。動物性蛋白はいらない。肉は食べるべきではない。牛乳が健康にいいというのは真っ赤なウソだ、朝食は食べる必要はない。もし食べるとすれば、果物だけにしなさい。等々。要するに人間は太古にさかのぼれば果食動物で、現に歯も肉食に適さなくて果物を食べるのに適したようになっている。果物と野菜を食べていれば、体の中でタンパク質も合成されるし、エネルギーも作られる。アメリカ人はぶくぶく肥っている人が多いが、痩せて健康になるためにはナチュラル・ハイジーンの考え方を取り入れて、果物、野菜食にしなさいといった内容だ。肥っていて、何とか痩せたいと思っていたアメリカ人の心に衝撃的な反応を巻き起こし、今や完全な食生活革命の旗頭になっている書物である。爆発的に読まれてきた本だが、はたしてその内容が全て正しいか否かは検証されなければならない。古い栄養学が必ずしも深く検討していなかった、食品の消化、吸収面にスポットを当てて体の中に入って真に役立つ食品はなにか、そしてその効果が最大限になる食べ方はどのようにするか等を解説している。肉や牛乳が好きな人ならこの本を破りたくなるかも知れない。健康のために、消化を良くするために、牛乳も乳製品も肉も止めなさいで、味覚とか美味しいとかはあまり考慮されていない。美味しいというのは心理的なものが働くので、体にいいものは美味しいいと感ずるようになり、悪いものは美味しくなくなっていく面もあるが、兎に角、今まで人類が築いてきた食生活を根底から覆すものである。全てを鵜呑みにしてそれを実行する人もいるかも知れないが、私はその理論の正しいものは採用するが、無理してこじつけているものは採用しないようにしようと思っている。この本が元になり、これと同じような内容の本が多数刊行されているが、鵜呑みにするのではなく、よく考え、検証しながら実行していかれるのがよいと思う。
2009.01.05
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肉は重要な蛋白源として、体を作り、活力のもとになるので、毎日食べた方がよいと長い間信じられてきた。しかしフィット・フォー・ライフには、肉は他の栄養物の消化の妨げになり、胃の中で腐り、臭いおならを出し、動脈硬化を起こし、心臓病や脳卒中の原因になっている。と書いてある。大量に肉を消費してきたアメリカで健康志向が高まり、今肉離れが起きている。年間何千万頭もの牛が殺され食肉に供されてきたが、国内消費が急激に落ち込み、日本や韓国その他への輸出をどんどん増やそうと思っていた矢先、狂牛病問題がおこり、畜産農家は大変なダメージを受けた。健康に悪くても肉は美味しいので食べるという人も勿論いるだろうが、その動機づけになっていたのは体にエネルギーをつけてくれるという迷信だった。それがくずれ、しかも諸病の根源であると書物などで、繰り返し書かれたら美味しいと思っていた人達も、ずっと美味しい、美味しいと言っていられるか疑問である。我が家では家内がかって栄養士だったことがあり、昔の栄養学をまだ信じていて、動物性蛋白は絶対必要だと言って、相変わらず肉料理が多い。作って出してくれると食べないと悪いと思って食べると主人が好きだからとまた出してくれる。僕は肉は嫌いだと言ってるのだがそれは本心ではないと信じてくれない。人の考えを変えるのは並大抵のことではないと思っている。
2009.01.04
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正月1日、2日と御馳走を食べ、お酒を飲んで孫とかるたや百人一首をしたりしてのんびり過ごしたが、今日は当直の先生は外部の先生に依頼(東京から来ている)してあるが、入院患者さんについて回診するため午後から病院に来ている。比較的他の先生の患者さんは落ち着いていて、一人39度の発熱の患者さんがいたが、点滴と抗生物質の指示をだした。私の受け持ちの肝硬変、肝がんで腹水が溜まった患者さんが最重症で、今日私が回診当番で丁度よかったと思った。一人自然気胸で入院になったが、処置は当直の先生がしてくれたので、私は受け持ちということで、入院指示を書いただけであまり大変な回診当番ではなかった。私の受け持ちの患者さんの家族は昨日も今日もずっと付き添っていたという。私がのんびり酒を飲んでいる間にである。なにかあったらこちらから連絡しますので家に帰ってお休みくださいと自宅に帰って頂いた。正月休みとか日曜日とかの休日にも患者さんの病態が悪くなることがある。当院ではそのような時当直の先生にお願いしているが、病院によっては(昔は殆どの病院がそうだったが)主治医が必ず駆けつけることになっている病院もある。それだと医師の消耗が激しいので、次第に当院のようなシステムをとる病院も増えていくのではないかと思う。
2009.01.03
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正月で正月料理を食べてお腹がもたれている方もいると思う。正月は堅苦しいことを言わないことにしたいが、正月が過ぎたら正しい食生活をしてもらいたいと思うのでフィト・フォー・ライフから大切な点を紹介しようと思う。日本の栄養学はアメリカの栄養学に引きずられてきた。バランス良い食事で1日30品目などはその最たるものである。1956年から、米国政府は肉、魚などタンパク質を第一群とする4大基礎食品グループを摂取するように、その普及に努めてきた。その結果肥満者が増加し、心臓病や脳卒中で死ぬ人が増えて、1992年、2005年に改定され、現在では穀物や野菜、果物を多く食べ、肉や魚介類は少なく食べるような指針が出ている。古い栄養学は、食品に含まれる栄養素がそのまま体に吸収されてエネルギーに変わると信じていたので、必要な栄養素は全て食べなければならない、特に体を構成するタンパク質は沢山摂取しなければならないと考えていた。しかしこれは消化吸収ということを無視した栄養学で実際人体に入ってからはそのような働きはできない。消化されないで腐敗したり、そのまま素通りしたり、他の食品の消化を妨げたりして、栄養素としての働きはしていなかったことが分かってきた。消化吸収の観点から食生活にアドバイスしているのがナチュラル・ハイジーンの考え方である。果物、野菜、刺身など生のものはそれ自体が消化酵素を含んでおり、消化を助けるというものである。何でも見境なく胃の中に詰め込んではいけない。食べ合わせに注意しなさいということだ。でんぷん質と肉はだめ。肉を食べるなら十分な野菜と食べなさい。肉と魚はダメ。肉とごはんもだめ。ご飯やパンを食べるなら野菜と一緒に食べなさいというものだ。果物は理想的な食べ物だが、空腹時に食べるのがよくて、食後の果物は最悪の摂り方とのことである。どんなに栄養のあるものでも消化、吸収されなければ意味がない。お正月がすんだら体と胃腸にやさしい食生活を実行して頂きたいと思う。
2009.01.02
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昨年当ブログをご訪問くだった方々に心より感謝申しあげ、本年もよろしくお願い申し上げます。昨年は世界的な不況と医師不足が国民の上に大きくのしかかった年だと思います。今年はどんな年になるでしょうか?どんな年にするかは人任せにするのでなく自分がどのような年にしていくのか考えなくては無責任ですね。しかし不況とか医師不足は自分の力だけではどうすることもできません。社会の流れの中で自分はどのように対応したらよいか精一杯考え、努力して関わっていくことが大事だと思います。個人的問題については、昨年より一歩前進を合言葉に、新たな気持で様々な問題に挑戦していくことが必要だと思います。最初に掲げた写真は昨年暮れ(12月30日)に愛宕山子供の国に孫と行った時に孫が綱渡りしている写真です。最初は戸惑っていましたが、苦労の末見事にクリアしましたが、人生は綱渡りみたいなものだと思います。人生は甘いものではなく、油断すれば落下してしまいます。だからと言ってあまり硬くなると前に進めません。平常心で油断しないことが綱渡りの秘訣ではないかと思います。なぜ綱を渡らなければいけないのか。それにはその向こうに次のハードルが待っているからです。そうです人生でも次に何が待っているか分かりませんが、必ずなにか困難が待ち受けているものです。でもそれを嫌なこと、怖いことと思わないで、挑戦できることを幸せに感じ、希望を持つことが必要だと思います。新しい年は希望の年です。勇気と情熱と知恵で挑戦して行こうではありませんか!
2009.01.01
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