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10月1日(火) 短歌用語辞典 飯塚書店発行:(1993年) み(44) みなぎらう(みなぎらふ) 漲らふ(自動詞四段活用)激しくしぶきがたつ。水勢が盛んになる。満ちあ ふれている。 梅雨のあめみなぎらひゆく用水路木槿咲きたり幾ところにも 扇畑忠雄 みなぎらふ光のなかに土ふみてわが歩み来ればわが子らみな来つ 田谷 鋭 みなぎる 漲る(自動詞四段活用)水が勢いよく流れる。あふれるばかり満ちひろが る。 あふれ出て路上にみなぎりさらにあふれとめどなしとめどなし春昼(しゆんちゆう)の泉 加藤克巳 音たてて南風吹く雪原はけふ雪どけの光みなぎる 板宮清治 (つづく)
2013.09.30
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月30日(火)剪定を今日はしようと思いおれば先を越されて妻がしており磋牙司五つ勝ちたり来場所は栃飛龍とも十両狙え雑然としたるわが部屋せめてもと紫紺のダリア一輪かざる隣り組お通夜の今日は斎場に五時に行くなり会計なれば会計はわが天職と思えども家計は全て妻にゆだねる
2013.09.30
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9月30日(月) 短歌用語辞典 飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)による み(44) みなかみ 水上(名詞)水の流れの上の方。上流。川上。水のみなもと。 朴の花たかだかと咲くまひるまをみなかみにさびし高見(たかみ)の山は 前 登志夫 谷川はやまず轟き黙(もだ)ふかく紅葉づる山は水上に立つ 結城哀草果 みながら 皆がら(副詞)みな残らず。すべて。 思ふことみながら父にかかりつつ炉辺(ろべ)にせつなき除夜(としのよ)更けぬ 木俣 修 蓮池を吹く夕風に光りつつ蓮(はちす)の広葉みながら揺らぐ 武田弘之 (つづく)
2013.09.29
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月29日(日)血糖値気にしておれど誘惑に負けてみたらし団子頂く肌寒き今朝の気温にちぢこまり顔が鏡に小さく映るコスモスの咲く坂道を登り行く子と離れぬと汗を拭きつつ配送の車はげしく行き交いぬ物を運ぶはネットで出来ぬ露置きて身をちぢめたるごとく見ゆ鶏頭の花も今朝の寒さに毎年のことにしあれど彼岸花しおれる姿見るは切なし
2013.09.29
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短歌用語辞典9月29日(日)み(42)みな皆(名詞)残るものがなく、全部。全体。一同。(副詞)残らず。ことごとく。すべて。みんな。清水(きよみづ)へ祇園(きをん)をよぎる桜月夜(さくらづきよ)こよひ逢ふ人みなうつくしき 与謝野晶子人みなは何かきびしきおももちに秋の日に澄む火口湖を見る 田谷 鋭秋海棠花の盛はいまならむ今日降る雨にみなかたむきぬ 植松寿樹(つづく)
2013.09.28
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月28日(土)彼岸花燃え立つ畑にその白き残りの花を咲かす木槿は遠藤よお前も怪我かプロのその厳しき世界をゆっくり学べ栃飛龍負けて二敗になりたるも一歩一歩の歩み尊し秋晴れの空にほんわり綿雲が浮びていたり君逝きし今日同郷のよしみで親しく語りたることもありたりありし日の君
2013.09.28
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9月28日(土) 短歌用語辞典(飯塚書店発行) み(46) みどりご 緑児・嬰児(名詞)二、三歳までの子ども。赤子。えいじ。新芽のように未 熟な子の意。 腹ゆすり胸ゆすり声を立てにけり笑ひたるなりわが緑児は 窪田章一郎 真夜深く覚めゐて思ふしづかなるみどり子の日がこの子にありし 河野裕子 悲傷のはじまりとせむ若き母みどりごに乳をふふますること 葛原妙子 (つづく)
2013.09.28
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月27日(金)大根を蒔かんとするに旱畑(ひでりはた)コンクリートのごとくに固い旱畑耕さんとして耕耘機暴れ回れり固き土にて大根を蒔かんと深く耕さん固き土との闘いをして一枚の白紙風に飛びてゆく白鷺が舞うごとき姿に畑隅の防火用水囲みおり燃え広がれる彼岸の花が
2013.09.27
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9月27日(金) 短歌用語辞典(飯塚書店発行) み(40) みどり 緑(名詞)青と黄の間の色。草木の葉の色。深い藍色。 プランクトン緑よどめる天竜に映らぬ雲を遂いつつわれも 武川忠一 六月のみどりに眉目染めあげて旅のさきざき風土記に遠し 小中英之 (つづく)
2013.09.26
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月26日(木) 栃飛龍磋牙司とも郷土力士勝ち負けよりも怪我のないよう二人とも三島市出身怪我せずに無事に取組み終わってほしい怪我せずに後三日間取ってくれ無事これ名馬のたとえのごとく熱戦はいいんだけれど怪我してはもともこもなし無事これ名馬琴欧州嘉風旭日松もまた今場所になり休場したり怪我かかえ一日一日取っている力士の後ろ姿尊し
2013.09.26
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9月26日(木) 短歌用語辞典 飯塚書店発行:(1993年) み(39) みとり 看取り(名詞)病人のそばでいろいろと世話をすること。介抱。看病。看護。 病む母のみとりにまぎれ時過ぎぬ草花の種子も蒔きおくれにし 植松寿樹 吾の看取りに白髪抜く暇なき妻の頭すつかり白髪(はくはつ)となりぬ 稲田定雄 末の子の看とりの夜にのみ言ひし汝が「お別れ」の言葉ききたし 田谷 鋭 (つづく)
2013.09.25
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月25日(水)同人誌製本なれば送りたりクロネコヤマトのメール便にて言いたいことなくはなけれど補正予算承認の挙手して帰り来ぬ西空が夕焼ている厳かな気分になりて佇(たたず)んでいる妻の透析孫の運動会祭りもあれば調整せわしカラオケのテンポを少し早くしてリズム重視の練習をする
2013.09.25
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9月25日(水)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるみ(39)みとおし(みとほし)見通し(名詞)一目に見渡されること。十五夜の月のさやけさ二階家の縁より空(そら)は見とほしにして 岡 麓ひそかなる木(こ)の間(ま)木の間の見通しに人を行かせて冬木々立てり 葛原妙子みとめる(みとむ)認む(他動詞下二段活用)目にとめる。承認する。長くながく認められざりし好々爺ポンポンの手になれる「鹿」見つ 安立スハル午睡よりさめし畳にみとめたる蟻は殺意を感じて動く 佐藤佐太郎(つづく)
2013.09.24
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月24日(火)磋牙司栃飛龍とも勝ちにけり幕下五番の取組を見る白鵬がまさかの黒星弾丸のように見えたり豪栄道よ明日となる評議委員会出席のために分厚い資料に目通す身障者福祉会での監査のあり預金通帳なども点検会計をまかされているわれなれば監査の前に厳重チェック信じるはわれのもっとも優れたる特質なりとひそかに思う
2013.09.24
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短歌用語辞典9月24日(火)み(37)みでり水照り(名詞)水のかがやき。ほのかにも春の水照りは増しくるか四ツ手の網に波のかぎろふ 田谷 鋭深川の街に入りたりゆふ凪の水照りあかるき店つづきなる 吉植庄亮(つづく)
2013.09.23
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月23日(月)秋祭り今日の準備は掃除から落葉積れり宮の階段紅白の幕も祭りの花紙もインターネットで探し求める花紙の飾りを各戸に配布して近づく祭りを盛り上げている新聞に今週も歌載らざるを話題にもせず静かにたたむ妻の歌先週すでに新聞に載りたりわれは今週もだめ
2013.09.23
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9月23日(月)短歌用語辞典(飯塚書店発行)み(36) みづく水漬く(自動詞四段活用)水につく。水にひたる。水漬きつつ雨の樹林に鎌振ふわが心音を木魂らも聞け 安藤佐貴子夕張の川水注ぐ坑の中いかにか水漬く五十九人 伊藤善一郎(つづく)
2013.09.22
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月22日(日)父もわれも贔屓にしたる松登その映像がテレビに映る栃飛龍勝ち磋牙司負けにけりテレビ映像見れず過ぎたり日数を数えているや彼岸花気温によらず咲き始めたり八方に薙ぎ倒をさるる学童の育てし稲はいまだ青きにわれよりも濃くなりゆくか明日の帰園(きえん)に備え子の髭を剃る心根は幼きままも子の髭の日日濃くなるをさびしみて剃る
2013.09.22
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九月号歌評(同人誌「賀茂短歌」下書き) 後藤瑞義 原 明男炎熱の舗道に老女の一分間両手を合はす汗神神し 「神神しい」という言葉は、使うのになかなか難しいと思います。特に短歌などにはあまりにも強い言葉ですので、ことばだけが浮いてしまうようにわたしなどは思うのです。 猛暑日のひとこまの場面の切り取りでしょう。炎熱の舗道、陽炎がたつような熱せられた舗道、独りの老女が一分間両手を合わせています。一分間と時間をはっきり区切っていますので、あるいは黙禱のようなものでしょうか、広島への原爆投下の日、あるいは長崎の原爆投下の日、あるいは終戦記念日八月十五日でしょうか、ともかく、一分間両手を合わせる老婆がおったのです。特に老人の熱中症などが姦しく言われる昨今です。それゆえ老婆が神神しいと思われたのかもしれません。ただ、ここで私の目をひいたのは「汗」でした。「姿神神し」ではなく、「汗神神し」としたところに私はつよく心を打たれたのでした。それは、涙もまじった汗だったかもしれません。 渡辺つぎ自らの年齢(とし)や日付もあやふやで尖閣諸島が気にかかる日日 作者は今年満百二歳になります。自分の年齢も、日時もあやふやになってしまったと嘆かれています。そんな自分になってしまったのだが、尖閣諸島の問題、尖閣諸島を中国に占領されるんではないかと日々気になっているといったことかと思います。この歌を読みましたとき、明治生まれの人の気骨みたいなもの、あるいは戦前を生きてきた日本人の魂みたいなものを感じたのでした。自分自身の存在すらあやふやと嘆く人が、日本の国が侵されるのではないかという危機感、戦後育った自分たちが忘れている国に対する思いの深さを知らされた感じがしたのです。 鈴木菊江彼岸にてうから友がらと楽しきやそをば聞きたき明日は新盆 作者は、今年ご主人を亡くされまして新盆を迎えられます。ご主人は九十九歳と聞いています。ですから、友人や知合いがだいぶお亡くなりになっていることでしょう。それを作者はよくご存知で、この世よりむしろ彼岸に多くの知人がいて、そこで話し相手が多く楽しい時を過ごしているだろうと想像しています。明日新盆に帰ってくるので久しぶりにあの世のみやげ話を聞きたいものだということでしょう。あの世でご主人が楽しくくらしていると想像しているところに作者のお人柄を感じます。 黒田幸子六十八年前の八月十五日空は異常に眞青なりき 第二次大戦が終了した昭和二十年八月十五日は、良い天気だったようです。それを、作者は異常に真青だったと表現しています。ひとつには、戦争中あまり空を仰ぐことはなかったのではないでしょうか。久しぶりに仰いだ空のまぶしさに圧倒されたかもしれません。それに加えて、戦争が終ったことで、なんとなく重苦しさ、日本中を覆っていたベールのようなものが取払われた、その開放感が空をパッと明るくし、その明るさゆえに異常に空が青く見えたのかもしれません。 後藤早苗あの雲が雨に変って降る事を願いつついる日照りの日々に九月に入って、大雨が降り各地に大きな被害が出ました。ただ、今年は空梅雨でした。農業を営むものにとっては、水は死活問題です。雨の降らない日々が続きます。絶望した気持で空を仰ぐと雲が浮かんでいたのでしょう。それで藁をもつかむ心境で、雲に雨を降らせてくれと祈り、願う作者なのでしょう。 藤井美智子歯一本おろそかならずと今に知るいそがしいなど云はぬと決める 歯の治療を受けている作者です。歯の大切さ、一本なりともおろそかに出来ないとしみじみ悟ったのです。それにしましても、下の句への転回がたいへんユニークだと思います。これからは歯を大事にしようというようなことだと思うのですが、「いそがしいなど云はぬと決める」というのです。治療を優先しよう、忙しさを口実にして治療を先延ばしすることはすまい、そんな反省の声が聞えるようです。 小池美恵子待ち待ちし夫のクツ音病棟の長き廊下を足早に来つ 足を骨折して入院している作者です。さぞかし退屈であろうとお察しいたします。そういう状況ですから、ご主人が見舞いに来てくれるのを一日千秋の思いで待っていらっしゃるのでしょう。ご主人かどうかは、遠くからも足音ですぐに分るようです。今その靴音が長い廊下の遠くの方から近づいて来ます。ご主人の方も足早で近づいてくるのです。作者の喜びの鼓動が聞えるようです。結句「来る」より「来つ」の方が強く響きます。
2013.09.22
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9月22日(日)短歌用語辞典(飯塚書店発行)み(35)みちる(みつ)満つ・充つ(自動詞四段活用・上二段活用)一杯になる。広くゆき渡る。充分になる。満足する。潮がさす。大師橋界隈昼にさしかかり一玩具店愁いみちたり 岡部桂一郎洋凧(たこ)の青きを掲げて海のへに時はうつろふ満ちてうつろふ 岡井 隆血の満ちみつる没り日に向くるわがおもて如何にありしか暮るる路上に 秋木津 英(つづく)
2013.09.21
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月21日(土) 朝靄のなかに姿をとどめいる満月その身を沈めがたきか満月の真白き姿明け方の山の端近くにいまだ残れり千余年伊豆白浜の地に建てり産土神の白浜神社下田にも反射炉があり黒船の対策として砲身作る味匂い勘に頼りて生きるんだ賞味期限は無視するという
2013.09.21
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9月21日(土) 短歌用語辞典飯塚書店発行:(1993年)み(34)みちのく陸奥(名詞)陸前・陸中・陸奥(むつ)・磐岩(いわき)・岩代(いわしろ)の奥州五国の古称。今の東北地方。みちのくの夜冷えしだる糸ざくらわが恋ふる子は眠りたらむか 岡野弘彦みちのくはりら桐の花桷(ずみ)けぶり桜残りて雨ニモマケズ 今野寿美みちのくに宮沢賢治を尋ぬればどんぐりの実が旅のピリオド 俵 万智(つづく)
2013.09.20
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月20日(金)稲の穂にあらず薄の穂を飾り縄文人のごとく月見る梨りんご栗など供え素朴なる心となりて月を眺める苦しさを経たる人ほど笑み笑い大事にすると微笑み語る白浜の今日の歌会欠席が三名となる笑顔でゆこうめいめいがそれぞれ命の火をかこみ消さないように励むほかなし
2013.09.20
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9月20日(金)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるみ(34)みち道・路・径・途(名詞)通路。道路。小みち。目ざす方向。道理。道のり。道程。うすづける彼岸秋陽に狐ばな赤々そまれりここはどこのみち 木下利玄あかあかと一本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり 斎藤茂吉葛の花踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり 釈 迢空右左口(うばぐち)の峠の道のうまごやし道を埋めて咲いておるらん 山崎方代(つづく)
2013.09.19
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月19日(木)煌々と窓から月の光さすそうだ明日は満月だった磋牙司今日も勝ちたり三連勝一日一日がんばってゆく伊豆の歌たびたび出てくる牧水の歌集を日にち読み進め行く牧水は沼津に住んだ沼商の前の千本松原あたりに沼商の前に工場があったっけ最初の会社の車体工業沼商も今は徳倉に移りたりその後一度も訪いしことなし
2013.09.19
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短歌用語辞典9月19日(木)み(32)みだれる(みだる)乱る(自動詞下二段活用)くずれる。整わない。思い惑う。いきどほり怒り悲しみ胸にみちみだれにみだれ息をせしめず 窪田空穂夜のおもひ朝のおもひも家(や)移りのことにみだれつつ年の瀬せまる 木俣 修雨の音ときにみだるる強弱を聞きとめてをり彼岸の前を 中村純一(つづく)
2013.09.18
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月18日(水)黒雲を吐きて登れるダンプカー精一杯に生きているのか朝方は肌寒くして天城嶺(あまぎね)の峠の温度計十五度示す精神の安定剤を含みたる母の薬は診断を要す腹式の呼吸法らしりんりんとナースの声が廊下に響く同居せぬ母にはあれど別段に変わりはなしと薬をもらう母親の薬もらうに遅くなり今日磋牙司の取組見えず
2013.09.18
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9月18日(水)短歌用語辞典(飯塚書店発行)み(31) みだりがわしい(みだりがはし)濫りがはし・猥りがはし(形容動詞シク活用)乱れてしまりがない様子だ。忍ぶがに夜半降り積みし春の雪濫りがはしく午(ひる)を雫す 富小路禎子壮年のなみだはみだりがはしきを酢の壜の縦ひとすぢのきず 塚本邦雄(つづく)
2013.09.17
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月17日(火)幕下に落ちるもがんばる栃飛龍今日も勝ちたり二連勝なりわが父が贔屓にしたる松登真直ぐ生きよと言ってるようだ前立腺肥大は父も患いしだがどうしても医者に行けない生きなけりゃあと一年で父の年父より先に死んではならぬわが父よ最期の最期の三か月わが勤務地の病院に生く勤務地の熱海に最後の三か月父は生きてた衰え果てて
2013.09.17
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9月17日(火)短歌用語辞典(飯塚書店発行)み(30)みだす乱す(他動詞四段活用)乱れるようにする。平穏さをなくす。総身の花をゆるがす春の樹にこころ乱してわれは寄りゆく 斎藤 史枯れ切らぬ秋草乱す風の坂かまきりの青きなきがら拾ふ 大野誠夫(つづく)
2013.09.16
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月16日(月) 強風に首を大きく振りている彼岸花一つ庭に咲きいて風叫びスダレを雨戸に打ちつける治まりくるをただに待つのみ台風の雨おさまるも風強し口笛のごと高き音するあれほどに暴れた台風いまどこに日は差し風もおさまりている磋牙司栃飛龍とも白星に解説なんと高見盛関
2013.09.16
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9月16日(月) 短歌用語辞典飯塚書店発行:(1993年)み(29)みたす満たす・充たす(他動詞四段活用)満ちるようにする。いっぱいにする。満足させる。遠く来し北の街にて夜のこころ灯に照らふ雪に充たされて行く 尾崎左永子黒松の防風林をふちとして一湾は銀の氷(ひ)を充たしたり 四賀光子水桶の縁(へり)まで満(み)たす牛の水泡だちながら今日あたたかし 石川不二子(つづく)
2013.09.15
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月15日(日)小学校二年の時に学校を早退をして相撲を見たり東富士松登など幼き日贔屓の力士いかになりしや高見盛磋牙司栃飛龍関今場所はその取組が見えぬ台風はいずこに行きしやここ伊豆は雨止みすでに日が差してきぬ台風が近づくゆえに明日(みょうにち)の歌会は20日に延期をしたり
2013.09.15
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9月15日(日)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるみ(29)みぞれ霙(名詞)雪が空中でとけて半ば雨のようになって降ってくるもの。雨まじりの雪。みぞれふるさびしき昼に会ひにけり靴濡れゐたる重さと言はむ 前 登志夫わが町はうすずみの町みぞれ降る夜をわが身にひきつけて坐す 小中英之とほき日の母が帯解く音きこゆ北陸本線みぞれ降りをり 辺見じゅん
2013.09.14
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月14日(土)明け方を蝉がじんじん鳴き立てる働け生きよと言わんばかりに施設へと子を預け来て切なさよ逃げるごとくに車走らす施設へと預けし折の子の顔を見てしまいたり心に残る二時間に一度のバス待ち手と背(せな)に幼連れたりありし日の母台風が近づいている窓を閉め蒸し暑い夜を眠らんとする
2013.09.14
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短歌用語辞典9月14日(土)み(27)みせる(みす)見す(他動詞下二段活用)みるようにさせる。人に分るように示す。車内にて声をかけ合ふ女生徒はや人生の寂しさを見す 島田修二カットして妻の横顔若かりき還暦間近に変身を見す 久保良治みそなわす(みそなはす)(他動詞四段活用)ごらんになる。天翔ける霊みそなわすや日に向きて舞う獅子の目と頭(ず)のかなしみを 大野とくよみそなはすすべなきものを喪の花の蘭は白磁のさまにしづもる 大西民子(つづく)
2013.09.13
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月13日(金)(注)創作短歌です。汝(な)が父の年より五歳若いのに胆管癌と診断される父親と同じ胆管癌となり入院するか家継ぐ汝れは資金繰り苦しき家業を営みてその父親と同じ病にわれもまた同じ子なればの病は決して他人事(ひとごと)ならず転移などしておらぬこと祈るなり元気になりて弟帰れ
2013.09.13
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9月13日(金)短歌用語辞典(飯塚書店発行)み(26) みずみずしい(みづみづし)瑞瑞し(形容動詞シク活用)つややかで麗しい。新鮮で生き生きしている。若々しく美しい。蔭膳に添ふる葡萄のみづみづしく夜(よ)の灯に光(て)るもまがなしくして 木俣 修みぞそばの萼あかき花みづみづし清き泉はおともなく湧く 松村英一(つづく)
2013.09.12
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月12日(木)身障者役員会は十二名めいめいどこかに障害を持つ弁当を買い来る役はわれなれば近くのスーパーマーケットに行く会計を預かっている役なれば昼食予算は三百円に歌い込み長いといえど一つ一つ言葉を大事に歌い百点北国の春で百点取りたれば喜び湧きくるマイク持つ手に
2013.09.12
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9月12日(木)短歌用語辞典(飯塚書店発行)み(25)みずみず瑞瑞(副詞)艶があって若々しいさま。新鮮で生き生きしているさま。ひとたびは摘まれし桑のみづみづと葉をひろげ峡の青にまじはる 東 長二産むことを知らぬ乳房ぞ吐魯番(トルファン)の絹に包めばみずみずとせり 道浦母都子(つづく)
2013.09.11
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月11日(水) 啄木の特集番組午前中あれば録画し歌会に行く歌会を図書館でする広々としたる二階を五人で独占百二歳渡辺さんは欠席に今日の歌会五人出席障害者役員会の明日のため日傭弁償準備始める歌手の歌聞きつつ気づくこれほどに言葉大事に歌っているか
2013.09.11
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9月11日(水) 短歌用語辞典飯塚書店発行:(1993年)み(24)みすずかる水薦刈る(枕詞)信濃にかかる。みすずかる信濃を出でて山のまを流れおち来る水のゆたけさ 石井直三郎みすずかる信濃に父を悲しみて幾たび越ゆるこの冬ながし 田井安曇(つづく)
2013.09.10
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月10日(火)彼岸花まだ蕾だが草むらに一本すっくと立っているのだ園児らの熱気を吸いているごとく百日紅が赤々と咲く今週もだめでしたよといち早く新聞を見て妻が言いたり今週で三週間か新聞に歌が載らない妻もわたしも機関銃の重さいかほど草刈機持ちて夏草薙ぎ倒しゆく荒草のなかに咲きおる野菊さえ薙ぎ倒し行く汗の草刈りあらかたの草刈り終えて火照る身を鎮めるごとく雨降り出しぬ
2013.09.10
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9月10日(火)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるみ(24)みずから(みづから)自ら(名詞)自分自身。(副詞)自分から。みづからを偽るまいとおもふとき体ほてりて夜の闇にをり 宮 柊二みづからも風となりゐむ合歓の花うすくれなゐのはな閉づるまで 穴沢芳江言ひわけをひたすら言ひし自らをみづから凝視するごとく居き 石井道子(つづく)
2013.09.09
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月9日(月)ここの田はすでに稲刈り終りたり稲架(はさ)にあまたの稲の掛かれるカラオケはまかせて下さい大見得をきりたるものの聞くに耐えないスピードにリズムに合わせ歌いしが自分らしさが失せし感じす感情を込めて歌えば音程がリズムが狂い遅れてしまう採点を上げんとすればするほどに自分の歌でなくなってゆく
2013.09.09
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短歌用語辞典9月9日(月)み(22)みずがね(みづがね)水銀(名詞)水銀(すいぎん)。銀白色。鳥の眼のみおろす湖(うみ)はみづがねに一重(ひとへ)さびしく空をうつさん 加藤知多雄めつぶれば水の国なるふるさとにみづがねいろの常願寺川 辺見じゅん北とほき山の奥がに雪雲はくらき水銀のいろに見えをり 長沢一作 (つづく)
2013.09.08
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月8日(日)霧雨(きりさめ)の降る朝方に歓喜湧くオリンピックの招致のニュース雷鳴は歓喜の声か轟きかオリンピックの招致が決る雲流れ明るき光差して来ぬオリンピックの招致が決り乗用車積みたるトラックゆっくりと前を走りて抜くにぬけない今晩は秋の祭の打ち合わせ少し早めに出かけんとする
2013.09.08
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鑑賞:歌集「悲しき玩具」(五)(下書き) 後藤瑞義(注)歌の順序は歌集の順序によります。本を買ひたし本を買ひたしと、あてつけのつもりではなけれど、妻に言ひてみる。(鑑賞)啄木(旧制盛岡中学中退)は、学歴に対する負い目があったように感じます。才能においては決して誰にも負けないという自負があったにしても、知識面で、たとえば、白秋(早稲田大学)に、牧水(早稲田大学)に、杢太郎(東京帝大医学部)に、哀果(後の善麿、早稲田大学)に、茂吉(東京帝大医学部、鴎外主催の観潮楼歌会にて会ったことがある)に、負い目を感じたのではなかろうか。「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ/花を買ひ来て/妻と親しむ」です。、学歴については啄木自身はあるいはそれほど気にしてはいない、あるいは気にしていなかったにしても、現実の社会は学歴社会であり、啄木ほどの才能のあるものであっても、惨めな待遇を強いられていたのではなかったか。その解決の方策として、知識を得る必要があった、啄木にとっては、それは生きるための必要条件だったのではないか。気に入った本を買いたい、面白い本を買いたい、そういった、単なる本を買いたいのではなかったはずです。生きるため、もっと良い生活をするため、そのために本を買いたかったのではなかったか。「本を買ひたし、本を買ひたし」と畳み込んで言っているのは、あたかも幼い子が駄々をこねている、そんな感じです。ただ、この時の啄木の心境は駄々をこねたい心境だったと思います。駄々をこねるより仕方がない心境だったのではなかったか。しかし、それは無駄なこと、馬鹿げたことだったはずです。本を買う金がないのです。それは、啄木自身が誰よりも知って居るはずです。啄木の収入でみなが生活をしているわけですから。ああまさに、絶望的な啄木の心境を感じます。 さて、二行目です。「あてつけのつもりではなけれど、」。この真意は、「本を買いたい、本を買いたい」と言うのは、誰かにあてつけるために言うつもりではないけれども、多分あてつけに聞えるだろう。という複雑な、あるいは絶望的な心のうちを吐露している感じがします。自分は純粋な気持で「本が買いたいんだ」、ただ誰もそうは思ってはくれないといった気持でしょうか。 三行目、「妻に言ひてみる。」、この「妻に」という言葉にわたしは何故かドキッとしたのでした。なぜでしょうか。 その前に、あてつけの相手はそれでは、誰でしょうか。母親だと思います。本来は直接母親に言うべきことを、あてつけのように妻に言っているのです。いや、実際はあてつけのつもりではないと言っているのですが。 ふるい家族制度がありました。いや戦後でもそうでしたことが続いていたようです。旅館に嫁いだ同級生から聞いたことがあります。若いころは、義母より小遣いをもらっていたそうです、それも化粧もろくに出来ないくらいの金額のような話でした。商家に嫁いだわたしの母からも、やはり同じようなことを聞いた記憶があります。わたしなど、何にも分らず成長したのですから、苦しむのは当然かもしれません。いや、それは、ここでは、関係ありません。 自分の母親のことが出てしまいましたが、要するに、財布の紐を握って居るのは誰かということです。わたしは長く経理畑で生きてきた習性でこんなことを考えるのでしょうか。 啄木の家族の場合、啄木の給料は、(啄木の家の生活費は、と言ったほうが良いでしょうか、)一端母親に渡されるのではなかったか、だから、本来は、母親に言うべき台詞「本が買いたい、本が買いたい」を、母親へのあてつけではないけれども、妻に、金などあろうはずのない、妻に言ってみた。これもまた、なんとも悲しい、啄木の絶望的な心の有様を吐露している作品ではないでしょうか。母親に言ったところで、そんな金が、本を買うような金がどこにあるんだ、家族が生きるのに精一杯じゃないか、と叱られるのが落ちなのではなかったか。自分の甲斐性のなさを責められるばかりだったのではないでしょうか。そうした、欲求不満をついつい妻に言ってみる、いや妻にしか言う人間がいなかった啄木だったのではなかったか。正直な啄木、疲れきっている啄木、もっと知識を得て良い仕事に付きたい啄木、人生に焦っている啄木がそこに生きていたのではなかったか。ただ、その奥さん、節子さんはもっともっと地獄だったかもしれません。母親からは、小遣い銭くらいしかもらえなかったのではないだろうか。しかし、啄木の才能を信じきって生きていた、どんなに辛くとも啄木といっしょなら苦にならない、そんな奥さん、節子さんだったのかもしれません。 なにか、まとまりのない鑑賞になってしまいました。この歌は、深い、深い歌だと思うばかりです。本を買ひたし本を買ひたしと、あてつけのつもりではなけれど、妻に言ひてみる。
2013.09.07
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9月8日(日)短歌用語辞典(飯塚書店発行)み(21) みすえる(みすう)見据う(他動詞下二段活用)みつめる。見定める。もうわれを叱りてくるる人あらず 学生の目を見据えて叱る 永田和宏木枯しは胸に鳴りつぐ「死に至る病」見据ゑて生きて来にしを 阿久津善治瞋りつつ見据うればあはれ甘酸ゆき杏の核のごとき子の顔 中城ふみ子(つづく)
2013.09.07
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/9月7日(土)雨という予報曇りという予報ともに外れて汗の草刈り夏草に囲まれている庭園を草刈機の音取り囲みたり魔法瓶に冷たい麦茶入れてあり妻透析にすでに行きたり刈り終えし夏草いっぱい一輪車に積めば青々匂いたつなり刈り終えし夏草あまた捨ておれば青虫おりて生き生き動く
2013.09.07
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