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被災地には非情の雨だ。片づけに水を差し、場合によったら今までの片づけ仕事を無にしてしまう。当地では午後4時頃から本格的に降り始めた。しかし大根の種を蒔いたので雨はありがたい。3週間ほど前にも撒いたのだが、虫に食われてしまったのでやり直しだ。地元でとれた玄米を買い、精米して食べているが、精米の時に糠が出る。畑にそれをいれるのだが、どうも腐敗する前に虫がつくようだ。これがそのまま居着いて葉をかじるみたいだ。天敵とかないのかしら、と思うが寒くなってきたので、鳥に期待する方がよさそうだ。あるいはコンポスト処理する方がいいのかも知れない。年に300kg位は食べてしまうので、糠もかなりの量がでる。広くもない畑で使う方に問題がある可能性もある。まだ手探りでやってるなあ。雨は食料と酸素の恵みとなり、生活の破壊者にもなる。コントロールの出来る範囲であって欲しいもの。
2019年10月18日
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台風が去り、柿の木の葉が飛ばされてずいぶん見通しがよくなってしまった。これからの敵はカラスやモズなどの鳥だ。既につつかれている。去年が豊作だったせいか、今年はあまり多くない。柿なんて珍しくもないが、現役時代は会社で喜ばれた。「田舎にはあるんですがね」と。千曲川の複数の箇所で決壊し、大きな被害が出た。わが家の近くでは昭和30年代から護岸工事をやり、コンクリートの堤が続いている。千曲川はまだ石積みの堰堤も少なくないようだ。今回はいわゆる「暴れ川」が復活したような気がする。戦闘機なんか買ってる場合じゃないぜ。
2019年10月13日
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今年の夏野菜はトマト、キウリ、ピーマンはまずまず順調に獲れたが、キウリの生長が早く、30cmにもなるようなのが続出した。ナスはそれに比べれば正常の範囲かな。メロンの収穫は1ヶ月近く遅かった。オクラは普通は1.5mばかりの高さで8月初めから収穫できるはずなのに、なかなか花が咲かず、2mほどにも延びてやっと花をつけ、9月からの収穫になった。いつもなら目よりも下に見て獲るのに、今年は引き倒して獲った。高温が好きなのかも知れないが、個体生長が長くて生殖生長が短かった感じがする。一般的には身の危険を感じると子孫を残すために種や実をつけるような生活史になっているはずなのだが、どうもそれがずれ込んだらしい。イチジクは未だ青い実のままである。いくら晩生でももう食べられるはずなのだが・・少し摘果してみようかな。柿はまだ途上だが、12月に獲った記憶もある晩生だ。しかし少しずつ赤くなり始めている。こっちは生理落果もあるので、何とも言えない部分でもある。先日の台風崩れで葉が飛ばされ、見通しはよくなったが、こんなに早くから落ちたかしら?こんな風に今年はずいぶん作物が変だった。食べられたのだから文句を言うにはあたらないが、農業で食っている人には過ごしにくい夏ではなかったのかなと思う。
2019年10月09日
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寝ている間に行ってしまったと言う感じで、台風一過の爽やかさよりも南の高温をおいて行かれた気がする。それでも雨は落ちなかったので洗濯もできたし、昼からはかなり強い照りつけになった。お彼岸の墓参りも済ませた。畑に出て見ると、夜間は南から吹いたらしく、オクラやマリーゴールドは根から北に傾いていた。防虫ネットをかけた白菜はちょうどいい降水だったにちがいない。沖縄や九州、四国は被害が出たようだが、雨のマップを見ても兵庫県はほぼかやの外。北海道の雨の方がよほどひどい。何もないところ、と言っていた岡山県の真備町の例もあるのでいつ被害が出ないとも限らないが、天災の少ないのはありがたいことだ。夜になって冷えてきた。このところは日較差が大きい。既に穂を垂れた稲だが、こんな天気なら品質も上々だろう。
2019年09月23日
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少し涼しくなると昆虫が動き出す。ハエも蚊も。そして始末の悪いこいつも。まだ幼生とも言える大きさだが、友人が椿の剪定をしていて腕を腫れ上がらせていた。チャドクガである。春と秋に出てくる。毛が飛んできても皮膚がかぶれると言う困り者だ。まあ毛に触れなければいいと言うことでもある。長袖、ゴム引き軍手、帽子を着ければだいたいクリアできる。ともかくスミチオンを幼虫の時に撒いて殺しておくことだ。言うのは簡単だが、気がつくのはだいたい葉がかじられたり、卵嚢ができたりして色が変わった時だから、だいたい手遅れになる。やられた枝は切ってしまう方がいい。注意しなければいけないのは知らぬ間に服の上を這っていることがあること。軍手で払い、踏みつぶして作業着は洗濯機に直行した。別の友人の話では毎年出てきて、細君がかゆみを訴えて病院に行くので業を煮やし、カナメに植え替えてしまったと言う。うちもサザンカはよくやられるが、椿の被害は少ない。そしてチャノキもあるが、こいつには巣くったことがない。チャドクガと言うよりはむしろサザンカドクガと言う方が納得がいく。この間まで遊びに来ていた孫達に何もなかったのが幸いだ。
2019年09月19日
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夏の畑と言うのはまさに雑草との戦い。ちょっと油断していると背丈ほどにも延びてくる。幸いと言うか、空地や荒れ地よりは土が軟らかいので比較的簡単に抜けるのだが、それでもピークは過ぎたと言うものの炎天下での作業になるので楽ではない。そろそろ冬野菜を蒔く時期だ。大根、ニンジン、白菜など。白菜は毎年失敗する。市販品ほど太らないのだ。何とかもう少し太らせたい。そんなことで畝を作るべく草引きをしていたらジャガイモが転がり出てきた。メークインだ。おそらくは丈が小さいので無視したか、見落としたかだろうと思うが、そこそこの大きさになっている。既に芽を出しているのもある。ジャガイモの秋どりと言うのがあることは聞いていた。普通は春先に播いて初夏に収穫するのだが、夏の終わりに播いて晩秋に収穫すると言う。連作がどうなのか分からないが、場所を変えて植えて見ようと思う。春に播く時はいくつかにいもを切って植えるのだが、夏にこれをやると腐るらしい。1個植えるものだと言う。楽しみがひとつ出来た。
2019年09月05日
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雨とその後の暑さで畑の草は伸び放題。収穫の邪魔にもなるので意を決して(大げさな!)女房と農作業になった。ともかく蒸し暑い。空調服が活躍してくれた。汗さえかけば涼しくなる。団扇が上半身全部にくっついているようなものなので、風が吹いている中にいるようなものだ。夏野菜の季節がそろそろ終わりになる。トマトは密植し過ぎてジャングルのようだが、実はきっちり生ってくれた。来年はもう少し減らして、先を切って挿し木しようと思う。キウリは時期をずらして植えたので、先の分がもう終わり、あとの分が活躍を始めている。まだ娘のところくらいはカバーできそう。ただ、このごろ娘の友人が狙いにかかってきているらしい。まあ採ってから置いておいても古くなるばかりなのでおいしいうちに食べてもらう方が良かろう。ナスはそろそろ秋ナスの準備で、一旦丸刈りにした方がいいかな。あと、根元にスコップを入れて根を切ってやるとかわいそうなようだが新しい根を出して元気になってくれる。台風シーズンでもあり、この際通風をよくしておいた方がいいかも知れない。カラーピーマンは取れたが、これは買う方が安いかも。野菜炒めにでも使おうか。
2019年08月22日
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この時期、雑草の生育が非常に旺盛だ。前栽の手入れも草引きが主な仕事になる。畑の方はさらなり。栄養の突っ込み方が違う。草丈は背ほどにもなる時がある。しかし連日の暑さで、朝の元気な時でも昼休憩が入ると全くやる気がなくなる。気温が高いので洗濯物は実によく乾くが、野菜には水もやらなければならない。去年は上の水田にモグラが穴を開けてわが家の畑に導いてくれたが、今年はそうは行かず、井戸水を汲み上げての供給になる。作業着は2時間ほどで汗を吸い尽くす。意外と有効なのがヘッドバンド。顔の発汗が押さえられる。まあいつまでも若い時のつもりでやって腰を抜かすよりはマシかと思うが、作業は進まない。毎日「夕立来んかなあ〜」
2019年08月03日
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ラズベリーが色づき始めて収穫は少ないながら、実を冷凍でストックした後砂糖と煮てジャムを作る予定。ラズベリーは年に2度収穫できる。その上には柚子。パチンコの玉ほどになった。これから摘果を始める。そしてトマト。残念ながら一番下の実は廃棄する事に生るが、これが出来ない木は結局不稔だと言う。もちろん上の方には予備軍。今のうちにたっぷり降って欲しいが、まだ入梅宣言がない。空梅雨になったら大変だな。
2019年06月23日
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昔のプロレスでマスクをしたレスラーがいて、そのいでたちににているからこの名がついたジャガイモである。もう梅雨が近いので晴れているうちに掘り上げてしまおうと、ちょっとだけがんばった。メークインとデストロイヤーを一畦ずつ植えていたのだが、ジャガイモは光を受けるとそこが緑色になって食感が悪くなる。私の地元では「のどを掘る」という表現をする。ところがデストロイヤーはどうも緑色にはならないようだ。分析した訳ではないが、おそらく赤黒いのはカロチノイドによるものだろう。これが光に感応するのを防いでいるか、あるいは光を通さないような表皮になっているかではないかと考えている。あまり地上に出ている数がないので、今後も確認しなければならないが、もし緑色にならないのなら、これは横着者にうってつけのジャガイモだ。メークインや男爵のような色の薄いやつは深く植えたり、盛土をしてやらないと必ず緑色の芋が出来てしまうが、これなら大丈夫。
2019年06月17日
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ジャガイモの地上部が枯れてきたので掘ってみたら赤黒いのがデストロイヤー、そうでないのがメークイン。とにかく小さい。大きなデストロイヤーでも10cmくらいしかなく、去年食べ損なって芽が出たやつを種芋にしたのが悪かったか?と反省するのと同時にいやいや、今年の天候は春が変だったぞと責任転嫁してみたり。みそ汁に入れてとりあえずは初物を頂いたが、去年よりジャガイモ代が上がるのは必至。くそっ!
2019年06月13日
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タマネギが今年は好調でべと病にもならず大きな玉に育った。昨年のべと病流行から比べると(淡路島さえダメだった)大豊作だ。何せ子供のコブシほどにしかならなかった。ところがなぜか倒伏しない。収穫時期になると根元が急に軟らかくなり、元気なまま葉が倒れるのが普通なのに。収穫時には根をちぎり、葉をいくらかちぎり取り、硬くなった表皮をはいで土を落とす。その上で2−3日乾燥し、後は風通しの良い所につり下げておけば良い。ところが、普通のタマネギはそれでいいのだが、紫タマネギは少々事情が違う。表皮が厚くて丈夫で、なかなか剥けない。爪を立てようとすると、爪と皮膚の間に皮がはいって痛いのなんの。もちろん我慢はしないが、しばらくはぴりぴりと痛い。ちぎり取った葉はナスの木の間に放り込んでおくと虫よけになると言う。そのうち枯れて腐っていく。土に返る。タマネギは200個ばかりあるはず。親子丼を作ったが、なんともうまかった。
2019年06月03日
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先にチャドクガの幼虫を見つけたので家中の木にスミチオンを散布したが、1本だけ忘れていた椿に見事に成長した奴が並んでいた。「毛虫がいっぱいいる!」と訴えてきた女房、スミチオンを撒くと言うとどこかに消える。「お前の神経は昆虫並みか」とからかうが、折り取って踏みつぶすのは平気なのに殺虫剤と聞くといやな顔をする。よほど悪い思い出でもあるのかも知れないが、一方で蟻に対しては親の敵のごとくスプレー剤を買ってくる。昆虫の神経系とほ乳動物の神経系は全く異なるので、神経薬剤であるスミチオンは非常に毒性が低い。また、残留性もなく、1週間ほどで分解してしまうと言う安全な殺虫剤だ。年に何度か散布するが、まあ100mlの瓶で一年使える。「毛虫を見つけたら折り取って踏みつぶせ」はよく書いてある事なのだが、害虫がいると言うのは、他の部位やら他の木やらにも卵が存在する可能性がある、と言う事だと私は考えているので派手に撒く。生命を殺すと言う事で「毒」「人に有害」と短絡するのだろうか。無農薬とか減農薬とか表示している食材もあるが、私はあまり気にしないし、信用もしない。手での駆除には手間がかかり過ぎる。どうしたって薬剤を使わなきゃコストが合わない。
2019年05月24日
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GWに少し雨の日があったが後は高温無雨。カラカラだ。太平洋沿岸は大雨だが当地の雨予報は午後からだったのに実際に降り出したのは3時を過ぎてからだった。人間のする水やりなんてたかの知れたものである。農地全部に均一にしっかりと降る雨の活力はすごい。すごすぎて雑草の生長もすごい。これから暑くなるとますます雑草との戦いが不利になる。今はタマネギの太りも大きく、ジャガイモの花も盛り。収穫は6月半ばか。次はサツマイモや夏野菜の植え付けが待っている。売り物ではないけれど、自家製のものを食べられるのはなんとも楽しいものである。
2019年05月20日
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カイヅカイブキが4mくらいに伸びて、下の日当たりが悪くなってしまったので思い切って切る事にした。電動のレシプロ鋸が大活躍。長さが25cmくらいあるので大概の枝は切り落とせる。が、針葉樹の場合厄介なのがヤニだ。どうしても作業服について、それに更にゴミがくっつくので真っ黒になる。手にもついてネバネバと気持ちが悪い。昼になったが、家に持ち込むのもはばかられ、上がりがまちで着替える事にした。べたべたする手は意外にも石鹸できれいに流れてしまった。刃物や鋸についたのはオレンジオイルで溶かしたが、時間が必要だ。とは言え、刃物を石鹸で洗う気にもならない。(包丁なら別だが)この間から松のロウソク取りもやっているので、こっちもヤニがすごい。しばらくは石鹸と仲良しか?
2019年05月14日
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雑草処理の時にふと見るとサザンカの葉に少し色の変わった所がある。ひっくり返すとこれだ。そしてよく見ればチャドクガである。体調3mmばかりの幼虫だが、今週末には孫が遊びに来る。これを退治しない手はない。触りでもしたら大変だ。そんな訳で作業は草引きから防除に変更。ついでに梅についているアブラムシも。スミチオンは残留性がなく、幅広い害虫に効くので重宝する。木全体にも散布した。鱗翅目だからBTでも良かったかな。ただ、BTはスミチオンよりかなり高い。サザンカや椿の白っぽく色が抜けた葉があったらご用心。
2019年04月28日
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暖かくなってくると人出も多くなるが、それ以上に出てくるのが雑草と呼ばれる植物たちだ。ホトケノザにナズナ、正月にもてはやされる春の七草も4ヶ月経てば鬱陶しい事この上なく、雨の度に勢いを増す。ラウンドアップなどと言った殺草剤をまけば簡単なのだが、これとて時間が経てばまた伸びてくる。また女房はこういった農薬を極度に嫌うので特に農地ではひたすら除草作業にいそしむ事になる。農薬=毒性≑残留という図式らしい。殺虫剤でも昆虫の神経系と人間の神経系は全く違うので、安全性も高いのだと説明しても、感覚的に受け入れられないらしい。私個人的には農薬を全く使わない農業は商業的に成立しないだろうと思っている。近ごろは草の野焼きも禁じられているが、煙による交通の障害などがなければ、焼いてしまうのが一番だと思う。種も虫も焼けて、翌年の始発量を減らせる、コストもかからぬ良い方法だと思うのだが。酸素を消費するけれど、植物たちは生きている間に消費する以上の酸素を出している。CとNの循環の中で我々は生きている。
2019年04月09日
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タマネギを作っているが、なぜか同じところにホトケノザが生えてくる。七草の頃にはまあかわいい部類の野草だが、この時期にはかわいいなんてものではなく、ちょっと油断するとタマネギの吸収すべき養分を総取りしているんじゃないかと言う勢いだ。写真では結構可憐にみえるのだが・・・そしてこの時期からタマネギは太りだす。同時にべと病が出てくる時期でもある。今年はビニールの穴あきマルチでなく、不織布のものも使ったのだが、これがすこぶる調子が良い。雨で適当に水分が入り、また蒸散するせいかも知れないが、来年からは全面的に切り替えようと思う。5月が収穫なのでどのくらい太るか楽しみ。
2019年03月29日
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表題の言葉を残したのは東京農業大学の創始者、榎本武揚と聞いている。家に縮小すれば「食は家の大本」というところか。冬野菜の植え付けが済んで大根やニンジン、水菜などが芽を吹いているので間引き作業をする。借り物で、そう広くもない畑だが、若干の手間ひまはかかるものの食料を供給してくれて買わなくても食える環境ができている。連作障害からは逃げられないので作付けの計画は必要だが、ありがたい事だ。葉物が高い時には代用品があるのでまあ飽きるとかを我慢すれば栄養的には問題はない。これからは被害は少なくなるが、天敵は昆虫だ。しっかりと荒らしてくれる。もう20年ほど前に柿を放置していて、イラガに食べられてほとんど丸坊主になっていたのに、スミチオンをまいたら10月に柿が5個とれたのには感激した。そこから自分で手入れをする事になったのだが、農薬はそうは使わないが、殺虫剤のスミチオンは1週間ほどで分解すると言われているにもかかわらず「残留する」と言うもっともらしいぬれぎぬを着せられて、気の毒である。作物がありがたいと思ったのは失業した時だった。金を出さなくても口にものが入るのだ。耐乏生活まで時間稼ぎができる。今とは状況が違うが、半年ほどで職が見つかった。以来とりあえずは食料確保で畑を遊ばせないでいるが、どうにもならない時はどうもサツマイモがいいようだ。草引きをしなくても良いし、ほったらかしでもなんとか芋が出来る。昆陽先生が目をつけたのも理解できる。今や、「食えればいい」時代ではないが、自給率は高く持っておく方が良い。年金暮らしで食料を複数の方法で入手できるのは強いと思う。
2018年10月23日
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畑に西条柿がある。有名な渋柿だ。過熟になったものは食べてしまったが、まだ固いものは皮をむいて干し柿に。わずか11個だ。こんな具合で洗濯物の竿に下げている。昨日今日と雨が降らなかったので程よく表面が乾燥した。実はカビの胞子がつかないよう、串に50%のアルコールをふった。表面にも噴霧した。これが良かったのか、早く膜を作ってくれた。多分ペクチンを持っているのでアルコールで析出したのではないかと思う。渋柿がなぜ甘くなるか?渋の原因であるタンニンが不溶化するからだと言われてきたが、あらためて調べると、柿を窒息状態にするとエタノールを生産し、これが酸化されてアセトアルデヒドとなり、タンニンの末端のフェノール水酸基から水素を奪ってポリマーにして行くらしい。エタノールを外部から与えるか、内製するかの差はあるが、二酸化炭素でもアルコールでも、あるいは温湯でも脱渋ができるのは「窒息」だったのだ。干し柿にするのはペクチン層を表面に作って窒息させるということだ。脱渋しても加熱すると重合が外れて渋がもどるという。いろいろ勉強になったが、乾燥しなければ過熟が進む。干し柿とは良くできた食品なのだ。ちなみに糖は青くてもあるが、渋のために甘味は感じられないそうだ。この干し柿は正月用。
2018年10月22日
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サツマイモがそこそこ採れそうなので大阪に住む息子に「送ろうか」とメールしたら、「次の休みに連れて行くからおいといて」と返信があった。孫君は夏にはキウリやトマトやピーマンをとる事を覚えた。スーパーに売っているものは実は畑でとれるんだとわかってうれしそうだった。今度は芋掘り。多分幼稚園でも近所の畑を借りてやっているんではないかと思うが、自分一人で出来るのはうれしいみたいだ。父親(息子)との協同作業になるだろうが、できるだけ本物の教育をしてやりたいと思う。「おおきなかぶ」と言う有名な童話があるが、かぶとはどんなものかを実物で知るのは非常に大切だと思う。かぶが実は地上で大きくなるのを知っていれば、「絵がおかしいよ」と言いかねない子だ。「たぶん種類の違うかぶなんだよ」と言うような話が出来るかも知れない。これからの子供はいやでも「仮想空間」なんてものと付きあわねばなるまいが、真実と虚構の関連を知るためにも畑仕事をさせたい。そこには益虫も害虫もいて、みんなが相互に影響しあっているのだから。植物は動かないが、蒸かした芋はどこから来るのかを知って欲しい。虫を怖がるのは都会の子には仕方ないかな。
2018年10月21日
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サツマイモを一株だけ掘ってみた。試し掘りだ。ちょっと地上部が育ち過ぎて心配だったが、しっかりと実っていた。意外と広範囲に根っこが伸びて、スコップで芋を切ってしまうアクシデントもあったが、大きいもので700-800gもあり、総収量は3-4kgというところ。シルクと言う種類で、柔らかく、比較的おおきなのがとれるという。触れ込みにたがわず、ほったらかしの割には良い収穫だった。大きいと言うのはそれだけで価値がある。うれしくなってしまう。ややもろいようで、細長い芋の掘り出しには、ちぎらないよう注意が必要だ。これが一番大きかった。しかしまだツルが元気で、もう少し太らせられるかも知れないのでもう少しおいておく事にした。苗は1本50円だった。半年ほどの辛抱が必要だが、銀行の利率よりはよほど実入りが良い。昨年はこのくらいの芋を野ネズミに食べられてしまった。モグラが掘った穴から侵入して、皮を残して食べられてしまったが、今年は無事収穫できた。
2018年10月20日
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「あら、今日のEスーパー、タマネギが安いわ。買っとこう」5月に収穫したタマネギはまだいくつかぶら下がっているというのに。「安い時に買って、高くなったら自家製のを使うのよ」確かに戦略は正しい。今、サニーレタスが高いそうだ。少し前に余った種をプランターに蒔いた。それが元気に芽を出して畑に下ろしたがまだだいぶ残っている。「それじゃ苗の残りを少しずつ食べようか」「レタスは普通だからね」サプライヤーは多いほど良い。友人もその一つかも。キャベツやブロッコリはもう少し先になる。高原ものが今盛りかな。
2018年10月11日
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台風13号の影響か。朝から曇りは久しぶり。毎日まぶしい太陽に照らされて、朝から作業意欲を失っていたが、今日は畑にも出る気になった。雨が降らないのでナスがどうも結実しない。昔から「親の意見とナスビの花は千に一つの無駄もない」という。親の意見の方はもう世の中の流れが速過ぎて事実上破綻していると思うが、確かにナスの花には必ずと言っていいほど実がつく。ところが暑さのせいか水不足のせいか、豆電球ほどにもならないで枯れてしまう、あるいはものすごく実が固くて、薄く切って油で揚げるような調理をしないと不味いのである。焼きナスになんてとても出来ない。けったいな結実なのである。また、すごくまがった形をしているのも特徴。お盆だと言うのに庭の掃除もできてない。やたら伸びている名もない木を切り、徒長枝を整理するといくらか体裁がよくなった。後は草引き。これがなかなか手ごわい。それでも成果は出る。そうこうしているうち雲が切れて太陽が顔を出した。いっぺんに暑くなる。そそくさと家の中に逃げ込む。陽が陰るまで休憩。まるでドラキュラである。
2018年08月09日
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今年はタマネギの育て方をいろいろやって見たが、結局のところマルチの使用は良い結果にならなかった。タマネギの栽培には多量の水が必要だと聞かされていたが、穴にまいたつもりでも良くなかった。温度も季節外れで寒いときに温かく、春に冷えると言ういたずら。それでも去年のべと病で懲りたので、あたたかい2月末に殺菌剤をまいたのは良かったらしい。露地物は比較的大きな玉になった。収穫時には地上部がなぜか倒れるのでよくわかる。そこで引き抜いてから充分に乾燥する。今日は朝から雨で広げておいたのをガレージで竿につるようにした。女房と2人で300個くらいやっただろうか。「これで3ヶ月ぐらいは買わずにすむかなあ」中には不出来でラッキョウほどのやつもある。「こんなのは丸揚げのてんぷらやな」夕食に串刺しになって出てきた。新タマネギは柔らかく、甘くておいしい。じゃがいも、キウリ、ナスなど野菜がにぎやかだ。自分の畑でとれたものは子供や孫にも自慢して食べさせられる。芋を掘らせ、豆をちぎって食料がどうやって手に入るのかを身をもって理解できるようにジジババは務めたい。それにしても今年はナメクジが多い気がする。
2018年06月23日
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昼過ぎからぽつりぽつりと雨。中国地方の梅雨入りが発表された。近畿もまもなくだろう。今夜から雨になるらしい。木曜まで雨らしいのでラズベリーの収穫を始めた。雨に濡れると急速にいたむので(ぐじゅぐじゅになる)量は少ないがざっと取ってしまった。しばらくは冷凍でストックし、ジャムやゼリーに加工する予定。まあ、ゼリーにジャムを混ぜても似たようなものだけど。ラズベリーのソースと言う方が近いかも知れない。
2018年06月05日
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松の花の季節が終わり、だんだん木に近くなってきたのでいわゆる「みどり摘み」を始めた。冬に延びた花芽がそのまま枝になるので、この時期に軽く切っておいた方が、秋の作業が楽になる。長い葉はこの冬に残していたもので、本来ならむしってしまうものだ。このように20cm近く伸び上がり、しかも3本くらいセットになっている。私は3本の場合は真ん中のを摘み取るようにしている。摘み取るとは言うが、実際ははさみで切り取る。プロは素手でもぎ取るそうだが、私は松葉のようなヤスリみたいになった葉を素手で扱うのはいやだ。それでなくても痛い。小さい芽は残しておく。大きく伸びたやつを根元から切り取っている。長い葉が所々残っているのは、この根元にできた芽を一緒に摘み取らないため。引っ張る方向次第では小さな芽が一緒に抜けてしまうので。小さいのがうじゃうじゃとなっているところもある。そういうところは芽の間に隙間ができるように間引くようにしている。しかしこの仕事、ともかく時間がかかる。こういう仕事をしていると、この庭は子供や孫にとって資産になるか負担と感じるだろうか、と言うことを考える。定年を過ぎるともう残りの人生はこれまでよりも短いことを実感する。この庭木は父が残して、私が受け継いで、経費節約のため父はやらなかった「自分で手入れ」をやっているが、まあ嫌いではない。しかし子供や孫はどう感じるだろう。子供は曲がりなりにも関西で暮らすが、孫はアメリカ暮らし、と言うのだってあり得る。渡したときにどんな手入れをすればよいかは伝えなければならない。道具は一通りそろえたが、使い方や農薬はまだまだだ。あまりに負担なら、むしろ潰してしまった方がいいだろう。現に私と同世代の人の中にはあっさり引き抜いてしまった人もいる。植物の癒し効果と管理の手間、彼らはどっちを重視するだろう。厄介なものかもしれない。父は自分が好きなものは他人も好きだと考える人だったが私はそうではない。これが原発だったら「厄介なもの」と感じるだろう。そういうものは作ったものの責任で引き継ぐ前に処分するべきだ。それが目の前、いかに安い電気が造れようと、子孫に引き継ぐものではない。
2018年05月11日
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サニーレタスが食べごろになったので今朝のサラダは畑から土つきで直行。3人で一株を2回ぐらいの分け前だ。スーパーで売っているものに比べるとずいぶん赤い。サニーレタスははじめレッドレタスと呼ばれていたそうだが、サニーにしてからぐんと売り上げが伸びたと言う。今春初めての自給食料・・・いや、アスパラガスを食べたな。いずれにしても取れたてのシャキシャキは格別だ。こちらは絹さや。花が咲き始めたのでもう少しすれば収穫できそう。春ですわ〜
2018年04月18日
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などと若い女性に言ったら現在なら袋だたきの大炎上だろうが・・・一昔前は一昔前は目の前で言っていたから失礼な話だ。急に暖かくなって、畑は白菜といい、大根といい、春菊といい、花茎がどんどん伸びている。こうなると根菜はすかすかになって食品としての価値がなくなると言われているのだが、大根を実際にかじってみた。水であらって泥を落とし、表皮をナイフで削ってからそのままかじりつくと言う荒技と言うか、シンプルな試験だ。食感、リンゴよりも固く、また甘い。人間様がかじった後だ。このくらいならまだおいしく食べられる。でも早く食べたほうが言い。
2018年03月27日
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植えてから3年目、やっとアーモンドが開花した。鉢植えのままだったのが悪かったか、やっと花開いた。予備軍もある。オートフォーカスで風が吹くとなかなかピントが決まらない。本当ならマクロレンズが欲しいところ。昔から杏を植えているが、ちっとも実が生らない。実自体はあるのだが、すぐに落ちてしまう。自家受粉では難しいらしいのでアーモンドを授粉に使いたい。もうミツバチも来ている。これも別の花にフォーカスしている。ハチは動き回るので余計に撮りにくい。もう少し腹を据えてかからないと。近くに桃の木もあるが、これはどうも開花のタイミングが合わないようだ。今日はじゃがいもも植えた。収穫が今から楽しみだ。今年はタマネギもべと病にならなかったので期待している。
2018年03月25日
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庭の孫の記念樹が大きく花を咲かせている。そして暖かかった今日はミツバチまでやってきた。スマホで慌てて撮ったので後ろのモッコクにピントが合ってしまっているが、梅の花の中の黒い楕円がミツバチだ。もうすぐ春ですねえ〜🎵
2018年02月26日
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白菜やキャベツが高い。もうすぐ収まるそうだが、そんな中で畑から収穫してきた大根1本。ブリ大根、ユズ大根、粕汁の具にむいた皮はきんぴらと贅沢窮まる夕食だった。葉は塩漬けにしたので2-3日すれば食べられるだろう。ぶり大根の味付けを命じられ、うす口醤油と麺つゆを混ぜてごまかした。今年はカブと大根がよくできた。水菜もだいぶ大きくなってきた。なぜか春菊とニンジンが大きくならないのだが、どういうことかな?娘も持って帰ったし、息子のところにも送ってやろうか。冬の味覚でどうにでもして食べられるが、焼いたのは見たことないな。
2018年01月16日
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冬は植物の生長も遅いが、白菜なんかは霜にあたらないと甘くならない。ニュースでは野菜の値段が高騰して白菜は去年の2.2倍の値段だそうだ。大根は1.7倍だと言う。幸いに大根は畑にはえているし、相当首も持ち上がって見るからに美味そうだ。先におでんの具に使ったが、なかなか美味かった。友人にも「値上がりの実感あるかい?」調理の仕事をしているので聞いてみたが「貰ったりするし、余り実感ないなあ」値上がりは関東の話なのだろうか。春菊はあまりに小さなままなのでビニールのトンネルを造ってやることにした。そこそこ育てば鍋の具にする。カブは今のところは寝も葉も刻んで浅漬けにして食べているところだ。ガソリンも上がっているが当地はまだ140円にはなっていない。近所の有名な安売りスタンドは127円をつけている。タイヤはスタッドレスにはめ変えたが、さすがに少し摩耗が出てきたので前後を入れ替えた。後ろはやはり負担が軽いようだ。まだ肩のところが残っているので今期はまだ使えそうだが、来年は無理かも知れないな。年に3−4ヶ月使うだけだが、やはり軟らかいのでよく減るようだ。
2017年12月28日
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トマトなんてハウスで栽培しているから年中赤いのが手に入るが、秋取りトマトと言うのがあると聞き、夏の穂先を湿地に挿して発根させ、プランターに移しておいたら、実が生っている。北風がなければ暖かい日もあるので、風よけのあるところに移し、育てることにした。もちろん実はまだ緑色だが、夏から露地でやっているやつはまだピンク色くらいにはなり、どうかすると熟して地面に落ちている。夏とは違ってカビも生えないし虫にもやられないので拾って洗えばちゃんと食べられる。トマトとはかくも悪条件に強いんだなと感心する毎日。売り物にするにはとても無理だが、実験観察記録と食材の供給としては本当に値打ちのある植物だ。茄子やピーマンはもうだめだが、トマトはもう少し頑張りそうだ。植え付けの時期をずらせばもっと効率良く食べられたかも。来年頑張ろう。ただ、今年はずいぶんの面積にナス科を植えたので、来年の畝取りがちょっと問題だ。連作障害が厳しいので配置が難しい。今日は雨で収穫は見送りだ。
2017年11月22日
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家の西側の空地に植えてあるイヌツゲが道にはみ出していると女房がいう。玉がよく繁っている分、中の枯れ込みもたくさんある。こういう時、枯れた枝を先に始末する方がいいのか、はみ出した分の葉先を切るべきか。枝抜きを試みたが、やっぱり枯れてないやつを切ることになるので先に伸びた枝を切ることにした。明日は雨らしいので乾いているうちにやったほうがいい。本来、この木はあまり大きくするものではないが、ほったらかしにしていたので大きくなってしまった。何度か剪定ばさみで刈り込んだが、やはりバリカンのスピードにはかなわない。それに小さくするには相当切り込まないといけない。一応形だけ整えて枯れ枝を切る方がわかりやすい。ただ、イヌツゲは面白くも何ともないので枯れ込みが大きくなったら引き抜いて茶の木でも植えようかと思っている。ドクガの発生が嫌だが、自家製のお茶もいいと思う。自家製と言えば最近米の直売を村の農家が始めた。普通の流通よりも割安だが玄米で販売するので精米が必要だ。村には共用の精米機もある。少し糠臭いのを承知で炊けば腰痛にもいいかなあ?そういう調整をしようと思えば自分でやることが必須になってくる。
2017年11月17日
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ピーマン(万願寺唐辛子)の生りが悪くなってきたので次にエンドウ豆を植えようと引っこ抜いた。緑黄色野菜でカロチノイドとアントシアニン、それに酸素も作ってくれてご苦労様。7月から10月の長きにわたって食料を供給してくれたのは感謝状もの。最後に葉っぱをちぎって佃煮にしようと女房は目論んでいる。葉唐辛子と言うものがあるくらいだし、母も作っていたから昔はとことん食べ尽くしていたのだろう。トマトはまだ頑張っている。赤くなるリコピンは少なくなっているかもしれないが、まだトマトの甘みがある。母なる大地と言うが、確かに人間は地球の垢みたいなものを利用して生きているのだな。
2017年11月13日
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ひと山いくら、と言うような買い方をしたので名前が分からなかったのを友人が調べてくれた。カエンキセワタと言うのだそうだ。アフリカ原産と言うからはるばるやってきた山野草。花のように見えるのは花弁ではないかもしれない。数段こんな咲き方をする。茎からも発根していて、繁殖力は強そうだ。要注意かも?これとは違うが、ノウゼンカズラを父が植えたらっその付近の木が次々枯れていった。同じようにならなきゃ良いが。
2017年10月18日
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祭りの頃に掘れというのが昔からの言い伝え。昔はごちそうと言うのがその程度だったのかもしれないが、食糧自給はコストダウンにも有効だ。今年は上の田圃にモグラが穴を開けてくれたおかげで?十分に潤った。本来農業用水は水利組合に入らないと使えないが、(それだけ管理料金とか用水路の管理とかも必要)モグラ君のいたずらによる事故は組合員の責任だ。マクワウリと里芋の所は浸かるほど水が供給された。おかげで今年は大豊作。里芋はもともとが水生植物なので水の過剰は望む所だ。今日は急に気温が下がってきたが、これからは昆虫の害も少なくなり、植物は結実していく。食料を売るほどにはならないが、地球環境は反汚染の効果となるはず。光合成で酸素を供給してくれた上に食料も提供してくれるのだから、ありがたいことだ。秋茄子も健闘中。
2017年10月12日
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うちには幹の直径が40cmばかりあるモッコクが生えている。私が生まれた時に父が売りに出ている家を買い、その庭にはえていたのをそのまま持ってきたものだと言う。その当時の植木屋が「こんなに大きいのは移せるかどうか分からないけど」という条件付きで掘って見たら、たまたま根が比較的小さく、移植に成功したと聞いているから、100年以上のものだろうと想像する。高さも4mくらいはあると思う。ところでこのモッコクと言う樹は放っておいても(手入れ=剪定)をしなくても自分で樹型を整える性質があると言われるが、実際に放っておいたら樹の中はジャングル、つまり枝の細いのが光を求めてどこまでも延びていく。おまけに枝の先から新しい枝が毎年数本でる。いわゆる輪生と言うやつだ。絡み枝だらけになり、通風が悪くなる、そして5−6月にはモッコクハマキが真っ茶色にしてしまい、派が落ちると言うことになる。夏は良い陰になるが樹のためには全くよくない。光合成そっちのけだ。で、剪定を自分でするようになると、木に登って中から枝を落とすことになるが、枝の先っぽは危険なのでどうしても腰が引け、残ってしまう。そこから立ち枝が出てきてつんつんとでるみっともない樹型になるので高枝ばさみで切ることにした。でこういう風になったのだが写真ではあまりよく分からない。ただ、相当枝を抜いて日当たり、風通しはよくなった筈だ。剪定のリーダーは「バリカンで刈ってしまえばいい」と言っていたが、やはり伸びた枝の処理も樹のためを考えてやるのが私の趣味。時間はかかるがこの方がいいと思う。隣にはつんつんと延びたアラカシがある。見事に徒長枝が伸びているが、次はこいつを切る予定だ。少し太い枝も抜いた方がいい。モッコクと干渉した所為か、少し枯れ込みがでている。
2017年10月09日
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今日からキンモクセイが匂っている。一昨日女房が友達の家に遊びに行ってそこではキンモクセイが匂っていたと言うので昨日見たが、まだ緑色だった。今日は黄色になっていた。昨日の雨が上がってから一気に涼しくなった。秋本番だ。そして畑のほうは大根が芽を出している。いつもなら行列になるのを間引くのだが、今年は変な蒔き方で全部が間引き菜状態だ。こちらはカブ。ほぼ種を落とした状態に芽が出ている。冬野菜の収穫が楽しみ。
2017年09月28日
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夏野菜の快調な時期もすぎ、トマトなんかはなかなかとれなくなった。茄子は長茄子が好調だが、他もぼちぼちと言うところ。年に2回収穫できるラズベリーが実を付けはじめた。これがほとんど結実するが、赤黒くなるとぽろりととれて生食かジャムにする。ほとんど肥料もやらないのにきちんとなる。よほど土質が合っているのか。これは万願寺唐辛子。茄子の好調なのをみて、ぼかし肥料を追肥してみた。茄子と親戚みたいなものだが、根切りまでやるのは少し気が引ける。これも少し更新剪定した方が良いのかな?1本枯らして、それが根がやられていたのでちょっと思い切れない。トマトも秋取りが出来ると言うので挿し木をして見ている。大きいのは穂先を切ったもの、小さいのは脇芽を挿したものだが、どうも脇芽の方が元気がいいようだ。どこまで大きくなるかは未知数。8月中にもやってみたが、つかなかった。そのうち、上の田圃に水が入ったので十分に水分がしみ出すようになってきた。そこで再度トライしているが、発根はしたようだ。どこまで大きくなれるやら。それでも自家製の野菜を食べるのは楽しい。
2017年09月13日
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庭と言わず畑と言わず、そこには多様な生き物がいる。みみず、昆虫、イタチ、モグラなど。庭や畑を見る機会が増えて、特に蟻の動きが害虫の存在のバロメーターになり、また樹の中心を食って枯らしてしまうことがあることも知った。オクラに蟻がたくさん登っていく。黄色い筈の花が真っ黒になっている。どうもコナジラミらしい。コナジラミを食うのか、分泌物に寄ってくるのかは知らないが、スミチオンで退治。すぐによってこなくなった。里芋の葉にもよじ登ってくる。ここには10mmくらいの尺取り虫風の幼虫がいて、葉をかじっていた。これもスミチオンで退治したが、液が葉にはじかれてしまい、滑り落ちる。ずいぶんムダにした気がする。多分糞に誘引物があるのだろう。5mくらいのアラカシにも登っている。どこに行くかと思ったらこれもアブラムシ。アブラムシが甘い分泌液を出すのは昔から聞いているが、舐めたことはない。これが甘いと結論した人はかなり勇気ある人だと思う。カシだけでなく、梅の木にもよくつく。こちらはカイガラムシにもやられるのでたちが悪いが、早春の梅の花は暖かくても風が吹いても非常に風情があると思う。うちの庭で一番古いウメが蟻に巣を作られて枯れてしまった。100年以上の樹齢らしいが、ちょうど孫が産まれた頃に枯れた。新しいウメを植えたのでちょうど世代交代だったのかなと自分を慰めている。害はシロアリだけかと思っていたが、黒蟻も注意しなきゃいけない。まあ、人間の数も多いが、その他の生命は更に多い。クジラやサンマがとれないと文句ばかり言わないことだ。目の前の問題だけで本質を先送りするのは人間の性かな。
2017年09月12日
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茄子の木にカツを入れるとこんなに元気になるんだ、と少し驚いている。普通の茄子はアスペクト比4位の電球のような形をしているが、今好調なのは長茄子の方だ。アスペクト比は10以上にも及ぶ物がある。あまり太くはならないので、焼き茄子にすると食べるところが無くなりかねない。漬け物かサラダにする方が向いていると思う。こんな具合にぶらぶらと太い紐のようにぶら下がっている。東日本ではあまり食べられないようだが、皮が薄く、柔らかいので輪切りにして煮付けにも出来る。いつごろまで収穫できるのか、楽しみだ。
2017年09月08日
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一日エアコンを入れなかったのは何日ぶりだろう。雨に負け、風に負け、暑さにも負けた情けない人間。植物は強い。日照りにも負けず残暑も糧にして食料を供給してくれる。秋ナスのはしり。更新剪定が効いたようだ。スコップを入れると根を切る手応えがあり、その後どんどん伸びてきているので成功したのだろう。こちらはオクラ。こっちも毎日新しく伸びてきてくれる。これに比べると人間は消費するばかりで糞尿以外何も生産しないな。酸素も消費するばかりだし。戦争で焼き尽くすしか能がないか。滅ぶことで消費量を抑えるならまだレミングの方がましかもしれない。
2017年08月30日
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朝方少し寒くなって布団を掛け直す。どうやら残暑にも出口が見えてきたが、まだまだ油断できない暑さだ。それでも午前中は雲が多く、風もあったので殺虫剤を散布、耕作地に耕耘機も入れた。殺虫剤は柿と杏が葉脈だけを残して荒らされているからだ。また、梅やアカガシのアブラムシやコナジラミもかなり活躍?してくれている。この時期になってくると茄子もなかなか大きくならないし、トマトはもう終わりの様相。それでも今年はだいぶ食べられたのでよかった。秋ナスのための準備も着々。少しは食べられるかな、ほとんど豆電球のような状態。昼からは雲が晴れてしまった。かんかん照りの中では何もしない方がよい。家で昼寝に限る。
2017年08月28日
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ウリハムシと言うキウリや瓜によくつく虫がいる。体長10mmほどの茶色の甲虫だ。葉を食害する。ものの見事に食うので、葉脈だけが残る。数が多いので農薬に頼ることになるが、朝見回るとミツバチも結構来ているので受粉のためにあまり散布はしたくない。夕方にはハチはあまりいないことに気がついたので、スミチオンを撒いたら、撒くそばからウリハムシは移動して行った。これだけでも有効だ。昆虫も一日の行動のスケジュールがあるようだ。孫が「夏休みの自由研究」なんてやり出したら「昆虫相の時間的変化」なんて良いかも知れない。炎天下は大変だろうが、どんな作物のところに何がやってくるか。数年後にそんな年になるが、アゲハや蝉もいるところでの観察なんて、田舎でなければ出来ないだろう。ところで今年は東日本がなかなか晴れないそうだ。日照時間の不足は農作物の不出来に直結する。西日本の暑さには辟易するが、とれないよりはよほどマシ。日本の穀倉地帯が大変だ。農業の真似事をやっているとこの産業が如何にリスキーかよく分かる。日照り、降水、洪水、病気、害虫・・・水が出たり、枯れたりしたらそれだけで投資はパーになる。天災には補償もない。消費者は葉物野菜が高騰すると「困るわ〜」などと報道されるが、生産農家のリスクも一部は引き受けなければならないんじゃなかろうかと思う。豊作貧乏も悲惨なのである。幸い今年は茄子、ピーマン、キウリ、トマト、メロンみなよくとれたが、来年の保証はない。まめに見て回り、対応してやるしか方法はない。茄子の更新剪定はうまく行ったようで、花をつけはじめた。茄子の敵はカメムシだ。きっちりと表面をかじって行く。
2017年08月17日
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茄子やトマトの収穫が一段落して、一休みと思っていたら瓜がなり始めた。表面に少し割れ目が出はじめたのでそろそろかと思い、ひとつ食べてみたら結構甘くなっていた。葉がものすごく繁って、ほとんど見えなかった実が、少しずつツルが枯れはじめて、見え出した。どうもうちの村で誰かが育てたらしく、「ダイドーメロン」と名付けられている。マクワウリを改良したものだろうと思う。女房によれば緑色の実が白っぽくなってきたら食べられると言うが、表面に割れが出る頃、と言う方が分かりやすいと思う。「だめなら太いキュウリだと思って、醤油漬けにして食べればいい」くらいのおおらかさで。木ばさみほどもあるので結構大きな瓜だ。1~1.3kgくらいある。ほとんどほったらかしで、黒マルチを張った上に育っているので大きさはバラバラ。もともと売る目的でもないので自家消費用である。マスクメロンはツル1本に1個しかならせないが、こんな場面もある。「瓜の皮は厚く剥け」と言うが、その通り。極端な話、スイカをむいて食べるようとしたら1cm以上の厚さで剥かねばならないようなもの。私はケチなのでこの作業には向かないと思う。だから女房任せ。彼女も決して浪費家ではないが。後熟が有効かを見るために数個とって置いている。昔、マクワウリは少し置いて食べた記憶があるが、単に畑に行くのが面倒だったからかも知れない。
2017年08月10日
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どうやら台風一過の青空になり、ぎらぎらと白い雲が輝く。秋ナスねらいで更新剪定をしていたら、頭の上でクマゼミがやかましく鳴き出した。見てみるとほぼ1m圏内で2匹いた。両方泣いているのか、雄とメスなのかは判定できないが、わが家にはツクツクボーシがすみかを作っている。杏の木によく抜け殻がくっついている。珍客到来か?あまり畑で殺虫剤を使わない所為か、アゲハの訪問も多い。
2017年08月09日
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モグラ忌避器 とやらをホームセンターで購入。上面がソーラーパネルになっていて、スイッチを入れると不快音が3秒ほど流れ、1分ばかりのインターバルで作動する。1000円ほどだから失敗してもいいか、くらいの軽い気持ちで買ったのだが、それまで毎日のように盛り上がっていた土が全く盛り上がらなくなった。同時に買った捕獲機も開店休業状態だ。あまり大きな音ではないが、モグラにはよく聞こえるのかも知れない。意外と役に立つのかも。仮に1年でポシャっても、十分元は取れると思う。とにかく根菜類の被害がハンパではない。芋類は片っ端からかじられ、倒伏したものもある。潜水艦みたいなものだから掴まえようがない。埋め込みの円筒状のトラップははじき出されるし、昔ながらのクリップ式は近くに置いていなくてAmazonで買った。あれが一番だと思っていたが、やってこないのでかからない。もしかに挟み(クリップ)を残酷だとか言う人がいれば畑をやってみるがいい。如何に腹が立つか。ところがこのモグラ、隣の田圃までトンネルを掘ったらしく、水が穴から噴き出してくる。おかげでうちは水をやらなくていいが、ひょっとしたら不作になるかも。でもうちの所為じゃないしなあ。
2017年07月25日
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旬の野菜は美味い。が、個人レベルではしばしば消費量を供給量が上回る。知人にあげる事もあるが、それでも収穫量は消費量を超える。もったいないので3食宅食の環境になるとおかずをどうするか?手元にあるものに走る。毎日キウリは3本以上とれる。見落としていて大根級の大きさになったらもう皮をむいてぬたにするか、生食の手軽なところ。やっぱり皮が硬くなる。幸い植物はカリを含むものが多いので塩の使用もあまり心配しなくて良い。ナトリウムを一緒に排泄する方向に働いてくれる。そんな訳で女房と「キウリを如何に簡単に料理するか」を話しあう。10cmばかりのスティック状にして調味料をつけて食べれば1本くらい何とかなりそうだが、やはり飽きてくるからショウガ醤油のマリネにしようか、豚肉とショウガと炒めても良いかも知れない、とか。別にキウリが憎い訳ではないが、おかず代がほぼただになるので(もちろん苗とか肥料の経費はしっかりかかっているのだが、それは忘れておく)目の前の出費がない。最近のジョージ秋山氏の漫画で「人間、食うかヤルか、どっちかです」表現の良し悪しはともかく、野菜を育てていると、自然界の摂理は全くその通りであることを痛感する。生体を作り、子孫を残して死んで行くのは植物も昆虫も両生類も人間も同じ。害虫は排除、これは大いなる人間のエゴだが、だからこそ何とか人間界が成立している。厄介なのがモグラ。どこからやってくるのか、農業をまさに根底からひっくり返してくれる。この捕獲器具がなかなか手に入らない。昔ながらの挟み取りが一番なんだが。あれを可哀想だという御仁がもしいたら、自分で野菜でも何でも作ってみるとよくわかる。憎きものの筆頭。
2017年07月22日
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