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「マノン」の話ばかりというのもなんなので、少し話題転換。皆様ご存知のことだと思いますが、来月(といっても明日からはもう今月ですが)名古屋でパリオペの来日公演があるんですね。演目は「シーニュ」とかでパリではかなりの話題となった作品のようです。と、これだけしか知らないというのも情けない話ではありますが。せっかく近くに来てくれるのだから観に行きたいとも思うんですが、なんだかあまりにコンテンポラリーの要素の強い印象なもので、ちょっと二の足を踏んでいます。モダンも好きな私ですが、というより作品によってはモダンの方がずっと好きな部分もあるのですが、フォーサイスとかは全然わからないんですよね。また私はやっぱりポワントが好きで、トゥシューズを履いた姿を見ただけで幸せな気持ちになってしまうのですが、この作品はどうも素足(という言い方でいいのでしょうか?これにも別の言い方があるかと思うのですが、知らないのですみません)で踊るみたいで、そのせいもあっていまいち触手が動かないんですよね。(といっても初めから終わりまで一貫してそうなのか、あるいは部分的なだけなのか、も全然解りません)一応S席は完売とのことですが。私の次のバレエ鑑賞予定は5月のギエムの「三つの愛の物語」までおあずけという寂しい状況です。それにしても「田園の出来事」が一番観たかったのに東京でしかやってくれないなんて・・・
2005年03月31日
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続きです。えー、そんな訳で私個人がジゼルに共感できるところはなにもないわけではありますが、作品としての「ジゼル」はやはり名作だと思うし、決して嫌いというわけではありません。でなければ観に行ったりなんてするはずがない。ただジゼルの心境になって舞台を観たりすることはできない、というだけの話で。これはなにも「ジゼル」に限った話ではなくて私はそもそも基本的にバレエの主人公たちに感情移入して観る、ということはあまりないのですが。で、肝心の「マノン」ですが・・・この作品は面白い!と掛け値なしに賞賛することができます。(私個人はね)原作は読んだことがないですし、オペラや映画になっているものも一度も観たことがないので、あくまでマクミラン振付のバレエの「マノン」についてです。この点は前にも書きましたが、まずマノンという少女のキャラクターに私は興味を抱きます。手持ちの本によるとマクミランはマノンのことを「天使のような美しさをたたえていながら良心も道徳心もなく、あらゆる悪徳にまみれたア・モラルな女」と捉えてこのバレエを創りあげたとのことです。また、生の舞台を観る前に事前に本等でストーリーなどを読んでいるとマノンという少女はいかにも「悪女」というイメージであり、私もマノンの悪女ぶりを観るのを楽しみに、公演当日を迎えたのでした。ところが、です。マノンというヒロインは私が事前に想像していたような「悪女」ではなかったのです。確かに彼女は自分を熱烈に愛してくれている恋人を捨て、富豪の愛人になることを選びます。富の魅力にあっさり陥落してしまいます。恋人のことを考えて躊躇する、というようなことは殆どありません。文章で書くとこれだけでもう充分な「悪女」と映るかもしれませんが実際に舞台を観てみると、ここでの彼女は「悪女」どころかむしろ「無邪気」です。ちょうど、子供が新品の素敵なお人形を与えられて、以前に可愛がっていた古いお人形のことなど見向きもしなくなってしまった、という感じでしょうか。その「新品のお人形」も彼女自身が自分の力で苦労して見つけてきたものではなくて、なんにもせずに無邪気に昔からのお人形と遊んでいたところへちょうど差し出されたものですから当然受け取りました、といった印象です。つまりあくまで受身であり、恋人よりも富豪を選んでしまうのもそこにたまたま(勿論富豪の側からすればたまたまではありませんが)富豪がやってきて誘いをかけられたのでそれにのったまでのことであり、彼女自身が富豪の愛人になれるよう画策したとかそういうことでは全くありません。道徳心や良心といった小賢しいものはマノンには確かにないように見えます。でもそれは彼女が意識的に切り捨てたというようなものではなく、初めからそういうものは持ち合わせていないのですね。この辺りからも彼女が本当の「子供」であることが伝わってくるような印象を受けます。そう、第1幕までのマノンは悪女どころか、むしろ真逆の「無邪気な子供」なのです。こういった解釈を私に抱かせるに、フェリのあの可憐な容姿はものすごく有効に働いていたと思います。本当に可愛らしい、愛くるしい容姿、小柄な体は「無邪気な子供」としてのマノンを描き出すのにこれ以上はないくらいはまっていました。この「無邪気な子供」はしかし、無邪気であるがゆえにかえってとてつもなく残酷だったりするものです。2幕以降の富豪の愛人となったマノンについてはまた次回に。(くどいようですが、上記のような見解はあくまで私個人の勝手な解釈にすぎませんので念のため)
2005年03月29日
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「マノン」の話が続いて恐縮ですが、もう少しだけお付き合いください。「マノン」って、もしかしたらかなり好き嫌いが分かれる作品かもしれないですね。かなりきわどい表現もありますし、内容的にも「バレエ」のイメージからは程遠いようなドロドロしたものがありますし。嫌悪感を抱かれる方もいらっしゃるかもしれません。が、そのような内容であるがゆえに私個人はすごく好きなんです。たとえば私は「ジゼル」という作品には全く共感することができません。もちろん、「ジゼル」という演目が素晴らしい作品であることは理解できます。第2幕のウィリ達の群舞などは本当にぞくぞくするほど美しいですよね。でもそれはあくまで「視覚的に」美しいから好き、というだけの話であって。(誤解のないように申し添えますが、「視覚的」、ただそれだけで美しいということはバレエの基本中の基本であって、それゆえにこそ、私はバレエが好きなのであり、決して否定的な意味を持たせている訳ではありませんので)物語内容的には私はジゼルという少女には、全く共感を抱くことができないんですね。だってあまりにも純真すぎて、恋人が嘘をついていた、恋人に裏切られた(のでしょうか?結果的にはそう見えた、ジゼルはそう感じた、ということでしょうね)その哀しみのあまり正気を失いショック死してしまう、などというキャラクターは、あまりにも自分自身とはかけ離れているために、とても冷めた目で見てしまうんですね。ジゼルのような盲目的な恋をしたことがないから、そう思うだけなのかもしれませんが、そんなことくらいで死ぬなよ、とか思っちゃう。そういうかなり性格的にひねくれている私であるため、ジゼルに共感できないのはある意味当然かもしれません。「ジゼル」がとても人気のある演目であることはよくわかるのですが、私が「ジゼル」を観に行くのはひたすら第2幕のバレエ・ブランが観たいがゆえであって、そこにジゼルとアルブレヒトの愛や赦しやらの「二人の物語」を見たいがためでは全くないのです。(でもこんなひねくれ者の私でも第二幕で感動させられることはもちろんあります、よくぞこんな素晴らしい世界を見せて下さいました、といった気持ちになることもありますよ)以上の見解はあくまで私個人の「独断と偏見」にすぎませんので念のため。将来もしかしたら「ジゼル」大好き人間になってるかもしれませんし。え~、長くなってしまったので続きはまたにします。ここまでお付き合いくださいました方、ありがとうございました。
2005年03月27日
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先日ジェニファー・ペニーとアンソニー・ダウエルによるマノンのビデオを初めから終わりまで通して見てみたのですが、いやー、マノンってこんな面白い作品だったのね、とただただ感嘆するばかりです。こんな映画のように面白くて、かつ踊りの美しさも比類ない作品って、滅多にないと思う。もちろん、原作の小説なしには生まれえなかった作品であることは言うまでもないけれど、それをここまで見事な「バレエ」に成し遂げたマクミランという人は、やっぱり天才だったのだなぁと。「ロミオとジュリエット」にも同じようなことが言えると思うけど、ストーリーの面白さ、ヒロインにどれだけ共感を抱けるかなどという観点からいえば、私は断然「マノン」の方が好きですね。恋人よりもお金を選ぶマノン、贅沢が好きなマノン、刹那的で享楽的で、でも確信犯ではなく(確信犯なら確信犯でまた面白いと思いますが)あくまで受身でその場その場の運命に流されていくマノン。およそ聡明とはいえないマノン。だからこそ、私は彼女が好きなんですよね。愚かな女であるがゆえに好きなんです。愚かであることがマノンをマノンたらしめているんじゃないか、と思います。一昨年新国で生の舞台を観たときは、ただもう忘我の境地に陥ってしまい、ただただ舞台を観ることに夢中になってしまっていたので、なぜこんなにマノンを気に入ったのかわからなかったんですが、映像で見て少し自分なりに考えてみて、なんとなくその理由がわかりかけてきたかな?といった感じです。
2005年03月24日
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結局、ABTのチケット取ってしまいました。ためしにイープラスで試みてみたらすごく良い席が表示されたものだから、これを逃す手はあるまいと思って。でもぴあの方ではあまり良い席は呈示されなかったので、やっぱり両方で比べてみなければいけませんね。もちろんホールに直接電話して申し込むこともできるけれど、そしてその場合だと空いてるお席を教えてもらえるのでこちらの希望する席を指定することができるから電話で申し込むのが一番よいのかもしれませんが、後から振込みに行くのがけっこう面倒だったりするのでその場でカード決済のできるプレイガイドで申し込むのが一番手っ取り早くて、私は専らこちらの方でチケット取得してます。ホールだけじゃなく、招聘元さんに電話して申し込むということも2、3回しか今までにありません。要するに単なる面倒くさがり屋なのかもしれませんが・・・それにしてもABTの大阪公演、S席で1万5千円とは安いですね。東京より6千円も安いなんて。「テーマとヴァリエーション」のほかにはケントとコレーラのバルコニーのパ・ド・ドゥが楽しみです。「シンフォニエッタ」もどういう作品なのか興味があります。2万1千円はちょっと高すぎ、という気もするのですが、1万5千円ならかなりお得感がありますね。
2005年03月21日
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昨日はABTの大阪公演のチケット一般発売日でした。私はフェスティバルホールのDM会員でもあるので18日から申し込み可能だったんですが、う~ん、まだ迷ってます。というのもロイヤルの「マノン」、コジョカルの日のチケットも取ってしまったんですよね(誘惑に勝てず・・・)結果、「マノン」チケット取得だけで6万3千円。とてもこれ以上の出費は・・・でも「オールスター・ガラ」観たいんですよねぇ。「テーマとヴァリエイション」今バランシンにすごく興味があるのですごく観たいんです。結局チケット取ってしまうだろうなあ。ところでベルリン国立バレエの「ラ・バヤデール」。これもすごく楽しみなんです。演目自体すごく好きだし、なんといってもヴィシニョーワが来てくれるというのが嬉しい。という訳で、この公演も上京して観に行く予定。一応地元びわ湖ホールでも、予定キャストはヴィシニョーワ&マラーホフになってはいるんですが、マラーホフはともかくヴィシニョーワがわざわざびわ湖まで来てくれるかかなり不安なので、東京まで行くのが一番確実ですからね。ベルリンバレエの来日公演千秋楽だし、多分来てくれるとは思うのですが。
2005年03月20日
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昨日今日とほんとに暖かいですね。コートを着て外出したら暑くて汗かいてしまいました。春が来るのは嬉しいけれど、冬の寒さも好きな私はちょっと名残惜しいような気もします。近所の梅の花が綺麗に咲き出しました。桜ももうすぐですね。バレエ関係の話では、暫く公演がないので寂しいです。4月に大阪で牧阿佐美バレエ団の公演予定があって、「ノートルダム・ド・パリ」は観に行きたいんですけど夏の公演ラッシュに備えて節約しなければいけないので諦めざるをえないかなぁと思ってまだチケット取ってません。ボリショイのアントニーチェワが客演するそうで、観に行きたいんですが。アントニーチェワは2002年のボリショイの来日公演で「スパルタクス」のフリーギア役で見たんですが、手足が長くてとっても美しかったのを覚えています。あの「スパルタクス」、素晴らしかったですよね。もう一度生で観たいものです。ザハロワにフリーギアってすごくあってるように思うんですが、もうレパートリーにはしたんでしょうかね?
2005年03月09日
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今日は英国ロイヤルバレエの公演チケット一般発売日でしたね。セット券やらなにやら随分前から発売されていたので、一般発売でどの程度のお席がとれるのかちょっと心配だったんですが、なかなか良いお席がとれてホッとしました。私がとったのはバッセル&ボッレ、ロホ&コープの「マノン」のみ。「シンデレラ」はわざわざ大金出して上京してまで観たいとは思わないのでパスしました。首都圏に住んでいたら観に行きたいと思うでしょうけど。でもコジョカルや吉田都さんの日はやっぱりすごい人気ですね~。「マノン」もギエムの日は人気ですね。幸い私はギエムに「マノン」のイメージがどうしても湧かなくて、あまり観たいとは思わなかったので厳しいチケット争奪戦に加わらずにすんだようです。それにしても私にとっては初ロイヤルで「マノン」が観られるなんて、すっごく嬉しい。「マノン」は新国が初演したとき観に行って、ほんと~に気に入った、大好きな演目。もしかして一番好きな演目かもしれない。それを本家本元のロイヤルで観られるんだから、最高です。7月が待ち遠しい。
2005年03月05日
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