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何かと気せわしいいよいよのおおみそか。みなさま、どうぞよいお年をお迎えください!当方も、これからの18時間、新年に向かい、気を引き締めて?過ごします。朱泥抄 [ 篠田 桃紅 ]
2021年12月31日
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中学生になった孫。来て翌朝、犬と散歩したコースを一人で歩いてくる。思い出の犬との散歩・・。宿題は、パワーポイントを使用しての研究発表。ばあばは、サポーターに忙しい。やれ、100均だ、今度はしましまだ、と、運転手。ああ、年末は忙しい。
2021年12月30日
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ビーフシチューにバゲット、カレーにナン、とか稀には登場する粉ものの夕食。昨夜は、おやつに作ったサンドイッチ、食べなかったので、夕食の主食に回っていただく。グリルするつもりの、豚のスペアリブ。結局、ストーブの上で完結した。フライパンに蓋をして・・。ストーブ直に乗せて焼き、様子を見て、持ち焼き網の上に移動したりして、焼く、蒸す、(ほぼほぼ)を繰り返す。肉が柔らかい、ってのだけがポイントなんだが、上手くいきました。ごちそうさま。
2021年12月29日
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アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話 [ カトリーン・マルサル ]誰のおかげで食べられると思ってるんだ!と、夫が言うと、、(あくまで一般論で、うちのダンナは口が裂けてもこういう事は申しませんが・・)ヘナ、となってしまう妻がいるとして、あたしは言いたい。妻である人が、その食材を料理するからじゃありませんか。と、答えろと、かねてよりこちらの日記にも散々書いているが、。以下引用本書54p→ 女性は生まれつき家事に向いているのだ、と人は言う。もしもそうなら、女性が皿洗いをしたり子どもの鼻を拭いてやったり買い物のリストをつくったりするのは、理にかなった役割分担かもしれない。経済学者によると、家族とはひとつの意志を持つひとつの単位だからだ。家族は小さな企業のようなもの。利益を上げるために最適なコスト配分をしたほうがいい。男性はブリーフケースを持ち、女性はオーブン用手袋をつける。女性は家事に向いているのだから当然だ。男性にオーブンを触らせたら、効率が落ちて家計が損失をこうむる。 でも、何を根拠に女性が家事に向いていると言えるのだろう? 経済学者によると、もしも男性の方が家事に向いているとしたら、すでに男性が家事をしているはずだ。その方が効率がいいからだ。でも現実に、男性は家事をしていない。だから女性の方が家事に向いているにちがいない、というわけだ。 女性が家事に向いているという説は、その程度のいいかげんなものだった。聞かれれば、生物学的に決まっているのだ、と言ってごまかすのが落ちだった。 男性優位社会を擁護する人は、たいてい身体的な差異を口にする。人は知性が身体を支配する生き物であるが、女性は身体に引きずられているため、人として劣っているのである、と。男性が精神の体現者となるために、女性は身体の体現者とされた。女性を身体的な現実に縛りつけておけばおくほど、男性はもっと自由に羽ばたける。 要するに生物学は、シカゴ学派にとって都合のいい理屈だったわけだ。何かが「自然である」と言うとき、それは変えられないし、変えてはいけないものだとされてきた。誰のせいでもない、自然なのだから仕方がない。そして、生物学的な特徴は政治的な意味に結びつけられ、逆らっても無駄な秩序としてシステムに加担させられた。男女の生物学的な違いが特定の政治的な意味を持つ以上、その政治的主張を否定することは、生物学的な違いそのものを否定することと同義になってしまった。 だが生物学的な事実と、政治的な主張は、本来まったく別のものだ。←引用ここまで。かねてより、あたしの好きな学者である生物学者、池田清彦先生の著書をよく読むのだが、こないだ、あるご著書のあるところで、彼は言う。女性はどうも家事の方面に向いているのではないか?と思う。と。家事、じゃなかったか、料理だったかな?こういう文章を読んだとて、あたしは、彼のファンであることには変わりないが、でも先生、、料理が得意である性なら、どうして、世の中のレストランのシェフ、男性が多いんでしょうか?と聞きたいものだ、と思ったことを思い出す。読み始めて、身をよじるほど、、ではないが、面白いので、このまま読み進める予定。。年末の忙中閑。
2021年12月28日
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今日は、年内最終日のゴミ出しの日だ。ちやう。あと1回ありました。夜明けから傍の国道の車両の音が聞こえてくるはずなのに、シーン。ああ、凍結か、。と思ったくらいに今朝は冷えた。マイナス5度。10日ほど前に、この冬最初のしっかり雪が降ったけど、それよか、少し少ない。でも、気温はぐんと低いと見え、景色も寒そうにしている。雪はかなん。(かなわない・・いやだの意味)と、こないだのスイミングのクラスで一同、んだ、んだ。された。私は好きです。とすかさず言った。一斉にえーっ?との反応。なんで?なんで?と言われても困るが、好きなんです。ハイ。今を去ること60年前、中学2年生の冬休みに、父と、弟とあたしの3人で、妙高高原にスキーに行った。大阪駅から夜行列車である。夜明け、雪景色の中を汽車は走る。次第に夜が明けていく・・。灰色の世界が、列車の音とともに、あれよあれよと言う間に、、ブルーに変わった。そのブルーは、群青色と、空色を足したような、何とも言えない深い、そして輝く、蒼。あたしは、その色から目が離せず、眺めつづけて、すると、、涙が出てきた。悲しいのではなく、嬉しいのでもなく、ただ、その世界に謙虚に感動し、涙は止まらなかった。今でも、くっきりと思い出すことが出来る。あ、ゴミ捨てだった。少し、、車が通っている。こりゃ、スイミングにも行けそうだわい。すぐ近くのかかりつけ医の医院の駐車場である。先生が、2個のヤカンにお湯を入れて、ぶら下げてきて、入り口の金具にお湯をかけ始めた。凍ってしまってるので、。。(お湯を)かけてすぐ動かさないとまた凍ってしまいそう。。あ、お邪魔しました。と、おはようございます!と声掛けしただけで、失礼する。今夜もまた、冷えそうだ。
2021年12月27日
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太平洋戦争への道 1931-1941 (NHK出版新書 659 659) [ 半藤 一利 ]上記を返却。そして、↓を借りる。リクエストがあり、それもする。老人支配国家 日本の危機 (文春新書) [ エマニュエル・トッド ]隣の集落で最近、住宅全焼の火災があり、知っているお宅のすぐ近くなので、案じていた。そのお家で、先週戸主が亡くなったとお知らせを受けた。告別式はするが、参列はご辞退願いたいとの有線放送で、黙とう、家でするだけにしたが、後で聞いた話によると、、その火災のすぐ近くであったので、火が出たときから消火作業や、農作業用大型機械などの避難に大騒ぎとなり、随分の働きをされたとの由。以来、伏せられてしまい、復帰は叶わなかったとのこと。。12年前に田舎に来て以来、、朝夕の犬の散歩、周りの田畑を歩き回っていたが、朝はいつも、そのご主人と出会っていた。夜もあけやらぬうちから、畑に出られて、こまごまと作物の世話をされていたのが昨日のことのように思い出される。犬と、帰宅し、夫に、本当によく働かれるよ、と、話していたものだ。その彼が、、トラクターを避難させないと!と老体にムチ打ち、必死で火災に立ち向かわれたと後になって知人から聞いて、ヘンに納得したものだが、ザンネン。ショック。
2021年12月26日
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「築地ホテル館」物語 日本初の外国人専用本格的ホテルをつくった幕末維新の男たち [ 永宮 和 ]読み始めたら止まらない。元号、明治の前は、慶応、そして、元治(げんじ)だそうだが、あたしはがんじ、と思っていた。維新、今のではなく明治維新の直前は、上を下への大騒ぎ、って感じで、それらが、適切に描写されているので、歴史のお勉強にもなりますが、この本のテーマは、西洋式のホテルをとにかく短期間で作らにゃならぬ。というドキュメンタリー。結局、経営的にもうまく行かず、そして、そのホテルは火災に会い、消失してしまう・・。火災であったので、設計図や関連書類も焼けて、あまり残らなかった。住宅のデザインを長い間仕事としてしていたので、身につまされる。建物は、人が中に居てこそである。
2021年12月25日
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70年近く前の話。父が、クリスマスイブの夜、その日はちょうど雪が降っていた。夜になって、もうそろそろ寝どこに入ろうかと言うとき、聴こえない?ほうら聴こえるでしょ?と、父が言った。「?」と、父の顔を見たあたし。静かな夜があるばかり。かすかに、かすかに、、鈴の音が聞こえていた。。「サンタクロースの橇だね!」と、父。確かに、鈴の音は聞こえたが、さて、一体だれが、その音を出したのだろうか。。と、思い出したときにはて?と思ったが、今は確かめるすべもない。母は家の中に居たはずだし・・。弟はまだ小さかった。父とあたしが、対面で遠くの鈴の音を聞いた。雪の夜。クリスマスの夜。人間、時が経っても覚えているもんだな。。。ジョンレノンの、So this is Christmas ラジオで聴いた。
2021年12月24日
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永年のブログ繋がりのお一人、みらいさんが、こないだ、牛乳の消費促進関連で、カッテージチーズを、ウチで牛乳から作れる!と、ご紹介くださっており、早速、作ってみました。美味しいチーズが出来ましたが、ホエーも、出来ました。冷蔵庫に入れて、眺めていましたが、、チーズはすぐパクパク食べたけど、これどうしようかと、、ネットで調べると・・たくさんのレシピがあります。独特の酸味があるから、中には、重曹を足してというレシピもありました。が。うちは、そのまま、あまり野菜と、コンソメでスープにしてみました。具は、キャベツ、玉ねぎ、ベーコン、そして、パプリカです。いかにも、身体にヤサシイ感じのお味で、大満足。トマト味も、行けそうですね。今度してみよう!今夜は、このスープを、ベースにブロッコリとか足して、もう一度。そして、ポークをローストします。皆さま、メリークリスマス!
2021年12月24日
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朱泥抄 [ 篠田 桃紅 ]「築地ホテル館」物語 日本初の外国人専用本格的ホテルをつくった幕末維新の男たち [ 永宮 和 ]アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話 [ カトリーン・マルサル ]一番読みたいのは、アダム・スミス・・だが、覚悟が要る?感じなのでまず、「築地ホテル・・」から。150年前の日本人男性の、それも、一般人ではなく国の指導層の方々、の写真がたくさん掲載されている。興味深い。篠田さんのは、「これでおしまい」以来だが、今回は、少し硬い感じだ。いずれも、面白そうで、楽しみ。
2021年12月23日
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途方もない量の布ガーゼ素材のマスクがあります。なんせ、使用に耐えるかどうか調べるのになんと20億円?かかり、(まさか一枚づつ調べたのかしら??)総数7100万枚ウチ不良品は1100万枚・・。まず、人口割で、各都道府県に配布して、その地におられるアーティストに、マスクで作品を作ってもらい、、もちろん、アイデアの段階での審査も必要でしょうが、、室内屋外問わず、切ったり貼ったり繋いだり、染めたり、固めたり、ばらして別の形にしたり、とまあ、何でもありで、一年くらいかけて、マスクアートプロジェクト、しますねん。中には、おお、これは、、というようなものが出来て来るやもしれず、。マスクハウスとか、建築家にもご参加いただき、、マスク蒲団、マスクマットレス、マスクカーテン、などなど、。。予算は、もちろん付けていただいて、芸術振興の一環として、一過性、恒久性問わず、お造り頂きます。それらはマスクミュージアムに展示されますが、既存の美術館や、使用されない大空間など、流用できる所はして頂く。マスクビエンナーレ、と称して、国際的にも活躍するアーティストにも、声掛けし、、と。。この催しの開会に際しては、最初の提唱者がテープカット!歴史に残るアート万博になるんじゃない??全て捨てるには、あまりに、もったいないですぞ!10年後、20年後、・・ああ、あの時は、、と、人々が語り継げるように。。
2021年12月22日
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いま、台湾で隠居してます [ 大原 扁理 ]書き手は女性と思い込んでの読み始め、途中で、判明。男性だった・・。片や、む!となる位暖かい台湾で、下の本は、シオラパルク、という極北に近いグリーンランド。暮らす環境は違えども、男一人の滞在記、と読めなくもない。ルーティンになるとか、規則正しく予定通りにとか、皆が行くからとか、そういうのから隔絶するのだ。との思いが共通している。角幡さんは、それを、漂泊の旅、と表現する。狩りの思考法 (アサヒ・エコ・ブックス 40) [ 角幡唯介 ]ハタと、ぼちぼちは膝を打つ。そうか、漂泊か・・。買い物は言うに及ばず、家事そのものだって、うちは漂泊の家事である。寄り道ばかりになり、はてと、もともとは何をしていたんだったっけ?みたいな・・。
2021年12月22日
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ある人から、スイミングをやってみたいと唐突に言われる。動機は、腰の不調。いろいろ症状を聞くがあたしは医者じゃないし・・。しっかりした方だからもう、つもり、は定めてあるんだろう。ただ1点、スイミングの、つまりプールのある場所に行ってみたいが、全く初心者なので場所はなんとなくあそこにある、、と知っているだけで、心もとないのだろう、と当方は理解した。案内する、と言ってからは、話はトントン拍子。現地集合で待ち合わせた。一年前、自分がしてもらったことへのお返しである。ただ、彼女はスリムなので、水着のリレー(お古を差し上げる)は出来かねた。受付窓口で、説明を受けるが、まさにあたしが、疑問に思ったことを質問されていた。だって、、回数券、デイ会員、ナイト会員、、などなど、料金体系が複雑極まりない。いまだに、その全容をあたしは知らない。結局、はしょってあたしは、デイ会員になり、料金を自動引き落としとした。彼女はその料金表に従い、しかるべく、次の手続きに行かれるだろう。取り敢えずは、、お試しだね。そう、あたしもそうした。ついでに、難聴で悩む彼女のお友達のために、取り寄せた、骨伝導補聴器の会社情報を紙にして渡す。会社が若いと、つまり回している集団の年齢が若いと、ネットでの情報ばかりになりがちで、難聴、などの老齢期に多い症状の人に、届きにくいのだろう。こういう種類の商品はもっと知られてよいと思う。昨日は、フラ教室のクリスマス会だった。今年のトピックその2、、は、フラだ。一般にフラダンス、と言うが、フラ、がハワイ語で踊り、という意味なので、ダンスダンスになるので、フラ、とだけ。スイミングは1月から、フラは、4月からだった。キッカケはこれも、かさんからの情報で、プールのある場所でフラ教室があるらしい、と言ってくれたことだ。調べた結果、それはなかったんだが、無いとなるともう一歩、調べてみようという気になり、すぐ近くにある事が分かって、見学に行き、、じゃあ、しばらくしてみようか、、という経緯である。本当にご縁だなあ、とこういう経験をすると感じる。それが、、リズムに合わせて体を動かしたい!と強く思ったのが動機、。その原因が、スイミングクラスのアクアビクス、、となると、ちょいと変な感じがするでしょう?一年経過しても、このアクアビクスには参加しているが、音楽に合わせて、、というのとは程遠く、コーチの動きとテープで流す音楽は、全く関係がないのである。フォービートや、スイングや、ヴギ、など悪くはない曲が次々流れるが、それとは関係なくいろんな運動をするので、あたしは、すっかり欲求不満になり果てる。とはいえ、さりとて、水中の体操は効く!ので、好きだし、。。はてさてどうしようか、と思っている時にフラに出会ったのだ。緩やかな音楽に合わせて、手足を動かすのだから、さぞや、楽しいだろうと入り込んだが、これがまたあーた、すんごい世界なんだ。。面白いのである。月に3回のフラ教室、来年もやってみようとおもとります。ハイ。写真は全て余興で、フラではありませぬ。念のため。
2021年12月21日
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一週間早かったが、雪が降って、世界が白くなりました。あくる日はぐんとさらに冷えて、霜だらけで、周りがキラキラしております。この、世界のキラキラがあたしのお気に入りの一つです。飽くことなく眺めて、、アクセサリーのキラキラが地味に見えるくらい。いい感じ。さあ、いよいよ今年も、クリスマスウィークだ!
2021年12月20日
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【あす楽】フォンテラ NZ産 食塩不使用グラスフェッドバター 454g 冷凍美味しいので、これを使用しています。
2021年12月19日
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たしか、お試し入会は去年の12月からだから、丁度一年間、競泳プールに、中学校以来?ひょっとして高校?も少しか、とにかく、小さいころ以来、遠い事であった真水でのプールに通う事になった。昨日は、クロールクラスに行った。相変わらず、皆さんよりは一歩遅れではあるが、なんとか、両手が順番に動いて、片方で呼吸が出来るところまで上達?といえるかどうか、少しは、前に進むことが出来る。泳いで。。一方、平泳ぎは、海の遊びで少しは覚えていたからかして、順調に上達し、1人だけ後になる、という事はなくなって、かるがもの子供の一人、くらいにはなった。言葉で書けば至って単純。内実は、、毎日あがきあがきの一年だった。後半になると少しは気持ちに余裕が出てきて、ライブの歌詞もウオーキングクラスで、暗記できるようになったり、ドリル(泳法の練習)の動作にしても、理解してから、泳ぎ始めることが出来るようになった。なんせ、コーチの言われる単語自体が全く分からないまま、見よう見真似でオロオロしていたのだから、積み重ねる、という事は大切である。もともと、あ、とわかって、行動に移すタイプのあたしは、この、積み重ねる努力、ってのが苦手。犬が死んだ、悲しい、モチベーション下がりまくり、という現象に戸惑い、良い友、が傍にいてくれたおかげで、スイミングに誘ってくれたが、本当に感謝だ。この、スイミング、を始めるということには、思わぬおまけがあり、フラもやってみようと追って、始めちゃっている。先生が優秀で、あたしはラッキーだった。これも、お試しから始めてるけど今も通っている。この、倦まず飽かず継続、の貴重な体験は、老いたあたしにとり、何よりのプレゼントであった。昨日朝は、久しぶりの雪。プールから眺める雪景色は最高。写真は、朝早く、庭やらを撮影したもの。
2021年12月19日
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狩りの思考法 (アサヒ・エコ・ブックス 40) [ 角幡唯介 ]引用ここから→ p190 6 偶然の出来事は私の意志では制御できない。おのれの意志とは無関係に私の運命を決定する何かに、最後は自分の未来を賭けるよりほかない、というのが狩猟者という存在である。 獲れたら未来は生じるし、獲れなかったらその時点で過去からの線が途切れる。そして、狩猟者の運命を決定づけるのは、その偶然の機会を狩猟者にもたらす土地という存在である。いるはずなのに、何故かいない。不安が増すなか、でもいるはずだ、と信じて旅を続けて、やっぱり本当にいたときの安堵感、旅がつながった(命がつながった)との喜び、それは何ものにもかえがたい。獲れるか獲れないかという、こちらの意図や事情を超越した<今目の前>に組みこまれることで、その機会を提供する物理的当事者たる土地に組みこまれ、土地とつながり、調和する。引用ここまで。まことに、不謹慎な事ながらあたしの買い物行動とよく似ているので、文章の意味が痛いほどよく分かった。以下、あたしの作文。 半額シールが貼ってあるかどうか、という出来事は私の意志では制御できない。己の意志とは無関係に私の運命を、つまり半額商品をゲットできるという私の運命を決定する何かに、最後は自分の未来を賭けるよりほかない、というのが、半額商品狩り、という存在である。 カゴに入れたら未来は生じるし、いれなかったらその時点で過去からの線は途切れる。そして、ハンターの運命を決定づけるのは、その偶然の機会をハンターにもたらすスーパーという存在である。(半額商品がいつもこの時間帯に)あるはずなのに、何故かない。財布の中の金子は足りるのだろうか、という不安が増すなか、でも、あるはずだ、と信じて買い物を続けて、やっぱり本当に有ったときの安堵感、予算クリア(生活費です)との喜び、それは何ものにもかえがたい。半額商品が買えるか買えないかという、こちらの意図や事情を超越した<今目の前の売台>に組みこまれることで、その機会を提供する物理的当事者たる大型店舗に組みこまれ、スーパーとつながり、調和する。 商品群別に、半額シールは貼られる時間帯が違う。お店によって違うと思うが、野菜は何時ごろ、乳製品は何時ごろ、肉類は、、と、なり、ついには、夕刻、総菜関連は半額になるのだが、調理をまだ、自前でしているこちらとしては、素材を一通り見たいので畢竟、午前中に出かけるのだが、。。そして、マークダウンの棚、ってのもあって、これらは、半額以下となるのでチェックは怠ってはいけない。たまに、、正規価格の商品をそこにおいたまま、お安いものをカゴにいれてしまう慌て者の買い物客がおり、これを今度はこちらがカゴに入れてレジまで行くと惨めな目に合うので、注意が必要である。忙しい時代の時は、極端な話、価格帯さえ把握していればおおよその商品の値段合計は見当がつくので、時間優先で買い物をしていたものだ。今は、2人年金暮らしであるからして、充分に商品価格のチェックをして、出来れば、グラム単位価格の比較もして、購入に至る。予測不可能なことに出会って、作った計画と違うじゃん、とかにかんして、著者は、旅程に関しても長い文章でつらつら述べておられ、それはそれで、納得だし面白いので読み進めるが、、でもね、、と思うことがある。こうみ子育て、特にごく小さいときの子育ては、冒険以外の何物でもないよね、。。と。計画通りに行く、なあんて、机上の空論だよね。。
2021年12月18日
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空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫) [ 角幡唯介 ]以前、読んで、感銘した本。以来、彼の書いたものに時々出会うと、読ませて頂いている。ここ数年は、著者は極北の地で、犬ぞりを使用する冒険の数々に挑んでいるとおもいきや、、おもいきや、、グリーンランドに生活の拠点の一つを置いておられるようだ。ヘンな文章。先日、えねちけー第2放送で、「旅程と旅」旅の計画についての話をしておられた。誰かは分からず、聴いていて、、あ、これは、角幡さんだ!と思ったら、あたしのクルマが目的地について、放送を最後まで聞かなんだ。そして、後日、↓を借りた。のだが。読み始めてすぐに、その時の放送の中身と同じことが書かれていて、非常にわかりやすい。例により、没頭。朝日新聞記者の本多勝一さんが、60年ほど前に、カナダの極北地方に出かけて、そのレポートを書いているが、その文章も引用されている。本当に懐かしい。。本多勝一、といえば、あたしの中では、カリブーの肉、という連想がすぐ出来上がる。狩りの思考法 (アサヒ・エコ・ブックス 40) [ 角幡唯介 ]ラジオを聞いている時、なんと回りくどい話の仕方だろう、と思ったが、文章で読むと、読みやすい。不思議だね。気負って生きんでも、いいんじゃない?みたいに、気持ちが緩んで快適である。
2021年12月17日
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ローリングって、巻き巻きしていくのじゃなくて、横揺れ、って感じなんだってね。なるほど。クロールのドリルで、ハイ次は、ローリング、と、コーチが言われる。スタートして、片手で、水を搔いて太ももまで。その時に横向きから上を向くまで、身体を回転させて、しばらく上向きで泳ぎ、また、手を水に戻して俯きになり、(手は、前方に伸ばしている)同じ動作を続ける。あたしは、ロール、というと、ロールキャベツのようにグルグル回るイメージがあったがこのロール、は、体軸がそのままで、横揺れを続ける、という事なんだと分かった。知らないという事は、まことに厚かましく恥ずかしい事だが、そうじゃないでしょ、回転して初めてローリング、と呼べるのでは?などと、言ったりした。シニアクラスの緩やかな水泳教室なので、コーチは、これまた、とても優秀なので、じゃあ、回転、をやってみますか?と、提案された。片方の手だけ使って、上向いて、戻って、じゃなくて、左手で掻いて、上向いて、反対側に回り、今度は右手で掻いて、と、トルネードのようにやってみようというわけだ。なかなかに、面白い事だった。あたしには、ケッサク!と思えるほど楽しいドリルだったが、他の皆さんには、苦痛だったようで、やだやだ、これはできひんわ。と、言われた。だから、一度でこの泳ぎ方はおしまいになった。つまらなかった。1人で今度は、やってみようと思った。何がよかったかというと、水中でぐるぐる回ると、(息継ぎは上を向いたときにする)いつも、ほんの少し、顔が水面下になるのだ。ゴーグルをつけているので、視界は良いから、薄い水に光が反射して、それはそれは美しい水の表情を見ることが出来る。少し水面下の時に、もちろん息は出来ないから、注意深く完全に水の上に出たときにすばやく息をするのだが、これで、苦しくはない。お楽しみが一つ増えた。感謝。思いもよらない事だったが、今月で、12か月、スイミングを続けることが出来たのだ!満足感、、いやあ、まだまだだな。。。いずれにしても、楽しませてもらっております。
2021年12月16日
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生のローズマリーの葉をまぶすと、いい香りがしそうだと、朝から少し採って来た。ついでに、カリフラワーも採る。こないだ行った焼肉屋さんが隣でしてる肉屋さんが、3割引き(日曜だけ)だったので、スジ肉も買ってしまった。いくら、腐りかけが旨い、といっても限界があり、いい加減に料理しなくては折角の節約も無駄になる・・。とゆーわけで、シチューにすることにした。まず、水から、肉を炊きにかかるが、そのまえにローズマリーの葉でまぶした。塩コショウ。ひたすら、炊く。灰汁とり時々。折角ちまちま作るのだから、ルウとか使わずやってみよう。ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、シイタケ、は切りそろえて炒める。(て置いておく)ブラウンソースも作る。シチューになるように調味料を合わせて混ぜたりする。鍋をストーブにかけたのは午前中で、一旦保温にした以外はずっと炊きどおしだった。午後7時に出来上がり。スープが美味しいけど、ちょっと多すぎた。カリフラワーはとれとれ。というだけ。地元の名物メニュー、「とふめし」のレトルトパウチを頂いていたので、それと。お肉はトロトロであった。よかった。ごちそうさま。シチュー中心の一日だった。
2021年12月15日
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ストーブを炊き始めて半月ほど経過。大根を煮たり、小豆を煮たり、して、こないだはおでんだった。大きな鍋に具を一度に入れないで、数日に分けた。結局、3日間はおでんだった。。日ごとに美味しくなって、特に今回は牛筋の串に参加してもらったのでスープが濃くなった。もったいないので、続いてロールキャベツにした。菜飯、玉ねぎスライスと鯖缶(水煮)とマヨネーズの和えたもの。サラダと、ロールキャベツ(2日目)、である。
2021年12月14日
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地域モビリティの再構築 [ 家田 仁 ]いま、台湾で隠居してます [ 大原 扁理 ]すごいトシヨリ散歩 [ 池内 紀 ]まずこの、すごいトシヨリから。大学の教養部で、ドイツ語の先生だった池内先生、かしらと手に取り、やっぱりそうだった。となんか、嬉しかった。習ってもいない(あたしは仏語)のに、なぜ、覚えているのだろうか・・。
2021年12月13日
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植えた記憶は彼方に去る。香りの記憶はしっかりある。剪定を2-3回したが、また、花が咲いた。ビーフシチューの事を思い出す。夫が、さかな系を好むので、いつも後回しになる。ストーブも調理器具に参加したことだし、今度作ってみよう。無花果の鈴なりの時期は過ぎて、消化に懸命であった数か月前とは様子が違うけれど、成るだけは成ります!の決意があるようだ。抓んでみたが固い。色は食べごろ。でも、採集しないで撮影だけ。モグラの穴が、激増したので夫が作成した。モグラは、道作りが(地下道)上手で、なんでもメインと、サブをちゃんと作り分けるそうである。ネズミがそれをちゃっかり、利用するそうだ。モグラ除け、を作って、お隣の畑に行ってもらう?ためである。お隣のやさんちの畦。(手前)向こう側がウチ。そんで、右見て左見て。。大根と、白菜。いずれも、大きく育ち、天然の保冷庫になっている。こないだ、マメを植える。昨日夕刻、地震があった。京都北部震源、とあったが、ウチは隣の県だが近いところ。慌てた。夫はその時、畑に居た。分からなかったそうだ。(地震)ほんまかいな。
2021年12月12日
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2021年12月11日
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これってホントにエコなの? [ ジョージーナ ウィルソン=パウエル ]土を編む日々 [ 寿木 けい ]これって、、は横書きで、字が小さいよ。土を編む、、は、あたしにはしんどい。半月に一度の40リットルのゴミ袋一杯のプラトレー類を輩出する。これって、多いの?少ないの?プラトレーは、洗うのだが、その水の代金はこちら。すぐ出来ることからアクションを!との事だが、ため息が出るね。。本音だ。土、の方は、気取ってる感じで、。。ふうむ。図書館の本じゃないけど、家は生態系 あなたは20万種の生き物と暮らしている [ ロブ・ダン ]好みとしてはこちらだ。
2021年12月10日
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今日は、夕方に、ピアノのレッスンがあった。朝のスイミング2コマをこなし、(なあんてさ)買い物して、家事していると、時間が迫る。発表会の余韻を引きずり、しかし基礎練習は積み上げでいかんとだし、などと脳はウロウロする。一日練習を休むと、必ず後退している。ごまかす、ってことが若いときのようにはいかない。とにかく、数か月メジャーの方を慣れるようにやったが、ハイ今度はマイナーで、と言われてもわっかりました!とはいかない。メジャーコードの3度と7度が半音下がる。理屈はそうなんだけど、指は動こうとしない。両手で、同時に4音づつをジャン!と弾くのだが、これが、。。先生に聞くと、別物と思って下さい。と。。確か言われたなあ、。。でだ。コードの名称、Cm7(マイナー)から、鍵盤の位置を書き出して、クロマティック(スケール)だと、11個のコードがあるんだけど、それを確認しつつ弾いていく。ホール(スケール)になるとこれが、6個になる。(と思う・・)階段上がったり、降りたり、の基礎練習。メロディーなどまだまだである。半時間などすぐ来る。あ、先生が来られる。。絞られること50分。70オーバーで、汗汗、、と出来るなど、なんという僥倖。電池切れです。と、ギブアップした。ハイ一年、これでお稽古納ですわ。来年もよろしく!メジャーの世界、マイナーの世界、ちゃんと別々に把握して弾けるようになるのが、当面の目標である。あと一年くらいはかかるかしらね・・。
2021年12月09日
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ハングルへの旅 (朝日文庫) [ 茨木のり子 ]爽やかに、読了。スイスイ読んで、楽しませて頂いた。今は、叶わぬことだろうが、いつか、あたしも、行ってみたい。。家は生態系、引き続き再読中なんだが、手味、というハングル文字が登場。キムチ、についての言及。あたしは、辛いのが苦手なんだけど、なんとか、辛くないもので食べられるものがあれば、試してみたいなあ、と思った。やっぱり、家で作る🍙は、素手でなくてわ!!家は生態系 あなたは20万種の生き物と暮らしている [ ロブ・ダン ]
2021年12月08日
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休眠口座解約手続きに街まで出かけた。二つの街に行かねばならぬと思っていたが、最初に行った遠い方で、完結することが分かり、それはそれでよかったが、3個の内通帳持参が1個だけで、後の2個はカードだけ持って行ったので時間がかかった。解約の時は必ず通帳が要る。勉強になったが、もう遅い。銀行の支店の窓口で、数名の担当に次々変わって、そのうちのお一人に、手広くお仕事をしておられたのですね、。と話しかけられた。これは、いついつ創業、これは、その数年後、そしてこれは、、と話すと。私の生まれる前です。。と言われた。ああ、。なんだか、吹っ切れた。この3個は束ねて、法人にして17年だもの。そりゃそうさね。考えてみれば・・。口座に残っていたお金は、合計で、2千円ちょっと。さすが、ケチで貧乏なあたしらしい。さてと、。この思わぬ収入にウキウキし、お向かいの百貨店へ。宝飾品、化粧品、衣服、帽子、などは、目に飛び込んでこず、ザンネン。お弁当を買ってみようと地下食料品街へ。値段を見て、驚いて、息を吸うと、驚くばかりで吸うばかりになり呼吸困難になりそうだった。この現象は田舎暮らしをしてしばらく経過してからは変わらない。ただ、お目当ての玄米スープが欲しかったので、一番奥の乾物コーナーに回る。「千鳥酢」を見つけた。村山造酢 千鳥酢 900mlあら、島ザラメ(お砂糖)もあるじゃん、と2個かごへ。あら、これも、とかで、結構沢山になっちゃった。気づけばよいのに欲しかった調味料類をガバと買ってしまった。その、重い事。デパートの地下から、駅の改札まで、歩くわけだから、。。カートなどという便利な物は無いのです・・。ほぼ傘は要らない通路とは言え、両手に持った袋がドーンと地面方向に引っ張ってくれる。しょうがない、電車に乗るまでは。。あなたの生まれる前から、仕事をして来たんだよなあ・・。と、雨が降って来る空を見た。
2021年12月07日
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今朝は、6時過ぎまで寝ておった。不覚。ゴミ出しの日である。納屋に行き、生ごみコンテナのゴミ袋をよっこらしょと出して、(先回の木曜は出さなかった)新しいのに取り換えて、ゴミ集積所までカートに乗せて徒歩で行く。お隣は、いつもクルマで出されるようだ。あたしンちの方が集積所に少し、近いのだ。こんくらいの距離が、徒歩限界点なのだろう。洗濯物を床暖に、そして、新しく洗濯物を干す。最近は、納屋の中で干すので、乾きが悪い。ネット商売の注文が入っていた。荷造りの前に、DM作成。筆書きの一枚もの。続けて21年になる。いよいよ年末バージョン。参加するお店のサイトのログイン、PWを長い間変えてなかったので、IDから求められ、はてさて、と、寝起きだし、歳だし、困った。なんとか、管理画面に入る。納品書も作る。荷造りして、用意して、ストーブ点火はパス、で、スイミングに出かける。終わって、一旦自宅へ帰り、残りのデスクワークして、またフラに出かける。お月謝を忘れていた。銀行へ。プールの会費も払って、お財布に残りが少なくなった。昼過ぎまで。そして、買い物。今日は筑前煮にしようと思っていたところが、昨日、肉の細切れを購入したのを思い出し、急遽メニュー変更。帰宅して、ストーブ点火。昼食。英語教室の資料用意。生徒が帰り、お燈明当番で愛宕神社に。いよいよ夕食準備に入る。あー忙しかった。朝の一時間寝坊は響く。。。
2021年12月06日
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過去の商売上の口座が、3個あって、今は放置している。ちゃんとしましょうね、と銀行から連絡があった。夏ごろ。うち1個に関係するクレジットカードをまず、解約しようと思った。手続きが済んで、これで、晴れて3個まとめて、バイバイすることが出来る。自分のつもりは、12月中。必定、10日ごろまでとなる。解約手続きは、かつて住まいしていた、かつて毎日通っていた、街まで出かけないといけない。今年4月にスマホの修理とかで、三宮に行ったきり、なんだか遠出は億劫に感じていたが、最近は、出かけてもいいかな、、という心境になってきてる。
2021年12月05日
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趣味で続けているヴォーカルクラスの発表会の写真を先生が送ってきてくださった。今日のネット記事に、歌手・堺正章のライブの事が出ていた。タイトルは、彼のコメント。実感である。
2021年12月04日
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ハングルへの旅 (朝日文庫) [ 茨木のり子 ]リクエストしていた。画像は文庫の方で、あたしは、県立図書館からハードカバーの方を借りてもらった。
2021年12月04日
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家は生態系 あなたは20万種の生き物と暮らしている [ ロブ・ダン ]引き続き、チャバネゴキブリについて。一番驚いたのは、彼らの賢さ?というのか、強さ、というのか。。家ゴキブリは、数十種いるが、自然界の数千種の中の、ということも知らなかった。家、に住み着くという選択をした種が、いるのだ。彼らには、人間の作った毒エサが、天敵としてあるが、なんと、数世代のうちにその、毒エサを食べなくなる世代が生まれると言うのだ。しかも、同時多発的に世界中で同じ現象が生じるという。スピード違反をしたら死刑!みたいな過酷な家屋内生活領域で、(つまり、、つまるところそんなに害はない)生きのびているのだ。彼らは、戸外では生き延びることは難しい。ヒトの住環境に寄り添って、共に繫栄しているらしい。1人の、害虫駆除の会社の研究員が、20年に渡り、ゴキブリとの戦いをレポートしておられるのを紹介している。あたしの、知らないことだらけで、読みふけった。
2021年12月03日
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世界の奇習と奇祭 150の不思議な伝統行事から命がけの通過儀礼まで [ E・リード・ロス ]一つ一つの奇習について、章立てで紹介されているが、そのエピソードの終わりに必ず著者のジョークが入る。あたしはあまりこういう書き方は好きじゃない。私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2 (朝日新書831) [ マルクス・ガブリエル ]コロナ以前から、日本の一般的な考え方と違う人たちがコロナ後、、といってもなんだかなあ、なんであるが。とにかく。これってホントにエコなの? [ ジョージーナ ウィルソン=パウエル ]ラメ素材の衣服について、厳しい言及があり、ステージ用にちと、保有しているあたしとしては、気になり、借りた。土を編む日々 [ 寿木 けい ]ただただ、美味しそうなんである。楽しみ。
2021年12月02日
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(引用ここから・本書198-199p) 多くの昆虫学者たちは、家の中に昆虫などはほとんどいないし、いたとしてもそのほとんどは害虫だろうと推測していた。しかし、私たちが調査した家々では、実害をもたらすような昆虫、たとえば、糞口経路[病原体を含む糞が手指を介して口へ入る経路〕で病原体を媒介するイエバエ、アレルギーを引き起こすチャバネゴキブリ、家屋をかじるシロアリ、痒みで人を悩ませるトコジラミなどは稀だった。むしろ私たちは、洞窟内のベグエン兄弟のように、足を踏み入れた部屋が謎に満ちていることを発見した。多彩極まりない小さな動物たち、太古から続く動物の歴史を美しくも崇高に体現している動物たちを発見したのである。 そうなのだ、私は、家を走り回る動物たちに審美的価値を感じている。賛同してくれなくてもいい。私に押しつける力はない。しかし、なぜそう感じるのだろう?多くの大人たちがうっとおしい(原文は漢字)、腹立たしいと思っている動物に対してなぜ? この疑問について考えるときに思い出すのは、爬虫類学者で、博物学者でもあるハリー・グリーンの著書の中の小論だ。グリーンはヘビについてやはり同じようなことを考えていた。グリーンは、哲学者イマヌエル・カントの著作をもとに、(ヘビであれ、クモであれ、その他何であれ)自然の事物に備わっている二種類の審美的価値を区別している。美しさと、崇高さである。 美しさとは、一羽のショウジョウコウカンチョウの色彩を目にした時、一羽のアメリカコガラの囀りを耳にした時、あるいは、一頭のクジラが水面に浮上するのを見たときに感じるものだ。美しいと感じるかどうかに影響するのは、私たちの感性や文化であって、知的背景ではない。先日、私は顕微鏡を覗いて、ノシメマダラメイガの翅の鱗片を見て、なんて美しいのだろうと感じた。自宅の玄関の上に張られたイエグモの網を見ても、蚊の触覚を見ても、やはりなんて美しいのだろうと感じる。 しかし、崇高さというのは、それとはどこか違う。崇高さは、個々の昆虫や鳥を観察するだけでなく、その観察したものを、より広範な知識に照らして理解してこそ感じ取れるものだ。夜空に広がる星々のパターンは、視覚に訴えて美しいと感じさせるが、夜空を見上げたときに崇高さを感じるのは、宇宙の壮大さや、光の点の一つ一つが太陽ほどの星なのだという事実を認識していればこそだ。・・(中略)・・同じようにノシメマダラメイガの翅はもちろん美しいが、この蛾はコロンブスの船団の少なくとも一隻に乗っていたガとおそらく同じ種で、古代ローマの穀物から飛び出してきたガとも同じ種で、さらに、古代エジプトにいたガとも同じ種である可能性が高いと分かると、もはや畏敬の念を禁じ得なくなる。家の中にいる生物種はそれぞれ同様の物語を持ちながら、まだ解き明かされずにいるのだとわかると、やはり畏敬の念を禁じえなくなる。(引用ここまで)引き続き楽しんでおります。家は生態系 あなたは20万種の生き物と暮らしている [ ロブ・ダン ]嵐の後、少し暖かく、ストーブは午後からにしよう。★ベグエン兄弟は、20世紀初めに旧石器時代の多くの絵が描かれている洞窟を発見した。★
2021年12月01日
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