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《十条銀座散歩とピクニック》

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2008.11.22

THE　KILLERS（ザ・キラーズ）『DAY＆AGE』

テーマ：ブリットロックから最新のロックの話題(493)

カテゴリ：音楽日記90年代以降最新ロック

《2002年に米国ラスヴェガスで、ブレンダン・フラワーズ（vo、key）とデイヴィッド・キューニング（g）を中心に結成された4人組ロック・バンド。2004年、アルバム『ホット・ファス』でデビュー。サウンドの特徴として、都会的なスタイリッシュさの裏で、フラワーズのうねるキーボードがサイケデリアを展開しており、それがこのバンドをユニークな存在とし、アメリカのバンドながらイギリスでの人気も高い。》～CDジャーナルより～

1年の間には、いわゆる鳥肌が立つような、あるいは背筋がゾクっとするような2・3曲の名曲に出会います。今年そんな出会った名曲がこれ、【キラーズ】の「HUMAN」です。（そういえば、【ヒューマン・リーグ】の「HUMAN」も名曲だったなぁ）

私の場合、そのアーティストがフェイヴァリットになるかどうかは、2作目が聴きたくなるかどうかに掛かってくるような所があって。。。つまり1stの場合は興味本位と目新しさで聴くというような事があるのですが……。

キラーズの場合も1stはそこそこ楽しんで聴いていたけど、2作目は良いかなという結論に達してしまったような。何かね、上から目線ぽいけど雑多な音が如何にもアメリカのバンドだなぁという感想を持ってしまったし、もう少し繊細さが欲しいかななんてね。なので2ndは買っていなかったのでした。

しかし、「HUMAN」はそんな思いこみを払拭してしまうような、メロディーラインだったので、ちょっとビックリでした。この曲を聴きたいためにアルバムまで買ってしまったのですが……。

いやー、「HUMAN」以外にも良い曲が多いですね。

「 LOSING　TOUCH 」

グラマラスなホーンアレンジが印象強いですが、パワーポップなナンバーです。

HUMAN 」

波動するデジタルシンセ音が心地良いダンスチューン。最高です。もう何度もリピートして聴いてます。

♪And　I’m　on　my　knees　looking　for　the　answer
　Are　we　human,or　are　we　dancer？♪

このフレーズの後にサラサラーっと鳴るストリングシンセ音が大好き。

「 JOY　RIDE 」

これは艶めかしいファンクナンバーですね。

「 A　DUSTLAND　FAIRYTALE 」

5曲目にバラードを持ってくる構成もなかなかと思ったら、中盤からテンションが高くなる曲。

THIS　IS　YOUR　LIFE 」

ちょっと【キーン】ぼい曲調。コーラスがアフリカぽいアレンジで面白い。メリハリが効いたリズムが楽しいですね。この曲も大好き。

「 I　CAN’T　STAY 」

これもトロピカルなリズムしていますね。そう言えばジャケットはアフリカの灼熱の大地と煌めくエレクトロニクスとの融合という感じで、このアルバムのサウンドをピッタリと表現しているようです。

THE　WORLD　WE　LIVE　IN 」

厚く大陸的でゆったりとした壮大な曲調。ストリングスが美しいですね。これもヴォーカルがキーンぽいです。

プロデューサーがスチュワート・プライスという80年代ニューウェーヴを愛し、シンセサウンドのリミックスに定評のある人とか。キーンの最新アルバム『PERFECT　SYMMETRY』でも何曲かプロデュースしていました。なるほどなぁ、プロデューサーが同じだと曲調も似てくるのですね。

プロデューサーとの呼吸もはまった、キラーズの会心作と言えるんではないですか。

と言うわけで、見直しちゃったなぁキラーズ。すみませんですね。キラーズもマイフェイヴァリットアーティストにさせてください。（笑）

デイ&エイジをチェック

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