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自分の実家のご当地本に縁があります『大久野島からのバトン 』。実家の近くに大久野島はあるのですが、実は未だに私は行ったことがありません。もちろん、知識としてここで戦時中毒薬が作られていたということ、そして地図上から消されていたということは知っています。本書は大久野島で行われていたことを綿密な取材を通してフィクションとして綴ったものです。知識では知っていたものの、それはあくまでも表向きの知識であって、そこで行われていたことというのは、それなりにしったのは、この作品を読んで。つまり、これを読むまでほぼ何も知らなかったということに等しいことが分かりました。そして、この作品は、毒薬をつくるということだけでなく、それを使用したことで日本も加害者側ったということまで踏み込んでいます。被害者と加害者その両者であることを知り、それを次世代がどう考え、更につなげていくかということを教えてくれる物語となっています。にほんブログ村
2020年01月28日
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石井光太さんの『漂流児童 』読了。児童福祉施設といえば、児童福祉法に明記されている「児童養護施設」や「児童自立支援施設」をイメージしてしまっていたのですが、ここではこれらについても書かれているのですが、民間で運営されている特別養子縁組を行っている団体や、熊本県で開設された「赤ちゃんのゆりかご」まで深堀して取材されていました。このような民間団体が行っている活動を読んでいると、まだまだ日本の福祉制度って手薄だなと思います。それと同時に子どもは実親と一緒がいちばんという因習のような概念もまだまだはびこっているというか。おそらくその思考が児童福祉を足踏みさせている要因のひとつだろうなとつくづく思ったのであります。っと、相変わらずの生活なので、一言感想で終了します。にほんブログ村
2020年01月27日
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木下明美氏Blog内で「kimuraの読書ノート」を更新して頂きました。(1月16日の記事)今回は『異端の被爆者』。目に見えない放射線が、体内に入るとどのようになるのかということが写真で掲載されている貴重な評伝です。にほんブログ村
2020年01月16日
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『結び蝶物語 』の続き『一ツ蝶物語 』ではありますが、現代の主人公が女の子から男の子に変わります。最初読んでいると、前書とは全く別の作品だったのかなと思ってしまいましたが、最後まで読むとつながっていたことに気が付きます。が、今回はそれよりも私が横山作品にはまったきっかけとなった『水の精霊』シリーズと地続きの話がここに書かれていることが分かり、興奮を覚えずにはいられませんでした。前書は神社が舞台ですが、こちらは「山」がテーマ。そして山々を現代の男の子も、歴史が舞台となる歴史上の物語も山を縦走していきます。そして、山の在り方、生き方というものが物語を通して記されていくわけです。この部分の筆圧は半端ない。で、ラスト、神社とこの山縦走が現代場面でつながっていくわけですね。正直、横山さんにはこの「山」を今後も描いて頂きたい!それを思い出した作品でした。にほんブログ村
2020年01月14日
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久々に、横山充男さんの物語を読みました、『結び蝶物語 』。横山さんは様々はジャンルの物語を書かれていますが、私の中ではファンタジーがダントツ。しかも、男性作家さんでは彼の書く作品がいちばん好きです。今回は滋賀県や京都府にある実在の神社を舞台に歴史上の人物を織り交ぜながらもあくまでもそこはフィクション。それでも、史実ではなかったのではないかと思わせる程わくわくさせてくれます。今回は歴史上の人物が主役ではなく、現代の場面から過去の場面が行き来するように構成されています。現代の場面が必要なのかなとふと思ったりも読んでいて思ったのですが、何か伏線があるのではないかと、ミステリー小説でもないのに、考えながら読んでしまいました。というのも、この作品には続きがあったから。それはそちらを読んでから、明らかになるのかなー。わくわく♪ちなみに、この作品ではこちらの神社が舞台になっています。高宮神社生石神社下御霊神社にほんブログ村
2020年01月13日
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明けましておめでとうございます。毎年「今年こそ穏やかに過ごしたい」と願っておりましたが、毎年我が家は予想だにしなかった出来事が勃発。今年も昨年から息子が闘病生活に入ってますので、間違いなく「穏やかな日々」ということにはならないと念頭から肝に銘じ、毎年の願いは封印。今年は、とにかく「受け入れる」をモットーに日々を過ごしていこうと思っています。今後の息子の容態によっては更に読書ができなくなる可能性もありますが、それも含めて受け入れつつ、それでも読書を支えに笑顔で1年間頑張っていきます。さて、2020年、令和2年の最初の「徒然」は木下明美氏Blog内「kimuraの読書ノート」よりスタートです。(1月3日の記事)『一切なりゆき』を取り上げました。樹木希林さんって映像ではよくお見掛けしておりましたが、私自身は彼女の発した言葉を紙媒体でなぜかほとんど目にしたことがなく、この1冊はとても新鮮に感じました。すでに鬼籍に入られているのに、この本だけでなく、テレビでも未だに彼女の息づかいをふと感じることがあり、改めてすごい俳優さんだったんだなと思っています。にほんブログ村
2020年01月05日
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