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アト・メイ新居の様子 未成年に対する恋愛、文鳥の場合は止むを得ない。これを引き裂こうとした場合、メイの果てしない金切り声を覚悟しなければならない。 その覚悟はないので、さっさと同居させる。せっかくなので、上段の止まり木をニームパーチと言うのにして、ブランコ、鈴は例のドングリ鈴にしてやった。ニームはインド栴檀の別名がある木で防虫効果があるらしいが、それよりも外皮がゴツゴツしている点が好ましい。つぼ巣はマルカン製。オレンジエックスをひと吹きして、合計2分ほど電子レンジにかけた。 まずメイを強制的に放り込み、続いて昼の短時間放鳥後に、いぶかしげなアトを指にのせ、新しいカゴに導き入れた。・・・特に問題なし。アトはご機嫌で黄色いブランコを揺らし、その様子をメイが見ている。やがて一緒につぼ巣に入り、特にいがみ合いはなかった(メイは少し指を突かれ痛そうにしていた)。 夜の放鳥時間。やはり問題なし。あっけなく夫婦となったと見て良いだろう。来秋には、白い二代目誕生を目指すか(確率は5割だろう)、考えておいた方が良さそうだ。
2008年05月31日
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26日に届けられた朝顔の種をすぐに水に浸し、27日の朝にプランターに蒔きました。 プランターは長さ45cmのもの4個に、すでに培養土を入れてあり、そのうちの2台に等間隔に1、2cmほど穴を開け、一粒ずつ5個蒔いたのでした。このプランター1台で3株育てる予定なので、もしそれ以上に芽が出て来たら、移植する予定だったのです。 あいにく、昨日今日と最高気温が20℃を下回り雨が降り続いており心配したのですが、今朝『揚州』が5つすべて、『ネパール』が2つ芽を出しているのを確認しました。・・・天候が早く回復して欲しいところです。
2008年05月31日
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ドングリを鳴らすアト アトは鈴マニアだが、数日前からドングリ鈴を熱く鳴らしまくるのを生きがいとし始めていた。大変に迷惑なのだが、どうやらその姿に男らしさを見た文鳥がいたようだ。 昨日、朝、昼と短時間アトがカゴの外に出ると、換羽がほぼ終了したメイがそわそわしていて、おかしいなとは思っていた。昨晩はドングリ鳴らしをじっと近くで聞いており、いよいよおかしいと思い、今日の朝、昼にはアトの方もメイのカゴの近くに行くようになっていて、ついに!と覚悟をした。そして、今晩、二羽は一緒に行動するようになっていたのだった。 ドラムたたいている高校生の小僧と、年上のOLの恋愛と言ったところだろうか、・・・人間に例えると生々しくて嫌だなあ・・・。しかし考えてみれば、メイは元々アトの母親のマルと同性でありながら恋仲であったから、あの手の容姿、つまり顔が大きな文鳥が好みなのだろう。さらにドラムだかドングリ鈴だかをはでに鳴らすので注目したわけだ。アトの方は、何しろ両親ともにメイに好意を持っていたのだから、遺伝子的に魅かれるものがあっても不思議ではない。 とにかく近いうちに同居させないと収まらないだろう。嗚呼、アトが遠くへ行ってしまう・・・。しかし、これでつねられることも少なくなるはずだし・・・・。おかげで、あのメイが、今日は3度にわたってテーブルへの降下を試みていたから(アトを追ってくるのだ)、彼女がより我が家に溶けこむきっかけにもなるはずだ。 まあ、無理して阻むとえらい目にあうので、あきらめますか。
2008年05月30日
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換羽でも抱卵は欠かさないキュー 毎夜鳥カゴのトレーを洗うようになって、キューとシズのトレーがやたらときれいなのに、はっきりと気づかされた。そして、今日は、一つのフンも発見できなかったのである。 この夫婦、ただ今交代で抱卵中だ。抱卵中、巣の近くでフンをしないという本能があるらしいのだが、それが本当ならこの夫婦は立派と言えよう。朝・昼・晩と3回ある機会に(朝と昼は5~10分)、カゴの外でまとめてどんと出しているわけだ。 しかし、これは飼い主にとっては喜ばしいこととは言えない。カゴでしてもらったほうが掃除は楽なのだ。・・・とりあえず、放鳥時の最初、彼らから目を離さないようにしよう。
2008年05月29日
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独占して食べたがるカン お腹を見て黒い腫瘍を見つけたら、余命半年以内の宣告と同じだと考えていたが、とりあえず今日もカンは元気であった。人間の病気と同じで、進行速度と症状の現れ方はいろいろあるのだろう。今後もこのまま何となく過ぎていくことを望みたい。
2008年05月28日
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「修復」完了目前のシマ 今日も、カンは湯漬けエサと河内晩柑を食べ散らし、気が済むと頭上のつぼ巣に送らせ、しばらくするとまた降って来て食べ散らし、また送られてつぼ巣に戻った(そのため掃除を中断しなければならなかった)。 カンが満足して降ってこなくなり、掃除も水の交換も終えてやれやれと思っていたら、今度はゴンが落下した音がした。今日はマットの上に落ちてくれたようだ。見に行くと、マットの横で静かにしているので、電気を消して捕獲してテーブルの上に置く。・・・おかげで他の文鳥たちは逃げてしまい、30分降りてこなかった。いつもなら、キューが真っ先に様子を見にやってくるのだが、あいにく彼は換羽中のくせに抱卵をしていて、ちょうどシズと交代したところだったのだ。 さて、長らく禿げシマさんとして笑わせてくれたシマが、すっかりきれいな姿に戻った。 もともと彼は2代目夫のブレイに容姿が似ていたが、白い差し毛が多くなるのまで同じだ。このタイプは厚かましく出来ているのかもしれない。頼もしい限りだ。
2008年05月27日
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いろいろ食べあさるカン 今日も放鳥と同時に待ちわびるカンを手に乗せ、せっかくなので、スペシャルメニューの枝豆をお薦めすると、そんなものよりつぼ巣に送っていけと要求する。そこでそのようにしたのだが・・・、5分後には気が変わったらしく、ドサッと人間の背中に落ちてきて、もろもろの文鳥たちを蹴散らし、枝豆を食べ、湯漬けエサを食べ、散々食い散らした挙句に、手の上に乗り上方を見る。送って行けというのだ。そして、お送りして小一時間後、再び背中にドサッと落ちてきて、同じことを繰り返し、再び送らされたのであった。 今日は格別食欲があるようだが、お腹の大きさもあまり見たくないレベルに達している。きっとあれのせいで、お腹がすくに相違ない。せいぜい食べてもらおう。 病勢が進んでも、文鳥は必死に食べようとする。必要だからそうしているだけだが、それを見て「病気を隠して元気な振りをしている」と表現する人がいる。私には信じられない。 何で元気な振りをするのか?他の動物に悟られると食べられるから?笑わせてはいけない。例えばカンのようになったら、否、より病状が軽い段階で、とっくの昔に自然界では存在し得ない。動きが少しでも散漫になったら、その時点で終わりなのだ。虚勢を張ってもヨタヨタしていたのでは、外敵は見逃してくれないのだ。 腫瘍のようなものが成長すると、余計栄養が必要になる。その類の病気でなくとも、小鳥は食べなければすぐに低血糖になり、体温が低下し、生命が危険な状態になってしまう。つまり、振りもへちまも外聞も何もなく、必要だから必死に食べようとするのだ(それを病気によるものと見て取れないような飼い主の目ははっきり言って節穴です)。 もし、そういった重篤な文鳥の世話をすることになったら、都市伝説に類するたわ言など忘れて、自分の文鳥がどれくらい必死に生きているか正面から受け止めるのが、きっと礼儀なのだろうと思う。
2008年05月26日
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私には空色の小ぶりな朝顔に対する情緒的な思い入れがあります。「昔見たあの朝顔はきれいだったなぁ」といったノスタルジーです。 それで昨年「しらばくれた書きとめ」で何回か触れたように、西洋朝顔のヘブンリーブルーを植え、思い描く姿より花が大きく、また朝顔のくせに昼過ぎまで咲くのにいささか幻滅し(朝顔は朝露が似合う)、さらばとオークションで購入した小さい朝顔は、少々思い描く姿より小さく色も薄く、早朝咲いて朝の7時にはしおれるはかなさで、やはり違和感がありました。 そういった経緯を経て、今年からは、朝顔の研究機関に原種系の空色に咲く朝顔を譲って頂き、それを中心に育てていくことにしました。中国南方の揚州原産の朝顔と、空に近いネパール原産の朝顔です。 それで、本日それぞれ5粒ずつ送って頂いたので、早速栽培を開始しました。まず水に浸して、明日プランターに植えます。 思い描く姿に近い朝顔が咲いてくれるのか、楽しみなところです。
2008年05月26日
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先日、夕刊のない点が素晴らしい産経新聞のコラム(5月21日産経抄)に、サザンオールスターズの活動無期限休止の報道に対し、「『オレの青春は終わった』と涙目になった白髪交じりの同僚もいる」とあって、とっくの昔に青春など終わっていたのに気づかないだけのくせに厚かましい、と笑ってしまいました。 若者迎合でカラオケで歌いたいだけのおっちゃんではなく(中途半端で迎合していない。若い奴など気にせず好きな歌を歌えばいいのに。私なら場を壊すために昔から「お富さん」だ)、本当にファンだったのなら、アルバム『KAMAKURA』後の80年代半ば、桑田さんがソロ活動に専念し事実上解散状態だったことくらいは知っているはずです。90年代半ばにも「関口メンバー」の離脱状態で休止していますし、デビューシングルの『勝手にシンドバッド』が世に出たのが1978年ですから、ほぼ10年周期にそういったことが起きていました(他にもいろいろと・・・、一年中全国めぐりしているようなバンドではないのです)。ようするに、今回の活動休止は特に珍しいことではなく、それ自体を青天の霹靂のように感じるのはおかしな話で、コラムニストは何も知らないだけのような気がします。 ただ、今回の活動休止は、より実質的解散含みのような印象は受けています。 もちろん私は音楽にとても疎いわけですが、桑田佳祐さんは高校の大先輩でもあるし、原由子さんは出生地の近くのてんぷら屋さんの娘さんなので、シンパシーを抱いていました。何しろ歌われている曲は、よく知っている地域や情景なので、1998年の『さくら』までは、しっかりアルバムを買って聞いていました。 その後、2000年にどこが良いのか個人的にはほとんど理解不可の『TSUNAMI』が大ヒットするは、CMやらドラマの主題歌向きの単発で脈絡がなくなったのかアルバムは発売されず、2005年に最終アルバムの『キラーストリート』が出された頃には、すでにげんなりとしていて買う気力が失せていたのでした。 何しろ『さくら』で個人的に感じたのは、桑田さんより原さんのボーカルとしての才能だったのですが、その後、見もしないくだらないドラマの主題歌やらCMで桑田さんのサビを連発されたら、ひねくれ者はつむじを曲げてしまうわけです。※ 中古で『キラーストリート』を注文し、昨日届いたので今聞いているところです。せっかくなので、今更ながらの勝手な感想を。 まとまり過ぎている気がするので、2枚にしないで無理やり1枚に詰め込んだほうが面白かったのかもしれないと思いました。同じ2枚組みとしては、『KAMAKURA』のみんなで一緒に手仕事風味が、洗練され大人しくなった感じでしょうか。『KAMAKURA』にしても大人しく感じたものですが、荒削りを無理やり大人しげにまとめたのと、洗練されたものを職人的にきっちりまとめきった違いがあるような気がしました。面白いのは、荒削りの方でしょう、なお、「セルフライナーノーツ」として桑田さんによるそれぞれの曲についてのコメントがありました。これは桑田さん的サービス精神だと感心しながらも、聴いた限りがすべての素人には楽屋裏の細かな話は理解不能なため、残念ながら読み飛ばしました。 神奈川県南部、「湘南」に対して他地域の人々が持つイメージはかっこいい、つまり二枚目なもののようです。その湘南をイメージさせるバンドでありながら、どこまでも三枚目であり続けるのが、サザンオールスターズなるバンド、桑田佳祐なるボーカリストの恐ろしくも偉大なところだと思っています。 あの芋洗い海岸に押し寄せる人々に、アイスクリームだの焼きもろこしなど売りつつナンパするローカルな地元民目線、実際は材木座(ザイモクザ)であり稲村ケ崎(イナムラガサキ)であり片瀬西浜(カタセニシハマ)であり砂混じりの茅ヶ崎(チガサキ)であり、いずれの語感もうら寂しい晩夏の海の家のそれでしかなかったはずの海浜の町々。藤沢、茅ヶ崎、あのオレンジと緑の湘南電車(東海道線のローカル名)が西日の中を走る姿がお似合いの地域。しかし、最近は、藤沢辺りの湘南何たらいう名前の外観ばかり小洒落たマンションを買って、「私も湘南の人間だわ」などと思い込んで、あの海風の塩辛さも知らないような手合いが増えているようです。 あの砂混じりの塩辛さ、何とはない地元のもの悲しさと言うのも、昭和などとっくに消えた平成も20年の現在にあっては、すでに記憶の中の感触でしかないのかもしれません。そうであるなら、天命を知る齢五十を超えた不世出のボーカリストが行き詰まりを感じ、それが時とともに巨大なものとなっていくのも当然でしょう(2003年に北鎌倉の建長寺で限定ライブをしたと聞いて、私は過ぎ行くだけの時を感じました)。行き詰まりを打破出来ると思えなければ、オールド湘南バンドをこのまま解散したところで、何ら不思議はないような気がします。クリエーターとして枯れていない限り、素人臭さが味わいのバンドで実感のない過去を歌うだけでは済まないのでしょう。 件の産経抄氏は、桑田さんを「政治家に向いている」として「桑田サウンドを流しながら選挙カーが走るのも湘南らしくていい」などと書いていましたが、「本業の夢に破れ」なければ、議員に立候補するような馬鹿な真似はしないものと信じています。 過去「ドラマの主役にゃ燃えている」歌手を揶揄して、自分はとりあえずそういった真似はしなかった、それより以上に、自分の過去のただの歌詞が政治家転進といった挙など許すはずがないでしょう。本業の夢をさらに追っていただきたいものです。
2008年05月26日
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畏れられるゴンナ様 今日は何を思ったのか、放鳥と同時にゴンが落ちてきた。拾い上げてテーブルの上にに置く。 ・・・ゴンがいると、他のブンチョウたちが警戒してテーブルに下りてこない。断末魔の奇声を上げ、動きが散漫ながら、近づけば誰彼構わず威嚇するこの年寄りは、すべての文鳥の警戒対象となっているのだ。 それでも30分ほどすると正常に復した。・・・が、ゴンが少し動くと、蜘蛛の子を散らすように皆上方へ逃げてしまう。たいした影響力だと感心したが、早めにお引取り頂いた。 子孫たちに畏れられ、煙たがられる老後も、悪いものではないだろう。
2008年05月25日
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換羽に入ったポン ポンは昨年の10月5日生まれだ。となれば生後7~8ヶ月で、私流で人間に換算すれば16~17歳となる。 もともと流麗な容姿のヒナだったが、飼い主としては、ナツ、モレ、ハル、デコと続いたアゴの大白斑を受け継ぐのか、そのヒナ換羽後の姿に注目していた。ところが、今日まで大部分がヒナ羽毛のままで、いつまで「半ズボン」をはくつもりなのかと、別の意味で大いに楽しませてくれたのだった。 しかし、ついにおとなの姿に変化するようだ。尾羽に新しい羽がのぞき、アイリングが心なしか薄い。大々的な換羽の前触れのような状態なのだ。 これでヒナ羽毛持続の最長不倒の望みは消えそうだが、今度はアゴの観察で楽しませてもらおう。
2008年05月24日
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地味な換羽のコウ・ノロ夫妻 先行して換羽に突入したメイは換羽終盤、一方少し遅れて換羽が始まったものはこれからが本番だ。 どうやら、ポンとテンも換羽期に合わせてヒナの姿を卒業するようだ。尾羽に小さな羽が見えるのだ。両者ともさぞ美形の文鳥になるだろう。
2008年05月23日
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モレ・シマ夫婦 日中、温室用のビニールは水をかけごしごしと洗った。乾いたら、折りたたんでどこかに放り込んでおこう。 夜、放鳥中にせっせと「文鳥団地」の回りを掃除する。羽毛がかなり飛び散っているのだ。これは後一ヶ月は続くだろう。 しかし、今年の換羽は一気にどっと来たので、梅雨入り前にあらかた終わってしまうかもしれない。その方が掃除する側の気分的には良さそうだ。 気が早いが、今年の夏はまた暑いのだろうか。冷夏の方がうれしいのだが、お米まで高くなるのは嫌だし・・・、例年より少し涼しいくらいだと良いなあ。
2008年05月22日
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オッポナのハル 今年のハルはただ事ではない。クチバシの上下ハゲで笑いをとり、上下イガイガになって爆笑を呼び、今日はオッポナ化して腹をよじらせてくれた。狙って出来ることではあるまい。 今夜、ようやく「文鳥団地」のビニールカバーをはずした。まだ梅雨には間があるが、風通しは良くしておいた方が良い。 ただ、離れのアトの方はもうしばらく変えずにおこうと思う。こちらは窓を開けると直接風が当たってしまう位置なのだ。もっとも、いい加減に保温器ははずそう。
2008年05月21日
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アトの水浴び 換羽中の水浴びは避けるなどというのも、一種の思い込みに違いない。 飼い主側が人間の感覚で余計な気を回さなくとも、文鳥たち自身がそれなりに控えるものらしい。1.5リットルの水タンクは、三分の一程度の消費に止まっている。 今年の夏は、それはそれは大変なことになる見通しで、別に飲みたくもなかったウーロン茶を飲んで、2リットルのペットボトルをすでに用意してあるが、当分登場の機会はなさそうだ。
2008年05月20日
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白いメイとすすけたミナ ミナは白文鳥なのだろうか?その羽毛は純白ではなくすすけている。必要以上に元気に毎日水浴びをしているが、昨年換羽しなかった結果、羽毛の劣化が激しいのだろう。とにかく、尾羽は擦れて短いし、頭は禿げてモヒカン調で麻呂眉にも見える有様で、文鳥の概念を逸脱している。 しかし、このボロボロも修復される日がやってきたようだ。注意深く見ると、、ところどころに筆毛が見えてきたのだ! ・・・しかし、おそらく尾羽はすぐに擦り切れてしまうだろう。
2008年05月19日
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禿げの昔が懐かしくなったハル 今年の換羽はおおむね順調だ。 カナとシズだけが、まだ産卵し抱卵しようとしている。それでもカナは、雨覆いが数本生え変わってきており、微妙な状態のようだ。一方のシズは、昨年6月生まれらしく、今年は換羽しない可能性もありそうだ。今のところ、換羽の兆候は無い。このまま産卵を続け、ミナのように禿げちょろけにならないように願いたい。
2008年05月18日
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換羽中の芳香夫婦 ゲンとオッキが、再び文鳥の香りを楽しませてくれた。今日は少々濃厚で、少し間違えれば臭いという表現の領域に踏み入りそうだったが、文鳥の香りマニアを喜ばせるものと言えよう。実に飼い主孝行な文鳥たちだ。 一方、ゲンの姉でハルの妻であるカンは、ずいぶんお腹が膨らんでいるものの、とりあえず普通に生活し、毎晩指に乗ってカゴの外に出て来ている(換羽はしないようだ)。帰りは「文鳥団地」まで自力で飛んでいき、飼い主の送迎を待つが、時にイスに座っている飼い主めがけて半ば落下衝突し、湯漬けエサを要求することもある。こちらも飼い主孝行な文鳥といえそうだ。
2008年05月17日
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禿げ克服中のハル ハルはもともと美男子で、特にあごの白い部分が飼い主のお気に入りであった。この部分が白いのは、祖母ナツ、母モレから受け継いだもので、息子のデコにも引き継がれてる。早く復活して欲しいところだ。 今日は、そこのトレーを取り出そうと身をかがめた時に、ゴンが背中に落ち、さらに床に落ちた。・・・せっかくのクッションが役に立たなかったのだが、もちろん無傷であった。 第三者なら、危険なので開けなければ良いと思うだろうが、当事者としてはたまには出てきて欲しい。危険だろうと自分が望むなら出て来た方が良いと思っているので、そのチャンスを奪うつもりはないのだ。せめて、鳥カゴを下段にしたいのだが、環境の変化による悪影響を考えるとそれも出来ない。なかなか難しいものだ。 出て来たゴンは、エサをあさったり、他の文鳥たちを追い払ったりしていたが、30分ほどすると眠くなったようなので、お帰り頂くことにした。暗くして捕獲する。せっかくなので、爪を切った。 爪切り、これが高級な業物になっている。以前紹介した貝印の101は、やや大きく、側面のカバーが邪魔で、錆が出るなどの難点があったが、今度のそれは↓、少々小さい点と値段が高い点を除けば、難点を克服している。この上位モデルにオールステンレスでもう少し大きいものがあるのだが、定価2625円という値段に手が出なかった。毎日使うものではないし・・・。 http://www.greenbell.net/prod/takumi/takumi_g1013.html
2008年05月16日
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痛々しいくらいで笑えるメイ 昨日の書き方は、不親切だったかもしれない。 換羽は普通に読めば「カンウ」だろう。この漢字から「トヤ」とは読めない。しかし、飼育用語では「トヤ」とすることが多い(繰り返すが私は「カンウ」派)。 なぜか、昨日も触れたように、大昔から続くワシやタカの飼育小屋を、「鳥屋(トヤ)」と呼ぶことから類推すれば、これは明白となるはずだ。猛禽類は換羽の際に鳥屋で安静な生活をさせ、これを「鳥屋籠り(トヤごもり)」と呼ぶ。換羽時期になれば鳥屋に入れるわけで、換羽(カンウ)→鳥屋(トヤ)の関係が、換羽(カンウ)=鳥屋(トヤ)に変化して、換羽(トヤ)になるに至ったわけだ。 そう考えると、猛禽類以外、それほど安静にしなくても良い文鳥の換羽を「トヤ」と呼ぶ正当性は、まったく無いと思えるのだが、すでに飼育用語として定着しているので、特に否定することもない。一般人には分からない専門用語がわかると、何となくとうれしいかもしれないので、それがあっても良いだろう。 さて、白文鳥の換羽は地肌が目立って痛々しいが、シンもメイも元気に飛び回っている。相変わらずテーブルには下りて来ない点が、なかなか頑固でよろしい。
2008年05月15日
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イガイガのハル 昔の飼育書には、換羽期は粗食にし、水浴びや運動も控えるように書くものが多かったが、特に気にせず与え続けると、換羽期の方が消費量が増大する。 考えてみれば、タンパク質で出来ている羽毛を新しく形成するためには、栄養がいつもより必要とされるはずで、それは火を見るより明らかだと思うのだが、なぜ粗食が薦められたのだろうか? 昔この件について推測して、この説を説いた人には鷹匠などの猛禽類の飼育の知識があって、それらの換羽期の対処法をそのまま小鳥に当てはめてしまったのではないかという仮説に行き着いた。何しろ、猛禽類の飼育用語に「鳥屋籠り(トヤゴモリ)」というのがあり、換羽に入ったら、鳥小屋の中で静かに飼育しなければならないのだ(換羽を「トヤ」と読む理由もこれと関連するはず)。 肉食の猛禽類は、普段でも獲物が無ければ何日も絶食する生き物なので、換羽の前に大量に食べ、それに備えることが出来る。また、滑空する生き物なので、翼羽が不完全だとうまく飛べないはずで、換羽中はおとなしくして体力の消費を抑えるのが理にかなっている。ところが、文鳥などの小鳥は、2、3日完全に絶食すれば確実に死んでしまう生き物だ。タカやワシのように事前に大量に食べて、換羽に備えるといったことが出来る体の構造になっていない。その代わり、羽ばたいて短距離を飛ぶ生き物なので、翼羽が多少不完全でもさほど大きな影響は無い。したがって、換羽中もせっせとエサを探してうろつきまわることが出来、また、そうしなければ換羽を進めるための栄養も得ることが出来ない。 このように、同じ換羽でも対応は違わなければならない点を、十分に認識しないといけない。 さて、換羽により禿げ回復中のハルは、顔の上も下もトゲトゲ状態の珍しい状態になってくれている。面白いので、しばらくそのままでいて欲しいのだが、アワ玉をバリバリ食べて、さっさと元通りになってしまうのだろう。残念なところだ。
2008年05月14日
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顔の大きなマルとお腹の涼しいシン 二つの読み方が存在する言葉は多くある。私は『白文鳥』を「シロブンチョウ」と読むが、「ハクブンチョウ」と音読みする人も多いはずだ。一方、『換羽』を私は「カンウ」と音読みするが、「トヤ」と読む人も多いだろう。 どちらの読みも間違いではないので、選択はそれぞれの人の読み癖、語感に委ねられる。 さて、白文鳥のシンの換羽はなかなか激しいものになっている。何しろお腹が涼しげだ。羽ばたけば必ず羽毛がちらほらと舞い落ちてくる。 昨日今日とはなはだ寒いので、気の毒な気がしないでもない。暖かくなって欲しいところだ。
2008年05月13日
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禿げ修復中のシマ 今日は今季初のエダマメを文鳥たちにふるまった。 初めてそれを見るポン・テン・アトは、警戒していたが、おとなたちが貪り食うのを見て、やはりそのようにし始めた。一方、これも見たことが無いはずのシズは、始めから何の迷いも無くかじっていた。能天気で何にも考えていないのかもしれないが、実に頼もしい文鳥だ。 換羽は順調に推移している。禿げシマも、禿げクラも、今年は順調に修復しそうだ。 シン・メイは白文鳥だけに地肌の色が痛々しく感じるほど、換羽が急激に進行中だが、同じ白文鳥のミナは、急激な換羽ではないらしく、全体的にすすけたままだ。むしろ、ミナこそが、早く生え変わって欲しいのだが、今後の展開に期待したい。
2008年05月12日
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禿げ回復中のハル ハルの禿げから順調に羽毛が伸びてきている。実に喜ばしい。 シマも禿げ回復中で、オッキとノロが尾羽一本状態、シン・メイが全体に薄くなりところどころトゲトゲ状態だ。つぼ巣に変えても、サイとカナだけが産卵していたが、この2羽も換羽に移行しそうな兆候で、これからさらに羽毛の舞い散る毎日になりそうだ。これも、とりあえず結構なことと言えるだろう。
2008年05月11日
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上野動物園のパンダのリンリン君が亡くなり、偶然にも中国の指導者が来日したこともあって、新たにパンダが2頭上野にやってくるそうです。 私個人は、いかなる珍獣であっても、ガラス張りの飼育小屋の前の通路を、立ち止まることさえ許されずに「拝観」するなど願い下げですが(幼稚園の頃に連れられて行ったが、人間が多かっただけでパンダの姿を見た記憶がない)、それでも喜ぶ人はいるでしょうから、それ自体は別に文句を言うべきではないと思っています。ただ、日中両首脳の思惑がはずれたのか、このパンダの来園に否定的な意見が日本人に多いらしく、特にレンタル料だけで年に1億円以上必要だという点が問題視されているようです。 しかし、仮にパンダ舎の前に賽銭箱でも置いておけば、好きな人が寄付してくれるはずで(しないなら入園料とは別に強制的に徴収する)、100000000円÷300日=約3400000円、老若男女問わず一人100円なら一日3400人が支払えば済む計算になります。「人寄せパンダ」と呼ばれるくらいの人気者ですから、それ以上も可能ではないでしょうか。ただ、巨額な飼育費用が別途必要なので、黒字になるかはわかりませんが・・・。【参考】ナショナルジオグラフィックの特集記事 http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/feature/0607/index.shtml 個人的には、金銭面よりも、野生動物の保護の観点で、上野のあの人工的飼育小屋にパンダを放り込んで見世物にすることに、大きな違和感を抱いています。 何しろ日本パンダ保護協会(http://www.pandachina.jp/)によれば、野生パンダの生息数は約1596頭のみで、動物園などでの飼育数200頭弱を合わせても2000頭に満たず、当然ワシントン条約で絶滅危惧種とされているのが現状なのです。これでは見世物にする余裕などないのではないかと心配になります。 早急に生息域の自然環境を保護し、中国の四川省に存在する施設などで繁殖したら、それを野生に戻すようにしなければ、大多数が愛らしく感じるはずの白黒模様の大きな熊状生物は、絶滅してしまう可能性が大きいです。その危機感、つまりは本当にパンダという生き物を愛して、その存続を願うのなら、上野のお山になど置いてしまって良いのかと、疑問に思うのが当然ではないでしょうか? しかし、パンダの愛くるしい姿が目の前にあればこそ、その保護を真剣に考える、もしくは真剣に考えなくともお金を出す人間が増えるのが、現実というものでしょう。 そもそも、中国政府はパンダを保護する活動の資金とする名目で、パンダを貸し出しています。この点特に政治家には誤解があるようですが、レンタルパンダとは、中国との政治的友好関係の証などではなく、その種を保護するための資金集めを目的に、世界各地で顔見世興行を行っているのが真実の姿です。つまり、あのパンダたちは、その自らの種を保全するために、故郷を遠く離れた異国の地で働いていると見なした方が良いのです。年収1億円の稼ぎ頭、まさにパンダ一家の大黒柱と言えるでしょう。 何しろ、政治的思惑はもちろんのこと、国際親善のためだとか、その国の子どもたちのためだとか、そのようなパンダという生物種にとって無意味なお題目で、繁殖がより難しい地域や施設に、輸送の危険まで冒して絶滅危惧種の生き物が送り出されて良いわけがありません。あれはあくまでも、希少な野生動物であるパンダを保護するための資金をカンパしてもらうために、やむを得ず出張させているのです。 当然ながら、もし中国政府が100%パンダの保護費を賄えるのなら、ただでさえ個体数が少ない絶滅危惧種を、国外に送り出す必要はないはずで、逆に政治的思惑だけなら、保護目的でレンタル料を請求するのはおかしな話となってしまいます。 もちろん中国政府も真剣に保護に取り組み、人工飼育での個体数は増えていますが、野生の生息域の環境保全には、より多大な費用が必要になるのが現実です。今後人工飼育かで増やしたパンダを、現在以上に世界各地にレンタルすることで(現在はアメリカ10、日本8、その他11頭に過ぎない)、その費用の一助にする必要があるものと思われます。 個体数が増え、世界中の動物園でパンダたちがあふれる、これは良いことですが、当然その時には、野生のパンダの個体数も大幅に改善していることを願うばかりです。
2008年05月11日
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保温器に近いつぼ巣にたたずむゴン 今日は寒かった。結果的に、『文鳥団地』のビニールカバーを取り外さずにおいて良かったのかもしれない。 賢いゴンは、暑い時は皿巣で眠るのだが、今日はつけっぱなしにしてある保温電球に近いつぼ巣から離れずにいた。 そのような中でも換羽は止まることなく進行し、うれしいことに、禿げハルと禿げシマの、額の禿げ部分がうっすらと青くなってきていた。羽毛が生えてきたのだ! 今年の換羽は順調そうだ。
2008年05月10日
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見事にクッションに落下したゴン 換羽が全面的に加速している。 最近カゴの底の引き出しに新聞を敷かず、毎晩水洗いすることにしたので、その程度羽毛が落ちているか確認できるのだが、すべての引き出しに羽毛が散乱している。今年は例年になく順調に換羽しそうだ。 今晩は、掃除も水の交換も終え、のんびりしている時に、ゴンが墜落した。しかし、カゴの真下に置いた低反発クッションに背中から落ち、そのままの姿勢で固まっていたので、かえって都合が良かった。小鳥は仰向けになると、身動きしなくなるものだが、ゴンのような状況ではなおさらなのだ。 とりあえず、毎晩クッションを忘れないようにしよう。 【余談】キッチンの危険性 本日国民生活センターから「オーブン機能付電子レンジのカラ焼き等により小鳥が死亡」した件につき報道が行われた。 http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20080508_3.html 原因は不明とされているが、フライパンなどフッ素加工の調理器具の空焚きによって発生したガスが鳥の生命を奪う事故は、以前より発生しているので、それに関連しているように思われる。 オーブンは高温にならねば意味がなく、オーブンに付属するトレーがフッ素加工であったり、オーブンの内壁自体がフッ素コーティングされている製品が多いはずなので、これが要因である蓋然性は高い。、なお、フッ素加工品による事故については、2003年にアメリカの環境団体のEWG(Environmental Working Group)によるテフロン加熱ガス中毒についての詳細なレポート(「Canaries in the kitchen」)↓があり、危険性は周知の事実になっているものと思う(テフロンはデュポン社のフッ素加工品の商品名)。 ○ レポート原文 http://www.ewg.org/reports/toxicteflon/ ○ 中津動物病院が日本語訳を参考資料としてに提供されている http://homepage3.nifty.com/surgery/fordvm.html フッ素に限らず、鳥は揮発性のガスに弱いので、鳥カゴはそういったものの発生しやすい台所から遠ざけたいところだ。まして、調理などをする際はなおさらだと思う。十二分に気をつけたいところだ(他にも危険はたくさんあるので、調理中の台所での放鳥は自殺行為と言えるくらいに論外)。
2008年05月09日
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出てきても眠たいだけのゴンナ様 夜中の地震は震度3程度だったろうか、長く揺れている間に文鳥たちの様子を見に行き、明かりをつけて、「やあやあ諸君!揺れているが調子はどうだい?」と言ってみた。 しかし、特にパニックにはなっておらず、こちらをじろっと冷たくにらむだけであった。姿など見せなくとも、「あいつの仕業だ!」と思っているに相違ない。ブランコに乗って揺れるのを喜んでいる様子の文鳥もいたようだ。地震に対する耐性が出来ているのだろう。頼もしい限りだ。 さて、今晩はゴンが出てきて(墜落して)、しばらく豆苗の皿に鎮座していたが、眠たそうなので帰してやった。元気なのかそうでもないのか判断できないが、とりあえず換羽が進行中の割には血色が良い。 昨日に引き続き文鳥の薫りをうっとりと楽しもうと思ったが、今日は夫婦で手首にとどまってくれなかった。仕方がないので、まとわり付いているアトの臭いを確かめたところ、彼はコンブであった。残念ながら、この臭いに需要はないのであった。
2008年05月08日
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文鳥の薫りで飼い主を陶酔させたご夫婦 今日は暖かいを軽く通り越して暑かったが、そのためもあってか、一気に換羽が加速したようだ。そこら中に尾羽やら風切り羽のような大物が、散らかりだしたのだ。 もっとも抜けたのはオッキかもしれない。そのオッキ、今日は夫のゲンともどもに、あの、そうあの文鳥の薫りを身にまとっており、飼い主を陶然とさせたのであった。 一体あの薫りは何と表現したら良いのだろう。日向に干した布団の匂いをベースに、シトラス系と、ムスク系と言うより「ジャコウネコ!」といった感じの匂い(どんなだかは知らない)を少々混ぜたような、何とも言えぬ良い薫りなのだ。香水の知識の豊富な人は、あれを的確に表現し、かつ調合して再現して販売すべきだと願ってやまない。 あの薫りの面白いところは、年中身に纏ってくれるわけでもなく、何を原因として出現するのかわからない点にあるだろう。また、その薫りを身にまといやすい文鳥と、生涯そういった楽しみを飼い主に提供してくれない文鳥もいる。実に珍妙、摩訶不思議だ。 今日は思いがけず、ゲンとオッキが手首に止まって、その薫りを十分に堪能させてくれた。何と素晴らしい夫婦だろうか!
2008年05月07日
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長らく愛用していたカワイ社のつぼ巣は、現在流通がほとんど止まっている状況にありますが、この件について、メーカーホームページに事情説明が掲載されていました。 http://www.jupiter-inn.com/xoops/index.php ようするに、中国での人件費と原材料費の上昇を価格に反映しないために、よりそれらを抑制できるはずの内陸部(「内陸など他の場所」とあるので、中国本土のより内陸の地域と解釈した)に生産拠点(工場)を移そうとしたところ、もともとの生産拠点の労働者が反発して生産がストップしたといったところのようです。 なるほど、メーカーが価格を抑える努力をするのは、企業努力として立派なことです。しかし、新しい生産拠点が順調に行けば、もともとの労働者(工場の職人)は自分の職を奪われることになるでしょうから、その反感も当然のことのような気がします。そもそも、一つ一つ手作りするしかないワラ細工のため、生産に近代的な機器を備えた工場を必要とはしないので、生産拠点自体は簡単に移動出来るでしょうが、それを作る技術を現地の労働者に伝えるのに時間がかかり、「旧工場」の「工人」も時間をかけて技術を身につけた職人だったはずです。せっかく身につけた技術を、ふいにされては心穏やかではいられないでしょう。 文化的ギャップもある外国で、この間の日本のメーカー担当者の苦労を思えば、無関係なこちらまで胃が痛くなりますが、一方の中国の労働者の怒りにも同情すべき要素が多いと言えるでしょう。それでは、日本の消費者の立場としてはどうかと言えば、供給ストップという最悪の事態となっている現状が、ただひたすら迷惑なだけだと思います。 そして、あくまでも結果的にではありますが、長年愛用していた顧客(飼い主と小鳥たち)に迷惑をかけているメーカーに対しては、苛立ちを覚えるのも止むを得ないところでしょう。結果がすべてなのです。 結果が出てしまっている以上、心配されるのは今後でしょう。とりあえず新しい生産拠点で製造が軌道に乗れば安心だというのが、メーカーのお考えでしょうが、その考え方は楽観的に過ぎるような気がします。むしろ、沿海部が駄目なら内陸で・・・といった対応は、数年のうちに破綻する可能性を多分に含んでいます。 何しろ、現在の中国の沿海部と内陸部の経済格差は、これが同じ国かと疑わせるような状況で(同じ国でありながら、生産拠点の移動で事態が変わること現状そのものが、この国の不自然な状況を現している)、今年の北京オリンピックで、それはあまりにも露骨になるかもしれません(愛国心で盛り上がる裕福な都市部とテレビも見られない貧困にあえぐ地方)。 そもそも、世界の工場と呼ばれる中国沿海部の繁栄は、内陸部から流入した労働者が低賃金で働くことにより成り立っていた面があります。内陸部があまりにも低所得であるため、都市部に移動してくる人が多かったわけですが、もし、この国内の経済的不均衡が平和的に解消されるなら、内陸部の人件費も上昇しなければなりません。それは、もちろん非常に良いことですが、そうなった場合、日本のメーカーが内陸に生産拠点を移した意味が失われます。そして、・・・さて今度はどこに生産拠点を移したら良いのでしょうか?また、その移動の際には、日本でつぼ巣の供給停止が起きるのでしょうか? 一方、もし内陸部で不平等な低賃金労働が改善しなければ、同じ国内で同じ労働をしながら賃金格差が甚だしいという矛盾が続くことになります。その本来あり得ざる不安定な状況のただ中に、つぼ巣の生産拠点などという手内職的なものに違いない日本のメーカーのそれが、ぽつねんと取り残され、内陸部の人たちが都市部並みの賃上げという正当すぎる要求をするのに、戦々恐々として過ごすことになるのは明らかでしょう。それが明日か、来年か、5年後か、10年後になるのかわかりませんが、より暴力的な事態に発展する可能性すら含んだ、大きな矛盾であることには十分に用心が必要です。 あくまでも、会社組織の部外者で、パーソナルに被害を受けているだけの消費者の一人としては、むしろ、何もかもが高くなるのが昨今の現実である以上(配合エサがこの1、2年でどれだけ値上がりしているか・・・)、当面はせっかく育てた元々の工場の中国人職人たちを大切にして、メーカーからの売り渡し価格を少しずつ上げて消費者に経費上昇分の負担をしてもらいながら、他の手段を模索するような対応が望ましかったと思います。何しろつぼ巣は、小鳥の生活において必需品の面もあるものですから、値段の安定より供給の安定をこそ優先してもらわないと困るのです。 そして、中国での生産コストがかさむようになったのなら、昔捨て去ったであろう国内生産拠点の再構築、と言うより、国内のワラ細工従事者の育成をはかっても良いものと思います。もし、中国の経済がこのまま発展すれば、人件費は日本のそれに接近してくるはずで、今以上に日本との内外価格差が縮まります。そうなれば、製造経費の圧縮のためそこに生産拠点を置くメリットは失われるのは明らかです。つまり、もはや中国のばら色の近未来を想定するのなら、日本のメーカーは中国からの撤収を現実的な選択肢として準備すべき時代となっていることを認識すべきでしょう。 また、今現在の状況においても低価格路線は重要ですが、逆に高額なブランド路線があって良いでしょうし、ニーズもあると思われます。まだ中国で比較的に安価に大量生産が出来るうちに、半ば美術工芸品のような国産つぼ巣も作ってはどうでしょうか。いろいろと起こりうる海外生産でのリスクを考えれば、国産のラインも少しは残しておいて損は無いですし、むしろそうしない企業は経済優先で政治に疎くおめでたいだけかも知れません。いわゆる、国産ラインの確保は、リスクマネジメントになるわけです。 当該メーカーにおいては、以前(今年2月)、「国産につきましては、申し訳ございませんが現在考えておりません」というお話でしたが、市場規模の小さな分野ながら、トップシェアのメーカーには相違ないはずなので、これだけ長期間にわたり供給を滞らせながら、またいつ同じ状況になるか不透明な国でのみ生産する体制を継続するとアナンウンスされても、すでに迷惑をこうむった消費者の不安を払拭するのは難しいと思います。中国に拠点を移して何年になるのかは承知していませんが、元々は国産だったはずなので、ゼロからスタートするわけでもないでしょう。早めに考えたほうが賢明のように思います。 メーカーにとっては胃が痛む面倒な話でしょうが、消費者としては期待して頼りきっているので、頑張って欲しいところです。
2008年05月07日
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ジューシーフルーツを吸うデコ 本日久々の快晴で、箱巣などを日干しにすることが出来た。 5月1日に巣の交換を行ったのは、その後の天気予報を耳にしていたのが一因であった。何しろ、以降ずっと晴れ続きで、なおかつ1日に1度ずつ気温が上昇するといった、「おめでたい」予報だったのだ。もちろん天気予報の、特に週間予想などまるで信じてはいなかったが、それにしても翌日から太陽を拝めなくなるとは思いもしなかった。ここまで見事に違ってしまうと、気象庁のスパコンが狂っているか、データ入力にミスがあるのか、読み取る人間にセンスが無いのか、そのいずれかか、もしくはいずれもなのではないかと疑ってしまう。いっそ迷惑なだけなので、週間予報や長期予報など控えたらどうだろう。 さて、季節の変わり目のスペシャルメニュー、なぜかすっかり忘れていたが、無意識に生協の宅配にジューシーフルーツを頼んでいたようだ。これは昨年も重宝したかんきつ類だ。河内晩柑などなどの別名があり、まさに和製グレープフルーツといった感じのさわやかな味わいの果実だ。 タンゴールほど甘くないが、むきやすく与えやすいので、与える側には都合が良く、文鳥たちにも評判が良い。特に、デコが喜んでいた。タイムセール★送料無料!◆美生柑(みしょうかん)約3kg玉数みはからい★御荘ゴールド・河内晩柑・夏文旦(夏ぶんたん)・サウスオレンジ・ジューシーフルーツ名前はちがえど同じフルーツ!通常定価2900円をタイムセール特価で!
2008年05月06日
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水も滴るゲンさん 文鳥たちは元気だが、白鳥などが例のH5N1型鳥インフルエンザで死んでいたそうで、それが何を意味するのか良く分かっていないに違いないマスコミが、何だか心配げな様子で報道しているのを耳にして、飼い主はうんざりした気分になっている。 何が心配か。人間ではない。この場合、オオハクチョウに感染が拡大し、彼らに壊滅的な被害が起きないかを、まず第一に心配すべきなのだ。なぜ、鳥インフルエンザと共生関係にあるはずの水鳥で、それが致死をもたらしているのか、それが集団で行動するこの種にどういった影響を及ぼすのか、普段自然を大切になどとポーズをとっているなら、まずそれくらい考えるのが筋であって、人間に感染したら困るといった観点だけで報道するなど笑止千万だろう。 以前、鳥インフルエンザが養鶏場で拡大した際、テレビ朝日は近所の小学校でジュウシマツが死んだのを、鳥インフルエンザと関連付けて報道した。いったい、何キロも離れた場所のカゴの鳥が、それに感染する可能性と、児童たちがエサや水を入れ忘れて死んでしまった可能性と、どちらがより大きいか、まともな脳みそがあれば分かるはずだが、どうしても彼らはセンセーショナルにしたいらしい。何の裏づけも無く、それらしく情報を垂れ流すのだ。 結果、お茶の間でより頭を使わない人間が、「鳥」と一言で言っても、人間も牛も「ほ乳類」なのと同じくらいに幅のあることさえ理解できず、まして室内のカゴで飼われている以上感染経路など想定しがたいという事実にさえ気づかずに、「鳥」ならすべて危険だと早とちりすることになる。まったく迷惑な話だ。では、例えばコイヘルペスが流行すれば、お宅の家の金魚鉢の出目金君に累が及ぶだろうか?牧場で口蹄疫が発生したと聞いて、自分や家族の生命の危機を感じ取るだろうか(感じとったほうが正解だと思うが)?空騒ぎする前に、まず、自分の頭で考えてみることだ。 そもそも、あのNHK様は少し前に新型インフルエンザのパンデミック(爆発的流行)の危険性を啓蒙するドラマを垂れ流していたようだ。人がバタバタと倒れる一場面を番宣で見ながら、正気を疑ったものだ。また、国立感染何とかの研究員氏が、まじめで深刻な顔をして、パンデミックになった場合、家にこもって買い物にも行かないように言っているのに、あきれ果ててしまった。 たかがインフルエンザが流行したくらいで、会社は休めないし、社会は麻痺などしない。変な人たちが集団ヒステリーを引き起こさなければ、何でもない話だ。何を目的に必要以上に不安を煽りたがるのか知らないが、では、過去のパンデミックで、社会が麻痺したかお聞きしたいものだ。せいぜい20世紀前半のスペイン風邪が猛威を振るった程度だが、生まれた子どもの半分は普通に死んでしまっていた時代と比較する方がおかしい。一方、1957・58年のアジア型、1968・69年の香港型インフルエンザのパンデミックに触れないのはなぜだろうか?当時のことを知っている人はたくさん存命しているはずだが、社会にどのような混乱が起きたか、たかが知れているのだ。 インフルエンザなどパンデミックが起きたところで、大変なのは栄養失調状態の人が多い地域と、老人子どもであって、健常な大人の社会生活は何の変化も無いのが、普通なのだ。もし、感染すれば、十分休養をとれば良いだけだ。 もっとも、いまだ人類が経験したことの無いハイパーなインフルエンザが出現しないという保証はない。しかし、そのようなごくわずかな可能性で不安を煽るのが科学と言えるのか、少し頭を冷やして欲しいものだと思う。
2008年05月05日
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二重尾羽のキュー 巣を交換したことで、繁殖期を終了し換羽に移行して欲しいと思っていたが、総じて言えばその傾向が強まっているように見える。さらに加速して欲しいところだ。 この時期は温州ミカンが終わり、ハッサクも終わり、一方、夏の枝豆やトウモロコシはまだで、放鳥時のスペシャルおやつに事欠く時期だ。 今週は隔日で清見タンゴールという、やたらみずみずしく美味いものの、温州みかんのようにはむけないのが難のかんきつ類を与えた。八百屋でなぜか安く売っていたからで、それが温州ミカンとオレンジを掛け合わせた品種だとかは知らなかったが、文鳥たちには大好評だった。また何かかんきつ類を探してこよう。清見タンゴール 【小玉果実:3kg箱入り】
2008年05月04日
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仲むつまじいハル・カン 最近カンは毎晩外に出てきている。カゴの出入り口を洗濯バサミで止め、すべて開放してふと見ると、出入り口にがに股に止まってこちらを見上げているのだ。そこで手に乗せて、放鳥部屋上方のつぼ巣にお送りすることになる。特に何をするわけではないが、つぼ巣に陣取り、ハルと一緒に他の文鳥たちと人間を見下ろすのは、気分が良いことなのだろう。 胆のう腫と素人判断してから数ヶ月経ったが、文鳥と同じようにあまり深く考えず、楽しみつつ一日一日を過ごしたいところだ。
2008年05月03日
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お気楽なシズ 昨夜巣を取り替えたので、しばらく産卵は止まるかと思ったが、サイはしっかり巣の中に産卵していた。無理せずに、換羽に移行してもらいたいのだが、なかなか思惑通りにはいかない。 夫のキューは尾羽から換羽が始まっているが、シズはどうなるのか微妙だ。朝・昼の短時間放鳥では夫以上に張り切って出てくる。元気いっぱいで換羽の様子は無く、まだ産卵を続けるかもしれない。 今日は電気ポットの上が温かいことを学習したらしく、しばらく一羽口を開けてくつろいでいた。半ば手乗りで怖いものなし。この文鳥の性格は、我が家に合っていると思える。
2008年05月02日
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当惑気味のノロとコウ 9個の箱巣を撤去し、3種類のつぼ巣に交換した。一羽暮らしのメイのつぼ巣も、中古にしてはきれいなもの取り替えた。それはなかなか骨の折れる作業だが、実は撤去した箱巣を洗う作業はもっと大変なのだった。放鳥後、黙々とそれを行う。 さて、何となく相性が良さそうなタイプのつぼ巣をそれぞれに振り分けた成果か、さほど大きな苦情も無かった。問題は、明日、日中どういった破壊行動が見られるかだ。 昨日、うっかりゴンの開閉口を開けたまま作業をしてしまったので、今日はしっかり閉じて行った。文鳥という生き物は、軽く、体内にエアバッグのような気嚢という器官もあり、もともと簡単に骨折はしない。さらに、ゴンの場合はろくに羽ばたきもしなければ、足も縮めたままなので、最も折りやすいそういった部分も無事なのだろう。 しかし、落下するのは文鳥にしても気分は良くないはずなので、気をつけないといけない。
2008年05月01日
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