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いつものようにミカンを食べるオッキ 心配されたカナだが、だいぶ回復しており、夜には他の文鳥たちを威嚇し、自分でカゴから出たり入ったり出来るようになった。まだ本復とはいかないが、明日にはそうなってくれるものと期待している。 今日は午後に、オッキをぬるま湯に頭以外を浸して軽く洗った。 鳥は、羽毛に油脂分をつけて(尾の付け根の尾脂腺からクチバシに油脂分を付けて、羽づくろいで全体にいきわたらせる)、羽毛が水はじきする状態を保っている。従って、人間の入浴に用いるくらいのお湯で洗うと、せっかくコーティングしていた油脂分が羽毛から洗い流され、結果、地肌が濡れ、また羽毛の乾きも悪くなり、体調を崩す元になってしまう。 しかし、オッキはまともに羽づくろい出来ない状態なので、羽毛が汚れてこびりつくと自力では落とせず、保温効果が大幅に落ちることになってしまう。この状況では、しっかり洗ってやるべきなのだ。 ぐしょぬれ状態をテッシュペーパーで数回くるんで、ある程度水分を吸収し、その後手に乗せて電気ストーブの前に持って行き乾くまで待つ(ドライヤーはお気に召さないらしいので・・・)。さほど嫌がらないので助かる。
2009年10月31日
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まだ本調子ではない夜のカナ 朝、いつものようにエサを取り替えつつ、今日の予定をぼんやり考えて足元への注意を怠った瞬間であった。サンダル越しの右足の裏にやわらかいものが触れてギョッとして反射的に足をあげる。半ば踏まれたのはカナであった。サンダルを引きちぎろうと背後から近づいていたのに、不覚にも気づかなかったのだ。一瞬動かず、ひろいあげようとした途端に1mほど飛び、うまく飛べずにカゴの横の着地、翼を広げて驚いた顔をしている。 とりあえず捕らえてカゴに入れ、様子をうかがったところ、翼も脚も無事で、呼吸器症状も見られず、ただ静かにたたずんでいる。まずは心配ないようなので、少し安堵する。 空を飛ぶ鳥には体の内部に気嚢という器官があり、ちょうどエアクッションのような役割も果たしてくれるので、それが破裂するほどに圧迫しなければ、大事に至らないことも多いのだ。ただ恐怖のためか、気嚢の空気が不自然に抜ける影響か、無傷であってもしばらくは茫然自失のことも多いようだ。 奇跡的にも、今のところ足で事故を起こしたことは無いのだが(不思議にもきわどいのも今日が初めて。10年ほど前にお尻の下敷きにしそうになったことはある)、実に危ないところであった。人間注意しているつもりでも気が抜けている瞬間があるので、・・・やはり注意するしかない。夜には3メートルは飛んでいたが、本調子ではなかった。問題は、産卵と重なったら、であり、明日の朝が心配だ。 午後は動物取扱責任者の年一回の講習であった。当然ながら、その内容は無意味だ。犬のことしか頭に無い動物愛護協会のおじさんの話を、カナの心配をしながら2時間も聞かされるのは、これは間違いなく苦行であり、腹立たしい。結果、この団体は小鳥とは無関係な組織なのだろう、といった真偽不明の印象だけを持つことになった。犬は個人的に好きだが、ベルギーのシェパード(何とか言っていたが覚える気などないので失念した)だのジャックラッセルテリアだの、何のつもりで話しているのか不思議なものである(犬のブリーダーどもの集会でやれ!)。鳥屋は「Tsumaran Inuya me!」と、レジュメに落書きするしかない。 夕方慌てて帰れば、カナは普通にアワ玉を食べていてホッとしたが、テーブル上に老母の書置きがあり、老父が心臓で入院云々とあった。 2日ほど前から胸がむかつき食べられないと言っていたので、さてはノロウィルスによる腸炎ではないかと、このウィルスにすこぶる弱い私は近づかないようにしていたのだが(不思議と他人にはうつさないのに、他人にうつされる。腸炎で七転八倒したというお釈迦様に気持ちが良く分かる)、今日町医者に行ったところ、近くの大きめの病院に移され、心筋梗塞のカテーテル治療となったそうだ。 葬式の用意を真っ先に考えたが、そう言うことにはならず、1ヶ月ほど入院することになるようだ。こちらは、適当に放っておいて良いだろう。面倒ならベッドに拘束しておいてもらおう。 自分の不注意もまじえ、災難な一日であった。しかし、考えようで、カナがこのまま本復してくれたら不幸中の幸いで、人間の爺さんにしても、フラフラと町医者に行ったおかげで助かったのも、不幸中の幸いであった(季節性インフルエンザの予防接種の予約をしていたらしい)。 とすれば、「Tsumaran Inuya」の話も何かの役に立つかもしれない。そう信じたいところだ。
2009年10月30日
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オスたちに追いかけられ床にたたずむニッキ 誤解している人が結構多いが、文鳥(鳥類のほとんども同じ)は受精しようとしまいと産卵する時はする(子宮に受精卵が着床して妊娠する哺乳類とは違う)。交尾しようとしまいと産卵するし、営巣場所も交尾を連想させる行為もない場合も、産卵しないとは限らない。メス文鳥が産卵する『気分』になったら産むし、その気が無ければ、いくら交尾しようと、巣があろうと、夫の文鳥と暮らそうと、産卵しないこともあるのだ。すべてはメス文鳥次第であり、どうしてでその『気分』となるかわからない。 ニッキは、毎晩オス文鳥たちの浮気相手になっていたが、今まで産卵する気配がなかった。ところが、今夜は異常なまでにオスたちに追いかけられ、またうまくかわせずアタフタ飛び回り危ない。そこで結局、捕獲してカゴに送還することになった。 ・・・これこそが産卵期に突入したメスとオス文鳥の関係のはずで、我が家のように複数羽いる中ではよく見かける光景なのだ。つまり、産卵体制に入ったメスの様子を察知したオス文鳥たちが、自分の子孫を残そうと本能的に殺気だつのである。 数日間は気をつけて、早めに送還しようと思う。
2009年10月29日
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まだ若いミナと老いたクラ クラの老化が一層進んでいるように思える。毛並みも血色も良いが、運動能力が徐々に低下し、少々痩せてきているかもしれない。昨日から、上段の止まり木を少し下げて様子を見ているが、時折ブランコにも乗っており、カゴの中での生活はまだ大丈夫なようだ。 夜の放鳥時間は、カゴに引きこもるか、もしくは入り口で迎えを待っている。指を目の前に出すと乗り、定位置に行き、壁に顔を向けてじっとしている。何が楽しいのかわからないが、とりあえずそうしたいらしい。 彼は2003年9月に鎌倉の小鳥屋さんで、ペアとして売られていた一方を買ってきた文鳥なので、少なくとも7歳にはなっている。老化も止むを得ない年頃になってきているが、それにしても、強奪愛を仕掛けたり、ブランコを振り回したりした往年を思うと、さびしいものがある。せめて、テーブルでおやつでも食べてくれたら良いのだが、片目が見えないので、壁に向かっていた方が落ち着くらしいのだ。 とにかく、行動に留意して、カゴ内のレイアウトなども柔軟に変えていくようにしたい。
2009年10月28日
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紙切れを持って飛び回るエコ 昨日はアイが活躍していたが、今日はエコの活躍が見られた。どこで拾ったのか何かの切れ端(人が食べた菓子包みか?)を持って飛び回り、最後はしっかり箱巣に持ち帰った。 ハルの女房エコ、ハルの子デコの女房カナ、さらにその子のポンの女房アイ、この系統は女房の気が強くなるものらしい。 とすれば、ハルの子のノコリも、気の強い女房を迎えるか、迎えたメス文鳥の気が強くなるはずだが、確かにコウとカップルになれば、あれは気が強い。現在、朝昼の短時間放鳥時に、コウのカゴの上に居座り自分を売り込んでいる。せいぜい頑張ってもらおう。【余談~バリ絵画~】 アート・ルキサンさんが11月3日まで、文鳥ジャンルなどのバリ絵画を20%OFFにしている。絵というものは、買える時に買わないと後悔するものながら、安いに越したことは無いので、これはチャンスだと思う。 ネット上での文鳥絵画あさりが趣味化しているので、他のお店もチェックしているが、これという新しい発見はない。唯一心にかかっているのは、Yahooのオークションにも出店しているMANJAというお店のこの作品だ。SUJA画伯の風景画に小鳥をあしらう構図の文鳥バージョンだが、近くで鑑賞してみたい作品だ。
2009年10月27日
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掟破りの行動をするアイ コウのボーイハント、ノコリの片思い、ともにさほど深刻化せずに平行線をたどっている。 おかげで特に何もせずに済んでいるが、昨日今日の問題点は別にある。家具の上にフン受けのため貼られたシートを、アイが引き剥がそうと努力を惜しまないのだ。 これも産卵の合間でのメスの異常行動の一つで、次の産卵までに、あくまでも彼女らの感覚で巣を充実させようと狂奔するわけだ。・・・追い払っても執拗にやって来る。・・・隙間無く張り替えるしか無さそうだ。
2009年10月26日
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のぞき見するエコ・ハル夫婦を威嚇するカナ 抱卵に飽きて、次の産卵を始める直前に、夫婦そろって他の文鳥のカゴをのぞいて回ることがある。より新しくて使いやすそうな営巣場所を探そうというわけで、人間なら住宅展示場にでも行くのだろうが、文鳥の場合は居住していても平気でのぞき見し、隙あらば入り込む。 今日は、ハル・エコ夫婦が目隠しパネル越しの隣りカゴを物色しようとして、抱卵中のカナをいらだたせていた。同じ「間取り」なのだが、やはり文鳥も「隣りの芝は青い」のだろう。
2009年10月25日
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好きな文鳥を追う文鳥(ポンを追うコウ)好きな文鳥を追う文鳥(コウを追うノコリ) ノコリはコウに好意を抱き、寄って行くし追いかけもするのだが、基本的にまだ幼いので、さえずって言い寄るという行動がとれない。一方、コウは本命のポンを追い掛け回すが、ポンは巣作りに忙しく相手にする気がない。 さて、この叔父甥(ノコリはポンの年下の叔父)と年上の未亡鳥との関係はどうなっていくのか、さらに注目したい(・・・結局、ノコリをコウのカゴに入れることになるのかな)。
2009年10月24日
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超年上に恋をしたかもしれないノコリ どうやら、ノコリがコウを恋愛対象にしつつあるようだ。今日は、昼間の短時間放鳥の際は、コウのカゴを見に行き、夜の放鳥時も、ずっとではないが後ろについて回っていた。 さらにノコリ小僧が色気づいて、コウと向かい合ったときにさえずるようになればカップルが成立してしまうだろう。それで良いのだろうか、しかし自由恋愛だから、仕方がないだろう(より若い独身のニッキには近寄りさえしないわけで・・・)。【余談】 いつ、どこで買ったのか思い出せないくらいの金魚2匹(朱文金・流金)が、相次いで死んでしまい、水槽がドジョウだけになった。これが何とも殺風景で、耐え切れない。 ドジョウに思い入れは無い。もともと横浜橋商店街あたりで食用に売られているものを買ってきた家人が、食べもせずにバケツに入れて放置しているので、やむを得ず金魚と同居させてやったに過ぎないのだ。つまり、3匹の老ドジョウは厄介者に過ぎない。主役の金魚が必要だ。 そこで、自転車で上大岡の野本養魚場へ行く。そして、5センチ程度で頭のこぶの小さな青文魚と丹頂と3センチ程度の小さな東錦を1匹ずつ購入し、坂道にあえぎつつ家にとって帰し、早速水槽に入れたのであった。そう言えば、昔あのお店には小鳥部門があって、文鳥も結構いたのだが・・・。 ホープの金魚たち、しばらくしてエサを与えたら、やたら食欲旺盛であった。元気で大きくなって欲しいものだ。
2009年10月23日
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新しいケージに違和感を感じる朝一番のラックとシュー 我が家の使用ケージはGB社の365角だ。大きさは1羽ではちょうど良いと思うのだが、繁殖の際に箱巣を設置すると少々せまくなるので、もう少し奥行きが欲しいとおもっていたのだが、適当なものが無かったのだ。ペア飼育では少々手ぜまになるが、我が家は毎夜室内放鳥するので、少々せまくても良いだろうと思っている。 ところが、シューとラックのケージだけは違うものになっている。確かmarumanという会社製でロマンという名の商品だ。365に比べて横幅と奥行きがある。元々がイブを入れて3羽暮らしだったのでこのケージを使用し、その後365に切り替える機会を逸していたのだ(手前上部に設置した止まり木が定位置になっているので、奥行きの無いケージに替えられなかった)。しかし、このケージ、昔、世田谷の東宝大工センターで買ったもので、今現在は姿を見ることが出来ない。つまり、掃除の際のスペアが無い。また、そもそも上部も爪を折って固定する形式なので、卵検査がしにくく不都合でもあった。 ・・・そこで、似たような大きさ(幅40.8cm・奥行き36.2cm・高さ44.2cm)のHOEI社のSN-10角を導入し、我が家むきに改造した上で(両サイドの扉の付け替えなど)、昨夜内部のレイアウトは変えないように注意して切り替えた。実はこのケージ、昔から大きさが個人的な理想に近いので気になっていたのだが、その頃の商品画像を見る限り、トレーが浅そうで、またHOEI社の他のケージに存在する底の溝の有無がわからないため敬遠していたものであった。ところが最近、トレーが深くなり、溝が無いことが判明したのであった。 飼い主的には何の問題もない。シューとラックも朝一番で見た時には、底の色が少々変わり違和感があるようだったが、拒否するほどでもなく収まった。まずは重畳だ。 さて、本日アトとメイの卵を検査したところ、残念ながらすべて無精卵であった。原因はわからないが、この両羽の子孫は難しいかもしれない。抱卵に問題がある可能性を考え、いちおう次があれば、産んだ卵をすぐに他のペアに委ねてみようと思うが、さてどんなものだろう?あまり期待出来ないような気がする(アトもメイも抱卵には問題なさそうに見える)。 一方、ノコリとコウは今日もエサ場でニアミスをし、ニアミスどころかクチバシをくっつけてにらみ合った。完全にお互いを認識したものと思われる。・・・案外遠からず年の差カップルが誕生してしまうかもしれない。【余談】 数量限定でお得なのでお米とミカンのセットを購入したら、追加販売されていた↓(ミカン10kgで2000円として、お米10kg3000円は安い)。お米はまだ食べていないが、ミカンはほとんど青みが抜け、大きさもほどほどでうまかった。お薦めだ。【第1弾完売御礼】ご覧頂いておりますお客様限定【g10r10】<<50セット追加>>秋の収穫セット極早生吉田みかん10kg(家庭用・サイズ込)と【新米】宇和米・コシヒカリ(白米)10kg通常9,980円(税別)のところ只今、ご覧頂いているお客様限定↓ ↓ ↓ ↓5,000円ポッキリ
2009年10月22日
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ノコリの品定めをするコウ(左) コウは今日も積極的に営業に励んでいた。そして、せっせといろいろ食べてもいた。昨日から、長年の定番だったが最近はあまり食べられなかったマリービスケットに代えて登場した小鳥用のカラフルなおやつ(マルカン『フルーツフード』)をかじり、さらに誰も興味を示さなかった竹炭を執拗にポリポリ食べてくれた。そして、その様子を見たノコリが、それってうまいものかしらとばかりに近づいていき、おそらく初めて間近でお互いを見る機会を得たのであった。独身同士の接近に、飼い主は『おお!』と心で叫び、オッキを左手カメラを右手に持って注目していたのだが、特にケンカにもならず、かといって親しげにもならず、適当にまた離れてエサをついばみ始めた。おそらくコウは、まだ子供みたいなので『保留』としたのではなかろうか。追い払わないだけ、芽はあると言うことか・・・。 気は進まないが、こういった接触で親しくなるなら、年の差があってもそれはそれで良いことにしよう。しかし、どうなるものだろう。いろいろ波乱がありそうだ。
2009年10月21日
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掛け時計の上を定位置にしそうなエコとハル 放鳥部屋の掛け時計は丸いものは使えない。なぜなら、必ずここを定位置にして「文鳥時計」にしてくれるカップルが現れるからだ。 長らくモレ・シマ夫婦の定位置で、2羽が亡くなってからはゲン・オッキ夫婦の定位置となり、オッキが飛べなくなり、ゲンが亡くなってからは、定位置とする文鳥がいなくなっていた。それが、あのあつかましいエコが行くようになり、それに釣られてハルも並ぶようになってきた。時代は変ったのである。 定位置にする文鳥が現れたとなると、時計の裏もたまには掃除しないとなぁ・・・。
2009年10月20日
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ポンにせまるコウ コウの血色がつややかに赤くなり、毛並みも良くなった。ようするに、完全に「戦闘モード」に入ったと見るべきだ。 ポンの妻のアイを追い払い(アイは相手にしない)、テンの妻のカエを追い払おうとして返り討ちにあい(頭の羽毛をかまれ、一瞬吊り下げられた)、キューに迫ろうとしてあっさり袖にされた(キューは時折クール)。・・・今後もかくかくたる戦果が期待されるところだ。 コウの本命対抗のポン・テンには、強力な女房がいるので、たぶん割り込むのは無理だろう。せいぜい抱卵中の浮気相手か。やはり、真っ当な身の振り方としては、独身オスである2羽、ヤッチとノコリに関心を向けるべきだろう。 じっと見ていたところ、やはりノコリはまだ眼中にないものの、ヤッチとは芽がありそうな気配がある。しかし、うまくいくかは疑問で、ヤッチは尋常な文鳥ではないので、ここで介入して同居させる勇気は持てない。ノコリが色気づいてくれば、また事態も変わるかと思うのだが、それは数ヶ月先になるかもしれない・・・。 元気になっているのを喜びつつ、様子見だ。
2009年10月19日
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ポンを見つめるコウ 寡婦コウが、ついに新たな伴侶探しに動き始めた。体を大きく見せながら、さまざまな文鳥の横ににじり寄っていくのだ。それで、どうやらコウと・・・カナに的を絞ったようだ。なぜカナが候補に挙がるのか、飼い主にはわからないのだが、とにかく付きまとい、間に入ったデコを排除しようとして失敗し、やはり当初の目論見どおり、ポンに付きまとっていた。 昨日より俄然やる気があり、目つきも怪しく輝いている。無駄な努力のように思えるが、このまま張り切っていれば、今のところお互いに「アウトオブ眼中」のノコリと仲良くなる可能性もあるかもしれない。せいぜい頑張ってもらいたいところだ。
2009年10月18日
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昨日と同じ4羽(シン・コウ・ポン・アイ) コウは人間に捕獲されない敏捷性を持つ文鳥で、「暴翔族」と飼い主に呼ばれるくらい活動的なので、年上の夫が亡くなっても、すぐにすきなオスを見つけて付きまとうだろうと思っていた。しかし、案外にもおとなしい。 それでも、どうやらポンに心惹かれている様子だ。なぜわかるのかと言われたら、見つめる目つきが違うとしか答えようがないのだが、これはなかなか因縁のある関係と言える。ポンは、コウの亡夫ノロの・・・孫の孫だし、ポンの妻のアイは、コウと同じペットショップの出身なのだ。 これから愛憎劇になるのかと多少期待している。しかし、どうもコウがおとなしい。少し心配になるおとなしさだ。文鳥の場合は、後輩の夫に強奪愛を仕掛けるくらいの元気があっても良いと思う。
2009年10月17日
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カメラに冷たい目線を送るコウ・アイ・ポン(両サイドはミナ・シン) 年上の夫に先立たれたコウ、・・・そう言えば元々はクラの嫁にしようと迎えた文鳥だったが、白文鳥以外に眼中になかったクラに虐待されて、せっかくだからノロと同居させたらうまくいったのだったなぁ。 となると、暴翔する姿を見ると信じがたいが、積極的にオスにアプローチするタイプではないのかもしれない。とりあえず今のところ、夫の在世中同様にシンの浮気相手的位置づけのみで、ニッキのようにオスを誘って、「キャッ!キャッ!」と耳障りな高音で鳴いたりはしない。 しかし、なぜかこのままでは済まないような気がする。気のせいだろうか。それとも怖いもの見たさの願望であろうか。
2009年10月16日
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後ろからシューの襲撃を受けたアト 相変わらず巣ごもりを続けるメイ。どうなっているのか、放鳥時間残り30分になった時点で、箱巣を開けて確認した。そして、メイが去った巣には、擬卵3個と卵が5個存在していたのであった。 推測になるが、やはり食卵癖だったのではないだろうか。擬卵が食べられないので、後から産んだ卵も無事というわけだ。よく見ると、1個の卵の外殻にへこみがあるのも、その証拠になるかもしれない。その卵を擬卵に取り替える。 今のところ有精卵の気配はないが、これなら望みありだろう。とりあえず今回は、メイ・アトに委ね、また失敗したら、次回産んだ卵を誰かに委ねようと思う。【余談~バリ絵画に埋め尽くされる】 到着を待ち焦がれていたバリ絵画が、午後に届いたので、早速予定の位置に飾った。 今回のメインのBAGIA画伯の「文鳥とプルメリア」は、自室のドアを開けると真正面に飛び込んでくる位置、つまり、銅製文鳥置物と海洋堂文鳥ミニフィギュアの後ろ。ここには、片づけるのが面倒なのでその壁面に放置されていた由来不明の巨大な花の絵のリトグラフがあったが、数日前に押し入れ送りにしておいた。・・・何とも実に素晴らしい。玄関にあるRAKA画伯の作品に似ているが、BAGIA画伯のプルメリアは繊細だ。文鳥の顔も、やはり個人的にはこちらの方が好きだ。 GAMA画伯の小品「バリ島の文鳥13態」は、階段の窓脇にあった大昔に姉が結婚祝いに貰ったらしい小さな油絵のあった場所に飾った。なお、なぜ我が家にあるのか合点のいかないごく小さくつまらない油絵は、トイレへと移動しておいたのである。 購入したのは2作品だが、「熱帯幻想絵画」をオマケして頂いたので、それは自室に飾った。結果、伝源頼朝肖像画の横に幻想画と文鳥が稲穂をかじる絵が並ぶことになったが、何となく対立はしない感じだ(少し離れたところに、ダラスカウボーイズの1992年スーパーボウル制覇記念パネルがあるので、無茶苦茶な部屋なのである)。 かくして、我が家はバリ絵画に埋め尽くされたのであった。めでたし。めでたし。
2009年10月15日
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水浴びをするラックとその周辺(手前はイブ) 文鳥の顔も、じっくり見るとさまざまだ。例えばクチバシにも、細いと太い、短いと長い、それぞれ違っている。個人的には平均的な形が好みだが、太くて短いタイプには愛着がある。我が家で言えば、オッキやイブやカナのタイプだが、何とも見た目がユーモラスなのだ。 従って、アート・ルキサンさんが9月にラインナップされた文鳥作品に、クチバシが太くて短いBAGIA画伯の文鳥を多く見出した時、これは我が家に迎え入れねばならないと、心ひそかに思い決めたのであった。もはや義務といっても良い。 そこで無駄遣いを控え(予備デジカメが必要になりつつあったが、IXY800ISの中古で済ませる)、絵画を飾る場所を用意しつつ、エコポイントの商品券の到着を待ったのであった。何しろ「エコ」に資するように使わせて頂かねば寝覚めが悪いはずで、絵画なら二酸化炭素の排出は輸送時の排気ガス程度だ。輸出依存で内需拡大が数十年にわたって叫ばれる我が国にあって、輸入品の絵画で消費するなど、これ以上の政府への貢献はあるまい。 もちろん、借金で支出を繰り返せば、国家財政の前に家計が破綻するので、その支出を裏づける意味でも、商品券が届くのを待ち、速攻であの昔懐かしいよどんだ質屋で換金しなければならない。しかし、あの慌てて取って付けたようなエコポイントなるものは、当然ながらまともな受け入れ態勢になっていないので、申請からやたらと待たされることになった。腹立たしい。・・・あんなもの現金でその場で還元して、「還元された分は環境保全に役立ててね!」と、とりあえず見てくれは整った芸能人にでも言わせておけば、事務手続きも簡単で良かった。もちろん、支給する現金は二千円札でなければならぬ。 それはともかく、今は亡き前政府の思いつきで恵んでもらえる商品券を待つ間、ゆっくり冷静に何をどこに飾るか考えた。 BAGIA画伯の「文鳥とヤマネコ」は、引いて観賞可能な場所が我が家にないのであきらめ、「文鳥とラン」も飾る場所のスペースの問題で候補から外した。残るは 「文鳥とプルメリア」だが、2作品ある。迷わずがに股になりつつ葉っぱにしがみついている文鳥が描かれている方に目星をつけた。なぜなら、ペローシスでも頑張る姿のようで愛着がもてたからだ。 そして、「売れているかな、売れたら売れたであきらめもつくけど、やっぱり売れないで欲しいな」、などと中途半端な思いで日を過ごし、この間、私的にはゲンとノロが彼岸の彼方に飛んで行ったのを見送り、仕事上ではメーカーや問屋との折衝や、仕入れの資金繰りなどが一段落した13日の火曜日夜、エコポイントもそろそろ着きそうな気配を感じていることとて(提出後2ヶ月以上たって記載不備の通知が来た。署名捺印しないで良いのだろうかと考えつつ、サイトの案内になかったので提出していたのだ)、目をつぶって購入手続きをしたのであった。 直前になって、LABA画伯のヒョウの絵がヤフーのオークションに出品されているのに気づいたが、巨匠の手になるヒョウの大作よりも、がに股でクチバシが太い文鳥である。そこに迷いはない。 かくして、我が家をバリ絵画で埋め尽くされていくのであった。
2009年10月14日
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エサを漁るアイ・マル・シン(手前コウ) 卓上エサ場のおやつ、カナリアシードにオレンジフラボノイドをまぶした代物(ペッズイシバシ社の『本格派』)も加わっている。同シリーズにニンニクとチンピ(陳皮【ミカンの皮】)があるので、気分で変えようと思っている。 新しいおやつにもだいぶ慣れてきて、黒瀬ペットの顆粒をつまむ者、『本格派』をかじる者も増えてきたが、竹炭の売れ行きが伸びないようだ。さらに様子を見よう。 現在人気は、カナリアシード、国産ヒエ、アワ玉と無難なところで、それに塩土、煮干し、配合飼料・国産キビが続き、カトルボーンと人間のビスケット(森永『マリー』)の需要は限定的だ。マリービスケットの我が家での歴史は長いが、そろそろ廃止しても良いかも知れない。 それにしても、カナリアシードの人気は永遠に不滅だ。あまりに好物とするので、高脂肪に違いない、と昔は思い込んでいる人も多かったくらいだが、実際はヒエなどと大差がない。ではなぜ文鳥たちが食べあきないのか、その理由を科学的に解明して欲しいものだ。
2009年10月13日
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突然卓上水浴びを始めたコウ このブログは、いちおう注意書きにもありますが、HP『文鳥団地の生活』内の日記の位置づけですので、基本的に閲覧者のコメントには応じない無愛想な仕様になっております。悪しからずご了承をお願いいたします。 なお、現在飼育数25羽、台湾出身とされる文鳥が1羽おります。謝謝(大学の第二外国語が中国語だったはずなのに、覚えたのは、「ラオシー・ハオ!」だけだったという事実が・・・)。 さて、年の離れた夫に先立たれたコウ。格別さびしがるわけでもなく、いなくなった夫を探す様子もない。夫婦仲は非常に良く、亡くなる寸前まで一緒につぼ巣の中ににいたので、文鳥なりに夫の異常な事態を把握し、今までどおりではなくなることを感じていたのかもしれない。 では、基本的にポジティブな生き物である文鳥のコウちゃんは、どうするつもりだろうと注目しているのだが、何か企んでいるようで、今までには見られなかった行動が散見される。例えば、昨夜はやたらとアワ玉を食べ続け、今夜はおそらく初めてと思われる卓上水浴びを実行していた。それが何を意味するのかわからないだけに不気味だ。 適当にシンの浮気の相手をしながら、のんびりゆったり生活してくれたらと思っているのだが、きっとそういったおとなしい展開では済まないのではなかろうか。・・・楽しみだ。
2009年10月12日
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ミカンを食べるヤッチとシズ ヤッチのつぼ巣を取り替えようと考え、はっとした。同じタイプのつぼ巣がないのだ。現在、彼のカゴにはマルカン社の大型が設置されているが、仕様が変更され、現在はかなり違ったものになってしまっているのだ。 この仕様変更には個人的に不満を持っている。絡まないように束ねるのに糸を使用するのを止めるのは、一つの考え方として否定できないが、このメーカーの新タイプは、わざわざ開口部に普通の綿の糸で縁を括り付けてしまっている。これでは意味がない。それに、胴体部分も薄手で見るからに通気性が良さそうで、そのため夏仕様の印象が強く、冬は少々頼りないように思えてしまう。・・・第一、店で取り扱いをやめてしまったではないか(カワイ社のつぼ巣と差別化できないと考えた)。 ツンツンととんがって暖かそうなNPF社製、糸を使わないカワイ社製、昔ながらの製法で縁のない黒瀬ペットフード製・・・、もっともヤッチの神経を逆なでしないのはどれであろうか?このような他人にはどうでも良いことにかなりの時間思い悩み、結局カワイ社製の大と交換した。ヤッチは縁に乗るので、それがあった方が良いだろうし、ツンツンしている材質は少々変化が大きすぎると考えたのだ(昔先端恐怖症?になったことがある文鳥)。 放鳥中に交換、そしてご帰宅頂く(腕にお乗せして、最初に送り届けなければならない)。・・・つぼ巣を一瞥したが、特に反応もせずにブランコに乗った。・・・すべての文鳥たちを帰し、さらに電気を消しても、ブランコに乗ったままだ。このままブランコでお休みになるらしい・・・。 静かでおそろしいが、明日にはお慣れになって下さるものと信じよう。
2009年10月11日
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今年最後のトウモロコシを食べるノコリとにらむオッキ ♂ヤッチ5歳未満、♀コウ4歳くらい、♀ニッキ1歳くらい、♂ノコリ半年未満・・・。要介護のオッキをのぞけば、オスとメス2羽ずつ、しかもカップルにするのに年齢がつりあった独身文鳥が4羽いる。 ・・・しかし、ヤッチは普通の5歳ではない。身体的にはヨレヨレで、精神的には狂気を秘めている。びゅんびゅんかっ飛び女のコウと同居させて、うまくいくような気がしない。また、将来的にノコリの子孫を系統に組み込むには、シナモン文鳥ははずさねばならない。コウとは年が離れすぎているし、第一、せっかく人間大好き状態のノコリを、ニッキやコウなんかに渡せるものか!なのである。 それでも、自然に相思相愛になれば止むを得ないところだが、今のところ、どういった組み合わせもまるで脈がない。やはり、ここはしばらくそれぞれ独身生活をしてもらうか。それともメス同士だけでも同居させておこうか。悩ましい。 アトとメイの2世計画は、暗雲が垂れ込めているし・・・。これ以上不幸が続くようだと、凍結した代重ね計画を解凍することになるかもしれない。そうなったら、悲しくもあり嬉しくもありだろう。
2009年10月10日
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夫に先立たれたコウ 15時頃、ノロが底の隅で丸くなっているので、とりあえず湯漬けエサでも食べてもらおうと取り出す。しかし、既に力がだいぶ弱り、下クチバシが一部青紫になっていて、食べることは出来ず、飲み込むのも喜ばない状態であった。 老衰症状の末のことでもあり、これはもういけないと考え、つぼ巣に戻してやった。そして18時40分少し早めに夜の放鳥を開始し、恐る恐るつぼ巣に手を入れるとまだ動いていた。取り出すが、すでに行きも絶え絶えと言って良い。せっかくなので、騒々しいところでと手に包んで連れ出したが、完全な手乗りではないので手の中にいることにやや抵抗しつつ、暖かいためか離れようともしない微妙な態度をとる。血色は今までで最高に良いくらいだが、体温は低く体は硬直し、目を開けるのもつらそうだ。 19時、掃除をしなければならないので、家人の手にノロを委ねる。十分後死亡を告げられる。クチバシを少し開き目を開けた状態でたたずむように亡くなっていた。 2001年12月にゴミ貯めのようなお店のカゴからつれてきた時は、チビで猫背で羽毛が煤けて、まったく風采が上がらず、目もいつも眠たげで、行動はトロくさかった。非手乗りのはずだが、お店で餌づけされた売れ残りだったのか、当初から人間を恐れず、むしろ、文鳥に相手にされず飛ぶのも下手なので、人間を頼るような態度を取った。 ちろっと振り向きざまの横顔で人の顔を見る姿が印象的であった。 その後、ずいぶん運動能力も向上し、先妻ナツと、後妻コウと仲良く暮らし、子孫も残し、最近はだんだん衰えていたが、それでも昨夜は枝豆やみかんや湯漬けエサを食べ散らしていた。 我が家で8年近く。よく頑張ってくれたと褒めたい。
2009年10月09日
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つぼ巣を占拠した浮気カップル(アト・ニッキ) 妻が謎の巣ごもりをしているアトは、それを手伝う気などさらさらなく(彼の名誉のため言っておくと、巣作りは頑張っている。ただ、運び込んだだけ捨て去ってしまうので何も残らない)、今日はいつものように浮気を続けるラックとニッキの邪魔をしまくっていた。つまり、ラックがニッキにさえずりながら言い寄ると、反対サイドからアトが接近し、真ん中に押し挟まれたニッキが浮き上がり、飛び立つ時に腹立ち紛れにアトを蹴飛ばす。といった、実に脳裏に焼きつく見事な動きを見せてくれていたわけだ。 ところが、邪魔をしたりされたりしているうちに、アトの迫力のある顔に魅力を覚えたのか、両者が仲良くなってしまった。結果、つぼ巣に2羽で入りこんで、自分たちの愛の巣だと主張するのだから、わけがわからない。 とりあえず独身のニッキは楽しんでいるようなので、良いのではなかろうか。
2009年10月08日
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青い鳥に及び腰にあいさつをするイブ 関西・東海地方に台風が接近している。伊勢湾台風と同じコースをたどると言う人もいるが、伊勢湾台風の時は文鳥の生産が盛んだった弥富も大きな被害を受け、文鳥たちが洪水の犠牲になったと仄聞している。 特に進路の北東の地域の方は、「上陸」前がピークなので、その点を踏まえて、くれぐれもご注意頂きたいところだ。 さて、我が家の文鳥たち。 ノロは時期はずれの換羽になりそうで、それもあってかやはり動きは鈍いものの、食欲はある状態だ。不安は不安だが、見守るしかないだろう。 また、まったく手を恐れなくなったエコも、今頃換羽に突入した模様だ。台湾産らしいので、日本の四季変化には同調していないのかもしれない。この期に、夫のハルも頭だけ換羽して元の姿に戻って欲しいのだが・・・、どんなものだろうか。 放鳥部屋に置いてある青いヒヨコのぬいぐるみ玩具に、イブ・シュー・ラックの3羽が興味を示すようになった。強くこずいたり乗っかったりすると、鳴き声を出したり翼を動かしたりする代物なので、その時はどういった反応を示すか楽しみなところだ。
2009年10月07日
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〔前置き〕 文鳥などの小鳥の飼い主が、野鳥を家の中に持ち込むのは避けるべきだと思っています。自然界で生きる野鳥には、家の中で生きる飼い鳥が持たない病原菌に感染している可能性があるので、近づけない方が無難だからです。 また、私個人は自然界のことは放っておくのが基本だと信じているので、例え迷子のスズメの子に遭遇しても、その不運に同情するだけで何もしません。しかし、そういった態度を誰もが取るべきだとも思っていません。他に既に飼っているなら、そちらに感染症を及ぼさないように十分注意しながら、自分の納得するような対応をすれば良いものと思います。何しろ他人に迷惑をかけない限りは自由です。 ただ、野鳥の保護は物議を醸すことが多く、まったく部外者の私にも飛び火してくることがあるくらいなので、当事者になりそうな人は、前知識として少し考えておいた方が良いと思います。そこで、以下参考までに以前考えてみた私見を、改めて提示しておきます(法律の専門家ではないので、誤解や曲解があるかもしれないので、お手柔らかにご教示願います)。 〔問題の所在〕 巣立ち直後のスズメのヒナが、地面でウロウロしているところを見つけ、迷子になったものと見て保護する優しい人は多いかもしれません。しかし、鳥類の多くは、巣から離れた後もしばらく親鳥の保護下にあり育つものなので、実はその人としてのやさしさを示す行為が、近くにいた親鳥からヒナを引き離してしまった「余計なおせっかい」になっていた可能性もあります。何しろ、その可能性を重視した日本野鳥の会などは、「ヒナを拾わないで!!」と一般に呼びかけるキャンペーンを展開しているくらいです。 しかし、いくら注意して周囲をうかがっても親鳥は姿を現さず、ヒナは本来捕食者である人間なる生き物に対して抵抗できないほどやせ細って、今にも死んでしまいそうな状態であることも多いものです。そのような運悪く親鳥とはぐれてしまった個体は、早晩確実に死んでしまいますから、これを助けたいと思うのは、人間として当然の心情でしょう。そして、その後の看病で生命の危機を脱したスズメの子が、命の恩人に愛着を覚えて手乗り化するのも不思議な話ではなく、救った人もそうしたスズメを手放せなくなるのも、当然の成り行きだと思います。 ところが、スズメは飼ってはいけないもので、保護するとしても、将来自然に戻すことを前提にしなければならず、少なくとも行政府に許可を受けないと法律違反になる、と指摘したがる人も多く、それは一面において正しいのも事実なのです。 しかし、法律以前に、スズメを自然に戻すことが、野生生物の保護活動として意味があるでしょうか?少なくとも、保護すべき動物だから自然に帰さなければいけないとお考えでしょうか?もしそう思うなら、スズメが害鳥または食用とされ、毎年何万羽も捕獲されている厳然たる事実はどのように考えたら良いのでしょう?スズメについては、最近生息数が激減していると主張する研究者もいますが、人間の作り出した環境に適応して、大いに繁栄している自然界の「勝ち組」である点に変わりはなく、年に数万羽程度食べられても生息数に影響しないほどの個体数が存在しているのが現実なのです。従って、「物好き」な人間が拾い上げた一羽のヒナを飼育したところで、スズメの生息数に何の影響も与えませんし、あのような片手に収まる生き物をカゴの中で飼育したところで、誰にも迷惑はかけないのも、ほとんど自明のことのはずです。 では、一方で数万羽殺しながら、一方で一羽の飼育を許容しないのは何故でしょうか。現実的・論理的思考を優先させたい私には理解しがたいところですが、法律ではそうなっているらしいのです。信じがたいではありませんか?そこで、かなり面倒ですが、改めて『鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律』、略して鳥獣保護法の条文を確認したいと思います。〔法律の解釈〕 まず同法第八条に「鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等をしてはならない」とありますが、「第十一条第一項の規定により狩猟鳥獣の捕獲等をするとき」などは「この限りでない」ともあります。つまり、ここだけ読めば、「狩猟鳥獣」に含まれるスズメを、捕って食おうと保護して育てようと勝手と言うことになりそうです。 ところが、前提となる第十一条第一項を見ると、「規定に従って狩猟をするとき」とあり、狩猟許可を受けているか、狩猟可能区域で諸々の制約の下でのみ認められる行為となっています。従って、狩猟しても良いくらいにありふれた鳥獣でも、一般人は気軽に捕獲してはならないことになっているのです(とは言え、昭和30年代くらいまでの子供は鳥モチその他でスズメやヒヨドリなどを捕獲して焼き鳥にしていたと思われ、それを咎める大人はいなかったはずである)。 しかしながら、この規定は街中で好き勝手に狩猟を行われないようにするのが眼目であり、狩猟免許など持つはずもない一般人が、狩猟対象の鳥類を保護して愛護することなど欠片も想定していません。何しろ、同法第十九条に「許可を受けて捕獲をした鳥獣のうち、対象狩猟鳥獣以外の鳥獣を飼養しようとする者は、その者の住所地を管轄する都道府県知事の登録を受けなければならない」とあり、「狩猟鳥獣」を飼うなどという事態そのものを初めから想定せず、あくまでも狩猟すれば絶滅の恐れのある野生動物を保護しようとしているのです。 にもかかわらず、同法第十条に「許可を受けないで鳥獣の捕獲等若しくは鳥類の卵の採取等をした・・・者に対し、(※鳥獣の保護のため必要があると認めるときは)当該違反に係る鳥獣を解放することその他の必要な措置を執るべきことを命ずることができる」とあります。従って、管轄地域の住民がスズメを飼育している事を知った地方行政の担当者が、ほんのわずかに軽率な人だと、保護など必要のない狩猟対象のスズメに対しても、この規定を適用して、飼育下にあるスズメの自然界への解き放ちを要求することにもなりかねません(実際そういう指導が行われる場合もあったようです)。 つまり、この法律では、スズメなど保護する価値もないありふれた狩猟対象の野生動物など、許可さえ受ければ煮て食おうと焼いて食おうと構わないものと扱っていながら、たんに条文にないので飼育することは出来ないと解釈されてしまっていることになります。これをおかしいと思わない人がいるとしたら、やはりその感覚の方がよほどおかしいと私は思います。 おそらく、同じ問題に対しても、融通の利く優秀な人が担当することになった場合、この狩猟対象鳥獣の飼養という法律の想定外の事態に対し、上記十条の「その他の必要な措置」を適用し、同法第九条に「学術研究の目的、鳥獣による生活環境、農林水産業又は生態系に係る被害の防止の目的・・・で鳥獣の捕獲等又は鳥類の卵の採取等をしようとする者は・・・都道府県知事の許可を受けなければならない」とあるのに準じ、登録申請の上許可するといった対応をされるのではないかと思われます(実際そういった話も聞きます)。 ようするに法律でまともに規定していないので、解釈によっていろいろと異なる対応が必要になっていると言えるでしょう。「法律にあるからスズメを飼ってはダメ」とも言い切れない曖昧さがあるわけです。 一方、ずっと最近に出来た愛護及び管理に関する法律、略して動物愛護法第四十四条には、「愛護動物に対し、みだりに給餌又は給水をやめることにより衰弱させる等の虐待を行った者は、五十万円以下の罰金に処」し、また「愛護動物を遺棄した者は、五十万円以下の罰金に処」すとあります。この『愛護動物』とは「人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの」のことなので、保護の後飼育するに至っているスズメも含まれる可能性が高いはずです。つまり、飼育した元「狩猟動物」を自然に帰せば、逆に愛護動物の遺棄として、処罰対象になる可能性も出てきます。〔私的な感想〕 このように現状をとらえると、「野生動物であるスズメを飼うのは法律に反するのでは?」と言われたら、確かにそのようにも解釈できるので正しいと言わねばならず(条文だけで見ればこちらの解釈のほうが自然でしょう)、一方、愛着を持って育てたスズメを、生命の危険があふれる自然界に放すのは「動物愛護の精神に反するのでは?」と言われたら、それは確かにごもっともと答えるしかありません。 文鳥の飼育者である私は明らかに部外者なので、「どっちもどっちだ」ではありますが、鳥獣保護法に狩猟対象動物の飼養に関する明確な条文がない以上は、保護して飼う人はあまり大っぴらにせず、一方注意する人もたしなめる程度にするのが適当だと思います。 本音としては、スズメの子飼いなど平安時代から行われているようなものは、生息数が危機レベルに達しない限り、放っておくしかないと思いつつ、窓の外で自然の姿を見られるスズメを飼うより、飼い鳥である文鳥を飼えば良いものを、となりますけどね・・・。 【追記】10/10 一昨日、HPの前向きな意見投稿フォームよりこの件に付きご教示を頂きました。メールアドレスがありませんでしたので、とりあえずここに御礼申し上げます。 私は、どうやら一般の人は『狩猟出来ない』という先入観を持っていたため、鳥獣保護法第十一条の「(狩猟可能区域内では)環境大臣又は都道府県知事の許可を受けないで、狩猟鳥獣の捕獲等をすることができる」を、市街地は狩猟可能区域ではないはずだから、一般人には無関係と軽く流してしまっていたようです。しかし、実際には狩猟禁止区域の方が限定的で、市街地でも「垣、さくその他これに類するもので囲まれた住宅の敷地内において銃器を使用しないでする狩猟鳥獣の捕獲等」は、同条において無許可狩猟が認められていました。つまり、例えば私が家の敷地内で、発見した衰弱したスズメの若鳥を拾い上げても、原始的なワナなどで捕獲しても、何の問題もないと見なせます。 そして、狩猟鳥獣の飼育については規定がないので、捕まえたスズメを愛玩動物として扱っても、それは自由と言うことになりそうです。 ・・・では、なぜ結構以前から方々で大騒ぎしていたのでしょう?やはり窓口レベルで混乱しているのでしょうか。それなら、統一ルールが必要だと思うのですが、困ったものです(まだ誤解している点がありそうなので、お詳しい方はアドバイスいただければ幸いです【と言いつつ、自分には無関係な話なので乗り気ではないのですが・・・】)。【追記】10/12 別件で狩猟時期について気づいたので(8月にヒヨドリのヒナを保護した事例)、施行規則を確認したところ、狩猟期間は「11月15日~2月15日」となっていました。 ・・・となると、スズメのヒナが多く見られる春夏は、自宅敷地内でも捕獲が禁止されていると見なさねばならないと思われます。つまり、あくまでも飼育をしたい場合は、捕獲場所を狩猟可能区域、捕獲時期を狩猟期間内としなければならないことになるようです。 やはり、インターネットなどで公表はしない方が無難だと思われます。【追記】11/6 住宅敷地内での捕獲については、第十一条の規定が優先され、狩猟期間は無関係になるようにも思われます。
2009年10月06日
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ちょっと気だるいノロ爺さん 集団でピーチクパーチク騒ぎつつ飛び回るのは、文鳥にとっても楽しいものと信じているが、その環境は長生きには適していないのではないかと考えている。やはり、どちらかといえばボンヤリと競争相手もなく、変化の乏しい日常の方が、のんびりゆったり時が流れてくれるような気がするのだ。 その点、性格的に長生きにむいているのはノロだろう。何しろマイペースののろまでのんびりしている。推定年齢は9歳に近いはずで、すでに我が家では長生きだ。 そのノロが、昨日から、日中カゴの中で調子の悪い文鳥が見せる行動をとるようになり心配している。具体的には、正面に背を向けて、カゴの底の一隅にたたずむと言ったものだ。しかし、夜は案外元気そうにテーブルの上を食べあさり、上尾筒(じょうびとう。尾羽の付け根、尾脂腺周辺の羽)から新しい羽が生えてきていたので、換羽による一時的なもののようにも思われた。 しかし、今日も日中例の行動をするので、換羽としても危険につながりかねないと見て、とりあえず20W保温電球を設置し、夜の放鳥時間には上段の止まり木を数センチ下にずらしてみた。体力が低下しても上段に昇りやすくしたわけだ。 今夜の放鳥時も自分で飛んで出てきて、いつもと変らず食べあさっていたので、急にどうにかなるとは思えないのだが、ただ、他の文鳥を威嚇する際に、声が出ていないのが気がかりだ。もう少し、騒々しいところでのんびりしていってもらいたいものだ。
2009年10月06日
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卵はなかったメイ 夜、放鳥時の掃除中、誤ってメイが巣ごもりしているカゴを揺らしてしまい、メイが飛び出てきてしまった。 早めに送り返そうと思いつつ、その前に箱巣の中を確認したところ、見事なまでの空き巣であった。何もない。卵の欠片もない。つまり、メイは抱卵していたわけではなく、放鳥に気づかずに寝ていただけなのだった。 これで、アト2世、数十年ぶりの白文鳥のヒナ、ノコリの嫁、といった願望は、音を立てて瓦解したのであった。 それにしても、昨年の冬以来メイが産卵しないのは何故だろうか。実は買った時点で4歳くらいになっていて(数年繁殖に用いられた成鳥を売っている可能性は無いとは言えない)、産卵を休止してもおかしくない年頃になっているのかもしれない。しかし、ここにきて食卵癖【しょくらんへき】ではないかと、疑いを持つに至った。 何しろ、高齢で産卵しなくなるなら、産卵数が減ったり、卵が小さくなるなどの予兆があるはずだが、メイの場合、ピタッと産卵シーズンの途中で止まってしまった。そして、その前には、孵化直後のヒナを放り捨てる事件もあった。 ・・・犯鳥は、やはりあの顔のデカイ奴か!とりあえず擬卵を入れて様子を見ようと思う(かじっても食べられないので、食卵癖を強制する効果が期待できる)。
2009年10月05日
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いつもどおりのアトとその弟子ノコリ 昨日からメイが放鳥に出てこず、箱巣の中に引きこもった。この文鳥はカゴから出ると戻れないので、抱卵に入るとカゴから出ないことに決めているらしいのだ。一方、夫のアトは、カゴの中に手を入れて乗せてやらないと外に出てこない文鳥だが、放鳥時間に抱卵に戻る気など欠片もない。従って、余計なことをせずにメイに頼るしかない。 とりあえず数日後に有精卵があるか確認し、あれば1個だけ残して委ね、それでまた失敗したら、今度有精卵を確認したら、他の文鳥たちに【仮母】を頼もうと思う。 孵化して育ってくれれば・・・、それがメスなら・・・、ついでに白文鳥なら・・・、ノコリと夫婦になって万々歳・・・。・・・道のりは険しい。
2009年10月04日
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卓上の「おやつ」の種類増える 飼料会社では試食をする生体が社内にいるはずなので、商品化されたものは、その小鳥たちのチェックを経ていることは確かだ。しかし、文鳥の好みは例外のカナリアシードを除けばかなり変動するので、一時の試験結果が普遍のものとは考えない方が良い。 ペレットと違って配合飼料の良いのは、形や大きさ、そしておそらくは味も違う数種類の穀物を含むため、気まぐれな好みの変化が可能な点にもあると思う。 昔からある誤解に、季節によって配合を変える方法論がある。つまりアワを増やしたりキビを増やしたりするのだが、これがまた、それぞれの流儀によってまるで正反対だったりするので面白いのだが、理屈以前にほとんど無意味だと思っている。なぜなら、選り好みされたらそれまでだからだ。何しろ、配合比率を変えても、大きなエサ箱に入れ、表面の殻を吹き飛ばして新しいものを継ぎ足すようなことをしては、まるで意味がないのだ。 本当にそのような細かすぎる(人によって言っていることが異なる)配合率の季節変化が必要だと信じているなら、食べきるだけの少量しかエサ箱に入れず、日に何度も完食したのを確認した上で、また少量与えるようにするしかあるまい。・・・そこまでする人がいるものだろうか?またそれに意味があるのだろうか? いろいろ選り好みして食べ、好みも変化する文鳥たち。それはそれとして、いろいろあればいろいろ試したい飼い主としての私と、あまり使用した人の話を聞かないものを試しつつ売りたい小売店主としての私の、願望と必要性により、今日からエサ場に竹炭と副食ペレット(野菜ペレット・果物ペレット)が増えたのであった。 熱烈歓迎といった反応ではないが(ペレットは飼料に少し配合されているので、知ってはいるはず。フルーツのものはいい匂いなので数粒食べてみたが、お菓子のようであった)、テーブルの上に数粒ずつ置くと、数羽の文鳥たちがパリパリと少しずつ食べていた。そのうちに好きになる文鳥もでてくるだろう。しばらく様子を見たいところだ。 (来週は別の物も試すことになるのだが、置く場所がないなぁ・・・)
2009年10月03日
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ミナとの新聞紙綱引きに勝ってよろめくポン 前はカゴの底のトレーに新聞紙を敷いていたので、繁殖期には、取り替えると底網越しに新聞紙を引っ張り出そうとする音が、ガチャガチャとやかましかった。カゴの数が多くなって、トレーには何も敷かずに毎日水洗いをするようになってからは、この騒音は無くなった。しかし、新聞紙の魅力は続いているのである。 ただ、しっかり箱巣に運んで巣材として使用するのはキューくらいで、その他の連中は、口にくわえて吹流しのようにたなびかせつつ飛び回り、それを見る文鳥たちをパニックにさせるばかりで、結局最後は落としてしまう。 今日は昼間キュー様のために用意した新聞紙がどこかに残っていたのを、目敏く天才の息子テンが見つけ出して飛び回り、落としたそれをポンが引き上げてきて、付けねらうミナをかわしてカゴに持ち帰るかと思いの外、やはり途中で落としてしまった。まだまだ修行が足らないと言えよう。
2009年10月02日
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旋回する白文鳥シン シンはテーブルに降りる際にウロウロとするので、飛行写真が撮りやすくてありがたい。顔も体格も目も大きく、アイリングが太くて血色は最高なので、実に被写体として得がたい存在だ。 被写体と言えば、小鳥飼料の通販『キクスイ』の初オリジナルカレンダーを頂いた。いつものアワ玉を買ったおまけに貰ったのである。自分の店でもアワ玉を売っているのに、隠れて他店の商品を買うのか!などと言われそうだが、アワ玉に殻を含めた全卵を使うような商品は他にないので、店を開く前から愛用している物を続けているに過ぎない。もっとも、売り物のアワ玉(黒瀬ペットフード)と混ぜ合わせて使用している(その他たまに買うのは塩土ボレーだが、これも売り物の塩土『バードミネラル』と併用している)。 とりあえず、エンドユーザーの普通の飼い主として、毎年カレンダーを普通に貰っているのだが、今年はキクスイさんの試食に活躍する鳥たちの写真が使われたカレンダーで、当然のように所々に文鳥の姿もある。 ・・・いいなあ。たくさん刷ることが出来ると、驚くほど単価は安くなるんだよなあ。などとうらやましく思いつつも、せっかくだから、お客様から写真を募って採用すれば良いのに、人気投票などをすれば盛り上がるだろうし(組織票とか面倒なことも起こりそうだが・・・)、と思ったのも事実だ。 おそらく今後改良が加えられていくはずなので、楽しみが増えたと言うものだ。
2009年10月01日
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