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design++dalu++■□■■□■■□■●版画のはらうた展 第2期始まる ~4/19(月)まで 今日から版画展は第2期に入ります。 こりすすみえ 「あらよっ」のとき ふくろうげんぞう おいで かぶとてつお けっしんが新たに展示されるそうです。 私はかぷちゃんと歌舞伎座へ行った帰りに第1期を見たので、また、歌舞伎座へ行く時に寄りたいな。あ、そうだ。今度はあいマイさんと歌舞伎座へ行くときに立ち寄れたらいいなー。待ち合わせをナルニア国にしたらいいかも。お天気なら、ナルニア国で待ち合わせ、雨なら歌舞伎座前で待ち合わせにしようっと。作品の前にずっと張りついていたくなる版画の原画達です。絵もそうですけれど、版木のさかさまに彫られた文字にもう~んとうなります。伸びやかな心と器用な指先のコラボです。 他にも絵本にかかわりのある人からの素敵な作品がたくさん展示してあるので、ぜひぜひ足を運んでくださいね。5月4日には工藤さんの講演会もあるそうなので興味がある方は、『のはらうた』25周年記念展をご覧ください。■□■■□■■□■
March 30, 2010
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伯母が亡くなった。お通夜と告別式の日程を聞いた時困ったのは前日も告別式の日もいつにも増して予定でいっぱいだったこと。前日には数年ぶりに会う友人との観劇お通夜の日は仕事。翌日は、仕事が遅番だけど、午前中に音訳ボランティアの録音がある。そして、仕事の後も大事な約束が。母の姉、近所に住んでいて私たち姉妹をとても可愛がってくれた伯母。体が弱くなってから伯父とふたり埼玉の従兄の家に移っていた伯母。入院してすぐに容態急変で亡くなった。そのことを考えたら喪に服する意味で仕事はともかく、他はキャンセルすべき?友人は数ヶ月前から音楽座の観劇を楽しみにし、もう一人の友人は、親戚のお年寄りを引率してそれぞれの宿泊先にお預けしてから、私達と合流するね、と数年ぶりの再会を心待ちにしている。音訳ボラの録音も、私が読む14分かかる面をいきなり誰かに頼めば、その人はその日に初見で録音するわけで読む人、校正する人、CD化する人、みんなに迷惑が…ボランティアだからこそ!ちゃんとやらないとね。アレコレ考えた結果、あらかじめした約束は予定通り実行しよう!ってこと。時には叱って、時にはなだめて育んでくれたのだからちゃんとした大人になることが供養だし、恩返しになるはず。だから、約束は果たし、お通夜に行ったら終電まで残って伯母の思い出話など心おきなくすればいいと決めて、電車で1時間とちょっと、お寺さんに近いセレモニーホールへ。一緒に行った夫と帰るつもりでいたら、「今夜はお線香を絶やさぬように泊まるけれど、一緒に泊まっていってくれるんだよね」と言った従兄の言葉にいろいろと事情があって、明日また出直すと母。「じぇりちゃんもそうだけど、小さいから、よりあなたのことが可愛くて、しょっちゅう口にしていたのよ」と従兄の嫁さんが到着早々に妹に言ってたことが頭から離れない私は、思わず「私が泊まる!ね、あんたも泊まりなさい」と妹に言ったら「だって泊まる支度してないもの。喪服で翌日会社へ行けない」と妹。それだったら根性で早起きして一旦、家に帰って着替えればいいじゃない!薄情者!ってことで、早朝、従兄に駅まで送ってもらう約束をして泊まることになった。薄情者はお見舞いに来られなかった私とて同じです。伯母の87年の生涯。祭壇の前で遺影を見ながら伯母に話しかけ、録音の原稿を読む練習をし、線香をあげ、従兄の嫁さんから、具合が悪くなった後の顛末を聞き、私の知らなかったここ数年の伯母のことを考える。抱っこしてもらった人がいなくなるのはホントに悲しい。まさか、こんな早く亡くなると思わなかったからお見舞いに来られなかったことが悔やまれる。けれど、時折、私の母が訪ねてはいたけれど伯父との二人暮らしは心配だからと従兄夫妻の提案で埼玉に移ってよかったんだね。従兄もその子ども達家族、つまり、伯母にとっては孫やひ孫達までが、皆スープのさめない距離に住んでいるからにぎやかで楽しい毎日だったみたい。納棺の際も葬儀社の方の指導のもと、ひ孫ちゃんまで揃って伯母の体を清めさせてもらって「おくりびと」出来たと誇らしげ。その子にとっては初めての別れだって。 「泊まってくれてありがとう。お義母さん喜ぶわ」いえ、どういたしまして、お礼を言われてる違和感が…お礼を言ってる方と言われている側が逆じゃないかと。だって、私の伯母なのに。「今日泊まったのはね、伯母ちゃんに良くしてくれて ありがとうって言おうと思ったからでもあるんだ。 今まで優しくしてくれてありがとうね」私にとっては「わたしの伯母」 彼女にとっては 「わたしの母」だから、両方正解。血のつながっている私が血のつながっていない嫁さんにお礼を言われるのがヘンな感じがするんだけど関わりの深さは比べようもない。伯母の思い出の大半は子ども時代の私が受けたイメージのようなもので彼女が知っているのは30代から亡くなる寸前までの嫁姑として実体一晩いよう せめてこの一晩は 伯母のためそのうち、彼女は従兄と結婚した頃の話まで遡って話し続ける。今までこんなことなかったね。こんなに長く二人で話したことなかったしね。10歳の私には言わなかったこと、20歳の私には言えなかったことそれが今、大人になった私にだから言えることお通夜で二人きりだから言えることそうなのかもしれないね私の全く知らなかった話も出てきて、内心相当動揺したけど顔に出したり、さえぎったりせず、そのまま聞き続けてとにかく彼女の想いを全て受け止めることがベストだと思ったの弱った伯母を自宅でみてくれた日々のこともね。二人の女の人生がいっぺんに私の中に入ってきた気がした。命とか縁とか家族とかシミジミ考えちゃった。寝つかれないまま、朝になって送ってもらって電車に乗り込み、車中でも原稿を黙読して、そのまま図書館へ直行。録音終了、校正も無事終了を見届けて会社へ。睡魔に負けず、がんばるわ!と思いつつも(早く時間が経たないかなー)そうしてこの日、最後の約束を結局延期にしていただいてひたすら、眠り続けて、元気回復。私はヤナヤツなので、妹に送った「アンタの分までヒト晩中お線香あげといたわよ」と半ば嫌みのメールに「姉上の柔軟な対応に感服いたしました」と冗談とも本音ともつかぬメールが。この妹にしろ、「今日が待ち合わせした日ですが、都合が悪い等あれば遠慮なくおっしゃってくださいね。」とナイスなタイミングで!!思わず手を合わせたくなるような、ありがたいメールをくださった最後の約束相手の方とか、そういう周囲の優しさのおかげがあってこそ私が私でいられるんだわ!と今週はとても謙虚です。私の周囲の皆さまに深く感謝でございます。コレを読んでくださるあなたもですよ。
March 29, 2010
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土日の開演は平日より30分早い!開演時間を6時半と思いこんでいたから東銀座で歌舞伎座と桜を見せてあげたい!と思ったけど6時始まりだったら、それぞれの場所から、東京に不慣れな美良さんとパコちゃんが駆け付けるのは大変だったみたい。結局、6時近くになって集合できて、それから銀ブラならぬ銀座マラソンになっちゃった!失敗、失敗!それでも三人仲良く並んで「シャボン玉とんだ…」を観られたのはなにより…パコちゃんとは5年くらい会ってないから再会が隣で笑っているのを見てジーンとしたわ…6月に観た時と一部キャストも変わっているけれど全体の流れやテンポは良くなった気がする。すっかりこなれたせいか楽しそうに 伸び伸びと演じているようで笑うところ、泣くところ、わかっているのに笑っちゃうし、涙がこぼれる。終演後はいつものようにロビー面会。「良かったね!」とか「ファンです」とか 終演後にお話できるのが音楽座のウレシイところ。ちょうど他の方とお話中の人にはお邪魔になるので「お疲れ様」ってお話できたキャストの写真を載せました♪今回、床屋さんの親子は五十嵐さん友紀ちゃん。コミカルな役もお手の物で、(藤ばあさんですから、ね)大活躍でした。五十嵐さんがたくさん出るから、シャボンは好きです喫茶店のママ役のみな子さんも一段とパワーアップ♪面倒見がよくて、しっかり者だけど、ちょっと天然入ってチャーミングな春江さんがいるそんなコーヒーショップがホントにあったらしょっちゅう通いたくなるだろうな!でも、私が観始めてから、音楽座を観た時に必ずいるはずの三人の姿がないのは、頭ではわかっていても言ってもしかたないけれど、埋めようもない心の隙間。去って行った人を想うと切ないけれど…この方はシアワセな理由 ↓毎回欠かさず出演していたのに、今回はキャスティングに入ってなかったので心配していたら ママになるんですって。おめでとう!カンミちゃん。今回はロビーでお手伝い。前より女らしい感じがアップしたように見えるのは愛でいっぱいだからかな?カワイイ、パパゲーナちゃん、片ヤン。体調不良と聞いてましたが元気な笑顔を見せてくれて、ホッと一安心。ティンカーベールのように小さいけど踊ると大きな存在感。次の舞台を楽しみにしてますね♪ロビーでお客様の質問に答えたり、ご案内をしてくれるロビースタッフをしているのは ツボミちゃん達。明日のヒロイン。左は私の担当のグリーン前田ちゃん。右は北村祥子ちゃん。音楽座がご縁で知り合った大好きな友達と偶然バッタリ!よくこの混雑の中で会えたもんだと再会を喜んでいたらそばでニコニコしていた祥子ちゃんも加わってくれて「はじめまして!」なんて自己紹介ごっこも面白かった♪さて、この後、もう一度客席の戻って、この日のもう一つのお楽しみ「サダディーナイトフィーバー(SNF)」に参加。出演者の方からコーラスの指導を受けて、そのまま舞台へ。ラストに近い感動的なシーンのセリフを再現してもらった後キャストと一緒に大合唱。ちょっと出演者の気分、ドキドキ舞台に上がるのが恥ずかしい!と客席に残った1割の方達、なんとその横には、登場人物以外の俳優さんが並んでくれて(こちらの方が俳優さんの混在率?かなり高めです)この時はお隣には全く知らない人が並んでいたのだけれど終わる頃にはあったかい親しい気持ちになってましたMCのたまさんのちょっとした言葉がけでただ楽しいだけじゃなく、一体感ある感動的な時間になったのは、音楽座を知ってもらうためにアチコチ遠征してワークショップを行っているたまさんの日頃の努力のタマモノなんでしょうね。作品の中に流れているもの、希望とか夢とか思いやりとかね、実感できるような、土曜日の夜限定のイベントです。音楽座を観るときはバックステージツアー(舞台裏見学)やサタディーナイトフィーバーなどイベントのある日がよりお得ですよ
March 28, 2010
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久々に会う友達、銀座で待ち合わせ。どこを案内しようか、いろいろ考えた。彼女たちの観るお芝居が始まるまでのつかの間、有効に使いたくて。歌舞伎座を案内し、その近くで桜が観られたら札幌から来る友達喜ぶかしら。だって、寒いからお花見は約ひと月遅れ、だから3月に東京の桜見物イイんじゃないかなって。歌舞伎見物は無理だけど、カウントダウン時計の前で写真を撮るのはどうでしょう。建替前、今だけですもん。娘に借りたデジカメで撮ったら、さすがに携帯よりキレイ。アップにたえますね~いいなー。頻繁に借りちゃいそう!「女暫」の絵看板。玉三郎さんの巴御前、良かった。翌日の千穐楽、観たいなと一瞬思ったりして…そのあとは、裏の公園で桜を見て、劇場へGO!なら短時間に満足度高いかな~と(日比谷公園の方が劇場から近いけれど、広いから移動時間かかるからね)悩んだすえに決めたプランでございます。歌舞伎座隣の「YOU」「YOU」を通り越して、「築地川銀座公園」が見えたら公園の脇をズズズィーっと進みます。あら、この花。メズラシ… というかデジカメ使いたい!((o(>▽
March 27, 2010
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3時間探したけれど なーい!27日土曜日、札幌から来て一泊する友人を夜桜見物に誘いたい!彼女は親戚を連れて来て、翌日はその方達をご案内。土曜日の夜しか会えないの。何年ぶりかな。札幌はまだまだ桜は先だし、いつも忙しくてお花見の余裕もない人です。検索したら、八重洲口?のほうに桜並木があるけれど八重桜なので開花が遅いらしい。今週末なんて無理無理。日比谷公園、3月11日にはつぼみも固かったけれどせめて五分咲きくらいになっていればなー。彼女と待ち合わせするのは銀座一丁目なのでそこからも近くていいんだけれど。電車に乗って15分くらいで移動できるなら、それもいいけれど見せてあげたいな!ご存じの方いませんか?仕方なく歌舞伎座の裏で今日買った桜餅の写真 載せました
March 26, 2010
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第一部 菅原伝授手習鑑一、加茂堤(かもづつみ)びくともしない牛に立ち向かう時蔵さんの八重が健気でいい。孝太郎さんのお姫様、首の傾け加減が愛らしい。二、楼門五三桐(さんもんごさんのきり)南禅寺のシーン、セットは、国立で観た時より、歌舞伎座のほうが豪華な気がした。石川や、浜の真砂~巡礼にご報謝、菊五郎さんのセリフの言い回しにキャリアを感じました。 三、女暫(おんなしばらく)豪華キャストが居並ぶ舞台。みんな良かったの、楽しく見ていたのに。でも「しばらく~」花道の玉三郎さんを見たら、後はかすんじゃった。(m(__)m 失礼をお許しください)柿色の素襖の巴御前に釘づけになりました。隣の花子さんに向かって 何度も手を取らんばかりに興奮して目で訴えかけちゃうくらい「ワンダホー」「ビューテホー」奇跡のような「女暫」悪役どもを一人で成敗しちゃう勇ましさカッコイイ!3階3列目だと 首から上までしか花道は見えないんだけど(前のめりは後ろの迷惑だからね!)それでも、お顔が拝見出来ただけでラッキーよ。そしてあのお方(玉三郎さん)は、ちゃんと!3階の方にも 何度も視線を投げてくださる。目千両!あの視線にあらがえる者がいるんでしょうか。八ツ橋の時の艶然たる微笑もすごかったけど巴はまた違った表情だけど、ゾクゾクしちゃう♪相手が女性でも、宝塚のファンのように玉様キャーってときめいちゃいます。あ、違う!男性だった!そして、定式幕が閉じた後、花道の七三(と言っても今は八二だって)バッタバッタと敵をなぎ倒した安堵感から「太刀が重たくて」と急に女に戻るところ甘え声を出してシナをつくるあたりも真骨頂。舞台番辰次の吉右衛門さん。子どもをあやすような言い方と慈愛に満ちた表情がまた、いいんだなー、これが。1階で花道を全部観たかったけど、贅沢は言うまい。十分堪能させていただきました。
March 25, 2010
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今日はね、ききみみや暦ではいただきもの の日だったみたいですっごい幸せな日でした。だいぶ、ご無沙汰だったカプちゃんと夕方、数時間だけデート。「晴れ女」を自称するカプちゃんの神通力も今日はオヤスミみたいで今日の銀座は一日、泣きっぱなしだったけど、確かに心は晴れだったわ!その原因はいくつかあるけど、その一つ確実にコレ!カプちゃんや、一緒に歌舞伎を観た方から差し入れ(?)おみやげ(?)たくさん。源氏物語がモチーフ?幻想的なイラスト、和のテイストだけどこれは西洋菓子のショコラでございまする。食べるの、もったいないなー。でもおいしそー。細かな模様が入っていて芸術的。ずーっと取っておきたいけど賞味期限よりも私の我慢の期限が先に来ちゃいそうです。この最中も有名な和菓子屋さんなんですって。私はたいして働いていないのに、おすそわけってことで。これは歌舞伎座裏の和菓子屋さんで。歌舞伎座は桜満開なので。桜餅選んじゃいました。(コレを買った時はたくさんいただくとは知る由もなかったのでした。((o(>▽
March 25, 2010
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雨の中、半蔵門へ。今月2度目の国立劇場。橋之助さんの五右衛門、上手の3列目からガン見していた前回。本日は下手。2階の席で全体を観よう!って目的はバッチリ達成!舞台美術も登場人物も、全員がちゃんとしたバランスで見える。これで目が良ければ言うことなしなんだけどな~。この前借りたから、イヤホンガイドは借りなかった。そのため、お囃子やセリフがよく聴こえる。いつも邪魔になるコードがないのは、ストレスフリー。イヤホンガイドは初見の時は借りるけど、コードがイヤ。落とした時、騒音で 周囲の方に迷惑かけたくないのでオペラグラスを首から下げているため、ひもが交差し肩が凝る(/_;)芝雀さん@九重。芝雀さんはお姫様より年増の役がいいなーと思ってたけど傾城、すっごくキレイだった。芝雀さんは、いつのどんな役の時も、どういう生い立ち、性格で、今はこう考えているって、ハッキリ、クッキリ伝わってくるので好きです。「蛇骨婆を屋敷に入れまいとする奴」さんが橋吾さん。「お前のようなやつが来るところではない!」と追い払う。いつもの爽やか橋吾さんと正反対の意地悪、でもお役に忠実ってことは大事なことね。孝行者の弟をいじらしく想いつつも、不出来な子ほど可愛いのだと厳しく当たりながらも、どうにか真人間にしたいと願う母を演じ、もうヒト役は自宅に寄りつかず挙動不審な夫に献身的に尽くす和菓子屋の女房もこなす扇雀さん。秀吉と三役だけど、殿様らしく堂々とした扇雀さんとダメな長男役の亀蔵さんを見ていたら「大江戸りびんぐでっど」ではお客さんに見向きもされず、やがてはゾンビになっちゃう女郎さん、かたや、「くさやのひもの」だったんだわ、と余計なことを思い出しちゃって煩悩を払いながら観るのがちょっとタイヘンだったわ。^_^;五右衛門の父、宋蘇卿(橋之助さんの二役)が唐木造りの高欄で琴を弾くシーン。黒くて刺繍のあるブーツを履いていてカワイイ。今回と前回、2回観たおかげで鷹が掛け軸から抜け出すところも元の絵に戻るところも、からくりが分かったぞー。o(*^▽^*)o~♪お待ちかね、南禅寺山門の場。幕が開くと、一面の浅黄幕。ワクワク。ここで五右衛門の手下が二人登場。上手が橋吾さん。怪しい巡礼(言わずと知れた秀吉ね)がうろついているから見回ろうとと二人が去ったところで浅黄幕が落ちる。満開の桜と五右衛門が煙草を呑んでる高欄の豪華なセット。「絶景かな」を待つ。「春の眺めは値千金とは小さいたとえ。この五右衛門が目から見れば、一目万両、万々両。」なんだか、お花見の時に真似して言いたくなっちゃうね。そして大仏餅屋。ちょっと世話物の色合いがあってホノボノ。そのあとのつづら抜け。今日の席からは真正面。よーく見える、来た甲斐があったわ。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。「噂に聞いた大成駒、曾爺さんの面影偲び、耳に覚えし河内屋の、ガキの頃より焦るる五右衛門。つづら背負ったがおかしいか。」お待ちかねのセリフの前に大向こうさんから声がかかり屋号の後に「タップリと!」会場がざわめいたせいもあり一瞬ためがあって、苦笑いのようにみえた橋之助さん。高所恐怖症だから早く終わらせたいはず、なのでマイッタナっていう意味なのか、それともそういう場面なのか、それを受けてニターっと笑みを浮かべていた。その笑いが五右衛門の豪放磊落、底知ぬ怪しさを増幅させて大きな拍手が起こり、宙乗りクライマーーーーックス!!この宙乗りは下手に限ります。見えづらい席もあるからとご心配いただきましたが、ちょうど真横に飛んできて、入っていく寸前までよーく見えました♪橋之助さんちの長男の立廻りあり、三男の可愛いセリフありバラエティに富んでいて楽しかった♪最後の大立廻り、組子がたくさん出てきます。さっきまで、主人思いの手下だった橋吾さんが今度は大盗賊の五右衛門を捕らえようとするなんて。((o(>▽<)o))橋吾さん、なりきり歌舞伎体操のモデルだけあって棒を手に並ぶ、その立ち姿がひときわ目を引いてたので「あ、なりきり歌舞伎体操を教わるだけじゃなく しっかり実践せねば」と実感。帰りは、国立劇場の前に駅直行のバスが4、5コースくらい待機。新橋行きに乗りました。新橋に到着しても、まだ降りやまぬ雨。これが台本です。800円だったかな。上の香炉の表紙の筋書以外に台本も買えるのがいいでしょ。お値段も抑えめだけど 充実してます。そう言えば歌舞伎座は、1300円に値上がりしてた。俳優さんの演技を浮かべながら、読むのは楽しいです。蛇骨婆の「年号、月日」のくだり。南禅寺楼門。五右衛門と久吉(秀吉)の有名なやり取り。五右衛門の投げた小柄を柄杓でみごと受けた久吉の「巡礼にご報謝」おうちで五右衛門ごっこができますよ(*^-^)
March 24, 2010
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もう一回!つづら抜けする「五右衛門」が観たいから「国立劇場」へすっごく迷いました!楽しかったし、火事場の迫力も想像以上だった日生の染模様にしようか、こちらにしようか!2010.3.23 国立劇場 posted by (C)kikimimiyaでも、前回は1階前の上手で、琴を奏でる橋之助さんはしっかり見られたものの、大きな見どころの宙乗り&つづら抜けは、よく分からなかったので、それをちゃんと観ようと国立劇場に決めました。高所恐怖症だから、稽古の時は弟子に任せて((o(>▽▽
March 23, 2010
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会社の帰りに歌舞伎座へ。三部制になっていいところは6時始まりなら、会社がおわってから余裕で行けること。今までみたいに4時半はじまりだと、一日休まないと行けないから。今日も歌舞伎座前はたくさんの人でごった返してた。初めて来た人も多い感じ。感想が初々しい。大向こうさんの数も多かった。最後の歌舞伎座見物記念にと大向こう経験もしたの?終わりにしたがって 大向こうの声がふえて最後は女の人や、恥ずかしそうな尻切れトンボの「天王寺屋!」もあった。「マメ天王寺!」いっぱいかかってた。マメ天王寺屋さんは新しい歌舞伎座が活躍の場ね。そうそう。今日、日生に行った友達からの情報が二つ。勘太郎君とクドカンが観に来ていたって。「大江戸りびんぐでっど」の続編を作ってくれないかな♪そして早くも日生にコクーン歌舞伎のチラシが!「佐倉義民傳」、どう考えても中村座向きではないと思うけれど(私はこの話、大好きですが)串田さんと勘三郎さんなので期待しちゃうな…他の写真と感想はまた後で。オヤスミナサイ
March 22, 2010
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忘れないように予約録画しなくちゃ。22日は会社の帰りに三部だけ観に行きます。この前、観たんだけど「道明寺」は静かなのでニザ様ステキ!と見つめているとスーッと眠くなっちゃったのでリベンジです。本はね、渡辺えりさんの「芝居語り」、最後に取っておいた吉田日出子さんとの対談も読み終わりました。フワフワしていると思った日出子さんは良い意味で予想を裏切ってなかなか読みごたえのある対談でした。そして伊東四朗さんと2代目尾上松緑さんとのエピソード!この意外な関係はなんでしょう?そして、あいマイさんのお知り合いから詳しく教えていただいたスポーツドリンクのお湯割り、さっそく始めました。仕事中の水分補給はお茶も珈琲もやめて、お湯割りです。それと鼻ブロックで、強い薬を飲まなくても今のところセーフ!劇場でも仕事の電話中でもクシャミ出来ないものね!助かってます。今までは強い薬だったから睡魔にも襲われて困っていたけれどそれも解決して(*^-^)Vなんだよね。ただ、ピタッと止まっていたのが、ちょっと目がかゆいかな~。副作用がなくて簡単に続けられる方法はやっぱりありがたいです。
March 21, 2010
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渡辺えりさんの芝居語りはホント面白い!ね、ね、聞いて!と芝居好きに教えたくなるエピソードがいっぱい。演劇史外伝って感じで、私が観ていなかった頃の話がわかってウレシイ。テレビで活躍していたあの人はこんなきっかけで、から演劇観から、親しい人とのナイショの話とかね。ほんとにこれを引き出せたのはえりさんだからこそ!えりさんの演技に対する熱心さから生まれる質問に対して、対談相手が率直に応えてくれているのは、その方に対する尊敬の念が通じるからに他ならない。役者(共演者)であり、演出家という立ち位置も良いのかもね。市原悦子さんの、自分とは遠い役、難しい役が好き。お芝居をするときはたとえば悪役でも悪役には知的だったり、冷徹だったりと自分にはない部分、そういうものにあやかり、自分の中のそういうものを掘り起こしたい。普段はのんびりしているのが好きだからこそ、芝居には志を高く持ちたい、斜め上に役を見ていたいという考えは楽なことが好きな私には耳が痛い、でも見習いたい。対談の相手ではないけれど、芥川比呂志さん(文学座の役者で芥川龍之介の長男)の名前がよく出てくる。活躍した時代を知らなかったので名前のみの知識だった芥川さんが急に気になってくる。ハムレットがあたり役なんだって。って、ことは憂愁の貴公子なのね。どうりで文学座創設時から所属する加藤治子さんとの対談でえりさんが治子さんは芥川さんと加藤道夫さん(劇作家)と三角関係?と話題にしている。治子さんにとっては加藤さん同様、同志の芥川さん。芥川さんは岸田今日子さんとの対談の時も登場。今日子さんの独特の雰囲気が大好き。お姉さんの衿子さんが詩人でお父様が劇作家と知っていたけれど、そうか岸田國士戯曲賞の岸田さんだったんだ。今日子さんも特に短編は好きだという岸田國士さんの作品。そういえば長崎の友人が新国立劇場で岸田國士の作品を観るため上京して当日券を並んで求めたと言っていたから、文学座や演劇愛好家には特別なんだろうね。私は彼女から聞いた時は?だったけど、今ようやくつながりました。お金もなく、芝居をやめようかと思っていた若い頃、岸田國士戯曲賞を受賞したのが励みになったというえりさんの話、文学座創設者のひとりである父上にナイショで文学座を受験した今日子さんの話。何をやってもダメだったという少女が文学座の演出部になろうと一念発起して受験したら合格。女優は向いていたようで芥川さんのハムレットを上演する時、早々に相手役として決まるも、あまり若いうちから主役だと外から嫉妬を買うからと降ろされた幻のオフィーリア役の話とか。文学座の金内喜久雄さんとの対談では杉村春子さんの話題が。「芝居をうまく見せるコツがわかったのよ!」と大喜びしている杉村さん。この言葉は彼女が85歳の時のこと。聞いていた金内さん大感動!女優ひとすじだったと思っていたけれど、母子家庭の長女だったため、高卒で区役所に7年勤務、弟が働き始めてからの女優人生、早稲田小劇場に23年居たという白石加代子さんの話。白石さんがちょうど「ミザリー」を演じたいた頃の本なので「ミザリーをやりたかった」というえりさんに白石さんが「知らなかったのよ。あなたがやったほうがよかったわ。」なんていうやりとりもあった。※えりさんの「ミザリー」ホントは大まじめな植木等さん。無責任な役がイヤで苦しいんでいた話。どの人のどのページも演劇への想いとその人柄の魅力があふれていて通勤バスや、劇場へ向かう電車の中でこの本を読んでいたのですが待ち時間が苦にならないばかりか、夢中になって何度も乗り越したりしちゃった!そして美輪明宏さんとの対談に出てくる芥川さんは、美輪さん主演の「黒蜥蜴」に明智小五郎で出たかったのに天地茂さんにとられてしまい「松竹のバカ!(原作者の)三島由紀夫のバカ!」と美輪さんに八つ当たり。夜中に呼び出してすねたり、「黒蜥蜴」再演の南座前に貼りついたり。美輪さん曰く、「可愛い人だったの」美輪さんが書いた便箋20枚のダメだしに影響を受けて翌日の「リア王」の舞台がガタガタになったというという話にえりさんは「神様のような芥川さんに!」とビックリしていたけれど「良くなってほしいから、したのよ。偉くなると誰も注意する人がいなくなるから」 この言葉は深いね。もっと伝えたいことがあるから、また続きます。
March 20, 2010
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「上海バンスキング」以来、吉田日出子さんに関することが知りたくて本を探して検索したら「芝居語り」がヒットしたので図書館で借りました。渡辺えりさんと演劇人の対談集。芝居語りえりさんはほがらかで大きな笑顔の人、率直なところも魅力、そして、私が劇場でお見かけした回数ダントツ1位の女優さん(演出家)仲良しの染子さんもバンスキングの楽で見かけたと言っていたから彼女にしても2、3度目。ご自分の出演、演出のお仕事だけでもお忙しいのに、親しい方の出演作、話題作時間を作って、足を運んでいる熱心さ。本の中も芝居を愛する気持ちがあふれているけれどわかったような気になるのでなく、キチッと自分の目で確かめないと気が済まない真面目な人なんだろうなと、思う。三國連太郎さん、加藤治子さん、名古屋章さん。いろんな方と対談しているけれど、どの方もホロッと意外だったり、内緒だったりのエピソードを交えながら、ゲストが自分の考えをパン!とまっすぐに正直に答えてくれるのは、えりさんが口先だけの賛辞でなく、長年にわたり、その対談相手の出演作を可能な限り観たうえでの率直な自分の意見を伝えているから。セオリー通り、おざなりの質問を投げかけていたらこんなに貴重な対話がギュっと詰まった本にはならなかったと思う。話はそれるけれど、私は子どもの自然な笑顔の写真を撮るのが得意で、撮ってあげた子どもの親にいつも喜ばれるんだけどその秘訣は、その子ども達とホントに仲良しだから。だから特別な笑顔をくれるんだよね。対談もそうで、聴き手によって引きだされる話は変わるでしょ。試写会などでガッカリすることが多いのだけれど、その映画、俳優さん、その俳優さんの過去の作品そういったことを知らない司会が進行するのは失礼だと思う。でも、逆に当たりさわりのない質問だと損した気分になる。昔のスタジオパークの司会をしていた堀尾さんが好きだったのは堀尾さんは自身がお芝居が好きで出演者に対する敬意を感じられた。だから、出演者も気持ち良く話してくれて良い番組になってので番組を降りた時にはとってもガッカリしたんだよ。あ、でもこれは、普段の人間関係でも言えることだね。こちらが好意を示せば通じるし、苦手意識もまた然りですものね。って、長くなったので続きはまた明日。
March 19, 2010
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アカネちゃんとも仕事の休みを合わせたら、平日になったので電車も霊園も空いてましたお墓参り。孫娘と久しぶりに一緒に行けたことがおばあちゃんにはなにより。おばあちゃんは新婚2年目くらいでダーリンを亡くしたので、お墓参りがデートのようでいつも楽しそう。特に今回は大好きなダーリンにアカネちゃんを見せてあげられてゴキゲン!私にはツレナイ、アカネちゃん。おばあちゃん孝行で早起きして愛きょうを振りまいていたので疲れたらしく夕方戻ってから、ベッドへ…もうじきおなかが空いて起きてくるかなo(*^▽^*)o~♪あ、そうそう。花の写真もいいけれど、鼻のこと!今朝、あわてて花粉症の薬を飲み忘れたのであわてて薬局で買いました、気になっていたあの商品。鼻の周りに塗って、花粉の侵入を防ぐというもの。残念ながらCMの商品は宣伝効果のためか売り切れ。似たようなのを買って塗ったけど、クシャミ出ませんでした!メイクの上に塗っても透明だから問題ないし、ジェルだけど一度塗ってしまえばベタベタしないよ。薬は飲まずに、この季節を乗り越えたい方、試す価値アリですよ♪私が買ったのはコレ↓【最大ポイント10倍 3/24 9:59amまで】アース製薬 花粉をキャッチ鼻にぬってトール お試し7日用【D】楽天HC【e-netshop】【SALE・sale・セール】コマーシャルの「2度と来ないで!」はコレ↓塗るだけで花粉、ハウスダストなどをイオンの力で防ぐ5,250円(税込)以上お買上で送料無料!!塗るマスク クリスタルヴェール 3g花粉は虫と同じ扱い?アースでしょ、フマキラーでしょ。かなり画期的だよね。眠くならいない、副作用ないし…ただ私の場合、重症の花粉症なので、全面的に内服薬と切り替える勇気がまだ持てないけど…(会社を休まなくちゃならないくらいの症状ゆえ)高い確率で成果がありました!というニュースを心待ちにしていまする♪花粉・カビ・ダニ・ペットのフケ・ホコリなどの吸入を防止します!鼻にぬるだけで花粉の吸入防止!フマキラー アレルシャット 花粉 鼻でブロック 携帯用 3日分 4包×3シート(1.2g)【花粉症対策】
March 19, 2010
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21年度最後の「おはなし会」図書館での読み聞かせは3月の今日で一応、おしまい。2月が過ぎても打診がないから、来年のオファーはないのかしら?と、フト気になったけど、忙しさにかまけて問い合わせはせず。結局、来るものは拒まず、去るものはウッキッキー!最後かもしれないので いつも以上に力が入ったりして…3月 おはなし会 プログラム1.オープニング ひとつ、人よりいい頭♪頭、なぜられた子達、うれしそう。ほめられているのが伝わるらしい2.あがりめ さがりめ2番からは替え歌バージョン グルッとまわって ワンコは ワン! オサルはウキャキャ ウサギはピョ~ン3.絵本 「あぶくたった」あぶくたったママ達が歌って、赤ちゃん達は最後に みんなで お汁粉ムシャムシャ♪4.大型絵本の「ちびゴリラのちびちび」 ちびゴリラのちびちび写真は普通サイズだけど、実際に読んだのは新聞くらいの大きさ。迫力サイズ。手伝ってもらわないとめくれません。「みーんな、ちびちがが好きでした(*^-^)」 5.大型絵本 「あかまるちゃんとくろまるちゃん」あかまるちゃんとくろまるちゃんページが進むにつれて、赤い丸と黒い丸がいろんなものに変身します。赤い丸は、あるページではお弁当の梅干し(*^-^)6.絵本 「はらぺこあおむし」はらぺこあおむし(日本語版)食べ物のシーンになったら、みんな ヨチヨチ前に集まっちゃった!お隣の子と日本語以外のコミュニケーション取ってる!笑ったり、さわったり、ウーッって言ったり、踊ったり…タッチからアンヨくらいの月齢の子達が揃ってたので進めやすかった。「後ろの子が見えないよ!」と何度もママに叱られてすねちゃってひと組の親子離脱。大丈夫だよ! ひとりくらい立っても、と思うんだけどしつけをしようと真剣なんだよね。赤ちゃんだもの、みんなと楽しく出来たらそれだけで十分じゃない。強調性とか社会性は、ま、ボチボチ…あおむしの日曜日のごちそうにつられて、半分立っちゃったので読んでない二人で、右と左の端を持って絵本を少し高く持ち上げた。それだけで10人、仲良く見られたよ♪7.げんこつ山のたぬきさん じゃんけんの結果は?まだまだ グーとチョキとパーの関係に関しては興味ないお年頃。チョキの指は難しいから出せただけで 満足!8.さよなら アンコロモチ またキナコみんな一丁前の和菓子職人でした。たいそうな腕前で丸めました!ちっちゃなお手手でがんばっているのが可愛いね。9.ちょうどタッチくらいの子達が揃っていたので久しぶりに「オシマイ」をみんなで。「おばあさんが洗濯をしていると、川上から何が流れてきたでしょう?」「桃!」「ブブー。違いまーす!タンス!」このタンス!っていう時がやたら、ウレシイ!みんなで笑って サヨウナラ!今日はやけにエプロン姿の職員さんの見学が多いなと思ったら「指定管理者制度」とかで図書館が民営化になるんだって。だから、4月以降は関係ないから現在の職員の方から来年度のことについて、なにも連絡がなかったのでした。「来年もお願いできますでしょうか」新しい担当の方がマニュアルを見ながら、たどたどしく話しかけてきました。気の毒にほとんどの職員の方は異動になって図書館のお仕事を引きつごうにも、手探りのようです。うちの子たちの時代、給食が民営化になるときはPTAで署名を集めたり、反対したけど阻止することはできませんでした。(Wikipediaからお借りしました)指定管理者制度(していかんりしゃせいど)とは、それまで地方公共団体や外郭団体に限定していた公の施設の管理・運営を、株式会社をはじめとした営利企業・財団法人・NPO法人・市民グループなど法人その他の団体に包括的に代行させることができる(行政処分であり、委託ではない)制度である。一般的には以下の意義があるとされる。 * 利用時間の延長など施設運営面でのサービス向上による利用者の利便性の向上。* 管理運営経費の削減による、施設を所有する地方公共団体の負担の軽減。 太字のところが主な目的でしょメンバーで話し合って、来年度も今年と同じ条件で赤ちゃん向けの「おはなし会」お引き受けすることに決めた。図書館へ電話して、担当の方がお留守だったので伝言頼んだ。新しい担当の方、まじめで良い方のよう。人を生かせるサービスになるようにお互いに良い関係を保てるとイイね。4月からよろしくお願いします!とは言え、昨日の今頃の伝言、折り返しのお返事がまだ来ないのでちょっと心配!
March 18, 2010
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千穐楽もそうだけど、4月30日のイベントのことが気になって、歌舞伎座に行ってみました。こんな張り紙がしてありました。二つある窓口。隣ではネットで完売を聞いた三人連れの年配の女性が係の人を相手に抗議してました。「なに、それ。インターネットだけで既に売り切れって!」と口々に。お気持ちはわかります。私の質問に応えてくれた係の方。こちらの意図を汲んで的確に対応してくれてよかった。30日のことはある新聞社のフライングのようで 「松竹からはまだ何も発表しておりません」と。確かにイベントはあるようだけど、チケットの販売方法は詳細決定後、松竹が正式に発表するまではわかりませんとのことでした。「毎日同じことばかり聞かれますよね。 大変ですね」とお礼の後にねぎらったら、苦笑してらした。窓口の方、コールセンターの方、お気の毒!この人たちに怒るのはお門違いですからね。帰りに前から気になっていた 群馬のアンテナショップに寄った。産直野菜の即売があったので購入。これで1110円。新鮮な野菜が今日のお土産。タラの芽、ウレシ。小さいのはからし大根。黄色いのは群馬産野菜について収穫量や料理の仕方、詳しく載っているガイド。これがその中のメニューのひとつ。美味しそうでしょ。ぐんまちゃん家にも寄ってね!歌舞伎座の前の通り、日乃出寿司の隣だよ。ぐんまちゃん家の帰りそのお向かいの呉服屋さん、大野屋さんへ黄色い足袋を買いに行った。歌舞伎の柄の手ぬぐいなどの種類がたくさん。ワンダーランド♪ただ残念ながら、辛子色はあったけど歌舞伎の悪役の履く黄色、私のほしい黄色はは品切れ。発注しているとこだそうな。予約して、おうちへ帰ろう!
March 18, 2010
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歌舞伎そばを食べて腹ごしらえした後、向かったのはミッキーのところではありませんこれはジュエリーショップの店頭。宝塚でもありません。 ちなみに彼女は紅ゆずるさんですって。星組の若手男役スターだそうです。ちょうどファンと交流しているところへ通りがかりました。いつみても宝塚のファンの方はお行儀よくてスバラシ!さて、今日は日生で細川の血達磨を観ました。日生はロビーがユッタリ。トイレも多くて快適。ここで歌舞伎はいいかも。大きな見どころの火事場で降り注いできた火の粉です。前から5列目、花道のすぐ横は最高に見やすくて満足!スペクタクル&コミカルで暗くもドロドロもしてなかった(*^-^)愛之助さんは so lovely 信じられないカワイさ。詳しい感想はまたのちほど。染様がランチをした!とブログに書いていらしたお店で染子と例によって観劇後の反省会をいたしました。お店の人が親切でお値段もお手ごろ。入りやすいお店でござんした
March 17, 2010
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菅原伝授手習鑑の後は文句なく楽しいそして「さよなら公演」ならではのオールスターキャストの白波五人男。あらすじも決まりセリフもポピュラーなのでくつろいで楽しんだ。さっき買ったたい焼き食べながら♪「菅原伝授手習鑑」と「弁天娘女男白浪」の幕間(まくあい)は15分。3階から1階へ急いで降りて、たい焼きの列に並んで、たい焼き買ったら、写真の列に並んで…と、皆さん同じことを考えているようで(*^-^)このコースはトイレには行けません。優先順位考えてね♪悩んだ末に買った二枚。「女暫」の玉三郎さんと「道明寺」菊五郎さんの弁天小僧は絶品!ただ、ナイショだけどもろ肌脱いだらちょっとポッチャリだったので(ちょうど菊五郎さんの斜め後ろに黙って座っている菊之助さんの姿が目にはいるから余計に)、ついつい菊之助さんの弁天がまた見たいなと思ったりして。失礼だよね~。声も容姿も美しさでいえば、菊之助さんがイチオシかな♪菊之助さん、その場所でしっかりお父さんから弁天の演技盗んでくださいませ!さぁ、楽しんだ後は、久しぶりの歌舞伎そば。土日祝がお休み。11時半から19時の営業時間なのでなかなか食べるチャンスがないので、今日こそは。ダントツの人気はコレですね。9人カウンターに並んだら8人が食べてました。行列していても回転がいいのでさほど待ちません。お店の人にたずねたら、新しい歌舞伎座には出店しないんですって。今の歌舞伎座と共におわります、とおっしゃってました。惜しむ声は多いそうですが。歌舞伎座と共にさよならです。
March 17, 2010
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お休みなので歌舞伎座へ!今週は「菅原伝授手習鑑 筆法伝授」と「弁天娘女男白浪」の2部。菅丞相こと菅原道真に仕える松王丸・梅王丸・桜丸の三つ子の兄弟のお話。全5段がありますが、なかでも「寺子屋」の段がよく上演されます。全体の流れがあらすじを見てもイマイチよくわからない。それで図書館でこの本を借りてきて、ほんとうはおもしろいぞ歌舞伎菅原伝授手習鑑、だいぶ前になるけど読みました。それ以来、全部の段を通して観たい!と思っていたの。それが叶うのが今月の歌舞伎座。「寺子屋」の前の「筆法伝授」「道明寺」の上演。しかも、憧れのニザ様でございます。わーい。ウレシイな!と思って、ちょっと調べたら高潔な菅丞相、出来る役者が限られるんですって。代々、ニザ様の松嶋屋さんのお家の芸でございます。「筆法伝授」を見ると次の「寺子屋」の見方が変わってきます。念願かなって見られて良かった!幕が開いた瞬間から、神々しく、気品に満ちた仁左衛門さん@菅丞相の姿にタメイキ。菅丞相から筆法を伝授される武部源蔵は梅玉さん。理由あって勘当されたけれど、妻の芝雀さん共々、菅丞相のお屋敷を訪ね、元同僚の左中弁希世(東蔵さん)に邪魔されながらも、どうにか目的達成!もしかして勘当も解けるかもと、源蔵は淡い期待を抱くけれど「伝授は伝授、勘当は勘当」と公私混同しない菅丞相。そんな清く正しい!菅丞相なのに、こともあろうに時平の讒言のもと、流罪が決まる。当分謹慎のため帰館した菅丞相。役人に前後をはさまれて歩く姿、失意と車に乗らせてもらえず徒歩のためか、足下がおぼつかない。自分でなく源蔵を選んだ恨み!とばかり菅丞相を裏切った希世。ここぞ!とばかり、菅丞相を竹で叩こうとする希世ったら「ひきょう者!」と私も思ったけど(-_-メ)梅王丸もそう思ったらしく、希世に向かっていくけれどこの状況にあっても天皇の命令だからと、梅王丸をビシッとたしなめる菅丞相。主想いの梅王丸。いいぞ!梅王丸(歌昇さん)。歌昇さん(現 又五郎さん)も贔屓(o^―^o)ドンドン、やってちょうだい!ってな感じだけど、ほかならぬ菅丞相様のお言葉、悔しい気持ちをこらえる。その うっ憤を晴らしてくれたのが源蔵夫婦。危機を察知し、帰ったと見せて戻ってきた!!!「源蔵、こんなことしたら、菅丞相がおまえに狼藉させたことになって流罪が死罪になっちゃっても知らないからね!」と希世がほざく。ここで気持ちいいのが源蔵の次のセリフ!「女房アレ聞け、物覚へのない抜け作殿、伝授は受けても勘当赦(ゆり)ぬ。この源蔵には主人がない。梅王は主持ちで、おのれめをさいなまず、耐へてゐる可哀さに名代に投げてこました。名代ついでに皆撫で斬り」伝授もうれしいけど、本当は、勘当を解いて菅丞相のおそばに返してほしいと切ない願いが受け入れられず、さっきまでは涙した源蔵なのに。この源蔵には主人がない。ときたもんだ!う~ん。長年親しまれているだけあって 良く出来ているお話だね。梅王丸の代わりに、夫婦でバッタバタと敵を討つ。奥さんの戸浪(芝雀さん)も加勢し、あースッキリ!その後、源蔵は菅丞相の小さな息子、菅秀才に危険が及ぶのを予想し、「自分達夫婦が匿うつもりだから連れてくるように」と梅王丸に頼む。塀越しに大事な若君を受け取って、おぶって逃げる源蔵夫婦。こうして後の段の「寺子屋」へつながっていくのが腑に落ちた。憎ったらしい希世。でも、よくよく考えてみれば比較的静かで眠たくなりがちなこの段。冒頭の腰元へのセクハラ、源蔵の清書(きよがき、って言ってました)を邪魔するところなど、ユーモラスな演技でメリハリつけてくれたのは希世の東蔵さんの力によるところが大。スバラシ!今日のお芝居では赤っ面の荒島主税(松江さん)が履いていた黄色い足袋。お正月に浅草で悪太郎を演じた亀治郎さんが履いていたのを観て以来、「黄色い足袋がほしい!」靴下はすべるので、足袋をはいて、しっかりとなりきり歌舞伎体操のワークに参加したいと思うので物色中です。どうせ買うならアレ!がほしい。しっかり箱割やすり足のできる足袋!足袋のこと
March 17, 2010
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さっちほっ小僧さんが転売サイトでもう4月の歌舞伎のチケット見つけたそうです。ひどいなー。一般より早くチケットが買える歌舞伎会という会があって私も一応会員ですが、会の中にもランクがあってたくさんチケットを買うと特別会員、ゴールド会員と普通の会員よりもさらに早くチケットが買えるのね。この日のために会員になってたのかな。言語道断!今、WEB松竹見たら、すでに全部完売!千穐楽以外の残った日を血眼で買いあさった?!こんなに売れちゃうなら、友達が行きたいって言った時の為に買っておこうかとも、一瞬思ったけれど、やめました!オイルショック時のトイレットペーパーみたいでおかしい!明日、窓口にならぶネットを使わないお客様。10時の発売開始に歌舞伎座に行ったらガッカリするんだろうな。窓口でお断りする係の人もつらいだろうな~。私は「おけぴ」というチケット救済サイトをよく利用しますがどんなに人気のチケットでも、そこは定価以下です。都合が悪くなった人が、演じる人に申し訳ない、観たかった人に申し訳ないと空席にしないために売るとどうしても観たかったのに買えなかった人が申し出て買います。CATSの回転席や5列目、「鷺娘」の時の歌舞伎座1等席、ほかにもたくさんの良い席お安く譲っていただきました。譲ってもらった方も感謝、出品した人も無駄にせずにすんで感謝!オークションに出したら高く売れるのを承知で、定価以下のサイトを利用するのですから、芝居を愛する気持ちにあふれる方が多くて良いご縁がたくさんありました。改めて思うに、おけぴは良心的で義理も人情もあるサイトでした!歌舞伎を楽しみに通っているお客さんのための 歌舞伎公演です。3階に座っていると感じるレジ袋の音、ゴソゴソさせるのは迷惑だな!と思っていたのですが、なんでもかんでもレジ袋にしまって大事に使っているようなお年寄りがね、楽しみにしているのも歌舞伎座です。たまにしか、外出できない奥さま達がこの日はおしゃれして、お友達や嫁いだ姉妹に会えるのを楽しみにしているのも歌舞伎座です。幕見の列に朝早くから並んでいると、遠くから来る方、長年通い続け歌舞伎に精通している方、いろんな方に出会って、お話しうかがったりお菓子をいただいたり、良くしていただいた想い出がたくさんあります。あの方たちが買いに来る前に売り切れなんて、と書いていたら、思わず涙がこぼれてきました。 窓口販売分、残してくれているといいけれど…
March 16, 2010
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昨日は土曜日の夜だけ、完売でした。今日会社から戻ってみたら、混雑してますってことでサイトは確認できませんでした。今、寝る前にちょっとのぞいてみようかなと、ログインしたらなんと! 四月の歌舞伎、三部は完売。ウェブの一般発売は今日だけど、窓口での発売はこれから。長年楽しみにしているお年寄りが窓口に買いに行く前に完売なんてひどすぎです。余分には買わないでね!毎月、まだ今頃は残っているんですから。 歌舞伎が好きな人のために残しておいてね!
March 15, 2010
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歌舞伎座の前を通りました。夜の部がもうすぐ始まるので混雑していました。玉三郎さんの「女暫」早く観たい!予定は25日だから、まだ先。今日は久々になりきり歌舞伎体操のワークへ。橋吾さん指導のもと、正しい立ち方、歩き方などを実践。今日は、初めて!という若いお嬢さんが多かった。歌舞伎を観たことがない、人まで。歌舞伎通の方も多いなりきり歌舞伎体操のワークバラエティに富んでいる参加者も魅力です。歌舞伎座の思い出話、たとえば橋吾さんの好きな場所は想い出深いトンボ道場とかね。最後は国立劇場金門五山桐で今月橋吾さんが演じる三役の中のひとつ、「奴」の動きを教わって、みんなで真似してみました。橋吾さんがすると大きな動きで気持ちがいいのに私達がすると、可愛くなっちゃうね、ってみんなで笑いながら、和やかに終了。 次回は5月の予定です。この写真は「上海バンスキング」の千秋楽での串田さん。最後の日、大盛り上がりだったそうですよ。ファンの人の声に「来年もやりましょう」と日出子さんも応えてくれて。友達は当日の立ち見券をゲットするために8時半から並んだそうです。それでも、もう10人くらいは並んでいたんですって。13時半から舞台が始まって3時間ちょっと。演じるほうも、観るほうも体力勝負です。もう一人の友達は前売りした立ち見券をゲット。それでも3時間以上の立ち見だったけど、生演奏、小劇場らしい熱気を感じる芝居に観に来て良かった!と興奮しておりました(*^-^)渡辺えりさんや宮沢りえさんもいたよ!って。そうそう、埼玉で上川さんと大竹さんの 「ヘンリー6世」を8時間以上観てきた染子さんは長さを感じさせない素晴らしい出来栄えと絶賛でした。上川さんはもちろん、池内さんも良かったと。そして日生で「染模様恩愛御書」を観てきた染丸さんはボーイズラブがテーマはイヤだな~と引いていた私に恥ずかしいことなかったですよ。ヒトコトで言えば面白い!愛之助さんの小姓は可愛いくて、染五郎さんはカッコ良くて、春猿さんは艶やかで、芝のぶさんは可愛いし、猿弥さんも好演で…舞台演出が本当に面白くて、「大江戸りびんぐでっど」が好きな人はハマりますよ♪埼玉までは行けないけど、今週半ばに観る「染模様恩愛御書」楽しみです。染五郎さん、階段落ちするって大丈夫なのかしらん。
March 14, 2010
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うぇるかむしゃんはーい興奮冷めやらぬ私はどうして初演の頃から観なかったのかと悔やまれてしかたないそれで読んだ、本 「女優になりたい」上海バンスキングの初演が終わって井上靖さんの映画「天平の甍」出演のために初めて訪れた中国上海、イメージとかけ離れた殺風景な空港ウェルカム上海!なんて感じじゃなく雑草が生えて、むこうでアヒルが散歩していたりして日本の人よりずっと生き生きした中国人と中国が大好きになり、そして恋をして勉強はキライだったけれどフランス語の響きに憧れて留学したいと思い詰め、ベトナム生まれの日本人女性からフランス語を習ったりする。最初に習ったのはダミアの「暗い日曜日」白井さんにせがまれてマドンナが歌ったあの曲だ。このエピソード以外にも、日出子さんはホントマドンナになるべくして、なった!って気がするエピソードがいっぱい。ワクワク!がほしくて劇団が少なく、今よりずっと競争率の高かった当時俳優座の養成所の十四期生、(何千人もの希望者が全国が集まった中、)50人の合格者の一人になる。そして、その50人の中に串田和美さんもいたんだ。(私の好きな原田芳雄さん、辻萬長さんも同期だって。)サム、串田さんは仲間からそう呼ばれていたんだって。養成所仲間で集まって遊んでいた頃、バンスキングの脚本を書いた斉藤憐さんとも知り合う。串田さんと憐さんは高校の演劇仲間だって。まじめな家庭と学校の中でなんとなく不思議少女で浮いていたようなキライもある彼女がこの時期、個性的で才能豊かな人たちとの出会いでカルチャーショックを受けながらキラキラした日々を送る養成所でも気に染まない授業には反発していたとんがっていた日出子さんだけど千田是也さんには可愛がられていたんだよね。既成の女優さんと違う魅力を感じた人たちは他にも文学座に入った時、自由劇場を始めるために辞める時は演出家の木村光一さんから引きとめられるし、俳優座の同期に斉藤憐さん、村井国夫等を加えて自由劇場を苦労して立ち上げ、その後、自由劇場から離れた時は浅利慶太さんからも何度もオファーがかかったんだって。こうして列挙すると女優志望の人がうらやましがるようなそして、自分で自分のこと、こんな風に書いたら自慢にも取られかねない、気もするでしょ。それが、こうしたエピソードに関して彼女の考え方、決断、そしてその結果、と読んでいくと日出子さんがいつも日出子さん自身に正直かどうか、そこを基準に歩いてきたんだなって気がする。ぶつかったり、回り道しても自分の感覚で納得すればリスクが大きいことでも気負わずに進んで行けちゃう。紆余曲折あり、誰もいなくなった自由劇場。ひとり残った串田和美が階段の裏を補修している。ほんとうにこの人は芝居が好きなんだ!とつくづく感じた日出子さんは串田さんの話に耳を傾け、二人きりでまた自由劇場がはじまる。笹野さんや大森さん、小日向さん達、どんどん仲間がふえた自由劇場で、上海バンスキングが作られていく様子を読んでいると、ワクワク ドキドキがいっぱい。誰がどの楽器を担当するかは、俳優さんの顔と性格を見て串田さんが決めちゃったんだって。でも、リズム感がモノをいうドラムだけはオーディションをしたそうです。それからの話はお芝居のパンフにも載っている有名なエピソードなどが書いてあって…あの感激的なロビーの送りだしは、自由劇場から博品館に移った時に劇場が広くなった分、お客さんが遠く感じたことから、近くに感じたいとう串田さんの提案だそう。正面切って音楽を聴かせよう、ではなく、お客さんに気持ちよく劇場をでてもらえるようにそれだけの気持ちだったのに思いがけずお客さんに喜んでもらえたって日出子さん達が喜んでる。あとあとね。感動的な話がありましたよ!あの時 あなた 来てました ラストナイトだから 声かけて あげましょねウェルカム上海! ウェルカム上海!大阪公演が終わった後、同じ舞台を観たお客さんが同じ車両に乗り合わせ、誰かが「ウェルカム上海」と口ずさんだら、それに合わせて二人、三人と広がっていって最後にはとうとう、その車両全部が大合唱になったんだってそして東急からBunkamuraという施設をつくろうと思うとシアターコクーンの話が串田さんのところにくる…私はコクーン歌舞伎や平成中村座で串田さんを知ったけれどコクーンと串田さんはそんな風につながっていたんだ!そうして上海バンスキングや、その他の話へと本は続く演じること、歌うこと、日出子さんの言葉で綴ってあって、語り口調だから身近に感じるよ。写真もたくさん掲載されているしね。「上海バンスキング」はずっと大事にしていきたいけど「まどかさんだけをずっとやりつづけて」と言われても新鮮な気持ちが失われるのはイヤだから再演まで8年かかってしまったんですって。あの大事な芝居を「お仕事」という感じでやらなきゃならないのはつらいものね、と日出子さんは書いてます。日出子さんは「女の一生」を長く続けていらした杉村春子さんにもたずねたそうですよ。杉村さんは「あたしだってもうやりたくないのよ」と正直に打ち明けてくれた杉村さんを好きになったと、これまた正直に書いてます。そのほかにもたーくさん、出演作品の写真も掲載されています。日出子さんのおしゃべりを聞き書きした読みごたえ十分の本です。「女優になりたい」吉田日出子 晶文社 1993年2月20日発行
March 13, 2010
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バルコニー席のセンターが今日のお席♪前にも、敬二さんが観たくて、やっとのことで探したチケットで観た「ウエストサイドストーリー」あの時はバルコニーの右端で、見切れが多くて残念な印象があったけど同じバルコニーでもセンターはヨーク見えました♪私の知る限り、この劇場だけ?前に肘をついて見られるようになっているのよ。前のめりなんてもってのほか!が多いのにここは思いっきり乗り出して見られる。前傾姿勢でご覧下さいと推奨されてるんだから。座席にも、分厚いホワホワクッションがのってる。肘をついても痛くないように、フカフカの手すりに頬杖ついてながめたり、オペラグラスを持った手を固定出来たりするんだよ。前に遮るものなし!開放的!後ろの席には全く邪魔にならない高低差。アンサンブルのダンスがみどころのこういう作品にはピッタリの席!クレイジー・フォー・ユー高い天井から吊られた赤いカーテンと四季のトレードマークの竪琴を見つめながら待つ♪あら、オケピがないから録音?ちょっと残念。それでもオーバーチュアが始まると、胸が高鳴る!そして、懐かしいザングラー劇場の舞台裏から始まる。敬二さんの声! もうそれだけで泣きそうになる。タップ満載!モンローみたいなピンクの踊子たちもタップ。ボビーのママの車から、マジックのようにあとからあとから出てくる趣向がいいでしょ。敬二さんはオン歳、○歳だから、若さの塊みたいなボビーはキビシーかも、と思っていたけど、杞憂に終わって、それもウレシ!動きもチャーミングなところも健在!というか、魅せる力がアップしたのかもしれない。ダンスだけじゃなくて2階までよじ登ったりもするしほとんど出ずっぱりだけど、疲れ知らず!ポリーの花代ちゃんは可愛い!スタイルいいしね。歌も上手で、やっぱり花代ちゃん。でも、どうしても保坂知寿さんと比べちゃうんだけど保坂知寿さんは「今度言ったら皮をひんむいてやるから」とか言っても可愛いけど花代ちゃんが言うとコワい。知寿さんの声の質もあるかもしれないけれどね。柔らかさ、丸さがあって、むきになって強がっている感じがいじらしいと言うか…けれど歌もセリフに聴こえてくる確かさ。花代ちゃんはカタいのかも。コメディエンヌの方がいいのかもね、ポリーの役は。ちょっと樋口麻美さんとか沼尾みゆきさんのポリーが観たくなったわ。女の人をベースに見立てたり、トレイを使ってのタップ、わー、落ちないかしら?の椅子の砦もそうそう、コレコレ コレが観たかったの!のシーンが次々と。誰が演じてもキチッとこの世界を展開できるのは劇団四季という大きな劇団ゆえ成せる技だよね。最後に、あの人も、あの人も、あの人も、みんな素敵な人を見つけてその人たちが並んでいる姿を見ているとホッコリ。そしてカーテンコールで、また微笑みを交わしながら見つめ合うあの人と、あの人と、あの人達を眺めるのはホントシアワセ。何度も、何度も拍手が止まずに繰り返されたカーテンコール。最後は、敬二さんが花代ちゃんをお姫様抱っこして去ったの。ウァ―と歓声が起こって、ちょっとうらやましくてでも、このHappyな気分にぴったりの終わり方。クリアファイル2冊組、500円が本日のおみやげ。3月14日で東京は終わっちゃうけど、来月、福岡公演があるそうなのでお近くの方はどうぞ、Happyになってくださいませ。大好きな敬二さん!ってことを割り引いても、ストーリー、音楽、ダンス、コントみたいなやり取り満載、バランスが取れているから「ミュージカルがはじめて!」という人を誘っても、きっと喜ばれることウケアイ!日本が舞台のものの方が好きな最近のワタシですがニューヨークやデッドロックが舞台だけど、クレイジー・フォー・ユーはこよなく愛してやまない唯一無二のミュージカル♪「クレイジー・フォー・ユー」は特別なんだ!とつくづく実感した夜でした。タップ踏みたくなるような気分で浜松町駅に向かえば東京タワーがキレイ!大きく、見えたのに写真で撮ると小さい!
March 12, 2010
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今回はダブルじゃなくて必ず敬二さんが観られそうなので久しぶりに行きたいな!と思っていたけれど、14日が千秋楽だと行ける日がないなーとあきらめてました!ご縁なんでしょうね。前にCATSを譲ってくださった方からまた譲っていただけました。クレイジー・フォー・ユーそんなわけで久しぶりの竹芝埠頭。あいマイさんと「EVITA」を観た時は、エヴィータの人生のような激しい風と雨の日でしたがヽ(^。^)ノ今日は「クレイジー・フォー・ユー」にふさわしい暖かな夕暮れ。会社帰りなので、竹芝埠頭公園のベンチで海を見ながらおにぎり食べようと思ったら刻々と景色は移ろい肉眼ではライトブルーの空もカメラを通すとブルーブラック遠くお台場が見えます埠頭公園を後に四季劇場へ。13年ぶりだって!前に観た時から今、調べたら、ビックリしちゃいました。今日のポリーは木村花代ちゃん。歴代のポリー、樋口麻美さんも濱田めぐみさんも花代ちゃんも三人とも好きですが、あまりにも保坂知寿さんが好きで他のポリーでは観たくなかったので大好きな大好きな作品なのに(CATSの次に好きだと思う)CATSに比べて観た回数は圧倒的に少ない。もちろん、ボビーの荒川さんも嫌いじゃない。むしろ、好きな俳優さん。私が行った日のCATSは圧倒的に荒川タガ―で、それがウレシいんですけど・・・敬二さんと知寿さんと「クレイジー・フォー・ユー」が私の中でセットなんだもん。封印!だった「クレイジー・フォー・ユー」CATSのセクシーなタントミールの高倉恵美さんのダンスと、マンマのターニャで大ファンになった八重沢真美さんが観られます♪先日「異国の丘」のDVDでも好演していた木村花代ちゃん、どんなポリーかな♪そして、なんといっても 敬二さんのボビー!劇団四季を観始めたころ、ミストフェリーズももちろんですがボビーですっかり敬二さんに夢中。その100%人の良さそうな笑顔、天然なキャラ、母性本能くすぐられる頼りなげなボビー。ダンスとポリーにかけてはひたすらまっすぐ!キスシーンが多くて、恥ずかしかったのもナツカシー。こんなに愛しくてワクワクするミュージカルはない!Happyそのもののクレイジー・フォー・ユーとの再会。アイ・ガット・リズム、サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー、大好きな曲がいっぱい!「のだめ」で若い人にも有名になった「ラプソディ・イン・ブルー」もガーシュイン。「クレイジー・フォー・ユー」のアルバムにもたくさん良い曲が…劇団四季のCDはセリフも入っているから、なお楽し。《送料無料》劇団四季/クレイジー・フォー・ユー(CD)ガーシュインの曲がマッチして忘れられない映画は「陽のあたる教室」ジョン・レノンの「ビューティフルボーイ」も印象的に使われている。「サムワン・・・」は「クレイジー・フォー・ユー」より、切ない使われ方。リチャード・ドレイファス主演の忘れられない映画。【20%OFF!】陽のあたる教室(DVD)クレイジー・フォー・ユー、観るまでに寄り道が長いね!はい!やっと入り口ですよ(*^-^)
March 11, 2010
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菅原伝授手習鑑を観るには一部から順番に観るほうがいいのだろうが、スケジュールの都合で三部から今月は十三代目片岡仁左衛門十七回忌と十四代目守田勘弥三十七回忌の追善公演ああ、もうあと52日です。十三代目はテレビで観たくらいの記憶、守田勘弥さんは玉三郎さんの養父としてしか知らない。37年前の私は歌舞伎のことなんて考えたことなかったものね。まして、将来これほど夢中になるなんてね。2階のロビーにはお二人にゆかりのあるものが展示してある忠臣蔵の戸名瀬と小浪親子。キレイ。めでたい焼き、今月と来月は1階で売ってます。美味し!新しい歌舞伎座はもちろん、演舞場や国立でも売ってほしい♪ニザ様の高潔な菅丞相のお姿を拝見出来て感動でした。孝太郎さんは可愛いし、秀太郎さんも情があるな~。玉様は上品で貫禄があって素晴らしい覚寿。もう一回観たいです。石橋、高麗屋さんは大きくてステキです。鷹之資くんが緊張しながらも、指先までキッチリとひとつひとつ丁寧に踊っていて好感が持てました。後ろに居る時は、後見さんが髪をなでながら「大丈夫だよ」と言う感じで優しく話しかけているのが印象的でした。
March 10, 2010
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国立劇場で橋之助さんの舞台が終わったらバスが4台停まっていた。「東京」行きに乗ると日比谷を通るというので乗車。半蔵門にある国立劇場。お濠の回りをグルッと走れば5分で帝劇のそばに到着。寒緋桜が見頃です菜の花はまだまだ日比谷公園のお花はまだまだ準備中。白も黄も水仙がイチオシ!歌舞伎座夜の部まで時間があるのでフリーカフェの播磨屋さんで時間調整。お隣に座った方も国立の帰りで話が盛り上がる。仁左衛門さんのファンですって。しばしのニザ様話にウットリ♪
March 10, 2010
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国立劇場で『金門五山桐』橋之助さんのゴエモンを観た。チケットを取るときに迷ったのは宙乗りを良く見るには3階が楽しいかな。舞台を近くで観られる前列がいいかなってこと。ちょうど行きたい日に、前の席もあったのよ。でも宙乗りは1階からでも見られないことはないから橋之助さんや橋吾さんを近くで観られる方がいいなってことで端っこだけど、前を選んだのでした♪見せ場の南禅寺山門の場。浅葱の幕が切って落とされると絢爛豪華な山門が目の前に。満開の桜。背景の書き割りも上から下がっている桜の花びらも。目に飛び込んでくる。橋之助さんの絶景かな!もしっかり聴きました。そして飛んできた鷹。とてもキレイな鷹でいい目をしてる。やっぱり前の席はいいな~。附打さんのお仕事がよく見えるのも感激です。役者さんの動きを見て、タイミングをはかっている様子にドキドキします。橋吾さんは二幕は奴、三幕、南禅寺のシーンの五右衛門の手下、四幕は仕丁。オペラグラスで探さなくてもすぐわかるのがウレシ。橋吾さんは最後の幕で組子で、五右衛門と戦うシーンでも活躍。イヤホンガイドを聞いていたら「立(たて)は中村橋吾、中村橋弥」(筋書にも「立師」と書いてあった。)役者だけでなく「立師」もするんだ!ステキ!今日の一番のお気に入りは「蛇骨婆」ジャコツババアってスゴイ名前でしょ。このおばあさんがツボでした。市村萬次郎さんに釘づけでした。「うわさに聞いた大成駒(五代目) ひいじいさんの面影しのび 耳に覚えし河内屋(延若)の ガキのころより焦がるる五右衛門 つづら背負ったがおかしいか」高所恐怖症の橋之助さんが宙乗り、つづら抜けしてました。高所恐怖症だから、稽古は弟子にやらせてるって談話があったので、怖さに挑戦している雄姿をしっかり拝見しなくては、と目を凝らして観ましたよ!あのね。ナイショだけど、鷹が香袱紗(五右衛門の実父から手紙の書かれた)をくわえて、五右衛門のもとに飛ぶ場面でね。飛ぶと言っても、鷹を差し金につけた黒衣さんが花道を行くわけ。あと、一メートルくらいで鳥屋揚幕ってところで大事な袱紗が落ちちゃった!舞台で橋之助さんが鷹の口にちゃんと留めていたのを私はしっかり目撃してたのですが、気の毒!黒衣さんも、花道脇のお客さんも「あ!」って一瞬時が止まった感じ。気まずい間の後、パッと拾って走り抜けた黒衣さん。鷹も黒衣さんも悪くないのはみんな知ってるから大丈夫だよ。この黒衣ちゃんは国立劇場からのプレゼント。当選したんです♪「春らん漫楼門(さんもん)まつり!」3月花形歌舞伎プレゼントキャンペーンということで「金門五山桐-石川五右衛門-」のチケット購入の際に応募したの。賞品には中村扇雀丈サイン入り写真や中村橋之助丈サイン入り写真もあったのだけど倍率高そうなのでA賞 国立劇場オリジナルキャラクター「黒衣ちゃん」ストラップを選んだのでした。ムニムニしていて可愛い!ウレシイ当選でした
March 10, 2010
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大門降りて、竹芝桟橋の方へ向かう。久々の劇団四季。リハーサル見学会があるから3時に着いた。雨!雨!雨!冬に逆戻りの氷雨。おお。クレイジー・フォー・ユーだ!観たいな!でも今日はEVITA自由劇場、久しぶり。EVITAも何年ぶりでしょう。リハーサル見学。前に「夢から醒めた夢」でも見たけれど細かな指示を受けて真剣に答えながら、もう一度!もっと!微調整しながら精度を上げていく様子は見ている方も緊張して、ワ―がんばって!と応援したくなるね。いちばん印象に残ったのはね、エヴァというアルゼンチンの民衆にとって特別な人に向かって歌いかけているという気持ちをもっと込めるようにしてというアドバイスかな。スタイルも良くてリズム感もダンスも今の若い人たちは素晴らしいけれどそういう気持ちの部分が弱いかも生きるのがタイヘン!ってハングリーさは昔の人は望まなくても経験しているけど想像しないといけないんだもんね。自由劇場という器のせいか、私が観てからずいぶん経ったせいか演出も背景もだいぶ変わった。新しくて洗練されたセット。マンマミーアのような壁が後ろにあって、場面に合わせてくっついたり離れたりする。中央は盆で、これの高さが変わるため、セリだったり、階段だったりと変化をもたらせ、空間を有効に生かしている。その盆の回りがライトアップするようにもなっていてそれを組み合わせることで更に様々な演出が。歌とストーリーはCDでしっかり頭にはいっているのでセットを見る余裕があるんだわ♪芝さんのチェはまさにハマリ役で、チェのスケールと芝さんのパワフルな歌唱が重なって絶品!金田俊秀さんは初めて拝見しましたが、野村さんとの背の差(年の差?)が気になったけれど、歌は圧倒的にお上手!ペロンに抜擢されるのも納得!リハーサル見学会の質問コーナーでも、まじめで真剣。力説の果て、問いと答えに相当距離が生じたりして…そういうところがまた魅力だわ、芝さん。私の知っている人が皆劇団四季を辞めてしまうけど、芝さんは辞めないでね!って思いながら観ちゃった。声が出ない、なんて噂を耳にして心配していた玲子さん。そんな心配は払拭。杞憂でした。高い声は伸びやかに、低音部は太く迫力出てましたもん。前に観たより、気迫に満ちたEVITA。こんなに歌に表現力がある人は少ないんじゃないかな。2時間に14曲。セリフの合間に歌、でなく、全編、歌で綴られるEVITA。歌詞をなぞるのではなく、自分の体から湧きだす想いを歌う玲子さんの女優魂と夢を駆け抜けたEVITAが重なって見えました。最期が迫り、無念さをにじませたEVITA。悔しそうな玲子さんの目の奥にキラッと光るものが見えてああ、EVAを生きているんだ!とゾクッと!玲子さんのEVAに逢えてよかった。冷たい雨(最後はミゾレだったの!)の降る日。ブーツが柔らかい素材だったのですっかり濡れて指がつっちゃうくらい、足が冷たかった。・゚゚・(>_
March 9, 2010
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東急で食料を仕入れるために立ち寄ったら、目移りして、思わず時間が経ってしまったわ(/_;)12時過ぎに到着したら、すでに30人くらい並んでた。12時半、当日券の立見席販売開始。中2階バルコニー席の後ろから完売になったら、次は2階バルコニー席のうしろを発売。無事、ゲット!舞台に向かって右の2階バルコニー席うしろ。3000円。見づらいのも仕方ないかも。観られただけで相当ラッキー!その日の配役は1時間前に発表だって。果たして立ってみれば、遠い舞台まえの席の人が思いっきり前のめりでほとんど遮られる視野音楽が始まれば芝居が始まればそんなことは小さいこと私も3時間、マドンナと一緒に上海へ。思えば、ここから観るボンヤリ加減は夢のような上海を観るのにはちょうどいいかも皴とか余分なお肉とか全部、観えない方がやさしいかも。((o(>▽<)o))見えるのは、若い日の情熱のままにこの芝居をこちら側に届けようとする役者さん達の想い。テレビでしか知らなかった吉田日出子さん、演出家でない串田さん、若い!ジャズメンの役の笹野さん。コヒさんも一緒の舞台の上。30年前、自由劇場の創世記に観てみたかったな。評価が決まった後、今活躍する笹野さん達ももちろんいいけれど生まれたばかりの勢いとか、変わっていく過程を観たかったな。「メガネをかけないと楽譜が観られなくなってがっかりしたけど指が覚えていたよ」と笹野氏。串田さんの声、聞きづらい時があった原田甲斐の田村正和さんもそうだった、声が出なくなるのかな。年を取るとしかたのないことだろうけど田村さんが「今の若い俳優さんではこの味は出せまい」という往年の正統派2枚目を演じていたように串田さんの四郎はたいそう、魅力的だった。「ジャズメンに芝居を教えたほうが早いぜ」と串田さん達は台本に載った楽曲の数に驚いたそうだけど、夢はあるけれどお金はない役者たちがアルバイトで楽器を手に入れて練習を重ねてこぎつけた初演。その時は、たった30人のお客さん。満席だとしても100人のお客さんのために練習したんだね。そして、愛され、繰り返され、今回のコクーンへ。串田さん達が実際に演奏したから、この味が出たんだよね。吹き替えだったら出せない良さ。日出子さんのクシャッとした笑顔とおっとりした優しい声がチャーミングで、でも時々噛んじゃって、一回はうまく直せず開き直って、言いなおしてました。それさえ、可愛らしい。夢もあったし、退廃的な暗い部分も持ち合わせてた上海。忘れられないセリフがいくつもあった。声は当時に比べたら、控えめになっているのかもしれないけど見た目の年齢はね!私はちっとも気にならなかった。違和感なし!これも歌舞伎で鍛えたおかげです!((o(>▽<)o))芝翫さんや雀右衛門さんなんて、80歳過ぎても乙女ですから。マドンナもリリーも愛を胸にどっしりと変わらずにいて男たちはその掌の上の孫悟空のようにジタバタ 泣いたり 騒いだり 怒ったり しているどうしようもないけど、それぞれにイトシイ男達粋でオシャレで誇り高きジャズメン達戦争があっても 時代が変わっても 女達は流されないねだから悲しいし、だから強くもなるね夢を信じて走り続ける男たちの時代に即して変われない不器用さも包み込む女たちその姿自身が今ではもう幻になっているのかも。こんな風に思いたいし、思われたい!とう憧れも含めてキュンとなるのかもね。カーテンコール、舞台上の演奏が終わってロビーでも「リンゴの木の下で」「ウェルカム上海」を聴かせてくれた。往年のファンが「おかえりなさい!」と声をかけ、出演者、取り囲む人たちみんなにウレシイ笑顔が広がる。30年前のキャストに会えて、昔からのファンの人胸がいっぱいだろうな、見ている私までグッとくるもん。ジャズメン達は左側、コーラスの人たちは右側。友達の「野分姫」さんが串田さんのファンなので写真を撮ってあげたいけれど遠いな~と思っていたらこちらへも歩いて来てくれた。なんてイイ人なんだ!2曲が終わると、サッと俳優さん達退場。みんなも素直に拍手で見送る。そのあと、飛ぶように売れるプログラムやCD!みんなこの余韻に浸りたいんだな~。もう来れる日がないから思い切って並んだけどDVD発売していただきたい。だってずっと立見しながら泣く!という器用なことは出来なかったのでしっかり座って、ドップリとこの世界に浸って細かいところに、イチイチ感動したいのよ♪東京へ帰らず、ずっと上海に居たい気分!
March 8, 2010
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「天地人」が好きだったのと、福山雅治って龍馬のイメージじゃないよねと思っていたから、ちっとも期待してなかった「龍馬伝」なのに、一応!と思って録った第一回からすっかりはまってしまった。まず、今までのスタジオドラマじゃなくて太陽の光、電気のない時代の自然の暗さ、清潔第一の今と違ってやたら埃っぽい普通さにまずやられたみたい竜馬は染五郎さんがいいけど、テレビで観るなら、新選組!の江口洋介がいいな~、「JIN」を観たら、内野さんの竜馬もいいな~。ちいにいちゃんは、スッキリしすぎて竜馬じゃないでしょ。と、思っていたのに他のドラマは観てないのにちゃんと続いているのはコレだけ。その前、真剣に観ていたのは「坂の上の雲」先日、録画していたのは「樅の木は残った」歌舞伎とテレビ。気付けばチョンマゲだらけ。時代劇好き、じゃないんだけどな。「龍馬伝」岩崎弥太郎が汚すぎるのが三菱の関係者から不評なんだって。この良さがわからないのかな~。スゴイ俳優さんに演じてもらっているのに。私は香川さんの弥太郎だから第一回を観る気になったのに。ちょっと、「坂の上の雲」と混ざってしまって困ったけど。((o(>▽
March 7, 2010
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並びました!立見!2階のバルコニー、席の後ろに立ちました。3時間。バルコニーの手すりにつかまって前のめりに観ているひとが二人、最初から最後までずーっと!私の隣の背の高い紳士は背伸びして苦労してた私はほとんど、右半分は見えませんでしたがなぜか恨めないみんながそれだけ待ってた舞台カーテンコールが終わって階段降りたら大勢の人が集まっていた。ロビーで生演奏してくれるらしい。出演者の一人、稲葉さんが手招きしてる。「ここまで来ても大丈夫よ」って感じで。前の人に続いて、私もコーラスの人たちのすぐ前に座らせてもらった。カンゲキ!さっきまでは遠くから、観ていたのに手が触れちゃうくらい近くだ!1時間並んでも3時間立ってもイイゾ!上海バンスキング!バタンキュー必至だけどね。 上海バンスキング⇒上海バタンキューで、ずーっと聴いてます♪【CD】上海バンスキング・FIRST/吉田日出子 ヨシダ ヒデコあ、そうそ。背中押した人は、尊敬するS様と冬緑茶さん♪押してくれてありがとう!
March 6, 2010
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「モリー先生との火曜日」を読んでます 2010年03月05日もっと宣伝してくれればいいのにね、もっとたくさんの人に知ってほしい今年もたった2日だけ。私の行った日にちょうどモリー先生のご子息とその奥さまが観にいらしていて、主演の光枝さんと観劇の対面があったそう。モリー先生は78歳!になってからALS(筋萎縮性側索硬化症) を発病し、衰えゆく体とハッキリした意識のはざまでどんなにかつらい気持ちに苛まれることだろうと想像するのも忍びない状態なのに毎日を明るく前向きに過ごしていこうと努めます。さらに、元教え子のミッチに最後の授業として“本当の幸せ” “人生の素晴らしさ” について語り、ミッチはその著書を通して、世界中のみんなにモリー先生の遺したメッセージを伝えたそれが「モリー先生との火曜日」売れっ子スポーツライターだけあってミッチは話の組立てがうまくて、センスもよく読みやすい。スラスラと入ってくるけれど、内容はどれも深い自分がミッチだったら自分がモリー先生だったら置き換えて考える。読んでいると今さんや光枝さんの声が聞こえます。光枝さんは「さようなら」ひとつも、光枝さんの「さようなら」になって、 言葉が輝く人です。朗読劇の舞台、水色のジャケットの今さんと白いブラウスの土居さんはベージュのボトムがお揃いでお似合いの仲良し夫妻。恩師の病気を知って、その衝撃と長年のご無沙汰のバツの悪さから仕事が忙しいことを理由に(自分自身に言い訳をしながら)、会うのを渋る夫の気持ちを察しつつも、あえて明るく、「で、いつ会いに行くの?」と確信に満ちた言葉をかけるミッチの妻。演じる土居さんは、始まってすぐのそのセリフひとつでどんな奥さんかがクッキリ見えて、さすがの演技力。妻に背中を押されながら、卒業以来16年も会っていなかった恩師、モリー先生と会うことを決心し、火曜日ごとに超多忙の仕事の間を縫って車を飛ばし先生の好物を買い、先生宅を訪ねる。その関わりの中で、大学生の頃より、むしろ多くの影響を受けて変わっていくミッチ。今拓哉さん、名前は知っていたけれど、こんなにちゃんと観たのは初めて、朗読も歌も素晴らしく、今さんのミッチでよかった!ってカンジ。たった3人の俳優さんの読む力はどんな舞台にも負けない充実感、満足感を与えてくれました。光枝さんが舞台の中央に座り、テーブル、椅子。そして、今さんの隣に土居さんが腰かけている。光枝さんの逆隣りにはバイオリンとピアノ。光枝さんの隣に今さんが座れば、そこがモリー先生の家。土居さんの隣に座れば、ミッチの自宅と言う設定。椅子の間を移動するだけ、背景はなにもないのに、俳優さんの声の演技力は、モリー先生の居間の空気からミッチの家の家具まで見えてくるように、多くのものを伝えてくれます。音訳や、読み聞かせの参考になるかしら、なんてあさましい根性は捨てて、真摯に聴き、感じることに専念。朗読の合間には三人の、これまた卓抜した歌唱を楽しめる。とっても贅沢な、上質な時間を過ごせたことに感謝。観客の感動の分だけ、力強い拍手に迎えられ、並んだ5人。3人の俳優さんと同じような黒い服装で体型まで双子みたいな演奏者、ピアノの小原孝さんとバイオリンの真部裕さん。お二人の奏でるテーマ曲が繰り返し頭の中で鳴ってます。あたたかくしみじみとまるで モリー先生その人のように【送料無料】モリー先生との火曜日普及版お父様をALS(筋萎縮性側索硬化症) で亡くされた井料拓也さんがその悲しみを乗り越えて、この舞台を演出されています。珍しい名字なのであら、と思ったら、劇団四季にいらした井料留美さんの弟さんでした。光枝さん、土居さん、今さんと劇団四季つながりなんですね。皆さん、アチコチでひっぱりだこの人気俳優さんなのに、スケジュールをやりくりして、この作品を長く続けていらっしゃるその姿勢に今まで以上に好感を持ちました。早くに母を失い、父からも愛情をそそがれなかったそんなモリー先生が多くの人に愛を与える存在であることの不思議さとありがたさ、そしてモリー先生に愛を与えてくれたのがモリー先生の父の後妻であったこと絶対的な不幸だったり、悲しみが最初にあっても立ち直ったり、救われたりする可能性、があること、人生の複雑さ、深さいろんなことを考えながら、今、本を読んでいます。
March 5, 2010
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2度目のガランチード。最初は、どんな話だろうとワクワクで、ストーリーを追う為通り過ぎてしまったところを、ジックリ噛みしめながら観られる2回目は、ひときわ、この作品の良さがジワーって沁みてきてああ、やっぱり来て良かった!と実感。2回目、と観るか、他の舞台を観るかは、迷うところ。でも、謝珠栄さんの作る舞台、それを通して伝わってくるメッセージは好きだなとつくづく思いながら観た。この日は残業で、冒頭のサカケンの歌をひとつ落としたのが痛い!サカケンのまっすぐな歌が大好きで、それがこの作品ではいつもに増してたくさん聴けるのがウレシイ!隣の染子と「謝さんも、サカケンのこの歌声大好きだよね、ゼッタイ♪」そして「AKURO」でもサカケンと良いコンビを見せてくれた吉野さん。ナイーブなリーダーを好演していて、カツオさん良かったな~。割と奇をてらった役が多い吉野さんだけど、こういう役もなかなか…その分、畠中さんや西村さんが楽しい味付けしてくれて、そこもグッド!畠中洋さんが実に、細かいお芝居をみせてくれるので目が離せない!伊礼さんも、今までは名前くらいしか知らなかったけれどちゃんと認識しました。甘いマスクだけでなく、歌、良かったです、ハイブラジルの格闘技のカポエイラ。相手に蹴りや攻撃を当ててしまうものは下手とされ、基本的に相手には触れず、プレッシャーをかけてゆく。そのため、格闘技とダンスの中間に位置するものとも考えられている。まさにミュージカルにうってつけで、ダンスもお手の物のカンパニーが、ふんだんに見せて(魅せて)くれる。ブラジルに行ったら楽な暮らしが待っていると夢を持って日本から渡ってきた一世、そしてそこで生まれた二世、劇中劇になっている移民の話と時を隔てた今の日本、一つにまとめたい気持ちが相反して、解散に向かいそうな劇団の若者達の複雑な想いが、違和感なく、いい塩梅にシンクロして、スーッと入ってくる。日本人ならだいじょうぶと信頼されていることを表した言葉が 「ジャポネス ガランチード」苦労の上に移民の人たちが得た信頼。それが崩れたのは戦争のせい。水泡に帰した信頼を取り戻すために苦難に立ち向かったブラジル移民の人たちのこと、一端にせよ、知ることが出来たのはつらいけれど大事なこと。そして想像もしなかったラストが待っていて、胸が詰まる。カーテンコールの拍手に応えて、並ぶカンパニー。清々しい(これは、やりきった俳優さん達の気持ち)誇らしい(これはブラジルに生きた人たちの気持ち)表情とGarantidoの歌に力をもらって、満足して席を立てる。「・・・・生きた証は 消えはしないこの世に生まれたその意味も重ねて積まれた 時間の彼方に一筋の光が 伸びてゆくように求め続け 走り続け築き上げた 命のガランチード助けもなく 救いもなくこの手で掴んだ生きた証は 消えはしないこの世に生まれたその意味も重ねて積まれた 時間の彼方に一筋の光が 伸びてゆくように」
March 4, 2010
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「EVITAに行こう!」とあいマイさんが誘ってくれたので すっごい久しぶりに行く。野村玲子さん、下村さん、芝さんで観たけど 今回は秋夢子さんかも。どちらも楽しみ。「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」は札幌から上京する友人と観る。 会うのが久しぶり。何年ぶりの再会かしら。後は歌舞伎!歌舞伎座もいよいよ終わりに近づき…どうにか予定を調整したけど国立の橋之助さんのゴエモンがネック!ほとんどの日が12時開始。夕方の公演増やしてください!そして染様と愛之助さんの細川の血達磨、観に日生へ。二人は好きだけど、ボーイズラブは好きじゃないのでアタリかハズレか、賭けのようです。「上海バンスキング」と劇団☆新感線が観たい!予算とチケットがない!敬二さんが出るなら「クレイジーフォーユー」も観たい!「CATS」大好きな私が二番目に好きなのは「CFY」です。さー。あとは花粉症に負けずにお仕事、お仕事!
March 2, 2010
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石井一孝さんと浦井さんの「蜘蛛女のキス」を観てタイトルの妖しさで躊躇していたけれどなかなか好きかも、と急に関心が出てきて「蜘蛛女」を極めたいと図書館で本とビデオを借りてきた。蜘蛛のような妖しい女がその魅力で男の人を虜にする、またはもて遊ぶような話かと思ったけれど、違ってた。未成年にいけないことをして捕まったの男性モリーナ、彼女(彼)は映画が好き、ロマンティックで自分の性癖に関してはなんら問題視していないけれど、母の悲しみを想う時だけ、どうしようもない自責の念に苛まれる。そのモリーナと同房の政治犯のバレンティンとは水と油のように正反対のキャラ、なので当初はギクシャクしているし、無駄に傷つけあっていくけれど…バレンティンから秘密を嗅ぎ出すことを条件にママに会える!と所長から約束されたモリーナは映画の話を接点にバレンティンの近づき、献身的に尽くし、ついには釈放されるが…その間の二人の心の揺れ、会話の変化が読んでいて面白かったし、(会話は抑え気味だけど、どうも石井カズさんの抑揚で読んでしまう)映画の方は、モリーナを演じるウィリアムは・ハートのセリフの字幕、完璧に男言葉で、彼も普通に喋っている。ただ、内容(感じ方、接し方)が女性的なだけ。そんなもんなのかな。モノクロではさまれる映画のシーンが幻想的で、男二人の画面の殺風景な中にひときわ印象的。驚いたのは映画のヒロインと、バレンティンの恋人マルタが同じ女優さん。メイクと時代設定が違うのでエンドクレジットを観るまで気づかなかった。あの時代のヒロインは絶対的、完璧な美人だったけれど彼女もお人形さんのような正統派、近寄りがたい美女。映画はあくまでも男二人が主人公で映画のヒロインのレニ、またはキスされた人に不幸をもたらす蜘蛛女も、マルタも彼らの目を通してのみ存在する。ミュージカルは、映画のヒロインの一人、蜘蛛女にスポットがあたり彼女が歌い、踊ることで物語が進んでいくことが原作とは異なる。先日のミュージカルを観た後に染子と話していた時「どうも、浦井くんのバレンティンに違和感が…」と言ったら染子は、浦井君は好演していたと思うと納得していた様子。浦井君の存在は認めております!「ルドルフ」は浦井君の存在があったから、面白かったしね。映画(VHS)を観たらバレンティン役のラウル・ジュリアに「!」そうです。私の求めていたバレンティンでした。浦井君は悪くないんだけど、より私の求めるイメージはこっちだよ、染ちゃん。[1985年日本ヘラルド:DVD未発売]蜘蛛女のキス【字幕】●監督:ヘクトール・バベンコ//ウィリアム・ハート (中古ビデオ/VHS) 【中古】
March 1, 2010
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