里おじさん活動普及促進委員会（非正規雇用のおっさんのブログ）

もう少し、じいちゃんの闘病記を続けます。

昨日の（５）の中にあった入院中の費用について、少し詳しく説明しますね。



病院への支払いの内訳（2月分）です。
医療費が高額療養費適用で自己負担44,400円、それと食事療養負担額30,240円の合計で、74,260円になっています。
食事療法負担額は、その上にある食事療養費49,700円のうちの負担額かと。じいちゃんの世代は、結構年金が高い額をもらえているようで、それなりの負担がかかっています。１食（といっても、あのドロドロの経管栄養のものですが）あたり360円を負担、360円×３食/日×28日＝30,240円となっています。



食事以外にかかるものとして、紙おむつ・寝巻（といっても、パジャマです）・タオル類を病院との契約業者とレンタル契約。じいちゃんの場合は、Bタイプで１日1,441円（税込）です。

医療費の確定申告分としては、医療費や食事療養費は対象として大丈夫でしょうが、レンタル代は紙おむつ分だけになりそうです。

ただ、じいちゃんの場合、年金収入が高く、おいらと生計維持関係の認定は難しいようだったので、確定申告はしませんでしたが‥。じいちゃんも年金支給が５か月分になったので、確定申告しませんでした。

さて、年度末の３月の記録です。

【３月４日（土）】
月が替わりました。
多治見に帰省していた長男、そして次男の３人で伊東の実家へ向かいました。実家からばあちゃんも乗せて、じいちゃんの病院へ。

じいちゃん、特に変化なし。薄目を開けて、手を少し動かしてくれる程度です。
ただ、痰が詰まるのか、ゴホンゴホンと咳き込むことがあります。毎日、吸痰をしてもらっているようですが。

お見舞い後、長男は東京にもどり、おいらと次男は実家に泊まりました。

【３月５日（日）】
この日は、奥さんも仕事を休んで、新幹線でお見舞いにかけつけてくれました。じいちゃんの症状は、変化なし。心なしか、奥さんの声掛けの方が、じいちゃんの反応はよろしいかと。

お見舞い後、奥さんらと伊東の実家にもどり、いろいろな片付けです。
壊れていた衣類乾燥機を運び出したり、倉庫にある粗大ごみなどの整理をしたり、日頃じいちゃんがやっていてばあちゃんができないことを少ししました。午後、奥さん、次男と多治見に戻りました。

【３月１９日（日）】

この日は、里おじさん活動です。じいちゃんも可愛がっていた里おいくんを施設まで迎えにいき、帰省していた長男、次男と一緒にＡ病院に向かいました。病院についたのが、午後４時半。

じいちゃんの意識レベルは良好です。里おいくんが来たのを認めて、腕を上げて応答。口元に指をもってくる動作もありました。じいちゃん、里おいくんがお見舞いに来てくれて嬉しかったのかな？

この日は、みんなでばあちゃん宅に泊まりました。

【３月２０日（月・祝）】
この日、仕事のない奥さんも、再び新幹線で病院に来てくれました。おいらたちとＡ病院で落ち合い、じいちゃんのお見舞いです。

ところがじいちゃん、昨夜に突然の発熱で３８度。投薬のせいか意識も戻らず。奥さんには残念な面会になってしまいました。

（実は、じいちゃんは、入院期間中に、何回も発熱しています。誤嚥性肺炎でした。）

春の行楽シーズン、多治見に戻るのに渋滞にはまり、難儀しました。

【３月２５日（土）】
２週続けてのお見舞いです。

朝１０時から、主治医からのカンファレンスです。

主治医の説明では、じいちゃんの年齢を考慮したら、これ以上の回復は難しいこと、今後も経管栄養は続けないといけないので、療養型病院への転院しか難しいと思われる、とのことでした。

また、じいちゃんの年齢では、いつ病態が急変するかわからない、万一の時の延命措置はどうするのか、ということも聞かれました。
ばあちゃんは、じいちゃんは昔からチューブをいっぱい装着されて生かされるのは嫌だ、と言っていたので、自然に逝かせてあげてください、死に目に会わせるための強心剤投与や心臓マッサージも不要と答えました。

同席したＭＳＷさんと一緒に、空床のある療養型病院への転院調整を行っていくことになりました。

ＭＳＷさんから説明されたリハビリテーション総合計画書で、じいちゃんの現状の説明を受けました。

意識障害⇒あり

知覚障害⇒精査困難

音声・発語障害⇒あり

高次脳機能障害⇒精査困難

食事⇒経管栄養

排尿⇒バルーンカテーテル挿入中

セルフケア⇒全介助

移動⇒車いす全介助　と、かなり厳しい状況です。

病院からの帰り道、ばあちゃんと一緒に、ＭＳＷさんに紹介してもらった実家近辺の療養型病院を数院見てから帰りました。ばあちゃんの感想では、今のＡ病院にずっと置いてもらいたいなぁ、と。

ばあちゃんを実家に送り、スーパーで色々と買い出しをしてから、多治見に戻りました。