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一晩でこのくらい積もると深雪バッチリ。でも帰り道では降らないで。スキーブームの頃、東京からのスキーは高速道路で大渋滞に巻き込まれて大変だった、って話をよく聞いた。今でも渋滞するのかな?仙台の私は、高速道路では北にしか行かないから、渋滞なんてナイ。そのかわり、地吹雪がある(笑)例えば、仙台から安比まで行くとすると、地吹雪地帯が2ヶ所ある。ひとつは、宮城県の古川の近くだ。このあたりは「ささにしき」「ひとめぼれ」でお馴染みの美味しい宮城米の一大産地になってる。当然、周りには田んぼしかないので、風が思いっきり吹き抜けるのだ。ちなみに、宮城県人は米の味にウルサイ。味も分からないような子供の頃から美味い米ばっかり食べて育ってきたからだと思う。だから旅行に行っても、米がおいしいって思うことがナカナカ無いので逆にちょっと悲しい。ってなことは、どうでもよく、話を高速道路に戻そう。さて・・・安比からの帰り道、日が落ちてから通ったのが今回話題にする、もうひとつの地吹雪地帯岩手県の北上(きたかみ)周辺だ。それまで星が出てたのに、北上あたりになると急に雪が降ってきた。雪の粒がドンドン大きくなって、勢いもあっという間に激しくなった。暗闇から次々と現れ、向かってくる雪で、前がよく見えない。ハイビームにしてみよう。うわっ。ライトが降る雪に乱反射して、かえって見えない。慌てて、ロービームに戻して、地面を見ながら走る。もちろん、路面も雪だ。なんとか、前の車のタイヤの跡を追いかけて走ってたけど雪の降り方が強すぎて、もう跡もなくなった。前方は、雪が舞い狂ってて、視界はほとんどない。路面はすっかり新雪が積もって、走る方向すら分からない。何か目印、目印、と思って左側のガードレールを見ながら走ろうとしたけどそれも、ほとんど見えない・・・。真っ暗な中に、ライトに光る雪。黒と白がグルグルと交じり合ってもう地面と闇の境目も分からない・・・。ヤバイ。だんだん地面を走ってるって感覚が無くなってきたぞ。車が浮かんでるような感覚になってきたのだ。こんな時に、事故って起きるんだろうな。なんてビビリつつスピードメーターを見ると、時速たった40km。でも、これ以上は速く走れない。あ、後ろから来る車に、追突されないようにしなくちゃ。そうだ、ハザードランプを点けよう。前に、安比に行った時、やはり猛吹雪で駐車場から、たった数百メートル先のペンションに帰るのも大変だったことがある。昼間なのに。まったくのホワイトアウトで、道路も何も分からないのだ。その時、前を走ってた車が、ハザードランプを点滅させながら走ってくれたので、後をついていくことが出来た。ただのライトじゃダメ。点滅してないと分からないのだ。そんな経験をしてたので、高速道路だろうともう、個人的に非常事態を宣言して後ろに目立つように、ハザードランプを点けて走ったのだ。トロトロ・・・と。結局、吹雪地帯を抜けるまで私を追い越した車は無かったので他のみんなも、のろのろ運転をしてたんだろう。時間にして、たぶん30分やそこらだと思うけどそれにしても、あ~怖かった。でも、こういう時の対策って、どうすればイイのかな?やっぱり、ゆっくり走るしかないんだろうか。この暑い中、冬の話するなんて奇特なヤツだなと思ったらクリックしてチョーダイませ。
2007.07.28
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梅雨も明けてないのに、暑さに我慢できず、ニョーボとビアガーデンに行ってきた。アヂィ~ってわけで納涼写真。蔵王。ニョーボは園芸好きだ。冬はスキー、夏はゴルフという我が家の行動パターンが園芸が割り込んできたせいで、崩れてしまった。ニョーボは園芸が忙しくてゴルフになんか行ってられないらしい。もう2年くらいやってないし、今年もヤル気はないみたいだ。つられて、私のゴルフ回数も激減してる。年20回以上行ってた私も、去年は10回程度。今年はまだ3回しか行ってない。以前は、空いた時間に、二人だけでパッとラウンドしに行ったのに・・・。「ねぇ、たまにはゴルフ行こうよ」「行かない」「そんなこと言わな・・・」「行かない」・・・そのくらい園芸が好きなのだ。いや、これだけでは伝えきれてない。うちの玄関先のプランター(いわゆる鉢だ)の花には毎朝、毎晩、声を掛ける。会社から帰ってくると「パンジーちゃん、今日も元気にしてた? いい子だね~」自分が育てた花が、可愛くて可愛いくてしょうがないらしい。それはいいけど、あまり大きな声で言わないで。近所に恥ずかしいから。梅雨どき、長雨にあたると、ミニトマトは身割れしちゃうそうだ。雨の日曜、二階のリビングの出窓から、庭のミニトマトに向かって叫んでた。「ミニトマトちゃ~ん。が~んばれ!が~んばれ!ミ・ニ・ト・マ・ト!」わ・私は、もう慣れっこだから大丈夫だけど・・・。ニョーボは、花をアレンジメントで飾ったりするよりも土いじりして、種や苗から育てるのが好きだ。前の年に買った、シクラメンやポインセチアも夏越しさせちゃう。ポインセチアってのは、クリスマス近くになるとやたら花屋の軒先に並んでる、鉢植えの赤い葉っぱだ。そのポインセチアの葉っぱって、始めは白いんだけど日に当てたり、暗い押入れに入れたりして、赤くするらしい。でも、ニョーボのは、いくらやっても赤くならないのでおかしいな~、おかしいな~って、ずっと落ち込んでた。・・・と、ある日、突然言い出した「うちのポインセチア、他のと違って赤くないから、カワイイ!」ガクッ! それでいいのか?(笑)・・・って、このくらい園芸好きなのだ。そのニョーボがスキーに行くと、視点が違う。(もしかして、これから本題?)(そう。でも本題のほうが短いから)リフトに乗ると、木の枝ばかり見てる。「ほら、見てみて。こんな寒いのに、もう芽があるでしょ」ほんとだ、枝の先っぽを見ると、確かにちっちゃい芽がくっついてる。「こうやって、芽を固くしてじっと冬を耐えてるのよ。偉いね。健気だね」「木なんだから、当たり前なんじゃないの」・・・なんてことは言えない。こんなふうに、行く度に木々の観察をしてる。春になると、ますますうるさくなる。・・・じゃなくてますます観察眼が鋭くなる。「あ、暖かい日が続いたから、この芽、先週よりも膨らんでるね」そんなこと知るか。と、まぁ、我々一般スキーヤーとは目線が違うようだ。ニョーボさんって変、と思った人もニョーボさん、まだ大丈夫、と思った人もポチしてね。
2007.07.25
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リフトの上。二人で乗ってる時はイイんだけどひとりの時は、退屈だ。乗ってる間って何してるんだろ? 私?人の滑りは、あまり見てないな。そのかわり、動物の足跡は見てる。この足跡は、こっちから来てあっちに行ったんだな。とかあ、ここで二匹が出会ってるぞ。とか随分あちこち寄り道して何してんのかな。 とかいろいろ想像するのだ。<うさぎの足跡の写真はコチラ>あとは・・・仕事のこと考える? ん~、考える。でも、元気リンリンになれる時もあるけど落ち込むこともある・・・自己嫌悪に陥ったり・・・リフトの上で「はぁ」なんて、溜息ついてちゃショーガナイ(笑)せっかくのスキーだから、仕事の事を考えるのは、やめとこう。晴れた日なら、キラキラ光る雪面を見てるのも気持ちイイ。雪の結晶ひとつひとつが、いろんな角度で積もってるので結晶の面に陽の光が反射して、チカチカ光るのだ。ダイヤを散りばめたような、リフト下の、まっさらな斜面。「ここ滑りたい・・・」・・・言うと思ったでしょ(笑)でも滑っちゃダメよ。そうそう、一番好きなのは、降ってくる雪を見ることだ。風は無く、しんしんと降る雪がベスト。ウェアやグローブの上に落ちてくる、雪の結晶を見る。雪印のマークのような、綺麗な結晶になってる雪だ。黒いグローブの上だと、形がはっきりと見える。ところで、雪の結晶っていうのは、必ず六角形になっている。その形状は一つ一つ違うけど、必ず六角形だ。六角形で、花びらのように綺麗なので昔の人は雪の結晶のことを「六華」(ろっか)と呼んだのだ。なんて趣のある呼び名なんだろう。リフトに乗ってる間中、その六華をず~っと見てる。いろんな形の六華が次々と落ちてきて、全然飽きないのだ。ちなみに、北海道のお土産で有名な「六花亭」も、この六華の意味だ。ちなみに、ロッケンロールを歌うのは、ロッカーだ。駅で100円を入れるのは、コイン六華・・・とは言わない。・・・・・。リフトに乗ってても、ここは山の中。六華もそうだけど雪をかぶった遠くの山並みやその上に広がる青空、流れる雲白い雪面に映る木々の影・・・リフトは退屈だなんて言わないでそんな、山の中でしか見れない風景を楽しんで何を考えるとはなしに、ボーっと時間を送るのもまた、イイのかもしれない。さてさて、このブログ。去年の7月から始めて、1年になる。スキーの話題ばっかり、週2回ペースで書いてきてちょうど100件になった。これからも、またショーモナイこと書くと思うけど、ヨロシクね。いいよ、ヨロシクしてやるよ。って思った人はポチしてチョーダイませ。
2007.07.21
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蔵王のユートピアゲレンデ。気持ちイイ。いや、内容とは関係ないんだけど。前回の話題で、出てきたスパイクタイヤ。聞いたことあるけど見たことはナイ、って人もいるだろう。20年くらい前(だいたいね)全国で最初に、仙台でスパイクタイヤが禁止された。今、みんなが履いてるスタッドレスタイヤは、その頃にメーカー各社が慌てて開発して、売り出されたものなのだ。で、スパイクタイヤってのはタイヤに金属のピン(スパイク)をたくさん埋め込んだものでスパイクシューズのようにタイヤからピンがツクツク突き出ている。アイスバーンを引っ掻いて、そりゃ凄い効き目だ。でも、仙台は北国と言っても、雪はあまり降らない。まぁ、夜は冷えて道路が凍るので、スパイクタイヤは必要なんだけど昼間は、アスファルトを削ってしまうのだ。街中、ガリガリ、ガリガリ・・・スパイクがアスファルトを削る。あの車も、この車も、もちろん私の車も、ガリガリ削って走る。道路も削るけど、スパイク自体もあっという間に擦り減るので不経済な事、この上ないし。バイパスなんか、すごく深いワダチが出来ちゃう。アスファルトなのに、だ。車線変更するにも、ハンドルをがっちり握って「せーの、よいしょ!」なんて、気合入れてしなきゃならないし(笑)雨なんか降った日にゃ、もうハンドルが取られる取られる。大変な状態だったのだ。で、ちょっと風が吹くと、道路わきに堆積してる削られたアスファルトのカスが舞い上がって、街全体が霞むのだ。洗濯物は汚れる、車は汚れる、顔じゅう埃っぽくなる、咳は出る・・・で黄砂どころの騒ぎじゃない。これが、仙台の春の風物詩「仙台砂漠」。いわゆる粉塵公害(ふんじんこうがい)だ。そして、環境にも健康にも悪いってことでスパイクタイヤ自体が禁止されたのだ。ただ、市民みんなに急にタイヤを買い換えろと言うわけにはいかないので自治体が無料で、タイヤのピン抜きサービスをしてた。とりあえず、ピンを抜いて走りなさいと。特設会場にスパイクタイヤを持っていくと係りのオッチャンが、ポイポイ、ポイッと手際よく、あっという間にピンを抜いてくれるのだ。ただ、ゴムの素材は普通タイヤと変わりないのでピンを抜いてしまうと、アイスバーンでは役に立たなくなる。低温でゴムが硬くなって、氷をグリップしなくなっちゃうのだ。スタッドレスタイヤは、低温でも硬くならないゴムが使われてる。ちなみに「スタッド」ってのは、鋲(ピン)のこと。スパイクタイヤに対して、スパイクの無いタイヤって意味だ。とにもかくにも、この条例のおかげで翌年から「仙台砂漠」がピタっと無くなったのは、見事だった。ちょっと前、タイヤには、こんな小さな歴史があったのだ。今日もポチっとクリックしてチョーダイませ。ブログランキング
2007.07.18
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蔵王へと向かう道。懐かしい風景だ。もう20年くらい前の話。オニコウベスキー場からの帰り道、車が横転しちゃったのだ(笑)って笑い事じゃないのだ(笑) スキーを終えて、さぁ帰ろうという時駐車場で、私は不安になっていた。朝、来た時の道路が、ワダチになってたのを思い出して凍ってるだろう下り坂の運転が心配になったのだ。しかも、タイヤは、ピンを抜いたスパイクタイヤだし。ちょうど、スパイクタイヤが禁止になった時でみんな、スパイクタイヤからピン(スパイク)を抜いて走っていたのだ。それで、駐車場で急遽チェーンを着けた。そこまではイイ。・・・それでも、凍ったワダチには歯が立たなかったのだ。いや、たぶん私の運転が未熟だったんだろう。今思えば。直線の下り坂で、突然、車が横滑りし始めた。ワダチから外れたのか、溝に振られただけなのか・・・なんにせよ、そのままワンテンポ様子をみてから判断して操作するべきだった。そんな余裕もなく、瞬間的に焦った私は思わずブレーキを踏んでしまった。たぶん強く。制御を失ったタイヤは、ますます横滑りしていくだけ。ゆっくりと、しかし確実に、左のノリ面へ向かってる。雪壁だ。私は成す術がない。壁に当たれば止まるかな、ぐらいは考えてたけど(笑)左のタイヤが壁に乗り上げる。車体が傾く。止まるか?いや、止まらない。さらに傾いていく。傾く、傾く。ほとんど真横になってきた。あれ? ひっくり返る? ヤバイ・・・?真横になって、さらに覚悟した時、・・・やっと止まった。計器という計器がみんな、ビカビカ点滅しまくってる。こんな風になるんだ。へぇー。・・・なんて感心してないで、外に出なきゃ。ドアを開ける。どしんっ! 当然、体が落ちる。けどドアは全部開かないので、窓から、這い出た。ニョーボは、上のドア(助手席のドア)から、登って出た。その時、後ろの人たちが、何人も来てくれた。みんなで、車を押してくれて。ありがたかった。ほんとに。車も、何とか走れるようだ。ただ、そのあと怖くて、のろのろ運転で大渋滞を作ってしまった。みなさん、ごめんなちゃい。オニコウベ。コースは大好きだけど、それ以来あんまり行ってない。その時は、山側に滑ったから良かったけどダム湖の脇を通る狭い道で、崖の方に滑っていったらちゃちいガードレールなんか、すぐ越えちゃいそうだ。それを思うと、怖くて冬は行けない。夏のボランティアになら、行けるけど(笑)ただ、大事なことは、その時の滑った感触が今でも手に残ってるって事だ。それがあるから、雪道では無理しないし、無事故で過ごせてるのだと思う。今でも時々、雪道でその感触が甦ってくる時がある。そんな時は大抵、オーバースピードになってたりするのだ。体に滲み込んだ、危険察知センサーだ。そういう意味では、私にとって大きな財産となった経験だった。ところで、スパイクタイヤって見たこと無い、とかピンを抜くって何? なんて思う人もいるだろうから次回はスパイクタイヤを話題にしちゃおう。で、今日も長い記事を読み終えた記念に(笑)ポチっとクリックしてチョーダイませ。
2007.07.14
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レストラン「パノラマ」のカウンター席からの、パノラマ。この頃は、ゲレ食もそんなに混んでないので、食べやすくなったけどそれでも昼どきは、それなりに混む。スキー仲間がニョーボしかいない私は、一人で滑りに行くことも多い。ってか、半分以上は一人で行く。ニョーボにすれば、いつもいつも付き合ってられないらしい・・・。さて、滑るのは一人でも楽しいんだけど、昼食は、やはり気を使う。昼食を午後遅くに取ったり、逆に午前中に取ったりして混みあう時間帯を、ずらすようにしてる。それでも、どうしても昼どきにお腹がへることもある。そりゃ、ショーガナイ。混んでる食堂に入るとたいていは、4人用とか6~8人用のテーブルだから空いてるテーブルに、一人だけで座るのは気が引ける。以前、4人用テーブルが一つだけ空いてた時ショーガナイから、そこにポツンと座ってた。と、4人グループが入って来て、席を探しながら私の横に立ったのだ。彼等はべつに、私にプレッシャーを掛けてる様子じゃないんだけど私が勝手に恐縮しちゃって「あの、すぐ食べ終わるから、ここイイよ」と言って、来たばかりのカレーを急いで食べてコップの水を一気に飲んで、さっさと席を譲った。その間、5分ぐらいだろうか。さすがに、お腹がこなれてないのでトイレ脇のベンチに座って、しばらく休んでいた。彼らも「ゆっくり、どうぞ」と言ってくれたんだけど待ってる人がいるのに、テーブルで一人ユックリなんて出来ない。このベンチの方が、よっぽどユックリできる。根っからの小市民なんだな。トイレの脇だからって、べつに臭くないし(笑)だから混んでる時は、4人用が空いてても座りたくない。ベストは、6人用に2人座ってたり、8人用に4人座ってるテーブルに相席することだ。しかも、先客とは一つ席を離して、端っこにそっと座るのがイイ。そして静かに食べて、ちょっとだけ休んでいつの間にか、いなくなってる存在でいいのだ。いえ、皆さん、何も言わないで。これでイイのだ。これが楽なのだ。ただ、そんなベストポジションに座っても私が食べてるうちに、先客が出て行ってしまって結局、広いテーブルに一人って状態になることもある。そんな時は、心の中でつぶやいてる・・・「ち・違うんだ。一人でここに座ったんじゃないんだよ。これには事情があるんだよぉ。僕は悪くないんだよぉぉ」誰も気にしてないのに。で、客が来ないか、入り口の方をチラチラ気にしてるのだ。・・・情けない。でも、実際こんなスキーヤー、多いと思う(そうか?)だから、こんな気の小さい善良なスキーヤーのためにそして意外と多い、一人で来てるスキーヤーのためにカウンター席を作って欲しい。たまに見かけるけど、まだまだ少ない。すみっこの方でいいから、落ち着いて食べたいのだ。なにより、食べたら少し休まないと、消化に悪いし(笑)ところで、こんなこと始めてみた。ここまで読んで、ちょっとニヤリとしたらクリックしてチョーダイ。
2007.07.11
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愛読書は何ですか?山岡荘八の「徳川家康」がイイとか、藤沢周平の時代小説が好きだとか本田健のビジネス書を読みまくってるとかいろいろあるだろうけど、ここはスキーのブログなのでスキー関係の本ちゅうことで。ちょっと前なら、・・・・・いや、だいぶ前になるか。「極楽スキー」や「スキーの便利帳」「スキー百景」っていった技術本じゃない面白系や、コラム本が次々と出版されてた時期があった。最近は、その手の本をあんまり見かけないけどスキー人口の減少で、売れそうにないからだろうか?ま、そんな事はどうでもよく私の愛読書は「スキーマップル '99」だ。そう、スキー場ガイド本だ。もちろん、冬の間も見てるけど夏から冬に向かっての、シーズン前の時期によく見る。蔵王や雫石のページを見て、先シーズンのことを思い出したり来シーズンに思いを馳せたり。行ったことのないスキー場の写真やコース図を見てそこで自分が滑ってる姿を想像したり。思わず、足はエッジングの形をしてたり。ちょうど、旅行好き、鉄道好きの人が行く予定もないのに時刻表を見て、仮想旅行を楽しむのと同じ感覚だ。で、なんで、99年版なんていう古いのを見てるかというと「東北版」だからだ。今のマップルは全国版だけなので東北の小さいスキー場は載ってない。古かろうと、地元の小さいスキー場が載ってる方が嬉しいのだ。いつも行ってて、隅々まで知ってるローカルスキー場でもそのページを眺めては、ニコニコしてるのだ。マップルの特徴として、スキー場の航空写真の他に平面図が載ってるのもイイ。普通の地図と同じように、等高線が描かれた平面図なのでコースの斜度や繋がりがとても良く分かる。さすがに安比や蔵王とかの大きなスキー場のしか載ってないけど。私は、この平面図に、秘密の場所とか危険箇所とかを書き込んでいる(笑)そろそろ表紙がヨレヨレになってきた愛読書。ソファーでゴロンとくつろいでる時や、寝る前のベッドの上とかちょっと手持ち無沙汰になった時に、つい手に取ってしまう。私のリラックスタイムには、欠かせない一冊だ。
2007.07.08
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仙台も、どっぷりと梅雨空。せめて写真で青空をどうぞ。前回話題にした、オニコウベスキー場のボランティア。その様子を取材しに地元テレビ局が何社か来てた。インタビューされてる人もいたので私のとこにも来い、来いと、チラチラ視線を送ってたんだけど目ヂカラが足りなかったのか、ダメだった。それどころか、そんなことしてる暇あるならサッサと作業しろと他の人から、強烈な目ヂカラで睨まれた。・・・なんて、これはウソ(笑)夕方のニュースは、もちろん見たけどテレビに映る作業の様子を見てると、新たな充実感が湧いてきた。チャンネルをあちこち回して、映るたびに「ほらほら、見て見て」とニョーボを呼んだりして。翌日の地元新聞「河北新報」でも、カラー写真入りで大きく取り上げてた。その写真に、なんと私が写ってたのだ。作業してるたくさんの人の中で、割と大きく、一番手前に。キャップをかぶり、タオルを首に巻いて、人一倍疲れた様相で(笑)でも、ムフフだ。お次の話は、あまり言いたくない。けど、ネタになるから言う。オニコウベから仙台への帰り道。高速に乗らないで、下道で帰ってみようと思った。時間も早く終ったし、のんびりした気分だったから。で、高速に向かう途中から国道を外れて岩出山(いわでやま)という町を通った。何度かは通ったことがあるんだけどその日は、なにやら工事をしてて、迂回道路に回された。そうなると、もう道は分かんない。ナビを見ながら、案内表示を探しながら、うろうろ。私はいったい何処へ行こうとしてるの?状態だ。気が付くと、いつの間にか、後ろにパトカーが付いている。・・・漢字を間違った。パトカーが憑いている。「付く」じゃなくて、キツネが憑いているの「憑く」だ。そのうち、キツネがなんか言いだした。スピーカーで。自分には関係ないだろうと、ほっといたらパッシングし出すし、赤いクルクルは回り出すしで私に止まれと言ってるらしい。やましいコトの何もない私はパトカーが道でも聞きたいのかな?なんて馬鹿なことを思ってしまった。マジでそう思ってしまうほど、私には思い当たることが無かったのだ。さて、パトカーから降りてきたキツネが言うには「さっきの踏み切りで、一時停止しませんでしたよね。コンコン」は? まさにキツネにつままれた気分の私は、思わず言った「踏み切りなんか、無かったよ」・・・あったんだって。パトカーは、そこで見てたんだって。ずっと。道が分かんなくてキョロキョロしたり、ナビを見たりして踏み切りに全然気付かなかったのだ。減点2点。罰金9千円。数年前の免停から、ずっと無事故無違反で12月の免許書き換えでは、ゴールドになるはずだったのに・・・。・・・だ~いなし。チャンチャン。
2007.07.05
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今日はオニコウベスキー場へ、ボランティアで。数日前の地元新聞に載ってた記事。「オニコウベスキー場に、局地的集中豪雨が降り夏の間お花畑になるはずのゲレンデに大量の石や土砂が流れ込んでしまった。それで、撤去作業のボランティアを募集してるが300人募集のうち、現在16人の応募しかない」いくらなんでも16人はないだろと、早速申し込んだ。スキーヤーとしては、助けに行かなくちゃ男がすたる。ってなもんで。土の中の球根や、芝を痛めるので、重機は入れない。人を雇うほどの資金はない。もともとの経営母体である三菱地所が無償で町に譲渡するほどの経営難でその後を引き継いだ3セクも大変みたいだ。というワケでの、ボランティア募集らしかった。そして今日、なんと350人もが集まったのだ。うむうむ。私も嬉しい。で、作業は、まさに人海戦術。ゲレンデに撒き散らかされたような、大小の石や土砂をビニールの米袋に入れる。スコップですくったり、手で拾ったりの、手作業だ。ゲレンデの下から上へと拾っていく。その袋を何箇所かにまとめて置いて、軽トラで運ぶのだ。さて、だいぶ上の方まで拾い集めた頃、係りの人が慌てて叫んでる。「すみませ~ん! 上まで軽トラックが登れないんです。袋を下まで運んでもらえますかー!」・・・って、おい!ここまででも、相当ヘトヘトなのに。しかも、この袋、とんでもなく重いんですけど・・・。でも、シャーナイ。みんなでバケツリレーだ。一列に並んで、次々と手渡していく。重い~。 こ・腰がぁ~! 腕がぁ~!誰だぁ、こんなにギッシリ詰めたのはぁ~!ちょっとタンマ、ひと休みひと休み!いろんな声が飛び交う(笑)こんな、袋リレーのラインが数十メートルの長さで何列も出来てる。まるで、月山のコブラインが何列も並んでるように。40~50分の、この作業が一番きつかったけどさすが大人数、午後3時までの予定だったのが午前中で終ってしまった。これぞマンパワー。スキーヤーパワーだ。人の力って素晴らしいなと、密かに感動してたのだった。(別に密かじゃなくともいいんだけどね)その後は、カレーライスとオニコウベで採れた山菜で作った、山菜汁を食べて帰り道、貰った入浴券で温泉にも入ってきたのだった。さらに、来シーズンの一日券も貰ったから、ラッキー!
2007.07.01
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