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「今年のスローガンは若者だね」「taspoの商売に利用されてるね」「どこまでも悪徳詐欺商法だね」 今年も世界禁煙デーのスローガンが決まりましたが、今年のスローガンは“TOBACCO-FREE YOUTH”(若者へのタバコの売り込みをやめさせよう)です。 このスローガンをまたまた偽善事業(悪徳詐欺商法)に利用しようとしているのがタバコテロリスト集団「JT」一派です。 いつもはThe Delight Factory などとうそぶいておりますが、今回は前面には出ずに同じ天下り団体一派の、社団法人日本たばこ協会(TIOJ)、全国たばこ販売協同組合連合会(全協)、日本自動販売機工業会(JVMA)が主体となって、タスポ(成人識別ICカード)なる制度を作り上げました。 タスポは「タバコ」+「パスポート」のようですが、タバコ零細業者に負担を強いて、ゴミを増やし、一時的に儲かるのは自販機業界です。 もちろん、面倒くさいので、自販機の販売は減って、未成年の喫煙は若干減るでしょうが、抜け道はいくらでもあります(taspoの貸し借り、代理購入・・・)。やはり一番良いのはタバコ1箱1000円でしょう。 とにかく、JTと愛煙家一派のテロリストには肩身の狭い世の中が早く来てほしいものです。
2008年05月31日
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「小麦でアナフィラキシー起こしました」「小麦しか除去してないの?」「インタールも飲んだことはありません・・・」「できる分だけして見ましょう」 小麦でアナフィラキシーを起こしたことのある5才と2才のアトピーの男の子。長男(3才時IgE:39、ブタクサ2、猫1、卵白1、カモガヤ1、アキノキリンソウ1、小麦1)が、小麦を食べられるようになったので、次男のときは(何の指導もなし)妊娠中除去をせずにまたまたより強いアトピッ子を産んでしまったようです。 次男は全身ガサガサにもかかわらず(殺菌消毒も除去食もインタールもなにもなしで)ただ軟膏を塗るだけのふつうの対症療法です(IgE:580、ピーナッツ5、チーズ4、牛乳4、オボムコイド4、卵白4、小麦3、大豆3、卵黄3、ソバ1)。 除去食は難しそうなので(いまさらね)、殺菌消毒と(初めからやり直し)インタールをためしに処方しました(調子が良いようです)。 もう一人3男(生後3ヵ月)も連れて来たので、(今度は気をつけたらしい)皮膚症状は軽微でしたが、除去食+インタールをお願いいたしました。 アトピーは汚染です。上の児がアトピーのときに気付いて努力すると次の児は軽くて済みますが、上の児が軽く済んで気付くチャンスを失うと下の児のほうが不利です(卵子も古くなるからね)。 上の児がアトピーでアナフィラキシーまで起こしているのに「食べてもいい」と平気で言うような医師に当たるとあとが大変です。 それでも、できる範囲で悪いものを減らして、インタールを試すと、食物アレルギーの児は、調子が良くなることが多いようです。
2008年05月30日
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「RASTゼロだけど妹はプラスだね」「インタール効いてます」「やっぱり隠れ型だね」 生直後から全身ガサガサアトピーの5才の男の子(皮膚テスト:卵白発赤10mm-膨疹3mm、醤油10mm-2mm、牛乳5mm-2mm、枝豆5mm-2mm、小麦粉5mm-2mm、ダニ5mm-2mm、杉花粉5mm-2mm、対照液0mm-0mm、IgE:37、RASTすべて0)。 大豆製品などを食べると痒くなるようでしたので、ある程度の選択食はしておりましたが、インタールは内服しておりませんでした。 最近妹が生まれましたが、やはりガサガサだったので(女の子なので)早めにインタールを内服していただきました(皮膚テスト:醤油18mm-10mm、ダニ18mm-7mm、杉花粉18mm-7mm、小麦粉15mm-6mm、枝豆15mm-5mm、卵白12mm-5mm牛乳12mm-5mm、対照液8mm-4mm)。 妹は6ヵ月の血液検査(ゼロの確認)ですでにIgE:20、胡麻2、卵白2、ミルク2、ピーナッツ2、大豆2、小麦1、犬1、と上昇しておりましたが、インタール(食物アレルギー専用の抗アレルギー剤)を内服していたら数値が陽性の割りに皮膚がきれいです。 5才のお兄さんにも妹の検査値を参考に一緒に除去食をしてもらい、ためしにインタールを内服してもらったら症状が改善してきました。 乳児期の早い時期にインタールを内服していると数値が高くても割りときれいな児が多いようです。 血液検査で陰性でも、インタールを内服していると調子が良い児も時々おります。99%便に出て安全ですし、5才の児でも効果があるくらいですから、腸管が未熟な乳児期のうちに、アトピーの児がインタールを試す価値は十分にありそうです。
2008年05月28日
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「金属アレルギーの検査をしてください」「9年ぶりですね」 3才のときに他の病院の血液検査では陰性でアトピーが良くならずに、毒多ぁがパッチテストをした女の子(ホルマリン++、銅++、亜鉛++、コバルト++、クロム+、ニッケル+、アルミニウム+、白金+、スズ+、パラジウム+、金?+、水銀?+)。その後5年間受診せず・・・ 8才の時にシックハウスであることにやっと母が気づき、室内空気環境測定でホルムアルデヒド濃度が高く減衰工事で皮膚症状の改善した12才の女の子。 久しぶりに受診したら、フルートを始めたのと歯科で矯正をするので、パッチテストをして欲しいとのことでした。 9年ぶりのパッチテストは、金++、水銀++、クロム++、ニッケル++、パラジウム++、白金+、アクリルモノマー?+、亜鉛?+、銀(-)、チタン(-)、でした。 フルートは純銀製にしたようです。 ついでに血液検査ではIgE:500、ピティロスポリウム2、杉2、アスペルギルス2、ヒノキ2、トリコフィトン2、ヘルミントスポリウム1、卵白1、でした。 カビに反応が出るのはアレルギーマーチの終着駅です。数値は低くともアトピー(1型アレルギー)+金属アレルギー(4型)両方ダブルは食生活も環境も何でも少しずつ注意が必要です(複合汚染だからね)。
2008年05月27日
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「3倍増醸なくなったんだね」「酒税法改定は知りませんでした」 講談社のコミック「イブニングNo.11号」の「もやしもん」を見ていたら、平成18年に酒税法が改定になって、悪名高い「三増酒」が消えてなくなったと載っておりました。 以前は清酒に醸造用アルコール(焼酎のようなもの)を混ぜて3倍に薄めているのが普通の日本酒(3倍増醸酒)でしたが、酒税法の改定で清酒に50%以上別のものを加えたものは「清酒」と名乗れないようです。 またアルコール度15度で税金がかかっていたものが、22%以下なら同じ税率になったようです。 さらに、清酒にも発泡酒、醸造酒、スピリッツ、リキュール、雑種などの分類もできたようです。 ふだんアルコールを飲まない毒多ぁは、まったく知りませんでした。 情報はコミック誌からの毒多ぁでした。
2008年05月26日
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「コレステロールが低いって言われました」「小児の正常値は低いですよ」「・・・」 生後3ヵ月からアトピー性皮膚炎の3才の女の子(IgE:500、猫4、卵白3、胡麻3、オボムコイド3、牛乳3、大豆3、ソバ2、HD2、卵黄2、小麦2、Tcho:95)。除去食+インタールでかなり改善しておりましたが、健診で栄養士に「コレステロールが低いから除去はするな」といわれたそうです。 小児の正常値は成人とは違います。3才の総コレステロール正常値は95~215ですので、95のアトピッ子はまったく問題ありません。 その後しばらく受診されませんでしたが、1年ぶりの再検査では、コレステロールは131と上昇しておりましたが、アレルギーの数値も上昇しておりました(IgE:1000、杉6、猫5、ヒノキ4、卵白3、オボムコイド3、牛乳3、大豆3、イネ科2、卵黄2、雑草2、ダニ2)。 栄養士も医師もだれも責任は取ってくれません。子供の体質を守るのは母親しかおりません。母親が勉強して努力して、医者と薬はうまく利用することが大切です。
2008年05月24日
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「久しぶりですね」「かなりきれいになりました」「数値もずいぶん下がりましたね◎」 生後10ヵ月から全身アトピーでガサガサ軟膏漬けだった5才の男の子。2年前に2時間かけてはるばる受診したときは全身黒ずんでカビだらけで、IgE:4900、ダニ4、HD4、卵白3、ピーナッツ2、牛乳2、小麦1、バナナ1、でした。 眠れないほどかきむしっておりましたが、除去食+インタール+殺菌消毒をして、1年ほど通院していただきました。 しばらく来ないと思ったら、1年ぶりの受診は、かなりきれいになっておりました。 2年ぶりの血液検査は、IgE:1700と改善!、ダニ5、HD5、杉2、卵白2、他の項目は全部ゼロになっておりました。症状も数値もかなり改善しておりましたので、めったに人をほめない毒多ぁも思わずカルテに◎を付けてしまいました。
2008年05月23日
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「IgE1700です」「上ったんですか・・・」「上昇を食い止めるのが・・・」「・・・」「数値の割にはきれいです」 生後3ヵ月からアトピー性皮膚炎で顔がジクジク真っ赤にただれて熱傷状態で毒多ぁを受診した男の子(生後4ヵ月IgE:100、卵白4、牛乳3)。除去食+インタール+殺菌消毒で、なかなか良くなりませんでしたが、毒多ぁ謹製マコモ軟膏でやっと改善しました。 4ヵ月ぶりに、生後8ヵ月で再検査をしたら、IgE:1700、と上昇!牛乳6、卵白6、タラ5、大豆4、小麦3、HD3、豚肉2、胡麻2、カボチャ2、ソバ1、トマト1、イチゴ1、全部陽性に出てしまいました。 血液検査は上昇するのが普通です。どれだけ上昇を食い止めきれるかがポイントです。同じ数値なら○、少し上って普通、すごく上昇したら×下がったら奇跡◎です。 数値が高くても低くても、やることは、「悪いものを減らす」というのは一緒です。気合の入り方が違うだけです。 高いなら高いなりに、低いなら低いなりに上昇しないようにしてれば何とかなります。 数値が高いので、当分除去食+インタール継続ですが、数値の割に症状がどんどん改善しているのと、お母さんが前向きなので、何とかなりそうです。
2008年05月21日
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「ばれなかった?」「泣き声でばれちゃいました」「少し太ったね」「飲みも良くなりました」 生後から母乳ののみが悪くて、ゼロゼロ痰が絡んでいる2ヵ月の男の子。 舌下小帯がくっついておりましたので、外来で(無麻酔で)3mmほど切りました。内緒で切ったのに、泣き声が大きくなったので、家族にばれてしまったようです。 体重も増えて、吸入・吸引に来る回数も減りました。めでたしめでたし。 毒多ぁが病院勤務だった頃は、毎日産婦人科病棟まで行って、生まれたばかりの児の新生児健診を行っておりましたが、舌小帯がくっついている児を見つけると、その場でチョンチョンと切っておりました。 無麻酔で切れる2・3mm程度でも、哺乳力はかなり改善します。新生児ばかりでなく、1~2才の児も外来で押さえつけて切ることもあります。 一番大きな児は20才の児の舌小帯を無麻酔で切ったことがありますが、舌っ足らずは治りませんでした。しょうがないよね。
2008年05月20日
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「ドッジボールしていたら胸が苦しくなりました」「鼓膜と鼻粘膜と扁桃腺が赤いですね」「胸は大丈夫ですよ」「去年の8月にも同じようになりました」「運動誘発性の喘息ですね」 鼻炎と扁桃炎のある11才の男の子(IgE:50、ダニ3、HD3、杉3、ヒノキ2、イネ科1)。 ドッジボールの部活中に胸が苦しくなったとして受診しましたが、鼓膜の発赤と鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、感染を伴う運動誘発性の喘息を疑いました。 ヒノキ花粉症が収束しつつありますが、イネ科の花粉がピークを迎え、毎週のように、マラソンでEIA:運動誘発性の喘息(またはアナフィラキシー)を訴える児が受診します。 でもこの児は室内競技!、花粉か?ダニ・ホコリか?ドッジ?
2008年05月19日
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「皮膚感染症っぽいですね」「軟膏塗っても良くなりません」「血液検査を・・・」「IgE:120でダニ・HDゼロでした」「他の項目もさせてください」 生後5カ月の頃後耳介部と陰部掻痒があって一度だけ受診した男の子(当時スクラッチテスト:卵白発赤15mm-膨疹6mm、杉花粉15mm-膨疹6mm、牛乳12mm-5mm、枝豆12mm-5mm、犬毛12mm-5mm、醤油10mm-5mm、小麦粉8mm-5mm、ダニ8mm-4mm、対照液6mm-3mm)。 4年ぶりに受診いたしましたが(耳切れと陰部の掻痒)、昨年近医でIgE:120、ダニ0、HD0、だったそうです。 鼻粘膜の充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、血液検査のほかの項目もお勧めいたしました。 IgE:120、ダニ・HDゼロは今回も同様でしたが、杉4、ヒノキ3、イネ科2、胡麻2、小麦2、大豆1、卵白1、雑草1、ピーナッツ1、でした。 よくよく聞いたら「パンは大好き」「胡麻は健康に良いから積極的に食べている」とのことでした。 まあ軟膏以前の問題でした。
2008年05月17日
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「卵白と小麦と牛乳が陽性でした」「リンデロン出してください」「strongじゃなくてmediumのキンダベートでは」「リンデロン出してください」「・・・」 生後1ヵ月からアトピー性皮膚炎で全身発赤ガサガサの男の子。2ヵ月頃から除去食+インタールで指導しておりましたが、改善しないので生後5ヵ月に血液検査をしたら、IgE:100、卵白4、小麦2、ミルク2、でした。 インタール増量と小麦除去の話をし始めたら母親がいきなり「リンデロン出してください」と言いましたので、「いきなり強力なのじゃなくで少し弱めのステロイドのほうが・・・」とお勧めしましたが、押し切られてしまいました。 両親ともに強いアレルギーがありますので、跡継ぎを作る決心をしたようです。 でも、どこでリンデロン手に入れてきたんだろう?ってどこでも出してる!
2008年05月16日
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「夜苦しがって眠れません」「鼻がびっちり詰まってるね」「待たなくても良い耳鼻科に行ったら・・・」「全部止める薬だからつらいよね」 鼻炎と扁桃炎で出時々来る1才の男の子(IgE:20、RASTすべて0)。 鼻が詰まりやすいので、痰やハナを溶かすムコダイン(去痰剤:サラサラに柔らかくする)とレフトーゼ(消炎酵素剤:バラバラに分解する)を好んで使用し、ポララミン(抗ヒスタミン剤:止める薬)は時々併用しておりました。 しばらく来ないと思ったら、ハナがドロドロに詰まって受診しましたので、吸引したら多量の黄色鼻汁が吸引されました。 よくよく聞いたら、あまり待たされなさそうな耳鼻科を受診したところ、アリメジン(抗ヒスタミン剤:止める薬)とペリアクチン(抗ヒスタミン剤:止める薬)とアスベリン(咳止め:止める薬)の混合したものを処方されたようです。 止める薬3つ混ぜてきちんきちんと飲んだら詰まるよね。
2008年05月15日
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「顔色悪いですね」「昨夜13回吐血しました」 ここ5日ほどタール便(血便)で少し倦怠感がありましたが、放置していたら、昨夜21時に13回吐血して自宅でぶっ倒れておりました。 今朝出勤して血圧測ったら79/53mmHg!。 2人診察したところで院長からドクターストップ!緊急胃カメラで毒多ぁの胃袋は血まみれなのに、潰瘍も腫瘍もナシ(急性出血性胃炎とのこと:前回Hb14.2,Ht41.7→今回Hb10.7,Ht27.0)。 そのまま、午後から普通に診療しました。 いつもの高血圧より低血圧のほうが調子が良いようです。 かつて1780年~1850年頃に欧米で流行した瀉血療法(英雄治療:モーツアルトも受けた)は血の気の多い毒多ぁにはかなり有効のようです。 えっ?、吐血の原因は何だって?。どうやら脳梗塞の血栓予防に内服していたプラビックス錠の副作用だったようです。 内服全部やめたら調子が良いです。
2008年05月14日
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「きれいな円形ですね」「ムヒパッチで真っ赤にかぶれました」「熱傷状態ですのでラベンダーにしましょう」 鼻炎と扁桃炎で時々受診する3才の女の子(IgE:8、杉2)。 左前腕を虫に刺されたのでムヒパッチを貼ったら、真っ赤にかぶれてしまいました。直径3cmほどの円形の熱傷状態でしたので、毒多ぁ謹製ラベンダー軟膏を処方いたしました。 ムヒパッチには、ジフェンヒドラミン、イソプロピルメチルフェノール、l-メントールが含まれておりますので、この3つのどれかに対する化学物質過敏症(CS:Chemical sensitivity)が疑われます。 IgEの数値は低くても、添加物や農薬などを減らす生活を心がけていただくようにお話したことは言うまでもありません。
2008年05月13日
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「妊娠中は何か気をつけてた?」「特に」「母も姉もだからね」「下の子のほうが悪くなるなんて知らなかった」 生後3ヵ月から全身ガサガサの4ヵ月の男の子。母も姉もアトピー性皮膚炎でしたが、弟を妊娠中には食生活には全く気にしていなかったようで、ちょっと重そうです。 気合を入れて除去食+インタールと殺菌消毒で1ヵ月ほどがんばっていただきましたが、改善しないので、血液検査(5ヵ月ゼロの確認)をしていただきました。 IgE:90、卵白4、ミルク3、卵黄2、ピーナッツ2、犬1、小麦1、でした。 アトピーは「汚染」ですので、親より子、子より孫、上の子より下の子のほうが、汚染が濃縮されて重症化しやすいといえます。 母の顔にシワ・シミができて子宮卵巣だけすべすべなんてことはありえません。卵も古くなりますので、高齢出産のほうが、いろいろと不利です。 なるべく卵がフレッシュなうちに産むのが望ましいのですが、若くてもフレッシュではない卵もありますので、注意が必要です。 もちろん、妊娠中から胎児に好ましくない胎毒(アレルゲン・汚染物質・炎症性物質)を減らせば、軽いアトピー(乳児型・時期が来れば治るタイプ)ですませることが可能です。 それでも男の子は少々汚くても将来何とかなります。女の子は気合入れて努力していただきます。
2008年05月12日
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「4ヵ月健診でステロイドやめたほうが良いって言われて」「良かったですね」 生後1ヵ月から顔・全身発赤ガサガサがあり漫然とステロイド(キンダベート)を塗っていた4ヵ月の女の子。 4ヵ月健診で「ステロイドは良くないからやめたほうがいいよ」と言われて毒多ぁの外来を受診いたしました。 鼻粘膜が赤くグジュグジュでしたが、咽頭培養で黄色ブドウ球菌とG群溶連菌を認めましたので、殺菌消毒と除去食+インタール内服をしたら、かなり症状が改善しました。 生後6ヵ月の血液検査(ゼロの確認)では、IgE:22、卵白2、小麦1、ダニ1、でした。 本来ゼロの6ヵ月がすでに陽性でしたが、健診でまともな保健師に当たったのでこの2ヵ月間は、女の子の将来にとって大変重要でした。 妊娠中の1日分の努力は、乳児期の10日分に、乳児期の1日分の努力は保育園の10日分に当たります。 早いうちに少しでも努力をしておくと後がぜんぜん楽です。 毒多ぁもフレッシュな乳児のアトピーが来ると気合を入れて指導をしますが、2才以上のアトピッ児が来ても食事指導の大切な年齢は過ぎておりますので、あまり気合は入りません。
2008年05月10日
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「あの子の妹さん?」「GW岐阜に行っちゃいました」「感染っているのに」「やっぱり感染るんですね」「総合医療センターの処方はなかなかですね」 3才の兄がGW前にマイコプラズマ感染症で点滴をして、6ヵ月の妹も咳があるにもかかわらずGW中に親戚の家にみんなで遊び行ってしまいました。 行った途端に、咳と熱で救急を受診したようです。 紹介状を見たら呼吸困難があって、2日間ステロイド点滴とステロイド吸入をしたと書いてありました(母が言うには39℃あってゼーゼーはなかったと)。 処方箋を見ると、フロモックス(マイコには無効の抗生剤)、アルピニー、ホクナリンテープ、リンデロンシロップ(ステロイド)。さすがです。 診察所見では鼻粘膜腫脹充血と鼓膜の発赤を認め胸部は正常でした。 当然同じマイコプラズマのほうが確率が高いといえますので、抗生剤はクラリス(マクロライド系)に変更しました。 3才のお兄チャンは、GW前に10日間飲んでいたケフポリンが無効で鼻汁・咳嗽・熱が続いて受診いたしましたので、GWに間に合うように、ミノマイシン点滴のうえイムノカードマイコプラズマ抗体検査をしたら(+)でした。 3才で初めてのアレルギー検査は、IgE:360、杉5、ダニ3、HD3、稲科3、ヒノキ3、胡麻3、雑草2、大豆2、小麦2、卵白1、となかなかの数値でしたが、母親はあまり興味がないようです。
2008年05月09日
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「肝機能も抗核抗体も正常でした」「なんで顔が赤いんでしょうか?」「更年期の注射しても良いですか?」「30代でも更年期?」 子供がアトピーで通院している33才の女性(IgE:100、RASTすべて0)。1ヵ月前から突然頬が真っ赤に腫れて痒くて肩がこるとして受診いたしました。 鼻粘膜と鼓膜と咽頭扁桃が赤く腫れておりましたので、アレルギー性鼻炎+何らかの感染を疑い、抗アレルギー剤と抗生剤を処方いたしましたが、良くなりません。 腹証を診たら、冷えのぼせ・気うつ・於血・胸脇苦満の体質でしたので、桂枝茯苓丸を処方したら、少しだけ改善しました。 頬の蝶形紅斑が膠原病を思わせましたので、念のために抗核抗体など女性で問題となる諸検査をいたしましたが、すべて正常でした。 まさかとは思いましたが、若年性の更年期障害を疑いメルスモン(プラセンタエキス)を注射したら、あらあら不思議、顔の赤みも、耳鼻ノドの赤みも、肩こりも、全部消えてしまいました。 プラセンタエキスはヒト胎盤のエキスです。乳汁分泌不全と更年期障害によく効きます。 市内のエステでは1本2000円で注射しておりますが、更年期症候群には保険が利きますので、3割保険でメルスモン19点+注射料18点=37点(3割保険で111円)で済みます。再診料71点+外来管理加算52点=123点(3割保険で369円)のほうが高いです。 エステ注射が気に入ったらしく、しばらくエステ亀山に通ってくださるようです。
2008年05月08日
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「3年前から顔が赤くて」「お若いですね!」「更年期ですよ」「???」「血の道症です」「・・・」「70年分の毒抜きをしましょう」 3年前から顔が真っ赤にほてって痒くなる70歳の女性(前医で杉・ヒノキ陽性)。ステロイドを塗っても良くならないとして受診されました。 鼻粘膜と鼓膜発赤、顔の発赤紅潮(皮下の紅斑:いわゆる赤ら顔)を認めましたが、皮膚炎(皮膚の表面に)は認められませんでした。 腹証ではみぞおちが固く(胸脇苦満)、腹部大動脈がドキドキ拍動し(臍上悸)、お臍の下両側が固くなっておりました(於血)、舌はむくんで黄色い舌苔が付き、手足は冷えておりました。 アレルギー体質+冷えのぼせ・気うつ・於血・胸脇苦満の体質と思われましたので、更年期のホットフラッシュ(のぼせ・赤ら顔)として、桂枝茯苓丸と桃核承気湯(毒の血を抜く血の道症の漢方薬)を処方いたしました。 更年期はふつうは40代50代ですが、飛騨のおばちゃんたちは元気イッパイですので、60代でも更年期症状の人はたくさん来ます。 更年期の赤ら顔は皮膚の表面ではありませんので、軟膏を塗っても治りません。中から毒抜きが必要です。毒多ぁのカルテの記載(腹証)・・・かなりアバウトな図
2008年05月07日
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「知り合いが冷蔵庫で罰金30万円取られたって」「捨てたの?」「名前書いてあってバレたって」「名前書いたらバレるね」 知人と罰金の話をしていたら、そのまた知り合いが冷蔵庫を捨てたのがバレて1人あたり30万円も罰金を取られたそうです(>
2008年05月06日
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「ケニアにもったいないTシャツがあるって」「日本にはもったいない高級料亭があるね」「3Rだね」「4Rも5Rもあるよ」 地球環境を良くする活動に3R活動があります。消費削減(Reduce)、再使用(Reuse)、資源再利用(Recycle)の3つのRです。他にも「R」を増やして4R・5R・・・いくらでも増やせます。Refuse,Repair,Return,Rethink,Recover,Remanufacture,Refurbish・・・ 2004年にノーベル平和賞を受賞したケニアの環境副大臣、ワンガリ・マータイさんはグリーンベルト運動と呼ばれる植林事業で知られているエコロジストですが、日本語の「もったいない」に3Rの精神が込められていることに感銘し、世界に通じる環境標準語にしようとしております。 マータイさんは国連本部で開催された「国連婦人の地位向上委員会」で、MOTTAINAIとプリントされたTシャツを掲げ「女性たちによる世界的『もったいない』キャンペーンを展開しましょう」と訴えました。 日本の高級料亭も負けてはおりません。客の食べ残した「手付かず」を「使い回し」再使用(Reuse)して「もったいない」の精神を世界中にアピールしております。 日本中の飲食店やコンビニが「食べ残し」「期限切れ」を有効活用すれば・・・ そんな冗談を言っていられるのももう少し、近い将来、日本人の食べるものなんてなんにも無くなります。メタボも無くなります。食べるなら今のうち今のうち。もったいないTシャツ&環境副大臣
2008年05月05日
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「クローン牛の安全性が検討されるって」「食品安全委員会でしょう」「内閣府の御用学者の集まりね」「1年後には認可されるってことだね」「安全性検討部会は予算の無駄遣いだね」「検討なんかしてもしなくても1年後決定だね」 新聞を見ていたら・・・『クローン牛豚肉の安全性検討部会、結論まで「1年程度」』 内閣府の食品安全委員会は2日、体細胞クローン技術で生み出された牛や豚の肉の安全性を議論する専門家の作業部会の初会合を開いた。座長に就任した独立行政法人・医薬品医療機器総合機構の早川堯夫顧問は最終的な結論までに「1年程度」かかるとの見通しを示した。 作業部会は畜産などの専門家9人と、クローン技術に詳しい専門参考人1人の計10人で構成。参考人は追加も検討する。月に1回程度会合を開き、国内外の科学的データをもとに安全性について結論を出す。 体細胞クローン技術を使うと、同じ遺伝子を持つ動物を複製して大量に作り出せる。優秀な肉質の牛などを安価に量産できると期待されるが、消費者の抵抗も根強い。今年1月に米食品医薬品局(FDA)が「食べても安全」との判断を公表し、日本でも4月、厚生労働省が食品安全委に安全性を諮問していた。 政府の誤用学者の会議なんて意味なし、クローン食品がどうのこうのとか言っている間に日本人の食べるものなんか手に入らなくなってしまうのさ・・・
2008年05月04日
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「あなたが来ると今年も稲科花粉だね」「今日は手の指が痛くて」「どう見てもリウマチですね」「どうにかならないでしょうか・・・」「甘いものは食べてませんよね」「砂糖は使わないようにしていますけど・・・車でアメを」 毎年稲科花粉症で具合が悪くなる40才の女性(IgE:9、カモガヤ2)。今年もまた具合が悪いと言って受診されました。 以前から関節リウマチの症状がありましたが、検査では陰性です(リウマチ因子1、抗CCP抗体1.2、抗核抗体
2008年05月03日
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「ダニ以外はゼロです」「食べ物は大丈夫なんですね」「母が稲科陽性なのでパン・餅・玄米はダメです」「私の腕ガサガサは玄米食べてからです!」 鼻炎と扁桃炎の1歳半の女の子(生後7ヵ月IgE:6.8、RASTすべて0)。入浴後に背中が赤くなったとして血液検査を希望されていらっしゃいました。 ゼロの確認ですが、と言いつつ検査したらIgE:24、ダニ1でした。 母親も最近体がカサカサ掻痒があり、もともと桃で耳の掻痒、梨で口唇腫脹があるとのことでしたので、母も検査をしたら、IgE:360、杉3、稲科3、ダニ3、桃1でした。 母が稲科花粉症ですので、当然、児にも稲科の食べ物は危険です。稲科花粉症の家系で要注意の食べ物は、パン、餅、玄米、です。 よくよく聞いたら、家族が(癌が治ると勘違いして)玄米を食べ始めたので、お付き合いで食べ始めたら、皮膚がガサガサしてきたようです。 玄米で病気が治るというのは迷信です。米アレルギーの人は症状が悪化しますので注意が必要です。
2008年05月02日
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「朝のマラソンでゼーゼーしました」「運動誘発性の喘息ですね」「ダニ・ホコリでしょうか?」「お姉さんが花粉と大豆だからそっちでしょう」「???」 アトピーと鼻炎の6才の男の子(IgE:800、ダニ6、HD6、猫2、犬2)。小学校の朝マラソンで急にゼーゼーしたとして受診いたしました。 運動誘発性の喘息(EIA:Exercise Induced Asthma)が疑われましたが、血液検査ではダニ・ホコリ・猫・犬が陽性で、今の時期の花粉や食物アレルゲンは陰性でした。 お姉さんの検査をしたら、IgE:21、杉2、シラカンバ1、大豆1、ヒノキ1、でしたので、おそらく隠れ型のアレルギー、として、ご指導いたしました「朝食べた納豆が食休みせずにアレルゲンになって花粉で苦しくなった可能性がある・・・」。 血液検査の陽性率は3・4割程度です。検査でゼロの場合は、家族や兄弟の検査値あるいは症状・状況証拠でアレルゲンを推定していくしかありません。 春~夏はEIAの季節です。アレルゲンをイッパイ食べて花粉の中を疾走するのは要注意です。恐い恐い。
2008年05月01日
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