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「あと1週間待つと1回接種で済みますよ」「今日やってください」「ウシの成分入ってますよ」「いいからやってください!」「1週間待てませんか?」「すぐにやってください!!」 あと1週間で1才になる生後11ヵ月の男の子(IgE:163、卵白35.9、大豆2.21、ミルク1.17、チーズ0.42)。 本日ヒブワクチン接種の予約が入っておりましたが、ヒブワクチンは初回接種が7ヵ月以上1才未満では計3回必要ですが、1才以上では初回1回接種のみで済みます。 ヒブワクチン(アクトヒブ)は牛の成分を使用して製造しておりますので、1週間待てないか聞きましたが「待てない」とのことでした。 よくよく聞いたら、1ヵ月前にG市まで行って「不活化ポリオワクチン」を接種したら、医師に「なぜヒブを打ってないんだ」と激しく叱責されたのがトラウマになったようです。「同時接種で8人死亡してるよ」と脅しても「今すぐに打って下さい!」とのことでしたので打ってしまいました。 1週間後に肺炎球菌ワクチン(プレベナー)を接種しに来た時に、大丈夫だったか尋ねたら「腕がポンポンに腫れました>
2011年06月30日
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「何か届いたよ」「ガイガーカウンターよ」「高山市は0.17μSv/hくらいだね」 亀クリ開業3周年記念に「ロシア製 SOEKS 01-M」が贈られてきました。 早速亀クリ診察室の放射線量を測ったら、0.09~0.25(おおむね0.17)μSv/hでした。 高山市内も走りまわったら、0.10~0.30(おおむね0.17μSv/h)でした。 意外に低いので一安心(実家の福島市GWの頃1.55μSv/hの1/10)。 SOEKS 01-M は 20秒毎にβ線とγ線を測定 毎日測定して、ドイツ気象局のシミュレーションと一緒に参照です。恐い恐い。 日本よりも賢いドイツ気象局の粒子拡散予測シミュレーション 今日は西南西の風
2011年06月29日
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「毛虫に刺されたんです」「毛虫は居ましたか?」「居ませんでした」「ハナとノド真っ赤ですね」「毛虫の殻も飛ぶらしいです」「マイコプラズマ(+)です」「年末にもマイコプラズマにかかりました」 4日前の夜に左頸部に虫刺様のブツブツが数十個出現した30才の女性。 皮膚科で「毛虫です」リンデロンを塗っても治らず、体部にも拡がったら「毛虫の殻が飛んだんです」どんどん悪化するので受診しました。 鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので「毛虫は居ましたか?」「居ませんでした」「毛虫の殻は飛んでましたか?」「飛んでませんでした」血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:39、杉3(5.14)、ヒノキ1(0.63)、イネ科1(0.36)、雑草・カビ・シラカンバ・ダニ・HD・犬≦0.34。 皮膚症状は、MINO+デカドロン点滴とAZM内服ですぐに良くなってしまいました。 最近、毛虫?に数ヵ所以上刺されて(ステロイドで良くならず)受診した患者さんは、全員、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 血液RAST検査に「毛虫」の項目がないのが残念でなりません。恐い恐い。
2011年06月28日
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「今はイネ科花粉の時期ですよね?」「そうですが」「小麦アレルギーなんです」「目が腫れてますね?」「ステロイド点眼が効かないんです」「マイコプラズマ(+)です」 昨日朝から眼瞼腫脹が強く開眼不能となり、眼科受診(ステロイド点眼)しても良くならない37才の女性(まるで赤パンダ)。母娘で小麦アレルギーがあるとのことです。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:201、杉2(1.03)、イネ科・雑草・ダニ・HD・小麦≦0.34。残念ながら小麦とイネ科花粉は陰性! 症状はジスロマック+アレグラ内服ですぐに良くなってしまいました。 最近、目ン玉お岩さん状態と眼周囲赤パンダ状態で受診した患者さんは全員イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 イネ科花粉症のふりをするマイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。
2011年06月27日
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「舌が黒いんやけど」「そうとう弱ってますね」「呑み過ぎなんやろか?」「ですね」「呑むのにいい薬はあるかな?」「マイコプラズマ(+)です」 年始から飲酒をすると全身あちこちに蕁麻疹と紅斑が出現する44才の男性。GW頃から舌の色が黒ずんできたので受診しました。 全身に蕁麻疹が出現し、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:130、杉2(3.49)、ダニ1(0.36)、イネ科・雑草・HD≦LT 0.34、AST65。 舌のただれが強く、すすけた色をしておりましたので(相当弱っている:漢方では少陰病期)、補中益気湯+ジスロマック+を処方しようとしたら「今夜呑むんで点滴してくれんかな?」ご要望通り、MINO+タチオン+デカドロンをさせていただきました。 無事飲み会に参加して、しこたま飲んできたそうです。飛騨では健康は二の次。三の次です。 まず呑む!とりあえず呑む!何が何でも呑む!死んでも呑む!。恐い恐い。
2011年06月25日
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「今年も手が真っ赤でガサガサになりました」「強制参加ですか?」「絶対強制です!」「プロトピック試してみましょう」 毎年夏になると、プール清掃と田んぼ授業(田植えから稲刈りまで)で手が真っ赤にかぶれる10才の女の子。 昨年秋に検査をしたら、IgE:444、HD5(70.1)、ダニ5(62.3)、杉4(22.3)、イネ科3(17.3)、猫2(2.00)、犬2(1.99)、シラカンバ2(1.00)、家兎2(0.83)、雑草1(0.59)、カビ・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:234、パッチテスト:金・クロム・ホルマリン・亜鉛・コバルト・(?+)。でしたが、検査も症状も「強制収容所軍事教練」では、まったく配慮してもらえません。 ことしも、プール清掃と田植えで手が真っ赤でガサガサになりましたが、何とかプロトピックを塗布して耐えてます。強制収容所。恐い恐い。
2011年06月24日
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「4月下旬から胸がブツブツジクジクしてます」「ネリゾナはvery strongですね」「乗鞍研修で汁が出てきたんです」「マイコプラズマ(+)です」 4月下旬から体部に貨幣状の発赤疹が出現した10才の女の子。 軟膏を塗っても全然効果がないどころか悪化しているのにステロイドを塗り続け、とうとう、ネリゾナ(veri strong)で熱傷状態になってしまいました。 皮膚の状態が悪いにもかかわらず、セカンドスクール(強制参加の乗鞍収容所地獄)で、一気に悪化して、膿だらけになって受診しました。 両乳首部と体部に直径5cmほどの皮膚びらん(一部潰瘍)が7ヵ所。胸部にブツブツは単純ヘルペス(カポジ水痘様発疹症)。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:1009、杉6(326.0)、ダニ6(137.0)、HD6(130.0)、犬3(13.3)、雑草2(0.91)、イネ科2(0.76)、マラセチア・カビ・ヤブカ・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:313。 症状はジスロマック内服+ラベンダー軟膏+フシジンレオ軟膏+アラセナ軟膏で、徐々に、ゾンビ状態から回復しつつありましたが、3週間も登校していないとのことでしたので(トラウマかも)ミノペン+デカドロン点滴で、何とか登校にこぎつけました。 今回は、潜んでいたアトピー素因+重症杉花粉+マイコプラズマ感染+医療過誤(不必要なステロイド)+教育過誤(強制収容所)によって重症化したものと思われました。 マイコプラズマのスーパー抗原vs医師・教師・詐欺師。恐い恐い。負けるのは政治家だけだね。恐い恐い。
2011年06月23日
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「左腕のブツブツが良くならないんです」「病名はなんて言われてますか?」「そのうちだんだん治るって」「リンデロン塗ってますね」「黒ずんできたんです」「マイコプラズマ(+)です」 1年前から左肘・前腕から手背・中指にかけて発赤ブツブツが出ている45才の女性。近医でリンデロンを塗っても良くならないと受診しました。 左正中神経の走行に沿って「線状苔癬」を認めましたが、ステロイドの塗りすぎで色素沈着を認めました(カビっぽい)。 1年間もステロイド漫然塗布の、病名を聞いたら「そのうちだんだん治る」だったそうです。 鼓膜発赤および鼻粘膜の腫脹充血と眼下部に肝斑、右頬部に座瘡(面疔)を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:37、杉2(3.31)、マラセチア・イネ科・カビ・HD・ピティロスポリウム・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34 腹証では冷えのぼせ・気うつ・於血・と思われましたので、ジスロマック+シナール+ハイチオール+桃核承気湯+ラベンダーで、皮膚症状はどんどん改善しております。 更年期+変な症状はやっぱりマイコプラズマでした。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。
2011年06月22日
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「豚肉(+3)ですね」「豚は気にせず食べてました」 生後1ヵ月から顎がジクジクしてテラコートリルを塗っていた生後10ヵ月の女の子。 どんどん症状がひどくなるので、生後5ヵ月から強酸性水消毒+除去食+インタールを始めたら、どんどんきれいになってしまいました。 生後10ヵ月の血液検査では・・・ IgE:109、犬3(15.7)、豚肉3(5.26)、ミルク2(0.83)、卵白1(0.64)、猫1(0.46)、HD・小麦・ピーナッツ・大豆・エビ・ジャガイモ・グレープフルーツ≦0.34。 豚肉が(+3)なので、母はびっくり。たくさん食べていたようです。 4大アレルゲン(卵・牛乳・大豆・小麦)ばっかり強調されるからね。豚は盲点だよね。アトピーはメタボだからね。ω6系は要注意だね。恐い恐い。
2011年06月21日
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「これは悪化してるんですか?」「MASTとRASTは単位が違うので比較は・・・」「検査してください」「RAST法で検査しておきますね」 生後6ヵ月から1才半までアトピーで除去食をしていた2才半の男の子。その後、主治医からの指導と検査が(1年間)ないので、検査をして欲しいと受診しました。 生後7ヵ月:IgE:49.2、RAST:卵白9.82、小麦2.31、卵黄1.82、オボムコイド1.36、大麦0.86、ソバ≦0.34。 生後1才半:IgE:152、RAST:オボムコイド1.13、卵黄0.60。MAST:エビ8.56、コナヒョウヒダニ6.29、カニ5.63、小麦2.37、ミルク1.86、チェダーチーズ1.53、鶏肉1.16、卵白0.96、ペニシリウム0.87、牛肉0.81、ピーナッツ0.39、 アスペルギルス0.34、ハルガヤ0.17、クラドスポリウム0.16、ソバ0.16、カンジダ0.14、大豆0.14、マグロ0.14、米0.13、ラテックス0.11、サケ0.08、ヨモギ0.05、オオアワガエリ0.03、HD・ネコ・イヌ・カモガヤ・ブタクサ・スギ・ヒノキ・シラカンバ・アルテルナリア・0.00。 今回2才半:IgE:121、RAST:卵白3(7.51)、オボムコイド3(5.62)、ミルク3(4.08)、バナナ2(1.68)、小麦1(0.55)、卵黄1(0.51)、ダニ1(0.37)、HD・杉・胡麻・大豆・エビ・ジャガイモ≦0.34 RASTとMASTは単位が違うので、比較は困難ですが、全体の数値とRAST値を比較すると・・・ IgE:49.2 ⇒ 152 ⇒ 121。オボムコイド: 1.36 ⇒ 1.13 ⇒ 5.62。ミルク:? ⇒ ? ⇒ 4.08。小麦:2.31 ⇒ ? ⇒ 0.55 卵と牛乳については「若干除去不十分かも?」と説明しましたが、除去食+インタールは拒否されました。残念。
2011年06月20日
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「ニキビがひどいんです」「生理の前にチョコ食べてません?」「チョコ大好きで生理の前にたくさん食べます」「便秘と生理痛は?」「ひどいです」「マイコプラズマ(+)です」 10年前から顔と背部に発赤ブツブツがひどく、いぼガエル状態の25才の女性。ディフェリンゲルが若干効いた以外は、何をやってもびくともしなかったそうです。 便秘と生理痛がひどく、生理の前にはチョコを食べまくっているとのことでしたが・・・ 鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血を認め、お腹が固かったので(冷えのぼせ?血)、血液検査をさせてもらったら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:76、RASTすべて0。でした。 チョコを控えて、ジスロマック(抗生剤)と桃核承気湯(駆?血剤)を内服してもらったら・・・ 1ヵ月で、皮膚はすっかりきれいになってしまいました。めでたしめでたし。
2011年06月18日
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「牛乳やめたいんです」「突然どうされましたか?」「4月から皮膚がかゆくなりました!」「ミミハナノド赤いですね」「血液検査をしてください」「マイコプラズマ(+)です」 生後に少しだけアトピーがあって、卵と牛乳だけ陽性だった兄(9才)と妹(7才)。特に食物除去はしておりませんでしたが、この春頃から兄(首・手首)妹(右耳切れ・右膝裏)ともに皮膚の発赤ガサガサがひどくなったので「牛乳をやめたい」と受診しました。 兄妹ともに、ミミハナノドの発赤を認めましたので、血液検査をしたら、2人ともイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 兄(9才)、IgE:817、杉6(273.0)、ダニ4(41.9)、HD4(37.6)、イネ科4(24.6)、卵白2(2.02)、大豆1(0.53)、ミルク1(0.49)、マラセチア・雑草・カビ・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34。 妹(7才)、IgE:360、卵白3(4.71)、ミルク2(1.81)、黄色ブドウ球菌2(0.75)、マラセチア・イネ科・雑草・カビ・杉・ダニ・HD・大豆・ピティロスポリウム≦0.34 いつも飲んでる牛乳で、アトピーが急に悪化するわけはないよね。マイコプラズマ・恐い恐い。 そうそう、4月以降、「牛乳をやめたい」と受診する児が多くて困ります。「いつもの牛乳」じゃなくて「セシウム牛乳」だからね。気持ちはわかるけどね。恐い恐い。
2011年06月17日
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「生卵を食べたら四肢が真っ赤になりました」「ミミハナノド赤いですね」「3日間熱がありました」「マイコプラズマ(+)です」 3日間熱が出た後に生卵を食べたら四肢に紅斑の出た10才の女の子。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、ジスロマック(AZM)を内服してもらいましたが、翌日には、紅斑が臀部までどんどん拡がり再受診しました。 血液検査をしたら、やっぱりイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:626、杉6(385.0)、犬4(39.9)、ヒノキ4(36.1)、ブタクサ3(6.17)、HD2(2.25)、イネ科2(1.27)、ヨモギ・シラカンバ・ダニ・卵白・メロン・スイカ≦0.34。 紅斑(一部蕁麻疹)は、MINO+デカドロン点滴で良くなってしまいました。 いつも食べてる卵で、蕁麻疹や紅斑が出るわけないよね。マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。
2011年06月16日
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「化粧をすると眼の周りが真っ赤に腫れるんです」「化粧品変えたんですか?」「同じです」「マイコプラズマ(+)です」「ステロイド軟膏効かないんです」「ジスロマック内服してください」「もっと綺麗にしてください」「MINO点滴+駆?血剤内服しましょう」 3月頃から化粧をすると眼の周りが真っ赤になって、軟膏が効かない40才の女性。 鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。IgE:8、RASTすべて0。 ジスロマック内服で赤パンダ状態はかなり良くなりましたが、もっと綺麗にしてほしいと再受診しましたので、腹証を診たら、お腹が固く便秘でしたので、MINO点滴+桃核承気湯内服をしたら、すっかりきれいになってしまいました。 最近、いつもの化粧品を付けたら真っ赤になったと受診した女性は、全員イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。
2011年06月15日
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「2日前にポリオを受けたら血便が出ました」「まだアデノ(+)クレブジエラ(+)です(>
2011年06月14日
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「ポリを受けに行ったら断られました」「なるべく調子のいい時に受けてください」「どうしてダメなんですか?」「いちおう生ワクチンだから」「生??」「不活化ワクチンが始まるかもしれないし・・・」 生直後から顔の発赤ガサガサがあって、生後5ヵ月に亀クリを受診したときに「重症ですね」と言われた8ヵ月の男の子。「食生活は全く気を付けてません」血液検査はすでに強陽性・・・ IgE:965、卵白6(229.0)、ミルク6(155.0)、犬3(3.55)、バナナ2(0.89)、ダニ・HD・小麦・米・大豆・カカオ・スイカ≦0.34。 その後、除去食+インタール+強酸性水で全身発赤ガサガサを何とか持ちこたえておりましたが、3日間39℃の発熱後に、軽度発疹が増強し「軽い突発かも?」・・・1週間後に健康管理センターでのポリオワクチン接種を断られてしまいました。 ポリオワクチンは生ワクチンですので、弱っている児、基礎疾患を持つ児は、生ワクチンでポリオウィルスに感染することが絶対にないとは言い切れません。 先進国では、ポリオワクチンは、不活化ワクチン(皮下注4回)ですが、発展途上国の日本では、まだ生ワクチン(経口2回)です。 来年あたりから、そろそろ日本も不活化ワクチンが導入されるかもしれませんので、健康管理センターの医師も慎重になったものと思われます。 えっ?、日本はどうして、まだ、生ワクチンなのかって?。 生ワクチンは、医師の居ない、注射器剤もない、未開の土地でも、簡単に経口投与が可能です。先進国の中でも医師数の最も少ないほうの日本には、最適のワクチンです。 無医地区の飛騨にも最適です。恐い恐い。
2011年06月13日
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「今日も点滴してください!」「何か事件はありましたか?」「試験と面接があるんです」 2年前から姉弟でマイコプラズマ感染症を繰り返している14才の女の子(弟は9才)。 GW前から1ヵ月以上、咽頭痛・頭痛・鼻汁・鼻閉・咳嗽を繰り返しておりましたので、先月末にMINO点滴をしました。 血液検査では、やっぱりイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:65、シラカンバ3(6.88)、杉3(3.58)、ヒノキ2(1.25)、ハンノキ2(0.94)、イネ科・ヨモギ・ダニ・HD・犬≦0.34。 その後も症状が続くので、またまたMINO点滴しましたが、何か免疫力を弱めるような事件はあったのか訊ねたら、市の海外留学制度の面接と試験があったそうです。 最近、マイコプラズマ感染症で点滴した児は、全員、行事がらみでした。 試験、試合、遠足、修学旅行、研修会、発表会、合宿、、、楽しいことも、楽しくないことも、ストレスによって免疫力は低下します。 したがって、基礎疾患を持つ児、弱っている児にとって、ストレスを避けることは、大切です。 しかし、ストレスに耐えると、その後の免疫力がアップすることも期待できますので、ある程度のストレスは子どもにとって必要悪です。恐い恐い。
2011年06月11日
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「ステロイド処方してください!」「使わないで頑張ってきたのに?」「21日から修学旅行なんです」「マイコプラズマ(+)です」「抗生剤で良くなりますか?」「ジスロマック内服してください」 乳児期から軽度アトピーがあってステロイドを塗らずに頑張ってきた17才の女の子。 突然「ステロイド軟膏希望」で受診しましたので、診たら、手掌がガサガサ真っ赤で痛そうです。訊ねたら「21日から沖縄修学旅行」とのことです。 ステロイド軟膏を処方する前に診察をしたら、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、やっぱりイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:1285、杉4(264.0)、ヒノキ4(28.8)、HD4(27.6)、ダニ4(27.4)、マラセチア4(27.3)、ピティロスポリウム3(16.2)、シラカンバ2(3.32)、イネ科2(3.06)、カビ2(0.98)、ブドウ球菌1(0.36)、雑草・トリコフィトン≦0.34 ジスロマック内服で症状は改善し、ステロイドを使わずに、無事修学旅行に行ってこれました。 皮膚症状は、沖縄に行ったら、さらに良くなってしまいました。めでたしめでたし。
2011年06月10日
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「小麦陽性になりましたね」「小麦除去もします」 生後2週間から頬が真っ赤の現在10ヵ月の男の子。近医でアズノール塗布中でしたが、生後3ヵ月で亀クリを受診しました。 食事指導をしようかなと思ったら「知ってるので指導はしなくていいです」「悪い食べ物の表は貰ってます」とのことでしたので(どこで貰ったか聞き忘れた)、インタール内服と強酸性水消毒+ラベンダーだけ処方しました。 生後4ヵ月には顔がジクジク熱傷状態で受診しましたので、イソジン消毒+抗生剤軟膏を処方しましたが、特にアトピーそのものに対する質問はありませんでした。 生後5ヵ月には「血液検査と症状をすぐに良くしてほしい」と受診しましたので、血液検査とステロイド軟膏(medium3種類お試し・アルメタ・キンダベート・ロコイド)を処方しました。 IgE:43、卵白2(2.45)、ダニ・HD・猫・ミルク・小麦・米・ピーナッツ・大豆・カカオ≦0.34。 アルメタが一番合うようだったので、アルメタをプロペトで希釈中です(2倍 ⇒ 5倍 ⇒ 10倍)。 生後10ヵ月には「血液検査」ご希望で再受診しましたので、ご要望通り検査をしたら・・・ IgE:55、小麦3(5.75)、卵白2(3.10)、ミルク2(1.60)、卵黄2(0.72)、オボムコイド・鶏肉・大豆・胡麻・エビ・ジャガイモ・バナナ≦0.34、でしたが、今回も質問はなく、クールな母でした。 えっ?、ホットな母ならばどうなるのかって?、生後3ヵ月の時点で、時間外(昼休みや休日)に1時間ほど食事指導を受けさせられて「パンは毒だ~」「ゼロのうちに努力してプラスにしない」「パンは小麦が陰性でも除去」「白米は米が陽性でもOK」というような偏った指導に惑わされて、あわてふためきます。 知的な母は、毒多ぁには惑わされず「陽性は除去」「疑陽性と陰性は除去しない」というクールな生活をしております。恐い恐い。
2011年06月09日
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「アレルギーの検査してください」「アトピー+皮膚感染症です」「なるべく安くしてください」「1項目300円の予算でお願いします」「3000円くらいで・・・」「ホコリと花粉とカビとバイ菌します」「カビバイ菌だらけなんですね?」「マイコプラズマ(+)です」 幼児期からアトピー性皮膚炎があって20年以上ステロイド(フルコートとリンデロン)を塗っている26才の女性。 後頸部と手指の発赤ガサガサが、塗っても塗っても、どんどんひどくなるので血液検査をして欲しい(なるべく安くしてほしい)と受診しました。 診るからにカビバイ菌だらけ(ステロイド皮膚症)で、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭と舌の充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 26才で初めてのアレルギー検査では・・・ IgE:7107、HD6(287.0)、杉5(55.7)、マラセチア4(45.3)、ピティロスポリウム4(27.5)、雑草4(17.6)、イネ科3(12.4)、カビ3(6.51)、黄色ブドウ球菌2(2.52)、でした。 皮膚症状は、ジスロマック+桂枝茯苓丸内服、強酸性水消毒+ラベンダー軟膏でどんどん剥けてきれいになってきました。 皮膚はともかく、冷えと汚染対策をして、良い子宮を用意して、良い児を産んでね。小児科医からのお願いね。恐い恐い。
2011年06月08日
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「果物は大丈夫ですか?」「娘はリンゴで口が痒くなります」「ゴム製品は?」「私がゴム手袋ダメです」「次回はリンゴとラテックスもお願いします」 生後から肘と膝裏がガサガサで、3日前から顔と首、特に眼周囲が発赤ガサガサして赤パンダ状態の9才の女の子。 鼓膜の発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状はジスロマック内服ですぐに良くなりましたが、アレルギー検査では・・・ IgE:232、シラカンバ6(112.0)、ハンノキ5(68.9)、杉4(41.7)、ヒノキ3(7.51)、マラセチア・イネ科・雑草・カビ・ダニ・HD・サバ・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34。でした。 シラカンバ花粉が亀クリ最高値でしたので、果物は食べても大丈夫かと訊ねたら「娘はリンゴで口が痒くなる」とのことでした。 カバノキ科(ハンノキ・シラカンバ)の花粉はバラ科と交差性がありますので、バラ科の果物(梨・桃・林檎・苺・桜桃・枇杷・・・)でOAS(Oral allergy syndrome:口腔アレルギー症候群)が出ても不思議はありません。 ゴム製品は大丈夫か訊ねたら「私ゴム手袋ダメです」とのことです。ラテックスフルーツ症候群も疑われました(花粉と果物とラテックスゴムも交差性あり)。 お嬢様の採血検査の時の問診では「食べ物でアレルギーは」と訊ねたら「娘が以前サバで蕁麻疹が出ました」しか返事がありませんでした。残念ながら、果物とラテックスは次回の検査としました。 ふつうの人は果物でアレルギーとかゴムでアレルギーとか知らないよね。やっぱり食物アレルギー = サバ。が普通の感覚だよね。恐い恐い。
2011年06月07日
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「水イボ取ってください!」「どうされたんですか?」「みんなが迷惑するのよって!」「ホテルのプールですね?」「今すぐに取ってきなさいって!」「Dr.夫人ですか」「取らなければスイミングに来るなって」 鼻炎で時々受診する6才の男の子(IgE:43、ダニ3(4.82)、杉3(3.63)、牛・卵白・ミルク・小麦・胡麻・ソバ・ピーナッツ・大豆≦0.34)。 昨年から側腹部に水イボ(伝染性軟属腫)が出没しておりましたが、小さかったのと保育園で問題にならなかったので、摘除せずにおりましたが・・・ 突然母が目に涙を浮かべながら外来に駆け込んできました「水イボ取ってください!」どうやらセレブスイミングスクールの児の母親(某Dr.夫人)の逆鱗に触れ「今すぐに取ってこい!」「取らなければプールに入るな!」と激しく叱責されたようです。 泣き叫ぶ児を抑えつけて「痛いよう~」4個ほどピンセットで摘除しました。 平成11年4月1日(12年前)に学校保健法施行規則が一部改正され、「水イボ」は単に「通常登園停止の措置は必要ないと考えられる伝染病」とされたのみならず、「原則としてプールを禁止する必要はない」ということも公に認められました。 医学的に「プールでうつるという根拠はない」水イボが、法的にも「伝染病からは外された」のです。 毒多ぁが都会(100万都市S市)に居た頃(20年前だよ)、子供たちは水イボがあっても平気でプールで泳いで、誰も文句は言いませんでした。 法律の光も医学の光も差し込まない山奥の飛騨では、子供に心があることを知らない教育関係者と医療関係者の無知蒙昧により、いまだに、泣き叫ぶ子供たちが水イボをむしり取られ続けております。恐い恐い。
2011年06月06日
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「親子三人全部診てください」「マイコプラズマ感染でしょう」「食物アレルゲンもしてください!」「食物はやっても無駄ですよ」「全部診てください」「マイコプラズマ(+)です」 県南のH市在住の親子。長男が先月喘息で入院したあとから臀部がガサガサし、長女と母の前胸部が真っ赤になったので、なぜか?、全部診てほしい、食物アレルゲンの検査をしてほしい、ラベンダー軟膏が欲しい、はるばる高山まで、激込みの土曜日に受診しました。 親子とも鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認め、感染性の紅斑と思われましたので、マイコプラズマ気管支炎で入院 ⇒ 家族に感染して紅斑、抗生剤内服が必要で食物アレルゲンは関係ないと説明しても納得しません。必要もない検査をしてしまいました。 41才♀、前胸部紅斑、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:165、杉5(65.5)、マラセチア・イネ科・雑草・カビ・ダニ・HD・桑・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34 5才9ヵ月♀、前胸部紅斑、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:50、イネ科・雑草・カビ・杉・ダニ・HD・猫・犬・ミルク・胡麻・ソバ≦0.34 1才4ヵ月♂、臀部ガサガサ、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:49、ダニ・HD・卵白・ミルク・小麦・胡麻・大豆・ジャガイモ・チーズ・バナナ≦0.34 10時に受診して14時半に亀クリを出ましたが、一番必要な抗生剤は処方させてもらえませんでした。恐い恐い
2011年06月04日
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「青汁飲んだら背中が真っ赤になりました!」「キューサイのはケールだけだけど?」「オオムギ若葉も入ってました!」「イネ科(+5)ですもんね」 生後からのアトピーが桃核承気湯内服後かなりきれいになってきた24才の女性。キューサイの「青汁」を飲んだら背中が真っ赤になったので、受診しました。 1年前の血液検査で、IgE:391、イネ科5(55.8)、ダニ4(48.5)、HD4(43.5)、杉2(1.75)、雑草2(1.21)、カビ・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC153、でしたので、もう一度確認してもらったら、キューサイ(ケール:アブラナ科はアレルギー起こしにくい)ではないメーカーで、大麦若葉が入っておりました。 イネ科の花粉がピークを迎え、イネ科花粉症の人が続々来ますが、イネ科の食べ物を食べてイネ科花粉を浴びると、より症状が強く出てしまいます。 パン・玄米・餅・筍・トウモロコシのイネ科の食品ばかりでなく、イネ科のサプリも危険です。 イネ科のサプリといえば、玄米酵素、大麦若葉、クマザサエキス、あたりでしょうか。恐い恐い。
2011年06月03日
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「年末から耳下腺炎を繰り返してるんです」「反復性耳下腺炎ですね」「検査してください」「マイコプラズマ(+)です」「口唇のガサガサは?」「カビですね」 年末から口唇ガサガサ発赤腫脹と耳下腺炎を繰り返している7才の男の子。2・3日前から再び唇はガサガサのたらこ唇、両耳下部が腫れてきたので受診しました。 口唇は(おそらくステロイドの塗りすぎで)カビだらけ。耳下腺ばかりでなく、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査を行ったら・・・ やっぱりイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。ムンプスIgG抗体4.9(+)、ムンプスIgM抗体0.09(-)、IgE:43、マラセチア2(2.42)、イネ科・雑草・カビ・杉・ダニ・HD・猫・犬・ピティロスポリウム・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34。すでにおたふくは罹患済み。口唇はやはりカビ(マラセチア)でした。 おたふくには流行性耳下腺炎と反復性耳下腺炎があります。 流行性耳下腺炎はムンプスウィルス(耳下腺が好き)によるもので、1回きりで、予防接種で防げます。 反復性耳下腺炎はムンプスウィルス以外の病原体によるもので、どの風邪にかかっても耳下腺炎になります(耳下腺が弱点)。 最近、反復性耳下腺炎が重症または頻回だった児は全員イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 マイコプラズマは弱点を攻めてくるからね。マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。
2011年06月02日
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「血液検査してください!」「どうされました?」「ミルクパンで真っ赤になりました!」「ミミハナノドも赤いですね」 ミルクパンを2口食べたら全身(特に首部と陰部)がボコボコになった生後10ヵ月の男の子。 生後3ヵ月から顔に発赤ガサガサが出現し、除去食+インタールですっかりきれいになっておりましたが・・・ 生後7ヵ月の検査でRAST陰性だったので、ちょっと制限が緩んだかも知れません。 IgE:26、卵白・ミルク・大豆・ホタテ・ダニ・HD・小麦・胡麻・トマト・ジャガイモ・サバ・バナナ≦0.34。 3ヵ月ぶりの検査では・・・ IgE:163、卵白4(35.9)、大豆2(2.21)、ミルク2(1.17)、チーズ1(0.42)、小麦・ソバ・エビ・豚肉・牛肉・鶏肉・麦芽・バナナ≦0.34、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、でした。 早速インタール内服再開始です。 RASTでゼロは「無い」じゃなくて「まだ間に合う」だからね。油断すると後から上がるかもね。恐い恐い。
2011年06月01日
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