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「足がひどいんです」「かなり下に下がってきましたね」「弟がいるんです!」「え!え!え!」 5年半前から診ている全身重症アトピー+皮膚感染症の29才の男性(N県S市在住)。IgEは58165からIgE:30026、に下がりつつありますが、TARC:5572、突然「弟がいるんです」連れてきてしまいました。 兄をも上回る全身カビバイ菌だらけ「ゾンビ状態」でした。 21才で、初めての血液検査は、もちろん、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)。 IgE:34499、HD6(443.0)、イネ科6(427.0)、杉5(56.6)、雑草4(40.5)、マラセチア4(29.1)、ピティロスポリウム4(22.1)、カビ3(4.86)、黄色ブドウ球菌2(2.64)、TARC:77044。 しょうがないので、MINO+タチオン+デカドロン点滴して、ジスロマックとラミテクト内服、ネオヨジン消毒および抗真菌剤軟膏、抗生剤軟膏を各種処方してお帰りいただきました。 N県の人はN県でかかってね。亀クリには来ないでね。お願いね。
2011年07月30日
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「6月から手足がしびれるんです」「この左腕の■やけどは?」「モーラスでかぶれました」「ミミハナノド赤いですね」「原因不明のしびれなんです」「マイコプラズマ(+)です」「猫飼ったらまずいですか?」「飼わない方がいいでしょうね」「20匹居るんです」「・・・」 6月から四肢のしびれ・脱力があって、病院でいろいろ検査をしても原因不明の9才の女の子。 4才~8才にもしびれの出現があり、学校を休みがちとのことです。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:389、HD5(69.9)、ダニ5(69.5)、猫3(5.66)、杉3(5.60)、犬1(0.39)、イネ科・雑草・カビ≦0.34。 症状は、ジスロマック ⇒ クラリス+ノイロビタン内服で、1週間ほどで回復しました。 原因はマイコプラズマ感染症ということにしましたが、猫(+3)vs猫20匹、とCS?(たかがモーラステープでやけど)が、今後の鑑別診断となります。 猫は化けて出るからね。恐い恐い。
2011年07月29日
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「2年前から掻くと蕁麻疹がひどいんです」「ミミハナノド赤いですね」「8年前は3ヵ月かかりました」「マイコプラズマ(+)です」 8年前に全身蕁麻疹が出て、病院の注射(内容不明)に通って3ヵ月で治った30才の女性。 2年前から再び蕁麻疹が出没し、掻くとミミズバレになるそうです。 近医で内服しても良くならないと受診しましたが、鼓膜および咽頭の発赤と鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:57、杉3(11.3)、ヒノキ2(2.37)、イネ科・雑草・カビ・シラカンバ・ダニ・HD≦0.34。 ジスロマック ⇒ クラリス+アレグラ内服で症状は、かなり良くなりましたが、完全には消失せず、便秘でお腹が固かったので、駆?血剤(桂枝茯苓丸と桃核承気湯)を開始したら、さらに良くなってしまいました。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。女性の便秘も。恐い恐い。
2011年07月28日
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「顔と手が真っ赤になりました」「ミミハナノド赤いですね」「絹の化粧品で真っ赤になったんです」「マイコプラズマ(+)です」 2年前に受診した際、1年間続いている微熱と3ヵ月間続いている咳嗽と2ヵ月間続いている耳鳴は鼻炎+中耳炎(マイコプラズマ)が怪しいと説明した40才の女性。 2年前は(説明は全く受け入れてもらえず)乳酸菌(ビオフェルミンとラックメロン)だけ処方させられて、その後来ませんでした。 2年ぶりに受診しましたが「絹の化粧品で顔と手が真っ赤になった」「4年前から拍動性の耳痛が治らない」とのことでした。 頬と手掌に紅斑を認め、今回も鼓膜と鼻粘膜と咽頭の発赤を認めましたので、お願いして、血液検査をさせていただきました。イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:7、ダニ1(0.69)、HD1(0.63)、マラセチア・カビ・絹・ピティロスポリウム・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34、抗核抗体
2011年07月27日
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「!ブログ見て来ました」「AD+皮膚感染症ですね・・・」「?マイコプラズマじゃないかと思って」「冷えのぼせ?血の体質です・・・」「!検査と抗生剤お願いします」「お腹固いので駆?血剤を・・・」「!強酸性水とラベンダー軟膏ください」 生後1ヵ月から全身アトピーの39才の女性。毒亀ブログを見てマイコプラズマが気になり、県南のS市から「血液検査と抗生剤希望」「強酸性水とラベンダー軟膏も希望」で受診しました。イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:1948、カモガヤ4(41.7)、マラセチア4(34.4)、ピティロスポリウム4(26.5)、ブタクサ4(19.3)、卵白3(6.31)、アルテルナリア2(2.95)、カンジダ2(1.16)、ビール酵母2(0.97)、トリコフィトン2(0.88)、黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:735、抗核抗体
2011年07月26日
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「強酸性水を勧められたので来ました」「カビバイ菌だらけですね」「何か良い方法はないでしょうか?」「沖縄でも行ってみれば?」「良くなりました」 生後から全身アトピーでステロイドを塗っていた30才の女性。ステロイドが効かなくなって、6年前に近医で、カビアレルギーを指摘されましたが・・・ IgE:1294、杉55.1、ダニ32.1、カビ16.1、穀物4.25、ソバ1.99、ピティロスポリウム1.91、食物0.66、ブドウ球菌B0.58、グレープフルーツ0.89、胡麻0.69、ピーナッツ0.57、リンゴ0.44、ミルク0.38、小麦0.38、卵白・ブドウ球菌A≦0.34 アスタット塗布以外、特に指導もなく、漢方薬局で、あらゆるサプリを試しても効かず、強酸性水が良いらしいと聞いて亀クリを受診しました。 全身、特に顔と首が真っ赤の熱傷状態で、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認め、お腹が固かったので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:2572、杉6(124.0)、イネ科5(92.1)、ダニ5(58.7)、マラセチア4(20.4)、ピティロスポリウム3(14.8)、カビ3(10.5)、シラカンバ2(2.27)、ブタクサ2(1.67)、ビール酵母1(0.44)、トリコフィトン≦0.34、TARC:2173、抗核抗体:80倍。 すぐに良くしてほしいとのご要望でしたので、ミノペン+デカドロン点滴、ジスロマック+桃核承気湯内服としました。 来院するたびに「悪いものを減らす」「除去する」というアトピーの基本を説明しましたが、毎回「ケールは?」「牡蛎は?」「松寿仙は?」「紫華栄は?」「マイナスイオン発生器は?」、次々と「これを足したら良くなるものはないか?」という発想が変わりませんので、苦し紛れに「高山を離れると必ず良くなるよ」「どこがいいですか?」「沖縄に行ってみたら?」高山除去(あるいは家族除去)を提案したら・・・ 沖縄に行ってしまいました「良くなったのでまた来月行きます^^」。 えっ?、紫外線は大丈夫なのかって?。沖縄(低地)よりも高山(高地)のほうが、ずっと紫外線は強いです。恐い恐い。
2011年07月25日
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「全身にトビヒが出たんです」「ミミハナノド赤いですね」「トビヒじゃないんですか?」「マイコプラズマ(+)です」「おたふくの検査もしてください!」「えええ?」「Y先生に検査するように言われたんです」「何かのついでにやるようにって!」「・・・」 生後3ヵ月から顔がガサガサして、皮膚科と耳鼻科と小児科×3を転々としている、3才の男の子。 1才3ヵ月:S皮膚科、IgE:712、ダニ50.5、HD47.2、犬39.8、卵白30.1、オボムコイド9.34、卵黄2.13、牛乳1.68、小麦1.23、大豆0.58、ソバ≦0.34。 3才6ヵ月:M小児科、IgE:317、ダニ84.2、HD69.5、犬14.7、卵白2.04、卵黄0.60、猫0.38、杉・ヒノキ・オボムコイド≦0.34。 ドクターショッピング母は、とうとう今年5月から毒多ぁショッピングに来てしまいました。小児科×4です。 2ヵ月前(初診時)に、ミミハナノドが赤いので「おそらくAD+マイコプラズマ感染症でしょう」と適当なことを言っていたら・・・ 聴力障害で近くの耳鼻科に通院し、近くの小児科で反復性耳下腺炎を指摘され「何かのついでに血液検査するといいよ」、保育園で膿痂疹を指摘されて、2ヵ月ぶりにまたまた亀クリに来てしまいました。 前回よりもミミハナノドの赤みが強く、皮膚症状も膿痂疹よりは立体的で「いかにもマイコプラズマ」だったので、血液検査してしまいました。やっぱりイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 母の強い要望を断れずに、おたふくの抗体価まで調べてしまいました。 ムンプスIgG(+)44.8、ムンプスIgM(+)3.05。 カビっぽかったので、アレルギー検査までしてしまいました。 IgE:373、ダニ5(82.3)、犬4(19.2)、卵白2(1.67)、マラセチア2(0.75)、卵黄1(0.46)、カビ・ミルク・小麦・大豆・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34。 その後3週間経っても結果聞きに来てないけどどうしてるかな~ Dr.ショッピング母の共通点は「権利は主張するけれど義務は遂行しない」です。恐い恐い。
2011年07月23日
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「なぜ亀クリに?」「ブログ見たんです」「来るなって書いてあったでしょう」「書いてありました」 生後から全身アトピーの14才の女の子。昨年6月から体部・足背部がぐちゃぐちゃになって・・・ 近医では特に指導もなく IgE:2416、ダニ172.0、アルテルナリア110.6、HD70.1、ハルガヤ2.95、オオアワガエリ2.09、カモガヤ1.06、ヨモギ0.05、杉50.5、ヒノキ0.66、ペニシリウム28.7、クラドスポリウム8.71、カンジダ73.4、アスペルギルス13.9、猫26.3、犬1.51、小麦0.15、大豆1.02、米0.29、サケ10.1、ミルク0.65、牛肉0.01、鶏肉0..28、卵白0.62、ソバ0.00、ピーナッツ3.82、ラテクス0.30、ブタクサ0.00、ハンノキ0.00、シラカンバ0.00、マグロ0.00、エビ0.00、カニ0.00、チェダーチーズ0.00 毒亀ブログ(自己流)を見て、竹酢などで殺菌消毒(自己流)を開始して、少しずつ良くなっていたそうです。 何を勘違いしたのか、はるばるA県K市から、亀クリに来てしまいました。 診るからにカビだらけで、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:1648、胡麻3(12.4)、ビール酵母3(8.18)、マラセチア2(3.43)、ジャガイモ2(3.24)、トマト2(1.92)、ピティロスポリウム2(1.79)、オレンジ2(1.26)、タケノコ2(1.03)、アーモンド2(0.84)、キウイ2(0.81)、ゼラチン・黄色ブドウ≦0.34、TARC:3825。 お腹がやや固めでしたので、デトックス漢方:桂枝茯苓丸、強酸性水消毒、ネオヨジン消毒、ジスロマック内服、カビ軟膏(ケトパミン、マイコゾール、ラミテクト、ゼフナート)、抗生剤軟膏(フシジンレオ)、保湿(ビーソフテンスプレー)、毒多ぁ謹製ラベンダー軟膏を処方させていただきました。 もうお会いすることはないでしょう。絶対に来ないでね。恐い恐い。
2011年07月22日
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「どうされましたか?」「夕食のウナギ食べさせても良いですかね?」「他の魚大丈夫でしたよね?」「大丈夫です」「おそらく大丈夫です」「食べさせてみます」 生後3ヵ月からアトピー+食物アレルギーがあって、除去食+インタール中の1才7ヵ月の男の子。 IgE:387、ミルク5(55.4)、卵白5(54.8)、犬4(31.0)、イカ3(16.1)、エビ3(12.9)、大豆3(9.86)、HD3(8.09)、小麦3(4.57)、サケ2(2.20)、米2(1.25)、アジ2(0.73)、マグロ≦0.34。 夕食の時に、新しいものを試みる時や、症状が出たりすると、すぐに電話がかかってきます。 先月も「トマト食べたら口が真っ赤になった~」電話がありました。 今日も、外来終わりに近い頃に電話がかかってきて、やり取りを聞いていたスタッフは「今日はD君ちウナギね」「土用の丑だからね」「いまどきの子供はぜいたくよね」「食べられるものが限られてるからしょうがないわね」。 うなぎは、魚?の中では、比較的、アレルギーは起こしにくいようです。10年以上前、血液検査の項目にウナギがあった頃、検査しても、非常に低く出た記憶があります。 そうそう、最近、ウナギで痒くなった児は、ウナギそのものよりも、ウナギの「たれ」で痒くなった方が多いようです。通は「白焼き」だね。恐い恐い。
2011年07月21日
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「海老で蕁麻疹が出るんです」「ミミハナノド赤いですね」「疲れると出るんです」「マイコプラズマ(+)です」 乳児期にホウレンソウと牛乳で蕁麻疹が出て、今年2月に海老で蕁麻疹が出た10才の女の子。その後、疲れた時と、入浴後に蕁麻疹が出るそうです。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:27、イネ科1(0.53)、杉1(0.46)、ヒノキ・ブタクサ・シラカンバ・ダニ・HD・猫・犬・海老≦0.34。 蕁麻疹が、食べ物で出ることはまれですが、食べ物の場合は、検査しなくてもすぐにわかります。「生まれて初めて食べた」「いつも1個しか食べないのが100個食べた」「昨夜のサバが腐ってた」「あ、あれだ」すぐにわかります。わからなければ感染症(病原体がアレルゲン)です。 環境アレルゲンの場合にもすぐにわかります。「隣の田んぼで農薬をまいたら出た」「殺虫剤をまいたら出た」「化粧品や洗剤を変えたら出た」「猫犬に触れたら出た」「あ、あれだ」すぐにわかります。わからなければ感染症(カゼの初期症状が蕁麻疹)です。 特に、マイコプラズマや溶連菌やブドウ球菌は菌毒素(スーパー抗原:それぞれ、Mycoplasma arthritidis derived mitogen, Streptococcal pyrogenic exotoxin, Staphylococcal enterotoxin)を出しますので、普通の児にとってはただのカゼですが、アレルギー体質のある児や弱ってる児とっては恐ろしい毒病原体です。恐い恐い。
2011年07月20日
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「最近急に手荒れがひどくなりました」「ハナとノド赤いですね」「仕事で洗い物多いんです」「マイコプラズマ(+)です」「洗剤が手荒れの原因だと思います」 5年前から手荒れ発赤ガサガサがある食肉加工業の30才の男性。最近急に手荒れがひどくなって、切れて痛いので受診しました。 診るからにカビバイ菌だらけでしたが、鼻粘膜の腫脹充血咽頭発赤を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:468、杉3(4.20)、ダニ3(3.96)、HD3(3.56)、イネ科2(2.44)、ピティロスポリウム2(1.49)、黄色ブドウ球菌2(0.79)、マラセチア2(0.75)、雑草・カビ・トリコフィトン≦0.34。 抗生剤内服をお勧めしましたが、「弱い軟膏で頑張りたい」とのご希望でしたので、強酸性水消毒と軟膏処方を来院のたびに変更して(プロトピック、スタデルム、フシジンレオ、ラミテクト・・・)、お試し中です。 毎回、なにかしらアイデアを提案しても「早く治してほしいけど内服はイヤ」「早く治してほしいけどステロイドはイヤ」「ラベンダーとか漢方とか変なものはイヤ」・・・ 今のところ、治療以前の、意思の疎通の段階です。 心が固いと症状も固まってしまうね。恐い恐い。
2011年07月19日
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「七物降下湯ってどういう漢方ですか?」「女性が終わって血圧高ければ・・・」「高いお金出したのに飲んだら具合が悪くなったんです」「若い女性には処方しない漢方です」 冷えのぼせ・ホットフラッシュのある50才の女性。更年期障害で同じ症状の同僚から、加味逍遙散と桂枝茯苓丸(子宮の漢方)を貰って飲んだら、調子が良かったので、近くの漢方薬局に行ったら・・・ 中国なまりの薬剤師?に、加味逍遙散や桂枝茯苓丸よりも「あなたには七物降下湯のほうがあってるよ」と言われて、飲んだら、具合が悪くなってしまったそうです。 もともとは亀クリで処方した加味逍遙散と桂枝茯苓丸だったので、メールで問い合わせが来ました。「七物降下湯はどういう漢方薬ですか?」「高血圧で頭痛と耳鳴とのぼせのあるの人の漢方です」「血圧は高くありません!」「♂♀関係なく初老期以降の漢方です」「まだ50才なんですが・・・」「♀終わりましたか?」「まだ♀終わってません!」「もう♀終わっていると思われたんでしょうね」「ぎゃ~((((;゚Д゚))))))))やっぱりおかしいと思ったのよ」。 やっぱり、更年期障害には子宮の漢方だね。恐い恐い。
2011年07月18日
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「ピティロスポリウムとマラセチア(2+)です」「なんですか?」「カビ内服と軟膏効きませんでした?」「効きました・・・」「カビだらけですね」「賞味期限が切れたっていうことですか!?」「ですね・・・」 小児期からアトピー喘息の50才の女性。手荒れガサガサが治らないので、血液検査をしたらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:156、ダニ4(29.9)、HD4(25.9)、蛾2(2.91)、ピティロスポリウム2(1.82)、マラセチア2(1.47)、カビ・シラカンバ・ハムスター・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34。 いつも「カビっぽいね」と言っていたのが、とうとうピティロスポリウムとマラセチア(2+)になってしまいました。 検査結果を聞きに来ましたが「これは何ですか」「ピティロスポリウムもマラセチアも自分に生えるカビです」「賞味期限が切れたのね」「家の中で一番カビだらけはあなたです」「ラミシール錠効きました」 いつも「オバちゃんの踵ガサガサはカビ!」「乾燥じゃなくてカビ!」「角質増殖型足白癬はカビ!」「娘のうちはつるんとしてるけど賞味期限が切れるとカビ!」といったことを乱発しておりますので、外来の女性は、血液検査でカビが陽性になったり、抗真菌剤が効いたりしたら・・・ もうパニックです「賞味期限が切れたのね>
2011年07月16日
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「手が真っ赤になりました」「いつもは春ですよね」「ワインとアリナミンを一緒に飲みました」「マイコプラズマ(+)です」 毎春重症花粉症で真っ先に来る「杉花粉検知器の」46才の男性。今年は来ないなと思ったら、今頃手荒れガサガサバキバキに切れて受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたが「ワインとアリナミンを一緒に飲んだら手が真っ赤に荒れた」との訴えです。検査をさせてもらったら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:164、杉2(1.71)、マラセチア・カビ・ビール酵母・ピティロスポリウム・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34。 いつも飲んで大丈夫な「ワイン+アリナミン!?」で、急に症状が出るわけがありません。 しかし変な(ことを言う)人はみんなイムノカードマイコプラズマ抗体(+)だね。恐い恐い。
2011年07月15日
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「貧血で倒れました」「貧血はありません」「どうしてわかるんですか?」「前回検査してます」「結果聞いてませんでした」「マイコプラズマも(+)でした」「今日もでしょうか?」「ジスロマック内服してください」 2ヵ月前に強い頭痛と倦怠があって受診した13才の女の子。強い鼻炎と中耳炎と扁桃炎があったので検査をしましたが、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:469、杉6(222.0)、ヒノキ4(39.4)、ダニ2(2.29)、HD2(1.72)、犬1(0.40)、マラセチア・イネ科・雑草・カビ・猫・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34。RBC426、Hb11.2、Ht34.5、MCV81。 ジスロマック+葛根湯+アレグラ+ムコダインで良くなって、結果は聞きに来ませんでした。 2ヵ月ぶりに強い頭痛と吐き気で真っ青になったので、学校から「すぐに受診して貧血検査」の命令が下ったそうです。 貧血(血が薄い)で倒れることはありません。一般に勘違いされている「貧血で倒れる」は「血が薄い貧血」ではなく「脳貧血」のことです。脳から血がなくなる「起立性調節障害」ですので、プラスの交感神経が弱まって血圧が低くなり重力で頭の血が下に移動するだけです。 今回もミミハナノドが赤かったので、中耳炎の痛みによる起立性調節障害(自律神経失調症)だったようです。恐い恐い。
2011年07月14日
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「熱中症が治りません」「マイコプラズマ(+)です」「他の検査はしなくていいです」 3日前に40℃の発熱があって、救外で1000cc点滴しても良くならず。近医を受診した29才の男性。 近医で夏カゼと言われて内服薬を貰っても、腹痛・下痢・全身倦怠が治まらずに受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認め、ぐったりして、尿検査でケトン(±)、比重≧1030でしたので・・・ 鼻炎+扁桃炎+中耳炎+脱水なので「点滴しても良いですか」「してください」T1:200+MINO点滴をさせていただきました。 勝手に採血して検査したら「マイコプラズマ(+)です」「検査は他の病院で全部して異常なかったのでしなくていいです」本人の了承も得ず検査したイムノカードマイコプラズマ抗体(+)の説明をしたら嫌な顔をされましたので、残りの血液は破棄しました。 レセプト上はなにも検査してないマイコプラズマ感染症でした。恐い恐い。 そうそう、最近「熱中症が治らない」と言ってきた患者さんはみんなイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 感染症で弱ってると暑さにも耐えられないよね。恐い恐い。
2011年07月13日
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「先生ブログにタリオンのこと書きましたよね」「あ間違ってました」「東京のDr.からクレームが来てます」「すぐに書き直します」 H10.10.20.の日誌でタリオンを内服したら動悸が出たという9才児のことを書きましたが・・・ 田辺三菱製薬(名古屋と岐阜)のMR様より「タリオンでは不整脈は出ない」ことを指摘されました。 以前、不整脈で話題になったのは「タリオン」ではなく「トリルダン」でした。 うろおぼえでブログを書いて田辺三菱製薬様には多大なるご迷惑をおかけしました。早速お詫びして、日誌を訂正しました。 MR様よりタリオンの効能書を始めて見せていただきましたので、さっそく副作用の項目を見たら・・・ 眠気5.7%、口渇1.1%、悪心0.8%、胃痛0.5%、下痢0.5%、胃部不快感0.4%、倦怠感0.3%、嘔吐0.3%、とありましたが、動悸は頻度不明(ほぼゼロ)でした。 小児等の投与の項目には、安全性は確立していない、とだけありましたが「7才以上は問題ない」と、MR様よりのご託宣をいただきました。徐々に成人から処方を増やす予定です。 そうそう、日誌は訂正できましたが、コメントは古すぎて削除できませんでした。恐い恐い。
2011年07月12日
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「また顔が赤くなりました」「またジスロマック処方します」「アレグラは処方しないでください!」「?ケトテンにします?」「劇症肝炎が怖いんです!!」「?アレロックのことかな?」 2週間前に顔が真っ赤に腫れて(>体部にも少し蕁麻疹)、救外でケトテンDSとレスタミン軟膏を処方された13才の女の子。 少しだけ良くなって、2日後に亀クリを受診しましたが、鼓膜と咽頭発赤および鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:4、杉1(0.51)、イネ科・雑草・カビ・ダニ・HD・猫・犬・ヤブカ≦0.34、抗核抗体
2011年07月11日
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「ハムスターを飼い始めたら蕁麻疹が出ました」「ミミハナノド赤いですね」「以前プールで寒冷蕁麻疹も出ました」「マイコプラズマ(+)です」「漢方薬は?」「意味ありません」 2年前にプールに入ってから蕁麻疹が出て(RAST検査で花粉動物食物すべて陰性)、寒冷蕁麻疹の診断で、ジルテック+ヒルドイドソフト+リンデロンで経過観察中の10才の女の子。 症状が良くならないので、漢方医で、十味敗毒湯 ⇒ 麻黄附子細辛湯+桂枝湯、内服しても改善しないので、とうとう亀クリを受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした(病原体がアレルゲン)。 IgE:67、イネ科・雑草・カビ・杉・ダニ・HD・猫・犬・ハムスター≦0.34。 蕁麻疹はジスロマック内服ですっかり良くなってしまいました。ハムスターも元気です。 えっ?。寒冷蕁麻疹はどうなったのかって?。 寒冷蕁麻疹や温熱蕁麻疹は病名というより、状態名です。 冷え症(のぼせ)の体質があると温度変化に弱く、何らかの原因(アレルゲン)で出るべき蕁麻疹が寒冷刺激や温熱刺激でより増強するのです。温度変化だけが原因(アレルゲン)ということは考えにくいです。たいていの寒冷(温熱)蕁麻疹には、ほかのアレルゲンが隠れております。恐い恐い。
2011年07月09日
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「口唇が腫れて痛いです」「ミミハナノド赤いですね」「病名は何なんでしょうか?」「クインケ浮腫ですね」「原因は何なんでしょう?」「マイコプラズマ(+)です」「ヘルペスではないって言われてました」 3週間前から口唇が真っ赤に腫れて痛い35才の女性。近医でステロイドを塗布しておりましたが「病名は何なんでしょう?」「ヘルペスではない」と言われて、不安になって受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:271、ダニ5(52.4)、HD4(43.7)、杉3(6.86)、イネ科・雑草≦0.34、抗核抗体
2011年07月08日
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「3月から顔が真っ赤なんです」「ミミハナノド赤いですね」「婦人科で加味逍遙散貰ってます」「臍上悸と?血がありますね」「昨年9月からうつ病なんです」「マイコプラズマ(+)です」 昨年9月からうつ病で抗うつ剤を内服し、生理不順に加味逍遙散を内服し、今春から頬が赤くなって、皮膚科で抗アレルギー剤内服とデルマクリンを塗布している48才の女性。 先月から頬が真っ赤の熱傷状態でどうしようもなくなって、亀クリを受診しました。 腹部が固く臍上悸と?血を認め、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:52、杉3(4.84)、イネ科2(1.51)、マラセチア・カビ・HD・黄色ブドウ球菌≦0.34、抗核抗体
2011年07月07日
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「血液検査してください」「どうして亀クリに来たの?」「ブログ見ました」「来ないでって書いてあったでしょう」「書いてありました・・・」「地元でかかってね」「どうしてですか?」「厚生局からの指導だから・・・」 生後3ヵ月から「乳児湿疹」にキンダベートとリンデロンを塗布し、生後7ヵ月で「脱ステ」。生後8ヵ月で「脱保湿」した、A県A郡在住の、9ヵ月の男の子。現在は「ビオチン」内服のみで、ほぼ無治療状態です。 2ヵ月前に近医で血液検査したにもかかわらず・・・ IgE:41.69、卵白6.63、小麦1.94、卵黄0.89、牛乳・胡麻・ソバ・ピーナッツ・リンゴ・カンジダ・ダニ・ゼラチン・オボムコイド
2011年07月06日
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「脱ステしたら痛くて痛くてたまりません」「カビだらけですね」「3年前に入社したら手荒れが出たんです」「ミミハナノド赤いですね」「会社とステロイドのせいなんです」「マイコプラズマ(+)です」「痛くて痛くて痛くて」「熱傷状態ですね」「ステロイドは絶対に嫌です」「これはどうですか?」「痛みが消えました!」 3年前にUS社に入社してから手背の発赤ガサガサが出現した31才の男性。 近医で「会社のストレス」と言われて、マイザーとアンテベート(very strong)を塗布しておりましたが、最近、手のあかぎれ状態がひどくなって、とうとう、ステロイドが効かなくなってきたので、脱ステを試みたら・・・ 両手が熱傷状態になり、どうしようもなくなって、亀クリを受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:1219、ダニ5(89.3)、ピティロスポリウム2(3.12)、マラセチア2(1.99)、黄色ブドウ球菌2(1.97)、カビ・トリコフィトン≦0.34。 とりあえず、抗生剤内服と軟膏を何種類か処方しましたが、手の熱傷状態が激痛です。「絶対にステロイドは嫌」とのことでしたので、毒多ぁ謹製ラベンダー軟膏を塗ってみたら・・・あらあら不思議その場で痛みが消えました。 やっぱりやけどにはラベンダーだね。恐い恐い。
2011年07月05日
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「US社に入社してからどんどん悪化してます」「ミミハナノド赤いですね」「工業用油を使用してます」「マイコプラズマ(+)です」「ルミンA 愛用してます」「それで効いた人は誰も居りません」 生後2才から13才まで全身アトピー性皮膚炎だった25才の男性。 1年前にUS社に入社したら、11年ぶりに全身の皮膚炎が出現し、病院で「会社のストレスまたは会社で使用している工業油のジェルゾール」と言われ、「ジルテック内服+スタデルム塗布」で改善せず、薬局に相談したら「ルミンAで治る」と言われて治らず・・・とうとう亀クリに来てしまいました。 胸部と背部と膝裏が熱傷状態で、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:12、マラセチア・イネ科・雑草・カビ・杉・ダニ・HD・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34。 皮膚症状は抗生剤(ジスロマック⇒ミノペン)内服+抗ヒスタミン剤(セチリジン塩酸塩+ニポラジン)内服+強酸性水消毒+保湿(ヒルドイド)で、どんどん良くなってしまいました。 会社のストレスvsマイコプラズマはマイコプラズマのスーパー抗原の勝ち!。 怪しげなサプリ(ルミンAごとき)では、まったくマイコプラズマには勝てません。恐い恐い。
2011年07月04日
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「熱中症だと思うんです!」「顔が真っ赤ですね?」「乗鞍研修から帰宅後急に真っ赤になりました」「マイコプラズマ(+)です」 生後からアトピー性皮膚炎(隠れ型)で通院中の11才の女の子。乳児期から、診た感じはアトピーというよりも皮膚感染症でしたが、血液検査で陰性だったので、殺菌消毒には、あまり熱心ではありませんでした。 今春、血液検査で初めて(カビが)陽性になったら、IgE:98、ピティロスポリウム2(2.01)、マラセチア1(0.40)、やっと母が協力的になり、皮膚症状が良くなってきたな・・・と思っていたら・・・ 突然、顔と首が真っ赤になって受診しました。母が言うには「乗鞍研修で熱中症になった」とのことです。 頬部と頸部に真っ赤な紅斑(一部熱傷状態)を認め、鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状はミノペン+タチオン+デカドロン点滴+ジスロマック内服ですぐに改善しました。 乗鞍研修(セカンドスクール)の後、飛騨の子供たちは、ボロボロになって受診します。よほどひどい目にあわされているのでしょう。強制収容所。恐い恐い。
2011年07月02日
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「血小板の検査してください」「健診で血尿も引っかかってるね?」「日赤で原因不明って」「鼻炎強そうですね」「アレルギーの検査もしてください」「マイコプラズマ(+)です」 学校健診でわずかに血小板が少なかった(17.8万)13才の女の子。血尿(3+)は日赤通院中で原因不明だそうです。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:118、イネ科4(46.1)、杉2(2.97)、カビ・ブタクサ・シラカンバ・ダニ・HD・猫・犬・家兎≦0.34、血小板19.5。 念のためにジスロマックを内服していただきましたが(1週間経ったら尿検査させてね)、再来してないので、その後血尿がどうなったかは不明です。残念。
2011年07月01日
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