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皇民化教育、共産主義化教育そしてアメリカ文明で学んだヒューマニズム(人間主義)を体験し、人間こそが特権的な存在であるという考えに疑問を持った哲学者、波多野一郎。南方熊楠のウォッチャーでもある中沢新一は、この波多野一郎という稀有の哲学者の心の琴線に触れた途端に、自己を発見している。しかも書を通じて。(その(1)はこちら) 人は、自分のことを書いている間は、自分のことがわからない。人は、自分以外の人のことを書き始めて、初めて自己を発見する。私は、亡き師匠のことを書き始めた(『同時通訳の名人--西山千』角川学芸出版刊予定)時に初めて、自己を発見することができた。カマキリの研究を始め、師と直弟子の私との関係が、ますます鮮明になってきた。人と人との邂逅は、本、あるいはブログを通じてでも思想の閃光を走らせる。動いている生命体から学べないことなどあろうか。だから昆虫からも学べる。セレンディピティーは死者からも学ぶ。「......イカ達が人間共にしゃべることができたら、何というだろう?そうしたら、斯(こ)ういい出すんじゃないかナ-。「おい!! 大助君!! どうして俺達を不注意にも床に落としたりなんかして、俺達を差別待遇するのかね? 俺達が死んだのも立派な商品となるためなんだ。そして、俺達は人間様の食卓の立派なお皿の上にのっかって、立派なステーキになるために死んだのだ。俺達の存在を無視しないでくれよ、俺達を忘れないでくれ!」 大助の空想の中で、イカ達が大助に向って、しゃべりはじめました。「俺達の存在に一体、何の意味があるのだい?」...」(集英社新書『イカの哲学』中沢新一・波多野一郎 P54)最後の問いはイカのものでなく、大助、いや哲学者波多野一郎の内なる問いだ。What's the meaning of my life?大助は感じる。「人間世界においては、思想の相違が戦争の原因になるのだ!」思想、なんとかイズム、それが人為的に固められた組織、宗教が人を殺す。その(3)に続く私の英語は(日記を)書くことから始まった『縛られた巨人』(神坂次郎著)知の巨人・南方熊楠も、書いて書いて、書きまくった
2008年03月31日
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T. Harv Eker氏は、life coachが要るという。ビジネスマンにはmentorsが要るというのも、人はだれしも人生レッスンをしてくれる羅針盤が要る。それには、心を澄ませることだ、素直になることだ。Think straight! Role modelをみつけると、その人に成り切ることだ、疑わずに。途中でgive upしてはならない。だから道(constant learning and growing)なのだ。絶えず学び成長する。これは神道の「弥栄(いやさか)の道」だ。武士道も英語道もこの延長にある。いったん、英語(マネーでも)をモノにする(make it)と心に決めた限り、commitするのが「行」(難語訳だが)で「道」である。もう一度Eker氏のこの言葉を繰り返す。I am committed to constantly learning and growing. 遊読の勧め
2008年03月30日
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人を引き付けるには、自ら率先してmagnetになることだ。T. Harv Eker氏(『Secrets of the Millionaire Mind』の著者)の次の言葉が好きだ。 I am committed to constantly learning and growing.この言葉を胸に手を当てて、大声で宣言することだ。このブログを読んでいる人はこの表現を10回ぐらい音読して頂きたい。ネアカになる。It's only money.(たんにお金じゃないか)を繰り返す人は、ネクラ。お金がよってこない。English is only a language.(英語なんてひとつの言葉じゃないの)というネクラにも英語は集まってこない。声読は反対ではない。何を音読するかが肝心だ。お金も英語も同じ。お金のたまらない人はお金を小馬鹿にしている人。英語のたまらない人は、どこか心の中で英語を小馬鹿にしている。私が唱えてきたナニワ英語道はlife lessonだ。 空に目覚めよ! 『Secrets of the Millionaire Mind』 T. Harv Eker著
2008年03月29日
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お金が集まる人は、磁石人間だ。『Secrets of the Millionaire Mind』の著者T. Harv Ekerは、money magnetという言葉を使っている。私はEnglish magnetだ。芸に徹した人は、自分の失敗――たとえ異性とのトラブルも――をすべて芸の肥やしにする人だ。これがmagnet。 人生でリスクをとらない人はbattery。つねに「切れる」(go flat, go dead)を恐れる。術を求める人は、嫉妬深く常に何かに怯えている。Fearを動機に行動する人は小人。そんなことにひるまず(without blinking)に邁進する人を大人という。大人はhigher-selfの持ち主だ。人を妬まない。成功者は必ずと言っていいほど他の成功者を妬まないばかりか、成功者を誉める。ネアカだ。自分より強い人に惹かれる。その人も磁石だ。いずれ磁力の強い人が勝つ。The Law of Attractionだ。 ディベートが育てた二人の論客 いよいよ明日は祭り!席はまだ若干あります。
2008年03月28日
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外国語を学ぶことが母国語を学ぶ近道である。道はroad, way。それが抽象化するとthe Way になる。だから英語道はThe Way of English。論道はThe Way of Debate。ではミチとは何か、行とは何か、と問われると困る。こんな時私は、思考をジャンプさせる -- 外国語に。Commitmentに。Commit to money。お金を稼ぐのは道(行)だ。続けることだ。そこから逃げないことだ。言葉からシンボルへ、そしてイメージへ飛躍させる同時通訳の道(The Way of Simultaneous Interpreting)だ。同時通訳の道を追求していたら、topology(位相幾何学)にまでたどりついた。一つの道を追い続けると、道は広がる。道は磁石である。 飛翔!『プリズン・ブレイク』 鋭い頭脳戦の中に人情があるからハマった。 シーズン1 シーズン2
2008年03月27日
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Sell out one's soulは「プライドを捨てる」に近い。それも恥(プライド)をしのぶという積極的な行為であればswallow one's prideとなる。(品)格を落とすとは、to lower oneselfだ。How can you lower yourself to this level? (どうしてここまで格をおとせるのか、君は。)英語の社会で「格」はあまり問われない。「そんな番組を流すとはNHKの沽券にかかわる」という場合、It's beneath NHK to air such a program.というふうに、単にbeneath(~の下)を用いる。Beneathのあとに、beneath the dignity of NHKというふうにも使える。そのあとはto play to the crowd(大衆に媚びを売る)という表現を用いれば、より意味が鮮明になる。レベルダウンは和製英語で正しい英語はdumb downだろう。英語をエンターテイメントにし、大衆に媚を売るのはNHKじゃなく、民放の仕事だと思っている人が多い。NHK should stop dumbing down. 譲れない一線は、誰にでもある『まっすぐな道でさみしい――種田山頭火外伝』 最近読んで、胸にグッときた。
2008年03月26日
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「サムライ教育」イベント(3月29日)が近づいてくると、同時通訳者としてのかつての私の血が騒ぎ始める。ブースに入る前は黙想(國弘正雄氏の影響)をする。あとはどうなってもいい。死地へ飛び込むだけだ。身を捨てて、浮かんでみせるのだという覚悟をもった同時通訳者はある意味で神風特攻隊だ。Go for it! そんな心境になると、却って心が落ちついてくる。遊び心が甦ってくる。ふと手にした本が『イカの哲学』(40年前に波多野一郎により書かれていた)。イカ、そして中沢新一。どちらにも興味がある。その異質のコンビをさり気なく編む編集者の芸術的感覚は心憎い。特攻隊の生き残りで、戦後スタンフォード大学に留学した在野の哲学者波多野一郎が著した『イカの哲学』が問題意識のある人々の関心を引く。案の定、磁石人間の中沢新一氏が惹かれた。⇒つづきは館長ブログで 『イカの哲学』(中沢新一・波多野一郎著 集英社新書)
2008年03月25日
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『歓喜の歌』、そして『奈緒子』。二本の邦画から得た感動の余韻を残し帰宅の途につく。電車の中で私に話しかけてくる人がいる。「松本先生--」ふりかえると、同じ春日井市に住むI氏(79歳)であった。戦後のカムカム英語から、松本亨、国弘正雄、西山千と今日に至るまでの英語教育の歴史を生々しく語られる語り部である。そしてかなりの英語の使い手であった――たぶん今でも。最近NHKのスタジオで、私が戦後初めてのNHKラジオ英語講座の思い出話をしていた時、ふとI氏の話を思い出した。40分間、電車の中での会話はすぐに英語今昔物語にたどり着く。「最近のNHKのテレビ番組は、格がおちましたね。レベル・ダウンというか。」「品」じゃなく、「格」(class)が落ちたという。Outclassed by other news services? 天下の公器が視聴率を競う民放になり下がったといわれる。「格」とはなにか。Self-worth, self-esteemいやsoul(魂)ではないかと思う。 琵琶湖の近くで見つけた土筆。土筆の六角形が気になる
2008年03月24日
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「和」は最初からあるのではない。つくるものである。そこに「行」が要る。ディベート(建設的議論)、それもディベート道が要る。The Wayとはcommitmentの別名でもある。和へのプロセスがディベートの目的であれば、そのための努力は「行」である。ディベート道には交渉も含まれる。火の「怒り」があれば、水の「謝罪」や「癒し」がある。 ディベート道とは一体何なのか、と問う人に対しては、この冬公開の映画『歓喜の歌』を勧めたい。しかし、男を中心とした、チームワーク作りの泣き笑い作品となれば、駅伝のチームワークをドラマ化した映画『奈緒子』はどうだろうか。alone(個)をalong(同一行動)に盛り上げていく過程で、リーダーシップに悩まされている人々にとり大いに参考になる。最近、時に英語から離れて邦画も観るようになった。感動とは何かを考え始めてからだ。3月29日(土)のイベントで、どれだけの感動が与えられるか。「サムライ教育を復活せよ」と声高く息巻いても、感動を与えられなければ人は動かない。同時通訳とディベートの実演だけでは花は咲かない。いろいろ仕掛けを企んでいる。イベントを成功に導くのは駅伝の発想だ。ご期待乞う。 映画『ガン・ホー』 日本企業と合併したアメリカの自動車工場を舞台に、日本流の運営になじめずトラブルを起こしていた現地労働者たちが、目標に向かって団結していく様を描いている。本社と工場との間で板ばさみになる、マイケル・キートン扮する主人公・ハントの孤軍奮闘ぶりが見もの。(ぐるぐる王国HPより)
2008年03月24日
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映画『歓喜の歌』を観て、『ビルマの竪琴』の感動が甦った。私が注目している名優、小林薫が出演しているから興味もあった。対立するおばさんたちの歌声グループをひとつにまとめていく協働作業に笑いと泣きが織りなすドラマがあった。 感動があった。「足並みが揃う」を英語でいえばspeak with one voiceである。みんながそれぞれ勝手なことを喋れば(speak with many different voices)、チームがまとまらない。スピーチと違ってディベートは a team effortなので、まとまったチーム(a well-put-together team)が勝つ。コーラスの醍醐味はsing along、つまりsing with one voice だから、そこに「和」―― togetherness ――をみた時、感動するのだ。これは耳の世界だが、眼の世界でいえば、putting(piercing)pieces togetherになる。そう、ジグソーパズルのintegrity(決して逃げられないtogetherness)だ。一人一人のintegral parts が、全体としてまとまるためにintegrateされwholeになるプロセスには、相互努力が要る。足並みが揃う状態とは、コーラスがsing alongする行為ではないか。「和」は最初からあるのではない。つくるものである。そこに「行」が要る。ディベート(建設的議論)、それもディベート道が要る。 3月29日はタクト振りまっせ! 映画 『ビルマの竪琴』 同じコーラスでもこちらは切ない
2008年03月23日
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英語が単なるエンターテイメントであってはならない。日本刀と同じく、磨かなければならない。最近地元の刀鍛冶から学んだ。刀を研ぐことは、真剣勝負(play for real)であることを。火、石、風、水というあらゆる自然の要素を取り入れて、刀鍛冶本人は「空」になっている。熱い火の粉をあびながら、まるでオーケストラの指揮者がタクトをふっているようであった。火傷しながらも熱さを感じないという。その時私は、教育者はこうあるべきだと思った。Tough Englishを鍛えるには、教える側のtough love、そして教わる側のtough mindが必要だ。それが人間教育(character building)に繋がる。「それでいいんだ。英語はエンターテイメントだから」(soft love)はgood。「そんな英語でどうする!自分が守れるのか!」(tough love)はbetter。ベストはその中間(足して二で割ったアプローチ)で、a cross between me and NHKだ。Soft とtoughの使い分け、これがbest。私の紘道館での英語教育の基本はedutainment(娯楽教育)だ。この信念は変えない。 心を澄ませ、炎と闘う(H20年1月25日の日記より) 映画:『スクール・オブ・ロック』 これも娯楽教育? 30歳を過ぎてもバンドでの成功を夢見るロック・ギタリストのデューイは、ルームメイトのネッドに成りすまし小学校の代用教員の依頼を受け、子供たちとバンド・バトルでの優勝を画策するが...。ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、マイク・ホワイトほか出演。
2008年03月22日
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その朝、緊張のあまりいつもより早く眼をさました。(前回はこちら)ジャパン・タイムズを読んだ。朝青龍の記事が出ていた。You gotta love me or hate me.(嫌うなら嫌っていいぞ)というネイティヴ・ジャーナリストの斬れる英語表現にしびれて、「よぉーし、これだ!」と、今日は悪役を買って勝負に出ることにした。武蔵なら、「松本よ! 陰を動かすのだ」と忠告するだろう。NHK『英語でしゃべらナイト』を観たT氏(中国語・韓国語通訳案内試験道場主)からこんなコメントを頂いた。(T氏のHPはこちら)「ここまで考えて、松本先生のジャーナリスティック・インタービューアーとしての凄さを思い知らされた。松本先生は見抜いていたに違いない。パックンの衰えない英語の裏側に真摯で地道な努力があること、そしてそれこそが先生の視聴者に対するメッセージだったのだ。軽いノリで英語を学ぶよう視聴者にしむける番組で、英語は地道にコツコツやりなさい、といってもカットされるのがオチだろう、それをパックンの口から言わせる、この芸に気づいた視聴者は少ないだろうが、パックンの勉強する姿がどれだけ視聴者を発奮させるか計算し、ゲストでありながら影になって司会者のパックンを持ち上げた」 続きは紘道館館長ブログで⇒You gotta love me or hate me!
2008年03月21日
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松本道弘基調講演『サムライ教育の復活』&同時通訳実演&多数のゲストによるパフォーマンス&ショータイム・イベントをやります。3月29日(土)午後2時から5時/場所:日本外国特派員協会/参加費 4000円 ● お申込・お問い合わせは ym@amt-planing.biz または FAX:03-5761-7332 まで 当日の司会は「千の風になって」を歌えばプロ並みの上野光一氏と石井ターニャ嬢のコンビ。石井ターニャは、癒し系の女(性)といわれている。この「癒し系の女」にピッタリな訳をTIME誌で見つけた。 A rose without thorns. バラは美しいもの、しかしトゲがある。癒し系とはトゲのないバラ。こういう絵になる英語表現は、educated classにはうける。Poeticな表現にはhealing effect(癒し効果)がある。
2008年03月21日
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殉死した男は、死後必ず大きくなる(larger than oneself)。話題の連続ドラマ『24』のかっこ良過ぎるヒーローであるジャック・バウアーは、死を恐れない。彼の哲学ははっきりしている。「Die for something」。 これはdie for nothing(犬死)よりも遥かにいい、という意味で、生きて恥をさらし続ける方がつらい、という発想だ。だから彼にはヒーローとしてのpresence(この場合は風格より貫録か)がある。さて、女性の場合の風格は、graceというべきだろう。追い詰められても乱れないgrace under pressure(エリノア・ルーズベルト夫人の言葉)は女性のリーダーに必要だ。蝶柄のデザインで知られている森英恵(モリ・ハナエ)は自分の作品を「気品」という言葉でシンボライズした。この「気品」はgraceだろう。こういう人は「晩節を穢す」(aging disgracefully)ことを恐れる。They all want to age gracefully. だ。 お通には「気品」がある。ただし、満足している場合に限るが。 『エリノア・ルーズベルト』アメリカ大統領夫人で、世界人権宣言の起草に大きな役割を果たした人道主義者
2008年03月20日
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去る3月4日、95歳で逝去された紘道館塾生最高齢の妻鹿栄二氏を偲び、氏が遺された珠玉の言葉を紘道館9月例会報告より引用したい。<例会報告文より> 妻鹿栄二氏に、数年前、こんな質問をしたことがある。 ―― 今、IT長者とか言って、若くして巨万の富を蓄える人がいますよね。ああいう男をどう思いますか? 若いけど大したものだ、と思いませんか? 妻鹿氏は答えた。 「思いません。昔から、ああいう人間はいくらでもいました。しかし、皆その後消えていきました。 人間、大切なのは晩年なんです。長い人生の中で、あの人たちがこれからもずっと幸せである保証なんてありません」 当時、我が世の春を謳っていたIT長者たちへのあまりに冷ややかな視線に少々、こちらも驚いたが、彼らの中でも筆頭格の人物が東京地検特捜部に逮捕されたのは翌年早々のことだった。 その後、かの人物の会社は一挙に傾き、IT産業への信頼も大きく揺らいだ。 (妻鹿さんの言う通りになった!)......あまりに的確な予言に再び、妻鹿氏に話を求めたところ、彼は言った。 「実は私のオヤジが、ああいうタイプの人間だったんです。牛肉の商売で当たり、30歳で産を成しました。ですが震災で被災し、その後も苦労して、49歳で死んだときは無一文でした。ですから私は、あの手の人間を一切信用しないんです」 ......100年近く人の世の移ろいを見つめてきた人の言葉には、不思議な透明感があった。超越、とでも言おうか。かなわない。 「私は今、幸せなんです。皆さんも、晩年をどう過ごすかを考えて生きる事をお薦めします。 それから――英語は絶対、勉強しなくてはダメです!」 奇妙な"英語学習不要論"を口にする人々に、妻鹿氏の言葉を聞かせたい。妻鹿氏が参加するだけで、塾生一同気合いが入る。これからもわれわれの目標として、ご活躍されることを望みたい。<文 松崎辰彦> 「人は晩年が大切」
2008年03月19日
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リーダーとなるには3Cが必要とフィオリーナはいう。Character, capability, collaboration(品格、実力、協力)の3つだ。このcharacterという品格の中には、気概(やる気)も含まれている。これは教育しにくい。生まれつきのもの(character is destiny)といわれるからだ。 「格」という日本語が気になる。骨格はbackboneのごとくがっちりした体格とともに人目に映る。人格にも見えないcharacterとよく見えるpersonalityの2つがある。両者の格の共通項はtoughnessであろう。これらのtoughnessを守るには、気概(spirit)が要る。品格と気概が備わって風格が生まれる。それは時には、存在感という日本語で表わされる。She has a lot of presence on the stage.(彼女はステージに上がると存在感がある)。She looks bigger than herself.といえば、もうすでに等身大ではない。 美空ひばりはステージ立つと女王と呼ばれた。あの存在感。私は『悲しい酒』が好き。
2008年03月19日
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ヒラリー議員を支えんと、必死に応援演説する夫のビル・クリントンも空気が読めない。 なぜ、そこまで目立ちたいのかと国民はすっかり白けてしまっている。ご本人が気づいていないから、余計に厄介だ、とTIME誌が特集の中で酷評している。 日本の社会で、浮き上がる一番手っとり早い方法は、空気を無視して、一方的に自己主張することだ。こういう点がコワモテされてリーダーになった暁には気の毒だが必ず裸の王様になる。ただし憎まれ役に徹し、マスコミに騒がれ、人気を浮揚させる業種--芸能界や政界--のセレブなら話は別だ。厚顔無恥はイディッシェ語でフツパ(chutzpa)というが、ユダヤ人がマスコミや芸能界で成功する秘訣は、空気と闘う図太さだ。テレビに出ようとしたら、人を押しのけても平気というフツパが要る。CNNのラリー・キングは衛星インタビューで私にそう語った。 続きは館長ブログで⇒ 先週佐渡にて。猫も好きだが、犬も大好き映画『パーフェクト・カップル』(『Primary Colors』を映画化。クリントン夫妻の「原色」ぶりがおもしろい
2008年03月18日
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紘道館塾生として最高齢だった妻鹿栄二氏の訃報が届いた。享年95歳。これまでのご功労に敬意を表すると共に、心よりご冥福をお祈りいたします。紘道館の9月例会報告に妻鹿氏について掲載してある。一部を引用したい。 <9月の紘道館例会報告より>今日は松本館長以下、塾生を喜ばせる出来事があった。 紘道館の最長老・妻鹿(めが)栄二氏が久しぶりに来館されたのである。 大正2年(1913年)、生まれ、94歳。戦前に逓信省に入局し、昭和14年から航空局に勤め、ラジオビーコンの仕事に従事する。戦争中は軍属として市ヶ谷の大本営に勤務した。 その後終戦を挟み、昭和46年まで、航空交通管制の仕事に従事する。その後はNECに勤務し、20年間にわたり航空システムの仕事に携わる。 NEC時代に『TIMEの読み方講座』で松本館長と出会い、その後一貫して27歳年下の館長の下で英語を学んでいる。 「大本営の発表は、みんなウソですよ。真実の情報を流さない。でも反対すると殺されますからね。 終戦直前あたりになると、軍人も、どうしていいかわからなかったようですね」 戦争中を回想する妻鹿氏。現場を知る人の証言は戦後60年が一挙に縮む臨場感がある。 戦後は航空交通管制分野に関わり、航空交通の近代化に貢献した妻鹿氏だが、現在に至るもさまざまな論文などの査察を行うなどの仕事をしているという。 「今はインターネットで、英語の論文などが簡単に手に入るようになりました」 この年齢でインターネットを自由に使いこなし、英語論文を読みこなす人物が何人いるだろう。頭脳の明晰さは驚くほどで、高齢者にありがちな同じ話の繰り返しなどまったくない。 どうすれば高齢になってもこれほどの能力を維持できるのか、紘道館一同その秘密を知りたがっている。 (この後、妻鹿氏の言葉が続く。紘道館9月の例会報告) 紘道館の誇り 妻鹿栄二氏(昨年9月紘道館にて)
2008年03月17日
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以前、品格(character)について述べた。(前回はこちら)まだしっくりしない。He's got style. She's got class. でも「品格がある」と訳せる。「国家の品格」がThe dignity of a nation となっていたが、dignity が正しい訳かどうかを検証(test)する方法がある。この題名の本を人々が買うだろうか。 この言葉(品格)がここまで―― critical massを超えて―― 拡がるだろうか。ここにシンボルの食い違いを感じる。これでは言葉を正しくイメージできなくなる。イメージとシンボルの違いを述べよう。『Primary Colors』という本が爆発的に売れた。著者が匿名なのに。原色? かろうじてシンボルは掴めるが、この本が超然のベストセラーになるには、他にわけがある。読者はその言葉の裏をイメージ(read into it)したのであろう。クリントン前米大統領のアーカンソー時代の悪行の数々が側近により暴かれたのだ。ホワイトハウスに入ってからの御乱交は昔からというのか。「馬脚をあらわす」はgive one's colors awayというが、primary colorは、変えられない色(素質)、つまり本性―― character ―― なのだ。だからイメージを一致させるには、「懲りない男-クリントン」となる。佐渡にて。本物のジェンキンスさんと 『Primary Colors』 原書にチャレンジしてみては? 3月29日松本道弘基調講演「サムライ教育の復活」 多数のゲスト有り。詳細はこちら
2008年03月17日
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「愛のムチ」はtough love。この私の芸術訳が時と共に辞書などで認められてきた。英訳すればMy translation has stood the test of time. 前回はこちらビジネスマンが行うのはhypothesis-testing debateである。新入社員の教育はtough love(叱る)かsoft love(褒める)のどちらが研修哲学として正しいかは、仮説検証のためのディベートをしてみなければriskyである。ディベーターである私は、「絶対」という言葉を警戒する。もしも(if)というロジックで冷静に世の動きを見ている――つもりである。 故西山千師匠のしごきは忘れられない 映画:『いまを生きる』 キーティング先生の授業も興味深い ⇒あらすじはこちら
2008年03月16日
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出世する人は、ネアカ。捨てられても逆恨みしない人。捨てた相手を愛で包み込める度量(ハラ)のある人。iPodを開発したスティーヴ・ジョブズのように返り咲く人。起き上がりこぼし。人の成功を妬まない人。成功者を祝福できる余裕のある人。 つまりハラ(腹・胆・肚)のある人だ。あの人にはハラがあるという場合、その人はよく喋る人だろうか。いや、よく人の意見を聴く言葉数の少ない人だ。懐の深い人こそ真のコミュニケーターと呼ぶべきだ。Rivers that run deep. と表現できる。ここまでは、だれでもいえる。ところが逆転の発想で「出世しない人」「コミュニケーションのできない人」となると、なかなかペンが進まなくなる。「失敗の七原則」を書いても読んでもらえない。しかし、他人の失敗例を他山の石として学ぶ話ならできるはずだ。少なくともディベーターは物事を相対的に考えるので、影から光の存在を証明することができる。嫌われる人--人生で失敗する人。こういう人は、一言で言えば、「空気」の読めないプア・コミュニケーターだ。 続きは館長ブログで⇒ 刀鍛冶 「お互いの呼吸を読む」 『iPodをつくった男』
2008年03月15日
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今日はお袋の命日。骨太な女の話を続ける。日本発のディベート道(The Way of Debate)をメディア(「The Debater」誌の復刊を企てている)を通じて世界に広げていきませんかという声は、不思議にtough women たちから湧き起っている。治世は正しいものが、乱世は強いものが勝つのだ。英訳すればWhen the going gets tough, the tough get going. (前回はこちら) Tough women がtough guysをつくるのであろうか。ディベートの時代は女がつくるのか?今は乱世、下剋上(dog-eat-dog)のtough marketの時代だ。はっきりいって、このフィオリーナはtough。全米人気ナンバーワンになった、このビジネスウーマンはtough debaterであった。サッチャー元英首相、ヒラリー・クリントン、そしてこのフィオリーナ。世に出るtough womenたちは、すべてtough debatersで、tough negotiatorsである。 明治生まれのお袋もtough womanだった 映画:『北の零年』これも骨太な女の話 ⇒あらすじはこちら
2008年03月14日
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Debateに強くなるには、tough questionsに対しtough answers のできるtoughnessと、 tough logic、tough languageが必要だ。toughnessは時間の試練により研かれる。ではなぜビジネスウーマンに武器としてのディベートが必要か、フィオリーナ女史に語ってもらおう。(前回はこちら) I need debate and dialogue with others to test my own thinking and to make a decision. I test others' convictions or opinions by pushing on their arguments and seeing how strongly they will defend them. (『Tough Choices』P.232)彼女がなぜディベートを武器にするのか、これで判る。その理由は二つ。一つは、自分の思考を検証し、意思決定に役立てるため。もう一つは、相手を追いつめ、彼らがどれほど自己の信念に忠実か、その真剣さを試すためだ。男だけの世界では、メンツを立てあって、その場の空気に流されてナアナアになってしまう。この不透明な職場環境の風通しを良くするには、tough womenのtough choicesが必要ではないか。検証はディベートに欠かせない。 猫は満腹になると隠れてしまう ヒラリーは米大統領選でどんなディベートを見せてくれるか
2008年03月13日
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この経過をオーストラリアからウォッチしていたある論客から、明らかにして欲しいという依頼があった。私は触れたくなかった。夢枕に立った山本七平氏のあの悲痛な表情を思い浮かべると、胸が痛み、古傷が疼き始めるからだ。 (前回はこちら)二度と、故人を傷つけることはしたくない。そして故人を傷つけ続ける相手とは、関わりを持ちたくもない。過去は過去と、封印していたはずなのに気が変わった。空気が変わったからだ。最近、岡留安則氏による『編集長を出せ!』(ソフトバンク新書)を読んだ。『噂の眞相』の編集発行人がホンカツのことに触れている。ホンカツの言動が不可解だと思っている人がかなり多いことがわかった。朝日新聞の記者の中でもホンカツが本流でないことがわかった。空気が変わってきたのだ。岡留氏はズバリ言う。 続きは館長ブログで⇒ 富士山を見ながら山本七平氏を偲んだ岡留安則著「編集長を出せ!」は、書く側と書かれる側の火花ちるバトルがリアル。
2008年03月11日
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大物とは、時には開き直って(tough it out)、マイナスに賭ける(fight the odds)ことのできる器をもった人物のことだ。そんな女性の一人に、Carly Fiorina女史(元ヒューレット・パッカード)というPrincipled woman(骨太の女性)がいた。 (前回まではこちら) 世界のビジネス界では脚光を浴びたフィオリーナ女史も傷ついて辞めた。しかし後悔はしていない。失敗することはだれでもある。そのくやしさをバネにより勢いをつけて起き上がればいい。彼女が書いた『Tough Choices』(つらい選択の数々)はニューヨーク・タイムズのベストセラーとなり、多くの言語に翻訳され一気に話題をさらった。「骨太な」とはprincipledのことである。筋を通す女、品格のある女。なぜ骨太が品格?畏友のボイエ・デメンテによると品格の英語はcharacterだ。『Tough Choices』を自分の手で書き下ろしたフィオリーナ女史は、名文家としても知られている。その彼女がcharacterをこのようにつかっている。Inside the company, people understood that values matter and character counts --- as much for the senior staff as for anyone else. (P.266)「哲学と品格」が大切だと言っている。 やっぱり富士山はすごい 『Tough Choices』Carly Fiorina著
2008年03月10日
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「魂を売る」とはsell one’s soul out(to the devil)のこと。Sell outだけでも通じる。It was a sell-out.と動詞を名詞化するのは、アメリカ英語の特徴。英語教育にはtough loveがいるというのは私のprinciple(哲学)。 その信念を売る事はプライドを捨てる(swallow my pride)に等しい。It’s a matter of principle. と勝負に出るとその頑固な(uncompromising)態度がアダになることがある。だからtough choice、シビアな選択だ。このシビアもtoughのこと。大物とは、時には開き直って(tough it out)マイナスに賭ける(fight the odds)ことのできる器をもった人物のことだ。 諏訪湖の夜景 湖の向うの灯りがチラチラ揺れていた。 『幸福の条件』 「あなたの心、いくらなら売りますか?」
2008年03月09日
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NHKにカットされたシーン(3) (前回はこちら)NHKのスタジオは、吼えるところではない。昔の日本人は、sometimesをソメティメスと発音したこともあったが、それでも必死に外国語を学んだ。今のように、テレビやDVDのないラジオだけの頃の日本人の真剣な態度。「勉強しろ!」 とカメラに向って、叱った。この部分は案の定、カットされた。それでいい。soft loveとtough loveは互角でいい。しかし私のtough Englishのスタンスは変えない。英語は道具であるが、日本の文化(言語を含め)を死守するには、武器でなくてはならない。『ドラゴン桜』(全21巻)「人生を変えろ!勉強しろ!」 これもtough love ドラマからハマッた
2008年03月08日
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愛のムチ(tough love)は言う方も言われる方も、両方痛いのだ!下手な英語でも、「それでいいんだ、それでいいんだ」と褒め続けたら結果どうなる。「あなたは、一年前と同じ英語をしゃべっているじゃないか」というのがtough love(愛のムチ)だ。叱るほうも、身を切る、身を削ぐ ――「みそぎ」のこと ―― 思いで教育するのが、tough love ではないか。「それでいいんだ」(soft love)も必要。しかし、「それだから、君の英語は伸びないんだ」というtough loveも必要ではないか。斬れる英語には、妥協しないtough loveが不可欠(critical)だ。"You need someone, someone like me, to toughen you up."と吼えたい。toughen upは「しごく」の意。 3月29日(土)は吼えさしてもらいまっせ⇒ 映画 『コーチ・カーター』 99年、カリフォルニア州リッチモンド高校で実際にあった物語。高校に赴任してきたケン・カーターが、バスケットボールを通じて生徒達を立ち直らせようとする姿を描いた作品。(goo解説より。くわしい作品紹介はこちら) これぞホンマの愛のムチ(tough love)
2008年03月08日
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空気が裁く日本 その(4) (前回まではこちら)今にして思えば、これもディベーターとして名乗り出した私からの反論を封じる小賢しい工作であったのかもしれない。どちらも面子だけは失わせたくない。しかし勝負はついていた。佐伯氏の勝ち。朝方、白髪の山本七平氏がうらめしそうな表情で私の夢の中に現れた。「松本さん、あの記事は書かないで下さい」哀願される山本氏はまるで幽霊。「...いえ、もう判定は書きました...。今日提出します」はっと、目が覚めた。「夢だったのか」身を切るような思いで、判決文を『人と日本』誌に提出した。山本七平敗北!佐伯陣営は勝利に酔った。しかし私は落ち込んだ。尊敬する知人を失った。もう裁かない -- 。 つづきはこちら⇒ (アイコンをクリックするとジャンプします)冬の奥琵琶はいつ訪れても静かだ
2008年03月07日
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ま、いいか。テレビ収録とはそんなものだ。(その(1)はこちら)私の反論を聞き入れてもらっただけでも嬉しい。しかし、NHK「英語でしゃべらナイト」レギュラー陣のdefenceも見事なもの。 「まずは下手な英語でも喋れ!」という姿勢は一貫している。それなりに品格は保たれていた。たしかに、私もそのようにして、恥や外聞を捨てて喋ってきた ―― そして今も。それも一種のtough Englishではある。しかし、そこに品格があろうか。品格のある英語を学ぶには、「英語でしゃべらナイト」のsoft Englishから卒業することだ。そしてtough Englishへ。私のいうtough Englishは、tough love(愛のムチ)に支えられたものだ。次は愛のムチについて語ろうか。 3月の紘道館「例会報告」を更新⇒テレビで伝えられなかったことを話した 念ずれば花開く 映画:『12の怒れる男』 何回も観た
2008年03月07日
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私、こと英語武蔵は、NHK「英語でしゃべらナイト」ではホンネで喋らせてもらったのだから、随分カットされることは覚悟していた。ところが、意外に私の言い分(物言い?)が残されていた(寄せられたコメントの中には、私のホンネが出ていないと不満気なものも多かったが)。さすが、NHKスタッフ。編集が巧い。そして懐も深い。私の英語は日本刀だ。日本語を、そして日本文化を守るために研いている。シーズン2は「英語で闘わナイトにしろ」と斬り込んだ。ここまではカットされなかった。しかし、カットされたのは、紘道館の授業で強調したtough Englishの必要性を英語で説いたシーンだ。 取材の様子は「紘道館2月の例会報告にて」2人のネイティヴ・ゲストとの会話(英語)シーンはカットされた!!映画 『12人の優しい日本人』 ~もしも日本に陪審員制度があったら~(来年から本格的に裁判員制度が始まるというが…)
2008年03月06日
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空気が裁く日本 ~ その3 ~ (前回まではこちら)今にして思えば、これもディベーターとして名乗り出した私からの反論を封じる小賢しい工作であったのかもしれない。しかし私は黙り続けた。論争の「裁き」には再び巻き込まれたくないという警戒心からだ。本多勝一対イザヤ・ベンダサン。この少し前、山本七平と佐伯真光の誌上論争のジャッジを頼まれ、いやな思いをしていた。某週刊誌上で繰り広げられた「宣誓論争」、そうあの事件だ。山本七平氏は、『日本人とユダヤ人』そして『空気の研究』等で知名度は高かった。論争のあった週刊誌上で、私のディベート教育必要論に賛同し、ついでに佐伯氏との論争を裁いてもらえないかという願いも付け加えられていた。その記事を読んだ論敵の佐伯真光教授が、私のオフィス(日興證券秘書室)を訪れ、「私もそう希望します。裁いて下さい」と言って、これまでの山本七平氏との論争にまつわる資料をごっそりと持ってこられた。もう逃げられない。 ⇒続きは紘道館「館長ブログ」にて。 ↓庭に来たメジロと眠り猫のお通 のどかや 山本七平氏の名著 『「空気」の研究』
2008年03月05日
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「英語でしゃべらナイト」の本番内で、今の風潮(soft loveの方が受ける)に逆らい、カットされることを覚悟で「この番組をtough talk showに変えては」と挑んだ。清水の舞台から飛び降りる気持ちで!(really tough choice) 25年ぶりにNHKのスタジオに戻ったのだから、ただ一回限りというのはもったいない。だからといって、tough loveの信奉者である私が、soft loveに流されることは敗北になる。そこで、思い切って勝負に出た。つらかった。It was tough. この場合は It was a hard decision. とhardに置き換えても通じる。hardは心の芯まで固いから、心の動揺はない。It was tough. は「つらかった」。It was hard. は「身を切るほどつらかった」。数多いロッキーシリーズの中でも、『ロッキー・ザ・ファイナル』が気に入っている。つらくても悔いのない生き方がいい。 『ロッキー・ザ・ファイナル』 闘う勇気を得る
2008年03月04日
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文化防衛のための英語。それがtough English。 (前回はこちら)soft English をtough Englishにかえることはtough decisionだ。そのためには、覚悟(tough mind)がいる。だから、異文化間コミュニケーションの武器として真剣に品格英語を学べと檄を飛ばすには、愛のムチ (tough love)は欠かせない。NHKの「英語でしゃべらナイト」で、「しゃべらナイト」からシーズン2は、「闘わナイト」または「勝たナイト」にしてはどうかとスタジオで吼えてしまった。今の風潮(soft loveの方が受ける)に逆らって、カットされることを覚悟で「tough talk show」に変えては、と挑んだ。もう後戻りはできない。これがtough choiceなのだ。 猫は暖かければ何処にでも座る。たとえそこが書きかけの原稿の上でも。 「ジャマ」、とお互い思っている。「嫌煙家」対「愛煙家」!話し出したら止まらない!まさしく闘う英語だ。知的論争エンターテインメントは、観ても読んでもおもしろい。 映画「サンキュー・スモーキング」 原作本
2008年03月03日
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「きびしい選択」は後戻りできない! tough choice(1) ナニワ英語道新連載・Season2「品格の英語」では、tough English(斬れる英語)という聞きなれない表現を用いた。ここでtoughのシンボルを述べてみよう。Toughとは、「こわれない」というイメージでとらえるべきだ。Tough shellとは、貝のように固い殻のこと。だが中はソフトな肉がある。それを守るのがtough。「中まで固い」となるとhard。半熟タマゴはsoft-boiled egg(half-boiledではない)で、固ゆで卵はhard-boiled eggだ。日本人の「心」は定義が難しく、よほど固い英語表現で固めなければ、誤解されっぱなしになる。soft heartを守るのはtough mindなのだ。(つづく) 紘道館ではtough English を探求する! … 黙想 … ……… 喝! 刑事コロンボのロジックはお勧めだ
2008年03月02日
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「義理チョコ」 "duty" chocolate (前回まではこちら) "義理"チョコ。こんな英語表現はないから、引用符で囲んだ。説明すれば、give valentines (valentine chocolate) because you have to (not because you love to) となろう。「心から(本命)」はbecause I love to,「義理で」はbecause I have to。 have to はdutyのこと。だから "duty" chocolateでも通じる--いやかえって受けるはずだ。Dutyはcommitmentであるから、好きでもない相手から贈られると迷惑することもある。It leaves you cold.(興ざめする)このTIME Essay「A Day to Forget」のフィニッシュが斬れる。見出しと一致しているから羊頭狗肉ではない。Love sought is good, but given unsought is better.(求められた愛は良い。しかし、求められず与えられる愛はもっと良い。)というシェークスピアの言葉で飾っている。「陰徳」という東洋の美学を英語国民にイメージさせるには、シェークスピアからの引用あるいは、good Samaritans(良きサマリア人)という諺を出すのはどうか。品格の英語とはひとりよがりの英語ではない。ネイティヴに同時にイメージのできる絵になる英語だ。同時通訳の修行が役に立った。 楽は苦の種、苦は楽の種。(そらぁ、イロイロおましたで…)14歳からつけ始めた当用日記。苦楽を共にしてきた。今年54冊目を書いている。 映画「バッテリー」 この映画には感動した!ピッチャーはキャッチャーがいてこそ、全力投球ができるのだ。
2008年03月01日
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