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無事に日本に帰り着きました。飛行機が成田に近づくと窓の外ははっきりと分かるくらいの大雨。なんと、今年最初の台風が近づいているとか。大変な日に帰国してしまったものです。飛行機から外に出ると、蒸し暑い空気が肌にまとわりついてくる。そうそう、これが、日本の夏ですね。空港の中にいても暑くて仕方がない。周りの人は平気な顔をしている。乾燥気味のイギリスから来ると、まるで熱帯に来たみたい。肌がべったりして気持ちが悪い。気持ち悪いので外に出てみると、中よりもさらに暑い。これじゃ、逃げ場がない。日本に降りて最初に買ったもの。汗を拭くパウダーシート248円。ボトル入りのお茶150円。(よく冷えている)つい、ポンドに換算して考えてしまう。ものが安いな~。空港から駅までのバスに乗る。バスの中は驚くほど清潔。冷房が効いている。「Thank you for riding ○○ bus.」と録音のアナウンス。バスにまたがっている自分を想像してしまう。窓の外を見ると、木々が深緑色をして元気よく茂っている。これもやっぱり熱帯のイメージ。家が小さい。タイプの違う家が無秩序にバラバラと建っている。路上、ビルの上の看板の色がうるさく目に入ってくる。なんだか、日本が外国に見える。どうしてかやたら混んでいる新幹線で仙台へ。乗る前にまたボトルのお茶を購入。イギリスでは一日一本ボトルを持ち歩いても飲みきれないのに、日本に着いてからのどばっかり渇く。スーツを着たサラリーマン、子連れの夫婦が多い。サラリーマンはみんな似たような格好。子連れの母親が若く見える。あ、自分が歳をとったのね。仙台に近づくにつれて青々と綺麗な田んぼが増える。台風とともに移動しているらしい。雨風はどんどん強くなり、窓の外は霧がかかって白い。福島のあたりはいつも綺麗。遠くに見える山が霧でかすむ。見慣れた駅裏の風景が見えてくると、仙台に到着。昨日の朝6時45分にイギリスの家を出てから22時間経っている。ほぼ丸一日乗り物に乗っていただけに、降りても動いている気がする。仙台は、雨だけどそれほど暑くないみたい。いつものことだけど、仙台駅に着くと空気が綺麗な気がする。地元人の欲目かしら?近づく台風の中あわてて実家に帰ると、3匹の犬が迎えてくれた。立っても座ってもまとわりつく犬たち。覚えてくれてたのかな。
Jul 27, 2005
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ロンドンからの日記はしばらくお休みです。火曜日には日本につく予定。 今までは年末年始の帰省ばかりだったので、日本の夏は6年ぶり。良く考えると、カキ氷とか、花火とか、スイカとか、「日本の夏」を代表するようなもの自体6年ぶりなんですね。あれ、仙台の七夕ってそろそろだった?覚えてもいない。そして、夏の暑さも6年ぶり・・・大丈夫かな。 上手くいけば、実家から更新できるかもしれません。でも、毎日連れ歩かれて時間がないかもしれないし、分かりません。 久々の日本からの感想をお伝えできればいいんですが。
Jul 24, 2005
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昨日は結局ロンドンに飲みに行ってしまいました。出かける頃にはニュースでも状況はコントロール下にある、と言うし、警察にも日常の生活に戻るように、と促されていたので、大丈夫だと思ったんです。でも、電車に乗ってから「失敗したかも…」と思いました。いくつかの地下鉄の駅、路線が閉じられかなり不便な上に、帰宅ラッシュに逆らってのロンドン入り。駅の店はみんな閉まっており、辺り中警官がうろうろしている。実際のテロに関係のない駅まで閉まっているので、かなりの人々が開いている最寄り駅まで歩いて移動している。そんな人々の流れに逆らって、私も歩いて街中まで移動。前回のテロ以来はじめてのロンドン入りの上に、二回目のテロの当日。人ごみを歩くだけで疲れてしまう。時間があったので、まだセールの続く街中で買い物。女の人はタフですね。何もなかったかのようにセールの服の山をあさっている。でも、セールももう終わりかけなのか、目ぼしい物はなし。友人と会い、中華、日本食、タイが一緒になったようなフュージョン系のレストランで食事。食事中、気になったのが隣席のイギリス人カップル。目の前に飲茶の蒸篭を6段ほど山積みにしている。お椀に白米が来ると、手元の小皿にわけた上で、それに飲茶用のたれをかけ、その上で肉まんを分解して食べている。それも、6段の蒸篭を上から順番に開けて食べている。たれがかかってばらばらになった御飯を箸で食べるのが大変そう…いや、無理でしょう。つまみの枝豆を、男はサヤごと口に入れ、しばらくくちゃくちゃ噛んだ後で飲み込めないのか筋だけを出した。女性のほうはサヤをたてに口に入れ、口で引っ張ってサヤをはがしながら食べている。…う~ん、食べ方を知らないとこうなるのか。そんな食事中も何度も目の前の路上をサイレンを響かせてパトカーが通る。不穏な雰囲気。でも、辺りのパブはどこも、(おそらく)カオスとなっている地下鉄のラッシュを避けて時間をつぶす会社員風の集団が、店の外まではみ出てビールを飲んでいる。楽しそうに酔っ払っている。こんな状況でもやはり、「意外に平静」に見える、イギリス人。パブが無理そうなので、結局レストランで店が閉まるまで飲む。支払い時にもらったフォーチュン・クッキー(クッキーの中におみくじが入っているもの)には「すべてが上手く行っているように見える時は、必ず何かを見逃している」と。…なんだか嬉しくないなー。「すべてが上手く行っているように見える」地下鉄で帰る。周りにいる人が気になってしまう。いつもよりかなり酔っ払ったイギリス人が多いけど、特に変わった様子無し。こんなテロがあった日はむしろ警備が厳しくなっていて安全なのかもしれない。今朝になって、地下鉄内で犯人らしき人物が警察に射殺されたというニュースが。改札を乗り越えて地下鉄に走りこんできたところを撃たれたらしい。イギリスでは普通の警官はピストルを持たないし、銃撃事件というのはめずらしい。身近でこんな事件が起きるなんて、想像していなかった。まだまだ状況を甘く見ていた自分に気づかされた感じ。これが「見逃している」ということなのかな。
Jul 22, 2005
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今日はロンドンで友人と飲みの予定でした。外出しようとして用意していると、またロンドンの地下鉄で何かあったというニュースが。よく聞くと、またもやロンドン市内の東西南北四ヶ所で地下鉄、バスに爆発物が発見されたと言うことらしい。今回は小さな爆発(もしくは不発)で、怪我人などはほとんどいなかったと言うこと。地下鉄やバスの中でおかしな匂いのするリュックが置き去りにされていて、客が怖がって逃げたと言う話だ。爆発の音を聞いたと言う人もいるし、煙を見たと言う人もいる。中にはリュックを置いて地下鉄から降りて逃げていった犯人らしき人物を見た、という人もいる。駅のひとつは私の大学の最寄り駅で、いつも使っているところ。怪我をした犯人らしき人物が大学病院に収容されたという未確認の情報まである。前回のテロの後、続けてテロの起きる可能性が指摘されてはいたけど、全く恐ろしい話です。それにしても、今回は4件とも失敗、もしくは「ダミー」のようです。本当の爆発物ではない、と言う話も。前回のテロからちょうど二週間。同じ思想をもった別のテロ集団が、前回のテロのまねをしたのかも?脅したいだけなのか。それにしても、大事にならなくて良かった。警察は、とにかく今は出歩かないようにと促している。今日の飲みはキャンセルかな…
Jul 21, 2005
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イギリス人の朝ごはんは重い。火を使わないヨーロッパのほかの国々の朝食(コンチネンタル)に比べて、full English Breakfastと呼ばれるイギリスの伝統的な朝食はは朝から油たっぷり。ロンドンではもう珍しいけれど、田舎のB&Bに泊ると必ずと言って良いほどこの朝食が出ます。前の晩に朝食の希望を聞かれることも多いけれど、イギリス人を見ているとこのfull English Breakfastを頼む人が多いようです。朝食は、まず紅茶から始まります。人によってはコーヒーだけど、イギリスではやっぱり紅茶が美味しい。ポットにたっぷりの濃~い紅茶とたっぷりのミルクが来る。カップに先にミルクを入れるか、紅茶を入れるか、ということについてはイギリス人の間でも意見が分かれるそうです。個人的には、先にミルクを入れると混ぜる手間が省けて良いと思いますが。それからオレンジジュースと、シリアルかポリッジ。シリアルは、大抵は味なしのただのコーンフレークにミルクをかけて食べる。ポリッジはオートミールを牛乳で煮たお粥のようなもので、暖かい。北のほうの人が好んで食べるようです。人によって塩や砂糖、ジャムをかけて食べる。ちょっと砂糖を入れると美味しいです。消化によさそう。これでもう結構お腹は足りてくるのに、このあとがすごい。「full(完全な)」朝食にすると、目玉焼き、ベーコン、ソーセージにトマトは必須。これに場合によってはブラックプディング(豚の血を固めたもの)、マッシュルーム、フライドトースト(ただ三角のトーストを油で揚げたもの)がついてくる。油は多いし量は多いし、ここでもうお腹は十二分。これを食べていると、トーストスタンドに乗せて三角に切られたトーストが運ばれてくる。イギリス人はマーマレードをつけて食べたりする。でも、もう食べられない。大抵は、トーストは手付かずのまま残ってしまいます。 porridgeとEnglish breakfast(目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、トマト、ブラックプディング)旅行中なんかは、B&Bでこの朝食を食べるとお昼過ぎまで全然お腹がすかないのでいいですね。お昼をスキップして夕方に軽食、と言う感じで足りてしまう。これがきっと、もともとのイギリス人の習慣だったんでしょうね。イギリス人は夕方近くにteaをしますが、このteaと言うのはお茶ではなくて軽食です。日本ではスコーン、ケーキなどを食べるAfternoon teaばかりが有名ですが、イギリス人は軽い夕食自体をteaと呼んだりします。「今日のteaは何がいい?」「シェパーズパイがいいね」と言う感じに。これに加えて、10時にはお茶の時間がある。これは本当のお茶。紅茶にビスケットと言うのが定番。あの朝食の数時間後にどうしてお茶ができるのか不思議。…というのは、あくまでも「伝統的な」イギリスのお話。現代のイギリス人が皆こんな習慣を続けているとは思えません。特に都会の忙しい人々は朝はトースト、昼はサンドイッチ、と言う感じだし、お昼にカフェでイングリッシュブレックファーストを食べると言う人も少なくない。All day breakfastなんていう一日中注文できる朝ごはんメニューがあったりします。こういう決しておしゃれじゃない、脂ぎったものばかり出す地元のカフェみたいな店を「greasy spoon(脂ぎったスプーン)」と呼ぶのもちょっと面白いです。もうひとつ、庶民の軽食に欠かせないのがbaked beans。なんてことはないトマトソース味の煮豆がイギリス人の大好物です。ビートルズも日本公演のときにスーツケースにつめて持っていったとか。イングリッシュブレックファーストについてくることもありますが、これだけをトーストにかけたりジャケットポテトにかけたりして食べることが多い。老舗 Heinzのベークド・ビーンズ缶と、beans on toastイギリス人はこのビーンズに変な執着心があるようで、何かと言うとビーンズが話題に上ります。テレビ番組の企画でお風呂一杯のビーンズに入って何時間過ごす、なんていうのも多いし、The Whoのロックオペラ「Tommy」では雪崩のようにビーンズが押し寄せてきて部屋が一杯になるシーンとかありましたね。きっと好物だけどグロいものだと言うイメージがあるのかも。そんなビーンズですが、実は私も大好物です。full Englishは重いので、トーストにビーンズで朝食を済ますことが多いです。もしイギリスから日本に帰る日が来たら、きっとこのビーンズだけは恋しくなるだろうな。
Jul 21, 2005
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現在イギリスで大きな問題となっていることのひとつに、「MRSA感染」がある。よくニュースで耳にする言葉だけれどはっきりと意味が分からなかったので、調べてみることにした。MRSAとはMethicillin-Resistant Staphylococcus Aureusの略で、どうやら抗生物質に耐性のできたバクテリアの一種を言うらしい。黄色ブドウ球菌という普段は皮膚や鼻に住む無害なバクテリアが、身体に入り込んで病気を引き起こす。問題は、抗生物質が効かないこと。思うように治療ができない。そして、死に至る場合もある。なんでそのMRSA感染が問題になっているかと言うと、イギリス国内でこの抗生物質に耐性のあるMRSAが急増しており、過去10年の間に死亡件数は4倍となっている。この勢いで増え続けたら数年後には恐ろしいことになる。(グラフはNational Statistics Onlineより)[イングランドおよびウエールズのMRSA感染による死亡数推移]このバクテリア急増の原因のひとつには人が何十年もの間、抗生物質を取り続けてきたという事実があるという。バクテリアは常に進化し続けるので、抗生物質を浴び続け、とうとう耐性のある強い種ができてしまったということか。そして、主な感染源としてあげられるのが、病院。全く関係のない病気や怪我で入院し、MRSAで死亡する患者が少なくないと言う。MRSAは、傷口や血、皮膚や目から感染する。病人、怪我人、免疫の弱っている人の多い病院で感染が増えるのも仕方がない。患者から患者へ渡り歩く医者や看護婦、病人が共用するトイレなど、考えられる感染源はとても多い。政府は予防対策として病院スタッフの意識、病棟の清潔さを向上させることを一番にあげた。患者一人ごとに手を洗う、掃除を徹底する、特に病室ごとに掃除用具を変える、隔離病棟の掃除用具は別の病棟に持ち込まない、など。ところが一向に感染は減らない。そこでイギリスお決まりの「潜入調査番組」が出た。前回の郵便局もそうだが、イギリスは本当にこの手の番組が多い。政府や警察がやらない調査をテレビ局がやる。テレビ番組が政府を動かすことも多いから偉いものだ。今回はもちろん「病院の実態」を探るもの。どうしてMRSA感染を防げないのか、というのがメインテーマ。内容はぞっとするものでした。流石に医者や看護婦は意識が行き届いている。でも、全く無頓着なのが掃除をするスタッフ。新しいスタッフには病院側からきちんと説明、教育がされる。でも、実際の仕事場ではできる限り早く仕事を終わらせようと、全くルールを守らずに、病室から病室を同じモップで掃き隔離病棟まで一緒くたにする。掃除婦として潜入しているリポーターが「MRSA予防は?」とか「モップを変えなくて良いの?」と聞いても「そんなこといちいちしてたら夜中までかかるわよ」と言う感じ。危機を感じたリポーターが病棟長にその事実を告げると、翌日他の掃除スタッフから「告げ口した」と無視される始末。これでは予防なんかできるはずがない。きっと掃除スタッフの教養のなさもひとつの理由(目に見えないバクテリアの恐怖を実感できないのかも?)ですが、やはりそこには「バレなければ良い」という根性を感じてしまいます。一般的に、日本人は誰も見ていなくても言われたことをきちんとこなそうとする精神がある。もしくは、疑問を持たずに与えられたルールに従うということかもしれない。イギリス人はその対極ですね。見られていなければサボる。バレなければルールを破る。仕事だと特にやる気がないように見える。でも、こういう場でのルール破りは人の生命につながります。こういうイギリス人の意識を変えるにはどうしたらいいんでしょうね。24時間監視カメラでも設置しないと変わらないかもしれない。こんな背景があるからこそ、この手の「潜入調査」番組が流行るんだし、必要なんでしょうね。一般市民による抜き打ちテストのようなものかもしれません。こんな国では病院に行くのも怖くなってしまいます。
Jul 20, 2005
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英語を勉強しようとする時に、意外に落とし穴となっているのが自分の母国語である日本語の「知識」の欠落です。もちろん皆日本語はしゃべれる、でも、母国語だからこそ知らない事実がたくさんあるはず。むしろ、英語のほうが「知っている」のではないでしょうか。その知らない事実を気づかないまま英語に持ち込んでしまうと、いわゆる「日本人英語」が出来上がるのだと思います。誰も、どうして日本人っぽく聞こえてしまうのかわかっていない。でも、「日本人っぽい」裏にはひとつひとつちゃんと理由があるんです。これは発音、文法、語法等全てに言えることですが、簡単なので発音を例にとってみます。例えば、日本語のサ行の発音。サシスセソと言った時、「シ」だけ発音する場所が違うことに気づきますか?サスセソと同じ位置で「シ」を発音すると、「スィ」、つまり日本人の苦手な「sea」の発音になるはずです。日本語の「シ」は、本当は「シャシュシェショ」の仲間です。ローマ字の「シ」が「shi」なのもそのためです。同様に、タ行も意識的に「タ」の場所(前歯の裏の硬い部分に舌を当てる)で発音しようとすれば、「タティトゥテト」になるはず。「チ」と言う音はチャチュチョの仲間です。タ行はもうひとつ複雑で、「ツ」と言うツェとかツォの仲間が混じっています。発音記号で図式化すると、こんな感じ。(母音は簡略化しています。) 日本語がこんな混ざり合った発音なので、これを英語に持ち込むと「sea」を「she」と混乱したり、「two」が「tsu」になったりするんですね。ちなみにこの「tsu」の音は英語話者は苦手です。「津波」と言う言葉は英語に入っていますが、ツナミと言えずにスナミになってしまうようです。これと同じような発音点のズレが、ナ行、ハ行にも見られます。ハヒフヘホと続けて言うと、「ヒ」と「フ」だけ口の前のほうで発音していることに気づくと思います。「ヒ」はヒャヒュヒョの仲間、「フ」はファフィフォの仲間、「ニ」はニャニュニョの仲間と言うわけです。特にこの青で囲んだ音の発音が、日本人は苦手なんですね。日本語にある音で代用してしまうから、日本語発音になってしまう。逆に日本語を勉強する英語圏の人は、このズレを知らないから日本語が外人発音になってしまう。もちろん、この発音点のズレを知った上で、それぞれの発音がどういう音かと言うことを勉強する必要はありますが、この違いに気づいただけでも発音する際の注意が変わってくると思います。きっと、こんな細かいことをいちいち気にしないでとにかくしゃべりたい、と言う人も多いと思うし、ネイティブの発音を聞いたほうが早いと思うかもしれない。それはそれでひとつのアプローチだと思います。でも少しでも発音を綺麗にしたいと思う人、ずっと勉強しているのに発音が直らない人には、こういう勉強の仕方も役に立つかもしれないと思います。少なくとも、私は自分が英語を習っていた時に誰かがこういうことを教えてくれればよっぽど簡単だったのに…と思いました。文法、語法、語彙なんかにも同じ方法が当てはまります。まず、日本語を意識的に見つめなおすことから始めると、何かが変わるかも…これを私は勝手に対照言語学的勉強法と呼んでいます。
Jul 19, 2005
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6月からすくすくと育っているバジルですが、最近小さな羽虫のようなものがついているみたい。数匹だけど、葉を触ると飛び去る。そして良く見たら、土の表面にも白いちいさな幼虫らしきものが!ほんの1mm位の大きさで、数匹がクネクネ動いている。水をかけたら動かなくなったみたい。今のところバジルの葉自体に害はないようだけど、なんだかちょっと気持ち悪いし、増えたらやだな~、と思ってます。基本的に、大きいのも小さいのも、虫は嫌いです。どなたか駆除方法を知っている方いませんかー?ていうか、これは何なんでしょう?なにぶん栽培自体が初めてなので、どうしたら良いのか分からず困っています。そう言えば、去年ギリシャのスーパーのハーブ売り場にあったドライハーブには、たくさん虫がついていました。袋の中で動いていた…。買う前に気づいたので良かったけど、買った人も多いんでしょうね。ハーブって虫を寄せ付けるんでしょうか。
Jul 18, 2005
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先日テレビでイギリスの郵便局Royal Mailの内情を探るドキュメンタリー番組をやっていました。なぜそんな番組が必要だったかと言うと、郵便物の遅れや紛失があまりにも多く、国民の不満度が高まっているからです。送ったはずのものが届かない、何日も遅れて届く、なんていうのは日常茶飯事です。番組の中で一番恐ろしいと感じたのが、郵便局のスタッフによる盗難でした。郵便物の仕分けをしながら、バースデーカードらしきものがあると手元に隠しておく。そしてこっそり開けて、現金や商品券(それも結構多い)が入っていると抜いてしまう。番組側が実験として20通の商品券入りバースデーカードを郵送したら、4件は紛失、あるいは商品券が抜かれたという結果になりました。日本ではありえないことだと思います。この国に来てから常々感じていることですが、イギリス人というのはどうも、「バレなければいい」という感覚を持っている気がします。小さいことですが、例えば共同生活をしていると冷蔵庫の中の自分の食べ物が減っていく。誰に聞いても「私は知らない」。会社のデスクの上にティッシュの箱を置いておくと、あっという間になくなってしまう。でも、自分が席に座っている時に取って行く人はいない。日本人ならひとこと「一枚もらって良い?」と聞くだろうし、ティッシュの一枚がどうというのではなく、それは礼儀の問題だと思います。郵便局に問題があるのは事実ですが、郵便を言い訳に嘘をつく人も多い。大学の入学許可証がいくら待っても届かないので問い合わせると「もう送った」と言う。さらに待っても届かないので再度問い合わせると、「郵便局が紛失した可能性があるので再送します」と言う。その後大学が始まってみると、かなりの学生が同じ対応をされていたことが判明。これは明らかに自分達の仕事の遅れを隠すための嘘でしょう。実はそんなことはよくあることで、「先週送った」はずのものが問い合わせの日の消印で届くことは珍しくないし、誰も自分の不手際を認めたがらない。「バレなければ良い」と平気で嘘をつく。時々、日本人がバカ正直なのかな、と思うこともあります。イギリス人に限らず他の国の人はもっと巧みに逞しく生きているようにも見える。これは想像ですが、もし路上でお財布を落としたら、日本なら現金ごと戻ってくる確立も高いのではないかと思います。(イギリスではまずあり得ないでしょう。)誰も見ていなくても悪いことをしたらバチが当たる、と言うような感覚があるんでしょうね。無宗教のはずの日本人のほうがそういうモラルを強く持っているというのは不思議なことですね。でも、ちなみにイギリス人のすることは規模が小さいです。大きな犯罪になることはしないし、ちょっと何かを拝借したり、嘘をついたりして「バレなければいい」と言うくらいなんですね。「狡い」という言葉がぴったりな感じ。以前仕事でインドやナイジェリア、アルゼンチンなんかに封書を送ることがありましたが、「郵便では絶対に届かない」ということでした。ほぼ確実に紛失するらしいので、必ずFedex等の配達会社に郵送を頼んでいました。それに比べればかわいいものですが。それでも、そんなことして、キリストは見てないの?と言いたくなります。
Jul 17, 2005
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「I was like, Oh, my God!」とかいうのは、すごくアメリカ的だと思っていましたが、最近はイギリス人の若者も使うようですね。この場合、要は「びっくりした」と言いたいようです。だいたい、「I'm like~」とか「He was like~」で文を始めて、その後に擬態語、擬音語、もしくは直接引用文を続けるっていうのは(ちょっと頭悪そうに聞こえますが)とにかく簡単なんですよね。言葉にするのが面倒くさい、もしくは言葉にするよりも伝えやすいんでしょうか。最近気になるのは文の終わりにこの「like」をつけるしゃべり方。「I'm going home, like」とか言ったりする。いずれも日本人が「~って感じ」とか言うのに似てる気がします。なんか言語を超えて、気持ち的に近いものを感じますね。同様に、文の語尾をあげる傾向っていうのも、なんだか英語と日本語で共通している気がする。英語でも疑問形にする代わりに文の終わりを上げることで質問にしてしまうことはあります。「You think so?」でも十分質問になる。でも、最近は質問でもないのに語尾を上げる若者しゃべりみたいなものがはやっていて、「You know I went there? 'cuz I wanted to see him? But he wasn't there?」みたいな感じで、どんどん続いていく。なんか、日本で一時非難されていた語尾を上げる若者のしゃべり方と共通している気がする。こうして比べてみると、意外に言語は違っていても似たような現象が色々出てきてるんですよね。そして、同じように年配者に非難されている。「言葉の乱れ」とか「最近の若者はきちんとしゃべれない」とか言うことになる。こういう変化や言語を超えた共通点っていうのは言語学者にとってはとても面白い研究対象なんですが…
Jul 16, 2005
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変なHPが回ってきた。ダンナの会社メール経由なので、イギリス人が面白がってみているものらしい。その名もEngrish.comそう。日本人が間違いやすい、lとrがひっくり返ってるんですね。名前の通り、日本人(および他のアジア人)による怪しい英語での表記を特集したページです。内容は、簡単な綴りのミスから文法のミス、綴りも文法もあってるのに何言ってるか分からない文、など色々です。たくさんありすぎてまだ全部見てませんが、大笑いしました。少し抜粋してみます。(http://www.engrish.com/より) このくらいは、まだかわいいですね。笑って済ませることが出来る。 こうなってくると、もうちょっと深刻。Don't burn the fire chiefっていうのはこわいです(笑)。 これはもう、かなりやばいです。一体どうして…。辞書で調べてみましょう。 これは、純粋なスペルミスなんでしょうか。個人的な見解が入ってたりして…。こういう間違いを目にする度にいつも不思議なのは、大金使って看板やポスターを作る前に誰かに確認しないのか、ということ。辞書ひとつで解決する問題もあるし、ネイティブに聞かないと気づかないようなこともありますが、でも、それにしても、メール一本で出来そうなことなのに…。きっと、日本人ってみんなちょっと英語を勉強してるから、「なんとなく」で済まそうとしちゃうのかもしれませんね。英語を勉強すればするほどそういう間違いに敏感になって、気軽に使えなくなる気がします。でも、そうは言うものの、イギリス人だってやるんです。最近は日本流行りなのもあって、日本語がTシャツやCM、ベッドカバーなんかに乱用されています。いや、日本語らしきもの、と言ったほうが正確ですね。大抵は無意味なカタカナとかひらがなの羅列、下手すると左右ひっくり返ってたりする。日本人の英語よりももっと重症な感じです。外国語を使う時は気をつけましょう。
Jul 15, 2005
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急に日本に帰ることになった。特に用はないけど、私は夏休み中ですることもないし、家にいるのも飽きてきた。そんなところに実家の親が寂しがって遊びに来いというので、行くことにしてしまった。もうすぐ一歳になる初甥の顔を見るのも楽しみ。ダンナ抜きの帰国なので、実家の仙台に直行する予定。さて、帰国便を取らないといけない。イギリスから日本に帰国する航空券には、色んな選択肢がある。もちろん値段もあるけど、サービスや機内食、快適さも重要。12時間の長旅だし、1万円くらいの違いで快適なら快適なほうを取りたい。そんな理由で毎回違う航空会社を試してみたりしています。比較してみると…British Airways:直行便で高め。英国の伝統ある会社らしく、融通が利かない。機内食の量、回数が少なく、夜中にお腹が減る。呼びに行かないとスチュワーデスが来ない。ランクアップでシェル型のビジネスクラスに乗った時は流石に快適でしたが。陶器の食器でUBONの機内食が出ました。Virgin Atlantic:直行便だけど時々安いチケットが出る。サービスは最高。歯ブラシ、靴下などが入ったアメニティセットをくれる。機内食も毎回4種類の中から選べて、美味しい。安いチケットが手に入ればいつも乗りたい会社。直行便は便利だけど、やっぱり高めですね。日系の航空会社なんて高くて試したこともありません。もっとお手ごろなのが、やっぱり乗り換え便。KLMオランダ航空:いつも安い。アムステルダム空港での乗り換え時間は1~2時間とちょうど良く、空港も綺麗で快適。機上ではハイネケンが飲める。荷物制限が30kgなのがうれしい。乗り換え便の中では一番。ルフトハンザ:フランクフルト乗り換え。個人的にはいいとこなし。サービスが悪く、機内食もまずい。ドリンクの種類も少ない。あ、でも安いかも。キャセイパシフィック:香港乗換え…だったかな?待ち時間が長く、空港が暗くて寂しいイメージ。でも機内食は日本人の口に合うかも。安い。このほか、ヨーロッパ乗換えがもっと高かった頃は、南回り便にも良く乗りました。シンガポール航空とか、マレーシア航空とか。空港で8時間待ちとかあって、全体で丸一日かかります。でもマレーシアでは待ち時間に半日観光が出来た。アジアの会社らしく、サービスはとても良いです。そう、今回は一人なのでしないけど、いちどやってみたいのが中國東方航空とかいう新しい会社の上海乗換え。ヨーロッパの乗り換え便よりさらに安く、上海で一泊が義務らしい。でも、上海で一泊なんておまけみたいでちょっと嬉しい。ストップオーバーも出来るらしいし、荷物制限が30kgなのも魅力。同様に、大韓航空のソウル寄り道プランというのもある。ソウルのホテルが一泊入って値段は乗り換え便くらい。これもいつか試してみたい。どなたか試したことがあれば感想をお聞かせください!色々考えたけれど急なので空席が少なく、結局今回は初のエールフランスに決定しました。値段は中國東方の次に安かった。パリに行く時に乗ったことがあるけど、その時はまぁまぁでした。ワインが美味しかった。快適だといいけど。
Jul 14, 2005
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テロの実行犯がイスラム教の若者だったことが判明し、イギリス国内では一般のイスラム教徒に対する嫌がらせ、モスクの破壊などが相次いでいるらしい。少数の過激派による犯罪のために代償を払わされているイスラム教信者。被害者の中にもイスラム教信者がいたというし、そもそも一般のイスラム教は罪のない人の命を奪うことを否定しているというのに、一部の短絡的なイギリス人の行為には本当にあきれてしまう。イギリスでは、イスラム教信者というのは特に珍しくもない。ターバンをした男性や全身を布で覆った女性は道端、大学、商店などどこでも良く目にするし、特に気にもなりません。イスラム教と言うとそういう人ばかりかと思うと、普通の服装をしてイスラム教を自称する人もいます。イスラム教信者だけでなく、インド人や中国人等、イギリスに根ざすほとんどの民族、宗教は、それぞれが独自の社会、習慣の中で生活しているように見えます。インド人はインド人の住むエリアに住み、インド料理を食べ、インド人と結婚する。もちろんクラスメートだったり同僚だったり近所の店の店員だったり、と、一般のイギリス人と普通に声をかけ合うくらいの範囲にはいるけれど、そこにはいつも民族を隔てる壁のようなものが感じられる。実際に道を歩いている人々を見ても、中国人は中国人同士、というのが普通で、人種、民族、宗教を超えるカップルと言うのは意外に多くありません。だからきっとほとんどのイギリス人にとって、イスラム教というのは近くにはあっても全く馴染みのないもの、というのが実情だと思います。私にとっても、イスラム教信者というのは長い間、なんとなくのイメージでしかありませんでした。その辺りにいるけれど、近づかないもの。「違う」もの。9/11の後は特に、なんだか理解できない怖いもののような気がしていた。でもある時、職場の学校にワークエクスペリエンス(学生が社会に出る前にいろんな職場に数週間滞在して仕事の経験を得るシステム)の学生が入ってきたことがありました。フランスから来たまだ10代のかわいらしい女の子で、私が彼女に仕事を教える役だったのもあり、4週間の間にずいぶん親しくなりました。でも、彼女がもともとアルジェリア出身で、イスラム教徒だと言った時は驚きました。見かけ上は西洋風の普通の服装をしているし、毎日一緒にいて「違う」と感じることなんて何もなかったから。彼女が言うには、イスラム教の女性が全身や髪を覆うのは護身のためで、綺麗な人ほど顔まで隠すのだという。「あんまり綺麗な人は男の目にさらすと危ないでしょ」と言い、「私は綺麗じゃないからいいの」と笑っていた。イスラム教と言うとどうしても女性が虐げられているような印象を持ってしまうけど、彼女の説明にはどこにも被害者的な発想はなく、自分の生き方の指針としての宗教を受け入れているように見えました。何より、そういった指針はどうであれ、毎日楽しく一緒に仕事をし、冗談を言い、帰るときには涙まで見せていた彼女の中には、私達と同じ精神が宿っているはず。彼女と会ったことで、私の中の宗教に関する印象が大分変わったような気がします。きっと、大部分のイスラム教徒は彼女のように普通の人で、私達と何も違わない。ただちょっと異なる習慣や戒律にしたがって生活しているだけなんでしょうね。ただ、接触する場がない、かかわりあわないから、全く異質なもののような気がしてしまう。それに加えて、今回のような過激派が起こす事件ばかりがマスコミをにぎわすので、「イスラム教徒=過激派」のような間違った関連付けをして差別する結果になってしまうんでしょう。でも結局、職場で彼女と親しくなったのは私だけでした。それは、私が無宗教だからかもしれないと思います。大部分がキリスト教徒であるイギリス人にとって、他宗教であり、さらに偶像崇拝を排除する唯一神教であるイスラム教が持つ意味合いというのは、もっとずっと重いものなのかもしれませんね。
Jul 13, 2005
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イギリス人はゴミを分別しない。生ゴミも、瓶や缶、プラスチックや電池まで全て同じゴミ箱に捨ててしまう。私はもうそれになれてしまったので、日本に帰ると燃えないゴミやらプラゴミやら、やたら大変でどこに何を捨てたら良いか分らなくなる。そして間違って捨てると回収業者が持っていってくれないのでゴミ捨て場に残ってしまう。すると、近所のおばさんが残ったゴミをあさってどの家のものかを探ると言うから手に負えない。姉の所などはゴミ袋に名前を書くことになっていると言っていた。私はもうあきらめて、日本ではゴミは一切母に渡して分別してもらうことにしている。でもこれだけゴミ捨てが大変だと、人は自然とゴミを減らそうと考えるようですね。それまでボトルで水を買っていた母はフィルター式に変えたと言うし、燃やすことの出来る素材で作られたパッケージなども増えているように見える。一時過剰包装が問題となっていたとは思えないくらい、今の日本は自然にやさしいようです。それに比べて、イギリスのゴミ事情は酷い。家で分別するという観念がないし、大抵は家の外にいつでも捨てられる巨大なゴミ箱があるので、誰もゴミを減らそうなんて考えない。スーパーの前には瓶や新聞のリサイクル場があったりもするけれど、家のゴミ箱に捨てられるのにわざわざ持ってくる人がそれほどいるとは思えません。過剰包装も酷く、野菜や果物までプラスチックの容器に入って売っているので、ゴミ袋が一杯になるくらいのゴミが毎日出る。前々から不思議だったのが、この全く分別されていないゴミがどうなるのかということ。燃えないものも入っているので全て焼却場に行くとは思えないし、だからって全部埋め立てているのでは土地がいくらあったって足りないはず。その疑問が、「LIFE OF GRIME(汚れ物の人生)」というテレビ番組で解決されました。世の中でおよそ最低だと思われる仕事を紹介する番組で、害虫駆除業や下水清掃業など、あまり見たくもない光景ばかり紹介されるもの。その中に「ゴミの分別業」というのがあったのです。ベルトコンベアーの上に、回収されたゴミが流れてくる。それを、手で仕分けする作業。見ているだけで気分が悪くなります。それぞれの家で分別するだけで誰もこんな酷い仕事をしないで済むのに、それをしないんですね。「一番最悪なのはきちんと捨てられていない紙オムツだ」なんていいながら、朝から晩まで他人のゴミの仕分けをする人がいるなんて、とても信じられませんでした。でも、じゃぁイギリス人がそれぞれの家でゴミ分別できるか、というと、まず無理でしょう。今まで考えたこともないので「燃える」「燃えない」の概念もないだろうし、何より「そんなことどうでもいい」とルールを守らない人が続出しそう。逆立ちしたって上手くいくはずがない、と思えてしまう。そもそもイギリス人は仕事の分業が徹底している気がします。例えば会社の掃除、皿洗いなんかは絶対に社員はやらない。自分がお茶を飲んだマグですら、夜の間に誰か(=清掃員)が片付けるからデスクの上に放っておけばいいと思っている。やっぱりこれも階級制度の名残かもしれませんね。汚れ仕事は下のほうの人がすると思っている嫌いがある。自分では手を触れたくない、と言う感じ。これではゴミの分別なんて無理でしょう。日本人はすごいですよ、ホントに。
Jul 12, 2005
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テロに対してかなり冷静な対応を見せたロンドン市民。金曜日には市内を避けるように言われたが、月曜日の今日は普段どおりに出勤するように促され、誰もが普通の生活に戻っている。今回のイギリス人の対応を見ていて思い出されたのが、狂牛病のこと。もともと狂牛病はイギリスで発生した病気だったと思う。いつのことだったかは忘れたけれど、当時日本に住んでいた私はイギリスに行くのは怖いと感じたりした。それから年月が経ち、イギリスでは何人かの発症者がいたはずだが、問題なのは、当のイギリス人は全くそんなことは気にしていないということ。「狂牛病」と言う病気があるのは知っているはず。でも、誰もそんなことは口にしないし、スーパーでも肉屋でもレストランでも、普通に牛肉や牛製品が売られている。「狂牛病が怖いから牛は食べない」なんていう人は見たことがないし、もしいても頭がおかしいと思われるかもしれない。「そんなことをいちいち気にしていたら生きていられないよ」というのが一般のイギリス人の態度なようです。これは、彼らのテロに対する態度にも通じるところがある気がします。ここで面白いと思ったのが、フランスの大統領がイギリスからの牛の輸入をかたくなに拒んでいること。イギリス人は、自分達は全然気にしないで食べているものだから、フランス人が狂牛病を理由に輸入を拒むことが理解できない。輸入を再開しろと要求し続けている。同じ西洋人のようでも、フランス人はもう少し神経が細い(?)のかもしれない。そして、日本人。わずかな発生例で完璧なまでに輸入牛を絶ってしまった日本人。私は狂牛病王国(?)のイギリスに住んでいるので、日本の大騒ぎが全く理解できません。まるで、集団ヒステリーのように見えてしまう。誰かが「これは大変だ」と騒ぎ出す。すると、「大変だ」、「大変だ」、「大変だ」が伝播して行き、あっという間に大事になってしまう。これは簡単にパニックに陥る機構に見えます。とてもイギリス人と対照的ですね。イギリス人は「そんなに心配しなくても大丈夫」と誰かが言い出して、「大丈夫」が伝播する社会な気がします。パニックを避けるために互いが相手を落ち着け合うようです。全て私の勝手な想像ですが、こういうことってやっぱり国としての歴史が作り出した国民性の違いなのかもしれませんね。
Jul 11, 2005
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よく聞く言葉です。よく聞くけれど、今まではっきり意味が分からないままでした。難しいとか、大変だとかいう意味に聞こえるけど、それではなんだか表しきれていないものがある。昨日テロ関連のニュースを見ていたら「これではCATCH-22 situationだ」と言った人がいたので、これを機に意味を調べてみることにしました。どうやら、元は小説のようですね。映画にもなったらしい。Wikipediaによると、「キャッチ=22は ジョーゼフ・ヘラーが1961年に発表した小説。堂々巡りの状況での戦争を、混乱した時間軸のなか幻想ともユーモアともつかない独特の筆致で描いた戦記風の物語。狂気の戦争、戦争の狂気を描いた、現代文学の代表的な作品のひとつである。」とのこと。これじゃ、良く分かりませんね。続けて調べてみると、やはり慣用句として特別な意味を持っているようです。どうやら、「堂々巡り」という言葉が近そうです。CATCH-22というのはこの小説の中で出てくる軍規22項のことで、どうしたら空爆の任務を免れるかが説明してある。こんな感じ。1.精神異常者のみが空爆の任務から免除される2.任務免除を申請するものは死を恐れる正常心の持ち主であると思われる。よってこれは正常者である証拠であり、空爆任務を遂行すべきである。3.真に精神異常である者は任務免除の申請をしないと思われる。したがって空爆任務を遂行するものと思われる。(もちろん申請すれば免除される)ようするに、免れる方法はないということ。どんな理由をつけても、このルールの中で堂々巡りになって任務から逃れることは出来ない。これがCATCH-22なんですね。ここから、堂々巡りになって結論や解法が出てこないことを言うようです。
Jul 10, 2005
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テロの連絡を受け、オリンピックのためにシンガポールに居た市長がロンドンに戻ってきた。オリンピック開催地がロンドンに決まり、歓喜の表情で記者会見に応じていたのはつい数日前のこと。一夜での状況のあまりの変貌振りにかなり憔悴した顔をして、それでも断固とした表情で「何人殺そうともロンドン市民を負かすことは出来ない」と言い切った。今回のテロは、人種も宗教も年齢も何もかもを一切無視した、完全な無差別テロだと言います。確かに、地下鉄の爆破があった駅のひとつはイスラム教も含む移民が多く住むエリアで、必ずしも白人だけを対象にしているとは思いがたい。テロリストはイスラム教徒の過激派だというのがもっぱらの見解だけれど、ロンドンには西洋社会の中で平和に暮らすイスラム教徒の人々も多く、そういった人たちをも対象にしたテロだったらしい。テロの直後は、ロンドン市民によるイスラム教徒に対する暴動が懸念されていたそうだけど、そういった出来事も一切無く市民は平常心を保っている。これは誇らしいことだし、ケンによると、この人種、民族、宗教の平和的な混ざり合いと、「他人の権利を侵さない限り」そういった誰でもが平和に自由に生きることが許される場所、というのが彼の理想とするロンドンのようです。そして、そこにはこれから先の世の中の縮図があると言う。なるほど、と納得させられてしまいました。この市長のケンリビングストンという人は、私が昔からひそかにエライと賞賛してきた人物。この人は大抵の政治家と違って、思ったことを言う。そして言ったことをやる。強行的なところもあるから敵も作るけど、かなり実行力のあるパワフルな市長さんです。彼が市長になってから、ロンドンの下町は清潔で安全な場所に変わったし、市内の交通網は何倍もマシになった。車の混雑税システムを導入して、日中あまりの混雑で動けなくなるロンドン中心部一帯を有料化し、そのエリアに入り込む車から料金を取る。そこから得た資金を公共のバスや地下鉄に回し、市民の足をより便利にする。また市内の観光スポットを歩行者天国にしたりと、快適な街づくりをどんどん実現しているように見えます。それでもまだ満足にはほど通いロンドンの地下鉄に、市長はみずから毎日リュックをしょって乗り込み、職場に通っていると言う。車に乗らずに地下鉄やバスに乗れ、と人に言うからには自分からやらなければ、というのは徹底していて見ていて気持ちが良い。今回のテロを受けて、「私は今までどおり地下鉄で通う」と宣言しました。私の目には、10年前に比べて明らかにロンドンが綺麗で、安全な街になっているように見えます。そしてロンドンが私達のような外国人にも平等にやさしく住みやすい場所であるのも、こんな市長のおかげだろうと感じています。
Jul 9, 2005
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昨日の事件から一夜明け、各テロ現場では捜査が続く中、ロンドン市民の生活は平静に戻りつつあるようです。昨日は一時市内の交通網が完全にストップし、市外へ向かう電車へ乗るために電車の駅へ徒歩で向かう人々の姿が多く見られました。警察は通勤時のカオスを懸念し、今日は絶対必然でない限り市内へは移動しないようにという注意を出していました。にもかかわらず、ニュース映像ではかなりの人が普通に電車、バス、地下鉄で通勤している。マイクを向けられて「自分がテロにあう可能性は今までと変わらないし」なんて言う。ニュースでも取り上げられていましたが、今回のテロで話題になったのが、いかにロンドン市民が冷静で、皆が状況に上手く対処したか、ということ。確かに、これだけの規模の同時多発テロがあったにもかかわらず、どこにもパニックは起きず、むしろ人々は落ち着いて助け合い、励ましあっていたようです。すすり泣く人の姿は見えても、泣き叫ぶ人、騒ぐ人の姿は見えない。交通網の停止で影響を受けた市民も、まるで停電でも起きたみたいに(そういうことが前にあった)静かに歩いて駅へ向かっていた。地下鉄や病院、警察も長い間用意してあった緊急事態用のオペレーションを速やかに始動し、およそ無駄の無い対処をしたと言う。そして一夜明けた今朝には、直接爆発の影響のあった地下鉄の路線以外はほぼ全て通常通りに再開し、ロンドン市民もいつもの仕事に戻ろうとしている。この冷静さには、本当に驚かされました。これは、国民性でしょうか。感情表現の下手なイギリス人は、パニックすることも苦手(?)なのか。日本だったらもっと泣き叫ぶ人が出たり、バス、地下鉄を避けて翌朝まで大騒ぎが続きそうな気がする。一夜明けた今日、事件はもう「過去」のことで、警察は犯人探しに懸命、市民は自分の生活を取り戻すことに専念し、とにかく事態に対して前向きに対応しているように見えます。国民性だとしたら、これは偉いとしか言いようが無い。でも、良く考えるとイギリスと言う国はテロとは長い付き合いがある。IRAという組織が北アイルランド奪回のために今まで何十年と言う間、テロを試み続けてきた。私が留学していた10年前などはまだIRAの活動も盛んで、各地でテロがあり、ロンドン中心部のOxford Circusで爆破があったのを覚えています。9/11の前から地下鉄はしょっちゅう「不審物」の発見で停止したり、道路が閉鎖されたりもしていました。そういう意味では、ロンドン市民ほどテロに慣れっこになっている人々はいないのかもしれません。今後心配されることに、9/11の後のように、このテロが戦争に結びつかないかどうか、ということもあります。ツインタワーが崩れ落ちるのを見た瞬間、これは戦争になる、と思った。そして、本当になってしまった。それが繰り返されるのが恐ろしい。でも、イギリス人の対応を見ている限り「報復」という考えが浮かんでいるようには見えません。この冷静な対応にはどこか安心させられるものがあります。あとは、上の方の人がバカなことをしないでほしいと願うだけです。
Jul 8, 2005
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ロンドンに住んでいながら、日本の親からの電話でテロのことを知った私…。朝はニュースをつけてたけど、それからチャンネルを変えてしまった。「ニュース速報」とかないんですね、この国は。違うチャンネルは何事も無かったかのように違う番組を流し続けるので、外の出来事に気づかない。それにしても、大変なことになってしまった。ロンドン市内で7回の爆発。地図で見るとロンドンの中心部内で綺麗に7箇所にばらけている。これではロンドン中がカオスだろう。今はまだ昼間で、多くの人がロンドン市内で働いている。いろんな人(友達の友達、とか言う感じ)からメールが回ってきてるけど、会社の地下から出るなと言われてる人、自分の会社の受付エリアが怪我人の収容所になっている人など色々。それも、爆発のひとつが起き、その収容所になっているのは私の大学のすぐ近く。夏休みだからあまり人はいなかっただろうけど、それでもちょっと気がかり。夏休みに入る前は木曜日の朝9時、私だってちょうどその辺りにいたと思うと恐ろしい。テロリスト同士の連絡を防ぐために携帯電話をつながらなくしたという。そのせいか、市内で働く友人にも電話はつながらないし、安否が気遣われます。なによりも怖いのは、この先のこと。ずーっとロンドンではテロが起きるといわれ続けていたけど、何事も無いまま5年近くが過ぎ、最近では人々はそんなこと忘れかけていた。Live8があり、オリンピックが決まり、このところお祭りムードだったロンドンに、今回のテロは本当にwake-up callと言う感じ。「テロの危険なんて忘れていた」というのが本当のところでしょう。今回のテロは「いつどこでまた爆発が起きるか分からない」という恐怖をロンドン市民に刷り込んだはず。一度刷り込まれた恐怖はなかなかなくならない。この先、ロンドン市民がどうやって今までのロンドン生活を取り戻すことができるのか、不安が残ります。
Jul 7, 2005
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ついさっき、2012年のオリンピックがロンドンで開催されることに決まったらしい。確かに、このところLive8以外の話題と言えばオリンピックだった。町中のあちこちには「ロンドン2012オリンピックを支援しよう」なんていうポスターも見られた。今日開催地が決定されるとも聞いていたけど、パリが第一候補だとされていたし、あまり見込みは無いのかと思っていました。先日はフランスの大統領が「あんな食べ物がまずい国ではだめだ」とイギリスを批判したりもしてました。ニュースで言われているように、まさに言葉通り「Against all odds」と言う感じです。今日はロンドン中がお祭りムードなようです。とは言え、2012年のこと。7年後…ってよほど先な気がしますね。その時に私は果たしてロンドンに居るのかどうか。居るとすれば楽しいでしょうね。でも、7年後のオリンピック自体はさておき、何よりもうれしいのがやっぱり道路や地下鉄などの交通網の改善でしょう。7年後にロンドンに居なくても、きっと徐々にこの最悪な交通事情に何らかの改善がなされるはず。冷房の無い(時に37度にまでなる!)地下鉄のまま夏のオリンピックを迎えるとは思いがたい。あちこちの駅も綺麗になるかもしれませんね。そんな現実的な観点から、ロンドンオリンピックを喜んでみたりしています。
Jul 6, 2005
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ちょっと前にラウンドの話を書きましたが、イギリス人は人と飲みに行く時にお金のやり取りをしません。誰かが全員の分のドリンクを買ってきて、次にはまた別な人が全員のドリンクを買ってくる。人数が多い時は一度も買わない人もいるし、そういう場合は「じゃぁ次回ね」なんて言って終わってしまう。お金にルーズ、というかよく言えばおおらかな感じがしますね。レストランでワリカンするときも、かなりいい加減。「まぁちょっと多いけど一人20でいいや」なんて言って、余った分はチップにしちゃったりする。一箱6ポンド(1200円)もするタバコを買うときは「高すぎる」というくせに、飲んでいる時には平気で人にあげたりもする。自分が吸う前にテーブル中の人に勧めるのが礼儀なようにも見える。カフェなんかで見知らぬ人に「タバコない?」なんて言う人も結構います。あげちゃう人がいるから不思議。他にも、例えば道端のホームレスや大道芸人を見ていると、結構な割合で道行く人から小金を受け取っている。テレビに出ていたあるホームレスは、一日の上がりが60ポンド(1万2千円)を超えるとかで、とてもかたぎには戻れない、なんて話をしていました。クリスマス近くなると特に、ホームレスに5ポンド札(千円)を握らせている老婦人の姿なんかも目にしますね。日本だったらありえない気がします。こういうところは本当にチャリティ精神が旺盛なのがイギリス人だという気がします。そんな文化があるからか、日本に住んだことのあるイギリス人はよく「日本人はけちだ」と言います。私も同感。食事に行っても飲みに行っても10円単位までワリカンする、デートに行くのに花を買わない、チャリティなんて(たぶん地震などの正当な理由が無い限り)考えもしない。…批判しているわけじゃありません。私もそうです。「一円を笑うものは一円に泣く」と言いますが、自分のお金には1円まで執着するのが日本人なんですね。だからこそ、誰でもそれなりの貯金があって、電化製品なんかの最新機器が出るとあっという間に普及する。イギリス人は何年も働いてるいい大人が貯金ゼロと言うことが珍しくないと言います。入ったものは使う、困ったら誰かが助けてくれる、そんな精神で生きている気がします。これって良く考えると、やっぱりキリスト教の精神なのかもしれませんね。「love thy neighbour」と言うように、人は助け合うものだという考えに則っている。一緒に飲みに行った友人が持ち合わせが無いと言うなら出してあげる、でもそれは自分が持ち合わせが無い時にも誰かが出してくれると言う前提があるからでしょう。自分のお金にばかり執着していたら、潤っている時はいいけれど困った時に誰も助けてくれないと言うことになる。逆に言えば、誰かが助けてくれると言う思いがあるから、楽観的に、貯金も持たずに生きられるのかもしれませんね。でも、最近はそんなイギリス人が陥りやすいローン地獄が話題となっています。銀行やクレジットカード会社が無責任にどんどんお金を貸すので、気がついたら何百万と言う借金を抱えている人が続出していると言う。働き始めたばかりの20代の若者とかに多いみたいですね。現金を扱わないので入ってくるお金と出て行ってるお金の額の感覚がつかめない。気づいたら借金地獄。そんな時、誰も助けてくれないのでは?とつっこみたくなってしまいます…
Jul 5, 2005
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先月の頭から育て始めたバジルですが、葉っぱが青々と茂ってきました。イギリスには珍しく暖かく晴天の日が続いたのが良かったようです。でも、本当に育つものなんですね~。 植え替えたばかりのバジル(左6/18)と今日のバジル(右7/3)初めて収穫してみることに。感情移入しすぎたのか、摘み取るのがかわいそうな気すらしました。 摘み取られた後のちょっと寂しいバジル。でもきっとまたすぐに伸びるでしょう。
Jul 4, 2005
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昨日はテレビの前で一日が過ぎました。Live8は予定より2時間半も延び、12時に終了したものの終電に間に合わずに公園で野宿する羽目になった人が続出したと言うことを除けば、すべて上手く行ったようです。ボノとポールの幕開け、ピンクフロイドの24年ぶりの再結成など、音楽的にも見所も多かった。でも、やはり本題はアフリカ救援のチャリティということでしょう。20年前のライブエイドの時は「feed the world」、「give us the money」と言うとてもはっきりとした目的があった。出来る限りのお金を集めて飢えたアフリカ人を救おうと言う分かりやすい目的。でも、20年が経ち、今回のLive8が計画され始めた時、主催者のボブゲルドフおよびLive8自体にかなり皮肉的、批判的な意見があげられていました。「チャリティをしようというのになんで批判がでるのか?」と不思議に感じました。でも、批判側の意見では「ライブエイドから20年経つが、アフリカの貧困度は上がるばかり。チャリティは上手くいかない。」とか、「アフリカ内の腐敗した政治家の私服を肥やすだけだ。」等と言う。確かに、過去何十年の間にアフリカほどのチャリティ支援を受けたところは無いのに、貧困はなくならない。テレビでアフリカ人コメンテータが、何十年にもわたるチャリティがアフリカに「物乞いをする世代を作りだしてしまった」のだと言ったのが印象的でした。貴族が乞食にチャリティするように、お金をあげて助けた気になるイギリス人は、結局現状を改善する手助けはしていないということか。そんな批判があったからか、今回のLive8はスローガンが「We want you」と言うものでした。お金はいらないから、人々の関心、意識を高めようということらしい。それだけではなんだか理想主義的というか、「それでどうなるのよ?」と言いたくなるが、関心を持った人はネットで署名をし、その署名をスコットランドで水曜日に行われるG8サミットに提出する。本当の目的はその署名でG8サミットに参加する8人の権力者にプレッシャーをかけ、アフリカの負債を取り消すことと、公平な貿易を約束させることにあるのだそうです。アフリカ人が自分達の足で立ち、自給できるようになるにはこれが不可欠だと言う。この約束が取り付けられれば、Live8も本当の意味で成功したといえるのでしょう。でも、そんな複雑な事情はあるものの、決してチャリティが上手くいっていないわけではないとボブゲルドフは言います。昨日のコンサート中に20年前の貧困に苦しむアフリカ人の映像を流し、あと10分の命と診断された小さな女の子の顔を大写しにする。次の瞬間には、その子が20代の綺麗な女性となってステージの上に立っていました。チープな演出に聞こえるかもしれませんが、観客がライブエイドの成果がどこかでは確かに上がっていたと確信できる瞬間でした。根本的な問題解決ではないかもしれないけど、その時に出来る範囲でできることをして、助かる人がいたなら成功と呼んでもいいのではないかと思います。 20年前、飢餓で死に掛けていたbirhanと、現在のBirhan。ボブゲルドフと。テレビの前にいただけなのに、そんないろんなことを考えさせられる一日でした。
Jul 3, 2005
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とうとう話題のLive8当日。まだライブは始まっていないけど、ニュースもテレビの話題もそれ一色。BBCは午後一時~午前3時半までべったり(アメリカ版も含めて)ライブ中継を放送する。まさに、今日は「Live8の日」と言う感じ。ハイドパークでリハーサルが進む中、ニュースでは日本ではもうライブが始まったと放送された。イギリス人バンドのマクフライが出るとか?日本でもLive8に参加すると言う話は聞いていたけど、どれくらいの規模のライブが行われるのかは知らない。もともとチャリティなんていうことにとても疎い(と私は思う)日本人は、どれくらいの関心を示しているのか…。チケットが当たらなかったので、私は一日テレビの前で「Live8の日」を楽しむことにします。では、取り急ぎ。
Jul 2, 2005
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旧ソ連時代、共産主義下で若者への悪影響として発禁されていたビートルズ。でも闇マーケットでは、ソ連人の月収の1/3の値段でLPが売り買いされていたとか。当時のファンは、ビートルズは西洋における自由な発想や生き方を紹介してくれたと言う。当時抑圧されていた若者世代が、いかにビートルズによって新しい世界を知り、解放を目指し、そして現在の新しいロシアを築いたか、ということがライブに交えて語られています。ビートルズの現役当時はもちろん、ロシアでコンサートが行われるなんて想像もできなかったでしょう。ロシアのファンは、40年近い年月待ち続けていたんですね。ポールがRed Squareでコンサートをするというのはロシア人にとっては象徴的な意味合いを持っていたようです。普通のライブ映像には見られないような観客の感動が伝わってきます。曲目はビートルズナンバーが目白押しですが、ファンの目から見ても、選曲はなかなかでした。なかでもやはりBack in the USSRに熱狂するロシア人ファンの姿が感動的。60歳を過ぎたポールの若々しい演奏振りももちろんですが、ただのライブではない知られざる「物語」を交えたDVDとしても、一見の価値があります。「国賓」扱いのポールとのインタビューにはロシアの大統領プーチンや、ゴルバチョフなんていう有名人も参加していて、あまり見ることのない彼らの素顔、人柄がうかがえて面白いです。おまけですが、今回DVDを英語字幕付きで見ていて気づいたこと。Back in the USSRの曲の歌詞に'Georgia is always on my mind'と言う部分がありますが、これはアメリカのジョージアじゃない!良く考えてみれば当たり前ですが、深く考えてみたことがありませんでした。日本で言うグルジア共和国のこと、英語ではジョージアと言うんです。それと、アメリカの'Georgia on my mind'と言う曲をかけてたんですね~。
Jul 1, 2005
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