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この労力が無駄にならなければ良いが。必殺仕業人 第19話「あんたこの奥の手をどう思う」美濃屋の女将おときは行く先々で借金しまくり。やいとやも三両借りらればっなし。実は瓦版屋の由造(草野大吾)に強請られていた。金よこさないとあのことバラしちゃうよ。おときを心配する番頭の善七。その夜、剣之介とお歌は祭りの出店で食い逃げする。「食い逃げってのは案外うまくいくもんだなー」と元エリートサラリーマンはしみじみするが、お歌はいつまでこんな生活が続くのか不安だ。「いつまでって・・・このままでいいじゃねえか」。二人がしれっと通りかかった占い屋におときが来ていた。おときは善七とデキていた。駆け落ちまで考えている二人の行く末を占い師・霊蝶(坂本スミ子)が占います。アシスタントは胡散臭さ満々のおっさん・嘉兵衛(金田金男の父親)。霊蝶は謎の占いで別れたほうが身のためだとお告げを伝える。二人が帰った後「あーしんど」。とりあえず酒飲むよ、煙草も吸いたいとぶっちゃけるが、相談者がまだ一人いると嘉兵衛に止められる。相談者はせんとりつ。何年も連れ添っているのに子どもができない。そこで霊蝶は七夕まで夫婦の営みは禁止、それを破れば子宝運は砂山のように崩れさると適当に伝える。その頃、主水は千勢先生に頂き物を一緒にと誘われていた。千勢先生は激しい恋をしそうだと話し始める。相手は男らしく苦み走って奥方がいる。主水は自分のことだと思う。「私の人生にも春が来たようですな・・・貴女は私に生きる勇気を与えてくれました」。帰宅したせんとりつに七夕まで一人で寝てもらうと言われるが全然平気。嘉兵衛、由造はグルだった。事前に相談者の目星をつけておき、嘉兵衛が仕入れたネタを元に霊蝶がお告げを伝え、由造が相談者を強請るという悪のトライアングル。ある日、嘉兵衛は霊蝶にやいとやを紹介、往診ですよ。霊蝶はすっかりやいとやが気に入って猛アピール、プレイボーイのやいとやもたじたじ。そんなこんなでおときは借金を踏み倒したまま、やいとやにも返済できないので身体で返すと申し出るがもちろんお断り。その夜、霊蝶は嘉兵衛に拘束されたせいでデートできなかったことをやいとやに詫びる。霊蝶が持ってきた酒で二人ともいい塩梅。酔った勢いで霊蝶は嘉兵衛への愚痴をこぼしまくる。生き神様に祭り立てられ酒やたばこは厳禁、一度でいいから好いた男と一緒になりたい。そう言われてやいとやも満更ではない。翌日おときが三両を返済しにやいとやの許にやって来る。おときは三ヶ月前から由造に強請られていたことを告白する。霊蝶から相談事が漏れていたに違いない。しかしこれでもう終わりだと言う。霊蝶が銀次と彼女の運勢を占っていた頃、剣之介とお歌はいつもの境内で超面白くない芸を披露。しかし籠の中に一朱が入っていた。これは何かの間違いに違いないと言いつつ飯を食べに行くことに。鰻が食べたい剣之介と天ぷらが食べたいお歌の貧しいケンカが始まる。その傍で人だかりができていた。おときと善七の心中姿で発見されていた。その一件を瓦版に擦りまくって由造ぼろ儲け。霊蝶は嘉兵衛におときの相談事を漏らしたのではないかと詰め寄っていた。白を切る嘉兵衛に霊蝶ぶち切れ、足を洗って全部ばらすと言って立ち去ろうとするが、口封じのため匕首で刺される。霊蝶はやいとやを訪ねると由造に情報を流したのは嘉兵衛たちだと伝える。「わての手相見ておくんなはれや。生命線短いですやろ?これがわての運命や」「そんな弱気なこと言っちゃいけないよ霊蝶さん!」。霊蝶はやいとやに一緒に過ごしてくれたことが嬉しかったと礼を言って二両差し出すと息を引き取る。やいとやはおときが返済した三両で仕事を依頼する。「この三両は元々あたしのもんだ。だがね、美濃屋の女将さんがどんな思いをしてこの三両を工面したかと。それを思うととてもあたしの懐には入らないんでね。こいつが今度の仕事料だ」。そして霊蝶が差し出した二両は自分の取り分として受け取る。その夜、陰間茶屋でいい塩梅の由造を捨三が新ネタブッ込みですよと表に誘き出したところを主水がブッ刺し。剣之介が下っ端を絞殺。そして霊蝶の後釜に踊りをレッスンしている嘉兵衛をやいとやが始末する。翌朝、銀次か彼女と痴話げんかして牢屋に逃げ込んでくる。彼女は銀次に悪戯されたというが、銀次はおしりを触っただけだと言う。そこで主水がお裁き、卑猥の罪で五日間入牢。「旦那~娑婆の女は懲り懲りですぜ」。主水もにこにこ。「俺なんか七夕の夜までお役御免だ。ガハハハ」。お・わ・り
2024年07月31日
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もう辞める。必殺仕業人 第18話「あんたこの手口をどう思う」ピュアボーイの飾り職・定吉は豊島屋の番頭・嘉七(内田勝正)に連れられ風俗デビュー。定吉には師匠・甚作の娘お京という心に決めた相手がいた。ちなみに甚作は二人の交際を認めていない。まだまだ修行が足んねーよ。その後、定吉は風俗にハマる。お気に入りの風俗嬢に会うには金が要る。でも金ねーよ。そこで嘉七は甚作の贋作を作れと悪のアドバイス。露店で商いするより金になる。いつもの境内で剣之介とお歌が超面白くない芸を披露している傍で定吉が簪を売っている。定吉はお歌に店番を頼むと嘉七に贋作を手渡す。そのやり取りを剣之介ガン見。とあるお店に豊島屋の丁稚が甚作の品を届けに来ましたよ。しばらくして定吉が現れ、先ほどの商品は間違いだったと告げて定吉が作った贋作と取り替える。作戦成功。その後、豊島屋に甚作の贋作を二十五両で売りつけられたとクレームが殺到する。甚作に心当たりはない。一方、定吉は贋作を量産体制。質の向上のためお京に甚作の下絵をちょうだいとねだるが勿論お断り。しかし離れられないのが男と女。抱き合っているところを甚作目撃、定吉をフルボッコする。そんな定吉を庇うお京もダメな女ね。「あたしのお腹に定吉さんの赤ちゃんがいるの!」。甚作ショック。しかしお京と一緒になれと言うと定吉の代わりに自首する。甚作を信頼していた豊島屋は信じられない。甚作がそんなことをするはずがない。その瞬間、嘉七が豊島屋の後頭部をぶん殴り。定吉に手伝わせて首つり自殺を偽装。金をごっそり持ち逃げして上方でビッグビジネスを立ち上げるぜと悪のスマイルを浮かべる。翌朝、嘉七はスタッフを集めると主が亡くなったため豊島屋を閉めると告げ、残っている資産等を給金に換えて清算したいと説明する。閉店とお別れを惜しむ嘉七&スタッフ一同。そんなこんなで主水は牢にぶち込まれた甚作と接触。どう見ても悪人面ではない。甚作は主水から騙しは獄門刑と聞いて超ビビり、定吉の身代わりで自首したと白状する。その夜お京はすっかり悪に染まった定吉に別れを告げられ顔面殴打。翌朝、川に身投げする。主水は銀次から甚作の獄門が決まったと聞くと甚作に会いに行く。甚作は主水にお京が定吉と所帯を持っているか確かめてほしいと頼むが、定吉に袖にされて身を投げたと告げられ怒り&号泣。甚作の獄門台送りは決定済みで今更申し開きできない。「旦那~あっしはこれじゃあ死んでも死に切れねー!定吉が憎い!」「人の情けが素直に通る世の中じゃねーんだ。とっつあん、お前もついてねえや」。しかし世の中には裏の裏のそのまた裏がある。「お前えの恨みは必ず晴らしてやる」。主水は甚作が髪の中に隠していた五両を受け取り急遽仕事開始。奉行所も豊島屋の首つりを怪しいと睨んで調べ始めている。そこで嘉七の居所を突き止めるため、嘉七&定吉の手口を真似っこ作戦開始。定吉が贋作を売りつけた後、捨三が現れ、先ほどの商品は間違いだったと告げて別の商品と取り替える。そこへやいとやが現れ「こいつは紛い物ですよー」と告げて作戦成功。ブチ切れの客に追われて飛び込んだのは閉店したはずの豊島屋。報告を聞いた主水はやいとやと捨三に一両渡す。無視されたスーパー貧乏の剣之介が「おいおいおい金金!」とツッコミを入れるが、今夜は町方が動き回っている、下手すれば「俺たちの命が危ねーんだ」「じゃ金だけくれ!」と食い下がる。「こんな仕事して生活保障してくれないんじゃ合わねえや!」と主張して必殺シリーズ唯一の無仕事で報酬ゲット。豊島屋の周りを捕り方がぐるりと囲んでいる。剣之介連れてこなくて良かった。嫌がる捨三を囮にして捕り方を追っ払い、主水とやいとやが屋敷に侵入。嘉七と定吉が大量の小判を持ち逃げしようとしているとやいとや発見。腕っぷしゼロのやいとやは二人にぼこぼこにされる。そこへ主水が乗り込み嘉七をブッタ斬り。続けてやいとやも定吉を始末する。翌日、主水が将棋を指していると銀次がやって来て甚作が作った紙の将棋の駒を渡す。「牢屋は天国だと思ってたけどな。旦那はいい人だし皆も優しくしてくれるし。でもとっつあんみたいな人でも獄門になっちまうんだから怖いですよ。ね、旦那出して下せえよ!」と珍しくビビる。「牢屋なんて地獄だよ!」。地獄は牢屋に限るめえ。お・わ・り
2024年07月28日
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もう辞める。必殺仕業人 第17話「あんたこの掠奪をどう思う」火事ですよー。町火消出動。そこへ卯之吉(一文字隼人)率いる常火消の竜神組が現れ、通せ、通さねえの押し問答。おかげで被害拡大で全焼。竜神組評判悪いよ。しかしバックには旗本・乾敏元(発明刑事)が付いていた。今回の火事はどうやら乾が仕掛けたようですね。卯之吉はやいとやを捕まえると強引に母親・おふみの施術を依頼、いつもの境内でところてんを食べようとしていたお歌に因縁吹っかけまくり。貴重な栄養源のところてんを台無しにされて剣之介ブチ切れ。そんなこんなで花火師の仙太(鏡京太郎)が彼女のおきよ(志摩みづえ)と昼間っからイチャついてますよ。そこに卯之吉たちが現れて嫌がるおきよをモノにする。仮面ライダー2号VSミラーマン。しかし仙太はビビって逃げ出してしまう。その後、おきよの父親で大工の松造が竜神組に乗り込んで卯之吉を出せとブチ切れるが、おふみに軽くあしらわれる。怒りが収まらない松造は主水に相談する。主水は前作『仕置屋稼業』にて南町に栄転で調子に乗って離れを増築、その施工を松造に頼んでたみたいですね。まさか一年後に超貧乏になるとは…。支払いが終わっていない分の請求かと思ったら超ヘビーな相談だった。力になりたいが今は定町回りではない。そこで昔の仲間に相談することを約束。翌日、同心の安田に話を持ち掛けるが竜神組と聞いてめんどくせーなー。しかしおだてまくってその気にさせる。表では銀次がメシを減らされたことに文句言いまくり「娑婆のほうがましだー」とセルフ釈放。それを聞いた主水は今日の昼メシからご飯倍増宣言。「そりゃないよー」。そんなこんなで安田が竜神組に乗り込み、実は超ビビりの卯之吉は半泣き状態。そこでおふみは乾に相談、南町奉行所に圧力をかけることになる。その後、安田は担当から外され主水に嫌味を言いたくもなりますわ。一方、仙太はおきよに先日のことを詫びると再びプロポーズ。おふみもあんなひどい目に遭ったのに仙太にメロメロ。この二人ばかですね。その頃おふみは松造に詫びを入れていた。実は卯之吉はおきよに惚れていた。責任を取りたいので卯之吉と結婚させてほしい。支度金も用意。おふみの誠意に松造じーん。そして二人の結婚を認めると一筆したためる。つうことで悪の作戦成功。この書付さえあれば卯之吉はいつでもどこでもおきよやりまくり、飽きれば書付を破って捨ててしまえば良い。なるほどねーとゲスいスマイルを浮かべる一文字隼人ではなく卯之吉。早速やりたくなってきたのでおきよをぼろ小屋に連れ込んでやりまくり。竜神組にぼこぼこにされた仙太は松造を訪ねるが、松造はおふみの言うことを信じたまま。やけくそになって竜神組に乗り込むが、居合わせた乾に無礼打ちにされて犬死。その頃、珍しく酒飲んでいい塩梅の剣之介とお歌が新居(?)のぼろ小屋に戻ると中でおきよが首を吊っていた。やっと騙されていたことに気づいた松造は主水に「恨みを晴らしてくれー」と泣きながら依頼、「旦那~こんな汚ねえ金いらねーや!」とおふみから渡されていた支度金を叩きつける。主水は五両だけ受け取るとやいとや、剣之介、捨三に仕事を持ち込む。殺るのは今夜。早速捨三が威勢よくニセの半鐘を鳴らしまくり。卯之吉with竜神組出動。その隙にやいとやはおふみを始末。夜道を急ぐ乾を主水がブッタ斬り。その頃、卯之吉with竜神組が現場に駆け付けるとなんだボヤじゃねーか。テンションアゲアゲなのに収まりつかねー。そこで女でも抱くか。こないだ境内で見かけたねーとお歌をナンパ。その背後から剣之介が襲撃、卯之吉絞殺。翌朝、食い逃げの罪で銀次が牢に戻ってくる。これでただ飯が食える「がんばりまーす」。しかし囚人が芋を盗んだことで全員連帯責任、七日間朝昼晩水一杯だけで過ごすことになっていた。「ついてねーなー・・・」。銀次マジ泣き。お・わ・り
2024年07月28日
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旅から旅の人生です。必殺仕業人 第16話「あんたこの無法をどう思う」ある夜、泥酔してやってらんねーよ状態の捨三は女の死体を見つける。傍には鳥追いルックの女・お徳(横山リエ)がいた。手首には謎の傷跡が残っている。お徳は捨三に二十両払うので女の恨みを晴らしてほしいと依頼する。殺された女は顔も名前も知らない赤の他人だったが、男たちに金目当てで乱暴された挙句殺害されたところを偶然目撃、かわいそうなので殺してほしいとのこと。殺る相手の男たちは赤鞘組。表でやり取りを聞いていた主水、やいとやは急に尻込みする。赤鞘組とは奉行所もビビる旗本愚連隊。しかし剣之介だけお徳の話に引っ掛かるる。ボロボロの身なりで二十両の大金を持ち歩いている、しかも気の毒だというだけで赤の他人のためにポンと投げ出す。「何故だ?何があの女に起こったんだ?」。数日後、剣之介とお歌がいつもの境内で超面白くない芸を披露しようとしていると赤鞘組が乱入、地回りのやくざたちをぼこぼこにする。さらにお徳を連れて来ると赤鞘組のリーダー・陣馬弥平次は往来で無理やり逆立ちをさせて晒し者にする。その頃やいとやは船宿の女将・お梶を往診。お梶は陣馬に妾同然にさせられていることをぼやく。人間はどうしてうまくいかないのか。お梶の下で働く幸吉(山手中央署・川辺刑事課長)は朴訥青年でノンアルコール、ノン女遊び、ノン笑顔。何が楽しみで生きているのか分からない。なぜか手首に布切れを撒いている。そんな幸吉にお梶が好意を持っていることに気づいていた陣馬はゲスアイディアひらめき、お梶との情事を幸吉に見せつけようとする。ついでお梶に別れたければ金を用意しろ、金が無いなら身体を差し出せと脅す。そんなこんなでお梶は幸吉に惚れてるよ。死んだ旦那は超道楽者だったが、幸吉は正反対の超真面目人間。しかし幸吉はお梶のラブをお断り。十年前ある事情で身投げをしたところをお梶に助けられていた。身投げした理由が理由なだけにお梶の気持ちを受け入れる訳にはいかなかった。深い事情がありそうですな。その夜、主水とやいとやが屋台で飲んでいると幸吉がぐでんぐでんに飲みまくり&絡みまくり。二人は幸吉を介抱するが、うわ言のように「叶屋」と喚き散らしている。主水は幸吉の顔に見覚えがあったが思い出せない。その後、捨三の調べで幸吉の素性が判明する。幸吉は叶屋の後妻おいせの婿になったが、おいせの一人娘おとみと惚れ合ってしまう。そのためおとみと互いの手首を紐で括って身投げ心中する。幸吉は偶然お梶に助けられるが、おとみの死体は上がらなかった。そんなこんなでお歌はお徳と知り合いになり小屋へご案内。主水や剣之介の指示で「おとみさん」と呼びかけると反応した。お徳はおとみだった。やいとやからおとみが生きていたと知らされた幸吉は号泣する。幸吉は自分だけ生き残ってしまったことを申し訳なく思い、お梶の気持ちを受け入れることができなかったのだ。お徳ことおとみも幸吉が生きていること知って泣いて喜ぶ。お歌とやいとやは二人の身なりを整えてやると暮れ六つに涙のご対面を企画する。そこへお梶が陣馬と刺し違えると言って出て行ったとの知らせが入る。そのことを聞いた幸吉は陣馬の屋敷に乗り込むが、お梶を庇って斬られてしまう。剣之介の小屋で幸吉を待つ主水、剣之介、お歌、おとみ。そこへ瀕死の幸吉が姿を見せ、おとみと再会を果たすが息を引き取ってしまう。遅れてやいとやも駆けつけるが、事情を話している間におとみは幸吉の後を追って自害する。「こんなばかなことってあるかい!やっと一緒になれたんじゃないか!三人もいて何もできなかったのかい!こんな・・・こんなばかなことってないよ!」。何も言えない主水、剣之介、やいとや。「おとみちゃん・・・もう離れるんじゃないよ」。その夜、主水とやいとやは陣馬の手下たちを始末し、お歌に誘き出された陣馬を剣之介が絞殺する。翌朝、主水が番所で転寝していると銀次が惚れた女の相手を殴ったが、逆にぼこぼこにされて牢に戻ってきたとの知らせを受ける。ばかな奴ですな。しかし「私は銀次がばかな奴だと思えんなあ。殴ったり怪我させたり心中するほど惚れ合えば幸せじゃありませんか」。人生は日々是不安の連続だ。お・わ・り
2024年07月27日
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天気が良いので酒でも飲むか。必殺仕業人 第15話「あんたこの連れ合いどう思う」岩松(スガカン)&お福(市原悦子)のラブラブ夫婦が江戸にやって来ましたよ。岩松は調子のいいことばかり言うデタラメ系キャラ。お福は天然系でバランス取れてるね。岩松は商売を始めてビッグになるぜ宣言。剣之介&お歌がいつもの超おもしろくない芸を披露していると岩松&お福がやって来る。お福の三味線&ボーカルにお客さんノリノリ、あまりの上手さに剣之介&お歌も聴き入ってしまう。その頃、岩松は賭場でハッタリかましまくるが負けまくり。ある夜、主水はせんとりつから千勢先生を真似て手習い塾を開きたいと提案される。同心の宿舎を勝手に建て替えることはできない。ならば同心株を手放して土地を買えばいいとむちゃくちゃなことを言い出す。妙にリアルな話、下手に逆らえば離縁される。そこで公事師に相談することになる。あらゆる御定法に精通し、離婚問題、跡目相続の揉め事、金の貸借などよろず訴えごとを申し立ててくれる。お福は岩松に金が要るため居酒屋で働けと言われるが大道芸しかできないため拒否、DV気質のある岩松は三味線をぶっ壊しお福を蹴飛ばすと出て行ってしまう。ちょうど主水が公事師の事務所の前で相談しようか迷ってもじもじしているところに岩松&お福が口論しながらやって来る。そこで二人を事務所に連れ込んで相談のやり取りを観察。公事師の早瀬源四郎(栗虫太郎)は協議離縁の手続きを取ると二人に説明。離縁したがっている岩松にお福は何でも言うことを聞くと言って相談取り下げ。早瀬は主水に二人の相談料を請求する。その頃やいとやは大黒屋を往診。大黒屋の後妻お浜は遊びまくり、連れ子の吉之助(北斗星司)も超道楽者で最低です。なのでーさっさと離縁したいもんですな、そこで公事師に離縁の手続きを依頼してまんねんとぼやきまくる。事実お浜は浮気していた。しかも相手は早瀬であり、早瀬こそ大黒屋が依頼した公事師だった。その夜、主水が入ったいかがわしい居酒屋にお福が働いていた。主水は岩松なんかとさっさと別れろというが、お福は岩松に惚れている。「あの人はああ見えていつかどデカいことしますよ」。しかし岩松はまたまた賭場で負けまくっていた。その場にいた吉之助に金貸してちょとねだるが断られ本気で逆ギレ。翌朝、銀次と組んで大黒屋に強請たかり作戦を実行するが失敗する。ベタなコントのような光景に吉之助は興味津々、その後、早瀬は岩松を引き取る。お福は岩松を探して牢屋敷を訪ねるが見当たらない。「あの人どこ行っちゃったのかしら。思えば今まで苦労ばかりさせられて・・・本当に殺してやりたい!」。その一言に主水ビンビンに反応するが「殺したいほど好きなのよ!きっと今に帰って来るわ」。ぎゃふん。その頃、岩松は早瀬から儲け話を持ち込まれていた。大黒屋は病でいつ死ぬか分からない。跡目を継ぐ後妻と連れ子もいつ放り出されるか分からない。大黒屋が死ねば店の身代は宙に浮いてしまう。そこでお福を大黒屋へ奉公に出し、大黒屋がお福を気に入ればお福に大黒屋の身代が転がり込む。ちょうど今、大黒屋と後妻の離縁の手続きを進めている。場合によっては遺言状に手を加えることもできる。「そんなに上手く行きますかねえ…」。半信半疑の岩松に早瀬は手付金として五両を渡す。つうことで岩松はお福に大黒屋と酒の相手をしてほしいと頼む。一方、大黒屋は早瀬からお福を紹介されてご対面。岩松は女呼んで酒飲んでいい塩梅、しかし早瀬とお浜がお福と大黒屋を不義密通に仕立てようとしていることを知ってブチ切れ。騙されていた。お福を助け出すため大黒屋へ向かうが吉之助に刺される。それでも寝室に乗り込み、大黒屋を刺すとお福に詫びながら五両を渡す。「この世にはなー上には上がいるもんだぜ。俺みてえな悪党たぶらかすなんてーよーあんなの極悪人て言うもんだぜ」「あんたは悪党じゃないよ、なーにが悪党なもんか、しっかりおし!」「あー一旗挙げるまではよーくたばって堪るかってもんだー」。しかし岩松は死んでしまう。「あんたーあんたー・・・殺された―!うちの人が殺された―!早瀬が殺した―!殺された―!」。翌日、お福は主水に早瀬を殺してほしいと頼む。相手は早瀬、お浜、吉之助。「ところでお前これからどうする?」「良いお天気ね・・・」。主水は剣之介とやいとやに仕事を持ち込む。「考えてみればあのお福って女も可哀そうな女だ。くだらねえ男に振り回された挙句とうとう一人っきりになっちまいやがった」。つうことで今週のやいとや占いコーナー。花札をめくって「八、一、八、一。盆、正月、盆、正月。こりゃめでてーねー」。続いて「四、八、三、二。し・わ・ざ・にん!?」。やいとやはお浜を始末、主水は早瀬を刺し殺すと先日の相談料を回収、剣之介は吉之助を絞殺する。その後、手習い塾の話は中止となり主水しめしめ。お歌は商売のため剣之介といつもの境内に向かうが「今日は帰ろ」「なぜ?」「商売敵はそっとしといてあげましょうよ」。お福の歌声に人だかりができている。お・わ・り
2024年07月16日
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もっとゆっくりさせろ。必殺仕業人 第14話「あんたこの勝負をどう思う」深夜おかなは夫で将棋指しの竹次郎(長塚京三)のためお百度参りをしていた。そこにライバル・道安(中尾彬)登場。竹次郎と道安は近々対戦することになっていた。しかも超ビッグマッチ。「将棋は力だ。運ではない」とわざわざ解説。おかなは竹次郎と年老いた義母のために負けてほしいと頼み込む。そこで中尾彬ではなく道安は「神仏とて賽銭を取る。あんたの賽銭は何だ?」と言っておかなの身体を頂く。ゲスい。世間は竹次郎VS道安の対局で超盛り上がり。それぞれ贔屓の商人がついて五百両出し合う千両の賭け将棋。主水は竹次郎に一分賭け、やいとやは竹次郎の母親・まつを診ていたが、貧乏っぷりから道安に賭ける。そんなこんなで当日。おかなは竹次郎のことが心配で気が気でない。将棋指しという商売は辛い。勝てばいいが負けると二、三日眠れない夜が続く。なぜ竹次郎だけがこんなに苦労しないといけないのか。勝っても報酬は五、六両。負けると一文も貰えない。お歌も一緒に心配するが剣之介は男尊女卑の塊なので「命懸けで勝負をできるのは男だけだ。この気持ちは女には分からん」と言い放つ。そして深夜、竹次郎が帰宅してくる。道安に勝ったのだ。その後、道安はバックについてくれたビッグ商人・勘兵衛と高田藩の家老・大槻に今回の負けを責められていた。しかし「今だから言うが私は竹次郎の女房と寝た。女の情にほだされてつい手を出した。それが私の敗因だ」と激白する。そしておかなに対しても「私は約束を守った。あんたとの約束を守って勝ちを譲った」と話すが「嘘です!あなたは竹次郎を負かす気でした!勝ちを譲る気なんか初めからなかったんです。あたしだって将棋指しの女房です。それぐらいのことは分かります」とホンマのことを突かれる。道安はあくまで約束を守ったと主張するとおかなを無理やり勘兵衛に差し出す。そんなこんなで勘兵衛は竹次郎側についていた辰五郎に今回の対局は八百長なので金を返すよう迫る。おかなは道安と裏取引をしたのだ。そのことを知った竹次郎はおかなをぶん殴り。自分の実力で勝った一世一代の勝負に泥を塗ったことが許せないと叩き出す。翌朝、川に身を投げたおかなの亡骸が見つかる。おかなから真相を聞いていたお歌は道安が許せない。しかし剣之介は「道安を恨むのは筋違いだ」と話す。「恨むならむしろ竹次郎のほうだろう。いや将棋の持つ非情さと言ったほうが良いかもしれん。あの女はただの死に損だ」。夕刻、竹次郎は道安に互いの命を懸けた勝負を申し込む。そしてバトル開始。竹次郎優勢、道安ちょい劣勢、しかし道安が打ち込んだ歩が決め手となって竹次郎はまさかの敗北、立会人の大槻に斬り殺される。息子夫婦を失ったまつは憔悴し切ってしまう。そして往診に来たやいとやに竹次郎が将棋で稼いだ金で恨みを晴らしてほしいと頼む。しかし剣之介は乗り気になれない。勝負は強い者が勝つ。勝った者が常に正しい。負けた者に義理立てする必要はない。主水は「あれは勝負じゃねえ。騙しだ」と言って捨三に解説させる。捨三は屋根裏から今回の対局を覗いていた。勝負は竹次郎の勝ちだったが、道安は袖を使ってわざと歩を落とし隠し持ち、その歩が決め手となった。つまりイカサマ。勝負に集中するあまり竹次郎はイカサマに気づかなかった。剣之介は納得すると迷わず金を受け取る。その夜、やいとやが勘兵衛を、主水が大槻を始末する。そして夜道を急ぐ道安を剣之介が後ろから襲撃して絞殺する。翌朝、主水は体操している銀次と将棋を指す。銀次が体操のたび正面を向いた隙にずるをするが「こういうのはね泥棒の始まりですよ!」と言われ、ついでに囚人たちからも睨まれ「間違ってこともあるじゃねーか・・・やめた!」。お・わ・り
2024年07月14日
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もっとゆっくり過ごしたい。必殺仕業人 第13話「あんたこの神隠しどう思う」今日の牢屋はほのぼのしてますよ。そこへ病人が出たとの知らせが入る。主水は仮病と思いながら様子を見るが、女囚のお久は朦朧としている。そして主水に向かってうわごとのように「かみ」「かみのなか」と繰り返す。主水が髪をほどくと中から小判が出て来る。さらに「せんかい」「殺して」と訴える。ある日いつもの境内で剣之介とお歌が芸を披露しているとお眉(荒砂ゆき)が親し気に近づいてくる。お眉はお歌の昔なじみだったが、いつも調子の良いことばかり言う鼻つまみ者のため嫌っていた。その頃やいとやはとある長屋を訪問。住人たち丸ごと診ていたが最近治療に来なくなっていた。お六の話によると「死のう教」の教祖・玄拓(山田吾一)が長屋にやって来て「やいとをやっても明日になればすぐに肩は凝る、目は翳む」「人間死ななければ本当に楽にならない」などと布教、玄拓の教えを信仰するようになっていた。金も宝も全て捨てて死ぬことだけを願う。プライドを傷つけられたやいとやは剣之介の小屋を訪れて愚痴を吐きまくり&酒飲みまくり。酒癖が悪く介抱するお歌に暴言吐いてめんどくせー奴だなあ。お六の許に娘のおとよ(『ウルトラマン80』の教頭先生)が赤ん坊を連れて戻ってくる。おとよはやくざの男と駆け落ちしたが死に別れていた。今更帰って来れる義理ではないが、赤ん坊にお六の名前を取って六太郎と名付けたと話す。怒り沸騰のお六はその話を聞いて二人を受け入れ、六太郎もお六にすっかり懐いて今や長屋のマスコットキャラクターです。そんなこんなでお眉はお六が百両を持っている情報をゲットする。おとよの夫が死んだ時、親分が香典代わりとしておとよに渡したのだ。その話を聞いて玄拓は「悪くねーなー」と悪巧み。お眉は長屋の男を使って六太郎をかどわかすとお歌に自分の子どもだと言って一両で預からせる。その頃、長屋では六太郎が神隠しに遭ったと大騒ぎ。そこに玄拓が現れ「探しても無駄だ!子どもは二度と帰らん!恐らく死んでいようが父なし子として一生苦しみ続けるよりもむしろその方が幸せというものだ」と身も蓋もないことを言って布教活動を展開。お六はいっそ死んでしまいたいと泣き出し、おとよも泣きながらも六太郎が見つかるよう神仏に祈り続ける。その様子を玄拓とお眉が観察、表に出てきたおとよを捕まえると首を絞めて殺そうとする。もたついている玄拓にお眉が石を渡して殴り殺す。さらにお六を絞殺、糠床に隠していた百両を取り出すとお六を自ら首を吊ったと見せかけてトンズラする。そんなこんなで主水はお久の経緯を知る。お久は夜鷹になる前は小間物屋だったが、子どもが神隠しに遭い、夫は首を括ってしまう。夫は「死のう教」を信仰していたことから奉行所に教祖の「せんかい」を訴えるが相手にされなかった。やるせなくなった主水は「お前エのその不景気な面が見たら少しは気が晴れると思ってな」と言って昼飲み中の剣之介を訪ねる。剣之介は先日の一両で買った酒とつまみで主水をもてなす。お歌は預かった子どもに与える乳を貰いに出かけている。主水は子どもが生まれたと勘違い、「勘違いしてねーか?」と剣之介否定、その時小屋が崩れる。またまたやいとやがやけ酒を飲んで転がり込んでいたのだ。やいとやが喚いていた「死のう教」を耳にした主水は玄沢の屋敷に忍び込むと「せんかいさん」と呼びかける。主水の声に玄沢はお眉に自分のことを呼んだかと反応する。その後お久は息を引き取る。最後まで苦しんでいたという。「辛かったろうな・・・」。主水は剣之介とやいとやに仕事を持ち込む。お歌に誘き出されたお眉を剣之介が絞殺、やいとやが玄沢の額に針を突き刺すが、やいとやの腕を掴むと逆に針で突き刺そうとする。絶体絶命の瞬間、玄沢が絶命し命拾いする。そして主水は長屋に忍び込むと「火事だ」と叫ぶ。長屋の連中は驚いて飛び出すが家事など起こっていない。ところがお六の家に明かりが灯っている。中に入ると六太郎が戻っていた。しかし誰が育てるか?そこで十五年間子どもが出来なかった由造・おかね夫婦が名乗り出る。「この子は神様からの授かり物だ。おとよさんに代わって俺たちが育てて見せるぜ」。その様子を見届ける主水。翌日、牢でうたた寝。大欠伸しながら「人間生きてりゃでこそだ」。お・わ・り
2024年07月14日
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今日はゆっくり過ごした。必殺仕業人 第12話「あんたこの役者どう思う」捨三の洗濯場、剣之介が芸を披露しているいつもの境内、やいとやの診療所に娘(浅利香津代)が現れ、人を五人を殺してほしいと依頼する。娘は三人の名前と仕業人であることを知っていた。三人とも適当に誤魔化すが「私、ある方に聞いたんです。江戸には仕業人という人がいてお金で恨みを晴らしてくれるって」。そして主水の前にも現れ殺しを依頼する。娘は主水の名前と牢屋見廻り同心であることも知っていた。翌日、捨三の洗濯場で作戦会議。娘が何故全員の名前と裏稼業のことを知っているのか?その場で始末しておけば良かった。とりあえず娘の居所を調べることになる。しかし、その場に娘が現れる。すかさずやいとやが始末しようとするが、剣之介は誰が自分たちのことを話したのか確認することが先だと言って娘に話をさせる。娘は武州のとある庄屋の娘・お染。去年の秋、犬村縁十郎一座が訪れて「白浪五人男」を上演。そして一座の一人・菊三とビッグラブ。菊三は役者を辞めてお染と一緒になると甘い囁き。ところがある夜、盗賊たちが押し入り金品を奪い家族も殺害。盗賊たちの腕には菊三と同じく白粉の跡があった。犬村縁十郎一座の正体は盗賊だった。お染は田畑を売って年貢を作ると菊三たちを追い続け、ようやく突き止めるが口封じのため川の中へ投げ込まれる。そして「ある方」に助けられ、主水たちのことを教えられて江戸にやって来た。「ある方」とは誰なのか?答えようとしないため主水はお染を殺そうとするが「あの男たち五人を殺して下さい。父や母や姉や兄や妹や弟の仇を取って下さいお願いします!それからでしたらあたしは死んでも構いません。そうしないとあたし…あたし、あの世に行ってから誰にも会えません」と泣き崩れる。お染が嘘を言っているようには見えない。お染が報酬として十二両を用意、一人頭三両と聞いてまず捨三が協力を申し出る。つうことで一座の行方は自称芸人の端くれの剣之介が調べることになる。通行手形の手配は主水が朝飯前で調達、しかし旅に出るとなるとりつが連れていけと言い出すかもしれないと弱気になるが、剣之介がお歌を置いていくつもりと聞いて覚悟を決める。そして捨三はお染を監視するため江戸に居残り、主水に取り分三両から一両ピンハネされる。つうことで剣之介とお歌は境内で知り合った芸人のおじさんと屋台で飲みまくり、一座が安房に向かったとの情報をゲットする。そこで主水は千勢先生から下総の地図を借りようとするがエロ本発見「なかなか趣味がお広いですなー」と密かに絶賛する。翌朝、主水、剣之介、やいとやは渡世人姿で出発する。その頃お歌は剣之介が姿を消していることに気がつく。やいとやもいない。「とうとう行っちまったんだな。こんな日がいつかきっと来ると思ってたけど・・・」。そんなこんなで主水たちは一座が訪れている村に到着する。明日が興行の初日で押し込みも決行する段取りになっていた。今回も庄屋の娘をたぶらかし&その隙に金品強奪、そして大成功。主水たちが駆け付けた時には金は奪われ、庄屋の娘も殺害された後だった。そこで明日の興行で始末することになる。その頃、江戸に残った捨三は甲斐甲斐しいお染に何となく「ホ」の字ダネ。良かったらこのまま洗濯の仕事を手伝ってもいいとさりげなくアピールする。そして興行の日。舞台では「白浪五人男」が披露、捕り方に扮した剣之介も舞台に上がり、やいとやは黒子に扮し、主水は舞台の袖で待機。観客たちが見ている前で僅かな隙を突いて全員始末する。思わぬ大仕事を終えてしみじみする三人。この調子ではいつどこで命を落とすか分からない。しかも自分たちの素性を知っている者がいる。そしてお染は手紙を残して姿を消していた。「仕業人の皆さん、ありがとうございました。染は何とか自分の力で生きて行けそうです。捨三さん短い間でしたが本当に親切にして頂いて御礼の申しようもありません。お渡ししたあの十二両は私の身体を売ったお金ですからいつまでもここにいる訳には・・・。あなた方のことは決して忘れません。でもあなた方のことを教えてくれた人の名を言わなかったように、あなた方のことも決して他人様には喋りません。ご安心下さい」。捨三がっくり。剣之介はお歌に「白浪五人男」の口上を披露、芸風が変わった剣之介にお歌は「あんた今までどこで何やってたの?」。やいとやの診療所は患者で溢れ返っている。次々訪れる患者に一瞬身構えるやいとや。そして主水は五十叩きの刑を受けながらこれから生き方を変えると叫んでいる銀次に「ばか野郎。お前エが生き方変えられるなら俺のほうがとっくに変えてらあ。十ばかり追加してやれ」とニコニコ。お・わ・り ※「ある方」ってやっぱり市松?
2024年07月13日
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猛烈に忙しかった。必殺仕業人 第11話「あんたこの根性をどう思う」ある夜、主水は上司や女郎屋のオーナー・惣五郎たちに招かれて大宴会。牢屋にぶち込まれている粂八(中村敦夫の弟子・阿藤快)の刑を軽くしてやってちょと接待&惣五郎から賄賂まで渡される。翌日、約束通り百叩きの刑を適当にカウントして粂八を解き放す。惣五郎の女郎屋には金田金男少年のような女郎・おさと(吉田日出子)がいた。おさとは分刻みで次から次に客を取って稼ぎまくり。そこへ粂八がぶらり途中下車の旅のように惣五郎を訪ねて悪巧み。中村家では間借り人の千勢先生が塾を経営、子どもたちに奉行所の組織を解説、牢屋見廻り同心について「これは一生上役の目に留まらない職務です。皆さんはこうなってはいけませんよ」「はーい」。中村家どんより。「好きでなった訳じゃねーや」。その頃、剣之介&お歌は新しい芸の猛特訓。しかしリズム感ゼロの剣之介には無理っす。お歌にいつまで経っても侍が抜けきれないと言われてブチ切れ&顔面殴打。お歌もブチ切れて小屋から出て行くが、粂八にスカウトされ無理矢理女郎にさせられてしまう。そこは惣五郎の女郎屋・銀猫。おさとは銀猫を買い取ろうとしていた。惣五郎は高利貸しから百五十両の借金を抱えていた。その証文を買い取れば店を買ったも同然。あと二十人も客を取れば目標金額達成。女衒の宇之吉(南洲太郎)はそんなに上手いこと行くのかねーとやや疑問。しかしおさとはマジで金をため込んでいた。つうことでお歌は女郎デビューさせられるが絶対に客を取らないと宣言。そこでおさとが代わりに客を取ってやると提案。「そりゃ構わないけどそんなにお金稼いでどうするの?」「この店買い取るの」ぎゃふん「そのうち楽させてあげるよ」。その時、往診でおさとを診ていたやいとやがお歌を目撃。お歌もやいとやに気づくがSOSを出せない。そのことを聞いた剣之介はお歌を買うため主水とやいとやに「金貸せッ」と迫る。つうことで早速銀猫に出動、涙の再会&心配のあまり顔面殴打。お歌に逃げ出そうと誘うが手下に見張られている。翌日から剣之介は建築現場でバイトしまくり、銀猫に通い続けるが疲れ果てて毎晩爆睡。もはや過労死レベルです。そんなこんなでおさとは目標金額を達成。宇之吉に証文を買い取ってくるよう百五十両を渡す。ところが粂八から出て行けと言われる。宇之吉、惣五郎、粂八はグルだった。惣五郎はおさとから騙し取った金で隣の店を買収。リニューアルオープンの当日おさとが現れ「この店はあたしの店だよ!あたしの金で作った店なんだから!」と乗り込むが、粂八たちに袋叩きにされる。おさとはやいとやに「また一からがんばるよ。明日からやり直すんだ」と話す。「また女郎やんの?」。やいとやは呆れ返るが、知り合いに金を払えば始末してくれる人がいるとしれっと紹介。十両を五両に値切られて交渉成立。剣之介は殺る気満々。主水は賄賂を渡された惣五郎が相手と聞いてモヤるが、金が欲しいので引き受ける。つうことでやいとやの縁起担ぎコーナー。花札で今日の運勢を占います。「4月、9月、7月、1月。ヨクナイ」続いて「8、1、10、8・・・ヤイトヤ。こいつは縁起がいいや」、剣之介とお歌の部屋で待機する。ところが客の小銭を盗みまくっている銀次を追って岡っ引きたちが乗り込んで来る。客の一斉チェックでやべー。そこで剣之介とやいとやは女郎に扮するが、マニアの客にモテモテで違う意味でやべー。銀次はニコニコで自首、牢屋に戻れてラッキー、騒ぎも治まる。そんな中、主水は粂八を呼び止めると「こないだの叩きの件なんだが、あとで勘定したら数が一つ足りねーんだ」「え~!旦那今更それはないでしょー」。つうことでこの場で叩くことになる。「俺もやりたかねーんだが奉行所が規則規則ってうるさくてな」「旦那軽くお願いしますね」。ビビる粂八を川に向かって正座させると「心配するなーカッコだけだ」「えへへ、あの軽く・・・」。しかし背中をぶった斬り。悶絶しながら川に転落する粂八。続いてやいとやが宇之吉を始末、剣之介は女郎姿のまま惣五郎を絞殺するとお歌を連れて店から逃げ出す。主水は帰り道で夜鷹になったおさとに呼び止められる。「たったの十六文でいいからさ」「十六文か・・・やめた」「旦那~!」。それでもめげずに次の客を誘う。お・わ・り
2024年07月13日
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全国四十七都道府県を訪れるふれあいチャレンジ企画。1/27 京都市晴れ。最上階だったのに隣のビルが邪魔をして何も見えず。大浴場は良かった。朝も入浴。素泊まりだと朝食をばたばた摂らなくていいのが良いね。飲み残しのハイボールをがぶっと飲んでから恩師の追悼集会に出席する豪快ぶり。2/18 兵庫県姫路市雨。テレビちっちゃ。大浴場ではなく小浴場。お湯もぬるめ。サウナと食べ放題のアイスは良かった。朝食はがっつり三杯おかわり。姫路城は作りが超ハード。こんなところで働きたくない。トム・クルーズはヘリコプターで移動。3/17 名古屋市曇り。移動中、鼻グルグル男がうるさい(耳鼻科行け)。乗り換えると静かな車両で真後ろに座っている女だけ延々喋りっぱなしでうるさかった。色々考えた結果今回も定宿。朝食がどんどんしょぼくなっている。骨董市が楽しかった。4/24 三重県津市雨のち晴天。大雨の中、伊勢神宮を参拝。何もない津にやってきました。県庁所在地なのに本当に何もなかった。お膝元なのにイオンが潰れていた。小浴場。お湯ぬるめ。サウナとアイス食べ放題は良かった。朝食もがっつり。でも何もない春です。5/19 岐阜県下呂市曇りのち雨。翌日晴天。がっつり温泉街。でもいたのは外国人と高齢者ばかり。日本が貧乏になったことを実感した。お湯ぬるめだったがガチの温泉だったので良かった。夕食と朝食が運動会みたいで貧しいなあと思った。飲み放題コースで飲みまくりだ。そのままジュリーのライブに参戦。6/15 東京都曇り。ビアガーデンでいい塩梅。みどりの窓口が19時で閉まっていた。すごく不便。帰りは始発駅なので自由席にしたが甘かった。座れたが指定席の車両と明らかに何かが違う。何かが分からないがとにかく違う。ざわざわしてうるさかった。そしてチューハイをがぶがぶ飲みながら原稿執筆。
2024年07月08日
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もう一ヶ月以上も経ったのか。今回も熱かった75歳。相変わらず声量はものすごかったがややしんどそうな印象を受けた。毎回歌い終わる度にきつそうな表情を見せる。いつものパフォーマンスなのか本当なのか判別できなかったが本当にきついのではないかと今回感じた。75歳なのにあんなに走りまくっていたらそりゃしんどいよな。そしてアンコール前のいつもの漫談コーナーで事件勃発。おっちゃんが「がんばれよー」みたいな声掛け。やっちまったな。ジュリーが話している間は黙って聴くのが暗黙のルールなのに。これが数年前なら激昂していたと思うが今回は適当に交わしていた。見ててひやひやした。この時のことをその後のライブでえらい怒りでぼやいていたらしい。そりゃそうだ。激昂するエネルギーをアンコール4曲に集中。ありがとうございました。01 ス・ト・リ・ッ・パ・ー(1981)作詞:三浦徳子 作曲:沢田研二 編曲:伊藤銀次02 TOKIO(1980)作詞:糸井重里 作曲:加瀬邦彦 編曲:後藤次利03 あなたに今夜はワインをふりかけ(1978)作詞:阿久悠 作曲:大野克夫 編曲:船山基紀04 カサブランカ・ダンディー(1979)作詞:阿久悠 作曲・編曲:大野克夫05 追憶(1974)作詞:安井かずみ 作曲:加瀬邦彦 編曲:東海林修06 渚のラブレター(1981)作詞:三浦徳子 作曲:沢田研二 編曲:伊藤銀次07 明日晴れる(2003)作詞・作曲:沢田研二 編曲:白井良明08 恋のバッド・チューニング(1980)作詞:糸井重里 作曲:加瀬邦彦 編曲:後藤次利09 お前にチェック・イン(1982)作詞:柳川英巳 作曲:大沢誉志幸 編曲:伊藤銀次10 A.C.B(2000)作詞:沢田研二 作曲:伊豆田洋之 編曲:白井良明11 マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!(1997)作詞:覚和歌子 作曲:八島順一 編曲:白井良明12 THE VANITY FACTORY(1980)作詞・作曲:佐野元春 編曲:伊藤銀次13 ヤマトより愛をこめて(1978)作詞:阿久悠 作曲:大野克夫 編曲:宮川泰Encore14 そのキスが欲しい(1993)作詞:朝水彼方 作曲:SAKI&MATUZAKI 編曲:吉田建15 気になるお前(1973)作詞:安井かずみ 作曲:加瀬邦彦 16 さよならを待たせて(1995)作詞:覚和歌子 作曲:八島順一 編曲:白井良明17 LUCKY/一生懸命(2023)作詞・作曲:沢田研二 編曲:斎藤有太
2024年07月05日
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デビルマンに変身する不動明君状態。庵野秀明総監督『シン・ゴジラ:オルソ』鑑賞二度目。「黒」がハッキリして怖さ倍増。かなり良いです。山田洋次監督『キネマの神様』面白いけど何かが引っかかっていたが判明。菅田将暉の芝居がダメ。山田洋次もあれでいいのか?井上梅次監督『鮮やかな完全犯罪・女相続人』テレフィーチャ。吉田剛と広瀬襄の共同脚本。登場人物全員悪人。なので~~~悪人が勝っておわり。ものすごく面白かった。70年代の2時間サスペンスは超面白い。野田幸男監督『美談の団地心中』テレフィーチャ。吉田剛が男女のドロドロをドロドロに描き過ぎ。なんじゃこのラストは!これは切ない終わり方だなあ。。。篠田三郎がピュアすぎて泣ける。池広一夫監督『万引き夫人のとんでもない誤解』テレフィーチャ。吉田剛が男女のドロドロをドロドロに描く。登場人物全員頭がおかしな人ばかり。ものすごく後味が悪くて最高。鈴木則文監督『大阪ど根性物語 どえらい奴』デビュー作。意外と普通の仕上がりだった。あまり面白いとは思わなかったが、藤純子はやっぱり美人だなあ。鈴木則文監督『トラック野郎 御意見無用』名作。終わり方が『男はつらいよ』より上手い。カッコいい。深作欣二監督『必殺4 恨み晴らします』名作。何べん観ても面白い。飽きない。良くできた映画。イチゲンさんでも楽しめる。富本壮吉監督『侵略夫人』テレフィーチャ。泉ピン子最高。でも「いかにも」過ぎて使い方がちょっともったいない。小川欣也監督『谷ナオミ しびれる』新東宝のピンク映画。偏見や色眼鏡なしで面白かった。山本昌平が寡黙で渋くてかっこよかった。この人ホントはこちらの路線の人なのでは?こういう役も演じられるのかとびっくり。野村芳太郎監督『わるいやつら』片岡孝夫が散々な悪をぶっこきまくりますが、それが霞むぐらい取り巻き連中が揃いも揃って悪人ばかりだったことが最後のほうになってわかる。これは酷いね(笑)。泣けるというか笑えるというか。ついでに刑事の緒形拳や弁護士の渡瀬恒彦まで悪人に見えてくる。関本郁夫監督『極道の妻たち 死んで貰います』意外と面白かった。崇仁地区での気合の入ったガチロケに作り手の本気度が伺えます。そして東ちづる演じる情婦の出自をにおわすどころかドストレートに表現。。1999年の作品ですがもはや貴重な映像資料。樋口真嗣監督『シン・ウルトラマン』良く出来ているが、やっぱり自分には合わなかった。メフィラスが出てくるあたりから急速に面白くなくなる。意味不明のアングルの連発も集中力をそがれる。プロなんだから青臭いことは止めた方が良い。深作欣二監督『華の乱』『必殺4』の翌年に製作。文芸映画の体裁をしつつアクション映画です。かなり久しぶりに観たが猛烈に面白かった。八木美津雄監督『妻の復讐』テレフィーチャ。どんでん返しがあると思って最後まで我慢して観続けたが何もなく普通に終わった。深作欣二監督『阿部一族』95年に放送されたテレフィーチャ。本放送以来の鑑賞。壮絶過ぎて度肝抜かれた。映画並みのスケール。内容が何ともはや。製作は93年。2年間お蔵入りだったとのこと。93年といえば皇太子ご成婚があった年。この内容はそりゃ放送できないよ。。。
2024年07月05日
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リアルに財布を忘れて全然ユカイではない。早坂暁『早坂暁 必殺シリーズ脚本集』かや書房普通に面白い。結構なボリュームなのにさくさく読めて楽しい。20代の頃に出版されていたら狂っていただろうな。『追悼 学生時代の立岩さん 1979~』面白かった。さらさらと読めるが重たい。そしてもっと読みたい。後藤基行『日本の精神科入院の歴史構造 社会防衛・治療・社会福祉』東京大学出版会ぶっちぎりの面白さで二日で読了。序章で飛ばしまくり。定説を滅多斬り。呉秀三を批判した文献はこれまで読んだことが無い。その他いろいろで豪快超おもしろ本。日本再建イニシアティブ編『民主党政権失敗の検証 日本政治は何を活かすか』中央公論新社「そうだろうなー」と思っていたことがきちんと検証されていた。読み物としても面白い。学ぶべきことも多い。炭谷茂『社会福祉の原理と課題 「社会福祉基礎構造改革」とその後の方向』社会保険研究所期待外れだったが、炭谷茂の人物像を知る上では大当たり。大学に入りたての学生か?と思うぐらいピュアなことが延々と綴られている。官僚はもっとドライだと思っていたが、戦後最大クラスの大改革を成し遂げた人物がこんな気恥ずかしいことを考えていたのかと思うと逆に頼もしく感じた。中井久夫『「つながり」の精神病理』筑摩書房読みやすい文章がまず素晴らしい。内容もとてもわかりやすい。中井久夫コレクション読破にチャレンジしたくなってきましたよ。本当に読みやすく分かりやすいので付箋貼りまくり。『ドラえもん』の論考が素晴らしかった。これ未発表だったのか。
2024年07月05日
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