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PHP研究所から電子書籍に関する印税の報告書が届いた。この出版社は、電子書籍に関しては先頭を走っているという出版社である。「図で考えれば文章がうまくなる」と「問題がすっきり解決!図解思考の本」と「図で考えることができる人、できない人」の3冊が対象となっている。3月の販売サイトごとの数字が出ている。金額自体は大したことはないが、どのサイトが実力があるのかが見えてみて興味深い。知らないサイトがたくさんある、戦国時代だろう。以下、拙著に限っての売上ランキング。1.kinoppy2.SONYリーダーストア3.アマゾン 4.BOOKS V 5.GARAPAGOS STORY 6.honto7.グーグルブックス 8.BOOK LIVE!9.電子文庫パブリ 10.ブックリスタ 11.電子書店パピルス 12.紀伊国屋Bookwebplus13.PDABOOK JP 14.bitway-Books15.楽天 16.BOOKSMART------------------------------城山三郎「無所属の時間で生きる」(新潮文庫)を読了。無所属の時間で生きる (新潮文庫)この作家のエッセイの中に出てくる作家の名前を拾ってみる。吉村昭、高杉良、佐高信。私のよく読む作家たちだ。中津の松下竜一の名前もある。この作家の本は随分と読んだが、エッセイもいい。 サトウサンペイ「三日続けて仕事をしないと、頭の配線図が消えてしまう」 丸田芳郎「会社の仕事とは別に何か研究なり勉強を生涯持ち続けるようにすること。電話で済まさず必ず手紙を書くようにすること」 五島昇「経営とは世の中の役にたって、儲けることだ」 伊達正宗「残躯楽しまざるべけんや」 城山三郎「一日一快」------------------------------本日は、1万歩のウオーキングと500メートルのスイミング。---------------------アマゾンで頼んだ本が大量に届いた。f:id:k-hisatune:20130430202512j:image
2013/04/30
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雑誌「人間会議」の6月号の大読書特集で、小論と対談に登場する。本日は役員室で対談。f:id:k-hisatune:20130429151939j:image相手はコトバ表現研究所長・日本コトバの会事務局長の渡辺知明先生。http://www.ne.jp/asahi/kotoba/tomo/渡辺先生の研究と主張。「言葉表現、音読、感情移入、文体論、文章に入り込む、文は構造、文法、論理、印読み(カッコ・切れ目・アクセント・二重線)、11の接続詞、接続語、緻密、拾い読み、2倍音・3倍音、2拍・3拍、日本語は強弱、竹下光彦「英語はリズムで9割」、音読・朗読・表現読み、はいる・なりきる・のりうつる、メリハリ、目で読む・体で感じる・声を出す、文分析と文の成分、文学作品(小説・詩・物語)、リズム、、、、。」私は「図読」という立場で対談。新しい精読法、問題解決、考える力、知識から知恵へ、文章=内容X表現、、、」f:id:k-hisatune:20130429165919j:image1934年発刊の崎潤一郎の「文章読本」では、文章の条件として「分からせる」と「長く記憶させる」と言っている。私の読書法や文章法では、この「分からせる」に焦点を当てているのだが、渡辺先生は「長く記憶させる」の方に取り組んでいる。私は論理的書物を対象としているが、渡辺先生は文学作品が主たる対象だ。私はキャリアを磨くための読書術であるが、渡辺先生は人生を豊かにするための読書術だ。私は鳥瞰的思考であるが、渡辺先生は虫瞰的思考である。発声や朗読などの実演は興味深かった。講義や講演をする身にとってはこの分野の知恵も必要だ。大変参考になった。6月2日の「表現読み独演会」を聴きたい。梶井基次郎、中島敦、太宰治の作品。http://www.ne.jp/asahi/kotoba/tomo/dokuennkai/dokuenn23.html帰りにプールによって少し泳ぐ。■CommentsAdd Star学部長日誌「志塾の風」130429 | 編集祭日だが、授業はやっている。最近の大学は真面目である。 出原先生、下井先生。データサイエンティスト。 金子さん。 高野課長。学長のアメリカ出張。 梅澤先生 小林先生。
2013/04/29
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神保町を楽しむ。連休中に読む本を物色。 カポーティ「冷血」 森崎和江「まっくら」 新田次郎「アラスカ物語」 「ヒトラーの秘密図書館」 チャーチル「第二次世界大戦」 黒岩比佐子「パンとペン--社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い」 松沢弘陽「福翁自伝」(新日本古典文学大系明治編第十巻 福沢諭吉集) 「鳴雪自叙伝」 「高橋是清自伝」 松本重治「上海時代--ジャーナリストの回想」 柴五郎「ある明治人の記録」 「田中清玄自伝」 新井白石「折りたく柴の記」 林望「書そう巡歴」 城山三郎「無所属の時間で生きる」 宮本常一「忘れられた日本人」 斎藤兆史「努力論」 飯島半十郎「河鍋暁斎翁伝」 吉村昭「ポーツマスの旗」「戦艦武蔵」「間宮林蔵」「暁の旅人」----------------------日本橋の三井本館になる三井記念美術館で開催中の「河鍋暁斎展の能・狂言画」展。f:id:k-hisatune:20130429054424j:image河鍋暁斎(1831-1889年)。古河生まれ。3歳でカエルを写生。7歳、歌川国芳の画塾に入門、9歳、神田川で生首を写生。11歳、狩野洞白に入門。19歳、「洞郁陳之」の号をもらう。25歳、安政の大地震に遭遇し翌日に仮名垣魯文の戯文に鯰絵を描き人気。40歳、酔いにまかせて描いた風刺戯画で捕えられ牢に入る。41歳、むち五十の刑を受けて放免、画号を「暁斎」と改める。58歳、美術学校教授依頼のため岡倉天心、フェノロサ来宅。59歳、胃がんのため死去。27歳で鈴木基一の次女と結婚するが29歳の時に妻死去。二度目の妻を娶るが30歳で死去。37歳で3度目の結婚。長女豊(後の暁翆)誕生。43歳ウイーン万博、46歳フィラデルフィア万博、47歳第1回内国勧業博覧会、54歳パリ日本美術縦覧展に出展。f:id:k-hisatune:20130429054629j:image妖怪や風刺画の絵師として独自の存在感をのある河鍋暁斎は作域の広い絵師だった。能・狂言を描いた作品は一人舞台だった。その展覧会。
2013/04/28
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豊洲の訪問先のタワーマンションの屋上からの景色。f:id:k-hisatune:20130427152216j:image 中津市上宮永四丁目で遊んでいた仲間の写真を発見。貴重な写真。後列左は「けんちゃん」、右は「ゆういっちゃん」(樋口裕一)。前列右は「ともちゃん」(久恒智彦)、中央は「たかちゃん」、左は「けいぼちゃん」(久恒啓一)。f:id:k-hisatune:20130427053445j:image 久しぶりに家族で九段下のそば屋で夕食。--------------------------------------------------学部長日誌「志塾の風」130427 | 編集 9時:2013年秋終了予定者修士論文予備審査会。合計16名が対象。以下、私が担当した修士論文。社会人大学院であり、この時間は、審査委員としても日本経済の胎動に触れる時間として非常に貴重な時間となっている。今回も大いに刺激があった。 経営戦略としての健康職場づくり 八王子市におけるビジネスマッチング事業計画書 Social環境における知識創造 職場の変化による学びの変化の研究--従来のOJTからネットワークとコミュニティによる学びへの変化 12時:大学院教授会 学部兼担のビジネスICT関係の先生と今後の相談。大学院ビジネスICTコースについて、データサイエンティストの方向をこの5月までに学内で決めねばならない。日経情報ストラテジーの6月号は「データサイエンティスト」特集だ。「ビッグデータの分析官」「ビッグデータを利益に変える10社の分析官を一挙紹介。JAL、楽天、花王、東芝、大阪ガス、、手法・組織・成果・育成法」。データサイエンティストは旬だ。ICT技術、マーケティング、統計学、心理学などの知識が必要。f:id:k-hisatune:20130428062031j:image インターゼミ(社会工学研究会)。他で用事があり終了間際に到着。
2013/04/27
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「タウンマガジン中津」に記事。「幼なじみ--45年間の空白-同じ大学の看板教授」「数奇な運命 思いがけない再会」ルーツは宮永で学んだ対話力」。「小論文の神様・樋口裕一さんと図解教の教祖・久恒啓一さん。」f:id:k-hisatune:20130426220422j:image後列右:樋口裕一。前列左:久恒啓一13時半:日本能率協会マネジメントセンター「グローバル・リーダー」通信講座のテキストの打ち合わせ。最後の難問もなんとか切り抜ける。----------■CommentsAdd Star学部長日誌「志塾の風」130426 | 編集 9時:プレゼミf:id:k-hisatune:20130426101845j:image 自己紹介とフェイスブック 10時40分:講義。話し合いの様子。f:id:k-hisatune:20130426114123j:image 多摩大の戦略図とカリキュラム図 私の大学生活、この1年 14時半:3COO会議(学部長・研究科長) 16時:大学運営会議(学長主宰) 地(知)の拠点事業 25周年記念事業 全学広報検討委員会 自己点検評価活動 学長「大人のメネジメント。安定感のある運営。時代と社会とにレレバントに。業態変革。一歩でも前へ。」
2013/04/26
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高校の同級生らが大学を訪問し、歓談。f:id:k-hisatune:20130425135309j:image リレー講座を一緒に聴く。 永山で食事会。-----------------------------------------------学部長日誌「志塾の風」130425 | 編集 矢内事務長 今泉先生 菅野先生と面談 樋口先生 リレー講座:朱建栄先生(東洋学園大学教授)にご挨拶。f:id:k-hisatune:20130425150426j:image「習金平時代の中国」 中国の専門家がなぜ間違うのか。それは方法論の問題だ。構造的・体系的な理解が必要。 流れと個々の問題を見分けること(大きすぎる中国にはあらゆるデータがある) 中国人の感覚と発想を理解すること(パフォーマンス・まず反論・公私を分けない・合理主義能力主義結果主義・ケンカして次にいける) 長期戦略発想を理解すること(13億人のトップ。1980-2000年GDP4倍増(格差)。2020年まで共同富裕論(是正と内陸)。2050年まで先進国全面追い上げ) 習金平時代 公費による消費が急減した。2020年に米中GDPの逆転。中国モデル。中国の夢を語る。自分なりの表現を使う。 今後10年の中国。 経済改革(効率と発展)--社会改革(公平と公正)--政治改革(民主と自由) 社会改革時代は中成長(7-7.5%)中間層の拡大(5.5億人)。富裕層1000万人。低所得層7億人。貧困層6000万人。 アキレス腱は、資源不足(水)・環境汚染・小辞高齢化。 産業構造の高度化・技術革新、新産業育成、市場育成、都市化(高齢対策として3億人を移す) 習金平。国益と海外とのバランスをとるだろう。アメリカ、東アジア、ロシア、、。2030年まではアメリカとの共存、米中戦争はない。 日中関係 空前のレベルの交流(経済・文化・人的) 尖閣は事実上棚上げ。触れない。蓋をするのが一番の解決法。 未来のシナリオ。2017年には中国のGDPは日本の2倍になる。日本は米中2強といかにうまく、したたかに付き合うかが課題。f:id:k-hisatune:20130425150407j:image------------------- ゼミ:連絡事項(特に就活関係のセミナーやインターンシップ説明会など。2年生と3年生に分けて図解の実習とプレゼン。4つのチームの分かれて今後の相談)f:id:k-hisatune:20130425175606j:imagef:id:k-hisatune:20130425175502j:imagef:id:k-hisatune:20130425175449j:imagef:id:k-hisatune:20130425175426j:image
2013/04/25
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先日観たスピリバーグ監督の映画「リンカーン」。f:id:k-hisatune:20130425064356j:image16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンの大統領再選か暗殺にいたるまでの物語。1860年11月6日:奴隷制に反対するリンカーンが大統領に選出される。1861年2月4日:南部6州が合衆国を脱退し南部連合を結成。1861年4月12日:南北戦争勃発1862年9月22日:南軍支配地域の奴隷解放を宣言1863年11月19日:ゲティスバーグ演説以下、本作品で描かれ留部分。1864年11月8日:二期目の当選1865年憲法修正第13条が可決され、永久に奴隷制禁止1865年4月9日:南軍のリー将軍が降伏し南北戦争終了1865年4月14日:フォード劇場にて暗殺こう並べてみると、リンカーン大統領は62万人の死者を出した南北戦争に明け暮れた4年の日々を送ったことがわかる。その結果が奴隷制の完全撤廃である。■CommentsAdd Star学部長日誌「志塾の風」130424 | 編集 研究室で秘書と打ち合わせ 教員ラウンジ 客員の渡辺さんがゲスト講師の共同テレビの山田良明社長と一緒に研究室にみえる。山田さんはフジテレビ時代に「北の国から」など数多くのヒット作品を手がけた名プロデューサーだ。感性の人らしい。JAL広報部時代に付き合っていた太田英昭さんと同期。太田さんはいまはフジテレビの副社長とのこと。 新入職員3人対象に急きょ話すことになる。直接語りかける機会はありがたいのでじっくり説明。f:id:k-hisatune:20130424154120j:image学生課 水嶋和之(みずしま かずゆき)課長。入試課 酒井哲生(さかい てつお)職員。キャリア支援課 鈴木まゆみ(すずき まゆみ)主任。 4年の安本君が研究室に現れ体を揉んでくれる。郷里の島根での就活の話などを聞く。終了した渡辺さんと3人で雑談。 就職の決まった重田君来訪。多摩の手土産開発プロジェクトチームの懇親会に参加することになっている。 夜は、重田君と一緒に新名物「桜ぽろぼろん」の開発関係者が聖蹟桜ヶ丘の「つな八」に集合。多摩市の後藤副市長、飯高部長ら、多摩信金の長島部長ら顔なじみのキーマンと懇談。新たに名刺交換した方は、東京多摩調理製菓専門学校の塩崎先生、ベネッセの島田課長、と柏田さん、京王電鉄の吉良課長、新都市センター開発の浅嶋課長代理。今年も継続する。このネットワークインフラを生かさない手はない。f:id:k-hisatune:20130424195030j:image以下、記者会見資料から。 「全国に多摩市を知ってもらおうと、産学官連携で構成する「多摩市の手みやげプロジェクト」(注)では、多摩市をPRするための新たな手みやげ「桜ぽるぼろん」を開発しました。多摩市には、万延元年(1860年)、村の名主や村民により約360本のヤマザクラが植樹され、桜の名所となった「向ノ丘」という場所がある他、市の花にヤマザクラが選定されるなど、多摩市と桜には古くから深い関わりがあります。このことにちなんで生まれたのが「桜ぽるぼろん」。市内産の桜の塩漬けをトッピングした、塩味と生地の甘さのハーモニーが不思議な美味しさのスイーツです。口に入れると、ほろっと崩れるやさしい食感。ヒントにしたスペインの伝統菓子ポルボロンは、口の中で溶けないうちに「ポルボロン」と3回唱えると幸せが訪れる言い伝えがあります。ぜひ一度味わっていただき、多摩市の手みやげにどうぞ!」 「「多摩市の手みやげプロジェクト」=市内企業、大学、団体、市が一緒に多摩市の地域振興を進める「多摩市内企業等懇談会」の個別プロジェクトとして活動中(プロジェクトメンバーは裏面を参照)。桜ぽるぼろんの開発にあたっては、プロジェクトメンバーの他に、レシピ作成は東京多摩調理製菓専門学校、製造は社会福祉法人時の会ぐりーんぴーす工房、販売元はNPO法人シーズネットワーク(多摩市&長野県富士見町共同アンテナショップPonteを運営)とさらに連携を広げて展開。プロジェクトでは、今後、連携の動きがもっと広がるよう、さらなる展開を検討中です!」
2013/04/24
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f:id:k-hisatune:20130424063318j:image知研フォーラム321号が届いた。充実している。 寺島実郎「2013年世界潮流を予測する」(2月27日の講演から) 武者陵司「今年中に20年続いたデフレは終わる」(世界経済は確実に成長する。世界的な株高傾向がいっそう顕著になる。日本の大復活。年内に日経平均は1万3千から4千円、2年先には1万5千から8千円。5年先、10年先には3万から4万円。為替は100円から120円。 久恒啓一「人物記念館の旅、500館を達成して」(年末のミニ講演から) 三原喜久子「梅棹アーカイブス--知的生産の巨大技術のなかで」--------------------「人物記念館の旅、500館を達成して」「図解コミュニケーション」という分野を開拓し始めてもう20年以上経ちます。このままこれだけをずっとやっていいのかなという感じがしていて、何かもうひとつ欲しいなと考えていました。2005年から、人物記念館巡りをしてみようと思いついて、以来、8年間ずっとやっています。私は、昔からいつも二本足で立とうと思っていました。勤めている時期も勤務先の仕事と知研活動をやってきました。大学教員になってからもさらに一本で立たないように、バランスをとりながらやろうと思っていました。私のライフワークの一つは「図解」ですから当然これはずっと続けなくてはならない。これは日本人の「アタマの革命」を目指す事業です。しかし、一方の人物記念館巡りは日本人の「ココロの革命」と位置づけし、いずれ心の問題の方が大事になってくるだろうという予想の下に始めました。これが人物記念館の旅です。海外の旅は、学生時代に考えた方法があってこれにのっとってやっています。それは梅棹忠夫先生の「生態の文明史観」を確認する旅です。壁に世界の白地図を貼り、訪れた国はそれを塗りつぶしていくということをやってきました。ところが日本の旅はどうしたらいいのか。観光地をめぐって温泉に入り飯を食って騒ぐ。そんな類いのことをいつまでも続けていいのか。何か物足りないと思っていました。そして、8年前に人物記念館をまわる旅をしていこうと考えるようになったのです。本格的に始めたのが2005年の1月からです。郷里の大分県中津市の福沢諭吉記念館を訪ねました。それから始めたわけです。 なぜ人物記念館の旅が続いたかこれがなぜ続いたかというと、ブログという表現手段が出てきたのがきかっけでした。当時楽天球団が仙台に来るというので、なにか楽天に関係したことから始めようと思った。ちょうどブログが始まったのがその時期です。「よし、ブログをやろう」ということで始めました。2004年9月24日から始めました。最初は2,3行で日誌を書いていました。そして1か月続いたんです。それならばもっと続けてみようということで、その後ブログは1日も休みなく書いています。自分でも不思議な感じがするんですが、明日の2012年の12月15日はいよいよ3000日連続記入の日です。今日はその前の日です。3000日というのは8年以上にわたり毎日書き続けてきたということです。とにかく書かねばいけませんから、例えば記念館に行っても翌日にはすぐ書くことを心掛けてきました。その場でメモを取って、帰りにそこでもらった資料や入手した本などを読み込みながら、翌朝それを書くというリズムになりました。ですから本の読み方なども変わってきて、実学的に読んでいます。教養主義で読んでいるわけではありません。ブログを書くためのエキスを取ろうとして書いています。ファンである松井秀喜選手の1768試合連続出場記録というのがあります。これを抜こうと大言壮語していました。いつの間にか、これを抜きました。次に2000本安打を目安とし、ということで、だんだん増えていき、明日の時点で3000安打に並ぶ。これを越えるプロ野球の安打記録は張本の3085本、イチローの3706本ということなのでこれも近々抜けるでしょう。人物記念館は500館を越えました。500館目は斎藤茂吉でした。現在511館ですが、500本以上、ホームランを打った人は日本の歴代9人しかいないんですね。衣笠とか、張本とか、松井とか落合とかで、511本以上打った人は、9人しか居ません。清原の525本、山本浩二536本、角田567本、野村657本、王貞治863本ということで1000本をねらうとすると、王の記録を抜くことになるのではないかと思っています。100館越えた時に、これ何やっているんだろうかと考えました。日本には昔から100説という言葉があります。何事も100やると一人前になるというか入門を過ぎたというか、そういう段階になる。あらゆる稽古事でそう言われます。山でも日本では百名山というのがあるように100というのは大事な数字なのです。200館を越え、300館を越えて来たときに、おまえ何やって居るんだろということになる。アスキー創業者の西和彦さんが昔八木さんに、「久恒さんが変なことを始めたらしいが、どんな意味なんだろうね。バカなことをやってる」と言ったそうです。だけど僕にしてみたらすごく面白いんです。やめられなくなっているわけです。200館、300館になったとき、これは「巡礼」ではないかと思うようになりました。それで巡礼ということは何かと調べるとなかなかわからない。いろいろ本を読んでいるときに、白洲正子が『西国巡礼』という本を書いているんですね。いっしょに回った免疫学者の多田富雄さんが、これは自己発見の旅だと書いていた。これを読んで腑に落ちました。いろんな人記念館で偉人に会いますね、するとかならず自分との対比でものを考えることになります。この人はこの年齢まで何をしていたが、何をテーマにしていたか、を知って自分の人生を確認するような感じがあって、まさに聖人の巡礼の旅です。 現地に行かなければわからないことがあるこの旅は、2005年から仙台で始めました。5、6,7年と。2008年4月に東京に来たのですが、仙台時代に回ったところよりも、もう東京に来てからの方が多くなりました。現在時点で511館です。最近では、山中湖にある三島由紀夫の記念館や、河口湖にあるブリキのおもちゃで有名な北原照久の記念館を訪ねました。小池邦夫、この人は絵手紙を普及した人です。絵手紙人口は今150万人ですが、徒手空拳から始めて150万人を巻き込んだ人です。岡田紅陽、この人は写真家なんですが、富士山だけを撮りつづけた。40年、50年にわたって富士山だけ撮り続けた。今の千円札の裏にある富士山はこの人の作品です。本栖湖からとった富士山。何事かを一筋にやるということは大変なことです。今日はこの話を学生にしてきました。何でもいいから続けろ、そのことがやっぱりすばらしいんだ、岡田紅陽の作品は富士山の写真がすばらしいのですが、川端康成がこう言っているんですね。古今の歴史の中で富士山が1番素晴らしい対象だ。富士山に向き合った絵描きがいた、歌読みがいた。しかし、生涯を掛けて富士山だけに立ち向かったのは人はこの人しかいないと。 グアム島で28年間の穴倉生活を送った横井庄一の記念館が名古屋にあります。これは奥さんが無料で自宅を開放してやっています。大変素晴らしい奥さんでしたが、そこで話を聞くと本当に感動するんですね。私はあまりにもすばらしかったので1万円置いて来たんですが、向こうがまちがってうけとった感じになってお礼の手紙をいただきました。この奥さんは私の母と同い年でした。森鴎外記念館は千駄ケ谷に新しくできました。これもなかなかいいです。仙台の亀井文蔵という人がいます。亀井文蔵は仙台の有力な会社の創業者です。子供の時からずっと蝶を追いかけている。そして蝶の博物館を作っている。あるいは徳富蘆花の記念館の一つは伊香保温泉にあります。古橋広之進は浜松です。阿久悠の記念館はお茶の水の明治大学のビルの地下にあります。今日は立花隆は書棚の写真展をやっていたので、行ってきました。粉川弘はゲーテの記念館をつくろうと一生をかけた人です。新島襄生家は安中にある。徳島ではもう一人のラフカディア・ハーンといわれるモラエスの記念館。こうしたところをずっと訪ねてきているわけです。わざわざ行く場合もありますが、講演のときをかねて行ったり、家族と一緒に旅行に行ったときにまわたりします。九州に帰った時はおふくろを連れてまわっています。今年は57館、昨年は67館でした。横綱柏戸記念館というのがあるんです。藤沢周平記念館と同じ鶴岡にありました。巨人、大鵬、卵焼きというでしょ。阪神、柏戸、目玉焼きというのもあるんです。(笑い)。そういうことなどは現地に行かないとわからない。トヨタは名古屋に立派なものがありましたし、2010年は住友とか大倉とか、菊池寛実とか大田誠三とか、経営者の作った美術館を訪ねました。 経営者は美術館を遺している経営者は何を残すかというテーマで調べたところ、皆美術館を残した人が多い。日本の明治以降の優れた経営者は美術館を多く残しています。これはだれの影響かというと、渋沢栄一です。渋沢栄一がアメリカにつれていったのですね。そのことがずっと影響を受けている。畠山清和、原邦造、岩崎弥之介などみんな美術館を残しています。それから新撰組の土方歳三、佐藤甚三郎、これは多摩の日野市です。2009年には森繁久弥の企画展、また平櫛田中の記念館に行った。2008年は、水戸の水戸光圀、2006年は新渡戸稲造、柳宗悦だの、池波正太郎。こういう過程で、わかった一番重要なポイントは何かと言うと、人間の偉さとは何力かということです。 ----------------------学部長日誌「志塾の風」130423 | 編集ラウンジで、菅野先生。今泉先生。杉田先生。
2013/04/23
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緑が美しい。f:id:k-hisatune:20130422091807j:image 吉村昭「冬の鷹」(新潮文庫)を読了。「解体新書」成立の過程を吉村昭らしい克明な調査で再現した労作。主人公は豊前中津藩の藩医・前野良沢。もう1人は杉田玄白。そして平賀源内と高山彦九郎が脇役として登場する。ターヘル・アナトミアという蘭書の翻訳という医学史上の偉業を、盟主として実現した前野良沢の名前は、「解体新書」の譯者にはない。その謎が解き明かされる伝記である。この本を読みながら思ったのは、それぞれの性格にふさわしい人生を送ったのだということだ。かたくなに主義にこだわる良沢、たくみにプロジェクトを実現させていく10歳下の玄白、そして華やかな才能を使いつぶす源内、政権の朝廷への返上を画策する行動力を示す彦九郎。性格タイプのエニアグラムでみると、良沢は観察者、玄白は成功を目指す人、源内は冒険者とみえる。背負った性格というOSにのっとって生きているのだ。ターヘル・アナトミアの翻訳事業は難行だった。蘭語で書かれた文章には手も足も出ない。櫓も舵もない船で大海に乗り出したのだ。この突破口は、人体の図の中にある単語を本文の中に探して、そこから類推して意味を探るというやり方だった。そして2年の歳月を費やして翻訳は完成する。中国医学の五臓六腑説を粉砕する革命的な所業だった。源内は52歳で病死。玄白85歳での長寿での穏やかな死。良沢は81歳で娘の嫁ぎ先で死。良沢「人の死は、その人間がどのように生きたかをしめす結果だ。どのように死をむかえたかをみれば、その人間の生き方もわかる」吉村昭の妻で同じく作家の津村節子は、吉村の死後、著書を読み始めて吉村昭という作家のファンになっている。吉村はあとがきで、4年間の執筆準備の後、月刊エコノミストに1年7か月にわたる連載小説として書いたと記している。中津でも取材をしていて、市立小畑記念図書館や、郷土史家嶋道夫先生の名前もある。吉村昭の本は、「三陸大津波」を読んだことがある。すっかりファンになったので、「戦艦武蔵」「高熱隧道」「神々の沈黙」などを読んでみたい。-------------------------------------------------- 原稿書き。執筆中のテキストの「前書き」と「後書き」を書く。 P出版社の鈴木さんと九段の文庫カフェで面談。執筆中の「図解・日本史」の一部を渡し、今後の相談をする。 雑誌の連載の依頼有り。どうするか思案中。■CommentsAdd Star学部長日誌「志塾の風」130422 | 編集 18時からホテル・グランドパレスの中華で学長を囲んでの懇親会。3人の新任教員(志賀、小林、奥山)と下井、趙、豊田の各先生と私。学長の愉快な話術で楽しく歓談。参加者も満足。終了後、学長からは「こういう機会を順次持っていきたい」との話があった。f:id:k-hisatune:20130422181823j:image
2013/04/22
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午前中は、本の原稿書き。午後、日曜日の神保町の古本街を歩き、何冊か本を購入。--------------------------------------学部長日誌「志塾の風」130421 | 編集14時から九段で学長に説明し、アドバイスを受ける。f:id:k-hisatune:20130421145819j:image 多摩学:自由民権運動。都市再生委(国交省)。国道16号線沿いに定住した定年退職者の都心回帰。天領のDNAを4年間探ってきた。江戸時代中心。薩長の神奈川県令への反発。多摩自由大学。民権的DNA.フィールドワークも。他のチームも共有して。 エネルギー・環境:温暖化論議から、原子力論議、そして反原発へ。変動要素としてのシェールガス革命・メタンハイドレート。50年後までのベストミックス。迷走しているテーマ、日本も同じ。自民党時代の自由論議(電力・外資)、民主党時代の環境論議(CO2削減・原子力推進)、3・11以降の反原発論議。視点を整理し基本的視座をつかむ。流行にとびらを開かないこと。ファンダメンタルズを押さえる。パラダイム変化は何か。秋のシンポジウム、IAEAインタビュー、、。総合エネ調。 アジアダイナミズム:飛鳥寺。日中韓トユーラシア。共通価値。仏教伝来の寺。朝鮮から数百人。大和王朝発祥の地の飛鳥。東大寺大仏殿はインド・中国・朝鮮の土。歴史の中で静かに。帝塚山大との共同。東アジア共同体、歴史的人物(孫文と安重根)、領土問題。 地域:自動車社会の未来像。重量税、ガソリン税。誰がコスト負担をするか。道路、道の駅。幸福指標。健康・文化・教育。ブータン、デンマーク。ブータン主義者。主観と客観。県知事対談シリーズ。埼玉県知事。55の指標。他の5つに指標(長寿ランキング、、)進化。幸福度。世界の幸福度ランキング。バーチャル国家としてのシンガポールモデル。ノットマネーゲームとしてのデンマークモデル。 サービス・エンターテイメント:包括的に。ディズニー。迷いなく突っ込んだ。まだ踏み込めていない。巨大エンターテイメント産業の凄みと危険。勢い。AKB48。アミューズ。エイベックス。一番面白い連中。千葉のシジミ売りから貸しビデオ屋。大里。ライブビュイーング。ICTの先端。星野リゾート。SGSの方向。f:id:k-hisatune:20130421142642j:image
2013/04/21
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本年度初回の教授会。学部長の2年目に入る。マネジメントのインフラが整ったので、どんどんスピードをあげて成果をあげていきたい。著書の韓国語翻訳版が出版された。f:id:k-hisatune:20130420210510j:imageハングルなので、どの本の翻訳かわからない。中で使っている図解をみるとわかる。「30歳からの人生リセット術」(創元社)。30歳からの人生リセット術 (創元社ビジネス)30歳からの人生リセット術 (創元社ビジネス) 作者: 久恒啓一 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2010/07/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 7人 クリック: 107回 この商品を含むブログ (13件) を見る■CommentsAdd Star学部長日誌「志塾の風」130420 | 編集 10時:教授会前の学部運営委員会。議題と一週間の間の変化とポイントを確認。執行部の意思統一を図るこの時間は貴重だ。 10時40分:今年度最初の教授会。今年度の事業計画と年間スケジュールを配布。順調に案件を処理。 始まる前に、フットサル東京都大学リーグで初年度にも関わらず2部で6勝1敗で優勝し一部昇格を果たした多摩大フットサルチームの報告があった。福住監督「1敗してから連勝し、最後の試合も逆転。一歩踏ん張る力。1部昇格し、日本一を目指す」「ベスト5に選ばれた。1部のベスト5を目指す「東京都選抜でもベスト5」。監督も選手たちもコメントがいい。f:id:k-hisatune:20130420104024j:image 井川さんから交換留学生の紹介。中国の新疆財経大、韓国、フランスから計4名。f:id:k-hisatune:20130420104606j:image 13時:共同研究「多摩大学グローバルビジネス人材像を創造する」(リーダー:金先生)の初回の打ち合わせ。年間6回の講演会。毎回100人程度の学生参加。実りを期待できる共同研究だ。f:id:k-hisatune:20130420130843j:image 教員ラウンジで、昼食を摂りながら歓談。小林先生、趙先生、中庭先生。 16時20分:インターゼミ(社会工学研究会)の2回目。始まる前に学長からいただいたペーパーをもとに、各チームのテーマの方向感を先生たちに説明。仮のチーム編成を行ったが、バランスは悪くなかった。今年は安田、荻野、奥山と、3人の新人教員の加入で新陳代謝があり、、勢いが出てきた感がある。f:id:k-hisatune:20130420163255j:imagef:id:k-hisatune:20130420163330j:imagef:id:k-hisatune:20130420163320j:imagef:id:k-hisatune:20130420163238j:imagef:id:k-hisatune:20130420163122j:image 夜に学長から電話があったが気が付かなかった。インターゼミの様子の確認だったと思うが、明日説明するつもり。
2013/04/20
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GIN総研・寺島セミナー。丸の内の日本興業倶楽部。f:id:k-hisatune:20130419183502j:image 人間とは何だ? ヒトゲノムの解析。1.2%。環境適応生物。進化。500万年前にチンパンジーから分かれた。 人間に進歩はあったか? 1911年に発見。5300年前の人。食生活。医学。 近代とは何か? 17世紀オランダ論。発見の連続。今を深めるために日本近代史を学ぶ。 日本の状況? エコノミックアニマル再び。プチ・ナショナリズム症候群。株高は外人投資家の売り越し(3月末まで5.7兆円・4月12日までで2.2兆円で計7.9兆円)。それにつれて個人投家が動く。しかし機関投資家は動いていない。外人投資は売りやすい流動性大型株(一部上場のトヨタ・不動産など)に向かっている。売り抜く資本主義。 外人投資家の投資余力は10兆から15兆円。10兆なら株は1万5千円。15兆なら1万7千円。外人投資家の売りのタイミングはいつか?その時フォロワーの個人投資家はどうするか? 7月の参院選まで注視。 アベノミクス。昨年10月から今までの5か月でモノの価格は? 素材18%アップ、中間材2.8%、最終消費材2.0%アップ。再び川上インフレ、川下デフレが進行。資産家と企業経営者は喜んでいる。 勤労者家計(可処分所得)はここ10年で年間60万以上の減少だった。年収200万以下の労働者は34%に上っている。中間層意識は崩壊。 産業間移動。製造業はマイナス250万人、建設業はマイナス145万人で計400万人。この人々が転移しサービス業はプラス415万人。雇用は維持されているが、給与・条件が悪い。120万円から145万円低い。チープジョブが増えている。介護、運転手、、。規制緩和といって首切りが地涌にできるという流れになってきている。西武鉄道とサーベラスの件は売り抜く資本主義、マネーゲーム。 秋には、株高は何だったのかということに「なるだろう。 大中華圏。この8年で仮説段階から、実体化した。政治化した。 アメリカ。米中戦争など願い下げだ。抱き着き心中は困る。日本のイスラエル化の懸念。日米安保で飯を食っているジャパンハンドの連中(アーミテージなど)は尖閣問題が起こると沈黙。ウェブ上院議員などが、あいまい作戦を問題視し議会で日米安保を重視し領土問題に踏み込めといってくれた。日本には米中対立的世界観があるが、実は米中間のコミュニケーションのパイプは太い。アメリカにとっては日本も中国も大事ということだ。 4.28の独立60周年式典はどうなるか。日本は占領政策、サンフランシスコ平和条約、東京裁判を否定する気かという疑心暗鬼。占領時のままのステイタスではないかという沖縄の目。硫黄島への訪問、憲法改正が参院選の焦点という安倍発言など。 日米中トライアングルの時代には、卓越したバランス感覚で向き合わねばならない。f:id:k-hisatune:20130419195357j:image終了後のパーティでは、檜野さん、渡辺さん、田村常務、北里大の平野さんらと歓談。帰宅後、報道ステーションでエコノミストの浜女史がアベノミクスを詐欺まがいと痛烈に批判していた。■CommentsAdd Star学部長日誌「志塾の風」130419 | 編集 プレゼミ。桜ヶ丘公園散歩と図書館探訪。多摩学コーナーの書籍は拡充すべき。教員の著書コーナーが欲しい。f:id:k-hisatune:20130419092618j:imagef:id:k-hisatune:20130419101152j:image 講義。初回より受講生がだいぶ増えている。最後には受講生が拍手するという多摩大の伝統はいい。f:id:k-hisatune:20130419120035j:image
2013/04/19
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今日は、教員面談とリレー講座とゼミで明け暮れた。------------------------------学部長日誌「志塾の風」130418 | 編集教員面談の4日目。 バートル先生 中村その子先生 斉藤S先生 清松先生 矢内事務長と打ち合わせ 学長に報告現代世界解析講座(リレー講座)2013春学期。 「外の広がりを見渡す視界と内の深さを探究する視座」。各界の碩学を講師として迎え、リレー講座として日本と世界が置かれた歴史的位相を多面的な視点から再検討し、その今日的課題を解析するプログラムを構築する。 「現代世界解析講座も6年目を迎えた。時代と並走しながら、世界の構造変化を解析する試みをさらに進化させていきたい。今、自分が生きる時代を静かに見抜く努力は極めて重要であり、大学を含む知的セクターは、そのための土俵を提供する試みに挑戦し続けたいと思う。外の広がりと内の深さを注視するための、的確な講師陣を提供していきたい。」 第1回の本日は、寺島実郎「世界構造の変化を見抜く」。f:id:k-hisatune:20130418155527j:image 5年間のリレー講座。120回。参加者6万300名。今回は社会人346名・学生226名。25名の教職員。 チンパンジーと人間のDNAの差は1.2%。表現力・言語力などコミュニケーション力と考える力。5300年前のアイスマンの発見。多様な食生活と医療行為。(もっとも人間らしい能力を磨いていくというテーマに図解コミュニケーションで挑戦しているということ) 日本経済の足元。景気と株高。エコノミックアニマル再び。10月から3月は外人投資家の買い越し5.7兆円。4月以降売り越しに出てきた。不動産、トヨタなどの大型株の売り抜き。育てる資本主義ではない。外人投資家の余裕は10兆円、全部投資すると株は1.7万円。 2000年対比。素材原料250.1。中間材114。最終財86.9。(内、耐久消費財59.3。非耐久消費財106.2?)。川上インフレ、川下デフレ。 この20年はストックからフローへ位相転換。土地と株を持つ資産家の没落。資産デフレ。 アベノミクスは調整インフレ。6兆円の輸入インフレ。資産家と企業経営者は喜んでいる。従業員はタイムラグもありまだ厳しい。勤労者可処分所得は年間60万円以上減少したが、デフレで給与は使い勝手はよくなった面もある。貧困化が進行。 外人の空ろな投資による景気。産業構造の転換が必要。 日本の貿易構造。2012年:米国12.8中国19.7大中華圏28.3アジア49.2。シンガポールの2012年の一人当たりGDP5.5万ドル。香港3.2-3.3万ドル。台湾3万ドル超。日本3.8万ドル。 大中華圏の交流人口1.5億人。ヒト・モノの大交流。大中華圏の実体化と政治化。55の称す民族を抱える多民族国家・中国は統合の概念を「中華民族の歴史的復興」と言い始めた。漢人の多い華僑・華人の琴線に触れる言葉だ。 米中対立の時代という認識の書物が多いが薄い。米中は密度の濃い関係にある。アメリカは同盟国・日本も大事だが、中国も大事。 ホームゼミf:id:k-hisatune:20130418171112j:image 自己紹介(2年生) スポーツごみ拾いのPR 図解実習:「就活は大学3年の3月から」(日経)f:id:k-hisatune:20130418174253j:image
2013/04/18
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金先生の取材を終えた日本能率協会マネジメントセンターの池淵さんがみえて「グローバル・リーダー」の進行状況を確認。そろそろ前書きと後書きを書く時期に来た。夜は知研のミニ講演会。寺島さん(知研の顧問)からお好み焼きの差し入れあり。会員の小野恒さんが講師で「民間人から見た事業仕分けと公共事業の実態」というテーマ。小野さんはゼネコンの土木技術者だったが、定年後、地元や近隣の自治体で非常勤の公務員として活動をしている。「市川市の事業仕分け」では、構想日本に依頼せずに市独自で実施したこと、7人の仕分け人のうち純粋民間人3人の一人として参加したこと、20事業の仕分けで廃止・民間化・改善・継続・推進と仕分けすること、廃止20件と改善10件との結果、などを興味深く聞いた。数億単位の節減ができている。また、葛飾区役所の公共調達業務監理支援専門員にも就任した経験も聞く。ある程度の収入と仕事で培った専門性を生かす社会貢献の双方を満足するこういう団塊世代の定年後の活動は素晴らしい。f:id:k-hisatune:20130417192859j:image帰り際に、寺島文庫2階の(一財)日本総合研究所の新たに出向してきたお二人を紹介される。岐阜県と三重県からで、理事長室付き研究員という名刺だった。■CommentsAdd Star学部長日誌「志塾の風」130417 | 編集 11時:静岡県知事選に出馬する広瀬先生から退職願いを受け取る。静岡新聞政治部の上原記者が取材。f:id:k-hisatune:20130417105331j:image 以下、本日の学部長面談。 岡太先生 大森映子先生 石川先生 酒井先生 志賀先生 奥山先生 湘南信用金庫での講演を終えた学長から電話あり。 「多摩をSNSで元気にする」を担当している池田勇人さん(非常勤講師)から「ラウンジに寄りたかったのですが、このあと予定あるので失礼します!いやー、今日の講義は素晴らしい学生さんに来ていただけました。良いコミュニティになりそうです。ありがとうございます。」との連絡。 「グローバルビジネスマン養成講座」を担当している渡辺幸裕客員教授が見える。外務省中南米局の牧内上席専門官を紹介される。牧内さんは本日のゲスト講師。牧内さんと図解談義。国際交渉、相互理解に役立てることができるとの説明をしたところ、興味を持った様子。
2013/04/17
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佐高信「孤高を恐れず--石橋湛山の志」(講談社文庫)を読了。石橋湛山(1884-1973年)という政治家は、総理大臣の椅子を病気によって71日という短い期間で潔く退くという見事な出処進退と、日本の進むべき道として「小日本主義」を唱えたことで知られている。世界で活躍するためには大日本主義を棄てねばならない。「満州・台湾・朝鮮・樺太等も必要ではないという亜地度で出づるならば、戦争は絶対に起らない。従って我が国が他国から侵さるるということも決してない」。そして中国、東洋の弱小国全体を道徳的支持者とすることが日本にとっての大きな利益となると説いている。それが「小日本主義」である。そして湛山の弟子・宇都宮徳馬に師事した田中秀征は、この考え方を「質日本主義」と言い、筆者の佐高信は、「良日本主義」と呼んでいる。この書は、細川連立政権の誕生と崩壊の直後の情勢の中で、「リベラルとな何か」という問題意識を持って、その体現者たる石橋湛山を追った書物だ。「冴え冴えとした筆致」と国弘正雄評しているのをうなづくことができる。組織、国歌、イデオロギーから自由であり、人間第一、個人第一の思想がリベラリズムである。湛山は72歳で総理になり、亡くなる前年に「石橋湛山全集」15巻を完結させ、88歳で大往生した。f:id:k-hisatune:20130417062754j:image 我が国の総ての禍根は、、小欲に囚われていることだ。、、 無武装の平和日本を実現すると共に、引いては其の功徳を世界に及ぼすの大悲願を立てるを要する。、それにはこの際国民に永く怨みを残すが如き記念物はたとい如何に大切なものといえども、これを一掃し去ることが必要であろう。 「理論は大貨幣にして実行は小貨幣であり、小貨幣にくずせない理論はニセ札にすぎぬ」(田中王堂) 勢力を集中するまでには十分意見を戦わして間違いのない方針を定めねばならぬ。 日本には、主義として一つも小日本主義を標榜する政党がない。この点に於いて日本は実に挙国一致である。 元号廃止、西紀使用を主張したい。、、我が国民はどれ程の不便を嘗めているか。、、煩わしさは馬鹿馬鹿しき限りだ。 「吉田総裁という偉大にしてならびなき大総裁の後を襲うことを思うとき、慄然として身の引き締まるを覚えざるを得ない」(緒方竹虎自由党総裁) 国民諸君、私は諸君を楽にすることはできない。もう一汗かいてもらわねばならない。湛山の政治に安楽を期待してもらっては困る。 君、何ごとも運命だよ-■CommentsAdd Star学部長日誌「志塾の風」130416 | 編集 10時半:樋口入試委員長と面談。パンフレットの件など。学部長面談、2日目。 彩藤先生 金子先生 杉田先生 豊田先生 村山先生 中村(有)先生 出原先生帰りにプールでひと泳ぎ。
2013/04/16
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夜、野田一夫名誉学長から一般社団法人創造的復興教育協会(野田先生は理事)の仕事をするように電話で依頼される。事務局から挨拶をうけたが、別途説明があるとのこと。確か、鈴木寛さんが文科省副大臣時代に手がけたプロジェクトで、日本総研の会議で名前は聞いたことがある。文科省の資料には「文部科学省と連携して、復興教育に関する情報を共有し、ネットワークを構築するとともに、先進的取組を全国に発信することを目的として活動。創造的復興教育に係る実践事例の情報共有、現地での実証研究、ニュースレターの発行、フォーラムの開催による広報活動等」とある。事務局は仙台の宮城教育大学にある。何はともあれ、東北と教育に関わることができるのは嬉しいことだ。------------例えば、以下の特徴などを含む、被災地からの特色ある教育実践。このような教育実践は、教育振興基本計画の4つの基本的な方向性と軌を一にするもの。文部科学省としては、こういった先進的取組の成果を収集・抽出して、全国に発信していく。<創造的復興教育の特徴 例>大学やNPO、ボランティア、地域住民等の多様な主体による協働型の教育予測困難な社会の中で、自ら学び考え行動できる力を養う教育(イ社会を生き抜く力の養成)グローバル社会に対応した、新たな価値を創造・主導するイノベーティブな教育(ロ未来への飛躍を実現する人材の要請)ITの活用を含む多様な学びの場の確保により、誰でもアクセス可能な教育(ハ学びのセーフティネットの構築)故郷愛や絆に根ざした、復興を支える地域の人材を生み出す教育(ニ絆づくりと活力-------------学部長日誌「志塾の風」130415 | 今週は、専任教員全員との学部長面談。今日から始まる。 8時30分:矢内事務長と高野課長と相談。今泉教務委員長に電話。 9時:秘書と打ち合わせ 10時:浜田先生 10時30分:中庭先生 11時:下井先生 11時30分:飯田先生 12時20分:小林先生 13時:梅澤先生 13時30分:椎木先生 14時:増田先生 14時30分:大森(拓)先生普段、コミュニケーションをとっているとは思ったが、改めて向き合ってみると色々な話題と実情があり、とても有益な時間となった。頑張って全員と向きあっていきたい。夜、野田先生から電話があり、一般社団法人創造的復興教育協会の仕事をするように依頼される。
2013/04/15
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マンションの防災訓練日。9時半から11時半。住民70-80人が参加。 避難訓練f:id:k-hisatune:20130414094029j:image 消火訓練。東京消防庁。f:id:k-hisatune:20130414095911j:image 地震体験。八王子市役所。f:id:k-hisatune:20130414101331j:image AED講習。東京消防庁。f:id:k-hisatune:20130414102554j:image---------------------------------------学部長日誌「志塾の風」130414 | 編集 15時からのEテレの「俳句王国」にキャリアの柴田麻美子さんが出演していた。北海道砂川町でのロケ。吟行句でも「、、ぶあつい手」で勝利し、句会での「春光や ショートカットで 搭乗す」が最高点を獲得していた。 夕刻は広瀬先生(東京駅にて) 学長に報告
2013/04/14
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昨日のホームゼミに続き、本日は9時からプレゼミとホームゼミ。帰りにプールによって、500メートル泳ぐ。----------------------------------------学部長日誌「志塾の風」130412 | プレゼミ今年は志賀先生、椎木先生、バートル先生、私の新メンバー。志賀先生を中心にオリエンテーション。 冒頭に私からプレゼミから始まる多摩大のゼミについての説明と、このHグループはソシャルメディアを使いながらやっていくこと、そしてその意義を説明。 教員の自己紹介では、私は図解Webを見せながら教育、研究、社会貢献などの活動を説明。f:id:k-hisatune:20130412091546j:image 講義新装なった101教室での初講義。f:id:k-hisatune:20130412114327j:image ほとんどが2年生。3年生が少し。本日はオリエンテーション。自己紹介。ソーシャルメディア。何を学ぶか。自己表現力と教養。何故学ぶか。少壮老死。教養人。人文・社会・自然科学の関係。マネジメントの本質はコミュニケ^-ション活動。インフラと情報。文章コミュニケーションと箇条書の問題点。図解コミュニケーションのすすめ。全体の構造と部分同士の関係、、。 初日の反応としてはまずまず。 教室がきれいになり、教育機器も一新され使いやすくなった。 矢内事務長、高野課長、今泉先生 ビジネスマン時代に同僚だった桜美林大学の尾崎広報部長来訪 日本能率協会マネジメントセンター池淵さん来訪。 金子さんと明日の学部運営委員会の準備。iPad会議の実験の準備が着々。
2013/04/12
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日本能率協会マネジメントセンターの通信教育「グローバル・リーダーコース」の教材執筆を担当している。6月から開始のコースになるが、現在編集たけなわだ。相当に充実した内容になると思う。 序章:グローバル・リーダーに必要な「歴史意識」と「アジア・ユーラシアダイナミズム」の理解 第1章:グローバル化に直面している日本企業が抱えている課題 第2章:グローバル・リーダーになるための7条件(その1) 第3章:グローバル・リーダーになるための7条件(その2) 第4章:先進企業のグローバル化対応事例(JICAなどの事例) 第5章:グローバル化対応に向けた具体的施策(多摩大インターゼミ、、) 付章:ビジネスパーソンがグローバル化に対応する 技量を学ぶには。「図解コミュニケーション」、「合意術」、「人物鳥瞰図」、、。-----------------------------------------------学部長日誌「志塾の風」130411 | 矢内事務長と高野課長 学長、学園本部と電話 広瀬先生 諸橋副学長 今泉教務委員長と電話 出原先生、彩藤先生 樋口先生、豊田先生 清松先生 元ゼミ生からの相談 転ゼミ希望者からの相談 ホームゼミの初回。オリエンテーション。2年生17名、3年生27名、4年生20名。望月ゼミからの転セゼミ生4人、グローバルスタディーズ学部からの転入生もあって、人数が膨らんでしまった。インターゼミかプロジェクトゼミをとることを推奨。池田勇人さんのソーシャルメディアと渡辺幸裕さんのグローバルビジネスマン養成講座を勧める。
2013/04/11
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データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」 ビッグデータからビジネス・チャンスをつかむ「21世紀で最も魅力的な職業」と言われるデータ・サイエンティストについての本。大学の将来にとって示唆に富む本だ。ビッグデータ、ITスキル、統計学、マーケティング、心理学、、、。以下、紹介文から。「「米ハーバード・ビジネス・レビュー誌が「21世紀で最も魅力的な職業」と呼ぶ職業、それは「データ・サイエンティスト」だ。本書は、“既に手元にある魅力的なデータ(Sexy Little Numbers)"を、これまでとは違った角度から分析し、思い込みをこわして新しいビジネス戦略を描き成功させたデータ・サイエンティストの手法を、実例と多数の図表を交えて紹介する。データを分析し、誰に、何を、どのメディアを通して、いくらの予算をかけて消費者にアプローチするか、マーケティング戦略を決めたらどう実行に移し、その結果を測定して最適化を図っていくか、という「データ・アナリティクス(分析)」の一連のプロセスがわかる。著者は、大学時代に計量経済学を学び、統計学のトレーニングを積んだ後、世界的広告会社オグルヴィのデジタル・マーケティング部門でシスコシステムズ、BT(ブリティッシュテレコム)などの大手クライアントで実績を積んだ生粋のデータ・サイエンティスト。「測定した結果が何の意味をもつのか」をシンプルな形で示すことに徹底的にこだわる。本書で掲載する70点の図表も、いずれもビジネスの現場で練り上げられたものばかりである。」 P出版社から、現在取り組んでいる本の出版時期についての要望があったが、ちょっと無理か。 「人間会議」という雑誌から執筆依頼あり。土曜日に詳細をうかがうことになった。 帰りにプールでスイミング。 夜はマンションの理事会。6月の総会の準備が主たる議題。約2時間。もう一息で理事長の職務が終了する。------------------------------------------学部長日誌「志塾の風」130410 | 編集 今日は教務・就職・入試・学生の主要4委員会の初回の開催日。うまくまわっただろうか。 秘書と打ち合わせ 斎藤S先生 新装なった101教室の教育機器を点検し今週からの授業に備える。機器の取り扱いがわかった。ずいぶんとよくなった。 本日2限目の授業を担当してただいたお二人の非常勤講師の方と昼休みにラウンジで懇談。「和僑」の著者・安田峰俊さん(31歳)とソーシャルメディアのカリスマ・イケダハヤト(27歳)さん。通りかかった奥山先生、彩藤先生を紹介。楽しくなりそうだ。 午後、プロジェクトゼミ(グローバルビジネスマン養成講座)をお願いした渡辺幸裕客員教授が見えて、ラウンジで歓談。樋口先生、豊田先生を紹介。金先生も加わり北朝鮮問題の見方を聞く。楽しく歓談。 広瀬先生から近況を聞く。 今泉先生と相談。 プロジェクトゼミの片桐先生から面白い話を聞く。タイミングがいい。 共同研究と共通教育の申請締め切り日なので、先生たちの動きが活発だ。
2013/04/10
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城山三郎「部長の大晩年」を読了。三菱製紙高砂工場のナンバー3の部長で終えた永田耕衣(1900-97年)は若い時から俳人であった。55歳で定年を迎え、毎日が日曜日の40年以上に及ぶ「晩年」の時間を俳句や書にたっぷりと注ぎ、そして97歳で大往生する。城山三郎の傑作「毎日が日曜日」を豊かに生きた人物評論だ。この人は芸術や宗教に徹した人々と深く付き合い、評価される創作活動に励む。一方会社員としてはハンディキャップを背負いながらかなりの昇進を果たし、1955年の定年までつとめあげている。二つの世界が共存し、大いなる晩年に向かって人物が大きくなっていく。日常の生活ぶり。句作とエッセイや評論の執筆。主宰する俳句誌の編集。東西の哲学、宗教、文学の読書。書画の制作と収集。骨董た古物の収集と観賞。謡曲と、能の観賞。美術展、美術館めぐり。 大したことは、一身の晩年をいかに立体的に充実して生きつらぬくかということだけである。一切のムダを排除し、秀れた人物に接し、秀れた書を読み、秀れた芸術を教えられ、かつ発見してゆく以外、充実の道はない 老いて新しく得られるもの、加わるものが、いくつもある かつて読んだ内容を別の新しい本で読むのは、復び新鮮無類な泉に口づける感が深い 人間であることが職業なんや 出会いは絶景 よいものをよいと見る眼を不断に養わねばならぬ 俳句の「深作」は仕事への熱中から来る 常識を破るのが詩なんや 俳句は奇襲の文芸です 亜晩年、重晩年、秘晩年、露晩年、和晩年、是晩年、呂晩年、綾晩年、些晩年(造語) 旭寿(九に○、その○の中に、一をはめこむと「旭」になる)数えで91歳。「朝顔に百たび問はば母死なむ」「衰老は水のごと来る夏の海」「無花果を盛る老妻を一廻り」「コーヒー店永遠に在り秋の月」「秋雪やいづこ行きても在らぬ人」「強秋や我に残んの一死在り」「白梅や天没地没虚空没」「枯草や住居無くんば命熱し」「死神と逢う娯しさも杜若」永田耕衣の晩年は、大いなる晩年であった。解説の佐高信が、同じ昭和2年生まれの作家が書いた俳人の伝記小説をあげている。藤沢周平の「一茶」、吉村昭の「海も暮れきる」(尾崎放哉)、この2冊を読んでみよう。------------------------------学部長日誌「志塾の風」130409 | 編集 同僚の首長選挙出馬関係で学内調整 趙先生 斉藤S先生 下井先生 学長から電話 今泉教務委員長 諸橋副学長
2013/04/09
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仕事帰りに、プールで泳ぐ。今日は距離をのばして400メートル。 歯科医で歯の点検。 八木さんと電話でコミュニケーション。 千葉雄君と電話でスケジュール調整。 夕刊フジに山内大地さんの「されど学歴」の記事。今回は慶応人脈。 NHKラジオ深夜便で山本冬彦さん(アート・ソムリエを名乗っている)のエッセイトークの初日。観るアート、買うアート、、、。------------------------------------------学部長日誌「志塾の風」130408 | 編集f:id:k-hisatune:20130408101145j:image多摩大付属聖ヶ丘中学高校の入学式に招かれて来賓として参列。中学入学者と高校入学者向けの挨拶だったので、何を語るか考えた末に、グローバルに活躍するスポーツ選手の言葉を贈ることにした。長友、本田、香川、澤、イチロー、松井、ダルビッシュなどの言葉に会場は大きく反応した。また、中学入学生代表の誓いでは、「将来はサッカーの日本代表を目指します」という言葉があり、ヒットしたようだ。終わって来賓の母親からは、サッカー選手の言葉を記した私のメモのコピーをもらいたいというので、お渡しした。学部長として挨拶の機会が増えているので、その都度よく考えて、相手に語りかけるように心がけているのだが、今日は相手に届いたようだ。--○サッカー 誰よりも準備をし、誰よりも走って、誰よりも努力しているという自信はある。(長友佑都)インテル。 勝負を決めるのは準備。 なかでも気持ちの準備以上のものはないと思う。(本田圭祐)モスクワ プレッシャーを受けるのも経験だし、挑戦だと思う。注目されることは成長するための要因でもあるから(香川慎司)マンチェスターU 子供の頃に磨いた基礎が現在の私を支えています。基礎がしかkりできなければ、高度なプレーはできません。(澤穂希)○野球 自分にコントロールできることとできないことを分ける。自分で制御できないことに関心を持たないことです。(イチロー) 心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。(松井秀喜) 日本ではモチベーションを保つのが難しくなってしまった。(ダルビッシュ)最後は、次の言葉で締めた。グローバルになるということは、素晴らしい、見事な日本人になるということだ。---------------------- 教員ラウンジで 杉田先生 浜田先生 下井先生 ゼミ生が現れる 佐藤龍君:内定の報告 加藤加奈君:昨年度卒業生の近況を教えてくれる。西口君は筑波大大学院に入学。碇君は松竹所属のでサークルレベルというお笑いタレントに。営業職の笠君は結婚し子どもが生まれた。、、。
2013/04/08
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山崎光夫「開花の人--福原有信の資生堂物語」(東洋経済新報社)を読了。一人の人物の一生を紐解くと近代が読み解けることがしばしばある。その一人が資生堂の創業者・福原有信(1848-1924年)だ。福原は西洋医学所(のちの東大医学部)で医学と薬学を学び、薬学に方向を切り、洋風調剤薬局(資生堂薬局)、製薬会社(大日本製薬会社)、生命保険会社(帝国生命保険会社)、薬科大学(東京薬科大学)、薬剤師会などの新規事業を成功させている。この伝記の中では幕末から明治にかけての医学と薬学に関わる人が連なって出てくる。松本良順、佐藤尚中、石黒忠直、田代基徳、長与専斎、、。医学と薬学は車の両輪であり、医薬分業が必要という考え方が基礎にある。今日の医薬分業は、資生堂薬局で福原が初めて実施したのだ。資生堂の意味するもの。 至哉坤元(いたれるかなこんげん) 万物資生(ばんぶつとりてしょうず) 乃順承天(すなわちしたがいててんをうく) 大地はすばらしい。生あるすべてのものはここに生まれる。 万物は天に則り、坤の徳により命を受け継ぎ栄える。(「易経」の「乾坤」の「坤」) 堂は、大勢の人が集まる建物。「随所作主」(随所に主となる)を信条とした福原は、新商品の化粧品の分野に50歳で挑戦を開始する。これが現在の資生堂につながっていく。福原有信は、医学、薬学、化粧品というように自分の進むべき道を選びとり、大きく育てる基礎を築いたのだ。この本の中に、「医学校で国が指導する薬学には、学がありますが、術が欠けています」という言葉があった。民間、あるいは会社という組織は、この「術」を行うところなのだ。---------------------近所のブックオフで、近代から現代にかけて生きた人々の伝記を買ってきた。 吉村昭「冬の鷹」(前野良沢と杉田玄白) 佐高信「孤高を恐れず」(石橋湛山) 城山三郎「部長の大晩年」(永田耕衣)。
2013/04/07
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夜は九段の文庫カフェで渡辺幸弘さんのギリークラブのセミナー。「人生戦略」がテーマ。20名限定。女性が多い。受講者は、不動産、園芸、出版社、NPO法人、翻訳家、病院、精神科医・作家、、、、。ギリークラブは実に多彩な人が現れる。f:id:k-hisatune:20130405195758j:image まだまだこれからの人生を再設計できる愉しみがわいてきた。60歳に近い。もっとはやくお会いしたかった。経営に活かすぞ。 今週先生の本を読み始めて、頭の中にたくさんの風が吹き始めました。壁にぶちあたているところですが、先生にいただいたアイデアのおかげで突破口が見えてきました。私の人生鳥瞰図を描いて母に日にプレゼントしよう。 社会人2-3年目に「図で考える人は仕事ができる」を読み企画力がアップ。40歳には転身したいので図で考えます。 「人のまねをしても一番にはなれない」「キャリアとは問題解決の積み重ね」「図は国際語」が特に印象的でした。 パーツにこだわらず全体を見ることが大切だと思った。 舞台芸術の企画にすぐに使用したい。 実習で、少し自分がわかりました。30年計画を作成します。 濃い2時間でした!ファシリテーショングラフィックのスキルアップにチャレンジしえいます。この方法で資格に血を通わせることができそうです。 目の覚める思いです。 あっとう間の2時間でした。こんなにも2時間が速く感じられたセミナーは初めてです。まさに今まで勉強病でした。 納得しました。 65歳で時間が自由になるので、ぜひ多摩大に入りたい。 終始大変充実したお話をうかがいました。人生=公人+私人+個人のお話も興味深かった。勇気づけられました。 医療教育と診療に図解法を紹介しています。 60歳からの人生戦略の本があるとありがたいのですが。励まされました。終了後、近くのワインバーで10名ほどで懇親会。ここでも質問攻めにあった。帰りの電車では、ロンドンに留学中の精神科医と話す。精神医学の最先端は「絵」を使うという。「図」を使えばさらにその上を行けるはずだ。----------------講演の前に、東京ステーションギャラリーで「木村荘八展」を観る。
2013/04/05
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2013年度入学式。快晴。■CommentsAdd Star学部長日誌「志塾の風」130404 | 編集 朝、野田先生から電話。日経新聞の記事の件。事業構想大学院は昨日が入学式とのこと。 入学式前に、学長と広瀬先生。その後、学長に近況報告。 入学式。パルテノン多摩で経営情報学部とグローバルスタディーズ学部の合同入学式。今日は壇上で新入生を迎える立場。 寺島学長:合計486名。1.どういう時代か。アジアの風に吹かれよ。日本の貿易の5割、世界のGDPの25-30%。2040年には5割になる。アジアダイナミズムに気づけ。これは一生のテーマだ。2.多摩を掘り下げよ、深めよ。多摩学。歴史のDNA。天領。近藤と土方、八王子千人同心。薩長政権下の自由民権運動。つながりを見ることが知性。3.社会人基礎力を鍛えよ。実学は問題解決力。手造り感、ゼミ中心。25周年。。、、学園歌が素晴らしい。 田村常務:現代の志塾。志ある人材。実学。1.自分の頭で徹底的に考える習慣を!2・過去は変えられないが未来は変えられる。 阿部多摩市長:アジアの風。多摩の風。世界3大キャラクターのハローキティは多摩。韓国・台湾・中国から。多摩学。横山の道。平城京、府中、万葉、水城、鎌倉街道、鎌倉古道、防人。多摩のまちおこし。 佐藤多摩信金理事長:いつ大人になるのか。志を持った時から大人になる。天職の自覚。フローバルと古里。 山梨大槻の栗田さん(経営情報学部)と厚木北の永井さん(グローバルスタディーズ学部)が代表挨拶。 入学式終了後、後援会(父母)で学部長説明。「多摩大学経営情報学部の教育理念と教育プログラム」を10分弱で説明。 昼食は岩澤さん夫妻と仕事の話をしながら京王プラザで摂る。 研究室で秘書の近藤さんと打ち合わせ。 ラウンジで豊田、金、大森映、杉田、彩藤の先生たちと、入学式を肴に歓談。 彩藤先生が連れてきたフランスからの留学生を紹介される。4か月。 大森先生 帰りにプールによって軽く泳ぐ。
2013/04/04
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日本史の通史を図解する出版企画が進行中だ。正月明けから、早朝に少しづつ図解にいそしんでいるが、3か月かかって本日の朝、全部終了した。総計105枚の図解が完成。この作業で日本史全体が頭に入った気がする。近代・現代、近世、中世、原始・古代というように、さかのぼってまとめていったのだが、結果をまず知ってその原因があとからわかるという感じで、納得しながら勉強が進んでいった。今から、ブラッシュアップとデザイン、そして文章書きを行う。 ダルビッシュ完全試合、あと一歩。2回の3者3振の場面をテレビで観ていたが全く危なげない見事な投球だった。今年はメジャーではダルビッシュ、国内では大谷に注目しよう。ファンである松井秀喜に長島監督とともに国民栄誉賞が与えらえるのは嬉しいことだ。 今日も帰りにプールで少し泳ぐ。今週は暖気運転なので軽く。■CommentsAdd Star学部長日誌「志塾の風」130403 | 編集 新入生オリエンテーション。 特別表彰で賞状を授与 多摩大学社会工学研究会(インターゼミ)・震災と日本再生チーム 多摩大学フットサル部 村山ゼミ・日本大好きプロジェクト 豊田ゼミ 成績優秀者奨学生(各年次の最優秀者表彰)表彰で賞状を授与 小沼俊(4年生)・宮崎菜々(3年生)・松村勇季(2年生) 多摩大式挨拶の練習と学園歌の練習。杉田先生の指導。f:id:k-hisatune:20130403131316j:image 私学マネジメント協会の方が来訪。中学・高校をネットしている協会を運営している方だ。協力関係を築くことになった。 金先生。 バートル先生。 中庭先生。
2013/04/03
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名古屋の消防関係者む向けの広報誌「東海望楼」への1年間の連載が始まって、最初の4月号が届いた。連載の全体テーマは「図解コミュニケーションへの招待」で、4月号は「図解コミュニケーションのすすめ」。f:id:k-hisatune:20130403064147j:image以下、冒頭の挨拶。「調布市の消防大学校の幹部科の講義を受け持ってから3年ほどになり、全国の消防の幹部と接する機会が多くなってきました。自治大学校や市長村アカデミーなど行政マンを対象とした学校に呼ばれることが多いのですが、この消防大学校の受講者の特徴は受講生の動作がキビキビしていることです。さすがに国民の安全を護る消防の仕事をしている人は違うと感心もし、またこちらも講義に気合が入っています。また私自身の教え子が最近神奈川県の自治体の消防に入り、フェイスブックなどで仕事に慣れていく姿を垣間見る機会もあり、消防という仕事に関心を持っております。このたび、伝統のある「東海望楼」に1年間の執筆の機会をいただきましたので、消防行政に関わる方々の仕事の進め方に参考になる情報を毎月お届けしたいと思っております。」随筆(中日新聞編集局次長)あり、レーシック手術特集(日本眼科医会)あり、現場報告あり、消防統計、表彰、マンガもあり、写真も多く、充実している。消防士はメガネやコンタクトより、レーシックで視力を上げておくのがいいということなのだろう。経験者の投稿でも夜勤時など仕事に有用だと述べている人が多い。■CommentsAdd Star学部長日誌「志塾の風」130402 | 編集 2年生と3年生を対象としたオリエンテーション。午前と午後。私の役目は、総合成績優秀者と科目成績優秀者に対する賞状と副賞(図書券)の授与である。それぞれMOSYとMOSCという名前の賞だ。Most outstanding of the yearとMost outstanding of the classの略。成績がいいということでよく名前を見かける学生達だ。この独特の表彰制度も見直しが必要かもしれない。英語の略なので学内でも混乱があること、新しい教員たちに趣旨が徹底されていないので偏っていること、就職に際して成績優秀をアピールする時に説明が改めて必要であること。こういう点を改善するために、懲戒制度と同様に、表彰制度の見直しも必要だと感じた。 この春休みに大学始まって以来の教室の大改修とラーニングコモンズ(新アゴラ)を行って教育環境が大幅によくなった。この重要なポイントを誰も説明していないようだ。 ICT関係の人材像と教育プログラムの整備を進めてきた。昨年、学部段階の目指す人材像は「顧客視点とマーケティング感覚を身に着けた、技術に強いICT人材」ということになった。学部直結の大学院「ビジネスICTコース」はどうか。3月26日の日経新聞で見かけた「データサイエンティスト」ではないのか。ビッグデータを活用しマーケッティングなどに生かすために分析を行う人材。ITスキル、統計学、マーケティング理論、心理学などが必要。必要な能力としてビジネススキル(プロジェクト管理、課題発見、コミュニケーション、マーケッテイング知識)、ITスキル(各種ソフトの操作技、大量データの収集ノウハウ)、分析スキル(統計解析、大量データの「モデル化」ノウハウ」が挙げられている。多摩大のICT関係の教員がもっとも得意とする分野だ。それらを凝縮した「データサイエンティスト」という人材像でいいのではないか。
2013/04/02
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少額だが印税が入っているので気がついたが、「図解・資本論」の台湾語翻訳版が出ているらしい。海外でも拙著の翻訳版が多く出ており、申し込みも多数あるが、いつ出るのかがわからない、そして現物を手に入れることがなかなか難しい。電子書籍も同じだ。これを機会に版元にそれぞれ確認してみよう。中国4冊。韓国6冊。台湾2冊。マカオ1冊。http://www.hisatune.net/html/02-kenkyuu/tyosaku/honyaku.htm---------------------------------------学部長日誌「志塾の風」130401 | 編集挨拶の日。それぞれ、心をこめて語る。 新入生オリエンテーションが始まった。今週3日間。9時半からの冒頭の学部長挨拶は20分。緊張した面持ちの新入生への最初の大事なメッセージ。「現代の志塾。多摩グローカル人材。産業社会の問題解決の最前線に立つ志人材(人物)。3つの人材像。グローバルビジネス人材。地域ビジネス人材。ビジネスICT人材。カリキュラムの全体像。ゼミの多摩大、、、。」 辞令交付式。10時半から今年度から初めて行う辞令交付式。一体感の醸成とけじめのある組織の育成。対象は新任教員3名。昇格者2名。任命者5名。新任職員2名。転任職員1名。冒頭の学部長としての挨拶5分。---◎寺島学長体制は第?期・5年目に入る。哲学なき経営・戦略なき本社・戦術なき本部・戦闘わない現場哲学(学長)・戦略(中期計画)・戦術(委員会)・戦闘(教職員)学部中期計画の初年度は各委員会とも健闘!戦う教職員!◎面倒見の良い大学・小さいが評価できる大学!(大学通信(高校の進路指導教アンケート)全国27位・私立19位・東京14位(東京・経営学部3位:明治・東京理科)教員と職員の努力の賜物:車の両輪。「ゼミの多摩大」で勝負!◎偉い人物=影響力=深く・広く・長く(存命中・死後も)教育という仕事=影響力を与える仕事=いい仕事!一人の努力・何千何万に影響・百代までも影響◎教育凡庸な教師はただしゃべる良い教師は説明するすぐれた教師は自らやってみる偉大な教師は心に火をつける=ゼミの多摩大!◎教員と職員と手を携えて、仲間として真正面から学生に向き合おう。 新任教員へのオリエンテーションでも抱負を語る。3人の新任教員は新入生オリエンテーションにも参加している。意欲的でうれしい限りだ。 教育サポート室は、学長室の高野課長と山本さんが引っ越してきて充実。全学のコミュニケーションの要になっていくだろう。金子さんと新任の吉沢さん。 オリエンテーションのプログラムのいくつかを聴く。 ゼミ4年の大槻君が春学期の休学。様子を聞いて面談者欄に所見を書く。 金先生の部屋で、矢内事務長、金先生と懇談。 公平さん、武井さん、杉本さん、、。昨日の日経新聞「活かす 企業人」。f:id:k-hisatune:20130401183333j:imageいくつか反響があるが、小松正明という人のブログから。「さて、昨日釧路から出発した汽車の中で読んでいた日経新聞に、多摩大学の宣伝広告がありました。 その中の一節に経営情報学部学部長である久恒啓一先生の言葉として、「外的世界の拡大は、内的世界を深化させる」というものがありました。 新しい挑戦をするとか、新しい世界へ飛び込んで知らない人に出会う。 そういうアクションは、外的世界を拡大させますが、そのことによって人は自分の内面を見つめ、自ら成長できるのです。 だから新しい挑戦を恐れるな、ということなのでしょう。まさに学生に向けるにはぴったりの言葉です。 多摩大学の考える「志」とは、「社会の不条理の解決のために自らの仕事を通じて貢献すること」であり、「塾」とは、「人間的な触れ合いを通じた人格教育を大切にすること」だそうです。 自分の価値観をこうして文章で定義しておくことって案外大切な気がします。そしてさらにはそれを広く公開すること。 そうして自分の意見を公開しておくと、批判も含めて意見をもらうことで考えにさらに磨きがかかるというわけです。」( 昨日までの釧路モードの余韻が残る中、もう今日からは国の職員です。 渡された辞令には、「機械課長に採用する」とありました。)どういう人なのかな?http://blog.goo.ne.jp/komamasa24goo/e/b4081ae7bba29abad8e6160b1957f4b0
2013/04/01
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