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9月24日(土)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲(パヴェル・コレスニコフ)、リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」グリンカはゆったり目のテンポで丸く響かせながら美しくまとめた名演でした。かつてよく聴いたムラヴィンスキーのアンコールライヴとは全く別の曲のようでしたが、素晴らしい仕上がりでした。凄いピアニストに出会いました。コレスニコフは全くの初めてでしたが、とんでもないテクニックの持ち主でした。軽やかで滑らかなタッチからはやや細めの音が繰り出されますが、極めて透明感があってクリアです。音は明確に聴こえるのですが何と言っても凄いのは機械的ではないことです。控えめな弾き振りなのですが、情感のこもった音楽は聴き応え十分で惹き込まれました!。是非是非リサイタルを聴いてみたいものです。「シェエラザード」もこれまた文句なしの名演でした。オーソドックスな中、重厚でスケール感があって、テンポ感や緻密さ歌わせ方等細部まで行き届いていて、申し分ありませんでした。オケも総じて好調でこれまで聴いた実演で間違いなくトップスリーに入る素晴しさで痺れました。大大満足なコンサートでした。
2022年09月24日
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9月21日(水)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(ジェームズ・エーネス)、ブラームス:交響曲第2番エーネスは線が細めで繊細な音の持ち主です。しかし、表現に繊細さは乏しく音の繊細さの良さを感じ取ることは難しく、全般的に弱さとなって現れていました。伴奏は奥ゆかしく優しく寄り添うようで見事でした。ブラームスはオーソドックスをベースに多彩な表情を見せました。最も特徴的だったのは一楽章でやや速めのテンポで極めてシンプルなアプローチを見せ動かず揺らさずながらしっかり迫って来る印象でした。二楽章は一転よく歌い、三楽章は快速系に仕上げました。四楽章は一見一楽章と同じアプローチと思わせましたが随所に大胆なテンポの変動や表現のアンジュレーションを見せ、ある意味ルイージの思いが最も感じられた部分ではありましたが、全体の流れからするとややそぐわない印象でした。オケは特に前半に管のバラツキが目立ち、N響としては珍しく整い切れていませんでした。
2022年09月21日
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9月18日(日)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(ミューザ川崎シンフォニーホール)。・ドビュッシー:「管弦楽のための映像」より“イベリア”、トマジ:トランペット協奏曲(ティーネ・ティング・ヘルセット)、プロコフィエフ:交響曲第5番ドビュッシーは大きくアンジュレーションをつけながら時には大胆にスペインをイメージ表現していましたが、各パートの調和は今一つに感じられ雰囲気が出て来ない印象でした。ヘルセットは雑味が無く伸びやかな音色で、多彩に見事に表現していました。これまで何度か耳にしてきた曲ですが、これ程落ち着きがあって味わい深く感じたのは初めてで、聴き応えが十分でした。後半のプロコフィエフは手なり感が満載で正直辛い45分間でした。流れも掴めず何となく進行している印象にとどまり、曲の魅力を感じ取るには至りませんでした。オケは個人技や全体のまとまりにレヴェルの高さを感じさせました。
2022年09月18日
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9月17日(土)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(NHKホール)。・R. シュトラウス交響詩「ドン・フアン」、オーボエ協奏曲(エヴァ・スタイナー)、歌劇「ばらの騎士」組曲まずはコンチェルトからです。スタイナーはしっかりとした音の持ち主です。かと言って尖った印象はなくしっとり感も伴いながらしっかり届いてきました。一部やや表現の平坦さを感じさせる部分もありましたが、全体的には存在感があって印象に残りました。「ドン・ファン」はキリリと締まりながらダイナミックな超名演でした。メリハリの利かせ方が絶妙でこの曲の魅力を余すことなく表出させていました。N響のパワーも遺憾なく発揮されていました。「ばら」も「ドン・ファン」と路線は同じなのですが、いくらか硬さが勝っているかなという印象でした。今日のコンマスは郷古でしたが、やはり目立ってました。
2022年09月17日
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9月16日(金)東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・リスト(バッティストーニ編):『巡礼の年』第2年「イタリア」より ダンテを読んで、マーラー:交響曲第5番バッティストーニの編曲によるリストは金管をふんだんに有効に使っていて、屈託ない陽の作品に仕上がっていました。オケもまとまりがありました。マーラーは一、二楽章が名演でした。バッティストーニは振りは大きいのですが繰り出す響きは落ち着きがあってしっとり感さえ感じさせます。ややゆっくりめのテンポとバランスに富んだアンサンブルは素晴らしく、引き込まれる魅力がありました。トランペットも冴えていました。三楽章以降はそれまでイメージはやや薄れ、何となく平坦で普通の印象でこれと言って残るものはありませんでした。オケもややバタつきが感じられました。
2022年09月16日
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9月14日(水)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・レズニチェク:歌劇「ドンナ・ディアナ」 序曲、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(辻井伸行)、R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」序曲は手抜き無くきっちり仕上げていました。ヴァイグレの序曲は毎度楽しみの一つです。辻井は軽やかで透明感があって綺麗なピアノです。ベートーヴェンとしてはやや重厚さに欠ける印象ですが、三楽章は際立ってマッチ感が見られ見事でした。オケもソロの音色に合わせた響きで見事な伴奏でした。シュトラウスは極めてオーソドックスで、雄大な堂々たる秀演でした。明快でストレートな表現が新鮮味を持たせていました。オケがハイレヴェルな安定感を見せ、聴き応え十分でした。
2022年09月14日
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9月13日(火)河村尚子のコンサートに行ってきました(紀尾井ホール)。・シューベルト:「楽興の時」より 第3番D780/3、「3つの小品」より 第3番D946/3、ピアノ・ソナタ第20番D959、即興曲集より第3番D899/3、ピアノ・ソナタ第21番楽興の時こそベーゼンドルファー独特のゴツゴツ感からか音離れの悪さと言うかややスムーズさに欠けた印象でしたが、それ以降は本来の河村を堪能できました。とにかく丁寧な仕事で行き届いていますが、造り物臭は微塵もなく内面なら発出します。繊細さにも長けていますが持ち味である暖かみのある音色で神経質な印象はありません。どちらかと言うと表現はシンプルですが、それが返ってテンポ感やタッチ、素晴らしいバランス感を際立たせています。大曲である20番を通しましたが、ムラやブレの無さに驚愕し感動しました。21番は良くも悪くも河村節炸裂。一楽章はテンポ速めで素っ気なくさえ感じるアプローチで、感傷的でなく雰囲気を作りすぎない独特さがありました。二楽章も素朴な表現ながら重く暗ら過ぎず印象に残りましたが、それ以降はテンポの変動や独特の節回し的表現が随所に見られ特に三楽章はやり過ぎ感があってやや残念でした。しかしながら、ピアノの質という意味では最後まで安定していて満足度は高かったです。河村の充実度や貫禄を十分に味わえたリサイタルでした。
2022年09月13日
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9月5日(月)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・シベリウス:交響詩「フィンランディア」、ブルッフ:スコットランド幻想曲(金川真弓)、ブラームス:交響曲第4番沼尻はどちらかと言うと朴訥とした指揮振りで、繰り出される音楽は素朴な味わいがありますが、シベリウスもあまり歌わず自然体でしみじみ暖かみがあって雄大さは失っておらずとても良かったです。大ファンである金川で大好きなスコティッシュファンタジーを一度は聴いてみたいと思っていたのですが、こんなに早く巡り会えるとは思っても見ませんでした。相変わらずつややかしなやかで雑味の全く無い希有な音色で、特に二楽章は素晴らしく堪能出来ました。しかし、三楽章は意外とソフトな語り口でエッジが利かず、スケール感が出てこない印象で消化不良気味でした。あまりにも期待が大きすぎた反動だったかもしれません。後半のブラームスですが、これが何とぶったまげの超名演でした!!テンポはいくらか早めで全体的にシンプルなアプローチです。あまりイジらず揺らさないのですが、やや抑制的で渋めの響きと時より見せるテンポの微動や絶妙な間が見事に調和していました。オーソドックスなようで決してオーソドックスでは無く、心地よいテンポ感であったりバランス感を揺るぎなく示しながら新鮮味のあるブラ4を造形していました。また、この造りとハイレヴェルなN響とのマッチ感が絶品で、加えてオケ全体が気持ち良さそうに演奏しているのが伝わってきて、一部乱れが感じられる中でも最上級のアンサンブルを醸し出しました。特に印象的だったのは極めて安定していたホルンと、突然聴こえなくなるほど弱くても存在感を失わなかったティンパニーでした。実演の奥深さを改めて認識できた一夜でした。
2022年09月05日
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9月3日(土)東京都交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(アリーナ・イブラギモヴァ)、交響曲第2番イブラギモヴァはシャープで情熱的ですが、ふくよかな響きできつさを感じさせず、スケール感のある堂々としたヴァイオリンでした。特に三楽章では大野にのめり気味に体を寄せて弓が当たってしまうのではないかとの心配をさせる程の駆け引きを見せる熱演で貫禄十分でした。テクニック的にも素晴らしく文句のつけようも無かったのですが、聴き入ったか?惹き込まれたか?と言うとあきらかにそんなことは無く、更なる高みへの飛躍を期待したいところです。 誠に残念ながら所用によりブラ2は聴けませんでした。
2022年09月03日
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