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5月28日(土)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・メンデルスゾーン:序曲 「ルイ・ブラス」 、ヴァイオリン協奏曲作品64(レナ・ノイダウアー)、チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」序曲はまとまりがありました。ノイダウアーは素晴らしいヴァイオリニストでした。「繊細な」というイメージは無いのですが、やや艶があって優美な音色でこのホールであってもよく響き伸びていました。あまり変化は付けずストレートに表現しますが押しつけがましくはならずに存在感は十分でした。オケのサポートも上質なバランスでよく調和していて強く印象に残るコンチェルトでした。後半のチャイコフスキーがこれまた凄く、これまで聴いた中でも最上級の超名演でした。上岡は全体の掴みから各楽章、部分への落とし込みが見事で、流れを重視しながらレンジを広く取って効果が最大になるブレンドを見せました。恐らく計算され尽くされたものだとは思うのですが見た目に内面から表出しているようにしか感じられず、天才肌の音楽に只々感嘆させられました。オケも素晴らしく文句の付けようもありませんでしたが、中でも金管群、ティンパニ、フルートが秀逸でした。
2022年05月28日
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5月27日(金)日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・伊福部昭:ピアノと管絃楽のための「リトミカ・オスティナータ」、マーラー:交響曲第4番(三浦理恵)伊福部は素晴らしかったです。務川は線は細めながら音はクリアで伸びてきます。オケと真っ向対峙する曲ですが存在感は十二分で見事なパフォーマンスでした、と書きたいところですが隣席が最悪で終始手で拍をとりながらの鑑賞で全く集中力を維持することができずに撃沈してしまいました。気を取り直してマーラーですが前半が尾を引いてしまったのか今一つしっくり来ませんでした。細部まで行き渡ったカーチュンらしいアプローチで細かくテンポや強弱に変化をつけていてパートを浮き彫りにしながら組み上げていきますが、必ずしも良い結果にはなっておらず調和という意味では物足りなく感じました。オケも出だしのフルートから外したことに加えて最後まで今一つ整っていませんでした。三浦も目立つことはありませんでした。
2022年05月27日
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5月25日(水)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」、ラヴェル:ピアノ協奏曲(小菅優)、リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」メンデルスゾーンは上質で素晴らしい出来でした。ヨーロピアンで豊かな響きが堪能でき、ルイージとN響の相性の良さを存分に味わう事が出来ました。小菅は今一つ入ってきませんでした。全体的にややゆっくりなテンポで時としてうねりもつけながらクッキリと音を鳴らして行きますが、やや浮いているような馴染んでいないような印象で、二楽章では素っ気なくも感じる部分がありました。オケもややまとまりに欠け、ピッコロが精細を欠いたのは残念でした。「シェエラザード」はオーソドックスでスッキリとした仕上がりでした。ハープもあまり響かせず全体的に大きく歌わずやや硬いイメージでした。時にはドイツ的に聴こえ重厚感がありましたが、躍動感やノスタルジックさには乏しく「おもしろみ」に欠けました。
2022年05月25日
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5月24日(火)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ウェーベルン : 6つの小品 作品6(1928年版)、ベルク:歌劇「ヴォツェック」から3つの断章(森谷真理)、ツェムリンスキー:交響詩「人魚姫」上岡は初めてでしたがダンスを踊っているような指揮ぶりで音楽との同化感を強く感じました。ウェーベルンは素晴らしいと言うか凄い出来でした。繊細かつ緻密でいつ壊れてもおかしくない危うさの中に確たる構成力ととてつもないエネルギーが感じられ、聴き入りました。当然のことながらオケのレヴェルの高さあってこそです。それに比べるとベルクはやや平坦に感じる部分もありましたが丁寧な造りでした。森谷はやや遠く目立たない印象でした。しかし上岡は雰囲気のある指揮者です。音楽の掴んでる感が凄く加えてオケを巻き込んでいく強い引っ張りがあります。間の取り方や出だしの呼吸感などポイントの押さえ方が見事で曲の魅力をどんどん引き出していくイメージです。ツェムリンスキーはその最たるもので、ややくどさのある大曲の魅力を存分に発揮しました。オケは終盤にやや集中力を欠いた部分も見られましたが全般的には安定感が光りました。
2022年05月24日
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5月22日(日)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(ミューザ川崎シンフォニーホール)。・R.シュトラウス:ドン・ファン、ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番(ペーター・ヤブロンスキー、澤田真人)ウォルトン:ベルシャザールの饗宴(ジェームズ・アトキンソン)「ドン・ファン」はスッキリ系でクドくないもののメリハリがよく利いていました。雄大さは失わず中間の木管ソロもよく歌われていてオケも素晴らしく、全体として非常に聴き応えの高いパフォーマンスでした。ヤブロンスキーは、柔らかいタッチから繰り出される音はクリアで優しく暖かみがありました。最初はショスタコーヴィチとしてはもう少し尖っていても良いのではと感じました全くの杞憂で、四楽章の速めのテンポでもオケに埋没することもなく安定していて、高いテクニックで終始存在感を示しました。トランペットは一部乱れもありましたが柔らかみのある響きは好印象で、全体としても極めて満足度の高いパフォーマンスでした。ウォルトンは劇的・ドラマチックな楽曲て時にミュージカル調、時にコミカルにめまぐるしく展開します。編成も大きく合唱は100人を超えていてウィズコロナへ踏み込んだ意欲的な試みでした。曲がいくらか単調だったのと合唱はあまり目立たなかった印象でしたが、アトキンソンのやや高めで落ち着きのあるバリトンは好演でしたし、オケの安定感は素晴らしかったです。ノットも息を切らせての大熱演でした。
2022年05月22日
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5月21日(土)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲、ピアノ協奏曲第20番(アレクサンドル・メルニコフ)、ベートーヴェン:交響曲第8番序曲は重厚ながら響きは柔らかくややベートーヴェン的なアプローチでした。メルニコフは雰囲気からして拘りを感じさせましたが、演奏にも明らかに表れていました。タッチは繊細ですが音は意外にキツめでどちらかと言うと明るくはなく、表現は素っ気なかったり畳み掛けたりと全体的に独特さが勝っていました。モーツァルトとしてはやや違和感があって今一つ馴染めませんでした。ベートーヴェンは一部極端にテンポを落とす場面が見られたりはありましたが全体的にオーソドックスなアプローチで、高弦をほぼ揺らさず大きくは響かせていなかったのでスッキリした印象でした。一楽章をゆっくり目に他の楽章は比較的速く仕上げていましたが、全体バランスとしては狙いが見えづらくややしっくりきませんでした。オケは概ね安定していました。
2022年05月21日
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5月18日(水)東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」、ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲、ドビュッシー:交響詩「海」、ラヴェル:「ラ・ヴァルス」前半二曲が秀逸でした。適度に張り詰めていますが硬くはならず、研ぎ澄まされていてかつどっしりとした音楽です。ソロのさり気なさこの上なく弦は繊細で、ブレンドの妙とでも言うのかとにかく凄いバランス感で曲の魅力を余すことなく表出させていました。後半も悪くはなかったのですが、ややカッチリ感が勝っている印象でした。オケは終始素晴らしく特に管の安定感が申し分ありませんでしたが、特にフォーレのホルンとフルートは極上でした。
2022年05月18日
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5月15日(日)日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(杉並公会堂)。・モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」序曲、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(南紫音)、ドヴォルザーク:交響曲第7番序曲はハツラツとしている中に日フィルの十分に柔らかく美しい弦が調和していました。ホールの関係か打楽器の圧が気になりました。南は線は細めながらどちらかというと濃厚にアクセントを付けていきますが、表現にもう一つ粘りが感じられず淡白に聴こえてしまい雰囲気が出てきませんでした。伴奏もややスッキリしすぎているのとやはりホールの関係かバランス的に気になる部分がありました。今日の目的だったドヴォ7はさすがカーチュンでした。流れがつかめなかったりアプローチによっては安っぽくなってしまう曲ですが、テンポ感や間、アクセントの利かせ方などよく練られていました。決してドヴォルザークらしいとは言えないのですが洗練されている中に構成の緻密さが感じられて曲を大きく見せていましたし高揚感も十分でした。オケは一楽章前半は整わない感じでしたがその後はまとまりを見せたものの、ホルンが安定感を欠いたのは残念でした。
2022年05月15日
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5月14日(土)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(東京オペラシティコンサートホール)。・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、デュサパン:オルガンとオーケストラの為の二重奏曲「WAVES」(日本初演)、ブラームス:交響曲 第3番ドビュッシーは曖昧さは極力排していてスッキリしていました。オケはいくらか乱れが見えましたが、しっとり落ち着いていてやや渋めのフルートが印象的でした。デュサパンは海の波ではなく様々な波動のイメージで、宇宙空間や都会の喧騒、災害、争い、怒り等々、現代の世相を先取りしたような不安に満ちた作品でした。オルガンはコンチェルト的ではなく多彩な表現で効果を上げていて、見事に存在感を示していました。オケもまとまりがありました。後半はこだわりのブラ3が炸裂しました。四楽章はたたみかけるようなノット節がかかってシャープさが目立ちましたが、三楽章まではそれの対比なのかテンポは極端に遅く間の取り方もややたっぷり目で独特感満載でした。全体的に抑え気味なのに表現は強めながらパートは目立たせずトータルは渋めで面食らった人が随分いたのではないでしょうか。オケもやや綻びを見せましたが流れを乱さなかったのはさすがでした。自分の中でもどう受け止めて良いのかまだ整理が付いていません。
2022年05月14日
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5月11日バリー・ダグラスのコンサートに行ってきました(東京オペラシティ・コンサートホール)・シューベルト:即興曲第1番D.899, Op. 90、プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」から「少女ジュリエット」「モンターギュ家とキャピュレット家」、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、チャイコフスキー:「四季」より5月「白夜(五月の夜)」6月「舟歌」10月「秋の歌」、ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」音が至って普通で魅力的とは思えませんでした。テンポを細かく動かし時には大胆にアンジュレーションを付けますが音の繋がりや流れ、調和は感じられず、表現を付けようとするほど音楽はどんどん単調になっていくイメージでした。前半は全て同じ印象でしたがベートーヴェンでは雑さも目立ちました。残念ながらまたもや「展覧会の絵」には辿り着けませんでした。
2022年05月11日
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