椿荘日記

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その6


November 5, 2011
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カテゴリ: カテゴリ未分類
マリと「猫」の縁は深からず浅からず、でした。
父母は、元々動物好きで、物心付いた辺りから、文鳥や金魚、栗鼠、犬、猫など、身の回りに欠く事なくその存在は有り、ごく当たり前の様に接しておりましたので、夫々分け隔て無く好み、特に猫に偏るということは無く、寧ろ「猫」は少し怖い存在で、五歳頃、狩猟が趣味だった父に連れられて行った、狩猟仲間の住む田舎屋の庭先で、子鼠を玩ぶ茶色の猫に肌が粟立つ恐怖を覚え、少々苦手に為った程でした。

或る晩、家族と共に夕食のテーブルを囲んでいた時、ベランダの窓を何かが擦る音が聞こえ、猫の鳴く声がし、母が不審に思って開けますと、一匹の三毛猫が飛び込んで来ました。
迷い猫なのでしょう。首輪など無く、でも綺麗にしていて人懐こく、突然の来客に母が喜んで、鰹のフレークの饗応をし、それが気に入ったのかその後何度も訪れ、とうとう家の猫に成りました。

その三毛は当然の如く雌で(雄は遺伝上、三毛にはいないと言われています)、歯並びから、見た目より年の往った猫で或ることが伺え、器量良しの上に、気立てが良く鷹揚で、母に言わせますと、「きっとお年寄りに飼われていたのでしょうね」とのこと。確かにお行儀も良く(悪戯も、粗相もしません)賢いので、すっかり家族の人気者になり、父も猫の為に、ローストチキンを買って来る始末でした。
特に姉とマリは、「みいちゃん」と名付けられたその猫の虜で、どちらが優先的に遊ぶか争い、どちらが一緒に床に入るかじゃんけんで決め、負ければそれこそ泣き寝入りですが、みいはお利口でしたので、姉妹の一方が寝入ると、負けた側の布団の中にするりと入り、二人の熟睡を見届けた後、自分の寝床で安心した様に丸くなる姿を、母は見ていたそうです。

当時、母は外出勝ちで、姉も学年がかなり離れておりましたので、小学校から一人で帰り留守番をすることが多く、その際、三毛猫は何時も一緒でした。
マリが、家に近づきますと、決まって細く開けた二階の窓から、身軽な動作で飛び出し迎えに来て、その後は見回りにも行かず、お人形遊びや、お絵かきをするマリの傍に居て、家人が帰って来ると、やっと外に出て行くなど、まるで子守をしている様でした。

何かの本で、飼い主と犬は主従関係で、猫は親子だと読んだことがありましたけれど、恐らく三毛猫は、特にマリを我が子と思っていたのでしょう。実際、?まれたり引っかかれたりすることは殆どありませんでしたし、珍しく「引っかかれた」と泣きながら訴えると、余程酷い事をしたのでしょうと、逆に母に叱られるのでした。





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Last updated  November 6, 2011 04:56:52 PM
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