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映画『スペース・プレイヤーズ』(原題:Space Jam: A New Legacy) 2021年8月27日(金)日本公開。 アメリカの実写アニメーション・スポーツ・コメディ映画で、マルコム・D・リーが監督を務める。 1996年公開『スペース・ジャム』の続編となる本作は、これまでのハイブリッド作品と同様に、実写と伝統的な手描きの2Dアニメーションを組み合わせて一部CGIを使用した作品となる。 本作では、バスケットボール選手のレブロン・ジェームズが架空の人物として登場するほか、ドン・チードル、クリス・デイビスらが実写で出演する。また、バッグス・バニー、ダフィー・ダック、マービン・ザ・マーシャン、トゥイーティーなどのルーニー・テューンズのキャラクターが登場し、ワーナー・ブラザース作品からも多数のキャラクターが登場する。 ----------------------------------------------------------- 【ストーリー】 バスケ界のスーパースター、レブロン・ジェームズと息子のドム。 ある日、映画会社のAIスーパーサーバー"ワーナー3000"に吸い込まれてしまった2人。 そこはキングコング、バットマンやジョーカー、『マッドマックス』や『マトリックス』に登場するキャラクター達が住む"バーチャル・ワールド"だった――。 その世界の支配を目論む男、アル・G・リズム(ドン・チードル)は、システムに迷い込んだ息子のドムを誘惑し、父親レブロンと試合で戦うよう仕向ける。 息子を助けるにはアル・G・リズムが揃えドムが作り出したゲームキャラクターのグーンスクワッド【最強の殺し屋軍団】に勝たなくてはいけない。 負ければ二度と元の世界には戻れなくなってしまう極限のゲーム…映画の最強キャラクターを仲間にして、究極のe-スポーツバトルに挑め! ----------------------------------------------------------- 2021年8月28日(土)、午前中に散髪して昼食に焼き肉を食べた帰りの午後に、自宅最寄り駅の隣り駅にある映画館で相方と一緒に観てきました。 公開2日目だというのに座席数が少ないスクリーンでの上映だったので、正直なところ内容にはあまり期待していませんでした。 作品の概要としては、NBA選手レブロン・ジェームズを主役に、実写と手書き2Dアニメキャラを組み合せた昔ながらの伝統的な手法で描かれた架空世界を舞台に、ルーニー・テューンズのキャラクター達とチームを組んでルール無用のバスケットボールの試合に挑むという子供向けアニメ特有のベタな展開が続く作品です。 PV映像を超える予測不能な展開などなく、ぶっちゃけPV映像からイメージされる内容そのままの作品なので、過度な期待はせずに純粋な気持ちで鑑賞すれば楽しめるのかも知れませんが、内容の割には長尺で、ちょっと退屈に感じられたのは事実ですね。 ちなみにルーニー・テューンズは子供向けの海外アニメなので、そもそものターゲット層を低めに設定していると思われるのですが、試合内容は主催者側に有利でルールもへったくれもなく、絵に描いたような逆転劇で子供騙しにもならない稚拙な内容に思えました。 個人的には序盤のレブロン・ジェームズが試合でゴールを決めたシーンをアニメ風エフェクトで加工した映像の方が迫力満点で格好良く、そのクオリティを維持したまま話が続いていくのかと期待していたら、中盤以降は何の変哲もないアニメ表現が続くだけで特に目新しさは感じませんでした。 今作は、映画会社のAIアル・G・リズムの理不尽な企みに巻き込まれ、主人公が仲間を探して旅立つのですが、せっかくワーナー・ブラザース作品からスーパーマンやバットマンなど数々の有名なキャラクターを出演させているのに、試合に出るのはルーニー・テューンズのキャラクターのみというのも残念でした。 ワーナー・ブラザース作品へのオマージュ映像は映画好きには堪らないだろうし、評価できるのですが、肝心の試合内容があまりにも大雑把で、初っ端から大量の得点差でピンチを迎えたと思ったら、終盤で奇跡的に1点差に追いつき大逆転するという典型的なご都合主義の展開で突っ込みどころ満載。 とりあえずルーニー・テューンズとレブロン・ジェームズが好きならば観て損はない作品だとは思いますが、ワーナー・ブラザース作品に登場する有名キャラクターとのコラボレーションを期待していたら期待外れも甚だしいので、そこは注意が必要ですね。 そんな訳で作品的にはあまり評価できる内容ではなかったのですが、今回の鑑賞にはオチがあり、ストーリーも終盤に差し掛かり最後の大逆転を賭けた手に汗握るシーンで、いきなりスクリーンが暗転して天井の照明が付き館内が静寂に包まれました。 なかなか斬新な演出だなあと感心していたのですが、スクリーンは一向に映像を映し出さず天井の照明は明るいまま…さすがに演出にしてはおかしいと思い出した矢先に、館内放送で停電のお知らせが…なんだよ!普通に停電かよ! 観に行った場所は商業施設のビルに入った映画館なのですが、商業施設の方で何やらトラブルが発生したらしく、その影響で停電になってしまったようで、復旧するまでの間しばらく待たされる事態に陥りました。 なんかだんだあって数十分後に再開されたのですが、次に上映予定の作品が最初から上映されたり、本来の作品に戻ったと思ったら最初から上映されたり、何度か早送りを続けていたら行き過ぎて後半ネタバレになったり…色々とありましたが無事に最後まで観ることができました。 最後まで観たところで映画の評価はそこまで大きく変動しませんでしたけど、映画を観終わった後に映画鑑賞無料券を貰えたし、ある意味で記憶に残る映画になりました。 ちなみに過去にも映画館で停電に遭遇したことがあって、今回で2度目の経験でした。なかなかレアな体験じゃね?
2021/08/30
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----------------------------------------------------------- 「一斉防衛」では、仲間と協力して最大10回の迫りくる敵の波状攻撃から各地を守ります。 マップ上に自分たちを配置して、ブラックウォーターやフォートマーサー、バレンタイン、ストロベリー、マクファーレン牧場で敵の侵略を防ぎましょう。 まずは、キャンプの金庫で「J」からの新しい電報を受け取りましょう。 その後バッグから必要な電報を選択すると、いつでも「一斉防衛」モードを始められるようになります。 武器を取り地元住民を脅威から救うと、自分や他人の命をかけて戦った報酬として、勇敢な有志全員が3倍のRDOマネー、XP、ゴールドを獲得可能です。 さらに、72時間以内にお好きな初心者または有望株の役割アイテム1点が30%オフになるオファーも受け取れます。 ----------------------------------------------------------- 2021年8月10日(火)、我が家の結婚記念日でもある"ハントの日"に『レッド・デッド・オンライン』(以下、RDOと表記)のアップデートがあり、待望のサバイバルモード「一斉防衛」が追加されました。 この「一斉防衛」モードは最大4人が参加して迫り来る大量の敵NPCを撃退するもので、10段階の波状攻撃を乗り切ればクリアとなるのですが、終盤に近付くにつれて難易度が上昇していき、波状攻撃7以降は一瞬の油断が命取りの過酷な激戦となります。 対人戦ではなくプレイヤーが協力して敵NPCを撃退していくモードなので、対人戦が苦手な方でも気軽に楽しめますね。 いつでも好きな時に始めることが可能で、期間中は3倍の報酬を貰えるのも魅力的で、長距離配達に比べて効率的に稼げ、協力プレイで手軽に心地よい緊張感が味わえるゲーム性などメリットしかなく、唯一の欠点はプレイ時間が掛かり過ぎることくらいでしょうか。 拠点の四方八方から敵NPCが大挙して押し寄せ波状攻撃を仕掛けてくる防衛戦となるため、拠点内の持ち場を4人で各自分担し、協力して効率よく敵NPCを各個撃破していかないと、あっという間に敵NPCに拠点内部に潜り込まれて壊滅的なダメージを受けてしまいます。 途中で仲間の誰かが死んでも波状攻撃を1段階クリアする毎に全員が復活するので、最悪の場合、仲間のうち誰か1人でも生き延びさえすれば次の波状攻撃に繋げられるという参加者の絆が試されるモードでもありますね。 過去に遊んだオンラインゲームの経験から最大4人まで参加という人数制限がネックだと考えていましたが、ゲームの特性からかRDO界隈は人間関係の横の繋がりが意外に広く、あちこちから参加者を募っては各自メンバーを揃えて一斉防衛に挑んでいました。 そして昨夜、協力してくれた多くのフレンドさん達のお陰で、遂に一斉防衛の全拠点クリアを達成できました。 偶然ですが超難関のフォートマーサーを最後に残しておいたのは大正解で、心に残る劇的なフィナーレを飾ることができました。 全拠点クリア達成の記念に、自分への備忘録として昨夜の経緯を書き残しておきたいと思います。 2021年8月16日(月)、事前に攻略情報など確認せずに経験者から助言を聞いた程度の知識だけで初挑戦となったフォートマーサー1戦目、波状攻撃6までは割と順調に進んでいたのですが、波状攻撃7が始まると同時に避ける間もなく正面から大砲で撃たれてまさかの一発昇天…マジかよ。 続いてもう1人が大砲の犠牲となり、まだ序盤で十分に敵NPCを減らせていない状態だったのでジリ貧になり結果的に防衛失敗…。 あまりの悔しさにリベンジを誓い、続く2戦目、第1戦目の反省を活かして波状攻撃7の大砲を慎重に撃退し、勢いに乗って波状攻撃8をも難なく突破して迎えた波状攻撃9、このまま順調に最後まで行けるんじゃないかと安易に考えていたら、敵NPCが50人以上も残った状態で自分以外の3人が力尽きるという予想外の展開に…。 無念の死を遂げた3人の期待を一身に背負い、回復薬をがぶ飲みしながら慎重に敵NPCの数を減らしていきますが、弾薬は残り少なく補充する隙もないほどの激戦にクリアを半分諦めながらも、何とか踏ん張って敵NPCを残り2人まで減らすことに成功しました。 ようやく心の余裕を取り戻し、砦内の弾薬を回収して補充しながら最後に残った敵NPCの2人を捜索しますが、地図上のどこにも敵NPCの姿が確認されず気持ちは焦るばかりです。 …ど、どこにいるんだ!? まさか!?この期に及んで敵NPCが出現しないバグだったりしないよな? などと心配しながら、広大な砦の外壁の細い通路を敵NPCを捜索しながら走り回っていると、東側の崖の上にそっと佇む敵NPCの姿を発見し、速攻でボルト式ライフルでヘッドショットして遂に敵NPCは残り1人に…。 最後の1人を探して砦内を走り回っていると、南側の外壁に隠れてガトリングガンを撃ってくる戦闘馬車がまだ健在でした。 迂闊に真正面に立つとガトリングガン連射で容赦なく体力を削られるので、物陰に隠れながら絶妙な位置取りで戦闘馬車に乗る敵NPCの頭に狙いを定めてヘッドショットを決め、ようやく悪夢のような波状攻撃9が終了…。 これで最後の波状攻撃10に望みを繋げられました。 長丁場の消耗戦で集中力が切れたのか、波状攻撃10が始まった序盤で大砲が直撃して途中退場となり、さらに続けてもう1人の犠牲者を出し、いよいよ最終決戦となる波状攻撃10クリアは最後に残った2人の活躍に委ねられました。 力尽きている間は生存するプレイヤー視点でしか見れないため、2人の姿を交互に切り替えて戦況を確認しながら、祈るような気持ちで敵NPCの残り人数をカウントダウンしているうちに、やがて敵NPCの残り人数が2桁を切って1桁になり…そして遂にクリア! 最終的なランキング結果は、激戦だった波状攻撃9での活躍が認められたのか一斉防衛で初めてMVPに選ばれました。 この夜の激戦は忘れられない思い出になったな。 最後に、これまでの一斉防衛で体験した各拠点の感想。 (※あくまでも個人的な感想であり攻略情報ではありません) ○バレンタイン 移動範囲は狭いし町中が入り組んでいて全体が見渡せない 背後にそっと忍び寄る山刀マンには気を付けろ ○ブラックウォーター 町の周囲が見渡せるので意外とやりやすい 戦闘馬車が厄介なので真っ先にダイナマイト矢で倒そう ○ストロベリー ずっと屋上で戦っていたので移動が不便でストレスが溜まる 町の通路が狭いので戦闘馬車が入り口付近で渋滞を起こしている ○マクファーレン牧場 牧場だけあり、全体が見渡せてとにかく広い ひたすら走り回る必要があるが一番やりやすい印象 ○フォートマーサー とにかく大砲が怖い 砦の中は入り組んでいて敵NPCが単独行動するので意外と戦いやすい
2021/08/17
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映画『フリー・ガイ』(原題:Free Guy) 2021年8月13日(金)日本公開。 監督は「ナイト ミュージアム」シリーズのショーン・レヴィ、主演は「デッドプール」のライアン・レイノルズ、その他キャストにジョディ・カマー、ジョー・キーリー、タイカ・ワイティティなど。 バーチャル時代の全く新しいアクション・アドベンチャー映画誕生! ヒーローらしからぬ自由奔放なスタイルとクールで過激なアクションで、世界中を魅了した「デッドプール」シリーズのライアン・レイノルズが、何でもありの≪ゲームの世界≫を舞台に、今度はありえないほど"平凡すぎる"新キャラクターに挑む。 ライアン・レイノルズが自ら現代版「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と呼ぶ、新たな時代ならではの新感覚アクション・エンターテイメント。 ----------------------------------------------------------- 【STORY】 ルール無用・何でもありのオンライン・ゲーム<フリー・シティ>のモブ(背景)キャラとして、平凡で退屈な毎日を繰り返すガイ。 ある日、彼は新しい自分に生まれ変わるため、ゲーム内のプログラムや設定を完全に無視して自分勝手に立ち上がる―。 ありえないほど"いい人"すぎるヒーローとして。 ゲーム史上最大の危機が迫る中、はたしてガイに世界は救えるのか…!? ----------------------------------------------------------- 2021年8月13日(金)、4連休2日目の金曜日の午後に自宅から電車で30分ほど離れた映画館で相方と一緒に吹替版を観て来ました。 連休前は蒸し暑い真夏日が続いていたのに、当日は天候が崩れて肌寒い雨の中を傘を差して映画館へと向かいました。 本作は映画館のPV映像で観た瞬間に絶対に観に行こうと決めていたのですが、昨年2020年8月14日の公開予定から新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響により日本では4回の公開延期を余儀なくされ、今月に入りようやく待望の公開日を迎えました。 ゲームを題材に取り扱った作品なので4DX版上映を期待していたのですが、昨今の映画業界で多くの問題を抱えるディズニー配給だからか扱いが酷くて上映の回数自体が少なく、4DX版上映もマイナーな映画館に限られる状態だったので、今回は通常の2D版での鑑賞となりました。 そんなこんなで1年間待たされ期待値を上げて鑑賞した訳ですが、結論から言うと想像していた内容とは微妙に違い、せっかくゲームを題材に取り扱っているのに一昔前の作品を思わせる凡庸な脚本で、目を見張るようなCG映像でもなく、個人的には普通に面白い程度の評価でした。 今作における一番の問題点は、以前『竜とそばかすの姫』の時にも書きましたが、ゲームを題材とした作品なのに舞台となるゲーム内容が全く魅力的に描かれておらず、物語の展開に観客を納得させるだけの説得力がないところにあり、映画の世界観に没頭できないままエンドロールを迎えた印象でした。 ルール無用・何でもありのオンライン・ゲーム<フリー・シティ>のモデルは、恐らく『グランド・セフト・オート』(以下、GTAと表記)シリーズだと思われるのですが、一方的にプレイヤーがNPCキャラに暴力を振るう描写ばかりで観客に面白さが伝わらないんですよね。 自分が今現在プレイしているGTAと同じ開発会社のゲーム『レッド・デッド・オンライン』も同様に、NPCキャラが実際にその空間で生活しているかのような錯覚を覚えるほどに世界観が作り込まれた作品ですが、その手のオープンワールドゲームから発想を得た作品であれば、もっと丁寧にゲームの世界観を描いて欲しかったですね。 過去の映画作品でゲームを題材にして成功した作品と言えば、2018年公開の映画『レディ・プレイヤー1』が思い出されますが、あの作品はストーリー序盤から観客をゲーム世界に引き込む演出が素晴らしく、過去最高に4DX版との相性が良い作品でした。 今作の残念なところは、ゲーム世界と現実世界を交互に描きながら物語が展開していく脚本なのに、ゲーム世界と現実世界の描写は視覚的に大きな相違がなくゲーム世界が日常世界と大差ない雰囲気なので、一般的な人間ドラマを見ている感覚に陥ってしまったところですかね。 決して駄作とまではいかない内容でしたが、今すぐに2度目の鑑賞に行きたいとか、Blu-rayが出たら絶対に買おうとか、そういった感情が全然湧かなかったので、個人的にいまいちな内容だったんだと思います。ちなみに相方は面白かったらしいので評価については個人差があると思います。 公開日の延期に次ぐ延期で期待値を上げ過ぎた結果、先行して脳内イメージだけが膨らんで勝手に期待外れに感じてしまった残念な作品ですが、あまり難しいことを考えずに気楽に観れば普通に楽しめる作品に仕上がっているので、是非劇場で鑑賞して欲しい作品です。
2021/08/16
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映画『グエムル -漢江の怪物-』(原題:韓 괴물、英 The Host) 2006年9月2日(土)日本公開。 2020年公開『パラサイト 半地下の家族』のアカデミー作品賞、監督賞、脚本賞の受賞で全世界から脚光を浴びたポン・ジュノ監督が過去に描いた全世界驚愕のパニックエンタテインメント作品。 韓国映画界屈指の名優ソン・ガンホとタッグを組み、主役となる怪物〈グエムル〉のデザインは、世界屈指の才能を持つニュージーランドWETAワークショップ(「ロード・オブ・リング」シリーズ)とジ・オーファネージ(「ハリー・ポッターと炎のコブレット」)が手掛け、2年6ヶ月の長期にわたり約50億ウォン(約6億円)の費用を掛けて製作された。 ----------------------------------------------------------- 【STORY】 ソウルの中心を南北に分けて流れる雄大な河、漢江(ハンガン)。 ある日、突然正体不明の巨大怪物〈グエムル〉が出現した。 人間を襲う〈グエムル〉。その魔の手は河川敷で売店を営むパク一家に迫った。 そして〈グエムル〉は長男カンドゥの娘ヒョンソをさらい消えてしまう…。 この事態を受け政府は、〈グエムル〉は感染者を死に至らしめるウイルスの宿主だと発表し、一帯を封鎖した。 悲しみに暮れるパク一家だが、ある日カンドゥの携帯電話にヒョンソから着信が入る。 ヒョンソの声を聞いた父と一家は政府に追われながらも漢江に向かう。 果たして彼らはヒョンソを救えるのか? そして〈グエムル〉を倒すことが出来るのか? ----------------------------------------------------------- 2021年8月9日(月)、3連休最後となる月曜日の午後に自宅でBlu-ray版を鑑賞しました。 なぜ今更このタイミングでの鑑賞かというと、先日偶然ネットで本作を調べた時に昨年の2020年7月3日にBlu-ray版が発売されていることに気付き、即決でBlu-rayを衝動買いしてしまったからです。 ここ最近は過去に鑑賞して思い入れのある映像作品をBlu-ray版で買い直す症候群に罹患しており、未鑑賞のBlu-rayが次第に積み上がる一方なので休日に隙あらば鑑賞していこうと企んでいます。 ちなみに相方は恐怖映画やグロい描写が苦手なので、今作はPS5でイヤホンを付けて単身で鑑賞する事にしました。 ポン・ジュノ監督は朴槿恵(パク・クネ)政権時代に政権に不都合な文化人ブラックリストに載った386世代(90年代に30代で80年代の民主化運動に関わった60年代生まれ)の1人で、民主化運動で逮捕投獄された反米左派の血脈を受け継いだ監督と言われており、映画の作風にその影響が如実に現れています。世間一般的に、韓国映画は美男美女ばかりが出演する華やかな昭和の昼メロドラマを連想させるイメージだと思いますが、ポン・ジュノ監督作品は異色な存在で、社会に対する鋭い批判と極めて政治的なメッセージが込められた作風が特色です。 本作では風刺的要素として監督の反米的な要素を取り入れ、怪物が生まれた原因を、2000年に在韓米軍が大量のホルムアルデヒドを漢江に流出させた事件をヒントに社会風刺として描き、作中のアメリカ人は徹底的に悪人として描かれています。また、作中に登場する化学兵器「エージェント・イエロー」は、アメリカ軍がベトナム戦争で使用した枯葉剤「エージェント・オレンジ」に掛けてあり、アメリカ軍を風刺したものです。 ちなみに英語タイトルの『The Host』については、タイトル自体が二重の意味を持っており、生物学的な暗示とホスト(宿主)に対する社会政治的言及であると監督が過去のインタビューで述べており、映画の反米性は監督自らが認めています。 本作では社会情勢を怪物に例えて風刺的に表現しているため、突如出現した怪物が河川敷で暴れて人間を襲うだけのパニック映画だと思って本作を観ると、中盤での予想外の展開や、最後に待ち受ける意外な結末に肩透かしを喰らうかも知れません。表向きは怪物パニック映画の様相を呈しながら、米国風刺、韓国政府批判、貧困問題、環境問題など、実際に韓国社会で起こっている諸問題を巧みに脚本に取り入れ、韓国社会の暗部について皮肉とユーモアを交えて描かれた意欲作です。 特筆すべきは、本作の主役である怪物〈グエムル〉の大きさが人間と比較して意外に小さく、実在する生物として納得できるサイズ感であるところで、これにより身近な恐怖を感じさせる存在として強く印象付けられ、その不気味な容姿と躍動感のある動きを序盤から見せることで観客に畏怖の念を抱かせる手法は評価に値します。 個人的な胸熱ポイントは、怪物にさらわれたヒョンソを救うべく別行動していたパク兄弟が最終決戦の地に一堂に会し、各自が用意した武器で勇猛果敢に怪物に立ち向かい、結果的に兄弟で協力して怪物にトドメを刺したシーンが最高に恰好良かった。 細かい突っ込みどころは満載ですが、ほどよいコメディを交えたパニックホラーな展開で、社会問題や人間の醜さなどが劇中に垣間見られ、全てが終わった後の予想外な展開に少し驚かされながらも、それでも家族とは何かを考えさせてくれる胸が熱くなる家族愛を描いた素晴らしい作品です。
2021/08/10
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本日8月10日"ハントの日"は、我々夫婦ヒゲ&Lutzの結婚記念日となります。 もう何年も一緒にいるような不思議な感覚ですが、よく考えたらまだまだ結婚4年目なんですよね。 結婚4年目となる今年は、昨年同様、新型コロナウイルスの影響で軒並み野外イベントが中止となり残念な状況が続いていますが、相変わらず"大人げない大人"を目標に日々精進しております。 我が家の家訓は「趣味に関しては金に糸目は付けない」なので、欲しい物は我慢せずに何でも買っちゃいます。 PS5の初期ロットは見送る予定だったのですが、結局は我慢できずに抽選販売での度重なる落選を経て奇跡の当選の末に購入しました。 今現在は昨年から夫婦で移住した西部劇をテーマにしたゲーム「RDO(Red Dead Onlineの略)」の荒野で夫婦揃って活動していますが、ようやく素敵な仲間と巡り会えて新しいコミュニティが形成され、くだらない世間話ができる程度には仲良くなれました。 コロナ禍の影響さえなければ、仲の良いメンバーで集まってオフ会を開催したいところなんですけどねえ。 ちなみにRDOの近況は、相方のLutzが素手喧嘩(ステゴロ)に夢中で、RDO界では伝説級の猛者達に胸を借りてメキメキと腕を上げています。 つい先日はLutzの長年の夢が叶い、RDOステゴロ界のレジェンドとスパーリングする機会に恵まれ、真夜中に異常なテンションではしゃいでいました。一体彼女はどこを目指そうと言うのか? 昨年から外出自粛の要請が続いて週末は自宅に引き篭もる機会が増えましたが、夫婦2人揃ってインドア派なので特にストレスを抱えることもなく快適に過ごせています。 毎年同じ事を言っていますが、やはり共通の趣味を持つパートナーを得られることは、充実した人生を歩む上で重要な要素だと思います。 こんな夫婦ですが、今後とも末永くお付き合い頂けると幸いです。
2021/08/10
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映画『ラスト サムライ』(原題:The Last Samurai) 2003年12月6日(土)日本公開。 監督はエドワード・ズウィック。出演はトム・クルーズ、渡辺謙、真田広之、小雪、ティモシー・スポールなど。 アメリカ映画ながら日本を舞台に日本人と武士道を偏見なく描こうとした意欲作で、多数の日本人俳優が起用されたことでも話題を呼ぶ。 トム・クルーズが演じる主人公ネイサン・オールグレンのモデルは、江戸幕府のフランス軍事顧問団として来日し、榎本武揚率いる旧幕府軍に参加して戊辰戦争(1868年-1869年)の局面のひとつ箱館戦争に従軍したジュール・ブリュネであり、渡辺謙が演じる勝元盛次のモデルは、西南戦争に敗れて自刃した西郷隆盛である。 ----------------------------------------------------------- 【あらすじ】 ネイサン・オールグレン大尉は、かつて南北戦争で国と名誉のために命を賭けた英雄であった。 しかし、今や戦争も終わり、移り変わる時代に取り残され、酒浸りで自堕落な生活を送っていた。 そんな彼が日本政府に雇われ、サムライと戦うために日本にやって来た。 不平士族の領袖である勝元盛次は、サムライ一族の長であり、深く尊敬されている男だ。 明治維新後の日本、押し寄せる近代化の波の中、勝元はサムライの時代の終わりを察知していた。 しかし勝元は戦わずして去るつもりはなかった。 そして二人の戦士が出会い、運命がひとつに重なった時、歴史の扉が開いた…。 ----------------------------------------------------------- 2021年8月1日(日)、前日に1回目のコロナワクチンを接種して軽い倦怠感のある休日の午後に映画「ラスト サムライ」のBlu-rayを鑑賞しました。 数年前にDVDで本作を観たのですが、当時は戦国時代や三國志などの歴史物には興味があったものの、幕末以降の日本近代史や海外の歴史事情に疎く、本作の鑑賞にあたり"近代化に伴い時代遅れになった侍が滅びゆく物語"だと認識して観ていました。 あれから数年が経ち、西部開拓時代を舞台にしたゲーム『レッド・デッド・オンライン』(以下、RDOと表記)のプレイを通して得た拙い知識により、本作の舞台となる当時の日本が置かれた時代背景を理解して再び鑑賞したくなったのです。 主役のオールグレン大尉は南北戦争の英雄で、戦争の渦中に命令に従って無抵抗な先住民の部族を虐殺して心身に大きな傷を負い、それにより良心の呵責に悩まされて悪夢に苦しみ、逃れるように軍を離れた経緯があります。 その後、政府軍に近代式戦術を指南するために日本政府に雇われ、訓練指南役として兵制の近代化と日本帝國陸軍の創設に関わっていくことになるのですが、RDOプレイヤーであれば軍装品や武器の変化も含めて大変興味深い内容だと思います。 今作で特筆すべきは、監督と脚本がアメリカ人で製作は海外スタジオであるのに、里の武士達や政府軍の兵士達を演じるエキストラは全てオーディションで集められた日本人であり、劇中の日常会話が自然な日本語に聞こえることですね。 洋画なのに主演以外はほぼ日本語で撮影され、オールグレン大尉やその他の外国人が片言の日本語を話したり、逆に日本人が英語で話すシーンが入り混じっている関係で、吹替版は元の音声に日本語吹替の音声を被せるボイスオーバー方式が採用されました。 これまでの洋画にあったコメディのような"海外から見た間違った日本"を連想させるようなシーンは一切なく、町中ですれ違う住民達の話し声さえも聞き慣れた日本語の会話になっていて、一部の大袈裟な演技を除いては全く違和感がありませんでした。 映像特典に収録された監督のインタビューによれば、黒澤明監督から受けた影響は計り知れず、その想いから日本を舞台にした作品の製作に取り組み、その時代の日本の作法や細かい風習を考慮して時代考証を徹底し、本物と遜色ない世界観を再現したことは驚愕に値しますね。 どうやら、真田広之など英語の話せる俳優陣や同行した日本人スタッフが、演出面についても常に意見を述べていたらしく、日本人から見ておかしく感じる部分が無いかのチェックを入念に行っていたようですね。 劇中で明らかに時代考証から外れた忍者軍団の襲撃シーンがあるのですが、これについては監督はじめアメリカ人スタッフが「間違っているのは重々承知してるが、どうしてもニンジャを撮りたい」という要望で採用されたそうです。 映画のオープニングとラストは通訳兼写真家グレアムのナレーションによる演出となっているため、映画全体がグレアムがオールグレン大尉から託された手記の内容を元に出版した本の内容だと考えると、事実とは異なる脚色された演出があっても問題ないように思われます。 このような日本人として生まれたことを誇れる超大作が日本映画界から生まれて来ないのが非常に残念ですが、この作品は日本人だからこそ観て欲しい、日本人が失いつつある世界に誇るべき"武士道"の精神が描かれた素晴らしい作品だと思います。
2021/08/02
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