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2009年【米】Up in the Airジェイソン ライトマン監督(「JUNO」「サンキュースモーキング」)『ライアン(ジョージクルーニー)は企業のリストラ対象者に解雇を通告する“リストラ宣告人”として、全米各地を飛び回る毎日。わずらわしい人間関係のしがらみに背を向け、いまや航空会社のマイレージ制度で1000万マイルを達成することだけが自分の人生の目標となっていた。そんなある日、彼は自分と同じく出張で全国を飛び回っている魅力的なビジネス・ウーマン、アレックスと出会い、お互いに後腐れのない気軽な恋愛関係を持つようになるが……。』(wowow online より)無駄のない空港での所作(笑)、すてき♪あれだけ飛行機の上にいると、乗務員なみの被曝量だろうなぁ?確かにコメディなのだが、後半~ラストは何とも切ない。あの終わり方は、まさに悲劇だ。実はあの表情は、ジョージの気分そのものだったりして?
2012年04月29日
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「小沢報道は全部ウソだったと謝罪の必要【政治・経済】2012年4月28日 掲載無罪判決でも犯罪人扱い報道 小沢元代表は、大新聞テレビを訴えた方がいいんじゃないか。そうでないと、連中は懲りない。この謀略報道の洪水は止まりそうにない。 検察のガセ情報をさんざんタレ流して小沢の政治生命を抹殺したくせに、無罪判決が出た後も、「それでも残る疑惑」だの「国会で説明責任がある」と書き立てている大マスコミ。中には、「ほとんど有罪」の大きな見出しを掲げたり、識者のコメントを使って指定弁護士に「控訴しろ」とそそのかす記事もある。こうなるともう完全な人権侵害だ。人物破壊だ。 どうして、そこまでして狂ったように小沢を葬りたいのか。一体、大新聞テレビはだれの回し者で凶器を振り回しているのか。 そもそもこの小沢裁判は、「無罪判決」の中身を論評する以前の問題である。その価値もない。起訴したこと自体が疑惑、間違いだったのだ。 政権交代直前の09年3月、地検特捜部は小沢の元秘書を突然、政治資金収支報告書の「記載ミス」という微罪で逮捕し、その立証が困難とみるや、別の秘書を立て続けに逮捕。収支報告書の「記載ミス」は無数にあるのに、小沢以外の政治家には目もくれず、執拗に小沢を狙い、失脚をもくろんだ。 当初、特捜部は「ゼネコンからの裏献金があるに違いない」「小沢をやれる」と“妄想”を抱いて突っ走ったが、結局、何もナシ。すると、今度は、デッチ上げの捜査報告書を作って検察審査会(検察審)の審査員を“誘導”。ムリヤリ、小沢を「強制起訴」させたのが経緯だ。 検察が勝手に筋書きを描き、見立てに沿う作文調書を作り、それでも起訴がムリなら検察審を使う――。どう考えても不当不法。こんなデタラメ捜査手法、起訴が許されたら、司法はどんな冤罪もデッチ上げられる。民主主義国家じゃなくなってしまうのだ。 元毎日新聞記者で、政治評論家の板垣英憲氏はこう言う。 「民主主義国家には基本的人権を守るためのルールが決められています。つまり、適正、適法な手続きです。ところが、今回、検察の捜査手法は無法の積み重ねで、検察審の審査内容はいまだに分かりません。つまり、適正、適法な手続きとは到底、言えないのです。『小沢氏ならいいだろう』と軽くみるムードもありますが、有権者の負託を受けた政治家だからこそ、より慎重な手続きが必要なのです。今回のような捜査手法、起訴が許されるなら、誰でもすぐに犯罪者にされてしまう。大変、恐ろしいことです」 小沢事務所が問われた取るに足らぬ政治資金の記載ミスに比べ、検察、裁判所がやってきたことは数倍、数十倍も悪質なことなのだ。 <その批判もなく小沢は実質有罪、政治的けじめをつけろと叫ぶ大マスコミの狂気> その意味で、小沢事件は司法の信頼の根幹を揺るがし、ゾッとする検察官による捜査報告書の捏造まで明るみに出た。 それなのに、大マスコミは批判の矛先を司法権力に集中させようとしない。 〈結論はシロだが、「潔白」ではなく「灰色」という司法判断〉(読売社説)、〈裁かれたのは、私たちが指摘してきた「小沢問題」のほんの一部でしかない〉(朝日社説)などと、改めて小沢を責め立てる。本末転倒だし、トチ狂っているとしか思えない。 そもそも大マスコミの小沢追及の論調はブレまくってきた。もはや一行も触れようとしないが、批判の出発点は「ゼネコンからの裏ガネ」だった。 ところが、今は「収支報告書は秘書任せ」「秘書への監督責任」のみをあげつらう。実にチンケな話で、小沢の「道義的責任」「政治的責任」「国会での説明責任」を仰々しく糾弾するのだ。 振り出しの「ゼネコンからの裏ガネ」はどうなったのか。小沢に「収賄」の嫌疑をかけた特捜部の「小沢との全面戦争」は、とっくに検察の敗北でケリはついている。 検察は一連の捜査で70社近くのゼネコンを絞り上げたが、出てきたのは不可解な「水谷建設からの1億円」だけ。捜査に参加した元検事の前田恒彦受刑者(証拠改ざん事件で有罪確定)は、小沢公判でこう証言した。 「佐久間達哉特捜部長(当時)は、胆沢ダムを受注した元請け・下請けのゼネコンごとに、○○社が1億、××社が2億と夢みたいな妄想を語っていたが、現場は厭戦ムードが漂っていた」 水谷からのカネだって、「石川議員を調べた吉田正喜副部長(当時)も、田代政弘検事も『アレはないんじゃないか』との心証を抱いていた」(前田受刑者)という。小沢が問われた政治資金規正法違反事件は、検察の妄想捜査の残りカスをかき集めたに過ぎないのだ。 「それも今回の無罪判決によって、小沢氏を罪に問える材料は全て消えたのです。だから、メディアは『政治とカネ』や『道義的、政治的責任』という漠然とした言葉で責めるしかない。検察と一体になって『小沢はワルだ』とあおった非を認めようとせず、悪あがきを続けているだけです。朝日新聞は社説で『政治的けじめ、どうつける』と小沢氏に迫りましたが、けじめをつけるべきは朝日の側であり、小沢バッシングに狂奔した全メディアです」(元NHK記者で評論家の川崎泰資氏) その朝日は「報道検証」と称して、「本紙は有罪決めつけていない」「検察リークありえない」と自己弁護していたが、ゴタクを並べるのは、どうでもいい。朝日はじめ、大マスコミは「小沢報道は全部ウソでした」と謝罪する必要がある。 <これで消費増税がつぶれたら困ると書くスリカエ> 大新聞の狂気はそれにとどまらない。判決翌日の紙面でさっそく「増税法案、小沢氏無罪も影響」(朝日)、「消費増税に『足かせ』」(毎日)、「小沢系 増税阻止へ反攻」(読売)と大騒ぎしていた。“小沢は数の力で野田政権の邪魔をする”“消費税問題を混乱させるだけで、良い結果を生まない”と、こんな論調のオンパレードだ。 しかし、消費増税が暗礁に乗り上げているのは小沢のせいか? そうではないだろう。国民の6割がノーと言っている増税に突っ走ろうとする野田悪政に正義がないのだ。経済評論家の上念司氏が憤慨して言う。 「デフレ下で消費税率を上げれば、税収が減ってしまうのは常識です。もちろん、財務省は百も承知。その証拠に、今月4日の国会で、『デフレ下で国民所得が減っている中、税率を上げれば税収は増えるのか、減るのか』と追及された古谷主税局長は、『減少します』とハッキリ答えています。要するに財務省は、国民は幼稚園児程度だとバカにして、何も知らせずにダマしているわけです。いま重要なのは消費増税ではなく、デフレを脱却して税収を増やすこと。それなのに、大メディアは小沢氏が消費増税を潰すのが悪いと非難している。揚げ句、消費増税に反対する人のコメントは、すべて“小沢元代表に近い関係者”と書く。小沢氏が反対するものは善なんだと読者に思い込ませてしまおうと、悪質な印象操作をしている。戦前のファシズム報道そのもので、こんなデタラメはありません」 国を滅ぼすのは小沢ではない。消費増税であり、それを強行しようとする野田政権と財務官僚、その走狗と化した大マスコミの方だ。露骨で薄汚いスリ替え報道にダマされてはいけない。 <政局を書くのはそれだけ小沢の強大な力を認めているからだ> どうして大マスコミはここまで小沢にこだわるのか。一方では「広がらぬ賛同者」「党内で孤立」と書いているのだから、無視すればいいのだが、それをしない。要するに、小沢が傑出した力を持っていることをマスコミが一番よく知っているからなのだ。 「戦後、刑事被告人になりながら、これほど力を持ちつづけた政治家は、田中角栄と小沢一郎だけです。3年間も検察と戦い、党員資格まで停止されたのに、同志が140人もいるのは驚きです。損得を考えたら、小沢について行くメリットはない。大勢の仲間がいるのは、政治家としての実行力やビジョンが並外れているからでしょう。大手メディアが、狂ったように小沢の疑惑を騒ぎ立てるのは、気になって仕方がない、無視できない裏返しです」(政治評論家・本澤二郎氏) もし、小沢が取るに足らない政治家だったら、有罪だろうが無罪だろうが、無視している。 大新聞テレビが、小沢の力量を認めながら、いや、認めているからこそ、なにがなんでも抹殺したいと考えているのが真相なのだ。 「大手メディアは、小沢が目障りで仕方ないのですよ。社説などでは、政治に“強いリーダーシップ”を求めながら、ホンネでは傑出した人物を快く思わないのが、日本のメディアの伝統です。しかも、小沢は、大手メディアの既得権益をブチ壊そうとしている。記者クラブ制度にメスを入れ、テレビの電波行政を変えようとしている。既得権にあぐらをかいている大手メディアにとって、これほど怖いことはない。力のある小沢は、絶対に潰したいということなのです」(本澤二郎氏=前出) それで小沢が復権すると、民主党政権が分裂する、社会保障と税の一体改革が遅れると騒ぐ。世間に“小沢不安論”をまき散らす。何かにこじつけてでも、小沢を排除追放したくてしようがないのだ。 <この国の大マスコミは戦前戦中と同じ権力走狗> こうしてみると、日本の大マスコミがいかに次元が低いかがよく分かる。国民を賢くさせて、国を豊かにさせる発想などゼロだ。小沢無罪判決を受けて、自民党の代議士がツイッターでこうつぶやいた。 「小沢には監督責任、道義的責任はあるが、判決が出た以上、国会でこの問題を引きずり、時間を費やすべきではない。デフレ円高脱却など、国会は前向きな政策論争を行い、一つ一つ方向を出していくべき」といった内容だ。小沢喚問を要求して、民主党政権を引っかき回そうとする自民党執行部まで皮肉ったのだが、本当の報道の役割とは、こういうこと。無意味な小沢喚問を書き立てることでなく、国民のためになる知恵を授けることだ。そこを自覚しなければ、日本の沈没を止められるわけはない。政治評論家の森田実氏がこう語った。 「この国はマスコミによって、どんどん劣化している。それは権力のチェックをせず権力と一体化してしまったからです。戦前戦中、軍部のお先棒を担ぎ、国民を戦争に駆り立てたマスコミは、その反省に立てば、国民生活を滅ぼす消費増税など逆立ちしても推進してはいけない。大衆を犠牲にしてはいけないのです。ところが、財務省や大政党、アメリカの手先として大衆を脅かして増税を進めて心が痛まない。大衆増税に反対の小沢さんたちのグループを率先して潰そうとする。腐ってます。権力の犬に成り下がってしまったのです」 大マスコミがしつこく小沢抹殺報道を続けるのは、「自分たちは権力の走狗です」という堕落の正体をさらけ出していることを意味するのだ。」
2012年04月28日
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1985年【スウェーデン】Mitt liv som hund / My Life as a Dogラッセ ハルストレム監督(「Hachi 約束の犬」「シッピングニュース」「ショコラ」「サイダーハウス・ルール」「アバ・ザ・ムービー」)『主人公のイングマル少年は、兄と病気の母親、愛犬シッカンと暮らしている。父親は、仕事で南洋の海に出かけたままずっと帰ってこない。人工衛星に乗せられて地球最初の宇宙旅行者になったあのライカ犬の運命を思えば、どんな事だってたいしたことはないと考えるのが彼の人生哲学だ。やがて夏になり、母親の病状が悪化。イングマルは一人、田舎に住む叔父の元に預けられることになる。その村の住人は、一風変わった人ばかり。街に置いてきたシッカンのことが気になるものの、男の子のふりをしている女の子・サガとも仲良くなり、毎日を楽しく過ごすイングマルだったが…。』(allcinema online より)味がある~愛がある~イングマルが子どもなりに一生懸命気遣っている様子がいじらしく。田舎の生活は素敵で、ラストはおさまるところにおさまって、ホッとした。スポーツ万能のサガが可愛いかった。それにしても女の子達のおませぶりにはタジタジである。彫刻家のモデルになったお姉さん(彫刻家に何かされないようにイングマルにお供をさせる)の方がずっと慎み深いと思うぐらいだ。(笑)これは何度か観るとさらに味が出そうな気もする。
2012年04月22日
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2011年【米】The Riteミカエル ハフストロム監督(「1408号室」「すべてはその朝始まった」)『アメリカ人の神学生マイケル(コリン オドナヒュー)は、自らの信仰心に疑いを抱き、司祭となる道を捨てようとしていた。そんなとき、彼は恩師からバチカンのエクソシスト養成講座を受講するよう勧められ、ローマへと飛ぶ。だがそこでも神の存在を確信できない彼は、異端だが一流のエクソシストとされるルーカス神父(アンソニーホプキンス)を紹介される。神父の助手として悪魔憑きとされる人々を目の当たりにしながら、なお精神的な病に過ぎないと疑うマイケルだったが……。』(wowow online より)どれくらい実話なのだろうか~。これは映画館で観ないでよかった。ホプキンスの魅力たっぷり。さすがの演技力。ただあそこまで顔が変形して血管が怒張して、死んでしまわんもんなのかねー。というか悪魔がついたことによる幻覚のようなものなのか。なかなかおもしろかった。ルーカス神父の家に、にゃんこがいーっぱいなのも、うれしい。神学生マイケルは CSI:NY のドンフラックっぽいイケメンでグー。
2012年04月21日
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1991年【日】周防正行監督(「Shall We ダンス?」)『父親のコネで就職も決まっていた教立大学4年の秋平(本木雅弘)は、ある日、卒論指導教授の穴山(柄本明)に呼び出され、授業に一度も出席しなかったことを理由に、卒業と引き換えに穴山が顧問をする相撲部の試合に出るよう頼まれる。しかし、その相撲部にいたのはまだ一度も勝ったことのない8年生の清水ひとりだった……。めちゃくちゃ弱いが相撲をこよなく愛する8年生清水役に扮した竹中直人が極端に過剰な演技を披露、爆笑を誘う。』(allcinema online より)これはずっと観たかったのだ。もっくんもよいが、柄本明がカッコいいなどと、初めて感じた。清水美砂を久しぶりに観たが、好きだ。安田成美に通じるところがあるが、姿勢がよくて、自然体なところ。じじいに啖呵切るところもよかった。他の、おデブのお兄ちゃん、お姉ちゃん、ガイジン留学生、もっくんの弟、(竹中、)それぞれにキャラクターが生きていて、面白かった。関係ないけど、大学相撲は、ガッツポーズ有りなの?T坊が「だめだろー!」と怒ってた。(笑)
2012年04月20日
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2008年【米】Food, Inc.ロバート ケナー監督『全米のスーパーで販売されている鶏肉は、生産地までたどると意外な事実が判明。かつての半分の期間で2倍の鶏肉を生産するため、工場でニワトリは急激に成長させられるが、足の成長が追いつかずに少し歩いただけで足の骨が折れる。また食用牛も巨大工場ですし詰めにされ、従来のような牧草より廉価なコーン(とうもろこし)を食べるため、病気にかかりがち。このように巨大食品産業が効率重視の生産を続けることに未来はあるのか?』(wowow online より)先日観た「ありあまるごちそう」「キングコーン」でも知ったように、廉価なコーン飼料によってお肉の大量生産、食料が巨大企業によって廉価に生産されることによって、いろんな問題が持ち上がっている。日本もデフレスパイラルで、どんどん物価が安くなるのは助かるけれど、さらに収入も減ってゆき、いずれ欧米系多国籍企業の遺伝子組み替え食品やら、コーンシロップが添加された安い飲み物やスナックがさらに出回って、貧乏人はそれしか食べられなくなるのだろうか。アメリカでもオーガニックが注目されているのだなぁ。。小規模農場での取り組みが紹介されていた。家畜を同じつぶすのでも、一頭一頭慈しんで感謝して命を頂くことは忘れたくない。工場の映像の、牛豚鶏がラインを流れて「お肉」になっていく様子は、モノのようで、悲しくなるなぁ。安全に、衛生的に、処理されるならよいが、中には外国人不法労働者を半ば騙して脅して危険な職場で働かしている様子も。お肉の動物は、モノ、労働者も、奴隷、である。そうやって効率重視で作られた安価な食料が、なだれをうって日本に入って来るのか?そして、出たよモンサント。人類に対する迷惑企業、犯罪企業。
2012年04月13日
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2010年【日/加】Toilet荻上直子監督(「めがね」)『カナダ・トロント。優秀なピアニストだったが、ある理由から引きこもりになった兄モーリー、現実的だがニヒリストでロボットオタクの弟レイ、そして大学生の妹リサ。3人の兄妹は、母の死を機に実家で同居生活をおくることになった。その主な理由は、母が亡くなる直前に呼び寄せた日本人の祖母《ばーちゃん》の存在だった。言葉もろくに通じない彼女は、無表情で意思表示もせず、何を考えているかさっぱり分からないのだが……。』(wowow onlineより)うーむ。やはりあんまり面白くなかった。でも「めがね」よりは、こちらが好き。ほとんどセリフなしで「間」だけの不気味なばーちゃんの存在感はあった。孫のガイジンさん方がオロオロ悩む様子は笑えた。多少はほのぼのしんみりしたような記憶はあるが、あまり残らなかったなぁ。そーいえば、にゃんこが出てきたっけ。なまえは「センセー」だっけ???好きなタイプのにゃんこだったなぁ。
2012年04月03日
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2007年【米】King Cornアーロン ウールフ監督『米国のある大学で友人になった2人、チーニーとエリス。2人が自分たちの髪の毛を調べると、いずれもコーンが含まれていることに驚く。そこで自分たちがいずれもアイオワ州の出身であることから、同州で小さな畑を借りて自分たちでコーンを作ってみようと行動を起こす。そこで分かったのは、コーンを作ると申請しただけで合衆国政府が補助金をくれることと、コーンが飼料や甘味料に姿を変えて全米に流通していく変な食事情で……。』(wowow online より)牛がコーンの飼料を食べさせることでO157が…草を食べる牛には発生しない???、という話を聞いたことはあったが、ああ、こういうことだったのか、と勉強になった。補助金漬けなので農家はコーンを作る、コーン飼料で牛が早く太る、コーンを科学的に調理してシロップができる、砂糖代わりに使って安い食品が作られる…俺たちのからだはコーンでできてる、長生きできない、と冒頭に言ってたのがショッキング。モーガンスパーロックは過激な体当たりでドキュメンタリー撮ってるが、この二人は、もっと気楽な感じで楽しげに、でもかなりまじめに取り組んでいるところが貴重。アメリカはとうもろこしの産地、というとスイートコーンを想像していたが、まったく別の品種で、食べてもうまくない、食べられないコーンだったのだ。(「フィールドオブドリームズ」のとうもろこしは、どんな品種だ?)それに、最近盛んに言われている「除草剤に負けない」やつやら、子孫を残さない種やらの問題もある。いろいろと恐ろしい問題をかかえている。あまり消化しきれていないが、これからもいろいろ読んだり観たりしたい。
2012年04月01日
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