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必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・街路樹を吹き抜ける秋風も色濃くなった街角で、私はふと足を止めた。(あ。もうすぐ、志波君のお誕生日だ)同性の友人に対しては、お誕生日やクリスマス・イブに”ご挨拶”として贈りものをし合う。だが、異性に同じ事をしても女性と同じ反応は期待出来ない。男性は、ある程度の年齢を過ぎたら自分の出生した日が特別だとかどうだとか考えないから。だが、この学園では女子が男子に何か手渡している光景も珍しくなかった。それに。初夏、佐伯瑛君に誕生日プレゼントを贈った際の膨れっ面だった彼がぱっと輝かせた顔が記憶に新しかった。あれは、私なりに意味が込められていた。”喫茶・珊瑚礁”を辞めた際に”電話一本”で済ませてしまったお詫びも兼ねている。店内に飾られていた調度品と”同等”とまでは言えないがなるべく綺麗なものを選んだ。あの時も、チョップが飛んで来るかひやひやした。ところが、常時不機嫌な彼でさえあれ程”喜んだ”事実が私の背中を押した。「どれにしようかな」私は、普段は余り出入りしない男性用のグッズが多く置かれた棚を見比べた。”笑顔の作り方講座DVD”は、手に取っただけで一笑に付した。志波君は、何時も笑っている男性では無い。でも、偶に見せる表情に味があった。結局、”スポーツ好きな男子”が好きそうなものに目が行った。「ええっと。”エキスパンダーDX”と、”低反発枕”ね。どちらに、しようかしら」背が高い方々は、中々ぴったりした寝具が無いらしい。私は、これにした。(プレゼントも、ちゃんと用意したし。頑張って渡すぞ)ラッピングは、下手糞なので飛び込みで入ったスポーツ&日用品ショップのおじさんを捕まえ懇願した。「はいよ。BFへの、プレジェントかい?」「いっ!!いいえ!!ち、ちょっと」顔が、赤くなった。そして、何だかぎこちない歩き方のまま彼がいるクラスの廊下を通った。日々、授業のどれかをサボタージュしては図書室近辺を彷徨っている人物だ。”手渡し”が出来るかどうか、心配だったけれど幸いすぐに会えた。(志波君)「何だ」私は、スパイにでもなった感覚でいきなり小包を持たせようとした。(これ、誕生日プレゼントなの。はい)彼は、怪訝そうな表情を浮かべた。「へぇ」恐らく、脳の中で”誕生日”と”何故、都辻寿陽花が緊張した顔で変な荷物を突き出しているのか”が全く繋がらないのだろう。ぼんやりした顔で、不思議そうに聞き直した。「開けて、良いか」私は、知らず知らず”普段の笑顔”になっていた。(うん!!)「俺の欲しいもの、よく判ったな」彼は、ふっと微笑を返した。「ありがとう。大切にする」(やったぁ。凄く、喜んで貰えたみたい)兎に角、受け取っては貰えた。私は、胸が高鳴った状態で自分の教室に小走りで駆け戻った。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・異性の(誰に・何時・何を・どう贈るのか)は”ウマく行く恋愛術”でも散々取り上げている重要なテーマです。成功すれば、愛情や信頼を獲得出来失敗すれば最悪ストーカー紛いの行動ともなってしまうのです。基本は、(1)相手との正確な距離感を把握して(2)贈る名目と気持ちのバランスを量り(3)相手の立場や身になって負担にならない程度に行う事です。参考ですが、親密ではないうちは「男性=すぐ無くなる飲食・日用品」「女性=綺麗なもの・可愛らしいもの」が妥当でしょう。また、(1)相手の邪魔にならない(2)軽いものが無難です。azareaが、度々綴って来た”オドモ(自己中心的な子供染みた要求を、大人の実行力で押し付ける人々)”はこの配慮が欠如しております。失敗し易いのは、(1)相手の立場や状況や嗜好を無視し(2)贈る名目とはかけ離れた品物を(3)郵送・不在時に意味や目的を伏せて置く事例が考えられます。この物語でも、デイジーはその点をクリアしています。佐伯君には、アンティークで美しいデザインの小物・志波君には便利な生活グッズを手渡しで贈っています。贈りものは、同性と異性では意味が違って来ます。もし、相手が”迷惑”と感じたら「いらない」と告げられてもその気持ちを潔く受け入れる位の度量が必要となります。知人程度の異性の家を独断で調べ上げて、生鮮品や矢鱈に高価なもの等を不在の玄関先に大量に置いたらそれは”嫌がらせ”だと受け取られます。あなたが、幾ら「愛しているから」と主張してもそれは相手を考えていない自分勝手です。
2009年11月22日
先日、お告げが”ときめも・新作発売!!”と言ったけれど。現実化するとか、しないとか。どっちかな。
2009年11月19日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・珍しく、あいつから下校を誘われた。(もう少しで、文化祭だね。佐伯君、準備はどう)俺は、上がり掛けたテンションが一気に凋んだ。せっかく、2人で歩いているのに。わざわざ、その話題か。「俺、何もしないから」(そっか。佐伯君、帰宅部だもんね。でも、クラス出展あるでしょ)明白に遮ったのに、何時もながら無神経な言葉だ。「ある」好い加減、俺が”学校生活”なんかお義理で済ませている事位理解しろ。「はぁ。何が、楽しいんだか」あいつは、俺の感慨を半笑いで聞き流した。(ちゃんと参加してみれば、楽しい事があるかもよ)結論が出ているのに、しつこい。「無いね。でも、まぁ。文化祭の日は、珊瑚礁にお客が流れて来るんだ。だから、まぁ。よしとする」(ちゃっかりしてる)少しは、俺が”喫茶店経営”に傾けている情熱に感心したのか。羽ヶ崎学園の文化祭。俺は、校内をふらついていた。行く当ては、無くも無い。小耳に、あいつのクラスが喫茶店を開くと挟んだからだ。”ヤングプリンス”とは、下品なネーミングだが若王子にしては上出来な発想だと思う。エリアに近付くに連れて、下手糞な”呼び込み”が聞こえた。目線の向こうに、例の電信柱みたいな人影が見えた。志波勝己だ。「イケるなぁ。これ。はね学饅頭。次は、変り種クレープ」筋肉に、栄養分が必要らしく我が校のお菓子を抱えて歩いている。蘇った、フランケン・シュタインかよ。あの娘は、ぽかんとした顔でその様子を見上げていた。普通に見ても、間抜けな顔が益々馬鹿に見える。俺は、さり気無く注意してやった。「ただ働きに勤しんでいるみたいだな。独楽鼠の様に」あいつは、滅多にしない目付きで此方を睨んだ。(捻くれているんだから。ね。時間があったら、ウチのクラス出展にもお出でよ)俺は、少し怯んだ。まさか、あんな奴をこの雑然とした期間中マークし続ける気じゃないだろうな。こうなりゃ、こっちだって”宣戦布告”だ。「ああ。そうだな。じゃ、俺は優雅に高見の見物を」だが、目敏く俺の立ち姿を見付けた女子の群れが取り囲んでしまった。「あ、あはは。じゃ、またね」なぁ。こんな、俺と素で話が出来るんだぞ。少しは、有難いと思わないのだろうか。女の子達の”要求”を捌き、再び来た道を戻った。(お待たせしました。ホットコーヒーと紅茶とアイスココアと、ええと)俺は、あいつの表情は見慣れている。明らかに、焦っているらしかった。(どうしよう。このままじゃ、お客さん回しきれないかも)あー、もう!!「何、キョドってんだ?ハムスターか。お前は」(あ。佐伯君。うん。ちょっと、人手が足りなくて)は?「人手は、足りている。手際の問題だな。これじゃ、何人いたって回らない。効率、輪悪過ぎだ」俺が、当たり前の事実を教えると図に乗ったのかとんでもない事を言い出した。(うーん。そうだ。佐伯君、手伝ってよ)断る。そうそう、お前なんかの思い通りに操られて堪るか。「ごめーん。ほら、僕お客だから。ホットコーヒー、一つ下さい」すると、相手は急にいきり立った。(ケチ!!佐伯君、プロなんだからこんなのお手のものでしょ?)「わ。馬鹿!!」(ね!!ほら。奥に、エプロンあるから)な、何だよ。だが、あいつが”泣きそう”になると俺の脳裏にどうしても思い浮かぶ光景があった。「・・・お前な・・・」やれやれ。気が付くと、俺はお茶目なエプロン姿で室内を巡っていた。「オーダー!!ホット、1!!」(はーい)あいつの弾んだ声が、俺を後押しする。「ついでに、3番テーブル下げとけ!!後、皿洗いは2人でやるなって言っといて」(はいはい)ったく。”喫茶・珊瑚礁”にいた頃からお返事だけは上手い奴。「見て!!プリンスが、いるわ!!格好良い!!」「ウェイター姿、決まってる!!ねぇ。何か、飲んで行こう」俺は、素早く客層・客質を分別した。「いらっしゃいませ。只今、お席までご案内いたします」「ふぅ。一段落だな」あいつは、頬が赤かった。理由は無いが、心の奥で”勝利のゴング”が鳴り響いた気がした。(お陰様で、何とか切り抜けられたよ。ありがとう)当然だろ。今頃、見直すな。「まぁな。俺に仕切らせたら、ざっとこんなもんだ。ああ。疲れた。コーヒーくれ」あいつは、俺の目の前で叫んだ。(はい。ホットコーヒー、1。1リッチになります」え。ええ。「取るのかよ!!」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・恋愛を至上の目的に生きる”クドく男&クドかれる女”と、日常生活の安全圏を守って恋愛は眼中に無い”クドかない男&クドかれない女”本来は、全く交じり合わない水と油です。でも、もしあなたが自分とは正反対のタイプに恋心を持った場合にはこの様な”アクシデント時”が千歳一隅のチャンスとも言えます。”クドく人々”は、日常生活を全部”恋愛”に繋げて思考します。普段から、”自分は、異性からどうみられるか”を意識してお洒落もし”舞台の主役”の様に振舞います。そんな彼等には、”アクシデント時”はドラマティックな舞台となります。一方、”クドかれない人々”は周囲の評価を視野に入れながら協調性を大切にしています。自分が目立つ言動は控え、異性より同性(グループ行動)を大切にしています。上記の物語でも、佐伯瑛君は元々文化祭自体には全くやる気がありませんでした。でも、デイジーに懇願された途端彼の独壇場となります。また、デイジーも珍しく彼に強く感情を表します。この場合、彼女は”王子を独占”しようとか”自分の思うままに彼を使って他の女性達に差を付ける”発想なんか微塵も持っていません。単に、手伝わなければならないお店でお客様が込み焦っているだけです(爆)ところが、”クドく人々”から見れば自らの魅力を意中の相手に誇示する機会になり得ます。”自分恋愛物語”が大好きな彼等は、大いに盛り上がり興奮します。また、幾ら冷淡な”クドかれない人々”でも集団の中でピカイチな能力を発揮した事実は認めます。こうして、双方に絆が生じるのです。
2009年11月19日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はばたき市にも、色取り取りに紅葉が燃え盛っている。頬には、冷んやりとした風が当たる。私は、下校途中で佐伯瑛君に話し掛けた。(もう少しで、文化祭だね。佐伯君、準備はどう?)彼は、相変わらず無愛想だった。「俺、何もしないから」(そっか。佐伯君、帰宅部だもんね)私は、無理に言葉を繋いだ。(でも、クラス出展あるでしょ)「ある」彼は、嫌々答えながら特徴的な”溜息”を吐いた。「はぁ。何が、楽しいんだか」それでも、話を畳み掛けてみた。(ちゃんと参加してみれば、楽しい事があるかもよ)「無いね」佐伯君は、癇に障ったらしく言い棄てた。「でも、まぁ。文化祭の日は、珊瑚礁にお客が流れて来るんだ。だから、まぁ。よしとする」(ちゃっかりしてる)そう答えながら、胸の奥では”どうして”と言う疑問と”やっぱり”と言う落胆が同時に過ぎった。羽ヶ崎学園の文化祭当日が、訪れた。私のクラスは、喫茶店である。その名も、華々しく”ヤングプリンス”と付けられた。”主役”を自負した若王子貴文先生は、並々ならぬ意気込みで”呼び込み”に挑戦している。私は、久々に”ウェイトレス”をこなす事になった。(あ。志波君だ)彼は、苦み走った険しい顔で廊下を練り歩いていた。「イケるなぁ。これ。はね学饅頭。次は、変り種クレープ」(食べ歩きでも、してるのかな)志波君を目で見送っていたら、鋭い声が飛んで来た。「ただ働きに、勤しんでいるみたいだな。独楽鼠の様に」今日ばかりは、佐伯君の皮肉に傷付いている暇は無かった。(捻くれているんだから)私は、珍しく言い返した。(ね。時間があったら、ウチのクラス出展にもお出でよ)彼の事だ、てっきり怒り出して私を押し退けいなくなると思った。でも、彼は勝ち誇った表情できっぱりと宣言した。「ああ。そうだな。じゃ、俺は優雅に高見の見物を」その時、いつも校門で彼を”出待ち”している大勢の女性ファン達が押し寄せて来た。もはや、はね学名物ともなった”スター”とその輝きを囲む賑やかな光景だ。彼は、彼女達1人1人にきちんと答えながらにこにこと嬉しそうに私を見返した。「あ、あはは。じゃ、またね」数十分後。私は、回り持ちの仕事に追われ始めた。(お待たせしました。ホット・コーヒーと紅茶とアイス・ココアと、ええと)店員が2名しかいなかった”喫茶・珊瑚礁”とは違い幕の後ろには数人の生徒達が作業を分担している。それなのに、お客様が溜まりお待たせする時間がじりじりと長引いている気がしてならない。(どうしよう。このままじゃ、お客さん回しきれないかも)すると、またも嫌味が耳朶を打った。「何、キョドってんだ?ハムスターか。お前は」(あ。佐伯君)私は、振り返ってあるがままを伝えた。(うん。ちょっと、人手が足りなくて)彼は、コンピューターの様に”分析”を開始した。「人手は、足りている。手際の問題だな。これじゃ、何人いたって回らない。効率、輪悪過ぎだ」そうこうするうちにも、お客様が増える。(うーん)私は、悲鳴を上げていた。(そうだ!!佐伯君、手伝ってよ)彼に、私の”救命要請”なんか伝わる筈も無かった。嘲笑を含んだ声音で、余裕たっぷりに断った。「ごめーん。ほら、僕お客だから。ホットコーヒー、一つ下さい」私は、余裕の無さからだろう。後先も考えず、かっとなった。(ケチ!!佐伯君、プロなんだからこんなのお手のものでしょ?)常に、”秘密”を抱えてびくびくしている彼は慌てた。「わ。馬鹿!!」こんな言い方は、”脅し”でもある。普通なら、この辺で引き下がる。でも、フロアで”お団子”状態になっている人だかりが気になり形振り構わず追い縋った。(ね!!ほら。奥に、エプロンあるから)「・・・お前な・・・」彼は、低い声で唸ったが次の瞬間店員の控え室に走り込んだ。「オーダー!!ホット、1!!」(はーい)佐伯瑛君は、きびきびと模擬店舗を動き回る。「ついでに、3番テーブル下げとけ!!後、皿洗いは2人でやるなって言っといて」(はいはい)私も、貴重な尽力の足を引っ張らない様に努力した。忽ち、学校内外の女の子達の嬌声が響いた。「見て!!プリンスが、いるわ!!格好良い!!」「ウェイター姿、決まってる!!ねぇ。何か、飲んで行こう」彼は、その囁きをも巧みに聞き分け”利益”として選び取っては引き込んでいる。まさに、天性の感覚だった。「いらっしゃいませ。只今、お席までご案内いたします」私は、ばたばたと立ち回りながらも感嘆するしか無かった。(さすが、佐伯君。オーダーが、どんどん片付いて行く)2時間も経過すると、午前・午後の”ティー・タイム”の大波は静まった。「ふぅ。一段落だな」私は、心から頭を下げた。(お陰様で、何とか切り抜けられたよ。ありがとう)「まぁな。俺に仕切らせたら、ざっとこんなもんだ」彼は、周囲を見渡して判断した。そして、粗末な椅子にどかんと腰を落ち着けた。「ああ。疲れた。コーヒーくれ」(はい)私は、調理場に向かって叫んだ。(ホット、1!!1リッチに、なります)佐伯瑛君は、口を半開きにした。「取るのかよ!!」
2009年11月19日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺は、イルミネーションが瞬き始めた街角をせかせかと歩いていた。(佐伯君)呼び声に立ち止まって見ると、あの娘がのんびりした調子で歩いている。俺は、猛烈に腹が立った。「お前な。この格好の時は、名前を呼ぶな!!」あいつは、”花屋アンネリー”の包装紙で包まれた花束を抱えている。大方、売れ残った屑花でも貰い受けて得意満面なのだろう。8月、一緒に”喫茶・珊瑚礁”で働いてからとっくに1ヶ月以上が経過している。夏休みの終わりに、俺が企画した”裸にエプロン・水着でエプロン”で働いた。あいつは、それからものんべんたらりと花屋勤めを続けていた。せっかく、2人で味わった連帯感も興奮もまるで影響を与えなかった事になる。(そうでした。ごめんなさい)どうして、”喫茶・珊瑚礁”に戻って来ないのか。喉元から飛び出しそうになる疑問を、辛うじて飲み込んだ。俺は、無言で横を向いた。どしん。(わ)やっぱり、鈍臭い奴だ。お尻が、ぶつかったらしい。あいつの背後から、やたら背丈の高い図体がぬっと現れた。「すみません」”筋肉馬鹿”独特の間の抜けた声音が、降りて来た。(志波君?)俺は、息を呑んだ。あいつが見上げている真っ直ぐな目線は、”単なる学校仲間”を超えている。客商売をしている所為で、そう言う勘は鋭くなった。相手も相手で、俺の存在は無視しながらあの娘にばかり話し掛けている。「悪い。大丈夫か?」随分、お互いを呼び慣れているみたいだな。「そっちは?」やっと、俺を見た。だが、目が怖い。鋭い眼光で、俺を見咎めている。「あっ。いや、大丈夫です」衝突したのは、女子の方だ。俺が、痛い訳無いだろ。俺は、なるべく視点を合わせない事にした。早く、何処かへ行けよ。「あ」き、急に何だよ?背中が、ひやりとした。大きな身体で、羽ヶ崎学園の何処からか俺を観察していたのかも知れない。「わ」俺も、動揺した。ところが、そいつは俺では無くあの娘に返事をした。「急いでいたんだった。じゃあな」(う、うん)あいつは、相手が完全にいなくなるまで俺の方には全く振り向かなかった。やっと、2人だけになった。俺は、思わず心情を吐き出した。「心臓が止まるかと思った」(私も)あいつは、頷いた。だが、さっきから妙に笑っている。志波勝己が登場して以来、”思い出し笑い”でも堪えている様子でにやにやし続けている。志波は、羽ヶ崎学園中等部でそれなりに目立っていたとは聞いている。ちびな娘達に限って、でかい男にきゃあきゃあ憧れるのもありがちな話だ。軽薄極まりない、みーちゃん・はーちゃんなファン心理だ。案の定、俺の言葉を黙殺して質問して来た。(志波君を、知っているの?)俺は、咳き込んで制した。「ああ。まぁ。顔と名前位は」(よくばれなかったね。良かった)あいつは、付け足しの様に言った後で”ふふっ”と吹き出し俯いた。段々、不愉快さが増して来た。何が、そんなに面白いんだ?まさか、志波勝己よりはちょっぴり背丈が低い俺を哂っているのか?それに。俺は、花屋の車の周辺で何回か独活の大木を見掛けた覚えがあった。「お前、志波目当てでアルバイト先を決めたんじゃないだろうな?」そんな不信感も、悟られない様に苦心した。俺は、腹の底から湧き上がる怒りを漸く抑えながら低い声で尋ねた。「あいつは、俺の事知らないのかな?」(どうかな)あいつは、俺の不安にはまるで無関心におっとり顔で荷物を持ち直したりしている。「俺の顔、そんなに地味?」(え?)あいつは、俺の呟きを聞き漏らしたらしく平然と聞き返した。やっぱり。もう、結構だ。俺は、全身で落胆した。あいつは、俺の気持ちは少しも察していない。また、長い溜息が出た。あいつの”本命”が掴めないまま、歯軋りする思いだった。「いや。別に。じゃあ」お前と、志波勝己。何なんだ?俺の心中に、黒雲が広がった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”クドく男・クドかれる女”の方々は、人生の中心に恋愛を置いています。それは、すでに彼等個々人に構築された独自の”理想形”であり妥協を許しません。その”脳内Story”に沿って周囲を見てしまう為どうしても思い込みがちになります。いつも、”予想通りに動いてはくれない”異性に苛立ち意中の相手の周辺にいる同性達をライバルに見立てては”喧嘩腰”で争う体勢を取ってしまいます。彼等・彼女達自身は、”恋多き”人生を生きています。その判断を、反映させて日常の暮らしで起こる何気無いエピソードでも全てを”恋愛物語”に仕立て上げてしまいます。
2009年11月12日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夕方、はばたき市の繁華街でウェイター姿の端正な人影が立っていた。(あ。佐伯君だ)私は、”元アルバイト仲間”に挨拶した。(佐伯君)彼は、相変わらず機嫌が悪い。「お前な。この格好の時は、名前を呼ぶな!!」私は、少し後退りして謝罪した。(そうでした。ごめんなさい)羽ヶ崎学園・高等部入学式の朝、私は偶然佐伯瑛君が働いている”喫茶・珊瑚礁”の門に迷い込んだ。それ以来、ずっと心の片隅では「私の所為で、彼の秘密が露見してはいけない」と緊張し続けている。その時、背中に何か大きなものが当たった。どしん。(わ)「すみません」思いがけず、聞き慣れた低い声が響いた。(志波君?)私は、驚いて大きく目を見開いた。「悪い。大丈夫か?」彼も、私がこんな道を歩いているのが意外だったらしく目を留めた。(志波君、佐伯君の事を見ている。どうしよう。ばれちゃったかも)私は、反射的に正面にいる”喫茶店店員”に目を遣った。夕方の雑踏の中で、明らかに目立つ存在だから。佐伯君は無言だった。志波君も、黙っていた。ひやひやしながら見守る中、彼は首を回した。「そっちは?」短い応答が、聞こえた。「あっ。いや、大丈夫です」志波勝己君は、急に目を見開いた。「あ」佐伯瑛君も、声を上げた。「わ」「急いでいたんだった。じゃあな」(う、うん)志波君は、”見知らぬアルバイト青年”にでは無く知り合いの私に話し走り去った。佐伯君は、小声で呟いた。「心臓が止まるかと思った」(私も)ほっとした反動で、微笑が零れた。(志波君を、知っているの?)彼は、先程よりうんと不機嫌そうな表情を浮かべていた。「ああ。まぁ。顔と名前位は」私は、もう一度笑顔を見せた。双方、面識があるのに何事も無かったのが奇跡的に思えた。(よく、ばれなかったね。良かった)でも、佐伯瑛君はまるで別の事を考えていたらしい。「あいつは、俺の事知らないのかな?」(どうかな)志波勝己君とは、学校生徒達の誰かを知っているとか知らないとか話し合った経験が無い。ただ、佐伯君に対して微笑を絶やさない様に心掛けていた。笑う事で、彼に”大丈夫だよ”と言うメッセージを送り勇気付けているつもりでいた。だが、彼は意外な感想を漏らした。「俺の顔、そんなに地味?」(え?)私には、人間の顔をそんな風に分けて考える習慣が無い。咄嗟に、返答が出来なかった。彼は、素っ気無く踵を返した。「いや。別に。じゃあ」刺々しい牽制を漂わせて、後姿が掻き消えた。私は、彼の真意を測る術も無いまま突っ立っていた。
2009年11月12日
http://u-maker.com/260164.htmlhttp://bluesnap.net/character/Un54egg.htmazareaは、「あなたは、”志波勝己君タイプ”でしょう」とか「あなたは、”志波勝己君の1000本ノック”です」とか言われました。そっかぁ。元々、似てるのかな。志波勝己君に恋する、藤堂竜子さんから一番に告白された私。うーん。
2009年11月12日
※”ネタバレ”を含みます。ご了承の上、お読み下さい。azareaは、割と”攻略相手”を決めて遊びます。初期は、若王子貴文先生に苦心しながら次は古森拓君や真嶋太郎君等の”隠しキャラクター”を目指していました。若王子先生とのエンディングを願いながらも、真咲先輩からの誘いを断り切れなかったり針谷幸之進君を狙ってみながら西本はるひちゃんのきゃわいい恋心に気付いて後退いたり。佐伯瑛君は、大嫌いです。私の中では、彼が”アルバイト初日の女子を、マスターのいないところでお盆で殴った”瞬間に終わりました。でも、この物語の主人公なので”成る程”と思わせる部分も多々ありました。例えば、若王子先生狙いなので単に”アルバイト仲間”として義理チョコを渡しただけなのに手作りスィーツのお返しをくれたり。好感度が然程高くなくても、テストや体育祭の前後にフォローもしに来ます。先日、遊び直していたら”花火大会”で急に「林檎飴が食べたい」と言い出しました。azareaが、このブログで志波勝己君と食べた思い出を喜んだ直後だったので驚きました。何周か繰り返しても、微妙に科白が変わりマンネリにならないのも凄いです。このゲームは、各キャラクターの好みに合えばはぁとも色付きます。”パラメーター萌え”と言うそうですが、これを利用すれば楽にデート出来ます。そんな中、志波勝己君はずっと「廊下で、生徒手帳を拾ってくれる人」でした(爆)プレイしていると、藤堂竜子さんが彼を好きな雰囲気が漂います。彼女は、初回で”親友告白”をされたキャラクターでした。一本気で、気の好い女性です。遊園地で会っても、彼を譲っていました。それでも、手芸部をしながら志波君と数回デートした事がありました。その直後、竜子さんに彼が好きかを聞かれて否定し軽い気持ちでそれからも会っていたら急に「裏切ったね」と言われてしまいました。”絶交”を言い渡され、大変後味が悪かったです。そんなこんなで、志波勝己君とは中々親しくなりませんでした。私は、現実の世界では虚弱体質で汗臭いスポーツの世界とは程遠い人間です。でも、何周目かで「野球部って言っても、マネージャーかぁ。雑用係なら、出来るかも」と入部しました。毎日、お洗濯とかしていたら自然に運動パラメーターが上がり偶然”事故ちゅー”も彼になりました。デートも会話も、進めてみると楽な男性でした。1回だけ、空中庭園に行って「バンジー・ジャンプしたい」と言ったら「お前1人で、一生やってろ!!」と帰られてしまいました(爆)本腰を入れ始めてから、個人的に”惚れてまうやろー!!”と叫んだのは前述した図書館とこれともう一つの図書館です。azareaは、似た体験をした事がありました。職場で、迷子になり遅刻が確実になって半泣きで電話しました。すると、会社の男性社員達が全員で車に乗り私を”大捜索”しようと思われたのか駆け付けて下さったのです。嬉しいやら、恥ずかしいやら。志波勝己君の「あまり、心配させるな」は、そんな男性陣の”優しさ・男らしさ”が感じられ顔がにやけて困ります。
2009年11月07日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・毎年この季節には、国営放送で高校野球が放映されている。俺は、自室のTVを付けっ放しにしていた。数日前。羽ヶ崎学園高等部にいる、昔からの連れから声を掛けられた。最近、大東京高校他幾つかのライバルに連勝したらしい。「だからって、好い気になるなよ。何か、変わったのか?」坊主だった頃から、”野球仲間”として良く知っている奴だ。練習や鍛錬のペースは、同じ調子らしい。「変わったと言えば、マネージャー位かな。ウチは、美人や才女は来ねぇ」俺は、苦笑いした。そんな事を思い出していたら、電話が鳴った。「志波です」(もしもし)俺の耳は、この声を覚えてしまっていた。「ああ」何だか、間が空く。「用事があって、掛けて来たんだろ?早くしろ」彼女は、きっぱりした口調で言い切った。(次の日曜日、海に行かない?)「暇だから、付き合う」俺も、即答した。日常的に見慣れた海だが、季節毎に”顔”が違う。真夏ともなれば、市街地からも多数の観光客達が押し寄せる”レジャー・スポット”の様相を呈していた。「じゃ。着替えたら、また此処で」(うん)あの娘の背中を見送った俺は、浜辺に視線を移した。太った母親が、子供達を両脇に抱えて走っていたり。女にお追従笑いを浮かべて、追い掛けている若者もいる。「ぷ。くっだらねぇ」笑った。長い間、誰もいない冬の海にしか立たなかった。この場所が、こんなにも愉快な場所だと言う事さえ忘れてしまっていた。ん?何分、経った?俺の横を、派手なアロハ・シャツをひらひらと靡かせた男達が通った。賑やかな場所には、善からぬ企みを抱いた連中も集まって来てしまう。!!俺は、駆け出した。店の周辺を回ったが、見当たらない。「どっちだ」俺は、彼女との間に”心の声”が聞こえる様に願った。「はぁはぁ」いた。(志波君、走って来たの?)コーラが入ったMサイズの紙コップを2つ持って、怯えた顔で立ち竦んでいる。「はぁはぁ・・・中々、戻って来ないから何かあったのかと。あまり、心配させるな」(ごめんなさい。迷っちゃって)いつもより、声が小さかった。「俺達がいたところから、真正面の店に行ったのに。どうすれば、迷える?」俺は、当然の疑問を述べた。次の瞬間、彼女の表情がぐにゃっと崩れるのが判った。(・・・)”何か”を我慢し続けている人間は、ちょっとしたきっかけでこんな顔になる。俺自身がそうだったから、察した。「兎に角、無事で良かっ・・・く!!本当にお前、どう言う方向感覚・・・」彼女は、戸惑いながらも俺に”言い返す”元気を持ったみたいだった。(そんなに、笑わなくても)「くくく。悪い、悪い」(んもう)彼女は、俺に釣られて笑顔に戻った。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・女の子は、多くが”何気無い日常・言葉の遣り取り”を重視しています。電話でのアポイントも、ただ「電話があった。OKした。断った」では済みません。軽視していると、あなたと相手女性の間を大きく隔ててしまう危険性がございます。志波勝己君は、女の子から電話があると”用事が無ければ会い・用事がある時は断り”ます。断る際は、「その日は、時間取れそうに無いな」と”理由”を述べ「悪い」と謝り「じゃあな」と挨拶をします。佐伯瑛君以外は、多分大半の男子の応答は志波君と同じです。あの”天下のハリー殿”でさえ、「その日は無理。俺様、超多忙」だった気がします(爆)当たり前な用ですが、これは双方が比較的”自然体”でいられる極意なのです。佐伯瑛君だけ、「行かない。興味無い」ぶちっだったっけ?これは、女子の耳には(お前なんかに)「行かない。興味無い」と聞こえかねません。大変、デンジャラスな応答です。佐伯君は、シンプルに”自分の状況を言葉を口にしただけ”だと思います。でも、もう一歩踏み込んで”相手の心には、どう響くか”までを見通してみましょう。志波君位ぶっきら棒でも”天下のハリー殿”位乱暴でも、女子には”優しい!!”と受け取られます。此処でのポイントは、「中々、戻って来ないから何かあったのかと。あまり、心配させるな」&「兎に角、無事で良かっ・・・」です。特に、「心配させるな」は女子の耳には「俺は、お前と一心同体」的な”深い愛情”さえ感じさせる言葉です。同じ行動をし・同様の気持ちを伝えるのにも、「お前を探して、散々浜辺を走らされた」では自分自身だけが”疲れた・損した”と言っているみたいなケチな印象となります。”優しさ”とは、相手の視点に立って行動出来る勇気です。アクシデントが生じたときこそ、”包容力・男らしさ”が発揮出来るチャンスなのです。
2009年11月06日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花火大会の余韻が冷めない頃、電話が鳴った。「もしもし。俺」(あ。佐伯君。どうしたの)何時もの彼なら、二言目には食って掛かる。でも、今回は優しげな口調の向こう側に不自然な”笑い”が含まれていた。「なぁ。お前、今日も暇だろ?天気良いし海日和だし、これから浜に来ないか?」(ちょっと、引っ掛かるけど良いかも)”喫茶・珊瑚礁”の営業で頭が一杯の彼も、たまには息抜きがしたいのかな。「決まり!!じゃあ、急いでな」彼は、言葉を付け足した。「水着、忘れんなよ」私は、聞き咎めた。(忘れないよ?だって。海に、行くんでしょ?)また、笑い声が漏れた。「はは」(?)彼は、受話器の向こうで私を面白がっている様子だった。「言っとくけど、スクール水着とか言う呆けは無し。いや。今時は、返ってそう言うのも」(?)私は、若王子先生との遣り取りが心に引っ掛かっていた。不審を覚えながらも、彼なりに私と話し合う機会を持ちたいのかも知れないと思い我慢した。「兎に角、早く来いよ。あ。ほら、じきにビーチ込むからさ。珊瑚礁で、待ってる」(珊瑚礁ね。判った)でも、嫌な予感が当て嵌まった。私は、海辺付近の商店街でしこたま荷物を抱え込む羽目になった。(ええ。ウェハースとスタッフドオリーブともやしと蕎麦玉、買って来たよ)目線の先には、真っ裸にオレンジ色のエプロンだけを付けた佐伯瑛君がいた。「お疲れ。じゃあ、次はトロピカル焼き蕎麦上がってるから3番テーブルへ」私は、目の置きどころにさえ困りながら思い切って訊いた。(ね。今日、誘ってくれたのってもしかしてお店のお手伝い?)彼は、取り付く島が無かった。「考えるな。働け。話は、それからだ。で。さっさと、水着に着替えてエプロン付けたらフロアな」私は、消え入りそうな声で訴えた。(それ、どうしてもやるの?やっぱり、恥ずかしいよ)ただ、冷淡な”命令”が響いただけだった。「恥ずかしくない。水着エプロンの女子高生が珊瑚礁に与える経済効果を考えろ」(佐伯君、親父。悪魔)「何とでも言え。つーか!!トロピカル焼き蕎麦、早く!!」お客様は、増え続けている。私は、自棄っぱちで動き回るしか無かった。家に戻った私は、テーブルに突っ伏した。鼻先には、彼から受け取った”アルバイト料”が置かれている。でも、封筒の中のお札を数える気にもなれなかった。このまま、嫌な気分を引き摺った状態で夏休みが終わってしまうのは耐えられない。「志波です」(もしもし)「用事があって、掛けて来たんだろ?早くしろ」彼の声は、普段通りだった。名前を名乗り、用件を告げた。(次の日曜日、海に行かない?)「暇だから、付き合う」私は、”喫茶・珊瑚礁”で身に着けたものとは違う水着を買い直した。”あんなお金”は、長く持っていたくない。「じゃ。着替えたら、また此処で」(うん)ところが。考え事をしながら歩いていた私は、ふと見覚えの無い光景の真ん中に立っていた。(あれ。この辺じゃ無かったっけ。ひょっとして、あっちかな)右に、ふらふら。また、戻って左にふらふら。(違ったみたい。ひょっとして、私迷子?)視界には、大勢の家族連れやカップルが思い思いに憩っている。(志波君、心配してるかも。あーん!!どうしよう!!)賑やかな浜辺で、自分だけが不幸に思える。へなへなとへたり込んで、人目も憚らずに泣き出してしまいそうだった。「はぁはぁ」ふと、背中で激しい息遣いが聞こえた。彼だった。盛夏の昼間の銀色の日差しを浴びて、私の眼前に立ち此方を見据えている。「はぁはぁ」(志波君、走って来たの?)普段は、冷静沈着な彼が顔面蒼白で肩を上下させている。「中々、戻って来ないから何かあったのかと。あまり、心配させるな」私は、初めてお使いに出た子供の様に頼りなかった。(ごめんなさい。迷っちゃって)志波勝己君は、呟いた。「俺達がいたところから、真正面の店に行ったのにどうすれば迷える?」私は、泣きそうな顔になっていたと思う。(・・・)志波君は、少し落ち着いたみたいだった。「兎に角、無事で良かっ・・・く!!本当にお前、どう言う方向感覚・・・」私は私で、嗚咽寸前だった。(そんなに、笑わなくても)だが、彼は急に相好を崩した。「くくくっ!!悪りぃ、悪りぃ」(んもう)2人の為に買ったジュースは、すっかり温くなってしまっていた。私の胸に、次第に大きな安心感が広がっていた。(でも、こんなに笑っている志波君って貴重かも)
2009年11月04日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺は、羽ヶ崎学園高等部では”帰宅部”だ。じいさんとばぁちゃんが守って来た”喫茶・珊瑚礁”を引き継ぎ、発展させなければならない立場から見ると部活動や体育祭・文化祭なんて幼稚な自己満足としか思えなかった。俺は、あいつの身体がぽっかり空く期間を見計らった。「もしもし。俺」(あ。佐伯君。どうしたの)実は、秘密の”計画”がある。あいつの行動を”軌道修正”させる秘策だった。「なぁ。お前、今日も暇だろ?天気良いし海日和だし、これから浜に来ないか?」あいつは、消極的な割りに”面白そうな事・楽しそうな話題”には首を突っ込む癖があった。(ちょっと、引っ掛かるけど良いかも)彼は、絶対に外せない”条件”を言い添えた。「決まり!!じゃあ、急いでな。水着、忘れんなよ」(忘れないよ?だって、海に行くんでしょ?)笑いが、堪え切れない。「はは」(?)あ、そうそう。「言っとくけど、スクール水着とか言う呆けは無し。いや。今時は、返ってそう言うのも」(?)「兎に角、早く来いよ。あ。ほら、じきにビーチ込むからさ。珊瑚礁で、待ってる」(珊瑚礁ね。判った)店の前に、”きょとん”とした顔のままあの娘が現れると俺は矢継ぎ早に指示を飛ばした。実際、そろそろお客様が現れ始めている。(ええ。ウェハースとスタッフドオリーブともやしと蕎麦玉、買って来たよ)「お疲れ。じゃあ、次はトロピカル焼き蕎麦上がってるから3番テーブルへ」あいつの口から、当然の疑問が零れた。(ね。今日、誘ってくれたのってもしかしてお店のお手伝い?)俺は、相手に他の事を考えさせる隙を与えない様に早口で捲くし立てた。「考えるな。働け。話は、それからだ。で。さっさと、水着に着替えてエプロン付けたらフロアな!!」それでも、あいつは食い下がった。(それ、どうしてもやるの?やっぱり、恥ずかしいよ)泣きそうな目で、再考を願い出て来た。だが、こっちは取り合うつもりなんか無い。「恥ずかしくない。水着エプロンの女子高生が珊瑚礁に与える経済効果を考えろ」俺だって、先に真っ裸にオレンジ色のエプロンだけを付けているんだ。2人、同じ目的で志を共にする”同士”なんだ。この俺の決意と情熱位、判れ。(佐伯君、親父。悪魔)「何とでも言え。つーか!!トロピカル焼き蕎麦、早く!!」あいつは、強く言えば逆らわない。その点だけは、素直だから褒めてやる。目が回る様な1日は、あっと言う間だった。俺は、店の売り上げからあいつには十分な”報酬”を抜き取ると手渡した。今日は、あいつも労働の大切さや意義が感じられただろう。それと。これで、”喫茶・珊瑚礁”で働く楽しさだって思い出してくれた筈だ。「店の売り上げは、大幅にアップしたし。あいつとの離れ掛けた距離も、縮んだし。俺って、やっぱり頭が良い」穏やかな夕陽を眺めながら、大満足だった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐伯瑛君は、ゲームの主人公でもある重要人物です。この場面も、ファンの皆様からは絶大な人気があると思います。同じ場面でも、”クドかれる人々”同士だと瞬時に佐伯君の本意を理解し”恋のチャンス”として活かすと思います。恋愛を”最上”に置く人々は、衆目の中で目立ったりエッチな雰囲気に浸る経験自体が興奮に値します。双方が、裸や水着にエプロンである姿は逆に「私と彼だけの世界」に通じ嬉しいのでしょう。”クドかれる人々”は、自分自身や相手が怒ろうが泣こうが全てを一括りに”恋愛観”に封じ込めたまま思考してしまいます。佐伯瑛君も、デイジーからの疑問や抗議を全く聞き入れません。極論すれば、”自らの理想のラブ・ストーリィ”通りに動かす事のみに執心しています。”男らしさ=女の子に、何も考えさせない・言わせない”事であるかの様に、振舞います。だから、日常でもデートでも苛々と相手を怒り時には殴ります。でも。世の中には、彼等とは違う価値観の人々がおり別の形で恋をしてもいるのです。”クドかれない人々”は、ただ事象を淡々とこなしながら生きています。私の感想は、”azarea Side”で語りました。夏休み・浜まで呼び出され行ってみると急に用事を言い付けられ働かされます。その上、恥ずかしい姿で見知らぬお客様達の間を回らされます。”クドかれない人々”は、自分達自身も普段から感情を抑えて生きています。あの状況では「こんなもん、着られないわ」と泣き喚く事も出来ず、「逆らわなかった私も、きっと悪かったのね」と”反省”します。その代わり、佐伯瑛君から静かに少しづつ確実に去って行きます。こうならない為に、せめて”恋愛相手は、自分とは感じ方が違うかも知れない”と配慮したり性急に結論ばかり求めず成り行きを見守る姿勢が必要です。
2009年11月04日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下校時間と共に、灯台までダッシュする。水曜日と金曜日の、終われないレース。俺は、体育館の近くに差し掛かった。本当は、正門の方が近い。だが、大した違いでも無いので此処のところこの道を通っていた。一つは、女子が殆ど通らない。この辺りをうろついているのは、”羽ヶ崎学園”のコスチュームを着た連中だけだ。それと。いた、いた。あいつ、笑いものになっているのも気付かないのか?大体、スコア・ブックの付け方どころか野球のルールさえ知らないってマジかよ?どんな意味があるんだよ?着た切りの、ジャージ姿は。レディにあるまじき、薄汚れた風体。あーあーあ。背が小さいのに、無理して背伸びしてあんなに洗濯を。大体、人魚姫は海ではお姫様なんだぞ。あれじゃ、灰被りも良いとこ。あのまま、ウチで働いてれば有難い時給が出るのに。ある日、あいつがいなかった。部員に聞いて、行き先が判った。俺は、それまで購入先を決めていなかった生花の入手ルートを決定した。”花屋・アンネリー”横顔を見つめていたら、目が合った。(あ。佐伯君。どうしたの)俺は、用件を述べた。「どうって、切花買いに来たんだ。悪いのかよ」(へぇ)あいつは、間の抜けた返答を返した。(佐伯君が、生けるの?)ちっとも、変わらない奴。「そうだよ。お前も、仕事しろ」俺は、他に話す事も無くなり店を出た。その時、運を落としたらしかった。とうとう、羽ヶ崎学園の教師に俺の本業が知られてしまった。しかも、その現場を選りに選って一番見られたくない娘に目撃されてしまった。ただ、若王子貴文先生は俺を叱りもせず注意もしなかった。俺は、ありのままを説明し喫茶店を諦めないと腹を括って離れた。先生とあいつが、何か話している。俺の話、だったのだろうか。俺は、考えが纏まらない日々が増えた。お店・・・勉強・・・ちっとも、頭に入らない。(あ。佐伯君だ。佐伯君)俺は、誤魔化して笑った。「あ。本当、ごめん。今、行こうと」(今?あれ。何か、約束していたっけ?)何だよ。「お前か。愛想作って、損した」(何だか、随分な言われようだけど。私に、何か用?)ああ。言いたい言葉は、山程ある。ただ、それは”用”じゃない。お前は、クラスメイトじゃ無い。お前は、アルバイト仲間でも無い。別の学級で、野球部マネージャーで別の職場の人間なんだ。なぁ。俺達って、せめて”友達”なのか?まさか、”友達”でさえ無い?「何でも無い。気にすんな。やば」俺は、あいつの視線を振り切り走るのが精一杯だ。毎日の、終わりの無いレース。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・恋愛をした途端、”素直になれない”タイプがいます。azareaは、占い師です。「恋しいあの人に、逢いたい」とのご要望を受け、お客様に「この時が、チャンスですよ」と申し上げます。ところが。当日、わざと無視したりさらにはせっかく会った”恋しい人”に大して酷い悪態をぶつける方々がいるのです。彼等・彼女達は口を揃えて”恋しい人”を罵倒します。(自分の気持ちに気付き、ちやほやしてサービスしてくれない)相手に「愚図だ・鈍感だ・非常識だ」と責めます。彼等・彼女達は、「相手が、まず自分を愛し奉仕したら素直になる」と主張されます。その心理の裏側には、”相手より、優位に立ちたい・自分が優越感を感じたい”らしいです。これでは、”愛のキュービッド”は働けません。
2009年11月02日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”喫茶珊瑚礁”を辞めて数ヶ月後。私は、”花屋アンネリー”に入った。初めての職種なので、暫くは不安で一杯だった。でも、店長の他に矢鱈滅多鱈元気一杯の青年・真咲元春さんやナイス・バディで頼もしい有沢志穂さん等素敵な仲間達が揃っていた。真咲先輩は、主人公の一つ年上で羽ヶ崎学園の卒業生でもある。この彼は、大変性格が良い。気さくで・気配り上手で・励ましてくれ、送迎等の面倒事も率先してこなしてくれる。もし、結婚するなら彼の様なタイプが一番幸福になれると判っている。でも・・・うざい。うっかり心を許すと、ジェット・コースターみたいにあれよあれよと彼のペースに引き摺られ灯台まで連れて行かれてしまう。”喫茶・珊瑚礁”は、万事佐伯瑛君に合わせなければ導線が縺れて上手く進められない。何であれ、あの”ちぇっ”が聞こえないだけで随分と肩の荷が軽くなった。アルバイトに慣れ掛けた頃、見覚えのある人影が突っ立っていた。(あ。佐伯君。どうしたの)彼は、私を見るなり顔を歪めた。「どうって、切花買いに来たんだ。悪いのかよ」(へぇ)私は、和服姿の彼が畳の間で正座して活け花に勤しむ場面を空想した。違う、違う。えっと。ホールにある、あのアンティークな花瓶のお花は彼の”作品”だったんだ。私は、目を見張った。(佐伯君が、生けるの?)「そうだよ」彼は、私から切花をもぎ取った。「お前も、仕事しろ」そう、ぶつぶつ言いながら帰って行った。それから、間も無くだった。(遅くなっちゃった。あれ。若王子先生だ。それに、あ。)私は、青くなった。若王子貴文先生は、”生活指導”を任され街頭に出る機会が多い。(どうしよう。佐伯君、とうとう見付かっちゃった)私は、胸を痛めながら話し掛けた。(若王子先生)佐伯君は、喫茶店を辞めないと言う決意だけを述べて去った。近寄ったものの、何一つ出来る事も無くもじもじするばかりの私に先生は言った。「彼は、おかしな事をする子じゃない。先生は、そう思うんだ」私は、頷いた。(はい)「だから。見た事は2人の秘密です。約束出来る?」若王子先生なりの生徒との向き合い方に、触れた気がした。翌日、階段の踊り場に彼がいた。(あ。佐伯君だ。佐伯君)「あ。本当、ごめん。今、行こうと」照れ笑いを浮かべて、狼狽している。(今?あれ。何か、約束していたっけ?)彼は、何時もの強気な言い方に戻った。「お前か。愛想作って、損した」私は、顔が曇った。(何だか、随分な言われようだけど。私に、何か用?)「何でも無い。気にすんな。やば」忍者みたいに掻き消える背中を見送りながら、元気があるんだか無いんだか図りかねていた。
2009年11月02日
azareaは、2008’10・21に「ニンテンドーDS」&「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season 」を勢い込んで購入しました。※「ときめも・メモ」他参照。ネタばれ満載です。ご注意・ご了承をお願いいたします。azareaは、当初”攻略法・攻略サイト”がある事さえ知りませんでした。”事故ちゅー”は、若王子貴文先生でした。てっきり、これで自然にカップルになるものと考えていました(爆)花火大会。若王子先生とKISSし、課外授業等をこなしていると後半からデートに誘われ始めます。その際、花火も見物しました。確か、先生は私服だったと記憶しています。その際、「こんなに楽しいなら、3年間行けば良かったですね」みたいな言葉があった気がします。私は、その後長い間”花火大会は、3年に1回”だと思い込んでいました。浴衣も買わず、私服で行っていました。ちゃんと、私用のパソコンにはお店からのお知らせも届いているのです。読んではいましたが、”売っていない”&”売っていたとしても、3年に1回では買ったって仕方が無い”なんて思っていました。おまけに、音成遊君には何も尋ねずはばたきニュースさえチェックしないでいました。佐伯君を攻略する途中で、カレンダーで発見し「え。1年目からあるの?」と驚きました。その上、待ち合わせには彼が浴衣姿で来ます。その時になって、やっと「男の子だけ、浴衣なんて変じゃない?もしかして、女の子にも浴衣ってあるのかしら」等と思い当たる有様です。どんだけ、大雑把で注意力不足なんだか。我ながら、パラメーターに気を取られ過ぎていました。佐伯君とは、途中で彼のご機嫌を損じてしまいました。花火大会も、つまらなかったです。だから、ちゃんと浴衣を用意して臨んだ志波君は面白かったのでしょう。彼も、やはり浴衣を着ていました。林檎飴を食べたり、転ばない様に注意して貰ったり。初めて、ちゃんとした”キャラクターとのデート感覚”を味わえた思い出のイベントでした。
2009年11月02日
※”ネタバレ”を含みます。ご了承の上、お読み下さい。漸く、念願だった若王子貴文先生からのプロポーズを受けました。ところが、全然感動出来ませんでした(爆)これまで、若王子先生とは何回もロマンティックな展開を見せられました。内心、「これなら」と期待してしまうエンディングを何回迎えたでしょう。それなのに、「誰も、来んのかーい!!」と絶叫しながら終わりました。今回は、佐伯瑛君と散々デートを重ねていました。そんな中、横合いから出て来て急に「愛してる」と言われても。さらに。「今から君に、Kissしようと思ってるから。どうだろう?さっきまで、先生と呼ばれていたのにこう言うのありかな」と呼び掛けられて画面の中では”azarea「ありだと思います」”って勝手に物語が進んで行ってしまいました。本もんの私だったら、絶対逃走しています(爆)先生だった人が、卒業式を終えた途端KISSしたいだなんて気持ち悪いです。それまで、どんな目で見られていたかと思うと・・・ひぇぇ。
2009年11月02日
※”ネタバレ”を含みます。ご了承の上、お読み下さい。忙しかった所為もあり、数日間プレイしましせんでした。で。何だか、再び手にする気になれません。遊んでみるまでは、物凄く期待していたのですが今のところあまり楽しくありません。レビューでは、大評判だったので遊び方が悪い可能性もございます。 ただ、一番の原因は「これが、”ときめき”とか”恋愛”だと感じられない」事でしょう。azareaの世代だと、「女の子から、彼に電話を掛け彼を接待し機嫌を取る」行動自体に抵抗を覚えるのです。”ウマく行く恋愛術”でも、基本姿勢として綴っています。恋愛は、女の子が、男の子に”何をして貰えるか”が大切な判断基準になります。正直、近所の小学生・音成遊君と古森拓君以外は”イケメンだけど、嫌な奴”ばっかり。こっちが、デートの連れ出して返事が「はぁぁ。疲れたから、俺帰るわ」ですよぉ。はっきり言って、もーうんざりぃ。針谷幸乃進君も、彼好みのSEXYファッションじゃないと「色んな意味で、寒いわ。お前」と捨て台詞をぶつけられます。なんつー、きっつい奴等なのかしら。今回は、一番嫌いな佐伯瑛を相手にしています。意図的にでは無く、たまたまそうなっちゃって。まぁ。一応、この物語の主人公(ヒーロー)です。攻略したら、何か道が開けるのかしら。
2009年11月02日
※”ネタバレ”を含みます。ご了承下さい。4周目は、真嶋太郎さんから告白されて終わりました。ある程度条件が揃っていたのに、それでもクリア出来ない事が続くと「不具合の類かしら」と不安になってしまいます。インターネット上で、わざわざ調べてまで先に”正解”が見たくなってしまうのです。どっちも、良し悪しの部分があります。何度挑戦しても、音成遊君から慰められて終わるばかりでした。今回は、比較的簡単と思われるキャラクターを狙ってみました。でも、思ったより楽ではありません。感動も、出来なかったです。この真嶋君、顔はハンサムでも性格が最悪でした。真嶋君とのお付き合いの合間にも、何度かプレイヤーの方から”別れ”を告げる選択肢が出て来ます。正直、何度もそうしようかと思いました。でも、1周目・3周目の終わり方に疑問が残ってしまいついつい”攻略サイト”等を覗きながらのプレイとなってしまいました。本来、“恋愛シュミレーション・ゲーム”を丸ごと満喫したいなら自分で試行錯誤をしながらコツを掴んで行った方が面白いのでしょう。でも、「今まで、やって来た時間が無駄になっちゃう」と我慢してしまいます。その結果、物語をなぞる作業になってしまいました。真嶋君は、ヒロインを騙すわ悪態を付くわ利用するわ。で、最後になったら急に「君しかいない!!」って言い出しました。エンディングの為に、頑張ったけどそれは”ときめき”とは異質で程遠いものです。azareaは、あんまり楽しくなかったです。やはり、現実でもゲームでも「彼との相性が悪い・合わない」と思ったらとっとと別れた方が賢明ですね(爆) そして。5周目は、もはやお馴染みとなった終わり方でした。どうも、azareaには若王子貴文先生が難し過ぎるみたいです。学校のお成績・課外授業・部活・運動会・文化祭と、あんだけ頑張っても「勉強、楽しそうですね」と笑顔で励まされてそれまでです。若王子先生は、他の男性キャラクター達に比べると物腰も柔らかく傷付けられる可能性はありません。でも、その分”ポーカー・フェイス”で本心が掴めません。今回は、女の子友達の小野田千代美さんのはぁとがピンク色だったのでせめて彼女がお迎えに来てくれるかと期待していました。(←”恋愛シュミレーションゲーム”でありながら、完敗の図・・・)なのに、またも近所の小学生・音成遊君から慰められただけでした。この、音成君にもちゃんと攻略出来た証しの”エンディング”があるらしいです。私の場合は、どれも達成していないので単なる「また、頑張ってね」バージョンです。全く、駄目駄目です。
2009年11月02日
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※”ネタバレ”を含みます。ご了承下さい。「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season 」の中で、主人公が”バレンタインディ・チョコレート”を作る場面があります。近所の小学生・音成遊君のアドバイスを受けながら、タッチペンで画面の中のボールを掻き回すゲームです。ちゃんと、図解入りで”作り方”が説明され3回までやり直せます。ところが、azareaはそれがどうやっても失敗ばかりなのです。右(外回り)左(外回り)・右(内回り)左(内回り)の区別が、全く理解出来ないのです。朝っぱらから、100000回位やり直したかなー。タッチペンで、散々ゲーム画面を掻き回して漸く「よくできました」レベルのバレンタインディ・チョコレートが出来ました。学校のお成績も気配り度も魅力度も、平均点以上でした。今回は、大嫌いな佐伯瑛の喫茶店も3年間分最後まで勤め上げました。さらに、部活でも合宿・文化祭と打ち込みました。目安となるときめきパネルの“はぁとマーク”も若王子貴文先生とクリス君の2人共ニコニコマークがピンク色で微笑んでいたのです。正直、現実ではこんな優等生になるのは絶対に無理(爆)私は、「やったー。いよいよ”告白エンディング”が時間の問題ねっ」と喜んでいました。それなのに。またも、近所の小学生・音成遊君から慰められて終わりました。ぱた。(←燃え尽きた・・・) ゲームビジュアルファンブックときめきメモリアルGirl’s Side 2nd kiss公式ガイドコンプリートエディション
2009年11月02日
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※”ネタバレ”を含みます。ご了承の上、お読み下さい。第2周目は、近所の小学生・音成遊君に慰めて貰うエンディングでした。このゲームは、かなり本当の恋愛に近いと評判でした。azareaは、彼氏いない暦=生年です。恋愛の経験は、ありません。なので、実際と比較は出来ませんが「恋愛って、大変なんだ」とは教えられました(爆)azareaも、手芸部ではウェディングドレスを縫い姫子先輩のHPを毎月の様にチェックしてどうにか怒られない程度にはなれました。本当は、佐伯瑛が大っ嫌いです。でも、「人間の好き嫌いは、良くない」と自分に言い聞かせながら彼が爆弾を抱えない様にと気を使いました。孤独そうな転校生の古森拓君にも、付き合いました。これ等の合間に、ひたすら若王子貴文先生との恋愛に持って行かなければなりません。彼の好きなピンク色のお洋服で、お洒落を欠かしませんでした。にも、関わらず独りぼっちでの卒業になりました。そして、第3周目を終えたところです。結果は、ずぅっと目指していた若王子貴文先生では無く古森拓君でした。私自身、長いイジメと不登校の記憶があります。何だか、放って置けませんでした。若王子先生に気に入られたい気持ち半分で、毎日の様にプリントを持って通っていました。すると、数ヵ月後に課外授業に出てくれました。一瞬、喜んだものの彼はまた休み続けます。でも、azareaはそんな心の揺れを理解出来ました。「だよね。そう急には、立ち直れないもの」と呟きながらも、いつ再起してくれるかを待っていました。そして、ある日遂に学校に行ってくれたのです。それだけで、涙ぐむ位嬉しかったのですがその後良かれと思った行動が元で彼が逃げて行ってしまいました。てっきり、そのまま終わると思っていたのですが卒業式の日に「好きな女の子の為に、強くなる」との宣言をしてくれました。意識的に成就を願った若王子先生とは師弟関係のままで、想定外だった古森拓君が格好良い彼氏さんに生まれ変わってくれるなんて嬉しいです。ときめきメモリアルgirl’s side 2nd season公式ガイドコンプリートエディション
2009年11月02日
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※”ネタバレ”を含みます。ご了承の上、お読み下さい。azareaも、たまにインターネット上のゲームで遊びます。その中には、多種多様な”恋愛シュミレーションゲーム”も用意されています。一般の皆様が制作されたものでも洞察力に富んでいたり歴史上の人物が学べたり優れた作品に触れました。最近は、話題になった”ウェブカレ”も試してみました。でも、どうも私にはちょっと退屈でした。毎日、同じ様な科白を言っているだけであまりにも進展がありません。数日前、とうとう「ニンテンドーDS」&「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season 」を買っちゃいました。『NDS』ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Season★お一人様1台限定★新色入荷!!★【銀行振込or郵便振替限定特価(カード不可)】★新品国内版任天堂DSlite本体(ニンテンドーDS本体)メタリックロゼ★それぞれ、彼方此方のお買い物サイトで”女の子向け恋愛シュミレーションゲーム”として最高得点をマークしていました。丁度、割引クーポン券が1000円分あったのもおっきかったと思います。早速、第1周目を終えました。ただ、やっぱり女の子って恋愛には厳しいし現実的だしワガママかも知れませんね(爆)これはこれで、”うーん”な部分がありました。何しろ、主人公の男の子・佐伯瑛が大っ嫌いだった所為でしょうか。本当に、憎たらしい。イケメンなのですが、この青年は全然好みじゃなかったです。ゲームの中で一応ヒロインの立場に立ったのですから、彼と”恋愛しなければならない”のですが気乗りしませんでした。こっちが、下手に出たのに威張り散らされ堪忍袋の緒が切れちゃったのです。相手にすれば、高飛車に「この俺様が、何でお前なんかに」と言う態度だし。放って置けば、拗ねて爆弾とやらが破裂しそうになるし。これでは、まるで“佐伯瑛に気を使うゲーム”みたい。O型は、相手に対して100%怒ったり呆れたりすると余白が無くなり中々戻りません。誰か彼かに気を使う日々に追われて、azareaが内心で憧れていた若王子貴文先生とは恋愛成就出来ませんでした。高校生活がテーマなので、勉強や体育やクラブ活動をこなします。さらには、絶えずお洋服をとっかえひっかえしていないと彼氏さんや姫子先輩からこっぴどく叱られたり罵倒されて結構凹みます。また、他の女の子達の好きな彼氏さんと被らない様に気配りしなければ気不味い雰囲気になります。はぁぁ。私って、恋愛には向いていないみたい(爆)ボーイッシュな女の子・藤堂竜子さんから好かれて終わると言う現実での展開とほぼ同じエンディングでした(爆)2週目も、佐伯瑛が邪魔で邪魔で。まったまた、女の子から好かれて終わりそう。
2009年11月02日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ。そうだった!!今夜は、あいつとの待ち合わせがあったんだ。俺は、慌ててじいさんに浴衣を出して貰った。「瑛。どうした風の吹き回しかね?お前は、こんなもの着たがらなかったじゃないか?」「ち、ちょっと友達と会うだけだよ」息を切らせて、会場まで走った。でも、50m位手前の位置まで来ると急停止した。其処からは、わざとゆっくり歩く。「あ。もう、来てたのか」俺は、いかにも無関心な口調で呟いた。(佐伯君の遅刻だよ)この笑顔に、釣られちゃ駄目だ。「まぁな。行くぞ」あいつは、薄い緑色の浴衣に濃い緑色の帯を締めていた。「お前、それ」(うん。浴衣だよ。どうかな?)「ああ」絶対に、内心の嬉しさを悟られちゃいけない。(どう?)俺は、興奮が顔の表面に現れない様苦心して横を向いた。「うん」あいつは、戸惑っている。(あんまり、好きじゃなかった?)そうそう、そうやって悩め。だが、ふいに本音が漏れてしまった。「好き」会場の奥は、開園を控えた人々が最後の準備に追われていた。働く人間の1人として、調整作業の邪魔をしたくなかった。「ちょっと、時間早かったな。なぁ。縁日見に行こうぜ」あいつは、きょろきょろと屋台を眺めている。「駄々こねても、お父さん何にも買わないからな!!」(佐伯君、お父さんみたいだよ)それまで、手を繋げそうな距離にいたあの娘が急に離れた。俺は、その背中を追った。「あ。そろそろ時間だ。行くか」ずっとはばたき市にいながら、花火大会なんか見向きもしなかった。これを鑑賞した人々の何割を、帰り道”喫茶・珊瑚礁”に呼べるか計算してお客様を呼び込む事ばかり考えていた。「これだけ近いとさ」俺は、あいつの髪飾りを見つめていた。「・・・何だか手が届きそうな気がするな」あいつは、珍しく甲高い声で叫んだ。(花火は、夜空のキャンバスだね)は?お前は、俺の言葉より花火を見てばかりいるのかよ。また、腹が立った。「まぁ。昼に上げても、見えないだろうしな」俺は、苛々をぶつけた。「今日、もう良いだろ?俺、店あるから。じゃ、お先」糞。どうして、いつもこうなるんだ?店を飛び出した時は、あいつと手を繋いでゆっくり戻る風景を思い浮かべていたのに。「瑛!!瑛!!」煩いな。俺は、目を開けた。じいさんの声が、階下から響いていた。「ちょっと、お客様が増えて来たんだ。勉強を中断させて悪いが、手伝っておくれ」俺は、最低に空しい気持ちで気が付いた。「そう、か。今のは、夢だったんだ。俺は、何時も通りお客様の相手をしなきゃ」糞。あいつは、どうして俺を誘わないのだろう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐伯瑛君は、デートであれ日常であれ絶えず不満を抱えています。”クドく男&クドかれる女”の人々は、人生の中で恋愛を最重要視しています。相手の一挙手一投足を、全部”恋愛感情”に繋げて自分にとって損か得か計算します。その結果、常に緊張し相手にも自分への高度な愛情表現を要求し続けてしまうのです。佐伯君は、デイジーを殴ったり悪態を付いて関心を買おうとします。そうすれば、”相手より下手に出る事無く、自分が優位に立てる”と信じています。この状態を、”嫌悪刺激”と言います。ところが、彼女は彼のそんな思惑や願望とは程遠い人間なのです(爆)一方、志波勝己君は淡々と事象やデイジーの言葉に反応しているだけです。そのゆとりが、双方の中間に安心感を生み出します。こうして書いていても”クドかない男・クドかれない女”カップル同士の会話だと大変スムーズです。azareaは、佐伯君を”攻略”済みです。学力・運動能力・芸術・魅力・気配り・流行全てを平均値以上に上げつつ、彼をぷっと笑わせる位のユーモアも持ちしかも何事も彼だけを中心に考えなければなりません。それでも、「あー!!もう、帰る!!」と怒鳴られます。”クドかれない女”の私は、彼から告白され珊瑚礁の鍵を手渡されても疲れただけでした。一転して、親友だと実に性格の良い奴です(爆)多分、デイジーから”恋人”の立場を完全に否定された事で彼は逆に安住出来たのでしょう。”恋愛”に多くを求め過ぎる彼のアドバイスは、滑稽なまでに生真面目です。”クドかれる女”って羽ヶ崎学園にいるのかなぁ。佐伯君、これじゃ可哀相か。
2009年11月01日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(こんにちは。トレーニング?)振り向くと、あの娘が立っていた。真夏の炎天下、噴水で涼むならまだしも羽ヶ崎学園の体育着なんか着込んで走っているのだ。目立たないと言えば、嘘になる。「毎日、1時間は走ってる」俺は、ありのままを説明した。(そんなに走るんだ、凄いね)いちいち、感心する奴だ。「これ位、普通だ」(そうかぁ。私も、一緒に走ろうかな)俺は、素早く遮った。「お前には、無理」(ええ!!どうして?)相手は、またまた不服そうに聞き返している。「ペースが違うだろ。思い付きで、言うな」俺とは、体躯も基礎体力も運動量も違う。無闇に走らせたら、身体を壊してしまう。(う。そうだよね。ごめんなさい)俺は、妥協案を提示してみた。「軽いジョギング位なら、併走してやる」(本当?)一転して、笑顔が弾けた。女って、よくこんな風にころころ顔を変えられるな。「暇な時、前提で。じゃあな」俺が、あいつ専用のジョギング・プログラムを思案していると携帯電話が鳴った。見慣れない、番号だった。「志波です」思いがけず、女の子声が聞こえて来た。あ、あの娘か。「ああ」(もしもし)俺は、少なからず焦った。「用事があって、掛けて来たんだろ?早くしろ」(8月6日の花火大会に行かない?)花火・・・か。まぁ、一緒に夜空を見上げてりゃ間が持ちそうだ。「暇だから、付き合う」俺は、お袋に「浴衣を、買って置いて欲しい」と頼んだ。紺地に狐のお面の柄、珍しいらしい。「待たせた」こんな時、物凄く怒り出す女子も多いらしい。(あ。私も、今来たところだから)少し、ほっとした。「なら、良いか」(う、うん)落ち着いて見ると、彼女も着物姿だった。「浴衣」薄い緑色の生地に、濃い緑色の帯を締めている。(うん!!着て来ちゃった。どうかな?)こんな時、どう答えたら良いんだ?「・・・」「あ?ああ。うん」上手い科白は浮かばないものの、兎に角頷いて置いた。(わぁ。縁日だ!!)「花火の前に、寄って行くか」時間もあるし、女や子供は何か飲んだり食べたりしていた方が嬉しそうだ。かと言って、ぎこちない動きに無理もさせられない。「離れるなよ。こんな場所で迷ったら、二度と会えない」(うん。判った)当たり前の警告のつもりだったが、彼女の頬がぱっと明るくなった気がした。「せっかくだし。何か、食うか?」(うん。林檎飴食べたい!!)「よし。じゃあ、あの店だ」(あのお店の、美味しいの?)「林檎飴を売っている店の中で、一番込んでいる。旨いに決まってる」案の定、お菓子を持ったあの娘はご満悦だった。「ん。そろそろ、花火始まりそうだ」はばたき市にいながら、花火大会なんか見向きもしなかった。学校生活と、トレーニング。しかも、記録を伸ばしたところで誰も喜ぶ当ての無い練習だった。それに比べて、この花火は精一杯輝き大勢の観客達を喜ばせている。「凄ぇ。今の一尺玉、一番派手だった!!」(夜空は花火のキャンバスだね)俺は、彼女の言葉に感動した。「成る程な。かなり臭いけど良い表現だ」「年に一度ってのが、勿体無いな」俺は、心から思った。「ふぅ。たまには、良いかもな。こう言うのも。じゃ」こんな機会をくれた相手に、感謝した。「楽しかった。またな」
2009年11月01日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気が付くと、はばたき市ショッピング・モールのポイント・カードが溜まっていた。私は、真夏の日差しに誘われる様にお買いものに出掛けた。ふと、目が留まった浴衣を半額で購入した。帰り道、森林公園の噴水付近で志波勝巳君を見掛けた。(こんにちは。トレーニング?)彼は、羽ヶ崎学園の体育着だった。ちょっと歩いただけでハンカチを手放せない私と違い、汗粒一つ浮かべていない。「毎日、1時間は走ってる」朴訥とした口調も、何時もと同じだ。(そんなに走るんだ、凄いね)私が驚くと、相手は冷静に返した。「これ位、普通だ」私は、軽い気持ちで話に乗った。(そうかぁ。私も、一緒に走ろうかな)だが、一言で却下された。「お前には、無理」(ええ!!どうして?)「ペースが違うだろ。思い付きで、言うな」ついつい、O型の”いっちょかみ”な性質が出てしまった。(う。そうだよね。ごめんなさい)帰ろうとしたら、彼は言葉を返した。「軽いジョギング位なら、併走してやる」(本当?)何気無い”お返し”の言葉だけれど、救われた。「暇な時、前提で。じゃあな」彼は、走り出すとあっと言う間に視界から消える。(暇な時なんて、あるのかな)そうは思いながらも、ほんのりした嬉しさが残った。夕方、注文して置いた和装セットが配達された。薄緑色の浴衣に、濃い緑の帯。「本当は、遊君と物見遊山に行くつもりだったけど。よし」私は、思い切って志波勝己君の携帯電話番号を押した。「志波です」自分でダイヤルして置きながら、本当に彼が出たらびっくりした。私は、おずおずと名前を名乗った。「ああ」かなり、間があった。(もしもし)「用事があって、掛けて来たんだろ?早くしろ」私は、手短に用件だけを告げた。(8月6日の花火大会に行かない?)「暇だから、付き合う」それから、相変わらずのどたどたした毎日が続いた。でも、心の何処かで浴衣姿で志波君の横を歩く自分の姿を想像していた。何度も着直して、髪を結い直して広場に立った。(志波君、まだ来ていないみたい)すれ違う人々が、こんな格好を見て笑っているんじゃないかと言う謂れの無い不安に駆られ俯いていた。「待たせた」彼は、紺地に狐のお面の浴衣を着ていた。男の子が、面倒な着物を着るとも考えていなかったし正直びっくりした。(あ。私も、今来たところだから)「なら、良いか」(う、うん)彼は、息を止めた。「浴衣」(うん!!着て来ちゃった。どうかな?)「・・・」(あれ?どうしたのかな)ほんの僅かに、目の奥が笑っている。「あ?ああ。うん」(志波君、喜んでくれてるみたい。良かった)(わぁ。縁日だ!!)「花火の前に、寄って行くか」着慣れない姿で、人波に流されそうで不安を感じた。でも、心強い言葉が耳に届いた。「離れるなよ。こんな場所で迷ったら、二度と会えない」(うん。判った)私も、転ばない様に注意して歩こうと思った。「せっかくだし。何か、食うか?」志波勝己君は、飲食店関連の屋台ばかり目で追っている私に気付いていたらしい。(うん。林檎飴食べたい!!)「よし。じゃあ、あの店だ」(あのお店の、美味しいの?)「林檎飴を売っている店の中で、一番込んでいる。旨いに決まってる」実際、受け取ってみると砂糖蜜がたっぷり掛かった林檎飴は重かった。でも、顔を向き合わせてゆっくり齧る時間は悪くなかった。「ん。そろそろ、花火始まりそうだ」華麗に彩られた火花が、次々に夜空で破裂する。大きなものは、まるですぐ傍で花開く様な迫力があった。「凄ぇ。今の一尺玉、一番派手だった!!」私は、光と火薬の匂いでテンションが上がった。(夜空は花火のキャンバスだね)彼は、微笑んだ。「成る程な。かなり臭いけど良い表現だ」「年に一度ってのが、勿体無いな」私も、素直に頷いた。「ふぅ。たまには、良いかもな。こう言うのも。じゃ」彼は、手を振る私にもう一度言葉を残した。「楽しかった。またな」
2009年11月01日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2006'6・10羽ヶ崎学園体育祭が開催された。私は、迷わず”ぱん食い競争”に参加した。この競技なら、万が一最下位でもクラスの成績に影響が及ばない。肩の力を抜いたのが幸いしたのか、一番にテープを切っていた。「1位になるとはな。食い物がらみだからか」振り向くと、志波勝己君が側に来ていた。(う。そうだ。競争で取れた餡ぱん、どうしよう)表面に付いた砂を払って、ぱんを渡すと「とりあえず、貰っとく」と去って行った。プログラムは、これからが佳境だ。(次は、400m走かぁ。ん?)私の側を、見覚えのある横顔が通り掛った。(志波君、急いでどうしたの?)彼は、立ち止まった。「ああ。400に出る予定だった奴が、怪我して俺が走る事になった」私は、顔が綻んだ。(そうなんだ。頑張ってね)「おう」身体の奥から、訳も無くエネルギーが湧いた。(ようし。応援しちゃうぞ!!)志波君は、来賓達・教諭達・保護者達・生徒達等大勢の人々の注目を浴びながら走り出した。その途端、圧倒的な歩幅でぐんぐん他の生徒達を牛蒡抜きにして行く。私は、目立たない端っこで小さく祈っていた。目を上げると、風に溶け込んだ後ろ影が駆け抜けた。「志波君、1位おめでとう」おっきな声を出したつもりが、何だか上ずってしまった。「ああ。サンキュ」彼は、大げさな態度は微塵も見せなかった。まるで、当たり前の結果だったみたい。(志波君、凄く足速いんだね)「そうか」私は、運動場で小耳に挟んだ賞賛をそのまま口にした。(うん!!皆、びっくりしてたよ。陸上部でも通用するんじゃないかって)喜んで貰える情報のつもりだった。でも、志波君の表情に思い掛けない翳りが覆った。「陸上、か。いっその事、入ってみるか」(志波君?)「何でも無い。顔、洗って来る」(あ。うん)(せっかくの1位なのに、寂しそうだったな。どうしたんだろう)私は、彼の背中を見送った。イベントの締め括りは、男子と女子が混じって踊る昔ながらのフォーク・ダンスだ。志波君からは、「あまり、近付くなよ」と牽制された。佐伯君は、お得意の”プリンス・スマイル”で「よろしく」と挨拶した直後此方を見直した。そして、わざわざ「何だ、お前か」と言い直していた。(あ。志波君だ)私は、下駄箱の前で声を掛けてみた。彼は、振り向かなかった。「お前、気にしていないのか」あの出来事から、日数も経っている。(え?)正直、すっかり記憶の断片に埋もれていた。「忘れろとは言ったけど、何の抵抗も無く誘われると複雑な気分だな」私は、小声で尋ねた。(ひょっとして、あの時の事を言ってる?)「ひょっとしなくても、その事を言ってる」何だか、怒っている声音だった。「今日は、真っ直ぐ帰る。じゃあな」(仕方が無い、1人で帰ろう)早く帰って、姫子先輩のファッション・サイトでもチェックして置こう。
2009年11月01日
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必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちょっと前までは、何をするにも”先の時間”に追われ続けていた。開店の準備。学校の準備。授業の予習・復習。授業。開店。明日の仕込み。明日の授業の準備。毎日が矢の様に過ぎ去りながら、次第に”自分の人生を生きている”実感が薄れて行った。なのに。最近、ぼんやりしている時間が増えた気がする。何時から?そうだ。あいつが、”珊瑚礁”にアルバイトに来てすぐ辞めてから。じいさんからは、「あの娘は、どうしていなくなったんだ?」と訊かれた。知るかよ。ただ、思い当たる事が無くも無い。初めてウェイトレスの仕事を始めた時、俺があいつの頭をお盆で殴った。あいつ、ぼんやりだし。こっちは、ほんの”軽い、挨拶代わり”のつもりだった。だけど。一瞬、泣きそうな目が大きく見開かれて俺を見上げたんだ。それから、何時もの無神経でがさつなあいつに戻って働いていたのに。「はい。佐伯です」(あ。佐伯君?私、・・・ですけど)「はい?」本当は、すぐにあいつの声だと判っていた。だけど、喜んでなんかやるもんか。(あの。・・・です)「あー。何か、用か」俺は、忙しいんだ。お前なんか、眼中に無いんだ。そう、見せ付けて置けばあいつの印象に残ると信じていた。(えっと。4月29日に、イベントホールに行かない?)え!!俺は、咳き込んで理由を尋ねた。「俺とお前で?何で?」(え?”何で”って言う事も無いんだけど)糞。こんな時、普通の女子なら”佐伯君の顔が見たぁい!!”とかせめて”佐伯君。お休みの日は、何をしているのか知りたくなってぇ”位言うだろ。俺は、溜息が出た。「まぁ。良いか」何か、苛々する。「あ。もう、来てたのか」(佐伯君の遅刻だよ?)「まぁな。行くぞ」彼女は、楽しそうに吹き出した。よく見ると、”ソフィア”で新調した花柄ワンピースと”ジュエリー・来栖”で買った革製のバレッタを身に付けている。お。お洒落、じゃん?「その、服さ」(え?この服?)俺に、見せたかったとか?「ああ。俺、そう言うの何て言うかその。好き」此処まで言葉にしたのに、あいつはまた”お口ぽかん状態”で黙って突っ立っている。こんな時、普通の女子なら”嬉しい!!”とかせめて”あら。好きなのは、お洋服だけかしら”とか何とか不安そうに呟いてみろ。ってか、言え。俺は、間を失って会場に入った。「席は、此処だ。前、ちゃんと見えるか?」(うん)音楽は、良かった。あいつ、俺に会いたいのかな?それとも、このコンサートに1人で来るのが不自然でたまたま俺を引っ張り出したのかな?(今日のイベント、最高だったね)俺は、頬が赤くなった。「ああ。生で聴くのとCDじゃ、全然違うんだな。クラシックって」わわ。其処で、その目は何だよ。「お前さ。何かの動物に似てる」俺は、咄嗟に動揺を誤魔化した。だが、あいつはまたも無反応で遣り過ごした。ったく。これだから、苛々する。「さてと。で、結局今日は何だったんだっけ。じゃ。お先」俺は、彼女をわざと置き去りにした。あの娘は、そんな仕打ちを何とも思わないのだろうと心の何処かで判ってもいた。それが、無性に寂しい。次の日。今度は、”週末、水族館に行かない?”とメッセージが入っていた。俺は、速攻で折り返した。「留守電聞いた。目的は、何だよ」さり気無く、本心を探った。(も、目的って事も無いんだけど。どうかなと思って)「OK!!」気が付くと、こっちが即答してしまっていた。だけど。何も、起こらなかった。あいつは、”どうして、電話を掛けて来るのか”も言わず”何故、会うのか”も言わない。勿論、急に”珊瑚礁”から去った理由も。暢気に、「わぁ。綺麗な、お魚だよ」だとさ。俺も、馬鹿だからスズメダイの説明なんかしちゃって。「何かさ。デートみたいだけど。何だったんだ?今日」あいつは、何も答えず笑顔で手を振って帰って行った。ち、畜生!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”佐伯瑛君”をサンプルに、ハンサムで格好良くて頭良くて”はね学プリンス”なのに何故かモテない事例をお話します(爆)まず、最大の悲劇はこれが”クドく男&クドかれない女”の組み合わせだと言う事でしょう。世の中には、恋愛を中心に生きる”クドく男&クドかれる女”とそうではない”クドかない男&クドかれない女”がいます。azareaが描いた、☆君&★ちゃん(志波勝巳君とデイジーも多分)”クドかない男&クドかれない女”で相性が良いのです。佐伯君は、学園中の女の子をナンパして回る様なチャラい”クドく男”ではありません。ただ、道に迷った女の子さえ(自分と言う王子様の助けを待っている)”人魚”だと思い込むロマンチスト野郎なのです。日常茶飯事・四六時中、デイジーを(恋愛感情が、あるのかないのか)を掴み兼ねています。彼女本人の気持ちより、自分の不平不満を表面に出してPRしデイジーから慰められたりして保障を受けたいのです。彼がもし、デイジーを中心に物事を捉えていたら結果は違ったでしょう。でも、会話の合間に舌打ちをしたり吐息を吐いたりすればする程”クドかれない”人々は負担を感じ心を閉ざしてしまうのです。 【中古】攻略本 PS2 ときめきメモリアルGirl’s Side 2nd Kiss~Celebrate encounter~1 佐伯瑛編
2009年11月01日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は、散々お世話になり迷惑も掛けてしまった佐伯瑛君にお返しを思い立った。実際、同級生でも無いのに”貸し”を積むのは気が引けてしまう。音成遊君は、すぐさま電話番号を提供してくれた。「はい。佐伯です」(あ。佐伯君?私、都辻寿陽花ですけど)「はい?」常日頃、校門には女の子達が群がっている。私の声なんか、覚えられないのは当たり前だと思う。(あの。都辻寿陽花です)「あー・・・。何か、用か」彼は、忙しい。迷惑そうな応答も、仕方が無い。(えっと。4月29日に、イベントホールに行かない?)佐伯瑛君の声が、急にひっくり返った。「俺とお前で?何で?」私は、あからさまに”謝礼ですから”と突き付けるのは避けたかった。(え?”何で”って言う事も無いんだけど)受話器の向こう側で、溜息が漏れた。「まぁ。良いか」私は、”ソフィア”で新調した花柄ワンピースと”ジュエリー・来栖”で買った革製のバレッタを身に付けた。「あ。もう、来てたのか」(佐伯君の遅刻だよ?)私は、冗談ぽく笑った。「まぁな。行くぞ。その、服さ」(え?この服)「ああ。俺、そう言うの何て言うかその。好き」佐伯君は、人込みが嫌いらしい。不平を言いながら、さっさと会場に入って行った。「席は、此処だ。前、ちゃんと見えるか?」(うん)私は、生演奏が好きだ。オーケストラ音楽なら、”喫茶店”のBGMとしても流れている。佐伯君の神経にも、障らないだろうと配慮した。(今日のイベント、最高だったね)佐伯君は、頬を高潮させていた。「ああ。生で聴くのとCDじゃ、全然違うんだな。クラシックって」私は、彼を見上げた。彼は、唐突に言った。「お前さ。何かの動物に似てる」彼は、吐き棄てる様に言った。「さてと。で、結局今日は何だったんだっけ。じゃ。お先」
2009年11月01日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺は、その日も同じ場所からグラウンドを覗いていた。自分自身でも、胸の奥底にいったい何の変化が起こったのかが掴めていない。中等部から、高等部へ進級して暫くは”野球”に関連するものや場所にはなるべく近付かない様にしていた。あんな事件を起こした奴が、のこのこと見に行ったり応援なんかしてはいけない。そう、思っていたんだ。(あのう、もしかして入部希望?)「いや」振り向いた俺は、息を呑んだ。間違い無く、この前の娘だ。俺は、立ち去ろうとした。だが、相手は俺に関心がある様子だった。(でも、熱心に練習見てたし)「・・・」はばたき市でスポーツに関わっていて、俺の噂を聞いていない訳が無い。(もし、迷ってるならウチは大丈夫だよ。初心者でも)「”違う”って言ってる」俺は、かっとなった。全てを知った上で、敗残者の未練をからかっているのだろうか。そんな風に、疑った。(そ、そう。私は・・・あなたは?)違う?何も、知らないのか?口篭りながら、やっと答えた。「志波勝巳」俺は、名前を告げるのがやっとだった。猛烈に、自分が弱く思えた。翌日、奇妙な光景を目にした。女の子が、蛙の様な格好で飛び跳ねている。俺は、近寄った。どうやら、背が低く棚にある書籍が手に取れないらしい。(よし。せーの)俺は、声を掛けた。「こんなとこで、”垂直飛び”の練習か?」(え)(あ。志波君。こ、これはその)俺は、ふっと肩の力が抜けた。「退け」授業に役立ちそうな背表紙が幾つか目に入った。「これか?」(志波君って、背が高いね)彼女は、此方をまん丸の目で見上げている。固唾を呑んで、試合を見守る子供の瞳を思い出した。俺は、不思議な気がして女の子を見下ろした。「そうか?」(背も高いし脚も長いし手だって、私とは全然・・・)悪い気は、しなかった。何だか、ヒーローにでもなったみたいな。馬鹿みたいだけど。「比べる相手を、間違うな。それより、お前の必要な本はどれなんだ?」相手は、急に俯いた。(あ。そうだった。ごめん)俺は、彼女を覗き込みながら掌に本を置いてやった。(ありがとう。助かったよ)「ああ」彼女は、頬を赤らめながら呟いた。(志波君位、身長があると良いな)俺は、相手が自分と同じ位デカくなった姿を想像し首を振った。「そのままで、良いと思うぞ」(どうして?)理由が思い当たらないらしく、小首を傾げて考え込んでいる。俺は、瞼に浮かんだ光景を呟いた。「ドアのうえのとこに、毎回頭ぶつけて歩きそうだから」彼女は、びっくりした表情で叫んだ。(そ、そんな事無いよ!)俺は、笑った。「どうだか。じゃあな」笑う?何年ぶりだった?歩き出した俺は、ふと思い返した。俺が、グラウンドに近寄り始めたのはあの小動物みたいなちっこい人影が気になった所為かも知れない。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・此処でのポイントは、3つあります。(1)やはり、志波君の方からデイジーを助けている事。これは、”恋愛”を進めるのに必要不可欠な最低限の条件です。あなたが相手に近付き呼び止めては頼み事を重ねて応じて貰ったたとしても、それは”義務”から動いているだけであり”情動”ではありません。(2)デイジーは、”背が高い”と言う志波君の利点を生かしたサポートを繰り返し強調して喜んでいます。(3)志波君の「じゃあな」と言う挨拶。デイジーは、ちゃんと(志波君って、背が高いね)と名前を呼び限定しています。これは、大変有効です。単に、”背が高い人間”に興味を持っているのでは無く現在背が高い長所を生かしている彼を褒める形となり志波君は微笑みます。所謂、あげまんとさげまんの違いはこれです。男性は、煽てに弱い生きものです。彼の容姿や生活環境を賛美するのと、彼本人を賛美するのでは意味が変わって来るのです。デイジーに認められ、彼は「じゃあな」と声を掛けて去ります。これは、再び彼女と会いたい彼の気持ちの現れです。女の子なら、彼に不安や不平不満を抱くばかりで無く「また、会えたらな」と思わせたいものですね。
2009年11月01日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・幸い、アクシデント後はあの背の高い影を見掛ける機会は無かった。私は私で、やらなければならない用事が山済みだった。野球は、まともに試合を見終えた記憶さえなかった。でも、引き受けた以上は自分なりにやれるところまでやりたかった。出来る限り室内を整え、コスチュームの山から汚れものを掻き集めてはしきりに洗濯をする。私は、部員達が自動販売機で炭酸飲料水を買ってはがぶ飲みする姿が気になった。「皆の栄養状態は」スポーツ・ドリンクやサプリメント類も、多種多様市販されている。でも、高価なものは続かない。私は、素朴な手作りおやつとお茶を揃えた。「飲みものを、用意しました!!」「ぶっ!!何これ、苦ぇ!!」甘い清涼飲料水から、苦いゴーヤ茶にいきなり切り替わっては嫌われても当然だった。部員の中には、様々な生活環境の子供達が集っている。まず、”毎日毎日の缶ジュース代金”を惜しんだ男の子が文句たらたらで飲み始めた。数日後には、歴然とした差が現れ始めた。「都辻。何だか、最近身体が軽くなった。疲れない」「そう。飲んでくれて、ありがとう」私は、少しづつ”はね学野球部”の一員として汗臭い風景の中で溶け込んでいた。その日も、つい無我夢中になってしまった。(すっかり遅くなっちゃった。急がないと、部活が始まっちゃう)(あれ?あそこにいるのは、誰だろう。入部希望者かな?)私は、気さくな調子で尋ねてみた。(あのう、もしかして入部希望?)相手は、首を振った。心なしか、緊張している様子だった。「いや」私は、フレンドリーな雰囲気を崩さない様に心掛けた。(でも、熱心に練習見てたし)気を使ったつもりだったが、彼は険しい表情で黙ってしまった。「・・・」私は、事務的な説明に切り替えた。(もし、迷ってるならウチは大丈夫だよ。初心者でも)とうとう、相手は声を荒げた。「”違う”って言ってる」私は、それ以上踏み込むのは止めた。(そ、そう。私は、都辻寿陽花。あなたは?)低い声が、耳に届いた。「志波勝巳」私は、ふいにグラウンドに目が行った。(ふぅん。志波君って言うんだ。あっ)背の高い人影が、走り去った。「あれ。何処かで、目にした光景かも」脳裏に、以前見た様な記憶が過ぎったが深くは追想しないで置いた。(行っちゃった。入部したかったんじゃ無かったのかな)翌日、私は図書室の一角で困っていた。背が低いので、棚にある書籍が手に取れない。こんな時、無駄だと知ってはいてもついつい飛び跳ねてしまう。私は、周囲に誰もいないのを見計らって決心した。(よし。せーの)次の瞬間、頭の上から穏やかな声が降りて来た。「こんなとこで、”垂直飛び”の練習か?」(え)彼だった。(あ。志波君。こ、これはその)私は、猛烈に恥ずかしく俯いた。「退け」私は、てっきり邪魔なのだと思いすごすごと身体を斜めにした。ところが、志波勝巳君は私が見上げていた棚に腕を伸ばした。「これか?」どうやら、私が取れなかった本を探しているらしい。私は、頭がぼうっとした。(志波君って、背が高いね)「そうか?」垣間見える顎の線が、測った様に美しい。私は、ますますぼんやりしてしまった。(背も高いし脚も長いし手だって、私とは全然・・・)志波君は、一笑に付した。「比べる相手を、間違うな。それより、お前の必要な本はどれなんだ?」私は、ますます消え入りたくなった。(あ。そうだった。ごめん)彼は、すとんと参考書を投げ渡した。(ありがとう。助かったよ)「ああ」彼は、クールに清ましている。私は、思わず感嘆した。(志波君位、身長があると良いな)志波君は、不思議そうに言い返した。「そのままで、良いと思うぞ」(どうして?)至極、ご尤もな答えが返って来た。「ドアのうえのとこに、毎回頭ぶつけて歩きそうだから」私は、言い返した。(そ、そんな事無いよ!)志波勝巳君は、眉を上げた。「どうだか。じゃあな」だが、物憂い表情を押して手伝ってくれた。私は、彼の横顔に向かい心の中で叫んでいた。「惚れてまうやろー!!」だが、勿論そんな声は相手には聞こえていない。(私って、そんなにドジに見えるのかな)ちょっと、落ち込んだけど今日は幸せな日になった気がした。
2009年11月01日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は、見知らぬ男の子に”運動用具運び”を手伝って貰う格好で用事を終えた。二つの影は、東と西に別れて行く。私は、そのまま部室の近くにある水飲み場まで歩いた。何だか、どっちの足がどう出ているのかも判らなくなる位全身が固まっていた。「ふぅー。びっくりしたぁ!!」無意識のうちに、兎に角水道を捻り冷水で顔を洗っていた。「いきなり現れて、”寄越せ”って言われても。あの背丈だと、3年生の人かも知れないし。遠慮しただけなのに、災難だったわー」私は、現実では”彼氏いない暦=生年”の人生を歩いている。これが、”人生で初めての接吻”だなんて考えたくなかった。帰ろうとすると、声を掛けられた。「寿陽花。お前も、今帰りか?」「あ、あれ。佐伯君、お店は?」彼は、”そんな事、どうだって良いだろ”と言わんばかりに舌打ちしたが私の前に立ったままだった。私は、このはばたき市の何処に自分の自宅があるかさえ判らない。微かな期待を込めて申し出てみる。「良かったら、一緒に帰ろうよ」「良いけど。忙しいから、手短にな」佐伯瑛君は、帰り道の途中で何故か喫茶店に入って行った。「この店のコーヒーは、いつも不味いな。じいさんが淹れるのとは、まるで違う」”佐伯君、忙しいんじゃなかったの?”彼と接する場合、こんな当たり前の質問は厳禁だろう。私だって、出来る限りチョップは除けたい。お店から出て、彼が歩くかなり後ろを鞄を重そうにのろのろと進んでいた。「何だよ!!」彼は、ずんずんと先を行き掛けたものの舌打ちと共に振り返った。そして、私から荷物をひったくると無言でさらに歩き続け建物の前で立ち止まった。「ほら!!もう、良いだろ。此処が、お前ん家なんだから」「あ、ありがとう」鍵は、鞄の中にあった。「ったく。入学式の朝から、お前に関わる度に地図は書かされるわコンタクトは割られるわ」佐伯瑛君は、ぶつぶつ言いながら帰って行った。その家のお隣のベランダから、元気そうな男の子が顔を覗かせている。あれは、音成遊君だろう。後は、あの子に質問すれば万事答えてくれそうだった。
2009年11月01日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・然程遠くない場所から生まれた海風が、校庭まで届く。俺は、またぼんやりと同じ場所に立っていた。何時からだろう。勉強も運動も、あんなに無我夢中だった野球さえ自分から影絵の様に遠ざかった。その頃から、俺はまるで学校に来る目的を見失っていた。さっきから、俺の黙想を破る人影がちらついている。積み上がった運動用具を、いかにも物慣れないへっぴり腰で運ぼうとしている女子の姿だ。「ちぇ。何時まで、やってやがる」俺は、舌打ちしながら立ち上がった。嫌々、歩き出したつもりが次第に小走りになった。グラウンドの真ん中に、その娘はいた。「おい」「はいっ」顔を上げた小柄な風体から、すぐに”同学年”だと察しは付いた。「それ。何処へ、持って行くんだ」「あそこの、体育用具室だけど」俺は、口を半開きにして此方を見上げている顔に話し掛けた。「手伝う。一つ、寄越せ」娘は、戸惑いの表情を浮かべたが割りときっぱりした調子で断った。「もう、これで終わりだし」俺は、全部言わせなかった。「その調子で運んでいたら、日が暮れるぞ」娘は、”大丈夫です”とか”でも”とか”悪いから”とかごちゃごちゃ言い掛けた。だが、俺は妙に意地になった。「良いから。寄越せ」「そ、そんなに強く引っ張らないで。あ」揉み合っているうちに、身体が絡まった。何だか、柔らかい感触が唇に触れた瞬間が来た。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この物語で、すでにデイジーは彼から恋されています。以下に、チェック・ポイントを挙げます。(1)志波勝己君は、”理由も無く”彼女に近付きハードルを運ぼうとしています。これは、恋愛感情を持った男性独特の”接近行動”であり”保護行動”です。(2)”結構です”モードの彼女に、志波君は引き下がりません。男性は、何かと女性の上または逆を行きたがるものです。”体育用具を独りぽっちで運び続けているデイジーに、助けてやろうと申し出たのに断られてしまう”男性とは、此処で「判った。さよなら」とは言えない生きものなのです。つまり、男性が自ら側に来たり助けようとした際には”愛の天使”が矢を射ろうと計っている瞬間なのです。あなたも、甘え過ぎず意地を張り過ぎず神様からのプレゼントを受け取って下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・次の瞬間、相手が何か言い出す前に俺は叫んでいた。「さっさと、離さないからだ」娘も、唇を両手で覆いながら慌てていた。「う、ごめんなさい」俺は、消え入りそうな声を聞きながら話し掛けた。「事故だと思って、忘れた方が良い」相手は、目をまん丸に開いて此方を見ている。「えっ?」今度は、自分が慌てた。「”帳消しにしろ”とは言わないけど、ハードルは俺が運んで置く」(事故・・・帳消し・・・??)相手は、そのままの体勢で小首を傾げながら考え込んでいる。俺は、構わず歩き始めた。「邪魔だ。退け」正直、一刻も早くこの場を離れたかった。「あ。うん。」実は、自分でも顔が火でも点いた様に赤くなっているのが判っていた。駆け出すと、急に目の前の視界が果てしなく広がった。「名残りの桜、か」そうだった。もう、春も過ぎもっと眩しい季節が訪れようとしている。(行っちゃった。本当に、お願いしちゃって良かったのかな)(それにしても、さっきの感触ってやっぱり。と、とりあえず考えない様にしようかな)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・此処でのポイントは、KISS(事故ちゅー)の意味です。志波勝巳君は、”先制攻撃”の形で「これは、事故だ」と強調しています。女の子の中には、彼のこの言葉ですでに「私を、何だと思っているの?・私を、何とも思っていないの?」と考える方々がいます。それは、”被害妄想”です。彼は、事故だから事故だと言っているに過ぎません。この場合、客観的に見れば”グラウンドで、2人が同時に転び打ち所が唇だった”だけです。ところが、です。”デイジーも、その程度にしか考えていないのか”が感じられた途端、志波君は冷静さを失いその場から消え去ります。男性は、大切な事は独りで受け止め考えようとする傾向があります。デイジーは、「待って」とも「今のKISS,あなたはどう言うつもりで何を考えているの」とも問い詰めませんでした。”不注意から起こった、衝突事故”として謝り、言われた通りに納得し引き下がります。実は此処に、恋をスムーズに運ぶこつがあるのです。
2009年11月01日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は、欠伸を噛み殺しながら数時間分の授業をやり過ごした。ただ、一つだけ目を見張る出来事があった。数学と、英語の時間。私の頭では、小学生が解ける程度の問題でさえ0点しか取れない筈だった。「あ、あれ?」黒板やノートに、”解答”が浮き上がって見える。私は、それをなぞった。「もしかしたら。現実のゲーム内に設定されているパラメーターと同程度のお成績は、挙げてくれるのかしら」授業を終えて、私は自分の私物らしい荷物を詰めて歩き始めた。「そうそう。学生鞄って、どうしてこう重いのかしら」通勤では、お弁当や水筒まで持参してもこんなには疲れない。廊下に出ると、鋭い一声に止められた。「都辻君!!」振り返ると、きちんと前髪を纏めた眼鏡の少年が立っていた。「若王子先生から、お話を伺ったよ」私は、頭を下げた。「すみませんでした」彼は、穏やかな口調になった。「いいや。僕に、謝られても困るけれど。君は、普段から動作が迅速じゃない。休憩時間に、屋上に行くなとは言えないが、例えば僕の様に”5分前行動”を心掛けると良いだろう」「はい」「うむ。今後は、気を付け給え」彼は、微かに笑顔を見せ頷いて去って行った。私は、体育館近辺をうろうろした。案内図には、このあたりに”野球部”があると書かれていた。「此処か、な。こんにちわ」室内には、誰もいなかった。ただ、グラウンドにはコスチュームの集団が走っている姿が見えた。「あ」順路の彼方此方に、陸上部か何かが置き忘れたらしいハードルが点々と倒れていた。「何だか、邪魔っぽい。とりあえず、あれを片付けるくらいなら私にもやれそう」私は、ジャージに着替えて砂地を踏んだ。ふと、眩しい光に目が眩んだ。「桜だわ」あの花は、狡い。埃かと思って、肩先を確認すると小さな花弁が微笑んでいたりする。「春が、もう終わるのね」私は、運動用具を幾つか抱えては往復を始めた。
2009年11月01日
必ず2009・10・26(1)の注意書きからご覧下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は、のろのろと階段を下り始めた。確かに、ゲーム・ユーザーではあるものの”私立羽ヶ崎学園”の詳細なんか判らない。「よぉ!!」唯でさえ、びくびくしている両肩が乱暴に小突かれた。「オッス!!寿陽花!!」私は、反射的に言葉を返した。「オッス!!ハリー」針谷幸之進君は、こう呼ばれてさえいれば機嫌が良い。彼は、嬉しそうに身を乗り出した。「寿陽花!!お前さぁー、この長閑な日にサボろうとして叱られてんのか?」「う、うん。そうかな」途端に、”上から目線”のお説教が迸った。「だから、お前はいっつもとろいっつってんだよ!!サボるならサボるで、この俺様にきちんと教えを請うていれば若王子に見付からず・・・」だが、この有難いアドバイスは最後まで聞けない運命だった。私の腕を、誰かが強く引っ張って歩き始めたのだ。「お前な!!あんなとこで針谷とくっちゃべっていたら、また別の教師に見付かるだろ」「だって、どうせ遅刻だし」佐伯瑛君は、眉間に皺を寄せて振り返った。「はぁ?お前は、”どうせ遅刻するなら、針谷と喋りたい”のかよ?大体、何なんだ?2人で顔を合わせれば、馬鹿みたいに”オッス!!寿陽花”だの”オッス!!ハリー”だの言い合って」「そう言えば、佐伯君は教室に戻ったんじゃ無かったの?」でも、B型の彼とO型の私は会話がまるで噛み合わない。「生徒手帳を持って職員室に行ったんだ。そしたら、氷上はいないし。若王子先生が部屋中に聞こえる大声で、”やぁ。やっぱり、佐伯瑛君は真面目ですね。関心関心。あれは、僕が君や都辻君に質問した結果遅れちゃったんだからもう良いです。それぞれの先生方には、僕が一声掛けて置きますから”だってさ」「それを、わざわざ私に伝える為に引き返してくれたの?」彼は、乱暴に教室の扉を開け私を放り込んだ。「あー言う、ぺらぺら捲くし立てる奴だったら俺も”オッス!!テルー”とか呼ぶのか?」そんな小声の愚痴が、遠去かって行った。幸い、教諭はまだ教室に入っていなかった。しかも、生徒達は各自着席している。私は、きょろきょろと”都辻寿陽花”の名前がある机に着いた。皆の真似をして、教科書やノートを開いた。「良かった。これなら、本を読んだり指名されて”判りません”と答えたりしていれば誤魔化せそう」春の匂いが、鼻腔をくすぐる。頬杖を付いて、窓辺を見ると金髪の若者が手を振っている。あれは、クリストファーなんとか君だろう。多分。
2009年11月01日
azareaは、2008’10・21に「ニンテンドーDS」&「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season 」を勢い込んで購入しました。※「ときめも・メモ」他参照。※ファンの皆様、ごめんなちゃい。やっぱり、書きたくなってしまった妄想小説(爆)勿論、完全フィクションでパロディです。ややこしいかも知れませんが、以下は”お約束”です。小説は、私本人の妄想用(azarea Side)と皆様向けの(勝巳君Side)に分けます。(azarea Side)は、”はね学”の生徒になったつもりで自由に綴ります。主に、ゲームと同時に進めます。(勝巳君Side)には、恋愛に役立つ”ウマく行くチェックポイント”をおまけとして添えます。此方は、私が個人的に好きだと感じた場面を中心に繋げて綴ります。※この際の”デイジー”は、azarea本人では無く理想の女の子の一例です。()内の独白は、ゲーム・ソフトで固定されているデイジーの言葉です。実際の恋愛の際に、軽くご一考の足しにでもなさって頂ければ幸いです。ネタばれ満載な上に、中途半端な創作となります。物語設定やキャラクターが本編とずれていたり、勘違いしている可能性も多々ございます。それ等をご考慮・ご容赦頂けます方のみ、お読み下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「何!!ちょっと時間が空いたら、すぐそんなものを持って!!」私は、母の小言に口を尖らせた。「だってぇ。せっかく、高いお金を払って買ったんだもん。遊ばなきゃ、元が取れないの」自分なりには、かなりの期待を込めて”ニンテンドーDS”&”ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season”を手に入れたもののあまり楽しめていない。もう、何周したかは忘れてしまった。ただ、最近は何とか志波勝巳君の”親友モード・エンディング”が見たくて試行錯誤を繰り返している。私は、限られた時間を割り振り仕事もして多少の家事も分担している。考える割に、ゲームは中々進展しない。”先”が気になって、ついつい夜更かしも増えてしまった。「眠いは、眠いんだけど」ちょっとだけのつもりで、機器を持ったまま寝転がった。「い、痛っ!!」何かが、頭に落ちて来た気がして思わず顔を挙げた。陽光の向こうで、黒い影が立っていた。「昼寝なんて、100年早い!!」目の前には、サーファー・カットの少年が立っていた。何処かで、見た様なブレザーを着ていた。「寿陽花、何やってんだ?もう、授業が始まるぞ」そうは言われても、咄嗟に何の反応も出来ない。「鈍い奴だな!!」私は、強い力で無理矢理引っ張られる格好で立ち上がった。視界に、自分自身もシルバー・グレーの制服を着用しているのが見て取れた。ほんの数歩、歩き掛けたところで短気らしい背中が風を切って振り向いた。「遅い!!」「い、痛っ!!」私は、咄嗟に両手で頭部を保護した。でも、今度は本当には殴られていなかったらしく衝撃は感じられなかった。「佐伯君。都辻さん。どうしましたか。もう、予鈴が鳴りましたよ」ふいに、よく通る声が響いた。「若王子先生」さえきくん?わかおうじせんせい?私は、ガラス戸に映った姿を見て仰天した。それと同時に、妙な冷静さも取り戻した。「何だ。これは、夢なんだ。さっき、うとうとと寝ちゃったみたい」私の目の前では、会話が続いていた。「先生。都辻さんは、野球部のマネージャーを始めています。ご両親も、昨夜から長期の海外出張に旅立ってしまって。多分、疲れが出たんだと思います」彼は、はきはきした口調でどうやら遅刻しそうな私を庇ってくれたらしかった。「そうですか。事情は、判りました。でも、規則違反を見逃す事は出来ません。2人共、後で生徒手帳を氷上格君に提出して下さいね」「はい。済みません」言い終えた直後、一瞬で彫刻の様な顔が近付いた。「あー。また、お前の所為で!!全く、お前に関わるとろくな事が無いよ!!」少年は、早足で階段を駆け下りて行ってしまった。
2009年11月01日
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azareaは、2008’10・21に「ニンテンドーDS」&「ときめきメモリアル ときめきメモリアルgirl’s side 2nd season公式ガイドコンプリートエディション(NDS)ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Season(NDS)ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Season任天堂(Nintendo)DSi 即納・送料込・クレジットカードOK 【あす楽対応_関東】」を勢い込んで購入しました。※(1)他参照。※今回もですが、ネタばれを含みます。ご注意下さい。このゲームは、プレイの途中で場面毎を”蓄えて置く”機能があります。azareaは、志波勝巳君から告白されるエンディングで幕を閉じました。でも、甲子園直前で止めてあったルートから再開しました。先日、何時も通り志波勝己君とのデートの帰り急に光景が変わりました。真横に、彼の横顔があり”並んで歩く”感覚が実感出来ます。説明書にも、掲載されているので「これが、”大接近モード”だ」と判りました。最初は、驚いてまごまごしているうちにはぁとがどんどん減り「タイム・アウトだ」みたいな溜息を吐かれて終わってしまいました(爆)それから、2回一緒に帰りました歩きながら、鼻歌を歌ってくれたり「ほら。転ぶなよ」みたいなリアルな科白も工夫されています。右画面に踊る大小の赤いはぁと・ピンク色のはぁとにタッチすると”得点”となり左場面の志波君の顔も赤くなって行きます。で。志波勝巳君が、興奮している設定なのかなぁ。お、男の人の喘ぎ声!?みたいな・・・これ以上は、書けません!!!!!
2009年11月01日
azareaは、2008’10・21に「ニンテンドーDS」&「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season 」を勢い込んで購入しました。※(1)他参照。※今回もですが、ネタばれを含みます。ご注意下さい。”親友・佐伯瑛”は、止めました。志波君を相手にして部活動に力を入れていると、勉強方面やお洒落等のパラメーターがどんどんと下がります。そんな状況が、少し嫌になっていました。今回は、志波君に親友になって貰い野球部通いを控えめにしていました。すると、後輩の天地翔太君が纏わり付いてきました。天地君は、周囲に嘘を吐いたり皮肉屋の性格が佐伯瑛君と似ています。ただ、”暴力”だけは振るわないので普通におデートを重ねました。灯台で、告白もされました。でも、ねぇ。ちょっと、あの子を”彼”とは思えませんでした。お断りをしたら、浜辺で志波勝巳君が待っていました。「お前に、詫びを入れに来た」きゃ彼を演じる、声優の中井和哉さんチョシブな音声で痺れます女性にとって、ゆっくり喋る低音の音声はSEXYに感じられます。「好きだった、お前の事。最初は、ダチとして。今は、女として」きゃ「お前を手に入れたい、心の底から」きゃ若王子貴文さんの”告白”は、寒気がしました(爆)でも、今回は聞き入りました。それには、理由があります。卒業式当日の”告白”とは言え、中途半端にこれまでの”先生”の立場を匂わせながら言われるのと「俺は、もう生徒の1人じゃない。1人の男として、お前を女として考えている」と突き付けられる違いでしょう。こんな風に、はっきり言われる事で女の子とのこれまでの”関係性”が崩壊するカタルシスがあるのかも知れません。それと。思い返してみると、azareaは結局志波勝巳君が一番好きなのかな。”時代”って、知らず知らずのうちに影響を受けているみたいですね。志波君は、私達世代では圧倒的な大スターだった松田優作さんに面影が似ています。朴訥でぶっきらぼうで、ふいに優しいタイプです。azareaは、特別熱狂的なファンではありませんが。物語も、暴力沙汰で挫折した野球の将来をもう一度踏み出す展開はドラマティックでした。”部活コマンド”を選択すると、彼は校庭で誰の所為にもせず黙々と練習しています。女の子として、手助けする甲斐がありました。一旦、親友としてお付き合いして来たからでしょうか。「別々の道を、大分遠回りしちまったけど。これからは、同じ道を歩いて行こう。2人で一緒に」Kissはしないで、2人で顔を見合わせて前向きに並んで歩き始めるエンディングに納得です。今迄で一番、胸きゅんでした。・・・で。このゲームでは、場面の幾つかが記録されて残ります。改めて、”若王子貴文”先生を見直していたら変なエンディングを発見しました。背景が、通常の灯台では無く灯台が見える浜辺でした。これは確か、やはり佐伯瑛君が嫌で断ったら逢った気がします。違ったかなぁ。
2009年11月01日
azareaは、2008’10・21に「ニンテンドーDS」&「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season 」を勢い込んで購入しました。※(1)他参照。※今回もですが、ネタばれを含みます。ご注意下さい。まだまだ、やってます(爆)これまで綴った通り、「志波勝巳君が迎えに来るか・佐伯瑛君に頭を叩かれるか」のどちらかばかり。かなり詳細にヒントが詰まった”攻略サイト”と睨めっこをしながらパラメーターや両者とのデート回数や好感度を緻密に照らし合わせながら進みました。通常は、”親友告白エンディング”を迎える全条件もクリアしていました。それなのに。さすがに、納得が行きません。重ねて、様々なご意見を集めてみるとさらに驚くべき事実が判明しました。このゲームには、キャラクター毎に”傷心レベル”が記録されるらしいのです。ゲームの過程で、登場人物達に対して一定無視したりデートに誘わないでいるとそれ等が減点として記録されるみたいです。しかも、その全容はプレイヤーには見えません。実は、私には思い当たる事がたーっぷりありました(爆)元々、佐伯君が大嫌いなのです。特に、”珊瑚礁”にアルバイトに入った初日マスターの目が届かない場所でお盆で殴られた事が決定的でした。ゲームを購入してすぐの頃は、無視し捲くり(爆)電話が掛かっても一向に応じず、”爆弾”は破裂しました。タッチ・ペンを使い始めてからは、チョップの応酬(爆)これまでは、”殴られっ放し”でしたが此方も時々やり返していました。バレンタインディは、わざと義理チョコを(爆)それでも、彼は「少しは、気を使う事を覚えろ」なんてぼやきつつお返しには手作りスィーツだか何だかをくれます。考えたら、こんな女の子に本気で恋をして本命の男性から奪い去ろうなんて考える奴ぁいないいない(爆)もう、嫌いなもんは嫌いなので佐伯君は諦めときます。人間関係と同じで、自分自身に嘘は吐けませんね。
2009年11月01日
azareaは、2008’10・21に「ニンテンドーDS」&「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season 」を勢い込んで購入しました。※(1)他参照。※今回もですが、ネタばれを含みます。ご注意下さい。あれから、何回遊んでも志波勝己君が迎えに来るか佐伯君に殴られるかどちらか。azareaの悪魔の復讐計画は、中々進みません。はぁぁ。やはり、”パラメーター上げ”が難しくって。運動を頑張れば、学力や魅力が下がるし。それに、”狙っていない”キャラクターの相手もしなきゃならないし。”ときめき”を楽しむ余裕は、あまり持てません。そんな中、ゲーム中でわたしが一番笑った佐伯瑛君の科白はこれです。「メリクリは、良いんだよ。で。奴は、来てんのか?”あ。ごめーん”とか言って、体当たりだ。報告は、後で聞く。GO!!」クリスマスパーティで、それは無いだろ(爆)
2009年11月01日
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azareaは、2008’10・21に「ニンテンドーDS」&「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season 」を勢い込んで購入しました。※(1)他参照。※今回もですが、ネタばれを含みます。ご注意下さい。それから、佐伯瑛君・志波勝巳君から告白されるエンディングを迎えました。佐伯君は、嫌いだけど(爆)志波君は、花火大会で「転んだら、俺に掴まれば良い」の科白が格好良かったです。現実では運動能力0のazareaが、野球部のマネージャーとして甲子園まで進み優勝したのも楽しかったです。これで、欲が出ました(爆)いよいよ、男の子を2人も相手にする”親友モード”に突入しています。azareaは、「うふふ。こうなったら、復讐よ。散々、殴られ罵倒されて来た佐伯瑛君に親友になって貰い彼の目の前で志波君から告白されちゃおう」と悪魔の計画が浮かびました(爆)ゲームの前半は、まず鳥肌が立つのを我慢して佐伯君とデートを重ねます。その間、本命の志波君にもアプローチ。でも、現実では女の子がデートの算段を練ったり誘ってちゃ駄目だけど。佐伯君&志波君の両方から好感を抱いて貰った時点で、志波君と連続デート。すると、佐伯君から電話が掛かって来ました。「なぁ。俺、間抜けな事になってないか?」azarea「お話があるの。・・・お友達でいて・・・」此処から、意外な展開が(爆)あれだけ嫌味で乱暴で皮肉屋だった彼の人格が崩壊し、何故かペーソスたっぷりの良い奴に(爆)詳しくは書きませんが、とんちんかんなアドバイスやコメントの連発です。「可愛い子分の為だ、何かあったら学園のプリンスが相談に乗ってやる!!」とか「もう、お前ん家か。それで。行きたいとこあったら、言えよ。俺、水・金はどうしても駄目なんだ。・・・知ってるか。知ってるよな」(←同じお店で、同じ日にアルバイト中)改めて、”声だけで表現する”声優さん(森田成一さん)の凄さを思い知りました。佐伯瑛君は、普段は棒読みにも近いぶっきらぼうなのですがこれ等の科白で女の子を”立ち止まらせる”訳です。男性のあなた、女の子へのアプローチに”声”は破壊力たっぷりの強力な武器になりますよ。もう、復讐は何処へやらお腹を抱えて笑い転げました。で。結果は、最初は志波勝己君が再度告白に登場。azareaは、世代的に志波君みたいなのはヒーローだったのでついでれっとしてしまいます。でも、これじゃ”通常告白”に過ぎません。2回目にチャレンジすると、今度はパラメーター上げに奮闘したにも拘らず卒業式に志波君は来ずまたも頭を佐伯君に殴られ「コラ!!」と怒鳴られました。「もし今日、お前を独りで泣かせたらそんなの”親友”じゃないだろ?よし。いつもの店の酷いコーヒーおごってやる」佐伯君さぁ。あなたって、あなたを好きな”ライバル女の子”もいないみたいだし実はモテないんじゃ?何て言ったら、また殴られるか。はぁぁ。まぁ。これも、ハッピー・エンドなのかな(爆)ときめきメモリアルgirl’s side 2nd kiss~celebrate(2(志波勝己編))楽天ブックス【新品】NDS ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Season
2009年11月01日
azareaは、2008’10・21に「ニンテンドーDS」&「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season 」を勢い込んで購入しました。途切れ途切れに、数回は周ったもののその後はすっかり埃を被っちゃって(爆)当初は、憧れていた若王子貴文先生からのプロポーズを目指していました。ところが、叶ったら叶ったでずぅっと同じエンディング(爆)それも、まだ良い方で大半は近所の小学生から「もうちょっと、成長したら俺が相手になってやるよ」と慰めを受けるみたいな終わり方です(爆)今秋、偶然このゲームのポータル・サイトを目にしました。公式HPやファン・サイト等では、大勢のユーザーさん達が変幻自在のラブ・ストーリーを楽しまれたとのご感想が掲載されておりました。皆様のお話では、女の子キャラクターとの”嫉妬バトル”とか男性キャラクター同士が自分を巡って戦った末に”俺は、お前の親友で良い”って引き下がるみたいなドラマティックな展開があるらしいのです。私は、お成績や運動能力のパラメーターを必死に上げて同じ場面・同じ科白を繰り返しやっと告白されるだけの味気無いものでした。 他の方々の体験談を読みながら、何かおかしいと感じました。「好い大人が、不具合のクレームでもないのにゲームの内容に付いてお尋ねするなんて恥ずかしいかな」と迷いつつ、お問い合わせをしてみました。すると、迅速に的確なお答えを頂きました。このゲームでは、画面の右側に男の子が出ると”スキンシップ”が出来るそうです。azareaは、初めから表示があった時だけがチャンスだと考えていました。でも、ごく偶にしかそうはなりません。何回か、キャラクターをペンで表面をなぞった事もありました。でも、特に何も起こらないまま何時しかそう言うものだと思い込んでいました。回答では、”ある場所をタッチした際アイコンが出現します。その時が、「スキンシップ」のタイミングとなります”とありました。 試しに、画面一杯に彼方此方を突付いていると今まで無かったサインが現れました。すかさず、タッチペンで触ると男の子の表情や科白が変わりました。思わず、「生きているみたい」とびっくらこきました。面白がって、主人公の佐伯瑛君を良い様に突付いていました。元々、彼が大嫌いなので便利な試験台替わりに(爆)「やめろよぉ」と言われて離れた後、お家にメールが届いていました。図らずも、胸きゅんを覚えました(爆)
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