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本日のワインはバルベーラダスティ・スペリオーレ1974、生産者はカステッロ・ディ・モンテグロッソです。あまり古酒は飲まないので(と言い訳)、コルク抜き失敗しました。コルクかすを目の細かい濾し器のフィルタでデキャンタした状態で飲みました。バルベーラ100%です。さて、感想です。色調はモロ、紅茶。透明感のある赤煉瓦がかったそれはいかにも古酒の趣です。香りはヴィンサントやほうじ茶など。果実味・・・というよりも舌の上に残る甘さが、かつて熟れた果実だった名残りを感じさせます。酸は柑橘系と黒酢が混ざったような感じ、タンニンは明確には認知できませんが、やはりその温かみのようなものを感じます。ワインに果実味を求める方にはあまりオススメできませんが、古酒好きな方にはいいかな、と思います。実際、クリーンというかまっとうな熟成を感じます。
2009.05.31
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本日のワインはミッレウヴェ・ロッソ2005、生産者はフリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州の巨匠ニコラ・マンフェッラーリです。このワインはマルケ州から葡萄(モンテプルチアーノ/サンジョベーゼ)を購入、ボルゴ・デル・ティーリオにて醸造されています。コントラーダ・テンナ・シリーズ(未輸入)という1stラベルの選外品の一部で造られているようですね。セパージュは恐らくモンテプルチアーノとサンジョベーゼ。(因みにミッレウヴェ・ビアンコは純然たるコッリオにある畑のセカンドライン)さて、感想です。紅色がかった暗いルビー色。白い花、干しプルーンや干しぶどう、ブラックベリー等の黒い果実、タラゴンなどのハーブ香、軽くカカオ。シルキーなタンニン、熟した果実による甘みは、素晴らしい酸と一体となっておりこの購入価格帯(2千円ちょい)にはありえないパフォーマンスです。購入限度価格は3千円台前半。エクストリーム・ボルドーとラディコンで試しましたが、ラディコンの方が、滑らかなテクスチャが感じやすいと思います。
2009.05.25
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本日のワインはシェラザーデ2007、生産者は今やシチリアを代表するワイナリになったドンナフガータです。シチリアらしくアラビア風の名前のワインが多い同社ですが、このワインも千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)のヒロインの名前です。ネロ・ダーヴォラ50%、シラー50%という珍しいセパージュ。さて、感想です。香りは赤と黒のミックスバスケット。柔らかなクミンやターメリックのような混合スパイス香。鉱石感の向こうから旨みが見え隠れしています。特筆すべきは、ふうゎっと口に入ってフッと去る、飲み口の柔らかさ。シラー=濃厚的なイメージがまったく当てはまりません。それでいて余韻は結構長く楽しめます。ただし、果実味を飾らずストレート勝負!なのでちょっとパンチに欠けるのが難点。あと、温度は若干低目がいいです。これで2300~400円ならベストなんだけど500円高い印象です。
2009.05.22
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本日のワインはポッジォ・ヴィディーニ・ネロ・ダーヴォラ2006。生産者はヴァッレ・デラカーテ、ネロ・ダーヴォラ100%で造られています。同社の一番の普及ライン。ひょっとして、ネロ・ダーヴォラ主体の傑作「タネ」の選別外ブドウ使っているかも?ということで楽しみです。さて、感想です。紅がかった暗めのルビー色。柔らかな花の香り。それから思い切りフランボワーズ。ざくろや干しぶどうなどの赤い果実。表面的な香りはすこしソレっぽさもあるが、思いっきりライト~ミディアムボディで、タネが持つ濃い中の清涼感や薬味・スパイス感などの複雑さ、奥行き感がありません。価格が1/4以下なのでしょうがない(笑)。温度が上がるとすこしダレてくるので低めで供すが吉。価格並。
2009.05.19
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本日のワインはデッシミス2007、生産者は言わずと知れたヴィエ・ディ・ロマンス、ピノ・グリージョ100%のワインです。最近、暑くなってきたので白が多いです。昔は夏でも「赤オンリー」だったんですけど、年ですかね?(笑)ヴィエ・ディ・ロマンスの2007年モノとしてはお初のチャレンジです。暗めの赤味がかった黄金色、グラヴナーか?って色あいです。花、あんず、洋梨、金柑やオレンジの皮。果実味しっかり、苦味もしっかり、ミネラルしっかりとインパクトの強いワインです。ただ思ったより樽香は少なめ。今まで飲んだヴィエ・ディ・ロマンスのなかでは異色の(良い意味での)ビオっぽさかなぁ。ノルチャ産の生ハムと合わせてみましたが、ミネラル感が相乗効果でいい感じでした。ホント、何時飲んでも美味しいです。
2009.05.14
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本日のワインはヴェルディッキオ・ディ・マテリカ2006年、生産者はラ・モナチェスカです。ワイン名の通りヴェルディッキオ100%のワインです。よくあるカステッリ・ディ・イエージ地区のものではなく、マテリカという山間部の地区のものです。最初にこの品種をウマイ!と思ったのが同ワイナリの「ミルム」という上級ワイン。最近では価格が上がってあまり飲む機会がないですが、弟分はどんなワインでしょうか楽しみです。さて、感想です。透明感のある黄金色。香りはネーブル、ラムネ、パイナップル、そして強いミネラル感。強いんですが、決してとがったものではなく、フワッとした口どけ感の柔らかさを持っています。完熟による甘み感が強いですが、フィニッシュにレモンピール等の柑橘の皮のような苦味があり、またシッカリした酸をもっているためきれいにまとまっています。ミルム、すごく美味しいかった印象のみで、具体的な味わいは憶えてないのですが、また飲んでみたくなりました。
2009.05.10
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本日のワインはモンテファルコ・サグランティーノ2004年、生産者はペルティカイアです。当然、サグランティーノ100%となります。サグランティーノと言えばやはりカプライですが、このペルティカイア、地元でもメジャーらしくモンテファルコ辺りの町ではアルクアータ(酒質は随分違うと思いますが)と共によく見かけるワインでした。さて、感想です。かなり濃いルビー色。スワリングするとわずかな茶がかりつつエッジに紅がきれいな不思議な色合い。香りはブラックベリー、インクや墨汁、甘草、スパイス、そしてチョコレート。タンニンは口蓋にびしっと張り付きますが、これまた甘く熟れているので全くトゲトゲしさは感じません。兎に角、シルキーでミルキー、旨みありですが、全ての要素が濃くやっぱ飲むのには早すぎます。あと数年ホールドが吉でしょうか。
2009.05.06
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本日のワインはマルヴァジア2007、生産者はボルゴ・ディ・コロレドです。マルヴァジア100%ってのも珍しいし、しかもモリーゼ州ってのがまた珍しいかも。淡い、明るめのレモン色。グラスから溢れてくるのは生のフェンネルのようなハーブ香、それからレモンや梨など。味わいは金柑の甘露煮の皮のような甘・ちょっと苦味の柑橘感。かなり決して複雑な味わいではないですが、ストレートで分かりやすい、まっとうな味わいです。え~、決してヴィエ・ディ・ロマンスのディス・クミエリスとかと比べてはいけません。こちらはジャスト1000円、ということで普段飲みに最適。すこし甘みがあるのでカルパッチョとかではなく、少しコクのあるトマトソースとかレモンソース系に。
2009.05.02
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