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部屋の中が31℃でも、涼しく感じる今日この頃。湿度がなければ、過ごしやすいのですが…。風の通り道をしっかり確保して、直射日光防止!湿度と気温に応じて、窓の開け閉めを行う。(必要に応じて、空調も使いましょう!)四つの部屋と広いリビング…。(うち二部屋は倉庫)カビが生えないように、虫がわかないように、定期的に掃除もしないとね…。年年、快適な過ごし方を研究し続けています。今朝は外稽古2時間。11時を過ぎると、日陰がなくなってしまうので、遅くても11時20分までには家に帰ります。日影がちょうどかかる時間帯が9時から11時なので、1時間は太陽にあたりながら站椿功をしてから、日陰に移動します。午後からは、今の季節は部屋の中で稽古の続きをします。稽古後、水分は400㎖(2カップ分)流失していました。まあまあですね。北京での稽古の際は、激しい動きも多かったですし、稽古後1㎏体重が減るのは当たり前でした。今考えると、心臓への負担が凄まじい生活をしていたと反省します。家の中の気温も外と変わらず…。でも、雨が降らないだけましなのです。熱を冷ますために、緑茶にミントと生姜、ライムを入れて爽やか茶を飲んでいます。もちろん、温かいお茶です。でも、涼しくなる。「心静、自然凉…。」山東省は、農作物が安くて豊富。果物や野菜もたくさんあります。今日も、大量のカリカリ桃、種あり葡萄、丸ごと一個すいかを頂きました…。青島の富士リンゴは、酸味と甘味のバランスがよくて、とても美味しい。暑い夏には、リンゴの酸味が心地よい。甘くないカリカリ桃も大好物です。(果物は、リンゴか桃くらいしか食べません)今日は、35℃以上になるので、ピリ辛冬瓜スープを作ろうと思います。
2026年07月29日
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未月は、長夏の土、湿熱の期間。もともと乾燥していて涼しい地域でもある欧州でも、40℃以上の気温と山火事が続き、本当に大変な状況です。中国も、雨の少ない北方もまるで江南地域の雨季のような夏を迎えています。湿気は本当に辛いですね。私の部屋は、安定の30℃から32℃…、湿度は70%…。ファンを回して、除湿機フル運転中。それでも、今年は早い段階で、暑さと湿気対策をしていたおかげもあり、それほど不調は感じていません。心気を消耗させないために、稽古もゆったりと行い、汗のかき過ぎに注意しています。その甲斐もあって、以前のように、体重が2,3キロ落ちることもなく、食欲もあります。気の巡りをよくするために、香辛料を毎日たくさん使って、調理しています。こういうときは、蒸し暑い地域の智慧が大いに役立ちますね。インド、スリランカのアーユルヴェーダやタイの料理は日本人にも合うので、この時期お薦めです。稽古では、毎日新しい筋膜が剥がれていく感覚があり、この一年で随分奥の方の筋膜が緩み、骨の位置が矯正されてきました。先週は、足の親指から上に内転筋と繋がって、踵、膝、骨盤のゆがみが矯正されました。今週に入り、骨盤から背骨、肩甲骨と筋膜が剥がれていき、肋骨損傷の筋膜も徐々に動き始めました。20代の肋軟骨骨折部分は、3か月ほど痛くて動けませんでしたが、病院では治療できないと言われたので、そのまま放置していました。今思えば、ちょうど左側の脾臓部分なので、この頃から脾の機能が弱ってきたように思います。その場所が今まさに、動き始めています。(だから、今年は食欲が衰えなくなったのかなあ。)内観をしていると、ちょうど足太陰脾経の経絡に沿って、緩んできているのがわかります。太極拳や站椿功でも、脾経の反応を感じます。脾陽が上昇するというのが少しずつ理解できるようになっています。まだ筋膜が突っ張る場所もあり、神経にも障るため、鈍痛が生じたり、気分が悪くなったりすることがありますが、三伏の期間に、脾経を通すことが最優先です。しかも、面白いことに、お能や尺八の際、長時間座ると痛みが生じて苦しかった正座の姿勢ができるようになりました。足首、膝、股関節の靭帯がくるりと回る。正確な角度はわかりませんが、確実に動く感覚があるので、後は自然に身を任せて治癒していくのを待つのみです。太陰経は、もう一つあります。手太陰肺経。肺は金に属し、粛降(下に降りる気)を行います。こちらは、レッスンの際に、実際に手印を使って呼吸法をしながら、体感してもらっています。
2026年07月28日
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2025年の三伏期間は、背中のお灸を毎日して、体内の「寒」を取り除き、陽気を高めました。そのおかげもあり、風邪を引くこともなく、冬の寒さを順調に乗り切ることができました。夏の間に、冷えを取り除くことは、冬から来年の春を健康に過ごすためです。2026年の今年の三伏のテーマは、「祛湿」です。今年はもともと火が強く、お灸は火を使うため、今年は火を使わない方法にします。この姜艾膏は、陽気を補ってくれるので、内臓疾患や怪我の治療にも使えます。冬の寒い時期にすると、身体を温めるのにも効果的なのですが、三伏期間にすると、効果は、10倍以上あるのではないかと思います。私は、左側の靭帯を負傷しているので、歪みのある場所、痛みのある場所、そして、背骨(督脈、膀胱経)に沿って載せます。温めてトロトロにしたものを乗せて、ラップでくるんだら、タオルや布などをかぶせます。風に当たらないように、空調や扇風機などは一切止めます。30~40分くらいしたら、乗せている膏は固まっているので、すぐに取ることができます。玉状の汗がたくさん出ているので、タオルでしっかりと拭いたら、冷えないように服を着て、白湯をゆっくりと飲みます。30回繰り返し使えるので、家でも出来て便利です。汗をかいても、シャワーを浴びたり、水仕事をしないようにします。せっかく湿がとれたのに、また冷えを湿が入り込んでしまします。溜まった湿が流れ出る感覚は、とても気持ちいいです。太極拳や運動でかく汗も気持ち良いのですが、何せ体力を消耗するので、この蒸し暑さの中ではバランスをとるのは意外と難しいです。昨日は、足が少しむくんだ感じがあって、重だるかったので、初めて足に乗せてみました。しっかりと大粒の汗が吹き出しました。昔足の靭帯も切っているので、数回続けると、治療効果が出そうです。やり終わった後、生まれ変わったように顔色もよくなります。次回、帰国の際、必要な方は体験してもらえると思います。
2026年07月26日
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7月23日大暑。日本各地では、37℃から40℃以上を観測中。中国では、新疆トルファンが49.8℃を更新中。南方では、相変わらず、水害や風害が多発しています。『五運六気』の六気では、大暑から、下半期の四之気に入ります。今年の司命(長)は、少陰君火なので、火が強いのは変わりません。下半期からは、陽明燥金が半年を司り(在泉)、四之気の主気客気ともにダブル太陰湿土が降臨します。太陰湿土の双湿は、例えると、高圧力蒸し器のようなもの。湿の気が増幅されて、重だるい、粘り、滞り、気の停滞などにより、環境や人体における影響も出てきます。太陰湿土は、気の上昇、気の降下を滞らせるため、火と水の循環がスムーズに運行しなくなります。それによって、自然界では、菌や害虫なども発生しやすくなったり、頭が重い、下肢の浮腫み、重だるい、四肢に力が入らないなどの症状もあります。また、湿土は、脾経に当たるので、消化吸収が充分に行われにくく、気の運行も阻害されるため、排泄に問題が生じたり、体内に老廃物が残留しやすくなります。少陰火と陽明金は、水蒸気を消耗し続けるため、バチバチの雷とか、激しい雨など、火と水の交戦も激しいです。7月25日庚子から中伏となります。三伏は、「庚伏」とも言います。庚とは、天干の庚金。伏は、潜伏の意味です。庚は、白虎七宿の「参宿」(オリオン)の象から来ています。ちょうど、秋口から冬を越す、半年にかけて観測することができるので、「涼しい金の気」の代表格です。空に「参宿」が見えると、天気は徐々に涼しくなることから、暑い夏を乗り切る間、参宿の降臨を心待ちにしていた人たちの思いが三伏に込められています。潜伏している庚(参宿)が顔を見せる時が、「出伏」です。太陰湿土のイメージ私達、饅頭マントウや包子になっちゃいそう。なんとも、過ごしにくい夏ですね…。
2026年07月25日
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稽古は生活のささいなことにあると感じる。リンゴの皮を剥くときも、包丁を使って、リンゴがうまく回転するのを利用すると、皮は自然にひも状になって剥ける。(父親には、なんでピーラー使わんか?と言われる)これが、私には変化する銀河(天の川)に思える。私は、この変化を楽しんでいる。ちなみに、中国では、電動の皮むき器がよく売れているらしい。織姫と彦星もいる白胡麻を煎ってから同じ方向にすり続ける。30分くらい。(父親には、なんで電動のゴマすり機使わんか?と言われる)昔は、すべてが人の手で行われるため、そこに発生する気の磁場(エネルギー)は人と食物が一体となっていたと思う。味が美味しくなるというのが一番だけれど、その過程も楽しい。気を回しているのだから。くるくる回転するのは、天体と同様。そこには、陰陽があり、五行がある。反復運動、単純作業であるがゆえに、意味が見いだされる。左回り、右回り、回数などなど…。数から量に、そして質的変化が起きると、効力が発生する。これらは、古の叡智。八卦掌の稽古は、主に円を描いて歩くこと。今日は、身体の中に天体運動と引力との関連を見つけた。人体は小宇宙と言われる所以がよくわかる。便利だからと機械やAIに頼ってばかりいると、気の感覚はますます宇宙から遠ざかっていく。そして、運気はよくならない。運気とは、迷信でも、詐欺まがいでもなく、列記とした『天文+能量(エネルギー)+統計』から生まれたもの。自分が動れば、気も動くということがわかれば、運気をよくするも悪くするも、自分次第であることがわかってくる。「病は気から」というように、できるだけ自然を意識して生活すれば、必ず良い方向に向かう。良い方向に向かうことが、天の意志、つまり銀河系、太陽系、地球の意志であると思う。最近は、くるくるの作業が多いな。数年ぶりに黒蕨粉と黒糖で、わらび餅を作ったよ。鍋でかき回し続ける。黄な粉とヨモギ粉を混ぜてみたら、意外と美味しい。
2026年07月22日
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7月14日は、六月初一。ようやく、五毒の五月が過ぎました。しかし、陰邪はこれからが本番です。7月15日から入伏です。最も暑い時期が訪れました。「夏至三庚入伏、冬至逢壬数九」夏至を過ぎて、三つ目の庚の日から三伏に入る。という意味です。7月15日は、六月初二(庚寅日)になります。そして、もう一つ。「公伏大熱大旱、母伏大雨大澇」奇数の日と偶数の日を見ます。六月初二は、偶数なので、母伏です。よって、三伏期間は雨が多い、水の災害が多いとなります。私の住んでいる山東省の地域では、台風の影響もあり、ここ1週間は毎日降ったり止んだりの雨模様。この先も雨が続く予報となっております。三伏の伏とは、『伏者、隠伏避盛暑也。』≪史記正義≫『伏日万鬼行、故尽日閉戸、不行他事』≪漢官儀≫東漢の時代には、すでに、伏日は全国的に、休暇、休息期間としていました。鬼とは、陰気、疫気、陰邪、暑邪と指し、この時期は体力を消耗しやすく、病気にかかりやすいため、外出は控え、人の多い場所にも行かず、家で静養することがのぞましい。しかも、本日7月15日の夜空は、月が鬼宿に入ります。鬼宿は、二十八宿の朱雀七宿の第二宿(鬼金羊)で、西洋天文では蟹座の一部です。古代、鬼宿は「積屍気」とも呼ばれ、陰邪が強いことを象徴します。世の中の動向など、注意に越したことはありません。さて、雨天なので、部屋のお稽古が続いております。部屋の中は、28℃から31℃で安定しています。湿度が高いので、クーラーはつけませんが、ファンと除湿器フル回転です。本日のお茶の紹介は、山東名物「嶗山緑茶」。種類も4種類になりました。製法が異なりますが、どれも春(穀雨茶)の芽茶で、香ばしさと清涼感があって、美味しいです。南の緑茶と違って、湿気が少ないため、飲んでも体が冷える感じはありません。嶗山は、海と山の気を受けており、ミネラルの多い良質な緑茶です。湿度の高い日には、金木犀を混ぜて飲んでみました。温性の金木犀を入れると、少し燥が強くなるかなと感じました。山東省より少し南よりの湖北省の恩施茶あたりが金木犀との相性が良い気がします。先日は35℃、36℃の日に外稽古をしましたが、古太極拳や武当太極拳の動きは消耗しないので、汗の量がコントロールできて、疲労感もありません。しかし、涼しくなるお茶が飲みたくなり、長沙で摘んできた薄荷と赤紫蘇、生姜に熱湯を注いでいただきました。苦味、酸味、辛味が程よくあり、紫蘇から甘味が出てくると、美味です。雨の日が続くと、緑茶ばかりと飲んでいるわけではありません。基本は、紅茶。ぜいたくですが、百年老欉の正山小種(福建省武夷山星村)が今の私にはあっています。現代製法なので、甘さが程よく感じられて、武夷山の中心星村独特の滋味があります。もう一つ、2005年の伝統製法の正山小種は、今となっては幻の松煙を使った、まさに竜眼香(正露丸香)が微かにあります。紅茶をベースにして、ときどき緑茶というのがちょうど良いです。
2026年07月15日
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長沙の修行から帰ってきてからの久々の外稽古。やっぱり、北の空気がいいわあ~。実は、大気の磁場は乱れまくっております。5日から7日は、湖北省黄岡に竜巻発生、江西省南寧では、豪雨と大洪水で毒蛇たちが流されたり。今回の台風バービーは、山東省にも来るというので、警報も出ています。7月7日に小暑に入りました。甲午から乙未月になったので、少しほっとしています。7月8日は、月と土星が壁宿に入るそうで…。外に出ると、スズメの赤ちゃんが倒れていました。亡くなってから時間が経っているようです。私がいたら、助けてあげられたのにな…。未(木墓)に入ってしまったのですね…。暑くて乾燥しています…。9時ごろ、西の空にうっすら月が見えました。壁宿は、乾卦の象です。修行において、また一つ良い兆しです。今月はあまり動かず、学びの姿勢で過ごそうと思います。天文アプリで星の位置を確認。この星たちを意識しながら、太極拳を打っています。今月は、いままでの蓄積が実りそうな予感です。
2026年07月08日
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中高年向けには、気をゆったりと巡らせる太極拳が合っていますが、私は子供向けの元気ある拳法も好きです。現代の間違った太極拳を稽古しつづけると、腰や膝を傷めてしまいますが、本来伝統太極拳は、呼吸を調え、体力を消耗せずに、身体の気を補ってくれるものです。真夏でも、汗をあまりかかず、呼吸が乱れず、疲労しないので、ケガや損傷の回復、長期的な運動が可能です。元気な子供は、陽気に満ちているので、補うというよりは発散するほうが適しています。あまり運動をしない、部屋でゲームや勉強ばかりしているという子供は、しっかりと身体を動かして、汗をかく必要があります。以前から、小学生が老師に少年拳を習っているのを見ていて、私も見よう見まねで飛んだり跳ねたりしていました。(子供たちがあまりにも動けなさ過ぎて、こっちが動きたくてうずうずしちゃう…。)そして、ついに5月、老師に、「子供たちにも武術を教えられるようになりたい!」という理由で、(本当は、自分がやりたいだけだったりして…)少年拳を伝授してほしいことを申し立てをしたところ、同意をいただきました。3回に分けて、教えていただきます。そして、今回が2回目になります。嬉しいお知らせ。稽古初日に老師に呼ばれまして、いきなり「扇子の套路を人に教えてもよかろう。」という意外なお言葉をいただきました。自分としては、満足のいくようなレベルではないけれど、老師はきっと今後私の努力と成果を見込んで、こういってくれているのだと思いました。稽古において、終わりはない。身体の使い方と身体を割って使えるようになることが上達の秘訣でもある。日本に帰ると、日本刀で自分の身体感覚の変化を改めて知ることもできる。扇子も剣も刀も、使い方は異なれど、身法は同じ。さて、少年拳の套路の続き。老師は私に教える時だけは、なぜか動きが速く、しかも2,3回見せたら、「じゃ、練習しなさい」といって、去ってしまいます。私は稽古中、スマホを使わないので、紙とペンでメモを取ろうものなら、「口伝のものは、メモを取ってはだめだ!」と注意される始末…。周囲で動画を撮っている生徒たちが一斉に私を見る。なんでやね~ん。なので、超集中して覚えなければなりません。伝統とはまさに「因材施教」(素質や能力に応じて、内容や方法を変えて教える方法)でも、一回、二回では覚えられないよ~。せめて、三回欲しい~。今回は、休憩していた師姐たちが動画を撮ってくれたおかげて、見直すことができそうです。(ラッキー)注:基本的に、授業中、日本人は集中しているので、先生の動きを動画で撮影したり、録音したりしませんが、中国人は撮影と録音ありきで、何度も何度も老師に注文をつけてきます。ですから、老師は毎回疲労困憊しています。 午後は18時まで稽古。お茶、コーヒー、果物、お菓子はたくさん用意されていますので、休憩は自由にできます。私は、長年の癖で稽古中は座らないので、みんなが休憩しているときに少年拳を教わります。夜は、老師のリクエストで、三名の生徒さんが雑穀粉で、手打ちそばを作ってくれました。そばといっても、薬味は唐辛子や肉味噌炒めなどを絡めて食べる中国風冷やしそばです。そして、庭にある赤紫蘇とレモン、採りたての蜂蜜のお茶は、蒸し暑い日にぴったりです。私はそばを食べていませんが、なかなか美味しそうですね。
2026年07月05日
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118勢、古太極拳。今回で、ようやく半分まで来ました。朝6時から18時まで、じっくりと太極拳と向き合います。套路の稽古の合間に、実戦も教えてもらいます。実戦は、危険が伴うため、誰でも体験できるわけではありません。老師が許可をした生徒、および弟子のみが手合わせしてもらえます。今回は、男性の生徒2名、武術歴のある師姐と私の4名のみ。ちょうど、習ったばかりの『高探馬→蹬脚→翻身大捋』を使って、刃物を持った人に対してどう対処するかというお題をいただきました。実際に出くわしたくない情景ではありますが、心して、いざぁ~!相手の刃物を使わせないようにして、しかも、自分が傷つかないように~。何度も試しながら、何回ゲームオーバーになったことやら…。老師のような強者相手だと、どうやっても成功することがないのですが、生身の感覚を知るには、実戦稽古は必須です。技の使い方と身体の動きを必死に合わせようと、脳も身体も忙しい…。集中しながら試み、老師が疲れるのも忘れてしまうくらいです。仲間からは、「あなたは本当に度胸があるわ」と言われながらも、反対に、「みんな、どうしてそんなに怖がるのかしら」と不思議に思ったり…。まあ、確かに、時々怪我をしたり、危なっかしい場面もありますが、老師はもちろん手加減しますし、なによりも私は楽しんでいます。余興が終わったら、また套路稽古の独りの世界にどっぷりつかるのでした。
2026年07月04日
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湖南省長沙。あまり知られていませんが、長沙はなかなか都会です。AI、ドローンなど、先端技術の研修機関、普及活動の先駆けでもあり、湖南省の人は、起業家も多く、若者特に女性が活躍しやすい環境とも言えます。辛い物が大好き、若者が元気、外食大好き、買い物大好き、仕事大好き、文化人、考古学、武術家、中医も多く、伝統文化が受け継がれている地域と感じます。湖南料理は美味しい、交通の便が良い、都会と田舎が近くて、生活しやすい…ということですが。私にとっては…過酷な環境…。(修行場は都会じゃないし…)まず、毎日のスコール。湿度100%。クーラー効き過ぎ。ここに来るまでの高鉄の中は、クーラーが効いているので、しっかりと防寒対策。夕方到着時は、雨は止んで晴れていますが、蒸し蒸しします。夜の坐禅が終了して、部屋で寝る支度をしていたら、23時に雷とともに暴風雨。大きな蚊が大量にいるので、スプレーで強力な薬を撒き散らかします。窓を閉めるために、電気をつけたら、ベッドの下を大きな蜈蚣がさあーと移動して、タンスの下に入りました。おもわず、「きゃあぁ」と叫んだとて、暴風雨の音でかき消されます…。この殺虫剤では、蜈蚣は無理なようで…。師姐に助けを求めて、二人でよなよな蜈蚣を探していると、バシっと部屋の電気が切れてしまう…。多分雨のせい。電気の復旧とタンスを動かして蜈蚣探しをしながら、なんとか見つけ出して、外に逃がしました。そういえば、武当山に行った時も、丹波篠山に行った時も、到着時に蜈蚣が「おいでやすぅ」と現れたのを思い出しました。大雨の後の朝、高温多湿の青空。空はとてもきれいで、幻想的な景色に魅了されます。でも、わたしはやっぱり北の乾燥に慣れているなあ…。平和な光景。稽古をする場所は、目の前に池があり、周囲は畑ばかりで、山の中の民家がぽつぽつあります。屋根付きなので、雨の日も外で稽古ができますから、晴れても雨でも影響はありません。ここの道場は、師姐が経営する民家で、水は井戸や山の湧水、野菜畑、池の魚、養蜂場、たくさんの果物の木、ハーブなどもたくさん生えていて、自然がいっぱい。食べ物も飲み物も自給自足が可能です。野良猫3匹と犬2匹を飼っていますが、あまりの暑さにばて果てています…。ここの道場で共に稽古する同士たち。彼女たちは、広州からやってくる中医です。太極拳や修真を学ぶ人は、基本的に中医が多い。2,3人しか私が日本人であることを知らない。午後の稽古を開始する時間です。土砂降り雨…。老師やみんながゆるゆると昼寝から戻ってきて、しばらくすると、雨はすっかり止みました。さすが。みんなの陽の気場は強し。午後、稽古場に、巨大蜘蛛が現れました。私達が稽古をしている間、蜘蛛と虻の戦いも繰り広げられていました。気づけば、稽古場の中心で、ひっくり返った蜘蛛とその横にどや顔の虻がいました。虻強し。とりあえず、蜘蛛を帚で移動させてから、稽古を再開しましたが、虻は自分の獲物がいなくなったことで、少しパニック状態になって、探し回っていました。ごめんよ、虻。五月(旧暦)は五毒。師兄たちが休憩時間中、近所を散歩していたら、蛇に出くわしたとも聞きました。みんな、きいつけよう~よ。そして、夜、断水事件。私と老師のみ、すでにシャワーを済ませていたのでぎりぎりセーフ。(私は食事をせずに、さきにシャワーと洗濯していて正解)他の師兄たちは、食事の後、シャワー中に水が止まって大変な目に遭ったようです…。(冬でなくてよかった)不便は自然。自然は無為である。
2026年07月03日
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二ヶ月に一度の長沙修行。8時間かけての長旅。湿度が苦手なため、雨季の長沙は正直気が進まない。南方は洪水、豪雨で大変なニュースばかりで、大いに気が進まない。虫や蚊も多く、洗い物も乾かないし…。とぶうぶう言っていても、その日はやってくるのだ。まず、準備するものは、雨具類。カッパ、雨靴、傘。(結局は使わないのだけど、念のため)衣類乾燥機、ドライヤー、湯沸かし器、茶器セット。タオル、洗剤類、スリッパ。体調を調えるお茶セット、湿気夏バテ用に祛湿五穀粉など。現地の手料理は菜種油をふんだんに使う炒め料理が多く、塩漬けのもの、塩辛い味付けのため、自分で用意したものを部屋で食べるという裏技を使います。夜が豪華な食事の席に現れないとなると、最初は驚かれます。「お腹空かないの?」と心配されたりもしますが、正直言って一日三食は多すぎますし、普段よりもカロリーも高く、全くお腹はすきません。今となっては、「彼女は夜は食べない人」ということで、誰も心配しなくなったので、気が楽になりました。いろいろな場所に修行に行きますが、食事を断ったり、別にとるという行為は、日本人の私くらいしかいません。(みんな、食べることを楽しみにしているほうですから。)朝から晩まで稽古三昧ですので、その間、シャワーを浴びたり、洗濯したり、私は一人の時間を大切にしたいと思ってしまいます。今年で2年目になりますが、北から行く私にとっては毎回、水土不服(風土が合わない)のため、初日は便秘になります。二日目から新しい生活リズムに身体が馴染んできます。毎回、いろいろな対策を練って、如何に修行期間を快適に過ごせるか研究しています。今回は、出発の前日に、「大雨+クーラー」による影響を減らす飲料「温陽飲」を拵えました。材料は、赤紫蘇 肉桂、公丁香、ブランデー、水これらを粉にして、漬けたものを一晩冷蔵庫で寝かせてから、濾したら出来上がり。これを、小瓶に入れて携帯します。山東省は35度のからっからの晴天。南へ行くと、どんよりしてきます。武漢では、雷雨がすごくて、窓からずっと見つめていました。前日の洪水の跡が伺えます。師曰く、道家の修行をしている人は、天地のご加護があるから、災いに逢うことはない。つまり、心配することはない。なるようになるのだ。
2026年07月02日
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ひさしぶりに36℃の晴天の朝。背中が熱くなる感覚が心地よいです。家の中で太陽を浴びることができないヨモギを外に連れて行ってあげました。野草にとって、天と地の気を感じられない環境は不自然すぎるのだろうなあと悲観してしまうけれど、今のマンションには庭がないので、仕方がありません。背中を太陽に向けて站椿功をすることで、足太陽膀胱経を通す。これでも、ひと夏超えると、こんがり日焼けしています。マンション内では、金属や窓などからの反射光があるので、眩しいです。今年は、少し加減することを学ばなければ…。汗がやや流れるくらいにとどめておこう。今までのように、站椿功で汗をたくさんかくのは、逆に気を消耗してしまうので、要注意です。昨日、同じように站椿をしているところに、老夫婦が仲良く散歩していました。見ての通り、いつもこの格好で、視界が遮られるため、周囲の様子はあまり見えないのですが、いきなり後ろからおばあさんが私の三つ編みを掴んできました。「これは立派な三つ編みねえ~」って、驚いて後ろを振り返ると、おばあさんは、驚いた様子で、手を叩いて大笑いしていました。いえいえ、驚くのは、私の方ですけど…。なぜ、おばあさん、そんなに笑うのかは不明なのですが。私に、気づかれるとは思わなかったのかもしれません…。しかし、そんなにグイっと引っ張られて気づかないなんて、そんな人いる…?いや、私の修行が足りないのか、入静が浅いのか…?最近の中国人は、普通に外出するだけでも、顔面マスクをつけて日焼け防止している人が多いため、私のこのスタイルでもそれほど違和感がなくなってきました。站椿のあとは、場所を移動して、八卦掌、太極拳などの稽古に入ります。
2026年06月28日
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本日の稽古の感得。ついに、来週また長沙への太極拳修行が迫ってきました。太極拳において、気が途切れない身体法とは?前回、師に指摘されたのは、「(全身を統帥する)気を途切れさせないようにしなさい。私とどこが違うのか、考えなさい」。「気」といっても、意識としての「気」ではなく、実際に動きを司る「気」のことです。意識のことは「神」(shen)という。動作(形)は覚えても、演武のためでない限り、実際に効果が出なければ意味がありません。古太極拳は、現代の改良版太極拳とは、動きの原理が全く異なるため、日々探究しつづけています。養生効果および攻防の観点から、正しい動きとはどのようなものか。師に教わりながら、見様見真似ではなかなか習得は困難なのですが、何度も何度も稽古を繰り返す中で、師に近づく感覚を見つけることが重要です。何か感じた場合は、図と感覚をノートに記し、次の稽古に生かす様にしています。足の裏から、骨や筋膜の位置、呼吸、経絡、ツボなどを意識しながら探っていく過程は、終わりが見えない旅をしているようなものです。涌泉と労宮のつながりといえば、いままでに何度も意識をしてきたところですが、今回は、その二点の間のつながりが明らかになりました。稽古中の感覚が一気に変化したのを感じます。間のつながりには二つあって、一つは、涌泉と労宮がつながる体内のルート(道)涌泉から気が昇ってきて労宮までつながる。次に、労宮から外の見えない空間を通して涌泉に戻り、再び気が昇る体外の循環の道。涌泉は、足少陰腎経の井穴。坎為水。大地からの気を受けとる感覚のあるところ。まさに、水が湧いてきて、満ち満ちてくる感覚。坎中満労宮は、手厥陰心包経の井穴。離為火。掌の窪みができるところ。手の内が呼吸をしているかのように、空洞になっている感じ。離中虚この水と火が要です。養生効果があるのは、坎離の「水火既済」であること。太極拳の原理は、『易』の「変化之道」同様、変化と通達(通して達する)であること。涌泉の感覚をより鮮明にするためには、足裏の関節を柔軟にすること。つまり、筋膜と靭帯をゆるませる。このアーチが重要。足裏の刺激や、ぺちぺちを続けることで、足の指関節を緩めた状態で、アーチを形成させることができるようになる。一阖一辟謂之变,往来不穷謂之通≪易伝系辞伝上≫ 易穷則变,变則通,通則久。《易·系辞下》開と合、これを変という。その往来が続く、これが通。変わる則ち通る、通る則ち久しい、そして、始まりに終わる。つまりは、陰と陽の交わりのこと。太極拳によって、身体と通すことが、健康への道となる。心腎相交水火既済太極拳、中医、易…すべてに通ずるのが、奥深い。
2026年06月28日
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毎日が新しい発見の連続。ほぼ同じ流れの稽古を淡々と行うことで、歪みの矯正、ケガの修復が行われる。師曰く、「站椿や太極拳などゆっくりじっくり動くのは、損傷組織の修復のためである」。ここ数日特に顕著なのは、30年前の足の靭帯断裂部分と肩甲骨と肋骨と骨盤のゆがみです。調ってきたのが7割くらいになると、今まで、ちゃんと使えていたと思い込んでいたものが、全くそうでなかったことがわかります。 重心をさらに慎重に調整しながら、足の関節の位置と靭帯を元に戻していく。(筋膜をゆるめるのにぺちぺちは必須。その後魔法の軟膏ぬりぬり。)重心が調ってくると、ケガをした側の靭帯は固まってゆがみ、全く踏み込めていなかった。それによって形成された全身の歪みは計り知れない。その後、股関節、肋骨のゆがみが広がり、反対側で支えるために、負荷がかかって痛みが生じていたことも納得しました。6年前の肩甲骨の靭帯断裂で、ようやく自分の身体に向き合うようになってから、稽古内容ががらりと変わった。靭帯の修復にかかる時間は6~7年という。今年はちょうど7年目となるため、そろそろ成果が見られるのではないかと、今から楽しみでならない。もちろん、痛みに耐えながらの生活は苦しかったけれど、そこから真剣に取り組んできたことには、すべて意味がある。站椿功でも重心使いもここ2日でかなり変わった。足首がちゃんと使えるようになったおかげで、膝、股関節、仙骨、肩甲骨が筋膜で繋がっている感覚がよくわかる。そして、古太極拳でのゆっくりすぎるほどの動きで、さらに筋膜剥がしが加速する。その効果を実感するには、安定した息を出すことで確認できる。つまり、尺八の稽古だ。疲労したり、少しの姿勢の違いで、筋膜がすこしでも緊張すると、音が細くなったり、出にくくなったり、息が続かなくなる。こんなに苦しい稽古なんて、もうしたくないと思うほどつらくなる。でも、今日の尺八の稽古では、踵と腹の筋膜を緩めて、そこに気を充填するイメージで、圧がかかると、重心は下に、安定し、口から胴体から足までが筒のように感じる。そうすると、口元はやわらかいまま、太い息が尺八に流れるところまでようやくたどり着いた。尺八は、繊細で、ちょっとのことで音が出なくなったり、音が変わったりするので、身体と内観するのには丁度良い。靭帯のイメージ図
2026年06月27日
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最近、facebookで推薦された「暦生活」から、日本の暦に関連する内容(日本の色、日本の風景、日本の言葉などなど)がとても美しいと思い、目にしたときは、ふと立ち止まってみます。夏至を過ぎてから届いた詩を読んでいると、ひらがなのやさしさや音の暖かさに癒される思いがします。儀子内親王(850年〜879年)は、平安時代前期の皇族。 文徳天皇の三女。 賀茂斎院。 一品。 勅撰集『風雅和歌集』以下に27首入集。 享年29歳。(ネットから抜粋)つくづくと独りきく夜の雨の音は降りをやむさへ寂しかりけり幼い頃、よく謡った『かたつむり』。小学1,2年くらいの頃、毎週土曜日に通っていた習字の稽古場には、紫陽花がたくさん咲いていて、かたつむりがたくさんいた記憶があります。最近は、幼少期や青年時代のことをふと思い出します。忘れていたことが思いだされると、なんともいえない温かい気を感じます。つらいこと、こわいこと、取るに足らない日常…の記憶は、すべてが温かく伝わるのです。そこには、色があり、音があり、香があり、声があり、止まっているような長い長い時間があります。毎日の能楽のお稽古では、この美しい大和言葉を発声することが癒しとなります。実際には聞こえないのだけど、お囃子が脳内に響き渡るような、心地よさがあります。もう随分、日本のメディアや流行音楽に触れたいと思いません。現代の歌詞や言葉遣いには、とげがあり、荒っぽく、聞いていて不快になるのです。そして、音楽も、脳を刺激するものが多く、聞いていられなくなるのです。20代の頃から落語を聞くのが好きだったのは、言葉の波動が心地よかったからなのかもしれません。すべては波動なんだなあ。
2026年06月27日
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夏至からの養生。君火+相火:双火の影響。酷暑。→扶陽作用水運太過:寒邪の圧制。豪雨、水害、雹→突発性梗塞水と火の戦い。重要なのは、『水火既済』。体内の湿熱、寒湿を外に叩きだすこと。瘀血を取り除くこと。関節の痛み、生活習慣病、心臓、脳のためにも、毎日暇さえあれば、全身ぺちぺちしましょう。男性:膝の痛みぺちぺちして、瘀血を出す。最後に、代謝を高めるために、草本軟膏を塗る。これで、痛みはなくなった。女性:腰の痛みぺちぺちして、瘀血を出す。翌日、痛みがほとんどなくなった。自分でもできますが、プロにしてもらうと、数分で効果がでます。拍打法は、手でも出来ますので、朝起きて、夜寝る前、練功、体操のあとなど、ぺちぺちしましょう。原始的なやり方が、最も効果あるのです。さすがは、数千年続く養生法。
2026年06月26日
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北京を離れてから、太極剣の稽古は、封印されていました。北京から上海に引っ越しをして、馴染もうとしている最中に、コ●ナ禍に突入。その後、日本に帰っている期間、私の荷物は上海からまた北京に戻っていき、日系の信頼できる引っ越し屋さんの倉庫に預けたままでした。その間はもちろん、剣の稽古はできないので、(八卦剣、八卦鉞、苗刀も然り…)套路もほぼほぼ忘れてしまいました。日本では、手裏剣や日本刀、太極扇の稽古をしていました。せっかく学んだものを忘れるのは本当に申し訳ない気持ちになります。中国に戻ってきてから、2年10か月が経とうとしていますが、套路も忘れているし、扇子で代用すればよいと自分に言い聞かせ、剣の稽古は半ば諦めていたのでした。そんな矢先に、どういう風の吹き回し?鞘から出すことさえもしていなかったにもかかわらず、やる気になったのには、原因がありました。それは、『金星と三日月』を見てしまったから~(チコちゃん風)。(なんじゃい、そりゃ)ご存知の如く、6月15日(庚申)から五月に入りました。6月16日(辛酉)の二日間は庚申、辛酉と金のエネルギーです。水星の東方最大離角でもあります。天文愛好家たちの間で注目されている、16日から18日の金星木星水星と三日月の三星珠が観察できるということがうすうす気になってはいました。夜に、外に出ることはめったにないのですが、夜練功をしている際に、突然、「星をみなくちゃ」と感じました。着替えることもなく、そのまま外に出て、西の星と月に向かって歩きましたが、残念ながら、雲がかかっていて、金星と三日月しか見えませんでした。20分くらい見ても、木星と水星は雲で見えなかったのですが、美しい金星を眺めていました。その後は、あまり深く考えず、そのまま普通に翌朝を迎えました。いつもと変わらない朝のはずですが、稽古の準備の際、なぜか剣を出してきて、剣をしようという気分になっていました。埃をかぶったケースをきれいに拭いて、7年ぶりに手に取る太極剣は、ずっしりとした重量感がありました。あとあとの分析によると、面白いことが判明しました。外に出かけた晩に来ていた部屋着の色合いの五行が見事に金星木星水星にあっていました。緑(木)のキャミソールに、白(金)の上着を羽織って、黒(水)のズボン、緑の靴下は木星の縞模様でした。これは、確かに共振しやすいでしょう。特に、金の気は、刀、剣、武術などの象がありますし、三日月の形も刀や剣に見えなくもありません。私の潜在意識に入り込んだのか…。ということで、我が門内の武当太極剣の稽古を始めることにしたのでした。もう二度と稽古することはないのかなあ、と諦めていましたが、とても嬉しいきっかけとなりました。今朝の患者さん。雀の赤ちゃん。また脳震盪かなあ。(これで三回目)息も荒く、飛べなくなっていました。ちちんぷいぷいすること5分。驚いた様子で、逃げるように飛び立っていきました…。(なんでやねん)
2026年06月23日
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端午節からの艾灸も効果的ですが、門派内には、最強のアイテムがございます。皆さんにも紹介している痛みや治癒効果のある『草本軟膏』よりも、さらにすごいやつ…。夏至の養生は、まずは、『開鬼門』つまり、詰まった汗腺を開いて、排毒することです。朝、太陽に背を向けて、じんわり汗をかくのも良し、背中に温湿布をして汗をかくのも良し。もちろん、お灸も良し。「冬病夏治」と言われるように、冷えや痰湿が体内に溜まっている人は、この時期から必ず『開鬼門』をしなければ、今年の冬以降、なんらかの『痛み』が発症します。今年の春は、寒気が強いとわかっていたし、風の日の外稽古はだめだとわかっていたのに、やってしまったので、反省中です。まずは、太陽経、督脈の至陽を通して、体内の寒湿を外に出さなければなりません。稽古方法を反省しつつ、今回はこちらを使うことにしました。熱々に溶かしたどろどろエキスを背中に盛って行き、45分浸透させます。やり始めて10分ほどで、経絡が開いてきて、汗が噴き出るのがわかります。全身汗をかくのではなく、乗せているところから汗が噴き出してくるのが、『開鬼門」の特徴です。デトックス始まった~。シミが薄くなり、顔色はみるみるよくなってきました。効果が早い。随分と汗もでたので、端午節から夏至の三日間だけにしようと思ったけれど、四日目も続けてみたら、またさらにすごい量の汗が噴き出していました。寒い時期には、毎日したいと思いますが、冬にしたときは、身体が閉じてしまっているため、効果があまり顕著ではありませんでしたが、やはり暑くても夏にすることに意味があるのだと改めて感じました。ヨモギは、純陽の草で、『破気』の作用があります。痰湿の詰まりを通す作用、『扶陽』作用があるので、痰湿(寒湿)による症状がある方にはおススメです。1,上焦肺(鼻炎、咽頭炎、長引く咳)、皮膚のかゆみ、風疹、上肢の浮腫み痛み、肩の痛みなど2,中焦腹部の膨満、便の異常、汗かきなど3,下焦腰痛、子宮筋腫、月経異常、泌尿科系など2026年の発症しやすい症状高血圧、眼の疾患、耳鳴り、帯状疱疹、眩暈、アレルギー、心臓、梗塞、熱中症など特に、痛いところがある場合は、瘀血がたまっているので、拍打法でぺちぺちしてから、乗せると効果が高まります。
2026年06月23日
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6月19日。端午節です。龍舟(ドラゴンボート)競争、粽の南北の風習、香り袋、ヨモギで邪気払い、屈原記念日などなど、行事は多いです。いつか、龍舟を生で見てたい…。中国は休日なので、三連休となります。家族と一緒に過ごす日でもあるので、端午節は重要です。甲子暦では、午年の午月 五五陰暦では、 五月初五 五五端午節は、天文から来ています。ちょうど28宿の東方青龍(蒼龍)の全身が南の空に現れ(角亢氐房心尾箕)、易でいう「飛龍在天」の縁起の良い日という天文的背景があり、各地で、龍神を祀る行事が行われます。毎年、奇数のヨモギを逆さにつるすのが我が家の風習。ヨモギを市場に買いに行こうと思っていた矢先、親切なご近所さんから、庭に生えているというヨモギをいただきました。早速、玄関外に飾ります。連日、スイカ三個、玉ねぎ🧅14個。ジャガイモ🥔16個、立派なきゅうり🥒6本などなど、いろいろいただきました。食べきれません…。ヨモギはいつあっても困らないので、苗を購入して栽培することにしました。日本でしたら、その辺に普通に生えているのですが、北京や山東省の北部はヨモギはあまり育たないみたいです。雑草、野草と言われるヨモギを家の中で育てるなんて、思いもしませんでした。芽が出てきた、可愛い。そして、いまから夏の湿気に要注意。湿気の中の細菌類が肺の中に入りやすいので、除湿、換気が重要です。三日連続で、家の中で艾を焚いて、殺菌(邪気払い?)します。各部屋ですべてに行います。残った灰は、排水溝に撒きます。今年は、虫が家の中に入ってきませんように…。お願いお願いお願い…夏至の漢方茶も煎じて飲みますよ。 祛湿 养心五指毛桃、土茯苓、白茯苓、芡实、老陈皮、白杏仁、枸杞ちなみに、我が家では、粽は食べません。(私があまり好きではないので)毎年、いろいろな方から大量に粽を頂きますので、一口くらいは味見しますが、食べきれないので、冷凍庫ぱんぱん。今年は、珍しく粽を送ってくる人がいなかったので、安心しました。(冷凍庫にもう入らないよ)昨年の粽。甘味控えめで、なかなか美味しかった。そうそう、余談ですが、先日、正真正銘臼と杵を購入しました。想像をはるかに超える重さで、動かせません。糯米がたくさんあるので、糯を搗いて食べようという発想からです…。粽を作るには臼と杵は必要ないので、餅つきは、正月のイベントにとっておこうと思います。その時には、ヨモギも少しは育っているかな?
2026年06月19日
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2026年6月13日正午丙午年 甲午月 戊午日 戊午時午が4つ並んでいます。そして、私の八字には、午が2ついます。芒種の節気で、最も陽の気(純陽)が強い日です。25日は庚午ですが、夏至の節気なので、陰が生じるため、純陽とは異なります。昨日から気温も36℃、34℃と続きますので、稽古は午前中のみにして、午後からは休んでいます。外での稽古の際は、純陽の気を採り入れる意識を持ちます。さて、家の中では、ゆるゆる過ごしております。もう10年ほど前になりますが、母親から譲り受けた一本歯下駄を中国に持ってきておりました。最近、筋膜剥がしが進むにつれて、骨の歪みが矯正されてきているのをひしひしと感じています。関節がゆるんでいる今の状態で、一本下駄の稽古をすると、より効果的なのではないかと思い、再開してみました。天狗下駄とも言われる通り、結構高さがありますが、それほど難しくはありません。軸が立ち、ゆがみ矯正に役にたてばという目的なので、特別なトレーニングはしていませんが、これで歩いたり、飛んだり跳ねたり、功法したり、結構楽しいです。両脚で立ったままの状態(静止)を維持するのがまだ難しいですが、いろいろと試してみたいと思います。暑い夏は、普通の下駄で過ごしますが、さすがに下駄で太極拳はしたことはありません。八卦掌なら、挑戦してみてもよいかな…。
2026年06月13日
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東洋医学は、受け入れる医学。癒しの医学。病気を受け入れる。がん細胞を受けいれる。痛みを受け入れる。正常な細胞を強める。自分の生活習慣を見直す。病気と向き合う。全てを受け入れることは、自分を受け入れること。自分は地球、自分は宇宙。自分は他人、他人は自分。受け入れ始めたその瞬間から、癒しの気が発動する。身体のツボは、宇宙エネルギーとつながるためのスイッチ。毎日続けることの意味は、そのスイッチがオンになるタイミングを合わせるため。もちろん、いつ何時にONになるかと知っていれば、一回で効果があるけれど、知らなければ、とにかく毎日コツコツと続けることだ。回数で補うしかない。宇宙の気と共振したら、後は自然(道タオ)に身を任せておけばよい。私達が寝ている間に、修復し、回復に向かう。道家の考え方は、『你好,我好,大家好』(あなたが良い状態で、わたしも良い状態なら、、みんなが良い状態になる)物質のみならず、精神、魂も含めて、繋がっているのだということを知ること。
2026年06月09日
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「徳」についての独り言。(4月20日の青森の地震と津波から、思い続けていたこと。なかなか言葉に表すことができなかった。)徳とは、即土徳、厚徳載物。人徳、道徳、徳のある人、徳を積むなどで使いますが、西漢の董仲舒『災異占』によると、「天下、徳を失うと、禍起こる」と言います。徳は、土の気。地球は、土であり、母なる大地である。天道は、私達が間違った方向へ向かうと、災いを以て警告する。人の徳、君主の徳、国の徳…。徳が失われると、『土』が固まらないため、土が動く。(土虚→木旺、水旺)これが、天災と言われる、洪水、地震や噴火の原理である。このように考えてみると、天、地、人は繋がっていることがわかる。そして、『天地不仁』(天地は善悪などの分別無し。一視同仁。)『天道不親』(天道は特別扱いしない。)という老子の言葉が繰り返し聞こえてくる。『恒与善人』(常に、徳を積み、道タオに寄り添う人とともにある)天は、国や民族で色分けしない。地球に好ましいのは、『善人(徳を積む、道を歩む人)であること』。何人だから大丈夫、何国だから大丈夫。損得、利害ばかり考えていると、天からの告知が来るのでしょう…。今の時代、修身、修心が最も必要とされていると感じます。できることから、始めよう。誰かのために、何かのために、植物、動物のために、自然のために、地球のために…。
2026年06月08日
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家の中(特に自分の部屋のなか)が大好き人間です。自分から旅に行きたいとか、買い物に行きたいとか、誰かと外食したい、という欲求はないので、ほとんどの時間は家で過ごし、数日全く外出しないことも普通です。全ての部屋の窓は開けているので、風通しはよくして、外の空気感は半分くらいは感じます。最近は、風がつよく、いろいろなものが飛んできたり、雨が降ることが多いので、家に籠っています。道家のいろいろな調味料や生薬などを紹介してもらいながら、少しずつ昔ながらの、良質なものが集まってきました。(これだけで、毎日がうきうきなのです)今年の丙午年の症状に有効な漢方茶の生薬も、ただ本に書いてあるものを鵜呑みにしていると、使えない場合もあります。やはり、実際に指導してもらいながら、正しい方法を自分でメモする必要があるなと感じます。例えば、足の裏に張る生薬貼膏の原料ですが、肉桂、呉茱萸、老干姜、艾草を粉にします。普通の肉桂でよいのかと思いきや、肉桂には、桂皮、肉桂、油桂と種類があり、油桂でなければなりません。呉茱萸は、呉茱萸か山茱萸か、名前が似ていて混乱しますが、品種が異なるだけかと思っていたら、呉茱萸の名前の使い方が違いました。一般に普及している配合は、呉茱萸を使用します。最初は、私も違いがよくわかっておらず、呉茱萸を購入したのですが、実は呉茱萸ではなく、山茱萸を炮制加工、或いは九蒸九晒した山茱萸(門内では、呉の国の人が作った山茱萸を呉茱萸という)だったということが判明しました。(なぜ、最初にそういわん?)老干姜は、雲南の小黄姜を使っています。これらを石臼で粉にします。材料がそろって、家で加工している時はとっても幸せな気分。高温多湿の本格的な夏のために、甘草緑豆湯のための緑豆もちゃんと購入しました。本来の品種である毛緑豆でないとだけなので、これもネットで購入しました。色が少し薄いんですよね。この緑豆湯を毎日食べる、暑い日が来るのが楽しみになります。そして、本日届いたのは、黒胡麻の生絞り油。これを腐乳(これも添加物なしの最高に美味しい発酵食品)につけて、マントウにつけて食べたりするのが毎食の楽しみです。黒酢に浸けた黒豆と生姜に豆腐乳を加えるのも万能ドレッシング。小米(粟)を大量にいただいたので、砂鍋(土鍋)で小米粥を作るのも楽しい。お粥の正しい炊き方もいろいろ調べて、上手に米油(お粥の上にできる膜)ができるようになりました。そして、今年の真夏に飲む、待望の漢方茶の材料のすべてがもう少しでそろいます。材料は五指毛桃、陳皮、白杏仁、六堡茶、土茯苓,白茯苓,芡実。毎日着実に新たな養生モードにシフトしていく過程が、海外旅行に行くことよりも頼もしく感じます。お金がかからない、質素で、簡単な生活だけど、丁寧で、古の智慧が感じられる生活は、家の中にいるからこそ実現できるのです。(このままだと、猫飼いたくなるわ~。)簡単にお灸をしたいときに、使う附子灸。棒灸とはまた違って、これも気持ち良いです。この上に、もぐさを乗せて、火をつけたら、ツボに置くだけです。火傷しないので助かります。足湯をするための生薬も土瓶で煎じると、冷めにくくて、心から温まります。7月は、また修行にでかけるので、6月はしっかりと気を蓄えておこうと思います。
2026年06月03日
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認知症は、中国語で痴呆症と言います。(というか、日本語で認知症というのをさっき知りました…)古中医では、痴呆症の原因は、長期に渡る『肝火旺』により神経細胞に炎症が起きて、脳が退化すると考えます。(今年は、特に増えそうです)肝は、神経や血管、筋膜を司るので、今年は、特に肝と腎を調える必要があります。肝の火が収まらない状態が続くと、脳の神経が詰まり「認知症」を引き起こしたり、軽い症状では、頚椎の筋膜が詰まって、頚椎の痛みに繋がります。例えば、小麦食のグルテンの蛋白質の粘着は、神経細胞や血管を詰らせます。現代のパンで、問題なのは、添加物が多いことと発酵時間が短いことです。私は、日本のパン(輸入小麦)やラーメンなどを食べると、胆経が詰まって、顔の側面(胆経)にニキビができたり、便秘になったりしていました。なので、ラーメンはもうずいぶん食べていませんし、日本のパンもほとんど食べません。山東省のマントウ(小麦粉が主食)や粉物は、食べても体調不良になることはありません。何が違うのかと思っていましたが、やはり小麦粉の種類が違うのはもちろん、あとは作り方が伝統式で、添加物も入っていないのが一番大きいと思います。それでも、最近は冷凍のマントウ、餃子、ワンタン、質の悪い乾麺も多くなっており、特にこちらで驚くのは、駅や高鉄では、100%カップラーメンを食べている人を見かけます。これらの麺類は、例の問題のある方の小麦粉食となります。昔ながらの老面マントウ(饅頭)は、「三次発酵」が基本だそうです。一次発酵:コネコネ捏ねた後、25℃~30℃(室温)で寝かせる。(発酵)二次発酵:ガス抜きをして、さらにコネコネ捏ねた後、また10~20分寝かせる。三次発酵:蒸し器に入れて、水から火にかけて、ゆっくりと蒸していく。これが三次発酵なのか?普通の作り方に見えますけど。これ以外の作り方があるのだろうか…。そういえば、発酵不要の小麦粉とか売られていますね。(いわゆる時短ということね)肝経を調える方法はいろいろありますが、簡単にできることは、足の裏の刺激と踵のコツコツ叩きです。足の裏には、筋膜や靭帯が複雑に絡み合っていて、その筋膜をほぐすことが有効的です。足裏の前方は、肝と繋がり、踵側は腎と繋がります。踵を硬い棒でコンコン叩いて振動させると、腎水が肝火を抑える作用があります。(水生木)今、レッスンでもしていますが、太極棒(なければ、麺棒など)を置いて、その上に足を乗せてから足裏をごりごり刺激させると、とにかく激痛です。(でも、効果はばつぐん)記憶力低下しているなと感じたり、頭がぼうっとしたり、筋が硬くてストレッチが苦手な人にはおススメです。また、今年に限らず、内臓にやさしい食事方法は、広東省に習って、良質なスープを摂ることです。(広東人は認知症が少ないそうです)スープとは言っても、添加物ばかりの即席スープは意味がありません。45分から90分じっくりと煮込んで作る、エネルギーの高いものでなければなりません。特に、骨や筋から煮込んだスープは栄養価も高く、消化にも良いので、夏場には最適です。肉が欲しくないときは、豆類、昆布、干し椎茸などの乾物も良いし、特に今年は根菜がよいです。今年の夏は、葉野菜や果物は控えめにして(体を冷やし、消化に悪い。陰木の気)、根菜(土の気)をメインにします。特に、冬瓜は重宝します。きゅうりやトマトなどの夏野菜はスープにするとよいけれど、食べなくても良い。陽の気を高めていけば、血管や経絡の詰まりも通してくれるので、結果的に、脳の状態もよくなり、認知症の予防に繋がります。ご参考までに。五行については、また座学の時に詳しくお話します。
2026年06月01日
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ようやく…「道士を紹介してあげる」という相手の好意にこたえることができました。(その道士は迷惑してるのでは?)嶗山は、個人的にはとても好きな場所ですし、気の場が素晴らしいです。実は、嶗山は、過去に日本との悲しい歴史があるため、日本人はあまり歓迎されません。そして、そもそも道士は日本人に会うことさえ嫌うこともあります。(実際に、二回断られたことがあります。)郷に入っては郷に従え。相手がどう感じるか、は尊重します。しかし、自分がどう思うか、は重要です。常に、「道tao」の角度から思考することで、いろいろ見えてきます。個人がどう感じるかは、その人の主観的な問題ですので、良い悪いの判断はしません。常に、謙虚であれ~。目立つなかれ~。発言に注意せよ~。この地の気が自分に合っていると直感したならば、そこと自分との間には見えないエネルギーで繋がっているのです。山東省と言えば、泰山。嶗山は、日本人にはあまりなじみがないと思いますので、簡単に紹介します。≪嶗山≫山東省青島市 海抜1132.7m 中国の海岸線沿いにある山としては最高峰です。国家5A級の旅行景区●巨峰区 登山愛好家が日の出を見る観光地●太清区(東南) 道教文化、2000年以上の歴史を持つ太清宮、嶗山道士出処●抑口区(東北) 福壽文化、寿字峰、獅子峰など●九水区(北部) 山水風光、マイナスイオン値が高い●華厳区(東部) 嶗山唯一の仏教寺院区基本的に自家用車は立ち入り禁止なので、観光バスがお勧めです。≪学びの宝庫≫1,道教文化嶗山は、中国道教重要発祥地の一つ。嶗山は、全真清修派2,聊斋文化清康熙十一年(1672年) 蒲松齢氏の≪聊斋志异≫中の≪劳山道士≫を創作。摩訶不思議なお話ばかりを集めた小説。たくさん映画にもなっています。3,嶗山ビール1982年、嶗山ミネラル水とオーストリア輸入の大麦使用。私はビールはあまり好きではないので、飲まないのですが、現地で味見するくらいはします。初めて味わってみましたが、常温で飲んでも美味しい。(正直青島ビールよりも美味しいと思う。)4,嶗山ミネラル水ここの水は本当に美味しいので、私もお取り寄せしています。茶の産地としても有名。案内をしてくれたのは、5名の即墨から来た中国人。そのうち、正式に帰依した人がいろいろと紹介してくれます。嶗山の見どころは、何といってもすばらしい古樹木です。1200年、2000年以上の樹木が多く、壮大な気の場を作り出しています。有名な樹木1,漢柏凌霄 樹齢2150年(太清宮開山始祖 西漢張廉夫植)(中央)寄生している凌霄は絡みながら上昇する様子から、「古柏盤龍」と呼ぶ。(甲木と乙木の融合)2,側柏凌霄 樹齢600年 夏になると凌霄の赤い花が咲く。(左下)3,龍頭榆 樹齢1200年 仙気が最も濃いとされる(右上)何度もなでなでしてしまいます…。いろいろな歴史や道教にまつわる話を聞きながら散策するのは、とても楽しい。道教の読経、加持祈祷を見学するのも気の浄化によいので、好きです。そして、80を超えた道長さんは、現在療養中…。耳が遠くて会話が大変…。昼食は、私が肉を食べないということで、嶗山でしか食べられない、山のきのこ、山菜や海の海藻類がたくさん。嶗山緑茶と嶗山ビールで、嶗山祭り~。他の人たちは、贅沢な食事に慣れているので、肉魚がないと食欲が出ないご様子。お腹いっぱいになったところに、最後のお決まり、青島特産の魚餃子が出て、勧められたけど、生臭くて私には無理でした。晴天に恵まれ、観光客も多いなか、自家用車で最短ルートで中に入ることができたのも、道長のお弟子さんのおかげです。嶗山は海軍が管理しているので、かなり厳しく管理されています。老子像では、また太歳をお参りさせていただきました。今年”丙午”は、私にとっては苦難の年。私の八字に中に、”丙午”があるため、今年は丙午の影響を直接受けてしまう可能性があるので、より一層の修心が必要です。どうなることかと思っていましたが、すべては意のままに、進んだことも有難き幸せ。
2026年05月30日
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夜の高鉄で、しぶしぶやってきました青島の海岸。嶗山区に宿泊しています。なぜ、この時期に?以前から、嶗山の道士を紹介すると言われており、ずっと断り続けていましたが、たまたま青島の領事館に行くついでということで、来ることになりました。この時期、中国は観光シーズンで、山や海に行くツアー客や社員旅行で賑わっていました。到着したのが、22時を過ぎていたので、ゆっくりと休んで、翌日から砂浜を歩こう。朝もゆったり。外は早くから明るくなり、太陽を遮るものがないので、気持ちがよい。砂浜で、八卦歩でくるくる歩き回ってから、古太極拳を30分ほど稽古しました。じんわりと汗ばむのが心地よい。太陽が眩しい。完全防備の日焼け対策…。(何人や?)砂の上で稽古する感覚は、なかなか面白い。
2026年05月29日
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丙午の年は、水太過、陽火(火太過)で、天、地、人は同気。2026年のキーワードは、『文明』『秩序』『誠実』『責任』『長期主義』社会の動乱、情報過多、情緒不安、焦燥による陽気の消耗徳の欠如(坎水)社会問題化(犯罪など)心火亢進による不眠、脳疾患、心臓疾患腎水不足による耳鳴り、足腰の弱り、泌尿科系肺経のダメージによる皮膚疾患、免疫低下2024年から、ずっと言い続けていることですが、今年は絶対に絶対に、『修心』が必須です。修心する人は、この数年を乗り越えることができるのです。ただし、修心しない人は…。これは、私の修行の老師(日本、中国)が口をそろえておっしゃる内容です。①人体と養生(五運六気の周期)生活の節と律が重要。食生活、夜更かしはだめです。ただし、仕事上、夜起きていなければならない場合は、生活の節と律があり、家族のため、生きるための道と徳があれば、問題ありません。(もちろん消耗はします)冷たい飲み物(冷えたビール、炭酸飲料など)→咽喉風邪、気管支肺の疾患、皮膚ヘルペス、湿疹、胃腸疾患果物の食べ過ぎ→皮膚疾患高蛋白、油物→血液循環、皮膚、結節など②天地間(60年周期)徳を修めること。誠実であること。道の流れに乗ること。丙午年≪解消方法≫ 金生水白色は金の属性。肺、大腸、皮膚に通ず。白色は乾卦。金と水の属性。透明の水陽の水。白い食材:山芋、ゆり根、白キクラゲ、梨、大根、黄色食材:生姜、大棗(中焦に入る)水と言えば、「坎水」。黒色は水の属性。坎卦。なのですが、陰の水(寒が過ぎると、凝となる)今年必要なのは、陽の水です。また、下着や身につけるものも白色または、銀色(金の属性)も良いです。私は、祖父の形見である銀色の時計を4月から使い始めました。暑い夏の食事スープ、お茶などは暖かいものをいただく。
2026年05月26日
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毎日の10分練功は、2月4日の立春から始まって、5月21日小満の節気となりました。小満小有所得、小有所望、小有知足、小有可期、小得盈満、知足常楽『小満』は『大満』ではなく、『小』の字に意味があります。物極必反と同様の道理です。満ちれば欠ける、満ちれば溢れる、満ちれば朽ちる、満ちれば驕れる…。何事もコツコツと積み上げることが大切です。太極棒は功法で使う以外に、足の裏の筋をほぐすのに程よいサイズです。地筋を刺激することで、足首、膝、股関節、肩甲骨まで緩めることができます。ころころと足裏で踏みながら刺激しながら、手の指先にまでつなげます。私の場合、30年前に足の靭帯を三本断裂して手術をしてから、筋膜が硬くなり、足の骨26個の動きが悪くなり、かなりの範囲に渡って歪みが出てしまいました。そこに気づいてからここ2年ほどは、様々な調整を行った結果、徐々に身体が調ってきているのがわかります。しかし、修復する過程においては、痛みが伴うことも判明。元に戻すためには、周囲の神経も刺激されるので、痛いのも当然のことですが、ここを乗り切っていかなければいままでの努力が水の泡となってしまいます。数年の痛みを乗り越えれば、今よりも身体能力が上がるであろうことを期待して、日々の稽古に励みます。足裏のほぐし浮腫み、足首、膝、股関節の痛み、足指の病気(水虫など)などにも効きます。寝る前に、横になって、背中の下でころころ転がすのも良い感じ。
2026年05月25日
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4月末から外出が続いていたため、久しぶりに毛筆を執ります。5月に入り、火と水の勢いがいよいよ増してきました。中国南部では洪水の被害が深刻化し、日本では連日の山火事、中国山西省の爆発事故など、自然界では、磁場の乱れによる影響が現れています。山東省は、特に私が住んでいる地域は、4月から5月にかけて、風がかなり強く吹いています。南東の風が吹けば、気温が高くなりますが、北西の風に変わると、一気に気温が下がります。4月8日(壬子日)、9日(癸丑日)にどかんと雨が降り、16日(庚申日)にも雨が降りました。5月6日(癸巳月 庚辰)に豪雨となり、18日(壬辰)から三日連続の雨が降りました。晴れの日の後に雨が降り、気温がぐっと下がる。風が強い日、雨の日は、外での稽古はできないため、家の中で、静かに過ごします以前は、稽古ができないことにがっかりしたり、上達できない時期は焦りを感じることがありましたが、今では、「自然に任せる」という心の余裕が持てるようになりました。焦りは禁物。遅いは速い。この意味が理解できるようになると、実際に、身も心も緩みやすくなり、気づいたら苦手なことが克服できています。毛筆は、身体の使い方と息、気の意識の融合が顕著に現れます。写経のように、文字をなぞるのと、自分の字を書くのとでは、感覚が異なりますが、筆の種類、漢字の書体によっても全く異なります。以前は、文字の大きさに応じて、筆の太さを変えていました。写経用には、細い筆。大きな字には太い筆。書きやすい筆を選んで書くということが当たり前だと思っていました。しかし、中国の書の世界では、書体やサイズによって筆を変えるということは教えていません。絵を描くような感じで、筆は最初に全部ほぐしてから、墨汁に浸してから、使う時にさきっぽだけを使うのを見て、本当に美しい筆の使い方だと感じました。 今回初めて、同じ筆(羊毛)で、5~6センチのあとに、1.5センチの小篆の写経に挑戦してみました。般若心経と道徳経の小篆版です。最初は、少しぶれましたが、徐々に感覚がつかめてきた気がします。ブレブレの写経。字の太さによって、これほどまでに感覚が違うとは…。一息ごとに、緊張しているところをゆるめて、体幹を意識していくと、徐々に筆が立ってきました。雨の日は、水の気を感じて稽古をします。水為智慧。毛筆の稽古なのだけれど、太極拳や坐禅をしているのと同様。そういえば、尺八の先生は、「尺八がうまくならないのを尺八のせいにしてはいけない。」と言っていました。尺八の世界は、西洋のような絶対音感ではないため、吹く人によって音が決まる。上手な人は、どんな尺八でも吹けるのです。詰まるところ、やはり身体の使い方と息なんだなあ~。
2026年05月25日
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昨日に引き続き、全く同じ献立。コラーゲンたっぷりで、便通は爽快です。今回は、ちゃんと写真を撮りました。湯元(たんゆえん)の餅は、春節後の元宵節(初十五夜)の時に買ったものです。長い長い出張から帰ってきたばかりで、買い物しておらず、冷蔵庫の野菜があまりないので、乾物などあるもので数日過ごして言います。(うちには、冷蔵庫が三台あるので、備蓄はかなりあります)普段お餅を食べたいと思わないので、冷蔵庫が空っぽになった時くらいしか、食べようとしないのです。多分、湯元だけを食べようとはしないので、なにかしらアレンジしたくなります。ホットサンドメーカーで、かりかりに焼くのも美味しそう…。でも、今は潤いが必要なので、火の気よりも水の気優先です。ピスタチオ、ひまわりの種、白胡麻餡の団子≪白色食材≫家にあるものズボラレシピ…植物コラーゲン●白キクラゲ:肺、大腸潤す●燕の巣:肺補う●桃膠 葛餅と寒天の食感、満腹感あり杏仁:肺に入る百合根:心に入る蓮の実:養心安神、補脾止瀉、心火を去る糯米:肺、胃、脾に入る梨:肺、胃に入る、潤肺、止咳、化痰、清熱ここ数週間は、毎日風が強く、埃や塵なども舞いやすく、気管支、肺の疾患が増えていますので、肺を潤すことも重要です。腸のデトックスもできるし、清熱効果もあるので、我ながらなかなか良いレシピだなあと感じます。先週から、稽古の際に発汗するようになってきたので、暑さ対策にもなるレシピをまた考えようと思います。甘草緑豆湯を美味しく食べられる研究もしてみたいです。
2026年05月14日
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最近は30℃超えが続いています。今日は、35℃。ところによっては37℃。外の稽古は、そろそろ早めに始めた方がよさそうです。今朝は7時から始めて、10時半頃終了したら、ちょうど良いくらいだと思いました。汗はじんわり、下着が吸収する程度。真夏になると、道着がびっしょりになってしまいます。今年は、発汗をうまくコントロールすることを覚えなければ、消耗が激しくなりそうです。昼食は11時半ごろに、滋陰をメインとしたプルプル粥にナッツ餡湯元(餡入り団子)を加えて、食べました。桃膠、燕の巣、白キクラゲ、ゆり根、蓮の実、乾燥梨(季節ではないので)、梨膏、生姜これらを1時間半くらい煮込んで、ぷるんぷるんのお粥にもちもちの団子をいただきます。(写真は撮ってなーい、怠惰者)そして、午後からは、関元にお灸しながら30分くらい仮眠。(元気を補う)さらに、今日から『引火帰元貼』を足の裏の湧泉穴に張って、心と腎を補います。肺の機能を助け、三焦の不通を解消します。火と水のバランスがくずれると、さまざまな症状が出てきますので、早めに調整をしていきます。丙午年の養生法『引火帰元』材料は、四種。肉桂(桂皮ではない)、吴茱萸、老乾姜、艾草作り方はとっても簡単。上記の生薬を同分量、石臼で粉にして、陳酢で捏ねて団子状にしたら、夜湧泉に張って寝るだけです。注意事項:粉にする際は、機械を使わず、必ず石臼を使うこと。足の裏に張ると、暖かい気が入ってくるのが感じられます。
2026年05月13日
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北京から山東省に帰る日。ゆとりを持って、午後の予約をしていましたので、午前中は公園で稽古をしてから、買い物をして駅に向かえばちょうどよいくらいかなと思っていました。前日の夜、ふと道医の師兄に連絡をして、最近の体調の変化について、質問をしてみました。すぐに折り返しの電話がかかってきて、「おめでとう!それは、排毒が始まったのです。好転反応だから、安心してください。」とのこと。ここからが、中国人らしいところですが、「明日、ちょうど天津で勉強会があって、老師に質問できるから、来なさいよ。山東省からならすぐでしょう。」という、やや押しが強い招待。「明日ですか?いや、私はいま北京に来ていまして、明日は移動して家に帰る予定なのです。」と説明すると、予想できることなのですが、「北京?じゃあ、もっと近いじゃない。明日13時からだから。おいでなさいね。待ってるから~。」あうあうあう~(反論の言葉につまる)言葉にならないくらいの気迫がすごい…。 高鉄はキャンセルすると、キャンセル代も高くかかるし~、早く家に帰りたいんだけど~…といういろいろな思いが頭の中で回転しましたが、こういう時は、「天のお導きのままに~」というモードに切り替えます。確かに北京からは一駅30分くらいで行けるし、キャンセル代よりもこの機会のほうが得難い気がします。しかも、このタイミングで天津というのも、何か良い流れのように感じます。天津は大好きな祖父が学生時代に過ごしていた場所なので、なんとなく祖父が傍についていてくれているような気もしてきました。考え方次第で、どうにでもなるものです…。さて、お勉強会は二日間ありますが、さすがに疲れも溜まってきていたので、日帰りで午後だけ参加して帰ることにしました。なんのお勉強か?「幹細胞」なんて、最先端なのでしょう。といいつつ、道家の修行では何千年も前に発見されていたことなのですから、すごいものです。道医、気功の分野は、まさにこの幹細胞を活性化させる効果があるのだと思います。何歳になっても、学ぶことは楽しいこと。知識を少し齧ったくらいでも、なんだか元気になってくる気がします。中国は、2027年から正式に「高齢化社会」に突入します。健やかに年を取ることは恐れることはない。ただ急激に衰えることは、苦しみになる。日頃、こもり稽古のなかで、いろいろな気づきを得ながら生活していますが、「健康維持」の概念を違う角度から学ぶことも必要だなと感じました。2026年末か2027年、癌は不治の病ではなくなるという発表がされる日が来るかもしれません。
2026年05月12日
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年に二度、北京の兄弟弟子達が集まる貴重な日。春節前の団拝会と、師父の誕生日会。北京から離れた弟子達もたくさんいますが、心はずっと繋がっています。私も、北京を離れてから5年が経ったのだと思うと、本当に不思議な感じがします。その間、上海へ引っ越し、日本に帰国し、今の山東省での生活が始まり…。あまりにもいろいろな学びがあり、まるで10年くらい経ったかのようです。それでも、変わらぬ仲間が集まれる場所があるということは、本当に幸せなことなのです。初めて公園に来て稽古をし始めた頃は、年配の方からは、まだまだ日本人を受け入れたくないというムードの中、師父の擁護ももちろんあり、徐々に努力を認めてもらい、少しずつ受け入れてもらえるようになりました。誕生日会の前に、公園で太極拳の講座を受けてから、レストランに移動します。3時間ほど動いて、微かに汗がにじむくらいがちょうど良いです。誕生日会は、演武もなく、食事を一緒に楽しむだけなので、とても気楽です。14時前には必ず終わるという、だらだらひきずらないところも、師父らしいやりかたです。いつもでしたら、ここで私は荷物を持って、鉄道の駅まで直行していたのですが、今年はゆったりともう一泊することにしていました。予定は何もいれていなかったので、成り行きにまかせよう…と。すると、天の計らいが…。弟子の中には、茶館や茶関連ビジネスをするやり手の女性社長が数名いるのですが、その中でも高級茶館を数店舗成功された妹弟子から、師父と私を含めた4名がお茶会に招待してもらえました。誕生日会の後のお茶会なんて、贅沢な展開です。高級感漂う『王府茶楼』朝陽公園の近くという市中心の立地にもかかわらず、そとは竹林に囲まれて、静謐な空間です。お茶のセレクトもさることながら、演出も素晴らしい。中国の茶館では、必ずて特別なお香を焚いてもてなしてくれます。沈香がメインです。感動したのは、お茶に合わせて、京劇や昆曲の歌を聞けることです。梅蘭芳の故居で食事したときのことを想いだします。最後は、お香を作ってから終了です。2時間の内容の濃いお茶会でした。雲南省の白茶で開発したスパークリング白茶は、おめでたい席に最適です。目の前で、京劇と昆曲も楽しめます。
2026年05月11日
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北京三日目の朝。朝陽公園に来ました。ここは、市内の公園のなかでは、交通の便がよく、広くて、清潔で、植物も豊富で、運動している人もちらほらいますが、混雑していない公園のひとつです。身体を動かすことは大切ですが、養生のためであれば、正しい方法でなければなりません。レッスンのときにも話しますが、なぜ練功をするのか。他の体操と何が違うのか。ジョギングやジムに通うのがなぜよくないのか。筋トレやスポーツは、健康的なのか。私達が何を目的として方法を選ぶのか、考えさせられるテーマです。最初に、基本的な事として、ケガをしたり、体調を壊したり、身体に痛みが生じながらも続けることは、健康的と言えるのでしょうか。まずは、その方法が正しいのか、自分は間違った動きをしていないかを確認しなければなりません。世の中に、健康法はたくさんあるけれど、それがどの国のものであるかは問わず、養生効果があるものは、「道法自然」であること、「黄帝内経」の内容に基づいたものであれば、間違いはないと思っています。その基本となるのは、「息」と「動き」の関連です。例えば、武術でいうと、外家拳は呼吸ですが、内家拳は吐納です。吐納これは、秘伝とされる方法なので、対面でしか伝授できないので、詳しくは紹介できませんが、呼吸と吐納は異なる認識です。最もわかりやすい実感としては、動いている間はずっと口の中には生津作用があり、細胞を潤し続けてくれますので、喉が渇くということはありません。古太極を学ぶ私達は太極拳を打った後に、水をごくごく飲むという人は誰もいないのです。実際、私も練功中は、水筒も持ち歩かないし、水分もとりません。アヒル、可愛い北京の師妹たち同門ですが、彼らと一緒に太極拳の稽古をすることはありません。八卦掌や太極拳の動きを一緒にするときは、交流したり、教え合ったりするときで、それも楽しみのひとつです。しかし、稽古をするときは、一人で静かにするものです。今回、大切な事に気づきました。音楽を流しながら、合同で太極拳を打つと、生津作用はありません。(理由は簡単で、そこに『吐納』がないからです。吐納のない人達と一緒に稽古をすると、律が乱されるので、結果、効果が得られないのです。一般的な太極拳を打つことは、悪いことではなく、どちらかというと良いことではありますが、膝や股関節を傷めたり、内臓疾患を患っている人も少なくありません。しかし、「精気神」が鍛えられて、健康的な人はたくさんいます。治病効果、養生効果のある太極拳と、体操の太極拳は、同じように見えて、全く質の異なるものです。汗をかくことは消耗。運動は、消耗。間違った動きは、身体を傷める。体操は、酷使。話は変わりますが、昨年から中国は国家を上げて、「大健康時代」に向かうように呼び掛けています。そんななか、2026年4月28日に、教育部が公布した≪普通高等学校本科専業目録≫に38種類の科目が追加されました。そこには、太極拳と太極文化が挙げられています。国力を上げるためには、武力ではなく、文化をしっかりと守っていくことであるとし、ここ数年は中国は様々な伝統工芸や技術の復興に力をいれているのです。個人的には、日本も、国の政策として、日本の文化を内側から見直していき、すべての日本人がきちんと学べる環境を整えることができたらいいなあと願います。私は、中国にいるからこそ、日本のことをもっと知りたいと思えますし、中国から伝わったことも、日本で発展したものも、素晴らしい文化や習慣であれば、どちらも継承するに値すると思っています。
2026年05月11日
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修行から戻ってきて、ゆっくりする間もなく、北京に来ました。毎年恒例、師父の誕生日祝いです。毎回北京に来る際は、公園稽古以外の時間をどう過ごすか考えます。短い期間なので、食事などの社交に時間をさきたくありません。通常は、茶友に連絡をいれて、いろいろなお茶を評茶してから購入をします。ここ一年ほど、毎月の学費や仕入れの出費が多いので、お茶の仕入れは少し様子見したいところ…。今回は、師父の太極拳指導、誕生日会、早朝稽古以外は、何も予定をいれないことにしました。成り行きに任せてみるのも良い。鉄道で北京までの直行便は2時間18分で到着します。着いてからの予定も何も考えず、移動中に何かアイデアが出るかも。行き当たりばったりもワクワクして面白い。果然、最初のメッセージは、師父から届きました。師父「何時に到着するの?」自分「11時です。師父」師父「一緒に食事しよう。公園で待ってるから。」自分「はい。師父」到着してから、すぐに地下鉄で大望路というCBDに向かいます。師父の誕生日会には、北京在住の弟子しか参加しないのですが、私は毎年唯一他省から呼ばれる弟子です。出費がかかることを懸念してくれる師父は、宿泊先を事前に手配してくれ、できるだけ一緒に過ごす時間を作ってくれます。大望路という地域は地下鉄と繋がっており、外資系企業、高級ホテルやマンションが並ぶ地域です。私が北京で長年住んでいた地域なので、北京に来ると必ず立ち寄る場所です。今回、ご縁を感じたことは、(無料の)宿泊場所が、『SOHO現代城』という場所だったことです。ここは、20年前に、私がカルチャーセンターを設立して4年間お世話になった場所です。しかも、3号楼というのも、全く同じ建物なのです。懐かしいなあ。ここ2年で、師父が中国茶を好きになってくれたおかげで、師父とも茶館に行く機会が増えました。師父との行動は、どこにいっても、太極拳の稽古をすることと、お茶を飲むことがセットになりつつあります。軽く昼食を済ませた後、SOHO現代城オフィスビル内にプレオープンした茶館で働く師妹に招待されて、午後の茶時間をゆったり過ごすことになりました。場所が便利で、公園からも近いので、師父もお気に入りのようです。空白だった時間が、自然のなりゆきで充実したものに変わっていく過程は大変興味深いです。超金持ち企業(今が旬のAI,IT業界)の遊び心で始めたような場所ですから、お金に余裕を感じる場ではありますが、お茶に関する知識が全くないので、今後の調整と成長が頼もしいです。若い世代の人たちとたくさんのお茶を試飲できたことも面白いし、沈香やお香の話なども聞けて、見識も広がりました。夜は、オンラインの易の授業が2時間ありましたので、一日目の北京滞在は内容の濃いものとなりました。
2026年05月11日
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3月に初めて古太極拳を学び始めてから二か月間、稽古の際の内観の深みは増すばかりです。一般に公開されている套路は、108勢ですが、ここでは秘伝とされる118勢を学んでいきます。湖南省長沙。市内から1時間ちょっと離れたところにある道場です。古太極の始祖は、楊露禅です。一般な楊家太極拳とは異なりますが、これが本来の楊家太極拳なのです。初めて見たときは、その動きに理解ができなかったのですが、今では徐々にその原理を身につけてきています。太極拳を学ぶにあたって読むべきもの(師推奨)●黄帝内経●王宗岳太極拳論そして、できれば、易の知識、天文知識、中医の知識があれば、古太極の世界が理解しやすいと思います。修行開始日の出前から站椿。早朝の稽古は各自それぞれが自由に行います。「食氣功」氣を採り入れることで、治癒効果、養生効果があります。ここでの生活は、朝6時から夕方18時まで武術稽古。夜は20時から道家打座。1時間から3時間ほど。打座の姿勢は、初期と中期にわかれます。(指導あり)身体の反応や変化もそれぞれあります。涙、あくび、げっぷなどが多い。古太極を始める前に、武当太極拳を習うことで、身体が開きやすくなります。今回、師から、細かいところの指導もしていただけたことはとても為になりました。「今後、武当太極拳を人に教えても宜しい。」私は自分が納得がいかない限り、人に教えることはしないと決めていましたが、師から正式に許可が出たことは自分にとって何よりも励みになります。この合宿では、他の参加者からいろいろ質問されたり、前に立って動作の反復稽古を行う時間が多く、自分でも深く観察し、研究し、内観したことを言葉で伝えるという学びもあります。私は、二流派の武当太極拳を伝承していますが、未だ正式に教えてことはありません。太極拳の基本功や簡化太極拳は教えていましたが、二人の師から正式な許可が出たということもあり、今後、伝統太極拳の武当太極拳を教える機会が来る日があるかもしれません。そして、そこには、古太極の真髄も含んでいますので、私の武当太極拳はこれからも進化しつづけていくのです。
2026年05月04日
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急用で帰国し、北海道2日間で用事を済ませた後、もともと予定していた修行道場へ直接向かいました。ゴールデンウィーク休暇に入るギリギリ前で、札幌から羽田、羽田から上海までは、比較的空いており、前日に予約したチケットもまだ安く購入できました。問題は中国国内の混雑…。中国のゴールデンウイークは5月1日から五日間なので、高鉄はほとんどキャンセル待ちか高額チケットのどちらかしかありません。上海から長沙への切符は、一番短い時間で4時間ですが、立ち席のみ空いていました。価格も上がっています。上海空港から地下鉄で鉄道駅まで移動。高鉄で長沙、長沙からさらに地下鉄で1時間。この間、6時間くらいずっと立ちっぱなし。20時前くらいに駅に迎えに来てもらって、車でさらに15分くらいでようやく道場に到着しました。さすがに、朝4時起きで、千歳空港からここまでの長旅は疲れます。しかも、数日の寝不足…。老師や仲間たちが迎えてくれ、食事も誘われましたが、翌日からの修行のために早めに休むことにしました。それでも、心配していた事も、すべて順調に運び、予定通りここに来れたことにホッとしています。天と地のご加護、改めて感謝です。長沙は、ほとんど雨の日が多く、じめじめしているのですが、修行中はカラっと晴れる日が多く、雨は夕方から夜にかけて降りましたが、朝方には止んでいました。ここでの生活は、毎度手作りの長沙家庭料理。野菜畑から採ってきたばかりの新鮮野菜、卵も新鮮。師姐が野菜を摘んでいる姿が美しい。長沙は塩辛い料理が多く、油は菜種油を使います。美味しいのですが、私にとっては少し油が重いのです。おかずがとても美味しいので、みんなご飯をおかわりするほどよく食べます。毎食の料理に油がたっぷり使われるので、中国人は慣れていますが、日本人はこれが毎日だと少々重たく感じるのではないかと思います。私は、外出先では、朝食は自分で持って行くか、さつま芋やマントウで軽く済ませて、昼食は腹6分くらい。夜は食べない宣言をして、その間シャワーと洗濯をします。途中お腹が空いても心配はいりません。稽古場に差し入れのおやつや果物が山ほど並べられるので、中国人らしいおもてなしだなあと感じます。夜打座が終わってから、お茶を頂いていると、庭の桑の葉で作った『花巻(ホァジュエン)』(小麦粉、桑の葉、花椒を練りこんだ蒸しパン)が出来立てほやほやのまま、出されました。そして、桑の実も。桑の葉は私も摘んで持って帰りました。和えて食べても善し、お茶にしても善し。特に、乾燥や熱が強くなる時期は、桑の葉は重宝します。いやいや、しかし…。夜22時ですぞ~。打座の後でもみんなぱくぱく食べています。中国人はすごいなあ…。私は、明日の朝に食べることにして包んで部屋に持って帰りました…。日本から中国へ到着して、鉄道に乗っている間、徐々に修行モードに切り替えてきたので、翌日朝6時からの稽古にすんなり馴染めてよかったです。
2026年05月03日
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陰陽五行は、至る所にある。例えば、同じ植物でも氣(炁)は異なる。桑の葉:春の葉は生発之性。(木)秋の葉は収斂之性。(金)自然の炁は、このようにすべてが動態の中で循環する。黄帝内経≪臓器法時論≫毒薬攻邪、五穀為養、五果為助、五畜為益、五菜為充、気味合而服之。ここでいう五穀とは、菽(大豆)補腎、黍(高粱)補心、粟(小米)補脾、稲(大米)補肺、麦(小麦)補肝を指し、「小五穀」と呼ぶ。東洋人と西洋人は体質も異なるし、また、人それぞれ生まれた環境や気の性質によって変化するので、陰陽も五行も変化する。例えば、歯を見れば、大体食べられるものがわかる。(消化酵素、吸収などと関係する)私は犬歯がほぼほぼないので、肉の消化に時間がかかるため、肉をあまり得意としないのです。また、出家や宗教上、修行中、ベジタリアンなどは、人為的(後天的)なルール(口伝)に基づいて実行しているため、「道法自然」の考え方と同じではない。(ちなみに、宗教においても、道家においても、経典には肉を食べてはいけないとは書いていない)それと道家の五穀とは、五行が五臓に対応する五穀を、「大五穀」と呼ぶ。五行とは、火、土、金、水、木。火穀(心):夏に生長して穂がなる。種は頭の上になるもの。(火の性質) 水稲、高粱、麦、黍土穀(脾):土の中で生長する。 じゃがいも、さつまいも、落花生、山芋、大根、にんじん、大豆🥔🥜金穀(肺):蔓性の野菜の果実。 西瓜、南瓜の瓜系、葡萄水穀(腎):水の中の果実 蓮根、マコモ、菱角木穀(肝):木の上で生長する。秋になると自然に落ちる。タネも食べられる。 果物、ナッツ類。五行に基づき、これらの食材を季節、体調によって、組み合わせ、加工方法や調理器具などを工夫して食べる。調理方法は地域によって代代受け継がれてきたものがよいのだろうけど、現代においては、便利な家電やレトルトにあふれているのだから、昔の智慧は廃れてしまったなあ。このように生きられたら、食べ物で病気になることはないのだけど…。天地万物の大炁。道家は、陰陽と五行の勢を重視する。
2026年04月26日
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五穀とは。『道五穀』と『小五穀』の二つあり。若杉ばあちゃんの養生の本には、自然の道理、陰陽のこだわりが詳しく書かれています。これは、『道法自然』に基づいた考え方です。「肉は食べない」「土鍋を使う」「牛乳は日本人には合わない」「家電は使わない」「洋食をやめる」などなど、現代人にとってはなかなか実行しにくい内容のようではありますが、道家の理論からすると、理に適っています。なぜそうなのか、は陰陽五行ですべて説明がつきますので、極めて科学的とも言えます。さて、黄帝内経≪臓器法時論≫によると、『毒薬攻邪、五穀為養』、≪周礼天官疾医≫によると、『以五味、五穀、五薬養其病』…とあります。 ここでの五穀とは、古代の祭祀文化が起源となっており、当時の百姓が主に作っていた五種(麦、米、黍、豆、稗)の農作物です。(麻、小豆、大豆なども入る) 実際の五穀は、道家の五穀を指し、『五行五穀』(木火土金水)を取り入れることで、養生から治癒効果が得られます。この道家五穀を知れば、若杉ばあちゃんが伝えていることが理解しやすくなると感じます。次回は、五行それぞれが何を指すかをご紹介いたします。
2026年04月26日
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4月はほとんど自宅で過ごして、稽古に集中する期間。その間、外出もほとんどしませんが、ちょうど中旬に『春の食博覧』があると聞いたので、例年の如く、良さそうな食材や香辛料を調達します。(出展はほとんど同じですが、ときどき良い物がある)もう外出することはないかと思っていたら、今度は、また一週間後、『茶の博覧』が始まったというので、新茶で大忙しの季節なので、たいしたことはないのだろうけど、試飲するだけでもいいかと、足を運びました。こういうところでは、まずは、お茶を飲むのではなく、信頼できる人柄を見抜くことから始めます。一番は、茶農家さんが直接出展していることが望ましいです。こちらが質問をしても、すべてに対して納得のいく答えを返してくれるからです。人柄が信用できそうだとわかったら、中に入って試飲をさせてもらいます。こちらの目的や好みを相手に伝えると、お茶を作っている人であれば、すぐに察してくれます。展示されているお茶の最高級の物を三種類くらい試飲すれば、だいたい品質がわかります。もちろん、購入するつもりだという旨を伝えてから、良いお茶を出してもらいます。相手のお茶の淹れ方もチェックポイントです。製茶農家さんであれば、自分のお茶の淹れ方は一番よくわかっていますし、雑に扱わず、茶器もきれいなものを使います。このような場所では、茶杯は、プラスチック製コップを使うので、自前の白磁製の杯を持って行くと便利です。水色、香、滋味がわかりやすいです。もし、紙コップで出されたら、少し興ざめしてしまいますが…。今回の茶展は、出展者も少ないように感じました。中国国内での今年の茶の市場価格は、昨年と比べて落ち込んでいます。きっと、経済の不況、天候も関係しているでしょう。緑茶の季節といえば、南方の碧螺春、龍井茶を筆頭とする銘茶が有名ですが、私のお目当ては、中国大陸最北端の茶産地・山東省の嶗山茶です。嶗山は、言わずと知れた道家の名山ですが、ここの水質と気候は、お茶作りには向いていると思います。一周ぐるっと回ってみましたが、山東省では知名度的には、「日照茶」のほうがありますので、3,4店ほどありましたが、嶗山茶は、日照緑茶と比べて、産量が少なく、値段が高いので、目立たないブースに1店しかありませんでした。老板が農家さんだとわかったので、まずは、いろいろと紹介してもらいながら、飲ませていただきます。気候は涼しいため、農薬を撒かず、肥料は大豆かすなどをつかっているそうです。嶗山緑茶の新茶は、清明茶(4月5日後から穀雨にかけて)で、明前茶はありません。数日前に仕上がったばかりなので、滋味は薄いです。製茶後、しばらく置いておくと、香も味も高まってきます。嶗山茶は、手摘み、手製法。こちらでは、今年の新茶と昨年の早春茶がもっともランクが高く、釜炒り製と、龍井茶製法の二種類がありました。北端のお茶なので、茶の気は、軽やかで、太陽経を通してくれるので、背筋が熱くなってじんわり汗ばんできました。緑茶は身体を冷やすので、苦手な方も多いと思いますが、私も南方の緑茶を飲むと内臓が冷えてしまい、あまり好んで飲みませんが、嶗山茶は、内臓を冷やさないので、夏場をしのぐのにとても適しています。今年の夏の準備のために、二種類の緑茶を一斤ずつ購入させてもらいました。連絡方法を交換して、必要な時は発送してもらうようにお願いして、青島に行った時は茶畑を見せてくれる約束もしました。「あなたは、この土地の人じゃあないあでしょ」と聞かれたので、以前は北京にいたことを告げると、「道理で、あなたの姿勢を見るからに、この土地の者ではないと思った。」と言うのですが、私は黒い道着に、帽子とマスクで、黒子みたいな恰好だったので、逆に、怪しいのではないかと思うのだけれど…。老板娘(らおばんにゃん:店主)は、緑茶を購入したことを喜んでくれたのか、「うちの桂花紅茶も飲んで行かないか?」と言ってくれたので、試飲させてもらいました。「この紅茶は春茶じゃないでしょう?」と尋ねると、「これは8月の夏茶でつくった紅茶」だという。「このキンモクセイは福建省?」と尋ねると、「キンモクセイは福建省」という。率直な意見として、「もし春茶で桂花紅茶を作っていたら、私だったら買いますよ」と伝えると、少々苦笑いしていました。もともと緑茶の量も少ないのですから、わざわざ春茶で紅茶は作らないよなあ~。夏茶だからこそ、紅茶にしたわけですから…。高級茶を購入したからか(高級だけれど、金額的にはそれほど高くはないけど…)、キンモクセイを一袋(200g)おまけにくれたり、お昼ご飯まだならお菓子をプレゼントするからと、金柑のドライフルーツを一斤(500g)くれたり、そば茶を一袋250gくれたりと、いろいろおまけがついてきました。というか、おまけの割りに、量が多い…。このあと、気になっていた沈香の数珠を購入してから帰りました。良い買い物ができました。
2026年04月24日
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養生は節気を見る。節気の何を見るのかというと、「気の勢」を見ます。「勢」は無形で、陰陽であり、五行であり「道」である。さて、穀雨に入りましたが、毎日風がよく吹くなあ~と。(稽古の時も目、鼻、口を覆うものが必須)それもそのはず、今は客気の厥陰風木の気が影響しているのですね。ここ二日くらいは、日中は29℃、30℃くらい。でも、朝晩はひんやりしています。山東省とその南の河南省では、春と秋は、半袖の人と、まだダウンを着ている人が一緒にいるのが有名なようです。(誰も気にしないから、気楽なものです。)5月21日までは、急に寒くなったり、急に暑くなったりするので、風邪を引きやすく、喉の痛み、皮膚疾患、情緒不安定(いらいら、焦燥など)になりやすいです。肝を調えることが必要となります。一年を通して注意することは、夜更かししない、怒らない、暴飲暴食しない。心を静めることをする。感情コントロールは、「30秒ルール」。(30秒以内で発散させるような訓練をする。)緑の野菜を食べる。旬のもの(筍、セロリ、ほうれんそう、スプラウトなど)菊花、薄荷などのお茶も良い。5月21日からは、「君火」+「相火」のダブルの炎になりますので、必ず事前に体調管理を調えておくこと。養生の基本をしていない人は、この時期は相当のダメージを受けそうです。自然の影響は容赦なく回ってきます。熱中症、心臓疾患、不眠、脳疾患などが多発します。今から準備しておくものは、蓮の実、百合、緑豆、冬瓜、西瓜(食べ過ぎない)など。8月以降からは、蓮根、梨、白キクラゲ、大根などの白いもの。7月に入ると、甘い物、辛い物は控えます。鶏のから揚げ、焼き鶏、冷たい飲み物、海鮮、寿司などは脾の機能を阻害するので、避けましょう。まだまだ乾燥しているので、ドライフルーツの甘酸っぱさが美味しく感じます。ドライフルーツは砂糖は入っていないのですが、もともとが甘いので、暑くなってくると、徐々に欲しなくなります。酸棗仁といえば、不眠の人によく処方されます。私は、不眠ではありませんが、周囲には結構夜眠れないという声を聴きます。眠れないのは、とても辛いことだと思います。漢方薬局で手に入るもので、お茶の代わりに飲める漢方茶を教えてもらったので、紹介します。酸棗仁(石臼で砕く)、陳皮、西洋人参、紅棗(種をとる)、南沙参陳年黒茶を足して飲むと飲みやすくなります。もし気持ちが塞ぐ、心が乱れる、あれこれ考えてしまって眠れない場合は、「肉桂」を足します。味が美味しいと感じる分量で飲んでみてください。
2026年04月24日
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最近は、心得たことを言葉で表現することが、ますます難しくなってきました。深い所へ行くほど、光は弱く、感覚はますます研ぎ澄まされます。模索は進みますが、説明しようとすると、言葉が見つからない。手振り身振りで、ここがあ~で、こ~で…という感じになってしまいます…。レッスンで説明したとしても、文字で説明が難しいのです。ノートにまとめたものも、文字よりも符号やイラストになりやすく、こういう時にAIの時代が来たぞ~と、助けを借りるとよいのでしょうが。(結局使わない)打座は、古代より、道家の修錬において、重要な法です。陰陽を調えて、病気を取り除く際も、打座(坐禅)は有効です。陰陽と五行を理解していくうちに、自然に調ってくる感覚がわかってきます。例えば、1,病気はどこから来るのか2,津液はどこから来るのか病は、疒+丙→火。 丙は火、身体の中にある火を表す。→炎症。津は、氵+ 聿→水。 木の棒、竹の棒を持って水を渡るという象ですが、私は『天から人体にかかる橋を伝わる水。』と解釈しています。(水生木=生発之気)聿の甲骨文熱を冷ますためには、潤い成分が必要になりますので、津液はとても重要です。(生津作用)生津作用は、バランスの崩れを調えてくれる体内の薬です。「水は火を制する」から、炎症や熱には、水が有効であることには間違いないのですが、どういった水を、どのように使うのかは学問です。易では、水と火は良いバランスの状態を、「水火既済」といいます。どちらかが強すぎても弱すぎても良くない。ただ単に水をがぶがぶ飲めば良いと考えるのは、浅はかな考えなのです。水と火が同時に存在するためには、その他にも必要なものがあります。最良の薬は、自己鍛錬である。打座(静)、太極拳(静)、站椿(静)は、生津作用があり、自然に陰陽を調えてくれますので、暑さ、ほてり、炎症などを冷ます効果があります。簡単な方法ですが、実践するのはなかなか難しいのです。真夏の暑い日に、静かに坐禅をして過ごせる人がどれだけいるでしょうか。太陽カンカン照りの日に、熱い緑茶をちびちび飲める人がどれだけいるでしょうか。しかし、ここには、古代から伝わる「道」の養生の智慧があるのです。
2026年04月21日
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しばらくの間、いろいろ調べて、悩んだ挙句、やはり卓上の火鉢を購入いたしました。本日、届きまして、ルンルン気分です。水を沸かすことの重要性を感じるようになってからは、お茶の水や料理、「陰陽水」も陽の火で作るようになりました。電気で沸かす湯も、ガスで沸かす湯も、どちらも陰火の水なので、陰陽水の本質から外れてしまいます。実際に、違いがわかってくると、楽しくなってきます。これから、暑くなってくる中で、火を使うのは酷のように考えがちですが、普通に考えて、夏でもガスこん炉で料理をするし、電気ポットでも熱を生むので、暑い日でも火を使うことにあまり抵抗はありません。しかし、サイズがコンパクトだと、湯が沸くのも速いので、やはり卓上用も必須だと考えました。それが、こちら紅泥仕様これだと、お茶を沸かすのも楽ちん。冬用のは、重いので、そろそろ休んでいただきます。また次の冬まで。
2026年04月21日
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春になると、マンション内、道端、公園などで、草をつんでいる人達をよく見かけます。地元では、小麦粉が主食なので、焼いたり、蒸したり、揚げたりしたマントウ、バオズなどが豊富です。具材もいろいろありますが、野草をつかったものも普通にあり、日本よりも野花や野草を食べる習慣があるようです。青島や海沿いの地域では、餃子なども海鮮の具材が多いのですが、私の住んでいる地域は、野菜、野草、肉類が多く、中国の食糧庫とも言われるほど食べ物が豊富な地域です。基本的に旬のものを食べますが、基本的には、地面に生えているもの、木になっている実は食べられるものという認識のようです。今日も稽古の帰り道にその辺で摘んだとみられる菜っ葉や花類が天日干しされていました。どのようにして食べるのかは気になりますが、なんだか自由気ままに生きていると感じます。余談ですが、野良犬や野良猫もたくさんいて、縄張り争いでケンカしたり、吠えたりしていますが、通報したり、イジメている人はおらず、誰も気にしていない様子…。じいさんばあさんが孫を大声で叱り、叩いて子供が大泣きしていても、誰も気にしない。これが日常茶飯事。なんだか、大らかで、自然体なんだな…。犬猫の糞を拾っている人も時々見かけますが、掃除をしてくれているのではなく、これは畑の肥料用に使うらしいのです。無駄なものなどないのだ~。たくましいぞ、山東人。
2026年04月19日
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ここ数日は、29℃ともう夏が近い感じです。朝の練功も少し早めに始めて、清き気を取り入れると、心身ともにすがすがしい気に満たされます。お昼に散歩をしていますと、たくさんの空き店舗が目につきます。そんな中、二度見するような看板発見。LAWSONローソン…?ではないんだ…。微妙に、WをVVにしてるし…。正式な中国語のローソン名は、「罗森」ですが、こちらは、「啰森」…。そりゃ、つぶれるわあ~。
2026年04月19日
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天然素材は楽しいです。骨董愛好家に人気のある胡桃は、掌でころころ転がすだけではもったいないです。クルミは腎に入る。クルミは美味しいし、いろいろな食べ方ができるし、腎、脳を補うという効果も素晴らしい。そして、そのいびつな形状がちょうど按摩にもちょうどよいのです。例えば、頭、首、肩、鎖骨、肩甲骨、踝回りなどのほぐしは実に気持ち良く、うってつけです。ころころ転がしながら、永遠に按摩していられます。是非お試しあれ~。
2026年04月14日
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最近は、日中安定した27℃前後です。朝晩は12℃くらいになるので、家の中はまだ涼しいですが、明日以降は、29℃、週末30℃越えになる模様。徐々に、暑さへの準備をしておかなければと思います。午前中、外での稽古でも、まだ汗はかかないまでも、熱が体内に籠ってしまうので、腎を補う必要性を感じます。頭皮が硬くならないように、マッサージすることもお勧めです。牛角のカッサ櫛の施術も効果的ですが、漢方のお香で作った按摩櫛は、刺激がマイルドで、漢方の香もして、寝ながらほぐすと安眠効果もあって、お気に入りのアイテムです。処方:何首烏、墨旱蓮、女貞子、桑葚、黒胡麻、当帰、雪蓮花、白芷、川穹、零陵香、楠木粉など。効能:抜け毛防止、育毛、経絡を通す。瘀血をとる。記憶力アップ、偏頭痛、腎虚に効く。中国では、手作りのお香が流行っており、いろいろ配合して、お気に入りの型に詰めて、アクセサリーにしたりしています。白檀系が多いですが、贅沢に沈香の数珠を作る人もいます。落雁や月餅を作るときのように、木の型で固めて作るので、よい素材があれば、いろいろ楽しめそうです。
2026年04月14日
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むふふついに、届きました。金属製の扇子ですぅ。氷の塊や板などを割っている説明を見て、ポチっと『購入』落ちてしまいました。クルミを割っているシーンも見ましたが、これだと中身まで粉々に飛び散って、食べるのが大変です。色は、金色、紅色、黒色がありましたが、シックな黒にしました。ずっしりとした重みに手応えあり…です。これで、太極扇の稽古ができるかなあ~なんて。まずは、上手に開くようになるまでに、腕が太くなりそうです。暑い日に扇ぐと、もっと暑くなりそう…。普通の扇子に見えます。450gくらい。釘を打ったりするくらいできるかな。ついでに、日本からのお土産、いただきました~。手裏剣ピアス…。
2026年04月12日
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2026年丙午から、新しい試みとして、まずは、朝と夜の10分練功を開始いたしました。参加者は、オンラインレッスンに参加してくださっている方向けで、無料となっております。なぜ無料なのかと言いますと、もともと一人でも稽古をしておりますので、何人でも同様です。一人ではなかなか続けられないという時、皆さんと一緒に練功をすることで、継続の効果を実感していただきたいという想いです。量変→質変(積み重ね、臨界点)=水滴石穿動功レッスンと並行して、「易」の座学に参加してくださっているおかげもあり、「道家」の思想や「陰陽」「五行」「中医」などの説明がしやすくなり、大変有難いことです。以前は、詳しく説明しても覚えられないでしょうし、頭が混乱してしまいますので、初歩的な内容で終わってしまっていました。もちろん、私も現在さまざまな学びと実践の中で、「道(dao)」に近づこうとしている身ですので、皆さんとご一緒に楽しく、学んでいけたら幸せです。『陰符経』「天有五賊、見之者昌」「五賊在心、施行于天」『易経』「順天者昌、逆天者亡」ここでいう「天」とは天地間の規律、法則です。「五賊」とは「五行」のことです。この意味がわかると、世の中のいろいろな仕組みが理解でき、目の前が明るくなります。誤解しやすい内容について●修行とは、苦しみを耐え抜くことではない。●良い効果とは、心地よいとか気持ち良いことではない。すべては、大自然の平衡に向かって進むことである。気持ち良い、という感覚は時として危険なことだということを知ること。例えば、毎日のジョギング。汗をたくさんかくこと。(以前の私のようにサウナ通い…)今後レッスンで、五賊と五行についてもお話したいと思います。
2026年04月12日
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4月3日の夕方酉の刻。丙午年 辛卯月 丁未日 己酉時。(丙辛合化水、午未合、卯酉相衝。水火相争、金木交戦)日中の晴天はどこへやら…、突然の雷鳴。そして、久々のスコールのような豪雨。外で悲鳴と共に、みんなが慌てて帰る声。卯月から辰月に替わる節目の清明前に、震卦の特徴が伺えます。震為雷。頭の中で、いろいろな相が浮かび上がります。ちょうど、水星の西方最大離角に突入したこと。これは雨も納得ですが。この時期、家の中では、火鉢で沸かしていた陶器の急須が落ちて割れたり、買ったばかりの貴州産「唐辛子入りの納豆味噌」を瓶ごと落として割ったり、そして中身が散らばる…。なるほど。割れることで、調整がとれたということか。詳しくは書きませんが、清明節から確実に新しい段階に突入ということですか。健康面、仕事、国際情勢など、大きな変化があるようです。さて、清明節から五運六気では、二之気に入ります。太陽寒水から厥陰風木に変わりますので、寒さは落ち着き、いよいよ暖かい風が吹き出します。今年は、火の気が強いので、植物の成長も速く、花を見ていても、花と葉が同時に出ているのが目立ちました。4月は、木生火のエネルギーで、日中はほとんど20℃超えますし、5月からはいよいよ暑さ本番。しかし、水星の影響もあるので、雨も時々降るし、夜はやはり涼しく感じますから、体調管理はしっかりと。
2026年04月05日
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