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お歳暮とは文字通り年の暮れのことを意味します。昔は、歳暮の礼といって新年に先祖の霊を迎えるために必要な供物を、嫁いだり分家した人が本家や親元に持って行く行事でした。その後、日ごろお世話になっている人に感謝するなど、歳暮まわりと呼ばれる年中行事が行われるようになり、それが転じて、今日ではお世話になった人に一年の感謝の気持ちを込めて年末に贈る、贈り物を指す言葉となったのです。お歳暮に贈るものは、もともとは祖先の魂にささげる供物でしたが、やがて生きている祖先である両親への贈りものという習慣に変化し、やがてはお世話になった人への贈りものとなっていきました。こういった習慣が一般化したのは江戸時代になってからといわれます。江戸時代には掛け売りがほとんどで、盆と暮れに決済を行うのが習わしになっていましたが、暮れの一回決済という場合もありました。そのため、一年間の親交を感謝する意味から、得意先や親せき、知人、お世話になった人などには、贈答を盛んに行っていたようです。お歳暮には水引やのしをかけます。水引は一見、無駄に見えるようですが、日本には古代から魂を結びいれるという結びの信仰がありました。結ぶことによって魂が宿り、これをつけて贈られたものは単なる物品ではなくなるのです。お歳暮につけるのしは「のしあわび」からきた言葉といわれます。四方を海に囲まれた日本は古くから海の幸に恵まれ、それを贈る習慣がありました。この贈答用の鮮魚が後に高級なあわびに代表されるようになっていきます。そして、のし、つまり、あわびをつけた贈り物は酒を意味するようになります。のしは酒の肴というわけです。これが段々なくなってしまい、紙に印刷されたものだけになり、やがてはただ「のし」という文字に変わっていきます。お歳暮は、昨今の虚礼廃止の風潮から、最近では会社内の部下と上司の間でお歳暮を贈ることは少なくなっていますが、お歳暮を贈答しあうゆえんは魂を贈りあうというところにあります。本当に人間的な交流を求めるために贈答が行われるのです。また、そういった心がお歳暮にかけられた水引やのしに表れているといえるでしょう。
2018.11.28
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ハワイの風景が見える音楽〜 ホノルル・シティ・ライツ HONOLULU CITY LIGHTS ナイト・フライトでホノルル空港をテイク・オフ。 飛行機の窓から下界を見下ろすとオレンジ色の街灯は、まばゆく輝く宝石箱のジュエリーのように見え、その美しさに思わず見とれてしまった瞬間、「ハワイを離れたくない….」と想う涙腺にスイッチがはいり、涙を流してしまったという経験はありませんか? ハワイアン音楽界の大御所のひとり、ケオラ・ビーマーの作品、 ホノルル・シティ・ライツは、「ホノルル、去りがたし。再び、帰ってきたい」と楽園への慕情を歌った曲です。 日本でもお馴染み、70年代に一世風靡した兄妹デュオ、カーペンターズは、 1977年にハワイを訪れた際、この曲を聞いて、一目惚れならぬ、ひと聞き惚れをしたと いわれています。そして、この曲に感動した二人は、翌年、「ホノルル・シティ・ライツ」をレコーディングしました。おそらく、アメリカエンタメ界で大ブレイクしたカーペンターズのリチャードとカレンは、一時の癒しをハワイで楽しみ、その帰国の途に着く際、ハワイで聞いたこの曲に自分達の気持ちをたぶらせたのでしょう。 しかし、カレンが切々と歌う、この「ホノルル・シティ・ライツ」は、カレンの生前中には、リリースされることはありませんでした。そして、カレンの死後から3年経った1986年に、この曲が、世に発表された後、カレンのレジェンダリーで数奇な音楽人生への悼みと重なり、ヒットしたことは言うまでもありません。 この曲の同タイトルのイベントが、ホノルル市の公式行事として、ダウンタウンのクリスマスイルミネーションが、スタートしたのは、1985年。 ホノルル市庁舎前の巨大クリスマスツリーの点灯式でスタートします。 Honolulu City Lights Opening Night Festivities Saturday, December 1, 2018530 S.King Street (Honolulu Hale)4:00 PM - 11:00 PM ※私がこの曲を知ったのはカーペンター兄妹のLPレコードでした。私もひと聞き惚れをしたのです。以降機会ある毎にrequestしてきました(未だに)、ハワイ大好き人間の原点となった曲です。 ホノルル・ハレ(ホノルル市庁舎前)のクリスマスツリー 参考文献 allhawaii (オールハワイ) ペレ・レイコ さんの記事 ※スタジオ・リム・ハワイ代表。ラジオDJ、ディレクター、MCとしてハワイにある自身のスタジオから日本に向けて様々な情報を発信。ライターやイベント・プロデューサーとしても活動する。ハワイ・エンタメ界の豊富なネット・ワークを持っており、ミュージシャンの友人も多い。ハワイ在住17年。 ※ 私のHAWAII での最高で大事な大事なお友達なのです。
2018.11.23
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陰暦10月の中で、陽暦11月22日か23日。 「小とは寒さまだ深からずして、雪いまだ大ならざるなり。」まだ、市街には本格的な降雪はないが、遠い山の頂きには雪が見られ、冬の到来が感じられるころ。 今日はお昼から風が強くなり、もしかすれば木枯らし1号が発表されるかも・・・。 ぼちぼち我が家でも暖房設備等冬支度を始めなくては・・・。
2018.11.22
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Aloha! 11月のビッグイベントといえば、サンクスギビングデー 本場アメリカではターキーとグレイビーソース、そしてクランベリーソースといったイメージが強いですが、なんと日本でもサンクスギビングデーを楽しめるレストランがあるんです!ハワイ州観光局認定レストランでもある「ハワイアンダイニング&カフェ La Ohana横浜本牧店」で是非サンクスギビングデーをお楽しみくださいね https://www.aloha-program.com/sateli…/information/detail/404 参考文献 ハワイ州観光協会 go-hawaii allhawaii (オールハワイ) Aloha Street
2018.11.17
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木犀科モクセイ属の常緑小高木 本州(福島県以南)から四国・九州・沖縄の山地に分布しているほか台湾でも見られる 開花時期は、11~ 12月頃。 高さは約2mで、葉は対生し卵型で光沢があり、縁には先が鋭い棘となった鋭鋸歯(きょし)がある。棘に触るとヒリヒリ痛む「疼(ひいら)ぐ」ことから、「ひいらぎき(疼木)」となり、「ひいらぎ」になった。老本になるとこの棘は少なくなり葉も丸くなる。 花は白く、同じ木犀科の金木犀に似た香りで花弁は強く反り返り、果実は翌年5~6月に熟し、長さ1.5cmほどで暗紫色に実る。 古くからその鋭い棘によって邪気を払う木とされ、庭に植えられている。また、鬼が目を突かれて退散したという伝説から、2月の節分には、豆がらをたくさん巻き付けてガラガラ音を鳴らして鬼を退散させたり、煮干イワシの頭を柊の枝葉に刺して戸口に立て魔除けにするという厄除けの習慣が現在も残っている 冬の季語、12月24日の誕生花クリスマスの飾りによく使われているのは、似ているが柊もちである。 花言葉は「歓迎」「先見」「先見の明」「用心」「剛直」 私の好きな花の一つです。
2018.11.14
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Aloha!~ ハワイでも良く耳にする「ALOHA」。 ALOHAには様々な意味がありますが、ハワイ王国最後の女王、リリウオカラニは、“Aloha is to learn what is not said, to see what cannot be seen and to know the unknowable.” 「アロハとは、語られていないことを学び取り、目に見えないものを見る目を持ち、そして不可知の存在を知ること」と言っています。言葉にできるものや目に見えるもの以外にも大切なことがある、ということを考えさせられる感慨深い言葉です。 https://www.aloha-program.com/curriculum/lecture/detail/332 ALOHAの意味を伝える格言 一世紀も前から現在まで、ハワイの人々のあたたかいおもてなしの心に触れたビジターたちは、島々への郷愁の気持ちとともに彼の地で感じたものを「アロハ・スピリット」と呼び、憧れ懐かしんできました。 ハワイの人たちが共有すると考えられた「アロハ」とは何か? アロハ (ALOHA) の言葉の意味はハワイ語辞典をひけば書いてあります。 それは愛、愛すること、そして挨拶の言葉。 誰もが耳にする日常語ですが、軽く扱ってはいけない。 本物のハワイアンは、その言葉が持つ本質の深淵さからALOHAを軽々しく口にしない、と言う人もいます。 ALOHAの解釈にはいろいろありますが、ここではハワイの象徴的な人物の解釈をご紹介しましょう。 ハワイ王国最後の女王リリウオカラニの言葉です。 “Aloha is to learn what is not said, to see what cannot be seen and to know the unknowable.” 「アロハとは、語られていないことを学び取り、目に見えないものを見る目を持ち、そして不可知の存在を知ること」 リリウオカラニ女王が伝えたのと同じように、「目に見えないもの」に価値を置く考え方を伝える物語に『星の王子さま』があります。 その『星の王子さま』にはハワイ語翻訳版もあるのをご存知ですか? ハワイ語タイトルは『Ke Keiki Aliʻi Liʻiliʻi』、そして、一番大切なものは目に見えない、と伝えるあの名セリフはこんな素敵なハワイ語になっていました。 ʻO nā mea pono loa, ʻaʻohe ʻike ʻia e nā maka. 参考文献 ハワイ州観光協会 go-hawaii allhawaii (オールハワイ) aloha-program.com よしみ だいすけ さんの記事 よしみ だいすけDaisuke Yoshimi 1967年2月9日生まれ、神奈川県横須賀出身。1991 年よりハワイ在住。ハワイ大学卒業。フラ、ハワイ音楽に傾倒するハワイ・スペシャリストとして、ハワイを拠点に執筆・コーディネート活動を行う。ハワイのクムフラやミュージシャンとの親交も幅広い。フラダンサーとして、メリー・モナーク、キング・カメハメハの大会出場経験あり。著書に『たくさんのメレから集めた言葉たち』シリーズ、『LIVE ALOHA~アロハに生きるハワイアンの教え』がある。近年、フラダンサーを対象とした日本での講演・セミナー活動に力を入れている。 facebook: https://www.facebook.com/NuiDaisuke 公式HP: http://www.yoshimidaisuke.com/
2018.11.10
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陰暦10月の節で、陽暦の11月7日頃。 この日から立春までが暦の上で冬。 季語には冬立つ、冬に入る、冬来る、今朝の冬とある。 このころは陽の光も一段と弱く、日脚も目立って短くなり、 冬の気配がうかがえるようになる。
2018.11.07
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Aloha! ~Lion Coffee 社長 ダニエル・ディネルさん~ 1864年にオハイオ州で開業し、アメリカのコーヒーの歴史の中でも最も古いブランドとして登録されている「LION Coffee」。 アメリカでのコーヒー人気が高まるに連れ、会社も大きくなりましたが、アメリカの大恐慌の影響でビジネスが縮小。その後ハワイのビジネスマンJim Delanoが権利を買い取り、1979年にハワイでの生産が始まりました。 強さ、王者らしさを象徴するライオンの顔をトレードマークにしたのはオハイオ州でブランドが始まった時からだそうで、現在も愛されるイメージキャラだそう。ブランドがハワイに渡ってからのパッケージデザインはほとんど変わっていなかったのですが、つい最近、少しだけリニューアルしました。以前のライオンはセイラーの帽子を被っていたのですが、頭に乗せるレイに変わり、ライオンの表情もすこし柔らかくなったそうです。気づいていましたか?? そんなLion Coffeeのコーヒー豆は大きく分けて4つあり、赤い袋に入っているのがレギュラーとフレイバーコーヒー、ゴールドの袋にはコナコーヒー100%とカウコーヒー100%、黒い袋がカフェイン無しのディカフェ、そしてコナコーヒーの果肉から抽出した抗酸化作用あるアンチオキシダントのコーヒーは緑の袋が目印になっているのです。 色分けされているとは、わかりやすいですし、また、当初から高級な豆を特別な製法でローストし、品質の高いコーヒーを作ることで知られていましたが、1980年代になってフレーバー付きのコーヒー豆の販売を開始し、「バニラ・マカデミア」など、フレーバーコーヒーの甘い香りがハワイを連想させるから好き、という人も多いかもしれません。 そして、ハワイへ行ったからこそ楽しめるのが、「工場見学ツアー」。 コーヒーの機械の音を聞いて、コーヒーのアロマを嗅ぎ、最後にコーヒーを試飲するという五感を刺激する「Lion Coffee」の工場見学ツアーは、今までの「Lion Coffee」ファンへの感謝の気持ち、また新しいファンを作りたいと言うことで無料ツアーになっているそう。ツアーは事前予約が必要ですが、どのようなにコーヒーが作られているかを間近でみることができ、ブランドにさらに愛着がわきそうです。 老舗コーヒーブランド「Lion Coffee」が長く愛される理由としては、3つの理由があると語ってくれたダニエルさんでしたが、 ・その1 高級なコーヒー豆を使用していること。 ・その2 全てのコーヒーをハワイで特別な製法でローストしているのでハワイのコーヒーと言う印象があること。 ・その3 ハワイにいなくても飲めば、ハワイでの思い出をよみがえらせる力があること。 と教えてくれました。 強いアイデンティティを持ち、それを150年以上も維持している老舗ブランドの「Lion Coffee」。 ジェネラルストアではコーヒー各種の試飲ができ、コーヒー豆の販売はもちろんのこと、ロゴのついたグッズも色々と販売されていたり、また、併設されたカフェでは、ライオンコーヒーのドリンク類が楽しめます。 特におすすめなのが、Nitro Cold Brew。最近は水で淹れるCold Breを扱うカフェが増えましたが、こちらNitro Cold Brewは注ぐ時に窒素を使うことでアイスコーヒーに細かな泡ができてすごくクリーミーな味わいになるそうです。とても新しくて美味しいアイデアですよね! 工場見学から、ショップ、カフェまで、Lion Coffeeの全てを満喫できそう。ハワイへ行ったらお土産だけでなく、工場見学も体験してみてください。 そして、ぜひこちらもチェックしてくださいね!! Lion Coffee >> https://www.lioncoffee.com/ ※ 私も1980年に初めて知って以来Lion Coffeeのゴールドのコナコーヒー100%を愛用しています。 参考文献 ハワイ州観光協会 go-hawaii allhawaii (オールハワイ) Aloha Street aloha-program.com iHeart Hawaii style.nikkei.com
2018.11.03
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