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医療はサービスである。これは厚生労働省も明文で述べている。ど~も~泰心堂です。私の治療院ではご来院いただいた方を基本的に『お客様』(クライアント)として捉えています。『患者』(ペーシェント)だとなんだか耐え忍ぶ感じがして嫌なのと、お客様(カスタマー)=消費者として捉えるのもいかがなもんかと思います。ではパートナーかというとそれはあまりにもなれなれしい。一番しっくり来るのが協力関係にあるクライントではないかな?と考えています。うちの治療院に来るお客様は『物言うお客様』です。そして言って構いませんと私も言っています。とくに私から診て通常より長くかかりそうなお客様や「絶対治ります」と気軽に言えないお客様に対しては必ず、状態を説明した上で治療しますかしませんか?という判断をお客様に委ねます。私のところのお客様は通常の肩こり、腰痛に比べるとやや根深い症状の方がお見えになります。たとえば腰椎ヘルニアで動けない方、頭痛が激しく眠れない、あるいは頭痛薬が手放せない方、お腹の調子がずっとおかしい方、なんだか理由は不明だけれど気分が優れない日が多い方、あちこちに症状が出てきている方、めまいの激しい方、冷えの強い方、眼性疾患、片マヒの方や神経痛の激しい方、病院で自律神経の不調といわれた方などなど、やや症状の深い方が多いので安易にこれをやれば治りますとは言えません。どういうかというと・・・「鍼灸をして身体を整える事で改善の見込みがあります。が、それは1回や2回でもすむ問題ではなく身体の症状が深いあるいは長期間わたっているほどその深さや期間に応じて時間はかかります」または「鍼灸は特効薬や魔法じゃありません。一回である程度の効果を感じられることもありますが、1回の治療で治るなんてことはそんなにあるもんじゃありません。治ったとしたらそれは治療者がすごいのではなくて治る時機が来ていて治るからだがあっただけです。しっかりと時間をかけて治る力を持った身体を作りましょう」などと言います。もちろん資料があれば資料を出しますし、データがあればデータを示します。その上でどうしますという決定権はお客様側にあります。これはかなり本音です。別に回数をかけたいからではありません。片マヒの方がお見えになっていますが、この方数年にわたりリハビリを続けた方で西洋医学的に診ると機能回復の可能性はきわめて低いです。これを「鍼灸をすれば治る」と断言することは嘘に近いと私は考えます。「現在訴えている症状が身体を調えることで徐々に改善します」や「これから起こりうる筋肉の拘縮などをある程度予防できると思います」ということであれば正直なコメントだと思います。私のところにお見えになった方は膝の痛みを訴えてお見えになりました。1回治療した結果、膝の痛みは解消しました。で一月後、「調子が良いので予防のために受けに来た」と仰ってくださいました。これが本当のところです。もちろん付き添いのご家族の方にもしっかりと伝えてあります。「治療を続けても腕や足の機能自体が正常な状態に戻る確率は極めて低いです」と。なんでもかんでも出来ます。やります。確かにそのようなチャレンジは大事ですが、出来ない事を出来ると言ってはいけないと考えます。どんな病気でも本人に治していくという強い動機(モチベーション)を持っていただかなければ難しいし、一度はじめたならばお客様本人より先にあきらめてはいけません。その覚悟をもてるかどうか、腹を括るかどうかは非常に大事なことです。特に私のところにお見えになるような方の何割かは「病院でダメで・・・で東洋医学で何とかならないか」と期待してきています。その方に対して安易に『治ります』というのは現段階では非常に難しいと思います。お客様本人に治したいという思いがあり、そのために病気に向き合う覚悟があるのであれば、こちらも全力で持てる技術をつぎ込みますし。現段階で不十分な技術があるのならそれすらも足るレベルまで、それ以上に磨き上げる。そういった姿勢でサポートするつもりでいます。かなり厳しいことも言います。そのような対応をしているにも拘らず、お礼を言われたり、定期的な治療をお願いしますとお願いされたりしています。非常にありがたいことです。だからでしょうか?けっこう大変な方が集まりつつあります。でも、お互い腹を括った以上、ある意味で『戦友』のようなものです。適切な距離を保ちつつ、適切なサポートをしていきたいと思います。治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月30日
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ども、泰心堂です。別に隠すつもりもありませんが、私は会社勤めからの転職です。ま、勤め人の時はそれなりの会社で働いていたのですが、喘息発作が頻発したり、腰痛が劇症化したりとま、いろいろと身体の無理が利かなくなり、去ることになりました。現在この職業になって得したな~と思うことは自分の体調管理がしやすくなったことと患者さんや先輩方から様々な業界の面白い話を聞けることでしょうか?さて、そんな私のところにもなぜかはり師きゅう師になりたいんですけれどという相談がきたりします。皆さん考えているほど素晴らしい職業ではありませんよ。皆さんかなり夢見がちです。単純に『自営業』ですから。『人の為』といってもきちっと生活の糧の分は稼がなければいけません。理想だけでなく現実的な対価をえる術をみにつけなけれなりません。人の為と書いて『偽』と読むというのは某氏の口癖ですが・・・「人の為になりたい」と口にする人は裏側に充足されていない思いがあるんでしょうね。実のところ私は『ボランティア』(無償奉仕活動)という訳があまり好きではありません。最近のよく聞こえてくるボランティアという言葉は、『自己満足的活動』と訳した方が良いような気すらします。もし、鍼灸師として世の中の人の役に立ちたいと思うのなら、散発のボランティア活動をするよりも開業してきちっと生活費を稼いで営業することです。だって、考えてもみてください。生活費を稼げるというのはそれだけ効果があると感じてくれる人や治っていく人が多いということの一つの証明です。そうやって治療院を尋ねてくださる人の為になっているということですから。金銭をもらわないのが偉いわけではありません。自分の仕事をきちっと全うし、それを通じて相手にそれ以上の満足を感じていただけることがすごいのです。そうでなければリピーターにはなりません。『人の為になりたい⇔人に認めてもらいたい』という欲求の転化はよくあることです。ただ、これを自分でそう思う自分がいることを認識しておく必要があります。そしてやりすぎを戒める姿勢が大事ですね。鍼灸には大きく二つの治療方針があります。1.症状を押さえ込んでいく2.身体の状態を立て直すもちろんこの二つを今はどちらを優先すべきか、どちらに比重をおくべきかを考えて治療に当たることが必要ですが、立派な志を持ってこの業界に来る人のなかには1.の症状を押さえ込む治療ばかりに固執してしまう人が数多く見受けられます。一つは心根が優しいからでしょうし、もう一つは『人の為になりたい』という欲求の背後にある自己実現あるいは自己満足の欲求が強いからです。だって、取れたほうがなんか効いた気になれるでしょ?自分が。このはやる気持ちを抑え、冷静に自分をコントロールし、相手をよく診ることができるかどうかが大事です。それにはまず人が好きであることが大事。そして自分が好きであることが大事です。こういうと引く人いますけど・・・「私なんかでいいんですか・・・」という人と「私に任せてください」という人どちらに治療されたいですか?目をあわせたら直ぐそらす人やずっと下ばかり向いていたり、ずっとメモ帳に目を落としていたりする人と、きちっと向き合って話してくれる人、どちらと話がしたいですか?そういう基本的なところができるにはある程度自分が好きでなければ難しいですし、人が嫌いだったり人が怖いという人には無茶な話です。人が好きだからこそ、どうなっているのかどこで不調が生じて、どのように苦しんでいるのか知りたいと思うわけです。この間、某所でこんな言葉をいただきました。「最近、症状は好きなんだけど、人が嫌いな治療家が増えているよね。なんで症状ばっかり診て身体を診ないんでしょうね」果たして自分がそうなっていないか?ことあるたびに省みています。なぜか、開業以来やや重めの症状の方々にご来院いただいています。私の出来る事とは身体を整えて治る力を引き出しやすい身体を作ることだけです。魔法のように『これ一本打てば治ります』とか、『うちに来れば1回で治ります』とか言ってあげることはできません。それでも出来る事を精一杯提供したいと思い日々の状態、状況にあわせて最大限の施術をさせていただいています。この業界に足を踏み入れたいと思う人は1.人が好きであるか、自分が好きであるか?2.患者さんより先にあきらめないという覚悟ができるか?最低限これくらいは十分に考えてから踏み入れてほしいなと思います。あきらめたらそこで終わりです。まして患者さんがあきらめていないのなら先にあきらめてはいけません。今の自分で出来ない技術なら、出来るようになるか、出来る人を探して紹介することだって必要ならすべきだと私は思います。うちの治療院はHPを開設したりブログを書いているためか県外各地からご相談をいただきます。残念ながら通院出来る距離でなく一般的な鍼灸でできることの話しかすることが出来なかった方々も多数います。現在はこういう形で情報配信するしか出来ませんが、いずれ信頼できる仲間を増やし治療を受けられるようするなどと様々な形でアプローチが出来れば思います。・・・東京の西のほうくらいからだとあしげく通ってくる人もいますけどね。治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月29日
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ど~も、泰心堂です。昨日の晩は後輩の指導をしていました。そこでちょっとキーワードが出ていたのでそれをお題に書きましょう。「お血」は東洋医学者の中にも誤解や見解の相違がありいったいどの立場に立ってんだ!?てのが分からない非常に面倒な言葉なんです。あっさり書きますが・・・お血=脈外に血があふれ、(冷え)滞ったものたとえばお血の『血』という言葉これを単純に『血液』とだけ読む人がいます。そういう方は『脈』=『脈管』、『血管』としてみることになります。そうするとね、私たち東洋医学者(はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師)が確認できることはいわゆる内出血(皮下出血)しかないわけです。そうすると「お血があるから肥満になる」という言い方は完全におかしいんです。肥満の人にみんな内出血があるの?って。で、苦し紛れに『難経』という昔の書物のお腹で状態を診ていく方法の中に『お血』の反応の記載があるのでお血の反応があるから、ここで内出血が起こっているに違いがないなど言う人がいます。・・・これってかなり危ない状況ですね。ともすれば腹腔内出血の可能性があると言っているわけですから。ま、ないこともないんですが、この場合は病院へ緊急搬送が必要になります。そうじゃないんです。ここでいう『血』や『脈』は東洋医学で言う『気』=生命エネルギーの流れを意識した物言いで、より密度が低く、軽い、浅いものを『気』という記号で呼ぼう、密度が高く、重く、深いものを『血』という記号で呼ぼうという発想から来ています。『脈』も同様にそういったエネルギーなどが通る道筋を『脈』と呼ぼうという発想です。だのでまずお血という言葉の定義を読み替えると『お血』=本来の道筋から密度の高いエネルギーがあふれ出て全体の流れが滞った状態と読みかえることができます。この道筋が、いわゆる経絡(経脈+絡脈+・・・)であったりするのです。で、西洋医学的な頭でいうと分かりやすいのが「血管」とその中を流れる「血液」であるというだけなんですね。で、このお血やお血に対応した治療方針=『血お証』というのは本来、中医学といった考え方をしないと必要のないものなんです。だから私は単純に『滞り』と認識して滞りを段階的に少なくしていくような治療を心がけるだけです。ことさらお血だからどうという対応はいわゆる『内出血」以外はしません。通常の治療を丁寧に行うだけで十分です。さて、ここからが皆さんの関心ごと。なんでお血と肥満が関係あるかですね?ま、いろいろな見解があるので私個人の見解ということでご了承ください。単純にこのお血=『滞り』が生じた状態というのは全身の活動性が低下しています。ま、ホースに水を流した状態を考えてください。バケツかなんかに水を入れていくと分かりやすいのですが、ホースの半ばを抑えたときと普通に使った場合で同じ時間で溜まる水量、そして勢いはどうでしょう?やってみました?同じ時間で強制的にバケツのほうを取り除くと分かりやすいのですが、水の勢いは明らかにホースを抑えてつぶしたほうが強いのです。でも、水の溜まる量は普通に何もしないときの方が多くなります。なぜならば途中で通過障害が起こっていて、そこを突破するために圧力を上げるという作用が必要だからです。その無駄の分、同じ時間当たりの水のたまる量が減るわけです。そして、潰しているところやその先に対して通常必要のないはずの圧力がかかっています。これはその周辺組織への負担(ダメージ)になります。もし、このダメージを減らそうとしたら元々蛇口から出る水の量を減らす必要があります。これがお血の状態です。さて、これをもう一度人体に置き換えましょう。このホースが東洋医学的『脈』です。水が東洋医学的『血』です。で、バケツがその影響を受けたい(エネルギー供給を受けたい)東洋医学的『蔵府』(内臓も含みます)です。つまりお血の状態では、エネルギーという見方をするのならばエネルギー低下を引き起こしているのです。そうするとエネルギー不足のために、動こうという気力もなえ身体を使った運動を控えようとし始めます。そうすると使われないエネルギーが脂肪に変わり蓄えに回ることになります。繰り返していくと今度は胃腸における消化吸収作用に異常が起こり、人によって栄養摂取の機能が不調になり過食に走ったり、身体全体がエネルギーを蓄えるモードに入ってしまい少量しか食べないのにどんどん脂肪として蓄えてしまうなんていう現象を引き起こしたりします。この意味ではたしかにお血が肥満の原因になるといえなくもありませんね。じゃ、治療はどうするの?一つは施術によるお血を引き起こしているからだの状態の改善です。何らかの原因でお血を引き起こす状態を作ったことが原因になっているので、それらを一つずつ治療をとおして解除します。この場合、腰痛が最初のトリガーであったとか膝痛、頭痛がひどくてやる気が起きなくて・・・とか慢性的な症状を抱えていることが多いのでそれに対する治療もして、身体的に、精神的に動ける身体を作っていきます。もう一方はきちっと身体を運動させるということです。長い間、お血状態が続いた身体は『血』の流れや勢いで自分を傷つけないようにと蛇口を絞るではないですが、血流量低下を敢えて引き起こし身体を守るという行動に出ます。それがずっと続いてしまったので冷えが生じ、本来治るはずの症状が抜けずにだらだらと続いているなんて状態を作ってしまいます。軽度な運動からはじめて全身に血液が必要な状態を作ることで、自分の回復力を使ってお血を作り出さなければならなかった体の状態を改善しましょうというアプローチですね。もちろん、理想的には後者のほうで回復できるうちにケアするのが大事です。しかし現実的には前者=治療が必要な方が増えているように感じます。自分は前者のタイプだな~と思う方は鍼灸治療などを通じて身体を立て直しつつ、健康管理として軽い運動を日々の生活に少しずつ取り入れるなどからだの立て直しを図ってはいかがでしょうか?それは今日はこの辺で治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月28日
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ども、泰心堂です。千葉県習志野市ではりきゅうを業としています。さて、先日は結局、『私は身体を整えているだけなんだ。あとは皆さん自分で治っているんだよ』という趣旨の話を書きました。ま、その類の話です。はりきゅうの本質は、身体全体の調和を取ることです。なんでこれで病が治っていくのか?イメージしてください。僕らの身体を木だと。木には幹があり、枝葉があります、そしてそれらを支える根があります。腰が痛い、膝が痛い、お腹が痛い・・・というのは枝葉の状態なんですね。もしそれだけでしたら、枝葉を切り落とすなりの処置をすれば良いのです。これは西洋医学的な考え方であったり、接骨院などで行っている痛いところに刺す、異常なところに刺すまたはその上で電気を流すといった鍼灸行為です。確かに枝葉だけが痛んでいるのでしたら良いでしょう。でも、もしほかに幹が痛んでいたり、根が傷んでいたりしたら、その枝葉を落としたところで直ぐに症状が出てくるでしょう。それを毎回毎回切り落とす。そういう治療を繰り返している人が多いように感じます。慢性的な腰痛で接骨院に2年も3年も毎日のように通っているひとってどうなんでしょうと思います。腰椎捻挫が1年も続くとか3ヶ月ごとに腰椎捻挫になるとか3ヶ月前は左で今度は右なんて施術録なんか変だと思いますが?もし腰椎捻挫でないとしたら・・・接骨院だったら自由診療しなくちゃいけないはずなんですがなんで300円程度でやれるのでしょう?おかしいですよね~。私は思うのですが、接骨院も完全自由診療にするか、鍼灸院を施術料の3割負担とか健康保険で利用できるようにすれば良いんですよね。(窓口300円だったら1000円しか請求できないとか制限をきちっとかけてさ。)ま、この話は置いておいて・・・西洋医学的な処置、接骨院的な処置、接骨院/整骨院でのサービス鍼灸の処置は基本的に対症状治療(症状を押さえ込む)治療です。これに対して鍼灸院の治療では本と標の治療を組み合わせて対応していきます。これは鍼灸の原則『標本同治』に基づいています。『標を治す』というのは、枝葉に対応することです。枝葉がそのような状態になっているのはどういう力の流れになっているのか?それを見極め、経絡という力の流れで調整していくこれが『経絡治療』という方式であれば『標治法』といわれるものです。『本を治す』というのは根や幹に対応することです。そもそもそういった本来の状態でない力の流れを作り出している体の弱さ、状態を調整して本来の力の流れが滞ることなく回るようにと経絡を通じて調整していくこと。これが『経絡治療』でいう『本治法』というものになります。もちろん治療法は『経絡治療』の一派だけではなく様々なそれぞれに有効な治療法があります。そしてこれらはこういった原理原則を含んだ治療法になっています。こういったことをする鍼灸院の治療は人によって違う・・・というよりも患者さん一人一人に合わせて術者が得意な方法を中心に組み立てられる患者さんの現在の状態に即した治療です。その結果、ときには鍼一本で終わったり、長いこと刺しっぱなしにしたり、鍼を使わずに灸だけになったりと様々なやりかたがあります。その目的は、症状を抑えると同時に身体の内部的な調整をし症状が出ない身体を作ることです。私のところではこれはを『回復力の高い身体作り』と呼ばせていただいています。症状を抑えるだけなら、症状や程度によりますがその症状が出ている箇所や関連部位に刺鍼、施灸など刺激を加えることで西洋医学における生理学的な『抑制反応』が起こるので一時的に軽減します。ですが、これはなかなか長続きしません。もともとの回復力や調整力(治癒力あるいは自然治癒力といっても良い)が落ちていてバランスが取れなくなっているというのが原因にある場合は、やはり回復力や調整力の回復を主として調整を加えておかなければ、再発を防ぐことが難しいでしょう。その意味で、私は「何が何でも一回の治療時間で症状を押さえ込まなければいけない」などとは思っていません。症状というのは身体に制限をかけているいわばブレーキです。ブレーキのない自転車が危険なように、症状のない障害というのは非常に危険です。無理をさせないようにブレーキ=症状があった方が良いときもあるわけです。この間、みえた方は治療時間が約30分(平均的な時間ですね。初診だとだいたい1時間ほどかかりますが短い方もいます。)で、刺鍼など刺激は極わずかで返しました。「まだ痛みが残っているよ」「それは現時点で残っていて良い痛みです。今日、明日は無理をせず四日後また来てください」納得いかないかのような顔して帰りましたが、次のときには「ああ、痛みが抜けてかなり軽くなった。ものたんないと思ったんだけどね」と仰っていました。鍼灸の刺激を目的地までの切符でたとえた大先輩がいましたが、鍼灸と言うのはそういうもんですね。過不足ないことが大事です。時間についてもときには快速や特急が使える場面もあれば、各駅停車でなければならなかったり途中で乗換えが必要だったりします。早くついたり遅く着いたりその人の身体の状態にあったスピードで目的に知に辿り着くことが大事ですね。大事なことは目的地につく=必要な分だけ身体の調整をすることです。症状をしっかり診て抑えることも大事ですが、細かな症状を取ることだけに目がいってそれだけで治療が終わってしまっては何の意味もありません。自らの学習のために『究極の標治法は本治法をかねる』という立場の方がいてその方の治療を受けさせていただきましたが、全ての見掛けの症状をとることには終始せず、取るべき症状をきちっととることで身体の自律的なバランス調整を妨げないようにするような調整をされていました。すべてのこまかなその場で取れば良いというわけでもないのです。一方で『本治法は標治法をかねる』だから病気の根本に対して処置をすれば症状も自然と消えるのだとい主張される立場の先生(恩師)の治療も受けましたが、やはり症状というのは身体のバランスが崩れていることを教えてくれる目安という立場であり、判断の基準のひとつにされて治療されていました。もちろんどちらも翌日にかけて身体が変化する効果を感じることができました。鍼灸の効果というのはこの身体が変化すること。それによって体の調整力が高ければ即座にあるべきバランスに回復し、身体の調整力が落ちていれば継続して治療を行うことによって回復力も高くなり、身体の調整力が働くようになり安定しはじめます。こういった変化を起こす刺激はどれくらいか?といわれると刺激量、時間、回数などなかなか難しいのですが、『刺激の方向と量+時間の経過と感受性、本人の体質、環境要因』などが複雑に絡み合って具体的にどれくらいの刺激でどれくらい変化するかが決まってくるようです。感覚的には、刺激しすぎで悪くするよりも、勘所以外は軽めの刺激にしておいて時間の経過と感受性などの兼ね合いをよくみて治療していくほうがその後の様子が良いようです。その意味で身体がある程度変化したと経験的、感覚的な基準で十分であると感じた時点で後は身体の回復力に任せる分として治療をまとめ終了します。そうやって身体を整えていくと傾いていた身体のバランスが徐々に取れ始めてだんだん自分で調整できるようになってきます。で、症状が起こらなくなってきたらめでたく卒業ですね。ま、その後も体調管理として転ばぬ先のなんとやらで定期的に身体の調子を整えておくと大きく身体のバランスを崩さずに過ごすことができますね。こういった予防的な使い方が実は一番お勧めです。・・・っと今日はこの辺で♪治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月27日
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ど~も~泰心堂です。ブログを書かないとあちこちで文句を言われる現象を今確認中です。いや、別にネタになりそうなことを見つけたら書くので良いのでは?と私は思うのですが・・・書き始めるとどんどん書かなければならないようです。でも、適宜サボります。(爆)『その病気を治すのあなた~♪』というタイトルでなんと投げやりな治療者がそんなで良いのか!?とお叱りを受けそうなんですが・・・だって事実ですもの。投げやりじゃありません。私がやっていることは『傾いちゃったバランスを治療によって立て直して、自分の持っている回復力や治癒力ってのが滞りなく発揮される身体を作ること』です。ヤジロベーを思い浮かべてください。片腕をやたらと長くしてみます。バランスを失って倒れますよね?それが病気の重い状態。で治療はそのやたらと長くバランスが悪くなったのを身体に無理がかからない範囲で調整していくことです。反対の腕に適当なおもりをのっけて、徐々にヤジロベーの腕の長さを調整していくとある程度のところでなんとなくバランスが取れ始めると思います。身体は斜めでも倒れないっていう状態。実はこれが慢性状態のイメージ。ちょいと押してみるとゆらゆらと揺れますよね。この触れ幅が調子が良い悪いの幅ですね。で、だんだん正常なバランスに戻していくと体軸がまっすぐになってきますよね?錘も徐々に軽いものになっていきます。それに伴い腕がバランスを保ったま振れる幅も大きくなっていると思います。この一過性に振れたときそのポイントが急性の症状(一時的な症状)です。で、バランスが取れると綺麗に左右の腕が軸に対して均等な振れ幅をたもちます。これが健康な状態のイメージですね。ちょっと調子が良い、ちょっと調子が悪い・・・を繰り返し平均的に調子が良いと感じる状態が健康な状態です。これって、確かに腕の長さとおもりの調整はしていますけど、ほかに何もしていないわけです。単純に調整の結果内部的なバランスがとれたので正常に戻っただけですね。で、この長くなった腕というのが様々な病因です。で反対の短くなった腕、そこに乗っているおもりがコリなどの筋の緊張・痛みなどの表面的な症状ですね。病因・・・ストレスなんかがそうなんですがそういうのが溜まるとそれでバランスを崩して倒れないようにと肩こりが出たり、身体の不調が症状となって現われる。人間の身体ってよくできているんですよね。東洋医学の治療というのは西洋医学のそれとは目的が異なります。東洋医学はこのようにヤジロベーのようなイメージです。身体を整えていくことで自分自身で治る力を引き出す、あるいはその力が隅々までいきわたる身体を作ることです。それには皆様の身体の状態や病の深さといったものに応じて相応の時間や回数、刺激量が必要になります。よく治療回数の話や時間の話を聞かれるのですがこのあたりの様子を見ながらどうバランスをとるか、そして皆様の普段の生活習慣でどのようにバランスが崩れるのかということの兼ね合いになってきますので目安は言うことはできてもなかなかぴったり当てるというのは難しいというのが本音です。ただ、繰り返すことによりさきのヤジロベーではありませんがバランスを取り戻しやすい身体を作ることができます。本当は症状が重く「どこ行ってもダメで・・・、数回で何とかしてほしい」という方ほど継続してメンテナンスをしてほしいですよね。私は状態が重く、原因が深そうな疾患に関してはそのことをお話して1クール(3ヶ月)、週1回ほどの治療を勧めることがあります。その目的の一つは、先ほど行った相応の時間や回数をかけてほしいからであり、季節と身体の対応が取れるかどうかをみたいからです。もちろん1クールと言ったところで2~3回で改善が認められ状態がよさそうであればその時点で終了することにしています。治療の時間て本来要らない時間ですからね。無駄を省きましょうよ。健康であれば治療は必要ない・・・でしょ?で、なかなか健康を維持するというのは難しいから大きく崩す前に『予防として鍼灸で身体を整えておく』というのが本当は一番賢い使い方なんでよね。私のところも数名ですがそういった形で積極的に利用される方がお見えになっています。皆さんもはりきゅうのある生活いかがでしょうか?転んだときと転ばぬ先にはりきゅうを・・・治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月26日
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ええともう11月も終わりですね。世間では12月にはいると推薦入試などが始まりここから3月まで受験機関になるそうです。(もうすでに終わっている人もいますけどね)東洋医学(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師)の専門の養成期間(国家及びその権限を受けたものが指定するもの)でも9月あたりから入試が始まっておりそろそろ終盤に入っているようです。ど~も~泰心堂です。今日も午前は自分のところ、午後からは母校で外来診療です。で、最近、母校に行くと三年生が疲れた顏をしています。結構気に入っている子もせっかく美人なのに受験疲れか肌がくすんでいました。可哀想に・・・まじめに受験勉強やりすぎです。受験勉強はほどほどにこれからはいかに上手に息抜きをして言い様のないプレッシャーから身を守るかですね。さて、言い様のないプレッシャーから抜けるにはどうしたら良いか?無理やりでも良いから『笑う』事です。受験の直前に自然に笑顔が出るようでしたらたいしたものですね。逆にしてはならないことは「落ち着け」「リラックスしろ」とか自己暗示でプレッシャーをかけることです。そんな言葉でのっていけるのは余程地力の強い方だけですね。武道の鍛錬や音楽などを散々やりこんで強い呼吸ができる肚を作っている人はのっていけることが多いようですね。いわゆる『腹を括る』ことができるからです。一般の方は先ず無理です。覚悟を決められませんから。深呼吸をしましょうと言うのももってのほかですね。息を吸い込んだときに気上がりという状態になって息がつまり喘いだりします。そうすると・・・呼吸する事自体もなんか息苦しくなってしまうのでプレッシャー倍増です。瞑想して呼吸を落ち着けて・・・ってそんな簡単にできるものではありませんし、そんな静かな時間に耐えられます?心の余裕がないのに?有効な方法はいくつかあるのですが下準備が必要です。一つは最初は無理にでも良いから笑顔を作る練習を日頃からしておく。笑顔を作るには顏の筋肉を使わなければなりません。で、緊張するとこの辺の筋肉が『過緊張』というのを起こして引きつります。引きつった笑いだな~と思ったらこれが緊張のパラメーター。心の状態が顏=表情に現われてしまうんですね~。ま、何回から笑顔を作ることを繰り返すとその表情筋もしっかりとこなれてきます。それにつられて心身ともにリラックスできてしまうのでやってみると面白ですよ。鏡に向かって自分でやっていて思わずふき出してしまったら大成功ですね。緊張してたのが馬鹿らしく思えますよ。で二つ目、これは条件づけです。私はこれをアロマインセンス(芳香を付けた線香)でやっています。この香りをかいだらリラックスみたいな感じで。顏に似合わないと言われますけどね~。旅行に行くときは必ず持って行きます。どうもホテル・旅館の匂いって合わないんですよね。なんだか落ち着かなくなるので一本焚いておきます。これくらいだと火災報知器は働かないので今のところ問題にはなっていませんね。こんな感じに、「これをするとリラックスできる」と言うものを作っておくと良いですね。三つ目は条件付けといえば条件付けです。周りの人が非常にあせってそれがプレッシャーになる人向けですね。単純に周りの人が言うことに対して「ありがとう」と感謝の意を口に出すことです。だいたい「うるさい」「ほうっておいてよ」と言ってしまうかもしれませんがこれ逆効果です。「ありがとう」と一言言うとたいてい周りの人はなんだか安心して黙って見守ってくれるか、信頼した気の使い方をしてくれるようになります。また、この言葉を使うには周りの状況が見えないと使えませんし、使うことで周囲の様子が見られるようになります。そうすると不思議と落ち着くものです。・・・と言っても不安でしょうがないの~!!と仰る方。こういうときに『はりきゅう』なんていかがでしょう?これは自己体験なんですけどねプレッシャーのかかる試験の前日とか、大事な商談の前日とかって肩こりや腰痛、イライラなどが出易いんです。そういうときに行きつけの先生のところにいって治療してもらったものです。すると半ば強制的にリラックスできるのでよく寝られて頭すっきり状態で翌日に臨めたものです。こういう状況にもはりきゅうってお役に立てます。ぜひ、行きつけの鍼灸院を作ってみたらいかがでしょうか?治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月25日
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ど~も~泰心堂です。千葉県習志野市で泰心堂はりきゅう院(はりきゅう専門です♪)を営んでします。無免許マッサージってなんなの?ってよく聞かれます。単純に『あん摩マッサージ指圧師』の免許を持たない人たちが行う治癒を目的とした揉む、叩く、押す、さするなどの手技を使ったマッサージ的行為の事です。私は『はり師』、『きゅう師』なのでマッサージはできません。仮に行ったとしたら、無免許マッサージになってしまいますね。マッサージがご希望の方はあん摩マッサージ指圧師及びその治療院をお探しください。なんだかお堅い、前ふりでしたね。いや、先日終了間際にお見えになった方がしきりに「肩が痛いので、マッサージをしてほしい」と仰ったので私のところが鍼灸専門であることをつげ、マッサージをやっている人の治療院の場所を教えたことを思い出したからです。もちろん鍼の腕はそれなりのサービスを提供できる自信はありますが、ニーズと権限が違うので仕方ないでしょう。せめて散鍼だけでもやらせてもらえたら移動することなく、その痛みをとったのに~とは思いますが・・・。やっぱり一般の方のイメージと普通の鍼灸院って一致するんでしょうかね?だって、受けた方はみんな一様にビックリして帰られますもの・・・「えっ?痛くない」、「こんなのはじめて」、「痛いところ触っていないのに全然楽」・・・って。たぶん、接骨院/整骨院の業界が安易に鍼灸に手を出すのが問題なんでしょうね。さて、ま、そういった愚痴もたまには言いたくなりますが、今日は愚痴の続き。ええと「プリント用意してください」ってなに?実は月曜日の19時ごろから治療院で後輩の実技を見ています。で、前半は頭の体操とばかりにすでに知っているはずの知識をあちこちいじって適用する際の方法、ポイントなどの話をしています。そんな難しい話はしていませんよ。だって、前提条件が経絡経穴のうちよく使うものはだいたい頭に入れておくこと、大まかな筋肉の区分が分かる事、骨格構造が目の前でイメージできる事・・・などなどいくつかこの業界にいるものであれば常識のことだけですし、それを使いましょうってだけですから。あまり特殊な事はしていません。実技のところでやる予定はありますが・・・(この特殊な事の指導は母校の治療室ではできませんからのでこんなところでやっているわけですね。)この時期は母校では解剖では骨格が終わっていて筋学・神経学に入っていますし、経絡経穴は半分以上が授業中に終わっています。一年生でもこの時期だと経絡経穴や解剖の教科書程度は全部に目を通しているのは当たり前です。・・・というかしていないのなら学習が足りません。東洋医学的なことの基本はだいたい2学期の初めくらいまでで終わります。その後は東洋医学的病証論とかそういった話になるのでその辺は少し厄介になりますので突っ込んだら酷になりますのであまり突っ込みませんが・・・反応に関しては実技の時間にある程度話があるので聞きますね。・・・ってこれくらいです。はっきり言って気になるところはメモ程度で良い内容なんです。既に知っていることのはずなんですから。で、メモを取るということはそこは覚えていない。だから覚えようということです。つまり『覚書』なんですね。これがプリントになると印刷物であり単なる資料、で価値が分からないものには文字が書いてあるだけの紙です。これをもらったからと言って何一つ身につきません。もし身につくとしたら大量にもらった際の収納術あるいは廃棄術くらいでしょうか?臨床で大事なことは覚える事ではなく使うことです。そして使った結果を経験としてフィードバックする事です。そのためには白紙の紙を渡して一行テストをするのは有効でも、資料を渡す事はあまりよくないのです。・・・てな方針でできるだけ資料を作らないように作らないように。そして内容はかぶらないようにかぶらないようにと調整をしているわけですね。(話しながらだったりするけど・・・)むしろ「つまりこういうことなんですね」とまとめたものを提出してもらいたい気分ですね。ま、必要なプリントというか資料が何部かあるのでそれくらいはコピーしておこうってな感じですかね。・・・と愚痴っぽいのはここまで。さて、そろそろ夕方のお客様をお迎えする準備をしなくては♪治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月24日
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ど~も~泰心堂です。今日はですね~治療の話にかこつけて違うことを書きましょう。みなさん、積み重ねたものありますか?ま、病気や身体の不調ってのもね、ある意味積み重ねちゃったものなんですけどね。ストレス積み上げて、自律神経のバランスが崩れて胃がきりきり痛む(神経性胃炎)とか・・・・ま、こういったもんを一つ一つ手当てしてバランスを整えていくとあるべきバランスを取り戻すわけです。こういうネガティブなものは積み重ねると治療に時間が掛かるので「たいしたことない」と思えるうちに治療を受ける事をお勧めします。・・・で今回のお話はそういったネガティヴな積み重ねの話ではありません。実は私、月曜の19時~から自分の治療院で後輩の指導をしていたりします。えっ?週二日も後輩の指導をしているのかって?実はそうなんです。土曜の午後の母校の外来を診つつ、その治療室のデフォルト(初期設定)を崩さずに指導するというのは限界がありますし、かなり私の術式ってそこから外れますので別にやる必要があるんですね。土曜に比べて月曜日は自由度が高いのでかなり実践的に使うことを意識した講座になっています。さて、その中で・・・「実技を習っているんですけどこれでいいのか不安なんですよね。他のの人たちなんかを診てみるとちゃんとできているんです。脈がこうで、お腹がこうで、募穴反応をとったりもしている・・・それに比べて、なんとなくやっているという感じなんで不安なんです」「○○先生にこれで良いと言われると安心して自信が持てる」なんて話がありました。・・・思わずそんなどうでも良いこと捨ててしまえとサクッと言いそうになりました。○○先生の臨床は○○先生のものですし、そのニュアンス自体は○○先生しか理解できないものなんです。○○先生は○○先生であり、あなたはあなた、私は私。あこがれて近づこうとはできるが同じにはなれません。(○○には好きな名前を入れてください)耳が痛い?だいたい自分になれない人間がどうして他人近づけるのでしょう?他人に近づくという事は積極的に自分が変わっていくことなんです。自分の立ち位置、座標が決まらずどうやってx地点までの距離を推し量るのでしょうか?人の言葉に安心して自信が持てる・・・ときには必要です。それを否定する気はありません。悲しみに落ち込んでいるとき、親しい人の言葉が立ち直るきっかけになることはあります。しかしね、人に与えられた自信って壊すの簡単です。影響を与えた人が「うんそれ社交儀礼」とでも言えばその瞬間にガラガラと音を立てて崩れます。だって、実際は何も積み上げていないんですもの。確かめたければ実際臨床をやってみるといいんですよ。必ず『○○先生が言っていた通りにやっても効果が出ない人』って出てきますから。そこで真価が問われるわけですね。話を少し戻しましょう。それでいい大丈夫だと言われて自信をもってさらに深めよう、根本を理解しようという深化の道へ足を踏み込むものへは後押しのつもりで言ったあげる事は大事です。それはちょっとした勇気を振り絞る助けになります。しかし、それはちゃんと自ら準備した人に対しての話です。多くの人は安心して留まろうとします。「これで良いのだ。これさえやっていればいい」と。このように安心してしまう傾向がある人には言ってはいけません。こういう人は不安な状態であがいてもらったあと、少しきっかけを与える方法でないといつまでたっても自分の足で歩き出すことをしません。教えすぎてもいけないのです。きっかけを与え、自ら考えさせ自ら解決法を導かせる。道から外れたら叩きのめしてでも道に戻すそれが指導者の役目だと思います。かなり厳しい指導法ですね。ま、私の母校(高校)の校訓が『自学、自習の志』でしたからそれに比べればまだ甘いと思いま。ま、あいかわらずプリントを用意しないようにしているの文句を言われていますが、だってプリントもらうと安心するでしょ?文字読むと判った気になるでしょ?それじゃ、まだまだ。ま、こっちもどこまで情報を出していいのか探りつつのところもありますが、とりあえずのさわりの部分が終わりましたのでこれからさらに深みへどっぷりの世界に入っていきますね。・・・つ~か技術講習のほうどうしよう?時間が足りない・・・。治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/ええと追申です。先日から書いています。「CALAMEL」様、「LOTUS SACLUM」様連絡ができません。連絡の取れるアドレスで連絡ください。
2006年11月21日
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ど~も~泰心堂です。急に寒くなった感じですが、みなさん体調はいかがでしょう。昨日は母校 関東鍼灸専門学校の治療室で外来対応ということで午後から幕張に行ってきました。ええと後輩たちの何人かは風邪を引いていたみたいですね。治療家予備軍としてはどうなのでしょう?とか言われそうです。でもね、こういうときほど勉強するチャンスなのでしっかりと鍼灸で風邪に対応する術を見につけてもらいたいと思います。ちなみに鍼灸での風邪の治癒は、『施術⇒”発熱”⇒比較的短期間で収束⇒栄養補給⇒治癒』といった過程を通ることが多いですね。とりあえず、体力(治癒力+回復力)を高めておいて一気に風邪の原因を熱によって叩くという形ですね。これは下手に解熱剤を飲むよりもその後のすっきりしますし、病み上がりの状態から短期で回復できる有効な方法の一つです。ああ、業界の裏話なんですけど。「カコナールでがんばって」ってコマーシャルありますよね。あれ主成分が葛根湯という漢方薬なんです。葛根湯の証(治療方針)は飲んでしっかりと静養(寝ること)するですので頑張っちゃいけません。さて、なんだかね後輩からお客様から質問いただいたのですがなにやらこの季節がらなのかやたらと多い質問があります。それは・・・『口内炎ができる』ってやつです。ええと口内炎の中でもっとも多いといわれるのが『アフタ性口内炎』というやつで、米粒ほどの大きさの白い斑点状の口内炎ですね。これなんでできるのかというといろいろと話はあるのですが、ストレスやアレルギーなんかで起こるのでは?と言われる原因不明なところがあります。薬害や血流障害って話もありますけどあくまで西洋医学の話なんで・・・こんなところでいい?東洋医学的にはね。具体的なことは身体の状態を全身的に診ないと分かりませんが、高確率で手の陽明大腸経に関わる滞りが診られるようですね。(一般の方はあとで分かり易いの書きますからもうちょっと飛ばしちゃって)ま、発生学的に口腔粘膜と大腸というのは強い関係性があるのであながちただの虚言と言えないところがあります。さて、じゃ、実際の治療はどうやるのという話ですが・・・ばらして良いの?とよく言われますが取穴は指先の感覚に頼るところが多いのでこの辺という領域しか示せないのでいいと思います。私がやって効いてAさんがやって効かないということはよくある話ですから。ぶっちゃけた話、手足の陽明経を使ってください。さて、ここから先は専門家お断りで・・・(冗談)一般の方は、千年灸やカマヤミニ、勝灸、達磨など薬局で買えるお灸についてくるツボの名前が書いてあるシートをみるか市販のツボ本でもみてください。で、いい仕事してますね~と・・・じゃなくて、次の二つの経穴の名前を探してください。『合谷』・・・親指と人差し指の根元で人差し指側。骨の裏に少し押し込むと痛みが出るそこ。『足三里』・・・膝を曲げたときに膝の皿の下できるくぼみの外側でその下、だいたいそうね~指を横にして四本~五本並べた幅ぐらいのとことでなんとなく押してみて内に響く感じがしたり押した感じが周囲と違うところここにお灸をすえてください。ぶっちゃけた話、お灸は鍼に比べたら効果範囲が広いので少しくらいずれても問題ありません。左右合計4箇所に2~5個くらいのっけてすえるくらいでどうでしょう?とりあえず一週間程度は毎日。これで1週間やっても変わらない場合は・・・鍼灸院にご相談ください。治療の相談、ご依頼は下記までど~ぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月19日
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ど~も~泰心堂です。ええとなんでこんなに『てい鍼』話が熱いのか理由が分かりました。本日お見えになったお客様にも言われたのですが『主治医が見つかる~』みたいなTV番組で奈美悦子さんが「てい鍼を使った治療で楽になった」と仰ったのが原因のようですね。さて、このてい鍼、バネ式とか棒状とか私のように鍼様とか様々な形があります。で、これいったいなんなの?どう使うの?というお話とどこで手に入るの?なんて問い合わせが結構あります。で、形状は施術者の好みや治療上の手技の都合で様々な形があるのでまあ使いやすいのをお選びくださいということで放り投げるのが一番です。問題はこの『てい鍼』。どのように使ってどうやって効果を出すかの方ですね。てい鍼は古代九鍼というものに記載があり、脈を按ずる鍼と言われます。最近ははり師でさえ『刺さない鍼』程度の認識しかない人もいますが、その一方で関東では東洋鍼灸や母校の関東鍼灸などでも実技の講義の中でとりあげられていたりしています。私の代でもやりましたからね。その使い方というか用途は『調気』ですね。気の話と聞くと「え~!」となるのでおおっぴらに話しにくいのですが、ま、気の調整=生命エネルギーの調整とでも思ってください。手から気が飛んで・・・とかいう話は信用しないで結構です。刺さない事でこの気の去来に神経を集中しようという発想なのでしょう。基本的に刺せないようにはなっています。この間先が結構尖っているといっててい鍼刺したつわものを見ましたがそれは腕があるからできるんです。もしくは無謀な人のどちらかですな。(彼は腕があるほうでしたが・・・)じゃ、具体的にどう使うのかというと・・・必要とする場所に鍼を当てます。以上・・・えっ?これだけですか?というんですが、これだけです。別に押したり引いたりするためのもんじゃありません。あくまでも力を伝える、調整するための導体(媒介)なので力をかける必要はありません。もし力をかけるものでしたら、少し前に顔見せと称して写真を載せましたが、あの泰心堂オリジナルなんてのはありえないということになります。だって、あれ直径は一般的なシャープペンシルの芯よりも細いんです!!(具体的な太さは弾力等の関係で導き出したので秘密です。<笑>)押圧棒のようにぐいぐい押して使う人もいるそうですが・・・それだったらその辺で売っている木の棒でも構いませんしボールペンで十分じゃないですか?バネ式てい鍼なんておかしな話なんです。必要な力加減押したら後は押さず『気の去来を待つ』というのが本来の使い方です。目安としては皮膚の弾力と鍼にかかる力加減とが釣り合う前後の力加減で皮膚にあてる。どちらが補でどちらか瀉という区別をするのは難しいので体感的に皮膚の緊張具合が程よくなったらと感じた時点で終了。変わらないときはあてる方向を変えるなどちょっとしたポイントをずらす行為をします。なかなか繊細な手技ですの一般の方は自分でなさろうと思わずに使える先生を探したほうが効果的/効率的だと思います。(極論言ってしまうと余程のセンスがない限り、効果はありません)さて、こういった鍼を使う先生はどこにいる?接骨院/整骨院には先ずいません。(たまにいるけど・・・)お近くの鍼灸院にお問い合わせください。ちなみに使えたとして、誰でも合うわけでもないし、普通に治療した方が効果的な場合もあります。それは各先生の判断ですので治療法を含めてきちっとご相談される事をお勧めいたします。それでは♪治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月17日
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ど~も~泰心堂です。なんか『てい鍼』ネタが過熱して飛び火しています。私の本業ははり師、きゅう師であって、鍼灸道具職人ではありません。手元にない場合は職人さんにお願いするので時間が掛かります。あしからず。・・・っていうかなしてこんなに反響があるの?・・・驚きました。もし、ここをみている鍼灸学校の学生さんがいらっしゃったら声を大にして言いたいのですが、細い鍼やてい鍼を使うから痛くなく、効果的な治療ができるのではない!細い鍼、てい鍼に安易に逃げるな!細い鍼やてい鍼を使えば確かに衝撃というのは少ないし、切皮痛という面でも起こりにくい。それは確かに物理的、経験的にそうだと言える。でも効果を出したければ効果を出すための鍼の選択をしなければならない。太鍼が必要な患者さんには太鍼を!刺絡が必要な患者さんには刺絡を!長鍼が必要な患者さんには長鍼を!と必要に応じて使い分けるのが本来の鍼道具のあり方。もちろんそれぞれについて無用な痛みを感じさせてはいけませんし、出さない技量を磨くのが本旨というものです。技術がないのを誤魔化すためだけに道具に頼ってはいけない。技術を補うために道具を求めるべきです。間違えないでほしいと思います。千葉県は市原方面で診療されているI先生は某講習でこんな事を言いました。「材質の違いは腕を補ってくれます。初学者が金鍼で丁寧に治療すると、熟練者がステンレス鍼で治療するより効果があがる事があります。だから技術を補うという意味で道具を選ぶ必要があります。でも、同じ道具を使って同じくらい効果が出るように技術を学ぶ事も大事ですよ」自戒の言葉としてしっかりと受け取らせていただきました。学生時代の恩師の一人であるN先生もこんな言葉をくれました。「まずは九鍼を遍く修めなさい。そして使えるようになったらそれを他のものでできるようにしなさい。そうやって修練して鍼一本で全ての効果を引き出せるように技を磨きなさい。最終的には指一本、あるいは一言・・・そうやって人間性で治療ができるようになりなさい」なにやら大変な言葉をいただきました。さて、まとめましょう。腕がないのを誤魔化すために道具を使うな!効果を出すために最適な道具を選べ!・・・とこういう話も混ぜておかないと『同じことやっているのに効きません』なんて言われますからね~。私の普段の臨床は確かに『てい鍼』や『極細の鍼』を使う場合が多いですが、別にそれだけで成り立っているわけではありません。私=泰心堂の治療は慢性的な痛み/疾患でバランスを失った身体を立て直すために『長鍼』、『刺絡』などを適宜使うことを特徴としています。あくまで患者さんの身体の状態、体質を診て、体質に合わない、通常の鍼では無用な出血をみる可能性があるなどという判断に基づいて『てい鍼』を使うというだけです。必要であれば同じ臨床をしている人たちの中でも極めて太く長い鍼を打つこともします。そしてそれだけの技量を磨いてこそ、効果的な治療ができる思い日々、鍛錬しています。だからこそ何年も患った冷え症を何とかしてほしい、十年来の自律神経系の不調を治したいと相談くださる方が多いのかもしれません。治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月15日
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ど~も~泰心堂です。ええとなにやら『てい鍼』ネタが熱い!!ま、刺さないでも鍼治療ができてしまうというかなりに素敵な道具でありスペシャルな鍼なんですけど・・・刺せない人が使っても効果がないとよく言われます。(そんな事はないんですけどね)でも、しっかり刺せる人が使うと効果が引き出しやすいという不思議な特性を持った道具=媒介ですね。で、文字ばかりで書いていたのでなかなかイメージがつかない。ってことでどど~んと写真公開といきましょう。先ずは大浦先生にお願いした杉山眞傳流の伝書、端書から復刻した純銀製の鍼管ですね。この孔(あな)に鍼を通して上からポンポンと叩くと針が入るわけです。さて、次。このずんぐりむっくりとした金属棒。これがてい鍼。材質もいろいろとあって私が所有しているのは純銀製とチタン製ですね。かなり重い。てい鍼用の施術だけでしたらいいのですが、これで接触鍼をやるとなると重くって重くってとてもじゃないけどやってらんない。そこで考えて職人さんにお願いしたのがこれですね。本当は柄とかにもう少しこりたかったんですが・・・ま、あまりこっても使い勝手が悪くなっちゃまずい。・・・ということで極めてシンプルなつくりにしてみました。一見、入りそうに見えますがそれは携帯電話のカメラですんで・・・先はちゃんと加工してあり入らないようになっています。適度な弾力があり、小さく細い分だけ微妙な力加減で操作できるようになっています。かなり頻繁に使っていますね。もちろん一長一短があるのでどれがとことん優れているという事はありません。術者の考え方・使い方が道具にまで反映するので鍼って面白いですね。ええと今回、紹介した道具の入手先は・・・○復刻版 銀製鍼管大浦慈観先生に直接お願いいたします。○てい鍼はり師の方は鍼道具メーカーに問い合わせいただくことになりますが、一般の方は懇意にしている鍼灸院、あるいは当方にご相談ください。○泰心堂オリジナルてい鍼当方にご相談ください。用途によっては合わない人もいますのでその点もご相談ください。在庫があれば数日中。ない場合は発注しますので職人さんの都合によります。でいつもならここで終わるのですが、ちょっと連絡事項があります。ええとこの件でメール連絡をいただいたハンドルネーム『CALAMEL』さん、あるいは『Lotus Sacrum』さん、返信をしたのですが『yahoo』、『ocn』どちらのアドレスから返信しても受け取り拒否のメッセージが帰ってきます。受診メールの設定で私のところ(xtake4@yahoo.co.jp)のアドレスが抜けるように再設定していただけないでしょうか?このままでは返信ができません。よろしくお願いいたします。治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月14日
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ども、泰心堂です。最近は『刺さない鍼の世界』というテーマでお送りしています。私、同期のものからどうも、太い鍼をバシバシと刺して患者さんに痛がらせる治療をしていると思われている節があります。ですが、実際には余り患者さんに痛いと言われたことありません。もちろん施術に際しては鍼を刺す痛みと響き感の説明をした上で「痛かったら我慢する事ありません、遠慮なく言ってくださいね」と言って施術しています。でも、痛いと言われた方はごく少数ですね。たぶんそういう批判をするかたは痛い打ち方をしているのでしょうね。さて、鍼を刺すというかさせるということは非常に大事なことです。鍼を深く刺す技量がないくせに浅く鍼を刺して深部まで意識を届かせるというのは無茶な話です。深部まで達した感覚を知らないのですから。きちっとさせる技量があってこその刺さない鍼であり、細い鍼だということを忘れないでほしいと思います。太い鍼が痛いのではない。下手だから痛いんだ。そういう自覚を持って治療してほしいと思います。なお、人間の生理的な構造上の問題で回避できない痛みもあります。ですがそれが早々連続する事は少ないのであまりにも痛いようでしたら・・・技量を疑ってください。(私のところでは巨鍼という極太の鍼だけはまだ痛み少なく刺すことはできません。だので奥の手として以外使わないようにしています。)さて、刺さない鍼の技法ということで今回取り上げるのは鍼の技の話ですね。前回紹介したものは物理的にさせないようになっている鍼です。今回は本来刺すはずの鍼で敢えて刺さずに身体を調整する方法です。やはりこの技法をで治療する際も、鍼=刺激療法という考え方はどこかへ置いておいて、鍼=導体=力を導くもの=気血(=生命エネルギー)を調整するための媒介と考えてください。今のところどちらが上位概念か?という話がなされていないのでちょっと言葉の使い方が難しいのですが、皮膚の上で鍼を当て調整を図る技法があります。これの中には所謂ツボに鍼尖(鍼先)を接触させて気血を調整する方法と、施術部位を面として捉え鍼尖を連続的に当てていく方法とがあります。今回は前者を接触鍼とよび後者を散鍼という事にしましょう。さて接触鍼の使い方は前回紹介したてい鍼と同様ですね。反応の感じられる経絡治療上の特異点=ツボを使って経絡現象というものを引き起こし経絡治療を整え、気血を調整するやり方です。このやり方は経絡治療と言われるいくつかのエネルギーの通り道の障害を性質に応じて便宜的に虚実という記号に振り分け、その虚実に対応した特異点=ツボと手技を行います。接触鍼の場合は鍼を当て鍼の柄の部分を回したりはじいたり、こすったりして調整を加えます。皮膚に接触しているだけですので皮膚を破る際の切皮痛というものは起きませんのでほとんど無痛で施術する事ができます、次に散鍼術です。手のか動かし方により虚実寒熱正邪などに対応した手技があります。ポイントは治療する場所を点ではなく面で捉え、片手で状態を読みながら皮膚の状態に合わせて鍼によって触っていきます。これだけだけでも身体は反応して肩こり・腰痛は取れますし、上手に行う事で内臓のほうまで働きかける事ができます。感覚としてはグサグサと刺さる感じはなく軽く指先で叩かれているあるいは抑えられている程度の感覚で、人によっては5分も立たないうちに寝てしまいます。それくらい心地の良い技ですね。これはそのまま小児鍼(子供の治療を目的とした鍼)としても使えますし、穏やかな刺激で徐々に身体を変えていくので、鍼は痛い!なんて思っている人でも思わず手を出したくなるような技です。本当にできるのかよ?と思われるようですが、太い鍼、長い鍼を自信を持って使うにはもちろん思い切りのよさも大事ですが、何よりも基礎となる技術の精確さが必要です。それがなければ太い鍼であろうと細い鍼であろうと痛いんです。確かな基礎技術があるからこそ『大胆かつ繊細な手技』が可能となるわけです。・・・とまあ、こんなところですかね?歴史なんぞ紹介してもしょうがないし、適用症状という話でもないので・・・皆様誤解されているようですが、鍼灸は緊急に手術の必要な生命の危険に関わるもの、骨折以外のほとんどの疾患が適用範囲に入ります。なぜかと言えば身体を整える事で自らが持っている防御作用(免疫作用と言い換えても良い)と回復作用を最大限引き出す事を手助けするからです。西洋医学で病巣を叩き、東洋医学で身体を整える自力で治る。そういった使い方もできるのです。もうすこし皆様に鍼灸を使っていただけたらなと正直思いますね。さてこれから夜のお客様をお迎えする準備をしましょう。それでは♪治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月13日
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今も昔も よい治療は よい鍼で・・・というのは鍼灸道具のメーカーさんの宣伝文句でしたっけ?ど~も~泰心堂です。ええと特注していた『純銀製鍼管』(寸3)が届きました♪これは癒しの鍼の会の大浦慈観先生のところにお願いしていたもので、杉山眞傳流の伝書から復刻した大浦オリジナルです。以前ご紹介した補助具の鍼管たちのどれよりも重厚な鍼管を手に思わずニンマリです。う~む、あまり意識はしていなかったけど結構『物マニア』かも・・・でもね、『よい治療は 手になじむ道具で』というのはありだとおもう。やっぱり使いにくい道具、特に鍼だと無用な痛みが出るし、今ひとつ操作性が悪く効果を引き出しにくい。出会う人が皆良いと言っても使って見て手に合わなければやはり効果は引き出せないと思う。実際臨床をやっていてそう強く感じる。実際使用する鍼を決める際も様々なメーカーから最小単位の鍼を購入していろいろなうち方で使ってみたりして、現在に至る。この間から紹介している『てい鍼』も伝統的なずんぐりとした形のものも使うけれど、それに特化した治療するのなら別だが、私の場合、ごく普通の鍼を基本として施術していく。特に普通の刺す鍼で刺さない散鍼術を多用するのでその鍼をこのてい鍼で行うと重くてやりづらい。・・・てなことでこれに使う鍼も実は特注している。本当は注文数からすると手元に10本くらいは残ってても良いのだが、なぜか譲ってくれという依頼が後を絶たず、今は在庫はわずか。もともとからだの中に入れる鍼ではないし、皮膚に接触する程度、滅菌するのが理想的ではあるが消毒のレベルでも十分に安全である。(この場合出血していそうな傷口に触ってはいけない)・・・とのことで自分や家族の調整にと後輩たちが半ば強引に持っていたためである。おかしい累計で70本くらい頼んだはずなのに・・・今度はこっそり金製のもの作ってやる!と固く心に決めている。さて、見積もり取らなけりゃ。・・・このてい鍼というやつは上手に使えるとまったく痛くなく身体の調整ができてしまいます。痛くない治療ができる代わりに「なんで?効くの?」と質問されるの請け合いです♪(普段から痛くないって驚かれていますけれどね?)さて、そろそろ午後の母校 関東鍼灸専門学校の外来の準備でもしますかね。それでは♪痛み、熱さの少ない鍼灸治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月11日
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ども、泰心堂です。実はこれテーマ『はりきゅうLife』での78回目の投稿です。なんと『ぐうたら~』ネタをあっさり超えてしまいました。さて『刺さない鍼』の世界ってのが今日のお話。はい?鍼って痛いところに刺すものじゃないの?なんてことを良く聞きます。違います。鍼は皮膚に応じて当てるものです。結果、鍼が必要な場合、鍼は自然に入っていきます。その場合はほとんど痛みはなく、なにかず~んと押されるような感触や周囲に波紋が広がるような感覚、あるいはぴしっと身体の中を何か走りぬけるような感じがするだけです。この感覚は痛みではなく「響き」と表現しています。これを台湾の方は「(気が)膨張する」というように表現していました。興味深いところですね。皮膚に応じることなく、むやみやたらに入れようとするから痛いのです。現在、日本の鍼灸は『鍼管』という補助具を使う刺し方が主流です。もちろん上手に使う事で痛みを減らす事ができ、簡単に刺入することができるので良いものなのですが・・・下手な場合、皮膚の状態にあっていない場合は痛みが出ます。この間、鍼灸接骨院で鍼を打ったことがあると仰る人が数名いらしたのですが、軒並み「痛いんですよね。我慢します」と仰っていました。いったいどんな痛い鍼を打たれたのやら?接触鍼をしながら必要なところで適宜刺入していたのですが、まったく気づかれませんでした。皮膚の状態をよく診ながら丁寧な刺鍼をすれば刺す鍼とてさほど痛くはありません。・・・と刺す鍼の話は置いておいて刺さない針の代表が『てい鍼』ですね。やや太さ直径7mmくらいで長さが7cmくらいのものが多いでしょうか?先は丸く滑らかに加工されていてまず刺さりません。この鍼をどう使うか?皮膚に鍼の先(先は丸い)を当てるようにしてツボに刺激を送り「気血=生命エネルギーの調整」を図ります。これできくのって?効くのです。東洋医学の鍼は刺すためのものではなく、気血を整えるものだからです。もちろん必要に応じて刺しますけどね。特に子供や敏感な方は刺す必要がほとんどありません。てい鍼を使ってポイントを抑えたり、もう少し太めで曲面の大きい円鍼というのを使って経絡=生命エネルギーの道筋をこすったり、ローラー鍼と言って凹凸のついたローラーを皮膚の上で転がしたりして治療します。泰心堂はりきゅう院では・・・てい鍼と円鍼兼用の少し太めのてい鍼と見かけは普通の鍼ですがやや太めで先を丸く加工してある特注のてい鍼を使ってまったく刺さない治療もします。(現在は銀製ですが、そのうちお客様がついたら金製とプラチナ製を作って比較したいと思っています。)特にうちでは、普段から散鍼/接触鍼というあまり刺さない鍼術とごく浅く鍼を置いていく方法を基本としていますが、美容鍼などの要望で顔面部の施術をする際には特に要望がない限り、刺さない鍼で治療していきます。ちょっと根深い顏の筋肉の疲労、過緊張は少し刺したほうが取れやすいのですが、この特注の鍼を使うだけでも顏の皮膚、筋肉は活性化されますので顏の筋肉の疲労、過緊張のかなりの部分が取れて明るさが変わってきますね。あとは子供=小学生低学年以下の治療はまず刺す鍼は使いません。中学年以降は身体の発育状態を見て経絡治療が整っていると見れば、一般と同じ扱いですね。中学生にもなるとほぼ大人と同じ扱いです。子供に使うはりは・・・五寸釘みたいな鍼です。これは関西にいらっしゃる大師流小児鍼 三代目 谷岡賢徳先生にいただいたもので大師流小児鍼というものです。この鍼もやはり先がつぶして丸めてあり、切れないようになっています。使い方は皮膚をなでるように使うの基本として、ちょっと深いコリに対しては軽く突くというより皮膚の上で弾ませるような使い方もします。大人にやってもいいのですが、希望がないので大人にはやっていません。さて、何で刺さない鍼で効くのか?というとポイントを抑えているからです。ちなみにポイントは英語表記のツボのことですし、『ツボを抑える』のツボも経絡経穴のツボ=経穴から来ています。接触鍼という刺さない針の技法についてはまた後日書くとして、その練習を三年近く毎日のように繰り返し繰り返ししていたところ、その最中に様々な出会いがあり教えを受け、現在のような形に成りました。その基本は『身体全体を診る』と同時に『皮膚を診る』ということです。身体全体から皮膚の状態を知り、皮膚の状態から身体の様子を知る。この繰り返しを連続的行っていく過程できちっとつぼが取れていると自然に効いてくるわけです。非常に心地の良い手技の世界なので、刺す鍼は怖いけれど鍼灸治療を受けたいと言う方はどうぞ遠慮なくお申し出ください。・・・と今日はこの辺でそろそろ次の方がお見えになりますので・・・治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月10日
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ども泰心堂です。ええと前回ツボの話をすると書いてしまって今更ながらしまった~!適当に言っておけば良かったと後悔しています。いや~深谷灸術の創始者 深谷伊三郎先生の書籍をあさるのも大変です。なかにはもう何処にあるか分からないと見ることが適わないものもありますし・・・で、比較的手に入りやすいのが『家伝灸物語』や『深谷灸法 経穴活用法典』(復刻版)(共に三景で販売)ですね。でもね、難しいんです。使うのが・・・『お灸で病気をなおした話』(深谷伊三郎著)などは読みやすいのですが、なかなか手に入らないときているし・・・ということで結局、自分が臨床で使っているところを小出しにすることになってしまいました。一応、公然の秘密です。『肩こり』・・・日本人の天敵です。肩こりのない人はいないと言ってもいいくらいですね。で、この肩こりも治療院で治療する場合は、背中を緩めたり、腕の引っ張りを緩和したり、直接それにアプローチしたりと比較的対処しやすいのですが・・・家庭でケアするとなると・・・日ごろの運動?できてたらなりませんよね~。じゃ、お灸すえる?何処に?肩に直接?手にする?どちらにせよやりづらいわけです。パートナーがいる場合は痛む箇所、硬い場所、不快感の強い場所の上に直接市販のお灸を乗っけてすえると言うのもいいでしょう。据えすぎてのぼせないように、手の『合谷』、足の『三里』などにもすえておくのを忘れないようにしてください。一人でやらなければ行けない場合は・・・手や肩に直接というのは難しいですね。あきらめます?で、私がよく使うところです。据えるところは足の陽陵泉。え?って思いました?普段は鍼の方が得意なので鍼をよく使うのですが、ここはお灸でもなかなか効果が高い。もちろん直接効かせるというよりかは継続的にお灸を据えていくことで足の状態をよくして、肩へかかる負担を減らす意味合いの方が強いのですが・・・やっておくとかなり違います。で、取り方ですね。膝の下、脛の骨は触れますね?そのホネの外側にもう一本骨あります。これを腓骨(ひこつ)といいます。でその腓骨を上のほうにたどると膝の外側のやや前側下に丸い感じで指にあたる部分があります。それが腓骨の頭で腓骨頭(ひこっとう)です。その前下方(脛骨より)にぼこっと指が吸い込まれるようにはまる箇所があります。そこが『陽陵泉』です。筋疲労の回復や胃潰瘍なんかの治療でも使いますね。この部分に十分に熱を通しておくと裏側のふくらはぎの筋肉も適度な緊張状態に戻るので歩いているときなどの肩にまで突き抜ける負担が減ります。その結果徐々にですが、肩が楽になりますので肩こりが気になる方は気長に据えてみてくださいね。それでは♪治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月08日
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ども、泰心堂です。今日のお話は背骨の話・・・の一部。よく悪質な整体業者が使う言葉に『背骨が歪んでいる。ほうっておく大変な事になる』というのがある。また『背骨が歪んでいる。これが原因です。これを治すと元に戻ります』など。実際はそんなにたいして難しいものではありません。鍼一本刺して5分置いておけば取れてしまうものもあります。なんでもかんでも歪んでいるか取るというのはいかがなものでしょう?中には取らないほうが良い歪みだってあるわけです。それをまったく無視して施術モドキをするのはいただけません。背骨が歪んでいる、曲がっているのネタばらしをしてしまえば・・・ほんとに骨自体が変形している場合を除いて、『筋肉の緊張の不均衡』から来ています。この筋肉の過緊張または過弛緩は適度に補正してあげれば本来の収まりの良い位置にホネが戻ります。これは人間の構造上当たり前の事です。もっともらしく言っていますが、本当はそれ自体は問題でも原因でもないんです。これだけでいいのならば毎日3分程度体操するだけでも取れちゃいます。問題として診なければならないのはなぜ?そうなったか。どうすれば防げるのかです。その筋肉の緊張が『内臓体性反射』で内臓に何か問題があり筋肉が反応しているのであれば、内臓の問題をケアしないといけません。単純に『筋疲労』の場合でも現時点でそれを取っていいのか、ほかに原因があって庇うためにそれが出ているのではないか?などという視点を持たないと見落としをすることになります。鍼灸で一見関係なさそうなところに鍼を打って症状が取れてしまうのは何が問題であるかを診ているからです。こういった問題を一つずつ解決していく地道な作業の積み重ねが針灸による病気の治癒を促すわけです。とかく針灸は悪いイメージが先行していますが、安全性で言えば、整体モドキ、カイロもどき、怪しい気功などよりも安全で、トータルで安価で、効果的なものなのです。実際、鍼灸院での医療事故よりも病院の医療事故の報告のほうが多いくらいです。(もっとも鍼灸院の方が数は多いが、人数が少ないので単純に比較できるものではありませんが・・・)私がはり師、きゅう師なので鍼灸院の話をしますが、はり師、きゅう師は法律に定められ、厚生労働省管轄の国家免許資格です。その免許取得には専門の養成期間で3年必要な課程を修め、卒業してのち国家試験に合格する事が条件付けられています。その中には当然実技や鍼灸の危険についての科目もあります。それらを含めて一定以上の水準を満たさない限りなれません。つまり鍼灸院であればどこへ入っても最低限安全に治療を受けられる環境、技術が整っているわけです。皆様が思っているよりも清潔で安全で効果があるのが鍼灸治療です。迷っているのならばぜひ一度、百聞は一体験に及ばないとおもって実際に受けてみる事をお勧めいたします。次回はまたお灸の話でも書くとしましょう。治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月07日
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ど~も~泰心堂です。経絡経穴(いわゆるツボ)の統一やら、無資格の療術の取締りの請願やら微妙に、そしてこっそりと話題が振りまかれている鍼灸業界です。そんな中でも困るのが、鍼灸のデータ化されにくい治効ですね。最近、こんなお電話いただきました。「鍼灸で自律神経失調症が治るんですか?治るわけないですよね。嘘ばかり言わないでください。整体の方が効果ありますよね。ガチャッ」ツーツーツーええと私が発した言葉は最初のご挨拶くらいです。何も言わせてもらう暇もなく一方的に切られてしまいました。電話ってこういう風にすごく一方的ですから困りますね。さて、どこかで見られることを願って少しずつお答えしましょう。病気が鍼灸で治るのか?これに対するこたえは非常に難しいです。病気は自分で治すものなんです。『病気=身体の状態』であって原因でも何でもありません。鍼灸で直接、風邪の原因が死滅するわけでも、傷めた臓腑を治す訳でもありません。西洋医学の薬だって、ウィルスや菌を殺せても風邪を引いた身体をその瞬間に健康な状態に戻すわけではありません。原因を取り除くだけです。結果として(身体が持っている回復力を発揮して)正常なバランスに戻り治るに過ぎないわけです。実のところ東洋医学と西洋医学とではこの『原因』(病因)の捉え方が違うのです。西洋医学の場合、分かりやすい○○菌、ウィルス、○○筋の損傷、○○ホルモンの分泌過剰/不足などという目に見える状況を切り分け、病名を決めていきます。で、病名が決まったら治療法が決まり、症状の段階を基準で区切って具体的な治療が決まるシステムをとっています。東洋医学の場合、究極のところ身体のバランスの崩れ=原因となるものに負ける身体の状態があると考えてます。(この原因には外からの物理的な刺激や精神的刺激、心の中の問題など目に見えるもの見えないもの両方を含んでいます。)結局のところバランスの崩れを診て整えるということをやっているだけなので、病名は参考に過ぎず、身体をよく診て、精神状態を推察してバランスを整える事を反応を診ながらやっていくだけです。これが東洋医学は『診断即治療』と言われる所以ですね。この考え方に基づくと・・・西洋学の場合、『自律神経失調症』と病名を決めることではじめて治療法が決まるわけです。でさらにどこに異常が起こっているのかを分けていってそれを一つずつ抑える薬を処方するわけです。もちろんそれがぴったり合うと非常に有効に働きます。けれど、自律神経失調症の場合、その対象が広範囲にわたり出たり出なかったりと不安定であったり、診る時期、診る人、診る心理状態などでもころころと症状が変わります。だから非常に難しい。結局、全身の活力を下げてしまえば症状が落ち着くだろうと、睡眠薬やら精神安定剤などを処方してしまっているようです。そしてそれが合わない人は余計に体調を崩し、西洋医学不振に陥りさらに悪化するわけですね。東洋医学の場合、することはただ一つです。脈やらお腹やら舌や肌の色、肌理(きめ)、倦怠感やら・・・そういった目印になるものを手がかりに身体の状態を整える治療をしていくだけです。身体を整える事で『原因に負けないからだ』を作る。その結果、『自ら病を癒していく』と言うのが東洋医学のスタンスです。これを治ると一言で言うのならば『治る』と言って良いと思います。ただ、その時期・回数というも非常に難しい。・・・でもちょっと待ってください。あなた病院に行って「いつまでに治りますか?」「1回で治してください」って言いますか?「一週間に1回、通院してください」といわれたら何年にもわたって通っていませんか?西洋医学にはしっかりと時間をかけるのに、東洋医学で身体を立て直すのには時間をかけてもらえないのでしょうか?東洋医学とて魔法じゃありません。きちっと経験的に積み重ねて続いてきた『医術』であり治療技術なんですよ。西洋医学で症状が軽減しなくて、東洋医学で少しでも症状の改善を見るのならばそれはお金に換えられない価値だと思うのですが・・・ま、とは言っても個人個人の身体の状態、もともとの回復力、生活環境などによって治療期間が大きく変わってしまいますし、結局、どれくらいかかりましたという結果論でしか語れない弱い部分もあります。また、東洋医学、特に鍼については施術者でもずいぶん違いが出てしまいます。痛みを押さえ込むのが得意な先生もいれば、身体を立て直すことを第一に考える先生もいます。それに相性というものもありますからね。できれば近くに定期的に治療を受けたいと思える先生が見つかればいいのですが、広告規制などでなかなか情報公開ができない部分もあります。(『東洋医学』は『西洋医学』と同様に誇大広告とならないように広告規制が法律で定められています。たとえば紙面広告、治療院の外側から見えるとこに料金なども書いてはいけません。)最近は『はりきゅうネット』やインターネットなどで差しさわりのない範囲で情報公開をされている先生方もいますのでそのあたりをごらんいただきながらじっくり探していただけたらと思います。補足『自律神経失調症』は以前、『不定愁訴』(ふていしゅうそ)=『あちこち訴えはあるが西洋医学的に異常と言えない状態』とされてきたものの一部で元々鍼灸で長年にわたってケアしてきたものの一つです。病名がつかないと健康保険の適用もできないし、(保険による)薬の処方もできないなど治療そのものができないために無理やり名前を付けたものですね。自律神経とは交感/副交感神経のことで身体の隅々に接続し細かい体調の調整を行っている機構です。このロジックを使うとただの腹痛でも自律神経失調症ということも可能。(そこまでやる人はいませんが・・・)二つ目の質問ですね。「整体の方が効果ありますよね?」ええと整体術は確かに非常に面白い診方です。しかしこれを法的に治療として施術が行えるのは『医師』とそれぞれの範囲内という限定で『はり師』『きゅう師』『あん摩マッサージ指圧師』、整復法(骨折・脱臼・打ち身・捻挫に限る)の範囲内で『柔道整復師』これら『国家免許』を持つものだけです。そのほかが有効な整体術を駆使する事は『医師法』、『あはき法』、『柔道整復師法』にとって明文で禁止されています。ですから『整体業者の方が効果がありますか?』というとそれはロジック上ありえない話です。もし彼らが業として『治療』しているのでしたらそれは『触法行為』と言えます。その根拠としては前掲の法律違反(『医業類似行為の禁止』)および生体に対する侵害刺激の反射を利用した療法である以上、刑法における傷害罪および傷害未遂罪、詐欺罪などが適応範囲になります。(犯罪になるには被害者の申告が必要)と法律的なのはこんなところで、実際問題として国内におけるこういう整体業などは保健所の管轄も受けておりませんし審査も何もありません。当然、資格などの条件もありません。皆様ですら明日から整体業(リラクゼーションサービス)で開業しますと税務署に届出を出せば開業できてしまいます。残念ながらその養成方法も数十万から数百万かけて講習会に数回行ってそこで紙切れもらって終わりや、○○学校という私塾に行って一年か昼寝をして出てくるなどと言う不届き者もいます。で、実技として習うのはアメリカの代替医療カイロプラクティスの真似事であったり、あん摩マッサージ指圧師の技術の一端だったりするだけです。(これが無免許マッサージと言われる所以です。)某、養成業者のプロモーションなどではり師などが出て「これはすごい」「画期的」とか言っているシーンがありますが、単純に身体を診ていない、診る余裕がないくらいの技術しかもっていないからです。素人ならまだ良いですが、プロとして免許を受けその程度というのはいかがなものでしょう?ええと中には非常に腕の良い方もいます。西のほうの○田均整院の○っちゃんなど。しかしこれらにめぐり合うほうが正直難しいと思います。現実的には鍼、灸、あん摩マッサージ指圧師の所の方が安全に治療ができますし、その辺の整体業者がやって治るレベルでしたらより負担が少なく治る事ができるでしょうあとよく言われるのが整骨院/接骨院での鍼灸と鍼灸専門院の鍼灸とはどう違うの?というやつですが・・・筋肉の疲労や軽度のコリの回復ならば整骨院などで、慢性の疲労、コリ、冷え、病気等の治療は鍼灸専門院の鍼灸といった感じで選んでください。整骨院/接骨院の本業は鍼灸ではないのでいろいろと制約があり針灸の技が全て使えるわけではありません。症状によっては対応できないものもありますのでその場合は鍼灸専門院へご相談ください。治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月06日
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ども泰心堂です。相変わらず体重は69kg代を行ったり来たりですね。そんなにあったら重いんじゃない?なんていわれそうですが、実は体感的にはむちゃくちゃ軽いんです。以前は頻繁に起こっていた腰痛(激痛・・・顔には出しませんけど)も今ではめったにおきません。で、インラインスケート仲間からは「なんでそんなに(動き)『軽い』の?」とよく聞かれます。(プロだからですと言えば格好良いのかな?)これには実は秘密があります。ええ、ネタバラシをしてしまいましょうか?これは実は『身体作り』の成果です。もともとは本職の『鍼灸師の身体を作ろう』ということで月1回、某武術の達人の教えを受けていたのですが、思わぬ副産物がついてきました。自分の身体を意識して使うことを繰り返すことによって、動作の歪や滞りが徐々に取れ自身の身体が以前よりスムーズに動くようになっただけでなく、なんと言えばいいのでしょう?力の滞りがなんとなくですが見えるようになって治療のほうでも役に立っています。でもま、某達人には「まだまだ甘い、動いてない」といわれているのでこれが動くようになればきっともう一段の上の身体操作と診方が身につくのではないかと思い地道にトレーニングを続けています。さて、そんな身体作りはどうすればいいのでしょう?私があまり多く語っても仕方のないことなんで元ネタの話をしてしまいましょう。『伊藤式胴体トレーニング』というのがそのメソッドの中核にあります。詳細は『伊藤昇』の名前でアマゾンなどで検索をかけてもらうとして、動作自体はたった三つの動きに集約されます。これができるようになると今まで以上に動きやすくなります。また見た目は非常にじみなのですが、運動量が大きく身体が引き締まります。メソッドの核心でもありますが力が滞りなく流れるので、普段の疲労度が軽減するばかりか、肩こり、腰痛、冷え性なども解消する人がいます。考えてみれば私たちの日常の動きって無駄が多いんです。重いものを持つのに腕だけ伸ばして足が動いていなかったり、腰が入っていなかったり・・・そしていろんなところに力の滞りが生まれ、あちこちを痛める。その繰り返しでどんどん身体自体の運動性が低下しています。それでダイエットってのものね~。で、ダイエットをする人に朗報。この運動は畳一畳ほどのスペースがあればできます。運動量がかなり多いのでしっかり汗をかきます。さらにこの運動をスムーズにできるようになると今まで以上にスムーズに動くことができます。人によっては動くこと自体が楽しくなるので、きれいに痩せてしまう人もいるくらいですね。どういう運動かは先ほどのヒントを頼りに書籍を見つけてくださいね。さて、とはいってもなかなか腰やらあちこちが痛くて、重くて動くの億劫と言う人は痛む部位の治療と疲労回復からはじめてみませんか?東洋医学は肩こり腰痛だけでなく、疲労回復などにも効果があります。ちゃんと調整して回復力の高い体を維持して、健康的にダイエットにいそしみましょう♪治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ泰心堂はりきゅう院〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103TEL/FAX 047-404-5225Mail taishindo@festa.ocn.ne.jpWeb http://takefor.client.jp/
2006年11月02日
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