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毎晩、よほどの悪天候ではない限り、奥さんと一緒に 近所を一時間ほどかけて散歩をしています。 田舎の小さな町なので、ある程度、散歩コースも限られるのですが、 そのコースの中に、小さなせせらぎ沿いを通る道があります。 そこでは、毎年、梅雨に入る頃からホタルがひらひらと舞い始め、 暗い夜の帳の中で、ほのかな灯りを滲ませています。 それが、今年は、そのせせらぎにコンクリートで蓋がされて、 ホタルの姿を見ることができなくなりました。 ホタルが生息していたほどなので、澄んだ水が流れていたはずで、 悪臭や害虫の発生を絶つための蓋ではないと思いますし、 誰かが誤って落ちてしまい、その安全対策として、 せせらぎ全体をコンクリートで覆ってしまったのかな、などと考えますが、 ホタルが消えてしまったことは事実で、 私たち夫婦はなんとなく寂しい思いをしながら、そこを歩いていたものです。 ところが、先週ぐらいでしょうか、 別の小さな川で、ホタルの姿を見つけたのです。 去年まではホタルがいなかったところなのですが、 あっちから越して来たのかな、とも思いましたが、 卵を産んだところで孵化をするのですから、 引っ越してきたというのも考えにくく、 まあ、とにかく、今年もホタルの灯りが見られただけでも嬉しいことです。。。
2016年07月15日
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メールボックスを開いたら、嬉しい知らせが届いていました。 私が中国のHN大学からZ大学に転任した初めての年、 担当ではなかった4年生の学生と知り合いました。 彼女は当時、大学院進学を目指していたのですが 小論文の書き方がわからず、苦手としていたようで、 担任ではなく、赴任したばかりの私を訪ねて、 小論文の指導をしてほしいと懇願し、それから彼女との交流が始まりました。 その彼女も難関校とされる大学院に無事に合格し、 2年生となった今年は、4月からは日本の大学に短期留学をしています。 その彼女が日中友好協会が主催するスピーチコンテストに参加するために、 現行の添削を依頼してきたのが先々月のこと。 今日のメールで、なんとそのコンテストで優勝したということが書いてありました。 彼女の原稿のタイトルは「百見は一見にしかず」で、 百回聞くよりも、一度、自分の目で見た方が良いという諺を下敷きにして、 一回見るだけでは、物事の本質はわからないから、 何度で繰り返して、百回見ることをモットーにしたいという内容でした。 もともと日本語能力は高かった彼女ですが、 心配性なところがあって、やる前にあれこれと不安がってしまい、 結局、何もやらない、何もできないまま、時だけが過ぎていくという人でした。 そんな彼女がコンテストに参加することを決意し、 そこで見事な成果を得たことは、今後の彼女にとって大きな支えとなるでしょう。 おめでとう。 「できるかできないか、ではなく、やるかやらないかが重要だ」 という言葉を忘れないで、頑張りなさいよ。。。
2016年07月11日
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7月の声を聞いたから、特に……というわけでもないのでしょうが、 急に暑くなってきました。 去年までは一年の大半は中国にいて、 日本に帰ってくるのは猛暑の夏と極寒の冬だけだったのですが、 暑さの質が、日本と中国とでは違うような気がします。 中国といっても、実に広大な国なので、気候も地域によって違うのですが、 私が暮らしていた河南省は中原と呼ばれる、やや内陸部にあるのですが、 そこでは6月、7月ともなると、40度を超す日がざらにあって、 外を歩いていると、背中を火で炙られるような、暑さでした。 日本では35度くらいだよと、学生に言うと、 「涼しくていいですね」などという反応も返ってきたのですが、 日本の暑さというのは、蒸した蒸気の中にいるような感じで、 息苦しさを覚えるような時があります。 最近、日本で夏らしくなってきたことで、 中国の暑さの中、学生たちと一緒に毎日、散歩していたことを思い出します。 そんな思い出を共有している学生たちも、すでに卒業して、 大学院に進学した者、社会に巣立って行った者など、 それぞれの人生を歩み始めたようです。 暑い日が続くけど、私も頑張らなきゃね。。。
2016年07月05日
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