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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


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ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.05.03
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 ミルキーもウサギさんも背が低いので、下の方から上を見上げて廊下全体を眺めていました。
この階の回廊は、なんと言うかパズルチックなデザインでした。まず廊下に描かれているマス目は、一コマごとに白と黒で交互に塗り潰されていました。質感も今までのアンティークな感じとは異なり、少し未来的でした。床はすべて綺麗に磨き上げられおり、光沢もはっきり付いていました。ツルツルでよく滑りそうな質感でした。

 壁も同じく、マス目と調和するような感じで白と黒に塗り分けられ、なんとも落ち着きのないデザインでした。

ニセアリス「ピエロだな。まるで。」

 壁の上部に採光部分があり、その光で天井が明るく照らし出されていて、幻想的に輝いていました。オレンジ色のサイコロが透過光のおかげでいつもより美しく見え、その透けたオレンジ色の光は壁の白い部分に投影されていました。それはまるでオレンジ色の水槽のようでした。またここは他の階に比べ天井が非常に高くなっていました。上部はアーチ状になっていて、採光部からの光を反射して通路全体を照らし出すように造られてありました。




 パーティーはサイコロを振りながら進みました。ミルキーばかりに連続で振らせるのはかわいそうだと、今度はアリスが代わってサイコロを振り始めました。


 コロコロ……。


 いつもと変わらない目の出具合です。
でも、ここのマス目の雰囲気はまるで違います。



 カツーーン!カツーーン!


という鋭い反響音がしました。それはあまりに大きく反響でするので、少し不気味な感じがしました。

 ニセアリスは始終辺りを警戒しています。ミルキーにちょっかいを出す事もないですし、口数も減っています。
ミルキーは少しおびえた表情で歩いていました。何がそうさせるのかは分かりませんが……。とにかくこの階には異様な雰囲気が漂いますから。




 しばらく足を進めると、白いマス目の上に文字が書かれているのが見えました。
その文字は、まるで裏側からライトで照らし出されているかのごとく青白く光っていました。

そこには、





「サイコロを振った者が”5”を出すと、この階から落ちる」





と書かれていました。

 それを見たアリスは言葉が出なくなりました。
何か恐ろしい事が書かれているようなので。



ニセアリス「まるでロシアン・ルーレットだね。で、だれが振るの?
あーーーー、アタシはやだよ、振るのは」

言いにくい事を、あまりにもストンとニセアリスが言いました。でも、このような言動はいつもの事です。

アリス  「ここに書かれている事は本当なのかしら?……だとしたら、誰も振ってはいけないわ」 

ニセアリス「ああ、そうだね。

でも、もし、クッションも無い所に落とされるんだったら、たまったモンじゃないねェ」






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Last updated  2005.12.13 05:17:50
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