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番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


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特別編 『アリスの大豪邸』 


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.11.25
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カテゴリ: 番外編
 桃ニセアリスはアリスが渡してくれたキャッシュカードを取り出して、しげしげとながめました。

桃ニセアリス「せっかくの金じゃ。9百両も連れの動物に使うのはおしい。
それよりタダで野生の動物を捕まえよう。それで十分じゃ。」

桃ニセアリスは、携帯電話からネットにアクセスして、野生の猿・犬・きじが多く生息している山を探し始めました。
すると、近くに猿が多くすんでいる山が見つかりました。
だいぶ歩いて、その山を見つけて、山中に入りました。
慣れない山道歩きで桃ニセアリスはドンドン疲れていきました。

桃ニセアリス「やれやれ大変じゃのうーーー」

山道は藪(やぶ)のような所で、草がボウボウでした。桃ニセアリスは草を掻き分けて進みました。



ちょうど刀と同じぐらいの大きさの木の枝が落ちていましたので、それをひらって、手に持ち、その棒で草をかき分けて進みました。

桃ニセアリス「この棒のおかげでちょっとマシになった。
でも、もうそろそろ、野生の”猿”に出くわしてもいいころなんだが……?」

しばらく進むと大きな木の根元に、ワナが仕掛けられた木のカゴがありました。
このカゴは通常、中には仕掛けのエサが置いてあり、ここに野生動物が入ってそのエサを取ると、入り口の扉が閉まって捕まえられる仕組みです。
ふと見ると、そのかごに何か捕まっていました。

桃ニセアリス「ほ~~~~~~~、変わった動物じゃ」

?「私は”動物”ではありません」

それは喋りました。

?「ここから出してください」

見ると動物らしきものは赤色の服を着ていました。それはお猿さんによく着せるような服に見えました。



? 「”猿”ではありません!私は”ミルキータン”です!」

桃ニセアリスはそのミルキーと言う名を聞いて、なにやら不吉な予感がしました。

桃ニセアリス「うう……、何か胸クソが悪くなるような響のある名前じゃ。
うーーーー、急に気分が悪くなってきた。なぜじゃろう…?
さてはおぬし……、以前にアタシとどこかで会った事があるか?」



桃ニセアリス「もう少しシャキッと答えんか?!シャキッと!
それに変わった猿じゃな。喋るとは……」

ミルキー 「だから……、ミルキータンは”猿”ではありません。
”お人形”です」

桃ニセアリス「なっ、なんと!”鬼ん業”とな!!!!!
貴様!”鬼”の仲間か?!
ようし!ここでアタシに会ったのが”運のつき”だと思え”!」

桃ニセアリスは手に持っていた木の枝を上段高く構えました。

ミルキー 「いいえ、ミルキータンは”鬼ん業”ではありません。”お人形”です」

桃ニセアリス「ええい!どっちゃでも”鬼”と言う事にかわりはせんわ!
ひとつこのアタシが天に代わって成敗してくれるわーーーーーー!!」

そう言って、ミルキーのカゴを木の枝でドツき始めました。

ガン!ガン!ガン!

ミルキー 「いやあ~~~~~~!!違うんだよお~~~~~~!!
ミルキータンは”鬼”じゃないよう!”お人形”だよう!」

桃ニセアリス「どっちでも同じじゃ!」

ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

ミルキー 「やめて!やめて!」

ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

ミルキー 「ウエーーーーーーーーーーーーーーーン!
ウエーーーーーーーーーーーーーーーン!」

ついにミルキーは泣き始めました。 



小説目次 

→第1話~第14話
→第15話~
→第17話~





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Last updated  2007.07.09 04:28:54
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