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『桃ニセアリス』 前半のあらすじ


『桃ニセアリス』 登場人物等の紹介


CG集 番外編1・2


番外編3 「ミルキーとブランコ」


番外編4 連れ去られたミルキー P1-P7


番外編4 「連れ去られたミルキー」P8-P14


番外編4 「連れ去られたミルキー」P15-P21


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番外編4 「連れ去られたミルキー」P50-P56


番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


小話  屋台その2  VOL.155


小話  屋台その2  VOL.162


小話  屋台その2  VOL.169


特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.30


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『アリスの大豪邸』第3部 ACT.130


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.12.04
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カテゴリ: 番外編
ポチャ!

ミルキーはクリームシチューにストローを浸けて吸い始めました。

ミルキー 「スゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
スゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

なかなかシチューをストローで吸うのは大変ですが、それでもしばらくがんばっていると何とか飲む事が出来ました。”冷たい、味薄い、玉ねぎ・肉無し”のクリームシチューでしたが、それでもお腹がへっていたミルキーにとってはご馳走でした。とても満足しました。

ミルキー 「ああ、おいしい。生きてて良かった」

ミルキーはうっとりした笑顔を浮かべました。

ミルキー 「はあ~~~~~~~~~~」

桃ニセアリスは面白くありません。


モグモグは激しくシチューのお皿に口ばしを突っ込みます。

ガツ!ガツ!ガツ!ガツ!ガツ!ガツ!ガツ!ガツ!ガツ!

モグモグ 「モグモグモグモグ……!ピィーーー♪ピィーーー♪」

満足気に鼻歌まで飛び出しました。モグモグのお口にはここの料理は合うようです。






桃ニセアリスはウサギさんをつかまえて、

「おい!面白くもなーーーーーーーんともないんだが?!!!」

と言いました。

桃ニセアリス「どこが”パラダイス”なんじゃ?!私がここに来てから、何か1つでも面白い事があったか?どうなんだ?あん?」

するとウサギさんは「もうすぐショーが始まりますから」と言いました。そして、頬を赤くしました。

桃ニセアリス「”ショー”?」

桃ニセアリス「なんじゃ?そのショーと言うのは?マジックショーか?それとも、関西のお笑い芸人の漫才ショーか?」



桃ニセアリス「”とてつもなくかわいい女の子のショー”?なんじゃ、そのいかにもダサそうなショーは?」

ウサギ  「”ウサ子さん”が出演するショーが始まるんです!」

桃ニセアリス「ウサ子出演のショー?」

ウサギ  「彼女を呼び捨てにしないでください!ちゃんと”ウサ子さん”と呼んでください!!」

桃ニセアリス「ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!ウサ子!」



ウサギさんは目を回して頭をかかえました。






場内アナウンス「皆様!大変ながらくお待たせいたしました。
本日のメインイベント!かわいいウサギちゃんによる踊りのショータイムがやってまいりました。では、ごゆるりとご堪能ください!」

場内中央のステージにスポットライトの光が集まり、下側からステージの一部がせり上がって来ました。そこに1匹の化粧をしたピンク色のメスウサギが現れました。

お客のウサギA「いよーーーーーーーー!!ネエちゃん!」

お客のウサギB「躍れーーーーーーーーー!踊れーーーーーーーーー!」

下品なヤジが飛び交います。
見ると、そのピンク色ウサギがステージ上で色っぽい踊りを始めました。

お客のウサギC「ヒューーーーーーーーーーーー!ヒューーーーーーーーーーーー!」

お客のウサギD「いいぞおーーーー!!ネエちゃん!!!!」

桃ニセアリス「なんだ?あれは?あれが”ウサ子”か?
あつくるしい女(メス)じゃのう!厚化粧のし過ぎではないのか?!」





小説目次 

→第1話~第14話
→第15話・第16話
→第17話~





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Last updated  2007.07.09 04:42:25
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