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【楽天ブックスならいつでも送料無料】旅は俗悪がいい [ 宮脇檀 ]宮脇檀中公文庫☆☆☆☆ この著者と私は誕生日が同じだそうだ。ふと立ち寄った書店で、BIRTHDAY BUNKOというコーナーがあり、またその日がまさに私の誕生日だったせいで買って読んでみた。エッセイ集。1980年代に仕事の視察で、世界各地を旅して回った著者がその思い出と、宿泊した部屋を実測した図がついている。エッセイは建築の業界誌に連載されたそうで、そのせいか、建築の専門用語が多くて、何のことを言っているのか分からない記述もあった。が、建築物とそれにまつわる歴史や文化に触れられているので、その背景も興味深い。また、今から30年かそれ以上前のことなので、まだソ連が存在しており、イラン・イラクは平和だ。旅のエッセイというより、30年前の風俗のエッセイの感が出てきている。また、これだけ仕事の視察で海外を旅できたのも、円高&バブル前の景気ゆえだろう。今ならネットで調べろ、Eメールで問い合わせろ、と世知辛いことにもなりそうだ。
February 22, 2016
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意識の高いデブ/意識の高いデブ/サドルとペダル【後払いOK】【1000円以上送料無料】意識の高いデブKADOKAWA B6並製☆☆☆☆☆ SNSで読んで面白かったので、書籍版を借りた。それも初めて文京シビックセンターにある真砂図書館仮事務所に借りに行ったので、そちらでも記念の一冊。とにかくポジティブなので読んでいて爽やかだ。つい私もま、いっかーと過食してしまうではないか。血圧自己管理~とか言った舌の根も乾かぬうちに。でも、挿絵の女の子、みんな標準体型だったけど、デブは男だけじゃないぞ。
February 20, 2016
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ハヤカワ・ミステリ文庫 HM 7-11ロング・グッドバイ/レイモンド・チャンドラー/村上春樹【後払いOK】【1000円以上送料無料】レイモンド・チャンドラー作 村上春樹訳ハヤカワ・ミステリ文庫☆☆☆☆☆☆ 「ミステリー小説の書き方」の中で多くの人が、名作に挙げていた本。図書館で見つけて借りて読んでみた。すごく有名な作品で名前だけは知っていたが、読むのは初めて。 原文も流麗な文体だそうだが(私の英語力ではそんなことは味わえない)村上春樹氏の文体も流れるよう。でも原文のシンプルさはなくなって、随分ページ数が増えている。まあ、英語を日本語に訳すとそうなるけれど。作中、クラシック音楽への造詣をうかがわせるジョークが前のほうに三箇所あり、思わず原文を確認してしまった。村上春樹氏が「1Q84]の中で言及していたヤナーチェクの「シンフォニエッタ」が話題になったが、チャンドラーの書き方にかなり影響を受けているのは明らかのようだ。実際この本の巻末には村上氏による訳者あとがきという50ページにも及ぶ実質的な解題があって、その中で村上氏は高校時代ジャズとクラシックに傾倒し、チャンドラーの作品にショックをうけたという。 1953年の出版の本書、米国内でもまだ第二次大戦の記憶は色濃い。ひょんなことで仲良くなった、マーロウとレノックス。彼ら二人をひきつけたのは、内に抱えたニヒリズムだろうか。しかし、レノックスが妻殺しの汚名を着たままメキシコで自殺し、マーロウにはアル中の人気通俗作家に酒を飲ませないでくれという監視の依頼が入る。そして、殺された女の姉だの、その作家の妻だの、謎めいた美女たちが出てきて、蒸し暑いロス郊外の高級住宅地でストーリーは途中まで少々緩慢に進む。が、最後は一気に読んでしまった。ただのトラブルに首突っ込み男ではなく、マーロウの観察力は探偵にふさわしいと思う。それとも周りの警官たちが雑すぎるのか?原作の持つ力か、訳者の力量かどちらか分からないが、作品全体から気だるいニヒルさが漂うように感じた。 今ちょうどテレビでこの作品の舞台を日本に移したドラマの再放送が私の見ているケーブルテレビで始まった。こちらも楽しみに見ていよう。また、1953年は昭和28年、多分偶然だが、京極夏彦氏の「姑獲鳥の夏」は昭和28年が舞台に設定されている。
February 16, 2016
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】十二の贄 [ 三津田信三 ]三津田信三角川ホラー文庫☆☆☆☆☆ このシリーズも5冊目。前のストーリーを忘れてしまうのが難点だが、まあ忘れていても大丈夫なことは大丈夫。今回は、遺産相続に絡んで、連続殺人が起こるのだが、それよりも何よりも、探偵が登場する前の導入部が最高に怖かった。逆に現れている死相からの探偵はちょっとあっさり気味だったかな。シリーズなので、レギュラー登場人物と猫がいるが、主人公のお婆ちゃんと猫の僕がやっぱりいいなあ。奈良県在住の高名な占い師だが、話し方は大阪のおばちゃん商売人の主人公のお婆ちゃん、こんな占い師さんがいたら、口実つけて通うかも。 この著者の本は、ホラー&スプラッタ映画マニアの記述には、私は全くついていけないのだが、その蓄積があるせいか、とにかく怖い描写が怖い。それも私好みの方向に怖いのだが、やはり作品によって怖さにも濃淡がある。最初のシリーズは本当に怖くて、それがこの著者の本を読むきっかけになったが、最近は怖さよりもミステリ色のほうが強くなっていた。でも、この本の導入部で久しぶりに怖い思いをさせてもらった。
February 7, 2016
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講談社ノベルス アAK-07 警視庁捜査一課十一係蝶の力学/麻見和史【2500円以上送料無料】麻見和史講談社ノベルス☆☆☆☆◎ 読み終わって、本だけ図書館に返却し、感想を記録するのをすっかり忘れていた。結構前に読み終わったので、ストーリーがあまり記憶に残っていない始末だ。が、他の方の感想を拝見していて、割と思い出してきた。 今回、ヒロインの塔子は指導役兼相棒の鷹野が負傷するため、尾留川と組むことになるが、今まで割と軽めの男として描写されていた彼がやはり捜査一課の刑事らしい一面を見せる。情けないことにもうストーリーの詳細が思い出せないのだが、犯人にいたるまでが混沌としていて、二転三転し、楽しめたと思う。また、途中で介護用品の細かい記述が出てくるのは、この著者のデビュー作を彷彿させる。
February 1, 2016
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