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私の友達Aちゃん(27歳・既婚)日本とアメリカの大学を卒業、BAをふたつ持っている。授業料は全額親持ち。アメリカ人の旦那さまと去年国際結婚。大学卒業後すぐ勤めた会社で「人に命令されるのが性に合わない」と数ヶ月で退社。現在は専業主婦の傍ら絵本を出版するために絵を描いている。コンピューター・プログラマーの旦那さんは数ヶ月前にレイオフされるも、給与が少なめの会社に再就職する。現在健康保険なし。車もローンが払えず売却。しかし彼女の来年の予定は家を購入することと(「親が敷金を出してくれる」との事)、子供を作ること。彼女自身の会社勤めの意思は皆無。絵本を成功させることが仕事とか。Bさん(39歳・未婚)滞米生活6年ののち、英語を取得せずに帰国。現在NOVAに通っているらしい。仕事はパートタイム。「一生懸命働くの、疲れたから」。両親健在で、将来は家を譲り受けるそう。家賃がいらないけど、ぜいたくはしない。滞米時から吝嗇家だったけど、現在も変わらないみたいだ。「パート収入じゃ、ぜいたくできないのよ」なんで、働かないの?...ってこれから無職プー太郎の私に言われる筋合いはないわね。目くそ鼻くそを笑うというやつね。でも、世の中って不条理だ。
2005/08/31
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長期出張から帰って来た夫。時差で苦しみつつ、体をなんとか休めている。今日は子供を連れて一泊旅行に出かけた。時差ぼけで運転がつらいだろうに、前からの約束だからと遠出をした。私は付いていかなかった。失業事件でかなり落ち込み、子供といると自分なりにテンションをあげなければいけないから、無理をしたくなかった。私の落ち込み具合を見て、「週末どこかに行こうか」と夫が誘ってくれた。夏中どこにも行けなかったので、内心飛び上がって喜んだ。でも、夫にしてみればかなりの強行スケジュールだ。子供との旅行から帰ってきてから出かける事になる。でもあっという間に夫は隣の州にホテルを取ってくれた。私が子供と一緒に旅行に行ければ一石二鳥だったのに、私にはできなかった。しかも、今週末子供と過ごさない事で、ただでさえ8月は出張が多くて子供を預かる事ができなかったので、元奥さんに何か言われたみたいだった。前の家庭への支払いのために働いていても、週末子供の面倒が見られないと文句を言われる。仕方が無いけど、夫がかわいそうだった。って、正業もなく子供の面倒も進んではみない私もかなり悪い後妻だ。パパとダンナ、両立させるのは大変だ。ごめんね、夫よ。ごめんね。ごめんね。ごめんね。ごめんね。日本旅行で浮かれてごめんね。もうちょっと力をチャージしたら、また仕事探し、がんばるよ。
2005/08/26
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この夏の、汗だくの就職活動はなんだったのか...。何の結果も見いだせなかった悲しい夏。バケーションも取らずに一生懸命働いた夏。晩夏の失業...。いや、へこたれていてはいかん。リフレッシュしなくては! という訳で失恋旅行ならぬ失業旅行に行きます。目指すは食い倒れの街、大阪!(色気なし)最初はギリシャに行きたいな~なんて思っていたんだけど、夫の出張が大阪と聞いてそっちに付いて行く事にしましたー。たこ焼き、お好み焼き、ラーメン、B級グルメで腹を満たして、復活するぞ!アメリカがなんぼのもんじゃい! ハンバーガーとマカロニチーズとピーナッツバターしか食えない人種に私の価値が分かるか!
2005/08/25
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火曜日に会社に次の仕事が見つかった旨を伝えた。アート・ディレクターは「おめでとう!」と祝ってくれた。教科書の会社にも延期のメールを送った。多分ここからはもう声はかからないだろう。午後5時頃、携帯に派遣会社から電話があった。「今回の仕事、先方の都合でキャンセルになりました」何いっ?話を聞けば、私を雇ったアート・ディレクター自身がその会社を辞めてしまったとの事。身内で何かありそうだな~、みたいなのは感じていたんだけど、こうくるか。ってことは私、失業ですか?何だか肩の力が抜けてしまった。どこかに在籍している間に次の仕事を見つけようと必死になったこの夏の努力が、水泡と帰した瞬間だった。電話を切った後、しばらく動けなかった。アート・ディレクター以下、お祝いを言ってくれた人にどう言えばいいんだ。何より、これからゼロになった仕事、どうしよう。こんなに仕事が見つからないなんて、私は人間として欠陥があるのだろうか? 気を取り直すのにしばらくかかりそうだが、この雑誌の次の号を手伝うという仕事がまだちょっと残っているのでそれをやって、その後は出張に出る夫について日本にでも行こうかしら。努力って、しても報われないことがあると知るのはつらいことだ...。
2005/08/24
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週末に人材派遣会社から電話がかかってきた。「雑誌の編集デザインの仕事があるんだけど、興味ある?」プロダクションの仕事を既に引き受けてはいたものの、その仕事が始まるまでの二週間くらいの仕事なら引き受けられそうだったので、面接に赴いた。隔月刊の男性向け雑誌で、アートディレクターは二週間前に入ったばかりの新任の男性だった。彼はまだ人材をどうしていいかわからないみたいで、人を雇うよりはとりあえず派遣を入れようと考えたらしい。私の作品を見せて気に入ってもらったようで、派遣会社から今週の木曜日から始めるようにと言われた。ただ、先行きは不透明。とりあえず一ヶ月という話だったで、プロダクションの仕事はお断りを入れてしまった。プロダクションの編集長からはKeep in touchというメールが来たが、怒っているのかどうかは不明。まあ、とってもやりたかった仕事ではないのでいいっか。さらば、子供雑誌よ。いろんな意味でのんびりさせてもらいました。今度は派遣会社を通したので、時給が劇的に下がります。多分長時間労働だろうし。でも、経験積みにはいいでしょう。しかし、この試練はいつまで続くのであろうか。卒業して15か月が経ちました...。
2005/08/22
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仕事が見つからずプーをして自宅にいた3月頃の話。メトロポリタン・オペラの寄付金集めの電話がかかってきた。勧誘の電話らしいものは一切取らないことにしているのだが(電話番号が出るので誰からかわかる)、この時たまたま電話を取ってしまった。控えめなお兄さんの声で、芸術を護るため寄付をして欲しいをとても真剣に訴えられた。私のオペラ好きは別に一番の趣味というほど真剣なものでもなく、行ったとしても$30以下の天井桟敷が常だった。オペラの財政が逼迫しているとは聞いていたので、失業中だったにもかかわらず、$25の寄付を約束してしまった。請求書が来た時に、大真面目に$25の小切手を切って返送した私。ここまでは良かったのだ。それからというもの、毎週のようにダイレクト・メールが届くようになった。ナントカの招待、シーズンチケットの優先の知らせ、来シーズンのカレンダー...それはそれはすごい量だ。情報を芸術家系で使い回ししているのか、シティオペラ、ミュージカル、バレエ、フィルハーモニーなんていうのも届くようになった。さらに、夜8時にもなると、数日おきにメットオペラからさらなる寄付の懇願電話がかかるようになった。Do Not Callリストに載せてから大抵の勧誘の電話はほとんどこなくなったのだが、夫によると、寄付をしたということは「ウチに電話をかけてもいい」という許可みたいなものになるそうだ。そう、私は既にメットオペラの「顧客」なのだ。8時前後にかかってくる電話を、夫が「ほら、またストーカーからかかって来たよ~」と言う。怖いぐらいだ。最近ダイレクトメールは封を切らずに保管するようになった。いつか突き返してやろうかとも思うのだが、この量だと返送料だってバカになりそうにない。私のなけなしの寄付金$25なんてこのダイレクトメールの印刷&発送代でとっくに消えているだろう。芸術の擁護が聞いてあきれる...。
2005/08/21
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先週メスインコに噛まれて負傷した時のクッキーのギプス画像です。彼は病院でもみくちゃにされた後で疲れていたんだけど、余りのギプスの可愛さに写真を撮ってしまいました。ごめんね、クッキー。その後抗生物質を10日間飲み続け、順調に回復しました。ギプス自体は三日目で取れたんだけど、痛いのか、かゆいのか、ずっと足を気にしていました。今は噛まれたところが紫色に腫れているけれど、時々飛ぶようにもなりました。着地で足をまた痛めるといけないので余り飛ばさないようにはしています。最近はクッキーを襲ったメスのまーちゃんもタマゴを抱かなくなりました。ヒナ誕生は難しいかも。エサも食べ、いらいらも治ったようで、元気にしています。コイツらが、私が夏休みを一日も取れなかった原因です...。
2005/08/20
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この会社で私と一緒にフリーランスデザイナーとして働く60代(多分)のおばちゃま。おばちゃまは広告代理店にいたとかで、作品はかなりデザインのセンスがよい(服装はヒッピーのようなのだが)。いろいろ勉強させてもらっているのだが、ひとついい意味でも悪い意味でも自己主張が強いのが難点だ。各ページをデザインするのに、映画とかテレビとか本とかテーマがあるのだが、アートディレクターと3人でどのページを担当するかと言うミーティングででも、「あたしはこのキャラクターが可愛いページを担当するわ!」とまず、自己主張する。アートディレクターも私にも反論の余地はない。私もたまーにこのページをやりたいなーと思うものがあるが、いつの間にかおばちゃまに取られていたりする。油断ならん。しかしぼーっとしている私もアホなもので、先月号などはおばちゃまにおいしい見開きページなどを見事に全部取られてしまった。私は結構日本では自己主張するほうだったので、一時期ある会社で嫌われていたかも知れない(汗)。しかしアメリカでは私程度の自己主張は全然おとなしい方なのだ。そしてここは、自分のやりたい事はやりたい!と言ったもの勝ちなのである。そして残るのは結果。勤勉でした、というのはあまり褒められたものでもなく、要領よくハデな結果を残さなければ意味がないのだ。こういうことはデザイン業界だけなのかと思っていたら、職種に関係なくアメリカ企業に勤める友人はクチを揃えて「アメリカ人の狡猾さにはかなわないわよね!」と言う。金融関係の友達でも、やはり上司に取り入ったり、大きな仕事を任せてもらえるよう手回ししたりといったことが日常茶飯事みたいだ。来月号は私とおばちゃまで仕事を分けて自宅でやる訳だが、早速おばちゃまの自己主張が始まり、自分の楽しいと思う仕事を取っていった。私はもはやどうでもいいので反論はなし。それでも面倒くさいカレンダーのページをもっていってくれたりしたのでちょっとうれしい。私は年長者、特に気難しい人には全面降伏する傾向があり、おばちゃまと争う意思はない。デザイナー+ニューヨーク+一人暮らし+年配+女性、ここまではいいけど(私も似たようなものだし)、これに自己主張が激しいが加わると...こんな人とは争わないのが身のためである。
2005/08/19
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今日レイオフ後やる気なしのアート・ディレクターのラルフ君に就職先が決まった事を聞いた。そりゃもうこの業界で何年もやっている彼、いいところが見つかるのは至極当然の事だろう。しかし、素直に祝ってあげられない私って最低最悪のヤツだ。こんなにやり残しをしまくって去る彼は9月からフルタイムが決まっており、それまで二週間足らずイエローストーン国立公園に行って羽を伸ばすんだそうだ。私は夏休みも取らずあれだけ果敢に面接に励んでも、そうエキサイティングじゃないポジションにお義理のフリーランスしか取れなかった。当然夏休みなんて一日も取っていない。しかも残務処理にくそまじめに参加するので、9月8日までは二重仕事である。ちょっとキレかけている。やばいなあ。口から出るのはため息ばかり。これはいかん。私もどこかに行かなきゃ。でもタマゴを抱えた鳥と、怪我した鳥がうちにいるし。ああ、まずい。どうしよう。きれそうだ。深呼吸しなきゃ。
2005/08/18
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来週で全員レイオフとなるこの雑誌、最近になって次々と次の会社が決まった人が出てきた。めでたいことだ。私も次の職場をとりあえず確保している...本当にやりたいことじゃないけどね。で、先週から引き継ぎの人が来ているんだけど、かわいそうなぐらい、今の社員さんたちは非協力的だ。私とフリーランスのおばちゃまは引き続き来月号だけちょっと手伝う事になっているが、おばちゃまがほとんどを仕切るようになっており、アート・ディレクターのラルフ君は全く引き継ぎに協力的ではない。「なんでレイオフされた会社に協力しなければならないのか」という態度。そしておばちゃまも「レイオフされたんだもん。ラルフの気持ちわかるわあ。」と言う。私は何も知らない引き継ぎの人たちのパニック状態を見て、全く協力しない人たちに対して憤りを感じる。しかし、それはお門違いなのだろう。アメリカだからか? 国を持ち出すまでもなく、レイオフされたら日本人だってそういうものなのか? 私がお固く考え過ぎなのだろうか...?
2005/08/17
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貧乏人でも楽しめる街、それがNY。NYに来たてでお金の無かった頃は、とにかくNYで行われる無料イベントに行きまくった。それが、全然ネタが尽きないの。ブライアント・パークで毎月月曜日の夜にやる野外映画や、セントラル・パークでの野外オペラ、クラシックコンサート、レゲエコンサート...。今日はぼんやりと日本語新聞を読んでいたら、なんと東京スカパラダイスオーケストラがセントラル・パークで野外コンサートをやると書いてあった。これは行かねば!日本語放送で以前東京スカパラのドキュメンタリーを見てからの密かなファン。メンバーが亡くなったり、ミュージシャンを辞めて普通の企業に勤めるメンバーがいたり、続けたメンバーも家族の団らんを作れないまま音楽と共に生きて行くのか悩んでいたり...と、とても興味深いドキュメンタリーだった。何より、番組の合間に流されたあのエネルギッシュな音楽にとても惹かれた。しかし彼らは日本とヨーロッパで主に活動しており、余りアメリカに来ないようだった(私が知らないだけで、来ているのかも知れないけど)。従って彼らのライブを見るのは今回が初めてだったのだ。3時に開始だというので2時半ごろから会場で待つことにした。メインは多分レゲエか何かの大御所で、黒人の観客が多かったが、もちろんかなりの日本人を見かけた。とても湿度が高くてむし暑い日で、今にも雷雨になりそうだった。3時すぎ、予想通り雨が降り出し、3時半には大雨になった。傘を持って来てはいたが、土砂降りになってしまったので濡れるのは避けようがなかった。傘を持っていない人たちはほとんどシャワーでも浴びたようにずぶぬれになった。そして3時45分、大雨の降る中東京スカパラのメンバーが登場した。オープニングは「明日に向かって撃て!」の主題歌の雨の歌(題名知らないや)、大雨でテンションがあがっている観客はノリノリ。そして雷が轟く中、雨を吹き飛ばすほど熱いライブが一時間15分間繰り広げられたのであった。もちろん一番ノっていたのは日本人観客だけど、後半には黒人の人たちも体を揺り動かし始めた。メインのレゲエバンドを聴きに来た聴衆、スカパラの事など知りもしないだろう。しかし最後には大歓声でライブは幕を閉じた。もっと聴きたいよ~。NYでもお金を取ってライブをやればいいのに。彼らのホームページの予定では、すぐ日本に帰るみたいだ。残念。家に帰って早速日本に出張中の夫に東京スカパラのCDを頼んだ。CDもいいけど、ライブ観たいなあ。日本まで追っかけしようかしら。
2005/08/14
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もうすぐ職を失うので就職活動をし続けているのだが、どこからもピンときたオファーは無し。今の会社からの延長依頼と、派遣会社から仕事を紹介したいという電話と、以前面接した会社から違う部署に空きが出たから来てくれませんかというオファーはもらった。どれも有り難いお話なのだが、先の見えない話ばかりだし、正社員とはほど遠い位置にある。いやーな感じだ。あれよあれよという間にもう8月も半ば。こんなことをしているうちに、夏休みの計画を立て損ねてしまった。夫は先週から10日間の予定の出張で日本におり、平日に仕事はしても二度ある週末は自分の家族や友達にあったり東京を散策できるようだ。いいなあ...。9月にもう一度また出張する時に一緒に行かないかと言われたけど、離職&就職のタイミングとタマゴを抱えているメスインコと怪我をしたオスインコがいるため、多分行ける望みはうすいだろう。週末はとても蒸し暑く、曇りがちで天気も悪く、なんだかマンハッタン島に閉じ込められている感じがした。掃除やグローサリーショッピングにも飽きて、気分転換に映画を見に行った。ウォン・カーワイ監督の「2046」。....芸術的なんだけど暗い映画で、明るい気分にはなれなかった。友達と遊ぼうにも、やはり家族がいたりすると週末は声をかけにくい。私の人生って何だろう...なーんて思ってしまったわ。ふう。
2005/08/13
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うちのオカメインコのまーちゃん(メス)が一週間前に初めてタマゴを産んだ。鳥カゴの隅っこでタマゴを抱える姿がいたいけで、「ヒナが孵ったらどうするんだ。世話できないぞ」という夫の制止を振り切って巣箱を購入。かくて巣引きモードに突入したのであった。これを面白く思わないのがくーちゃん(オス)。まーちゃんは巣箱にこもりっきりで、滅多に顔を出さなくなった。年下で構って欲しくてたまらないくーちゃんは、巣箱を覗こうとしてはまーちゃんにすごい勢いで追い払われる日々が続いた。まーちゃんはいらだってはいるものの、まさか自分のパートナーをつつき殺しはしないだろうと、私も夫もたかをくくっていた。そして、事件は起こった。私が会社から帰ってきて、麻婆豆腐を作ろうとネギを切っていた時、鳥カゴのあるベッドルームから尋常ではない鳥の悲鳴が聞こえて来た。キキキキキキキキ~~~~~~~~!驚いてベッドルームに行くと、血が飛び散っているではないか! くーちゃんがまーちゃんにかまれてどくどくと血を流しながらカゴの中を飛び回っていた。くーちゃん!怯えて動くので血があちこちに飛び、止まり木には点々と血がしみ込んで行く。長い鳥飼い人生で、こんなに大量の鳥の血を見たのは初めてだ。くーちゃんは噛まれた足が痛いので胸に納めようとしているのだが、とにかくお腹が血で真っ赤になっていてよくわからない。もしかしたら胸まで噛まれたのかも知れない。時間は6時すぎ。急いでかかりつけの病院に「インコがケガをした!」と電話を入れると、「緊急扱いにしますので、いそいで連れて来てください」という返事。搬送用の水槽にトイレットペーパーとケガをしたインコを突っ込んでタクシーに飛び乗った。ローワー・イーストサイドにあるセント・マークス病院は犬猫のみならず鳥をよく見てくれる鳥を買った店で紹介された動物病院。体が小さいからかペットとして軽んじがられる鳥だけど、10年以上は生きる大切なペットなのだ。鳥を本格的に診てくれるこの病院はとてもありがたい。病院の受付で「急患です」と血まみれのインコを見せると、受付の人がすぐさまお医者さんに見せに行ってくれた。ここは数人の獣医さんや看護士さんが働いており、いつも忙しそうである。数分後に初見を終えたお医者さんが来て、状態を説明してくれた。出血は止まっている事、怪我の部位は足だけで胸はなんともない事、鉄分の注射をして失った血液を補充する事、羽の血を洗ってギプスをはめて怪我を噛まないようにする事、薬を飲ませる事....これをひととおり早く説明して、治療費の概算を出してくれる。費用は$230だった。費用に躊躇している暇はないので、治療をすぐさまお願いした。注射だけが気になったが(日本語の鳥飼育書には注射の事は余り良く書かれていなかった)、「No problem」と医者が胸を張るのでやってもらうことにした。待合室で待つ事30分以上...まだかまだかと気をもんでいると、お医者さんと看護士さんがくーちゃんを連れて来てくれた。羽を洗われてギプスをはめられて、とてもしょんぼりしているのが痛々しかったが、ギプスが...ちょっと可愛かった...(苦笑)。飲み薬と小さな注射器型スポイトを渡され、薬の飲ませ方を説明してもらった。もみくちゃにされてくたびれているところに「こうやるのよ」とスポイトで薬を飲まされ、くーちゃんは帰りのタクシーの中でふらふらになっていた。家に帰るとトリ小屋の惨状を見て心配していた夫が迎えてくれた。古い小屋をまた組み立てて別居させ、双方の鳥を休ませる事にした。タマゴは孵るのだろうか...。孵ったら孵ったで大変だあ。
2005/08/11
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さて、全員クビまであと二週間とあいなりました。水曜日の会議中に人事担当の女性がランチを手配してくれた(って言ってもアメリカのカンパニーランチなんていっつもピザかサンドイッチ...つまらん)んだけど、ランチが終わって人事から「これからオフィスを片付ける手順を説明するわね」と発表。正社員さんたちはいよいよ自分たちのオフィスやキュービクルを片付けるはめになったのだった。本や資料や家族の写真をたんまり飾ってアットホームにするのが平均的なアメリカの個人オフィス。フリーランスの私はもともと私物を持って来ていないので関係ないけどね。この時点でも次の就職先が決まっているのはまだひとりだけ...。会社を追い出されるのって、つらそうだなあ。そして今日、引き継ぎの人たちがマサチューセッツ州から来ていた。おっとりした優しげな中年の白人男女たち。アメリカの田舎(失礼)の人って物腰が柔らかくていいなあ。尖ったニューヨーカーとは違うわ。いろいろ引き継ぎをしなくてはいけないんだけど、先方はもちろんどうしたらいいかわからない。そして今仕事をしている人たちは、クビになる雑誌の先行きなんてどうでもいいという態度なので、話が一向に進まないみたいだ。編集長が私とフリーランスのおばちゃまのところに来て、「8月26日が最後のはずだったけど、あと数週間引き続きやってくれないか」と言う。うーん。残務処理か? とばっちりが来たみたいだ。アート・ディレクターのラルフ君はもう26日以降は何にもしたくないみたいだ。クビになったんだもん、そりゃそうだと思うけど、こんなに困っている人たちを見捨てるのも何だよなあ...。私もいくつか面接をしたまま返事待ち。明日も面接だし。どーすればいいのやら。
2005/08/10
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夫が今日から出張に出た...。う、嬉しい...(いかん、いかん)。ここのところ、ちょっとキレかけていたのでちょうどいい。夫も私も仕事で忙しいのだが、どうしても夕食作りが私の担当に傾く平日の夜。夫が職場を変えてから外食を減らすよう気を付けているのだが、平日に4日も料理したあと週末に「また外食だね」と言われたりする。夫は料理が好きだしよく週末も作ってくれるのだが、最近はどうにも暇がなく、料理しているのは私だけのような気がする。もともと料理は生きるためと健康のためにする私。楽しんで趣味のためにする夫とでは料理に対する態度が根本的に違うのだ。ここしばらく出張を控えてとっても忙しくなったと自己申告する夫を一応気遣って、毎日夕食を作って後片付けをしていたけなげな私。夜でも仕事の電話が自宅にかかってくる夫が大変だろうと、食器の後片付けを引き受けた(もちろん作ったのも私)。できるだけ食器洗い機を使ってはいるものの、鍋やみそ汁の器などは手で洗う為、それなりに時間はかかる。夕食後コンピューター室に引きこもった夫に何かを聞こうとそばに寄ると...ヤツはコンピューターのカードゲームで遊んでいやがった。あのねえ。私も少ない給料とは言え、フルタイムで働いているんですけど。朝食の準備も、夫と私のランチ(といってもサンドイッチが主だけど)も、そして夕食の買い出しも料理も後片付けも毎日毎日やっているんですけど...。そこでブチっと何かがキレたのだった。明らかに機嫌を損ねた私を翌日外食に連れて行った夫。そしてヤツは今日から出張...。やったー! 料理しなくてすむ~~~ わ~~い わ~~~い わ~~~~い!!!世の中の主婦の方々は、毎日楽しく家族の食事を作っていらっしゃるのだろうか。私にはできん...。
2005/08/09
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先週、年に一度の乳ガンの定期検診に行った。マモグラムという乳房を挟んで検査をする機械は痛くて嫌いだけど、仕方なく毎年行っている。大抵一週間後に「異常はありませんでした」という手紙が届くだけなのだが、今年はなんと電話がかかってきてしまった。電話では細かい事は何も触れず、「再検査が必要なので明日にでも予約を入れてください」という。これは悪い雰囲気だ。だいたい、NY市の病院はいつも混んでおり、マモグラムの予約は一年以上前にする。それを明日来いとな。....これはもしかしたら、もしかするのかも知れない。自分で触診してみてもしこりはないし、痛みもないし、私の家族に乳ガンにかかった人はいない。しかし発病は人を選ばないだろう。ウェブサイトでいろいろリサーチをした。アメリカ人(白人?)は乳ガンにかかる人が多いらしく、とても情報が発達している。様々な治療法も開発されている。しかし癌は癌。進行具合によってこれからの闘病生活を想像してみた。婦人科の病気は一度かかっているので、自分としては病気に立ち向かえると思った。心配性の夫を心配させることになるのが一番気になることだった。だから検査の結果が出るまで、病院の支払いが来るまで言うつもりはなかった。会社を早退して、NYUのCancer Center(気がつかなかったがマモグラムを受けるところはこういう名のビルなのだ。縁起でもない)に向かう。3時の予約だが比較的すぐに通され、またあの嫌な機械に挟まれた。技術者さんは医者ではないので、詳しい事は言わない。ただ「前回みられなかった影が見える」というのだ。今日一度写してみると、今度は影が消えているのでもう一度と言われ、結局確認のため3度も挟まれた。こんなことだけで病気になりそうだ。結局よくわからず、Ultra Sound(超音波検査)まで受けることにした。今度はかなり待たされ、午後5時を過ぎて、患者は私ひとりになった。2時間後にようやく名前が呼ばれて、Ultra Soundを受けた。あの映画などでよく見るジェルを塗って機械を当てるやつだ。技術者さんがピッ、ピッと画面写真を撮る。何も無ければ画面写真を撮る必要はないのだ。これは、やっぱり...。あーあと思っていると、女医さんが来た。女医さんは、「The good news is...」と言い始め、モニター画面を見るなり「あ、これはやっぱりXXXX(医学用語でつかめず)ね。」という。私が確認のため「Cancer(癌)じゃないの?」と訊くと「No, no, no, no. 問題ないわよ。水よ、水。」脱力...。結局その医学用語はわからなかったけど、説明によると、ホルモンの関係でおっぱいの中に時々水がたまったりなくなったりするそうだ。そんな話は初めて聞いたが、その場にいた技術者さん(女性)も太鼓判を押すため、そんなものなのかと納得した。女医さんは明るく「じゃ、来年の定期検診の予約をしてね」と出ていった。技術者さんは「have a couple of drinks and enjoy the rest of summer!」とにこやかに追い出してくれた...。今回はこういう話だが、次回はもしかしたら悪いものが見つかるかも知れないし、別のところで病気が見つかるかも知れない。今回リサーチをして見つけた乳ガンと闘病されている方々のウェブサイトはとても参考かつ励みになった。ウェブサイトのある時代で良かった。ひとりで病気と戦わねばならなければ、どんなにつらく、苦しいだろうか。この二日足らずの間、考えることがとても多かった。
2005/08/03
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フリーランスを始めた頃から決まっていた現在の勤め先の移転。はっきりと8月26日までと告げられたのは7月中旬だったと思う。移転先はマサチューセッツ州なので、当然転勤は考えられない。となるとまた転職となる。仕事を探しているのはフリーランスの私だけだと思っていたら、手厚い失業保険はあるもののこの部門は全員解雇ということになるらしい。たったひとりだけが他部門に移動が決まったものの、他の編集者やデザイナーたちはお払い箱なのだ。ここは本体が結構大きい会社なので、他部門へ編入なりさせてもらえるんだろうなと何となく思っていたが、アメリカの企業はそんなに甘くはなかったようだ。会議の時、編集者たちが「ねー、何か決まった?」「失業保険の受け取りのこと、聞いておかなきゃ」という暗い会話を続けていた....。そして必然的に、社員たちの「病院の予約」が増えていくのである。これは勿論面接に行くという暗黙の了解なのだが、保険が使えるうちに病院に行っておこうという意味もある。国民保険のないアメリカ、保険を失うことは恐ろしいことなのだ。社員たちが全員揃うことはどんどんまれになり、今朝もふたり来ていない。来たとしても午前11時から午後3時まで、その間昼休み2時間とか、やる気なし。わからんでもないけどねー。私も果敢に履歴書を送っているものの、二社テスト後返事待ち、一社面接まで行き着かず、一社面接待ちという状態である。まー多分全社無理でしょう。フリーランスのクチはありがたくも見通しは悪くないようだ。また当分フリーランスなのでしょうか...うう...。
2005/08/02
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4年前の今日、ハワイで結婚式を挙げた。私は小さい頃から両親が不仲だったせいで結婚というものに夢がなく、小学生の頃から「将来の夢はお嫁さん」なんて言う友達をバッカじゃないのと思っていたぐらいだった。結婚は何となくいつかはしたかったけど、別に式自体に興味はなかった。ウェディングドレスに憧れるという事もなく、挙式の前にドレス姿を夫に見られるのは良くない事だと知らなかったので、実際ドレスを夫と一緒に買いにいったぐらいだった。現夫はバツイチのため、式なんていらないと思っていたが、私たちの結婚前にハワイで従姉妹の挙式に出席した夫が「ハワイに小さな教会があるので、そこで挙式したい」と言い張った。結局私も南の島で少人数なら、と乗り気になり、ハワイ挙式が実現した。あれほど無知アンチ結婚式だった私だけど、振り返ってみると、やっぱり挙式して良かったと思う。人生で一番いい思い出かも知れない。その時の写真は本当に今自分が見ても幸せを絵に描いたようなものばかりで、アルバムは棺桶に一緒に入れて燃やして欲しいぐらいだ(人間の考えって変わるものだ...)。万一この先夫婦仲が悪化したとしても、挙式の思い出だけは取っておこうと思う。
2005/08/01
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