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美しすぎっw文句ありまして@@


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2009年10月04日
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まぶしいセイシェルの光とまばゆい町の影

歩こう歩こうセイシェルんのまち♪

すぐ目の前で道を尋ねるハニー・・・・

しばらく行くと再びロータリーにあたった。
空港へ向かう道や港へ向かう道、島の幹線道路が交差している。
私たちがバルバロン側の山道からこちらの海岸線へ出てきたのもこの場所だったなと、なんとなく覚えがある。
ロータリーには羽状の型をした白いモニュメントがある。
出国前に読んでいた「セイシェル・ガイド (渡辺武達著 恒文社 1983年刊)」にこの写真が載っていて、これはアジア、アフリカ、ヨーロッパの友好シンボルであるらしい。
混血のセルシワ(セイシェル人)の真骨頂だ。
「そろそろ植物園のはずなんやけど?」
距離が縮まった私からの問いかけに彼女は無言のまま。
そしてあいかわらずドンドン進む。 

道は海沿い近くになり、その反対側は川のような沼地のようなで、マングローブが生い茂っている。
道はまっすぐ伸びている。
しかし、人はいない、車もほとんど走らない。
今、ヴィクトリアで活動しているのは私たちぐらいなのか。
太陽はちょうど空の頂点をさし、正午が近いことを教えてくれる。
え?もうかれこれ40分は歩いている。
40分?あれ?
たしか、バルターミナルから植物園まで線距離でわずか800メートルたらず・・・・・・・。
セイシェルに上陸しないはずの迷走ハリケーン(セイシェルに台風はこない)のおかげで、街をくまなく歩くことができたわけだ。
成果があったかどうか、珍しいものを見つけたかどうかは別にして。
「やれやれ」

ビルを覗いてみたが、やはり閉まっていた。
キャサリンは本当に働き者だったのかも。
さて、こちらはちょっと問題ありきの働き者さんである。
小走りで追いつく。
「ちょっと、ちょっとハニーちゃん、ちょっとええからそのガイドブック見せてみてみ」

「まだ着かんの?そりゃ、こっちのセリじゃわ!ボケッ!(笑)・・・・・・・」
あ、やっぱりロータリーでついに道を間違えたのね。
こちらも不覚。
「こら!全然違うやい!ここをこっちだったんだろがい!」
「あ?ほんまじゃ」
こちらもついうっかりしていた。
さきほどの友好シンボルがある変則ロータリーで真っ直ぐの道だったのに、わざわざ、海側の道に反れたらしい。
地図には「Latanier st.」とある。
空港へ行く道に違いない。
海側は例のセント・アン海洋公園の島々に近い入り江のリゾートマンションが見え始めていたし。
ロータリーから植物園はすぐそこ。
「やれやれ戻りましょうかね~。トットコがんばってよ!」
すごい暑気と眠気で頭がフラフラしていたが、ハニーに励まされてしまった。
「・・・・・・・・あのですね。もう歩けん」
プラタナスの木陰で休憩した。
歩道沿いには川辺にマングローブが生い茂っている。
「水分ちゃんととらないかんのよ」
バテてへたり込んで、ハニーに言われるまでもなく、異様な喉の渇きで一気に水を飲もうとした。
「私もちょーだいよ」
「え!?」
彼女は水を忘れてきたらしい。
「あれだけ、準備もたもたしといて、またこれかいっ!」
「せかすけんよ!」
「自分のなかではせかされてなかったやい!あの状況は!」
ロータリーに戻り、今度は間違えないよう、フランシス・ラチェル通りを指示した。
「そう、最初から真っ直ぐ来ればよいだけなのだ(笑)」
「別に。わからんかったら、誰かに聞けばええだけよ」
「いや、別に道聞かんでも、地図見たら誰でもわかるし(笑)」
「うるさいっ」
間もなく植物園。
というところで、ハニーは停留所で大柄なセシルワ女性に道を尋ねている(笑)。
しかもその母親は幼子を大声で叱り付けている矢先だったんだけど(笑)。
でもセシルワは気の毒に思ったのかハニーの肩を抱き寄せて丁寧に道を教えていた(笑)。
一本道なのに(笑)。
もうすぐそこなのに(笑)。
それでもなんども聞き返す彼女(笑)
ここは、フランシス・ラチェル通り。
――ここが、シャーリア・アラハム通りであれば――
私は、とてもなつかしい、それでいて色あせることのない『ある光景』を思い出し、ひとり噴き出していた。
「そうだ、あのときと同じような光景だ」
そして、あのときと立場は逆転している。
なつかしく、しかも忘れがたい移動祝祭日であった15年前のふたり。
今回の私たちのセイシェル旅行はあの旅の「つづき」でもある。
あの記念旅行を思い出す――――。
さっさと行くモース、ギザのピラミッド前、恒例の撮影もパスされるところだったった

ふたりでいつも青空を

ギザ なズラット・サマーン村の結婚式に招かれて ダンスダンスダンス心のなかの宇宙

再び、私たちは蟻の巣の断面のようなギザの旧市街地区=ナズラット・サマーン村の路地をモーセスの子分に続く。
「ここは、モーセスの息がかかった村なのだろうか?」
突然だが、子分2号がエディーマーフィーというか彼が役者として売れる前のチンピラ小僧であると思い至った。
ギザのマーフィー、覚えておこう。
モーセス、忘れたい(笑)。  
もう彷徨うことはない、この路地から見上げると、密集した家に阻まれ夜空が見えない。 
しかし気にはすまい、今夜、月はでていない。
宴の喧騒とは無縁の何もない村だ。
角を何度曲がるか数えることは、もうしなかった。
マーフィーについて歩けばよいのだ。 
ようやく道が開けた向こうにはすみかす街灯と、街路樹が見えてきた。     
大通りにでた。
どこか遠い異星に着陸したような感覚だった。         
なおも一緒に歩こうとするマーフィーに、                  
「もうここでいいから私たちだけで大丈夫」と、握手を求めた。        
彼はモーセス以上に英語が通じない。ニタニタしながら付いて来る。      
「ショクラン(ありがとう)」にやっと反応して、ニタニタしながら大通りから村の中へ消えて行った。
ついに最後の一人も消えた。「そして誰もいなくなった」。     
全てが幻だった気がする。二人だけになった。いったい、なにを話せばよいのだろう?柔らかい街灯の光に包まれ、二人の陰は朧げだった。           
「どこにいるんやろ?」                          
妻の反応はなかった―――――。                                                         
ここが、シャーリア・アハラム通りであればこの道を左にとれば良いはずだ。 
ジャングルのような村へ入った所と出た所が全く別だったので、方角がわからなかった。
しかし、「持ち前の勘」は、左へ行けばホテルに行き着く、と発信していた。  
けれども、私は「土地勘」が全くなかった(笑)。   
今朝、ギザの台地でも勘は働かなかった。               
ラクダ使いのモーセスと出遭ったのは、ギザのピラミッド入場券売り場で10ポンド支払い、ゲートを潜る前か後だったか。 
妻と私は、ピラミッドのお隣さんであるメナ・ハウス・オベロイ・ホテルから、ホテルの部屋の窓から見た風景に戸惑い、すっかり陽が高くなってからピラミッドへ向った。
ギザ台地は半砂漠地帯特有な昼夜の温度差のせいで、早朝から濃い霧に包まれており、なかなか出発するタイミングが難しかった。
部屋で霧が空けるのを待っていたのだ。 
雄大なナイル川を上流に向って凱旋したカイロ。
「最後の一日を悠久の歴史を刻むピラミッド見学」
我ながら演出もバッチリだったと、旅の邂逅にほほ笑みつつ、妻の手を握り締めてでかけた。
感心しつつ、しっかり頭に叩き込んでいることがある。
悪名高きピラミッド観光の魔手、お上りさんをラクダに乗せて、不条理な金銭を要求するとされるラクダ使いの方々のことである。
「写真を撮っただけで、5$」「ちょっと乗るだけただよ、で降りるのに有料(笑)」「金を払わないと、大勢の男たちに囲まれ、追いはぎの目に遭う」
どのガイドブックにも「ラクダ業者さん、素敵!」などという記述はなかったはずだ。
人類の偉大な遺産であるロマンは、迫り来る砂漠化のごとく侵食されているのだ。
ここはバクシーシ(小銭恵んで)の国なのだ。
さて、善良な私たち夫婦の運命やいかに――――。 
「ハァロゥ~~~~♪マァイ~~フレンドゥ~~~♪」
ピラミッド地区への入場料を払い、ゲートをくぐったとたんに、ラクダ屋が、まるで10年来の旧友との再会のように声かけてきた。
肌黒い男は手下を従えて、彼らはラクダ1匹と何故かアラブ馬3匹の手綱を持っている。
折からの霧のせいか観光客はまばらのようで、彼は待ちくたびれていたのだろう。
―そら、きたぁ~~―
ほくそ笑みつつ、「彼の存在など全く気にかけないぞ!」主義で私は素通りした。
正面に迫るクフ王のピラミッドを「近くに行くまで見上げまい!」と心に決めて、まっすぐ正面を見据えて歩き進んだ。
「ん?連れ合いの気配がないな・・・・・・」
後を振り返った――――――。
「!!!????」
なんと、妻ははるか高みから私を見下ろしているではないかっ!!
彼女はラクダに乗っている!
なんたるちーや!あれだけ警戒してたのに・・・・・敵は本能寺にあり!!
「バカバカバカバカぁ~・・・・・あれだけっ!ラクダには乗らんっ!言うたのにっ」
「えっ????だって乗せてくれたんよぅ~♪」
「・・・・・・・あのなぁ・・・・・・・・」
空は先ほどまでの霧がウソのように、雲ひとつなく晴れ渡っている。
しかし、その空は何故か黄色がかっている。
「それにね、このおじさん、ノーマネー・・・って言うんよ」と、くったくなく応える。
彼女が乗ったラクダのヌボッ~~とした顔と彼女の顔が重って見える。
私は、この国を旅する旅人として最低限の「マナー」を身に付けていたつもりなので、「ノーマネー」がナニを意味するか心得ているつもりだ。
「微塵足りとも信じてはなりませぬ!」
すでに飄々とラクダに乗り、遠ざかって行く三流女坊主の後姿。
呪いの言葉を精一杯浴びせ掛け、孫悟空のごとくトボトボついて行くしかなかった。
何故か、手下が引く馬に乗って・・・・・・・・・・・・・・・。
                     (1993年エジプト旅行ギザ「10月バラ」より)






つづく


みーり、ただいま5400gです。

ごろんごろん、と寝返りでんぐり返り遊びます。
お手手をしゃぶしゃぶ、ひとり遊びも激しくなってきました。












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最終更新日  2009年10月05日 20時31分03秒
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