全144件 (144件中 101-144件目)
今日紹介するのはR&B界の若き女性スターのアシャンティ(ASHANTI)が昨年発売したクリスマス・アルバムでタイトルはASHANTI'S CHRISTMASです。曲目リストは見れば分かるとおり、X’Masの定番曲と彼女のオリジナル4曲が入った一枚。彼女の他のアルバムは持っていないので判断しかねるが、このアルバムは30分そこそこの短い収録時間だが何だか落ち着いて聴ける一枚だ。今どきのR&B系シンガーの一枚だと、リズム強調を思い浮かべるが全然そんなイメージはない。アレンジもムードが出ていて良く出来ていると思う。クリスマス・アルバムってアイドルが明るく定番曲を歌ったり、或いは、ベテラン歌手が企画アルバムの一環で歌うケースが多い。だがデビュー2年目の彼女がこうしたアルバムを出したことで、今後の彼女の新たなファンや一面を広げることが出来ただろう。定番曲は必ず入っているので、他のアーティストの歌う定番曲とアレンジや歌唱力を比較できるのもクリスマス・アルバムのもう一つの楽しみ方である。どのクリスマス・アルバムを買おうか迷っている方には、是非、お薦めしたい一枚であります。定番曲+オリジナルの双方が収録されているのがみそです。
2004.12.19
コメント(0)
X'masが近付いているけど、皆様はどんなX'masを過ごす予定でしょうか?私はまだどうなるか分からないが、一人身なので例年通り寂しいX'masをすごすことになりそう。でも一発大逆転で若い女性と一緒に過ごせることを、今でも夢見ています。さて、X'masに聴くに相応しいアルバムの紹介第二弾として取り上げるのが、Jackson5の「Jackson 5 Christmas Album」です。このアルバムは1970年に発売された。マイケル・ジャクソンの、まだ声変わりする前の少年の声が堪能出来ます。曲目はリストを見れば分かるように、どれもがX'masソングの定番曲ばかりで馴染みのある曲がずらっと並ぶ。ジャクソン兄弟が賑やかに歌う様子が、CDを通して感じることが出来るそんな一枚です。ホームパーティーとかのBGMにかければ盛り上がりそうですよ。
2004.12.18
コメント(1)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.20▲△▲△■ 私の好きな曲20~のワム!の「ラスト・クリスマス」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□【アーティストの略歴】中学時代に知り合った英国出身のアンドリュー・リッジリーとジョージ・マイケルのデュオとしてスタートした。ジョージ・マイケルはギリシャ移民の子供として生まれ英国で育ったが、ジョージ・マイケルは芸名で本名はジョルジオス・キリアコス・パネイトウで如何にもギリシャ風の苗字を英国風に変えて活動している。ワム!ではジョージが曲作りとヴォーカルを担当していたので、事実上彼のワンマン・バンドに近い状態にあった。‘84年に「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」が全米1位を獲得し、この曲を含めてワム!として4曲の1位を獲得した。だが人気絶頂だった’86年3月に突如として解散宣言を発表し、デュオとしての活動にピリオドを打った。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】△今ではすっかり日本においてクリスマス曲の定番と化したこの曲は、’84年12月の英国でのチャートで2位に輝いた。だがこの1位進出を阻んだのは、ジョージ・マイケルも参加したスーパー・プロジェクト・バンドのBAND AIDの『DO THEY KNOW IT’S CHRSITMAS?』である。クリスマス曲は各年代に代表曲が各国で存在するだろうが、日本では恐らくこの曲が洋楽系ではトップだろうか?勿論、人それぞれに思い出の1曲はあるだろうが、私だとこの曲ではなくてジョン・レノンの『HAPPY CHRISTMAS(WAR IS OVER)』であるが、これは‘70年代の代表的な1曲で異存はないだろう。’90年代はマライヤ・キャリーの例の曲辺りだろうか?▲最近の傾向から言ってワム!の曲がオンエアされるのは、年末のこの時期この曲に集中するように思う。彼らは’80年代の中頃の洋楽ポップスの華やかな時代に、ヒットチャートを席捲したので他にも良い曲は多いのだが、今回は敢えて『ラスト・クリスマス』に的を絞る。この曲はイントロからいきなりサビで入るのが特徴で、この部分が繰り返されるのでこの部分の歌詞の意味が分からないと全体も分からないと思う。そこで、その部分の訳を掲載するので参考にしてもらいたい。Last Christmas I gave you my heart ,but the very next day you gave it away(昨年のXマスに、僕は貴女に僕の気持ちを告白したのに翌日に僕は貴女にふられてしまった)This year to save me from tears I’ll give it to someone special(今年はもう涙を流さないで済む様に、僕は誰か特別な人に告白するよ)そうこの曲の主人公の男は、前から密かに好きだったある一人の女性に勇気を持って告白したのにその翌日にふられた。今でもその女性のことが頭から離れないが、でももう特別な人が出来たからその人に告白すると言った流れだ。□この曲にはPVも撮影されて当時は何度もオンエアされているけど、憶えている人はどの位いるだろうか?それとも昨今のDVDの発売とかで知っている人もおおいのかな?それにテレビドラマでこの曲名を題材にしたのがあるそうだから、もしかしたら知っているのかな?自分はドラマって見る習慣がないのでよく知らないのですが。この曲のPVはスイス・アルプスで撮影されて、まさにこの曲のイメージと合致するかのようなストーリー性を持たせている。■ジョージ・マイケルが関わったもう一つのクリスマス曲の、『ドゥ・ゼイ・ノー・イッツ・クリスマス?』もこの曲と引けを取らない名曲で私も大好きな曲。この曲は当時えいこくで最も売れたシングルとしての記録を更新して、これが米国に派生して『WE ARE THE WORLD』が発表された。そして20年を経てこの曲が再録音されて英国で話題を呼んでいるが、残念ならが私は未聴なので早く聞きたい。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート】英国でのチャートでは前述の様にこの曲は2位で、バンド・エイドの方も1位とヒットを記録したものの米国では低調であった。『ラスト・クリスマス』は米国ではチャートイン出来ずに、バンド・エイドも13位と英国でのヒットの勢いは米国には波及しなかったようである。どうやらこの曲がスタンダード化したのは、英国と日本でのようである。しかし印象的なこの2曲はヒット状況に関係なく、日本では人気曲であることは間違いない。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】今回取り上げたのは季節柄ということもあってこの曲にしてみた。本当は、ワム!やジョージ・マイケルの活動についても、多く字数を割きたかったけどそれはまた別の機会があれば取り上げたい。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】この曲が何故日本人の心をここまで捉えて離さないのだろうか?ワム!のジョージ・マイケルがこの頃放っていたヒット曲には、主に二つのパターンがあった。一つは若々しいモータウン・ポップス調の曲と、『ケアレス・ウィスパー』に代表される哀愁を帯びた曲だ。後者は当時確か郷ひろみがカバーして売れた記憶がある。『ケアレス・ウィスパー』も『ラスト・クリスマス』のどちらも日本人好みの、哀愁のサウンドと言って片付けるのは簡単過ぎるかな?最後まで読んで頂き、有り難うございました。
2004.12.17
コメント(1)
12月も中旬に入ってきて残りも20日間をきってしまいましたね。日本はキリスト教国家でもないのに、ヴァレンタインとかハロウィンとかX’マスが近付くと何かと便乗して騒ぎますね。私はあまりそうした「イベント」的なノリは好きではないですが、元来の音楽好きなので所謂「クリスマス・アルバム」の類は好きで結構持っています。欧米の大物アーティストともなれば、必ずアルバムかシングル単位でこの手の曲を吹き込んでいますよね。こうした傾向はアイドル系のアーティストには特に顕著ですが、中にはロック系のバンドやアーティスト達が意外な曲を取り上げていたりしてそれなりに楽しめますね。大物といえばビートルズがファンクラブ対象に、クリスマスアルバムを制作していたのは意外に知られていません。ソロ転向後は、ジョンもポールもオリジナル曲を発表してどちらも定番化しているのは周知の事実です。1980年代にはワム!の「ラスト・クリスマス」と、バンド・エイドの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」が有名ですね。後者は最近再録されて話題を呼んでいるし、前者はドラマ化(私は見ていない)されている上に日本では最も有名な洋楽のクリスマス曲かも。1990年代はマライヤ・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が有名なのかな?ここまで紹介した曲は皆さんが、たとえ洋楽に詳しくなくても知っている人たちばかり。でもこれから紹介するのはチョッと違います。私の御薦めの1枚は、『Take6』が1999年に発表した『We Wish You A Merry Christmas』です。曲は11曲で構成されていて、どれもが一度は聞いたことがあるお馴染みの曲ばかりです。このグループは6人の黒人コーラス・グループで、彼らのコーラスの魅力が詰った一枚といえます。外資系のCDショップに行けば売っていると思うので、是非、騙されたと思って(使い古されたフレーズですね)買って見てはどうかな?
2004.12.12
コメント(3)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.19▲△▲△■ 私の好きな曲19~のマライヤ・キャリー&ボーイズ・2・メンの「ワン・スイート・デイ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□【アーティストの略歴】この2人のキャリアは今更語るまでないが、マライヤ・キャリーは日本でも人気絶頂の女性アーティストである。‘90年代に入ってから彗星の様に現れて、当時はホイットニー・ヒューストンと並び称される。当時は7オクターブの音域が注目をあびたが、最近ではヒップホップ系の音楽に傾倒して7オクターブの声は披露されなくなってきたのは寂しい限りだ。一方のボーイズ・2・メンはモータウン・レコードの救世主としてヒット・チャートを席捲している。彼らの良さは4人の(今は3人)一糸乱れぬコーラスにある。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】○ この曲は当時人気絶頂で常にヒット・チャートでトップを争っていた二組のビッグ・アーティストが組んだことで話題を振りまいた。1997年にマライヤ・キャリーが発表した「Daydream」に収録された。ボーイズ・2・メンの持ち味である、文字通りスイートなバラードでありマライヤのヴォーカルの良さも含めて双方の特徴が程よくブレンドして出来上がった曲といえる。曲作りはボーイズのメンバーとマライヤと彼女と一緒に曲作りをこの時期行っていたウォルター・アファナシーフが共同であたった。● 曲の内容としてはどこにでもある典型的な別れた男女間の気持ちを歌った曲だ。かつては当然の様に愛しあっていた2人も、今では別々の道を歩んでいる。そして別れた今でも当時の事を懐かしく思っていると言った内容だ。それではサビの部分を自分なりに訳してみる。And I know you’re shining down on me from heaven(多くの友人を失ってきた今までの私たちの様に、あなたは天国からLike so many friends we’ve lost along the way(私に光を注いでくれているのよね)And I know eventually we’ll be together ,one sweet day.(あの甘美な一日を過ごした日の様に、そして最後には我々は一緒になれる)この最後のOne sweet dayのパートを全員がハモる。△ この曲を発表した直後のマライヤのツアーでは、当然ながら大ヒットを飛ばしたこの曲を披露する。だがマライヤのコンサートで一曲だけのためにボーイズの4人を拘束するわけには行かない。そこでステージに大型スクリーンを設置して、ボーイズのメンバーとスクリーンを通してデュエットをする趣向を採用した。これらはテレビでも放映されたので覚えている方も多いのではないかな?━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート】この曲は1995年の暮れから翌年3月までの16週間に渡って、ヒット・チャートのトップに居座り続けた。この時点で16週間連続1位は米国の権威あるビルボード紙の歴代トップに相当する。中でもボーイズ・2・メンは当時他にも2曲の連続10週以上のヒット曲を持っていた。この曲を含むマライヤのアルバムは当然1位に輝き、年間チャートでもアルバムとシングルの双方で2位を記録する大ヒットとなった。因みにシングルでこの年の1位はマカレナ(懐かしい~)で、アルバムではアラニス・モリセットのデビューアルバムだった。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】マライヤとボーイズ・2・メンは’90年代を席捲した。だが残念ながらマライヤはアルバムを発表する度に、サウンドの傾向が変化し今ではヒップホップ系のサウンドがすっかり彼女のお気に入りみたいだ。それと共に彼女の勢いは下降線気味となり、彼女が出演した映画の失敗もあり最近では影が薄くなりつつある。そんなマライヤがデビュー当時に歌っていたスケールの大きいヴォーカル・ナンバーをまた聞きたいと思っているのは私位かな?でも日本ではX‘masシーズンになると必ず「あの歌」がオンエアされるね。一方のボーイズ2も4人編成から1人脱退して3人グループとなり、かつてのような出せば=大ヒット1位の図式は消えている。甘いバラード系からアップな曲への移行もあってあの日の出の勢いは無くなってきたが、あの歌声は素晴らしい。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】今回の曲は‘90年代を代表する曲として取り上げてみました。マライヤのまだヒップホップに染まる前の頃で、私の好きな頃の彼女のサウンドだ。もう一つのボーイズ2も日本では車のCMに曲が起用されていたので、耳にした方も多いだろう。当時人気絶頂だったこの二組のアーティストも今では転換期に差し掛かってきており、ここを上手く乗り切れば再び輝きを取り戻すことは可能だ。新作は何時出るのか分からないが、是非期待して待ちたい。最後まで読んでいただきありがとうございました。
2004.11.13
コメント(5)
鑑賞日:2004・10・30 会場:東京ドーム【セットリスト】1.The Long Run(Don Henley)2.New Kid In Town(Glenn Frey)3.Wasted Time(Don Henley)4.Peaceful Easy Feeling(Don Henley)5.I Can’t Tell You Why(Timothy B.Schmit)6. One Of These Nights(Don Henley)7. Lyin’ Eyes(Glenn Frey)8. Boys Of Summer(Don Henley)9. In The City(Joe Walsh)10. Already Gone(Glenn Frey)~休憩~20分11. Tequila Sunrise(Glenn Frey)12. Love Will Keep Us Alive(Timothy B.Schmit)13. Hole In The World(Don Henleyメインでコーラスは全員)14. Take It To The Limit(Glenn Frey)15. You Belong To The City(Glenn Frey)16. Walk Away(Joe Walsh)17. Sunset Grill(Don Henley)~バック・バンドのメンバー紹介~18. Life’s Been Good(Joe Walsh)19. Dirty Laundry(Don Henley)20. Funk 4921. Heartache Tonight(Glenn Frey)22. Life In The Fast Lane(Don Henley)~Encore1~23. Hotel California(Don Henley)~Encore2~24. Rocky Mountain Way(Joe Walsh)25. All She Want To Do Is Dance(Don Henley)~Encore3~26. Take It Easy(Glenn Frey)27. Desperado(Don Henley)【感想】切符を確保したその日から楽しみにしていたイーグルスのコンサートに行ってきた。過去に洋楽の大物アーティストのコンサートには数多く観にいってきたが、イーグルスは残ってしまった大物の一つだった。私の年代の男性で少しでも洋楽をかじったことのある人ならば、「イーグルス」とその代表曲の「ホテル・カリフォルニア」を知らない人はいないであろう。洋楽に全く無関心で邦楽しか聴かない人なら話は別だが、自分は大体高校生から大学生の時代に現役で聴いていた。今回の東京ドームでの観衆を観ていても年齢層はかなり高かったようなのが、それを証明しているといえるだろう。さて、今回のツアーは「Farewell 1」と銘打って世界規模で行われている「お別れツアー」の一環として実現した来日公演である。札幌ドームで始まり首都圏では横浜と東京で、その後は大阪、福岡、名古屋のそれぞれのドーム球場を利用して大々的に日本の大都市を廻る。私が観にいった10月30日の東京ドームでのコンサート当日は、あいにくの雨が一日中降り続ける最悪の天気。だがドーム球場なのでそんなのは関係なく、アリーナ席をスタンドも満員状態で私のバルコニー席も満席に近い状態だった。ライヴは18:05分にThe Long Runで幕開け。2曲目には私が彼らのレパートリーの中で一番好きなNew Kid In Townが早くも披露されて感涙状態の私。場所の関係でステージ上の演奏風景はスクリーンを通してではないとはっきりとは分からないが、バックアップ・メンバーと一体化した演奏は非常にタイトで流石ツアー慣れしていると感じた。10曲目のAlready Goneまではドン・ヘンリーとグレン・フライがほぼ交互にリード・ヴォーカルを取り、途中でジョー・ウォルシュとティモシー・B・シュミットが1曲リードをとる。その中でのティモシーのI Can’t Tell You Whyは私の好きな曲の一つで情感をタップリとこめて歌うバラードだ。10曲歌い終わったところで20分の休憩が一端入る。第二部はTequila Sunriseで始まる。13曲目のHole In The Worldは始めて知った曲で、グレンがステージで「この曲は9・11の後に録音した曲で4人のコーラスが聴ける曲です」と紹介していた。ドンがメインで引っ張っていって他の3人がコーラスで途中に加わるが、とても50歳代の声と思えないほど張りもあるし4人でのコーラス・ワークも見事だった。アンコールまでの第二部でのジョー・ウォルシュがヴォーカルを担当する曲では、ジョーの大きな張りと艶のある伸びやかな声は見事だったとひと言付け加えておく。15曲目はグレンのソロ作品で映画『ビヴァリーヒルズ・コップ2』のサントラに収録されていた曲で、どこと無く都会的な寂しさが漂う曲。アンコール前の最後の曲はLife In The Fast Laneでここではドンのしゃがれ声かスピード感のある曲に乗って見事に歌い上げていた。この曲が終わると一端メンバーがステージから消えて、東京ドームにはアンコールを要求する万雷の拍手が鳴り響いた(私もその中の一人)。そんな観衆の期待に応えてメンバー達が再びステージに登場。そしていよいよ今日来た全ての観衆が期待していたあの曲が始まる。アコギのイントロの前に印象的なトランペットのソロがあって、そしていよいよアコギの聞き覚えのあるイントロが鳴る。待ってましたとばかりに拍手が巻き起こった。ドンのヴォーカルが入りHotel Californiaを遂にこの東京ドームで聴ける幸せを感じていた。エンディング前のギター・バトルが終わると再び万雷の拍手が鳴り響き、2度目のアンコールを求める。2度目のアンコールではジョーとドンのヴォーカルの曲2曲が披露されるが、相変わらずジョーの声は張りがあるしドンやグレンより張り切っているように感じた。2曲終わってメンバーが舞台を去っても観客は一向に帰る気配は微塵も無いが、中にはHotel Californiaを聴いてから帰った馬鹿者もいた。3度目のアンコールに応えるためにメンバーが再び登場。ふとこの時思ったのはあの曲はまだだな~。そう、初期のカントリー・ロック調の曲のTake It Easyである。聞き覚えのあるイントロがなると、場内の観客は総立ちになっていたがバルコニー席は狭いので座って聴いていた。グレンのヴォーカルもこうした軽快な曲ではその持ち味の一端が遺憾なく発揮されていた。そして遂にDesperadoでドンのヴォーカルが入りこれが今日のステージの最後の曲となった。Desperadoが終わるとメンバーが肩を組んで深々と挨拶をして楽しかったステージは幕となった。今回のステージではイーグルスのレパートリーの主な曲は殆ど披露されたので、詰め掛けた観衆も満足して帰路に着いたのではないだろうか。久し振りに‘70年代のアメリカの音楽を満喫した一日となり、自分のこれまで多く観てきたライヴでも間違いなくトップクラスに入る印象的な一日だった。願わくばツアー終了後に全部でなくてもいいけどライヴ盤として数曲でも発表されたら最高ですね。
2004.11.03
コメント(17)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.18▲△▲△■私の好きな曲18~シャニースの「アイ・ラヴ・ユア・スマイル」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□【アーティストの略歴】シャニースは元々シャニース・ウイルソンの名前で1987年にデビューした。この曲がヒットした当時は名門モータウン・レコードから名前のシャニースでアルバムを発表して、今ではベビーフェースのレーベルであるラフェースから再びフル・ネームで活動している。最近ではフル・アルバムの発売よりラフェースの一員としてベビーフェースのプロデュース作品にバック・コーラスなどで参加している。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】●シャニースのこのアルバムは1991年にモータウン・レコードからリリースされた。このアルバムのプロデューサーはアレサ・フランクリン、スターシップ、ホイットニー・ヒューストンなどでヒットを連発していたナラーダ・マイケル・ウォルデンが担当している。ナラーダは本職ドラマーだけあって、どの曲もリズムを強調している曲が目立つ。そして曲作りにも参加していてこの曲でも彼の名前が共作者としてクレディットされている。○シャニースのこの曲を収録したアルバム『INNER CHILD』は全編ダンス音楽と軽快なポップスで占められていて、‘60年代のモータウン・サウンドの面影は無い。ナラーダ得意のサウンドで占められている中で「Lovin’ You」のカバーが収録されているのは好感が持てる。▲この曲は冒頭のトゥル、トゥ・トゥ、トゥ~ルルルから始まる部分から、いきなりこの曲への期待感が高まる。如何にもナラーダらしいリズムを強調したメロディにジングルまで交えている。歌詞は特にあまり意味が有るとは思えないが、曲の構成としてはミディアムなリズムで始まる。この辺の歌詞は退屈な学校での様子だとか、働きの悪い上司が出てきたりと脈絡があるようでない展開。そんな女でありながらある日好きな男が自分を変えてくれたと結ぶ。その後はシャニースの多少スローテンポなラップが入るのだが、このラップもその前段の歌詞と繋がっている。こうした構成はナラーダならではのものである。ラップが終わるとジャズ系サックスの名手であるブランフォード・マルサリスのソロが挿入される。メロディといい演奏といいアレンジといい見事にはまった、ナラーダとシャニースの快作である。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート】△シングル・カットされたこの曲は今のところシャニースにとっても最大のヒットとなった。シングル・チャートで2位と残念ながら1位は逃したが、年間チャートでも11位を記録するこの年を代表するヒット曲でもある。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】■シャニースは当時モータウン・レコード所属であり、モータウンらしくないこの楽曲でヒット・チャートを駆け上がった。だがその後はこの曲を上回るヒットは勿論アルバムのリリースも間隔が空いて来た。現在は移籍してベビーフェースが主宰するレーベルに在籍して、バック・コーラスなどでベビーフェースのプロデュース作品に名を連ねているようだ。ポップな曲でヒットしたが歌唱力もある歌手なのでもう一度表舞台にカムバックしてきてもらいたい。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】今月に入って始めてのこのシリーズでしたが如何でしたか?今までは’90年代のヒット曲を取り上げる機会が少なかったので今後はこの年代も増やして行きたいと考えて選曲している次第です。9月は私の夏休みの旅行記で1回だけで、10月も野球などの話題が優先でここまで1回と進行具合が鈍くなっている。今月も日本シリーズが終わるまではそちらが優先になるので、11月になってからこの企画の回数も増やしたいと思っています。最後まで読んでいただき有り難うございました。
2004.10.18
コメント(1)
鑑賞日:2004・9・28 会場:東京国際フォーラム ホールA【セットリスト】Alanis Morissette Set List(収録アルバム)1.Eight Easy Steps(So-Called Chaos)2.All I Really Want(Jagged Little Pill)3.Knees Of My Bees(So-Called Chaos)4.Not The Doctor(Jagged Little Pill)5.Are You Still Mad(Supposed Former Infatuation Junkie)6.Head Over Feet(Jagged Little Pill)7.Baba(Supposed Former Infatuation Junkie)8.So Pure(Supposed Former Infatuation Junkie)9.Spineless(So-Called Chaos)10.Hands Clean(Under Rug Swept)11.Simple Together(?)12.You Oughta Know(Jagged Little Pill)13.Uninvited(MTV Unplugged)14.21 Things I Want In A Lover(Under Rug Swept)15.Ironic(Jagged Little Pill)Encore116. Everything(So-Called Chaos)17.Hand In My Pocket(Jagged Little Pill)Encore218.Thank U(Supposed Former Infatuation Junkie)【感想】アラニス・モリセットは好きなアーティストで、是非ライヴを一度鑑賞してみたいと思っていた。テレビを通してそのライヴを観た時に、日本でのステージを一度見たいと思い続けていた。今回の日本公演は開催日の一ヶ月前に急遽発表されたので、前もって組み込まれていたツアーとは考えにくい。まあそんな事はどうでもいいが19:00開演なので会社を定時の17:45ピッタリに上がってその足で地下鉄を乗り継いで楽しみにして有楽町までやって来た。20分遅れで始まったが始まる前はホールの観衆の数が心なしか少なく感じて、「これで盛り上がるのかな?」という心配をしてしまった。いざ始まるとそんなのは余計な心配だった。アラニスがステージに登場したその瞬間から会場は物凄い熱気に包まれた。アラニスの発する熱気がそのまま我々にダイレクトに伝わるのだ。アラニスの歌には、その時の感情がそのままストレートに吐露されている。アラニスのまるで魂から絞りだされたかのようなヴォーカル・スタイルは他のアーティストには到底真似できない独特のものである。故にCDを通して聴き手にダイレクトに伝わるが、ライヴだと直に生で彼女を感じることが出来るの。ステージ構成はシンプルにドラマー、ベース、キーボード、ギター2人にアラニスが曲によってギターやハーモニカを吹く。アラニスの曲は一見激しい曲ばかりと誤解されがちだが、ステージで聴く彼女の曲はアコースティックな曲やポップな曲ラヴ・ソングも交えているのでメリハリも利いている。2度のアンコールに応えたが聴衆のアンコールを要求する拍手は鳴り止まず、アラニスも満足気だった。米国でのセットリストの情報は前もって掴んでいなかったが、「THANK U」が多分最後の締めの曲だと思っていたがやはりそうだった。最近婚約のニュースが流れたアラニスだが、このまま音楽活動は続けて何時までもエネルギッシュな曲を提供して我々を満足させてもらいたい。次に何時日本に来るかは分からないが,その時も行きたい。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━自己PRコーナー日記のテーマとは関係ないけど、私のベトナム旅行記の写真が完成しました。是非、暇つぶしにでもご覧下さい。ついでに感想を書き込んで戴けると、とても嬉しい管理人でした。これをクリックして下さい。
2004.10.10
コメント(2)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.17▲△▲△■私の好きな曲17~10CCの「アイム・ノット・イン・ラヴ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□【アーティストの略歴】詳細はこちらをご覧下さい。1973年にレコード・デビューしたグループは英国人で結成された。そのユニークなグループ名の由来は一説によると、男性一人が出す○液の量を4人で出した量でグループ名にしたと噂された。○の中は想像力を働かせて埋めてみてください。男性なら意外と簡単に分かるはずですが...。'70年代は精力的に活動していたグループだが、徐々にメンバー間でその方向性が違ってきて'80年代はそれぞれの関心のあることに取り組んでいた。メンバーはエリック・スチュワート、グレアム・グールマン、ケヴィン・ゴドレー、ロル・クレームの4人。ゴドレーとクレームは連名で'80年代は映像の世界で活躍して、多くの名作のPVを制作してMTVを賑わせた。グレアム・グールマンは作曲家としても活躍している。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】■ロックの名曲と呼ばれる曲は数多くあると思うし、その定義はリスナーの数だけあると言っても過言ではないだろう。特に音楽はリスナーによって評価が分かれるケースは多い。そんな名曲の誉れが高い曲の一つが今回紹介する10CCのこの曲だ。この曲は1975年に発表された架空のサウンドトラックをイメージした、「THE ORIGINAL SOUNDTRACK」の2曲目に収録された。□この曲はイントロから印象的で、何だか雲の中を夢の中で彷徨っているかのような演奏から入る。私が'92年に東京で観た彼らのコンサートでは冒頭からいきなりこのフレーズを、エリックがキーボードで再現した。ヴォーカルはグレアム・グールマンと共作しているエリックが担当する。最初は淡々とエリックが何か噛み締めるように歌うが、徐々にバックの演奏が盛り上がってくる。何時の間にか音が一つづつ重なってきて、最後は演奏とヴォーカルそれにかぶさるコーラスが一体となって壮大なイメージを作り上げる。まさに名曲と言っても過言ではない。▲壮大なイメージを持つ曲のイメージとは違い、歌詞の方は意外と凝った内容ではない。では歌詞の一部を紹介しよう。I'M NOT IN LOVE,SO DON'T FORGET IT(私は恋なんかしていない、それは忘れないでくれ)IT'S JUST A SILLY PHASE I'M GOING THROUGH(ちょっとおかしな局面になりそうなだけさ)AND JUST BECAUSE I CALLED YOU UP(それで君に電話したわけだが)DON'T GET ME WRONG DON'T THINK YOU GOT IT MADE(だからって俺が君のものになったと思わないでくれよな)I'M NOT IN LOVE NO NO IT'S BECAUSE(俺は決して恋なんかしていない、ただ...)ここからも詞は続くのだが、内心では愛しているのだけどそれを素直に「愛している」と言えない葛藤を吐露して悩んでいる。決して先走って誤解しないでくれと終始訴える内容と思う。歌詞の解釈はあくまでも私の翻訳だから微妙な点は伝わるか自信はないが、歌詞が持つイメージは分かってもらえただろうか?△ロックの名曲ともなれば当然カバー曲も存在すれば、これに似た雰囲気の曲もある。カバーとして有名なのは1991年にWILL TO POWERのバージョンで、10CCのバージョンよりはテンポアップしたアレンジで登場した。ただし中間の演奏部分はカットされて、オリジナルよりは短い仕上がりになっているがなかなか分かり易いアレンジとなった。このバージョンでもトップ10ヒットを記録したのは、流石原曲が持っている魅力ではないか。エリックの親友のポール・マッカートニーは1993年に「KICKED AROUND NO MORE」で似た雰囲気とコーラスでこの曲に自分なりに挑戦した。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート】この曲はシングル・カットされて1975年6月に最高位2位を3週連続で記録したが、残念ながら1位には後一歩届かなかった。グループのキャリアでは最大のヒット曲となり、10CCの極め付きの一曲だ。アルバムは15位を記録した。名曲は必ず1位とは限らないし、ジョン・レノンのイマジンだって1位は獲っていない。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】●8月は殆ど日記が五輪に占拠されていて、このシリーズは暫くお休みしていた。この曲はその後'95年にセルフ・カバーしたが、グループにとってこの曲の名声はもしかしたら彼らを追い詰めていったかもしれない。ファンやレコード会社もこの曲のイメージから抜けなければならない。○'92年に行ったライヴはCDで発売されたのは嬉しかった。ライヴでは彼らの憧れのビートルズの曲も披露していた。グレアムの歌う「ACROSS THE UNIVERSE」も良かったな~。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】久し振りのシリーズでしたが如何でしたか?。これからは再び週末の企画として再開したいけど、来週末からは夏休みで一端お休みするので10月になったら定着させます。最後まで読んでいただきありがとうございました。人気blogランキングへ
2004.09.12
コメント(5)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.15▲△▲△■私の好きな曲15~マイアミ・サウンド・マシーンの「コンガ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■【アーティストの略歴】マイアミ・サウンド・マシーンは文字通り、アメリカのフロリダ州のマイアミを中心に活動を開始したグループ。元々は地元でスペイン語によるアルバムを発表していて、同じくスペイン語系住民の熱い指示を得ていた。メンバーはエミリオと紅一点のボーカル、グロリアのエステファン夫妻が中心で、メンバーはいずれもスペイン語系(ヒスパニック)の移民達で構成される。因みにグロリアは幼少時にキューバから移住してきた。グループはその後「グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーン」「グロリア・エステファン」と名義は替わるものの、実態は全く同じで現在も活動を続けている。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】★この「コンガ」という曲は洋楽ポップスが黄金期にあった、1985年に発表された。この曲を収録したアルバム『Primitive Love』は、グループにとっては実は9作目にあたる。グループは元々スペイン語によるアルバムを出していて人気を博しており、前作の8作目になる『Doctor Beat』から英語によるポップスアルバムを発表した。英語アルバムとしては2作目にあたる本作で、遂に本格的にポップス・チャートにも殴り込みを果した。☆この「コンガ」は元来はラテンのリズムを現したものである。曲自体はサビのイントロから終始強烈なラテン・ビートが炸裂する。ボーカルのグロリアの一気にまくし立てるような早口の英語には、歌詞カードがあっても中々付いていけない。それでは最近サボっていた歌詞分析をしてみたい。歌詞全体の訳ではないけど、この曲の雰囲気を上手く現しているので読んでいただきたい。尚、訳は私自身によるものです。Everybody Gother Round Now(さあ、皆集まって)Let Your Body Feel The Heat(あなたの体で、熱気を感じて)Don't You Worry If You Can't Dance(上手く踊れないからって心配無用)Let The Music Move Your Feet(音楽のビートがあなたの足を動かすからね)It's The Rhythm Of The Island(これこそが島のリズムだ)And The Sugarcane So Sweet(そしてサトウキビだってとびきり甘い)If You Want To Do The Conga(コンガが気に入ったら)You've Got To Listen To The Beat(ビートに耳を傾けてごらん)私のこの拙訳詩で何となくこの曲のフィーリングを感じていただいただろうか?。大体この曲は終始ラテンのリズムが牽引して行くので、歌詞そのものは余り大きな意味を持っていないがリズムとはマッチしている。▲グループは1987年に発表した「Let It Loose」でも同様の路線で大ヒットを連発した。だが1990年にグロリアが交通事故にあい背骨を骨折する大怪我を負った。そこから見事にカムバックして翌1991年には「Coming Out Of The Dark」で見事に1位に輝いた。これはその題名がまるでグロリアの心境を綴ったかのようで、ゴスペル調のバックコーラスも見事だ。△意外と知られていない?ことだが、エステファン夫妻の新婚旅行は実は熱海温泉(静岡県)だった。詳しい経緯は忘れたが確かグロリアが気に入っていた場所だったかな?。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート】このアルバムはこの後のグループの成功をもたらす大きなきっかけとなった。この曲はシングル・カットされて10位を記録し、翌'86年の年間チャートでは40位に入った。一方のアルバム・チャートでは年間10位を記録した。アルバムからは他にバラード系の「Words Get In The Way」が5位、私の好きなポップな「Bad Boy」が8位を記録するヒットとなった。一方の賞レースはこの頃はホイットニー・ヒューストンがデビューした頃にあたり、折角のヒットもグラミー賞には直結しなかった。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】グロリア・エステファンはその後現在に至るまでも活動を続けている。'90年代に入ってからはDiscoのカバーに挑戦したり、再びスペイン語アルバムに取り組んだりと様々な活動をしている。英語アルバムも相変わらずリリースするが、'80年代の頃のようなラテンを全面に出すサウンドは鳴りを潜めている。むしろ当時も取り組んで好んで歌っていた、バラード系のサウンドの比率が高くなってきた。更に、このサウンドがとても心地良く是非こちらも聴いて頂きたい。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】ここ数回はAOR系の涼しげな曲を扱ってきたけど、今回はその対極にある曲でした。ラテン・ビート満点のまさに暑い夏を感じるサウンドを取り上げてみましたが、如何でしたか?。この曲はこの当時を代表する曲でもあるし、アルバム全体を通して楽しめる1枚でもあります。是非、未聴の方はCDショップへGO!最後まで読んでいただきありがとうございました。
2004.07.31
コメント(1)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.12▲△▲△■私の好きな曲12~デレック&ザ・ドミノス(エリック・クラプトン)の「いとしのレイラ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□【アーティストの略歴】参照。デレック&ザ・ドミノスはエリック・クラプトンを含む4人グループである。クラプトンに関しては何の説明も必要ないと思うので、詳しくは↑をクリックして欲しい。念の為にクラプトン以外のメンバーは、ジム・ゴードン(ドラムス)、カール・レイドル(ベース)、ボビー・ホイットロック(キーボード、ボーカル)である。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】△今ではすっかりロック・クラシックとして定着した感じのこの曲。エリック・クラプトンの長い経歴の中でも知らない人はいないだろう。この曲は'70年に入ってからデレック&ザ・ドミノスの一員だったクラプトンの曲として発表された。この曲のタイトルにもなっている「レイラ」は架空の名前だが、実際にはこれはクラプトンの当時の恋人だったパティ・ハリスンのことだ。名前から分かるように盟友ジョージ・ハリスンの奥方である。ビートルズ後期の頃からの付き合いである二人だが、相互の家を訪問しているうちに何故だか愛が芽生えたようである。二人の恋は成就し結局結婚。何と二人の結婚式にはジョージも出席したそうだが、この辺の感覚は凡人には理解できない。そんな恋も長続きはしないでクラプトンはパティと離婚。'80年代には別の女性と子供をもうけたが分かれて、今では随分と年下の米国人女性と結婚して再び子供をもうけた。二人の別離は子供が出来なかったからだと言われているが、真相は分からない。最もパティはジョージとの間にも子供はいなかったし、ジョージは再婚後は子供がいるのでどうやらパティの方に何らかの子供が出来ない原因があったのかも知れない(筆者の推測ですが...)。▲この曲はイントロの印象的なギターのリフから入り、クラプトンの何かに訴えかけるようなボーカルが堰を切ったように畳み掛ける。そして一度演奏が終わったと思うと、今度は印象的なピアノによる演奏が続く。このパートがあるおかげでこの曲がグッとしまる。◇この曲が最近再び脚光を浴びるようになったのは、1992年発表のアルバム『Unplugged』の大ヒットだ。この時代はMTVのアンプラグドがブームになっていて、クラプトンのこのアルバムも番組用に演奏した曲が収められている。曲はブルースの名曲を中心にリラックスして歌い、そのなかに「Layla」も収録された。だがここでの「Layla」は原曲の激しさはなく、正にアンプラグドなアレンジが施されている。最初に聴いた時は戸惑いを隠せなかったが、何回か聴く内に違和感は消えていった。まるで夜中にクラプトンがアコギで軽く弾いているかのような雰囲気だ。どちらが良いかは好みだが個人的にはやはりドミノス時代のだ。◆クラプトンは今でも精力的にワールド・ツアーで世界中を飛び回っている。ポール・マッカートニー同様に彼のステージへの意欲は全く衰えていない。そんな彼のステージでも必ずこの曲は演奏されるし、冒頭のリフを聴いただけで聴衆は直ぐに反応する名曲である。アンプラグド後のライヴでは暫くアコギのバージョンで演奏したいたが、今ではドミノス時代のバージョンで歌っているのは当然だろう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート】シングルとしては'72年に10位を記録するヒットとなったが、曲の知名度から言えばもっと上位でもいい様な気もする。この曲はアンプラグド・ブームに乗って1992年にシングルカットされて、このバージョンは12位だった。アルバムでは1970年のオリジナルは16位だったが、アンプラグドの方は1位を獲得した。賞関係ではオリジナル発売時は一切なかったが、1992年のアンプラグドはクラプトンに新たなファンをもたらした。グラミー賞では主要6部門で授賞を果たし、「Layla」は作者のジム・ゴードンと共に「最優秀ロック・ソング」部門で授賞した。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】○クラプトンの長いキャリアの中でも、「アンプラグド」の大ヒットで再び脚光があたった。それまでは作品を出してもそれがヒットチャートの上位やグラミー賞に結びつくことはなかった。このヒットのおかげで逆に彼のルーツであるソウルのカバーアルバムや、ライヴ盤も出たりと企画盤が多くリリースされるようになったのは喜ばしい現象かな。●キャリアを振り返ると'60年代はヤードバーズ~ブルースブレーカーズ~クリームなどのグループ時代。'70年代はドミノス~(アル中時代)~ソロとなる。'80年代以降は気ままにセション活動をする合間に、フィル・コリンズを迎えてのアルバム制作もあった。そして1992年のアンプラグドから今に至るキャリアとなる。そんなクラプトンも今では若い米国人女性と暮らして、気が向いたら日本に来て格闘技の試合を観戦したりとすっかり健康的?な生活を送っているみたいだ。勿論、ツアーも積極的にこなしているのは嬉しい限りだ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】最近のクラプトンは、その中年の渋さが自然に身に纏ってオーラを放っているような気がする。自分も50歳を過ぎたらそういう風になりたいと思っている昨今です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
2004.07.10
コメント(7)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.10△▲△▲■私の好きな曲10、~アーハの「テイク・オン・ミー」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■【アーティストの略歴】ア~ハは北欧のノルウェイ出身の三人組であり現在も活動はしている。当時は北欧出身のアーティストが米国進出を果すのは少ない中で、今回紹介する曲は米国でもヒットした。その後は映画007に主題歌『LIVING DAY LIGHTS』を担当したりしていたが、最近は活動はしているが最前線からは遠ざかっている。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】◇'80年代をよく振り返る企画や最近の編集盤でこの10年間を特集すれば欠かせない曲がこれだ。当時はア~ハは米国では全くの無名で米国進出のきっかけさえ掴めないでいた。そのア~ハのこの曲が脚光を浴びるきっかけになった合言葉が『MTV』のブームせある。MTVとはアルバムの中のシングル曲の宣伝ツールとして、曲に合わせたイメージ・ヴィデオを制作しそれを専門的に24時間放送するテレビ局の名称だ。これにいち早く注目して一大ブームを巻き起こしたのがマイケル・ジャクソンだ。彼は一本のヴィデオに多大な時間と予算を投入して、当時は斬新だった方式でMTVを通して全国に彼の名前は知れ渡り、相乗効果でアルバムも爆発的に売れた。ア~ハが米国進出にあたってこれを利用した。◆ビデオ・クリップについて解説する前に曲について復習しよう。この曲を全体的に引っ張っているのはオープニングから一貫して奏でているキーボードのピコピコ音だ。そしてどこか弱々しい高音で歌いながらも、サビの部分はコーラスを利かせる展開だ。曲は最初からスピード感のある典型的なポップで、一度聞けば耳に付きやすい親しみ易さがある。歌詞の内容も特に凝った展開ではないので特筆すべきものは無い。「自分はもう直ぐいなくなってしまうから、僕は恥ずかしがらずに君と一緒にどこまでも付いて行きたい」と言ったニュアンスの歌詞だ。何といてもこの曲の最大のウリはスピード感のあるメロディと、あの有名なPVなのは間違いない。□このPVは覚えている方も多いだろうが、実写とアニメが合体したかのような内容だ。とあるお店で漫画を見ていた若い女の子が、その漫画の世界に引きずり込まれる話だ。お店で読んでいた彼女は漫画の中から手招きされて、あっという間に漫画の中に消えていく。それからは鏡の中にいる男(ア~ハのメンバーだが)を助け出す展開で、ドンドン進んでいく。まるで昔のジャン・コクトーの映画「オルフェ」見たいな展開である。この当時は見事な内容のPVが評判を呼んで、この曲は1位を見事に獲得した。今ではCGでこの程度の画像は簡単に作れるだろうが、当時はその斬新なアイデアに驚かされた。曲よりも当時はこの映像の方が話題になることが多かった。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート、賞】この曲は前述通りシングル・カットされて見事に1位を獲得した。年間チャートでも見事に10位となりこの年を代表するヒット曲となった。グラミー賞では新人賞候補にも挙げられてが、残念ながらシャーデーにこちらはさらわれた。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】■北欧から進出を果したアーティストと言えば、隣のスウェーデンのアバが有名だ。暫く後にはロクセットというデュオがヒットを連発したし、エース・オブ・ベースも同様だ。だがノルウェイとなるとア~ハ位かな?今でも活動はしているが詳細は私も知らない。△非英語圏の国から英国や米国へ進出するのはとても難しい。それは日本人が何人もアタックして跳ね返された事でも分かる。そんな困難ななかでもMTVを味方に付けて一気に浸透したア~ハの戦術はお見事であった。▲私が10年前の9月に単独でデンマークに旅行した時の事。ホテルの傍のパブが賑わっていたので飲みにいった。その日は最後の滞在夜だったので思い出作りの積りだった。中は紫煙と地元民の熱気で大賑わいの夜だった。そこにはカラオケも入っていたが、披露されるのは欧米の有名なロックの曲ばかり。そんな中に混じって誰かがこの「テイク・オン・ミー」を歌っていたのははっきりと憶えている。実は私も一曲歌いましたが、題名は...秘密です。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】ア~ハも今ではすっかり過去の人扱いになり、「一発屋」のイメージが定着している。しかしこの洋楽の黄金期であった'85年にブームを巻き起こしたのは事実である。今聴いてもこの曲は明るくてテンポが早くて聴きやすいポップスだ。そしてこれからも頭から消えて離れないだろう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【予告編】1.SPECIAL TO ME/BOBBY CALDWELL2.LAYLA/DEREK AND THE DOMINOS(ERIC CLAPTON)順不同最後まで読んでいただきありがとうございました。
2004.06.27
コメント(5)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.9△▲△▲■私の好きな曲9、~ザ・シュープリームスの「恋はあせらず」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□【アーティストの略歴】シュープリームスはダイアナ・ロスを中心にした女性コーラス・グループで、モータウン・レコードから数々のヒットを飛ばしたスーパー・グループだ。グループは当初はプライメッツと名乗り1961年に正式にシュープリームスに変更。1967年に「ダイアナ・ロス&シュープリームス」になり1969年秋にダイアナ・ロスは脱退してソロに転向した。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】◇当時のモータウンといえば正に'60年代を象徴するデトロイト・サウンドで演奏陣、ソングライター、アーティスト、レコード会社の宣伝マン達が分業制のなかで一つのチームとして機能していた。当然シュ-プリームスもそうした中でモータウンの専属であるソング・ライター達の曲を歌っていた、決して自作自演だった訳ではない。そんなモータウンの中で【ホランド=ドジャー=ホランド】のH=D=Hのチームはモータウンに数多くのヒットをもたらした最大の功労者である。因みにこの曲はその後多くのアーティストによるカバーを生み出し、中でも'82年にフィル・コリンズがそっくりにカバーして10位を獲得したバージョンは余りにも有名で、この曲のリバイバル・ヒットで知ったファンも多いだろう。フィル・コリンズはモータウン・サウンドに影響を受けた曲をソロでも多く披露している。◆この曲の原題は「YOU CAN'T HURRY LOVE」で邦題もほぼこれの直訳と言った所か。この曲は典型的なモータウン・サウンドで短いイントロから直ぐにサビの部分へと移行する展開だ。大体モータウン・サウンドはこうして短いイントロから直ぐサビへと移るのは得意で、他のシュープリームスのヒット曲にもこのパターンは踏襲されている。メロディーはどことなく哀愁が漂うようなサウンドながらスピード感があって、ファンク・ブラザーズのバックの演奏もしっかりとメロディー・ラインを捉えているのは流石だ。レコーディングは前もってサウンドをファンク・ブラザーズが録音してその後にボーカルを加えるパターンが多かったそうだ。当時のモータウンはヒットを連発していたから、アーティストとバックがライヴで録音する機会は少なかったはずだ。フィル・コリンズの「TWO HEARTS」も同様の展開だし、ビリー・ジョエルの「TELL HER ABOUT IT」やワム!の「WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO」等のヒットはモータウン・サウンドの影響を受けて作られた典型である。△モータウン・サウンドと言えばすぐにその独特のオリジナリティ溢れるサウンドが語られるが、その歌詞については殆ど語られないのもう一つの事実である。原題からだけでは分からないがこの曲では、恋の「先輩?」であるママはこういったと盛んに出てくるから多分それを言っているのは娘か息子か?サビの部分の歌詞を訳してみるとこうなる:I NEED LOVE,LOVE TO EASE MY MIND(私は自分の心が安らぐような愛が欲しいの) I NEED TO FIND,FIND SOMEONE TO CALL MINE BUT MAMA SAID(私は探すの、私だけのものと呼べる人を。でもねママはこう言うの) YOU CAN'T HURRY LOVE NO YOU JUST HAVE TO WAIT(恋は焦っちゃ駄目よ、ただジッと待っていなさいってね) SHE SAID,LOVE DON'T COME EASY IT'S A GAME OF GIVE AND TAKE(ママは愛は容易く手に入らないって、愛はギヴ・アンド・テイクだって)恋するはやる気持ちを抑えきれない若者の心を理解したうえで、ママが子供達が傷つかないようにと「焦っちゃ駄目」とブレーキをかけている。これがこの曲の全体の流れである。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート、賞】この曲は1966年の9月に2週間1位に輝いた。この前の2作が1位を取れずにいたが見事にこの曲で1位に返り咲いた事になる。残念ながらこの曲はグラミー賞を獲得していない。フィル・コリンズのカバーは10位を獲得して、これは彼にソロとして初のトップ10ヒットをもたらした。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】■モータウン・サウンドに関する裏の部分にスポットをあてた映画が最近公開されて私も観に行った。「永遠のモータウン」という邦題で原題はモータウンのヒット曲に絡めて「STANDING IN THE SHADOWS OF MOTOWN」で、ここではモータウンのサウンドをスタジオで支えていた「FUNK BROTHERS」にスポットをあてていた。劇中でも当時の曲や再現されたモータウン・サウンドがふんだんに出てくるので興味のある方は必見の映画です。□'60年代はビートルズに対抗できたのはモータウン・サウンドとも見ることが出来る。どちらが上とかの比較はしたく無いがヒット曲の多さではこの両者はいい勝負である。共通しているのは多くの後発のミュージシャンに影響を与えた事と、今でも人々に愛されている所かな。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】今回の曲は今までの中では始めて'60年代のを取り上げてみました。ダイアナ・ロスはソロ転向後の'70年代に入ってもヒットを連発していた時期があったが、今では活動は途切れ気味なのは残念だ。最後まで読んでいただきありがとうございました。
2004.06.21
コメント(5)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.8▲△▲△▲■私の好きな曲8、~ビリー・ジョエルの「あの娘にアタック」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□【アーティストの略歴】ビリー・ジョエルは1949年アメリカのロード・アイランドに生まれて、現在は55歳。両親の影響で幼少時にピアノを習った。ティーンエイジの頃の彼はエルビスやビートルズに夢中になる。と同時に彼はアマチュア・ボクサーとしても活動したがこの世界ではプロにはならなかった。'60年代後半には「ハッスルズ」「アッチラ」というグループで活動したが売れなかった。今でもCDショップを丹念に廻れば売っています。1971年に「コールド・スプリング・ハーバー」でソロデビューを果たす。しかしなんだか長髪に冴えないちょび髭面姿のこのアルバムは全く話題にならず廃盤に。ビリーが'80年代に入りスターになってから再発された。その後は一時ロスに活動本拠を移すが、アルバム「THE STRANGER」が大ヒットしスターの仲間入り。そこからのビリーのサクセス・ストーリーは良く知られている。だが、最近では全く新作を出さずに編集盤とライヴ盤しか出ていないのは寂しい限りだ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】◇この曲はビリーが1983年に発表した「イノセント・マン」に収録されている曲だ。ビリーは一作毎にそのスタイルを替えて来ることで有名で、前作の「グラス・ハウス」はロックンロール・スタイルを全面に出した。そして本作では'60年代のオールディーズの要素をふんだんに盛り込んだアルバムとなった。このスタイルは多いに当たり6枚のシングル・ヒットを生んだ。◆この曲の原題は「TELL HER ABOUT IT」で、彼女に自分の夢や自分が彼女に本気なのだという事を伝えろと歌っている。曲調は典型的なモータウン風のサウンドで、バックのコーラスもドゥワップ調でこだわりを感じる。ビリーのこの曲はラッパが高らかに鳴りこのラッパが曲のイメージを特徴付けている。メロディの展開もとてもスピード感があって聴いていて気分が高揚してくるナンバーだ。ビリーのこのモータウン風のサウンドは、その後の「THE RIVER OF DREAMS」でも再現されている。こちらの方は黒人のドゥワップが更に強調されている。△MTV全盛時代に当然ながらこの曲のビデオも制作された。このPVを観た方は多いと思うがもう一度思い出して欲しい。この曲はビリーがエド・サリバン・ショーを再現したステージで歌うスタイルだ。それを街のTVが放送しているシーンもある。冒頭でエド・サリバンのそっくりさん(本人かな?)がビリーを紹介する。既に観衆はノリノリ状態でビリーが紹介されてこの曲をライヴで歌う。舞台の袖ではエド・サリバンがやはりノリノリでこの曲を聴いている。そして最後のほうでは宇宙船の中でもなぜかノリノリでこの曲を聴いている。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート、賞】この曲はアルバムからの最初のシングルとして発売されて、1983年9月24日のチャートで「マニアック」を破って1週間1位に輝いた。先述したようにこのアルバムからは軒並みにシングル・カットされた。「アップタウン・ガール」「イノセント・マン」とこの曲の3曲がトップ10入りをした。グラミー賞では最優秀アルバムにもノミネートされたが、この年はマイケル・ジャクソンの「スリラー」が一大旋風を巻き起こしたので残念ながら授賞は逸した。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】この曲を含むアルバム『イノセント・マン』は是非アルバム全体を聴いて欲しい一枚だ。その中でも私の御薦めの一曲は「Leave A Tender Moment Alone(夜空のモーメント)」である。この曲はビリーが持つ本来の【都会の中の寂しさと孤独】が見事に表現されている。更に、この曲をさり気無く盛り上げているのが、曲に流れるハーモニカのなんともいえない音色だ。このハーモニカを吹いているのがトゥーツ・シールマンスというベルギー人だ。ロック関係の音楽しか聴かない人には無名だろうが、この人はギターの名手でもありジャズ界では大物である。クインシー・ジョーンズとの共演でも有名で私も何枚かアルバムを持っている。他にはビリーが一人で多重録音をしたコーラスだけのドゥワップ調の「The Longest Time」もお薦めである。一人で高音低音をこなしているビリーの器用さが光る曲。シングル・カットはされなかったが「This Night」はクラシックのようなムードを持った曲。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】現在のビリー・ジョエルは全く創作活動を行っていないので、新譜は1993年を最後に出ていない。それ以降はベスト盤、ミレニアムのライヴ盤、チャリティー・コンサートでのライヴ位しか声は届いてこない。私生活でも2度目の離婚、バイク事故とか暗いニュースが支配している。かつては日本でも絶大な人気を誇っていたビリーは、自分の前後の世代は洋楽に興味がない人も聴いていた。日本では「オネスティ」「ストレンジャー」「マイ・ライフ」とかが人気がある。55歳のビリーはまだまだ老け込む歳ではない。是非再び創作活動を再開してビリーの今の声とサウンドを我々に届けて欲しい。最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。次週もお楽しみに。
2004.06.13
コメント(8)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.7▲△▲△▲■私の好きな曲7、~バグルスの「ラジオスターの悲劇」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□【アーティストの略歴】バグルスは英国で結成された当時流行ったテクノっぽいサウンドを得意としていたデュオだ。メンバーはトレバー・ホーン(ベース、ボーカル)とジェフリー・ダウンズ(キーボード)が中心で、その他は誰だか知らないがバックには今では映画音楽界の売れっ子のハンス・ジマーも在籍していた。グループは1980年に先述の二人がそのまま、メンバーが抜けたイエスに加入。バグルスは自然消滅の道を辿った。ジェフリー・ダウンズはその後エイジアでも活躍、トレバー・ホーンはプロデューサーに転向してグラミー賞も獲得した。最近ではロシアの我侭非常識デュオのタトゥーのプロデュースも手がけた。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】□この曲は純粋に私がこの曲を聴いて以来愛してやまない大好きな曲だ。今回の企画にあたって第七弾でやっと登場した。この曲に最初に出会ったのは大学に入学した年で、FMを通して何度も耳にしてその都度必死になって聴いて歌詞を聞き取っていた。この曲は残念ながら米国ではヒットはせずに、英国、日本とオランダでヒットしただけで世界的には無名に近い曲だ。だがこの曲はその内容が後のMTV時代到来を予感させるし、事実MTV放送の一回目はこの曲から始まった。今ならビデオに替わってネットやDVDがその役目を果たしていると思うのだが、考えすぎかな?。■曲の構成(4分12秒):0~0分14秒:この曲の印象的なイントロが入る。シンフォニーの様なオープニングだけど、よく耳を澄まして聴いていると微妙にバックの演奏にメリハリを利かせている。0分15秒~3分22秒:ここからトレバー・ホーンのボーカルが入る。彼の声はこの曲のタイトルにあるように、まるでラジオのスピーカーから流れてきているように少し曇った感じの声を表現している。彼のボーカルにバックの女性コーラスが所々加わる。女性の声はOh,Ohの部分とVideo Killed The Radio Starのコーラス部分を担当している。澄んだ声の女性とトレバー・ホーンのどこか曇った声が対照的で面白い。途中の間奏では各楽器のパートがはっきりと聴こえるのも細かいがしっかりとしたアレンジがなされている。ジェフリー・ダウンズのキーボードがバックで華やかさを曲に加えている。3分22秒~ラスト:一端ボーカルパートがF.O.(フェードアウト、徐々に音が小さくなっていくこと)されていく。そして再び今度はF.I.(フェード・イン、さっきの逆)されてシンフォニーの様な演奏があって、女性の声のOh,Ohがこだましていきながら曲は終わる。△曲の構成は大まかに見れば上記の様になるが、細かく聴いているとこの曲は非常によく構成されている。メロディー・ラインがしっかりしていて、とてもポップで華やかな部分と陰な雰囲気が見事に重なり合っている名曲である。▲この曲の歌詞はその通りで、ラジオスターがビデオ(後のMTV)の普及で出番が減った事を嘆いている。今だったらビデオではなくてDVDかネットかな?。この曲の最後の部分はこんな歌詞で締めくくられている。PICTURES CAME AND BROKE YOUR HEART,PUT THE BLAME ON VTR(映像化が進んだおかげで、貴方の(ラジオスターの)心はずたずたにされてしまった、そんなビデオ(VTR)に文句の一つでも言え)歌詞カードには和訳は無いが、大体意訳するとこういう風になる。その他にも貴方の書いた曲が最新テクノロジーの機械によって書き直された、そんな貴方の悩みは痛いほど分かる。こんな下りもあるので、これでこの曲の意味を理解していただいたかな?。○この曲にはちゃんとPVも制作された。PVは如何にも低予算ビデオで、スタジオでの演奏シーンに歌詞にあわせた映像が挿入される当時ではお馴染みのパターンだ。だがそんな中にも物質文明の侵入をさり気無く風刺して、この曲のメッセージをアピールしている。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート、賞】最初の略歴でも述べたように残念ながらこの曲は米国では全く無視された。二人がイエスに加入してコンサートで米国を廻っていた際に、イエスの曲の合間にこの曲のワンフレーズを挿入したけが慣習の反応は全くなかったそうだ。でもヒット状況とは関係なくこの曲は日本ではヒットして、私同様にこの時代を生きてきた人の心には染み込んでいるだろう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】この曲は二人の共作にブルース・ウーリーなる人物が加わっている。彼のバージョンもチラッと聴いたことがあるが、バグルスのバージョンには遠く及ばない。それはやはりトレバー・ホーンの制作能力が大きく生かされていたからだと私は思いたい。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】日本では根強い人気のあるバグルスの名曲を取り上げましたが、如何でしたか?。私はこの曲を聴くたびにこれは旋律も歌詞もアレンジも演奏も含めて、全てが見事にはまった名曲だと位置づけています。最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。次週もお楽しみに。
2004.06.05
コメント(7)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.6▲△▲△▲■私の好きな曲6、~クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■【アーティストの略歴】クイーンはイギリスで結成された4人組だ。メンバーはフレディ・マーキュリー(ヴォーカル、ギター)、ブライアン・メイ(ギター、キーボード)、ロジャー・テイラー(ドラムス)、ジョン・ディーコン(ベース)だ。ご存知の通りグループの象徴でカリスマ的な存在だったフレディが、エイズで亡くなりグループは永遠にピリオドを打った。1980年に「地獄へ道連れ」「愛と言う名の欲望」が1位に輝いた。力強い拍手が鳴り響き野球場でもお馴染みの「WE WILL ROCK YOU」もクイーンの曲だ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】○この曲は1975年のアルバム『オペラ座の夜』に収録されていた。曲はフレディ・マーキュリーによる作詞作曲で今ではこの曲は、クイーンだけでなくてロックの名曲としても記憶されている。昨年の12月に英国の大衆タブロイド紙の「THE SUN」が読者投票で応募した好きな曲のランキングで見事に1位に輝いた。因みにジョン・レノンの「IMAGINE」は4位だったので凄さが理解出来るのでは?。●曲の構成:複雑に入り組んでいるが構成はしっかりしている。(5分52秒)0~:いきなりイントロ無しで4人のコーラスが入る。0分55秒~:Mama Just Killed The Manからパートが始まる。フレディのどこか切なそうに聴こえるヴォーカルにひかれる。フレディのピアノもやはり切なそうだ。このパートではまだ力強さは発揮されない。母に語りかけるように歌う。3分02秒~:この曲を特徴付けているオペラ・パートに移行する。フレディがヴォーカル・パートを引っ張り、コーラスが後追い的に付いてくる。この辺の絡みの構成は見事だ。それに負けないリズム・パートの演奏も見事である。4分06秒~:ギターが入り再びバンド演奏形式になり、フレディの力強いヴォーカルがスピード感満点に繰り広げられる。何かから解き放たれたかのようにフレディは歌いまくる。フレディのヴォーカル・スタイルの幅広さが伺える。4分55秒~:一気に登りつめたフレディのヴォーカルもここを過ぎてから、徐々に終わりへと向かう。最後のヴォーカル・パートは再びフレディの優しい声に戻る。歌詞の最後は「ANYWHERE THE WIND BLOWS...」で終わるが、フレディの声もまるで風に消え入るように終わる。そして銅鑼が鳴って曲は終わる。□名曲とは歌詞と旋律が一体になって始めてそう呼ばれるが、この曲はまさにその典型である。曲はこの歌詞の男がある男を銃殺した所から始まり、それを母に告白する形で終始する。罪を感じるが立ち去らなければならない自分の気持ちの葛藤を吐露している。作った当時は当然1975年なのだが、聴いていいるとまるでフレディのレクイエムにも聴こえる。更に、彼の人生そのものを死の直前に振り返ったようにも聴こえてしまう。■2分08秒~:Good-Bye Everybody I Got To Go(みなさんにはサヨウナラと言わなければならない、私はここを去るのだ)Gotta Leave You All Behind And Face The Truth(そうそして僕は厳然たる事実に立ち向かっていくんだよ) まるでフレディが死を前にした時の様な心境を歌っているようにも感じる。その直後には以下のような歌詞が続く。2分28秒~:I Don't Wanna Die,I Sometimes Wish I'd Never Been Born At All(僕は死にたくないよ、時々僕は生まれなければ良かったとも思うよ(そうすれば苦痛を味わう事も無いとの意味では?))。この歌詞の意味は大きいと思う。そう言うことで母を悲しませないし、自分もこんな苦痛を味わうこともないのだと言い聞かせているように聴こえる。これもフレディの死の直前にはこう頭をよぎったのだろうか?。フレディはこの時点で既に辞世の句を書いていたかのようだ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート、賞】発売当初は全米チャートでは1976年に9位に留まったが、フレディの死後の1992年には再度ヒット・チャートを駆け上がった。そして何と発売当時を上回る2位を記録して底力を見せた。米国では残念ながらこの曲では1位を取れなかったが、母国英国では当時は9週連続1位を獲得している。グラミー賞では、最優秀ヴォーカル・アレンジメント賞と最優秀ポップ・グループ賞にノミネートされたが授賞は逸した。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】キムタクのドラマでフレディのソロ作品の「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」が取り上げられて、日本でも今再びクイーンがブームを迎えている。フレディはデビュー当時から何だか中性的な?風貌と、その独特のヴォーカル・スタイルが注目を浴びていた。自分が丁度高校生の頃に人気があって、当時はFM放送でも頻繁に彼らの曲がかかっていた。当然この曲もかかっていたが長い曲で大袈裟な曲というイメージだった。こうして振り返るとフレディの魂は今でも彼らの曲の中に生きている。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】女王陛下の即位50周年記念コンサートでジョン・ディーコン以外の二人がクイーンの曲を演奏していた。でもやはりフレディの持つエネルギーはそこには無かった。フレディ・マーキュリー偉大なり。最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。
2004.05.30
コメント(8)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.5▲△▲△▲■私の好きな曲5、~イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□【アーティストの略歴】今ではアメリカの国民的バンドとして定着した「イーグルス」は、1971年に結成されて翌年にアルバム『EAGLES』でデビューした。'71年8月にリンダ・ロンシュタットのバック・バンドとしてグレン・フライ(ギター)、バーニー・リードン(ギタ)、ランディ・マイズナー(ベース)、ドン・ヘンリー(ドラムス)の4人でツアーの終了後に結成された。'76年にジョー・ウォルシュが加入して5人編成となった。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】○この曲は1976年に発表されたアルバム『HOTEL CALIFORNIA』の冒頭に収録されている、今ではロックの代表的な曲としても知られている。日本でもこの曲は人気が高くてこの曲を聴いてカリフォルニアに憧れた日本人も多いだろう。但し、皮肉なことに彼等にカリフォルニア出身者はいない。カリフォルニア=青い空、見たいなイメージを連想する我々だがどこか醒めた感じのする曲でもある。●曲の構成は大まかに分けて三部構成となっている。(6分31秒)1部(0~0分52秒):どこと無く哀愁を含んだ寂しそうな雰囲気のアコギのイントロが、この曲のこれからの展開を何となく象徴している。ドン・ヘンリーのドラムスのトントンという音とともに彼のボーカルが入る。2部(0分53秒~4分19秒):ドン・ヘンリーのボーカル・パートはこの間。ドン・ヘンリーのどこかしゃがれた声がこの曲のイメージに良くフィットしている。タンタンとリズムを刻む彼のドラムスと、ギターがメロディーを引っ張り、バック・コーラスが絡む展開だ。3分30秒で再びイントロのアコギの音色が聞える。この辺の演奏面でのメリハリもバッチリ利いている。3部(4分20秒~ラスト):イントロとは違ってここではエレキ・ギターの共演がこの曲をグイグイと引っ張っていく。見方によっては冒頭とラストの演奏とボーカル・パートがサンドイッチになったような曲構成だ。□この曲は実は歌詞もとてもよく出来ていてカッコいいのだ。メロディーばかり注目されるが歌詞にもスポットを当ててみたい。冒頭のON A DARK DESSERT HIGHWAY,COOL WIND IN MY HAIRここからしてカッコいいではないか。この歌詞を聴いてその風景が浮かぶようだ、え、浮かばないって。それはないでしょう!。ではこういう意味です。「暗い砂漠の高速道路をクールな風に髪がなびく」どうです理解出来ますか?。本当は他にも紹介したいパートはありますがここだけは紹介したいので行きます。2分37秒からのパートです。SO I CALLED UP THE CAPTAIN,"PLEASE BRING ME MY WINE"HE SAID "WE HAVEN'T HAD THAT SPIRIT HERE SINCE 1969"ここのパートを訳してみると、そう、俺はキャプテンに「ワインを飲ませてくれよ」と言ったのだが、キャプテンはこう言ったんだ。「ここには1969年からワイン(酒)は置いておりません」とね。ここで出てくるSPIRITという単語は『気持ち、精神』と共に『酒(アルコール)』という意味も含む。歌詞の中の『お酒』と『精神』をかけているのだ。詳しく解説すると全ての歌詞を掲載しなければならない。字数制限の中では無理なので、CDやLPを持っている方は歌詞カードを読んで欲しい。最後のYOU CAN CHECK OUT ANY TIME YOU LIKE,BUT YOU CAN NEVER LEAVE.これでボーカル部分を閉めるがこの歌詞の意味は簡単だ。「何時でもチェックアウト出来ますが、貴方は決して立ち去れないでしょうね」こういう言葉がラストに来ているのだ。よく出来た歌詞だと私は思う。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート、賞】この曲は当然といえば当然シングル・チャートで1位を1週間獲得し、年間では19位となった。アルバムの方は通算8週間1位を獲得し、年間では4位となった。このアルバムからは他に第一弾シングルとして、「NEW KID IN TOWN」がこちらも1位を獲得している。個人的にはこちらの曲も大好きで、今回の企画ではこちらにするかどうかかなり迷った。1977年のグラミー賞では、「HOTEL CALIFORNIA」が最優秀レコード(シングル)を獲得した。更に、「NEW KID IN TOWN」が最優秀ヴォーカル・アレンジメントを獲得した。授賞は逸したが最優秀アルバム、最優秀ソング(楽曲)にもノミネートされいた。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】この曲は是非この1曲だけではなくて、アルバム単位で聴いて欲しいと思う。「ホテル・カリフォルニア」だけではなくて、アルバム全体が一つの流れになっているのでそういった楽しみもこのアルバムから感じる事が出来る御薦めの一枚だ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】デビュー当時はカントリー・ロック・バンドとして活動していた彼等だが、このアルバムではそういったカラーは薄まりロック・バンドとしての姿勢が感じる。そのあたりも含めて味わってもらいたい。ロックの名曲をこうして限られた字数で解説するのは、やはり難しいですな~。最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。
2004.05.23
コメント(9)
人気blogランキングへ【今回選曲】今回は'80年代に流行った即席デュエットを中心に選んでみた。ここの曲の解説はしないけどJAMES INGRAM,MICHAEL McDONALDはここにも入っている中以外にも多い。さらに言えば映画関連のヒット曲も多い。最近はデュエットよりはFEATURINGが大流行でこれはこのデュエット・ブームとは多少趣向が違う。デュエットはお互いのミュージシャンの交流から自然発生的に誕生したり、レコード会社が同じでその思惑から誕生したりと裏事情は様々だ。でも我々リスナーからすれば意外な顔触れがあると楽しめるのも事実。また、自分のご贔屓のミュージシャンが知らない人と共演すると相手の人が気になったりもする。こういう共演をきっかけに相手を好きになる事もあるので、こういうデュエットは楽しい企画だ。DUET SONGSA面1.YOU'RE A FRIEND OF MINE/CLARENCE CLEMONS & JACKSON BROWNE2.IT'S YOU/STEVIE WONDER & DIONNE WARWICK3.PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART(恋をあなたに)/AL GREEN & ANNIE LENNOX4.ON MY OWN/MICHAEL McDONALD & PATTI LaBELLE5.I KNEW YOU WERE WAITING (FOR ME)(愛のおとずれ)/ARETHA FRANKLIN & GEORGE MICHAEL6.SAY SAY SAY/PAUL McCARTNEY & MICHAEL JACKSON7.UP WHERE WE BELONG(愛と青春の旅立ち)/JOE COCKER & JENNIFER WARNES8.TONIGHT,I CELEBRATE MY LOVE(愛のセレブレーション)/PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK9.TO ALL THE GIRLS I LOVED BEFORE(かつて愛した女性へ)/JULIO IGLESIAS & WILLIE NELSON10.ENDLESS LOVE/DIANA ROSS & LIONEL RICHIE11.EASY LOVER/PHILIP BAILEY & PHIL COLLINSB面1.IT'S ONLY LOVE/BRYAN ADAMS & TINA TURNER2.YAH MO B THERE(歓喜の調べ)/JAMES INGRAM & MICHALE McDONALD3.DON'T GIVE UP/PETER GABRIEL & KATE BUSH4.EBONY AND IVORY/PAUL McCARTNEY & STEVIE WONDER5.(I'VE HAD THE)TIME OF MY LIFE/BILL MEDLEY & JENNIFER WARNES6.SOMEWHERE OUT THERE(アメリカ物語)/LINDA RONSTADT & JAMES INGRAM7.GUILTY/BARBRA STREISAND & BARRY GIBB8.NEXT TIME I FALL/PETER CETERA & AMY GRANT9.SEPARATE LIVES/PHIL COLLINS & MARILYN MARTIN10.BABY GRAND/BILLY JOEL & RAY CHARLES11.FRIENDS AND LOVERS/GLORIA LORING & CARL ANDERSON
2004.05.15
コメント(1)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.4▲△▲△▲■私の好きな曲4、~ロバータ・フラックの「やさしく歌って」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■【アーティストの略歴】ロバータ・フラックは主に'70年代に活躍した黒人女性歌手で特に'70年代の前半から中盤にかけての活躍は目覚しいものがあった。ソウルのカテゴリーに分けられるフラックではあるが、クラシックの素養もありピアノも演奏出来る。'83年には「愛のセレブレーション」をピーボ・ブライソンとのデュエットでヒットさせたのは有名だ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】○1973年初頭にアルバム「KILLING ME SOFTLY」の中の収録曲として発表された。フラックが情感をタップリ込めて歌うこの曲は、今ではすっかりスタンダード・ナンバーとして定着し毎夜世界のどこかのバーで歌われていることだろう。その一方で日本ではこの曲はネスレ社のコーヒーのCMのバックにかかっているので、何気なく知っている人も多いのでは。ヨーロッパの映像を背景にコーヒーをすすっているCMで、今の商品名は「エクセラ」だと思う。今度CMがTVで流れたら注目して聞いて欲しいが、残念ながら曲はフラックのバージョンではないようだ。●この曲の原題は「KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG」というタイトルで日本語タイトルはこの原題を全て表しているとは言えない。何故ならこの原題の「KILLING ME SOFTLY」は、『やさしく私をメロメロにして、やさしく私を虜にして』の様なニュアンスを含んでいる。「WITH HIS SONG」は簡単で『彼の歌で』だ。故にこの曲のタイトルは『彼の歌でやさしく私を虜にして、彼の歌でやさしく私をメロメロにして』と言った意味なのだ。判ってくれたかな?。☆さてこの曲の内容をもう少し掘り下げて聴いて見るとこうなる。サビの部分の:KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG(x2)(和訳は↑を参照)TELLING MY WHOLE LIFE WITH HIS WORDS(私の人生の全てを彼の言葉で語って欲しい)という事は私は彼の人生の一部になりたいと言うことだと私は解釈する。このサビの部分に入る直前にはSINGING MY LIFE WITH HIS WORDS(彼の言葉と共に私の人生を歌う(歌っている))というフレーズも出てくる。どちらも同じ意味だがこういうチョッと表現を変えるだけで、曲の中のイメージも豊かになってくる。★曲調は終始スローな雰囲気であり特に中間での盛り上がりもない。だが逆にそんなこの曲のメロディー・ラインをフラックのヴォーカルは表現力豊に歌い上げている。ジョエル・ドーンのプロデュースもそんな彼女の歌唱力を上手く引き出している。決して飾り過ぎない演奏やさり気無いバック・ボーカルも見事にはまっている。クラシックを学んでいた彼女はこの曲を録音した時も色色な事を試した。何度も繰り返して彼女が満足するまで録音は続き、一部のコードの進行を彼女自らが学んだクラシックを参考にして変えた。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート】 この曲は1973年の1月に54位で初登場して以来5週目で、エルトン・ジョンの「クロコダイル・ロック」に替わって1位を獲得して5週間続いた。尚年間チャートでも3位と好成績を収めた。グラミー賞ではこの年の最優秀レコード(シングル),最優秀楽曲(ソングライターが対象),最優秀女性ポップ歌手を授賞した。尚、アルバム部門でも候補に入ったが残念ながらこちらはスティーヴィー・ワンダーの「インナーヴィジョンズ」にさらわれた。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】やはりロバータ・フラックはこの曲を発表した頃が一番旬だった。今でも活動はしているがその活動状況がニュースになる事は殆どない。彼女はこの頃は長年の友人で恋人だったダニー・ハザウェイの自殺はかなりショックだったようだ。二人の連名でアルバムも出していただけにその後はショック状態が続いたと聞いている。ソウル歌手としてはやはりその筋のファンからは慕われてはいないようだ。でもそう言った批判は別にして彼女のこの頃の曲『THE CLOSER I GET TO YOU』(1977)もこの曲同様に名曲の誉れが高い。是非この曲と共に一緒に聴いてもらいたいので、未聴の方はベスト盤を捜して聴いてね。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】■今回取り上げたのはこのシリーズでは始めての女性が歌う曲だ。この曲も今までの3曲同様に私の大好きな歌で、まだこの曲を知らない人にも知ってもらいたい名曲だ。どちらかと言えば若い人よりは大人向けの名曲だ。□ロバータ・フラックは最近は新譜が出ても話題にならないから知らない人も多いだろうが、過去にはこういういい曲を歌って一世を風靡した事を今回の企画で知ってもらいたかった。もっとも40代半ば以上の人達には同時進行で聴いていただろうから、懐かしいと思えるだろう。▲予告編(順不同):1.TAKE ON ME2.HOTEL CALIFORNIA3.LOVE今後取り上げて欲しい曲や感想があれば何なりとBBSへ書き込んで下さい。お待ちしております。最後まで読んで戴いて有り難うございました。
2004.05.08
コメント(5)
人気blogランキングへ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.3▲△▲△▲■私の好きな曲3、~レッド・ツェッペリンの「天国への階段」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□【アーティストの略歴】1968年秋に英国で結成されて1969年初頭にレコード・デビューを果たした。メンバーはリーダーのジミー・ペイジ(ギター)、ロバート・プラント(ボーカル)、ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース、キーボード)、ジョン・ボーナム(ドラムス)の四名。'80年9月25日にジョン・ボーナムが亡くなり事実上バンドはピリオドを打った。その後何度かチャリティー・ライヴで復活コンサートを開いたり、プラントとページが一緒に活動したこともある。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【この曲について】○この曲を含む『4』は1971年11月に米国で発売された。しかしZEPのライヴでは同年3月に既に披露されて、それ以来彼らのライヴでは定番となった。グループが解散後の'80年代にはあのLIVE AIDでも披露されたが、この時はドラムスはフィル・コリンズとバーナード・エドワーズの二人が務めた。アトランティック・レコード40周年記念ライヴでは、ジョン・ボーナムの息子ジェイソンがドラムスを担当した。●この曲の構成(8:01):0~0:53 もの悲しげなイントロが始まる。ペイジのアコギとその後にジョーンズのリコーダーが重なる。0:54~2:13 プラントのどこか哀愁を含んだボーカルが入る。バックの演奏は基本的にアコギがリードする。2:14~4:17 ここからはバックのペイジの演奏にエレキが加わる。このパートになると徐々に音に厚みが出てくる。プラントのボーカルも最初の哀愁を含んだ声から力強さが感じられるようになる。4:18~5:33 ボーナムの迫力のあるドラムスが待ち構えていたかのように入る。いよいよこの曲の演奏陣が揃った。5:34~6:44 5:56あたりからペイジのギターソロが入る。この一分近く展開される演奏が有ることでこの曲が、確かにZEPの曲だと認識される。曲全体の構成からしてもこの部分が有るおかげでメリハリが利いている。流石ZEPだと感じさせられる。6:45~7:45 そしてここから一分間は再びプラントの絶叫調のボーカルが聴ける。まさにZEPがハード・ロックのバンドであると感じる瞬間だ。7:46~8:01 頂点までに上り詰めた曲は最後にプラントの、♪and she's buying the stairway to heaven♪の呟きで幕となる。それも最後の語尾はF.O.されて何だか風の中に消えて行くかのようだ。☆この曲を聴いていると特に出だしの部分には、英国のトラッド風音楽の影響が色濃く反映されている。ZEPは曲作りにおいてかなりこの英国トラッド音楽の影響を感じさせる。アコギとリコーダーのイントロなんかはそこだけ聴いていたら、とてもZEPの曲とは思えない。このアルバム収録曲の「THE BATTLE OF EVERMORE(限りなき戦い)」も同様にトラッド色が強く出ている。★この曲の歌詞にも目を凝らしているとそこかしこに英国の色が出ている。例えば:and it whispered that soon(そしてそこでささやいているのは、間もなく) if we all called the tune(我々があの調べを歌って呼び起こせば) then the piper will lead us to reason(そうすれば笛吹きが我々をその源に導いてくれる) and the new day will dawn,for those who stand long(そしてそこで長く待った者には、新しい夜明けが待っているだろう) and the forests will echo with laughter(そうすれば森には笑いがこだまするのだ) この歌詞の中で出てくるpiper(笛吹き)forests(森)等は英国の昔物語を思い起こさせる。それに貴婦人(Lady)が天国への階段を買おうとしている物語そのものが、この曲を格調のあるものにしていると私は思う。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ヒット・チャート】これだけ有名な曲になると当然シングル・カットされて1位になっているだろうと、多くの人は想像するだろう。だがこの曲はZEP側の要望もあり、レコード会社からの再三再四のシングル化の要求を却下してきた。なのでアルバムをシングル感覚で買った人は多いはずだ。ラジオ局ではこの曲のオンエアが連日流されて、遂にオンエア回数では歴代一位を記録して未だに更新されている。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【最後に】ZEPは'70年代のロックを牽引してきたグループで有ることに間違いはない。そのZEPのキャリアの中でもこのアルバムは代表的な一枚だ。この曲以外にも彼らのライヴでは欠かせない「BLACK DOG」「ROCK AND ROLL」も収録されている。そして数多くこなしたライヴは既に伝説となり、海賊盤市場では今でも高額で取り引きされている。ビートルズ同様に既にメンバーが死んでいるので再結成は有り得ないが、何時までもロック史上に残るグループとして語り継がれるだろう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【編集後記】最近のヒップホップ音楽に着いて行けない筆者としては、こういう気骨のあった時代のロック・グループの音楽に郷愁を感じる。今でも筆者が主に聴くのは'70年代から'80年代の音楽だ。それはこの時代の音楽を体験してきた者としてこの時代の音楽を知らない人にも、少しでもその素晴らしさを伝えられたらうれしい。最後まで読んで戴いて有り難うございました。
2004.05.02
コメント(9)
【今回の選曲について】今回の選曲はなぜゆえか'89年の曲が10曲と多いが、恐らく作った当時一本のテープを作りきれずに他の年代のと一緒にして作ったのだろう。そんな'89年組の中で今でも第一線で活躍しているのはどれくらいかな?。A1は'80年代中盤くらいから活躍していた英国のデュオだが、その後相棒が離れてソロ・プロジェクトと化してからは勢いが失せてしまった。この曲を最初に聴いたときは即座にビートルズの「I AM THE WALRUS」を思い出した。そのサイケな雰囲気や曲のアレンジもとても似ていたからね。A6のニューキッズはこの頃は日の出の勢いで、ティーンの女の子達に絶大なる人気を誇っていた。ツアーに出ると毎夜ホテルに押しかけてきて、メンバー達は「据え膳」を美味しく戴いていたそうだ。A2,A5は共にカバーで前者はS&G(サイモン&ガーファンクル)の曲で映画の挿入歌としてヒット。後者は何の解説も要らない坂本九が歌った全米1位曲のカバー。このバージョンは英語の歌詞が付いていて、女性グループによるカバーで幾分スローで意図的にオリエンタル・ムードを強調している。英語詞は日本詞とはニュアンスが異なっている。A9,B6はAOR全盛時代の名曲としても名高い2曲。A8のベンソンは当時は本来のジャズ・フュージョンのカテゴリーを飛び出して、クインシー・ジョーンズによりR&Bのテイストのアルバムを出してヒットした。A11,B11はいずれも映画絡みの即席デュエットでA11のアン・ウイルソンはA3のハートの姉妹ボーカリストの一人でもある。ベテラン組ではA7のイーグルス、A10のデビッド・ボウイは最近はミネラル・ウォーターのCMにも出演している。これも曲中で中国風のアレンジが所々聴かれる。B1のポールは間もなく欧州ツアーが始まる予定で、セット・リストに注目が集まる。B5はベテラン・シンガーのロバート・パーマーが参加しているが、残念ながら昨年亡くなった。HIT SONGS OF THE ’80S NO.10A面1.SOWING THE SEEDS OF LOVE('89)/TEARS FOR FEARS2.HAZY SHADE OF WINTER(冬の散歩道)('88)/BANGLES3.ALONE('87)/HEART4.REAL LOVE('89)/JODY WATLEY5.SUKIYAKI(上を向いて歩こう)('81)/TASTE OF HONEY6.I'LL BE LOVING YOU(FOREVER)('89)/NEW KIDS ON THE BLOCK7.HEARTACHE TONIGHT('80)/EAGLES8.GIVE ME THE NIGHT('80)/GEORGE BENSON9.YOU'RE ONLY LONELY('80)/J.D.SOUTHER10.CHINA GIRL('83)/DAVID BOWIE11.SURRENDER TO ME('89)/ANN WILSON & ROBIN ZANDERB面1.TAKE IT AWAY('82)/PAUL McCARTNEY2.SOLDIER OF LOVE('89)/DONNY OSMOND3.EVERY ROSE HAS IT'S THORN('89)/POSION4.SOME LIKE IT HOT('85)/THE POWER STATION5.CENTERFOLD(堕ちた天使)('82)/J.GEILS BAND6.ESCAPE(THE PINA COLADA SONG)('80)/RUPERT HOLMES7.THIS TIME I KNOW IT'S FOR REAL('89)/DONNA SUMMER8.GIVING YOU THE BEST THAT I GOT('89)/ANITA BAKER9.WAITING FOR A GIRL LIKE YOU('82)FOREIGNER10.THE LOVER IN ME('89)/SHEENA EASTON11.AFTER ALL('89)/CHER & PETER CETERA
2004.04.24
コメント(0)
【今回の選曲】今回の選曲でこの年代を代表する曲と言えばA5,A6,A8あたりかな?。特にA6はシンディ・ローパーというよりはこの年代を代表する曲といっても過言ではないだろう。完全にスタンダード化してカバーも多くの人によってされている。A8はブルース・ホーンスビーのナンバー・ワン・ヒットで彼のピアノをフィーチャーした曲で、米国社会の矛盾を歌っている。A9はエチオピアの飢餓を救おうと英国を中心としたアーティストが集まって、X’MAS曲を吹き込んだ。これが後に米国に飛び火してUSA FOR AFRICAが同様に結成されて、LIVE AIDへと繋がった。A11はクリストファー・クロスが映画アーサーで歌った主題歌で大ヒットした。B6はトランペッターのハーブ・アルパートが自分のアルバムの中で、ジャネット・ジャクソンのヴォーカルをフィーチャーした曲。B9はデビー・ギブソンの大ヒットしたデビュー・アルバムからのナンバー・ワン曲でしっとりとしたバラード。これからどういうタイプのアーティストに成長するか楽しみだったが、その後はパッとせずに何だかすっかり顔も変わった(整形?)のは残念だった。A7はクイーンのこちらもナンバー・ワン曲であり、どことなく60年代のロックンロールぽいサウンドが特徴。HIT SONGS OF THE ’80S NO.9A面1.THAT GIRL('82)/STEVIE WONDER2.FREEDOM('85)/WHAM!3.PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART(恋をあなたに)('89)/AL GREEN & ANNIE LENNOX4.MODERN GIRL('81)/SHEENA EASTON5.BEAT IT(今夜はビート・イット)('83)/MICHAEL JACKSON6.TIME AFTER TIME('84)/CYNDI LAUPER7.CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE(愛という名の欲望)('80)/QUEEN8.THE WAY IT IS('86)/BRUCE HORNSBY & THE RANGE9.DO THEY KNOW IT'S CHRISTMAS?('85)/BAND AID10.VALERIE(青空のヴァレリー'86)('87)/STEVE WINWOOD11.ARTHUR'S THEME(BEAT THAT YOU CAN DO)(ニューヨーク・シティ・セレナーデ)('81)/CHRISTOPHER CROSSB面1.OVER KILL('83)/MEN AT WORK2.KEEP ON LOVIN' YOU('81)/REO SPEEDWAGON3.YOU'RE ONLY HUMAN(SECOND WIND)('85)/BILLY JOEL4.HUNGRY HEART('80)/BRUCE SPRINGSTEEN5.CRAZY FOR YOU('85)/MADONNA6.DIAMONDS('87)/HERB ALPERT(VOC.JANET JACKSON)7.YOU KEEP ME HANGIN' ON('86)/KIM WILDE8.ONE ON ONE('83)/DARYL HALL & JOHN OATES9.FOOLISH BEAT('87)/DEBBIE GIBSON10.BIG TIME('86)/PETER GABRIEL11.NO MORE LONELY NIGHTS(ひとりぽっちのロンリー・ナイト)('84)/PAUL McCARTNEY
2004.04.18
コメント(3)
【今回の選曲】今回は'80年代の中でも幅広く選曲した。まずA面で映画関係の挿入曲がA1,A2,A4,A5,A9である。またこの年代に多く見られた即席デュエットもA6,A7,B5,B6の4曲にのぼる。私の好きなAOR系のはB1,B6,B11の3曲に留まっている。A8とB8はご存知レノン親子で息子のジュリアンは、この年にデビューを果たした。新人賞レースでも常にトップ・グループを走っていたが、残念ながらグラミー賞はシャーデーにさらわれしまった。今回の選曲には大物アーティストを含む一方で、既に活動状況が全く伝わってこないものもある。B10のワン・チャンはこの曲とゴドレー&クレームの制作した印象的なPVで一躍表舞台に現れた。しかし今では既に解散してしまったようだし二人のメンバーの動向も不明だ。B1のC・クロスは今年の初めに来日したが、既に米国では過去の人扱いでかろうじて日本でのかつての人気で活動しているといっても過言ではない。素敵な曲を書いていただけに残念ではある。A1のB・オーシャンも最近では全く動向が不明だが、彼は元々曲を書いて提供していた時期もあるがその手の活動に専念しているのだろうか?。最後にこれらの曲目を眺めていると、どの曲もMTV全盛の時代なので曲と映像が同時に浮かんでくる。最近の音楽とは違って今でもそしてこれからも聴きたい音楽が'80年代には多いのが特徴だ。HIT SONGS OF THE ’80S NO.8A面1.WHEN THE GOING GETS TOUGH('86)/BILLY OCEAN2.LET'S HEAR IT FOR THE BOY('84)/DENIECE WILLIAMS3.AMANDA('86)/BOSTON4.FAME('80)/IRENE CARA5.POWER OF LOVE('85)/HUEY LEWIS6.I JUST CAN'T STOP LOVUNG YOU('87)/MICHAEL JACKSON & SIEDAH GARRETT7.LEATHER AND LACE('82)/STEVIE NICKS WITH DON HENLEY8.TOO LATE FOR GOODBYE('85)/JULIAN LENNON9.DON'T WORRY BE HAPPY('88)/BOBBY McFFERIN10.TOGETHER FOREVER('88)/RICK ASTLEY11.PENNY LOVER('84)/LIONEL RICHIEB面1.ALL RIGHT('83)/CHRISTOPHER CROSS2.THAT'S ALL('84)/GENESIS3.HUMAN('86)/HUMAN LEAGUE4.GLORY DAYS('85)/BRUCE SPRINGSTEEN5.EBONY AND IVORY('82)/PAUL McCARTNEY & STEVIE WONDER6.THE NEXT TIME I FALL('86)/PETER CETERA WITH AMY GRANT7.UPSIDE DOWN('80)/DIANA ROSS8.NOBODY TOLD ME('84)/JOHN LENNON9.MANDOLIN RAIN('86)/BRUCE HORNSBY & THE RANGE10.EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT('86)/WANG CHUNG11.THE ONE THAT YOU LOVE(シーサイド・ラヴ)('81)/AIR SUPPLY
2004.04.10
コメント(3)
【今回の選曲】今回の選曲の中でもこの年代を代表するようなのが何曲か入っている。例えばA4は1987年の年間チャートで見事に1位に輝いた曲で、尚且つそのユニークなPVも話題になっていた。A1はフィル・コリンズのリズムを強調した彼らしい作品。A2も何となくA1と似た雰囲気の曲でファンキーだ。A7は元ジェファーソン・エアプレーンの創始者でありリーダーだった、マーティー・バリンのソロ作。このアルバムはAOR色を全面に出した作品で、この曲もほろ苦さを表現した彼のボーカルが光る曲。日本でもAORブームに乗ってヒットした。B1はヴァン・へイレンの大ヒット曲で、彼等らしからぬキーボードを全面に出したサウンドが受けた。PVではリード・ヴォーカルのデイヴ・リー・ロスのせわしない動きも見もの?だった。B2,B3は元ビートルズのメンバーが絡んだ曲で、B2は元々ジョージがリンゴへ提供するために書いたがジョンの追悼曲へする為に、歌詞を一部書き換えて自らが歌った。B3はマイケルとポールのデュエットととして注目された。一人の女性を取り合う中身でマイケルの自作曲だが、その曲調は完全にポールのもので一説にはポールがマイケルにプレゼントしたとか?。B7は映画トップ・ガンの愛のテーマとして、映画の中でもラヴ・シーンのバックにかかっていた。B8はその名前の通り、ジョン・レノンの長男のジュリアンのデビュー作。最初に聞いたときはまるでジョンの作品と間違うほど、曲調も声も似ていたのには驚きだった。HIT SONGS OF THE ’80S NO.7A面1.SUSSUDIO('85)/PHIL COLLINS2.TELEFONE(LONG DISTANCE LOVE AFFAIR)('83)/SHEENA EASTON3.BALLERINA GIRL('87)/LIONEL RICHIE4.WALK LIKE AN EGYPTIAN('86)/BANGLES5.IF YOU LOVE SOMEBODY SET THEM FREE('85)/STING6.BAD BOY('86)/MIAMI SOUND MACHINE7.HEARTS(ハート悲しく)('81)/MARTY BALIN8.MODERN WOMAN('86)/BILLY JOEL9.FINER THINGS('87)/STEVE WINWOOD10.IN YOUR LETTER(涙のレター)('81)/REO SPEEDWAGON11.THE WINNER TAKES IT ALL('81)/ABBAB面1.JUMP('84)/VAN HALEN2.SWEET FREEDOM('86)/MICHAEL McDONALD3.ALL THOSE YEARS AGO(過ぎ去りし日々)('81)/GEORGE HARRSION4.THE GIRL IS MINE('82)/MICHAEL JACKSON & PAUL McCARTNEY5.SWEET DREAMS(ARE MADE OF THIS)('83)/EURYTHMICS6.THE EDGE OF HEAVEN('86)/WHAM!7.TAKE MY BREATH AWAY(愛は吐息のように)('86)/BERLIN8.VALOTTE('85)/JULIAN LENNON9.LITTLE RED CORVETTE('83)/PRINCE10.SHE DRIVES ME CRAZY('89)/FINE YOUNG CANNIBALS11.SAVING ALL MY LOVE FOR YOU(すべてをあなたに)('85)/WHITNEY HOUSTON
2004.04.03
コメント(2)
【今回の選曲】今回の選曲も基本的に前日の日記同様に、車で聴くのを目的にカセットで作った。構成も1曲目にテンポの良い明るい曲を配して、最後にバラード系で締める。即席デュエットがA4,B3.B5,B7の4曲入っていてこれらが丁度いい具合にアクセントとなっている。曲は自分好みのAOR系をここでも多めに取り入れていてA3,A7,B1,B2,B8はその部類だし、A3,A6,A7もそれに近いサウンドなので採用した。この中ではB11のが一番の好みかな。最近新人歌手(何とかブーブレ)にカバーされているが、場末のクラブでの弾き語り見たいなスタンダード風なバラードでとても素敵な曲だ。因みに彼は8年振りに新譜が出た。【タイトル曲について】これはスティーヴィー・ワンダーが歌った曲の中でも自分が一番好きな曲。スティーヴィーがまだ単独で曲作りをしていない頃だが、とてもぬくもりがあって生活のワンシーンみたいな歌詞も味があるのがまたいいのだ。<カセットテープ90分用使用>TITLE♪MY CHERIE AMOUR♪A面1.BAD LOVE/ERIC CLAPTON2.TRUE LOVE/GLEN FREY3.TELL WHERE YOU GOING(やさしい光につつまれて)/セリア(綴りが難しくて不明)4.THE DOOR TO YOUR HEART(愛の扉)/TAYLOR DAYNE & KEITH WASHINGTON5.RHYTHM OF THE NIGHT/DeBARGE6.AM I THE SAME GIRL/SWING OUT SISTER7.SLOW DANCER/BOZ SCAGGS8.TROUBLE MIND/WORKSHY9.MY CHERIE AMOUR/STEVIE WONDER10.STARS DIDN'T SHOW/10CC11.I NEED YOU/MAURICE WHITEB面1.DON'T TURN ME AWAY/AIR SUPPLY2.MORE THAN JUST TWO OF US(想いでのスニーカー)/SNEAKER3.BETWEEN THE SHEETS/FOURPLAY,FEAT.CHAKA KHAN & NATHAN EAST4.I SAY A LITTLE PRAYER(小さな願い)/DIONNE WARWICK5.THIS OLD HEART OF MINE/ROD STEWART & RONALD ISLEY6.OH GIRL/PAUL YOUNG7.HEART TO HEART/JAMES "JT" TAYLOR & STEPHANIE MILLS8.SPECIAL TO ME/BOBBY CALDWELL9.REUNITED(恋の仲直り)/PEACHES & HERB10.THIS GUY'S IN LOVE WUTH YOU/HERB ALPERT11.KISSING A FOOL/GEORGE MICHAEL
2004.03.28
コメント(1)
【選曲について】私は車の中で聴くのを主目的に数多くの自作テープを所持している。どれも基本的にカセットで90分用のを用いて作る。今回のも他のテープ同様にドライヴ用だ。A面とB面も1曲目にリズム感のある曲を配し、最後にバラード系の曲で締める構成にしている。更に男女どちらかに偏らずに年代も幅広く選ぶ。選ぶ曲も極力ヒット曲集の要素を薄めて、自分が聴いていて落ち着けるのを根底にしている。全体を通しても自分の好みのAOR系の曲を必ず配している。片面の11曲を通して同じタイプの曲が連続しないようになっているし、アーティストも大物もいれば今では活動しているかどうかも分からない人も含んでいる。【タイトルの由来】タイトルの【Dreaming Of You】は、メキシコ系アメリカ人の故セリーナの歌だ。彼女は不幸にして男性関係を巡るトラブルで、事務所に勤務する女性に若くして射殺されてしまった。まるでそんな彼女の心境を表現したかのような曲で、聴いていて心に染みる個人的に大好きな曲なのでタイトルにした。セリーナには実はもう一つ好きな曲もあり、どちらをタイトルにするか迷った。<カセットテープ90分用使用>TITLE♪DREAMING OF YOU♪A面1.STUFF LIKE THAT/QUINCY JONES2.I DO/NATALIE COLE & FREDDIE JACKSON3.LUCKY ONE/AMY GRANT4.ALL TIME HIGH/RITA COOLIDGE5.VIDEO KILLED THE RADIO STAR(ラジオスターの悲劇)/BUGGLES6.DREAMING OF YOU/SELENA7.LAUGHTER IN THE RAIN(雨に微笑を)/NEIL SEDAKA8.LA LA MEANS I LOVE YOU/SWING OUT SISTER9.WATERSPOUT(未発表曲)/WINGS10.ONE STEP CLOSER/AIR SUPPLY11.NOTHING GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU(かわらぬ想い)/GEORGE BENSONB面1.RUNAWAY/NUYORICAN SOUL FEAT.INDIA2.ABSOLUTE BEGINNERS/DAVID BOWIE3.JEALOUS GUY/JOHN LENNON4.THE SPY WHO LOVED ME(私を愛したスパイ)/CARLY SIMON5.ALL AROUND THE WORLD/LISA STANSFIELD6.THIRD TIME LUCKY/BASIA7.WHAT IS LIFE(美しき人生)/GEORGE HARRISON8.PIRATES AND POETS/BERTIE HIGGINS9.SHERRY DARLING/BRUCE SPRINGSTEEN10.CARIBBEAN BLUE/ENYA11.FIRST TIME/SURFACE
2004.03.27
コメント(4)
【ジョージ・マイケル】この年は正にジョージ・マイケルの一年だった。A1はシングル・チャートで年間一位と、これを収めたアルバム部門でも一位を獲得した。そのジョージ・マイケルはこの後は裁判でレコード会社と長い間もめたり、ロスでワイセツ行為で逮捕されたりとパッとしなかった。そんな彼の8年振りの新作が発売されたばかりだ。【ジョージ・ハリスン】B1はルディ・クラークのカバーだがこれが大ヒットとなり、シングル・チャートで見事に一位を獲得し年間でも三位に食い込んだ。これを収めたアルバム「CLOUD 9」はELOのジェフ・リンをプロデューサーに迎えたのが大成功の一因だった。リンは大のビートルズ・フリークであり彼は前からビートルズのメンバーと仕事をしたがっていたので、彼の思いがジョージに通じてジョージも自分のキャリアに敬意を表するリンを受け入れた。その後、ビートルズのアンソロジー・シリーズでのプロデュースも任された。【今回の選曲】この中では残念なことにB6のロバート・パーマー、B8のダスティ・スプリングフィールドが亡くなっている。A3のナタリー・コールは今ではジャズ・フィールドで活動しているがこの頃はまだポップなのを歌っていた。この曲はブルース・スプリングスティーン作で、彼のシングルのB面にひっそりと収められていた曲だ。A5は私がマイケルのキャリアの中で一番好きな曲だが、裁判はどうなるのでしょうか?。今回の選曲の中で更に'80年代を代表する曲と言えばA8,A11,B10,B11も入ってくるだろう。特にリック・アストリーのあの野太いオヤジ声を遺憾なく発揮したこの曲は、この頃流行っていたストック=エイトキン=ウォーターマンのナンバーだ。A11も有名な曲で私も大好きだが、この曲も実は盗作騒動が巻き起こっていた。BON JOVIが歌って有名な「YOU GIVE LOVE A BAD NAME」とイントロが酷似しているということで、確か裁判沙汰になっていたと思う。結果はどうだったか記憶に無いが。B10のティファニーとA2のデビー・ギブソンは当時ティーン・アイドルとして売り出していたが、今では当時の面影は無いようだ。B11のビーチ・ボーイズのは映画カクテルの挿入歌で、カリブ海の地名がふんだんに出てくる旅情感溢れる夏向きの曲だ。A9のトレーシー・チャップマンはこれがデビュー作で、その性別が一見して直ぐに分からないような風貌から歌い、グラミー賞の新人賞を獲得している。日本にもチャリティー・コンサートにブルース・スプリングスティーンやピーター・ゲイブリエルらと来てその歌声を披露した。私もそのコンサートは東京ドームで聴いた。<カセットテープ90分用使用>1988 BEST HIT SONGS A面1.FAITH/GEORGE MICHAEL2.OUT OF THE BLUE/DEBBIE GIBSON3.PINK CADILLAC/NATALIE COLE4.ROLL WITH IT/STEVE WINWOOD5.MAN IN THE MIRROR/MICHAEL JACKSON6.SAY YOU WILL/FOREIGNER7.MAKE IT REAL/JETS8.NEVER GONNA GIVE YOU UP/RICK ASTLEY9.FAST CAR/TRACY CHAPMAN10.A GROOVY KIND OF LOVE(恋はごきげん)/PHIL COLLINS11.HEAVEN IS A PLACE ON EARTH/BELINDA CARLISLEB面1.GOT MY MIND SET ON YOU/GEORGE HARRISON2.GET OUTTA MY DREAMS,GET INTO MY CAR/BILLY OCEAN3.WHERE DO BROKEN HEARTS GO/WHITNEY HOUSTON4.HUNGRY HEARTS/ERIC CARMEN5.PERFECT WORLD/HUEY LEWIS6.SIMPLY IRRESISTIBLE(この愛にすべてを)/ROBERT PALMER7.ANYTHING FOR YOU/GLORIA ESTEFAN & MIAMI SOUND MACHINE8.WHAT HAVE I DONE TO DESERVE THIS(とどかぬ想い)/PET SHOP BOYS & DUSTY SPRINGFIELD9.MERCEDES BOY/PEBBLES10.COULD'VE BEEN(思い出に抱かれて)/TIFFANY11.KOKOMO/BEACH BOYS
2004.03.21
コメント(0)
【今回の選曲】即席デュエットが3曲(A2,A9,B10),即席ユニットが1曲(A11),元LED ZEPPELINのロバート・プラント、ジミー・ページらのプロジェクト(A10),ドイツ語曲1曲(B2),映画挿入歌が4曲を含んだ選曲となっている(B1,B7,B9,B11)。【パクリ盗作】B9は映画の挿入歌として、又、色々なスターが歌うPV効果もあってヒットした。ところがこの曲は盗作の疑いが掛けられて裁判に持ち込まれた結果は『クロ』だった。元の曲はヒューイ・ルイスの『I WANT A NEW DRUG』で、確かにこの二曲は良く似ている。レイ・パーカーJRも裁判で負けて素直に非を認めてヒューイ・ルイスに謝ったらしい。折角ヒットして賞にもノミネートされたりしたが、この曲を人前で歌うことは無かったのはやはり後ろめたさがあった?。【米国版バンド・エイド】A11は当時アフリカのエチオピアの飢餓に立ち向かう為に、米国のスター達が集まった画期的な一曲。そのきっかけは英国で結成されたBAND AIDで、彼等は一同に集まって「DO THEY KNOW IT'S CHRISTMAS?」を録音して話題を呼んだ。これが米国にも飛び火した形となり、更に発展して『LIVE AID』が開催された。A3,A4,A9,B4,B11のアーティストがこのプロジェクトにも参加している。【その他】異色なのはB2のドイツ出身のネーナでドイツ語で歌った曲としては異例の2位まで上昇した。大物アーティストとしてはA5,B4,B8,B11らで、特にマドンナのB8はイタリアのベニスでロケしたPVも話題を呼んだ。A1は今では何かめでたい出来事があったときのBGMとしてすっかり有名になった。例としてはかつてイランのテヘランの米国大使館員が長期に渡って監禁された後に開放されて、米国に戻ってきた時に米国中のラジオでこの曲を流して帰還を祝ったほどだった。HIT SONGS OF THE ’80S NO.6A面1.CELEBRATION('81)/KOOL & THE GANG2.STOP DRAGGIN' MY HEART AROUND(嘆きの天使)('81)/STEVIE NICKS & TOM PETTY3.PRIVATE EYES('81)/DARYL HALL & JOHN OATES4.TRUE COLORS('86)/CYNDI LAUPER5.COMING UP(Live At Glasgow)('80)/PAUL McCARTNEY6.CHURCH OF THE POISON MIND('83)/CULTURE CLUB7.LOST IN LOVE('80)/AIR SUPPLY8.I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(WHO LOVES ME)(素敵なサムバディ)('87)/WHITNEY HOUSTON9.BABY COME TO ME(あまねく愛で)('83)/PATTI AUSTIN & JAMES INGRAM10.SEA OF LOVE('84)/THE HONEY DRIPPERS11.WE ARE THE WORLD('85)/USA FOR AFRICAB面1.EYE OF THE TIGER('82)/SURVIVOR2.99LUFTBALOON(ロックバルーンは99)/NENA3.CAN'T STAY AWAY FROM YOU('88)/GLORIA ESTEFAN & MIAMI SOUND MACHINE4.DANCING ON THE CEILING('86)/LIONEL RICHIE5.CALL ME('80)/BLONDIE6.AFRICA('83)/TOTO7.FOR YOUR EYES ONLY('81)/SHEENA EASTON8.LIKE A VIRGIN('84)/MADONNA9.GHOSTBUSTERS('84)/RAY PARKER,JR.10.ISLANDS IN THE STREAM('83)/KENNY ROGERS & DOLLY PARTON11.I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU(心の愛)('84)/STEVIE WONDER
2004.03.20
コメント(5)
【この選曲について】今回の選曲をざっと見渡して見ると何だか特徴があるのか無いのか自分でも、これをどういう意図で作ったか思い出せない。これらの中でも更に自分が気に入っている曲を挙げるとA1,A4,A5,A7,B4,B8,B12と言った所だ。A1はDISCOブームに乗ってヒットしたスピード感溢れる曲が特徴的だ。A4は海洋パニック映画「ポセイドン・アドベンチャー」の挿入歌で、映画の中でも披露されていたメロディ・ラインが綺麗な歌だ。B4はAOR界にこの曲ありと言った感じので、この曲が無ければAOR界は語れないしボビー・コールドウェルもボズ・スキャッグスと並ぶAOR界の巨匠である。黒人グループとして当時売れていたA3は最近ではプリンスがカバーしていた。A12は'80年代に入ってソロでブレークした、ライオネル・リッチーが在籍していた頃のコモドアーズのヒット曲でリッチーらしいバラードだ。蛇足ながらB8のクラプトンとB10のスティーヴィーは今月にも新譜が発売される。<カセットテープ90分用使用>HIT SONGS OF THE ’70S NO.5A面1.RING MY BELL('79)/ANITA WARD2.A HORSE WITH NO NAME(名前の無い馬)('72)/AMERICA3.BETCHA BY GOLLY,WOW(ゴーリー・ワウ)('72)/STYLISTICS4.MORNING AFTER('73)/MAUREEN McGOVERN5.ONE OF THESE NIGHTS(呪われた夜)('75)/EAGLES6.HEART OF GLASS('79)/BLONDIE7.MY LOVE('73)/PAUL McCARTNEY&WINGS8.GET DOWN TONIGHT('75)/K.C.&THE SUNSHINE BAND9.LOVE'S THEME(愛のテーマ)('74)/LOVE UNLIIMITED ORCHESTRA10.PHILADELPHIA FREEDOM('75)/ELTON JOHN11.HOW DEEP IS YOUR LOVE(愛はきらめきの中に)('78)/BEE GEES12.THREE TIMES A LADY(永遠の人へ捧げる歌)('78)/COMMODORESB面1.INSTANT KARMA(70)/JOHN LENNON2.SARA SMILE('76)/DARYL HALL&JOHN OATES3.IF LOVING IS WRONG(I DON'T WANT TO BE RIGHT)('72)/LUTHER INGRAM4.WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE(風のシルエット)('79)/BOBBY CALDWELL5.GIVE ME LOVE(GIVE ME PEACE ON EARTH)('73)/GEORGE HARRISON6.BRANDY(YOU'RE A FINE GIRL)('72)/LOOKING GLASS7.NIGHTS IN WHITE SATIN(サテンの夜)('72)/MOODIE BLUES8.LAY DOWN SALLY('78)/ERIC CLAPTON9.FIRE('79)/POINTER SISTERS10.BOOGIE ON REGGAE WOMAN('75)/STEVIE WONDER11.THE THINGS WE DO FOR LOVE(愛ゆえに)('77)/10CC12.THE SPY WHO LOVED ME(007私を愛したスパイ)('77)/CARLY SIMON
2004.03.14
コメント(2)
【この選曲について】今回の選曲では'80年代を代表する曲が多く含まれている。中でもA1,A4,B4,B6,B11は耳に残っている曲ではないだろうか?。A11はホイットニー・ヒューストンの出世作だが、既にジョージ・ベンソンが歌っていた曲だ。【オリヴィアのイメチェン】B4のオリヴィアはこの曲で大胆なイメチェンを図り、特にこのアルバムの収録曲のPVを収めたビデオの制作の相乗効果もあって大ヒットした。チャートでも1981年の11月から翌年の1月にかけて10週連続の1位を獲得し、'80年代を代表するヒット曲となった。ビデオの方は、エアロビクスのエクササイズをレオタード姿でするオリヴィアが当時話題になった。【ベテランが脚光】A10,B6は既に活動歴の長いベテラン・ロック・グループで、アルバム・チャートでは実績が有ったが、これらの曲はシングル・ヒットももたらした。【ワムとマイケル】他にはやはり'80年代を代表するA1のワム!のこの曲は、モータウン・フレイバー溢れるスピード感のある曲で、今聴いても新鮮味のある曲だ。A4は説明する必要も無いマイケルの大ヒット曲で、当時はこの曲名の「ビリー・ジーン」なる女性捜しにマスコミは躍起になっていて、当時は交際が噂されていた女優のブルック・シールズ説が有力だった。【即席デュエット】この時代の特徴の一つは即席デュエットが多かった点も挙げられる。A2,A3,A5,B2,B7,B11らがそれらに該当する。A2はロックの二大スターが、慈善コンサートの「LIVE AID」で披露する為に録音したモータウンのカバーだ。A3は舞台女優バーブラ・ストライザンドとプロデュースしたビージーズの、バリー・ギブとの共演だ。A5はアニメ映画「アメリカ物語」の挿入歌、B2は友人二人の共演、B7も映画の挿入歌、B11はバート・バカラックの粋なナンバーだ。【ラジオスターの悲劇とバグルス】この選曲で個人的に最も好きな曲と言えばB9だ。厳密に言えばこれは1979年に発表されて、日本とオランダでのみヒットしたがヒットしたのは1980年に入ってからだ。自分は当時は大学生だったが、この曲は当時AMでもFMでも頻繁にオンエアされていた。後に、PVも見たが狭いスタジオの中で演奏するシンプルなスタイルだ。曲はビデオの発達でラジオ・スターが出番が無くなったのを皮肉を込めて歌っている。曲の構成とアレンジも素晴らしく何時聴いても良いな~と思える数少ない曲だ。尚、バグルスは英国のバンドでトレバー・ホーンとジェフリー・ダウンズの二人が中心のバンドで、当時流行していたテクノ・ポップを得意としていた。バンドはこの曲が知られるようになって、YES(B6のグループ)に二人とも加入してバグルスが自然消滅した。トレバー・ホーンはその後イエスも脱退してプロデューサーとしての道を歩み、ヒット作に多く絡んで一流の仲間入りを果たした。最近ではt.A.T.u.のプロデュースを担当してもいる。正式メンバーでは無いが、バグルスの準メンバーだったハンス・ジマーは後に映画音楽の世界に入って、今ではその世界の一人者となった。<カセットテープ90分用使用>HIT SONGS OF THE ’80S NO.5A面1.WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO(ウキ・ウキ・ウエイク・ミー・アップ)('84)/WHAM!2.DANCING IN THE STREETS('85)/DAVID BOWIE&MICK JAGGER3.GUILTY('81)/BARBRA STREISAND&BARRY GIBB4.BILLIE JEAN('83)/MICHAEL JACKSON5.SOMEWHERE OUT THERE('87)/JAMES INGRAM&LINDA RONSTADT6.THESE DREAMS('86)/HEART7.HUNGRY LIKE THE WOLF('83)/DURAN DURAN8.WESTEND GIRLS('86)/PET SHOP BOYS9.KEY LARGO('82)/BERTIE HIGGINS10.ANOTHER BRICK IN THE WALL(PART2)('80)/PINK FLOYD11.GREATEST LOVE OF ALL('86)/WHITNEY HOUSTONB面1.LIVIN' ON A PRAYER('87)/BON JOVI2.YOU'RE A FRIEND OF MINE('86)/CLARENCE CLEMONS&JACKSON BROWNE3.SUDDENLY('85)/BILLY OCEAN4.PHYSICAL('81)/OLIVIA NEWTON-JOHN5.KYRIE('86)/MR.MISTER6.OWNER OF THE LONELY HEART('84)/YES7.SEPARATE LIVES('85)/PHIL COLLINS&MARILYN MARTIN8.INTO THE GROOVE('85)/MADONNA9.VIDEO KILLED THE RADIO STAR(ラジオスターの悲劇)('80)/BUGGLES10.1.2.3.('87)/GLORIA ESTEFAN&MIAMI SOUND MACHINE11.ON MY OWN('86)/PATTI LaBELLE&MICHAEL McDONALD
2004.03.13
コメント(2)
今回の選曲で自分でも気が付いたのは年間1位を獲得した曲がA6,B5,B7と3曲と、2位がA9,A10,B2とこちらも3曲含んでいる。これらの6曲がその年を代表する曲としてヒットしたが、やはりいい曲はメロディ・ラインがしっかりとしているのは事実だ。自分はこの6曲の中ではロバータ・フラックが歌うA6が好きだ。彼女がしっとりと何かに語りかけるようかの様な歌い方が印象的な曲である。A3,A4,B2はすっかりスタンダード・ナンバーとしても定着していて多くのカバーも生んでいる。自分が知る範囲ではA3がシンプリー・レッド、A4がダリル・ホール、B2シンディ・ローパーによりカバーされている。カバーと言えばB4はマライヤ・キャリーもカバーしている。A6はAORの曲が本格的にチャートに出始めた頃のボズのヒット曲で、AOR関連ではA1,B3もAORの代表曲として忘れてはいけない曲の仲間であろう。'70年代の中盤からブームを呼んだDISCOサウンドではA11が名バラードとして名高く、B12も日本語のカバーを生んだので知っておられる方も多いのでは。<カセットテープ90分用使用>HIT SONGS OF THE ’70S NO.4A面1.WHAT A FOOL BELIEVES('79)/DOOBIE BROTHERS2.THE LOGICAL SONG('79)/SUPERTRAMP3.IF YOU DON'T KNOW ME BUY NOW(二人の絆)('72)/HAROLD MELVIN & THE BLUE NOTES4.ME AND MRS.JONES('73)/BILLY PAUL5.IT DON'T COME EASY(明日への願い)('71)/RINGO STARR6.THE FIRST TIME EVER I SAW YOUR FACE(愛は面影の中に)('72)/ROBERTA FLACK7.LOWDOWN('76)/BOZ SCAGGS8.FOR ALL WE KNOW(ふたりの誓い)('71)/CARPENTERS9.MAGGIE MAY('71)/ROD STEWART10.DON'T GO BREAKING MY HEART(恋のデュエット)('76)/ELTON JOHN & KIKI DEE11.AFTER THE LOVE HAS GONE('79)/EARTH,WIND & FIRE12.FALLIN' IN LOVE('75)/HAMILTON,JOE FRANK & REYNOLDSB面1.REUNITED(恋の仲直り)('79)/PEACHES & HERB2.WHAT'S GOIN' ON('71)/MARVIN GAYE3.JUST WHEN I NEEDED YOU MOST(アメリカン・モーニング)('79)/RANDY VANWARMER4.WITHOUT YOU('72)/NILSSON5.JOY TO THE WORLD(喜びの世界)('71)/THREE DOG NIGHT6.BROWN SUGAR('71)/ROLLING STONES7.BRIDGE OVER TROUBLED WATER(明日に架ける橋)('70)/SIMON & GARFUNKEL8.CANDIDA(恋するキャンディダ)('70)/DAWN9.LET 'EM IN(幸せのノック)('76)/WINGS10.IT'S TOO LATE('71)/CAROLE KING11.YOU'RE SO VAIN(うつろな愛)('73)/CARLY SIMON12.I WILL SURVIVE(恋のサヴァイヴァル)('79)/GLORIA GAYNOR
2004.03.07
コメント(4)
今回の選曲は過去の1~3とは違って'80年代の中から幅広く、各年('84以外)から選ばれている。これらのメンバーを見ても分かるように、この年代を飾った大物スター達が勢揃いだ。ポリス、マイケル、ホール・アンド・オーツ、カルチャー・クラブ、ブルース、プリンス、クイーン、ライオネル・リッチーらはこの年代の洋楽を聴いた事のある人なら知らない人は皆無だろう。それとは逆にA10のカッティング・クルーは結局はこの曲のみの『一発屋』に終わってしまったし、A2のメン・アット・ワークもこのアルバムは大ヒットしたがその後はこれを越すヒットは現れなかった。個人的にこの選曲で好きなのがA5のジェッツの曲で、これはAORのフィールドで有名なルパート・ホームズが作曲している。ジェッツはこれより以前はビート感満点の歌を歌っていた、大家族で構成されたバンドだったがこのバラード・タイプの歌が大当たりしてシングル・チャートで3位を記録した。その後もこのタイプの曲がヒットしたが今では活動していないと思う。A11はブライアン・アダムスのロック・バラードでこのシングルのB面に収録されていた、ライヴ・バージョンの方がオンエアされていた。SOMEBODYと並んでブライアンの曲の中でも自分が大好きな曲だ。B8のシャウトはCMでも起用されていたのでご存知の方も多いだろうが、当時はデュオでの活動だったが今ではソロのプロジェクトと化している。<カセットテープ90分用使用>HIT SONGS OF THE ’80S NO.4A面1.LET'S GROOVE('81)/EARTH,WIND&FIRE2.WHO CAN IT BE KNOW(ノックは夜中に)('82)/MEN AT WORK3.EVERY BREATH YOU TAKE(見つめていたい)('83)/POLICE4.SAY SAY SAY('83)/PAUL McCARTNEY&MICHAEL JACKSON5.YOU GOT IT ALL('87)/JETS6.CONGA('86)/MIAMI SOUND MACHINE7.METHOD OF MODERN LOVE('85)/HALL AND OATES8.TIME('83)/CULTURE CLUB9.SARA('86)/SARA10.(I JUST)DIED IN YOUR ARMS(愛に抱かれた夜)('87)/CUTTING CREW11.HEAVEN('85)/BRYAN ADAMSB面1.BORN IN THE U.S.A.('85)/BRUCE SPRINGSTEEN2.JUST ANOTHER NIGHT('85)/MICK JAGGER3.RONI('89)/BOBBY BROWN4.GOONIES 'R' GOOD ENOUGH(グーニーズはグッド・イナフ)('85)/CYNDI LAUPER5.KISS('86)/PRINCE6.LADY('80)/KENNY ROGERS7.SEASONS CHANGE('88)/EXPOSE8.SHOUT('85)/TEARS FOR FEARS9.ANOTHER ONE BITES THE DUST(地獄へ道づれ)('80)/QUEEN10.SAY YOU SAY ME('85)/LIONEL RICHIE
2004.03.06
コメント(5)
今回の選曲はこのテープを作った時期の関係でどうしても1985年前後が多い。特徴としてはこのころ花盛りだったロックとサントラの融合が多い事である。映画名は思い出せないけど今思い出せるだけでもA1,A5,A6,A7,A9,A12,B7,B9らがそうである。A3のブライアン・アダムスは最近ファンになった人には信じられないだろうけど、この曲のビデオを観れば分かるけどガンガンのロッカーだったのだ。自分はこのビデオをきっかけにブライアンの大ファンになった。B1のブルースとB8のヒューイ・ルイスと三組で三大アメリカン・ロックのアーティストと称されていた(ブライアンはカナダ人だがサウンド的にと言う意味で)。この三組のここで選んだ曲は偶然だがそれぞれのキャリアの中で最も自分の好きな曲でもある。B6は黒人グループの曲だがこの頃はリード・ヴォーカリストの、ジェイムス・テイラーの影響でAOR的な甘い曲を得意としていた。<カセットテープ90分用使用>HIT SONGS OF THE ’80S NO.3A面1.XANADU('80)/OLIVIA NEWTON-JOHN2.THAT WAS YESTERDAY('85)/FOREIGNER3.SOMEBODY('85)/BRYAN ADAMS4.SAILING('80)/CHRISTOPHER CROSS5.FOREVER MAN('85)/ERIC CLAPTON6.RHYTHM OF THE NIGHT('85)/DeBARGE7.AGAINST ALL ODDS(TAKE A LOOK AT ME NOW)(見つめて欲しい)('84)/PHIL COLLINS8.RASPBERRY BERET('85)/PRINCE9.THE NEVERENDING STORY(ネヴァーエンディング・ストーリーのテーマ)('85)/LIMAHL10.ENDLESS LOVE('81)/LIONEL RICHIE&DIANA ROSS11.CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU(君の瞳に恋してる)('82)/BOYS TOWN GANG12.BURNING HEART('86)/SURVIVORB面1.DANCING IN THE DARK('84)/BRUCE SPRINGSTEEN2.ROCK WITH YOU('80)/MICHAEL JACKSON3.SMOOTH OPERATOR('85)/SADE4.EVERYBODY WANTS TO RULE THE WORLD('85)/TEARS FOR FEARS5.EVERYTHING SHE WANTS(恋のかけひき)('85)/WHAM!6.JOANNA('84)/KOOL&THE GANG7.MANIAC('83)/MICHAEL SEMBELLO8.DO YOU BELIEVE IN LOVE('82)/HUEY LEWIS 9.A VIEW TO A KILL(007美しき獲物たち)('85)/DURAN DURAN10.ANGEL('85)/MADONNA11.(JUST LIKE)STARTING OVER('80)/JOHN LENNON
2004.02.29
コメント(4)
今回の選曲では'70年代らしくDISCO関連の曲が幾つか入っている。A7,A9,A10,B6あたりがそうで特にA7は日本では西城秀樹が日本語でカバーして大ヒットした。黒人コーラスグループのA8,B12はチークタイムにでも最適な曲だったと思うが。A5ではマイケル・ジャムソンの若かりし頃の高音のヴォーカルが聴ける。A4,B5は前者はバナナラマに、後者はポイズンにその後カバーされてリヴァイヴァル・ヒットした。全体通して大物アーティスト、黒人グループ、DISCO、AORが程よくミックスされた選曲かな?。<カセットテープ90分用使用>HIT SONGS OF THE ’70S NO.3A面1.TAKE A CHANCE ON ME('78)/ABBA2.MAKE IT WITH YOU(二人の架け橋)('70)/BREAD3.DANIEL('73)/ELTON JOHN4.VENUS('70)/SHOCKING BLUE5.ABC('70)/JACKSON56.WHAT IS LIFE(美しき人生)('71)/GEORGE HARRISON7.Y.M.C.A.('79)/VILLAGE PEOPLE8.BREAK UP TO MAKE UP(涙の試練)('73)/STYLISTICS9.TSOP(ソウル・トレインのテーマ)('74)/THREE DEGREES10.ROCK YOUR BABY('74)/GEORGE McRAE11.MY DING-A-LING('72)/CHUCK BERRY12.BAND ON THE RUN('73)/PAUL McCARTNEY&WINGSB面1.SIR DUKE(愛するデューク)('77)/STEVIE WONDER2.BABY COME BACK('78)/PLAYER3.YOU'RE IN MY HEART(胸につのる想い)('78)/ROD STEWART4.THE CLOSER I GET TO YOU(私の気持ち)('78)/ROBERTA FLACK WITH DONNY HATHAWAY5.YOUR MAMA DON'T DANCE(ママはダンスを踊らない)('73)/LOGGINS&MESSINA6.BOOGIE WONDERLAND('79)/EARTH,WIND&FIRE7.SEASONS IN THE SUN('74)(そよ風のバラード)/TERRY JACKS8.ANNIE'S SONG(緑の風のアニー)('74)/JOHN DENVER9.THE LOCO-MOTION('74)/GRAND FUNK10.JUST THE WAY YOU ARE(素顔のままで)('78)/BILLY JOEL11.KNOCK THREE TIMES(ノックは三回)('71)/DAWN12.JUST MY IMAGINATION(RUNNING AWAY WITH ME)(はかない想い)('71)/TEMPTATIONS
2004.02.28
コメント(2)
1987年はビルボードの年間チャートで見ると、1位がガールズ・グループのバングルス(昨年再結成した)の『WALK LIKE AN EGYPTIAN』で、2位がアンとナンシーのウイルソン姉妹が中心のハートの『ALONE』だ。ハートは純粋にガールズ・グループでは無いが、あくまでもウイルソン姉妹がバンドの中心なので事実上ガールズ・グループと認定しても良いだろう。上位2組が女性が占めた事はそれも双方ともバンド形態とは珍しいのではないかな。映画関係の曲絡みも多くてA2,A4,A5,A6がそれに該当する。そんな中で一発屋で終わってしまった、A10は年間チャートでは3位で前述の二組に次ぐランクだったこれを歌うグレゴリー・エイボットは、大学で教鞭をとる傍ら音楽活動をしていた変り種で注目されていたがこれ以降はヒットに恵まれなかった。B7,B11は1967年と1968年にトミー・ジェームス&ザ・ションデルスが放ったトップ5ヒットが、偶然この年になってリバイバル・ヒットした。B7のティファニーはこれをきっかけに一気にブレークしたが、今ではすっかりお母さんになってしまって当時のはにかんだ様な面影は消えた。B11のビリー・アイドルは元々この曲のスタジオ・バージョンを既に発表していた。ところがライヴでの演奏がファンに好評でライヴ演奏をリリースしたところ、PVの効果もあってオリジナルを上回る1位を見事に獲得した。大物所ではマイケル・ジャクソンのこの歌のPVは、スリラーに次ぐ長編ビデオを作製して話題を呼んだ。U2はこの曲を含むアルバムが全世界で大ブレークして、今でもトップ・バンドとして君臨しているのは周知の通りだ。B4のブルース・スプリングスティーンはこのアルバムでは、バックバンドを解散させてソロで制作した。B5のロビー・ネビルは歌手としてよりはソング・ライターとして今でも活動している。私の記憶では松田聖子の全米進出のさいに担ぎ出されていたと思うが、これはロビー・ネビルには気の毒だったな。無名の日本人歌手と共演しても彼には何のメリットも無いからね。キャリアが長い組はフリートウッド・マック、ジェネシス、アレサ・フランクリン、スターシップ辺りで’60年代からの活動歴がある面々だ。ジェネシスはドラマーのフィル・コリンズのソロ活動の影響もあって、このアルバムはよく売れた。<カセットテープ90分用使用>’87 BEST HIT SONGS A面1.BAD/MICHAEL JACKSON2.SHAKEDOWN/BOB SEGER3.WITH OR WITHOUT YOU/U24.LA BAMBA/LOS LOBOS5.WHOSE THAT GIRL/MADONNA6.NOTHING’S GONNA STOP US NOW(愛は止まらない)/STARSHIP7.LET’S WAIT AWHILE(急がせないで)/JANET JACKSON8.IT’S A SIN(哀しみの天使)/PET SHOP BOYS9.YOU GOT THE LOOK/PRINCE&SHEENA EASTON10.SHAKE YOU DOWN/GREGORY ABBOTT11.CROSS MY BROKEN HEARTS/THE JETSB面1.DIDN’T WE ALMOST HAVE IT ALL(恋のアドバイス)/WHITNEY HOUSTON2.LEAN ON ME/CLUB NOUVEAU3.ALWAYS/ATLANTIC STARR4.BRILLIANT DISGUISE/BRUCE SPRINGSTEEN5.C’EST LA VIE/ROBBIE NEVIL6.I KNEW YOU WERE WAITING(FOR ME)(愛のおとずれ)/ARETHA FRANKLIN&GEORGE MICHAEL7.I THINK WE’RE ALONE NOW(ふたりの世界)/TIFFANY8.LAND OF CONFUSION(混迷の地)/GENESIS9.LITTLE LIES/FLEETWOOD MAC10.JACOB’S LADDER/HUEY LEWIS&THE NEWS11.MONY MONY(LIVE)/BILLY IDOL
2004.02.22
コメント(3)
’70年代の音楽と言うとDISCO SOUND(ディスコ・サウンド)のブームがあると思う。その先鞭をつけたのがBEE GEESが音楽を担当した「SATURDAY NIGHT FEVER」だ。この映画でジョン・トラボルタは一気に大ブレークした。『FEVERする』という言葉は当時大流行して、自分も今でも無意識に出そうな時もある位だ。BEE GEESはこの前までは低迷期にあったが、このサントラ盤が超ヒットして一気にシーンのトップに躍り出た。この選曲ではA3,A7,A8,A11,B3,B4あたりがディスコ・サウンドと言えるだろう。’70年代を代表すると言うよりはロック史上に残る名曲の誉れも高いのが、『HOTEL CALIFORNIA』だ。日本ではカリフォルニアのイメージを膨らませているが、実際には退廃的な時代を表現したものだ。A12の曲も実話を基にした曲で当時は大ヒットした明るい曲で、これも’70年代の代表曲だ。B7は後年英国出身のポール・ヤングがカバーしてヒットさせた事でも有名だ。<カセットテープ90分用使用>HIT SONGS OF THE ’70S NO.2A面1.TOP OF THE WORLD(’74)/CARPENTERS2.LOVE WILL KEEP US TOGETHER(愛ある限り)(’75)/CAPTAIN&TENNILLE3.PICK UP THE PIECES(’75)/AVERAGE WHITE BAND4.SISTER GOLDEN HAIR(金髪の髪の少女)(’75)/AMERICA5.MY LIFE(’79)/BILLY JOEL6.HOTEL CALIFORNIA(’77)/EAGLES7.CAN’T GET ENOUGH OF YOUR LOVE BABE(あふれる愛を)(’74)/BARRY WHITE8.NIGHT FEVER(恋のナイトフィーバー)(’78)/BEE GEES9.I JUST WANNA STOP(’79)/GINO VANELLI10.TIE A YELLOW RIBBON ROUND THE OLE OAK TREE(幸せの黄色いリボン)(’73)/DAWN11.SEPTEMBER(’79)/EARTH,WIND&FIRE12.IMAGINE(’71)/JOHN LENNONB面1.RAINDROPS KEEP FALLIN’ ON MY HEAD(雨にぬれても)(’70)/B.J.THOMAS2.LAUGHTER IN THE RAIN(雨に微笑を)(’75)/NEIL SEDAKA3.DA YA THINK I’M SEXY?(’78)/ROD STEWART4.THAT’S THE WAY(I LIKE IT)(’76)/KC & THE SUNSHINE BAND5.SILLY LOVE SONGS(心のラヴ・ソング)(’76)/WINGS6.MY SHARONA(’79)/THE KNACK7.OH GIRL(’72)/CHI-LITES8.DON’T LEAVE ME THIS WAY(’77)/THELMA HOUSTON9.IT’S SO EASY(’78)/LINDA RONSTADT10.LOVE THEME FROM "A STAR IS BORN"(EVERGREEN)(スター誕生~愛のテーマ)(’77)/BARBRA STREISAND11.RICH GIRL(’77)/HALL & OATES12.BORN TO RUN(明日なき暴走)(’75)/BRUCE SPRINGSTEEN
2004.02.20
コメント(8)
今巷では1970年代の洋楽がブームで、キムタクのドラマの影響でクイーンの企画盤が売れていますね。クイーンは’70年代に英国でデビューして’80年代まで跨って活躍したロック・バンドです。元々は日本で火が付いて英国へ逆輸入の形で世界でも人気を博したバンド。しかし、その独特のサウンドとフレディ・マーキュリーのカリスマ的なヴォーカル・スタイルは他に真似できない個性でした。そんなバンドもフレディのエイズ感染による死で終焉を迎えてしまったのは残念だった。’70年代は映画SATURDAY NIGHT FEVERがきっかけでDISCOが大ブームを巻き起こす。このブームは’80年代の前半まで続いたが、MTVの全盛時代と共に終わりを迎えた。MTVの全盛が終わらせたもう一つのジャンルと言えば、AORだろう。AORの萌芽は’60年代の終わりからあったが’75年位から表面に出てきた。BOZ SCAGGSのSILK DEGREESのヒットで一気に時代の先端を行くようになった。その後はBOBBY CALDWELLの出現で更にAORの裾野は広がった。又、多くのアーティストもこのAORのテイストを取り入れて、自分のサウンドとミックスして独自の発展を遂げた。そして’80年代に入ってクリストファー・クロスがグラミー賞を独り占めにして一気に頂点を極めた。’90年代以降になってロック・バンドの活躍が目立たなくなったが、’70年代はEAGLES等もそうだがROCK BANDの活躍の時代でもあった。そんな’70年代の洋楽の中から私の好きな曲を選びました。<カセットテープ90分用使用>HIT SONGS OF THE ’70S NO.1A面1.MY SWEET LORD(’71)/GEORGE HARRISON2.I SHOT THE SHERIFF(’74)/ERIC CLAPTON3.YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE(’73)/STEVIE WONDER4.LOVIN’ YOU(’75)/MINNIE RIPERTON5.TOUCH ME IN THE MORNING(’73)/DIANA ROSS6.LISTEN TO WHAT THE MAN SAID(あの娘におせっかい)(’75)/WINGS7.YOU LIGHT UP MY LIFE(恋するデビー)(’78)/DEBBY BOONE8.I’M NOT IN LOVE(’75)/10CC9.NEW KID IN TOWN(’77)/EAGLES10.BOHEMIAN RHAPSODY(’76)/QUEEN11.BEAUTIFUL SUNDAY(’72)/DANIEL BOONEB面1.TAKE ME HOME,COUTRY ROADS(’71)/JOHN DENVER2.IT NEVER RAINS IN SOUTHERN CALIFORNIA(カリフォルニアの青い空)(’73)/ALBERT HAMMOND3.LE FREAK(おしゃれフリーク)(’79)/CHIC4.PHOTOGRAPH(思い出のフォトグラフ)(’73)/RINGO STARR5.THE HUSTLE(’75)/VAN McCOY & THE SOUL CITY SYMPHONY6.DANCING QUEEN(’77)/ABBA7.SKY HIGH(’75)/JIGSAW8.EASY(’77)/COMMODORES9.ALONE AGAIN(NATURALLY)(’72)/GILBERT 0’SULLIVAN10.YESTERDAY ONCE MORE(’73)/CARPENTERS11.KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG(やさしく歌って)(’73)/ROBERTA FLACK12.LEAN ON ME(’72)/BILL WITHERS
2004.02.15
コメント(4)
こういう風にして曲やアーティスト達の名を見ていると、CULTURE CLUBは一度解散してから再結成したけどどうなったのかな?。メン・アット・ワークもヒットを連発して、グラミー賞の新人賞まで獲得したがその後は勢いが失せてしまった。リーダーのコリン・ジェームス・ヘイはリンゴ・スターのバックの一員としてツアーに出ていた。大物クラスではライオネル・リッチーやフィル・コリンズは、最近ではヒット曲どころか新譜が話題になる事も少ないのは寂しい。だが、フィル・コリンズは最近ではDISNEY映画の音楽を担当していてそちらの畑では活躍している。この中からだと今でも現役でトップクラスの勢いがあるのは、マドンナだけかな。他の人たちは活動こそしているがその当時程の影響力は保持していないようである。変化の激しい音楽界で常に長年に渡って話題を提供している、マドンナは評価に値する。<カセットテープ90分用使用>HIT SONGS OF THE ’80S NO.2A面1.DREAMTIME(’86)/DARYL HALL2.KARMA CHAMELEON(カーマは気まぐれ)(’83)/CULTURE CLUB3.WOMAN(’81)/JOHN LENNON4.TELL HER ABOUT IT(あの娘にアタック)(’83)/BILLY JOEL5.MATERIAL GIRL(’85)/MADONNA6.I STILL HAVEN’T FOUND WHAT I’M LOOKING FOR(終わりなき旅)(’87)/U27.UP WHERE WE BELONG(愛と青春の旅たち)(’82)/JENNIFER WARNES&JOE COCKER8.YOU ARE(’83)/LIONEL RICHIE9.CARRIE(’87)/EUROPE10.LIFE IN ONE DAY(一日の生命)(’85)/HOWARD JONES11.ONE MORE NIGHT(’85)/PHIL COLLINSB面1.FRESH(’85)/KOOL & THE GANG2.CALIFORNIA GIRL(’85)/DAVID LEE ROTH3.WOMAN IN LOVE(’80)/BARBRA STREISAND4.PART-TIME LOVER(’85)/STEVIE WONDER5.STUCK WITH YOU(’86)/HUEY LEWIS 6.MR.ROBOTTO(’83)/STYX7.WHO’S HOLDING DONNA NOW(ドナは今)(’85)/DeBARGE8.DOWN UNDER(’83)/MEN AT WORK9.THERE’LL BE SAD SONGS(TO MAKE YOU CRY)(’86)/BILLY OCEAN10.HARD TO SAY I’M SORRY(素直になれなくて)(’82)/CHICAGO11.THAT’S WHAT FRIENDS ARE FOR(愛のハーモニー)(’86)/DIONNE & FRIENDSこの22曲の中で今でも好きなのはB-10のシカゴの曲かな。デヴィッド・フォスターのプロデュースとピーター・セテラのヴォーカルと、シカゴの特徴であるブラスが最高のブレンドを果した名曲である。B-6は歌詞の中に日本語の『どうもありがと、ミスター・ロボット』というフレーズが繰り返し出て来る。この曲は日本製の製品で出来たロボットの歌である。
2004.02.14
コメント(6)
’80年代の洋楽は今聴いても良い曲が多かったです。既に活動から遠ざかっているミュージシャンや、今でも第一線で活動していたり様々です。そんな自分が元々はマイカーで聴く為に作った、’80Sを集めたテープを紹介しましょう。皆さんの好みはどんな曲?。<カセットテープ90分用使用>HIT SONGS OF THE ’80S NO.1A面1.WE BUILT THIS CITY(シスコはロックシティ)(’85)/STARSHIP2.CAN’T FIGHT THIS FEELING(涙のフィーリング)(’85)/REO SPEED WAGON3.EASY LOVER(’85)/PHILIP BAILEY&PHIL COLLINS4.EVERYTIME YOU GO AWAY(’85)/PAUL YOUNG5.MANEATER(’82)/HALL AND OATES6.FOOTLOOSE(’84)/KENNY LOGGINS7.SWEETEST TABOO(’86)/SADE8.STAND BY ME(’87)/BEN E.KING9.MANIC MONDAY(’86)/BANGLES10.NO ONE IS TO BLAME(悲しき願い)(’86)/HOWARD JONES11.I WANNA KNOW(’85)/FOREIGNERB面1.TAKE ON ME(’85)/A~HA2.HEAT IS ON(’85)/GLEN FREY3.SWEET CHILD O’MINE(’87)/GUNS’N’ROSES4.CHERISH(’85)/KOOL AND THE GANG5.WHEN THE DOVES CRY(ビートに抱かれて)(’84)/PRINCE6.UPTOWN GIRL(’83)/BILLY JOEL7.WE DON’T NEED ANOTHER HERO(孤独のヒーロー)(’85)/TINA TURNER8.WHAT A FEELING~FLASHDANCE(’83)/IRENE CARA9.THINK OF LAURA(忘れじのローラ)(’84)/CHRISTOPHER CROSS10.MAKE A MOVE ON ME(’82)/OLIVIA NEWTON-JOHN11.CARELESS WHISPER(’85)/WHAM!FEAT.GEORGE MICHAEL
2004.02.08
コメント(6)
人気blogランキングへ19:00~23:09までTBS系列で『ザ・ベストテン2003』を懐かしく観た。黒柳徹子さんと安住紳一郎アナのコンビだったが、久米宏が出ていればもっと良かった。松田聖子親子、ピンク・レディー、石野真子、原田真二、TMネットワーク、布施明、小柳ルミ子、ばんばひろふみ、南野陽子、いも欽トリオらはスタジオから歌った。この番組得意の中継では武道館から藤井フミヤ、リハーサル中のスタジオから吉川晃司、夜景の東京を眼下に何故かヘリの中で歌った岩崎宏美、ソウルの繁華街からのTUBEなどとバラエティに富んでいた。クイズ形式の名場面集はイマイチだったが、当時の映像は懐かしく観ていた。松田聖子は自分と同学年だから当時はこの番組で歌う姿を良く観ていて、懐かしい思いが蘇ってきた。ベストテンとは関係無い松浦亜弥も最初の方で登場していて、正直彼女が歌っている姿はTVで始めて見た。CMでは毎日見るが、今では歌謡曲には全く無頓着な自分なのでこんな歌なのかと思いながら聴いていた。今回の出演者は歌っているときに、過去の映像も一緒に流れるが中には当時と全く変わらない人もいれば、すっかり体形が変わってしまった歌手もいた。本人の名誉の為にイニシャルにするが、W・M(女性歌手)はすっかり変わって見るも無残だった。本当はもっと色々な歌手にスタジオで歌ってもらいたかったが、当時の番組進行スタイルのままで放送していたのはこれで良かった。是非、来年にもこの企画で放送してほしい。その時は今回出演出来なかった歌手にも是非来てもらいたい。クリスタル・キングは今では解散してしまったはずだが、是非もう一度あのハイトーン・ボイスを聴きたい。
2003.12.30
コメント(1)
今日は日本海側地方を中心に全国的にとても寒い日でした。段々と冬らしくなってきて、場所によってはホワイト・クリスマスも可能なのではないでしょうか。そんな数多くあるX’MAS曲の中でも大物アーティストが発表した曲を、ピックアップしてみると。1.MADONNA/SANTA BABY(1987)あの大物女性歌手のマドンナがX’MAS曲を吹き込んでいるのは余り知られていない。この曲はマドンナを含む大物達がチャリティー・アルバム「クリスマス・エイド」に提供したものの中の一つだ。マドンナが声色を変えてチョッとキュートに、そしてレトロっぽい演奏をバックに歌っている。聴いていると何だかミュージカルの一シーンに自分がいるみたいな雰囲気になれる。2.STEVIE WONDER/SOMEDAY AT CHRISTMAS(1967)邦題は「思い出のクリスマス」でこれを含むクリスマス・アルバムをスティーヴィーは1967年に発売している。彼のオリジナルではなくて、当時彼の曲を書いていたチームによる曲だがモータウン系のアーティストに多くカバーされている。ここでは若かりし頃のスティーヴィーの歌声が、クリスマスのほのぼのとした様子を上手く表現している。自分が好きなX’MAS曲の一つ。CDでも再発盤が出ているので容易に手に入る。3.BRUCE SPRINGSTEEN/SANTA CLAUS IS COMIN’ TO TOWN(1981)ブルースはこの曲を含めて2曲のX’MAS曲を録音しているが、いずれもライヴ・バージョンでスタジオ録音ではない。この邦題「サンタが街にやってくる」も1975年の12月11日にライヴ録音されたが、実際に発売されたのは1981年だ。しかしこの時はラジオ局用の宣伝用で、1985年にセサミ・ストリートの子供用のアルバムに収められたのが始めてだ。今では各種企画盤に収録されている。ライヴらしい雰囲気が漂っていて、演奏途中でメンバーのサンタの声に似せたおどけや、ジングルベルのフレーズが飛び出したりと楽しい。
2003.12.20
コメント(0)
今日はつい最近買ったばかりだけどまた買った。1.ARETHA FRANKLIN/SO DAMN HAPPY(2003)2.RICHARD MARX/GREATEST HITS(1997)3.SEAWIND/SEAWIND(1980)1は新譜。アレサ・フランクリンはクイーン・オブ・ソウルと呼ばれる。因みにキングはJ.Bことジェームス・ブラウン。5年振りの新譜で期待感がある。2は西海岸を中心に活動している、リチャード・マークスのベスト盤。3はフュージョン・グループのシーウインドのアルバム。一度も聴いた事が無いけど、このアルバムはAOR色が強いとの評判がある。これから聴くよ。♪♪♪♪♪追加(10/28購入分)♪♪♪♪♪1.GLORIA ESTEFAN/UNWRAPPED(2003)2.ABBA/WATERLOO(1974)グロリア・エステファンは久し振りの英語アルバムなので買ってみた。アバはLPで持っているけどボーナス・トラック狙いで買った。
2003.09.30
コメント(1)
この前は中古屋さんに16枚持ち込んで換金した。昨日は4枚買ったけど年間のポイントを溜めていたから4500円引きだった。1.MICHELLE BRANCH/HOTEL PAPER(2003)2.STING/SACRED LOVE(2003)3.WILSON BROS./ANOTHER NIGHT(1979)4.PAUL McCARTNEY/PRESS TO PLAY(1986)1&2は当然新譜だ。3はAORの名作のCD再発盤。4もオリジナルは発売時に買った。これを中古屋に売ってボーナス・トラックが収録されている方に切り替えた。///////////////追加///////////////1.HILARY DUFF/METAMORPHOSIS(2003)2.BILLY JOEL/STREETLIFE SERENADE(1974)3.ABBA/THE VISITORS(+4)(1981)4.MARVIN GAYE/WHAT’S GOING ON(1971/2002)1は期待の大型新人でデビュー当時のマライヤ・キャリーを髣髴とさせる。まだ15歳?にして美貌もスタイルも文句なし。2はビリー・ジョエルの初期の頃の西海岸で活動していた時代の作。これとデビュー・アルバムだけは持っていなかった。3はLPで持っているけど4曲のボーナス・トラック狙いで買った。4はマーヴィン・ゲイの名作アルバムでタイトル曲が大ヒット。オリジナルは1971年に発表されて、昨年にボーナス・トラックを追加して再発された。他に、デラックス盤で2枚組もある。///////////////追加///////////////1.DIDO/LIFE FOR RENT(2003)2.ABBA/ABBA(1974/1975/1976)1は英国出身の女性ダイドーの新譜で全体的にミディアム調のが多い。これはしっとりとした気分になりたい時に良い。2はオリジナルは1974年に発表されてその後ボーナス・トラックを加えて2001年に再発された。LPは持っているのでボーナス・トラック狙いで買った。
2003.09.29
コメント(2)
今日は、チョッと久し振りに不要なCDを16枚も中古屋に持ち込んで換金した。何年か前にも同様に別の店だったけど持ち込んだ。今回のは新聞にも広告が出ていたし、一時は利用していた中古屋さんだ。大体一枚100円で×16で1600円位よりは上だったら良いなと思っていた。今の期間はキャンペーンで買い取り価格は20%増しの期間。それでも合計で1660円だった。最低で10円から最高で250円までだった。殆どは帯を付けていなかったのが痛かった。それに殆どが年数の経っているものばかりだったから、やむを得ないのかな?。でもその前回は結構査定額は高かったけど。自分が思っていたよりも高かったのもあったけど、10円はねー。寂しいよね。
2003.09.26
コメント(0)
全144件 (144件中 101-144件目)