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1994年2月~3月にかけて放送されたテレビドラマです。
出演は、内田有紀、袴田吉彦、河相我聞、鈴木蘭々、佐藤B作、森口瑤子 吉沢京子、森本レオ、安室奈美恵、筒井康隆
羽田西高校2年生の芳山和子は土曜日の放課後、同級生の深町一夫や浅倉吾朗と一緒に理科室の掃除を行っていた時、割れた試験管のラベンダーの香りをかいで意識を失う。 深夜の地震と、吾朗の家(銭湯)の火事が起こり、和子が翌朝目覚めると前日の朝に遡行していて、同じ一日を繰り返すことになる。和子は吾郎と深町くんに何かがおかしいことを相談するが…。
筒井康隆さんの有名な原作小説は、1965年(昭和40年)に学研の「中学三年コース」で11月号から翌66年「高一コース」5月号まで連載されたそうです(全7回)。 この1965年は私が「中学一年コース」を購読していた時期で、その時期に「三年コース」で連載されていたことになる。話がそれますが、この学研の学習月刊誌「中学一年コース」の付録に、SF小説やミステリ小説の薄いダイジェスト本があって、読書の楽しさを教えてもらいました。
「時をかける少女」は筒井康隆さんのジュブナイル小説で、中高校生の学校生活に時間を移動するSFを加えた青春小説。私が読んだのは40年も前であり、もう一度読んでみたいと思って、書店で角川文庫を手に取るのだけれど表紙がアニメ絵になっているので買う気になれません。そんなわけで読みたいけれど読めない小説になっている現在です。
で、「時をかける少女」とくればすぐに思い出すのが1983年の角川映画です。
大林宣彦監督の尾道三部作として、これはいつまでも忘れられない、私の好きな映画のひとつ。
原田知世さんの初々しい演技と、尾道の風景が活かされた傑作。
そのテレビドラマ版の内田有紀主演「時をかける少女」(全5回)。舞台が東京になっていたり、幼なじみの吾朗の家が銭湯だったり、国語教師の佐藤B作と英語教師の森口瑤子さんの不倫エピソードが加えられていたり、妹との幼い時の事件による確執があったり、父親が羽田空港の機体整備士だったりと、映画とはちがう設定がいくつかあります。 悩む和子(内田有紀)に助言するお寺の住職役で原作者の筒井康隆さんが特別出演している。
全5回を見て感じるのは、5回も必要がないのではないかと。余計な場面を削って3回か4回にまとめたほうが間延びした感じがなくてよかったのではないか。
主演の内田有紀さんは当時よりも現在のほうが魅力的だと思うのは、私だけでしょうか。
時をかける青春小説。約50年前の原作小説だけれども、その映像作品が現在までにいくつもあり、まさに時をかける作品となっている。物語は伏線がいっさいない直線的進行。時間をテーマにしたSFは伏線が多用されるものだけれど。
ブロンコ・シャイアン 2023年06月24日 コメント(2)
ロバート・ランシングさん 2023年06月23日 コメント(2)
光る海 アドロ 2023年02月06日