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以前に書いた「鱈とじゃがいもの煮物」、つまり「じゃがたら煮」をまた作りましたが、今回も申し訳ないほど鱈の少ないじゃがいもの煮物です。鱈はあら扱いの腹の身やしっぽに近い身、じゃがいもは大ぶりに切ったものを、弱火でよく煮含めています。もちろん、これが棒鱈とむっちりした味わいの京芋だったら「芋棒」なのですが、今回は生鱈ということもあり、鱈を干してうまみを凝縮させているというわけでもないので、鱈はダシ代わりです。酒と醤油で薄味に煮ますが、せいぜいみりん少々の甘みで、砂糖は使わずに煮てください。
2015年10月31日
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わたしが住む北品川の東側にある品川運河のあたりは、通称品川浦と呼ばれ、屋形船が何隻も浮かんでいます。店先で立ち飲みを開いているところもあり、ときどき行くのですが、千円もあれば飲んで食べて、店の常連さんとのお喋りも楽しめます。店には、アテとして各種缶詰や、長芋の半月切り(に醤油を垂らしたもの)などのほかに、「のりチーズ」があります。簡単そうなので、家でも作ってみました。焼きのりでスライスチーズを挟んで、ハイできあがり。スライスチーズはふつう、冷蔵庫で冷やしていて、のりで挟んでしばらくすると、かすかな水分で、のりとぴったりなじみます。あまり長い時間置かず、のりがパリパリしているうちに食べるのがいいでしょう。たくさん作る場合も、食べる分だけ順に作るのがいいと思います。のりもチーズも、それぞれ栄養があるものですし、合わせても相性がいいのか、ちょっとしゃれたおつまみになりました。焼酎のお湯割りだけでなく、洋酒にも合いそうな感じがしました。
2015年10月25日
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子たちの好きなばってら(鯖ずし)を作るときには、酢〆の鯖を買ってきますが、近所の生協には、薄い輪切りの大根、薄っぺらい昆布、せん切りのにんじんやしょうがと一緒に酢漬けにした「鯖の大根漬け」というのが出ていることがあり、あればそちらを買ってきます。そのうち鯖は、ばってらに使うのですが、残りは、大根と昆布を細切りにしたうえで全部混ぜて、紅白なますにします。別になますを作るより安上がりで、鯖のうまみも野菜類に移っています。
2015年10月24日
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以前作ったキャベツ入りハンバーグは、キャベツを使ったミンチカツにヒントを得たものでしたが、そのときはキャベツに加えてたまねぎも入れました。今回は、短めの細いせん切りのキャベツを、軽く炒めて水分を抜いたものだけを混ぜています。合いびき肉に塩と香辛料を加えてよくこね、パン粉とキャベツを加えて成形したタネを、中火で焼きました。写真は、キャベツ入りとは分かりにくいですが、大きくまとめたタネを油を塗ったコテで切り分け、それぞれ焼いたものです。とんかつソースで食べると、野菜の甘みを強く感じました。
2015年10月23日
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前回書いた豚肉のごまだれあえは、残った豚肉の利用でしたが、今回は牛肉バージョンです。炒めるにも佃煮にするにも中途半端な量なので、必然的に他のもので増量することになります。何を使おうかと思いましたが、結局、フライパンでごま油で牛肉を炒めて砂糖と醤油で味付けをし、長ねぎも加えて炒め合わせてから、お湯と麩を加えて卵でとじました。すき焼きの卵とじのようですが、他人丼の具のようでもあります。小鉢に分け、美味しくいただきました。
2015年10月22日
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薄切りの豚もも肉が中途半端に余っていたので、軽めの一品を作りました。たぶん豚肉は100~150gぐらいだったと思います。これに対して、まず卵1個と水溶き小麦粉少々、塩少々で薄焼き卵を作り、錦糸卵にしておきます。同じフライパンで、細切りにした豚肉をさっと炒め、ボウルに取ります。板ずりしたきゅうり1本は、斜め薄切りにしてから細く切ります。これらを全部混ぜて、ごまドレッシングであえれば、できあがり。4人分に分けていただきました。
2015年10月19日
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もうだいぶ日がたってしまいましたが、9月の最終の土日が「しながわ宿場まつり」でした。「しながわ」という地名は、元は北品川宿・南品川宿あたりの呼称ですが、今では荏原地区なども含めた品川区全体の呼称でもあります。まつりは品川宿かいわいで行われ、江戸風俗行列・おいらん道中や、区の交通安全パレード、近隣の学校のマーチングバンドやバトン隊などが、旧東海道を賑やかに行進しました。通りや品川宿近くの公園には、多くの出店も出ました。知り合いの居酒屋が出しているビールやサワー、焼き鳥の店などにまじって、通りにも多く住んでいる外国人の出店もありました。中華料理をパックに詰めて売っていたり、韓国料理のチヂミの屋台もあったりしますが、インド料理では揚げ餃子みたいなサモサなどにまじって、パパドという薄っぺらい食品がありました。店の人に「これは何?」と聞くと「豆のせんべい」だと答えます。面白そうなので、2枚買って帰り(1枚50円)、家で焼酎のアテにしました。インドだけでなく広い地域で、このパパドのようなせんべいは食べられているようですが、レンズ豆などを粉にして水で練り、香辛料を混ぜて、薄く焼くそうです。実際、買ってきて食べたパパドは、さわやかというより、少しヒリヒリと辛いぐらいに胡椒が効いていました。厚みは市販のポテトチップスぐらいで、ぱりんと割れますが、もちっとした感じもあり、面白い食感です。とうもろこしで作ったタコスの皮(トルティージャ)とも、また違った感じでした。
2015年10月18日
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世の中には、固くコリコリした柿が好きな人と、熟柿が好きな人と、柿が嫌いな人の3通りがいると思います。東京での単身赴任で、果物はこれまで買っていなかったのですが、スーパーで6個398円の柿(平核無柿=ヒラタネ)を見つけたときは、思わず買ってしまいました。すぐに食べるのではありません。袋から出して並べておき、最初に1個を食べたのが5日目ぐらい。いくぶん軟らかくなっています。でも、次の1個は、しっかり皮がむけて、固かったです。写真のは買ってから10日目の柿。ガクを持って引っ張ると、ヘタが取れるぐらいに軟らかくなっていました。日本の里山や農村を彩る秋の風物詩「柿」は、暮らしにも溶け込んでいます。虎穴に入らずんば虎子を得ず、という格言と同様の、高(たけ)ぇ木に登らなきゃぁズクシは食えねぇ、という言い回しを、桂枝雀さんの落語で聞いたことがあります。わたしにとっても、子どもの頃から親しんできた甘み、味覚です。自分の中での「秋の実り」のイメージです。
2015年10月17日
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この日は子たちが出払って、夫婦2人の昼食だったのですが、家内が「冷蔵庫の水菜が古いのよ。使ってくれる?」と言います。見るとかなりのボリュームのある束だったのですが、1束だけだし、なんとか食べてしまえる量です。刻んでおひたしか寄せ揚げ(かき揚げ)にすればいいだろうなと思って買い物に行き、結局そば玉を買ってきて、かき揚げそばを作りました。かき揚げには、にんじんとたまねぎ、えのきだけ各少々を加え、ポーチドエッグも添えました。水菜はざくざくと刻んで水を入れたボウルで洗い、別のボウルに移します。根元のほうも、土を落とすためによく洗います。洗った水菜の水気をよく切り、刻んだにんじんとたまねぎ、さばいたえのきだけを加えてさっと混ぜたら、全体に小麦粉大さじ山盛り1~2杯を振ってまた混ぜます。へらで混ぜて、全体がなじんだようなら、そのまま大きなコテの上などで1人前ずつ平たく成形して、油で揚げます。まとまりにくければ、水少量を加えて成形してください。油は、かき揚げの厚さの半分ぐらいあればよく、高めの温度にします。端がきつね色になるまで動かさずに辛抱して、一度裏返したら、もう裏返さない(いじらない)ぐらいのつもりで両面を揚げます。真ん中あたりから油の泡が出てくればOKですが、それと周辺部の焦げ具合で、総合的に判断して油から上げてください。てんぷら紙か金網に乗せて油を切ると、サクサクに揚がっていると思います。かけそばを作って、最後にトッピングして、いただきましょう。
2015年10月16日
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ポーチドエッグ(落とし卵)は、お湯の中でソフトに卵を固めたものです。先日作ったのが、白身が広がらずにうまく作れたので、写真を載せたくなりました。茹で卵は何度か紹介しているとおり、時間を計って作れば半熟でも固茹ででも作り分けることができますが、ポーチドエッグもガラスのふたを使えば、白身や黄身の固まり具合を確認して火を止められます。いちばんのコツは、お湯を思いっきり沸騰させて、中心部に卵をそっと割り入れることでしょうか。
2015年10月14日
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単身赴任(1人暮らし)ですので、数日家を空ける際には、冷蔵庫をなるべく空にしようと努めます。ただし、そのあと家に戻ってくると、当然ですが食べ物があまりありません。帰宅が深夜だったりすると、コンビニで何か買うことになりますが、出来合いの麺類や“乾き物”だけでなく、温かいものを一品作って、それで芋焼酎のお湯割りなぞをいただくと、心身ともにホッとします。最近は炒め物用の刻み野菜も売っており、もやし中心の袋を買ってきて、わずかに残っていた卵と炒め合わせました。緑黄色野菜も入っていて、便利です。
2015年10月13日
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汁のない中華麺料理の「まぜそば」(または、台湾まぜそば)が人気だそうです。炸醤麺(ジャージャンめん)はひき肉だれでいただく麺料理(中華風ミートソース麺)ですが、このまぜそばは、いろんな野菜や薬味や魚粉(削り節)などを、たれとともに麺に混ぜ込んでいただくものだそうです。…となると、これは作ってみるしかありませんね。折しも魚介醤油味のラーメンも人気だというではないですか。ちょうど袋麺の魚介醤油風味のつけ麺を見つけました!この袋麺は、添付の29gの液体だれを150ccのお湯で溶き、つけ麺として食べるほかに、500ccのお湯で麺を茹でて、たれを加え、ラーメンとしても食べられると書いてあります。「まぜそばにもできます」とは書いてないのですが、直感で「行ける」と思いました。麺を袋に表示のあるとおりに茹でますが、カタ麺やヤワ麺が好きな人は、茹で時間を調節してください。茹でた麺は、水気を切って熱いまま鉢に移します。そこへ1/2~2/3の量の液体だれを掛けます。ここでいったんよく混ぜて、具を加え、さらに混ぜます。写真のは、細かくちぎったレタスと紅しょうがを混ぜました。余ったたれは、勿体ないですが、思い切って捨てましょう。果たして、味はどうか。…ものすごく魚介の風味がします。粉かつおなど掛けなくても大丈夫です。また、レタスなどを混ぜましたが、麺はあまり冷めず、温かいままです。これは美味しい。夏場の朝食は主に冷やしたぬきそばでしたが、これからの季節はこれにしようかしらん(^o^;)!
2015年10月12日
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以前にはなだんな流のザワークラウトを紹介してから10年になります。この間もずっと同じように作っておりましたが、あくまでもサイドメニューということで、改めて紹介することに重きを置いていませんでした。最近では、青くて硬い外葉を使って作ることが多く、本場ドイツの白っぽくて軟らかめのザワークラウトと比べると、異質なものになっていっている感じがしています。それでも外葉であろうが内側の葉であろうが、基本的な作り方は変えていません。使い残したキャベツや、少し硬そうな外葉で充分です。硬い芯(葉脈)を薄切りにして加えてもかまいません。細く刻んだキャベツを耐熱皿に盛ったら、塩とクミンシードを適宜振り掛け、レモン汁を回し掛けてふたかラップをし、電子レンジにかけます。庫内に湯気が充満するようになったら加熱を止め、ふたやラップをしたまま冷ませば、できあがり。塩加減や酸っぱさ加減は、最初に加える塩やレモン汁の量次第です。カレーライスなどの付け合わせにどうぞ。
2015年10月11日
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ハヤシライス(ハッシュト・ビーフ・ライス)は、ドミグラスソースで煮込んだこま切れ牛肉を、ごはんに掛けたものです。市販のハヤシのルーや、ビーフシチューのルーを使う限り、あまり工夫の余地がないようにも思いますが、カレーライスと違うのは、じゃがいもを入れずたまねぎは多めに入れる、ぐらいでしょうか。今回もそうですが、たいていは彩りとしてのにんじん、食感を考えてきのこ類(今回はエリンギ)を加えます。子たちの好きなメニューです。
2015年10月09日
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細かく刻んだじゃがいもを薄い小判形にまとめて、焼いたり揚げたりしたものをハッシュドポテトと言いますが、実はそれを目指したものです。細かくするのが面倒なので、細い薄切りにしよう。芋だけでなく、ひき肉も混ぜてアクセントにしよう。ただしお好み焼きじゃないので、小麦粉は使わないでおこう。…などと考えて、フライパンでひき肉を炒めたあと、じゃがいもを敷き詰めて焼いたのですが、固まりませんでした(-_-;)。単なる炒め物になりました…。じゃがいもの切り口からにじみ出てくる澱粉分でなんとかなるだろう、と考えたのが甘かったようです。油少々で炒めたひき肉を混ぜたのも、接着力を弱める結果になって、かえってまずかったのかもしれません。静かに弱めの中火で焼いていると、火の通ったいもは少し透き通ってきますが、一体化していないので天地を返せません。フライ返しで底のこびりつきをはがす際に崩れ、えいやっと全体を返すとまた崩れ…。実は写真は1回返した状態のものなのです。このあと結局「平焼き」にはならず、塩とこしょうで味付けをして、「じゃがいもとひき肉の炒め物」というおかずになりました(^_^;)。細い薄切りのじゃがいもは、リボン状のポテトチップスのときは、うまくいくんですけどねえ。やっぱり、片栗粉かなんかを全体にまぶして、油を多めにして焼くのがいいのでしょうか…次回への宿題です。もっとも、肉と炒めたじゃがいもは、これはこれで美味しいおかずでした。完成予想図を言わずに家族に出しましたが…。
2015年10月08日
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うなぎの場合は「焼きうなぎ」とは言わずに「白焼き」と言いますが、穴子は「穴子の白焼き」と言わないこともないのでしょうが、ふつうは「焼き穴子」ですね。売り場に穴子が出ていました。…というか、ほかにこれといった魚がなかったので、生の穴子をグリルで焼き、焼きたてを食べようと思いました。並べるとグリルの長辺より長く、頭ははみ出させ、しっぽは網から垂らして焼き始めたのですが、途中で様子をみると、見る影もなく縮むこと縮むこと…。お店なら、金串を打って焼くのでしょうが、網に並べただけでは、縦に縮むし横には丸まるし、で、思ったほどボリュームのない一品にしかなりませんでした。それでも、じっくり焼いていると、途中から脂がじゅうじゅう言い始め、焦げ目まではつかなかったものの、両面をこんがりと焼いて、5つほどに切って皿に盛り、食卓に出しました。温かいうちに、醤油またはわさび醤油でいただくと、脂のコク、香ばしさ、こりこりした歯ごたえなどが感じられました。だいぶ前ですが、明石の魚の棚(うぉんたな)で食べたことがあります。そこでは確か「穴子の白焼き」と呼んでいました。そのときの香ばしさと歯ごたえに、うなぎにはない美味しさを感じ、たれ焼きではない白焼きの魅力も発見したのですが、実際には焼きたての穴子を食べる機会はそんなにありません。ならば、と作って、子たちにも食べてもらった次第です。生の穴子はさほど高くないと思いましたが、こんなに縮むとは…。やはり通の食材なんでしょうか?
2015年10月01日
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