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♪ 金色に髪は揺れめり言の葉の空からすっと下りし刹那に
2009.04.30
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♪ 鵜の群れの宮の渡しの空高く大きく円を描き始めり 堀川の下流にある「宮の渡し(七里の渡し)」に、鵜の大群が飛来して来た。一度上流に向かってから方向を変えて来たらしい。 二本の運河が合流するこの場所は海に近く、かなり広い水路となっている。 次から次へとその上空までやって来た大群が合流し、すぐには着水せず縦長になってゆっくりと大きく左に旋回し始めた。 この場所を、今日のえさ場にするという合図なのか。宮の渡し(七里の渡し) 自然界の生き物の行動は謎めいていて面白いですね。 指示系統など無いはずなのに、個々の意思が少しずつ形となって全体の行動として統一されていく。 人間も似たようなところがありますから、共通のものを持った生き物同士だというのも確かですね。周りを見て同じような事をしたがるし、状況にも流される。 人が集まる所へ行きたがる(ゴールデンウィークしかり)し、世界中が同じことで損したり得したり(サブプライムローンしかり)する。 流行なんていうのも無意識に働く集団行動の一つで、本能と言えるんでしょうか。
2009.04.29
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♪ 鳥までは許せるとしも豚なればなお憚りてマスク掛けらむ 今朝7時すぎ、世界保健機関(WHO)が各地で流行する豚インフルエンザを巡り警戒水準(フェーズ)を「4」に引き上げたことを受け、舛添要一厚生労働相は、感染症法に基づく「新型インフルエンザ等感染症」の発生を正式に宣言しました。 豚インフルエンザはメキシコに発生してメキシコで1995人の感染者が出、その内149人の死亡が確認されました。アメリカ・カナダへ広がり、ニュージーランド・イギリス・スペイン・イスラエル・フランス・コロンビア・韓国と感染の疑いのある人の国は世界へ広がっているようです。 いずれもメキシコ帰りの人のようですが、今のところ確認されたのはスペインの一人だけの様子。この数字は時間と共に増えていくかも知れません。 豚は、鳥と人のインフルエンザに感染するという軟な体質を持ち、ブタを介して鳥のインフルエンザが人に感染したという事らしい。 「豚インフルエンザに罹ってねぇ」と聞くとあまりいい印象がないね。 最近は、ペットにするのも流行ったり映画の主人公になったりして、イメージは上がってるみたいだけど・・・・。 その内、マスク姿が世界中に溢れ、眼だけ出した顔は人種も国籍も分からなくする。人々は人種・宗教を越えて共通の敵を持ち、マスクという共通のものによって豚が世界を一つにするか。 そうなれば豚のイメージは最上級にアップするね。 毒性はそう強くはなさそうだが、感染度は人のそれと同程度で症状も似ているとか。中にはパンデミックを心配するような事を言う先生がいて、悲観論が好きな国民を煽ったりしている。連休を前にして、不況とダブルパンチで各方面は大きな痛手を被ることになるのか。 色んな事が起こるのがこの世の常ですが、この上天変地異などが重ならない事を祈るばかりです。
2009.04.28
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♪ さりとてもためらっている 土に金を掛けることなどこのプランターに 野采でも作ろうかと思い、手持ちの角材を使ってプランターを作った。 土地を借りて家庭菜園するほどの根気はない。でも、身近に無農薬の美味しい野菜を作ってみたい。そう思って、庭にプランターを設置することにした。 慣れない電気ノコギリを使って、余っていた手持ちの10センチの角材を三枚に挽く。ひのきの材は結構硬くて手ごわいが、何とかやっつけた。 全く切れなかった鑿を先ず研ぐことから始める。そうして四苦八苦の末、下手ではあるが「三枚組接」にして作り上げた。 容量は145リットルある。プランターにしてはそこそこの量の土が要る。さて、その土をどうしようか。 培養土なんか買ってきてはけっこう高くつく。そんなことしたら随分高価な野菜になってしまう。買ってきた方がよっぽど安いと、カミサンに叱られること間違いない。 身近に無農薬の美味しい野菜を手に入れるという夢を育てるのが目的だ。 趣味には金がかかるもので、ある程度は仕方がないとしても出来るだけ抑えないと意味がない。 考えると土っていうのも貴重なものなんだね。有り余っているようで決してそんなもんじゃない。不動産というものは動かせないが、土は運んでこれる。何とかしよう。 当ては無いこともない。 発泡スチロールで、野菜くずをリサイクルするコンポストも作る予定。 さてどうなりますか。 めちゃくちゃ混むことが予想される連休は出掛けずに、こんなことして過ごそうと思っている。
2009.04.27
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♪ 山にふじ里につつじの咲き乱れ死にゆくことは淋しきことか 死ぬことは悲しいこと辛いことではない、という考えが広まってしまうとどうなるのでしょうか。 実際、死ぬことは「永久の別れ」を意味しますから、そう言う意味では辛いことではあります。しかし、「会うは別れのはじめ」のごとく人生に別れは付きまとうことです。 ひと月ほど前だったでしょうか、朝日新聞の「天声人語」に103歳の母を看取った78歳の女性の話が載っていました。その母親の日記に、感謝の言葉に続いて書いてあったと。 「あの世で長いこと私を持っている、大事な人に電報を打ってあります。待ちかねて迎えに出ていることでしょう。喜びも半分、不慣れで心細さもありますが、待つ人に会える楽しみもあります」 何と清々しい天晴な境地なんでしょ。この年齢だから言えることかも知れませんが、かなり教養のある人とも感じます。 人生色んな事が有って思い通りにはいかないもの、生きている事は凄いことでありそれだけで価値のあること。そう思って生きてきた方のようにも思います。 「死」の中でも自殺は最も罪深いこととされています。与えられた生を自分の手で抹消してしまう事は神への冒涜であると。 もし、「自殺」をそんなに罪深いことではなく淡々と受け入れるような社会だったらどうなるのでしょうか。 自殺する人はもっと増えるのでしょうか、それとも減るのでしょうか。 私は、かえって減るような気がします。 何時でも死ねると思えば、もう少し頑張ってみよう、死ぬのはそれからでもいい、という気になるのではないでしょうか。 死そのものに重い意味がなければ、そこに執着する気も失せるでしょう。 これから先、人口がもっともっと増えてくると死への社会的な捉え方が変わっていくことは想像がつきます。 次元は違うにしても、「出来ちゃった婚」がこうも世の中に認知されて蔓延る社会が来るとは思わなかったように、自殺の概念も変わっていくと思います。 「人類が獲得した最大の美徳」なんて、ね。
2009.04.26
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♪ パノラマは万緑となりて出演のドラマは三分の一が過ぎ ドラマに見とれている内に、一年は、はや三分の一が過ぎようとしています。自分も出演している事さえ忘れ見とれている内にどんどん進んでいく筋書きのないドラマ。先は全く読めずどんな展開になるかは分からない。なのにさも分かっている風に演じるでもなく、ただ流されてゆく・・・。
2009.04.25
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♪ 50キロ走ってもまだ変わらない景色の中に寛平がいる アースマラソンに挑戦中の間寛平はとうとうロッキー山脈を越えた。ロッキー越え直後の記念スナップ 3307mを必死の思いで越えたと思って安堵したたのもつかの間、もう一つ2700mの峠が有ることが分かったと言う。 おいおい、ちゃんと調べてないんかよ! 壮大な計画なのにか、壮大な計画だからか、よく分からんがいい加減なところがあるのが彼らしい。 そういうアバウトな性格だからこそ、こういう滅茶苦茶なことにチャレンジできるのかも知れない。 果てしなく続く真っ直ぐな道を毎日40~50キロ走る。アメリカ大陸横断は、ずっとこんな道が続く 走っても走っても景色は変わらず、一番暑いところでの気温は36度もあって真人間では耐えきれない世界だ。 こんな男は世界中探してもそうは居ない。 ジャーニーランナーという存在を知ったときにはびっくりした。 しかし彼は、そんな人たちが走る世界をたった一人で、世界一周に向けて走り続けている。 全く、常識では考えられない、信じ難い事だ。こんな道を走り続けてロッキーを制覇したんだね~ 37日前にカリフォルニア州ロングビーチをスタートしてから、これまでに994マイル走破。(1マイル×1.6=1キロ) 彼は2016年東京オリンピックの招致大使でもあり、10月2日に開催地が発表されるコペンハーゲンにも訪れる予定らしい。本当に凄い男だ!!!!
2009.04.24
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♪ 才能は神代杉のごとくあり掘れば出で来るものにあるらむ イギリスのTV番組で、日本でいえば「スター誕生」のようなタレント発掘番組Britain's Got Talentがある。 そこでまた中年の飛びきり上手い歌手が登場し、審査員を驚かせ世界中で話題になっていますね。 ちょっと話題的には遅いですが・・・・ 「ポール・ポッツ」に続いて脚光を浴びているのは「スーザン・ボイル」。 YouTubeに4月11日にアップされて以来、驚異的な人気で3500万回の再生回数を越える勢いだそうです。 余りの反響の凄さと取材攻勢で、田舎の普通のおばさんは大変困惑。 心配した弟が一時身柄を隠すというような話も伝わってきたりしています。 それにしても中年になってからこういう番組に出演して、脚光を浴びるというのは日本ではあまり聞かない話です。 ガキばかりがチヤホヤされ、それらを対象とした番組ばかりで、そんな意欲を湧かせるチャンスすらないのかも知れません。 日本という国はガキの国です。 TVにしたってガキを対象にした番組ばっかりだ。 家の中では一番年少の存在を中心にして生活するという、イギリスなんかでは考えられない社会です。 孫が生まれた途端にお祖父ちゃんお祖母ちゃんと呼ばれるるようになり、存在の位置が末席に廻される。 イギリスという国は年長者を絶対的に敬意を払い尊敬する国です。 だからこそ、中年がチャレンジもし「スターとして誕生」した瞬間を、市民も一緒に味わえるのでしょうね。 ちまちました日本は、何時になったら「大人の国」に仲間入りできるんでしょうか。 ★神代杉 太古に自生していた樹木である(杉)が、火山噴火活動などで地中または湖沼中に埋没し、奇跡的に腐敗することもなく時を越えて掘り出されたもの。
2009.04.23
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♪ 棕櫚の木は泡吹きあげて渾身の華僑のごとく花咲かせおり 隣家の庭に立派な棕櫚の木があり、黄色い泡のよう花を咲かせています。 かたまって咲いている風情は、美しさよりも如何に目立って鳥の目を引くかだけに特化したような花です。 その逞しさは華僑の生きざまを連想させます。 実は鳥がけっこう好きなようで、フンと共に運ばれてあちらこちらで芽生えてきます。 我が家の庭にも自然に生えてきたものを鉢植えで育てています。 地植えにすれば5~6mの高さにもなるので、鉢植えのままにしてあります。根づまりした状態でも10年ほどになる株は元気でいます。 どんな強風にも耐えて、台風で折れたというような話はあまり聞きませんね。 棕櫚の繊維は、それ自体の油分により耐水性があり、また非常に強く柔らかく、弾力性、耐久性に優れ、棕櫚を原料にして、和歌山を代表する地場産業として縄、蓑、束子、箒などが産業として作られてきました。
2009.04.22
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♪ コメントを書き残すことの存外に重きこととて素通りてくる 人さまのブログに訪問しても、コメントというものはなかなか書けないものですね。 書いてくれたら嬉しいと思っているのに、それは結構重いことだと自分でも感じています。 今、自分が考えたり感じているテーマならそうでもないのでしょう。 しかし、少し違った角度の話しだったりすると自分の考えを纏めて文字にするまでに時間がかかります。 その結果、ちょっと面倒臭い感じが心を支配して、ついつい素通りしてしまうんですね。 共感してても反論があって同じことなんです。 文章を書くというのは、短くてもそれなりに頭を使います。 また、いい加減な事は書けないし思ったことは伝わらないと意味がないと、考えれば考えるほど億劫になってくる。 毎日多くの方が訪問して下さっているだけで有難いことだと思っています。感謝!。 その行為の中にあなたの心を感じています。
2009.04.21
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♪ また一人ネットに縁の繋がりぬ 市内の画家より初メールあり 同じ市内には結構色んなアーチストが住んでいるいるらしい。しかし接点のない人は、そのまま知らないで過ぎていってしまう。HPがあるお陰で、そんな見ず知らずの人とも繋がりが生まれたりする。そんなところがネット社会の面白いところ。リンクコーナーにまた一人、同じ市内に住む人物紹介の仲間が増えました。この「お勧めリンク」のページでは、自分と繋がりのある人をメインに、自分が関心を持った色んな人のサイトを紹介しています。ホームページを持っていない人もいて、そんな人を検索してやって来る人もいます。自分のHPが有るにも拘らずこっちへ訪問してくる場合もある。その様なホームページは、アクセスアップのための手順が抜けているのかも知れません。 私は50の手習いでPCを独学で始め、半年後にHPを立ち上げました。が狂いそうな思いをしながら、どうにかタグ付けでHTMLが書けるようになりました。苦労した分、今は簡単に更新が出来るのでアクセスは多い方だと思います。検索にも上位で引っ掛かるようで、そうなればもうヒット率が下がることはないですね。
2009.04.20
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♪ まだ空は数多にありて白い街不況の風の吹きぬけてゆく 白い街・名古屋は今、トヨタの好景気に企業の参入が増えて地価が高騰していたのが嘘のように静かです。お陰で高層ビルの乱立もしばらくは無さそうで、東京・大阪と違ってまだまだ空が街を癒してくれそうです。ビルに切り取られた四角い空は本当の空ではありません。何処までも突き抜けていくような空の広がりは、高層ビルからの眺めを壮快な気分にしてくれます。川の上の空間まで高速道路に奪われた大阪の街は、ちょっと息苦しさを感じてしまいます。Lisa Rienermannさんという方が撮影したのは切り取られたアルファベッド。GIGAZINEより文明とは何なんでしょうか。得るものと失うものとどちらが多いのでしょうか。それは現在を基準に考えている間は永遠に答えがでないのかも知れません。過去を振り返った時に、如何に失ったものが多いかを感じるものなのでしょうか。そうだとしたら、それは悲しく絶望的なことです。
2009.04.19
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♪ 春冷の坂下りくる無灯火のママチャリの影明日はありしや 千葉県の森田健作知事にはガッカリさせられている県民が多いことでしょう。選挙戦で無党派を掲げながら、実際は“自民”だった。「自民党東京都衆院選挙区第2支部」の代表を務め、その支部が2007年に約1850万円の企業・団体献金を受け、同支部が森田氏の後援会に1160万円を寄付していた。選挙告示日の直前まで自民党県議のパーティに連日出席していた。取り敢えずなってしまった以上仕方がない。どこまでやれるのか、お手並み拝見というところでしょうか。
2009.04.18
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♪ 萩の苗のやっと芽吹きて中空に 掴めぬままの魂(たま)彷徨いぬ 昨年の秋、安かったのでちょっと弱っていたのを承知で買って植えた、宮城野萩にやっと新芽が出てきたようだ。暮れに根元近くで切ってしまったのでちゃんと芽が出るかどうか心配していた。随分遅くなったがどうやら新芽らしきものが根元からでてきた。最近、毎朝違った夢を見る。身近な色んな人との関わりがそのまま夢となっているような夢らしくもない夢だ。それだけにあんまりおもしろい展開ともならず、目覚めてからの気分はそう良いものではない。自分が何を望んでいるのか何がしたいのかがハッキリせず、「今の夢は何なんだ?」と首をかしげる事も多い。現実では様々な要素に取り囲まれて本当のものが見えない。そのエッセンスが夢となって出てくるのだろうか。だとしても本当に自分が望んでいることが何なのかはハッキリしないまま。観念的なものではなく、ソウルの部分での本当の自分は何なのかが、朝もやの中のようにぼやけている。
2009.04.17
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♪ 縄張りに入りて傷負い若猫のひねもすうつらうつらかな オス猫は外へ出ると敵ばかり。やっと外へ出ていく気になった我が家の少年「アンリ」。何回目かの外出時にさっそく足に傷を負って帰って来た。痛さと恐ろしさに怯えたのか、それ以来ずっと寝てばかり。春だというのに家に籠りっきりで、如何にも痛そうにしていて餌もろくに食べない。二週間経ってその傷も癒え、やっとまともに歩けるようになった。恐る恐る外へ出ては見るもののまだ遠くへ行く勇気が出ない。家の周りには野良猫(誰かが餌を与えているらしい)がうろうろしていて、そいつ等がほんとに怖い。3~4日前、まだ少しびっこひいて歩く状態で追いかけられ、隣家の庭のヒバの木に駆け上って困っていた。下には真っ黒のいかにもガラの悪そうなオス猫が睨み見上げていて、降りるに降りられない。仕方ないので石で追い払って救出。アメリカンショートヘアーは元々が大人しい性格らしく、その何分の一かの血が彼を「いいとこのボンボン」みたいにしている。オットリとしていて声も小さいく、気が弱そうなところがある。以前飼っていたメス猫のチャミーとは雲泥の差だ(もっともチャミーは気の強さでは別格かも知れないが)。この木登り事件以来、外へ出たくても出られない日が続いている。
2009.04.16
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♪ ずんべりと寝返り打ちて夜となり眠りにつかむウテルスの海
2009.04.15
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♪ 暗がりで女子高生を後ろより追い越す時の疾しさの影 夜のウォーキング中に女学生を追い越す時がある。短いスカートを穿いた無防備な子が、携帯で話しながらだったりすると余計に気を使う。こちらに疾しいところが無いことを暗黙に知らしめ、ちょっと距離を取って追い越す時の卑屈な気分。疾しさの影そのものの自分が恨めしい。いっそのこと 「ワッ」 と、後ろから脅かしてやろうか。その方がよっぽど自然な気がする。何があったっておかしくない危険がいっぱいのこのご時世。安全だなんて彼女らに思わせない方がいいと・・・・。
2009.04.14
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♪ しらたまの花は散りゆきおお屋根を 越えて最後のときをさまよふ 先週は黄金の桜週間でしたね。連日の夏日となって桜の花は、葉と入れ替わるように急速に散っています。時折、白い花びらが風に乗って意外に遠くまで飛んできて、別れを惜しむようにさまよっています。季節は移ろい次のページがめくられようとしています。このところ雨が降らず、日本列島はカラカラに乾燥していて山火事が頻発しているようですね。ヒノキの花粉も飛んで我が家の猫は未だに鼻をぐずぐずさせています。まだ少しの間あの白い異様なマスク姿を、あちこちで見ることになるのでしょうか。どうせならもっとカラフルな色にして、マスクそのものをファッションの一部にしてしまった方がいいのにと思ったりします。春の心浮かれる季節に、あの真っ白なマスクは「無粋」この上ない。「私は病人ですよ~!」って看板下げているようなもんでしょう。花粉症を病気扱いしない事ですね。「花粉症はファッションだ!」ぐらいにデザイナーにいいものを提案してほしいね。ま、マスクも直に見られなくなるけど・・・・
2009.04.13
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♪ したたかにノドン・テポドン・から揚げどん ドンが狙いの援助どんどん 日本は厳しい制裁をと思っていても、中国が反対しそれに合わせてアメリカも柔軟な対応にシフトダウン。日本は孤立してしまい、仕方なく米中に同調することになったらしい。間違いなく打ち上げの技術は上がっているらしいが、ICBMまでにはまだまだ及ばない。今のうちにやっつけておかないと、本当に実用的なミサイルを手に入れてしまう恐れがあるというのにこの有様だ。中国は北朝鮮が隣国な上に資源などの輸入がかかっており、おいそれと敵には回せない。アメリカはアメリカで中国を刺激しない方がいいと考えている。韓国の青瓦台(大統領府)関係者によると、今回のミサイル発射にかかった費用は3億ドル前後と推定される。この金額はコメ100万トン分に相当し、北朝鮮の1年間の食糧難を解消できる分量という。米中の駆け引きのはざまで、日本はなす術もないというのが情けない。因みに、「テポドン」はミサイルが確認された地名の大浦洞(テポドン)からアメリカがつけたコードネームで、北朝鮮側では「白頭山1号(ペクトゥサン イルホ)」と呼ぶ。「ノドン」もミサイルが確認された地名の盧洞(ノドン)からアメリカがつけたコードネームで、北朝鮮では「木星」または「火星7号」とよばれているんだとか。ドン(洞)は「村」とか「町」と同じような意味らしく、「ノドン」は韓国においての発音で北朝鮮では「ロドン」と発音されるそうな。「ドロン」でなくて良かった。
2009.04.12
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♪ 手のひらを真後ろに向けて歩く癖 アラン・ドロン(ドロン)と同じに妻が前をゆく ある時、映画を見ていてアラン・ドロンは手のひらを真後ろに向けて歩くことを知った。普通は体に沿った形で歩くので、後ろからは手のひらが見えない。アラン・ドロンの後姿が妙に気になっていて、その理由が手のひらにあるのだと気付いた。妙な腕の構造をしているんだなぁと思い、それ以後はドロンの映画を観る度に気になってしょうがない。それである時、前を行くカミサンも同じ歩き方をするのを発見。「太陽がいっぱい」以来アラン・ドロンのファンである私は「ドロンウォークだ」と叫び、そこにドロンが現れたような錯覚さえ感じた。「美しさ」と「野卑」を併せ持ったドロンを世に出した最高傑作。「太陽がいっぱい」のあのラストシーンはルネ・クレマン最高の出来だと思う。胸震わすニーノ・ロータのテーマ曲がかぶり、その先を観る側に委ねる手法はなんと洒落ていて心憎い演出か。あの頃のフランス映画は良かった。
2009.04.11
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♪ パソコンの寿命の果ての解体にやけに美しディスク現る さすがに8年使ったPCが動かなくなった。引き取り業者に持って行こうとも考えたが、個人情報が心配なので自分で解体することにした。全部をバラバラに解体するのに1時間ほど掛った。心臓部のハードディスクの部分はさすがに頑丈に作ってある。一個のボルトに六角レンチが必要な部分があり、ピッタリのサイズのレンチがなく完全にバラす事が出来ない。そこにはハードディスクの名の通りの硬くて丈夫そうなディスクが二枚、少し間隔を空けて回転軸に納まっている。周囲をバラしてなんとかディスクを取りだすことが出来た。マイクロ単位で磨き上げてあるそれは、鏡のようにピカピカで捨てるのがもったいないくらい美しい。以前ピアノを解体したことがあるが、PCの解体も初めてのこと。ICの意味もLSIの構造もさっぱりだが、物理的な構造の部分に興味があってなんでも「分解」したくなる。組み立ててあるなら絶対分解できるはずという信念のもと、隠しネジを探したりしながら攻略していく時はワクワクする。
2009.04.10
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♪ ぱらぱらと一輪ごとに散る花の梢に遊ぶニュウナイスズメ 日本にいる三種類の雀のうち、ニュウナイスズメは、普段はおもに北海道・東北辺りの山に生息しています。しかし、最近ではどこにでもいるようになったようです。大部分は初秋になると南下してきて、この中部地方でも多く見られるようになります。そのニュウナイスズメが今、桜の花を啄んでは一輪ごと散らしている姿が見られます。桜の下にそういう花が落ちていれば、そこには必ずニュウナイスズメがいるというわけです。そう思っていたら、昨日NHKのニュースで普通の雀がそれをしている映像が映っていました。ニュウナイスズメだけではなく普通の雀も桜の花の蜜を吸うために、花の軸のところを喰い千切ってしまう習性があるんですね。ニュウナイスズメは普通の雀に混じって行動することもあるようです。この時期、堕ちた桜の花を目印に観察してみると良いですね。頬に黒班がなく頭の茶色が濃い目なのがニュウナイスズメなのでよく見れば分かると思います。ちなみにニュウナイスズメは集団で稲の若い実を食い荒らすので害鳥とされています。そんなところから海賊ジャック・スパロウの名前の由来になった、というのは私の単なる想像です。
2009.04.09
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♪自涜(じとく)などせぬオス猫は 激りくるマグマ抱えて今日もさまよふ 自涜とは自慰のこと
2009.04.08
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♪ ちるさくら白玉ひめのさまよいて ゆめに入りゆくみ吉野のやま 白玉姫 = 霞の異名 吉野の桜も散り初める頃でしょうか。去年行った吉野のやまの情景が、いまだに目に焼き付いています。満山に咲き誇る情景も素晴らしいですが、それらが一斉に散る様子もまたすばらしいことでしょう。短いい命が儚く散ってゆく姿が日本人の心情を捉えて、きっと無条件に感動するのでしょう。40年間ずっと桜をテーマに句作し続けてきた俳人の「黒田杏子」さんは、桜に対峙してきた感慨をこう結論付けておられます。 ◆桜は根付いたその大地を生涯動かない。 ◆桜は人のいのち、とりわけ心とたましいを活性化させる。 ◆桜は人間を謙虚にさせ、貪る心を捨てさせてくれる。昨年の吉野山山桜の花びらはソメイヨシノの花びらの何倍も薄くて軽いんだそうです。吉野のシロヤマザクラは、だから風もないのに気流に乗って漂うように散っていく。 谷深く尚わたり居る落花かな 高浜 虚子
2009.04.07
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♪ 未来という存在のなき場所へ行くタイムマシンは形而下の夢 朝日新聞の調査で、タイムマシンがあったら過去か未来のどっちに行きたいかという問いに、59%の人が過去と答えた。戻りたい時代のベスト3は、70年代、50~60年代、80年代で過去の自分の生き方を修正したいという事らしい。一方未来を選んだ人は41%で、100年後が一番多く、10年後、30年後と続く。医療や科学の進歩を見届けてみたいという意見が多い。未来にはあまり希望が持てず悲観的な気分の人が多いため、 それよりは実際にあった過去を具体的に頭に描くことが出来る過去を選ぶという方がやや上回った感じですね。こういう問いに答える場合、その人の現在の心境がそのまま反映されるのが面白い。同窓会にしても同じで、現在に自信のある人は出席したいし、そうでない人は自分の過去など思い出したくも語りたくもない。自分の過去を修正したいなんて思っているのは、現状に満足していない証拠ですからね。物理学の世界では、「浦島太郎」のようなことは理論上可能なのだそうですね。例えば、地球から4.3光年離れた星に高速の8割の速さで往復したら4年以上も未来の地球に戻る計算になるという。光速で移動すると年を取らないと、確かアインシュタインも言っています。そう言われても理解はできませんが・・・貴方が行きたいのは過去?それとも未来?そう言う自分は、まだ人間なんかが存在しない太古の世界に行ってみたいですね。未来になんか興味はありません。100年後の人間なんて見たくも有りません。ろくなもんじゃない気がして・・・。案外「猿の惑星」のような状況なんじゃないでしょうかねぇ。
2009.04.05
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♪ おとし紙この優美なる言の葉の響き久しくなりにけるかも 誰が呼んだか「おとし紙」。言わずと知れた昔のトイレットペーパー。ずっと昔はみんな新聞紙だった。その前は木の葉っぱや縄を使ったり水で洗ったりしていた。新聞紙はつるつるして上手く拭けないので、手で揉んでから使うのがコツだったね。子供は上手く出来ないので苦労したもの。手に付いたりしてねぇ・・・・それからやがてチリ紙というものが出てきて、なんとありがたいと思ったことか。チリ紙は今でも健在のようで、「八重桜」という名で298円で売ってるようです。「ソフト花束」なら700枚で198円と安い。個人住宅では和式のトイレが随分少なくなって、子供たちが修学旅行などで旅館などに泊まる時は困るらしい。何も知らない子は使い方が分からず、便器(きん隠しという)の上に座り込んでしまうという笑えない話があるらしい。「おとし紙」というのは「落とし文」からきたんでしょうか。そのイメージがあるので、なんだか雅な響きと感じるのでしょうね。「落とし文」は昔、中世から近世の時代に公然と言えないこと(密告、恋文、政治批判など)を文書(巻物)にして、人目につくところに落としておいたものをいう。日本語というのはなかなか洒落た言葉だとつくづく思います。この「おとし文」は虫の名前になり、それから和菓子の名前にもなっています。
2009.04.05
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♪ ひわいろ(鶸色)の風が若芽を揺らしゆき いろはもみじはくすくす笑い 鉢植えだったものを頂いて庭に植え付けたモミジが芽吹いてきました。モミジの新芽はもしゃもしゃっとして、なんだかクスクス笑っているような感じがします。鉢植えながら樹齢30年ぐらいにはなるもので、大きく剪定してあるので背丈は80センチぐらいでしょうか。枯れ木から物凄い勢いで新芽が伸びていくさまは、目を見張るものがあります。人間も一年単位で生活に区切りがつけられたら、もっとドラマチックな生き方が出来るだろうにと思ったりしませんか。ブラジル人のように、カーニバルを人生のハイライトとして一年の全てをそれに集中しパワー全開で過ごす。それが過ぎたら冬眠の如く静かな時を持ち、次の晴れの日のために徐々にエネルギーを蓄えていく。春夏秋冬に起承転結をそのまま当てはめる様な一年。24時間休まない地球。季節感のない生活。メリハリのない社会。本来の生きるっていう事は、そんなことではないような気がするんだけど・・・・。
2009.04.04
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♪春宵に酎ハイ呑めば速効の夢の世界へテレポーテーション 春の焼酎は回りが早い。気が付けば、あっという間に居眠りしてる。おやおやこれは不覚を取ったと、起きてはみたものの果てさて何にも手が付かない。最近、短歌の自選百首を纏めようかと重い腰を上げた。千首の中から百首を選ぶべくプリントアウトして、先ず五百首の中からと手を着けたものの一向に進まない。どれもこれも思い入れがあって、そこそこいい歌に思えてきて半分ぐらいに丸が付いてしまう。これじゃぁ十分の一に纏めるなんてとても無理だ。いっその事皆さんに投票してもらおうか、なんて考えたりしてる。どうでしょうか?三百首ぐらいまで絞ったら何とかなるかなと思うんですが、如何でしょうか?あなたのご意見をお聞かせ下さい。
2009.04.03
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♪若猫のひねもすうつらうつらして春満ちゆかむ木蓮の花 ♪太陽に挑むがごとくアカメモチ紅萌えて風染めるらむ いよいよ四月に入り、どうやら花冷えの寒さも峠を越えて本格的な春がやってきました。今週末は20度を超える初夏の陽気となりそうでそうです。今年は猫の目のようにころころと変わる異常に温度変化が激しい年ですね。今年もはや四分の一が過ぎました。先ずは四季の最初の季節、春。英語ではバネ。弾んではずんで・・・厳しいニュースばかりが流れる昨近ですが、何とか乗り切っていかねばなりません。新人の気持ちになって、新鮮な気分でこの爛満の春を迎えたいと思います。アカメモチ(カナメモチ)冬を耐えて芽吹き始めた草木の新芽はエネルギーに満ち溢れています。このエネルギーからパワーをもらい、一年を耐えて生き抜く基礎固めのときです。美しい花は咲かなくとも充実の秋が迎えられるように、つつがなく無理をしないで頑張っていきましょう・・・
2009.04.02
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♪目立たぬに場を得てひらく才能のごとく桜の咲き出でにけり この季節になると、思ってもみないところに桜の花が出現して驚くことがある。何もない風景の中に突然現れる桜はたいがい山桜で、小鳥によって運ばれた種がから自生したものでしょう。あちらにもこちらにも咲いていて、意外にたくさんの桜があるもんだと感心してしまいます。多分去年も同じことを思っただろうに、桜の季節が終わるとすっかり忘れてしまっている。公園や並木として植えてあるものは身近な存在だけあって、さすがに忘れてしまうような事はないですね。さくらんぼも目に付くし紅葉もきれいですから、記憶から外れるような事はないです。私は、どちらかというとソメイヨシノよりこの山桜の方が好きです。山の中で一本だけ咲いているのに出会うと、旅役者が独演しているような気がしてきます。吉野の桜も大方がシロヤマザクラで日本古来の野生種です。葉と花が同時に出てそのコンビネーションが美しさの要因でしょうか。昨年の吉野山東京駒込の一部は江戸時代には染井と呼ばれていて、数多くの優れた園芸品種が誕生したところ。ソメイヨシノは江戸彼岸系の小松乙女と大島桜の交配種で、当初は「吉野桜」と名付けて売り出されたのだそうです。本場の吉野には関係なく、紛らわしいので染井という名を付けてそう呼ぶようになったものだとか。このソメイヨシノが日本人に最も好まれているというのは、私にはちょっと不満です。
2009.04.01
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