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♪ しらたまのつゆに乙女は洗われて羽化や光の中に消えらむ 初々しかった乙女はいつの間にか清純な淑女となって、いつもの道には現れなくなった。別の場所でちらっと見かけた彼女は、随分に洗練されて見違えるほどに美しくなっていた。おかっぱ風の髪はボブカットとなり、よくコーディネートされた服装も大人びて、その変身ぶりは蝶の変態を見るようだった。彼女は恋をしているのだろうか。少なくとも自分に恋をしているのは間違いない。或る日、自分の美しさに気づいて以来、毎朝鏡に向かって話しかけているに違いない。”この世で一番美しいのは、誰?”路傍の花を眺めるように、その娘に逢えるのをオッサンは毎日楽しみにしていた。なのに、その花にはもうめったに会う事ができないのかも知れない。嗚呼、諸行無常の雨が降る・・・★短歌百選 ♪ 「ジグソーパズル」
2009.07.31
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♪雨の中住宅5棟建つ辺り玄能の音高く響けり 雨が降り続いていても住宅の建築作業は止められる事はありません。近所には今、狭い土地に無理やり5棟の建売住宅が建築中です。一軒当たりの販売価格を抑えるためなのか、他にも土地はない事もないのにちょいと情けないほどに狭い。南北に並んでいるため、陽は当たらない。庭などほとんど無く、どこの誰が住むかも知れない隣家との隙き間がほとんど無い。住宅に対する意識は何十年も変わっていないように思う。そういう生活を強いられても我慢している日本という国の不思議。一戸建てを望む意識が世界に比べても強いというのに、内実はこの有様だ。建築中の建売住宅は、横長の土地に長屋のような具合に建っていて、東側には屋敷が有り、西側は道路だ。太陽は午後の西日が道路側から当たるだけで、人間らしい生活するにはチョッと問題が多そうだ。空間がなければ一戸建てとも言えないと思うんですが、やはり土地代が高すぎるのだろうか。人口密度の高い国だから仕方がないことなのだろうか・・・安い物件だとしても何千万もするのですから、一度買ってしまえばそう簡単には出られません。一生そこから出られないかも知れない。国は、人間らしい生活の出来る住宅の最低基準を、法律で規定するべきだと思います。買う側も理想の住まいが見つかるまで安易な妥協をせずに、辛抱強く探すべきだろうと思う。安易に作った家でも、安いと売れていくというのが問題で、これでは業者の意識レベルも上がってこない。注文住宅でも、3度立て直さなければ本当に理想的な家にはならないと言います。完璧な家は無理だとしても、最低限必要な”絶対譲れないもの”を持っている必要があると思います。★短歌百選 ♪ 「ジグソーパズル」
2009.07.30
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♪列島の真上で逢瀬する風のやけに激しい濡れ場を演じ 北の冷たい空気と南の暖かい空気が、よりによって日本列島の真ん中をデートの場所にしてランデブーしている。そして、濡れ場となった上空で激しい情交を重ねつづけ、ビショビショになってもなを飽き足らず。連日にわたって繰り広げている。太平洋高気圧は全く元気がなく、逢瀬を邪魔する気力も体力もなさそうで、今日は顔さえ出さないでいる。一体いつになったら梅雨は明けるのだろうか。この分だと、梅雨明けの最も遅い記録を更新するのは間違いなさそうだ。水不足に関しては全く問題ないだろうけど、日照不足の方が心配になって来る。野菜や果物、稲の生育には後々になってボディーブローのように影響が出てくるのが心配だ。今年はエルニーニョが発生していないので、夏は昨年のような猛暑にはならないという予報は有った。けど、この長梅雨までは想定外だったようだ。家中、体中、頭の中にまで黴が生えそうだ。★短歌百選 ♪ 「ジグソーパズル」
2009.07.29
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♪小ささに命の価値の変わるまじハッチョウトンボよ群れ飛びまほし たった二センチの赤い貴公子・ハッチョウトンボの群れ飛ぶ下(もと)に寝転んでみたいと思う。二センチじゃ相当の数がいないと群舞しているという感じはしないかも知れないね。今や絶滅危惧や準絶滅危惧に指定されていて、小さな貴重な命が失われつつあります。原寸大だそうです。「風の記憶」より名前の由来は、尾張の本草学者・大河内存真(おおこうち ぞんしん:1796-1883)による『蟲類写集』に、名古屋市内の矢田川付近と見られている「ヤダノテツポウバハツチウメ」(矢田鉄砲場八丁目)にのみ発見されたために「ハツチウトンボ」というの名を付けたのに由来するのだとか。実際には全国的に生息しているそうですが、私はまだ一度も見たことが無いんです。もしかして子供の頃に見かけているかも知れないが、どうしても大きいヤンマの方に魅かれてしまい見落としていたのかも知れない。小さくても命の価値には変わりがないのに、どうしても目立つものに関心が行ってしまいますね。先日、「クロメダカ」を獲りに近くの小川へ行って来ました。何匹か獲れて喜んで帰ってきたのはいいけど、水槽に入れて確認したらメダカではない事が分かってがっかりしました。良く間違えられる「カダヤシ」でした。見分け方は、ひれの形が違うので横から観察するとすぐに違いが分かります。蚊を退治するために輸入された外来種で、ご多分にもれず在来種より繁殖力が強く、メダカに入れ替わって大きな顔して繁殖しています。なんせグッピーと同じように卵胎生ですので、卵を外敵に食べられてしまう事がなく、繁殖にも有利な条件を備えていますからねぇ。クロメダカも絶滅危惧種に指定されている貴重な小生物です。どんどん生息地が減っているのは本当にさびしい限りですね。★短歌百選 ♪ 「ジグソーパズル」
2009.07.28
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♪曇天に黒き車体の運ばれゆKAWASAKIの文字鈍く光りて 1200ccほどは有りそうな大型バイクが2台、トラックの荷台に積まれて運ばれて行くのを見かけました。曇天の空の下だけにその漆黒のボディーが、ぬめっとした艶めかしさを漂わせてやけにかっこ良かった。見るとその大きなガソリンタンクにはKAWASAKIの金文字が輝いています。これがダエグか。男の憧れの一つでもある大型バイク。知り合いが1200ccのバイクに乗っているという話を聞いたことも有り、羨ましさがこの漆黒のバイクをいっそう魅力的に見せたのでしょうか。「ZRX1200 DAEG(ダエグ)」これは9月発売の新型で、水冷4気筒DOHC16バルブエンジン、最高出力81kW(110PS)/8.000rpm、6速を誇り、価格は114万円。免許は有っても125ccしか乗ったことが無い私には、雲の上の乗り物という感じです。知人が載っているのはスポーツタイプで、乗りこなすのはやはり結構大変らしい。駐車場で切り返しが必要な場合など、かなり難儀するらしい。こんなの買って失敗したとも言っていた。どうせなら楽に足が届くハーレーのようなゆったりしたバイクが乗って見たいね。名阪国道と国道369号線が交差する針インターにある「道の駅 針テラス」には、何時行ってもバイク集団が幾つも集まっています。バイク仲間では、この場所で休憩をし交流を深めたり、バイク自慢をする有名なポイントなんでしょね。それはそれは壮観です。見たこともないような大型バイクがズラーと並んでるんですから・・・・・。★短歌百選 ♪ 「ジグソーパズル」
2009.07.27
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♪梅雨明けぬ空を恨みて真夜のセミ夏の夢見てジジジと鳴けり 真夜に目覚めて聞こえ来るクマゼミの声。むずがるようにジ、ジジと鳴いた。ちっとも明けない梅雨を恨んで夢まで見るようになり、寝言でうなされて鳴いているように聞こえた。地上へ出て羽化すれば僅かの命であっけなく死んでしまう蝉は、早く地中から這い出したくて仕方がないでしょう。各地で大雨を降らせて、末期の梅雨は断末魔の様相を呈しています。 ♪ 暗転の終えて舞台はめくるめき ヒマワリ燃えるクライマックスsunflower 暗転 ・・・・・ 幕を下ろさず舞台の照明を落として、場面を転換する方法。★短歌百選 ♪ 「ジグソーパズル」
2009.07.26
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♪塩梅の季節(とき)に沿いなば梅干しの甘いとさえも思う真夏日 一口食べれば口はひん曲がるほどに酸っぱくて塩辛い自家製の梅干し。暑くなる前はとても食べる気にならなかった。それがここへ来て、塩っぱいどころか”甘い”とさえ感じるようになってきた。それだけ体が塩分を要求しているんだね。頂き物のこれぞ「梅干し」という逸品がとうとう底をついて、あの濃厚な味が恋しくなってきました。市販のやたら色んな添加物が入った、人工的で妙な味の梅干しは、とても食べる気がしない。これを読んで、彼の”梅干し名人”が今年の「新作」を届けてくれることを期待するばかりです。(笑)天日干し「塩梅」とは塩と梅酢の加減から来た言葉ですから、まさしく梅干しそのものですね。体の具合をいう場合などにも使われます。元々は「えんばい」と言っていたのが「按排」という言葉と混用されるようになったらしい。そういえば、今は、梅雨の最中とはいえ大暑も過ぎ(24日)て、一年でもっとも暑い季節なんですね。例年なら連日の猛暑日で、いい加減うんざりな毎日なんでしょうが今年は大分様子が違います。しかし、そうは言ってもやたら蒸し暑いのには閉口しますね!!。カラッとしない中途半端な夏。嬉しいやら物足りないやら、妙な感じです。★短歌百選 ♪ 「ジグソーパズル」
2009.07.25
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♪あの空に「きぼう」が回るこの国の未来はあんなに遠くにありぬ 国際宇宙ステーション(ISS)の日本の実験棟「きぼう」がほぼ完成しました。若田光一さんは、ISS滞在期間が予定の3か月を過ぎ、既に日128日を経過しました。遅れていたエンデバーも無事打ち上げに成功して、ISSから乗り移って今月下旬の地球帰還に備えています。ISS実験棟「きぼう」この国に今、「希望」といえるものは有るのでしょうか。望みは溢れるほどありますが、叶えられそうもないものも多い。政治に期待するものは殆ど夢想に近い感じです。民社党が政権を獲ったとしても、混迷は増していくでしょう。間違いなく叶えられるものなど有りそうにない。実験的な方策としてやっていくような危うさを秘めて、地球号日本棟は宇宙を漂っていくのでしょうか。せめて”個人的な”夢と希望だけは持って毎日を送りたいものです。個々人、一人一人の心に「希望」を抱けるかどうかに掛かっていますネ。★短歌百選 ♪ 「ジグソーパズル」
2009.07.24
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♪偶然の打ち重なりてサテライト地球に影を落として過ぎゆ 46年ぶりの皆既日食が悲喜こもごもの内に終わりました。硫黄島から、また洋上や飛行機からと、様々な方法でこの神秘の天体ショーを観察。皆既日食が見られる場所へ行った人々は、ずいぶん感激したようですね。最も長く見られるという悪石島では、神はなんと意地悪なことをするのか、事もあろうに雨が降った様子。それにしても偶然の産物が、こんなにもドラマチックな現象を見せてくれるなんて、「事実は小説よりも奇なり」そのものですね。月は太陽の600分の一の大きさしかない。それが、太陽までの距離が地球までの距離の600倍あることで、月と太陽の大きさがピタリと一致するのだそうです。それでコロナやダイヤモンドリングなど、この美しい現象が見られるのですね。先日の衆議院解散を「日食解散」と命名した人がいました。混乱を招き真っ暗闇となった政治の世界を、全てをチャラにして新しく生まれ変わろうとする浄化へのモーメント。この日食は必ず元の明るい世界がまたやって来ますが、それとは違って混沌としたカオスのような政界です。果たして「ゼウス(ジュピター)」は現れるのでしょうか。★短歌百選 ♪ 「ジグソーパズル」
2009.07.23
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♪パックリと大口を開け蛇の来てジャンプ1尺猫驚きぬ やおら鎌首を上げて待機する青大将。それでも近づいてくる猫に、大口を開けて攻撃を仕掛けてきた。初めて出会う妙な生き物に、突然飛びかかられ吃驚して1尺ほどジャンプした。その時の若猫の驚きは如何ほどのものか。我が家の庭に出没した青大将はまだ若くて、太さもせいぜい2cmちょっと。何を食べて生きているのだろうか。
2009.07.22
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♪ 癒しにも凶器にもなりて為さるまま神の使いの命なる風 岡山県美作市で竜巻らしきものが発生し、大きな被害をもたらしました。同市南西部の城田地区から東南東方向の同市尾谷地区にかけての長さ約2キロ、幅約500メートルの帯状区域を通過。屋根が吹き飛ばされたり車が飛ばされたりと、被害の様子はそのすさまじさを物語っています。今のところ竜巻かダウンバーストかはっきりしないとのこと。北海道では登山者の遭難で10人が亡くなりました。悪天候を衝いて登山を強行したのが原因とみられています。疲労の上に雨と風で体温を奪われ、中高年の体力の限界を超えてしまったようです。これはリダーの判断ミスは間違いのないことで、人災に近いものと言えるかも知れない。風速20メートルを超す強風と冷たい雨で気温は真冬並みで、体感温度はかなり低かったと思われる。風さえなければ耐えられたのかも知れない。全英オープンでの石川遼はタイガー・ウッズと共に予選落ちしてしまった。海からの強風で2日目のスコアを大きく崩したのが敗因。力でねじ伏せようとしたが、ねじ伏せられるような風ではなかったらしい。根本的に戦い方を間違えたと思うが、本人はそうは思っていない様子。いずれその風というものへの考え方を変えなくてはならなくなるだろうと思う。風は空気の変化したもの。風なくしては生物は生きてはゆけない。地球の新陳代謝を促し、様々なものを運び多くの事をもたらしてくれる。優しくも有り、また恐ろしくも有る。風を制するものが生き残っていけるのかも知れない。
2009.07.21
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♪ アンニュイなひと日を過ごすオス猫の揺らす尻尾に心あるらむ さして縄張り争いをするでもなく、餌を追い求める事もなく、三無主義を標榜するかのようなオス猫「アンリ」。窓辺でぼんやりと外を眺めているか寝ているかのどちらかで、静かで非行動的な毎日を過ごしている。かの坂本龍馬も世が世であれば、きっとこんな風にボーっとした青年だったかも知れない。環境や時代が人を作り、切迫の状況が英雄を生みだす。今のように激動なんだか平和なんだか分らない状況は、あらゆるものが混在して焦点がボケる。生きやすいかどうかと言えば、かなり生き難い世だとは言えるでしょう。情報は錯綜していて、同時に正反対の意見が存在したりする。何が正しいかを判断することさえ難しい。何も語らず自分からは何も仕掛けずジッと外を眺めている猫は、一体何を考えているのだろうか。声を掛ければ尻尾をわずかに動かして応える、それだけですべてを現しているかのように。そばへ寄っただけで尻尾をピンピンと跳ね上げることもある。そんな時は拒否されているのかなと感じる。本人は無表情のままで、まるで尻尾が独立した意志を持って反応しているようだ。従者としての尻尾が、その主人を守る守衛のように働いている。悠然と昼寝をしている猫を見ていると、「何も知らない方が幸せなんだ」と言っているように思えてくるね。
2009.07.20
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♪ 一番に鳴くヒヨドリの鋭(と)き声に 帳あがりてハシブトガラス(ハシブト)目覚めり お陰さまで短歌百選がまとまりました。短歌百選 「ジグソーパズル」
2009.07.19
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♪ 大雨を降らせて合わす帳尻の今や恋しきカラツユの空 梅雨明け間近と思ったのもつかの間、東海地方では例年より遅れる見通しとなりました。連日のひどい雨で、道路は冠水するし家の中はジトジト。あの空梅雨が恨めしい。蝉は地中から出るタイミングを狂わされ、業を煮やしていることでしょうね。自然は、空梅雨かと思えば末期には必ずと言っていいように大雨を降らせてくる。水の星ともいえる地球の7割を占める水、その絶対量は不変なんでしょうか。地球の外に放出される水分というものが無いとすれば、地球上の水には「不変の法則」が成り立つというもの。砂漠化が一方で進み、他方では水害に悩まされる。乾季が有れば雨期が有る。台風やサイクロンも所詮は地球の帳尻合わせ。空と地上を去来して、地球の新陳代謝を促している水。空気中の塵や地上の芥を洗い流し、腎臓のような膵臓のような存在。いや、やっぱり血液そのものなのかな。
2009.07.18
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♪ 因なくば果をもたらさぬ理に果のみを謗(そし)る世の浅からむ 結果には必ず原因があります。因果応報ですね。カルマの法則というのも有ります。結果だけを取り上げて非難するのは、問題を正確にとらえているとは言えないし、真に解決する事もできません。また、結果だけを安易に求めるというのも頂けません。求めるものを手に入れるために、何をするべきかを考えてそれを実行することが不可欠です。業績やある結果を残した人の前には計り知れない研究と努力があります。試行錯誤を繰り返し、失敗を重ね、描いた結果を得るまでそれを止めなかっただけという言い方もできそうです。「夢や目標は計画にしてしまえば実現する」というのは、因と果がはっきり見えているということでしょう。目標に向かって着々と計画を実行すれば、それは当然実現するというものです。人は、「何をしているか」よりも「何を考えているか」が問題です。全ての結果は、この「何を考えているか」で決まると言ってもいいかも知れません。何をすべきかをいつも考えて行動していれば、簡単に草木のように風になびき翻弄されることもなくなるでしょう。結果や現象だけを見て物事を判断し、安易に同調してしまう人に限って何かあると他人のせいにする。それが一番愚かですね。お陰さまで短歌百選がまとまりました。短歌百選 「ジグソーパズル」
2009.07.17
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♪ データーの消えて漂う冷風のあなデジタルや氷の如し プロバイダーYahooのHDがクラッシュして、一部のデータが消えたらしい。その復旧作業を未だに続けていて、どのデータが消えたのかを確認しているらしい。我がHPもYahooのジオシティーを使っており、ジオプラスという有料のオプションを購入して運営している。それが、13日の昼過ぎから機能しなくなった。いくらアクセスしても繋がらず、こちらのPCがイカレタのかを心配したぐらいだ。エラー画面に「ホームページのアドレスを自分で入力した場合は、綴りがすべて正しいかどうか確認してください。ご不明な点があれば、ヘルプをご覧の上、お問い合わせください。」と出る。これは自動的にこう表示されるように設定してあるため、仕方がないのかも知れないが全く失礼な話だ。アクセスした人には何の落ち度もないのに、如何にもあんたが間違っているという表現は頂けないね。データが飛んでしまっていて、ページそのものが存在していない状況になっているのだから、Yahoo側のコンピューターが原因と分かった時点で、その表現は改めるべきだろうと思う。Yahooは大きくなり過ぎて、ちょっとお高くとまっているのか、或いは細かい事まで気が回らなくなっているのかな。もしも、このデータが復旧出来なかったらどうしてくれるんだろう?もう一度アップロードをすればいいのかも知れないが、ページ数もファイル数もかなりの量なので簡単な作業ではない。こういう事があると、如何にデジタル社会が脆弱で危ういものかを実感させられる。頑丈な箱に収められて如何にも堅牢なコンピューターの情報が、いとも簡単に消えるのは氷が解けて水になる位簡単なことなんだね。いやドライアイスの方がぴったりだな。個体から気体となってあっという間に消えてしてしまう。重要なデータが消えてしまう事があるとは頭で分かっていても、経験しないとやっぱり実感は湧かない。近い内に、Yahooから「ごめんなさい。貴方のデータは失われました。」と言ってくるんだろか。嗚呼~。・・・・・
2009.07.16
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♪誇るべきにっぽん男児ここにあり光るやイチロー遼に寛平MLBオールスターに9年連続出場をあっさり決めた「イチロー」は、今日、その最高の舞台に立つ。史上初となる9年連続200安打に挑戦中のイチロー。仮に年間200安打ずつを加えていくと、2011年に日米通算3500安打に達し、さらに2012年にメジャー通算2500安打、2013年には日米通算4000安打が見えてくる。ピート・ローズ(4256安打)とタイ・カップ(4191安打)二人を凌駕するのも夢ではなさそうだ。一方、アースマラソンで地球を走り続けている「間寛平」は、アメリカ横断を無事完走。一日4~50キロを毎日走ってもケロッとしている体力にはただただ感服するばかりです。ここまでのダイジェスト版。日本時間15日午前0時1分、アメリカ・ニューヨーク・ノースコーブをフランス・ルアーブル港に向けて無事出航した。太平洋に引き続き二度目の航海。大西洋は距離が短く、一度経験してるだけに何とか無事にフランスに渡ってくれるでしょう。問題は最後のユーラシア大陸をどのコースで走破するのか。紛争地帯であることから事前のコース決めはしておらず、現地へ入ってから決めていくらしい。考えることすら思いつかないような事を、飄々と実行していくバイタリティーは日本人離れしているのか、或いは日本人らしいのかよく分からなくなってくる。そしてもう一人、「石川遼」は世界4大メジャートーナメント大会の1つ「全英オープンゴルフ」に出場し、あの天才タイガー・ウッズと同じ組で回ることが決まった。4大メジャートーナメントの中で最も歴史のある大会で、2009年で138回目を迎える。特徴は、ゴルフの原点に立ち返り人の手を加えない「あるがままの自然の状態」を残したリンクスコースにある。アンジュレーションに富んだフェアウェイ、壁面を干しレンガで垂直に切り立たせた深いバンカー、腰の高さまで伸ばした「あるがまま」のラフ。それに海からの湿った強い風とも闘わなくてはならない難コース。その記念すべき舞台が明日開幕する。どれ一つをとっても、上手くいけば世界に誇れる「快挙」としか言いようのない事ばかり。世界で活躍する日本人が、同じ時期に同時進行でその存在を示す活躍をするなんて、こんな嬉しい事はありません。世界に日本人の底力を見せ、誇りと自信を我々に与えてくれる。政財界が余りにも酷い状況の日本にあって、この3つのニュースは夏の最初の最高の贈り物です。相変わらずへらへら笑いで誤魔化す伏魔殿の妖怪・麻生首相は、選りによって真夏のクソ暑い8月30日の総選挙を決めた。もっと早く都議選の直後にヤケクソ解散をやりたかったのに、公明党の反対に遭ってここまでずらさざるを得なかったらしい。今更ずれ込んだと言ってもここまでくると、麻生首相のずるずる引き延ばし作戦がマンマと的中したといえるのか、何だか興味が半減してきた。見るに堪えない茶番の政治劇。あんまり面白すぎて笑う事も出来ない。この芝居が終わってからが本当のドラマが待っている。
2009.07.15
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♪夜の明けてクマゼミの声響みたり 梅雨明けしらむ夏来たるらむ うっとおしい夏が今朝、開幕したことを知らせるクマゼミの大合唱が響いています。明日のも梅雨明け宣言がなされることでしょう。今日からあの憂鬱な夏が始まったのです。フライングする輩は別として、一斉に鳴き出すことの不思議さもって今年も大合唱が始まりました。近くの木で鳴くことだけは止めてほしい。あの声は、脳みそを掻きまわされるようでとても不快です。クマゼミは日本列島のフォッサマグナを境に西日本に生息しています。温暖化の影響で年々北上しているらしく、日本列島の夏を暑さに騒音のおまけまで付けて不快にし続けています。都市近郊に多いらしく人間に依存しているもののはずが、何だか狙われているようにしか感じない。遠方で一匹だけが鳴いてる分には情緒があるでしょうが、すぐ近くで大合唱された日にはたまらない。ホント、百害あって一利なしだ。まぁ、アメリカの周期セミ(素数セミ)なんかに比べれば数は少ないのですが・・・・13年ゼミや17年ゼミはその発生の単位が凄い。2007年の北米では発生総数は70億匹だそうです。2004年にニューヨークなどで大発生したときは60億匹だったそうですからこちらも発生年ごとに増えているんでしょうかねぇ。このセミの発生時の姿は動画などで見られますが、一斉に鳴いているのを想像しただけでも気が変になりそうです。考えただけでも目眩がしそうです。何かを耐える場合、それ以上の事を思い浮かべることで乗り越えられるという事があります。クマゼミが鳴き出したら、アメリカの周期ゼミを思い浮かべる事にしましょう。少しはましに聞こえるかも知れない。
2009.07.14
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♪ 賊の来てまだ青き実をついばみぬまだ3年の幼のぶどう 植えて3年目と木が若いせいか、或いはジベレリンの処理が拙いのか、わが庭の葡萄の実は小さい。その大きさがヒヨドリにはピッタリの一口サイズ。まだ青いというのに何羽かが啄みに来る。瞬間的なホバリングでぱくっと咥えてもっていく。今年初めて僅かながら収穫できると思っているものを、そんなことされたら色付く前に無くなってしまう。難しいとされるジベレリン処理まで試し、収穫を楽しみにしているデラウェアです。何とか防ぐ方法はないかと、ここは思案のしどころだ。ネットを張るとか袋を掛けるとか、まあ方法は幾つかある。私がとったのはTVで見た、鳩のふん害に困った団地で使われるある方法を試してみる事。それは鳩が止まる場所に10cmの高さに”テグスを張る”というもの。その見えないテグスが邪魔になって止まれなくなる。鳩に有効ならヒヨドリにだって使えるだろう。見栄えを損なうことなく簡単に出来そうだし。棚にL字方に針金を曲げて数か所に取り付け、そこへテグスを取り付け何本も張り巡らせた。ヒヨの羽根が触れて気味わるがるのを狙ったもの。ちょっとしたゲーム感覚。人間と鳥との知恵比べ。果たして効果の程は?お陰さまで短歌百選が決まりました。短歌百選 「ジグソーパズル」
2009.07.13
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♪ 海岸の名残りの道に朝のかげ子蟹の出でてそっと手を振り 朝ジョグにたまに行くコースに、以前は海に面していた片道5キロの堤防道路がある。久しぶりに今朝、体調チェックを兼ねて走って来た。やはり普段の運動不足が出て下半身がだるく、往復を走りきることが出来なかった。時々歩きながらなので周りの景色に目が行く。いつものコースなのに、チョッとした発見が幾つかあった。駅前に大きなポプラの木があった。今まで目には入っていたはずなのに気付かずにいた。北海道にはかなりの大木があるが、根が浅く台風などには弱いのでしょうか、この地方には余り見かけない。また、ある場所に大きなサボテンの木があるのをみつけた。柱サボテンの一種かと思うが西部劇日出てくる弁慶柱とは違う感じ。もっと柔らかい感じで、手をL字形に伸ばしている様なところはよく似ているが・・・。こんな大きなのが、温室でもないところに立派に育っているのには少し驚いた。元は海岸だったこの道は、名鉄の中部国際空港線がすぐ横を通っている。始発電車が走るのを尻目に赤手蟹の子が、そろそろと出てきてかわいい手をかざしている。平和な、ごくごく平凡な朝の風景。生き物たちの無心の生の営みによって、この美しい風景は成り立っているんだなぁ。なんて思いながら、大汗をかいて帰って来た。やっぱり早朝のランニングは清々しい。
2009.07.12
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♪ 列島にながく横たふ竜の雨きょうもくしまに舌のばすらむ 梅雨の末期は時として大雨を降らせる。九州地方には湿舌が伸びて、このところ大雨を降らせる日が続いているようです。湿潤な気候が、亜熱帯の日本列島を緑豊かなしっとりとした風景と、水の滴るような美しい国を作り上げてきました。有難い反面厳しい現実も待っています。そして、間もなく太平洋高気圧という強大な勢力が、列島をわが物にしようと虎視眈々と狙っています。あいつらさえ来なければもっと快適な夏が過ごせるものを。しかし、雨の前線を北へ押しやってくれなければ、日照不足などそれはそれで大変なこと。通過儀礼のような集中豪雨は、来るべき季節の厳しい掟か。九州地方の方、注意を怠ることなく充分な備えで乗り切ってほしいと願うばかりです。
2009.07.11
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♪ 酔狂に一人夜道を千鳥足やっと戻れば日の変りおり オッサンの一人夜中の千鳥足。思った以上にしんどくて、途中何度かベンチで休憩しながらの長くて遠い道のり。誰にも会わず、一人宇宙に取り残された心境だ。時計を持たずに出たので時間が分からない。やっとたどり着いてみれば、既に12時を大きく回り、新しい日を迎えていた。いつもの一品持ち寄りの交歓の宴。久し振りに参加したWさんのフラダンスの余興も有り、Rちゃんの中国語風の歌伴奏ありで楽しい時を過ごした。久しぶりのこととて、散会のあと三人でゆっくり話をする時間を持った。その話が興に乗り酒も過ぎて、帰る時間が遅くなった。その後での事。3キロの距離は、酔って歩くにはチト遠すぎる。
2009.07.10
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♪ ふるさとの恩を忘れてそのまんま 干菓子は水菓子(マンゴー)捨てて踊らむ 「豚もおだてりゃ木に登る」どころか、天まで上る勢いの東国原宮崎県知事。ここまで自惚れて県民の素朴で真剣な心を踏み台にして、任期途中で国政に転身するというのは余りにも身勝手だ。まったく自分のことしか考えていないかのよう。タレントの「顔が映ってなんぼ」の世界をそのまま実行し続けた結果、たまたまマスコミが追いかけ、県のPRになっただけのこと。それを、さも総理が務まるほどの実力があるかのごとく振舞うのは、愚の骨頂ここに極まる。本人は、「本当に、身体を張り、リスクを背負い、地方分権獲得のため、中央に真っ向勝負を挑んでいる。メディアや県民、国民にボロクソに批判され、誹謗中傷の中、それでも、疲弊が進行する地方が分権を勝ち取る千載一遇のチャンスだと思い、中央突破を試みている。もう、人気・信用なんてガタ落ちである(笑)。」と、自身のブログに書いている。任期を満了してからでは間に合わない、今しかチャンスが無いと思っている様子。それは違うというのが外野の見方でしょう。実力があるなら、外堀を埋めて知事会をまとめて後ろ盾を築いてからでも充分間に合うこと。宮崎県民だってそんな任期途中で逃げていく無責任な元タレントに票など入れないし、国民だって馬鹿じゃない。急激な変化を日本人は好まない。ソフトランディングできればその方がいいと思っているが、そうも言ってられないという意識が有る。取り敢えず民社党中心の野党連合に、何とかこの国の政治を変えてほしいと思っているのが精一杯のところでしょう。自民党も追い詰められつつある状況で、甘い夢のような事は言ってられない。人気だけにおんぶして神輿を担いでいるような状況ではないのだから・・・・干菓子は自民党という袋の中で、あっちへこっちへ投げられて粉々になるのが目に見えている。落ちれば再起不能になるのは必定のこと。彼は墓穴を掘った。もう元へは戻れまい。それにしても今度の選挙は面白い。こんな面白い選挙に参加できる事は、人生のうちでもそう何回も無いことでしょうから、せいぜい楽しませてもらいましょう。
2009.07.09
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♪ ジグソーをバラして寄せし100ピ-ス良くも悪くも愛しき一片 皆さんに選んでもらった歌百首、ついに完結致したり。素人の日記代わりの歌なりて、誤用脱字に推敲をなさぬ不埒な千の歌。いずれが菖蒲か杜若。アバタもえくぼ散り散りにバッサバッサと切り捨てむ。はた迷惑と知りつつも願いに応ふ善良の御魂に助けられたまふ。あっさり捨てる神あればその歌救う神ありぬ。それは数多の心とて票の分かれてみぎひだり、心模様の歌模様。感謝感激ジグソーのピ-スは散りてまた寄りて、百のパズルとなりにけり。千の日を積み重ねたる片々は、我が来し方の足の跡。遠く去りゆく象形はやがて来たらむ諸々の因果の果ての姿なり。書き残したる事の葉は、いずれも愛し思い出の消え去ることの無かりなり。朝(あした)に迎う一日の今日のピースをねんごろに、新たな色をいざ染めゆかむ。短歌 百選 「ジグソーパズル」
2009.07.08
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♪ 体力の三段落ちて水底に伏して動かぬ亀となりたり 最近めっきり体力が落ちた。衰えは緩やかな坂を下るようには行かず、階段を一度に三段ほどガクンと落ちるようにいくらしい。去年の今頃の事を思うと格段の差を感じる。60という節目はやはり大きなギアチェンジの時らしい。毎日飲んでるアホエンすら効いていない気がするし、昨日はやたら疲れて午後遅くから夕方まで3時間近くも寝てしまう始末。何という体たらく。情けないったらあ~りゃしない。まあこの状態を受け入れるしかなく焦っても仕方がないこと。この状態がしばらく続き、何年か先にまた階段を踏み外す如くガクンと落ちる時が来るんだ。それまで気力でカバーしながら折り合いをつけて行くしかないね。老いの知恵を生かしてゆったりノンビリ行くとしますか。
2009.07.07
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♪ 「生(なま)ねこ」を始めて見たと母言いき 幼にそっと触らせてみる 2歳半の女の子がピアノを習いに来る事になって、昨日が初日。玄関の下駄箱の上で寝ている猫を見て、少し感動気味に「生ねこ」を始めて見たと言ったそうだ。この「生ねこ」の表現には驚いた。如何にも若い世代のお母さんにしか言えないことばだ。こういう言い回しが最近流行ってるのだろうか?生チョコや生キャラメルから来たものなのか?もっと前からあったのかオッサンには分からない。いや待てよ、ひょっとしてと思って念のためにネットで調べてみる。そしたらやっぱり出てきた。既に巷では普通に使われているらしい。この世代との接点はほとんど無いので、今どきの若者の言葉事情には疎い。以前、森本レオが随分年下の女性との交際をリークされて言った言葉を思い出した。「”異世代間交流”をしているんだ」と。
2009.07.06
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♪ マゼンタの似合う家あり 白かべに葉いろ涼しきアサガオの咲く 紫がかった赤い花色はちょっと間違うと居心地が悪くなる。日本人には扱いにくい色で、収まりの悪い落ち着きのない雰囲気になることが多い。インクや絵の具で使われるマゼンタの名は、マゼンダと言い間違えられて一般に通用しています。本来はイタリアのマジェンタ(Magenta)で開発された染料の名に由来するのだそうです。この赤紫は、人にとって最も不快感を表す色とされる一方、雅さや高級感を与える色ともされています。両刃の剣のようなこの色は、それだけ扱い方が難しい。特に他の色と組み合わせる場合に大変気を使います。個性が強いだけに、明度・彩度・分量を抑えて使う必要がありますね。濃色と組み合わせるのが妥当で、焦げ茶や黒にも良く合います。ゴージャスな雰囲気が出るのでセレブの好きな色の一つでしょう。濃度が濃いと淫靡な雰囲気となり、ピンクチラシなどによく登場しますね。
2009.07.05
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♪ 全身で吸い込みし音の指先ゆ紡がれ絹の音弾けゆき 盲目の天才ピアニスト辻井伸行さんは、「心の目で見ているからでしょうか。相手の気持ちがよくわかるのです。」と。盲目であることがこれほど人を有利にさせている例を知りません。その感性はずば抜けていて、盲目でなければならないと思わせるほどです。全身で音を感じ、心で空気を読み取ってしまう。今日の風は何色ですか?と母親に聞く感受性。それを育てたのは母親のいつ子さんの感性のお陰でもあるでしょう。概念がないものを教えるほど難しい事はありません。見たこともないものを説明しようとしても、言葉だけでは伝わりません。実際の形に触れて覚えていくしかありませんが、色というものの存在を彼女はどうやって教えたんでしょうか。これを伝える事が出来た彼女もまたある種の才能を持った人だと思えます。環境が人を育てると言います。心地よい風が通り、燦々と陽が射し、水はけがいい良く肥えた畑にしか美味しい野菜は育たない。天才は育てられたんですね。彼の弾くピアノの音はあくまでも澄んでいて、絹糸のように強い粘りと光沢をもっています。全霊で吸収して全身で演奏するというのが彼のスタイル。外連味のないその演奏は新しい音楽の可能性を感じさせてくれます。指揮者の佐渡裕ら「辻井ファン」の音楽家たちは言う。研ぎ澄まされた聴覚が耳で聞いて覚えることで、楽譜に表し切れない繊細な間合いまで感じ取り、独特の響きを生んでいると。彼はショパンが何よりも好きだということが、ショパン好きの私にはたまりません。
2009.07.04
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♪ たたさまに空を目指してもじずりの 知らぬをすねてねじて咲くらむ 可憐に小さな花を精いっぱい付けて咲く「もじずり」。別名「ねじばな(捩花)」。チョッと湿った芝生のようなところに咲いていて、小さくて気付く人も少ない。「見て見て」と言ってるうちに、少しでも目立つようにとの思いが螺旋となって・・・・・蘭の一種で、その姿はいかにもユニークで特徴があります。小倉百人一首 「陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにし我ならなくに」 河原左大臣陸奥で作られるしのぶもじずりのように、私の心がちぢに乱れ始めたのは誰のためでしょう。私がなにをしたわけではないのです。(あなたのせいでなのです・・・)この歌の「もぢずり」はこのネジバナのことではないのだそうですね。「文知摺」もじれた凸凹のある石の上に色美しい草や花を置き、布を被せて叩き、色素を移したものらしい。信夫(しのぶ 福島県福島市)の特産品と言われています。「乱れそめ」は、乱れ染め(←しのぶもじずり)と、乱れ初め(→作者の心)の掛詞になっている。存在は小さくても、個性的に生きるネジバナは私の理想とする姿です。
2009.07.03
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♪ 合法という名の罪のこぼれゆき舗道は梅雨にぬかるむばかり 小沢元党首の献金問題の次は鳩山党首の不正献金問題が浮上。そんなにドラマを面白くしてくれなくていいのに、間髪を入れずに新ネタを仕込んでくれる。マスコミはさぞ喜んでいるでしょうが、国民は余りの大根役者ぶりに辟易しています。折角、総選挙という面白いドラマに参加できると喜んでいるのに、この主役のゴシップは興味さえ失せさせる。何とまあ可哀そうな国民なんでしょうか。政界には尊敬すべき人もおらず、誰も信じられない。ひと昔前のように目先のご機嫌とりに騙されるような国民ではないだけに、この政治家不信への落胆は大きい。万年野党はその気楽さが身に付いているだけに、メタボ体質は(ごく一部を除いて)活力も発言力にも欠ける。こうなるとやはり共産党に頑張ってもらうしかないか。真の国民目線での政財界の立て直しをして貰おうじゃありませんか。帝国主義を標榜するようでは困りますが、そんなことは通用する時代でもない。宗教をバックにした政党は視野が狭く、自分本位の体質を持っていますから政治の世界に出てこられては困るんです。何とか言う新しい政党が発足しましたが、ガチガチの宗教団体です。間違ってもこの毒まんじゅうは食べてはいけません。麻生首相はまた訳のわからん事をやってます。シリアスなドラマで、主役がしなくてもいいアドリブをかまして滑っちまったというところだね。
2009.07.02
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♪ 憧れの水や輪廻の旅がらす天駈けまわり海渡りゆき水のように生きたいと思う。どんな形の器にも瞬時に沿って逆らわず、小川にもまた大河にもなる。高きから低きへと流れる理をもって、大地を巡っては泉にも大海ともなれる。雲となっては空にあり、ぐるっと地球をひと回り。安易には熱せられず、簡単には冷めやらず。嗚呼、私は水になりたい。短歌選にご協力頂いた皆様、本当に有難うございました。お約束の「梵字ハガキ」を昨日、郵便で発送致しました。今日明日にも届くと思いますのでお楽しみに。百選はもう間もなく決まります。決まったらまた報告します。
2009.07.01
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