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♪桜桃や夢見しときをサクランボ過ぎてふたつの夢を残せり 「桜桃」という呼び名はいかにも優雅で華やかな雰囲気が有りますが、「サクランボ」というとかわいらしさや瑞々しさのイメージがありますね。知人の美容師は長年美容院を経営して、二人の娘さんを育て上げました。二人とも美容師となり長女には店を持たせて独立させ、次女も自分の店のスタッフとして働いています。小柄ながらパワフルに動き回り、かわいらしい雰囲気は桜桃のイメージそのものです。さすがに60を過ぎてその華やかさは有りませんが、意気軒昂なところは相変わらずです。如何にも理想的な美容師一家ですが、周りから見るほど平穏な家族でもなく、色々な問題を抱えながらここまでやって来たのだという。家族と言ってもそれぞれが独特の個性を持っていて、その個性が時としてぶつかることも多いのでしょう。しかし、夫婦の軋轢・確執、娘の病気や離婚の問題、自身の大きな手術などを乗り越えてきたバイタリティーは凄いと思う。一見華やかな職業でもバックには諸々の問題を抱えているます。それは表からは窺い知ることが出来ないものですね。今、何故か太宰治が若者に人気で、よく読まれているらしい。「桜桃忌」は太宰の死の翌年、昭和24年6月19日に最初に行われ、その日が太宰の39歳の誕生日にあたったことに因むという。「桜桃」は死の直前の名作の題名で、6月のこの時季に北国に実る鮮紅色の宝石のような果実が、鮮烈な太宰の生涯と珠玉の短編作家というイメージに最もふさわしいとして、友人たちの圧倒的支持を得て名付けられたのだそうです。
2009.06.30
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♪迫りくるあな面白き劇なりて開演を心踊らせ待たむ 「今、政治が面白い」。何かのキャッチフレーズみたいですが、最近にない面白い政治劇が始まろうとしています。V9時代の巨人のように1チームが独走していると、他のチームは元気がでないしファンも盛り上がらない。自民党独裁時代が終わり混戦模様となってきて、この先どんな風に進んでいくのか全く読めない。民社党にも不安が残る。ここは大連立しかないと思うが、その場合に共産党をどうするかで随分情勢が違ってくるでしょう。是非、共産党も加えるべきだと私は思っています。もし連立から外されることがあるとしても、議席の数を倍ぐらいまで増やして欲しい。最も真摯に国民の目線で、清廉潔白な政治活動を目指している政党です。議席の数を増やして発言権をもっと強くする事で、民社党以下の他政党も大いに刺激を受けるでしょう。政治劇は見るだけでなく、選挙によって参加できるところが最大の特徴ですね。これに参加しない手はないです。麻生首相はどういう手を打ってくるのか分からないですが、8月中に総選挙がある事は間違いない。この劇を面白くするのはオーディエンスの行動にかかっている。サポーターもここはしっかり将来を見据えたいところ。そして、パラサイト政党は、果たしてどこへ?付記 「日本インターネット新聞株式会社」が運営する「ザ・選挙」というサイトがあります。 政治に関するあらゆる情報を網羅していて、非常に役に立ちそうです。国会議員白書など様々なデータも掲載
2009.06.29
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♪四連覇を遂げて光のいや増さむ前頭葉に無眠(むーみん)は生く 吾らの竜宮亭無眠さんは先週21日、遂に「全日本社会人落語選手権 第十五回 大阪本選」で四連覇を達成しました。今年の出場者は 粗忽家勘楽(福岡・内浜落語会) 鹿鳴家吉遊(埼玉・キャナリー落語教室) 錦松楼さだ吉(奈良・京都楽笑会) 槍田家志ょ朝(愛知・半田大衆演芸くらぶ) 南遊亭栄歌(三重・寝床の会) 橘ノ 百圓(東京・全日本社会人落語協会) 社繁亭倍蔵(東京・日立落語同好会) 若鯱亭笑天(愛知・楽語の会東海支部) 流行亭伽楽太(和歌山・小素人連) 芸乃虎や志(愛媛・新居浜で落語を聴く会) 竜宮亭無眠(岐阜・楽語の会東海支部)過去に5連覇をした人がいるらしい。来年はその偉業に並ぶべく、もう今から意欲を燃やしています。その彼が出演している恒例の「佐布里落語会」が昨夜あり、当然私も聴きに行ってきました。ここは席亭が自身が落語をやる教師(現在 小学校の校長先生)で、今回で63回を迎えます。年二回の公演ですから32年目になるんです。今回は総勢7人のアマチュア落語家が、それぞれ全く違う持ち味を堪能させてくれました。大喜利では、お客からの「麻生太郎」のお題で大いに盛り上がりました。無眠さんは髪が薄いのに後ろで結ぶ髪形をしています。その額は益々広くなり、後光ならぬ前光がいよいよ増してきたような印象があります。いかにも前頭葉が発達してニューロンが溢れ出ている感じですね。この日は桂三枝の新作落語「読書の時間」を堪能させてくれました。アマチュアのくせに、ホント彼等は凄い人達です。
2009.06.28
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♪ 丘上でハシブトガラス枕頭にネコの響(とよ)もす5時15分 今どきは夜明けが早く、この東海地方では4時40分頃には夜が明けます。明けて30分を過ぎた頃になると、カラスの大合唱が始まる。唱和する訳ではないので、10羽いればさしずめ混声十部合唱というところ。がぁ~がぁ~、アぁぁ~、クァックァッ、あァァーあァァー、グァ~グァ~一体何を叫んでいるのか、喧しいことこの上ない。飼い猫アンリの朝も早く、カラスに時を合わせるように起きだしては餌をねだりに来る。ハスキーで決して大きな声ではないが、頻りに鳴く声が耳について離れない。時には、朝帰りのギンちゃんもまたこの時間になると、網戸をゴソゴソやって忍び込んで来たりする。夜明けとともに起きる動物たち。自分らのペースで行動するのはいいが、安眠を妨げるような鳴き声はホント迷惑だ。早く起こされてしまた以上、仕方がないので久しぶりのウォーキングに出かけた。海へ続く水路には、満潮の流れに場所を浅瀬に移しながらコサギ、アオサギ、チュウサギなどが朝食を摂っている。近くにはケリ数羽も。干潟には数羽の鵜がおり、1羽だけが漁を終えたのか翼を広げて羽を乾かしていた。両翼を広げてジッとしている姿は何だか間が抜けた感じがしないでもない。しかし、「空気」も「水」も制するその翼は最強の武器であることは確かだね。 ★この時期にしっかり汗をかいて毛穴の活動を活発にしておくため、私はできるだけジョギングをするようにしています。動物たちはいざ知らず、夏バテ防止には最も重要なことで、かなり効果があると思います。そして、夏の暑い時は汗をかくことを厭わない事が重要ですね。汗をかくことで体温を下げ、老廃物を排出し新陳代謝を活発にしているのですから・・・・。
2009.06.27
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♪ 両の手を広げて雨に溶けてゆきて泰山木は悦楽に入り 泰山木の20cm以上はある大ぶりの白い花は、薄暗い空にそぼふる雨がよく似合う。その泰山木の花が、珍しい事に手の届く所に蕾を付けていた。大概は木の高いところに咲くその手の届かないはずのものを目にして、私は思わず花盗人となりました。花瓶に活けておいたところ一晩で花は開き、その翌日にはもう茶色く変身してしまいました。マグノリアのその淡くて甘い香りも、充満することなくすぐに消えてしまいました。まさに花の命は短く、誘拐してきたノーブルの香華を独り占めする事はできませんでした。 ♪マグノリアの香に包まれて馥郁の花は一夜の夢となりたり
2009.06.26
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♪エコの風吹かせて2割なる人の8割使う化石燃料 2割の法則というのは蟻の世界の話。働きアリの世界では、働いている蟻の2割の蟻は働いた振りをしてふらふらと何もしないで遊んでいるという。全体の数を減らしても、その状況は変わらずやっぱり2割は遊んでいるんだとか。とここまで書いて、実際はこの反対なんだと知って驚いてしまった。つまり、働いているのは2割だけで後の8割が遊んでいるんだということ。思い違いも甚だしいですが、とても承服できないことです。人間の社会にも2割の法則が当てはまるのでしょうか。「2-8の法則」とか「パレートの法則」というものがあって、人間社会も同じような構造を持っているという。色々書かれているようですが、「2割の実績が8割を支えている」ということに収斂するようです。まことしやかに経済の法則に当てはめて語られることが多いようで、単純で分かりやすいことから、どんどん拡大解釈されているようです。その内、富士山の美しさは8合目から上の部分が全体の美しさを決めているなんて誰かが言いだしそうですね。ともあれ、富と文明を享受しているのは全体の2割で、後の8割は発展途上の後進の国の人々で、その恩恵を知らないままでいるということは確かです。その2割の人間が限りある貴重な天然資源の8割を消費しているというのも現実のこと。それらを象徴しているようなコンビニ弁当の廉価販売の問題。エコを叫びながら利便性ばかりを追い求めているのは、2割の怠け者だけとは言えないですね。逆の法則で8割の人はこの文明病に罹っていて2割の人が真剣にエコを考えて実行しているというのが現状でしょうか。
2009.06.25
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♪晩年の熊谷守一の絵のような静かな静かな島の生活 島に移り住んで第二の人生を送る夫婦が言う。「静かな音を聴く」毎日が楽しいと。 何もない事の豊かさは、何もない処へ身を置いてみないと分からない。 余分なものをそぎ落としたシンプルでストレートな生活。熊谷守一「鬼百合と揚羽蝶」 様々なものが溢れて、なんでも有るのが当たり前の今の生活。 そんな中では便利が身に染み付いていて、少しでも不便な事があると不平が出てくる。 欲望は自ずから欲望を生み、際限なく膨らんでいきます。知らないうちに人の心に増殖して、ガン細胞のように蝕ばんでいく。 新聞もTVも携帯電話もない生活を想像してみるといい。 果たしてその環境に耐えられるか・・・・・。 無人島で生活しなければならないとしましょう。 たった一つだけ好きなものを持って行けるとしたら、貴方は何を持って行きますか? 私だったら「百科事典」ですね。 パソコンと言いたいところですが、電気も何もないところでは使えない。 「百科事典」さえあれば、あらゆる事を知ることができて退屈はしないでしょう。 生活に必要な情報は網羅されているし、森羅万象を体で感じつつ知らない事と対峙しながら、一つづつ調べていくという毎日は楽しいでしょう。 自分という生命体と動植物とが一体となって、同じレベルで生きていくという生活。生きているという実感を毎日、感じていられるのではないでしょうか? 発見と感謝の毎日であることは想像に難くない。
2009.06.24
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♪常夜(とこよ)には魑魅魍魎の嘆きをりはやも夜明けて鴉鳴き初む 夜が生み出す諸々の怖くて恐ろしい物たちも、驚き呆れて戸惑う季節。やっと夜になったかと思うと、あっという間に朝がくる。夏至の夜は冬至と比べると4時間50分も短いんだそうです。冬至の14時間15分に比べて夏至の夜は9時間25分しかない。(東京基準)日の出は4時26分で、日の出に合わせて生活していたら寝不足になってしまう。日の入も19時01分と遅く、外での仕事は最も捗るこの時期、工事関係者や農業の人々にとっては嬉しい季節ですね。今夜は月のない新月ですから、短いながらも夜はどうにか面目を保つね。魑魅魍魎はこの短夜をどう過ごすのか。ジッと我慢してやり過ごすのでしょうか。「二十四節気」は、太陰暦の日付と季節を一致させる為に考案され、明治5年まで使用された太陰太陽暦のひとつ。天保暦もこれを使用していて、現在「旧暦」と呼んでいる暦もこの天保暦の焼き直し。「旧暦」の日付を決定するためには、この二十四節気が必要なのだそうです。「二十四節気」は、1年の日数を24等分(15.22日)して名付ける方法(恒気法)と、太陽の黄道(太陽が1年で一回りする天球上の道筋)上の位置を24等分(角度で15度)してその点を太陽が通過する瞬間で決定する方法(定気法)とがあります。天保暦は後者を採用しており、「旧暦」の計算はこの方式(定気法)によるのだとか。今年も半分が過ぎようとしている・・・・・・
2009.06.23
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♪一年の折り返しとや一日の昼は子となり夜は父となり 今年は父の日と夏至が重なった珍しい一日。昼は義父を誘って、間仕切りのれんを染めたことのある寿司店へ。武豊にあるこの店は、安くて美味い寿司を食べさせてくれる。チョッと遠いがのれんの具合を見たいこともあり、今年84になる義父に食べてもらおうと足を運んだ。ランチのセットメニューはボリュウムもあって十分満足だ。この店では1人3000円も出せば食べきれないほどの料理が出るそうです。夜、ウォーキングから帰ると、息子から父の日のプレゼントに桜桃の差し入れがあった。無口な息子の無言の心音。愛しさも増してその桜桃は美味かった。★短歌選にご協力頂いた皆様、本当に有難うございました。一応締め切りとさせて頂きます。百首まで最後の詰めの作業がありますが、何とか纏めたいと思います。まとまりましたら、発表したいと思いますのでもう少し時間を下さい。
2009.06.22
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♪ 天然の濃縮ジュース飲み干さむ蝦夷の大地に命あふれて 冬が長く、春かと思ったらそれに被さる様に夏がやって来る北海道。5月から待ちに待っていた花々が一斉に咲きだして、全島津々浦々に様々な花が溢れだしますね。五・六・七の三か月間というものは、一年を濃縮したように木々が歓喜の命を躍動させる黄金の季節だ。May,June, Julyの頭文字を取って「黄金のMaJJu」とでも命名しましょうか。小清水原生花園にワッカ原生花園、美瑛、大沼、サロベツ原野。利尻・礼文に積丹半島。知床連山や十勝岳、大雪山に層雲峡。函館の朝イカ漁が本格化し、利尻のウニ、オホーツクのタラバ・毛ガニ・ホタテ・北海シマエビなどの味覚も・・・・・これはもう終わりかな?嗚呼、あ~ア~~行きたい~!!!!!青春時代に7月の一か月間、北海道を旅したことがある。当時(1970年ごろ)は、本州(本土と地元の人は言っていた)からリュックを背負って北海道を旅する若者を「カニ族」と言ってました。ヒッチハイクをし、駅舎で寝てはまた旅をする。駅舎を締め出されたり一杯になると、入口前に寝袋がズラっと並んでそれはそれは壮観でした。「若者は荒野を目指す」なんて歌を作ったのもその頃です。NHKの「あなたのメロディー(あなメロ)」に応募して、菅原洋一さんに歌ってもらったりしてました。一年間の放浪の旅。ユースホステルも全盛のころで、トータルで100泊近くはしたでしょうか。最近は、旅をする若者は減ってしまい、ユースホステルはずいぶん様変わりしたと以前に新聞に載っていました。放浪していて、つくづく北海道は日本離れした風景だと感慨深い思いをしたのを思い出します。あの帯広平野の、チロル地方のような風景は今でも健在なのでしょうか。この季節になると走馬灯のように、7月の北海道の風景が頭の中を回ります。短歌選にご協力頂いた皆様、本当に有難うございました。一応締め切りとさせて頂きます。百首まで最後の詰めの作業がありますが、何とか纏めたいと思います。まとまりましたら、発表したいと思いますのでもう少し時間を下さい。
2009.06.21
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♪みなづきや降らばや降らんあぢさいの そらあおぎみて藍ふるわせむ今年も空梅雨のようで、どんよりとはしていてもあまり雨が降りません。紫陽花の花が心なしか悲しげに見えます。ガクを広げて雨乞いをしているような花は、小さくなって震えているような感じがします。紫陽花は露に濡れていてこそ、より一層美しく見えるというもの。降るべき時には降らないとね・・・明日は夏至です。梅雨時に夏至を迎えるというのも、何だか勿体ぶっているようで日本的という感じがしないでもない。一年でいちばん日照時間が長い日なのに、普通ならジトジトと雨が降る。溶鉱炉の扉のように分厚く重く空を覆っている雲。その向うに、あの灼熱の太陽が待ち構えているなんて思いもよらない。そして、その合間合間に見せる太陽の姿は、飽くまでも間接的にその本性を偲ばせるだけ。やがて溶鉱炉の扉は開かれ、溶けた銑鉄が列島を覆う日がやって来ます。短歌選にご協力頂いた皆様、本当に有難うございました。一応締め切りとさせて頂きます。百首まで最後の詰めの作業がありますが、何とか纏めたいと思います。まとまりましたら、発表したいと思いますのでもう少し時間を下さい。
2009.06.20
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♪アンプルを数多に挿され胡蝶蘭カイロプラクターの院内に咲く カイロプラクティックの院内で、胡蝶蘭を立派に咲かせるマッサージ師がいる。花を咲かせるには栄養が要るんだとばかりに、活力剤のアンプルを10本近く挿してある。花はそこそこ立派に咲いてはいるが、その緑色のアンプルがやけに目立って真っ白な花の美しさを損ねている。咲かせることに夢中なのはいいが、美意識のことを考えるとチョッと問題。折角咲かせた花が美しく見えないというのは、頭が良いというだけで医者になったようなものだ。手段に溺れて目的を忘れている。良いと思ってやっている事でも根本がずれていては意味がない。短歌選にご協力頂いた皆様、本当に有難うございました。一応締め切りとさせて頂きます。百首まで最後の詰めの作業がありますが、何とか纏めたいと思います。まとまりましたら、発表したいと思いますのでもう少し時間を下さい。
2009.06.19
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♪珍しくお巡りさんの訪えば世間嫌いも冗舌となり 9年振りかに隣町にある交番のお巡りさんが、声掛けに回って来た。普段は近所の人とめったに会話もしない小父さんが、やけに多弁になって何やら声高に話している。世間嫌いでもお巡りさんは別と見え、心を許せるのは貴方だけと思っているかのように・・・。昔はよくお巡りさんがやって来ては、世間話などしながら防犯の注意とかして行ったものだ。近所のあらゆる問題に、親切に対応してくれたりで信頼もされていました。今でも一軒づつ回るということをしてはいるようですが、家の数も増えて順番が回って来るのが9~10年に一度という具合らしい。その間に勤務移動も有って、同じ人が回ってくることはないようです。交番は海外でも有名で、国際補助語として「KOBAN」を採用していています。イギリスでは、交番を小さな「サテライト」警察署と呼び、常時3,4人の警察官が交代制で24時間カバーする日本のシステムを導入する意見が出ているとか。2006年4月1日現在、全国の交番数は6362か所(前年同期比93か所減)あるそうで、日本の治安の良さの要因となっているのに間違いないと評価されているというわけです。明治7年に「交番所」というものが初めて設置された。警察官が警察署から特定の場所に出向いて「交替で番をする所」ということからその名がついたらしい。JR亀有駅北口に建立された両津勘吉像好きだった「こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所)」も終わってしまったんですね~。両津勘吉(りょうつ かんきち)巡査長はいい奴だった。短歌選にご協力頂いた皆様、本当に有難うございました。一応締め切りとさせて頂きます。百首まで最後の詰めの作業がありますが、何とか纏めたいと思います。まとまりましたら、発表したいと思いますのでもう少し時間を下さい。
2009.06.18
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♪膝上で鍵盤なぞる女性(ひと)の耳に鳴り響きいるオルガンの音 電車の中でしきりにピアノの運指をなぞっている女性がいた。昼間なので車両はガラガラで、ドア一つ隔てた斜向かいの席には他に数人の客が座っている。かなり熱心なその様子を眺めていている自分には、バッハのオルガン曲に思えた。単なる幻想には違いない。左手が同じ動きを繰り返していて、バッハが好きな私には通奏低音のように低い音が鳴り響いているような気がしてきた。弾いているつもりの彼女の耳にも、その低音が響いているに違いない。ショパンを指だけで練習するのは難しい気がするが、バッハのオルガン曲なら出来そうな感じがするでしょう。あるいはチェンバロかもしれない。多分、先生について習ってきた帰りで、人目も気にせず思わず指が動いてしまったというところでしょうか。見方によっては厭味な感じがしないでもないですが、自然に出た行動だと思って微笑ましく眺めていました。昼間の電車は、こういう情景に出会ったりするので私は好きです。短歌選にご協力頂いた皆様、本当に有難うございました。一応締め切りとさせて頂きます。百首まで最後の詰めの作業がありますが、何とか纏めたいと思います。まとまりましたら、発表したいと思いますのでもう少し時間を下さい。
2009.06.17
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♪南天の花びらの下ものいわぬ金魚は朝に横たわりいて 南天の白い花が咲き誇り、熊蜂がしきりに蜜を吸いに来る。パラパラと花びらを散らすその下に、今年から金魚の水槽を置いている。昨日、その水槽の金魚が2匹とも死んでいた。南天の枝や実には薬効があり毒を含んでいるらしいが、米粒のようなこの花びらにも毒のような成分が有るのだろうか。雨が降らないために、水槽には白い花びらがびっしりと表面を覆うほどだった。亡骸をかたずけて水槽を掃除してみると、中から蜻蛉のヤゴが3匹でてきた。もしかして、犯人はこいつかも知れない。短歌選にご協力頂いた皆様、本当に有難うございました。一応締め切りとさせて頂きます。百首まで最後の詰めの作業がありますが、何とか纏めたいと思います。まとまりましたら、発表したいと思いますのでもう少し時間を下さい。
2009.06.16
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♪打ち上げに初めて交わす人なればなを饒舌になりし空梅雨 久しぶりに参加したクラフト展もあっという間に最終日。6点出品した「はごろも」ショール(ストール)は、お陰さまで大・小1枚づつ購入して頂きました。荒く織って縦にうねの出たこの軽いシルクは、透け感が魅力。その透けるのを活かすために縦半分に絞り染めで色分けしました。重ねた時に色どうしがハーモニーを奏でるのを狙い、色の組み合わせ次第で面白い効果が出るものです。写真を撮るのを忘れ、どの配色のものが売れたのかもう分からなくなってしまいました。即興で色を決めてすぐ染めてしまうため、記録が残らないんです。打ち上げで使った場所が、友人がアパレルの染色等を精力的にやっていた工房跡にオープンしたレストランだった。ちょっと感慨深いものがありました。一時は凄く頑張って新しいものを次々に開発していましたが、結局は儲からなかった。アパレル産業とはそういうものの様です。サンプル作りに追われ新しいものを常に求められ、納期は短く突貫工事のような日々が続く。ロットが多ければ儲かるが、新しい技法は手間もかかり難物も出る。景気に敏感で波間に浮かぶ小舟のように揺られっぱなし、というのが実情でしょうか。そんなこんなで廃業を決め、跡地をレストランとして貸すことになったようです。ビル自体は自身の所有するものですから、それはそれで悪くはない。諸行無常ということで、世は常に移り変わっていく定めですから。GMが100年近くも続いたことの方が異常といえるものでしょう。「日歌」が千首になった記念に「ベスト百」を選定中。貴方もお好きな短歌を選んでくださいませんか?下記から、気に入ったものがありましたら(何首でも)投票をお願いします。自選三百首「梵字のハガキ」お好きなものを「2枚」差し上げています。好評で、全部ほしいという方もあるんですよ。
2009.06.15
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♪ 歌詠みて知るや文目(あやめ)の菖蒲なれば 知らぬ一八(いちはつ)また杜若 ほととぎす鳴くやさ月のあやめ草あやめも知らぬ恋もするかな 『古今和歌集』469 詠み人知らず古歌でのあやめは菖蒲のことで、あやめを菖蒲と書くことでも分かります。しかし、実際には菖蒲は別の植物だというからややこしい。それを知ったのは短歌を詠むようになってからです。アヤメの語源は「文目」と書き、剣形の葉がきちんと並んで生える葉の様子から文目(筋道、模様の意)の名がついたと言われる。また、「綾目」とも書き、花弁の基の黄色部分の縞(しま)模様を綾目と表現したらしい。乾いた土に生えます。あやめ本来の「菖蒲(しょうぶ)」はサトイモ科の植物で、アヤメと混同している菖蒲とは違うものというのは知らなかった。「菖蒲湯」という端午の節句に葉をお風呂に入れる風習がありますが、これから言うと「尚武」という字を当てる方が近いのかも知れない。「花菖蒲」はアヤメ科で、葉が菖蒲に似ていて美しい花が咲くことからこう呼ばれ、大ぶりの花が特徴です。 「あやめ祭り」の「あやめ」はこの花菖蒲のことを指すことが多く、昔の人が花菖蒲とあやめを間違えて、祭りの名前にしてしまったのだとか。湿地に生えます。この辺りになって来るとややこしくて、区別が付かなくなってくる。 尚武の花と花菖蒲「杜若」もアヤメ科の植物で「燕子花」とも書く。昔、花の汁で布を染めたので「書き付け花」と言い、それが「かきつばた」に変化していったらしい。花びらの根もとからはっきりとした細いすじ(線)が1本入っているので違いが分かります。水の中から生えます。杜若一方、「一八(いちはつ)」は「一初」とも書き、アヤメの類の中で一番早く咲き出すのでこの名前になったらしい。花のところから白いとさか状のもじゃもじゃが出ているのが特徴。シャガの花に似ているかな。乾燥に強いため、昔はかやぶき屋根の頂上部分にたくさん植えて屋根を締め付けて守ったのだとか。火災、大風の魔除けの意味もあったらしい。乾いた土に生えます。一八何ともややこしい花ですね。芍薬と牡丹の違いや、木槿と芙蓉の違いも短歌を始めてから知ったことです。何でも分かって来ると親近感が生まれ、楽しみも増えるというものですね。
2009.06.14
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♪ 悪役の時に演ずる善人に惑わされたりキャッシー・ベイツ 年間100本以上の映画を観る知人が、私に絶対にお勧めだというDVDを貸してくれた。「ミザリー」で1990年アカデミー主演女優賞とゴールデングローブ賞を受賞したキャッシー・ベイツが「本当はいい人」を好演する「黙秘」。スティーブン・キング原作だけあって恐くもあり、主人公が最後まで悪人のようなキャラクターとして描かれている。この映画は実に素晴らしい。現実と回想シーンが入り混じって描かれるも、現実は暗く過去は明るい画面で描き分けられるので混乱するのをかろうじて防いでくれる。どのシーンを見ても映像が美しく、監督の並々ならぬ技量とこの映画に懸けた執念のようなものを感じさせる。強くてたくましく外連(けれん)の全くない、どこまでも娘のことだけを思って生きてきた母親。ラストシーンがこの映画をよく物語っている。疑いを晴らした母親のもとに、何もかもを失った娘が残る決心をしたことを打ち明ける。しかし母親は静かに、「行きなさい」とひとこと。ドライに淡々とした口調で娘を突き放す。あくまでも娘の事を思い、まだ先のある娘が小さな島で人生を棒に振るような事がないようにと。ここで重要なのは、母娘の別れ際の潔さ。娘はすんなりと車に乗り込み、母親は窓越しにちょっと見送る素振りをするだけ。車が載った瞬間にフェリーは出発してして、そこで映画は終わる。「抱え込む文化」を持った日本の映画ではこうはいかない。抱き合ってハッピ-エンドというのがせいぜいでしょうか。独立を重んじるアメリカならではの最高のラストシーンでした。「風と共に去りぬ」のラストシーンを思い出した。
2009.06.13
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♪上るれば地平も共に上りきて空逃げゆかむ携帯電話 地平線の先を知りたくて高みに上れば、地平線は目線と同調するように上へ上へと上っていきます。今まで多くを占めていた空は、地平に追いやられるように画面から消え失せるごとく小さくなってしまいます。あちらを立てればこちらが立たず、ですね。 「日歌」が千首になった記念に「ベスト百」を選定中。貴方もお好きな短歌を選んでくださいませんか?下記から、気に入ったものがありましたら(何首でも)投票をお願いします。─自選三百首─「梵字のハガキ」お好きなものを「2枚」差し上げています。好評で、全部ほしいという方もあるんですよ。
2009.06.12
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♪ 絶対の音感賜いて今生に役与えらむ神の采配 生まれつき全盲の辻井伸行さん(20)が7日、米国のバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した。2歳のころからおもちゃのピアノで遊んでいて、母親が口ずさんだメロディーを正確に弾いたことに家族が驚き、ピアノを習わせることにしたそうです。正に生まれながらに絶対音感を持ち、ピアノを弾くために生まれてきたと言ってもいいような人ですね。梯剛之(かけはしたけし)さんに次いで日本人としてこういう才能が生まれる事に、民族の誇りを感じます。何故、「日本人」なんでしょうか。辻井伸行さんの父親は医者で、音楽的に特別な環境ではないという。幼いころから「神童」と呼ばれ、マイナスのことを口にしない明るい性格で社交的なのだそうです。記者会見で、もし1日だけ目が見えるとしたら何を見たいかという質問に「1番は両親の顔。あとは星や海、花火が見てみたい。でも、今は心の目で見ているので十分満足しています」と話す。本人も盲目であることを全くハンディに感じていない様子なのが素晴らしい。生まれてきた自分の使命を明確に認識し、それに向かって全精力を傾けられるというのは誠に幸せな事です。全盲のバイオリニストに和波孝禧さんがいますが、やはりピアニストの方が多いのは、最初の音楽との出会いがピアノの方が圧倒的に多いという事なのでしょうか。
2009.06.11
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♪ 低き空に椋鳥(むく)の響(とよ)みて夕暮れの枇杷 ひわ色に色づきしらむ東海地方も梅雨入り宣言。平年より1日、昨年(5月28日)より12日、いずれも遅い。静岡地方気象台によると、9日の県内は、一部で薄日が差したものの、全般的に曇り空だった。降雨は、午前0時からの1時間に富士市で0.5ミリを観測しただけ(午後6時時点)で、“雨なし”の入梅となった。まだ降り始めていないのに「梅雨入り宣言」というのもピンとこない感じです。ただ、梅雨前線が停滞している事は確かなようですからこのまま梅雨となると判断したのでしょう。各地のアジサイの名所は、梅雨入に入ってより一層美しく咲き誇ることでしょう。蒲郡市の『 形原温泉 ・ あじさいの里 』 には5万本のアジサイが咲き乱れているんだとか。近いうちに行ってみようかと思っています。
2009.06.10
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♪ おしなべて無口な人の打ち揃いクラフト数多飾り終えたり もの作りを生業としている人々は概して無口な傾向にあって、争いを好まず物静かです。そういう人だからこそ一心に作品制作に没頭できるし、他人の行動などには頓着したりもしない。自分もその類の範疇にはいるけれど、ちょっと物足りなさも感じています。誰もリーダーシップをとらず、烏合の衆のように押し黙っている場合が有る。そんな時は事がトントンと運ばず、少々いらついたりする。でも最近はメンバーも若くなってきて、リーダーたる積極的な行動派の加入も有って活気が出てきた。無口でももの創りに関しては自負を持って、素晴らしいものを創り出しています。そんなクラフトマンの団体「クラフトデザイナー中部」のメンバーが一堂に会して、自慢の作品を展示・販売します。中部地方は様々な工芸の集産地です。木工、金工、ガラス、陶芸、染織、石彫、宝飾、七宝、漆芸、和紙工芸など様々なジャンルのクラフトがあり、それらのほとんどが打ち揃います。★「ゆるくら2009・・・ゆるやかでゆるぎないクラフト」展6月9日(火)~14日(日) am 10:00 ~ pm 6:00 入場無料世界でここだけにしかないとまでは言えませんが、オリジナル手造り品ばかりです。是非足を運んでやってください。有名な「ノリタケチャイナ」の発祥の地が、工場を一部残し新しい施設も加えて文化の発進基地として活動しています。名前を「ノリタケノ森」と言い、様々な施設の中にギャラリーも併設されているんです。レストランや体験工房、結婚式場までやれるちょっとおしゃれなノリタケワールドへ一度お運びの程、ご案内申し上げます。
2009.06.09
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♪ 紫陽花の若き小枝を手折り来て密かに挿せば朝凪て夏 色んな種類のアジサイが今あちこちで咲いていますね。我が家でもヤマアジサイの「七変化」と「七段花」の苗を植えてありますが、ちっとも大きくなってきません。半額セールで買ったものなので、苗そのものに問題があるのかも知れない。普通のアジサイのように大きくならないヤマアジサイですが、その分成長も遅いのかも知れない。成木になるまで、まあ焦らずに2~3年かかると思っていればいいのでしょう。 アジサイは今年伸びた新しい枝には花芽を付けず、その下の昨年伸びた枝の葉の付け根に花芽を付けるんだとか。だから今年伸びた枝に花芽が付くとしたら翌年の秋、そして花が咲くのは翌々年ということになるらしい。気温が18℃以下に下がると花芽が作られ、高温時期は花芽ではなく葉芽が出るのだそうです。やはり時間がかかるということだね。お願い「日歌」が千首になった記念に「ベスト百」を皆さんに選んで頂いています。貴方もお好きな短歌を選んでくださいませんか?下記から、気に入ったものがありましたら(何首でも)投票をお願いします。─自選三百首─「石に描いた梵字+言葉入りハガキ」のお好きなものを「2枚」差し上げています。好評で、全部ほしいという方もあります。近いうちにお送りする予定ですので、お楽しみに。
2009.06.08
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♪ 3キロも走れぬ今朝の日の中に緋色に燃えて立葵あり 今朝は、ウォーキング&ランに出たものの運動不足で体が重く、走りたくても体が言う事を聞かない。そんな自分を睥睨するように真っ赤な立葵の花が咲いている。高潔な色気を漂わせて、ちょっと気の強い婦人が毅然として立っているような雰囲気のタチアオイ。だらしがないぞと言ってるようで真赤な色が目に痛い。ちょっと気取っているが嫌いな花ではないな。夏の到来とともに天に咲き登り、上まで咲いたら梅雨明けを告げてくれる花だという。アオイ科の多年草でムクゲ、モミジアオイ、ブッソウゲ(ハイビスカス)などがその仲間で、どれも花がよく似ていますね。
2009.06.07
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♪ ツンドラに眠れる獅子のふつふつと 目覚むる時ぞ近づきにけり 温暖化がこのまま進むとツンドラの永久凍土融けて、大量のメタンガスが地球を覆うという。地球温暖化係数の比では、同重量あたりのメタンは二酸化炭素の21倍もの温暖化の力を持つとされる。 以下は、─「アクティオ・ネット」メタンガスの温室効果はCO2の25倍 北極圏から大量に放出され温暖化を加速する ─ より引用。永久凍土は2年以上連続して凍結する土を意味する。そのほとんどは北極圏の地下に存在しており、厚さは200~800mある。 北極圏の20~30%は湖によって占められている。永久凍土が解けるとサーモカルストと呼ばれる地形を作り出す。サーモカルストは寒帯や亜寒帯で急速に拡大している。広範囲にわたる調査の結果、寒帯、亜寒帯、北極圏の湖からかなりの量のメタンが排出されていることが分かった。シベリアとアラスカのデータに基づく最近の研究では、北極圏に存在する湖は年間1500万~3500万tのメタンを排出しているという。もし永久凍土が急ピッチで解凍し、土の表層部分や湖の温度が上昇すれば、メタン排出の劇的な増加が起こる。これには少なくとも3つの異なったメカニズムが存在するらしい。 1、凍土解凍が深部にまで到達し、土が湿った状態になる。それが低酸素状態をもたらしメタンを発生する微生物を繁殖させる。 2、サーモカルスト湖の拡大や水温上昇が有機物の分解を促進し、メタンを発生する微生物の繁殖を助ける。 3、解凍がメタンの閉じこめられた氷の層(メタンハイドレート)に到達すると、この層が不安定化し、莫大な量のメタンが放出される。 最近の研究によると、これらの変化はすでに始まっていて、アラスカやカナダ、北部スカンジナビアでの調査では、地面が湿った状態の地域で永久凍土の周縁が解凍し、後退していることが分かった。これはその地域全体でのメタン排出増に結びつき、北部シベリアではサーモカルスト湖が数、面積ともに確実に増えているらしい。 地球規模の温暖化によってもたらされた永久凍土解凍によるメタン排出に加え、反射率の激減がこの地域の温暖化をさらに加速しているともいう。 かつては北極に降り注ぐ短波長太陽光の80%は氷の反射によって宇宙空間にはね返されていたが、今ではたったの20%に減少してしまったそうです。マンモスの死骸が大量に発見されたり、北極の氷がものすごい勢いで減少しているのも確かな事です。パンデミックな怖さは風邪のウィルスだけではなかったんですね。この目に見えないメタンの恐ろしさは、じわじわと忍び寄って「茹でカエル現象」のように徐々に影響をあたえるというところでしょう。
2009.06.06
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♪ スカートを穿く人減りてジェンダーの三角波が漂っている 最近は本当にスカートを穿く人が少なくなって、スラックス姿がやたら目につくようになりました。中高年の女性はほとんどがズボン姿で、スカートを穿く人は皆無と言ってもいいほどです。何故にこの様にスカートを穿く人が減っているのでしょうか。カミサン(自分もほとんど一年中スラックスで通している)に聞いてみたところ、なるほどと思う反面、残念だという思いもしています。つまり、スラックスの利点を挙げるとこういう事らしい。 1、ストッキングを履かなくて済む。 2、足が日に焼けない。 3、虫に刺されずにすむ。 4、毎日同じものを穿いていてもスカートほど気にならない。 5、コーディネートが楽である。 6、動作の制約が少ない。 7、立ち居振る舞いが楽。 8、安上がりである。ざっとこんな感じでしょうか。端的に行ってしまえば、つまり自由への開放ということでしょうか。「女らしさ」からの解放とも言えるでしょう。しかし、その根底に間違ったジェンダーフリーというものが有るかも知れない。中高年ともなればもう異性を意識する必要もなく、活動しやすいスラックスの方が確かに実用的で問題も起こりにくいのかも知れません。しかし、若い女性にはスラックスなど穿いてほしくはありません。スカートは女性を美しく見せるための様々な工夫と研究がなされ、流行と共に女性と社会を華やかに美しくしてきました。男と女の二種類しかいない(最近は第三勢力が増えてはいるが)のですから、両方がもっともっと違いを発揮して双方の魅力をお互いに刺激し合うほうがいいと思います。ウーマンリブ運動あたりから女性が男のために生きるのは嫌だと言い始め、ユニセックスとか言う言葉と共に男か女か分からないような時代になってしまいました。ジェンダーにも間違った思想が反映して異常な教育が小学校で行われています。被害妄想の女性たちが男女共同参画法によって「性別によって差別されたり、人権が侵害されたりすることのない社会を作ろう」というのは、全く逆の結果を招いています。「男らしさ」「女らしさ」は社会をより安定させるために醸成されたものであり、必要不可欠のものです。女性よ、世のため男のためにスカートを穿くことを放棄しないでおくれ。 お願い「日歌」が千首になった記念に「ベスト百」を皆さんに選んで頂いています。貴方もお好きな短歌を選んでくださいませんか?「自選三百首」の中から、気に入ったものがありましたら投票をお願いします。(何首でも結構です)番号をメールでお送りいただくか、コメント欄に書き込んで下さい。選ばれた「百首」は後日発表します。ご協力いただいた方に、「石に描いた梵字+言葉入りハガキ」のお好きなものを「2枚」差し上げます。─自選三百首─
2009.06.05
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♪ 決めつける事の出来ざる世になりぬ 椿姫彩菜や赤い金雀枝(えにしだ) 最近は、この花の色はこの色が当然だという風に思っていると、とんでもない間違いをする事があります。黄色い花が当然と思っていた「金雀枝(えにしだ)」に赤いのがあるということを知りませんでした。ちょっと異様な感じがしたのは、エニシダは黄色いものだという思いこみがあるためでしょう。初春に真っ先に黄色い花をつける「満作(マンサク)」にも赤いのが有ることも、つい先日知ったばかりです。白い「紫式部」も白い「百日紅(さるすべり)」もあるし、白花「蒲公英(タンポポ)」というのもあったりします。和名を「紫丁香花(むらさきはしどい)」という「リラ(ライラック)」も白花のが有りますね。どこまでが自然なもので、どこからが人が創った園芸品種なのか分かりません。何が本物なのかは別にして、これはこうだと決めつける事が出来ない時代のようです。椿姫彩菜が男子校出身の元は男だったと知った時も驚きでした。本家よりもそれらしい。彼女は他のニューハーフ(この呼び方も変ですが)と違い、男の片鱗を全く見せない。知らない人は、生まれつきの女性だと思っているでしょう。美人で知的で物静かですから、恋心を抱いたりする男子も当然いたでしょうね。男がどんどん男らしさを無くし、女がが女らしさを捨てて、女らしい元男が増えている。タイのチェンマイでは参加者全員「男」の美を競う、美を競うコンテストがあるし、フィリピンにもあるようです。これ全部男です。いや男だったというべきか・・バンコックでは「ミス・インターナショナル・クイーン――ニューハーフの美人コンテスト」なるものがあるようです(写真)。人類は今後はどうなっていくのでしょうか。絶滅危惧種の人類として、将来は滅亡する運命をたどるのでしょうか。いくら美しくなっても子供は産めないのですから、この種の異常な発展ぶりに将来がちょっと心配になって来ます。
2009.06.04
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♪ 重力の増したるごとく疲れればエタノールもて坂登らむと ここのところ忙しくて全く休みが取れない日が続いている。体は重力が倍増したかと思うほどに重くなり、ウォーキングに出る気力もない。こんな時はよく燃える燃料を補充してやるのが一番だ。焼酎というエタノール燃料は頗る燃焼効率がよく、すぐに威力を発揮する。エンジンの回転を上げてやれば、体は軽くなって気力も蘇るというもの。ハイオクを入れてやりたいところだが、レギュラーでも効果は同じ。三流の粗悪品で急場しのぎしている。ガソリン喰いのアメリカンドリームは遠い過去のものとなり、GMはついにガバメント・モーターズとなった。再生は至難の業で、オバマも頭が痛いことでしょう。稼ぎ頭が今や国家のお荷物となって、改革の足かせになっている。資本主義の国が民間会社を国有化し、共産主義の中国が民間会社を買収しようとするなど最近の国際情勢は混沌としてきた。価値観も仕組みも変わり、全く新しい時代の到来であることは間違いのないことでしょう。
2009.06.03
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♪小満の月の光に竹林は水を抱きて空に遊ばむ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼美しい上弦の月が、寝床からいい具合に見えています。日ごとに丸くなっていく月は竹林を照らし、竹は夜毎に節を伸ばす。どんどん水を吸い上げ、空に噴き上げる噴水のように・・・・・・。月は、幻影を生みだす魔力をもって妖しく輝いています。小満 = 二十四節気のひとつで5月21日頃からの10日間。 万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る(暦便覧)陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂るという意味。西日本でははしり梅雨が現れる頃 お願い「日歌」が千首になった記念に「ベスト百」を皆さんに選んで頂いています。貴方もお好きな短歌を選んでくださいませんか?「自選三百首」の中から、気に入ったものがありましたら投票をお願いします。(何首でも結構です)番号をメールでお送りいただくか、コメント欄に書き込んで下さい。選ばれた「百首」は後日発表します。ご協力いただいた方に、「石に描いた梵字+言葉入りハガキ」のお好きなものを「2枚」差し上げます。メールアドレスは一番下に書いてあります。自選三百首貴方にとって今日が佳き日でありますように。┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ランキングに参加しています。ぽちっと一押しお願いします。
2009.06.02
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♪頼りなき猫も素性を現して木登りなどすサボテンの花 ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼くねくねと纏わりついて離れないちょっと臆病の飼い猫「アンリ」が、最近やっと外へ出るようになった。余り遠くへは行かず家の前でうろうろしている。そんな奴が先日どこゾの猫に追いかけられて、必死で逃げてとっさにヒバの木に登った。暫く追手は下で待ち構えていたので、石を投げて追い返してやった。来たときはこんなだったそれ以来というもの、案外あいつにも横着なところがあるのか自分から木に登って遊んだりしている。登るのは簡単だが降りるのが一苦労。ずいぶん時間を掛けて下りてくる。 お願い「日歌」が千首になった記念に「ベスト百」を皆さんに選んで頂いています。貴方もお好きな短歌を選んでくださいませんか?下記の中から、気に入ったものがありましたら投票をお願いします。(何首でも結構です)番号をメールでお送りいただくか、コメント欄に書き込んで下さい。ご協力いただいた方に、「石に描いた梵字+言葉入りハガキ」のお好きなものを「2枚」差し上げます。メールアドレスは一番下に書いてあります。自選三百首選ばれた「百首」は後日発表します。貴方にとって今日が佳き日でありますように。┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ランキングに参加しています。ぽちっと一押しお願いします。
2009.06.01
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