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幸せ 南風一きみは現在の方が幸せ俺と一緒になっていたのよりずっと幸せそう思うのがきみの幸せそう思うのが俺の幸せ (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/31
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あの日のまま何一つ変わらない 南風一きみがいなくなって昨日と今日は変わらない何一つ変わらないだからきみは今日も居るプラットフォームの一番端っこに立っているきみ長い髪をしてスタイルの良かったきみあの日のままのきみが立つ俺が呼びかければ心の中をのぞき込むようにじっと見つめ返してきたきみきみがいなくなって電車に乗る術も忘れてしまった俺だけどレールを越えるたびプラットフォームの向こうにきみの姿を見ている (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/31
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いつまでもそんな心でいられたら 南風一 きみの笑顔を思い出してその昔「なぜ私なんかを?」と尋ねた日があったことを思い出したきみにだってそんな日があったんだよね二人がいつまでもそんな心でいられたら喧嘩別れするはずなかったよね (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/28
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シャコサボテンと 南風一猛暑が続いて水やりを忘れていたらシャコサボテンがすっかり元気を無くしていたこれはいかん早速バケツで水をやったが翌朝も蟹の爪はしなびたままだった3日くらい根気よく水をやったら4日目にようやく生気が戻ったようだったシャコサボテンが俺の庭で生きなきゃならない理由はない俺がシャコサボテンを育てなきゃならない理由もないシャコサボテンにも 俺にも何の理由はないけれど猛暑の続く21世紀初頭の夏を生きている (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/27
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今でも瞳の奥に 南風一きみと俺の交流は他人に見せびらかすことでも外を歩き回ることでようやく想いを確かめ合うようなものでもなかった誰にも知られる必要はなかったから気が向いたときの電話がすべてきみと俺の交流は話しているときが二人のすべてそれ以外に二人は存在しなかったから目をつぶれば今でも瞳の奥にきみが生きている (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/23
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夏の思い出 南風一大学一年の夏高校の旧友たちと海へ行ったJRに乗って駅から浜までタクシーに乗った高校時代から派手だった女の子は大学生になっても変わらないビキニ姿の素晴らしいプロポーションではしゃいでいた夜は飲み会に行ってディスコで踊った帰りは何とか終電に間に合ったけれどゲロを吐いて駅のベンチに寝転がっていたたまたま方向が同じだった旧友の一人が心配そうな顔つきで付き添ってくれたっけあれから暫く会っていないけれどみんな元気かな? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/19
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ばらばらになるまで 南風一好きだから会えない大切にしたいから会えないよく言えばそうなんだけど本音は是が非でもきみでなけりゃじゃなかった身体がばらばらになるまで抱きしめたいそれには何が不足してたのかな? 鉄分 ビタミン それとも (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/18
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いつでも夢を 南風一一週間を淡々と生きれば週末はすぐにやってくる一週間を淡々と生きれば月末はすぐにやってくる淡々と生きる細切れの時間に何を積み上げてゆこう?きみに会うことは叶わないけれど1年後のそう在りたい私10年後のそう在りたい私ときみそんなものに向かって走り続けたい(詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/17
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きみの希望 南風一毎日 通勤バスに乗ってきみの希望は何だったのだろう?素敵な男を見つけることそれが究極の夢だったのならきみは多分夢を叶えたのだろう俺の夢は学者になって尊敬されることそんな浅はかな夢だったから現実はそんなに甘くないとすぐに悟ったそれからきみの元へ舞い戻るにはちょっと時間が経ちすぎていたさあ出直そうと切り出せば分かり合えたのかも知れないきみは何を望んでいたのだろう?ことさら俺でなくてもよかったし今は今で満ち足りた暮らしを送っているのかも知れない (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/15
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虹 南風一スコールのような雨が上がって東の空に虹が出たまだほんの少し雨粒が漂う中西日に照らされて虹が懸かる子どもの頃虹の足に辿り着こうと一生懸命に走った記憶がある虹に向かって走ってゆけばきっと到達できると信じた川があって近くの水車小屋から虹は伸びているのかなと想像した久々に虹を眺めて虹の足下にやっぱり水辺の水車小屋を思い浮かべている私 (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/14
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きみのお姉さん 南風一朝 通勤の途上で見かける女性はもしかしてきみのお姉さんかも知れないと想像する何の根拠もないけれどきみに似ていないけれど似ているところがあるような気もするきみが同じくらいの年令だったらこんな風になっていたのかなと想像したりするけれどそれなら全然似ていないと思うその後 本当のきみはどんな姿になったのだろう?想像してみるけれど出会ったときのきみしか浮かばない本当のきみは どんな姿形かな?たった30年会わないくらいでそうそう変わるはずないよねきみは昔のままのきみ (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/13
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石 南風一炎天下の墓石の上を蟻が一匹名も無き蟻は暑さをものともせず生きているが墓石ほど頑丈でない人も自然の厳しさに抗って生きるが次々と死に絶えて墓石ほど頑丈ではない墓石は頑丈だが自然に抗って生きてゆく子孫が死に絶えたときただの石に帰る (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/12
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友だち 南風一小学生のとき友だちとふざけていて鼻血を出した特に友だちが殴ったわけではなかったがちょうど父兄参観の日だったので母がめざとく私の鼻血を見つけた友だちが特に悪かったわけではないのに母は勘違いしてその友だちを責めた友だちは神妙な顔つきをして頭を垂れていた私は母の後ろで友だちにすまない思いをさせたと反省していたまたある日の午後ちょうど学校から帰るときトイレの前で友人に出会った友人は挨拶代わりにふざけてトイレの下駄を蹴った悪気はなかったのだろうが下駄は私の顔面を直撃したらしく私はその場で卒倒してしまった(らしかった)気が付いたら保健室のベッドに横たわっていた頭がずきずき痛んだその後友人のお母さんに連れられて病院へ行ったあろうことか その二人の友人と私はそれ以来 以前にもまして仲良くなったのだった何が幸いするか分からない突然そんなことを思い出した (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/11
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お盆 南風一お盆に実家を訪ねるのは楽しみな反面気が進まない面もあるきみのことはすっかり忘れていたいのに昔通った道を通るときやっぱりきみのことを思い浮かべている自分がいるから子どもが成人する年令になって子どもと同じ年頃の恋人を思い浮かべる中年男って何なのかな?お互い分かり合えなかったし別れて良かったのかも知れないうまく行った方が良かったのかも知れないきみにそれっきり会ったことがないからどちらが良かったのか分からないけれど (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/10
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きみか未来か 南風一俺は思いつきでしかきみに電話しなかったからきみは自分が思いつきに過ぎないことを知っていただから積極的に出てくることもなかった俺がきみの立場におかれていたらやっぱり待つしかなかったかなきみと比べるような二者択一的な何かがあったわけじゃないしきみを好きには違いなかったけれど俺には追わなけりゃならない未来があった今ではそんなものは無くなってしまってきみも失ってしまったけれどね (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/09
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きみに出会えたこと 南風一一番悲しいことだけれど人生で一番嬉しいことそれはきみに出会えたこときみに出会って好きということを知ったそんな幸福はもしきみに出会えなかったら知らないままに生きていたのかも知れない (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/07
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夕闇迫るころ 南風一いつもはきみのことを忘れているのになぜだろう?夕闇迫るころ犬を連れて散歩する女性の肌の白さを目の当たりにしたり職場の仲間たちに違いない数人の中に若い女性の姿を見かけたりするときみのことを思い出してしまうのはなぜだろう?そんな姿のきみがもう何処にもいないことは分かっているのにね (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/06
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きみのことを恋しく思ったのは 南風一つい先日小学校に上がったと思っていたらすっかり色っぽくなった近所の娘さん道で もし挨拶されなかったら見過ごしてしまっていただろう小さな頃から知っているから特に驚くということはないもし見慣れていなかったらはっとすることもあったのかも知れない所詮きみのことを恋しく思ったのはきみを見慣れていなかったからに過ぎなかったのかも知れないね (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/05
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きみに会いたい 南風一本当にきみに会いたいと思うなら多分会える方法は幾らでもあるのだろうでも今は会えないきみに会いたいと思いつついつも会えないと思っているいつになったら会えるときが来るのだろう? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/05
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お盆 南風一お盆が近づくと魂は故郷を目指すのだろう小川の流れもこれといった作物はないけれど雑草が小ぎれいに片付けられた田畑も静かに同胞たちの帰りを待っている家を出て思い思いの土地で忙しく働く人たちも一番暑い季節にふっと故郷に思いを馳せるのだろう人はどんどん居なくなってゆくけれど里の煙は静かに田畑に棚引いている (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/04
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何のために出会って 南風一きみのことをよく知っていた訳じゃないそれなのに きみの何処に惹かれたのかな?唇?黒目がちの目?お澄まし顔?可愛いかったには違いないけれど取り立てて美人というわけじゃない抜群のプロポーションでもないそれなのに きみの何処に惹かれたのかな?快活そうな性格?俺とは正反対のお気楽性?水と油のような性格だったから惹かれるってこともあっただろうだけどきみも俺も分かり合えなかったねきみも俺も喧嘩するために出会った訳じゃなかったのにね (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/04
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さよなら 南風一俺は道徳家でも何でもなかったからきみに説教めいたことを言うつもりは毛頭なかったきみを好きになってそしてきみから離れてゆくそれは俺の意志だった意志でもどうにもならないことがあることは知っているそこは歯を食いしばって耐えるきみのことを忘れるためにできそうなことは何でもするさそうやって忘れなければならないことだってあるんだよ俺との音信がすっきり途絶えたとき「ああこれで良かった」と思えたらきみの勝ち「なんか分からないけれど向こうから去っていった」と思えたらきみの勝ち「嘘!そんなはずないわ」と叫んだら俺の勝ち「やせ我慢して」とため息付いたら 半々かな (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/04
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青春の1コマ 南風一 大学1年になったばかりの学園祭模擬店をすっぽかして800キロ離れた彼女の住む街へ向かって夜行列車に飛び乗った東海道は想像していたより長かった眠い目をこすりながら外が白むころようやく彼女が住む街に辿り着いたその頃 土曜日はまだ学校があって彼女は突然の珍客に不機嫌そうな顔をしていた半日駅舎で時間をつぶして14時過ぎにようやく彼女が現れた彼女は相変わらず口をとんがらせていたまさか突然俺がやってくるとは想像もしていなかったらしい友だちとの約束もすっぽかして来たらしいそれから4時間ほどかな二人で何を話したのだろう?「そろそろ帰らないと」彼女はそう言い残してそそくさと帰っていった俺はそれから最終の新幹線に乗ってようやく新宿に辿り着いたときは すでに終電は出た後だったなけなしのお金を叩いて そんなに急ぐ必要はなかったのにタクシーで下宿まで帰った徒労の一日よくあんな元気があったものだと懐かしく思い出す青春の1コマ (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/03
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問診 南風一人間ドックに行って来た診察の前に問診ということで若い看護師と個室で向かい合った看護師は質問用紙に従って質問をしてくるちょうど斜めに相対する格好だったので看護師の胸の盛り上がりがまともに見えたまだ25、6才だろうか顔はピンクがかった白い肌胸元から白衣の下に隠れた肌の白さが想像できた目を逸らしたりしながら看護師の問診に答えているうちに下半身のものがむくむく盛り上がってきた看護師に気付かれないように何食わぬ顔をして返事をしていたが看護師の方もそれに気付いたのか何やら顔がぽおーっと赤くなった私は返事もいい加減に切り上げてそそくさと部屋を出た帰りに内科医師の総合所見があった問診の看護師も立ち会っていてやっぱり顔を赤くしていた (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/02
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ONE DAY 南風一カレンダーの一日は365分の1の 取るに足りない一日でも生きている一日は長いねこれを明日も明後日も続けなけりゃならないなかなか生きるのは大変だと思うけれど気が付いたら1カ月が過ぎている一日と1カ月どちらが長いのかな? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ
2007/08/01
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